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検索結果 604 件

  • 下水道管渠メンテナンス実態の俯瞰的把握 - 全国自治体の類型化と比較分析 -

    荒川 雄介, 家田 仁 インフラメンテナンス実践研究論文集 3 (1), 136-144, 2024

    <p> 戦後急速に整備が進められた下水道施設(とりわけ40万km以上にも及ぶ管渠)は,今後急速に老朽化が進むことが懸念されるが,人口減少も進む中で下水道を整備・管理する自治体の置かれた状況(人員・技術・予算など)は一般的に極めて厳しい.また,その運用が自治体の采配に委ねられてきたこともあって,下水道管理の状況は財政面のみならず技術的側面も含めて自治体によってまちまちでもある.そこで本研究では,下…

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  • 魚の遡上を誘発させる階段式魚道における気泡の発生位置

    鬼束 幸樹, 廣中 雄太 土木学会論文集 80 (16), n/a-, 2024

    <p> 魚の遡上が困難なダムや堰には魚道を設置することが望ましい.魚が魚道を遡上する条件として,魚道入り口への集魚および魚道内で滞留あるいは降下せずに速やかに通過することが求められる.一般に,魚は気泡を忌避するが,本研究ではこの特性を利用して魚道に侵入した魚を遡上に誘発させる条件を模索した.階段式魚道内で気泡の発生位置を変化させるとともに,気泡発生量を0~10×10<sup>-3</sup>m<…

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  • 下水処理による一酸化二窒素排出量の実態把握に向けた連続モニタリングの活用可能性

    石井 淑大, 安倉 直希, 細田 耕, 重村 浩之 下水道協会誌 60 (733), 140-148, 2023-11-01

    <p> 水処理により排出される一酸化二窒素(N<sub>2</sub>O)は,下水道事業全体から排出される温室効果ガスの約8%を占めているが,排出状況の実態把握や排出抑制の手法提案が進んでいない。N<sub>2</sub>Oの排出量は時間や季節,さらには反応槽の場所によって大きく変動し,気体採取による調査にはコストや人手が多くかかることが課題である。本研究では,より簡便に,詳細に且つ長期間のN<…

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  • 都市機能誘導区域への誘導施設の立地に関する研究

    西川 杏紗菜, 岡井 有佳, 酒本 恭聖 日本都市計画学会関西支部研究発表会講演概要集 21 (0), 61-64, 2023-07-29

    立地適正化計画は、市街地の空洞化の抑制と都市機能の集約を目的としており、都市機能誘導区域外への建築・開発行為に対しては届出・勧告のルールを設けている。しかし、実際は都市機能誘導区域内に誘導施設の立地が進んでいるとは言い難い。 本研究では、誘導施設の立地状況と都市機能誘導区域外に建築された誘導施設に対する届出・勧告制度の運用実態を明らかにする。結果、都市機能誘導区域内に建築された誘導施設の大部分は…

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  • LC-MSを用いた界面活性剤定性分析法の検討

    細田 耕, 大原 丈幸, 勢川 利治 下水道協会誌 60 (729), 102-110, 2023-07-10

    <p> 下水処理場に高濃度の界面活性剤の流入が起こった場合に,その原因物質を特定することを目的に,LC-MSによる界面活性剤の定性分析法の検討を行った。13種類の界面活性剤に対しスキャンモード分析を行い,それぞれの物質のピークについて,保持時間とm/zを特定した。さらに,市販されている洗剤やシャンプー等13種類の製品について同様の分析を行い,界面活性剤の同定の可否を検討した。その結果,成分表に記…

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  • 東京都品川区の手押しポンプ付きの井戸

    地学雑誌 132 (2), Cover02_01-Cover02_02, 2023-04-25

    ...</p><p>(撮影:伊東優希;説明:李 盛源)</p><p><b>注</b></p><p>1) 東京都下水道局下水道100%普及達成年次表</p><p> https://www.gesui.metro.tokyo.lg.jp/living/a2/spread/tasseinennzi/index.html [Cited 2023/1/28].</p>...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 上下水道事業における電気技術の役割

    大森 由明, 野澤 光徳, 熊谷 治彦 電気学会誌 143 (3), 130-131, 2023-03-01

    <p>1.はじめに</p><p>1.1 近代上下水道の始まり</p><p>上下水道整備の本来の目的は,衛生環境の改善である。江戸末期から日本は横浜や函館,神戸などを開港して海外と交流を始めた。これらの都市や東京など大都市では人口増加によるし尿処理の不備や井戸水の汚染などにより,明治初期には毎年のようにコレラや腸チフス,赤痢などの疫</p>

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  • 多機能型マンホール蓋の下水道雨天時浸入水対策への活用

    武藤 真, 和田 淳, 後藤 裕之, 山下 紀史, 神山 守 下水道協会誌 60 (725), 100-107, 2023-03-01

    ...そこで,東京都下水道局と民間企業の共同研究により開発した「多機能型マンホール蓋」を活用し,雨天時浸入水の調査を行った。多機能型マンホール蓋は通信機能等を備えた特徴を有しており,令和3年の降雨実績をもとに調査を実施したところ,雨天時浸入水の割合が多い排水区域等の抽出を行い,雨天時浸入水に対する効果的な対応が可能となった。</p>...

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  • 水道水中農薬のGC/MSスクリーニング分析におけるクロマトグラム解析の誤差要因の分析

    小林 憲弘, 土屋 裕子, 高木 総吉, 吉田 仁, 大窪 かおり, 北原 健一, 坂本 晃子, 木下 輝昭, 仲野 富美, 橋本 博之, 古川 浩司, 粕谷 智浩, 岩間 紀知, 平林 達也, 小嶋 隼, 林 幸範, 古口 健太郎, 五十嵐 良明 環境化学 33 (0), 26-40, 2023

    <p>In order to adopt "screening analysis" in drinking water quality testing, which performs qualitative and quantitative analysis based on information registered in a database without measuring …

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  • 衛星画像を活用したAI漏水調査について

    岡田 俊樹 AI・データサイエンス論文集 4 (L1), 23-26, 2023

    <p>豊田市では年間約40kmの水道管路を入れ替えていますが,効率的かつ効果的な管路更新が喫緊の課題でした.そのため,令和2年度に水道管路の更新の優先順位づけを目的に,AI劣化予測診断ツールを導入しました.ただし,山間地域では漏水修繕箇所のデータが少なかったため,診断ツールの精度への影響が懸念されました.そこで,2週間で漏水可能性区域(直径200m)を判定可能とするイスラエルの技術を採用しました…

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  • 4種類の下水処理方式における一酸化二窒素排出量の時空間変動

    石井 淑大, 安倉 直希, 細田 耕, 生野 愛, 井澤 琢磨, 松橋 学, 重村 浩之 土木学会論文集 79 (25), n/a-, 2023

    <p> 本研究では,窒素の流入負荷が小さく,硝化促進運転を実施している下水処理場の4種類の処理系列において,一酸化二窒素(N<sub>2</sub>O)排出量の実態調査を行った.その結果,当該処理場のN<sub>2</sub>O排出量は,現行のN<sub>2</sub>O排出係数を用いて算出した結果と比較して約75%小さい値であると推定された.N<sub>2</sub>O排出量は冬期に高い傾向が…

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  • 利根川・荒川水系における原虫類の汚染実態調査

    渡辺 崇一, 沼田 康子, 野中 貴子, 川島 考二, 角田 由実子, 松島 有希子, 佐藤 啓貴, 安田 英幸, 髙橋 真紀, 金見 拓 水道協会雑誌 91 (9), 26-36, 2022-09-01

    利根川・荒川水系水道事業者連絡協議会では、原虫類(クリプトスポリジウム及びジアルジア)の汚染 実態を把握するため、利根川、江戸川、荒川、渡良瀬川及び鬼怒川の5流域(支川を含む)を対象に、平成12年 度から令和2年度までの冬季(11月と2月)に共同調査を行ってきた。全期間を通じて、本川での原虫類の平均 検出数は概ね2個/10L …

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  • 舗装工事での乳剤不足が通報で発覚

    日経コンストラクション = Nikkei construction (786) 28-, 2022-09

    ...不正 名古屋市上下水道局が発注した道路舗装の復旧工事で、元現場関係者の通報によってアスファルト乳剤の散布不足が発覚した。施工者は、散布不足を認めた2カ所で2022年7月末までに再施工を終えた(資料1)。 施工不良が発覚したのは、瑞穂区内で実施した水…...

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  • 横須賀市における配水池の新たな災害時貯水方式

    青田 麻未 水道協会雑誌 91 (7), 2-8, 2022-07-01

    経年劣化が進行している配水池において、狭小用地という制約の中で、配水池の延命化と、流出遮断機 能を付加し応急給水拠点を整備することを目的に改良工事を実施した。工事にあたっては、既設配水池の断水に 使用した仮設配水池を、改良工事後にそのまま本設転用することで2池化を図り、双方の配水池を利用した新た …

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  • 水道工事の薬注で送電管破損、7万戸停電

    日経コンストラクション = Nikkei construction (783) 24-, 2022-06

    ...トラブル 川崎市などで2022年5月13日夜に発生した大規模な停電は、同市上下水道局が発注した水道管の補強工事で地中の送電管を破損したのが原因だと分かった。施工者の真成開発(川崎市)は、工事現場に東京電力の送電管があることを認識しながら、正確な位置…...

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  • 人孔劣化による耐荷性能評価等を踏まえた人孔更生工法の本格導入

    加藤 聡, 伊藤 忠司, 内田 博之, 神山 守, 武藤 真 下水道協会誌 59 (715), 90-100, 2022-05-01

    <p> 下水道環境は化学的侵食が厳しいことから,コンクリート構造物である管路施設は腐食等の構造劣化が進行しやすい。東京都区部の老朽化人孔の調査では,法定耐用年数を超過する人孔において,硫酸等による腐食に伴うコンクリートかぶり損失など,一定程度の劣化が確認された。法定耐用年数を超過する人孔の多くは都型人孔であり,現行の標準人孔と違い,異なる部材を組み合わせた構造となっており,腐食による劣化の影響に…

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  • 耐スリップ性能向上マンホール蓋の開発

    梅﨑 龍典, 伊藤 忠司, 井上 亮, 和田 淳, 武藤 真, 神山 守 下水道協会誌 59 (714), 124-133, 2022-04-01

    ...<p> 東京都下水道局では,平成29年度より耐スリップ性能向上マンホール蓋の開発に着手した。マンホール蓋のすべり抵抗性能に関する法令上の規定がなかったため,既存の道路舗装や建築床のすべり抵抗の評価に用いる試験を参考に独自にすべり抵抗指標を設定した。...

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  • UAV写真測量による河道内樹木高の簡易計測と混合砂礫置き土流送予測への活用

    和田 孝志, 上田 昭文, 梶川 勇樹, 三輪 浩, 今津 勉 河川技術論文集 28 (0), 295-300, 2022

    <p>本研究では,河道内樹木管理と置き土事業の併用方策の検討に資するため,UAV写真測量による河道内樹木高の簡易計測を組み入れた混合砂礫置き土の流送予測手法を提案する.提案手法では,UAV写真測量で得られた表層高分布(DSM)と,同じ範囲の地盤高分布(DEM)との差分から樹木高分布を作成し,樹木高分布に基づく合成粗度係数を平面2次元河床変動計算に導入した.提案手法を用いて,鳥取県日野川での樹木伐…

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  • 紫外部吸光度連続自動測定器に基づく消毒副生成物濃度予測モデルを活用した水道用薬品費削減についての検討

    高橋 威一郎, 宮丸 諒平, 熊埜御堂 剛, 馬見塚 守, 荒金 浩司, 若杉 明弘 水道協会雑誌 90 (12), 2-11, 2021-12-01

    大分市での消毒副生成物(DBPs)高値化に影響する溶存態有機物は、大分川流域の山林や水田に起因することが示唆された。DBPs濃度の重回帰分析ではE260の強い影響が認められ、この点を検討して沪過水UV値に基づく管末給水栓トリクロロ酢酸濃度の予測モデルを高い適合度で作成できた。浄水処理での沪過水UV値低減条件を検討し、酸剤の優先使用は当市では薬品費高騰に繋がる可能性や、凝集剤の20mg/L過剰注入…

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  • 小規模下水処理場放流水の塩素抵抗性原虫調査

    井上 亘, 荻田 堅一, 藤瀬 大輝, 橋本 温, 泉山 信司 水道協会雑誌 90 (11), 23-27, 2021-11-01

    小規模下水道の放流水から、塩素抵抗性原虫の調査を行った。兵庫県内22カ所から137試料の下水を採取し、顕微鏡検査によりクリプトスポリジウム及びジアルジアを検出した。下水は家畜の影響を受けない農村地域及び住宅街を中心に選択し、2018年から2019年の間に実施した。下水からクリプトスポリジウムが検出されたエリアは井戸から塩素消毒だけで給水している地域であった。ジアルジアでは検出が多く、浄水場との関…

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  • 裾花ダム湖において発生したかび臭産生藍藻類の休眠細胞に着目した考察

    矢島 悠一, 荒木 紀人, 久保宮 敬幸, 西澤 元樹, 小野 篤男, 西村 修 水道協会雑誌 90 (10), 3-10, 2021-10-01

    長野市裾花ダム湖においてかび臭産生藍藻類のAnabaena属(Dolicospermum属)が大発生し、水道水源にかび臭が産生された。発生原因についてAnabaena属休眠細胞に着目した調査を行った。ダム湖底泥からの休眠細胞発芽実験を行い、水温とAnabaena属群体数の鉛直分布について現場データを分析した。その結果、アオコ発生の前年に行われた浚渫によって、休眠細胞が底質の表層に堆積し、水温上昇…

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  • 下水汚泥の分離処理システムによるリン回収の取組み

    曽根 啓一, 岩佐 行利, 武藤 真, 藤江 正樹, 加藤 裕之 下水道協会誌 58 (707), 77-85, 2021-09-01

    <p> 下水からのリンの回収と資源化は従来から様々な取り組みが試みられている。例えば,下水からは凝集沈殿法,晶析法,選択的イオン吸着法,汚泥からはMAP法,HAP法,灰アルカリ抽出法などが一部で実施されている。しかしながら,これらのリン回収技術はコスト,操作性,回収率,製品化への品質要求等の課題が多く,広く採用されるには至っていない。一方,ここ数年,汚泥中のリン濃度は下水の高度処理化が進むに連れ…

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  • 非イオン界面活性剤の分析条件の改善

    熊田 翔史, 松本 耕太郎, 江原 和宏, 宮川 修 水道協会雑誌 90 (9), 13-18, 2021-09-01

    水道水の非イオン界面活性剤の分析について、検量線の直線性が安定しない及び回収率が低下するという課題があった。そこで、公定法の範囲内で試料容器、固相カラムの乾燥、溶出及び錯化の条件を工夫することで改善できるか検討した。改善した分析条件は、検量線の直線性が良好であり、従来の分析条件と比べて回収率が増加し、バラツキが減少した。本条件は、水道水質検査における妥当性評価ガイドラインに基づく検量線及び添加試…

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  • 浄水処理対応困難物質の業種別検出状況

    細田 耕, 勢川 利治 水道協会雑誌 90 (8), 16-21, 2021-08-01

    事業場排水について浄水処理対応困難物質に関する調査を行い、検出状況を業種ごとに分類した。トリメチルアミン及び1,3,5- トリヒドロキシベンゼンは、病院など医療関係の事業場から検出されることが多かった。臭化物イオンは、繊維工業、化学工業、非鉄製造業、金属製品製造業、学術・開発研究機関及び洗濯・理容・美容・浴場業からの検出が顕著であった。特に、洗濯業では検出される頻度が高く、検出濃度も高かった。こ…

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  • 東京都における下水中の新型コロナウイルスRNAの検出及び感染性に関する調査

    樫原 慎久, 森田 健史, 山田 欣司, 神山 守, 長島 真美, 千葉 隆司, 貞升 健志 下水道協会誌 58 (705), 119-125, 2021-07-01

    <p> 下水から新型コロナウイルスのRNAを検出した事例は数多く報告されているが,その感染性に関する調査はほとんど報告されていない。そのため,東京都では,感染拡大の第2波である2020年6月末から8月末にかけて,処理区域内において感染者が多いと推定される2か所の水再生センターで流入下水及び放流水を採取し,新型コロナウイルスに関してリアルタイムRT-PCR法によるRNAの存在の有無及びウイルス培養…

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  • 下水処理場の季節別運転管理中におけるノリ養殖海域の栄養塩及び塩分の現地調査

    不動寺 正臣, 松尾 保成, 花島 勲, 三島 悠一郎 下水道協会誌 58 (705), 126-135, 2021-07-01

    <p> 下水浄化センターの季節別運転管理におけるノリ養殖海域への栄養塩及び塩分について,基礎的知見を得るために,放流先の河川,近接する河川及び下流海域において水質調査を行った。硝化抑制運転を行う10~3月において,ノリ養殖海域でのアンモニア性窒素の濃度上昇が確認され,特に下水浄化センターから約9km下流までの澪筋に沿ったノリ養殖海域に多くの栄養塩が供給されていた。10~3月における硝化抑制運転は…

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  • 下水道管渠内に暴露された鋳鉄の腐食特性

    宮田 義一, 杉 伸太郎, 萩原 徹, 工藤 祥子, 篠原 正 下水道協会誌 58 (703), 100-109, 2021-05-01

    <p> 人孔蓋の素材は鋳鉄であり腐食によって劣化することは知られているが,下水道環境における腐食特性は明確ではなかった.本研究では長期間の暴露試験により鋳鉄の腐食量の時間変化を調べて,その腐食特性について報告するものである.</p><p> 硫化水素濃度の異なる12ヵ所の人孔内に鋳鉄の試験片を3年間暴露して質量減少量から腐食速度を求めた.さらに人孔内の結露水のpHを測定した.</p><p> …

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  • 形態学的特徴と遺伝子解析に基づく全国水道水源でのカビ臭原因物質産生藍藻類の存在調査

    江﨑 敦, 浅田 安廣, 藤本 尚志, 早坂 泰彦, 鈴木 孝俊, 山田 晃平, 秋葉 道宏 水道協会雑誌 90 (5), 2-12, 2021-05-01

    日本全国でカビ臭が発生した水源を対象として、形態学的特徴と遺伝子解析の両面から原因藍藻類の存在実態調査を行った。全21水源中15水源からはジェオスミン産生株としてAphanizomenon 属、Dolichospermum 属、Phormidium 属、2-MIB 産生株として、Microcoleus 属、Phormidium 属、Planktothricoides …

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  • 堤体PSアンカーによる千本ダムの耐震補強に関する静的解析

    川崎 秀明, 岩田 直樹, 菅 輝夫, 福本 英生 ダム工学 31 (1), 17-26, 2021-03-15

    <p>千本ダムでは,河川管理施設等構造令に基づく耐震安定性を満足するためにPSアンカー補強が実施された。本研究では,FEM解析による千本ダムのPSアンカー補強検討事例をもとに,岩盤剛性,アンカー定着位置やアンカータイプ,ダム高等の違いによりダムに発生する応力がどのように異なるかを解析的に検討した。この結果,ダム底面の垂直応力は,岩盤剛性が大きいと上流端に引張が発生しやすくなるが,定着位置やアンカ…

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  • 滞納下水道使用料の徴収実務

    矢野 雄一郎 下水道協会誌 58 (700), 103-110, 2021-02-01

    <p> 堺市では,平成28年度から,滞納となった下水道使用料の徴収厳格化による収納率の向上の取組みを行っている.水道料金と下水道使用料とを併せて徴収する同時徴収の下において,下水道使用料の滞納を解消する事実上最も効果的な手段となっているのは,水道料金の滞納を理由とする給水の停止である.そこで,本市ではまず給水停止を強化する取組みを行った.次に,給水契約終了後は給水停止を行うことができないため,こ…

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  • 水質改善と省エネルギーの両立を目的としたリアルタイム硝化脱窒制御技術の開発

    宮岡 武志, 有野 貴, 湯田 恵, 宮原 盛雄, 中田 昌幸, 豊岡 和宏, 渡辺 志津男 下水道協会誌 58 (700), 94-102, 2021-02-01

    <p> 既報により,リアルタイム硝化制御(RNC)または回路別送風制御システムを導入することにより,水質を維持しながら送気倍率を削減できる旨を報告している.今回報告するリアルタイム硝化脱窒制御(RNDC)は,水質改善と送風量の最適化を図ることを目的に,RNCに脱窒機能を追加するとともに,回路別送風制御システムを組み合わせた技術である.その制御は,反応タンクの流入水質の連続測定により流入窒素負荷量…

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  • クロスロードゲームにおけるジレンマの構造と共有過程に関する研究

    田中 尚人, 竹長 健斗 土木学会論文集D3(土木計画学) 76 (5), I_173-I_183, 2021

    <p>平時から防災意識を醸成するためや未災地に災害の教訓を伝えるために,災害時に被災者が抱えたジレンマを共有することが有効である.クロスロードゲームは,災害時に個人が経験したジレンマを追体験するだけでなく,そのジレンマを共有し継承していく機能もある.本研究の目的は,防災学習教材である「クロスロード」を通じて,被災者が体験したジレンマの構造とその共有過程を明らかにすることである.具体的には,熊本地…

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  • 京都市の下水処理放流水の消毒副生成物特性

    細田 耕, 勢川 利治 水環境学会誌 44 (4), 103-114, 2021

    <p>京都市の下水処理放流水は, 塩素またはオゾンによる消毒を行い, 河川に放流している。この放流水について, 消毒副生成物及び塩素による消毒副生成物生成能に関する調査を行った。いずれの放流水も, 消毒副生成物生成能に特徴があり, それらは流入下水の水質に依存していると考えられる。オゾン処理により, クロロホルム生成能などは減少したが, …

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献17件

  • ラフィド藻類の塩素処理による給水トリクロロ酢酸濃度の上昇及びその原因調査

    横井 貴大, 荻野 賢治, 細田 耕, 舩岡 英彰, 小倉 明生 水道協会雑誌 90 (1), 13-20, 2021-01-01

    トリクロロ酢酸(TCAA)は、有機物が塩素処理されることで生成する消毒副生成物であり、2015年には水道水質基準値が0.03mg/L に改正され、より一層の管理が求められている。京都市では2013年に、給水TCAAが0.019mg/L と過去最大値を記録したが、同時期の原水ではラフィド藻類が初めて観察されており、その消長は給水TCAA …

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  • 令和元年佐賀豪雨と将来豪雨による嘉瀬川流域の浸水被害と治水適応策の検討

    阪本 こなん, 押川 英夫, 永溝 大河, 田井 明, 小松 利光 土木学会論文集B1(水工学) 77 (2), I_469-I_474, 2021

    <p> 本研究では,令和元年佐賀豪雨と将来起こり得る極端豪雨に対し,嘉瀬川流域の市街地の浸水被害特性と既存のインフラ施設を有効利用する温暖化適応策について検討した.対象とする豪雨イベントとしては,顕著な浸水被害が見られた令和元年8月の佐賀豪雨とd2PDFから抽出された嘉瀬川流域の48時間降水量674mm(リターンピリオド470年)を用いた.d2PDFによる極端豪雨に対し,流域治水の一環として嘉瀬…

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  • 京都市山間地域の水道施設における長期にわたる停電被害とその対策

    吉田 千廣, 浅井 憲和, 坂上 幸司, 藤井 啓祐 水道協会雑誌 89 (12), 29-37, 2020-12-01

    平成30年9月4日に関西地方を直撃した台風第21号は、各地に大きな被害をもたらした。京都市の水道施設においては、直接的な被害はほとんどなかったが、山間地域では全ての給水区域で浄水場とそれに付随する増圧施設等が停電し、電力会社による復電までに最長で11日を要したため、仮設発電機等により対応したが、一部の地域で断水が発生した。今回の台風は、山間地域全体で倒木による道路寸断等の被害が大きく、仮設発電機…

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  • 浄水中のトリハロメタン最大生成能評価手法の検討及びそれを用いた川崎市長沢浄水場での調査

    仲田 義信, 阿部 晃文, 柏木 勉, 古口 健太郎, 川又 由仁, 今村 則子 水道協会雑誌 89 (9), 12-23, 2020-09-01

    水道水は使用条件によってトリハロメタン濃度が増加するため、最大生成能を評価する手法が必要と考えた。そこで、トリハロメタンの生成速度が温度上昇に伴い増加することに着目し、浄水を密閉容器で加熱して最大濃度(THMmax)を評価する試験法を検討した。本試験法で得られるTHMmax は、pH、水温及び滞留時間の影響を受けず、水質管理の指標として有効と考えられた。川崎市長沢浄水場で実態調査を行った結果、T…

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  • 新たな反応タンク風量制御システムの開発

    岸本 長, 並木 圭治, 豊岡 和宏, 宮原 盛雄, 中田 昌幸, 杉山 聡, 中町 友則, 渡辺 志津男 下水道協会誌 57 (692), 64-72, 2020-06-01

    <p> 活性汚泥法は,反応タンク内の活性汚泥に空気を送ることで従属栄養細菌等による有機物代謝や硝化細菌によるアンモニアの硝化などで汚水を処理する優れた汚水処理方法であるが,送風機は下水道施設における消費電力の約2割から3割前後を占める.このため,良好な水質を維持しつつ,地球温暖化ガス排出量と電力コストを削減するため,様々な高度処理法等が開発・導入されている.しかしながら,水処理の現場では,水処理…

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  • 給配水情報管理システムを活用した漏水調査の効率化

    酒井 良, 奥野 浩史 水道協会雑誌 89 (5), 2-8, 2020-05-01

    給配水情報管理システム(業務で使われる情報と地理情報を関連付けるシステム)の機能の一つとして、漏水調査機器との連携機能がある。本市では、市内約2,200km ある小口径管路を約4km に区分した漏水調査区画を562区画設定し、その区画毎の地下漏水調査を継続的に実施することで漏水事故を防ぎ、漏水の早期発見に努めている。現在の調査手法としては、業務委託で測定した漏水調査の音圧データ等を給配水情報管理…

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  • SPME-GC-MS/MS、LC-MS/MS を用いた農薬類の迅速な一斉分析法の開発

    腰塚 昭春, 島田 祐介, 田中 武志, 栗田 翔, 橘高 雷太, 市川 豊, 吉澤 健一, 宮川 修 水道協会雑誌 89 (4), 2-13, 2020-04-01

    水質管理目標設定項目である農薬類は物質の特性により検査方法が異なるうえ、複雑な前処理が必要な検査方法もあるため、検査結果が得られるまでに長時間を要し、水質事故時の迅速な対応に支障をきたす恐れがあった。本研究では、固相マイクロ抽出-ガスクロマトグラフ質量分析計(SPME-GC-MS/MS)と液体クロマトグラフ質量分析計(LC-MS/MS)の2種類の分析機器を用いて前処理を簡略、自動化し、水質事故に…

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  • キャピラリーバリア型覆土の限界長最大化に適した細粒な土に関する一考察

    小林 薫, 松元 和伸, 鈴木 明日香, 森井 俊広 土木学会論文集C(地圏工学) 76 (2), 215-220, 2020

    <p> 廃棄物最終処分場の閉鎖時の降雨浸透制御を図るための通気性の良い覆土の1つとして,自然材料で構成されるキャピラリーバリア型(以下,CB型と記す)覆土がある.CB型覆土の施工実績は比較的少なく,CB型覆土を構成する相対的に細粒な土とその下部の相対的に粗粒な土に適した土質物性(透水性,保水性)は十分明らかにされていない.特に,相対的に細粒な土は,CB型覆土の限界長に及ぼす影響が大きく,CB型覆…

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  • 2007年-2017年の琵琶湖南湖における,溶存態かび臭物質2-メチルイソボルネオールの発生機構

    横井 貴大, 野口 暁生, 古田 世子, 池田 将平, 一瀬 諭, 竹本 邦子, 勢川 利治, 小倉 明生 日本水処理生物学会誌 56 (3), 47-55, 2020

    <p> かび臭は水道水のおいしさに関わる重要な問題であり,かび臭原因物質の1つである2-メチルイソボルネオール(2-MIB)については,2004年に水質基準に設定された。琵琶湖南湖を水源とする京都市蹴上浄水場の着水では,1988年-1994年にかけて,5月-6月に<i>Phormidium tenue</i>による2-MIB,9月-10月には<i>Oscillatoria …

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  • F10Tを用いた高力ボルト摩擦接合継手におけるナット回転角法の適用の検討

    白旗 弘実, 南 邦明, 藤野 大地, 宮井 大輔, 矢野 将太, 横田 渉 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 76 (1), 1-14, 2020

    <p> 本論文は,F10Tを用いナット回転角法でボルト締付けを行った高力ボルト摩擦接合接手に関する実験的研究である.本研究では,無機ジンクリッチペイントを施した同継手のナット回転角法の適用に向けた基礎データを取得することを目的として,まず,一次締めに関して,スナッグタイト(人力で力いっぱいでのボルト締付け)の適用性を調べた.次に,ボルト径およびボルト長をパラメータとした導入軸力試験およびリラクセ…

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