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検索結果 8,302 件

  • がん登録の収集とその適切な管理、利活用について -患者への運動介入研究においてがん登録は活用できるか-

    梅沢 淳, 街 勝憲 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 65-65, 2024-03-31

    <p>がん登録とは、がんの患者数、罹患率、生存率、治療効果の把握など、がん対策の基礎となるデータを把握するために罹患や転帰を登録・把握、分析する仕組みである。我が国では1950年代より地域がん登録として収集され始め、2013年には「がん登録等の推進に関する法律」が成立し、収集項目などがより標準化された「全国がん登録」が2016年に開始された。がん対策を行う上で重要な指標となる他、研究や創薬への利…

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  • 断乳時におけるセルフケア手技(おにぎり搾り)の有効性の検証:

    西影 麻美, 立岡 弓子 日本母性看護学会誌 24 (2), 33-39, 2024-03-15

    ...<br>断乳前日から断乳後30日間で、乳腺腔の厚みと導管径の退縮画像が確認された。断乳前日からの乳腺腔の厚みでは、おにぎり搾り群が用手搾乳法群と比較し、左乳房で3ポイント(断乳3日目、7日目、30日目)間の統計学的有意差を認めた。導管径は徐々に縮小し、断乳30日目で消失所見が9名の対象者で描出された。...

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  • 低分化型肺原発滑膜肉腫の1例

    三股 頌平, 稲田 一雄, 佐藤 寿彦 日本呼吸器外科学会雑誌 38 (2), 145-151, 2024-03-15

    <p>症例は57歳,女性.2週間持続する血痰を主訴に当院呼吸器内科を受診,精査目的に入院した.胸部CTで左肺下葉S6に細血管の流入を伴う25 mm大の境界明瞭な充実性結節を認めた.手術目的に当科へ転科し,胸腔鏡下に左下葉S6区域切除を施行,迅速細胞診で紡錘形細胞の増殖を認めカルチノイドや小細胞癌,肉腫等の悪性疾患が鑑別に考えられた.下葉切除及びリンパ節郭清を追加し手術を終了した.術後病理診断では…

    DOI Web Site 参考文献16件

  • 医師の資質・能力としてのプロフェッショナリズム

    プロフェッショナリズム部会, 宮田 靖志, 野村 英樹, 朝比奈 真由美, 井上 千鹿子, 高宮 有介, 横尾 英孝, 小比賀 美香子, 尾崎 章彦, 高田 真二 医学教育 55 (1), 35-39, 2024-02-25

    <p> 日本医学教育学会プロフェショナリズム部会は過去約20年にわたり医療プロフェショナリズム教育に関する多岐にわたる論点を検討し, 2015年7月には「医師の資質・能力としてのプロフェショナリズム」の原案を策定し, 発表した. これを元にプロフェショナリズム教育の啓発活動を行ってきたが, この原案を文書化していなかった. 今回, 原案の字句の軽微な修正および注釈の追加を行い, …

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  • 脂肪乳剤の安全・簡便な使用方法の探求

    久保田 啓介, 市川 奈津子, 磯田 一博, 榎本 実里, 小杉 美代子, 田邊 満里, 桜庭 尚哉, 遠藤 さゆり, 鈴木 淳司, 橋本 政典 外科と代謝・栄養 58 (1), 41-49, 2024-02-15

    <p> 治療中の患者に脂肪乳剤投与を考慮する, あるいはNSTから勧告されるような状況で, 投与に関わるさまざまな制限のため, あるいは弊害を危惧するため, その使用を躊躇することがあり得る. 本論文は患者への安全性と利便性の向上とを目指して, 臨床の現場で脂肪乳剤の適切な使用方法について検討した. <br> まず冒頭で栄養療法・栄養介入の重要性, 脂肪乳剤投与の功罪と日本における現状, …

    DOI Web Site 参考文献44件

  • 甲状腺転移を認めた両側乳癌の1症例

    森下 真由美, 笹井 有美子, 池田 克実, 林 茉里奈, 亀井 佑梨, 金本 巨哲, 小川 佳成, 井上 健 医学検査 73 (1), 180-187, 2024-01-25

    ...1年前より右乳腺C区域にひきつれとくぼみ,3ヵ月前より左乳腺AC区域に皮膚発赤と疼痛が出現した。乳腺超音波検査で右C区域に大きさ18 × 15 × 14 mmの低エコー腫瘤を認め,浸潤性乳管癌(invasive ductal carcinoma; IDC)硬性型を疑った。左AC区域には大きさ41 × 39 × 31 mmの低エコー腫瘤を認め,IDC充実型および左腋窩リンパ節転移を疑った。...

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  • 全国がん診療連携拠点病院におけるがん患者の骨粗鬆症診療の実態調査

    石井 瞬, 福島 卓矢, 神津 玲, 宮田 倫明, 中野 治郎 Palliative Care Research 19 (1), 59-66, 2024

    ...【結果】婦人科,血液内科,乳腺外科,泌尿器科における,がん患者に対する骨密度測定や骨粗鬆症治療薬処方は実施率が高かった.その実施の選定基準としては,年齢,ホルモン療法,ステロイドの使用が多く挙げられた.【結論】診療科によって,がん患者に対する骨粗鬆症診療の実施や,実施の選定基準に違いが認められたため,骨粗鬆症に対する評価や治療の啓蒙が今後の課題であると考える.</p>...

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  • 造影超音波による乳癌広がり診断

    島 宏彰, 近藤 裕太, 里見 蕗乃, 九冨 五郎, 竹政 伊知朗 超音波医学 advpub (0), 2024

    <p>この項では乳癌診療の中で乳癌の診断と手術までの精査,手術直前の広がり診断に関して検査の流れについて解説する.そして,超音波検査の位置づけと,とくに造影超音波について取り上げる.造影超音波で用いる第2世代超音波造影剤ソナゾイドは,CTや乳房MRI検査の水溶性造影剤と異なり血管外へ漏出しない純粋な血管内造影剤であることが知られる.したがって,詳細な血流情報が得られることが期待され実地臨床にも応…

    DOI Web Site 参考文献5件

  • Peutz-Jeghers症候群のサーベイランスによって若年性の異時性両側性乳癌及び肺癌を診断しえた一例

    本吉 愛, 酒巻 香織, 瀧下 茉莉子, 成木 佐瑛子, 荻原 眞帆, 小澤 南, 鈴木 由妃, 杉下 陽堂, 右田 王介, 川本 久紀, 津川 浩一郎 聖マリアンナ医科大学雑誌 51 (3), 103-115, 2024

    <p>症例は,27歳時,小腸過誤腫による腸重積発症を契機にPeutz-Jeghers症候群と診断され乳癌サーベイランスを開始した。31歳で右乳癌,右乳癌術後3年目の定期検査で左乳癌が発見された。さらに右乳癌診断時のCTで両側肺にすりガラス影を認め経過観察中,左肺の所見が悪性疑いとなり胸腔鏡下肺部分切除を行ったところ肺癌の診断だった。PJSにおける全悪性腫瘍の生涯リスクは約81%と高率かつ若年発症…

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  • がん遺伝子パネル検査からみえる昭和大学病院のがんゲノム医療の課題

    竹内 抄與子, 吉田 玲子, 有泉 裕嗣, 桑山 隆志, 角田 卓也, 中村 清吾 昭和学士会雑誌 84 (1), 82-93, 2024

    我が国では,2019年6月にがん遺伝子パネル検査が保険収載され,昭和大学病院では,2020年7月よりがん遺伝子パネル検査が開始された.2022年12月までに160例を実施,エキスパートパネル(以下,EP)到達例は159件で,そのうち84例(52.8%)に遺伝子変異に基づく治療が推奨され,15例(18%)が薬剤投与に至った.しかし,EP到達例のうち15例(9.4%)が推奨治療を提示されたものの提示…

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  • 膵頭十二指腸切除時に注意が必要な胃十二指腸動脈から分岐する右肝動脈破格の検討

    浦岡 未央, 船水 尚武, 坂元 克考, 高田 泰次 胆道 37 (5), 857-863, 2023-12-31

    <p>優れた空間分解能を有するCTにより,3次元的に脈管の分岐形態を把握することが可能となった.術前の血管走行把握は安全に手術を行う上で必須である.特に膵頭十二指腸切除(PD)においては胃十二指腸動脈(GDA)を処理するにあたって,GDAと肝動脈(HA)との関係を把握しておくことは重要となる.当院で施行したPD …

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  • ロボット支援下肺癌手術の現状と将来展望

    中村 廣繁, 春木 朋広, 窪内 康晃, 松居 真司, 大野 貴志 肺癌 63 (7), 929-938, 2023-12-20

    <p>肺癌に対するロボット支援下手術(以下,ロボット手術)は,2018年度に肺葉切除,2020年度に区域切除が保険適応となった後から急速に普及している.近年は多数のシステマティックレビューやメタアナリシス,前向き無作為比較試験の結果も報告され,ロボット手術は胸腔鏡手術と比較して同等かそれ以上の成績が示されており,2022年度の肺癌診療ガイドラインでもロボット手術は推奨グレード2Bとなり,低侵襲手…

    DOI Web Site 参考文献33件

  • 当院における乳房MRIガイド下生検の導入について~遺伝性乳癌卵巣癌診療への重要性~

    岩本 奈織子, 鈴木 瑞佳, 高木 康伸, 堀口 慎一郎, 有賀 智之 遺伝性腫瘍 23 (3), 114-118, 2023-12-15

    <p><i> BRCA1/2</i>遺伝学的検査は,PARP(Poly ADP-ribose polymerase)阻害薬のコンパニオン診断から遺伝性乳癌卵巣癌(hereditary breast and ovarian cancer;HBOC)の診断まで広く晋及しつつある.今後,<i>BRCA1/2</i>遺伝学的検査数の増加と,それに伴い<i>BRCA1/2</i>病的バリアント保持者の増加…

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  • 保険収載後にBRCA1/2遺伝子検査を考慮した乳癌患者における遺伝学的検査の受検に関する実態調査

    櫻井 彩乃, 菅原 ますみ, 後藤 景子, 渡辺 基子, 岡村 仁, 北村 裕梨, 中井 克也, 飯島 耕太郎, 岡崎 みさと, 魚森 俊喬, 崔 賢美, 村上 郁, 櫻井 晃洋, 齊藤 光江, 新井 正美 遺伝性腫瘍 23 (3), 74-83, 2023-12-15

    ...<p> BRCA1/2遺伝子検査が保険収載後に,本検査受検を考慮した乳癌患者の実態調査を行った.順天堂大学医学部附属順天堂医院乳腺センターにて,保険適用でのBRCA1/2遺伝子検査を提案された外来通院中の乳癌患者31名(受検者29名,非受検者2名)を対象に,検査時と結果開示後に調査を実施した.BRCA1/2遺伝子検査の保険収載は受検を明らかに促進していた.同胞や子どもを心配し受検をした対象者がもっとも...

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  • 乳癌の病勢悪化に伴い発症した抗 TIF1-<i>γ </i>抗体陽性皮膚筋炎の 2 例

    荒木 聖菜, 工藤 恵理奈, 松尾 敦子, 奥村 恭博, 大佐古 智文 西日本皮膚科 85 (6), 449-455, 2023-12-01

    <p>症例 1:63 歳,女性。9 年前に左乳癌を発症し,寛解状態だった。2 カ 月前に多発転移が判明し,筋力低下と皮疹が出現した。CK 上昇,抗 TIF1-<i>γ </i>抗体陽性より皮膚筋炎と診断した。プレドニゾロン(PSL) 70 mg/日を開始後に症状は一旦改善を認めたが,乳癌の多発転移増悪に伴い皮膚筋炎が再燃した。CK は軽度上昇にとどまり,PSL …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献19件

  • 外科専攻医の待機的腹腔鏡下胆囊摘出術修練における至適な症例選択と必要経験数の検討

    森分 和也, 杭瀬 崇, 濱﨑 友洋, 中村 峻輔, 三又 明日香, 柳光 剛志, 山野 寿久, 高木 章司, 池田 英二 日本消化器外科学会雑誌 56 (12), 643-652, 2023-12-01

    <p><b>目的:</b>外科専攻医が安全に待機的腹腔鏡下胆囊摘出術(laparoscopic cholecystectomy;以下,LCと略記)を執刀し修練認定を得るために必要な症例数と適切な執刀症例選択の指標について検討する.<b>方法:</b>2018年4月から2021年12月の期間に当科専攻医5名が執刀した待機的LC症例124例を対象とした.それぞれの専攻医の手術時間について累積和(cu…

    DOI Web Site 参考文献20件

  • 下垂体後葉ホルモンの新たな生理作用〜遺伝子改変動物を用いた研究〜

    上田 陽一, 丸山 崇 血管 46 (3), 1-6, 2023-11-26

    ...一方、オキシトシンは、OTRを介して妊娠末期の子宮筋の収縮・分娩 の促進、授乳期の乳腺平滑筋の収縮(射乳)を引き起こす。最近、バソプレシン・オキシトシン受容体が脳内にも広範に分布しており、概日リズム、愛情などの中枢作用にも関与することが注目されている。...

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  • ロボット支援下左上葉切除術におけるポートホッピングの有用性

    林 諭史, 川田 将也 日本呼吸器外科学会雑誌 37 (7), 666-669, 2023-11-15

    <p>肺動脈本幹中枢側から分岐する枝の処理は,ロボット支援下左上葉切除術で最も注意を要する手技である.第8肋間を中心とした一般的なポート配置では,肺動脈枝の剥離時に背側から挿入されたretraction armが他instrumentと干渉するため,助手の視野展開を要する場面が存在する.da Vinci …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献3件

  • 肺動脈走行異常を伴う左上区域転位気管支を認めた肺癌の1切除例

    三股 頌平, 稲田 一雄, 川野 大悟, 佐藤 寿彦 日本呼吸器外科学会雑誌 37 (7), 605-610, 2023-11-15

    <p>症例は68歳男性.64歳時に右中葉肺癌(pTis)に対し胸腔鏡下右中葉切除術を行われた.術後3年,左肺上葉S3縦隔側にpart solid noduleが出現.その後増大傾向であり,原発性肺癌が疑われ手術の方針となった.</p><p>術前の3D-CTで左上区支は舌区支と独立して分岐する転位気管支の形態であり,気管支鏡検査でも同様の所見であった.また,A6が通常よりも近位(A3レベル)より分…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献7件

  • Prototheca 属4種を用いたマウス乳房炎モデルの病理学的解析

    清水 貴瑛, 上川 昭博, 豊留 孝仁, 高橋 英二, 古岡 秀文 帯広畜産大学学術研究報告 44 1-10, 2023-11

    ...授乳期BALB/c マウスに対する乳頭口接種では、P. bovis を接種した乳腺で肉眼的に褪色、腫脹、硬結感が認められ、組織学的に乳腺上皮細胞の消失と乳腺腔内で著しい増殖がみられた。P. ciferrii およびP. blaschkeae 接種乳腺では、肉眼的に乳腺組織の褪色が認められ、組織学的には菌の軽度増殖を伴う巣状の炎症がみられた。...

    DOI 機関リポジトリ

  • 家族歴を有する異時性両側乳癌の特徴

    角田 ゆう子, 坂本 尚美, 梨本 実花, 関 裕誉, 松本 築, 越田 佳朋, 福間 英祐 遺伝性腫瘍 23 (2), 50-54, 2023-09-30

    <p> 両側乳癌の危険因子の1つに家族歴があり,乳癌罹患率の増加や画像診断の進歩と術後生存率の向上により両側乳癌の経験症例が増加している.当院で経験した家族歴を有する異時性両側乳癌の特徴を検討した.2014年1月~2016年12月に当院で経験した異時性両側乳癌の48例のうち,家族歴を有する症例は12例で,7例(58%)が第1度近親者であった.第1度近親者家族歴の異時性乳癌はstage …

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  • 地方におけるがんゲノム医療の現状と課題~地方がんゲノム医療連携病院での経験~

    高畠 大典 遺伝性腫瘍 23 (2), 67-72, 2023-09-30

    <p> 厚生労働省のがん対策推進基本計画に基づき,ほぼすべての都道府県で保険診療下でのがんゲノム医療が提供可能な体制が整いつつあるが,現実にはさまざまな要因で地域格差が存在する.地方のがんゲノム医療連携病院では人材不足,治験へのアクセス困難,地域でのがんゲノム医療に対する理解の低迷,院内スタッフの関心の薄さといった課題に悩みつつ,がんゲノム医療の提供を続けている.当院は2019年4月からがんゲノ…

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  • 肝転移を生じた骨軟部肉腫症例の検討

    富田 雅人, 野村 賢太郎, 尾﨑 誠 整形外科と災害外科 72 (4), 595-596, 2023-09-25

    ...[対象と結果]2006年から2021年の間に当科において生検または手術後に病理で肉腫と診断された症例は302例であった.そのうち,4例で肝転移を認めた.男性3例,女性1例で当科初診時平均年齢は54.5歳(59,63,66,30歳)であった.原疾患は,乳腺原発血管肉腫,腎臓原発悪性Glomus腫瘍,腸骨原発分類不能腫瘍,後腹膜Ewing肉腫であった.全例アドリアマイシンを含む化学療法を受けたのちに肝転移...

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 肝臓手術における周術期感染管理

    永山 稔, 石貫 智裕, 水口 徹 日本外科感染症学会雑誌 20 (2), 113-116, 2023-09-15

    <p>肝切除術における周術期の感染対策をまとめた。研修医に向けて最低限度のエッセンスを紹介する。術前・術中・術後の各段階での注意点があり,すべてが統合されて初めて安全な肝切除術につながる。肝切除パスと合併症に対する術前術中予防・術後対策を紹介する。</p>

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  • 肺転移巣で診断に至った後腹膜平滑筋肉腫の1例

    吉野 流世, 吉田 奈七, 上小倉 佑機, 湯澤 明夏, 谷野 美智枝, 北田 正博 日本呼吸器外科学会雑誌 37 (6), 527-532, 2023-09-15

    <p>症例は52歳,女性.42歳時に左乳癌に対し,術前薬物療法後に乳房温存手術を施行しypT1aN0M0(ypStageIA)であった.術後補助療法としてホルモン療法+抗HER2療法を施行後,経過観察中であった.10年目検査のCTで右肺上葉に10 mm大の小結節が出現し乳癌転移と考え,確定診断のため胸腔鏡補助下に肺部分切除を施行し平滑筋肉腫の診断であった.その後のPET検査で右後腹膜,骨盤上部に…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献16件

  • CASE OF THE MONTH Case of August

    太田 理恵, 山下 直生, 久保 武, 山城 大泰, 森井 奈央, 金森 直美, 住吉 真治 画像診断 43 (9), 929-929, 2023-07-25

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  • 破裂奇静脈瘤に対し外科的切除を施行した一例

    三股 頌平, 上田 雄一郎, 白石 武史, 佐藤 寿彦 日本呼吸器外科学会雑誌 37 (5), 432-436, 2023-07-15

    <p>症例は53歳男性.1ヵ月間持続する背部痛の増強を主訴に前医に受診し,造影CTで3.5 cm大の奇静脈瘤と大量の右胸水貯留を認め,奇静脈瘤破裂と診断された.手術目的に同日当院に転院搬送され,緊急で奇静脈瘤切除術を施行した.奇静脈瘤の壁は菲薄化しており,肺の展開にて噴出性に出血した.止血困難であったため,開胸手術にて奇静脈瘤を切除した.術後経過は良好であり,術後8日目に自宅退院となった.奇静脈…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献11件

  • 門脈血栓症を合併したmodified Hinchey IIの結腸憩室炎に対して待機的手術を施行した1例

    山口 洋志, 柏木 清輝, 鬼原 史, 空閑 陽子, 伊藤 智子, 渡邉 奈々恵, 近藤 信夫, 今村 将史, 永山 稔, 信岡 隆幸, 木村 康利, 大村 東生, 秦 史壮, 竹政 伊知朗 日本消化器外科学会雑誌 56 (7), 409-418, 2023-07-01

    <p>症例は77歳の男性で,下腹部痛を主訴に当院を受診した.入院時単純CTでは回盲部周囲と骨盤内に液体貯留を認め,右側結腸に憩室が多発していたが虫垂は同定できず,虫垂炎あるいは憩室炎による回盲部周囲膿瘍および骨盤内膿瘍を疑った.全身状態が不良のため,抗菌薬投与による保存的治療を開始し,第4病日の造影CTで門脈血栓症を診断し,ヘパリンとantithrombin …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献21件

  • <i>BRCA1</i>病的バリアントを有する乳癌の早期脳転移をきたした2症例

    原尾 美智子, 丸藤 琴音, 扇原 香澄, 佐々木 裕美子, 西田 紗季, 芝 聡美, 櫻木 雅子, 柳沢 佳子, 北山 丈二, 佐田 尚宏 遺伝性腫瘍 23 (1), 27-32, 2023-06-30

    <p> <i>BRCA1/2</i>病的バリアントの部位と生じる病態については,いまだ不明な点も多い.今回,早期に脳転移をきたした<i>BRCA1</i>病的バリアントの2症例を経験したので報告する.症例1は42歳,女性,両側乳癌に対し術前化学療法を行っていたがprogressive disease (PD)となったため手術を施行した.術後の検査で<i>BRCA1</i> …

    DOI 医中誌

  • HBOC診療における膵腫瘍のマネジメント

    阿部 紘大, 北郷 実, 小林 佑介, 増田 健太, 関 朋子, 小坂 威雄, 小野 伊久美, 三須 久美子, 中村 康平, 内田 明花, 舩越 建, 竹内 麻理, 小崎 健次郎, 青木 大輔, 北川 雄光 遺伝性腫瘍 23 (1), 12-16, 2023-06-30

    ...Ultrasound; EUS)でサーベイランスを行うことで,膵癌の早期発見率の向上および生命予後延長が示されてきた.そのため,『遺伝性乳癌卵巣癌(HBOC)診療ガイドライン 2021年版』1)では,家族歴が濃厚な膵癌家系や<i>BRCA1/2</i>を含む計10遺伝子の病的バリアント保持者に対する膵臓サーベイランスが推奨されている.当院では,2021年4月に産婦人科(婦人科,生殖班),一般・消化器外科(乳腺班...

    DOI

  • 局所再発により悪性化した腺筋上皮腫の 1 例

    福本 咲月, 上田 彩華, 谷村 薫, 後藤 洋伯, 森 聡史, 渡邉 美帆, 原 由起子, 榎本 克久, 多田 敬一郎, 辻村 隆介, 石毛 敏幸, 増田 しのぶ 日大医学雑誌 82 (3), 175-178, 2023-06-01

    ...(現症)約 1 週間前より左乳房腫瘤を認めていた.乳腺超音波検査では左乳房 CE 領域に約 2 cm 大の可動性不良な腫瘤を認めた.針生検施行し,腺筋上皮腫の術前診断で腫瘤摘出術施行.しかし,再発し,再度腫瘤摘出術施行.病理組織学検査では,悪性腺筋上皮腫となり,乳癌に準じて乳房切除及びセンチネルリンパ節生検術施行した....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献7件

  • 乳腺浸潤性小葉癌の広範な消化管転移の1例

    坂田 奈津子, 竹内 祐樹, 松永 圭司, 中村 宏彰, 中村 淳, 佐藤 建, 米満 伸久, 坂田 資尚, 江﨑 幹宏 日本消化器病学会雑誌 120 (5), 416-422, 2023-05-10

    ...<p>59歳女性.右乳腺浸潤性小葉癌の術後12年目に腹部膨満感や嘔吐を認め,腹部CT検査や上部内視鏡検査で胃から十二指腸に全周性の壁肥厚を認めた.内視鏡下生検より,乳腺浸潤性小葉癌の胃十二指腸転移の診断となった.化学療法を行ったが,下部食道から胃・小腸・大腸に至るまで壁肥厚が出現し,転移性胃十二指腸癌診断7カ月後に死亡した.今回,われわれは広範囲に消化管転移をきたした浸潤性小葉癌を経験したので報告する...

    DOI PubMed 医中誌

  • 外科的治療法,補助療法

    池永 直樹, 井岡 達也, 江口 英利, 大塚 隆生, 尾上 俊介, 川井 学, 庄 雅之, 杉浦 禎一, 仲田 興平, 中村 聡明, 藤井 努, 松本 逸平, 松山 隆生, 水間 正道, 山本 智久, 中村 雅史 膵臓 38 (2), 115-120, 2023-04-28

    <p>膵癌診療ガイドラインが2022年7月に改訂・出版された.外科的治療法グループ・補助療法グループは,3項目のCQ(RO8,LA1,MO2)を新設,2項目のCQ(RO5,RO6)を変更,2項目のCQを廃止し,計20項目のCQを設定した.ステートメントは5項目のCQ(RO2,RO5,RO6,RO9,LO1)で変更した.ロボット手術やconversion …

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 乳房皮下に発症した関節リウマチ治療中に発生するリンパ腫様肉芽腫症に対して造影超音波検査を施行した1例

    齊藤 由衣香, 西田 睦, 岩井 孝仁, 表原 里実, 菊池 桃佳, 坂野 稜典, 工藤 悠輔, 加藤 扶美, 押野 智博, 高橋 將人, 藤枝 雄一郎, 岡崎 ななせ, 松野 吉宏, 渡邊 千秋, 豊嶋 崇徳 超音波検査技術 48 (2), 158-166, 2023-04-01

    ...<p>症例は60代女性.主訴は右乳房腫瘤の自覚.関節リウマチに対し4年前の11月よりメトトレキサート,3年前の3月よりウパダシチニブを内服継続していた.202X年8月主訴に対し超音波検査施行.右A区域皮下に22×17×12 mmの部分的に境界不明瞭な楕円形の腫瘤を認めた.辺縁は極低エコーで内部の大部分は高エコー,カラードプラ法で辺縁の極低エコー部分に点状の血流信号を認めた.乳腺外であり脂肪壊死を鑑別...

    DOI Web Site 医中誌

  • <i>BRCA2</i>遺伝子に同一病的バリアントを認めた男性乳癌の2例

    名嘉山 一郎 遺伝性腫瘍 22 (4), 97-100, 2023-03-31

    <p> 男性乳癌の診療にあたっては遺伝的背景を念頭に置いた適切な情報提供が不可欠だが,十分な検討をされることはいまだ少ない.今回,生殖細胞系列<i>BRCA2</i>に同一病的バリアントを認めた男性乳癌2例を経験した.男性乳癌は女性と比較すると発症年齢が高く,ホルモン受容体陽性・浸潤性乳管癌かつ進行癌であることが多く,この2例でも同様であった.また,ともに乳癌や膵臓癌という遺伝性乳癌卵巣癌(he…

    DOI 医中誌

  • 妊娠後期にがんと診断された夫婦ががん治療方針と妊孕性温存について意思決定するプロセスの事例研究

    堀 理江, 泊 祐子 家族看護学研究 28 (2), 112-122, 2023-03-31

    ...【抗がん剤治療が妊孕性に与える影響を危惧しながらの次子希望の意思継続】【抗がん剤治療による副作用が育児に与える影響への危惧】をもちながら,【産科看護師による出産前からの母乳育児への支援と乳腺外科医と産科医の連携】【育児とがん治療を並行する夫婦への産科看護師による出産後の昼夜を問わない育児指導】を受け,【自分自身で治療の情報を収集し統合する決意】をしていた.そして,【医療者による妊孕性温存のための生殖補助医療...

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  • 血管肉腫の同胞発症がみられた1家系

    勝部 暢介, 佐治 重衡, 岡野 舞子, 石野 淳, 高橋 昌一, 後藤 政広, 牛尼 美年子, 菅野 康吉, 吉田 輝彦, 野水 整 遺伝性腫瘍 22 (4), 106-111, 2023-03-31

    <p> 血管肉腫は希少がんの1つであり,おもに成人の皮膚,軟部組織,乳房,骨,肝臓,脾臓などに,一部は下大静脈や肺動脈,大動脈に発生することが知られている.海外では家系内に血管肉腫が多発する例がいくつか報告されているが,本邦では家族性あるいは遺伝性血管肉腫に関する報告はみられない.今回,同胞で血管肉腫を発症した1家系を経験した.発端者は40歳時に心臓血管肉腫と診断された女性である.その後,発端者…

    DOI 医中誌

  • 根治切除術後早期に再発した肺類上皮血管内皮腫の一例

    川原田 康, 木村 愛彦, 藤嶋 悟志 日本呼吸器外科学会雑誌 37 (2), 131-136, 2023-03-15

    <p>症例は60歳代男性.検診の胸部X線写真で左下肺野の結節影を指摘され,精査のCTで左肺下葉S<sup>10</sup>に2.1 cm大の不整形結節影を認めた.気管支鏡による確定診断は困難と判断し,手術による確定診断の方針とした.病変を含めた肺部分切除術を施行し,免疫組織化学染色で肺類上皮血管内皮腫(pulmonary epithelioid …

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  • 日本総合健診医学会 第50回大会・シンポジウム1 次世代乳癌検診の展望 リスク層別化乳がん検診に向けて

    植松 孝悦 総合健診 50 (2), 284-291, 2023-03-10

    <p> 近年、世界的に乳癌発症リスク層別化による乳がん検診の概念が注目され、リスク層別化乳がん検診が不利益の少ない、対費用効果で優れる乳がん検診をもたらすと注目されている。日本で行われた40~49 歳の無症状の日本人女性を対象とした7万人を超える研究参加者で行われた、検診マンモグラフィと補助的検診モダリティの乳房超音波検査を併用した乳がん検診の成績を比較した大規模な世界初のランダム化比較試験であ…

    DOI Web Site 参考文献23件

  • <i>BRCA1/2</i>病的バリアント保持者の乳房サーベイランスの実際

    足立 未央, 有賀 智之, 熊木 裕一, 才田 千晶, 中津川 智子, 岩本 奈織子, 米倉 利香, 石場 俊之, 本田 弥生, 井ノ口 卓彦, 山口 達郎 遺伝性腫瘍 22 (3), 85-90, 2023-02-15

    <p> 遺伝性乳癌卵巣癌症候群の診断とオラパリブのコンパニオン診断の保険適用に伴い,<i>BRCA</i>遺伝学的検査の機会が増えたが,病的バリアント保持者の乳房サーベイランスの報告は少ない.2010~2020年の間に<i>BRCA</i>病的バリアント保持者と診断され,フォローアップ中の39例を検討した.乳癌・卵巣癌未発症者が5例,乳癌既発症者が25例,卵巣癌既発症者が11例(重複あり)であっ…

    DOI 医中誌

  • 包括的ゲノムプロファイル検査における二次的所見の検出遺伝子と表現型の一致の検討

    加藤 花保, 鈴木 修平, 佐藤 千穂, 菅原 恵, 天野 吾郎, 今野 亜希湖, 堤 誠司, 鈴木 民夫 遺伝性腫瘍 22 (3), 80-84, 2023-02-15

    <p> 山形大学医学部附属病院は,2019年にがんゲノム医療拠点病院に認定を受けた.県内に2施設あるがんゲノム医療連携病院と連携を取り,包括的ゲノムプロファイル検査(Comprehensive Genomic Profiling;CGP)を実施している.2019年11月~2021年5月の期間に245名がCGPを受け,9名で新たに遺伝性腫瘍が確定した.このうち6名は検出された生殖細胞系列遺伝子とが…

    DOI 医中誌

  • ATM suppresses c-Myc overexpression in the mammary epithelium in response to estrogen

    Najnin, Rifat Ara, Al Mahmud, Md Rasel, Rahman, Md Maminur, 武田, 俊一, 笹沼, 博之, Tanaka, Hisashi, 村川, 泰裕, 清水, 直登, Akter, Salma, 髙木, 正稔, 砂田, 拓郎, 赤松, 秀輔, He, Gang, 伊東, 潤二, 戸井, 雅和, 宮地, まり, 筒井, 公子, Keeney, Scott, 山田, 真太郎 Cell Reports 42 (1), 111909-, 2023-01-31

    ATM gene mutation carriers are predisposed to estrogen-receptor-positive breast cancer (BC). ATM prevents BC oncogenesis by activating p53 in every cell; however, much remains unknown about …

    DOI HANDLE Web Site ほか1件 参考文献145件

  • 若年性乳がん患者が求めるセクシュアリティに関する情報と支援

    西尾 聡子, 作田 裕美 日本がん看護学会誌 37 (0), n/a-, 2023-01-18

    ...</p><p><b>【方法】</b>研究デザインは,質的記述的研究デザインとした.A都道府県内の乳腺専門医の登録のある乳がん手術実施病院のうち,研究協力の同意が得られた3施設の患者,9名に対してインタビューを実施して質的帰納的に分析した....

    DOI 医中誌

  • 乳癌ICG蛍光法によるセンチネルリンパ節生検の現状と展望

    多田 真奈美, 杉江 知治 日本レーザー医学会誌 43 (4), 308-313, 2023-01-15

    <p>乳癌治療において臨床的腋窩リンパ節転移陰性症例に対してはセンチネルリンパ節生検が標準治療となり従来の腋窩リンパ節郭清を省略できるようになった.一方で,腋窩リンパ節転移は重要な予後因子であり,転移の有無の評価は正確かつ安全な方法で行う必要がある.世界的には色素法,RI法が多く用いられてきたが,精度の高いとされるRI法は被爆や施設要件の問題がある.わが国で開発されたICG蛍光法は,RI法に代わ…

    DOI Web Site 参考文献24件

  • 腹膜播種を伴う下行結腸腫瘍に対し審査腹腔鏡で診断に至ったnuclear protein in testis midline carcinomaの1例

    土橋 果実, 三宅 亨, 前川 毅, 植木 智之, 小島 正継, 清水 智治, 貝田 佐知子, 飯田 洋也, 日野 倫子, 九嶋 亮治, 谷 眞至 日本消化器外科学会雑誌 56 (1), 27-33, 2023-01-01

    <p>症例は37歳の男性で,腹部膨満,食思不振,体重減少で前医を受診された.当院に紹介となり,CTで多量の腹水と下行結腸腫瘍,腹膜播種を認め,下部消化管内視鏡検査で下行結腸に不整な隆起を伴う全周性の1型腫瘍を認めた.PET-CTで下行結腸腫瘍,鎖骨上窩・縦隔・傍胸骨・腹膜・大網にFDGの集積を認めた.下行結腸腫瘍の生検で確定診断に至らず,審査腹腔鏡を施行した.免疫染色検査でNUT陽性,FISH法…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献14件

  • 40代超音波検診のエビデンス

    鈴木 昭彦, 石田 孝宣, 原田 成美, 佐藤 章子, 塩野 洋子, 大内 憲明 日本乳癌検診学会誌 32 (1), 31-34, 2023

    乳がん検診の目的は乳がん死亡率の減少であり,検診方法として政策に反映するためには死亡率減少のエビデンスが必須とされてきた。乳がんは発病からその予後が確定するまでの期間が比較的長期間にわたるため,科学的研究の成果の確定を待つことは,今現在検診を受けるべき世代が最新の医療技術による恩恵を受けられない懸念が生じる。令和になって早期発見,早期治療そのものを利益と考え,また低侵襲の治療や異常なしと判定され…

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 分子腫瘍マーカー検診と腹部超音波検診で発見された大きな子宮腺筋症の1例

    柴田 信博, 中田 浩史, 中嶋 啓雄, 高橋 正秀, 大久保 智治 人間ドック(Ningen Dock) 37 (5), 815-818, 2023

    <p> 血清CA125値(以下CA125)の異常高値は,卵巣がん,腹膜がんや子宮体部の悪性腫瘍の存在を示唆する.一方まれではあるが,子宮筋腫や子宮腺筋症などの良性子宮腫瘍や巨大な子宮筋腫を合併した原発性腹膜がんとの併存例でも異常高値を呈する症例が報告されている.症例は50歳女性.人間ドック健診の一環として,分子腫瘍マーカー検診と腹部超音波検診を受け,CA125の異常高値と8cmに肥大した子宮を指…

    DOI Web Site 医中誌

  • 拡張型心筋症を伴った中毒性多結節性甲状腺腫の1例

    法村 尚子, 監崎 孝一郎, 藤本 啓介, 久保 尊子, 澤田 徹, 橋本 新一郎, 紺谷 桂一, 三浦 一真, 寒川 睦子, 矢島 俊樹 四国医学雑誌 79 (1.2), 117-122, 2023

    <p> 症例は80歳代女性。既往歴に拡張型心筋症あり。4年前に心不全を発症したが治療により病状は安定していた。1年前より無症状の甲状腺腫瘍と潜在性甲状腺機能亢進症のため当院内科にて経過観察を行っていた。バセドウ病関連自己抗体のTSAb,TRAbは正常範囲であった。超音波検査,造影CTで甲状腺両葉に多数の充実性結節を認め,99mTc甲状腺シンチグラフィで甲状腺両葉に複数のhot …

    DOI 機関リポジトリ 医中誌

  • 植込み型ペースメーカー直上に発生した乳癌の1例

    朝田 理央, 伊藤 吾子, 三島 英行 日本臨床外科学会雑誌 84 (1), 17-23, 2023

    <p>症例は79歳,女性.主訴は左乳房2時方向の腫瘤を自覚.20年前に右乳癌に対し右乳房全切除術,16年前に不整脈に対し左前胸部にペースメーカー(PM)植込み術施行の既往があった.身体所見上,自覚部位の他に植込み型PM直上にも硬結を触知した.超音波所見では,乳房2時方向に皮膚浸潤を伴う低エコー腫瘤およびPM直上にも低エコー腫瘤を認めた.2時方向腫瘤から施行した針生検では,浸潤性乳管癌の診断であっ…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献4件

  • 浸潤性乳管癌と腺筋上皮腫を併存したfibroadenoma phyllodesの1例

    小川 明男, 伊東 悠子, 野尻 基, 吉原 基, 溝口 良順 日本臨床外科学会雑誌 84 (2), 251-256, 2023

    ...<p>症例は47歳,女性.右乳房CD境界に4cm径の腫瘤を触知した.青年期よりあり,少し縮小していた.乳腺エコーでは分葉状多結節状で,腫瘍の乳頭遠位部は他部位よりも低エコー濃度であった.乳房造影MRIでは腫瘍の乳頭遠位部は早期濃染した.針生検でlow grade ductal carcinoma in situ(DCIS)を含む葉状腫瘍の診断であった.腫瘍は乳輪下に及んでいたため,腫瘍直上の乳輪皮膚皮下...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献10件

  • がん遺伝子パネル検査が治療方針に寄与した両側乳癌の1例

    加藤 きみ佳, 森崎 珠実, 高田 晃次, 後藤 航, 柏木 伸一郎 日本臨床外科学会雑誌 84 (2), 265-268, 2023

    ...<p>がん遺伝子パネル検査が治療方針の決定に寄与した1例を経験したので報告する.59歳,女性.左乳房の湿疹を自覚し前医を受診,皮膚浸潤を伴う左乳癌が疑われ紹介となった.精査にて右乳腺にも乳癌が認められ,両側乳癌と診断された.右側が浸潤性乳管癌 cT1N1M0 stage II A (Luminal HER),左側が浸潤性乳管癌 cT4N3M0 stage III C (Luminal)であった.ここで...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献8件

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