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検索結果 63 件

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  • 共通善としての地域の木と家具産地の再構成

    横田 宏樹 季刊経済研究 42 (4), 3-15, 2024-03-29

    ...その一つの視点として, 本稿は共通善という概念に注目する. しかし, 共通善は所与のものではなく, 集団において社会的に作られていくものとして, 地域の木が共通善へと形成されるプロセスを, 具体的な事例を取り上げながら考察する. そして, 地域の木の価値は自然と人間, 作り手と作り手, そして作り手と使い手という地域の社会的な関係性のなかで作られるということを主張する....

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  • 誰が困窮者を助けるか

    江藤 双恵 日本文化人類学会研究大会発表要旨集 2023 (0), B09-, 2023

    ...2020年代初頭のコンケン県では、ボランティア主義的高齢社会対策と富裕層増加という条件の下、新型コロナ禍に加えて洪水などの災害に見舞われた自治体では、仏教的な共通善に支えられた困窮者支援が実現され、福祉社会の様相を呈したと結論づけられる。注目すべきは、富裕層からの支援が、仏教的な積善行為(タムブン)と同じ文脈と類似の方法で促進されていることである。...

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  • Discourse Quality Indexを用いた討議の質の可視化

    柴田 侑秀, 相馬 ゆめ, 辻本 光英, 植 穂奈美, 木原 なな, 保高 徹生, 大沼 進 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2023 (0), 1P4OS16a05-1P4OS16a05, 2023

    ...社会問題の議論においては、功利主義や不衡平の緩和、除去土壌の中間貯蔵という負担を負ってきた最不遇者である福島への慮りというマキシミン原理といった社会全体の望ましさである共通善が万遍なく議論されることが望ましい。DQIは討議に参加していない第三者が、議論で行われた発話ごとにどのような側面からの発言であるかを評価するものである。...

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  • 志開発がデザイン思考に与える効果

    小島 一浩 日本デザイン学会研究発表大会概要集 70 (0), 376-, 2023

    ...<p>産総研デザインスクールは、未来社会に本当に必要なもの(共通善)を探求し、未来社会を創る「共創リーダー」を育成する場です。 2018年からの教育の実践から、社会実装には与えられた社会課題ではなく、個人やチームから沸き起こった課題が必要であるという仮説にたどり着いた。そこで、 2020年より"My Will"の開発を行ってきた。...

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  • 経営における善の追求 ― 時空間を超越した「他者」との邂逅による新たな次元 ―

    西原 文乃, 川島 俊之 経営哲学 19 (1), 2-18, 2022-08-31

    ...こうした動きは企業も社会の一員として共通善や公共善を目指す存在への転換であると言える。しかし、このような経営における善の内実は、対象の捉え方によって変わる。今日の経営の対象はあくまで人間であり、個人としての人間だけでなく組織や企業などの人間が形成する共同体を含むが、それらは人間中心という独善になってしまう可能性を孕む。...

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  • コンヴァンシオナリストの構成的研究と倫理的役割

    北川 亘太, 黒澤 悠 季刊経済研究 40 (1-4), 22-47, 2022-03-31

    本稿は, コンヴァンシオン経済学には, 偉大な先駆者がつくった類型や図式に当てはめて観察対象を理解する, あるいは, 諸事例をもとに分類を増やしてゆくといった「分類学」とは異なる「構成的研究」があることを主張する. それを構成的とよぶのは, 調査等の実践を通じて, 研究に用いられる概念や分析の枠組みを構成(ときに再構成)するとともに, 研究を通じて, …

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  • 公共的討議における多元的共通善の複眼的評価比較:福島県低濃度除去土壌県外処理問題を題材とした集団討議実験

    相馬 ゆめ, 中澤 高師, 辰巳 智行, 大沼 進 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2022 (0), 2H6OS11b02-2H6OS11b02, 2022

    ...公共的討議では、功利主義(最大多数の最大幸福)、平等原理、マキシミン原理(最不遇者改善)など多元的な価値の系からなる共通善に基づく議論が求められ、その質を複眼的に評価する必要がある。従来の討議の質評価指標は非連続的な尺度であり、分析に難があった。本研究では、福島県で貯蔵中の低濃度除去土壌県外処理問題を題材とした集団討議実験を行い、その議論を修正した評価指標と、議論参加者と第三者の採点で評価した。...

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  • 投票と共通善 : 投票先の規範理論

    蓮見 二郎 政治研究 68 1-22, 2021-03-31

    ...はじめに / 一 先行研究とその課題 / 二 投票先の規範を議論する理由 / 三 「共通善」の概念 / 四 「共通善」への投票の是非 / 五 民主主義における市民の負担 / 六 主権者教育への含意 / おわりに...

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  • アリストテレスの『政治学』における共同体と統治─知識人の人間観ならびに社会観(5)─

    久保田 義弘 札幌学院大学経済論集 = Sapporo Gakuin University Review of Economics (15) 1-72, 2019-11-30

    ...アリストテレスの『政治学』の影響の下で執筆された『君主の統治について─ 謹んでキプロス王に捧げる─ 』において,アクィナスは,君主の職務として最大のものとして,共通善(公共善,すなわち共通の利益)の実現を示している。この共通善を実現するのが君主であり,私的な利益のために行動し公共善を蔑ろにする者は僭主であると規定している。その著作では,この公共善を実現する君主の徳性が説かれている。...

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  • 論争問題学習における授業構成原理の「熟議的転回」 : National Issues Forumsの分析を通して

    長田 健一 社会科研究 80 (0), 81-92, 2014

    ...それによって明らかとなったのは,個人の意思決定を所与とするのでなく,「共通善」の創出に向け,「理由」の妥当性吟味や「紛争の次元」に関する合意/不合意の形成を通じて,各人の選好が変容するように議論(授業)を構成するという原理であった。ここから,「意思決定の基盤の転回」「集合的意思決定の過程の転回」「合意の次元の転回」の三つが論争問題学習の「熟議的転回」として導き出された。...

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  • 少年犯罪報道と専門職倫理 : 成長発達権を手がかりとして

    塚本 晴二朗 応用倫理 7 3-15, 2013-10-01

    ...その後、「権利」を中心とした視点に批判的な、クリフォード・クリスチャンズの「共通善」の倫理学を概観し、彼の理論をもとに、少年犯罪報道の問題が、「権利」中心の問題であるのか、「共通善」中心の問題であるのかを明らかにする。そして最終的に、少年犯罪報道、ジャーナリスト、専門職倫理という三つの概念の関係を確認する。...

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  • 「生存の知恵」と中国の発展に関する研究

    鄧 正来, 兪 祖成, 今里 滋 同志社政策科学研究 14 (1), 137-154, 2012-09-15

    ...すなわち中国の経済発展の歴史的過程は、イデオロギー上の「真偽構造」に庇護されつつ、経済交換活動における「知人取引」と政治交換活動における「戦略的行為」を基本形態として、各レベルの「生存の共同体」における「共通利益」と「共通善」を根拠に、経済発展の成果を最高の「責任論理」の判定基準とする、「生存の知恵」によって形成された「意図せざる結果」の連なりであったということである。...

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  • プライバシー侵害に関する倫理学的考察

    塚本 晴二朗 出版研究 42 (0), 69-86, 2012-03-20

    ...<p>プライバシー侵害が問題になる時,当然侵害された側は,不法行為を主張する.そして,プライバシー侵害で訴えられた側も,知る権利や表現の自由といった,基本的人権で対抗する.プライバシー侵害の問題は,常に権利の問題として扱われてきた.本当にそれで良いのだろうか.本論は,そうした問題意識の下に,『逆転』事件を手懸かりとして,プライバシー侵害を共通善の倫理学という視点から考察してみようとするものである....

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  • コメント

    小林, 正弥 公共研究 = Journal on public affairs 5 (4), 111-124, 2009-03-10

    千葉大学公共研究センター21世紀プログラム「持続可能な福祉社会に向けた公共研究拠点」

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  • 企業へのコンヴァンシオン派のアプローチ : フランソワ・エイマール デュブルネの所説を中心に

    海老塚, 明, 片岡, 浩二 経済学雑誌 108 (2), 16-32, 2007-09

    ...こうした政治経済学的アプローチは, インセンティブの問題(エージェント<行為主体>が最大限生産するためには報酬をどのように支払わなくてはならないか)や調整の問題(企業が効率的であるためには情報をどのように組織しなければならないか)にとどまらず, 互いに利害の衝突が存在するにもかかわらず, エージェントたちが共通の帰属意識を有し, 共通善を追求することを可能にするのはいかなる統治形態であるのか, という...

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  • 体制移行の倫理学

    平手 賢治 比較経済体制学会年報 41 (1), 57-68,79, 2004

    This paper attempts to build up a "background justice" to support systemic transition, that is, Leszek Balcerowicz's fundamental theory will be evolved in terms of "dynamic egalitarianism" based on …

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  • 教育の公共性と政治的公共圏

    野平 慎二 教育学研究 67 (3), 281-290, 2000

    This paper deals with the problem, "the public aspect of education"in following the lead by the theory of communicational action by J.Habermas. In the past, the question on the public aspect of …

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