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検索結果 501 件

  • 伝統工芸産業におけるエコシステムの進化と海外展開

    後藤 和子, 高島 知佐子 文化経済学 21 (1), 46-57, 2024-03-31

    ...<p>伝統工芸産業は、一般には縮小傾向といわれている。しかし、統計データを精査した結果、2010年以降、出荷額や輸出額が上昇に転じている分野がある事が分かった。その一つが刃物である。なぜ、衰退傾向が一般的な中で、再び上昇に転じた伝統工芸産業があるのだろうか。</p><p>本稿は、量的・質的調査から刃物産業の実態、再生へと転じた要因を考察した。...

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  • 伝統工芸品産業におけるドメスティック・フェアトレード実現に向けた新たな研究課題

    大前, 慶和 鹿児島大学総合教育機構紀要 7 96-103, 2024-03

    ...伝統工芸品産業は存続に多くの課題を抱えている。伝統工芸品のジレンマは伝統工芸品の持つ特性であり、今日の消費者が伝統工芸品の価値を正しく金銭的に評価できない現象を意味している。こうした市場の失敗を補う手段として、ドメスティック・フェアトレードが提唱できる。  ドメスティック・フェアトレードを実現させるためには、伝統工芸品の持つ価値を消費者が理解できるように開示する必要がある。...

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  • 「能登の里山里海」と令和6年(2024年)能登半島地震

    河本 大地 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 324-, 2024

    ...ホクリクサンショウウオ 能登」「イカリモンハンミョウ」「希少種 能登」「生きもの 能登」「渡り鳥 能登」「中島菜」「能登野菜」「能登大納言小豆」「在来品種 能登」</p><p>■優れた里山景観</p><p>「白米千枚田」「茅葺き 能登」「白壁 能登」「黒瓦 能登」「家並み 能登」「間垣 能登」「風景 能登」「景観 能登」</p><p>■伝えていくべき伝統的な技術</p><p>「揚げ浜式」「製塩 能登」「輪島塗」「伝統工芸...

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  • 日本の伝統技術から繊維・アパレル産業の未来を考える―「被服学総合演習Ⅰ」の報告―

    竹本 由美子 生活環境学研究 11 17-20, 2023-12-01

    ...本演習では,学生に日本の地場産業や伝統工芸を調べて知ることから始め,日本の繊維技術の魅力だけでなく,作り手や企業の理念についても理解し,多くの問題に も気づく機会になることを期待し演習をおこなった。演習課題では,各自が興味を持った地場産業や伝統工芸品などからテーマを設定し,地球環境に配慮しながらどのように新しく発信することができるのかを,学生自身が企画側となって模擬展示発表会を開催した。...

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  • ウルシトグラス

    山口 光, 松沢 卓生, 藤田 洪太郎 デザイン学研究作品集 28 (1), 1_94-1_99, 2023-07-31

    ...<p>日本国内の伝統工芸・伝統産業を維持するためには、受け継がれてきた素材とその製法を保全することが必要である。本研究では、日本産の素材(以下 国産材)を活用した伝統工芸に着目し、異素材のコンビネーションによる相乗効果を狙って、食器のデザインをしている。...

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  • 地域企業と大手企業と大学との産学連携でのデザイン開発

    杉本 美貴, 本松 優花, 嶋村 由莉亜, 柴田 真衣, 武谷 歩美, 張 端壮, 大友 聡, 岡本 和士, 手槌 りか デザイン学研究作品集 28 (1), 1_52-1_57, 2023-07-31

    ...学生たちが、地場産業や伝統工芸の技を活かし、無印良品のものづくりの考え方を取り入れ、地域企業が無印良品を巻き込みながら販売・訴求できるデザインを実現した。<br>本作品は2022年6月に「無印良品 天神大名」(福岡市)で行われたイベントで展示し、商品化されたものについては販売も行なった。...

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  • スギ(<i>Cryptomeria japonica</i>)葉<b>2</b>段階温熱水パーコレーション抽出物の抗酸化活性

    佐藤 友紀, 松田 奈夕, 榊 郁子, 上原 健二, 工藤 真二, 林 潤一郎, 進藤 昌 木材学会誌 69 (3), 109-116, 2023-07-25

    ...<p>スギ(<i>Cryptomeria japonica</i>)の木材は,建材や家具,伝統工芸品などに広く使用される。しかし,スギの葉は,ほとんど使用されることなく,廃棄されてしまう。本研究では,水を溶媒とする2段階温熱水パーコレーションによる秋田スギ葉抽出物の生理活性を<i>in vitro</i>試験とヒト皮膚ケラチノサイトHaCaTを用いた細胞試験で評価した。...

    DOI Web Site 参考文献24件

  • 建築家・山川智嗣の観光事業創造・展開プロセス

    鎌田 直美, 若林 靖永 観光マネジメント・レビュー 3 (0), 16-31, 2023-03-31

    本研究は、観光による新市場の創造や伝統産業の新たな展開、地域活性化に有効な論理として熟達した起業家の行動原理であるエフェクチュエーションに注目し、事例分析によってその有効性を明らかにするものである。事例として建築家で起業家の山川智嗣氏が経営する株式会社コラレアルチザンジャパンの宿泊事業「Bed and …

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  • 益子町の窯業集落における営みと暮らしの空間連携に関する研究

    遠藤 康一, 稲用 隆一 住総研研究論文集・実践研究報告集 49 (0), 61-72, 2023-03-31

    ...本研究は栃木県益子町において陶器制作を行う個人経営の6窯元を対象に,敷地内に分散配置された作業場と住居の空間連携に着目し,建物と制作工程の関係から,伝統工芸産地の集落的環境における職住空間の特性を明らかにするものである。...

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  • 伝統工芸品のマーケティング戦略に関する一考察 -京都・清閑寺窯の事例-

    寺嶋, 正尚 経済貿易研究 : 研究所年報 (49) 101-118, 2023-03-25

    ...本論文は、伝統工芸品のマーケティング戦略について考察するものである。京都・清閑寺窯の事例を取り扱う。清閑寺窯は京焼の一種で、陶磁器への鮮やかな絵付を特徴とする。通常の消費財とは異なる各種マーケティング戦略について、個別具体的に考察する。さらに、伝統を継承しつつ、独創的かつ先進的な作品を生み出す清閑寺窯の状況を、インタビュー調査を通じて明らかにする。...

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  • 電気鋳造による七宝焼きにおけるデジタルファブリケーションを活用した原型製作の検討

    蛭田 直 日本デザイン学会研究発表大会概要集 70 (0), 160-, 2023

    ...<p>本研究は、少子高齢化などの要因により、継承が困難な状況にある伝統工芸の1つである七宝焼きの技法の電鋳七宝に着目し、デジタルファブリケーションを活用した原型製造方法の検討を行ったものである。具体的には、図案のデジタルデータを3次元データに変換し、3Dプリンタを用いて原型を出力し、現在の電気鋳造による製造プロセスで七宝の素地を製作して品質と造形について検証した。...

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  • 伝統工芸「博多人形」~流通について~

    井上 友子, 青木 幹太, 佐藤 慈, 星野 浩司 日本デザイン学会研究発表大会概要集 70 (0), 260-, 2023

    <p>バブル景気に沸いていた時期の1986年~1988年の3年間、180億円を記録した「博多人形」の生産高は、2012年に3.88%の7億円以下まで落ち込んだ。その後商況は下落し続け、現在ではごく一部の有名作家の工房を除き廃業する工房は後を絶たない。本研究は、因習的な店舗販売にWEBを通した拡販を加え、産地周辺に限られた流通を全国に拡大することを目的として試行した結果報告である。</p>

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  • 土佐硯の石材評価:鉱物単体分離解析に基づく検討

    浦本 豪一郎, 中村 璃子, 朝山 航大, 壹岐 一也, 多田井 修, 濱田 洋平, 谷川 亘, 廣瀬 丈洋 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 134-, 2023

    ...荒谷石」のように,歴史的な記録に残る硯材も存在しており(白野,1886),高知県西部では硯工芸の伝統文化が長く継承されてきたことが伺える.しかし,近年は安価な外国産硯の輸入や人工材料(プラスチックなど)製硯の生産と普及など,土佐硯に限らない,日本の天然石材製硯の生産・利用減少をもたらす状況が続き,硯職人が減少してきた.更に,土佐硯は原料となる粘板岩が採掘できなくなってきており,原料の枯渇によって,伝統工芸文化...

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  • 浮世絵におけるVGGを用いた特徴の分析

    本那 真一, 松井 暉 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2023 (0), 3Xin430-3Xin430, 2023

    ...<p>本研究は日本の伝統工芸品である浮世絵を定量的に調査し、ディープラーニングモデルを用いて作品の潜在的な特徴を抽出することを目的とする。 広く用いられている画像のためのディープラーニングモデルであるVGGモデル利用して9,000点以上の浮世絵の潜在的特徴を抽出し、代表的な浮世絵師の特徴を明らかにする。...

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  • 伝統工芸を題材としたSTEAM教育の可能性

    佐藤 慈, 青木 幹太, 田代 雄大, 井上 友子, 星野 浩司 日本デザイン学会研究発表大会概要集 70 (0), 70-, 2023

    ...<p>筆者らは、伝統文化とデジタルファブリケーションの学習を統合的に実施できるSTEAM教材の開発を目的として、福岡市にある小学校5年生の「総合的な学習の時間」において、福岡の伝統工芸品である博多張子を、3DCADソフトウェアと3Dプリンターを使って制作する授業を試験的に実施した。授業後に、児童を対象に、ARCSモデルに基づいたアンケートを実施した結果、授業が高い評価を得ていることが分かった。...

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  • ガラス工芸の復活を通じた世代間の関係性構築の語り

    竹内 一真 質的心理学研究 22 (1), 332-351, 2023

    ...近年,地域に伝わる固有の伝統工芸が復活するという現象が起こっている。一方で,復活する際にどのように当事者が不在の先行世代と関係を築き,時代に合った新たな制作物を生み出しているのかという世代間の関係性構築に関して十分に研究されていない。本稿では,一度は途絶えたが復活を果たした技能に関して,ナラティヴ・アプローチを通じて新たな制作物の開発に至るまでの過程を捉える。...

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  • 図画工作科・美術科における地域教材の変遷

    小室 明久 美術教育学研究 55 (1), 121-128, 2023

    <p>学校教育では地域の伝統や文化について学習することの重要性が取り上げられつつ,各地域の実態に応じた教材化を図ることが求められている。地域教材は社会科を中心に生活科,総合的な学習にて多くの実践があるが,図画工作科や美術科においても実践は行われている。本研究では岐阜県内の小学校から高等学校までの図画工作科及び美術科の指導案と研究紀要,実践報告から地域教材の資料を挙げ,考察を行った。岐阜県の『教育…

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  • 古墳時代に作られた黒漆甲冑における乾燥方法の調査

    山本 尚三 日本画像学会誌 61 (5), 522-528, 2022-10-10

    ...<p>現在,日本の伝統工芸品とされる236品目には南部鉄瓶のように金属と漆を組み合わせたものが多く,それらの製品は我々の身近にも存在する.そこで金属と漆の組み合わせの歴史を調べると,今から遡ること1600年前の古墳時代において既に甲冑に黒漆が塗られていたことが分析結果<sup>1)</sup>から判っている.また,末永<sup>2)</sup>や小林<sup>3)</sup>は古墳時代の甲冑に塗られた...

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  • 社会課題解決に向けた取組みに関する伝統工芸事業者の実態調査分析

    大淵 和憲 デザイン学研究 69 (2), 2_41-2_50, 2022-09-30

    ...分析を通じて、社会課題解決に向けた様々な取組みが、伝統工芸産地の存続という課題に対して有効であることが示唆された。<br> 今後、実際の取組みに関する調査を通じて、伝統工芸産地の課題解決に向けた実効性に結び付く要素の抽出と検討が必要であると考える。</p>...

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  • タウトにみるヴァナキユラーとしての竹皮編み

    前島 美江 アジア民族造形学会誌 18 (01), 56-63, 2022-08-27

    本研究は、ブルーノ・タウト氏が昭和初期に来日した際に高崎市で制作された工芸品「タウトの竹編み」に焦点を当て、タウト氏の思想を探ることを目的としています。 残された「タウトの竹編み」工芸品やデザイン、関係者への調査などからタウトの哲学を解明します。 まず、タウト氏を招聘した当時の高崎市の状況を明らかにする。 …

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  • ポスターデザイン評価における短時間閲覧時の指導者着目点再現の検討

    深澤, 菜月, 間瀬, 健二, 榎堀, 優 マルチメディア,分散,協調とモバイルシンポジウム2022論文集 2022 1583-1589, 2022-07-06

    ...絵画や伝統工芸,ものづくりなどの様々な分野において,熟練者は初心者及び中級者とは異なる視覚行動の特徴がある.このような熟練者の着目点を機械学習で再現できれば,初学者の支援や作品レベルの自動判別など,様々な応用が可能となる.本研究では,研究発表ポスターのデザインを対象にこれを研究した.ポスター画像及び評価時の大学教員の視線データから作成した良点・改善点ヒートマップで,顕著性マップ生成ネットワークを用いて...

    情報処理学会

  • 工芸産業への知的財産権の適用は工芸産業の振興に有効か

    後藤 和子 文化経済学 19 (1), 84-93, 2022-03-31

    ...<p> 伝統工芸は、有形無形の文化遺産でありクリエイティブ産業でもある。日本では、伝統工芸の振興は、文化庁の無形文化遺産の保護と経済産業省の伝統的工芸品の振興の両面で行われてきた。本稿では、伝統工芸が内包する技や文化的コンテンツに着目し、その振興策の1つである知的財産権の適用について検討する。...

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  • 大島紬の現在位置とドメスティック・フェアトレードの可能性

    大前, 慶和 鹿児島大学総合教育機構紀要 5 15-30, 2022-03

    ...また、伝統工芸品産業を存続させるには、生産規模を縮小することによって希少性を打ち出すか、あるいは作家性を打ち出す手法があると考えられる。 大島紬に焦点を当てて分析すると、手作業の細やかさの追求は群を抜いていると言えるが、逆に消費者は大量生産品との区別が難しくなり、ますます消費行動を控えるようになっている。...

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  • クラウドファンディングを有効活用する伝統工芸事業者像の探索

    大淵 和憲 日本デザイン学会研究発表大会概要集 69 (0), 122-, 2022

    ...<p>本研究は、九州7県の伝統工芸産地事業者を対象とした質問紙調査を通じ、クラウドファンディングに対する意識や取組みの現状を把握する。調査の結果、若い経営者あるいは事業承継を経た次世代の経営者による産地事業者が、クラウドファンディングの利活用等に対して、柔軟に受容し推進しようとする構図が浮き彫りとなった。伝統工芸産業において今後、事業承継が産地存続という課題に対して重要な役割を果たす可能性がある。...

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  • 3Dプリンターを活用した伝統工芸ワークショップの実践と評価

    佐藤 慈, 青木 幹太, 田代 雄大, 井上 友子, 星野 浩司 日本デザイン学会研究発表大会概要集 69 (0), 298-, 2022

    ...本研究では、伝統工芸とデジタルファブリケーションを統合的に学習できる小学校向け教育コンテンツの開発を目的とし、福岡の伝統工芸品である博多張子を、3DCADソフトウェアと3Dプリンターを使って制作する小学生向けのワークショップを実施するとともに、その結果について評価を行った。</p>...

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  • やきものと心の世界

    畑石 眞嗣, 河合 俊雄, 岩宮 恵子, 西村 喜文 箱庭療法学研究 35 (1), 79-92, 2022

    ...箱庭療法学研究 第35巻 第1号 pp.79-92 2022年<BR>資料<BR>やきものと心の世界<BR>基調講演:畑石眞嗣<BR>日本伝統工芸士会 伊万里有田焼伝統工芸士<BR>指定討論:河合俊雄<BR>京都大学こころの未来研究センター<BR>岩宮恵子<BR>島根大学<BR>司会:西村喜文<BR>西九州大学...

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  • 伝統工芸の型染の技術調査と新たな手法試染(自主研究)

    石河, 美和子 東京家政大学ヒューマンライフ支援機構生活科学研究所研究報告 44 65-68, 2021-07

    東京家政大学ヒューマンライフ支援機構生活科学研究所研究報告は、本研究所の活動成果を取りまとめたものです。本報告書掲載された研究成果の全部又は一部を他で公開する場合には、必ず、生活科学研究所報告を引用した旨、あるいはリファレンスを付ける等の措置を講じてください。

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  • 伝統工芸士によるマーケティング

    石井 隆太, 小野 晃典 マーケティングジャーナル 41 (1), 109-119, 2021-06-30

    ...本論は,その成功要因は,デザイン会社との提携,直販チャネルの構築,そして何より,漆琳堂社長で伝統工芸士の内田氏の企業家精神に存するということを論じる。</p>...

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 作業療法士が行う地域資源評価チェックリストの作成に向けたパイロットスタディ

    有川 真弓, 松尾 真輔 千葉県立保健医療大学紀要 12 (1), 1_108-1_108, 2021-03-31

    ...</p><p>(結果)</p><p> その結果,高齢者施設で勤務するOTの人的資源に対する評価の視点は,①地域で活用しうる人的資源,②連携している人的資源,③人的資源に関して役立つ観点とスキル,④必要と考える人的資源の4つのカテゴリーに分類された.①地域で活用しうる人的資源は,老人会,ボランティアガイド,民生委員,伝統工芸師などの「地域住民」,対象者のキーパーソン,親族などの「家族」,高齢者福祉課の...

    DOI 医中誌

  • <研究論文>有田焼の創始者 百婆仙についての基礎的研究

    野村 育世 日本研究 = NIHON KENKYŪ 62 9-34, 2021-03-31

    ...戦後の辞典では韓国史上の人名は除かれたが、日本の伝統工芸の祖である百婆仙たちまでが削除された。1970年代になると、小説家が書いた『肥前おんな風土記』が百婆仙を取り上げたが、その虚実入り混じった内容は今もなお強い影響を残す。21世紀の現在、日韓の市民の間で百婆仙に対する関心が高まっているが、学術研究においては出遅れている。 百婆仙の史料は、没後50年に曾孫が建立した法塔が唯一のものである。...

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  • 地域の伝統文化を題材とした教材の可能性について ~延岡小峰焼の事例から~

    泰田, 久史 宮崎学園短期大学紀要 (13) 135-142, 2021-03

    ...これまで陶芸家として宮崎県延岡市にある古窯「小峰焼」の再生や普及活動に取り組んできた が、その過程において地域の伝統工芸品が、さまざまな角度から子どもたちの教材として活かせ ることを実感してきた。これまでの活動を振り返りながら教材として、さらには地方創生に寄与 する可能性について考えてみたい。...

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  • 庶民生活にフォーカスした町屋風景調査とワークショップ

    井上 友子, 青木 幹太, 佐藤 慈, 星野 浩司 日本デザイン学会研究発表大会概要集 68 (0), 144-, 2021

    ...毎年「山笠」でにぎわう博多の旧中心街は、かつて伝統工芸士が活躍する町家だった。しかし、時代様式の変化でほとんどの工房が姿を消し、町の活気が歴史の1ページにすぎなくなった矢先、新型コロナ感染症が拡大し、博多の町家は瀕死状態に陥った。高齢者の居住比率が高い博多町家の時間は止まり、人々の当たり前の日常まで姿を消した。...

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  • 民族観光が伝統工芸の継承に与える影響分析

    黛 陽子 地域学研究 51 (2), 303-321, 2021

    <p>  The United Nations World Tourism Organization (UNWTO [20] (2005)), in its Indicators for Sustainable Tourism Destinations ([22](2004)) states that sustainable tourism development needs to take …

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 伝統工芸における文化と産業の持続性

    後藤 和子, 高島 知佐子 21世紀における持続可能な経済社会の創造に向けて 1 (4), 11-20, 2021

    ...<p>本稿は、文化経済学の視点から伝統工芸をクリエイティブ産業と捉え、刃物産業を事例に持続可能な経済と文化の関係を考察したものである。播州三木打刃物、播州刃物、越前打刃物の3つの産地の事例から、(1)事業所・職人を超えた後継者育成がなされ、産地内の横のつながりが働きやすさや新しい活動につながっていること、(2)海外展開が職人の技の価値に気づく機会になっていることが明らかとなった。...

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  • 芭蕉布繊維の簡易採繊

    柿原 文子, 小泉 好司, 佐々木 敏雄, 野村 陽子 日本家政学会誌 72 (12), 818-828, 2021

    ...この布はかつては庶民の野良着として日常生活に使われていたが, 現在は伝統工芸品として, 着尺用の高級な織地が製造されている. その繊維の抽出は, 職人の勘に頼るところが多く, また厳選された上質な材料が必要とされている.</p><p> 本研究では, 伝統工芸品としての芭蕉布作製では質が悪く使われない材料から, 伝統法における工程を基にした非常に簡単な条件により, 芭蕉布繊維を抽出した....

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  • 武道用木刀の生産および流通の現状と課題

    十川 陽香, 興梠 克久 林業経済研究 67 (3), 39-49, 2021

    木刀は剣道や古武道等において使用され,そのほとんどは宮崎県都城市で生産されている。カシ類で製作されることが 多く,製作過程はこれまでに調査が行われた。本稿では,現在の木刀の生産,流通の現状と課題を明らかにするために,木刀製作所や武具販売店,製材業者,原木市場,カシ類を利用する鉋や農林業用具の製作会社に対して2019~2020年に聞き取り調査を行った。その結果,若手職人の不足による技術継承の危機的…

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  • 国によるテキスタイルのグラフィックの違いに対する内集団の弁別力の検討—インドでの絣の柄を用いた比較—

    須藤 竜之介, 久保 裕貴, 布施 健吾, 江口 久美 日本心理学会大会発表論文集 85 (0), PC-164-PC-164, 2021

    <p>本研究の目的は,文化的特徴を有する視覚的刺激の弁別力を,内集団と外集団の観点から明らかにすることである。顔の認識課題では刺激が内集団かどうかでその識別力が異なることが明らかにされているが,テキスタイルの柄のような文化的特徴が反映されたオブジェクトにおいても同様に弁別力が異なるかを検討する。具体的には,世界の多くの国で古くから生産されている工芸品「絣」の柄を対象に,文化圏の異なる複数の国のも…

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  • 秋田のクルーズ観光

    村山 めい子, 相沢 陽子, 根岸 洋 国際教養大学 アジア地域研究連携機構研究紀要 12 (0), 1-34, 2021

    ...その一方で、訪日クルーズ客がもたらす経済効果は比較的低く、クルーズ船の係留時間の延長、外国人向けの新商品、秋田の伝統工芸などの「体験」商品の開発など、受入れ側のリスクを抑えながらも、訪日クルーズ客の経済活動を促進する方策が望まれる。...

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  • 「農民美術」の成立背景と受容をめぐる一考察

    市川 寛也 美術教育学研究 53 (1), 25-32, 2021

    ...農民という言葉の持つ意味合いが大きく変化した現在もなお,農民美術は長野の伝統工芸として受け継がれている。100年間にわたる受容の変遷を辿ることで,新たな文化運動が伝統として定着していく地域文化創造のプロセスを示した。</p>...

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  • 21 世紀の日本の新色名を探る―2010 年代の車の色を中心に―

    吉村 耕治, 山田 有子 日本色彩学会誌 44 (3+), 204-, 2020-05-01

    ...<p> 新しい色名は,いつの時代でも創られている.21世紀の日本車の新色名に,「グロリアスグレーメタリックモリブデン鸞鳳(らんぽう)」や「デミュアーブルーマイカメタリックモリブデン瑞雲(ずいうん)」がある.これらは最高級車センチュリーの色名で,その塗装には日本の伝統工芸の漆塗りを参考に,層を重ね,研ぎと磨きを加えることで奥深い艶や輝きが追求されている.そして,敢えてカタカナと漢字を併用することによって...

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  • 木目込み細工デザイン支援システム

    伊藤 謙祐, 五十嵐 悠紀 画像電子学会誌 49 (4), 315-325, 2020

    ...<p>木目込み細工とは,溝が彫られた木製の型に布を貼り付けて制作する伝統工芸品である.手芸用品店などで販売されている制作キットを使用すれば,初心者でも簡単に制作することができる.しかし,オリジナルデザインの木目込み細工を制作することは,初心者にとって困難である.本論文では,木目込み細工のためのデザイン支援システムの提案を行う.対象とする木目込み細工は平面及び平面を組み合わせた立体的な形状とした.ユーザ...

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  • 湯沢市稲川地区のウルシ林の現状について

    成田 憲二, 石沢 真貴, 林 武司 日本地理学会発表要旨集 2020s (0), 178-, 2020

    ...近年、国による伝統工芸品の再評価を受け,秋田県,湯沢市の支援事業等により人材育成や商品開発,海外販路の開拓などに取り組んでいる。その中で、漆器生産者自身により漆の生産を行う活動が始まり、稲川地区2ヶ所においてウルシの植林も試験的に行われている。ウルシ植林には、その生態学的特性の理解と周囲の土地利用形態を考慮した適正な生産・管理が必要である。...

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  • 地域の活性化にむけたデザインの顕彰事業

    伊豆 裕一 日本デザイン学会研究発表大会概要集 67 (0), 318-, 2020

    ...近年は、工業製品に対して、企画段階からデザインを取り入れた伝統工芸品や、地域の課題解決にデザインを活用した仕組みのデザインが増加していることが示された。</p>...

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  • ユネスコ世界ジオパークの概念:わが国での実践における齟齬

    朝日 克彦 日本地理学会発表要旨集 2020s (0), 291-, 2020

    ...</p><p></p><p></p><p></p><p>3.GGN/ユネスコの概念とわが国での齟齬:原因と将来</p><p>UNESCO(2016)において記述される目標達成のための実践的取り組み,例えば−象徴的に描かれる−伝統工芸品の販売奨励による地域経済開発は,LDCをはじめとした第三世界にこそ相応しい持続可能な開発の具体的手段であって,成熟し縮小を迎えるわが国においてそのまま履行するインセンティブ...

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  • 伝統工芸産業の外部環境変化を巡る産地事業者の意識の検討

    大淵 和憲 日本デザイン学会研究発表大会概要集 67 (0), 326-, 2020

    ...<p>伝統工芸産業を取り巻く外部環境が急速に変化している。本研究では産地事業者を対象とした調査を基に、キャッシュレス決済対応への関心や、ふるさと納税制度に対する関心について検討した。クロス集計結果に基づくカイ二乗検定と残差分析を通じて、新製品開発への関心が高い事業者はキャッシュレス決済への関心も高く、流通の弱体化を意識している事業者ほどふるさと納税制度への関心が高い傾向にあることがわかった。...

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  • 信州創生に向けた「長野県営業本部」のミッション

    禹 在勇, 熊谷 晃 日本デザイン学会研究発表大会概要集 67 (0), 64-, 2020

    ...その目的は「本県の農林水産物及び同加工品、伝統工芸品等の県外販路の開拓・拡大に向けた営業活動、情報発信等を実施し、生産から販売まで一貫したマーケティング支援体制を構築することにより営業力と発信力を高め、本県の『稼ぐ力』と『ブランド力』の向上を図る」ことである。これまでの行政は販売を支援することが少なかったと言えないだろうか。...

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  • 序文

    後藤 百万, 原 勲 Japanese Journal of Endourology 33 (2), 210-210, 2020

    ...料理や伝統工芸, 芸術等においては徒弟制度が現在でも一般的なシステムとして機能しているが, 手術の分野においても先輩医師から実際の手術の中で学んでいくのが基本である. 徒弟制度と言うと旧態依然とした理不尽な教育システムを連想させる響きがあるが, よく出来た徒弟制度は「技」を伝承するには極めて有用な方法である.</p><p> 私達は開腹の尿管切石術や前立腺核出術が行われていた最後の世代に相当する....

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  • 加賀友禅図案のデジタルアーカイブとそれを用いた学術研究

    鳥居 拓馬 情報知識学会誌 29 (4), 323-329, 2019-11-23

    ...<p> 石川県金沢市には加賀友禅と呼ばれる着物制作を中心とした伝統的な染色技法がある.その伝統工芸もまた加賀友禅と呼ばれる.著者はあるきっかけで友禅作家の一人と交流をもち,その友禅作家のご厚意で彼の加賀友禅の図案(デザイン画のこと;意匠ともいう)を電子データ化する機会に恵まれた.本稿では著者が進めている加賀友禅図案のデジタルアーカイブ化の試みを報告する.合わせて,著者自身の研究経験をもとに,データサイエンス...

    DOI Web Site Web Site 参考文献1件

  • MRを用いた伝統的絵付け技法修得教材の開発研究

    中村, 隆敏 エンタテインメントコンピューティングシンポジウム2019論文集 2019 356-358, 2019-09-13

    ...本研究は伝統工芸陶磁器絵付け技能支援のため、MR用HMDを用いた技能学習支援教材を開発することで、職人希望者に対し文様や絵柄の模写再現技能修得の期間短縮を目指すことである。本研究では陶磁器絵付け伝統工芸職人の手わざによる運筆を4Kビデオカメラで撮影し、三次元入力デバイスで描画速度を記録し、筆圧を記録していく。...

    情報処理学会

  • 伝統工芸とデザイン教育

    中野 仁人 デザイン学研究作品集 24 (1), 1_38-1_43, 2019-03-31

    ...その間、いくつもの伝統工芸工房の職人たちと協働しながら、現代社会に合致した製品コンセプトの提案や、新たな機能の追求、異なる素材の実験、異なる工芸技法の併用や工房間の連携の試み、さらに新技術の開発や活用など試行錯誤を重ね、これからの京都の伝統工芸の展開について検討し続けてきた。そしてまた社会に向けて伝統工芸を発信する行為としてのデザイン作品へ昇華することを目指してきた。...

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  • [B13] 最新映像機器によるデジタルアーカイブ:~360度カメラを利用した実写VRコンテンツ~

    河道 威, 古賀 崇朗, 永渓 晃二, 米満 潔 デジタルアーカイブ学会誌 3 (2), 159-162, 2019-03-15

    ...<p>佐賀大学クリエイティブ・ラーニングセンターでは、これまでに佐賀県内の伝統工芸や伝承芸能などの歴史的・文化的な資産や資料を映像として記録し、アーカイブコンテンツを制作している。更に、それらは本学の学修教材として利用したり、「佐賀デジタルミュージアム」において公開したりしている。...

    DOI 研究データあり 参考文献1件

  • 交わるアートとサイエンス

    サイエンスウィンドウ編集部 サイエンスウィンドウ 12 (4), 1-38, 2019-01-09

    <p><b>目次</b></p> <p><b>特集 交わるアートとサイエンス</b></p> <p>p.04 テクノロジーで広がる アートの可能性</p> <p>p.06 デジタルとアナログの融合で 時空を超えて甦るクローン文化財</p> <p>p.11 映画の感動をすべての人に</p> <p>p.13 みんなで音を楽しもう♪</p> <p>p.15 VRで新しいアニメの表現を</p> …

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  • 食洗機対応伝統工芸品「ナノコンポジット玉虫塗」

    蛯名 武雄, 佐浦 みどり, 松川 泰勝 Synthesiology English edition 11 (2), 68-80, 2019

    漆器表面上に樹脂と粘土が混合した保護層を付与することによって、高耐久性漆器を開発した。保護層の成分は、溶媒への分散性、膜の透明性、硬度の観点から選択した。食洗機で繰り返し洗っても、保護層の色、つや、表面平坦性がいずれもほとんど劣化しないことが確認された。ペーストの粘度、スプレー吹き出し圧、塗工回数を最適化し、製品への保護層付与方法を確立した。さらに、意匠性、生産性を検討し、ユーザー評価も加味し、…

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  • 伝統工芸産業事業者の産地組合に対する意識の検討

    大淵 和憲 日本デザイン学会研究発表大会概要集 66 (0), 146-, 2019

    ...<p>九州7県の伝統工芸産地が抱える問題点や産地組合に対する意識の把握を目的とした調査の結果を分析した。まず、事業者が組合に対して抱く意識として、「納期重視の事業者は、組合活動が多忙になると納期を守れなくなる」「デザイナー連携を重視する事業者は、組合活動が多忙になるとデザイナーとの時間が確保できない」等の構図が浮かび上がってきた。...

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  • 地域振興策の一助となる文化的プログラムデザイン

    佐藤 佳代 日本デザイン学会研究発表大会概要集 66 (0), 144-, 2019

    ...研究者はこれに着目し甑島地域の伝統工芸を知る・体験できるような文化的プログラムをデザインし、ターゲットに響く交流的観光の推進、地域文化の振興、地域特性を生かした学校教育・生涯学習の推進の支援をすることを目的とした。また今後甑島地域で独自の運用ができるよう「きゃんぱく」プログラムとしてのパッケージ化を目指す。本発表では2年計画の研究のうち、2018年度の進捗と今後の実施計画について報告する。</p>...

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  • 台湾の伝統工芸巻き花による朝顔の形作り

    曹 語彤, 羅 彩雲 日本デザイン学会研究発表大会概要集 66 (0), 512-, 2019

    <p>客家人の巻き花と&#38313;南人の春仔花は昔から伝え続けてきた工芸で、糸を紙板に巻きつけて作られた花の形作りであり、女性の美しさへの好み及び冠婚葬祭で、従来の人々の生活で重要な役割を果たすものである。本研究は、従来の当該工芸にない花の形作りへの応用を考案し、朝顔とい う斬新な花の形作りを狙いとすること。新しい形作りという新商品の開発により、現代の美意識に一致すると同時に、伝統を受け継ぎ…

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  • 地域資源を活かした暮らしの記録

    松原 かおり, 池田 岳史 日本デザイン学会研究発表大会概要集 66 (0), 176-, 2019

    ...<p>福井県内には、様々な伝統工芸や高度成長期より培われた産業技術などがあるが、現在,後継者不足に伴いその技術を受け継ぐヒト・技・物を失いつつある。...

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  • 急須材質が緑茶浸出液の呈味成分に与える影響

    山澤 和子, 荒井 七海, 井田 有香, 稲垣 花歩, 犬飼 陽南子 日本調理科学会大会研究発表要旨集 31 (0), 128-, 2019

    ...愛知県の伝統工芸「常滑焼」産地では「常滑焼急須で淹れた緑茶は苦渋味が弱く,口当たりがまろやかで美味しい」と言い継がれている。本報告は,急須材質が緑茶浸出液の呈味成分含量に及ぼす影響について検討した。</p><p>【方法】<b>試料緑茶葉</b>:1mmの篩上の煎茶葉(静岡県産)を用いた。...

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  • 岐阜県美濃手漉き和紙を支える職人と地元の取り組みに関する研究

    早川 雅通, 武田 美恵 日本インテリア学会 論文報告集 29 (0), 1-4, 2019

    ...かつては地域の自然を利用し伝統工芸品を作るなど,原材料と地域性には深いつながりがあった。本研究では,美濃和紙を例に,建築と関わりのある和紙原料利用の歴史的変遷及び職人が今後どのように伝統を守り支えていくかを調査した。最高級の書院紙である本美濃紙は伝統的な製法と製紙用具により作られ,その材料には他地域産の良質な楮(こうぞ)を用いなければならない。...

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  • デジタルサイネージによる情報発信と情報収集

    佐藤 慈, 青木 幹太, 井上 友子, 佐藤 佳代, 進藤 環, 星野 浩司 日本デザイン学会研究発表大会概要集 66 (0), 168-, 2019

    ...「ハカタオフク」は、2018年11月にマリンメッセ福岡で開催された「KOUGEI EXPO IN FUKUOKA」で初公開され、その後も福岡市内の施設(はかた伝統工芸館、福岡市美術館、イムズ)において展示された。これらの展示に併せて、「ハカタオフク」のPRと人気投票を行うためのデジタルサイネージが開発された。...

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  • 窯業用燃材の生産・流通構造

    関向 仁志, 山本 美穂, 林 宇一 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 214-, 2018-05-28

    ...伝統工芸品の益子焼においては、遠隔地からでも良質なアカマツの薪を手に入れたいという需要が存在し、薪の長距離流通が成立した。</p>...

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  • 福知山市伝統工芸の観光資源化(1) -地域の無形資産活用の試み-

    ヒラノ, マコト, ナカオ, セイジ, カミタニ, タツオ 福知山公立大学研究紀要 2 (1), 107-137, 2018-03-31

    ...福知山市には、地元の伝統工芸として、大江二俣和紙、夜久野漆(原液、漆器)、福知山藍染など3種類のものが現存し、これらはともに原材料からの栽培にこだわって行われている点が共通している。ただ、こうした伝統工芸も産業的な収益性確保には課題も多く、他の地域と同様、後継者不足や認知度低下などの課題を抱えている。...

    機関リポジトリ

  • [C12] 佐賀デジタルミュージアムの構築:~佐賀の遺産を後世に伝えるために~

    河道 威, 古賀 崇朗, 永溪 晃二, 穗屋 下茂, 梅崎 卓哉, 田代 雅美 デジタルアーカイブ学会誌 2 (2), 103-106, 2018-03-09

    ...<p>佐賀大学では、これまでに佐賀県内の伝統工芸や伝承芸能などの歴史的・文化的な資産や資料を映像として記録し、デジタルコンテンツ化及びeラーニングコンテンツ化を行ってきた。それらのデジタルコンテンツをアーカイブし、誰でもWeb上で閲覧できるようにするため、2014年に「佐賀デジタルミュージアム」を構築した。...

    DOI 研究データあり 参考文献1件

  • 大学における工芸教育とデザイン教育

    伊豆 裕一 日本デザイン学会研究発表大会概要集 65 (0), 304-305, 2018

    ...我が国の伝統的工芸品(以下:伝統工芸)産業は、生活様式や市場の変化に加えて、職人の高齢化や後継者不足といった問題もあり減少の傾向にある。一方で近年、伝統工芸とデザインのコラボレーションにより現代の消費者のニーズに合わせた商品が国内外で高い評価を受けるなど注目もされている。これに対し、大学における伝統工芸教育とデザイン教育は、多くの場合、異なる学科やコースとして行われている。...

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  • 明治期における上野地域の景観変遷

    洪 明真, 太田 慧, 杉本 興運, 菊地 俊夫 日本地理学会発表要旨集 2018s (0), 000284-, 2018

    ...1.研究対象地域<br><br>現在の上野地域の地名は,永禄2(1559)年の記録によれば,「古くは鳥穢野と書いて,松や杉が茂って,人跡が絶えたところなので,飛鳥の糞ばかりであった」と書かれている.台地と水系を持つ地形,鬼門に当たる方位,広い面積にあったことから,上野地域は江戸幕府の権威を示す場所として選定され東叡山寛永寺を建造した後,江戸の代表的な寺社地となった.日本の伝統工芸品や特産品が慶応3(...

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  • 沖縄の工芸産業に関する研究動向

    上野 和彦, 石田 典行 都市地理学 13 (0), 104-114, 2018

    ...<p> 沖縄地域の伝統工芸産業は,琉球王朝の保護・奨励と人々の努力によって独特の特徴を持つ産業として発展した.それ故,沖縄地域の伝統工芸産業は,そこで暮らす人々の精神性や風土性を強く反映している....

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  • 大規模自然災害後の集団移転と「社会変化」

    金谷 美和 日本文化人類学会研究大会発表要旨集 2018 (0), 35-, 2018

    本発表は、2001年に発生したインド西部地震被災地において、新村を建設し集団移転をおこなっている被災者について報告し、大規模災害後の「社会変化」について論じる。グジャラート州カッチ県D村で染色を生業とする職能集団カトリーは、新村を建設し生産拠点を移転させた。すでに97世帯が移住し、社会は平常にもどりつつある。しかし、被災者のライフヒストリーに注目すると、平常化に含みこまれた変化が明らかになる。

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  • 窯元とその家族の目を通した陶芸の里・小鹿田皿山の景観とその評価

    山下 三平, 丸谷 耕太, 林 珠乃, 大森 洋子 土木学会論文集D1(景観・デザイン) 74 (1), 51-62, 2018

    ...本研究は伝統工芸の重要文化的景観地である小鹿田皿山を対象とし,窯元/家族の実存的景観の表象と評価を調べ,この地と関連が深い小石原皿山と比較して,窯業/伝統工芸の里の文化的景観の保全・活用に寄与すべき知見を得ることを目的とした.写真投影法による調査の結果,小鹿田焼の窯元と家族にとっての実存的な景観は,作業様相,人間,道具類,活動場,屋内外の作業をつなぐ中間領域等によって特徴づけられることがわかった.また...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 食洗機対応伝統工芸品「ナノコンポジット玉虫塗」

    蛯名 武雄, 佐浦 みどり, 松川 泰勝 Synthesiology 11 (2), 69-80, 2018

    漆器表面上に樹脂と粘土が混合した保護層を付与することによって、高耐久性漆器を開発した。保護層の成分は、溶媒への分散性、膜の透明性、硬度の観点から選択した。食洗機で繰り返し洗っても、保護層の色、つや、表面平坦性がいずれもほとんど劣化しないことが確認された。ペーストの粘度、スプレー吹き出し圧、塗工回数を最適化し、製品への保護層付与方法を確立した。さらに、意匠性、生産性を検討し、ユーザー評価も加味し、…

    DOI Web Site Web Site 参考文献1件

  • 干菓子(打ち物)の物性と食嗜好性

    村上 陽子, 中丸 葵惟 日本調理科学会大会研究発表要旨集 30 (0), 115-, 2018

    ...特に木型は職人の手による伝統工芸品であり、季節感や意匠を大事にしていることから、食文化において重要な道具といえる。木型を用いて作られる和菓子に、打ち物がある。打ち物は干菓子の一つであり、造形や色彩により、季節感を多様に表現している。打ち物は木型に材料を詰めて成形・打ち出したもので、主材料として和三盆、副材料として米粉やきな粉を用いる場合がある。...

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  • 芭蕉布生産工程における木灰汁の果たす役割

    渦岡 梓, 仲間 勇栄, 陳 碧霞 琉球大学農学部学術報告 = The science bulletin of the College of Agriculture, University of the Ryukyus (64) 13-27, 2017-12

    ...それにもかかわらず、これまで研究されてきたのは、ほとんどが芭蕉布の伝統工芸としての文化・歴史・デザイン等に関するもので、芭蕉布生産工程における木灰汁の果たす役割については、ほとんどなされてこなかった。本論文では、芭蕉布の品質に大きく影響している木灰が、生産工程において、どのような役割を果たしているかを明らかにすることが目的である。...

    日本農学文献記事索引

  • 北京都地域の中小企業の実情と地域創生を目指した産学公連携の提案

    イバタ, マサカズ, カミタニ, タツオ, Ibata, Masakazu, Kamitani, Tatsuo 福知山公立大学研究紀要 1 (1), 1-14, 2017-03-31

    ...また、丹後ちりめんや黒谷和紙等の伝統工芸では、職人の高齢化が進み事業継承が難しい状況にある。このような状況の中で、各自治体は産学公連携による地域産業の活性化に取組んでいるが、新規事業の創出までには至っていない。また、京都工芸繊維大学、福知山公立大では、平成28年度より地域課題学習に重点を置いた新カリキュラムを進めている。...

    機関リポジトリ

  • 物から学ぶ ―炉縁の制作を通して

    小川 太郎 GEIBUN : 富山大学芸術文化学部紀要 11 118-121, 2017-03-31

    ...この過程では、熟練した伝統工芸木工作家が制作し残していった炉縁の組手構造見本を参考にして制作を行った。見本に定規を当てるなどの方法で調べるうちに、木工作家が見本の中に込めた意味が次々と明らかになり、見本に残された痕跡より多くを学ぶことができた。  本稿では、物の中に残された痕跡を介し、意図を受け取るという技能の伝承例を克明に描写する。...

    DOI 機関リポジトリ HANDLE

  • 柳宗悦の民芸思想とその中国伝統工芸の伝承・発展への示唆について

    鍾, 朝芳 東アジア研究 15 97-116, 2017-03

    ...東アジの伝統工芸にはある程度の共通性が認められるので、中国の伝統工芸の伝承・発展を検討するために、日本の柳宗悦の民芸思想を代表として取り上げて考察する。本論文は日本の伝統工芸などの伝統文化の保護と発展に重要な役割を果たしている柳宗悦の民芸研究の思想を論じた上で、その研究が中国伝統工芸の伝承・発展への示唆について検討する。以下は結論である。...

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  • 刑務所の伝統工芸

    山崎, 明子 千葉大学大学院人文社会科学研究科研究プロジェクト報告書 = Chiba University. Graduate School of Humanities and Social Sciences Research Project Reports 321 128-137, 2017-02-28

    type:text

    機関リポジトリ

  • 加賀友禅とガラス技術の融合

    草野 英二 表面科学 38 (8), 425-426, 2017

    ...<p>金沢を代表する伝統工芸品である加賀友禅を合わせガラスパネルとし,駅などの公共の場における意匠建築材として使用した事例を,金箔あるいは和紙合わせガラスパネルの使用事例とともに紹介する。</p>...

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  • 犯罪者更生と伝統工芸伝承の人材育成: 秋田県の矯正施設と更生保護の取り組みについて

    寺野 摩弓 国際教養大学 アジア地域研究連携機構研究紀要 4 (0), 71-82, 2017

    ...秋田県には伝統工芸品、民俗芸能などが継承されており、地域振興の重要な役割を担ってきた。しかしながら生活様式の変化による需要減少、流通の変化による安価な大量生産品の台頭、および少子高齢化による後継者不足、そして材料の調達困難さにより、これらの存続が危ぶまれている。本研究では、伝統工芸品や民族芸能の需要に対応する施策の一環としての犯罪者更生の取り組みについて考察するものである。...

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  • 希少銘木「黒柿」の物理化学的特徴と生体鉱物化作用

    田崎 和江, 竹原 照明, 橋田 由美子, 橋田 省三, 中村 圭一, 横山 明彦, 青木 小波, 田崎 史江 地球科学 71 (3), 97-113, 2017

    ...黒柿はカキノキ科の一つであり,幹・枝・根の断面に黒色の部分があり,心材や辺材には縞が美しい孔雀の羽根のような模様(孔雀杢 くじゃくもく)がある.孔雀杢は何百年と樹齢を重ね,かつ,様々な条件を満たした柿の木だけが黒と白の美しい模様を持つようになった希少な銘木である.材質が竪硬で粘りもあり,細かい細工をする指物に適しており和家具,茶道具などが金沢伝統工芸品となっている.しかし,江戸時代に加賀藩が黒柿の栽培...

    DOI DOI 機関リポジトリ ほか1件

  • アルゴリズミックデザインを導入した漆芸作品の制作プロセス

    宮原 俊介, 室瀬 智弥, 室瀬 祐, 島田 英里子, 三井 和男 日本デザイン学会研究発表大会概要集 64 (0), 234-, 2017

    ...本研究は,デジタルファブリケーションと新規性の高いデザイン手法として利用されているアルゴリズミックデザインと我が国の歴史と地域特性に立脚した伝統工芸である漆芸技術を融合した作品の制作を試み,その制作過程をまとめたものである。...

    DOI

  • 「かえす」仕組みが繋がりをつくる

    鈴木 英怜那, 須永 剛司 日本デザイン学会研究発表大会概要集 64 (0), 380-, 2017

    ...<br>本稿では「伝統工芸のかけら」企画[1]で考案した交換の方法をもとに、対価の支払いではなく「おかえし」をすることでつながりを生み出す、互酬的交換の設計について考察する。この交換の仕組みは、伝統工芸に限らす、文脈に重要性がある表現行為、ものづくり全般に応用できると考える。...

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  • 持続可能な社会形成のためのデザイナーの役割

    鈴木 美和子 日本デザイン学会研究発表大会概要集 64 (0), 306-, 2017

    ...本研究では、アマゾン先住民の伝統工芸である天然 ゴムによる製品開発でのデザイナーの関与について取り上げ、現 地取材や関係資料を通し、それが地域の持続可能な発展にどのよ うな役割を果たしているのか、またデザイナーの関与がデザイン 分野の中でどのような意味を持つのかを考察する。...

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  • 漆の魅力を再発見するための製作

    堀場 建太, 西尾 浩一 日本デザイン学会研究発表大会概要集 64 (0), 474-, 2017

    ...日本には素晴らしい伝統工芸が数多くあります。私は伝統工芸はその土地にあった素材を使い、代々うけつがれてきた、地域の個性といえる。もっと多くの人にその存在を知ってもらわなければ、と思いました。そこで、福井県の伝統工芸の一つである漆器と和紙の技術を使い新たな漆の魅力を再発見するため実験的な制作を行ったので報告する。...

    DOI

  • 「工芸」における「伝統」に関する一考察

    隼瀬 大輔 美術教育学研究 49 (1), 321-328, 2017

    ...美術工芸,伝統工芸,産業工芸では,それぞれの方法で「伝統」を守り,「工芸」全体の価値を高め,広げてきたといえる。そして,それらの中に「手仕事の意義の模索」という共通する「連続性」を見いだすことができた。また,「伝統」とは単なる模倣ではなく,時代に即し再解釈を行い,新たな「伝統」を「創造」してきたことによって継承されてきたということを明らかにした。...

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  • 西陣織の高度な製織技術を活用した織物表現の探求

    本田 元志 表面科学 38 (7), 362-364, 2017

    ...また,京都市において繊維工業は主要な業種の一つであり,他の伝統工芸品と同様に様々な問題を内包しているが,和装を取巻く状況は好転しつつある。伝統産業の強みは,良くも悪くもその国,その地域,その会社で一貫してものを作り続けてきたことによりノウハウが蓄積され,前後工程を熟知し,次なるアイディアが現場から生まれてくることであると考える。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献2件

  • 伝統技術に見る驚くべき技

    鈴木 一義 表面科学 38 (11), 578-580, 2017

    ...すでに目標としてきた科学技術先進国となった日本が,今後持つべき視点として,日本の文化や感性から生み出された伝統工芸,技術には,まさにこれからの日本にとって示唆に富むものがあるのではないだろうか。...

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  • 伝統工芸品産地の産業集積としての特徴と課題 : 丹波焼産地を事例にして

    関根, 靖浩 経営研究 67 (2), 97-115, 2016-08

    1 はじめに : 1990年代以降、伝統的工芸品産地の苦境は広く知られているところである。伝統的工芸品産業振興会の指導調査部の調査結果によれば、伝統的工芸品産地の企業は1980年に44,954ピーク時の1986年の304,772人に対して2005年は114,598人と約3分の1になっている。生産額では、ピーク時の1983年が5,400億円だったのに対して、2005年は1,773億円と約3分の1に…

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  • 型に基づく八女の伝統産業の研究

    山下 大智, 尾方 義人 芸術工学研究 24 67-78, 2016-03-16

    Yame is one of the areas where a traditional industry is the most prosperous in Fukuoka. The purpose of this study is what records a technique and the knowledge of the traditional industry that has …

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