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検索結果 80 件

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  • 異世界転生は可能なのか?

    渡辺 恒夫 こころの科学とエピステモロジー 5 (1), 45-75, 2023-05-15

    ...異世界転生アニメの流行に促され、異世界転生は可能かを、現象学と分析哲学を用いて考えてみた。まず異世界とはSF的な平行宇宙などではない。他者「X」を存在論的な対等他者と認める時、この私が「X」として生まれたような世界の実在を認めたことになり、それが異世界と呼べるのである。...

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  • 悪いポルノ、悪い哲学 : 分析フェミニスト哲学者によるポルノグラフィ批判

    江口, 聡 現代社会研究 025 5-21, 2023-01-31

    ...フェミニストによるポルノ批判は1970年代から長い歴史をもっているが、2000 年代以降の英語圏では分析フェミニスト哲学やフェミニスト分析哲学と呼ばれる哲学的立場からの批判に対しても関心が高まっており、国内でも紹介し検討する必要がある。私見によれば、この手の「分析哲学」は、難解な上に経験的な論拠を欠いており、性表現のような実践的な関心に答えることがむずかしいもののように思われる。...

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  • 汎心論の可能性 : ホワイトヘッドのコスモロジーの現代的意義

    平田 一郎 研究論集 116 121-139, 2022-09

    ...しかし興味深いことに近年分析哲学の心の哲学において汎心論が主要な論題となっている。それはG.ストローソンの議論が端緒となったものである。ただそこでの議論は、汎心論に基づく世界や自然像がどのようなものとなるのかということを論ずるよりも、物理主義を貫徹しようとしながらも、消去できない「心」をどのように扱うかというところで問題となっている。...

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  • ジョウゼフ・コンラッド『チャンス』における一貫性・結束性・社会的現実

    DAVIES Walter, ENOKIDA Kazumichi, FRASER Simon 広島外国語教育研究 25 91-107, 2022-03-01

    ...コンラッドの小説のうち,マーロウを語り手とする物語群は,その語りの複数性および重層性から,分析哲学,特に言語行為論や社会的現実を援用した解釈に適している。これまで著者たちはこれらの理論を援用し,マーロウを語り手とする物語を分析してきたが,本稿もその一連の論考の一つである。...

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  • 現代自由意志論の問題点 : Pereboomのハードな非両立論を手掛かりとして

    稲荷森 輝一 研究論集 20 1-14, 2021-03-31

    ...現代分析哲学の自由意志論では,「人間は道徳的責任に必要な自由意志を持つか否か」という問題が,もっぱら両立論-非両立論という対立図式において論じられてきた。両立論は「道徳的責任に十分な自由意志は決定論的世界と両立可能である」と主張する一方,非両立論は「道徳的責任に必要な自由意志は決定論的世界と両立しない」と主張する。...

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  • デリダ、デネット、自然主義の倫理-政治的プロジェクト

    ステーテン, ヘンリー, 小川, 歩人, 森川, 勇大 知のトポス : 世界の視点 : topos 16 45-103, 2021-03

    ...現代の分析哲学におけるその主要な典型例は、「意識」あるいは「経験」に特別な形而上学的地位を割り当てようとするネーゲル、チャーマーズやその他の人々によってなされた試みである。脱構築のプロジェクトが自然主義の一形態とみられるとき、ダニエル・デネットは、ネーゲルとチャーマーズによって代表される隠れ「精神=心霊主義」(1)の諸形態に抗する潜在的だが重要な味方として現れる。...

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  • アリストテレスにおける言語行為としての述定 ——桑原への簡潔なコメント——

    横路 佳幸 Journal of Science and Philosophy 2 (1), 24-36, 2019-03-31

    ...かつて、古典哲学と分析哲学は蜜月の関係にあった。古典哲学者は分析哲学から新しい知見と発見を吸収し、分析哲学者は古典哲学で得られた成果を思想的源泉としていた時代が、確かに哲学にはあった。しかし、研究の細分化は成熟したあらゆる分野が迎えるべき宿命である。蜜月時代は、いまやふるきよき昔話となりつつある。...

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  • 創刊号から約半年を経て

    杉尾 一 Journal of Science and Philosophy 2 (1), 1-3, 2019-03-31

    ...幸いなことに多方面から反響があり、今回の第2巻第1号では、投稿者の中から若き俊英3名(高木翼氏(論理学)、横路佳幸氏(分析哲学)、山口真子氏(科学哲学))の論文を厳選し、掲載させて頂くこととなった。本稿では、各氏の論文について簡単に紹介したい。...

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  • 人は死によって無と化すのか ―自分における「このもの性」の形而上学―

    新山 喜嗣, NIIYAMA Yoshitsugu 秋田大学大学院医学系研究科保健学専攻紀要 25 (2), 35-43, 2017-10-31

    死は人から,人に付帯するすべての属性を簒奪し,一見すると,死によって人は「完全な非在」となるように見える.しかし,死によって生に関わるあらゆるものが簒奪されたとしても,人には「個別的である」,「性質の担い手である」,「自己同一的である」といった幾つかの属性群が残される.これらの属性群は,人における「このもの性(haecceitas)」を温存させるものであり,人の死は「このもの性」という残滓からな…

    DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか2件

  • 人文死生学の誕生

    渡辺 恒夫 国際生命情報科学会誌 35 (1), 21-, 2017

    ...古来、経験を超えた学として形而上学があったが、現代の分析哲学で可能世界論として蘇りつつある。他に、フッサール現象学、論理学、確率論や、仏教論理学にも、手掛かりがある。これらの成果を踏まえて『人文死生学の誕生』という論集を構想中であり、その概要を紹介したい。...

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  • 実践知と政治教育のリアリティ

    生澤 繁樹 学校教育研究 32 (0), 21-, 2017

    ...分析哲学者J・O・アームソンがアリストテレスの『ニコマコス倫理学』を読み解き明快に説明したように,「真理」を求める「知性」には「理論的なもの」と「実践的なもの」がある(Urmson 1988:79-80=2004:140)。...

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  • 人類学的引用論

    中川 敏 日本文化人類学会研究大会発表要旨集 2015 (0), H04-, 2015

    ...アスペクトとりわけ単相・複相の議論を、ゲームへの2つの態度、「のめり込む」と「一抜ける」と関連させながら、分析哲学におけるレトリックとしての引用論に合流させる。結果として出来上がった理論を「人類学的引用論」と呼ぶ。この発表で、「人類学的引用論」が様々な民族誌の分析に応用可能であることを示す。最後に、人間の社会の成立というものが「引用」によっていることを示唆したい。...

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  • 米国における脳死論争の実体概念の分析

    峯村 優一 生命倫理 24 (1), 32-41, 2014

    ...そこで、バーナットとシューモンの見解を分析哲学の理論で基礎付けることによって、それぞれの見解は、人をどのような実体とみなすことによって、成り立っているのかを明らかにし、また脳死の概念問題に関するそれぞれの主張に整合性があるのかどうかを、実体概念の分析から考察する。...

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  • 宗教はなぜ科学による基礎づけを求めるのか : 創造論運動を事例とした分析哲学的考察

    谷内 悠 宗教研究 88 (1), 99-121, 2014

    ...本稿では、「なぜ宗教的なものが科学に基礎づけられることで自らを正当化しようとするのか」という問題について、分析哲学の手法を用いて考察する。その際、創造論、とりわけ自らを「科学である」とする創造科学やID論を事例として取り上げる。それらが科学性を主張するのは、公教育を巡る建前であるだけでなく、科学の優位を前提する社会通念の反映でもあり、ここに宗教と科学の間の現代的な捻れがあると読み取れるのだ。...

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  • 想定外リスクと計画理念

    小林 潔司 土木学会論文集D3(土木計画学) 69 (5), I_1-I_14, 2013

    ...リスクマネジメントにおいては,それを越える可能性が無視できるような範囲を考察の対象から排除し,想定の範囲内におけるリスクを合理的にマネジメントしようとする立場が採用される.東日本大震災の経験より,既往のリスクマネジメントの考え方は,想定外リスクに対していかに無力であることを思い知らされた.本稿では,あらゆる計画分析方法論が,事前の想定なくしてはなしえないという理解の下に,事前の想定の壁を克服するためのリスク分析哲学...

    DOI Web Site 参考文献17件

  • 技術情報の内容理解における図形・画像情報の役割

    大野 邦夫 画像電子学会研究会講演予稿 11.04 (0), 67-74, 2012-02-24

    ...本報告はその考え方を、分析哲学と人工知能領域での成果に関係付けると共に、起承転結といった文章展開とも関係付けることを試みた。最後に上記の思想をさまざまな技術文書に適用し、その結果が妥当であることを明らかにした。...

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  • 一人称的権威と西田の実践哲学

    小田桐 拓志 西田哲学会年報 6 (0), 168-145, 2009

    ...1) 一人称的視点をめぐるとくにその認識論的な諸問題 2) 西田の実践理性概念、とりわけその歴史的現実世界における意義 3) 西田におけるこの二つの問題の関連性 まず、はじめに、現代分析哲学において「一人称的権威」と呼ばれる問題を要約し、 この認識論的問題に関するいわゆる「合理性命題」を検討する。...

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  • 分析的行為論におけるケア概念

    早川 正祐 哲学 2008 (59), 261-276,L20, 2008-04-01

    Until now, mainstream philosophers of action have never taken seriously the fundamental fact that human agents are beings who care. Most philosophers have attempted to clarify the features of human …

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  • カミ ノ ゼンノウ ガイネン ト アク ノ テイギ テツガク ト シンガク ノ スミワケテキ アリカタ エノ チョウセン

    福光, 瑞江, Fukumitsu, Mizue 京都学園大学経済学部論集 = Journal of the Faculty of Economics Kyoto Gakuen University / 京都学園大学経済学部学会 編 16 (2), 83-95, 2007-03-01

    ...この批判に、分析哲学に精通したアングロ・アメリカ系の神学者、A.プランティンガとR.スウィンバーンが以下のように応戦する。「全能なる神でさえ、丸い四角形を作るような論理的矛盾を犯すことはできない」、また、「神は全能ではあるけれども、自分が気に入った可能世界のどれをも現実化できたわけでもなければ、道徳上の善をふくむが道徳上の悪をふくまない世界を創造することができたわけでもない。」...

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  • 超越論哲学と分析哲学

    冨田 恭彦 哲学 1995 (45), 47-59,2, 1995-04-01

    Davidsonian anti-representationalism is sometimes seen as a powerful weapon which can completely destroy the general framework of the Cartesian skeptical argumentation and Kantian anti-skeptical …

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  • 「シンガー事件」と反生命倫理学運動(第 5 回学術大会発表原著)

    土屋 貴志 生命倫理 4 (2), 125-129, 1994

    ...攻撃はさらに生命倫理学や応用倫理学、果ては分析哲学全般にまで飛び火し、これらの分野の研究者は学問的生命すら危ぶまれている。日本国内にも、バイオエシックスを弱者を切り捨て生命操作を押し進めるためのイデオロギーとみなす見方が一部にある。「シンガー事件」は、バイオエシックスの本質と意義を再考し、今後の日本の生命倫理学のあり方を考える上で、看過できない重大な問題を提起している。...

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  • 意味の社会的次元

    大澤 真幸 理論と方法 5 (1), 23-42, 1990

    ...(3)そこで、我々は、分析哲学が提起した、「志向的態度(信念)についてのパラドックス」を検討する。志向的態度についての言明は、意味を規定する選択の操作を言語的に表示するものである。我々の解釈では、パラドックスは、他者が存在するときそしてそのときのみ、世界や選択の操作の同定を可能ならしめる「外部」が、構成される、ということを含意している。...

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  • 「存在」についてのノート

    藪木, 栄夫 人文研究 31 (2), 80-94, 1979

    ...1つは, 現代の分析哲学者, 特にクワインの「存在」に鋭く関わった議論の概観であり, もう1つは, カントが認識論的にその存在を措定したものについての議論からする, カントの認識論の解釈に対する1つの問題提起である。...

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  • カントと分析性の問題

    藪木, 栄夫 人文研究 26 (6), 361-379, 1974

    ...拙稿の目的は, 分析性についてのカントの議論からその曖昧さを除き, その問題点を指摘すること, 及び分析性についての現代分析哲学者の主要な議論を吟味することにある。……...

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  • 吉田民人著「俯瞰型研究の対象と方法 大文字の第二科学革命の立場から」 : フランス語翻訳

    三石, 博行, バンドロム, エディ, Mitsuishi, Hiroyuki, Van Drom Eddy 8 213-227,

    ...フロイト、論理実証主義や分析哲学に影響されていた吉田民人が次に展開した研究は情報論であった。言語を中心とする社会情報から生物の遺伝情報までを一つの情報形態に括り、広義の情報概念の中に社会情報を位置づけることで、社会学と生物学を自己組織性の汎情報科学の特殊形態として位置づけた。1970年から1990年までの時期に行われる研究が「自己組織性の情報科学」2)に結晶化する。...

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