検索結果を絞り込む

本文・本体へのリンク

検索結果 709 件

  • 教授ストラテジーの異なる学習課題における知識の正確性ならびに知識再構築に対する自己効力感の変化と相互影響過程

    中西 良文, 梅本 貴豊 日本教育工学会論文誌 47 (Suppl.), 173-176, 2024-03-20

    <p>本研究では,学習者が有する2つの自己効力感,すなわち,知識正確性に対する自己効力感と知識再構築に対する自己効力感に対して,概念教授ストラテジーに関する2つの方法(ル・バー対決型ストラテジーとル・バー懐柔型ストラテジー;伏見・麻柄 1993)の影響がどのように異なるかを検討した.その結果,2つの自己効力感ともに,最初の情報教示後に大きな変化が見られること,また,教授ストラテジーの違いによって…

    DOI

  • デジタル化に伴う宗教組織の情報発信,サービスおよび連携の拡大:禅宗寺院に関する事例調査

    増田 央, Ruilin ZHU 経済論叢 198 (S), S41-S49, 2024-02-28

    <p>宗教組織は,現在,観光産業に限らず多くの企業における,不確実性への対処,高度化・複雑化するサービス提供,情報量が拡大するソーシャルメディアの影響など,持続可能性やウェルビーイングを議論する上での重要なパートナーになっている。しかしながら,デジタル化に伴い宗教組織がその活動をどのように拡大しているのかといった,その組織活動の拡大という観点での研究は不十分である。そこで,日本における先端的な活…

    DOI

  • 意味フレームの同定に利用可能な参与者の意味属性の比較: 動詞replaceをもちいた予備調査

    神原 一帆, 野澤 元, 高橋 武志 人工知能学会研究会資料 言語・音声理解と対話処理研究会 100 (0), 222-227, 2024-02-20

    <p>文を理解する際には「誰が,誰に,…」という参与者の役割を明らかにする必要がある.このタスクは意味役割付与と呼ばれるが,多義性が問題となることがある.例えば"Alice replaced Bill"のAliceには,Billの立場を奪う動作主としての読みと,Billと入れ替わる対象としての読みがある.これらの差は動詞が喚起する事態(意味フレーム)の差に求められる.先行研究では意味フレームの同…

    DOI

  • 日本大学汉语专业写作评分标准研究

    吉野, 孝介, 高, 思暢, 植屋, 高史, 楊, 蕾 Ignis 3 97-112, 2023-12-31

    本研究在不设定统一评分标准的前提下,请评分员对日本汉语专业学生作文进行自由评分,并写出相应的评分描述语。共计收集到5 名汉语母语者评分员对35篇学生作文(18篇记叙文、17篇议论文)所进行的评分及评分描述语。通过对评分及其描述语的研究,我们发现评分员多是从文章结构、内容、表达这三个维度来进行评分的。与日语作文评分标准相,汉语作文的评分维度有共通之处。但亦有所不同,如针对汉语作文评分时会对文章篇幅…

    機関リポジトリ

  • メイエルソンの心霊研究論

    井上, 卓也 Ignis 3 75-96, 2023-12-31

    本稿は,エミール・メイエルソンが『思考の歩み』で行った心霊研究に対する批判を検討することで,人間科学の認識論に関する考察,という彼の哲学の一側面を明らかにする。メイエルソンの批判は,心霊研究が依拠する証言の脆弱性,および証言から事実を構成する過程における欠陥という二点にまとめることができる。後者の論点においては,ベルクソンらが提示した心霊研究と歴史学のアナロジーが否定される。すなわち,歴史学にお…

    機関リポジトリ

  • 二语发音教学对策综述——以日本汉语二语学习者为例

    高, 思暢, 楊, 蕾 Ignis 3 157-178, 2023-12-31

    本文通过对二语发音教学研究的梳理,探讨了目前二语发音教学的核心问题、教学对象与目标。二语发音教学现阶段的核心问题是教学是否可以以及以何种方式可以带来学习者自发的、熟练的发音。本文通过总结二语发音教学研究领域常见的教学法,如基于发音方式和位置的训练、听觉训练、视听结合训练、以形式为中心的教学等,探讨这些教学法的内在原理、优缺点和使用场景。同时,本文援引Saito and …

    機関リポジトリ

  • 生成AI を利用した文章教育試案

    森口, 稔 Ignis 3 179-190, 2023-12-31

    生成AI の一つであるChatGPTは,2022年11月に公開されてから急激な勢いで普及し,その使用の是非について各界で波紋が広がっている。中でも大学教育への影響は大きく大学毎に様々な方針が打ち出され始めた。本稿では,大学教育の中でも生成AI の影響を直接的に受ける文章教育において,全面的に禁止するのではなく,学生の文章力に即した使用案を提出することを目的とする。具体的には,まず,現在,筆者が他…

    機関リポジトリ

  • 外国語大学における産学官連携の試み― 実践体験型PBLプロジェクト「Ukyo Voices」 ―

    ラムスデン, 多夏子 Ignis 3 37-54, 2023-12-31

    ...京都外国語大学の15名の学生が参加し,地域住民のインタビュー・母語(日本語)による記事執筆・記事の外国語(英語)への翻訳や,全記事を掲載するウェブサイトの制作を行った。ウェブサイトの公開後国内外からアクセスがあり,産学官連携による実社会での実践経験だけでなく,成果物を一般公開して反応を得る経験をしたことは,学生にとってさらなる学習の動機づけにつながったことが事後調査からわかっている。...

    機関リポジトリ

  • TTS合成音声が学習者のプレゼンテーション不安と自己効力感に与える効果

    梅本 貴豊, 高道 慎之介, 松永 裕太, 吉川 裕介, 由井 紀久子, 坂本 季詩雄, 藤原 茂雄, 石川 保茂 日本教育工学会研究報告集 2023 (4), 269-276, 2023-12-04

    <p>本研究の目的は,TTS合成音声が学習者のプレゼンテーション不安と自己効力感に与える効果を明らかにすることであった.英語母語話者と日本人英語話者のTTS合成音声を用いてプレゼンテーション練習を行った大学生63名を対象に調査を実施し,分散分析を行った.その結果,学習者はTTS合成音声を利用した練習により不安を低下させ自己効力感を向上させたことが判明し,習熟度レベルの上位群に比べて下位群のほうが…

    DOI

  • 米国の評価学大学院の概要と日本の大学における評価教育について

    佐々木 亮, 宮口 貴彰, 佐藤 由利子, 河野 摂 日本評価研究 23 (2), 91-98, 2023-09-30

    <p> 2023年5月31日、日本評価学会国際交流委員会は、米国の著名な評価学大学院の関係者3名を招き、オンラインによる国際セミナーを開催した。米国側はウェスタンミシガン大学のMichael Harnar博士、クレアモント大学院大学のStewart Donaldson博士、南フロリダ大学のLiliana …

    DOI

  • 社会的規範はどのように共同構築されるか:リンガフランカとしての英語によるカナダ在住者のナラティブ実践

    谷村 緑, 山口 征孝, フォード 麻美 人工知能学会研究会資料 言語・音声理解と対話処理研究会 98 (0), 01-06, 2023-08-25

    <p>本稿の目的はカナダ在住の非英語母語話者が語りを通してある種の規範を作り出すときに,カナダにおける適切な言語行動を一緒に判断し合意に至るまでの実践を示すことである.使用したデータはカナダ在住者のリンガフランカとしての英語による語りである。半構造化インタビュー法を用いて現在の職業や将来のキャリアについて語ってもらった。収録は二人一組(いずれも初対面)でzoomの録画機能を使って行った。なお参加…

    DOI

  • 外向性および内向性の自己呈示が呈示者の顕在的・潜在的外向性に与える影響

    上田 皐介, 稲垣 勉, 山形 伸二, 加藤 弘通 パーソナリティ研究 32 (2), 57-68, 2023-07-18

    <p>本研究は,外向性・内向性を印象づける自己呈示の前後で呈示者の顕在的・潜在的外向性に変化が生じるか,および公的状況(隣室に他者がいて,その人に個人情報を伝えたうえで自己呈示する)と私的状況(録音のみで個人情報も明かさずに自己呈示する)でその変化の大きさが異なるかを検討した。62名の参加者を2(呈示特性:外向性・内向性)×2(状況:公的・私的)の4条件に無作為に割り当てた。顕在的・潜在的外向性…

    DOI Web Site 参考文献15件

  • 感情の顕在的・潜在的測定法

    稲垣 勉 感情心理学研究 30 (2), 40-43, 2023-06-30

    <p>This article summarizes the differences between self-reported and non-self-reported methods for measuring emotions. It also provides an overview of previous studies that examine the indexes …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献15件

  • 協同学習における動機づけ調整と状況的動機づけの関連

    梅本 貴豊, 稲垣 勉 日本教育工学会論文誌 46 (Suppl.), 9-12, 2023-02-13

    <p>本研究では,協同学習における動機づけ調整と状況的動機づけとの関連を検討した.計23名の大学生を対象に40分の協同学習を行い,その前後にそれぞれ調査を実施した.事前に動機づけ調整傾向を測定し,協同学習の直後に,協同学習中の9時点の状況的動機づけを回顧的に測定した.階層線形モデリングによる分析を行った結果,動機づけ調整傾向が低い学習者は,協同学習の後半の状況的動機づけの低下が大きく,動機づけ調…

    DOI

  • 日本語の配慮表現の機能について

    辻 周吾 国際言語文化学会日本学研究 8 (0), 33-50, 2023

    The purpose of this study is to clarify the functions of the Japanese language based on formal classifications, including parts of speech, and then present these functions to native speakers and …

    DOI

  • 日本語学習者を対象とした自己紹介シートの作成

    佐古 恵里香, 山内 信幸 国際言語文化学会日本学研究 8 (0), 61-74, 2023

    This paper proposed the advantages of using online tools in Japanese language classes through a report on a practical class using Google Jamboard, followed by an analysis of the results of a survey. …

    DOI

  • 中国人留学生の就職活動に関する考察

    戸田 あゆみ 国際言語文化学会日本学研究 8 (0), 75-84, 2023

    This study aims to clarify the characteristics of self-promotion among Chinese students. The results showed that the content was distracting or had nothing to do with self-promotion. Additionally, …

    DOI

  • 江戸期から現代までの日本社会における登山の動機

    堀口 朋亨, 村山 弘太郎, 影浦 亮平 国際言語文化学会日本学研究 8 (0), 1-16, 2023

    Mountaineering based on mountain worship has long been practiced in Japan. For example, in 1751 through 1763, approximately 200,000 people visited Mount Oyama every year with both religious and …

    DOI

  • 音読の繰り返しによる話す能力の向上

    加藤 伸彦 日本語教育方法研究会誌 29 (2), 26-27, 2023

    This paper reports on the practice and results of using Microsoft Teams' "Reading Progress" from the perspective of task repetition. The author conducted this practice in terms of the four effects …

    DOI

  • グエン・ドゥック・ホエ先生の日本語教育に関わる半生と 教育への思い

    坪田, 珠里 Ignis 2 133-150, 2022-12-31

    ドンズー日本語学校は,ベトナム・ホーチミン市で最も古い歴史をもち,また最も規模の大きな日本語学校の内の1 つである。同校の校長であるグエン・ドゥック・ホエ先生(1940年生)は、ベトナムの日本語教育の発展及び対日理解の促進に長年寄与されてきたことから、2020年11月、日本政府より旭日小綬章が授与された。ホエ先生は学校の創設者であり、南ベトナムから国費留学生として日本に留学した経験がある。筆者は…

    機関リポジトリ

  • 宣教師シドティの日本語学習と日本語力

    カパッソ, カロリーナ, Capasso, Carolina Ignis 2 13-36, 2022-12-31

    イタリア人宣教師ジョヴァンニ・バッティスタ・シドティ(1667–1714)は,宝永5 年日本に密航潜入した。屋久島に上陸後囚われ尋問を受けたが,役人はシドティの言葉が分からず,すぐに長崎に護送した。長崎奉行所でもやはり言葉が通じず,阿蘭陀通詞および阿蘭陀商館長も「何国語ともつかぬ言葉」を喋ると述べている。 …

    機関リポジトリ

  • 中国語作文教育におけるプロセス・ライティングの試み : 研究文献レビューと授業実践に基づいて

    植屋, 高史, 楊, 蕾, 吉野, 孝介, UEYA, Takashi, YANG, Lei, YOSHINO, Kosuke Ignis 2 1-12, 2022-12-31

    中国語を母語としない中国語学習者向けの作文教育に関連する研究はこの30年間で大幅に増加し,その研究範囲も,教育の現状,カリキュラムデザイン,教育方法などの言語教育的側面,教科書の書き方や教科書分析などの教材開発など多岐に渡っている。その中でもプロセス・アプローチを用いた指導方法に関する論文が多く発表されており,注目度も高い。本稿は,2022年度に本学で行った教育実践を踏まえ,各学習段階でのプロセ…

    機関リポジトリ

  • 欧州における移民・難民統合モデルの蹉跌 : EUの理念はシェンゲン加盟国の国益を超えられるか

    東村, 紀子, HIGASHIMURA, Noriko Ignis 2 75-102, 2022-12-31

    本稿はまず,なぜこれまで長きにわたり移民や難民が欧州を移住先に選んだのかを歴史と政策の観点から辿りつつ,その要因を明らかにしている。  さらに2015年は難民危機のピークを迎え,EUによる共通の移民政策は機能不全に陥っているとして批判の的となった。そしてその時以来「共和国的移民統合モデル」を誇示し続けてきたフランスも,多文化主義を選択してきたイギリスやオランダもそのモデルが立ち行かなくなっている…

    機関リポジトリ

  • プレFDにおける大学院生の「教育の抱負」の記述内容

    金 賢眞, 大山 牧子, 田尾 俊輔, 根岸 千悠 日本教育工学会研究報告集 2022 (2), 224-231, 2022-06-27

    <p>本研究の目的はプレFDで実施している「教育の抱負」課題の記述内容の特徴を明らかにすることである.具体的には大学院生が作成した「教育の抱負」についてその傾向を計量的に分析すると共に,学習者特性(学問分野)に着目して記述内容の特徴を分析した.その結果,全体の傾向を8つのクラスターに分類できた.また,その中の3つの項目においては,分野別による特徴が見られた.</p>

    DOI

  • 集積資源と観光振興との相補性に関する考察

    堀口 朋亨, 村山 弘太郎, 影浦 亮平, 高浜 快斗 国際言語文化学会日本学研究 7 (0), 1-18, 2022

    In Japan, where the population is shrinking, the promotion of tourism is considered important because tourism generates disposable income from outside the region, and therefore effective demand. The …

    DOI

  • 大学の自律的な経営行動

    鎌田 雅子, 中山 紘之, 山﨑 その, 山咲 博昭, 秦 敬治 大学教育学会誌 44 (2), 149-154, 2022

    <p> 昨今,日本の大学はこれまで以上に自律的な経営判断が求められる局面が増加している.本件は,米国等の先行研究から示唆を得た大学の自律性の概念を切り口に,「組織の意思決定と執行に高く貢献している事務組織の特性」について議論した.ディスカッションでは質問紙項目の妥当性について自律性評価の視点から広く意見を求めたが,自律性の定義や参加者各々の職場の現状を中心に議論が展開された.その結果,自律性の多…

    DOI

  • コロナ禍の日本語学校におけるオンライン授業

    加藤 登紀 国際言語文化学会日本学研究 7 (0), 81-90, 2022

    During the Corona Epidemic that began in 2020, Japanese language schools have undergone a major change in their educational format. However, there have been limited opportunities for public …

    DOI

  • 消費者生成メディア(CGM)を活用する オンライン・ソーシャル・プラットフォームにおける信頼の役割に関する文献調査

    西中 美和, 増田 央 グローバルビジネスジャーナル 8 (1), 1-11, 2022

    本稿では消費者生成メディア(CGM)を活用したオンライン・ソーシャル・プラットフォームにおける信頼成立の要因や影響を文献調査から考察した.信頼はあらゆる形態の関係を発展させ維持するための重要な要素であるため,自律的CGMで信頼成立の要因や影響を把握することは持続性のあるオンライン集合体の成立要件を把握することにもなる.調査対象の文献をADOフレームワークで分析した.結果から信頼が先行要因と後続事…

    DOI

  • 歯学系専門語彙リスト作成におけるトピックモデルの有効性の検証

    高橋 留美, 高橋 寛, 大野 真機, 須田 拓基, 小倉 浩, 前田 昌子, 吉川 裕介 昭和学士会雑誌 82 (6), 460-469, 2022

    近年の医療技術の急激な進歩とともに膨大な数の医療系専門語彙が新たに生み出されている状況を背景に,医療系大学の英語教育では特定の目的のための英語(English for Specific Purposes,ESP)を念頭に置いた英語学習指導が標準化しつつある.本研究ではこのような医療系専門分野における専門語彙の変化に対応した語彙リストの作成方法としてテキストマイニングの手法の一つであるトピックモデ…

    DOI 医中誌

  • 「難しさ」を楽しく語ろう 心理学研究の課題と限界

    渡邊 ひとみ, 河越 隼人, 稲垣 勉, 水野 邦夫 日本心理学会大会発表論文集 86 (0), SS-012-SS-012, 2022

    <p>様々な工夫をこらしながら研究計画を立案する作業は心理学研究の魅力のひとつである。しかし同時に,思い描いていた通りに研究を遂行できない,あるいは得られた結果の一般化に限界を感じることも多い。そこで本シンポジウムでは,研究をする中で直面する課題や限界点を共有し,妥当なサンプル対象/数の確保の問題,研究知見の一般化の限界,各種研究法の長短,コロナ禍で課される制約等々について広く議論する。</p>…

    DOI Web Site

  • 日本語教育における複合リテラシーとは

    小柴 裕子 国際言語文化学会日本学研究 7 (0), 51-66, 2022

    In this paper, based on the definition of literacy, we explored multiple literacies in Japanese language education and aimed to create a new index that could not be evaluated by the conventional …

    DOI

  • 陸上競技男子の役割語について

    清水 泰生 国際言語文化学会日本学研究 7 (0), 39-49, 2022

    This paper focuses on Bolt's role words in “sports role language” “Ore” and examines the role words of men's athletics. As a result, the personal word “Ore” is used for short distance races, but the …

    DOI Web Site

  • 日本語の「すみません」の特徴について

    辻 周吾 国際言語文化学会日本学研究 7 (0), 19-38, 2022

    The purpose of this study is to clarify the situations in which the Japanese word “sumimasen” is used and to help foreigners understand this word. From the example sentences in the corpus, I …

    DOI

  • 高等教育で求められるクリティカルシンキングスキルの国際水準とは

    宮尾 万理 日本教育工学会研究報告集 2021 (4), 140-143, 2021-12-03

    学校教育において思考力・判断力・表現力の育成が重視されているが,思考力とは具体的に何ができる能力で,その国際的な水準とは何なのか.大学英語教育が担うべき思考力育成の具体策を探る一環として,本研究はCambridge International AS & A Levelsにある『Thinking Skills』科目のシラバスとモデル試験問題を分析した.その結果,諸外国で高等教育を開始するまでに,論…

    DOI

  • 初級日本語学習者のための自律学習と教室活動をつなぐe-learning教材の開発

    大谷 つかさ, 白鳥 文子, 篠原 みゆき 日本教育工学会研究報告集 2021 (4), 73-76, 2021-12-03

    本研究は,初級日本語学習者の自律学習による運用能力向上を目指したe-learningの教材開発に関する研究である.語彙のインプット,基本文型の音声でのやりとりを繰り返し行って,運用能力の向上に結び付けられるようにするとともに,学習スタイル,学習時間に配慮することで継続的な自律学習を促す日本語教材とした.教材の特徴は,自律学習を目指すだけではなく,積極的な教室活動につなげられることを最終目標に置い…

    DOI

  • コロナ禍におけるラーニングコモンズでの支援内容の変化に関する調査

    遠海 友紀, 嶋田 みのり, 千葉 美保子, 川面 きよ, 松井 きょう子, 岩﨑 千晶, 村上 正行 日本教育工学会研究報告集 2021 (4), 41-44, 2021-12-03

    2020年度以降,新型コロナウイルス感染症の影響を受け多くの大学がオンライン授業を実施するなど,これまで経験のない対応を求められた.こうした状況の中,学習環境の提供や学習支援などを通して学生への支援に取り組んできたラーニングコモンズも様々な方法で対処した.本研究では,コロナ禍におけるラーニングコモンズの対応を明らかにするために実施した質問紙調査の結果を報告する.

    DOI

  • ベトナムの森林地支配政策が高地の地域社会で起こす複合的な社会生態的動態

    Schaefer Holger, 宮口 貴彰, 吉積 巳貴, Tung Nguyen Ngoc 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 249-, 2021-05-24

    <p>ベトナムでは、森林伐採の抑制や植林のため、主に少数民族が利用していた高地の森林が1991年から行政機関による管理・保全されることになった。その後の数十年にわたり、森林の一部分が植林や保全林として地域ごとの住民に配分されてきた。また森林の配分とともに、高地での農業開発が進められてきた。このような森林配分・農業開発の政策により、全国の森林面積が拡大し、貧困率が低下してきたが、地域社会レベルでは…

    DOI

  • 書き手の視点に基づく受身表現の指導法

    佐古 恵里香 国際言語文化学会日本学研究 6 (0), 11-29, 2021

    This paper is a practical study in which an instructional plan for passive voice expression was created based on the results of a questionnaire survey and analysis of the writer's viewpoints using …

    DOI Web Site

  • 村上春樹とランニングと音楽とことば

    清水 泰生 国際言語文化学会日本学研究 6 (0), 71-80, 2021

    This paper examines the relationships among Haruki Murakami's running, music and his creative activities, such as novel writing. First, I describe the characteristics of Murakami's style and …

    DOI Web Site

  • 縦断調査からみた動機づけ研究

    岡田 涼, 大谷 和大, 梅本 貴豊, 田中 あゆみ, 鈴木 雅之 日本心理学会大会発表論文集 85 (0), SS-006-SS-006, 2021

    <p>心理学の研究において,縦断調査とそれに伴う分析方法は重要な役割をもっている。縦断調査から得られたデータを分析することによって,心理的側面の発達的変化と,変数間の因果関係に対してアプローチできる可能性が高まる。動機づけ研究においても,古くから縦断調査が行われ,重要な知見が蓄積されてきた。近年でも,縦断調査を用いて動機づけに関するさまざまな研究が行われ,多くのユニークな知見が生み出されている。…

    DOI Web Site

  • 青年の適応を促す環境づくり学習文脈と対人文脈に着目して

    渡邊 ひとみ, 野中 陽一朗, 稲垣 勉, 河越 隼人, 水野 邦夫 日本心理学会大会発表論文集 85 (0), SS-036-SS-036, 2021

    <p>本シンポジウムの目的は,青年期の「適応」をテーマとする一連の話題提供を踏まえ,青年の健康的な生活を促進するより良い環境づくりについて議論することである。話題提供の前半では,教職志望学生の“将来の職業と学業との接続性に対する理想と現実のズレ”に着目した類型化の試みと正課内外での学びとの関連性,また協同学習場面における動機づけ調整方略がエンゲージメントを介して主観的パフォーマンスに及ぼす効果な…

    DOI Web Site

  • 日本語の「配慮」の意味について

    辻 周吾 国際言語文化学会日本学研究 6 (0), 51-69, 2021

    The purpose of this study is to clarify the characteristics of the meaning of “consideration” in Japanese through a contrastive study between Japanese and Chinese. It also aims to explore the …

    DOI Web Site

  • 授業科目に対する動機づけレベルと変動性が授業中の学習方略に与える影響

    梅本 貴豊, 稲垣 勉 日本心理学会大会発表論文集 85 (0), PP-006-PP-006, 2021

    <p>この研究では,1セメスターにわたる授業科目に対する動機づけと,特定の1回の授業中における学習方略との関連について検討を行った。また,本研究では,動機づけの2つの側面に着目した。つまり,動機づけの高さの程度を意味する「レベル」と,一定期間における動機づけの変化の大きさの程度を意味する「変動性」である。2つの大学の学生に対して1セメスターにわたる縦断的な調査を実施し,122名のデータを分析した…

    DOI Web Site

  • 『日本語話題別会話コーパス:J-TOCC』

    中俣 尚己, 太田 陽子, 加藤 恵梨, 澤田 浩子, 清水 由貴子, 森 篤嗣 計量国語学 33 (1), 11-21, 2021

    話題が語彙・文法・談話ストラテジーなどに与える影響を検討するため,『日本語話題別会話コーパス:J-TOCC』を構築した.このコーパスの最大の特徴は15の話題を選定し,大学生のペアに5分ずつ話してもらったことで,話題以外の条件が統制されていることにある.話題は身の周りの話題が11,社会にかかわる話題が4である.1つの話題につき120ペア,合計10時間の会話が収められており,およそ11万語に相当する…

    DOI

  • 自律学習支援におけるオンライン相談・対面相談の今後の実施方法の一考察

    辻 美也子, 河野 弘美 日本教育工学会研究報告集 2021 (1), 196-203, 2021

    ...京都外国語大学・短期大学で自律学習支援の一環として提供しているプログラムは,2020 年度はそのほとんどをオンラインで実施した.その中で唯一,オンライン・対面の両方で実施したアドバイジング(学習相談)に焦点を当て,オンライン・対面の両方を経験している学生に対しアンケート調査およびインタビュー調査を行った.本発表においては,その結果を分析して見えてきた,相談者としての学生視点から考えられる,今後のよりよい...

    DOI

  • 観光学を学ぶ留学生のための語彙

    山田 勇人 国際言語文化学会日本学研究 6 (0), 1-10, 2021

    The growing number of overseas students who come to Japan for majoring in tourism is increasing. Many of them have difficulties in learning and understanding vocabulary not to mention kanji …

    DOI Web Site

  • 顕在的・潜在的グリットと両親のソーシャルサポートの関連

    稲垣 勉, 澤海 崇文, 澄川 采加 日本心理学会大会発表論文集 85 (0), PB-035-PB-035, 2021

    <p>グリットは学業や将来におけるポジティブな結果を導く非認知能力と考えられており,「情熱」と「粘り強さ」から構成され,「興味の一貫性」と「努力の粘り強さ」などとも呼ばれる。本研究ではソーシャルサポートがグリットに及ぼす影響について検討するため,大学生88名を対象に回想法による調査を行った。グリットの測定には,従来から用いられている質問紙の他に,潜在的測度であるSingle-Target …

    DOI Web Site

  • 観光経験における「想像力」の役割に関する哲学的考察

    原 一樹 日本観光研究学会全国大会学術論文集 36 (0), 127-132, 2021

    本稿では、旅や観光が人間にとって持つ意義や効果を再度吟味する作業の一環として、想像力が観光経験において果たす役割について、観光学理論や哲学・文学等の人文知を主に参照し、包括的な探究に向けた準備的考察をおこなった。その際、プレツアー、オンツアー、ポストツアーの 3 つの場面に分けて、それぞれにおける想像力の働き方を、他の心的作用との関わり方や、観光者の主体性の再編成、及び他者に対する態度の変容とい…

    DOI

  • 挙手行動に代わる意見表明方法の提案―小学校におけるプレゼンテーション相互評価を例に―

    森 篤嗣, 山口 昌也 社会言語科学 23 (1), 147-161, 2020-09-30

    <p>「新しい学習・教育」を検討する際には,社会的要請や技術的進展に合わせ,自明視された概念を疑い,見直す必要がある.本稿では自明視された概念の例として,挙手行動を取り上げ,小学校社会科におけるプレゼンテーション活動を対象に,アノテーションツールFishWatchr Miniを利用した挙手行動に代わる意見表明方法の提案をおこなった.挙手行動は,3人以上による談話場面において,自らの発話ターンを主…

    DOI Web Site

  • 授業中の学習における状況的動機づけレベルと変動性が深い処理方略と学業達成に及ぼす交互作用効果

    梅本 貴豊, 稲垣 勉 日本心理学会大会発表論文集 84 (0), PP-002-PP-002, 2020-09-08

    <p>本研究では,大学生を対象に,授業中の学習における状況的動機づけと深い処理方略,学業達成との関連を検討した。特に,状況的動機づけを動機づけレベルと動機づけの変動性の2側面から捉え,それらの交互作用効果に着目した。2つの大学の大学生に対して,それぞれ特定の授業中に短期縦断的な調査を行い,104名のデータを分析対象とした。5時点の状況的動機づけの平均値を「動機づけレベル」,個人内標準偏差を「動機…

    DOI Web Site

  • 私立大学における大学改革の現状 : 「大学経営効率化アンケート」に関するインタビュー調査の分析を通して

    山﨑, その, 伊多波, 良雄, 太田, 浩 大学行政管理学会誌 24 197-208, 2020-08

    本研究は、私立大学の経営担当者が、自大学の経営をどのように評価し、何を行っているのかについて考察した。本研究の特徴は、質問紙調査のデータを基にインタビュー調査を行い、量的・質的な分析を行っている点にある。質問紙調査だけでは、ある時点の結果としての情報しか得ることができないため、十分な分析ができない。そこで、学部構成や規模といった属性の違いを考慮した5つの大学を対象にインタビュー調査を行った。イン…

    HANDLE Web Site

  • 村上春樹の作品における旅についての一考察

    清水 泰生 国際言語文化学会日本学研究 5 (0), 193-203, 2020

    This article examines how Murakami's travels and physical activities, such as running, influenced his literary works, and what his travels and physical activities, such as running, convey to us. …

    DOI

  • 社会参加型学習による学びの構築に関する考察

    影浦 亮平, 枝元 益祐, 堀口 朋亨 国際言語文化学会日本学研究 5 (0), 79-93, 2020

    This paper aims to clarify the importance and difficulty of social participation learning including PBL (Problem-based learning) and active learning. Social participation learning makes learners to …

    DOI Web Site

  • 日本企业里中国员工的跨文化交际

    辻 周吾 国際言語文化学会日本学研究 5 (0), 161-170, 2020

    In this study, I survey the types of conflict these employees encounter with regard to systems and work-styles at Japanese companies caused by cultural differences. This survey covered eight topics: …

    DOI Web Site

  • 2020年ペルー臨時国会議員選挙 ―ビスカラ政権における政治勢力の断片化と混迷の深化―

    中沢 知史 ラテンアメリカ・レポート 37 (1), 44-51, 2020

    <p>本稿では、2016年以来政治的対立と混乱が続くペルー・ビスカラ政権における国会解散(2019年9月30日)から臨時国会議員選挙実施(2020年1月26日)に至る経緯と選挙プロセス、そして選挙の結果立法府内にどのような勢力図の変化が生じたのかを概説する。今回の臨時国会議員選挙では、国会勢力の断片化が前回2016年選挙時よりも増した。また、既存政党、とりわけ政府と激しく対立してきた右派の勢力後…

    DOI

  • 有吉佐和子『ぷえるとりこ日記』に関する覚書

    牛島 万 国際言語文化学会日本学研究 5 (0), 1-23, 2020

    A Japanese student named Sakiko Aida had the opportunity to travel to Puerto Rico with her colleagues from Milbridge University, to study and research Puerto Rican cultures and their economic lives. …

    DOI

  • Fear and Cultural Identity

    辰巳 遼 国際言語文化学会日本学研究 5 (0), 55-63, 2020

    グローバル社会における S N S などのデジタルなメディアは、情動を引き起こし、我々の生きる場を大きく変容させている。情報は我々を触発し、様々な境界を超越しながら我々に行動を起こすよう導いていく。新型コロナウイルス感染症の拡大にも見てとれるように、とりわけ恐怖は状況を一変させる力がある。恐怖という感情は今やアフェクト、情動として我々の身体に影響を与えているのである。情動は人々を特定の政治的、経…

    DOI

  • Twitterにおけるカッコ文字の使用に関する考察

    チャモロ セバスチャン・ウリエル 国際言語文化学会日本学研究 5 (0), 95-108, 2020

    In the Japanese language found on the internet, it’s not hard to find words used between parentheses, which are usually used to express the feelings and emotions of the user. However, not all of …

    DOI Web Site

  • アーレントにおける他者の倫理学

    影浦 亮平 国際言語文化学会日本学研究 5 (0), 35-54, 2020

    Today, we discuss separately on the ethics of the dual (typically Levinasian ethics) and on the ethics of the multiplicity (contemporary ethics since Kant). But can we discuss on the contemporary …

    DOI Web Site

  • 依頼に対する断りの談話展開のスタイル

    高 揚 国際言語文化学会日本学研究 5 (0), 109-128, 2020

    This research analyzes role exchanges in topics between speaker and listener, and clarifies the discourse development styles of refusal to requests seen in native Japanese and Chinese speakers. As a …

    DOI

  • プロスペクト理論におけるリスク認知と 「バイアス」

    田島 正士 保険学雑誌 2019 (646), 646_79-646_97, 2019-09-30

    <p>本稿では,第1にプロスペクト理論の「認知バイアス」の合理性について扱う。第2にプロスペクト理論の図示による新しい簡潔な説明方法について述べる。プロスペクト理論の価値関数は期待効用理論の効用関数に当たるが,この2つは利得がマイナスの領域で大きく異なる。ここではその妥当性を論じる。また,合理的根拠に基づいて,価値関数・確率加重関数を重ね合わせることで何が示されるかを述べる。本稿の結論としては,…

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 日本の人名用漢字と漢字コードの齟齬

    安岡, 孝一, 安岡, 素子 東洋学へのコンピュータ利用 第31回研究セミナー 3-27, 2019-07

    [東洋学へのコンピュータ利用 第31回研究セミナー] とき: 2019年7月26日(金)9:30~17:00, ところ: 国立国語研究所(立川)2F多目的室, 主催: 京都大学人文科学研究所附属東アジア人文情報学研究センター

    HANDLE

  • わが国におけるラーニングコモンズの評価動向に関する考察

    岩﨑 千晶, 川面 きよ, 村上 正行 日本教育工学会論文誌 42 (Suppl.), 157-160, 2018-12-20

    <p>本研究では大学がラーニングコモンズ(LC)をどう評価しているのか整理し,評価方法に関する動向を明らかにする.具体的にはCiNii を活用し「ラーニングコモンズ」で検索収集し,LC の評価を扱った文献66件に対し,評価目的,評価手法,評価項目に着目して分析し,結果を整理した.分析の結果,LC の評価は6つの目的に分けられ,LC …

    DOI Web Site

  • 鈴木大拙における白隠禅師の理解

    竹下 ルッジェリ・アンナ 印度學佛教學研究 67 (1), 63-69, 2018-12-20

    <p>In this article, the author explores Suzuki Daisetsu’s (1880–1966) understanding of Hakuin Zenji (1685–1768) and his teachings. In his many works, Suzuki Daisetsu did not mention much about …

    DOI Web Site Web Site

ページトップへ