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検索結果 674 件

  • 臺灣日語學習者的日語成對動詞之不及物動詞、及物動詞和被動形式的選擇

    杉村, 泰 名古屋大學/屏東大學文學交流暨論文發表會論文集 3 3-12, 2023-06-11

    ...結果顯示,台灣日語學習者在表達像“火災で家が焼けた”這樣因為自然力造成的災害,或者像“さあ、肉が焼けたよ”這樣因為人為引起的受事變化時,由於受母語遷移的影響,即使是上級日語學習者,在如“火災で家が焼かれた”、“さあ、肉を焼いたよ”這樣的句子中更容易選擇被動形式和及物動詞,很難像日語母語話者那樣選擇不及物動詞。...

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  • 前期三畳紀の極端温暖化と直後の気候寒冷化に駆動された海洋無酸素化

    高橋 聡, 山北 聡, 武藤 俊, 小嶋 智, 海保 邦夫, 山崎 慎一, 土屋 範芳, 熊 怡俊, ポールトン サイモン, ポール ウィグナル, 松本 廣直, 板井 啓明, 藤林 恵 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 163-, 2023

    ...<p>前期三畳紀のスミシアンとスパシアンの境界期は,ペルム紀末大量絶滅事変後の回復期において環境悪化が顕著に起きた時期であり,火山活動の増加 (Saito et al., 2023),海水温の上昇 (Sun et al., 2012), 海洋の酸化還元環境の変化 (Song et al., 2016) が主に古テチス海から報告されている.本発表では,低緯度パンサラッサ海遠洋域深海のスミシアンとスパシアン...

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  • 蝦夷層群の統合層序と凝灰岩の放射年代に基づく白亜紀海洋無酸素事変OAE1aの年代モデルについて-日米英共同プロジェクトの成果-

    髙嶋 礼詩, Singer Bradley, Selby David, Schmitz Mark, Sageman Bradley, Li Youjuan, Podrecca Luca, Savatic Katarina, 林 圭一, 山中 寿朗 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 211-, 2023

    <p>後期白亜紀の年代モデルは,主に北米Western Interior Seawayの地層において,各種化石・同位体比・サイクル層序と凝灰岩の放射年代を組み合わせることにより構築されてきた.一方,前期白亜紀のタイムスケールについては,層序学的研究が盛んにおこなわれてきたヨーロッパ地域の地層に凝灰岩がほとんど挟まらないため放射年代が得られず,各ステージ境界の年代値については不確定要素が高い(Ga…

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  • 南中国の最下部トリアス系スロンボライトの特性と含まれる海綿状組織の起源—大量絶滅事変の影響の再評価—

    江﨑 洋一, 前田 宗孝, 足立 奈津子, 劉 建波 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 75-, 2023

    ...には海洋酸性化が進行したが(Lehrmann et al., 2015),そのような環境下でも,ケラトース海綿で代表される一部の骨格生物は生存可能であった.ペルム紀末の大量絶滅事変は,大型の骨格生物を完全に一掃したわけではなく,一部の骨格生物の生存を許容し,絶滅事変後にスロンボライトや一部ストロマトライトとともに礁の形成がもたらされた.今後,海綿状組織部の3次元復元を行い,ケラトース海綿の成長形態の...

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  • 武蔵野南沢の自然誌 (V)

    大塚 ちか子, 下野 明子, 松田 こずえ 生活大学研究 8 (1), 81-102, 2023

    ...自由学園は1921年に旧東京府で女学校としての創立後,関東大震災後の復興による現 目白キャンパス周辺の都市化によって,1930年代前半に農村地帯であった旧 同 北多摩郡久留米村の現南沢キャンパスに移転し,1935年に男子部が創設された.当時は,1931年の満州事変以降,1937年日中戦争,1938年に国家総動員法公布と続く戦時体制下であった.自由学園の食糧増産は,佐々木喬教授(東京帝国大学田無農場長...

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  • 堆積環境の違いを反映した炭素同位体比の差異に基づく層序対比の新手法 -アブダビ沖セノマニアン階炭酸塩堆積物の事例-

    山本 和幸, 高柳 栄子, アルジュネイビ マリアム, アルファルファン ザハラ, 佐藤 時幸, 辻 喜弘, 井龍 康文 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 73-, 2023

    ...アプチアン階の炭素同位体比層序のデータを統合して考察した.アラビアプレート上では,セノマニアン期に形成された炭酸塩プラットフォームおよび陸棚内堆積盆地と同様の堆積システムがアプチアン期においても形成された.アプチアン階の炭素層位体比層序は同時代の炭酸塩堆積物を貯留層とする多数の油田群において確立されている.その結果,アプチアン階の炭素同位体比は,全球規模の炭素循環システムが大きく変動した海洋無酸素事変...

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  • 1930年前後の日中学術交流

    稲森 雅子 学術の動向 27 (8), 8_15-8_18, 2022-08-01

    ...直後に満州事変が勃発したが、日中の支援者を得て調査を完遂し、白話小説書目を編んだ。これらは、現在も活用され続けている。</p><p> 少年期に日本で教育を受けた銭稲孫は、日本人留学生を親身に世話した。1930年元旦、日中の学術交流拠点を目指して自宅に日本語図書室を開設し、わずか1年で北京随一の日本語図書数となったが、残念なことに満洲事変により閉鎖に追い込まれていた。...

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  • ウクライナ危機の行方 世界の民主主義の命運分ける

    ラリー ダイアモンド 日経ビジネス = Nikkei business (2142) 60-63, 2022-05-30

    ...ロシアによるウクライナ侵攻が長期化する中、この事変を「歴史的な転換点」と考える識者が増えている。米スタンフォード大学のラリー・ダイアモンド教授は「侵略の結果が民主主義の将来を決める」と断じる。...

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  • フランス知識人が見た日本の大陸・植民地政策(五)─支那事変からフランス敗戦に至る─

    モロジャコフ, ワシ―リー 拓殖大学国際日本文化研究 5 47-62, 2022-03-25

    ...本稿の目的は、これまであまり研究されてこなかったフランスの、支那事変勃発からヴィシー政権(フランス国)発足に至る日本の大陸政策、特に日中戦争に対するアジア政策を解明することである。その中心となるのは、一九三七年七月~一九三九年七月に、国際連盟の技師専門家・国民党政権顧問として南中国で勤務したフランス人アンリ・モー(Henri Maux; 1900–1950年)の活動である。...

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  • (招待講演)サンゴロジー

    渡邊 剛 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 186-, 2022

    ...また、火山噴火や地震・津波、台風といった短期間に起こる環境事変を捉えることができる。一方で、サンゴ礁は、近年頻発している白化現象などに見られるように地球温暖化やそれに伴う海洋酸性化などのグローバルな環境ストレス、土地開発などによる土砂の流入や富栄養化、海洋汚染などのローカルなストレスによる複合的な要因による生育環境の劣化が指摘されている。...

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  • 明治期における在清日本郵便局の展開

    望月 みわ 史学雑誌 131 (9), 21-46, 2022

    ...<br> このような状況は、北清事変を契機に大きく変化する。逓信省は軍事行動の延長として、華北・東北地域へ在清郵便局を設置するとともに、在清郵便局の運営を領事館から自立させていった。さらに、下村宏北京局長は、清国郵便行政への介入策を対清政策として具体化した。<br>  1903年、日清間の郵便問題を解決すべく「日清郵便仮約定」が締結された。...

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  • 福島県上部ジュラ系~下部白亜系相馬中村層群の炭素同位体比層序と凝灰岩のU-Pb放射年代

    都丸 大河, 高嶋 礼詩, 西 弘嗣, 黒柳 あずみ, 山中 寿朗, 折橋 裕二, 淺原 良浩 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 107-, 2022

    ...<p>白亜紀前期(Berriasian~Albian)は,地球温暖化が進行する時期であり,現在よりも大気CO<sub>2</sub>濃度や海水準が高い時代であった.また,白亜紀には巨大火成岩岩石区(Large Ignous Provinces : LIPs)の形成に起因する海洋無酸素事変(Oceanic Anoxic Events : OAEs)も頻繁に発生したことも特徴としてあげられる.産業革命以降...

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  • 満洲事変後における日本の対中経済外交と実業界

    藤井 崇史 史学雑誌 131 (11), 1-35, 2022

    ...本稿では、満洲事変以後に展開された日本の実業家による「民間外交」を分析し、当該期における対中経済外交の変容の一端を明らかにする。具体的には1930年代の南京国民政府による対日関税改定を受けた日本人実業家の運動に着目し、その認識と行動を日本外務省による政策との関連を踏まえて検討した。...

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  • (招待講演)古海洋Os同位体記録から読み取る古環境情報

    松本 廣直 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 100-, 2022

    ...<p>顕生代には大規模な生物絶滅、温暖化、海洋無酸素事変といった大規模な環境変動が多発しており、その原因究明のため多くのプロキシ研究がおこなわれてきた。近年特に注目を集めている手法が古海洋のOs同位体比(<sup>187</sup>Os/<sup>188</sup>Os)記録である。...

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  • フランス南東部,ボコンチアン堆積盆地に露出する⽩亜系中部の浮遊性有孔⾍化⽯層序と群集

    村上 一成, 黒柳 あずみ, 高嶋 礼詩, 西 弘嗣 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 108-, 2022

    ...しかしながら,ボコンチアン堆積盆地の白亜系浮遊性有孔虫化石層序に関しては,アプチアン/アルビアン,アルビアン/セノマニアン,セノマニアン/チューロニアン境界や海洋無酸素事変OAE1a, 1b, 1d層準など,一部の重要な境界付近でしか行われていない(Gale et al., 2011; Takashima et al., 2009など)....

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  • フランス南東部,ボコンチアン堆積盆地の下部白亜系アプチアン階の浮遊性有孔虫化石層序と群集

    高澤 拓夢, 黒柳 あずみ, 髙嶋 礼詩, 西 弘嗣, Sageman Bradley 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 109-, 2022

    ...<p>前期白亜紀のアプチアン期は地球史において最も温暖化が進行した時期のひとつである.この時代は海洋地殻の生産量が急増し,大気中の二酸化炭素濃度が上昇したことによって温暖化が進行し,白亜紀最大規模の海洋無酸素事変の1つであるOAE1aのほか,Fallot, OAE1b Jacobイベントなどの地域的な海洋無酸素事変も頻繁に発生した.しかしながら,アプチアン期の環境変化・微化石群集の変化については,ほとんどが...

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  • (招待講演)堆積有機分子を活用した地球生命史イベントの復元

    齊藤 諒介 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 86-, 2022

    ...講演者はこれまでに三畳紀末大量絶滅や白亜紀海洋無酸素事変2、白亜紀末大量絶滅などに取り組んできたが、その中でも特に、ペルム紀末大量絶滅、およびその直後の前期三畳紀を対象に、絶滅の原因と、その回復過程の解明に取り組んできた。...

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  • 北中国のカンブリア系上部で見られる海綿が関与した微生物岩に類似した岩石

    江﨑 洋一, 足立 奈津子, 劉 建波 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 191-, 2022

    ...<p>カンブリア紀後期の芙蓉世(Furongian)は“カンブリア爆発”とオルドビス紀の生物大放散(GOBE)に挟まれ,生物の多様性が見かけ上低い時期に相当する.その初期段階(排碧期)には,有機炭素の埋没率の増加や無酸素水塊の発達に起因するSPICE事変(炭素同位体比の正の偏位)が生じている.本発表では,北中国のカンブリア系上部で形成され微生物岩に酷似する岩石の特性を紹介する....

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  • 物資統制下における廃物利用と経済的利活用による文部省への対応と教材開発に関する研究

    和田 学 美術教育学:美術科教育学会誌 43 (0), 263-278, 2022

    ...特に日華事変以降の昭和13年から昭和15年の国民学校の教則案が成立していく期間を対象として,工作教材に関わる教員講習会を担当した日本手工研究会に焦点をあて,文部省への対応と教材開発について考察した。本研究の結果,同会における専門委員の発足後,節約の道徳から一歩進めた手工科特有の物の利用への観念が廃物利用の教材観にあらわれていたことが分かった。...

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  • 昭和戦前期における帝国内政治

    村瀬 啓 史学雑誌 130 (1), 39-65, 2021

    ...帝国日本におけるこうした内外地間の政治過程についてはある程度の研究蓄積があるものの、大恐慌の克服とブロック経済の構築のため、外地政府との協調の重要性が増した満洲事変後の政治過程については、未解明の部分が多い。本稿は、1930年代において内地政府が朝鮮総督府および満洲国と交渉し、帝国大の経済政策を形成する過程を検討するものである。...

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  • 日本列島付加体中のレアアース泥:安芸アンバー鉱床から復元した中期白亜紀の海水Os同位体組成

    藤永 公一郎, 中村 謙太郎, 大田 隼一郎, 矢野 萌生, 桑原 佑典, 安川 和孝, 高谷 雄太郎, 中山 健, 野崎 達生, 加藤 泰浩 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 179-, 2021

    ...比は0.554から0.668の範囲を示すことがわかった.この結果は,中期白亜紀の海水<sup>187</sup>Os/<sup>188</sup>Os比が現代の値 (~1.06) よりも低かったことを示しており,当時の活発な熱水活動を反映していると考えられる.また,白亜紀の他の時代から報告されているOs同位体比データを加えた検討の結果,白亜紀中期から後期にかけての海洋のOs同位体組成は,海洋無酸素事変...

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  • 日本陸軍と対国際連盟政策

    大窪 有太 史学雑誌 130 (10), 1-33, 2021

    ...しかし、軍縮会議の開会後の停滞と満州事変の連盟での争点化により、陸軍は軍縮会議対応を後景化させ、満州事変対応を対連盟政策の中心へと移行させる。そこでは満州事変の国際的解決策として対仏提携が構想され、それは連盟との共存を図るものでもあった。だがその構想が挫折し連盟脱退へと舵を切ると、陸軍は軍縮本会議への参加を実質的に放棄し、ここにおいて対連盟政策は終焉することになる。...

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  • テチス海北西部における大陸風化の増加と三畳紀末大量絶滅

    尾上 哲治, Michalík Jozef, 白水 秀子, 山下 勝行, 山下 美沙, 川上 高平, 日下 宗一郎, 曽田 勝仁 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 165-, 2021

    ...., 2007),その原因のひとつとして海洋無酸素事変や有害元素の海洋流出などが提案されている.テチス海北西部の浅海性堆積物に含まれる花粉化石や煤の研究からは,絶滅期間に大規模な森林火災と土壌流出が起こった可能性が指摘されており,土壌流出と海洋無酸素事変との関連性が議論されている(van de Schootbrugge et al., 2020).しかし土壌流出を示す花粉化石の記録は,現時点ではデンマーク...

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  • 1930年代後半の中国の食料貿易

    荒木 一視 日本地理学会発表要旨集 2021a (0), 23-, 2021

    ...満洲事変や盧溝橋事件をへて日中戦争へと移行するこの時期の状況を把握することは困難である。そうした中で着目したのが『大東亜共栄圏綜合貿易年表』である。...

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  • 日露戦争直後の中国人留学生 ―振武学校8期生東北出身者の動向を中心として―

    浜口, 裕子, Hamaguchi, Yuko 拓殖大学論集. 政治・経済・法律研究 23 (1), 1-27, 2020-10-30

    ...東北出身者の場合,特に1931年9月の満洲事変,翌年の満洲国建国という国際関係の変動の中で,どのような選択を行っていったのか――日本留学組は満洲国に残って一定の地位を得ていく者が圧倒的に多かった。事変前,各国がこぞって中国に影響力を及ぼそうとした時代において留学組はいわば期待のエリートであった。しかし留学歴のない張学良との関係は難しく,それが楊宇霆暗殺事件の背後にある。...

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  • 奉天鉄西工業区の成立に関する歴史的研究

    李 薈 都市計画論文集 55 (3), 1273-1279, 2020-10-25

    ...満州事変前、鉄西工業区は満鉄付属地拡張計画の一部であり、土地取得困難のため、満蒙毛織会社工場のみが設立され、鉄西工業区の起点と言える。満州事変後、満鉄による鉄西工業区の土地買収は失敗した。関東軍と満鉄は三つの方案を順次に作成し、鉄西工業区に関する土地買収方法、経営管理方式を決定した。満鉄は満鉄既買収地以外の土地買収を奉天市政公署に依頼した。...

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  • 中国遼寧省の見聞記と地歴連携授業試案

    伊藤 善文, Yoshifumi ITO 甲南大学教職教育センター年報・研究報告書 = Konan University Teacher Education Center Annual Report and Bulletin 2019年度 23-31, 2020-03-31

    ...満州事変勃発の地である溶陽。さらに、南満州鉄道やH中戦争などが想起される。他方、地理的には、改革開放政策の下、産業が発展し、生活は向上している。このような遼寧省の地誌について、筆者の見聞と資料をもとに地歴連携授業試案を提示する。...

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  • フランス知識人が見た日本の大陸・植民地政策(三) ─支那事変を中心に─

    モロジャコフ, ワシ―リー 拓殖大学国際日本文化研究 3 45-66, 2020-03-25

    ...本論文は、支那事変を中心にして、日本の大陸政策・植民地政策に対するフランス知識人の見解を調査・分析するものである。列強の政府と政治エリートたちが、満州・中国での日本の行為を「侵略」と非難した際、欧米の世論とメディアはほとんど全て反日になった。フランス政府と政界も日本の政策を非難したが、知識人の見解は分かれた。その一部は日本の行動を弁護し、支持した。...

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  • 戦前期日本のデザイン界における第一次世界大戦ポスターの受容と影響2

    田島, 奈都子 非文字資料研究 = The study of nonwritten cultural materials (20) 1-29, 2020-03-20

    ...ただし、その製作が本格化したのは、1931年の満洲事変勃発以降であり、1937年の日中戦争開戦を契機として、それは一段と活発化した。しかし、それまでの日本においては、プロパガンダ・ポスターが製作されてこなかったことから、依頼主となる各省庁も依頼を受ける図案家も、どのような図案にすればよいのかわからず、その際に参照・翻案 とされたのが大戦ポスターであった。...

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  • 土地商租権問題の基礎的研究

    北野 剛 研究論集 111 131-149, 2020-03

    ...本稿は満洲事変の背景をなしたとされる満蒙問題のなかでも、特に商租権問題に着目し、その概要を知るうえで必要な基礎的事項について明らかにするものである。商租権問題は1915年の対華21ヶ条要求の結果認められた、南満洲において土地を用益する権利であるが、設定当初より中国側の妨害を受け、外交問題化した。...

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  • 中部ベトナムに分布する上部デボン系ソムニャー層のケルワッサー事変

    松尾 遼, 小松 俊文, 松田 博貴, 前川 匠, 稲田 稔貴, 高嶋 礼詩, 山田 敏弘, マーク ウィリアムズ, グエン ダック フォン, ザン ディン フン, グエン バ フン, グエン チュン ミン 堆積学研究 78 (2), 55-75, 2020-02-25

    ...を示す.ユニットIIの上部(Xo 16〜23)では,門や綱レベルで多様性の高い生物群集が確認でき,これは下部ケルワッサー事変後,海洋の生態系が一時的に回復したことを示すだろう.上部ケルワッサー事変後,最下部ファメニアン階の海洋生物の多様性は明らかに減少している....

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  • 戦時国際法と「警察」概念

    太田 聡一郎 史学雑誌 129 (11), 37-60, 2020

    ...<br>  軍縮会議と同時期に進行した第一次上海事変・満州事変において、日本陸軍は戦時国際法遵守の必要性と軍縮会議の議論との整合性を意識し、使用する化学兵器を煙幕に限局し対外的に声明するなど一定の配慮を行った。しかし関東軍‐陸軍中央は催涙性ガスの使用を「国内警察行為」と位置づけて法理的には問題ないと見なし、事変後満鉄警備などで実際に使用するようになる。...

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  • フランス知識人が見た日本の大陸・植民地政策(二) ―満州事変から支那事変にいたる─

    モロジャコフ, ワシ―リー 拓殖大学国際日本文化研究 2 33-55, 2019-03-29

    ...本論文は、満州事変以後、日本の大陸政策・植民地政策に対するフランス知識人の見解を調査・分析するものである。列強の政府と政治エリートたちが、満州での日本の行為を「侵略」と非難した際、欧米の世論とメディアはほとんど全て反日になった。フランス政府と政界もまた日本の政策を非難したが、知識人の見解は分かれた。その一部は日本の行動を弁護し、他の一部は国際連盟と中国の反日政策を支持した。...

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  • 戦争を支えた滋賀の教育 :  『近江教育』と教師

    田中, 哲 佛教大学大学院紀要. 文学研究科篇 47 67-84, 2019-03-01

    ...『近江教育』には、満州事変以前から学者・文化人による満州進出への意義が説かれていたが、戦争の拡大と共に教師自らの寄稿による日満共存共栄論や満蒙開拓青少年義勇軍の活躍を伝える内容が掲載され、教え子を戦争へとかり出す姿が掲載される。教育の内容においても国史教育が皇国教育に、郷土教育が愛国教育に変わっていく姿を『近江教育』の記述を通して見ることから、戦争遂行を支えた滋賀の教育を考察することができる。...

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  • シリーズ 戦争とラジオ <第5回> “慰安”と“指導”

    大森 淳郎 放送研究と調査 69 (12), 44-63, 2019

    ...しかし、その「指導性」は、満州事変以降、日本社会が座標軸ごと右に地滑りしてゆく中で、いつのまにか国民を戦争に導いてゆく「指導性」と重なり合ってゆく。『国民歌謡』も『詩の朗読』も、軍・政府の宣伝手段となっていったのである。そしてそのことに奥屋自身、疑問を持つことはなかった。 奥屋が変わるのは、太平洋戦争が勃発するおよそ半年前のことである。...

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  • 戦争支援・被災地支援と「慰問袋」

    森 理恵 日本家政学会誌 70 (8), 543-554, 2019

    ...</p><p> 慰問袋の変遷は, 日露戦争時を発生期, 東北九州災害・第一次世界大戦から関東大震災までを発達・完成期, 「満洲事変」から日中戦争・太平洋戦争前期までを拡大・定着期, 太平洋戦争後期を衰退期とみなすことができた. 東北九州災害から関東大震災までの時期 (1914-1923) が, 慰問袋募集・送付活動の仕組みの成立にとっては重要な時期であることがわかった....

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  • シリーズ 戦争とラジオ <第5回> “慰安”と“指導”

    大森 淳郎 放送研究と調査 69 (11), 2-25, 2019

    ...本シリーズ第3回で焦点を当てた逓信省の田村謙治郎は満州事変から日中戦争へと向かってゆく時代の中で「ラヂオは最早、世情の流れに引き摺られてプログラムを編成する時代ではない」のであり「民衆をして追随せしむる」ものでなければならないと主張していた。 大衆文化の向上を目指す奥屋の「指導性」と、国民を戦争協力に導こうとする田村の「指導性」は、やがて近接し重なりあってゆくことになる。 ...

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  • 「大正デモクラシー」の政党化構想のゆくえ

    渡部 亮 史学雑誌 128 (8), 1-32, 2019

    ...議会主義をめぐる社会民衆党の変容は、満洲事変という外在的な要因による無産政党の「転向」ではなく、「革新」の方法面における深化であった評価できよう。...

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  • 日本列島付加体中に胚胎する古海洋底で生成した鉱床

    野崎 達生, 藤永 公一郎, 加藤 泰浩 地質学雑誌 124 (12), 995-1020, 2018-12-15

    ...<p>日本列島は主に過去4億年以降の付加体から構成されており,付加体中には古海洋底で生成した様々な鉱床が胚胎している.本論文では,別子型硫化物鉱床,層状鉄マンガン・マンガン鉱床に関する成因論の進展と未解明の課題をレビューする.三波川帯に分布する別子型鉱床は遠洋域の中央海嶺で生成し,ジュラ紀後期海洋無酸素事変によって保存された.現地性緑色岩を伴う四万十帯北帯の別子型鉱床は,白亜紀後期の海嶺沈み込み現象...

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  • 溶解していく文学者たちの〈近代〉

    浅野 正道 日本文学 67 (11), 24-34, 2018-11-10

    ...<p>満州事変あたりを境に、明治以降、様々な領域で積み重ねられてきた日本の〈近代〉が溶解をはじめ、いわゆるファシズム的風潮が顕在化していく。直木三十五と内務省警保局長松本学との会談に端を発した文芸懇話会は、その文学上の現れとみなしうる。...

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  • 石原莞爾の対中国観を追う ―満洲事変から東亜聯盟への軌跡―

    浜口, 裕子, Hamaguchi, Yuko 拓殖大学論集. 政治・経済・法律研究 21 (1), 1-24, 2018-09-30

    ...本稿は関東軍参謀として満洲事変を画策したことで知られる石原莞爾の対中国観を追う。石原は満洲事変を起こしたものの,後の日中戦争勃発にあたっては,陸軍参謀本部作戦部長という要職にあったにもかかわらず「不拡大」の立場で,その収拾あたった。そこに至る彼の思想的変遷を,特に対中国観という面から跡づける。...

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  • 民国期末(1947-1948)の中国の社会学の現状と将来についての社会学者の意見

    星, 明 社会学部論集 67 79-94, 2018-09-01

    ...アヘン戦争に端を発する西洋列強の武力による主権の侵害,太平天国を典型とする異民族の反乱といった内憂外患の歴史的背景のもとで中国は社会学を受容したし,1931 年9 月柳条湖事変の勃発から1945 年8 月までの15 年戦争,とりわけ1937 年7月の盧溝橋事件をきっかけにした日中戦争では大学の社会学部,学会活動,研究活動が大きく破壊されたし,また1946 年から1950 年に至る国共内戦も社会学の教育研究活動...

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  • 蝦夷層群下部~中部に記録された白亜紀中頃の温暖化と古環境変動

    高嶋 礼詩, 佐野 晋一, 林 圭一 地質学雑誌 124 (6), 381-398, 2018-06-15

    ...<p>白亜紀中頃は地球史において温暖化が最も進行した時代の一つと考えられており,温室期の環境変動を理解する上で重要な時代である.蝦夷層群は,白亜紀中頃のアプチアンから古第三紀暁新世にかけてアジア大陸東縁の前弧海盆で堆積した地層で,白亜紀の北西太平洋域の古環境変動を連続的に記録している.本巡検では,蝦夷層群に記録された2つの温暖化イベント時の地層である,セノマニアン/チューロニアン境界の海洋無酸素事変...

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  • フランス知識人が見た日本の大陸・植民地政策 (一) ─満州事変前後を中心に─

    モロジャコフ, ワシ―リー 拓殖大学国際日本文化研究 1 59-74, 2018-03-30

    ...本論文では、満州事変前後を中心に、日本大陸政策・植民政策に対するフランス知識人の見方を調査・分析する。列強の政府と政治エリートが、満州への日本の拡大・進出を「侵略」と批判した時、欧米の世論とメディアはほとんど全て反日になった。フランス政府も日本の政策を非難したが、知識人の一部、主に右翼評論家は、日本の行動を支持、弁護していた。...

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  • 二〇世紀の警察と防災

    中澤 俊輔 史学雑誌 127 (6), 19-34, 2018

    ...もっとも、昭和期には災害よりも人為的な事変に警備計画の重点が置かれた。<br> 第三の転機は、日中戦争である。日本が戦争へと突き進むなか、政府は内容の重複する非常警備と戦時体制における総動員警備の関係を整理しなければならなかった。内務省は一九三八年に非常警備規程を改正し、自然災害と人為的事変で計画を分けることを認めた。...

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  • シリーズ 戦争とラジオ〈第3回〉 踏みにじられた声

    大森 淳郎 放送研究と調査 68 (8), 14-45, 2018

    ...1つは、その出発から政府の管掌下にあり、満州事変後はほとんど軍・政府の宣伝機関となっていたラジオに対して、聴取者がなぜこのような希望をラジオに持ち得たのかという問いである。そしてもう1つは、そういう聴取者の声を逓信省と日本放送協会はどう受け止めたのかという問いである。...

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  • 昭和戦前期における警視庁と「国民消防」

    高岸 冴佳 史学雑誌 127 (6), 35-48, 2018

    ...防災体制が弱体化した理由は、満州事変が勃発し、国民の防空意識が高まったこと、停滞した理由は、陸軍・東京市に防護団の指導権を取られ「消防事務積極化」が後退したことを機に、消防部が防災よりも防空を優先するようになったことである。<br> 最後に消防部の防災像と昭和戦前期の時代像を明らかにした。消防部の非常時災害対策は、常に住民の援助を得ることを前提としていた。...

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  • ベトナムにおけるデボン紀-石炭紀境界・Hangenbergイベント時の古環境解析

    西 弘嗣, 静谷 あてな, 大庭 雅, 高嶋 礼詩, 小形 優加里, 小松 俊文 日本地質学会学術大会講演要旨 2018 (0), 332-, 2018

    【災害のためプログラム中止】 平成30年北海道胆振東部地震により学術大会のプログラムが大幅に中止となりました.中止となったプログラムの講演要旨については,著者のプライオリティ保護の見地からJ-STAGEに公開し,引用可能とします.ただし,学術大会においては専門家による議論には供されていませんので「災害のためプログラム中止」との文言を付記します.(日本地質学会行事委員会)

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  • 満洲事変前後の「排日教育」問題と日本・満洲における日本人教育界

    高柳 峻秀 史学雑誌 127 (8), 52-75, 2018

    ...満洲事変後に同会が作成した中国政府宛の建議書は日中の文化的な共通性を強調しつつ双方の教科書の改善を打診したが、同時に用意された日本政府宛と国際連盟宛の建議書では「排日教育」を満洲事変の原因と断じ、その対応を要求した。外務省もこうした教育界の活動を国際宣伝に利⽤した。...

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  • 日本学童使節のイベント化とその政治的利用 : 満州国と少女・少年

    是澤 博昭 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 206 129-162, 2017-03-31

    ...さらに派遣日程が、満州事変一周年と満州国承認に重なり、その関連イベントとしての要素を強め、国民的な支持を広げる。それが新聞報道を過熱させ、予想以上の相乗効果を生み出す。日本学童使節は非公式ながら、ある意味では国家的な使命を帯びた使節となり、大衆意識を国家戦略へと誘うイベントにまで成長したといえるだろう。政府や軍は、大人社会の醜さを覆い隠す子供による日満親善交流の政治的な利用価値を認めたのだ。...

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  • 糖尿病猫の入院管理におけるストレスの影響

    小田 民美, 佐伯 香織, 森 昭博, 左向 敏紀 ペット栄養学会誌 20 (2), 128-134, 2017

    ...そこで本学に来院した、慢性感染症を併発した猫、入院によるストレスで血糖コントロールが困難となった猫、食事変更が必要となった猫について、その問題と対策について検討した。症例によってストレスを感じる事象は様々あり、その対処も大きく異なるものであった。同時に、院内で起こる特有の問題からの学びもあり、退院後の自宅でのケアに生かすことができた。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 帝国日本における気象観測ネットワークの構築

    山本 晴彦 日本地理学会発表要旨集 2017s (0), 100029-, 2017

    ...日中戦争(支那事変)が起こり、戦地が拡大する最中、上海海軍気象観測所が設置された。昭和13年には、不足する気象技術員の養成を目的に、水路部で第1期の普通科気象技術員講習が開始される(昭和18年3月に第21期が修了)。また、文官技術者を中央気象台や大学や専門学校卒の採用、海軍委託生として採用後は中央気象台附属の測候(気象)技術官養成所に派遣し、実戦部隊へ配属させていた。...

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  • 同仁会と近代日中関係 : 人道主義と侵略の交錯

    藤田, 賀久 紀要 8 7-26, 2016-03-31

    同仁会は、中国における医学と医療技術の普及を目的に1902 年に東京で設立された。同仁会は日中間の政治対立を超越する人道主義を掲げたが、その一方では、医療を通じて中国人の心を日本に引き寄せ、中国人の反日感情を緩和する外交的役割を担った。本論文では、人道主義と外交の道具という二つの異なる価値を追求する同仁会が、1923 …

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  • アルゼンチンNeuqu?n盆地K/Pg境界堆積岩中の有機分子分布と大量絶滅事変の影響に関する地理的比較

    赤井 真道, 薮田 ひかる, 池原 実 日本地球化学会年会要旨集 63 (0), 98-, 2016

    <p>約6500万年前の生物大量絶滅と地球環境変動は、世界各地で発見されている白亜紀/第三紀(K/Pg)境界粘土層中の古生物学・地球化学的記録に証拠づけられている。しかし一方で、全有機炭素量等の分布が各境界層によって異なる点についてはあまり言及されていない。我々は、当時の地球環境変動が生命に及ぼした影響の地域的差異とその要因を理解するため、北半球に比べ研究の少ない南半球のK/Pg境界層に着目した…

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  • 「満洲国軍」創設と「満系」軍官および 日系軍事顧問の出自・背景

    及川 琢英 史学雑誌 125 (9), 41-67, 2016

    ...満洲事変においては関内撤退が困難となった張学良配下の多くの軍官が様々な利害関係から判断し、日本への帰順、満洲国への参加を選択した。その意味で満洲事変の民族的抵抗戦とは異なる軍閥戦的性格が改めて確認される。 満洲国において大臣や軍司令官など重職を担っていったのは日露戦時特別任務班出身者や陸軍士官学校(陸士)留学生など日本軍と日露戦争以来の繋がりがある人物であった。...

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  • 戦間期日本における「合理主義的平和論」の射程と限界

    鳥羽 厚郎 史学雑誌 125 (10), 42-67, 2016

    ...満州事変以後、国家自衛の名の下に軍拡が肯定され、水野の「平和論」は依って立つ基盤を失ったのである。<br> しかし、水野研究は決して無意味ではない。水野は、一九二〇年代を通して自らの「平和論」を、単なる国家間の問題から個人や社会の問題へと発展させ、最終的には民族自決論へ接続させていった。それは、一九二〇年代の平和思想が持つ国際協調主義と反植民地闘争の両者を統一的に把握する一助となり得るのである。...

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  • 覚書:満洲事変後の冀察方面における領事館警察の膨張について

    永井 和 人文學報 106 239-278, 2015-04-30

    ...満洲事変後から華北分離工作の時期にかけて,中国の河北省・察哈爾省では日本の領事館警 察の膨張がみられたが,それはたんなる量的拡大にとどまらず,質的な変化をともなっていた。 満洲事変前には,この地域の領事館警察の分布は天津,北京など特定の地域に限定されていた。...

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  • 国際問題としての領事館警察小論 : ワシントン会議からリットン報告書まで

    梶居 佳広 人文學報 106 97-124, 2015-04-30

    ...しかし日本が引き起こした満洲事変の調停にあたったリットン調査団の報告書になると国際法学者ヤングの主張もあって(法的根拠に加え) 領事館警察の実際活 動の面も批判的にみられるようになる。もっとも,リットン報告書に不満の日本は国際連盟を脱退し,領事館警察を国際舞台の場で議論する機会も失われることになった。...

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  • 安陽殷墟YH一二七坑の発掘 : 出土甲骨の受難

    成家, 徹郎 人文科学 20 116(1)-78(39), 2015-03-31

    ...蘆溝橋事変に始まる日本軍の大侵攻である。よって出土甲骨も疎開せざるをえなくなった。これが第二の苦難である。避難疎開は、日中戦争で中国が勝利した後も続いた。出土甲骨は、もう一つ、思いもよらない苦難に遭った。YH127坑は未盗掘であることが確認されている。...

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  • 表現主義と気韻生動 : 北清事変から大正末年に至る橋本関雪の軌跡と京都支那学の周辺

    稲賀 繁美 日本研究 = Nihon Kenkyū 51 97-125, 2015-03-31

    20世紀前半の日本の近代美術史は、同時代の世界美術史の枠組みのなかで再考される必要がある。この課題に対処するうえで、橋本関雪(1883~1945)の事例は見過ごすことができない。関雪は明治末年から大正時代にかけ、文部省美術展覧会、ついで帝国美術展覧会で続けざまに最高賞を獲得したが、その画題は中国古典から題材を取りつつも、日本画の技法を駆使しており、さらに、清朝皇帝に仕えた郎世寧の画風を取り込むば…

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  • 高精度白金族元素濃度分析を利用したトリアス紀―ジュラ紀境界大量絶滅原因の推定

    藤崎 渉, 澤木 佑介, 横山 哲也, 山本 伸次, 丸山 茂徳 分析化学 64 (5), 341-348, 2015

    ...顕生代に起きたとされる5度の大量絶滅の原因を明らかにすることは生命と地球の共進化を明らかにする上で非常に重要な課題である.特に約2億年前のトリアス紀─ジュラ紀境界(T-J境界)で起きた大量絶滅の原因として,隕石衝突説や大規模火成活動説の相反する2説が主張されてきた.本研究ではこの大量絶滅事変の原因を特定するため,T-J境界前後の遠洋深海層状チャートの間に挟まれている頁岩を採取し,その内の28試料を用...

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  • 戦前日本のスポーツ外交と日米親善

    熊澤 拓也 スポーツ社会学研究 23 (1), 63-80, 2015

    ...<br> この背景には、1931年の満洲事変、1932年の上海事変と満洲国の建国、1933年の国際連盟脱退通告などを背景に、国際社会の中で進む日本の孤立化という時代状況があった。当時、日本の政府関係者や指導者層は、日本の正当性を国際社会に向けて喧伝する目的で、2つの手段に着目した。 第1は国際交流やスポーツ外交であり、第2は日系二世留学生である。...

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  • 日本におけるパンを主食とする食事の変遷とその料理分析

    礒部 喜代子, 柳澤 幸江 一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集 67 (0), 34-, 2015

    <b>目的</b> 2011年に2人以上世帯のパンの購入金額が米を超え、国民健康・栄養調査においても、1970年ごろからパンの摂取量が増加し、現在は1950年代半ばの2倍となっている。そこで、日本の食生活が大きく変化し始めた1960年代から現在までの約50年間におけるパン食献立の変化を、料理雑誌から分析し検証した。<br><b>方法</b> …

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  • ペルム紀末大量絶滅期の還元環境における微量元素の挙動

    高橋 聡, 山崎 慎一, 小川 泰正, 木村 和彦, 吉田 武義, 土屋 範芳, 中田 亮一, 高橋 嘉夫 日本地球化学会年会要旨集 62 (0), 185-, 2015

    ...研究成果は、大量絶滅事変と海洋環境変動の同時性と因果関係を議論することに加えて、大規模な海洋環境変動にともなう微量元素の挙動を理解する上でも有意義な情報を提供する。...

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  • 堆積岩中の芳香族ステロイド組成を用いた海洋基礎生産者の復元

    安藤 卓人, 沢田 健, 高嶋 礼詩, 西 弘嗣 日本地球化学会年会要旨集 62 (0), 144-, 2015

    ...<br><br>南東フランス・ボコンティアン堆積盆の白亜系海洋無酸素事変層準と北海道大夕張地域と苫前地域の白亜系蝦夷層群から採取した堆積岩試料を用い,GC-MSを用いて芳香族ステロイドの分析を行なった。三芳香環ステロイドの分離と同定は2種類の極性と長さの異なるカラムを用いることで可能にした。...

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  • 〈前線〉に授与される〈文学〉と大衆文化

    副田 賢二 日本近代文学 92 (0), 93-108, 2015

    ...<p>満州事変勃発以降『新潮』等の「純文学」の領域では「大衆文学」論が盛んになるが、「北支事変」勃発以降は〈銃後〉が〈前線〉に文学的アウラを「発見」するという言説モードが浮上する。一九三〇年代末には火野葦平や上田広等の「帰還作家」と「純文学」側との応答が「戦争文学」論として展開され、〈前線〉〈銃後〉の接続が擬似的に創出される。...

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  • 洲本城下・旧益習館庭園の考察

    西 桂 日本庭園学会誌 2015 (29), 29_83-29_92, 2015

    ...後に益習館という学問所になり、庚午事変(稲田騒動)の中心舞台にもなった。この下屋敷の武家屋敷は、当時の建物群は皆無であるが、庭園遺構が、旧益習館を中心に現在でも数件認められる。巨石の自然石と人工的石組を見事に組合せ調和させた庭園であり、全国的にも稀な巨石を活かした特異な庭園と評価される。旧益習館庭園を考察することによって、その全貌も見えてくる。...

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  • アルゼンチンNeuquén盆地K/Pg境界堆積岩中のC・S含有量分布と大量絶滅事変の南半球生命圏への影響

    赤井 真道, 薮田 ひかる 日本地球化学会年会要旨集 62 (0), 204-, 2015

    約6500万年前の生物大量絶滅と地球環境変動は、世界各地で発見されている白亜紀/第三紀(K/Pg)境界粘土層中の古生物学・地球化学的記録に証拠づけられている。しかし一方で、全有機炭素量(TOC)等の分布が各境界層によって異なる点についてはあまり言及されていない。我々は、当時の地球環境変動が生命に及ぼした影響の地域的差異とその要因を理解するため、北半球に比べ研究の少ない南半球のK/Pg境界層に着目…

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  • 日清戦争以降満州事変以前における日本赤十字社の救護の変遷

    山下, 麻衣 京都マネジメント・レビュー 25 25-38, 2014-09

    ...本論文の目的は,日清戦争以降から満州事変以前において,日本赤十字社がどのような救護をおこなっていたのかを明らかにすることにある.日本赤十字社の主たる事業上の使命は,戦傷病者をケアすることであった(「戦時救護」).但し,国際赤十字社は,1920 年以降,健康管理や疾病予防のための取り組みを行なうようになった.この流れを受けて,日本赤十字社は,少年赤十字を結成し,学校看護婦および社会看護婦を養成し,林間学校...

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  • 陸軍の自動車工業統制とトヨタ自動車工業

    笠井 雅直 名古屋学院大学論集 社会科学篇 51 (1), 47-68, 2014-07-31

    ...豊田自動織機製作所自動車部を拠点とした豊田喜一郎の乗用車の開発・製造は,満州事変以降の陸軍省に主導されたトラック製造の試みと相前後してすすめられていたが,挙母工場用地の確保を転機としてトラック製造へと転換する。それは豊田系企業の自動車化の出発点でもあった。...

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  • ジルコンの迅速分離手法とU-Pb年代測定への適用例

    北野 一平, 小山内 康人, 中野 伸彦, 足立 達朗, 吉本 紋 比較社会文化 20 1-10, 2014-03-25

    ...ジルコンはU-Pb年代測定のほかに、包有物解析や化学組成から様々な地質事変を制約できる鉱物である。本手法は膨大なジルコン分析に対応した地質学的研究に非常に有用な手法であるとともに考古学などの他分野への応用も期待される。...

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  • 白亜紀末の大量絶滅事変における動物群の絶滅の選択性

    高橋, 昭紀 日本生態學會誌 64 (1), 47-53, 2014-03

    白亜紀/古第三紀境界(K/Pg境界; 約6,600万年前)で生じた、小惑星衝突を引き金とする大量絶滅について、動物の分類群ごとによる絶滅の選択性(絶滅したか、生き延びることができたか)の原因に関してレビューする。同境界において、陸上脊椎動物では非鳥型恐竜類と翼竜類などが絶滅して、鳥類・カメ・ワニ・トカゲ・ヘビや両生類・哺乳類などは絶滅しなかった。その選択性の原因として、(1) …

    日本農学文献記事索引

  • Historical Perceptions and the Consciousness of War Responsibility: Scholarly Interpretations of Modern (Japanese) History in Postwar Japan

    黒沢, 文貴 東京女子大学比較文化研究所紀要 75 19-39, 2014-01-01

    昭和戦前期、すなわち一九三〇年代から四〇年代にかけての日本の侵略行為を、今日の日本人がどのように認識しているのかという、いわゆる日本人の歴史認識について、近年日本内外で問題視されることが多い。本稿では、戦後の日本人が、いわゆる太平洋戦争につながる一九二〇年代から四〇年代(大正後半・昭和戦前期)の歴史過程、すなわち「太平洋戦争への道」(もしくは昭和戦前期の歴史)をどのように理解してきたのかを、日本…

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  • 大量絶滅の引き金になった食物連鎖の崩壊(<特集2>白亜紀末の大量絶滅事変に残る謎)

    後藤 和久 日本生態学会誌 64 (1), 39-46, 2014

    白亜紀/古第三紀境界の大量絶滅は、地球史の中でも有数規模であった。絶滅は、特に光合成生物とそれを直接的な基盤とする生食連鎖に属する生物について顕著であるのに対し、いわゆる腐食連鎖に属していたと考えられる生物は大きな被害を受けていない。また、石灰質の殻を持つ海洋生物の絶滅率が突出して高いという特徴がある。絶滅を引き起こした原因として、直径10kmの小惑星の地球への衝突が引き金となり、その後に発生し…

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  • 白亜紀末の大量絶滅事変における動物群の絶滅の選択性(<特集2>白亜紀末の大量絶滅事変に残る謎)

    高橋 昭紀 日本生態学会誌 64 (1), 47-53, 2014

    白亜紀/古第三紀境界(K/Pg境界;約6,600万年前)で生じた、小惑星衝突を引き金とする大量絶滅について、動物の分類群ごとによる絶滅の選択性(絶滅したか、生き延びることができたか)の原因に関してレビューする。同境界において、陸上脊椎動物では非鳥型恐竜類と翼竜類などが絶滅して、鳥類・カメ・ワニ・トカゲ・ヘビや両生類・哺乳類などは絶滅しなかった。その選択性の原因として、(1)衝突後数分から数時間ま…

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