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  • 伊藤比呂美論(下) : 『テリトリー論1』(その二)

    坪井 秀人 日本文学 39 (4), 22-33, 1990

    ...前回にひき続き伊藤比呂美『テリトリー論1』('87)について以下の二点を中心に考察した。第一は詩集中ほどに配された「コヨーテ」「悪いおっぱい」他に見られる母系世界とプレ農耕的な始原のイメージについて。「娘」に仮託されたそのカオスへの志向を、制度が刷り込んだ<起源>を相対化するものと捉えた。第二は引用の導入を契機に獲得したミニマリズムの方法について。...

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  • 伊藤比呂美論(中) : 『テリトリー論1』(その一)

    坪井 秀人 日本文学 39 (2), 48-57, 1990

    ...「父」が主要なモチーフとして選ばれていることもそれと平行関係にあるが、「父」が主役から降りると同時に、伊藤比呂美は写真と関わる不自由感を直視して、写真との自由な対話に入るべく言葉のテリトリーの自立に向かってゆくのである。...

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  • 伊藤比呂美論(上) : 『テリトリー論**』

    坪井 秀人 日本文学 38 (12), 24-35, 1989

    ...伊藤比呂美『テリトリー論**』は、<視欲>とも言うべきリアルな視線に支えられた散文スタイルにおいて際立っているが、そこには詩の領域を散文化の前で保持できない危機も待ち受ける。伊藤はその危機を他者の声をテクストに導き入れることによって克服しようとする。他者を食らい他者に食らわれる関係の設定が欲望を純正なものに高めてゆく。...

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