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検索結果 275 件

  • 尿沈渣中に異型細胞を認めた前立腺導管癌の1例

    内田 大貴, 穐山 祐子, 浅井 雛子, 榊原 早穂, 川村 道広, 錦 淳子, 吉田 恭太郎, 清水 重喜 医学検査 73 (1), 188-194, 2024-01-25

    <p>背景:尿沈渣において見られる前立腺癌の組織型はほとんどが腺房細胞に由来する腺癌細胞であり,導管細胞が由来の前立腺導管癌が出現することは非常に稀である。今回我々は尿沈渣中に前立腺導管癌細胞を認めた症例を経験したので報告する。症例:80歳代,男性。5年前に当院にて低異型度尿路上皮癌(low grade urothelial …

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  • 乳児期に感染を来たした先天性正中上唇瘻の1例

    児玉 晨吾, 高畑 惣介, 古郷 幹彦, 田中 晋, 石井 庄一郎 日本口腔外科学会雑誌 69 (2), 53-57, 2023-02-20

    <p>Congenital midline upper lip fistula is a very rare congenital anomaly that can be accompanied by other congenital abnormalities such as cleft lip and palate, and may appear as a symptom of a …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献37件

  • 回腸利用膀胱拡大術後の53年目に腺癌を発症した1例

    内田 大貴, 穐山 祐子, 榊原 早穂, 熊谷 明子, 川村 道広, 錦 淳子, 吉田 恭太郎, 清水 重喜 医学検査 71 (3), 581-586, 2022-07-25

    <p>背景:尿沈渣において検出する腺癌は原発性,転移性,コンタミネーションによるものなどが挙げられるが,今回我々は53年前に回腸利用膀胱拡大術を行った患者において稀な腺癌を検出した症例を経験したので報告する。症例:70歳代,男性。53年前に腎結核,膀胱結核にて左腎臓摘出術および回腸利用膀胱拡大術を実施。3年前から肉眼的血尿を自覚し近医にて経過観察。膀胱内凝血塊,右水腎症を認め当院紹介受診。尿検査…

    DOI Web Site 医中誌

  • 裏層上皮の疣贅状増殖を呈した歯根囊胞の1例

    髙畑 惣介, 石井 庄一郎, 藥師寺 登, 古郷 幹彦 日本口腔外科学会雑誌 68 (1), 21-25, 2022-01-20

    <p>Verrucous carcinoma arising from an odontogenic cyst is extremely rare. We report a case of radicular cyst exhibiting verrucous proliferation of the lining epithelium, which resembles verrucous …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献15件

  • 鋳型状脳室内血腫を合併した高齢者重症くも膜下出血に対する治療戦略

    西野 鏡雄, 森 康輔, 矢野 喜寛, 山田 修平, 中島 伸彦, 小山 隆, 谷脇 浩一, 藤田 敏晃, 種子田 護 NEUROSURGICAL EMERGENCY 27 (1), 72-78, 2022

    <p> 近年では高齢者重症くも膜下出血においても急性期脳動脈瘤コイル塞栓術で良好な治療成績が報告されている.多量の脳室内出血を伴う場合には,脳室ドレナージ単独よりも神経内視鏡下血腫除去術を施行した方が良好な成績を得られるとの報告も散見される.今回我々は特に予後不良とされる鋳型状脳室内血腫を伴う高齢者重症くも膜下出血に対し,急性期に脳動脈瘤コイル塞栓術と神経内視鏡下血腫除去術の複合治療を行った.高…

    DOI Web Site 医中誌

  • 呼吸困難を有する慢性進行性疾患患者に対する送風療法の有効性:システマティックレビュー・メタ解析

    角甲 純, 中村 陽一, 西 智弘, 高木 雄亮, 松田 能宣, 渡邊 紘章, 笠原 庸子, 合屋 将, 小原 弘之, 森 雅紀, 山口 崇 Palliative Care Research 17 (1), 33-42, 2022

    <p>【目的】慢性進行性疾患患者の呼吸困難に対する送風療法の有効性について検討する.【方法】医中誌,Cochrane Library, EMBASE, MEDLINEを用いて,2019年10月23日までの期間に報告されたすべての文献について検索を行った.また,2020年6月30日と2021年12月7日に,PubMedを用いてハンドサーチを行った.適格基準は,1)送風療法を扱う無作為化比較試験,2…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献40件

  • 前脊髄動脈を巻き込んだ破裂解離性椎骨動脈瘤の1例

    小野田 祐司, 西野 鏡雄, 中島 伸彦, 梅原 徹, 福屋 章悟, 矢野 喜寛, 小山 隆, 谷脇 浩一, 藤田 敏晃, 種子田 護 脳卒中の外科 50 (6), 497-502, 2022

    <p>53 歳,男性.生来健康で突然の左後頭部痛を自覚し,翌日になり四肢のしびれが出現したため救急搬送された.来院時,意識清明,症状は消失しており神経学的異常所見を認めなかった.頭部CTで左迂回槽を中心に脳底槽まで広がるくも膜下出血を認めた.脳血管造影で両側椎骨動脈に解離性と思われる紡錘状動脈瘤を認めた.左側ではblebを伴ったこと,母血管の辺縁が不整で新規の椎骨動脈解離が疑われたことから,くも…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献12件

  • nutritionDay oncologyからみた日本と世界のがん患者の栄養状態および栄養管理

    武元 浩新, 福島 亮治, 小山 諭, 石井 信二, 遠藤 龍人, 児島 洋, 斎藤 恵子, 篠 聡子, 中瀬 一, 山口 恵, 小谷 穣治 学会誌JSPEN 3 (1), 2-10, 2021

    <p>【目的】2006年にヨーロッパで始まったnutritionDayであるが,2012年よりがん患者に特化した調査も行われている.今回,2015年から2017年のnational reportをもとに本邦および世界のがん患者の現況について報告する.【対象】日本から748例,世界から4,630例のがん患者が登録されており,平均年齢はそれぞれ71.3歳,65.4歳,BMIについては21.6,24…

    DOI 医中誌

  • 心窩部と外陰部に異なる皮膚症状を呈した皮膚限局性結節性アミロイドーシスの 1 例

    宮本 翔子, 南 祥一郎, 仁田 有次郎, 井上 愛, 伊比井 崇向, 木村 勇人, 寺田 信, 藤本 真由, 樽谷 勝仁 皮膚の科学 20 (4), 299-308, 2021

    <p><b>62</b>歳,女性。 <b>6 </b>年前に自覚した心窩部左側の皮疹に対する精査目的で当科を紹介された。初診時,心窩部左側に橙黄色から紅色の丘疹が集簇・融合し,光沢を伴う弾性やや硬の局面を形成していた。 また, <b>2 </b>年前から外陰部左側に常色から淡紅色で一部に皺を伴う弾性軟の結節を認めていた。両者は病理組織学的に免疫グロブリン軽鎖(<i><b>κ …

    DOI 医中誌

  • 抗PD-L1抗体薬atezolizumab初回投与直後に発症し急速に増悪した血球貪食性リンパ組織球症(HLH)の1剖検例

    山口 統彦, 宮本 愛子, 國屋 研斗, 東 浩志, 長 彰翁, 合屋 将, 楠 貴志, 西岡 清訓, 平山 喬, 酒井 俊輔 肺癌 60 (5), 423-428, 2020-10-20

    <p><b>背景.</b>免疫チェックポイント阻害薬(ICI)による肺癌治療においては,従来の殺細胞性抗がん剤治療とは異質な副作用である免疫関連有害事象(irAE)が生じ致死的な副作用が出ることがある.血球貪食性リンパ組織球症(HLH)は,irAEとしては頻度が低いが重症化しうる重大な副作用である.<b>症例.</b>今回我々は術後再発の肺腺癌の二次化学療法において抗PD-L1抗体であるatez…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献11件

  • nutritionDay 2010-2012年の3年間の調査結果からみた日本と世界の栄養状態および栄養療法の比較

    武元 浩新, 小山 諭, 朝川 貴博, 梶谷 伸顕, 白木 亮, 利光 久美子, 野田 さおり, 宮田 剛, 山口 恵, 福島 亮治 学会誌JSPEN 2 (5), 332-340, 2020

    <p>nutritionDayプロジェクトとは毎年特定の日をnutritionDayと定め,世界的規模で実施される入院患者の栄養状態についてのアンケート調査であり,日本では2008年より当時の日本静脈経腸栄養学会(現日本臨床栄養代謝学会)主導の下に参加している.今回,ちょうど栄養サポートチーム(nutrition support …

    DOI 医中誌

  • 急速に進行した腎Mucinous tubular and spindle cell carcinomaの1例

    小林 泰之, 新井 浩樹, 本多 正人, 寺田 晴子, 安原 裕美子 日本泌尿器科学会雑誌 110 (4), 249-254, 2019-10-20

    <p>腎mucinous tubular and spindle cell carcinoma(MTSCC)は2004年にWHO分類に加えられた腎癌の組織亜型で稀とされる.今回我々は急速に進行した腎MTSCCの1例を経験したので報告する.患者は75歳,女性.非定型抗酸菌症及びC型肝炎で経過観察中,左腎腫瘍を指摘され当科紹介受診となる.腹部CTにて長径約35 …

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献6件

  • 尿路原発小細胞癌の4例

    小林 泰之, 新井 浩樹, 本多 正人, 安原 裕美子 日本泌尿器科学会雑誌 110 (4), 255-260, 2019-10-20

    <p>小細胞癌は肺原発が主であり尿路原発のものは比較的稀とされる.小細胞肺癌と同様に尿路原発小細胞癌は予後不良とされており,膀胱原発で全生存期間の中央値が19.6カ月~1.7年,上部尿路原発では15カ月との報告がある.治療法としては根治手術及び小細胞肺癌に準じた化学療法が有効とされる.しかし発生頻度が少なく標準治療は確立していない.今回我々は2007年から2018年までに当科で尿路原発小細胞癌と…

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献7件

  • TUEB(transurethral enucleation with bipolar)にて剥離を行い膀胱高位切開にて腺腫を摘出した巨大前立腺肥大症の1例

    小林 泰之, 新井 浩樹, 本多 正人, 安原 裕美子 日本泌尿器科学会雑誌 110 (1), 60-64, 2019-01-20

    <p>患者は75歳,男性.尿閉にて当科紹介受診となる.骨盤MRIにて前立腺は著明に腫大し推定重量は509gであった.TUEB併用膀胱高位切開術を施行した.摘出重量は349gであった.術後経過は良好,術後3カ月時点で排尿機能は良好である.巨大前立腺肥大症に対する経尿道的腺腫剥離は止血に有効であるが,内視鏡操作で剥離が可能かどうか,核出した腺腫をどう処理するか症例毎に検討が必要と考えられた.</p>

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献7件

  • 尿管原発小細胞癌の1例

    小林 泰之, 新井 浩樹, 本多 正人, 安原 裕美子, 吉田 恭太郎 日本泌尿器科学会雑誌 109 (1), 30-34, 2018-01-20

    <p>上部尿路原発の小細胞癌は稀で予後不良とされる.今回我々は尿管原発小細胞癌の1例を経験したので報告する.患者は81歳,男性.胃癌に対し腹腔鏡下幽門側胃切除術後で経過観察中,腹部CTで左尿管腫瘍及び左水腎症を指摘され当科紹介受診となる.左尿管癌(cT2N0M0)と診断し後腹膜鏡下左腎尿管全摘除術を施行した.病理結果は小細胞癌(pT3)であった.術後補助化学療法としてCE療法(カルボプラチンAU…

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献8件

  • nutritionDayでの30日後の転帰からみた自宅退院とならないリスク因子の検討

    武元 浩新, 門 敦子, 高地 耕, 勝浦 知恵, 水野 純男, 斎藤 博, 飯島 正平 日本静脈経腸栄養学会雑誌 33 (1), 663-667, 2018

    <p>【目的】nutritionDayとは特定の日を定めて行う国際的なアンケート調査であり、調査日当日に加え30日後の転帰に関する項目があり、これを利用して自宅退院できないリスク因子を検討した。【方法】2013年と2014年に近畿中央病院で調査した554名を30日後に自宅退院できた症例(以下、D群と略)354例とできなかった症例(以下、ND群と略)200例の2群で分析した。【結果】ND群の年齢や…

    DOI Web Site 医中誌

  • 術前診断が困難であった小腸子宮内膜症の1手術例

    辻村 直人, 武元 浩新, 吉田 恭太郎, 大島 聡 日本外科系連合学会誌 43 (1), 84-87, 2018

    <p>症例は30歳代女性.既往歴に特記事項はない.上腹部痛・食思不振・38℃台の発熱を主訴に近医を受診した.血液検査で著明な炎症反応を指摘されたため,当院を受診した.来院時,間欠的な腹痛は持続していたものの腹部は平坦・軟で筋性防御や腹膜刺激症状は認められなかった.腹部造影CTで,終末回腸の造影効果を伴う壁肥厚および口側小腸の拡張を指摘された.小腸イレウスと診断し,イレウス管留置による腸管減圧後に…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献3件

  • 5つの濃度のニュートン流体を用いた官能試験による,とろみ液の粘度測定条件(ずり速度)の検討

    藤谷 順子, 飯島 正平 The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 53 (2), 164-171, 2016

    目的:臨床的に妥当なとろみ液の粘度測定条件の検討.方法:医療従事者をパネリストとして,5段階の濃度の水飴を粘度が高いと感じた順に並べさせた後,1.4%および0.95%キサンタンガム系増粘剤(XAN)溶液,1.4%グアガム系増粘剤(GUA)溶液について,粘度が近いと感じる水飴を回答させた.試験は水飴の濃度を変え2回行い,計126名の回答を得た.結果:5段階の水飴濃度の識別の正答率は77%であった.…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献3件

  • 根治切除後早期に急速増大出現した胸腔内再発胸腺腫の1例

    亀山 亨, 岩澤 卓, 西岡 清訓, 足立 史郎, 兒玉 憲, 堂野 恵三 肺癌 55 (1), 42-47, 2015

    <b>背景.</b>胸腺腫は緩徐に発育する腫瘍であり,術後再発の多くは初回手術後数年から十数年経過してから診断される.今回我々は術後4カ月で急速に増大出現した再発症例を経験したので報告する.<b>症例.</b>70歳代女性.2011年に胸腺腫に対し左開胸で腫瘍および心膜,肺合併切除を施行した.病理診断はWHO分類Type …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献9件

  • アナストロゾールを5年間投与した乳癌患者の骨密度変化

    松本 崇 日本臨床外科学会雑誌 76 (12), 2880-2884, 2015

    閉経後乳癌患者に対するアロマターゼ阻害剤の長期投与は骨代謝への影響が懸念されている.そこで,アナストロゾール(ANA)を5年間投与した患者について,その治療によって次の4群に分けて投与前と投与後の骨密度を検討した.N群(n=8):ANAのみを投与した群,V群(n=5):ANA投与中にビタミンD<SUB>3</SUB>製剤(Vit D)を併用した群,VB群(n=10):当初からVit …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献9件

  • 胃癌術後早期に施行した鼠径ヘルニア術創部にリンパ行性転移をきたした1例

    塚尾 祐貴子, 小林 研二, 高地 耕, 青木 太郎, 上村 佳央 日本臨床外科学会雑誌 75 (4), 963-967, 2014

    66歳,男性.心窩部不快感精査にて胃大彎前壁から前庭部にかけて4型胃癌を認めた.2005年9月に胃癌に対して幽門側胃切除術(D2郭清R-Y再建)を施行した.術後診断はpT3N2M0CY0P0 stage IIIB(UICC第6版).胃癌術後16日目に右鼠径ヘルニアに対し,ヘルニア根治術Kugel法を施行した.胃癌術後32カ月目に右鼠径部の腫瘤と陰嚢水腫を自覚.40カ月目に胃癌転移と診断された.転…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献2件 参考文献8件

  • 急性膿胸に対する胸腔鏡下手術症例の検討

    渡辺 梨砂, 西岡 清訓, 岩澤 卓 日本呼吸器外科学会雑誌 28 (5), 564-568, 2014

    急性膿胸に対する治療法として抗生剤投与・胸腔ドレナージが第1選択であるが,これらの治療が無効な場合は外科的治療が必要となる.近年は胸腔鏡下手術が広く行われており,その有用性が多数報告されている.今回,当院の胸腔鏡下手術の成績を報告する.2008年1月から2013年2月の間に急性膿胸に対して胸腔鏡下手術を施行した7例を対象とした.胸腔ドレーン挿入部にポートを留置,さらに1~2ヵ所のポート孔を追加し…

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献3件

  • 歯周病に起因した膿胸,前縦隔膿瘍の1手術例

    渡辺 梨砂, 西岡 清訓, 日向 聖, 岩澤 卓 日本呼吸器外科学会雑誌 27 (1), 64-68, 2013

    A 59-year-old man was admitted to our hospital with chest pain and a cough. Chest CT revealed abscesses in the left anterior mediastinum and left lower thoracic cavity. The inflammation did not …

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献12件

  • 肺炎を伴った腎放線菌症の1例

    金宮, 健翁, 新井, 浩樹, 室崎, 伸和, 本多, 正人, 大崎,匡, 原, 紘子, 吉田, 恭太郎 泌尿器科紀要 58 (3), 155-158, 2012-03

    A 55-year-old man was hospitalized for pneumonia. His fever did not subside despite administration of antibiotics ; therefore, he was referred to our hospital. A chest radiograph and thoracic …

    HANDLE Web Site 医中誌

  • 上行結腸癌を合併した特発性腸間膜静脈硬化症の1例

    小森 孝通, 加藤 文, 蝶野 晃弘, 吉田 恭太郎 日本大腸肛門病学会雑誌 65 (3), 124-129, 2012

    症例は57歳,男性.倦怠感・貧血の精査で施行した大腸内視鏡にて,上行結腸癌を合併した特発性腸間膜静脈硬化症と診断された.上行結腸から下行結腸の粘膜は暗紫色調を呈し,浮腫状で血管透見像は消失,半月ひだは不明瞭となり,びらん・潰瘍が多発していた.手術はD3郭清を伴う結腸亜全摘術を施行した.病理組織所見にて腫瘍は高分化管状腺癌と診断され,非腫瘍部では静脈壁の線維性肥厚・硝子化,粘膜固有層の膠原線維の血…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献24件

  • 尿膜管遺残症の1例

    朝倉 麻紀子, 﨑元 和子, 室﨑 伸和, 河合 建一郎, 三浦 宏之 皮膚の科学 11 (4), 300-303, 2012

    20歳,男性。臍部腫瘤と臍部からの排膿,下腹部痛が出現し,近医皮膚科で内服抗生剤による治療を受けたが,改善しないため当科を受診した。初診時,臍部に膿性浸出液を付着した紅色肉芽様腫瘤と下腹部痛を認めた。腹部超音波検査で下腹部の筋膜下に臍部と連続する 18×14mm 大の低エコー領域が存在し,腹部 CT …

    DOI 医中誌

  • 透析関連感染サーベイランスシステムの構築

    細田 清美, 森兼 啓太, 谷口 弘美, 宮田 貴紀, 前多 香, 上野 一枝, 家入 裕子, 高橋 陽一, 大澤 忠, 村田 弘美, 伊藤 淳, 又吉 慶, 兼島 優子, 伊波 千恵子, 与古田 美智代, 帯金 里美, 吉田 直子, 井上 恵美, 多湖 ゆかり, 崎浜 智子, 透析関連感染サーベイランス研究グループ 日本環境感染学会誌 27 (3), 189-194, 2012

      透析関連感染は,他臓器への感染の波及を来たすなど透析患者の予後に大きく影響し,また余分な医療費を発生させ,社会保障や医療機関経営に悪影響を及ぼす.日本における透析関連感染の現状把握と透析関連サーベイランスシステムを構築する目的で,2008年3月に定型的透析関連感染サーベイランスシステムフォーマットによる透析関連サーベイランスを開始した.2010年3月までのアクセス種類別のべ透析日数は,シャン…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献5件

  • 血清トリグリセリドの著明高値例に対する保健指導の効果

    大西 史子, 江場 巌子, 福地 敬子, 中村 さとみ, 中根 薫, 坂口 真恵, 酒井 千恵, 坂倉 三恵子, 向井 幹夫, 古賀 正史 人間ドック(Ningen Dock) 25 (5), 831-836, 2011

    <b>目的:</b>血清トリグリセリド(TG)の著明高値例に対する特定保健指導の効果を検討した.<br><b>対象:</b>2008年4月~2009年10月に実施した特定保健指導受講者のうち,血清TGが著明高値(≧400 mg/dL)を示した男性19例を対象にして保健指導前,指導3ヵ月後の血清脂質,ウエスト周囲径,体重,行動変容スコアを比較検討した.<br><b>結果:</b>血清TG,ウエスト…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献11件

  • スポーツ現場での理学療法士による個別指導がコンディショニングに対する選手の意識変化におよぼす影響

    高路 陽人, 前川 慎太郎, 伊藤 浩充, 生田 進一(MD) 近畿理学療法学術大会 2011 (0), 84-84, 2011

    【目的】  兵庫県理学療法士会のスポーツ活動支援部は、兵庫県下にある各種競技団体からの要請を受けて主に競技会でのメディカルサポートに参画している。そのうち、兵庫県サッカー協会からの要請を受けて、毎年、各年齢層の代表チームに対するメディカルチェックやコンディショニングの指導を実施し、練習および試合への帯同もしてきている。 …

    DOI

  • 顎下腺血管腫の1例

    石井 庄一郎, 上田 貴史, 後藤 倫子, 野村 公子, 有年 美穂子, 薬師寺 登 日本口腔外科学会雑誌 57 (6), 340-344, 2011

    We report a case of cavernous hemangioma arising in the submandibular gland.<br> Most salivary gland tumors occur in the parotid glands, and cavernous hemangioma rarely arises in the submandibular …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献44件

  • ESD後に胸部大動脈周囲リンパ節再発をきたした食道内分泌細胞癌の1例

    小林 研二, 青木 太郎, 西岡 清訓, 高地 耕, 小森 孝通, 畠野 尚典, 吉田 恭太郎, 林 英二朗 日本消化器内視鏡学会雑誌 53 (1), 28-34, 2011

    61歳男性.主訴は嚥下時心窩部痛,胸部中部食道(Mt)の長径3cm,IIc,食道扁平上皮癌で,ESDを施行.切除標本では低分化型扁平上皮癌,sm1,ly1,v1であり,追加治療として化学療法を施行.14カ月後に胸部大動脈周囲リンパ節転移再発にて,手術を行い,組織学的にはリンパ節再発,内分泌細胞癌であった.集学的治療をするも,初回治療から2年1カ月,食道切除から10カ月で原病死した.術前診断困難な…

    DOI 医中誌 被引用文献3件 参考文献19件

  • 下顎骨に発生したエナメル上皮線維肉腫の1例

    美馬 孝至, 鏡内 肇, 横田 祐介, 石橋 美樹, 石井 庄一郎, 岸野 万伸 日本口腔外科学会雑誌 57 (2), 78-82, 2011

    Ameloblastic fibrosarcoma is a very rare malignant odontogenic tumor. Ameloblastic fibrosarcoma consists of benign epithelial components with the same features as those of ameloblastic fibroma, as …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献16件

  • 人間ドックを受診した公立学校教師における嗄声症状の自覚頻度の検討

    庄野 佐和子, 吉田 操, 小川 真, 梅田 彩子, 喜井 正士, 竹中 幸則, 橋本 典子, 猪原 秀典 音声言語医学 50 (4), 265-273, 2009

    当研究の目的は, 学校教師における嗄声症状の発症のリスク因子を同定することである. その方法として, 公立学校共済組合直営病院の人間ドックを利用した公立学校教師を対象に, アンケートによって嗄声の有無とともにさまざまな因子, すなわち役職, 勤務施設, 年齢, 性別, 担当学年, 週間担当授業数, および専門教科について調査し, …

    DOI 医中誌 被引用文献2件 参考文献33件

  • 手に生じ骨浸潤のなかった腎細胞癌皮膚移転の2例

    朝倉 麻紀子, 松田 健, 浅田 裕司, 三浦 宏之 皮膚の科学 8 (6), 776-780, 2009

    症例1:65歳,女性。右腎細胞癌で腎摘出術後,約2年を経過して右手第1指に結節が出現した。症例2:53歳,男性。右腎細胞癌で腎摘出術後3年を経過して左手掌に腫瘤が出現した。両者とも病理学的検査にて腎細胞癌皮膚転移であった。いずれもCTにて腫瘍の骨や骨周囲組織への浸潤をないことを確認して腫瘍部のみの切除手術を行った。術後2年以上が経過するが局所再発は認めていない。

    DOI 医中誌

  • 当院で実施した特定保健指導の成績 ー腹囲の変化に影響する生活習慣の解析ー

    上林 奈津, 池 葉子, 奥山 幸子, 中村 さとみ, 中根 薫, 坂口 真恵, 山岸 宏尚, 坂倉 三恵子, 向井 幹夫, 古賀 正史 人間ドック(Ningen Dock) 24 (4), 891-895, 2009

    <b>目的:</b>保健指導による腹囲の低下は生活習慣の行動変容に対して適切な支援を行うことにより達成できると考えられている.今回,当院で実施した特定保健指導受講者を対象に腹囲の変化および低下後のリバウンドに関与する生活習慣に関して検討した.<br><b>対象と方法:</b>平成21年度に6ヵ月間の保健指導が終了した303名(積極的支援170名,動機付け支援133名)を対象とした.保健指導前およ…

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献7件

  • 手に生じ骨浸潤のなかった腎細胞癌皮膚転移の2例

    朝倉 麻紀子, 松田 健, 浅田 裕司, 三浦 宏之 皮膚の科学 8 (6), 776-780, 2009

    症例1:65歳,女性。右腎細胞癌で腎摘出術後,約2年を経過して右手第1指に結節が出現した。症例2:53歳,男性。右腎細胞癌で腎摘出術後3年を経過して左手掌に腫瘤が出現した。両者とも病理学的検査にて腎細胞癌皮膚転移であった。いずれもCTにて腫瘍の骨や骨周囲組織への浸潤をないことを確認して腫瘍部のみの切除手術を行った。術後2年以上が経過するが局所再発は認めていない。

    J-STAGE

  • 縦隔リンパ節の領域自動抽出と手術支援のための肺区域表示

    田中 悠子, 田中 啓介, 上甲 剛, 渡辺 俊一, 楠本 昌彦, 土屋 了介 肺癌 48 (6), 754-758, 2008

    近年,マルチスライスCTの開発により短時間に鮮明な肺野情報を得ることが可能になった.これに伴い,肺野内構造物を解析するアルゴリズムもより発展している.現在我々は,肺領域のマルチスライスCT画像を用いた2つのソフトウェアの開発を行っている.一つは肺癌の手術支援,画像診断支援,教育ツールとしての利用を目的とした,胸部造影CT画像を用いた縦隔リンパ節の領域抽出を行うソフトウェアであり,もう一つは,肺癌…

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献2件 参考文献29件

  • 上頸部に転移を認めた原発不明癌症例の治療成績

    喜井 正士, 猪原 秀典, 赤埴 詩朗, 山本 佳史, 富山 要一郎, 竹中 幸則, 久保 武 日本耳鼻咽喉科学会会報 111 (12), 734-738, 2008

    1999年から2007年までの8年間に大阪大学医学部附属病院耳鼻咽喉科で初回治療を行った原発不明頸部転移癌の15例についての治療成績を検討した. 全症例の初診時年齢は中央値60歳 (43~77歳), 男女比は4:1, 病理組織型は扁平上皮癌が11例, 未分化癌が3例, 腺癌が1例であった. 臨床N分類別ではN2b症例が8例と最も多く, 以下N2a症例4例, N2c症例2例, …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献5件 参考文献28件

  • 縦隔リンパ節部位のCT読影基準のための縦隔内構造物の位置関係の検討

    田中 悠子, 上甲 剛, 渡辺 俊一, 楠本 昌彦, 佐藤 嘉伸, 土屋 了介 肺癌 48 (3), 176-184, 2008

    <b>目的</b>.CT画像上で,縦隔内構造物の位置関係を観察し,各リンパ節領域の画像上の位置関係について検討すること.<b>対象と方法</b>.2005年4月上旬から2005年9月中旬までの期間に大阪大学医学部附属病院にて結節とびまん性肺疾患の疑いで胸部CTが施行された201例と,2005年5月中旬から2005年8月中旬までの期間に国立がんセンター中央病院にて肺癌の術前に胸部CTが施行された7…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献23件

  • 表層拡大型扁平上皮癌を合併した表在型食道小細胞型未分化癌の1例

    竹野 淳, 小林 研二, 青木 太郎, 西岡 清訓, 畠野 尚典, 廣瀬 創, 文 正浩, 辻野 督, 松本 崇, 吉田 恭太郎 日本消化器内視鏡学会雑誌 49 (7), 1661-1667, 2007

    A 63-year-old male complained of coughing and a choking sensation in the throat and was examined in our hospital. On esophagogastroscopy, a slightly depressed tumor in the middle of the esophagus …

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献19件

  • 小児看護における看護実践を記述する用語の構造と特徴

    二宮 啓子, 小野 智美, 村田 惠子, 中西 睦子, 太田 勝正, 水流 聡子, 唐澤 由美子, 中根 薫, 井上 真奈美 日本看護科学会誌 27 (2), 61-70, 2007

    学術用語としての看護用語の体系化を目指し,小児看護師が自ら行った実践をどのような用語を用いて表現・記述しているかについて明らかにすることを目的に研究を行った.<br>研究方法は,小児看護師28名を対象者とし,調査当日にケアした患者1名に行った看護実践項目を順番に記述してもらい,その後記述された看護実践行為の内容について面接を行った.面接内容を,「行為ラベル」「行為の判断根拠」「行為のねらい」「行…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献11件

  • 術前放射線化学療法にて腫瘍の完全消失を認めた下部直腸扁平上皮癌の1例

    牧野 知紀 日本大腸肛門病学会雑誌 60 (2), 105-109, 2007

    57歳の女性で, 主訴は発熱および全身倦怠感. 注腸造影および大腸内視鏡検査で下部直腸に1/3周性の2型病変を認め, 生検で扁平上皮癌と診断した. 腹部造影CT上で, 腫瘍の子宮後壁への浸潤を認めた. surgical marginを確保して根治術を行うため術前放射線化学療法 (体外・全骨盤照射50Gy, 5-FU+CDDP) を施行し, 特に大きな有害事象なく経過した. …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献3件 参考文献24件

  • 急激な進行を認め,診断・治療に苦慮した骨盤内腫瘍の1症例

    上田 真太郎, 細田 容子, 多養 哲治, 須野 成夫, 吉田 恭太郎, 竹村 正 産婦人科の進歩 59 (3), 237-243, 2007

    線維形成性小円形細胞腫瘍(Desmoplastic Small Round Cell Tumor 以下,DSRCT)は,小児期から青年期の男性の腹腔内に好発する非常にまれで予後不良な腫瘍である.今回われわれは急激な進行のため診断・治療に苦慮した骨盤内腫瘍として同症例を経験した.症例は32歳女性,未経妊.発熱および腰背部痛を主訴に来院.内診上,左付属器領域に可動性不良,境界不明瞭の硬い腫瘍を触知.…

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件

  • 関節リウマチ患者で見られたサラゾスルファピリジン(SASP)の副作用と遺伝子多型の検討

    出口 均, 小瀬戸 昌博, 加藤 久宗, 金川 明子, 錦 正樹, 上道 知之, 鈴木 友和, 白倉 良太 日本臨床免疫学会総会抄録集 35 (0), 70-70, 2007

    【目的】サラゾスルファピリジン(SASP)の関節リウマチ患者で見られた副作用を遺伝子多型の立場から検討した。【対象】当科で同薬剤の投与を受け遺伝子検査に同意したRA患者54例(男性11例, 女性43例),平均年齢60.0歳。【方法】SASP投与開始後3か月以上を経過した症例を調べ,副作用症例とNAT2遺伝子多型の関係を検討した。遺伝子多型の検査にはPCR-RFLP法を用いた。【結果】副作用は軽微…

    DOI

  • 乳腺疾患におけるCEA発現と分子生物学的解析

    藤原 章, 寺嶋 紘美, 宍戸 明美, 錦 淳子, 吉田 恭太郎, 宮内 啓輔, 眞舘 亜矢子, 松浦 成昭 日本臨床細胞学会雑誌 45 (2), 96-102, 2006

    <B><I>Objectives</I>:</B> Fine-needle aspiration (FNA) biopsy of breast tumors is reliable in diagnosing breast carcinoma, but cytological difficulties way exist in definitively distinguishing …

    DOI 医中誌 参考文献15件

  • 病理学的胆嚢転移をみとめた胃内分泌細胞癌の1例

    牧野 知紀, 小林 研二, 青木 太郎, 松本 崇, 上村 佳央, 金子 正, 吉田 恭太郎 日本臨床外科学会雑誌 67 (7), 1558-1562, 2006

    An 88-year-old man was admitted for bloody stool. The upper gastrointestinal series and endoscopic examination revealed a type 3 tumor in the cardia and a 0-II c lesion in the upper third of the …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献5件 参考文献16件

  • 尿管原発悪性リンパ腫の1例

    河嶋, 厚成, 塩塚, 洋一, 任, 幹夫, 小角, 幸人 泌尿器科紀要 51 (4), 269-272, 2005-04

    71歳男.無症候性肉眼的血尿を主訴とした.経静脈的腎盂造影で右尿管・腎盂の軽度拡張を認めた.逆行性腎盂造影で右中部尿管に辺縁平滑な約2cm大の陰影欠損像を認めた.腹部CTで右尿管内に軽度造影効果を示す腫瘤を認めた.これらの所見から右尿管腫瘍を疑い, 手術を施行した.腫瘍は正常粘膜に覆われた隆起性病変であり, 術中迅速病理診断で悪性リンパ腫が強く疑われた.尿管部分切除+尿管尿管吻合術を施行し, …

    HANDLE Web Site 医中誌

  • 強酸性電解水手洗い連日施行による除菌効果と皮膚への影響

    山本 恭子, 桑本 志保, 鵜飼 和浩 環境感染 20 (4), 243-248, 2005

    強酸性電解水手洗いの連続施行による除菌効果と皮膚への影響について調べるために, 15秒間手洗いを1日5回連日5日間または1日10回5日間行い, 手指の細菌数, 角質層表面の細胞形態, および経皮水分蒸散量 (TEWL値) の変化を調べた.<BR>手洗い前および手洗い後の手指表面の細菌数を調べたところ, それぞれの日の1回目手洗いと比較してほとんどの場合で, …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献17件

  • 血友病患者に生じた舌癌の1例

    竹田 宗弘, 水谷 雅英, 田中 徳昭, 稲田 良樹, 小牧 誠史, 吉岡 秀郎 日本口腔外科学会雑誌 51 (11), 563-566, 2005

    Since the development of replacement therapy with factor VIII and factor IX for the treatment of hemophilia, various operations have been performed in patients with hemophilia. However, there have …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献16件

  • 人間ドックを利用した公立学校教師の音声障害の現状調査

    吉田 操, 小川 真, 渡邉 建, 喜井 正士, 杉山 視夫, 佐々木 良二, 渡邊 雄介 音声言語医学 45 (1), 1-7, 2004

    In order to investigate voice disorders among school teachers, we studied public school teachers who underwent thorough medical examinations during the last three years at hospitals managed directly …

    DOI 医中誌 被引用文献3件 参考文献18件

  • 頸動脈超音波検査におけるプラーク病変の意義

    向井 幹夫, 高次 寛治, 松崎 圭輔, 古賀 正史, 村上 英紀 Official Journal of the Japanese Society of Human Dry Dock 18 (2), 143-146, 2003

    動脈硬化におけるプラーク病変の意義と超音波組織診断の有用性を検討する目的で,脳ドック患者ならびに本態性高血圧症患者297名に対し頸動脈超音波組織検査ならびに頭部MRI検査を施行した。プラーク病変のなかでもソフトプラークにlow density coreを有する群とハードプラーク群では病的動脈硬化性変化とともに脳虚血性変化が高頻度で認められた。頸動脈プラークの存在は頸動脈硬化性変化において重要な指…

    DOI 医中誌 参考文献17件

  • ABO不適合腎移植後に発症したBKウイルス腎症の1例

    松本 充弘, 難波 行臣, 矢澤 浩治, 市丸 直嗣, 宮川 康, 高原 史郎, 奥山 明彦, 金 眞理子, 児島 康行, 小角 幸人, 京 昌弘 日本泌尿器科学会雑誌 94 (7), 685-688, 2003

    症例は29歳女性, 血液型はO型Rh (+). 2000年にB型Rh (+) の父親をドナーとしてABO不適合移植術を受けた. 移植後血清クレアチニン (s-Cr) 値は1.1~1.2mg/dlまで改善し第53病日に退院した. しかし, 第460病日頃より徐々に腎機能悪化を認めたため, 第520病日に腎生検術を施行し「間質性腎炎を伴う慢性移植腎症」と診断した. その後, …

    DOI PubMed 医中誌 参考文献15件

  • 胃癌の大腸転移切除後長期生存した2症例

    金 成泰, 田村 茂行, 松山 仁, 岸 健太郎, 宮内 啓輔, 関 洋介, 吉田 浩二, 請井 敏定, 上村 佳央, 金子 正 日本消化器外科学会雑誌 34 (9), 1410-1414, 2001

    We treated two cases survived for long-term after resection of colon metastasis of gastric cancer. Two cases were diagnosed preoperatively as primary colon cancer, but they were colon metastasis of …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献12件 参考文献11件

  • 空腸迷入すいより発生した腺癌の1例

    上村 佳央, 小林 研二, 吉田 浩二, 関 洋介, 松山 仁, 青木 太郎, 請井 敏定, 宮内 啓輔, 金子 正 日本消化器外科学会雑誌 34 (3), 249-253, 2001

    A 72-year-old man suffering from vomiting with abdominal pain was diagnosed with ileus. A small intesti-nal enema study revealed obstruction of the jejunum by a tumor. Laboratory tests showed …

    DOI Web Site 被引用文献3件

  • 血球どん食症候群を発症した全身性エリテマトーデスの1例

    小瀬戸 昌博, 村上 暁子, 立川 豊吏, 藤井 隆, 鈴木 友和 日本内科学会雑誌 90 (4), 696-698, 2001

    症例は25歳,女性. 17歳時に全身性エリテマトーデス(SLE)が発病し治療中であった.今回SLEの臨床症状の増悪がみられ入院した.検査成績上汎血球減少と高度の肝機能障害を認め,骨髄検査にて血球貪食症候群(HPS)と診断した.血清サイトカインの測定では, M-CSFが10,000pg/ml以上と著明な高値を示した. …

    DOI Web Site Web Site ほか2件 被引用文献2件 参考文献7件

  • Sjoegren症候群が先行して発症した成人T細胞白血病・リンパ腫の1例

    合屋 佳世子, 村上 暁子, 小瀬戸 昌博, 立川 豊吏, 藤井 隆, 鈴木 友和 日本内科学会雑誌 90 (1), 127-129, 2001

    症例は53歳,女性.口腔および眼球乾燥感を自覚し, Sjögren症候群と診断された. 5カ月後全身のリンパ節腫脹,皮疹が出現した.抗HTLV-I抗体強陽性所見およびリンパ節生検の結果より,成人T細胞白血病・リンパ腫と診断した. HTLV-IウイルスとSjögren症候群との関連が示唆される症例と考えられた.

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献6件

  • 下顎小臼歯部埋伏過剰歯13例の臨床統計的検討

    辻 洋史, 薬師寺 登, 寺田 貴美江, 岡本 恵 日本口腔科学会雑誌 49 (5), 286-289, 2000

    We clinico-statistically analyzed 13 patients with impacted supernumerary teeth in the lower premolar region, which patients we encountered who were found during the past six years. The incidence …

    DOI 医中誌 被引用文献4件 参考文献15件

  • 上顎洞血りゅう腫の3症例

    渡邉 建, 佐々木 良二, 梅本 匡則 耳鼻咽喉科臨床 92 (6), 631-636, 1999

    We describe three cases of blood boils of the maxillary sinus that were suspected to be malignant tumors. The patients were a 27-year-old female, a 52-year-old male and a 24-year-old male. The chief …

    DOI

  • 脳ドックにおける総頸動脈超音波検査の意義

    向井 幹夫, 村上 英紀, 松崎 圭輔, 住元 巧, 高次 寛治, 鈴木 友和 Official Journal of the Japanese Society of Human Dry Dock 14 (1), 95-98, 1999

    脳ドックにおける頸動脈超音波検査の意義を検討する目的で558名を対象に頸動脈超音波検査及び頭部MRI検査を施行した。総頸動脈は加齢に伴い血管径拡大,壁肥厚,伸展性障害を認あ,プラーク陽性率が増加した。脳虚血性変化を有する例は,高年齢,血圧高値の傾向があり,無所見例に比し頸動脈形態変化を多く認めた。これらの総頸動脈変化は心血管イベント発症以前に存在しており,脳ドックにおける頸動脈検査は有用と考えら…

    DOI

  • 大唾液腺腫りゅうの臨床的検討

    梅本 匡則, 杉井 亜也子, 渡邊 建, 佐々木 良二 耳鼻咽喉科臨床 91 (10), 1043-1047, 1998

    Thirty-eight patients with major salivary gland tumors who underwet surgery in our clinic were studied during a 6 year period from 1991 through 1996. The tumors arose in the parotid gland in 33 …

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献14件

  • 右水腎症を合併した結石を伴った穿孔性虫垂炎の1例

    宮田 博志, 田村 茂行, 岡川 和弘, 岸 健太郎, 西岡 清訓, 請井 敏定, 上村 佳央, 宮内 啓輔, 金子 正, 水谷 澄夫 日本消化器外科学会雑誌 30 (7), 1794-1798, 1997

    A rare case of appendicitis perforativa with a fecal stone complicated by right hydronephrosis is reported. A 25-year-old man visited the Department of Medicine in, our hospital with lower abdominal …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献2件 参考文献16件

  • 舌に発生した被角血管腫の1例

    石井 庄一郎, 高砂 清隆, 宮本 博文, 薬師寺 登, 石田 武, 松矢 篤三 日本口腔外科学会雑誌 43 (4), 364-366, 1997

    A case of angiokeratoma occurring at the dorsal surface of the tongue is presented. The patient was a 6-year-old girl who had no other complication. The lesion was diagnosed clinically as a …

    DOI 医中誌 参考文献14件

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