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検索結果 11 件

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  • 広東語の「變音」をめぐる形態要因と構造分析

    ジョン アルデレティ, クィーニー チャン, 田中 伸一 言語研究 161 (0), 139-169, 2022

    ...<p>広東語には,語がもともと持ついくつかの音調のタイプが,ある種の派生環境において高音調HHまたは上昇調MHに中和されるという現象がある。これは形態要因による過程であり,「變音」(changed tone)と呼ばれる。この論文では「變音」をめぐる形態現象について包括的な分析を展開し,この音調変化の現象が個別言語的な要因と普遍的な音韻制約のもとで「音調接辞の付加」により実現されることを示す。...

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  • 南琉球宮古語池間方言・多良間方言の韻律構造

    五十嵐 陽介 言語研究 150 (0), 33-57, 2016

    ...両方言のアクセント型の区別は広範な環境で中和する。また両方言は,日本語諸方言と比較して複雑なアクセント型の実現規則を有する。本稿は,両方言の韻律構造を記述するためには,2モーラ以上の語根および接語が写像される韻律範疇である韻律語を仮定しなければならないことを示す。また本稿は,韻律範疇を扱う理論的研究の知見を踏まえながら,問題の韻律範疇に韻律語の地位を与えることの妥当性に関する予備的な議論を行う。...

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  • 韓国語慶尚南道方言の漢字語アクセント

    伊藤 智ゆき 言語研究 145 (0), 61-96, 2014

    ...全体として,慶尚南道方言の漢字語は原則的に,歴史的に見て期待されるアクセントクラスで現れるが,(1)デフォルトアクセントに多くの語を引き寄せる,単純な異なり頻度の影響,(2)単独形(後続の助詞等を伴わない形)におけるアクセント対立の中和による,アクセント情報の曖昧化,(3)漢字語において高い異なり頻度で観察される,分節音-音調の相関パターンに基づく局所的一般化,(4)音声学的に自然な分節音と音調との...

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  • 水海道方言における硬化交替

    佐々木 冠 言語研究 134 (0), 85-118, 2008

    ...この硬化交替は,四つの音韻プロセス(連濁,p→h,持続性中和,子音の無声化)の不透明な相互作用によって生じる現象である。子音の無声化は連濁とp→hに対して逆投与の関係にあり,持続性中和に対して逆奪取の関係にある。硬化の背後にある音韻的不透明性は古典的な最適性理論では適切な分析ができない。...

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  • 素性階層理論と音声素性―日本語の有声化とコーダ鼻音化についての試み―

    黒田 成幸 言語研究 129 (0), 91-134, 2006

    ...<p>日本語の有声同化及びそれに関連する有声コーダ鼻音化の現象を説明する企てを通して,空力素性階層理論の修正を提案し,それを通じて素性階層理論と音声素性との関係について注意する.まず,有声同化現象を説明するのに,素性階層理論では,有声無声の別に対応する節点をたてず,それに代えて「清濁」の別に対応する節点をたて,流音・半母音は清,鼻音は濁とする.コーダ鼻音化は,射影反転という概念のもとで,中和現象として...

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