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天野 英輝, 田邊 宏樹, 荻原 直道 霊長類研究 Supplement 38 (0), 25-, 2022
...さらに,側頭葉の側頭極(38),中側頭回(21),側頭頭頂接合部及び,前頭前野内側部(32)がヒトで相対的に大きく,これらの領域は,他者の立場で考える認知能力(メンタライジング)と関連し,ヒトで顕著な向社会性の神経基盤をなしていると考えられている。...
DOI
椿原 彰夫 高次脳機能研究 (旧 失語症研究) 41 (1), 2-7, 2021-03-31
...前頭葉機能に関連するネットワークとして, 上縦束 II (下尾側頭頂葉-DLPFC) と上縦束 III (縁上回-VLPC) , 下前頭後頭束 (後頭極-前頭極) , 鉤状束 (OFC-側頭極) , 帯状束 (帯状回-海馬膀回) などが知られている。 高次脳機能障害の改善に関しては, 機能訓練としての単なる学習のみでなく, 環境刺激や治療担当者の指導の影響も大きいと推察される。...
DOI Web Site 参考文献5件
石原 健司, 金子 清佳, 高橋 伸佳, 旭 俊臣 臨床神経学 61 (3), 182-187, 2021
...<p>相貌および声を介した人物同定障害を呈した90歳,女性例を報告した.全般的な認知機能低下を認めたが,相貌以外の視覚性認知機能は保持.人物同定障害の内容として家族など親密度の高い人物は相貌,声による同定可能,有名人の相貌,声は同定困難であったが,既知感はあり名前の記憶は保持されていた.新規の人物は相貌,声ともに同定できなかった.画像検査では右優位の両側側頭葉前部萎縮と右側頭極を中心とした血流低下を...
DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献16件
植田 智裕, 西本 和平, 兒玉 隆之 理学療法科学 36 (3), 353-360, 2021
...〔結果〕抑制機能実行時は,高齢者が右側頭極や右前頭極,若年者が左楔前部や左眼窩前頭皮質を中心とした脳神経活動性を認めた.また,神経機能的連関性は高齢者と若年者の間に差異を認めた.〔結語〕脳内抑制機能に対する神経生理学的評価は,加齢に伴う認知機能低下を検出し得る可能性が示唆された.</p>...
DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献33件
中島 明日佳, 船山 道隆, 中村 智之, 稲葉 貴恵 臨床神経心理 32 (0), 15-22, 2021
前頭側頭型認知症の初期診断はしばしば困難である。その中でもとりわけ困難であるのは鑑別に役立つ症状が比較的少ないright temporal variant frontotemporal dementiaである。本稿で初期にアルコール性認知症と誤診されていたright temporal variant frontotemporal …
船山 道隆 神経心理学 36 (4), 178-188, 2020-12-25
...する場合がある.アルツハイマー病に伴う精神症状や行動障害の背景にはこれらの意味記憶障害を認めることが少なくない.一方で,神経心理検査課題による意味記憶の成績低下は発症初期から低下するが,その低下は意味性認知症とは異なり,意味記憶の喪失のみならず他の認知機能の低下を反映することに注意すべきである.アルツハイマー病の意味記憶障害の神経基盤は側頭葉であるが,エピソード記憶障害と関連する側頭葉内側ではなく,側頭極...
DOI 医中誌
石原 健司, 金子 清佳, 福井 康仁, 高橋 伸佳, 旭 俊臣 臨床神経心理 31 (0), 39-, 2020
...画像検査では右優位の両側側頭葉前部萎縮と右側頭極を中心とした血流低下を認めた。進行性の相貌認知障害は、右優位に側頭葉前部の萎縮を呈する前頭側頭葉変性症として捉えられているが、本例では行動異常や精神症状は認めず、アルツハイマー型認知症の可能性が考えられた。...
猪奥 徹也, 今井 啓輔, 濱中 正嗣, 五影 昌弘, 傳 和眞, 山本 敦史, 為野 仁輔, 山本 聡 臨床神経学 59 (7), 442-447, 2019
...<p>症例は69歳男性.数年前より易怒性が出現し,某日夜間に左上下肢より始まる全身痙攣で救急搬送.頭部MRI-FLAIRにて右側頭極,両側扁桃体・海馬,右島皮質の異常高信号があり,頸部腫瘍の存在から傍腫瘍性辺縁系脳炎と診断した.抗てんかん薬にて鎮痙し第20病日に退院した.頸部腫瘍はリンパ節生検結果より転移性の神経内分泌癌(neuroendocrine carcinoma; NEC)と考えられていたが...
DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献8件
中里 文香 岩手医科大学歯学雑誌 43 (1), 36-47, 2018-05-25
...咬合力は,OD と比較しND において有意な上昇を求めた.脳活動は,OD と比較しND において側頭極,下頭頂小葉,下前頭回,島,中前頭回,下側頭回,海馬,楔前部,中側頭回,小脳に有意な上昇が認められた.また,咬合力の増加と相関して,小脳,上側頭回,中側頭回,上前頭回,下前頭回,島,一次運動野,一次体性感覚野,被殻,視床,海馬傍回に脳活動の上昇が認められた....
DOI 機関リポジトリ 医中誌
立山 佳祐, 志賀 裕二, 下江 豊, 水田 依久子, 水野 敏樹, 栗山 勝 臨床神経学 58 (4), 235-240, 2018
...<p>症例は55歳の男性.頭痛や脳卒中の既往なく,2年前から物忘れとうつ症状で発症.認知症,両側錐体路徴候を示し,脳MRIで深部大脳白質,皮質下,脳幹に多発性ラクナ梗塞(Lacunar infarction; LAI),多数の微小出血,大脳白質に広範な高信号病変を認めた.側頭極白質の変化は認めず,両側の基底核領域の脳血流が低下していた....
DOI Web Site PubMed ほか1件
大城 遼太郎, 小野 弓絵, 栗城 眞也, 小林 浩, 中山 秀紀, 三原 聡子, 樋口 進, 岡崎 泰臣, 石山 敦士 生体医工学 Annual56 (Abstract), S298-S298, 2018
...その結果、左右中心傍小葉、中心前回、右側頭極などから構成されるネットワークの結合がインターネット依存によって変化することが示唆された.</p>...
池田 宗平, 藥師寺 祐介, 江里口 誠, 藤井 由佳, 石束 光司, 原 英夫 臨床神経学 58 (8), 499-504, 2018
...<p>症例は51歳男性である.49歳時の脳梗塞発症1年半後に進行性の認知機能低下,易怒性,幻覚を契機に前医精神科病院へ医療保護入院となった.精神症状以外に小脳性運動失調をみとめ,当科へ転院した.頭部MRIで両側側頭極皮質下にT<sub>2</sub>高信号域をみとめ,髄液での炎症所見より辺縁系脳炎と考えた.その原因としては梅毒反応が血清と髄液で陽性であることを確認しえたことから神経梅毒と判断した.ペニシリン...
DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献15件
一戸 紀孝 BRAIN and NERVE 68 (11), 1345-1361, 2016-11-01
DOI Web Site
齋藤 菜穂, 長澤 哲郎, 大越 優美, 永田 仁郎, 林 雅晴 日本重症心身障害学会誌 41 (2), 255-255, 2016
...右大脳萎縮、前頭極を除く大脳背側の脳軟膜・硬膜の血管腫と隣接する大脳皮質表層の粗鬆化・石灰化、右側頭極の新鮮な硬膜下出血が認められた。また、前頭葉・側頭葉白質、両側海馬終板、右扁桃体・視床、小脳歯状核門と下オリーブ核の線維性グリオーシス、小脳皮質の神経細胞脱落も認められた。 結語 73歳でDICに伴う硬膜下出血のため死亡した。...
庭野 賀津子 東北福祉大学研究紀要 38 221-231, 2014-03-20
...各資料より,乳児刺激に対する脳の賦活部位として,扁桃体,帯状回,視床下部,視床,前頭葉眼窩皮質,島,側頭極,腹側前頭前野等が示された。これらの部位は,感情,感情統制,共感,ワーキングメモリー,報酬系等にかかわることが知られており,動物実験で養育行動を引き起こす部位として示された領域と共通していた。...
DOI 機関リポジトリ Web Site
植田 明彦, 安東 由喜雄 臨床神経学 54 (12), 1168-1170, 2014
...HDLSとCADASILは共に常染色体優性の遺伝性白質脳症である.HDLSが前頭葉機能障害や認知症で発症する事に対し,CADASILでは片頭痛や脳梗塞で発症する.また,CADASILでは有病率の高い若年発症の脳梗塞の家族歴が重要である.CADASILは側頭極白質病変が特異的であるが,本病変を欠くばあいもあり,家族歴,その他の画像所見より総合的な診断が必要なばあいもある.共に半卵円中心に病変ができるが...
DOI PubMed 医中誌 参考文献10件
マキノ, ヒトシ, イコマ, カツノリ, Makino, Hitoshi, Ikoma, Katsunori 北海道文教大学研究紀要 (37) 63-72, 2013-03-15
...【結果】映像を見ながら足趾の運動をイメージする場合,三人称イメージを見ながら運動した場合,二パターン共に著名な変化はなかった.一人称イメージを見ながら運動を行うほうが右の側頭極の活動が増加した. 【考察】三人称イメージは方向に関わらず活動増加しなかった.側頭極は「心の理論」と関係する.他 者の一人称イメージ映像での運動課題の方が他者の意図を理解する脳活動を増加させる可能性がある....
機関リポジトリ Web Site 医中誌
牧野 均, 生駒 一憲, Hitoshi Makino, Katsunori Ikoma, 北海道文教大学人間科学部理学療法学科, 北海道大学病院リハビリテーション科 北海道文教大学研究紀要 = Bulletin of Hokkaido Bunkyo University (37) 63-72, 2013-03-15
...【結果】映像を見ながら足趾の運動をイメージする場合,三人称イメージを見ながら運動した場合,二パターン共に著名な変化はなかった.一人称イメージを見ながら運動を行うほうが右の側頭極の活動が増加した.【考察】三人称イメージは方向に関わらず活動増加しなかった.側頭極は「心の理論」と関係する.他者の一人称イメージ映像での運動課題の方が他者の意図を理解する脳活動を増加させる可能性がある....
機関リポジトリ
今野 卓哉, 梅田 麻衣子, 梅田 能生, 野崎 洋明, 小宅 睦郎, 藤田 信也 臨床神経学 51 (10), 770-773, 2011
...症例は40歳男性である.脳血管障害の危険因子がないものの,1年間に5回の脳虚血発作をきたし,頭部MRIで小血管病を示唆する多発性の病変をみとめた.家族歴からCADASILをうたがったが,特徴的とされる側頭極の白質病変に乏しかった.皮膚生検で電子顕微鏡下に血管平滑筋の基底膜にGOMの沈着をみとめ,CADASILと診断した.皮膚生検は遺伝子診断に比して簡便に施行可能であり,画像上の非定型例を診断する上でとくに...
DOI Web Site PubMed ほか1件 被引用文献1件 参考文献16件
柴田 寛, 乾 敏郎 日本認知心理学会発表論文集 2010 (0), 25-25, 2010
...適切な動作選択に限った不一致>一致の分析では、右背外側前頭前皮質、左右側頭極などでの活動領域が見られた。以上のことは、他者の要求に応じて適切な動作を選択する際には、自己視点からの要求の解釈が基本であり、必要に応じて他者視点を取得して、自己視点で解釈した動作選択の予測を抑制する処理が行われることを示唆する。...
小林 希代江, 山田 真希子, 大東 祥孝 認知リハビリテーション 14 (1), 21-32, 2009
...以上の結果をふまえて,PDFTBI,側頭極損 傷,妄想知覚の発現要因について考察した。</p>...
長崎 信一, 橋詰 顕, 栗栖 薫, 谷本 啓二 耳鼻と臨床 53 (6Supplement2), S167-S173, 2007
...命令嚥下のみ4名で嚥下開始-1.5-1sに、右側中前頭回・下前頭回と側頭極のθERDを認め、命令嚥下と自発嚥下で脳内処理過程が異なる可能性が示唆された。...
関口, 理久子 関西大学社会学部紀要 37 (2), 87-116, 2006-03-25
...自伝的記憶の神経基盤として多くの研究で常に活動が報告されているのは、前頭前野腹側部(ventral prefrontal cortex)、側頭葉内側部と側頭葉外側部(medial and lateral temporal lobe)、側頭極(temporal pole)、膨大後皮質(retrosplenial cortex)と前部帯状回(anterior cingulate gyrus)などであり、...
機関リポジトリ HANDLE Web Site
藤井 俊勝, 平山 和美, 深津 玲子, 大竹 浩也, 大塚 祐司, 山鳥 重 日本薬理学雑誌 125 (2), 83-87, 2005
...がみられることがある.本稿では脳損傷後に特異な行動変化を呈した3症例を提示し,これらの症状を情動あるいは感情の障害として捉えた.最初の症例は両側視床・視床下部の脳梗塞後に言動の幼児化を呈した.次の症例は両側前頭葉眼窩部内側の損傷により人格変化を呈した.最後の症例は左被殻出血後に強迫性症状の改善を認めた.これら3症例の行動変化の機序として,情動に関連すると考えられる扁桃体-視床背内側核-前頭葉眼窩皮質-側頭極...
DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献32件
真下 英明, 石井 光昭, 伊藤 清弘, 田代 弦, 佐藤 泰吾, 松田 芳恵, 秋口 一郎 理学療法学Supplement 2004 (0), B0061-B0061, 2005
...画像所見として被殻,右視床,側頭極,TSの損傷を認めた。神経心理学的所見は、側頭葉症状としての半側空間無視(左聴覚刺激への反応性の低下)の他に、前頭葉症状としての病態認識の低下,注意障害,発動性低下を認めた。臨床上問題となるような健忘症候群は認めなかった。...
臼井 直敬, 三原 忠紘, 松田 一己, 鳥取 孝安, 大坪 俊昭, 馬場 好一, 井上 有史, 八木 和一 てんかん研究 19 (2), 117-125, 2001
...対象を、病変が側頭葉外側後部にあるlateral群と側頭葉内側あるいは側頭極にあるpolar-mesial群に分けて検討し、また、病変の側方性(言語優位側か非優位側か)との関係を調べた。その結果、記憶障害性および言語障害性前兆はlateral群に多かった。他の精神性前兆(認知性、感情性)は病変の局在による差異を認めなかった。言語優位側に病変がある症例では前兆は訴えないものが多かった。...
DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献27件
中野 正剛, 朝田 隆, 松野 博史, 宇野 正威, 高崎 優 日本老年医学会雑誌 37 (1), 49-55, 2000
To clarify the effects of normal aging on the cerebral blood flow, regional cerebral blood flow mesurments using a Patlak Plot method of <sup>99m</sup>Tc-ECD were performed in 53 normal volunteers …
DOI Web Site PubMed ほか1件 被引用文献2件 参考文献30件
牧 徳彦, 池田 学, 鉾石 和彦, 小森 憲治郎, 田辺 敬貴 失語症研究 19 (1), 9-16, 1999
...人名の語想起障害の責任病巣として左側頭極が示唆されており,同部位と前脳基底部領域あるいは前頭葉底面は鉤状束で結ばれていることから,本例の特異性もこの線維連絡の障害と関連するものと考えられた。...
DOI 医中誌 被引用文献2件 参考文献18件
中村, 浩幸, 澤口, 京子 霊長類研究所年報 26 78-78, 1996-11-01
HANDLE
中村, 浩幸 霊長類研究所年報 25 76-76, 1995-11-01