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検索結果 26,079 件

  • IceCube実験による銀河面ニュートリノ放射の世界初観測

    倉橋Neilson 尚子, 石原 安野 日本物理学会誌 79 (4), 181-185, 2024-04-05

    ...</p><p>一方,宇宙線は,銀河系内の伝搬時にガス等の星間物質や天体内外の光子と衝突することでパイオンを生成し,そのパイオンの崩壊からニュートリノやガンマ線を生成する....

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  • 光音響イメージングによるカルシウム濃度計測のための吸光試薬のスクリーニングシステム

    山本 勇志, 興野 大輝, 五味 涼太, 庄司 一郎, 村上 慎吾 電子情報通信学会論文誌D 情報・システム J107-D (4), 265-272, 2024-04-01

    ...短パルスレーザー光照射により発生する超音波信号を計測する光音響イメージングは,超音波の散乱が光よりも小さいことから,生体深部を高コントラストで計測できる生体計測手法として期待されている.本研究では,光音響イメージングによる生体内カルシウム動態の計測を可能にするカルシウム濃度依存的な吸光試薬を探索するための光音響イメージングシステムを構築し,吸光試薬からカルシウム濃度依存的な光音響効果が計測できることを...

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  • がんモデル開発

    梨本 裕司 電気学会誌 144 (4), 195-198, 2024-04-01

    ...これは,生体内のがん細胞の周囲には,がん微小環境と呼ばれる間質細胞(繊維芽細胞,血</p>...

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  • 運動のうつ病予防効果と腸内細菌叢の関与

    渡邉 知央, 小栁 えり, 青木 孝文, 濱田 大幹, 川島 将人, 山形 高司, マイケル J. クレメニック, 矢野 博己 岡山体育学研究 31 (0), 1-11, 2024-03-31

    ...<p> ヒトの腸内は,生体内最大の微生物生態系であり,推定100兆個の腸内細菌で構成された腸内細菌叢は,宿主の健康に大きな影響を及ぼす.本稿では,これまでに蓄積された文献を検討して,腸内細菌叢の関与という観点から,運動がうつ病予防に有効かどうかを解説する.特に,自発的な運動習慣がうつ病予防に有効であるという事実は,運動が腸内細菌叢の変化を介して,宿主に有益な効果をもたらし,うつ症状に応じて脳内の遺伝子発現...

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  • 回復期リハビリテーション病院における脳卒中患者の退院時サルコペニア関連評価の比較

    吉田 優斗, 福澤 純, 小池 将, 仲村 歩華, 三澤 慎, 姫野 蒼大, 原井 瑛広, 大渕 修一 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 210-210, 2024-03-31

    ...</p><p>【方法】</p><p> 対象は,当院入院中の脳卒中患者とし,認知機能低下により指示の理解が得られない者,神経筋,整形疾患を有する者,体内にペースメーカーまたは金属を有する者は除外した.非麻痺側握力,6m快適歩行速度,Skeletal Muscle mass Index(SMI)がすべて評価可能だった者18名を解析対象とし, AWGS2019に基いてサルコペニア群,非サルコペニア群に分類...

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  • 両立支援における時間栄養学を取り入れた管理栄養士の取り組み

    髙矢 央子, 本田 優子, 坂本 和歌子, 井谷 美幸, 浅田 史成, 久保田 昌詞 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 130-130, 2024-03-31

    ...生物は24時間周期の概日リズムを形成しているが、ヒトの体内時計の周期は24時間よりも少し長い。そのため1日ごとに調整される必要があり、朝日を浴びて朝食 を摂取することで体内時計がリセットされることが明らかになっている。また、時計遺伝子の一つであるBMAL1 (ビーマルワン)は脂肪合成に関わるたんぱく質で、夕方から深夜にかけて上昇し、14時頃に最も低下することがわかっている。...

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  • 回復期リハビリテーション病院退院時の脳卒中患者におけるサルコペニアと転倒関連自己効力感の関連

    小池 将, 吉田 優斗, 福澤 純, 三澤 慎, 姫野 蒼大, 仲村 歩華, 原井 瑛広, 大渕 修一 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 329-329, 2024-03-31

    ...</p><p>【方法】</p><p> 対象は,当院入院中の脳卒中患者とし,金属,ペースメーカー類が体内にある者,測定に影響を及ぼす既往がある者,認知機能の低下により指示理解が困難な者を除外した.サルコペニアの判定は ,2019年Asian Working Group for Sarcopeniaの基準 (AWGS2019)に基づき,非麻痺側握力,6m通常歩行速度,Skeletal Muscle mass...

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  • 中国語の結果補語“坏”の用法について : どのような悪影響を与えるのか

    丸尾 誠 名古屋大学人文学研究論集 7 197-213, 2024-03-31

    ...本文对汉语动补词组“V坏了”所表示的“不良影响”的具体内涵进行了分析。结果补语“坏”的语义可以指向行为的受事、工具等等,其中之一是“坏”指向当事人的人体器官或人体某部分(马真・陆俭明1997),如“哭坏了眼睛”。但是,“哭”这个行为具体对“眼睛”造成什么样的不良结果却不容易说清楚,因而会导致日语翻译上的困难。...

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  • 収縮低減による高炉セメントC種の中性化抑制効果に関する基礎的検討

    須田 裕哉, 石底 健太郎, 富山 潤 Cement Science and Concrete Technology 77 (1), 213-221, 2024-03-29

    ...本研究では収縮低減材料および反応性MgOを試製した高炉セメントC種に添加することで、セメント硬化体内における気体の拡散に対する抵抗性と中性化進行を評価した。その結果、混合セメントに収縮低減剤および反応性MgOを添加すると中性化抑制に効果があることが分かった。...

    DOI Web Site 参考文献13件

  • 熊本県で生育したスギ品種リュウノヒゲの木材の性質

    ジョーンズ トレバー G., 山下 香菜, 平川 泰彦, 池田 元吉, 荒木 博章 森林総合研究所研究報告 23 (1), 13-28, 2024-03-28

    ...本研究では、熊本県菊池地方の同一林分に生育した30個体の地上高0.6~8.0 mから丸太と円板を採取して、木材性質の個体間と個体内の変動を調べた。他のスギ品種に比べて、木材密度、ヤング率及び晩材率は高く、ミクロフィブリル傾角は小さかった。また、他のスギ品種に比べて、接線方向と半径方向の収縮率は比較的大きかった。地際部を除くと生材の心材含水率は低かった。...

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  • RIイメージングで植物体内の物質動態を見る

    杉田 亮平 RADIOISOTOPES 73 (1), 101-107, 2024-03-15

    ...<p>植物体内における養分の分配は作物の生産量や食味に大きく関わるため,養分分配に関する知見は農業の発展に重要である。一方で植物体内での元素の輸送・蓄積などの動態は常に変化するため解析が難しく,元素の動態や分配制御のメカニズムはいまだ不明な点が多い。これらのメカニズムを解明するにあたり,植物を生きたままの状態で解析することが有効であり,RIを用いたライブイメージングは強力なツールである。</p>...

    DOI Web Site 参考文献9件

  • 張力固定型チタンケーブルとメッシュプレートを併用した胸骨固定法の検討

    檜垣 知秀, 黒部 裕嗣, 福西 琢真, 坂上 倫久, 西村 隆, 泉谷 裕則 日本心臓血管外科学会雑誌 53 (2), 56-61, 2024-03-15

    ...<p>[背景と目的]胸骨正中切開後の不安定な胸骨固定は,感染症・出血のリスク増加や胸骨動揺に伴う疼痛等によるリハビリテーションの遅れなど,術後の経過に影響を与える要因の1つとしてあげられる.従来のワイヤー固定法では,経験年数にも左右されるが,閉胸時の胸骨離断やワイヤーの不完全固定など懸念としてあげられてきた.一方で,近年使用されてきた体内固定用胸骨プレートはその患者適応に制限があり,全例で使うことはむずかしい...

    DOI Web Site 参考文献8件

  • Invivo CRISPR screening directly targeting testicular cells

    野口, 勇貴, 小野寺, 康仁, 宮本, 達雄, 圓岡, 真宏, 小迫, 英尊, 鈴木, 淳 Cell Genomics 4 (3), 2024-03-13

    CRISPR-Cas9 short guide RNA (sgRNA) library screening is a powerful approach to understand the molecular mechanisms of biological phenomena. However, its in vivo application is currently limited. …

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  • ベンゼンの液相酸化反応に用いるV錯体内包触媒における配位子効果

    谷 翔太郎, 市橋 祐一 Journal of the Japan Petroleum Institute 67 (2), 80-88, 2024-03-01

    ...<p>ship-in-a-bottle法でバナジウム錯体をY型ゼオライトの細孔内に形成させたバナジウム錯体内包Y型ゼオライト触媒を用い,ベンゼンの液相酸化反応によるフェノール生成反応について検討を行った。結果,Y型ゼオライトに含浸法でバナジウムを担持した触媒を用いた場合に観測されたバナジウム種の溶出はバナジウム錯体内包触媒では抑制され,ベンゼンの酸化反応が効率よく進行した。...

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  • 5分で分かる!? 有名論文ナナメ読み:Alan Mathison Turing : The Chemical Basis of Morphogenesis

    内海 ゆづ子 情報処理 65 (3), 172-175, 2024-02-15

    ...Turingが1952年に発表した,唯一の数理生物学の論文を紹介する.この論文では,生物の形状が作られる形態形成についての数理モデルを提案している.生物の構造が複雑に発達するのは,細胞や組織の発達を促す物質であるモルフォゲンが生体内で不均一になるために起こる.そこで,生体内でのモルフォゲンの濃度を,化学反応と拡散に焦点を当て,反応拡散方程式としてモデル化した.反応拡散方程式の不安定な解を描画すると,...

    DOI 情報処理学会

  • セレン(Selenium;Se)欠乏とその対策

    増本 幸二 外科と代謝・栄養 58 (1), 1-4, 2024-02-15

    ...<p> セレン (Selenium;Se) はヒトにとって欠かせない微量元素の1つであり, 体内では抗酸化作用や甲状腺ホルモンの代謝調節などの機能に関わっている. このSeは体内蓄積が少なく, 吸収障害や需要亢進が生じた場合, あるいは異常喪失が続く場合などに, 血中濃度が低値となる低Se血症を呈し、時に臨床症状を伴うSe欠乏症となることがある....

    DOI Web Site 参考文献10件

  • 核医学検査における定量指標

    岡島, 幸紀 信州医学雑誌 72 (1), 13-18, 2024-02-10

    ...核医学検査は放射性同位元素で標識した放射性医薬品を体内に投与し,その体内分布を画像化することにより疾患の診断および臓器の機能評価を行う画像検査である。放射性医薬品は特定の臓器や組織に取り込まれて放射線を放出する性質があるため,検出器を用いて放射線を検出し画像化することが可能となる。画像評価を行う際,各臓器や病変への集積程度の評価は質 的診断のために重要である。...

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  • Bioorthogonal chemical labeling of endogenous neurotransmitter receptors in living mouse brains

    野中, 洋, 坂本, 清志, 白岩, 和樹, 石川, 守, 田村, 朋則, 奥野, 恭兵, 近藤, 匠, 清中, 茂樹, 洲崎, 悦生, 清水, 知佳, 上田, 泰己, 掛川, 渉, 荒井, 格, 柚崎, 通介, 浜地, 格 Proceedings of the National Academy of Sciences (PNAS) 121 (6), 2024-02-06

    Neurotransmitter receptors are essential components of synapses for communication between neurons in the brain. Because the spatiotemporal expression profiles and dynamics of neurotransmitter …

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  • 高精度と高速性を両立した人体内準静電界解析

    野村 政宗, 武居 周 J107-C (2), 47-57, 2024-02-01

    数値人体モデルは人体をボクセルで近似しているため,皮膚や脂肪などの異材境界は階段状になる.この数値人体モデルを用いた準静電界解析では,階段状の異材境界付近で,電界強度が過大に評価される.この異材境界の階段近似に起因する数値誤差は階段近似誤差と呼ばれ,この誤差を軽減するため,本研究では,マーチングキューブ法とラプラシアンスムージングを取り入れるメッシュスムージングの開発を行う.また,本メッシュスム…

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  • 薬学部における有機化学と創薬化学、そしてアカデミア創薬

    周東 智 MEDCHEM NEWS 34 (1), 43-46, 2024-02-01

    ...薬の有機化合物としての化学構造が、薬効、毒性、体内動体も、一義的に決定するのである。薬が生体を制御する有機化合物であるという観点から、薬理活性を化学構造から理解することが、創薬研究者のみならず、薬剤師を含めた薬学出身者の素養であるべきである。...

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  • 生命現象の理解と病態診断に貢献する超偏極MRI分子プローブ

    谷田部 浩行, 山東 信介 MEDCHEM NEWS 34 (1), 25-29, 2024-02-01

    ...超偏極技術は、核磁気共鳴イメージング(NMR/MRI)分子プローブの感度を劇的に向上させることで、従来のNMR/MRIでは一般的に困難な生体内検出を可能にする。超偏極技術の一つである動的核偏極法(DNP)は、高感度化した分子プローブの代謝解析を通じて、代謝反応のリアルタイム追跡や病態診断に応用されている。...

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  • 糖を用いた超分子構造体の開発とその応用

    東 小百合 Trends in Glycoscience and Glycotechnology 36 (209), J12-J14, 2024-01-25

    ...糖–受容体相互作用など糖が関与する相互作用は、他の生体分子間相互作用に比べると弱いことから、生体内では「糖クラスター効果(glycocluster effect)」によって増強されている。この効果を模倣することも念頭に、自己集合性脂質やペプチドに糖を修飾する設計指針、または糖を母核とする設計指針で新規の材料(ここではグリコマテリアルとよぶ)が開発されている。...

    DOI Web Site 参考文献10件

  • 植物におけるUDP-糖代謝とGDP-糖代謝の棲み分け

    小竹 敬久, 高橋 大輔 Trends in Glycoscience and Glycotechnology 36 (209), J6-J11, 2024-01-25

    ...本稿では、植物生体内におけるこれら糖ヌクレオチドの代謝経路や反応を触媒する酵素を紹介し、UDP-糖とGDP-糖の代謝上の棲み分けの意義やメカニズムについて考察したい。</p>...

    DOI Web Site 参考文献33件

  • 唾液を用いた口腔がんスクリーニング方法の開発と課題

    茂山 博代, 李 丞祐, 安細 敏弘 におい・かおり環境学会誌 55 (1), 6-13, 2024-01-25

    ...<p>がんの診断には従来,血液検査や内視鏡検査,病理組織検査などが用いられてきたが侵襲性やコストが課題として挙げられる.近年,生体内の代謝物質を網羅的に解析することで疾患の動態を探る非侵襲的がん診断法が注目を集めている.なかでも揮発性有機化合物は,生体と高い病理学的相関を示すことから新たな疾患診断技術となる可能性があるが,口腔領域での応用はいまだ進んでいない.そこで,本稿では口腔がん患者の唾液を試料...

    DOI Web Site 参考文献24件

  • バイオ応用を目指した双性イオンポリマーゲルの設計

    戸井田 さやか, 森本 展行 ネットワークポリマー論文集 45 (1), 3-12, 2024-01-10

    ...中でも創傷治癒に活用できるゲルや体内に移植できるゲル,ゲルの網目構造を改変させて調製した強靭なゲル,切断が生じても自発的に修復可能な自己修復性ゲル,さらにはヒトの動きや感覚,創傷部位の病態変化をセンシングできるゲルなど,最近の双性イオンポリマーゲルの開発動向をまとめた。</p>...

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  • 食細胞におけるアポトーシス細胞貪食後の遺伝子発現変化の仕組みと意義

    野中 さおり, 白土 明子 組織培養研究 42 (1), 1-7, 2024

    ...<p>要約 生体内では日々多数の不要細胞が生じ、これらの細胞には生理学的細胞死のアポトーシスが誘導され、マクロファージなどの食細胞によって貪食除去される。この現象は多細胞生物に共通に保存されている。アポトーシス細胞貪食の役割は不要細胞の物理的な除去であると考えられてきたが、近年、アポトーシス細胞を貪食した食細胞が遺伝子発現の変化を通じてその機能を変化させるために必要であることがわかってきた。...

    DOI 医中誌

  • サクション制御によるベントナイト系緩衝材の不飽和透水試験法

    山本 修一, 森岩 寛稀, 佐藤 伸, 西村 友良 土木学会論文集 80 (3), n/a-, 2024

    ...相対透水係数を取得する試験法として,一定サクション下での定常透水試験を可能とする試験装置を開発・試作し,ベントナイト・砂混合土の不飽和透水試験を試行した.力学連成気液二相流モデルによる試験のシミュレーション解析に基づき相対透水係数取得試験法としての適用性を確認した.加えて,同様のシミュレーション解析により非定常不飽和透水試験法の1つであるGardner法の有用性と留意点について議論した.提案試験法では供試体内...

    DOI Web Site 参考文献13件

  • 高炉スラグ微粉末を用いた硬化体の水分浸透性に関する一考察

    平本 真也, 藤澤 拓馬, 植村 幸一郎, 檀 康弘 土木学会論文集 80 (3), n/a-, 2024

    ...<p> 高炉スラグ微粉末を用いた硬化体の水分浸透速度係数を決定する要因を把握するために,乾燥条件及び試験体寸法を変化させた場合の水分浸透試験を実施した.促進炭酸化の影響を受けた場合,水分浸透速度係数は硬化体の物性値である圧縮強度,空隙量,表面透気係数では一義的に評価できないことが確認された.また,水の浸透は外環境の影響を受けた表層部により浸透することから,表層部及び内部の性状に着目した結果,硬化体内部...

    DOI Web Site 参考文献7件

  • 生命金属元素鉄の新たな役割と治療応用

    池田 康将 四国医学雑誌 79 (5.6), 229-236, 2024

    ...その中で,鉄は生体内において最も多く存在する金属元素である。鉄は,ヘモグロビンなどのヘムタンパク質合成,ミトコンドリアのエネルギー産生,酵素活性化,細胞増殖やアポトーシス,エネルギー代謝などさまざまな生理機能に関与して生体内恒常性を維持している(図1)。...

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  • 血液透析患者の体内鉄量と外来維持透析離脱との関係

    水野 章子, 後藤 淳郎, 早川 宏, 國沢 恭平, 木村 里緒, 幸地 優子, 泉 朋子 日本透析医学会雑誌 57 (3), 123-128, 2024

    ...【方法】性別で分け調査開始時の推定体内鉄量を調べ,oHD離脱率を評価項目とし後方視的にKaplan-Meier法とLog-rank検定,Cox比例ハザード比(HR)分析を用いて3年間解析した....

    DOI Web Site 参考文献11件

  • エンジイン生産誘導エリシターのハイスループットスクリーニング系の開発

    林 謙吾 ファルマシア 60 (4), 342-342, 2024

    ...エンジインは,9もしくは10員環内に二重結合と,それを挟むように2つの三重結合を有する特徴的な構造を持つ化合物の総称であり,微生物によって生産される.生体内において,エンジインは,DNAのマイナーグルーブに結合し,生体内の反応により芳香環化され,それに伴って発生するビラジカルがDNAを切断することで,強力な抗菌および抗腫瘍活性を示す.これまで,数十種類のエンジインおよび芳香環化体が単離されているが,...

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  • 慢性炎症による肥満・糖尿病・食後高脂血症の増悪化メカニズム

    高橋 信之, 高橋 尚子, 森本 洋武, 井上 博文, 後藤 剛, 河田 照雄, 上原 万里子 日本栄養・食糧学会誌 77 (2), 109-115, 2024

    ...このように, 生体内での慢性炎症が脂質代謝異常を引き起こし, 様々な生活習慣病の発症に関わっている。このことは慢性炎症を抑える作用, すなわち抗炎症作用を持つ食品成分を摂取することで, 日々の食事による脂質代謝異常の予防・改善が期待できることを意味している。そこで本稿では, 慢性炎症による脂質代謝異常のメカニズムならびに抗炎症作用の食品成分による改善効果について概説する。</p>...

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  • 一括型地域交付金が地域運営組織及びコミュニティに果たす役割

    前田 洋介, 池口 明子, 貝沼 良風, 崎田 誠志郎, 穂積 謙吾, 松井 歩, 横山 貴史 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 213-, 2024

    ...<p><b>I はじめに</b></p><p> 2000年代以降,日本では,諸政策においてコミュニティに対する期待が高まっており,こうした状況はしばしば,1970年代の第1次コミュニティ・ブームに続く,第2次コミュニティ・ブームと表せられる(筒井・小関2023).第2次コミュニティ・ブームにおいて特に注目を集めているのが,小学校区など,自治体内の部分地域において,地域社会の諸問題について話し合い・意思決定...

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  • グルココルチコイドによる神経細胞のミトコンドリア機能障害

    寺田 一樹 ファルマシア 60 (1), 66-66, 2024

    ...グルココルチコイド(GC)は,副腎皮質から分泌される副腎皮質ステロイドの一種であり,強力な抗炎症作用や免疫抑制作用から種々の疾患の治療に汎用されている.また,生体内においては,ストレス刺激によってGC分泌が促進されることから,中枢神経系疾患との因果関係に注目が集まっている.近年では,アルツハイマー病(AD)患者のGCレベルが高いことが報告され,ADの病因としても考えられているが,未だ不明な点が多い....

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  • 好塩基球分化とその機能に関する新知見

    三宅 健介, 伊藤 潤哉, 烏山 一 日本薬理学雑誌 159 (1), 32-38, 2024-01-01

    ...などの好塩基球に関する研究ツールが次々に開発され,生体内にごく少数しか存在しない好塩基球が多様な免疫反応において重要な役割を担っていることが明らかになってきた.特に,好塩基球は慢性アレルギー炎症の誘導や寄生虫感染に対する再感染防御などの2型免疫応答に重要であることが明らかになっている.本稿ではまず,好塩基球のアレルギー炎症における役割について,特に皮膚アレルギーに焦点をあてて概説したのちに,好塩基球...

    DOI Web Site 参考文献35件

  • Optimization of the CAR Affinity to Fine-Tune the CAR-T Cell Function

    ウン シンイン, 近藤 科江, 門之園 哲哉 日本女性科学者の会学術誌 24 (0), 8-15, 2024

    ...CAR-T細胞を患者の体内に戻すことで、CAR-T細胞はがん特異的抗原に結合してがん細胞を認識し、CARシグナルを引き起こしてがん細胞を死滅させる。しかし、CAR-T細胞療法の課題として、CAR-T細胞の疲弊、および正常組織細胞の攻撃による毒性やサイトカイン放出症候群などの重篤な副作用が知られている。...

    DOI Web Site 参考文献25件

  • SARS-CoV-2パパイン様プロテアーゼに対する共有結合性阻害薬の開発

    小早川 拓也 ファルマシア 60 (3), 235-235, 2024

    ...pro</sup>)およびパパイン様プロテアーゼ(PL<sup>pro</sup>)は,この切断反応を担う分子であり,抗ウイルス薬開発の重要標的である.M<sup>pro</sup>を標的とした抗ウイルス薬として,ニルマトレルビルとエンシトレルビルが臨床で使用されている.一方で,PL<sup>pro</sup>に対しては,実用化に至った阻害薬はない.その理由として,PL<sup>pro</sup>と生体内...

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  • ビタミンD の代謝調節と体内時計の関与について

    山本 浩範, 石黒 真理子, 福田 詩織, 中橋 乙起, 田中 更沙, 増田 真志, 武田 英二, 竹谷 豊 四国医学雑誌 79 (5.6), 209-214, 2024

    <p>慢性腎不全患者や透析患者では,尿中リン排泄およびビタミンD*の活性化障害による高リン血症,低ビタミンD血症を生じるため,二次性副甲状腺機能亢進,腎性骨異栄養症,血管や心臓における異所性石灰化へと重症化し,心血管疾患発症および死亡リスクを増大させる。また,近年,透析導入患者の約半数が糖尿病を合併していることから,三大合併症の糖尿病腎症への進展予防が重要となる。さらに,高リン血症は,腎機能が正…

    DOI 機関リポジトリ

  • 大和言葉による人体内臓の名称

    野田  亨 びわこ健康科学 2 (0), 25-38, 2024

    <p>現在,日本で使用される内臓に関する解剖学用語は,そのほとんどが古代日本にもたらされた漢方医学で用いられていた用語を基本として,それらに,後に新たに日本で発案された「膵」や「結腸」などの造語が加わったものである.そうした漢語による内臓に関する用語が伝わる以前の古代日本で使用されていた大和言葉による内臓に関する語彙を収集した.ヒトの内臓の名称について,江戸時代の国学者である本居宣長は,彼の著書…

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  • インドネシア・ロンボク島におけるASGMの特徴(第2報)

    林 武司, 髙樋 さち子 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 78-, 2024

    ...について,さらなる調査が必要である.ASGMサイトに隣接する砂浜では,砂試料中の水銀含有量は検出限界以下であったが,貝試料からは約0.2~1.0mg/kg(n=6)の水銀が検出された.このASGMサイトでは,尾鉱や排水だけでなく生活用水(地下水)からも水銀が検出されていることをふまえると,本調査の結果は,排水の直接的な排出や地下水流動に伴う地下の移行によって砂浜にもたらされた水銀が,生体濃縮によって貝の体内...

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  • 麻疹ウイルスが体内で進化する

    白銀 勇太 ファルマシア 60 (1), 46-50, 2024

    麻疹(ましん、はしか)の病原体である麻疹ウイルス(Measles morbillivirus)はまれに脳に持続感染し,数年の潜伏期を経て致死的な脳炎(亜急性硬化性全脳炎, SSPE)を引き起こす.この時限爆弾のような発症様式は,元来神経親和性のない麻疹ウイルスが患者の脳内で進化することによりもたらされる.本稿ではその特異な進化メカニズムについて最新の研究成果を中心に概説したい.

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  • 高反応性<i>N</i>-アシルイミンを鍵中間体とした多官能メタン類の合成

    岩井 健人 Oleoscience 24 (1), 5-10, 2024

    ...<p>アミノ酸や乳酸に代表される多官能メタンには生体内で重要な役割を示すものが多く知られている。したがって,多官能メタン類の合成手法の開発は医薬品や生体親和性材料の探索に繋がる重要な課題である。本総説では,近年我々が開発したジエチルメソキサレート(DEMO)を出発原料とした新たな多官能メタンの合成法について紹介する。...

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 水辺の思考の表裏、北欧ヴァイキング/アイルランド修道僧 : 科研費報告III

    木原 誠 佐賀大学教育学部研究論文集 8 (1), 73-91, 2024-01

    ...そこで重要な意味をもってくるのが、八世紀の終わりから九世紀初頭にかけて、修道院文化共同体内部に深く侵入し、その共同体に決定的打撃を与えたヴァイキング(ノルウェイ・ヴァイキング)が残した軌跡である。つまりこのヴァイキングの学術共同体内部への侵入経路を辿っていく行程をとおして、逆説的に水辺のネットワーク全体の仕組みが解明できるというわけである。...

    DOI 機関リポジトリ

  • ジアザユニットによるPPI制御ペプチド設計戦略

    土屋 圭輔 ファルマシア 60 (4), 341-341, 2024

    ...タンパク質間相互作用(PPI)は生体内の様々な機能を調節しており,異常なPPIは,がんや神経変性疾患などの多くの疾患の発症に関与している.このようなPPIを制御できる分子設計の戦略の1つとして,ペプチドフォルダマー(フォルダマー:規則的な一定の二次または三次構造をとる人工オリゴマー分子)の活用が知られており,新たな治療薬・診断薬として期待されている.しかしながら,水溶性,官能基の許容性,固相合成への...

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  • 創薬科学賞受賞 抗FGF23抗体ブロスマブ(burosumab)の研究開発

    小野寺 秀幸 ファルマシア 60 (4), 355-355, 2024

    ...受賞者らは、低リン血症性くる病・骨軟化症の病因である新規リン利尿因子FGF23の発見を端緒に、その受容体を含む生体内での作用機構を解明した。さらにFGF23に対する完全ヒト型モノクローナルIgG1中和抗体を作成して臨床開発を進めた。製品化されたブロスマブは、2022年末時点で上市40ヶ国、投与患者数約5000人を計上するに至っている。...

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  • チタンならびにジルコニウムイオン曝露による細胞回復度の影響

    白井 翼, 今井 弘一, 中井 真理子, 松並 智子, 桝田 康宏, 橋本 典也 日本再生歯科医学会誌 22 (1), 30-38, 2024

    ...を用いて調べた.両イオンともに正常な細胞回復を示した.ジルコニウムイオンはチタンイオンと比べてさらに大きな細胞回復度を示した.チタンならびにジルコニウムは良好な生物学的安全性が示されているが,体内では機械的な刺激などでイオン化した場合には,他の金属イオン同様に生物学的に必ずしも安心・安全な材料ではない可能性もあり,さらなる多面的な生物学的検討も必要であると考えられる....

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  • 生体分子を「みえる化」する技術―単色蛍光タンパク質センサーの革新―

    三田 真理恵, 北口 哲也 日本薬理学雑誌 159 (1), 13-17, 2024-01-01

    ...人工タンパク質であり,標的分子との結合によって輝度変化を起こすように設計されている.2000年代にCa<sup>2+</sup>動態を可視化するセンサーが登場したことを起点に,革新的スクリーニング手法を積み重ねることでマルチカラーなセンサー作出が達成されている.また筆者らは,従来のセンサーとは異なる分子デザインと,分子進化を巧みに活用した独自のスクリーニング手法を確立し,cAMPやグルコースなど,生体内...

    DOI Web Site 参考文献13件

  • 透析と時間

    甲田 豊 日本在宅血液透析学会誌 3 (2), 66-73, 2023-12-28

    ...<p>間欠治療である血液透析において,治療時間は様々なところに影響を及ぼす.1970年代に米国で行われた大規模な前向き介入試験で治療時間の長さは有意な予後因子でなかったため,クリアランスを上げて治療時間を短くするという方針が正当化されてきた.しかし,尿毒素によっては体内コンパートメント間の移動抵抗が大きく,時間をかけないと十分な除去ができない.リンや中分子がこれに該当する.透析低血圧のリスクを避けて...

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  • 細胞内結晶化能を持つノイラミニダーゼ1と欠損症の治療法開発

    月本 準, 伊藤 孝司 生化学 95 (6), 784-791, 2023-12-25

    ...タンパク質の結晶化は,一般に高純度に精製したものを試験管内で行うのが一般的である.しかしごく一部のタンパク質は特定の条件を満たすと,細胞内という他のタンパク質が大量に存在する環境で結晶化することが知られている.その中でも,リソソーム性グリコシダーゼの一種であるヒトノイラミニダーゼ1(NEU1)は,ヒトのほぼ全細胞に存在するハウスキーピングタンパク質でありながら,過剰発現させた場合,ヒトの細胞内,特に小胞体内腔...

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  • 徳之島の秋利神川河口に産する暗色破砕岩脈

    貞包 健良, 山本 啓司, 上田 脩郎, 笠原 慎平, 久保 臣悟, 寺林 優 地質学雑誌 129 (1), 633-642, 2023-12-22

    ...角閃岩が認められる.暗色脈は基質を含めて母岩と同程度に固結している.岩片のサイズ分布が尺度不変であることと,粉末X線回折プロファイルにおいて非結晶質物質に特徴的なハローがないことから,暗色脈の主要な構成物は破砕生成物である.暗色脈の基質においてアナテースの微細粒が環状に配列して方解石とチタナイトを囲んでいる.これはCO2と水の存在下でチタナイトが分解されたことを示す.秋利神川河口の暗色脈は,変成岩体内部...

    DOI Web Site 参考文献30件

  • 青色光による殺虫技術の開発とその利用―現状と今後の展望―

    堀 雅敏 北日本病害虫研究会報 2023 (74), 1-8, 2023-12-21

    ...致死効果はないと考えられていた.そのため,青色光の殺虫効果の発見は,動物に対する光の作用の新たな知見として注目された.また,青色光を害虫に照射するだけで殺虫できるので,クリーンな殺虫技術として利用開発と普及が期待されている.青色光の殺虫効果は様々な害虫で確認されているが,効果的な波長や殺虫に必要な光強度は昆虫種や発育段階によって異なっている.現在,その原因も含め殺虫メカニズムを解析中であるが,体表から体内...

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  • 冠動脈尿酸塩結晶に関する画像研究の最前線

    西宮 健介 痛風と尿酸・核酸 47 (2), 93-98, 2023-12-20

    ...<p>動脈プラークにおけるコレステロール結晶やリン酸カルシウム結晶(石灰化)は,局所の炎症惹起性物質となり,動脈硬化の進展と破綻に寄与することで知られる.尿酸塩結晶もまた,人体に蓄積し得る重要な結晶性成分であるが,これらが冠動脈に蓄積し心血管病の進展に影響を与えうるかという点は,明らかにされてこなかった.心血管病に対する抗炎症治療の効果が次々と証明される中で,結晶と炎症を生体内で画像化できる新たな技術...

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  • 香りの生理作用

    合津 陽子 日本化粧品技術者会誌 57 (4), 305-310, 2023-12-20

    ...また,体内時計と嗅覚の関りについても調べられ,香りの新しい可能性もみえてきた。そこで本稿では,われわれが実証した香りによる体内時計不調改善効果を含め,香りが眠りや体内時計に果たす役割を概説する。</p>...

    DOI Web Site 参考文献12件

  • ナノ量子センサーによるイメージング計測技術の医学応用

    湯川 博 日本神経回路学会誌 30 (4), 168-178, 2023-12-05

    ...基礎生物学研究から臨床応用まで広く用いられてきた.とりわけ,2023年度のノーベル化学賞の対象となった量子ドット(Quantum Dots: QDs),及び窒素—空孔中心(Nitrogen-Vacancy Center: NVC)を有する蛍光性ナノダイヤモンド(Fluorescent Nanodiamonds: FNDs)などの「ナノ量子センサー」は,高い安定性とナノメートル単位の微小サイズを特徴とし,生体内...

    DOI Web Site 参考文献35件

  • 超高感度代謝イメージングを実現する動的核偏極法

    高草木 洋一 日本神経回路学会誌 30 (4), 179-188, 2023-12-05

    ...イメージングとその応用例について紹介する.MRIは主に生体の水分子の水素核スピンを対象として断層画像を取得可能とする現代医療では不可欠な医用画像診断技術であるが,根本的な弱点として「感度の低さ」が挙げられる.高感度化信号を長く保つことのできる部位を他核種で標識した分子プローブを創製し,磁場環境下における動的核偏極によって「超偏極」状態にすると,1万倍以上に増大された超高感度NMR信号を足がかりとして,生体内...

    DOI Web Site 参考文献29件

  • 蛍光乳酸センサー開発の現状

    那須 雄介 分析化学 72 (12), 493-496, 2023-12-05

    ...<p>さまざまな疾患のバイオマーカーとして臨床上重要な「乳酸(lactate)」は,体内でエネルギー物質として再利用されたり,さまざまな細胞現象を引き起こすシグナル分子として働くことが近年わかってきた.これまで,測定試料の分取や測定箇所への電極の挿入が必要なことから一細胞レベル(さらにはサブセルレベル)の空間分解能で乳酸を直接観察することが困難であった.上述の乳酸の新しい役割を検証するには乳酸動態を...

    DOI Web Site 参考文献11件

  • 生体磁界計測を用いた脊髄・神経根の神経電気活動の非侵襲的機能評価

    橋本 淳, 川端 茂徳, 佐々木 亨, 足立 善昭, 吉井 俊貴 臨床神経生理学 51 (6), 668-673, 2023-12-01

    ...<p>神経磁界計測は,電流の周囲に生じる磁場を介して,生体内の神経電気活動を非侵襲的に評価する新たな神経機能評価法である。非常に感度の高い磁気センサを用いて,体表から深い位置にあり骨や軟部組織に覆われる脊髄や馬尾神経の微弱な磁場も捉えることができる。刺激法の開発や装置の改良を日々重ね,現在では全脊椎における非侵襲的神経機能評価が実現した。...

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  • 幼児の尾骨部に生じた鶏冠状伝染性軟属腫

    工藤 真亜子, 西依 諒, 中園 裕一, 甲斐 宜貴 西日本皮膚科 85 (6), 435-436, 2023-12-01

    ...内方性に増殖した角化細胞の胞体内に好酸性の封入体(molluscum body)がみられ,真皮浅層にリンパ球や好中球を交えた密な炎症細胞浸潤を認めた(<b>図 3 </b>,<b>4</b>)。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献1件

  • 神経磁界計測装置を用いた正中神経刺激後遠隔電場電位P9の発生起源の解明

    朴 正旭, 安藤 宗治, 板倉 毅, 谷 陽一, 石原 昌幸, 足立 崇, 幸原 伸夫, 谷口 慎一郎, 齋藤 貴徳 臨床神経生理学 51 (6), 662-667, 2023-12-01

    ...<p>[目的]MNGを用いてP9が発生する潜時における生体内での電流分布を可視化し,P9発生機序の解明を行った。[方法]計測対象者は神経学的異常のない,健常男性5名(平均年齢30±3.5歳),体性感覚誘発電位(以下SEP)は手関節正中神経刺激で記録した。MNGはSEPと同様の刺激条件下に頸部から骨盤まで記録し,P9潜時の生体内電流分布の確認を行った。...

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  • <総説>樹木地上部における炭素蓄積量の年変動推定

    田邊, 智子 生存圏研究 19 29-34, 2023-11-21

    ...生産に使われた炭素は枯死して分解されるまで樹体内に蓄積されるため、地球の炭素循環を考えるうえで長期的に炭素を留めておく要素の一つとして重要である。さらに樹木生産量は年により増減することが分かっている。そこで、生産量の年変動に影響する要因を明らかにすることは、全球的な炭素循環と気候との関係を予測する際の基礎的な情報として欠かせない。...

    HANDLE

  • オルガノイド培養法,患者腫瘍組織移植モデルによる 唾液腺癌に対する個別化治療開発

    佐野 大佑 横浜医学 74 (4), 607-612, 2023-11-15

    ...近年開発されたオルガノイド培養法では,従来の二次元培養に比べてより生体内組織に近い環境を反映することが可能となり,今まで細胞株樹立が困難であった癌腫についても初代培養が可能となった.筆者らはこのオルガノイド培養法と,腫瘍内の不均一性が保たれるPatient-derived xenograft (PDX)モデル技術を用いて,唾液腺癌手術検体より複数の組織型からなる患者由来オルガノイド,患者由来PDX,...

    機関リポジトリ

  • 透析アミロイドーシス発症リスクの研究とアミロイドーシス予防戦略

    中島 吉太郎, 山口 圭一, 後藤 祐児 MEDCHEM NEWS 33 (4), 193-198, 2023-11-01

    ...また、この研究の結果を通して、現在のアミロイドーシスに対するいくつかの予防・治療戦略について考察し、生体内でのアミロイド線維形成反応を物理化学的な観点から見たときに、どのような戦略がアミロイドーシスの根絶にとって有効と考えられるのかを論じる。...

    DOI 医中誌

  • RNA標的低分子創薬への期待と課題

    中谷 和彦 MEDCHEM NEWS 33 (4), 158-164, 2023-11-01

    ...筆者の研究室では、「核酸に結合する低分子が生体内の機能発現制御に関与しうる」という事実を一つでも多く提示し、アカデミアのみならず産業界においても、核酸標的低分子創薬の可能性を感じ取ってもらうこと、さらには、わが国の製薬企業にRNA標的低分子創薬に向けた最初の一歩を踏み出していただけるきっかけとなることを目標としてきた。...

    DOI

  • 単色X線を用いた生体内におけるイミペネム・シラスタチンの一時塞栓物質としての血管内動態

    中村 博貴, 山本 亮, 福永 健志, 玉田 勉 SPring-8/SACLA利用研究成果集 11 (5), 313-315, 2023-10-31

    今回、我々は単色X線を用いて非イオン性造影剤 (Iomeron350®) と混和したイミペネム・シラスタチンの生体下血管内動態を観察することに成功した。生体下でイミペネム・シラスタチン注入後に動脈塞栓効果があることを明らかにした。さらに塞栓後 60 分の観察で再開通を認めており、一時塞栓物質の性質を持っていることが判明した。Picibanil …

    DOI

  • 2.高齢者における薬疹および薬剤誘発性皮膚疾患

    寺尾 香菜, 阿部 理一郎 日本老年医学会雑誌 60 (4), 345-351, 2023-10-25

    ...<p>薬疹とは,体内に摂取された薬剤やその代謝産物によって皮膚や粘膜に発疹をきたしたもののことである.薬疹は様々な皮疹を呈し,あらゆる薬剤が原因になりうる.</p><p>高齢者においては,多剤内服の影響や基礎疾患との兼ね合いや,搔痒を伴う皮膚疾患が基礎に存在することも多く,薬疹との鑑別が難しいこともある.皮膚病変を診察する際には,薬疹の可能性を常に念頭に置いて診察することが重要である.</p>...

    DOI Web Site 参考文献7件

  • ERKシグナル伝達ネットワークと疾患

    武川 睦寛, 久保田 裕二 生化学 95 (5), 579-593, 2023-10-25

    ...ERKを中心とする生体内情報伝達ネットワークは,さまざまな遺伝子の発現を正・負に調節することで,細胞運命決定や免疫応答の制御に本質的な役割を果たしている.また,その破綻ががんや感染症などの病因・病態にも深く関与する.近年,ERK経路の新たな制御メカニズムとして,多彩な翻訳後修飾や遺伝子発現を介したネガティブ・フィードバック機構などの存在が見いだされるとともに,これらを介したERKシグナルの強度と活性持続時間...

    DOI Web Site

  • 最新技術で明らかになったエンドセリン受容体の構造と機能

    志甫谷 渉 生化学 95 (5), 571-578, 2023-10-25

    ...エンドセリンとその受容体であるETAおよびETBは,複数のGタンパク質を介して,成長,生存,浸潤,血管新生などの体内の恒常性をつかさどる.本稿では,X線結晶構造解析とクライオ電子顕微鏡法によるこれらの受容体の構造決定と,エンドセリンによる受容体活性化機構に焦点を当てる.我々の一連の研究で,エンドセリンの結合に伴う受容体の大きな構造変化や,それがどのように細胞内側に伝わるか,そしてエンドセリン受容体独自...

    DOI Web Site

  • 代謝性疾患とフレイル

    吉村 芳弘 The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 60 (10), 871-879, 2023-10-18

    ...<p>代謝性疾患は,生体内の代謝に関連する異常を指し,遺伝的,生活習慣,環境要因によって引き起こされる.これらの疾患は臓器や組織に影響を及ぼし,糖尿病や脂質異常症,肥満,骨粗鬆症などはフレイルと関連している.代謝性疾患によるフレイルのメカニズムは,炎症,栄養状態の悪化,運動能力の低下,神経変性,遺伝子の変化などにより惹起される.これらの疾患は転倒,日常生活動作(ADL)の低下,死亡といった悪影響を及...

    DOI Web Site 参考文献21件

  • カロリー制限による老化制御機構

    下川 功 Functional Food Research 19 (0), 16-21, 2023-10-12

    ...場合,動物が生存するための適応機構から生じると進化生物学的に推論されていた.われわれは,この生理学的適応機構に関与するNeuropeptide Y(Npy)に着目した.Npy 欠失マウスでは,DR による寿命延伸,腫瘍抑制,ストレス耐性効果が減弱した.この結果は,DR の効果にNpy が必要であることを示している.引き続く研究は,Npy がβアドレナリン作動性シグナルに拮抗して,DR に伴う過剰な体内脂肪...

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  • ジェロサイエンスとファンクショナルフードの接点,炎症抑制と栄養管理

    丸山 光生 Functional Food Research 19 (0), 10-15, 2023-10-12

    ...なども大きな老化の要因として注目されている.老化研究もこうした地球規模の高齢化社会の到来に伴って進化と多様化を繰り返してきた.本総説ではこれまで様々な生物で進められてきた寿命や老化研究の流れを紹介し,寿命遺伝子の発見や老化のメカニズムから紐解いたエビデンスをヒトの老年医学により近づけるものとして位置づけるジェロサイエンス研究について概説する.そして,一例としてプレバイオティックス乳酸菌を老化に伴い生体内...

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  • NAD<sup>+</sup>前駆体を用いたトランスレーショナルリサーチの現状と将来展望

    夜久 圭介, 中川 崇 Functional Food Research 19 (0), 22-27, 2023-10-12

    ...<p>世界的な高齢化の進行によって老化を遅らせるための研究が精力的に行われている.Nicotinamide adenine dinucleotide(NAD<sup>+</sup>)は生命機能の維持に必須の補因子であり,抗老化分子として注目されている.不規則な生活習慣や老化過程の進行によって体内のNAD<sup>+</sup>需要は高まる.また,一方でNAD+前駆体によるNAD<sup>+</sup...

    DOI

  • アミノ酸のペンタフルオロベンジル誘導体のGC/EI-MSによる解析

    田中 杏奈, 落合 陽香, 熊田 英峰, 榎本 剛司, 梅村 知也 分析化学 72 (10.11), 407-416, 2023-10-05

    ...これまでにもPFB誘導体化によるアミノ酸のGC-MS分析は報告されているが,メタボロミクスで重要となる非タンパク質構成アミノ酸への適用が検討されていないことに加え,タンパク質構成アミノ酸についても,その誘導体化物の開裂情報が不明である場合が多く,GC/EI-MS法を用いた分析法の構築には基礎的な検討が必要である.本研究では,アルギニンを除くタンパク質構成アミノ酸19種類,及び2-アミノ酪酸,サルコシンなど生体内...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献17件

  • X線の時間構造を利用した強磁性と反強磁性のスピンダイナミクス観測

    和達 大樹, 山本 航平 応用物理 92 (10), 606-611, 2023-10-01

    ...<p>近年,次世代の超高速磁気情報デバイスを実現するために,光による磁化制御が大きな注目を集めている.本稿では,磁性体に対して超短パルスレーザー照射したあとの,磁性体内のスピンのダイナミクスを観測した研究について紹介する.実験室のレーザーと大型施設の放射光の組み合わせにより,スピンの超高速なダイナミクスが明らかになる様子をお伝えしたい.</p>...

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  • MRIの原理と特徴

    角 美佐 日本口腔インプラント学会誌 36 (3), 171-176, 2023-09-30

    ...</p><p>しかし,MRI装置は強力な磁場装置であるため,磁石に吸引される強磁性体を検査室内へ持ち込まないよう,また,体内に金属や医療デバイスが入っている場合は検査前にMRIに対する適合性を確認するなど,細心の注意が必要である....

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  • 歯科医療関係者が知っておくべきMRIのアーチファクト

    香川 豊宏, 白石(筑井) 朋子, 稲冨 大介 日本口腔インプラント学会誌 36 (3), 177-184, 2023-09-30

    ...</p><p>磁化率アーチファクトは,生体内の磁化率の差が大きい部位で発生し,磁化率が高い物質が原因となる.歯科領域では,口腔内の人工物が発生源となることが多い.特に,矯正用ワイヤーや磁性アタッチメントには注意が必要である.</p><p>これらのアーチファクトを理解し,適切に対処することで,MRIを効果的に活用し,正確な診断につなげることが可能となる.</p>...

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  • 火の鳥「はやぶさ」未来編 その30 〜Ryugu「石」分析チームによる科学成果〜

    中村 智樹, 天野 香菜, 松岡 萌, 黒澤 耕介, 二宮 和彦, 大澤 崇人, 木村 勇気, 玄田 英典, 田中 智, はやぶさ2初期分析「石」チーム 日本惑星科学会誌遊星人 32 (3), 226-235, 2023-09-25

    ...には,水岩石反応の進行度が異なる物質が混在していることが判明した.リュウグウサンプルの物性(破壊強度,熱拡散係数,比熱,密度など)を実測した.この実測値を使って,リュウグウ母天体形成後の天体内部の加熱による温度経時変化,および衝突破壊プロセスの数値シミュレーションを行い,リュウグウの形成進化を再現した....

    DOI

  • 糖鎖が抗体医薬品を運ぶ

    米澤 淳 Drug Delivery System 38 (4), 297-304, 2023-09-25

    ...しかし、抗体医薬品も生体内での構造変化(バイオトランスフォーメーション)が起こることが明らかにされつつある。そこで、質量分析技術を用いた新たな分析手法が注目されている。本稿では、抗体医薬品における糖鎖の役割に加えて、筆者らの研究成果を紹介する。...

    DOI Web Site 参考文献23件

  • 腫瘍罹患骨を21.5 cm骨切り後に遊離自家液体窒素処理骨移植術を行った大腿骨遠位部骨肉腫の1例

    當山 全哉, 當銘 保則, 大城 裕理, 津覇 雄一, 水田 康平, 和田 直樹, 西田 康太郎 整形外科と災害外科 72 (4), 784-787, 2023-09-25

    ...<p>症例は,24歳男性.右大腿遠位部に疼痛を認め,近医を受診した.画像検査で骨腫瘍を指摘され,当院へ紹介された.切開生検を行い,通常型骨肉腫と診断された.術前化学療法後に広範切除術および遊離自家骨液体窒素処理骨移植術を施行した.処理骨長は21.5 cmで,液体窒素処理後に体内へ還納した.術後は患肢を非荷重とし,術後1ヵ月で坐骨免荷装具を使用し歩行開始した.術後13ヵ月で装具内1/2荷重とし,術後26...

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 脈拍数に基づいた同一テンポのBGM共有による遠隔会話支援手法の検討

    横山, 洸樹, 伊藤, 淳子, 吉野, 孝 2023年度 情報処理学会関西支部 支部大会 講演論文集 2023 2023-09-24

    ...遠隔会話では,非言語情報が対面と比べ不足しており,会話の間が取りづらい.本研究では,体内で常にリズムを刻む脈拍数を基に,テンポを調整したBGMを話者間で共有し,遠隔会話の間の取りづらさを低減する手法を検討する....

    情報処理学会

  • 上肢運動機能の改善を促すニューロモデュレーション

    山田 尚基 The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 60 (9), 768-772, 2023-09-18

    ...<p>ニューロモデュレーションは,一般的に電気的または化学的な性質をもつ多くの方法を包含しており,最終的には神経細胞の活動を刺激し,疾患や神経損傷後の転帰の改善を目的としている.International Neuromodulation Society(INS)の定義は「電気刺激や化学物質などの刺激を体内の特定の神経部位に標的を定めて投与することにより,神経活動を変化させること」である.本定義より,...

    DOI Web Site 参考文献12件

  • 臓器間神経ネットワークによる代謝調節とその制御

    川名 洋平, 片桐 秀樹 日本神経回路学会誌 30 (3), 121-130, 2023-09-05

    ...<p>臓器間ネットワークとは,生体内において中枢神経を含む各臓器が液性因子や神経因子のシグナルを介して相互に影響し合い,生体内に生じた変化に対して恒常性を維持する方向で協調するネットワークのことである.近年,代謝恒常性の維持に関わる種々の臓器間ネットワークが相次いで発見され,なかでもエネルギー代謝や糖代謝に関わるものは,世界的に患者が増え続けている肥満,糖尿病やメタボリックシンドロームの治療に役立つと...

    DOI Web Site 参考文献29件

  • 内臓信号が神経回路演算に及ぼす影響の考察

    佐々木 拓哉 日本神経回路学会誌 30 (3), 142-147, 2023-09-05

    ...<p>脳は身体と密接に連絡している.内臓など身体内部から発生し,脳に伝わる信号は内受容感覚と呼ばれる.その多くが無意識的ではあるものの,脳機能に様々な影響を与える可能性が示されている.内受容感覚と言うと,何か新しい概念のような印象を受けるが,その実体は脳に入力される神経活動信号であることには変わりはない.本稿では,近年明らかになりはじめた内受容感覚に関する解剖学的,生理学的知見について記述しながら,...

    DOI Web Site 参考文献20件

  • 食行動に伴う意思決定プロセスと末梢–中枢連関の役割

    佐々木 努 日本神経回路学会誌 30 (3), 131-141, 2023-09-05

    ...<p>本稿では,食行動に伴う意思決定プロセスについて概説し,その過程において末梢―中枢連関が果たす役割について論じる.体内と体外で生成される情報が,末梢組織を経て中枢に作用して処理・統合され,その個体がおかれている状況を過去の経験を参照して評価し,「何を,いつ,どれだけ」食べるのか意思決定される.意欲行動としての食行動を生成する各種の要素,および,それらに対応する分子・神経基盤を列挙していくことにより...

    DOI Web Site 参考文献67件

  • ニトロ化リゾチームのX線結晶構造解析

    中島 崇 SPring-8/SACLA利用研究成果集 11 (4), 238-240, 2023-08-31

    ...タンパク質のチロシン残基のニトロ化は、生体内での炎症や酸化ストレスの反応によって起こることが知られている[1]。ニトロ化されたチロシン残基は、酵素活性やタンパク質間相互作用に影響を及ぼすことを、原子レベルで解明するためにニトロ化したタンパク質を結晶化し、X線結晶構造解析を試みた。...

    DOI

  • 超伝導傾斜磁界コイルを用いた磁気粒子イメージング装置の開発

    長野 竜也, 亀井 裕太, 笹山 瑛由, 佐々 滉太, 吉田 敬 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2023 (0), 242-242, 2023-08-31

    ...この技術は、磁性ナノ粒子を体内に注入し、外部の交流励起磁界によりこれを磁化させることでその磁化信号を検出し、疾患領域を画像化する技術である。 人体サイズMPIの実現に向けた課題として、ボア径を拡大させると、検出部以外からの信号を抑制する直流傾斜磁界の傾きが減少し、空間分解能が低下するという問題がある。...

    DOI

  • 布製超音波プローブの開発と耐久性評価

    野田 拓実, 高松 誠一, 山本 道貴, 東 隆, 伊藤 寿浩, 佐久間 一郎, 富井 直輝 精密工学会学術講演会講演論文集 2023A (0), 443-444, 2023-08-31

    ...<p>超音波による生体内部の長時間モニタリングは、病気の早期発見に繋がることが期待されている。しかし既存の超音波プローブは柔軟性や通気性が低いため、皮膚に貼り付けて長時間使用することには適さなかった。本研究ではe-textileを基板として用いることで柔軟性と通気性の高い超音波プローブを作製した。...

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  • ゲルマイクロマシニング技術の開発と細胞パターン形成技術への応用

    池 華苗, 竹本 晴彦, 西東 洋一, 中西 義孝, 中島 雄太 精密工学会学術講演会講演論文集 2023A (0), 554-555, 2023-08-31

    ...<p>in vitroでの創薬や臓器形成に向けて、シングルセルレベルでの細胞配置技術や、生体内と同様の複数種類の細胞からなる組織形成技術が求められている。本研究では、フォトリソグラフィ技術やレーザー加工技術を用いることにより、ゲル材料のマイクロパターンを形成する技術を開発した。...

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  • 深層学習を用いた光超音波画像の画質改善

    江口 達大, 備瀬 竜馬 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2023 (0), 250-250, 2023-08-31

    ...<p>本研究は,深層学習による光超音波画像の画質改善を行う手法を提案する.光超音波画像とは,超音波により体内を視覚化する非侵襲的な技術である.高品質の光超音波画像を得るためには,多くのセンサ数が必要であり、撮影時間も長くなるという課題がある.そこで,本研究では,深層学習を用いて,低品質な光超音波画像から高品質な画像を生成するモデルを提案し,提案したモデルの妥当性を検証した</p>...

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  • 日本全国での樹木による炭素固定量算出手法の開発

    平林 聡 日本緑化工学会誌 49 (1), 149-152, 2023-08-31

    ...<p>樹木による大気中からの二酸化炭素の吸収および樹木体内への炭素固定は脱炭素社会を実現するための重要な要素である。しかし日本全国におけるその定量的な評価は概算を行うための手法に限られているのが現状である。また関東圏にある圃場での実測値に基づく二酸化炭素吸収量推定のためのアロメトリー式が存在するが,別の地域での算出には適していない。...

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 消化管内走行カプセルの研究

    宮内 研侍, 藤田 康平, 伊藤 高廣, 村上 直, 木村 俊広 精密工学会学術講演会講演論文集 2023A (0), 132-133, 2023-08-31

    ...本技術により、患者・医師双方に負担が少ない内視鏡検査が期待でき、体内医療機器への給電にも応用できる。</p>...

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  • 並列人体内電流解析手法の基礎検討

    永野 聖人, Takei Amane T. 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2023 (0), 37-37, 2023-08-31

    ...そこで,本研究では計算方法は同じであるがアルゴリズムが異なるBDD前処理と幾何マルチグリッド法に着目し,両者の特性を明らかにした上で,人体内電流解析の最適な計算アルゴリズムを模索する。</p>...

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  • 最大内接立方体を用いた距離場の構築とその厚み評価への応用

    黄野 竜, 乾 正知 精密工学会学術講演会講演論文集 2023A (0), 53-54, 2023-08-31

    ...<p>立体内部の厚み分布を記録する新手法として、最大内接立方体を用いる手法を開発した。本手法では、立体の多面体モデルをボクセルモデルに変換し、各ボクセルを中心とする内接立方体を計算しその幅の半値をボクセルに記録することで、立体内部を「立方体距離場」と呼ばれる距離空間に変換する。...

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  • Si基板より剥離させたFe-Pt系磁石薄帯の磁気特性

    岡村 和哉, 宮原 悠, 高嶋 恵佑, 山下 昂洋, 柳井 武志, 中野 正基, 福永 博俊 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2023 (0), 17-17, 2023-08-31

    ...例えば,体内埋め込みデバイスなどの医療用デバイスなどの利用を想定した際に,コーティングの検討やその信頼性の確保が課題となる。そこで我々はPLD(Pulsed laser Deposition)法で熱酸化膜付きSi基板上に成膜したFe-Pt磁石膜が剥離しやすい現象を用いてFe-Pt磁石薄帯を作製してきた。しかし,既報では磁気特性の組成依存性を検討しておらず,さらなる議論の余地がある。...

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  • ハイパワーテラヘルツ波源を目標とした真空走行キャリアフォトダイオード

    銭 程遠, 三上 裕也, 加藤 和利 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2023 (0), 23-23, 2023-08-31

    ...我々は、無線通信用テラヘルツ波源の大幅な出力増大を目指して、半導体内ではなく比誘電率の最も小さい真空空間で電子が走行するInGaN真空走行キャリアフォトダイオード(VTC-PD)を提案する。今回、この新規デバイスの設計と初期的な評価結果について報告する。</p>...

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  • 電磁パルス波の後方散乱応答を用いた誘電体角柱の空洞率の簡易推定

    工藤 孝人 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2023 (0), 77-77, 2023-08-31

    ...<p>電磁波の散乱情報を利用して物体内部の電気・磁気的性質(媒質定数)を再構成(推定)する問題においては一般に,精緻な再構成結果を得るために複雑で膨大な計算処理を必要とする場合が多い.その一方で,工業製品の非破壊検査などでは,ある程度大雑把な推定で十分な場合もある.本稿では,誘電体角柱に電磁パルス波を照射する数値シミュレーションに基づき,被検体内部の空洞の割合(空洞率)とその空洞の有無による後方散乱応答...

    DOI

  • 宿主・腸内フローラ相互作用の理解に向けた代謝オミクス技術

    池田 和貴 生化学 95 (4), 436-444, 2023-08-25

    ...腸内細菌は哺乳類とは異なる代謝反応によって,生体内の分子もしくは食事などの外来由来の分子を構造変換することで多種多様な代謝物を腸管内で産生し,これらの分子の一部は宿主の生体恒常性の維持や疾患の発症に関わることが近年明らかになってきている.こうした研究の進展には,細菌と宿主との共生関係から生まれる代謝クロストークの総体を分子レベルで捉えることが可能な代謝オミクス(メタボロミクス,リピドミクス)解析の技術向上...

    DOI Web Site

  • 組織再生医療の外科・代謝栄養学への応用の可能性

    岸田 晶夫 外科と代謝・栄養 57 (4), 95-99, 2023-08-15

    ...脱細胞化組織は高い生体適合性を有し, かつ患者の体内で組織再構築が可能で, これらの特長を生かして再生医療のための基盤材料として研究・応用されている. 脱細胞化組織は原料の組織および調製法の違いによって, 得られる脱細胞化組織の構造, 力学的特性, 生物活性は異なる. これまでに循環器系材料, 整形外科系材料, 創傷治癒材料などとしてさまざまな脱細胞化組織が開発されている....

    DOI Web Site 参考文献16件

  • “Organ‐on‐a‐chip”の外科・代謝栄養学への応用の可能性

    堀 武志, 梶 弘和 外科と代謝・栄養 57 (4), 85-87, 2023-08-15

    ...<p> 従来のシャーレを用いた細胞培養系は, 医学・生物学の発展に大きく貢献してきた一方で, 生体内の微小な環境下で起きる細胞間,細胞‐物質間の相互作用を厳密に再現できないという限界がある. この問題を解決するため, マイクロメートルオーダーの微小な空間内で培養液や細胞足場材料などを厳密に制御しながら細胞培養を行うOrgan‐on‐a‐chip(OoC)技術の研究が活発に行われるようになった....

    DOI Web Site 参考文献13件

  • がんイメージングに向けた磁気粒子イメージングシステムの構築

    笹山 瑛由, 吉田 敬 電気学会誌 143 (8), 504-507, 2023-08-01

    ...<p>1.はじめに</p><p>生体組織の透磁率はほぼ真空の透磁率と等しいことから,体内からの磁気信号を得ることが容易である。このことから,磁性ナノ粒子を高分子で被覆し,表面に検査用抗体を結合した磁気マーカを体内のがんに集積させて,がんを磁気的にイメージングするといった,体内診断への応用</p>...

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 睡眠研究の現在地

    国立研究開発法人科学技術振興機構 JSTnews 2023 (8), 8-11, 2023-08-01

    ...</p><p>【巻頭言】</p><p>分子から個体まで生体時間を解明 後世に残る学術基盤を構築したい</p><p>【動物解析グループ】</p><p>遺伝子改変したマウスを計測・解析 呼吸波形で「睡眠表現型」読み解く</p><p>【分子制御グループ】</p><p>眠りを操るスイッチは何なのか 生体内分子の化学反応から探る</p><p>【ヒト睡眠測定グループ】</p><p>幼少期から寝る時間が少ない日本...

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  • 雰囲気の低酸素条件が切り花の呼吸速度に及ぼす影響

    湯本 弘子 農研機構研究報告 2023 (15), 83-, 2023-07-31

    ...<p>青果物の呼吸を抑制することは,体内の代謝とそれに伴う内容成分の消耗を抑えることにより収穫後の品質保持に有効である.本研究では切り花の貯蔵技術開発のため,輪ギク,小ギク,バラ,カーネーション,トルコギキョウ,エゾリンドウ,ササリンドウ,ユリ,チューリップ切り花を用いて,低酸素環境が呼吸速度に及ぼす影響について調査した.その結果,輪ギク,小ギク,ササリンドウ,ユリでは酸素濃度 10 %以下で,トルコギキョウ...

    DOI

  • 抗リン脂質抗体による炎症性細胞増幅作用の検討

    石丸 春奈, 金重 里沙, 瀬分 望月, 本木 由香里, 野島 順三 医学検査 72 (3), 358-364, 2023-07-25

    ...さらに,顆粒球はIgG-aPLs刺激により炎症状態が惹起されることに加え,生体内では血管内皮細胞などへの接着能も増し,血栓へ向かう“向血栓傾向”を有するようになると推測される。</p>...

    DOI Web Site 医中誌

  • メアンダコイル++:継続的なウェアラブルコンピュータのための安全で効率的な衣類コイルによる無線給電

    高橋 亮, 雪田 和歌子, 横田 知之, 染谷 隆夫, 川原 圭博 コンピュータ ソフトウェア 40 (3), 3_113-3_122, 2023-07-25

    ...<p>ライフログやヘルスケアのためのウェアラブル機器の多くは電池容量が小さいため頻繁に充電する必要があり,長期の使用が困難である.そこで,導電糸で実装された布型無線給電器(コイル)を衣服へ内蔵し使用中のウェアラブル機器へ常に給電することで,継続的なウェアラブルコンピューティングを目指す.しかし,人体の至る所にあるウェアラブル機器への給電に向け布型コイルを人体スケールへ拡大すると,電磁界が人体内部まで...

    DOI

  • リン酸カルシウムセメントを用いて海綿骨を掻爬せずに行った椎体形成術の検討

    清水 篤, 光山 哲滝, 新村 学, 楊 宝峰, 櫻井 公典, 須藤 梓, 大田 快児 Journal of Spine Research 14 (7), 1040-1043, 2023-07-20

    ...<p><b>はじめに:</b>骨粗鬆症性椎体骨折で骨癒合不全による腰背部痛が持続する場合,リン酸カルシウムセメントを用いた椎体形成術を行うことがある.しかし術後に隣接椎体に骨折することや矯正損失に伴う後弯変形が進行することがある.当院では海面骨の掻爬を行わず,リン酸カルシウムペーストを椎体内に注入する手法で行っている.その治療成績について検討した....

    DOI 医中誌

  • マイクロ流体技術による細胞外小胞(EV)の計測

    竹原 宏明 電気学会誌 143 (7), 395-398, 2023-07-01

    ...<p>1.はじめに</p><p>近年,医療応用の観点から,生体内で機能する人工あるいは生体由来のナノ粒子(直径100 nm以下)の重要性が増している。人工ナノ粒子としては,薬物送達システムで利用されるリポソームや高分子ミセル等が挙げられる。生体由来ナノ粒子としては,エクソソームを含む細胞外小胞</p>...

    DOI Web Site 参考文献15件

  • 慢性腎臓病と糖尿病性腎臓病の治療

    阿部 高明 日本薬理学雑誌 158 (4), 319-325, 2023-07-01

    ...<p>腎不全に至る主要原疾患である糖尿病性腎臓病(DKD)への介入が重要視されているが,どの糖尿病患者がDKDを発症しあるいは進行してゆくかを占う指標として,eGFRや尿中アルブミンだけは不十分であり新たな指標が求められている.糖尿病患者の体内や腸管内では様々な代謝物が合成されその病態に影響している.我々はDKDのマーカーかつ原因候補代謝物としてフェニル硫酸(PS)を同定した.食事中のチロシンは腸内細菌...

    DOI Web Site PubMed 参考文献42件

  • 著明な高トリグリセリド(TG)血症により偽性低Na血症を呈した2型糖尿病の1例

    栗原 崇, 矢島 知果, 榊 健太郎, 藤田 直尚, 山下 唯, 扇田 祐貴子, 足立 勇吾, 澤 照代, 三觜 隆一, 荒牧 陽, 谷口 孝夫 糖尿病 66 (6), 476-481, 2023-06-30

    ...mEq/L)を示した.無症候性であり,血液ガス分析装置による直接法で血清Na値は正常範囲内であったため,高TG血症に伴う偽低値と判断.食事療法・血糖管理・脂質異常症治療薬により,血清TG値の改善に伴い両検査法間の血清Na値の乖離は漸減し,最終的に消失.高TG血症が偽性低Na血症を来すことは広く知られるが,10,000 mg/dLを超える高TG血症による偽性低Na血症の報告は稀であり,貴重であった.検体内...

    DOI 医中誌

  • 植物状態を考慮した低段密植養液栽培トマト向け灌水制御の検討

    足立, 量, 小池, 誠, 峰野, 博史 マルチメディア,分散,協調とモバイルシンポジウム2023論文集 2023 443-448, 2023-06-28

    ...高糖度トマトを栽培する水ストレス栽培において,適度なバランスの水ストレスを与えるための灌水(水やり)管理が重要である.栽培中のトマトに適度な水ストレスを意図的にかけることで果実の糖度を高めることができる.しかし,糖度を向上させつつ水分不足による生理障害の発生を抑えるには,植物体内水分に応じて水ストレスの過不足が少なくなるような灌水タイミングに調節する必要がある.現状この調整は,水ストレス栽培を熟知した...

    情報処理学会

  • 中枢神経症状を伴ったフェノールによる化学損傷の1例

    土居 未歩, 中川 浩志, 川浪 和子, 石野 憲太郎 熱傷 49 (2), 81-87, 2023-06-15

    ...フェノールは比較的短時間で体内に吸収され, 受傷面積が少ない場合でも中毒症状を起こす症例が報告されている. フェノールによる化学損傷ではただちに流水での洗浄を行う. ポリエチレングリコールまたは無水エタノールでの清拭 (実際は消毒用エタノールで代用されることが多い) も有効であり, 流水では15分間での洗浄で有意にフェノールの吸収を減少させたとの報告があり, 施行することが望ましいと考える....

    DOI

  • カルシウム-塩化物泉がヒト表皮の遺伝子発現に引き起こす変化

    原口 省吾 日本健康開発雑誌 44 (0), 75-80, 2023-06-14

    ...<p><b>背景・目的</b> 皮膚の一番外側に位置する表皮は、外界からの異物・細菌等の侵入から身体を守り、体内の物質が流出しないように包み込む薄い強固な膜である。表皮を形成する細胞は常に入れ替わりながら健康な表皮機能を保っているが、加齢や皮膚疾患では表皮細胞の入れ替わり(ターンオーバー)が低下し、表皮に隙間が生じやすくなる。...

    DOI

  • <i>Klebsiella pneumoniae</i>による侵襲性肝膿瘍症候群を発症し,眼内炎から失明に至った1例

    田村 穂高, 大園 芳範, 内山 尚美, 畑田 紘志, 中村 憲一, 岩切 久芳, 蓮池 悟, 永田 賢治, 河上 洋 日本消化器病学会雑誌 120 (6), 500-507, 2023-06-10

    ...<p>症例は82歳,女性.両眼の視力低下を認め,近医眼科より当院紹介となった.精査により発症4日目に<i>Klebsiella pneumoniae</i>による侵襲性肝膿瘍症候群,両側眼内炎と診断した.抗菌薬の全身投与と硝子体内注射を行い,肝膿瘍は改善したが,両眼失明に至った.侵襲性肝膿瘍症候群は発熱を初発症状とする報告が多いが,本例では眼症状発症時に発熱がなく,診断が遅れ,視力予後が不良となった...

    DOI PubMed 医中誌

  • 誘導電流検出式表面電位計X1の開発

    野崎 年功, 小林 圭一, 内田 敦久, 野崎 真之介 日本画像学会誌 62 (3), 231-238, 2023-06-10

    ...画像形成プロセス設計において非常に重要である.さらに高速化,高画質化の技術課題解決においては高応答性や微小領域における表面電位計測の性能向上が求められている.光誘起電位減衰曲線 (photo-induced discharge curve, PIDC) 測定やX-TOF (xerographic time of flight) 測定による電荷減衰過程の分析を行う上で表面電位計測時の応答性の向上は感光体内部...

    DOI

  • 受容体認識部位由来のペプチドを活用したグルカゴン特異的高感度蛍光プローブの開発

    重藤 元, 鈴木 祥夫, 山村 昌平 分析化学 72 (6), 233-238, 2023-06-05

    ...<p>生体試料中には健康状態を診断するうえで有益な情報が広く含まれている.そこで疾病の診断を目的に生体試料を測定することが広く行われている.生体試料計測の代表的なものとして,ELISAを用いた手法が実用化されているが,煩雑な操作を伴う高価な装置と,操作時間,人手などのコストが必要である.著者らはこれまで生体内に発現する受容体の認識配列を活用することで,タンパク質やホルモンなどを簡便かつ,特異性が高く...

    DOI Web Site 参考文献14件

  • ルテオリン配糖体の加水分解に及ぼす加熱処理の影響

    毛利 哲, 長坂 歩美, 高橋 里奈, 菊地 風花 日本調理科学会誌 56 (3), 86-93, 2023-06-05

    ...<p> パプリカには機能性フラボノイドであるルテオリンが多く含まれているが,天然に存在するルテオリン-7-<i>O</i>-[2-(<i>β</i>-アピオシル)-6-マロニル-<i>β</i>-グルコシド](L-7-AMG)およびルテオリン-7-<i>O</i>-[2-(<i>β</i>-アピオシル)-<i>β</i>-グルコシド](L-7-AG)は体内吸収率が低い。...

    DOI

  • 粒度分布が異なる砂質土の液状化特性に与える締固め層厚の影響

    佐々木 朋子, 川村 志麻, 松村 聡, 古関 潤一 地盤工学ジャーナル 18 (2), 109-121, 2023-06-01

    ...また,試料の粒度組成によらず,供試体内に密度の低い領域が形成されたケースほど液状化強度は低くなることが明瞭に示された。そして,得られた結果から,現行基準の湿潤締固め法による供試体作製法の留意点を述べている。</p>...

    DOI Web Site 参考文献7件

  • Toxic AGEs (TAGE) と健康:II. 生活習慣病予測マーカーとしてのTAGE

    竹内 正義, 竹田 健史, 坂井(逆井) 亜紀子 48 (1), 12-21, 2023-06

    ...従って,AGEsの影響を抑えることがLSRDの発症・進展の予防および治療につながると期待されるが,体内では色々な経路から様々なAGEsが生成されていることが明らかになっている。筆者らは,体内で生成される各種AGEsの中でも,特に細胞障害性の強いtoxic AGEs (TAGE) がLSRDの発症・進展の直接原因となっていることを明らかにしてきた (「I. 細胞障害因子としてのTAGE」参照)。...

    DOI 機関リポジトリ

  • ヒノキミニチュア採種園の管理技術の検討

    三浦 真弘, 大城 浩司, 宮下 久哉, 高島 有哉, 磯田 圭哉, 竹田 宣明 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 394-, 2023-05-30

    ...また、ヒノキは枝単位での着花促進技術が可能であり、個体内の枝単位で種子生産が可能である。そこで、ミニチュア採種園において、ヒノキの枝発生特性を考慮した見極法と、それらを無視した機械法の比較試験を行っている。...

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  • スギ・コナラの各部位およびリターに対する放射性セシウムの浸出試験

    眞中 卓也, 荒木 眞岳, 大橋 伸太, 今村 直広, 坂下 渉, 小河 澄香, 小松 雅史, 阪田 匡司, 篠宮 佳樹 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 55-, 2023-05-30

    ...事故から10年以上が経過した現在、<sup>137</sup>Csの大部分が鉱質土層表層に固定されているものの、森林生態系内の<sup>137</sup>Csの循環(樹木の根を介した土壌中の<sup>137</sup>Csの吸収→樹体内の転流→落葉などを介した土壌への移行)は続いており、林業や森林利用になお大きな影響を与えている。...

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  • ウルシ内樹皮からの漆液滲出量の日変動とその要因

    二社谷 悠太, 檀浦 正子, 藤井 黎 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 651-, 2023-05-30

    ...また午前から昼過ぎにかけて漆液滲出量減少に伴い気温と地温の上昇と樹幹直径の減少が見られたことから、滲出量の日変動は樹体内の水分量や蒸散などの水分条件と関連すると考えられる。</p>...

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  • 13Cパルスラベリングを用いたスギ2品種の樹体内炭素配分

    檀浦 正子, 能勢 美峰, 福田 有樹, 三嶋 賢太郎, 松下 通也, 南 尊大, 田邊 智子, Daniel Epron, 小南 裕志, 高梨 聡, 香川 聡 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 390-, 2023-05-30

    ...早期に成長を停止する系統は耐凍性を高めるために炭素の配分を調節しているのではないかと考え、秋の光合成産物が個体内でどのように配分されるか検証した。</p><p>秋も成長を続ける系統として郷台1号、早期に成長を停止する系統として上都賀7号を選び1年生のポット苗を準備した。...

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  • 苗場山ブナ林における細根への窒素分配

    野口 享太郎, 韓 慶民, 壁谷 大介, 稲垣 善之, 藤井 一至 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 66-, 2023-05-30

    ...このように、細根には葉に匹敵する量の窒素が分配されており、ブナの樹体内窒素分配について理解する上で、細根が重要な要素であることを示唆している。</p>...

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  • 遺伝子発現解析からみたスギの越冬

    能勢 美峰, 遠藤 圭太, 田村 明, 大平 峰子, 小長谷 賢一, 栗田 学 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 373-, 2023-05-30

    ...遺伝子発現解析によって休眠ステージや耐凍性と相関を示す遺伝子群を明らかにし、それらの遺伝子群の有する遺伝子機能から樹体内で起きている現象を推定した。また、休眠に関わると推定される遺伝子群の制御に時計遺伝子として知られる<i>GIGANTEA</i>が関わっていることを、遺伝子組換え体を用いた解析で明らかにした。</p>...

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  • クロマツの幹および葉の貯留水利用の可能性

    東 若菜, 矢野 鼓子, 小切 壮仁, Epron Daniel 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 418-, 2023-05-30

    ...葉の移入組織の横断面積割合は個体内の高さによらず一定で、樹高の高さによらず同様であった。</p>...

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  • 直径に対する肥大量は枝幹根で異なるか:温帯のクロマツを用いた検証

    田邊 智子, Daniel Epron, 檀浦 正子, 谷川 東子, 藤堂 千景, 山瀬 敬太郎, 池野 英利, 大橋 瑞江, 平野 恭弘 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 443-, 2023-05-30

    ...<p>樹木に取り込まれた炭素は、木部の生産に使われると長期間樹体内に蓄積される。木部生産量の年変動は、幹の高さ1.3m位置の肥大量を指標として評価されるが、肥大量は幹の下部よりも樹冠内で多く、年変動は幹と枝とで異なることが分かりつつある。つまり、どこか一つの高さの肥大量では、個体の木部生産量の年変動を正しく評価できていないかもしれない。...

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  • カメムシ類と腸内細菌の共生システム

    細川 貴弘 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 3-, 2023-05-30

    ...<p>多くの昆虫類が体内や体表に共生微生物を保持しており、共生微生物は宿主昆虫の生態・生理・進化などに大きな影響を与えている。カメムシ下目に属するカメムシは一般的に植物から吸汁するため、深刻な農業害虫になっている種は少なくない。...

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  • アコースティックエミッションの発生頻度から推測した通水機能の変動

    小切 壮仁, 東 若菜, 黒田 慶子 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 416-, 2023-05-30

    ...通水阻害は樹体内の栄養塩や植物ホルモンの輸送を制限するため、その変動についての議論は、樹木の生理学的な生存戦略を理解する上で根幹となる。</p><p>本研究では苗木のオリーブおよび生立木のシマトネリコを対象として、<b>通水機能の変動を通水阻害の観点から評価する</b>ことを目的とした。実験は神戸大学構内において、2021年5月から12月まで行った。...

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  • 太平洋側型ブナと日本海側型ブナ成木樹冠内の葉の可塑性の違い

    上村 章, 原山 尚徳, 石田 厚 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 436-, 2023-05-30

    ...我々は、ブナの個体内の葉の特性のバリエーションを調べた。この研究の目的は、どのように葉の形態と葉の生理生態学的特性が大気の乾燥状態に対応するために関係し合っているかを明らかにすることである。勿来陽葉は、安比陽葉と比べて厚い葉身、葉身内に大きな維管束鞘、小さな維管束鞘延長部包囲面積を持った。勿来陽葉のLMAは安比陽葉の1.74倍だった。...

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  • 原子核乾板を使った多方向ミュオグラフィによる火山の 3 次元透視

    長原 翔伍, 宮本 成悟, 森島 邦博, 中野 敏行, 小山 真人, 鈴木 雄介 日本写真学会誌 86 (2), 177-188, 2023-05-20

    ...BackProjection 法に基づいた 3 次元密度再構成手法をミュオグラフィに応用し,そのシミュレーショ ンによる実現可能性を評価する研究を行った.また,それに基づき実証観測を静岡県伊東市に位置する大室山スコリア丘 で実施した.多方向観測に適した原子核乾板検出器ユニットを新たに開発し,11 方向から観測を行った.その結果,大 室山内部の 3 次元密度構造が明らかにされ,マグマが主火道から山体内...

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  • エポキシモノリスを鋳型とした金属多孔体の作製と電極特性評価

    御田村 紘志, 渡辺 充, 石塚 紀生, 松川 公洋, 渡瀬 星児 ネットワークポリマー論文集 44 (3), 109-119, 2023-05-10

    ...この金属多孔体内部でNiCo<sub>2</sub>O<sub>4 </sub>の水熱合成を行ったところ,細孔壁に高密度なナノワイヤー群の形成を確認した。このナノワイヤー群を担持した金属多孔体を電池電極として,サイクリックボルタンメトリー測定や充放電試験を行ったところ,既存の金属ニッケル発泡体電極より高い比容量,充放電特性を示すことがわかった。</p>...

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  • mRNAの完全化学合成を可能とする化学的キャップ化法の開発

    阿部 洋, 小川 和哉, 阿部 奈保子, 木村 康明 MEDCHEM NEWS 33 (2), 75-78, 2023-05-01

    ...しかし、mRNAワクチンは、mRNAの生体内不安定性等による活性の低下が課題としてあげられる。そこで、安定性向上が見込まれる化学修飾をmRNAに導入することが効果的であるが、それを実現するための汎用的合成法は存在しない。本研究ではmRNAへの化学修飾の導入の障壁となる酵素法を回避したmRNAの完全化学合成法を開発した。...

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  • FDTD解析を用いた携帯電話周波数帯におけるスクリューホール付医療用金属プレート埋込によるSAR上昇評価

    西川 拓次, 日景 隆, 長岡 智明 J106-C (5), 180-186, 2023-05-01

    ...医療用金属機器を体内に埋め込んでいる場合,指針値以下の電波ばく露でも局所的な比吸収率上昇の可能性が示唆されている.本論文では,顔面骨骨折の中でも特に下顎骨治療を目的とした埋め込み金属プレートを対象としており,人体を模擬したファントムモデルに2枚のプレートを埋め込んだ数値モデルを作製し,数値シミュレーションにより,平面波ばく露条件下において,電磁界結合によりプレート間の空隙部で生じる局所SAR上昇について...

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  • 微粒子疾患を起こすマクロファージ受容体の役割

    中山 勝文, 山口 慎一朗 生化学 95 (2), 184-193, 2023-04-25

    ...さまざまな無機微粒子はマクロファージに貪食されるとNLRP3インフラマソーム活性化と細胞死を誘導し、それらは難治性の慢性炎症性疾患の発症に大きく関わっている.たとえばシリカ(二酸化ケイ素)やアスベスト(石綿)といった環境微粒子は肺がんや中皮腫を引き起こすことが知られる.また体内で形成された尿酸塩結晶,コレステロール結晶,およびアミロイドβ凝集体はそれぞれ痛風,動脈硬化関連疾患,およびアルツハイマー病...

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