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検索結果 786 件

  • 疎水性比を向上させた機能性ポリマー(DAM/EMA)の抗真菌効果

    坂田 侑紀奈, 仁科 彰, 森田 洋 室内環境 27 (1), 43-52, 2024

    ...またポリマー添加による菌糸成長への影響をスライド培養で観察した結果,分生子頭およびセプタの形成阻害が認められ,更にはエルゴステロール量の増加を示した。よってエルゴステロールの過剰合成あるいは過剰蓄積から,菌糸伸長阻害および分生子形成阻害を引き起こしていることが推察された。...

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  • ナナカマドの胴枯病について

    服部 友香子, 升屋 勇人, 鳥居 正人, 相川 拓也, 宮本 敏澄 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 617-, 2023-05-30

    ...本研究で確認された<i>Cytospora</i>属菌は、<i>C. sorbi</i>と比べて分生子が小型であることからも未記載種の可能性がある。本発表では、接種試験による病原性の確認の結果についても併せて報告する。</p>...

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  • 多孔菌類寄生菌類<i>Cladobotryum</i>属菌の日本新産種

    常盤 俊之, 広瀬 大, 野中 健一, 三川 隆 日本菌学会会報 64 (1), 5-14, 2023-05-01

    ...<i>Cladobotryum arthrobotryoides</i>は,小歯状に発達した分生子形成細胞からシンポジオ状に単生する2隔壁の分生子が特徴的である.<i>Cladobotryum caribense</i>は長連鎖性で釣鐘型の分生子を形成する.<i>Cladobotryum protrusum</i>は,分生子形成細胞は出芽型,分生子が淡緑性の色調を特徴とする赤色色素産生菌である....

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  • スギ当年生コンテナ苗で発生した灰色かび病

    陶山 大志, 市原 優 日本森林学会誌 105 (4), 118-122, 2023-04-30

    ...病葉上に形成された分生子から1菌株を分離し,同菌株のDNAを抽出した。rDNAのITS領域の塩基配列についてBLAST検索を行った結果,同菌株は<i>Botrytis cinerea</i> Pers.と100%の相同性が確認された。スギ当年生コンテナ苗の枝葉に対して同菌株を8月下旬と11月下旬に接種し,20 ℃湿潤・暗黒下の条件において10日後の発病の有無を調査した。...

    DOI Web Site 参考文献3件

  • Antifungal stewardshipに貢献する微生物検査と当院の真菌症診療支援への取り組み

    仁木 誠, 掛屋 弘 日本医真菌学会雑誌 64 (2), 59-66, 2023

    ....検査にあたる臨床検査技師は病原真菌や真菌検査に関する知識や技術を習得し,常に抗真菌薬適正使用支援に貢献できる検査データを提供していくことが求められる.また,当院では2016年より近隣の医療機関からの検査依頼を受け入れ,病原真菌の同定や薬剤感受性試験の実施による真菌症診療支援を行っている.同定依頼を受けた菌種には<i>Aspergillus</i>属の類縁種や担子菌門に属する糸状菌も含まれており,分生子...

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  • <i>Nannizzia fulva</i>による足爪白癬の1例

    猿田 隆夫, 矢口 貴志, 佐野 文子, 猿田 祐輔 日本医真菌学会雑誌 64 (2), 67-69, 2023

    ...<i>Nannizzia fulva</i>による足爪白癬の1例を報告した.17歳女性.約1年前から右第1趾爪に白色混濁肥厚がみられた.直接鏡検で真性菌糸が認められ,マイコセル培地25℃の培養で比較的すみやかに発育する乳白色絨毛状のコロニーが得られた.スライドカルチャー所見で,特徴的な大分生子が豊富にみられた.スライドカルチャー所見および分子生物学的解析結果から,<i>N. fulva</i>と同定...

    DOI 医中誌

  • リンゴ品種「ふじ」の葉に発生する,うどんこ病によると考えられる褐色斑点

    仲谷 房治 北日本病害虫研究会報 2022 (73), 85-96, 2022-12-23

    ...で区切られる.どの褐色斑点上にもうどんこ病菌と思われる菌糸組織が存在したが,密度は疎で萎びていた.本菌は初期病徴である退緑斑点上や健全葉面上で繁殖し,分生子を多数形成するが,褐色斑点上では,菌糸の伸長や分生子の形成が阻害されており,褐色斑点は抵抗性反応によって形成されるものと推察された.開花直前と落花期にうどんこ病防除薬剤シフルフェナミド顆粒水和剤を散布すると褐色斑点の発生を抑制できた....

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  • IV.アレルギー性気管支肺アスペルギルス症

    浅野 浩一郎 日本内科学会雑誌 111 (10), 2102-2106, 2022-10-10

    ...<p>アレルギー性気管支肺アスペルギルス症の病態形成には,分生子として下気道まで吸引された真菌が気管支腔内で発芽・定着すること,それに対してI型・III型アレルギー反応が生じること,2型気道炎症と真菌との直接作用により生じた好酸球ETosisにより粘稠な粘液栓が形成されることが重要である.これらの病態をふまえた新しい診断基準を用いて早期診断・治療を行うことが不可逆的な気道の構造破壊を防ぐことにつながる...

    DOI Web Site 参考文献12件

  • 日本新産の地衣生菌 <i>Spirographa pyramidalis</i>(スピログラファ科,子嚢菌門)

    田留 健介, 大村 嘉人, 茶木 桃華 植物研究雑誌 97 (4), 212-215, 2022-08-20

    ...(スピログラファ科) が,広島県で採集されたウメノキゴケ科地衣類の <i>Menegazzia terebrata </i>(センシゴケ)の標本から確認された.本種の分生子果は宿主地衣体に埋没し,褐色で直径70–90 µm.分生子果壁は黄褐色の異形菌糸組織で構成される.分生子形成細胞や分生子柄は透明で不明瞭.分生子は透明で四面体, 内部に油滴があり,長辺と短辺は (3.9–)4.3–4.9(–5.2...

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  • リンゴ黒星病菌の新規大気観測法の確立と拡散予測

    小林 史尚, 田中 和明, 佐野 輝男 生物工学会誌 100 (6), 288-294, 2022-06-25

    ...バイオエアロゾル(大気浮遊生物粒子)採取を実施し,アンプリコン解析によるリンゴ黒星病菌の相対検出量をモニタリングした.リンゴ黒星病菌の相対検出量は,主に8月上旬にピークが検出された.これらは分生子の飛散と考えられる.気象データとの相関では,気温,風速と相対湿度に有意な正の相関があった.SPMやPM2.5などの大気汚染予測に用いられるプルーム式を用いて推算した結果,風下10 mほどで沈着することから,...

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  • トウモロコシすす紋病の発生に好適な環境条件

    岡部 郁子 日本植物病理学会報 87 (4), 214-221, 2021-11-25

    ...<p>夜間に相対湿度90%以上の状態が10時間以上継続し,しかもその間の平均気温15°C以上であった場合,その直後にトウモロコシすす紋病菌(<i>Setosphaeria turcica</i>)の分生子の飛散が観測された.分生子飛散後に再び,夜間に温暖・多湿状態になると,菌の侵入に好適な条件となり,2–3週間の潜伏期間後にすす紋病の病斑が急増した.</p>...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献8件

  • 温湿度データによるトマト灰色かび病菌の感染危険度推定

    渡辺 秀樹, 小島 一輝, 久冨 茂樹, 嶋津 光鑑 関西病虫害研究会報 63 (0), 59-65, 2021-05-31

    ...同時に,幼果実上に残存した花弁へ灰色かび病菌の分生子を2~3日間隔で接種し,接種花弁における本病の発生を経時的に調べた。その結果,本病の発生は,推定式から算出した直近2日間の感染有効積算時間の増減とよく一致したことから,同積算時間に基づいて感染の危険度を3段階(安全・注意・危険)で評価する指標を作成した。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献29件

  • 収穫後の近赤外光照射がユズの品質に及ぼす影響

    野村, 朋江, 山中, 知紗, 宮崎, 清宏 高知県農業技術センター研究報告 = Bulletin of the Kochi Agricultural Research Center (30) 25-30, 2021-03

    ...近赤外光照射による緑かび病などの市場病害の発生抑制は判然としなかったが,13日後の分生子形成面積指数が無照射では10に対して,照射では4.3と低かった。しかし,緑かび病菌を接種したユズでは,水浸状や分生子の病斑発生を抑制する効果は判然としなかった。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 食品真菌とその検査 Part 2

    杉浦 義紹 マイコトキシン 71 (1), 25-32, 2021-01-31

    ...<p> 食品由来の真菌を学ぶ学生と初心者のために,不完全菌類の同定に必要な分生子形成様式の種類と特徴,ペニシリウム属菌の特徴,ならびに菌種同定に有効な検索表の使い方などを解説いたします.</p>...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献1件

  • 右前腕に生じた固定型スポロトリコーシスの 1 例

    長谷川 文子, 森戸 啓統, 福本 隆也, 宮川 史, 新熊 悟, 浅田 秀夫 皮膚の科学 20 (4), 338-342, 2021

    ...スライドカルチャー法では,隔壁を有する細長い菌糸を認め,側壁や先端に円形の分生子を認めた。以上より,固定型のスポロトリコーシスと診断し,イトラコナゾール <b>100 mg/</b>日の内服と局所温熱療法を開始した。潰瘍は徐々に縮小し,約 <b>2 </b>ヶ月後には上皮化した。...

    DOI 医中誌

  • 外科的切除を行った <i>Fonsecaea monophora</i> による黒色分芽菌症の 1 例

    谷口 知与, 辻 学, 竹井 賢二郎, 高原 正和, 安澤 数史, 松田 哲男, 古江 増隆 西日本皮膚科 82 (4), 289-293, 2020-08-01

    ...光学顕微鏡レベルでは連続するシンポジオ型分生子を形成していた。分子生物学的手法を用いて,分離菌を <i>Fonsecaea monophora</i> と同定した。以上より,本症例を <i>Fonsecaea monophora</i> による黒色分芽菌症と診断した。高齢で,併存疾患に対して多剤内服中であったため,抗真菌薬の長期投与は行わない方針とした。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献11件

  • 種麹製造及び製麹における麹菌Aspergillus oryzaeの制御因子KpeAの機能解析

    荒川, 弦矢, 進藤, 斉, 穂坂, 賢, 徳岡, 昌文, Arakawa, Genya, Shindo, Hitoshi, Hosaka, Masaru, Tokuoka, Masafumi 東京農業大学農学集報 65 (1), 25-32, 2020-06-29

    ...製造した種麹の状貌と遺伝子解析から,KpeAは,分生子形成の主要因子であるBrlAの遺伝子発現制御を介して,分生子形成を促進する役割を果たしていることが示された。製麹においても米麹に着生する分生子に差が生じたことから,KpeAは醸造工程においても分生子形成に重要な転写因子であることが分かった。一方,米麹中のコウジ酸量が破壊株で顕著に増加した。...

    機関リポジトリ 日本農学文献記事索引 Web Site

  • 真菌

    村井 宏生 日本小児アレルギー学会誌 34 (2), 271-279, 2020-06-20

    ...<p>真菌はその環境から屋外真菌と屋内真菌,および常在真菌に分類される.屋外真菌の代表的な真菌はクラドスポリウムやアルテルナリアであり,屋内真菌はアスペルギルス,ペニシリウムなどが知られている.これらの真菌の分生子は,吸入抗原としてアレルギー性鼻炎,気管支喘息をきたすことが知られている.アレルゲンとしての真菌には,proteaseやheat shock proteinなどの真菌間,更には種をまたがる...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献53件

  • 日本産コムギ眼紋病菌の性状

    竹内, 徹 北海道立総合研究機構農業試験場集報 = Bulletin of Hokkaido Research Organization Agricultural Experiment Stations (104) 59-65, 2020-03

    ...SF型菌の分生子は長さ41.2-118.3(平均70.1)×幅1.0-2.1(平均1.6)μm,3-7個の隔壁を有し,既報の海外産SF型菌の形態と概ね一致した。また,日本産のFE型菌と日本産のSF型菌は分生子の形態が類似し,その形態に基づく識別は困難であった。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • ハリネズミから感染した<i>Trichophyton erinacei</i>(有性型:<i>Arthroderma benhamiae</i>)による手白癬,体部白癬の1例

    福山 國太郎, 阪野 恵, 高橋 玲子, 矢口 貴志 日本医真菌学会雑誌 61 (3), 47-51, 2020

    ...30歳男性.3ヵ月前からハリネズミを飼育していた.2ヵ月前から左環指と左腹部にそう痒を伴う紅斑が生じたため,近医受診しステロイド外用,抗ヒスタミン薬内服するも徐々に悪化し紹介受診した.左環指に境界明瞭な襟飾り様鱗屑をつける紅斑,左腹部に鶏卵大の毛孔一致性丘疹が混じる紅褐色斑がみられた.ともに直接鏡検で菌糸と分節分生子を確認した.左環指と左腹部の紅斑部位から採取した鱗屑,またハリネズミからヘアブラシ法...

    DOI Web Site 医中誌

  • リンゴ黒星病に対する各種SDHI剤の治療効果

    雪田 金助 北日本病害虫研究会報 2019 (70), 84-89, 2019-12-16

    ...倍,ピラジフルミド15水和剤2,000倍およびフルキサピロキサド水和剤2,000倍は全般的に発病が遅れる傾向にとどまり,十分な防除効果を示さなかった.一方,フルオピラム水和剤4,000倍,インピルフルキサム水和剤4,000倍およびピジフルメトフェン水和剤5,000倍は接種1日後,2日後,3日後処理のいずれにおいても,高い防除効果を示した.接種5日後および7日後に薬剤処理を行った場合,これら3剤とも分生子形成...

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  • 未硬化葉を用いたマンゴー炭疽病の簡易病原性検定法とマンゴー遺伝資源における抵抗性品種の選抜

    澤岻 哲也, 與儀 喜代政, 仲村 昌剛, 松村 まさと 日本植物病理学会報 85 (4), 345-352, 2019-11-25

    ...’は炭疽病に弱いため,収穫までに年数回の薬剤防除が行われるが,労力・コストの負担軽減と安心・安全な食料要求の高まりから,炭疽病に強い抵抗性品種の開発が求められている.そこで,本研究では簡易で正確な本病の病原性検定法を確立し,本検定法を用いたマンゴー遺伝資源の炭疽病抵抗性を評価し,本病に強い育種素材の選抜を行った.その結果,マンゴー未硬化葉(SPAD値:9.5~24.3)を接種葉とし,病原菌接種時の分生子濃度...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件

  • <i>Diaporthe eres</i>によるキバナフジ‘ボッシー’胴枯病および随伴するスエヒロタケ菌の病原性との比較

    竹本 周平, 蓑島 綾華, 廣岡 裕吏, 窪野 高徳, ロール シャピュイ, 鳥居 正人, 山田 利博 樹木医学研究 23 (4), 203-214, 2019-10-31

    ...に発展する被害が報告されている.病斑にはしばしばスエヒロタケの子実体が見られたが,子実体を伴わない病斑では<i>Diaporthe</i>属の1菌種の分離頻度が高かった.これらの2菌種を一年枝に有傷接種すると,スエヒロタケが辺材に病原性を示したのに対し,<i>Diaporthe</i>属菌は辺材に加えて原病徴同様に内樹皮を壊死させ褐色に変色させた.分離された<i>Diaporthe</i>属菌のα分生子...

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  • <i>Annulohypoxylon</i> sp. によって発症した趾間と爪甲の黒癬の 1 例

    成田 博実, 緒方 克己, 日髙 孝枝, 亀井 克彦 西日本皮膚科 81 (5), 413-417, 2019-10-01

    ...スライドカルチャーでは,菌糸のみで胞子,分生子の発育はなかった。<i>Hortaea werneckii</i> や,ベネズエラ固有の <i>Stenella araguata</i> は否定された。培養検体からの ITS∼D1/D2 領域の遺伝子解析により,<i>Annulohypoxylon</i> sp. と同定された。植物腐敗菌の菌種のヒトへの感染例はない。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献2件

  • 暗色雪腐病菌の苗畑と造林地における遺伝構造の比較

    岩切 鮎佳, 坂上 大翼, 松下 範久, 福田 健二 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 442-, 2019-05-27

    ...<p>暗色雪腐病菌<i>Racodium therryanum</i>は,有性世代の胞子,分生子とも確認されておらず,どのような集団構造を形成しているのか不明である.そこで,苗畑と造林地における<i>R. therryanum</i>の遺伝構造を比較し,苗畑-造林地間の遺伝子流動の程度を推測することを目的として,新たに開発したマイクロサテライトマーカー7座を用いて,東京大学北海道演習林の苗畑から分離...

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  • スギ赤枯病の診断方法

    安藤 裕萌, 松本 敦子, 升屋 勇人 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 453-, 2019-05-27

    ...スギ赤枯病の標徴は、植物組織内に形成された黒色の子座から伸長した分生子柄が、束状に形成されることで毛羽立ち、暗緑色を呈する。また、罹病針葉は褐色~暗褐色に変色する。これらの特徴は、他の病害と識別する重要な判断基準であると考えられた。分子生物学的手法による診断では、rDNA ITS領域を対象に設計した種特異的プライマーを用いたPCR法による診断方法を検討した。...

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  • <i>Monochaetia monochaeta</i> NBRC 33068に認められた二次分生子様構造について

    岡根 泉 日本菌学会会報 60 (1), 7-13, 2019-05-24

    ...<p>ヒラドツツジの生葉表面から分離された<i>Monochaetia monochaeta</i> NBRC 33068は,寒天培地上で二次分生子様構造を形成し,培養初期のコロニーの一部は湿性,粘質状で酵母状を呈した.単一分生子および二次分生子様構造を用いた培養試験において,それらは発芽後菌糸を伸長する一方で二次分生子様構造を多数形成した.培養初期には円筒形から紡錘形の構造が認められたが,その後分枝状...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • 中晩生カンキツ「せとみ」における緑かび病と青かび病の防除対策

    村本, 和之, 世良, 友香, 兼常, 康彦 山口県農林総合技術センター研究報告 (11) 48-60, 2019-03

    ...コンテナに付着する緑かび病菌の分生子数と発病との間には高い相関が認められた。病原菌に汚染されたコンテナの消毒法としては、カルシウムハイポクロラアイト剤に瞬時浸漬し、時間をおいて薬液を水で洗い流す方法が適していると判断される。表面殺菌した果実に両病害の発生が認められ、さらに組織分離法によりこれらの病原菌が分離された。...

    日本農学文献記事索引

  • ナシ花梗部を発病再現させるための黒星病菌分生子の接種方法の検討

    金子 洋平, 福田 寛 関東東山病害虫研究会報 2018 (65), 53-56, 2018-12-01

    ...これは,外側から8~9枚目の内側鱗片が黒星病菌に感染した場合,鱗片内から花梗組織に分生子を介して感染し,かつ本菌が芽基部組織まで到達する前に罹病鱗片が脱落することで起こるのではないかと推論されている。そこで,この推論を考察するため,花梗組織に本菌を感染させるための鱗片への接種方法を検討した。その結果,内側鱗片に本菌の分生子懸濁液を塗布することで,翌春に花梗部を発病させることができた。</p>...

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  • イチジクで発生した<i>Lasiodiplodia theobromae</i> による落葉病(新称)

    齊藤 紀子, 野方 仁, 菊原 賢次 九州病害虫研究会報 64 (0), 7-11, 2018-11-28

    ...分離菌は暗褐色~黒色の分生子殻を形成し,分生子殻から噴出した分生子は,無色,単胞,楕円形,平滑で厚い外壁を持ち,その後,成熟すると,暗褐色,2胞,細かい縦縞模様が確認された。培養試験の結果,生育温度は15℃~40℃で生育適温は30℃前後であった。更に分離菌株のrDNA-ITS 領域,EF1-α領域の塩基配列の決定も行った。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献2件

  • <i>Diaporthe toxicodendri</i>によるウルシ胴枯病

    安藤 裕萌, 升屋 勇人, 相川 拓也, 田端 雅進 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 778-, 2018-05-28

    ...本病害ではウルシの葉が展葉する5月頃に幹・枝に淡黄色の分生子塊が形成され、罹病した幹・枝は枯死や胴枯れに至る。本菌は形態的に<i>Diaporthe</i>属の無性世代であると思われるが、種同定には至っていなかった。...

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  • <i>Exophiala jeanselmei</i> による Phaeohyphomycosis の 1 例

    櫻木 友美子, 佐々木 奈津子, 小林 美和, 西尾 大介, 安澤 数史, 中村 元信 西日本皮膚科 80 (2), 129-132, 2018-04-01

    ...培養検査ではサブロー寒天培地上に黒色絨毛状の集落を形成し,スライドカルチャーは分生子形成細胞の先端は先細りになり,菌糸側壁の小突起から類円形の分生子の形成を認めた。PCR 法から <i>Exophiala jeanselmei</i> (以下 <i>E. jeanselmei</i>) と同定した。細菌培養は陰性であった。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献6件

  • マンゴー軸腐病および炭疽病の同時防除のための数種有効殺菌剤を用いた体系散布技術の確立

    澤岻 哲也, 安次 富厚, 新崎 千江美, 大城 篤, 田場 聡 熱帯農業研究 11 (2), 43-52, 2018

    ...<p>マンゴー軸腐病および炭疽病に有効な薬剤による共通防除体系の確立を目的に,病原菌に対する登録薬剤の感受性とマンゴー生育期における数種薬剤を組み合わせた体系散布の防除効果について検討した.軸腐病菌<i>Lasiodiplodia theobromae</i>および2種炭疽病菌<i>Colletotrichum siamense</i>,<i>C. fioriniae</i>の分生子発芽および菌糸伸長...

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  • <i>Fusarium oxysporum </i>によるニンジン乾腐病(病原追加)

    金子 洋平, 横山 とも子, 中田 菜々子, 深見 正信, 中村 耕士, 山本 幸洋, 大井田 寛, 福田 寛 関東東山病害虫研究会報 2017 (64), 18-22, 2017-12-01

    ...その分離菌株は,分生子柄および分生子,大型分生子,および厚膜胞子の形状から<i>F. oxysporum</i> であると推察された。本菌株は10 ~35℃で生育し,最適温度は25℃であった。さらにEF1α及びITS 領域の塩基配列は,<i>F. oxysporum </i>の配列とそれぞれ99.0及び97.0%一致した。以上から,分離菌を<i>F. oxysporum </i>と同定した。...

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  • 北海道におけるブロッコリーべと病の発生と防除

    堀田, 治邦 北農 84 (3), 261-264, 2017-07

    ...これらの病斑部を検鏡すると気孔より分生子柄が抽出して数回又状に分岐し,その先端に分生子が生じていた。分生子の大きさは18~31×17~28μm(平均23.4×20.8μm)であった。分生子懸濁液をブロッコリー(品種: 「緑嶺」)に噴霧接種したところ,葉の不整形病斑が再現された。...

    日本農学文献記事索引

  • 北海道で発生したFusarium属菌の花き病害(2) : アスター萎凋病

    堀田, 治邦, 児玉, 不二雄 北海道立総合研究機構農業試験場集報 = Bulletin of Hokkaido Research Organization Agricultural Experiment Stations (101) 15-20, 2017-03

    ...大型分生子は主に3隔壁,中短長,直状~先端部でやや曲がる。小型分生子は楕円形,短い分生子柄に擬頭状に形成された。本菌のDNAをFusarium oxysporumの特異検出プライマーでPCRを行ったところ,想定される増幅バンドが検出された。以上から,本菌をFusarium oxysporum Schlechtendalと同定した。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 88. ブロイラーのアスペルギルスによる腎臓における多発巣状肉芽腫

    高野 裕二 鶏病研究会報 52 (4), 255-, 2017-02

    ...本菌に汚染した孵卵器内で感染したり,鶏舎内の汚染敷料や飼料内の多量の分生子の吸入による呼吸器感染を起こし,鶏では気管支,肺,気嚢に黄色から灰黄白色結節病巣を形成する。時に脳,眼でも感染する。本症例は,肺のみでなく腎臓など多臓器内にアスペルギルスによる肉芽腫性炎が認められた。腎臓では,腎組織内の血管壁を巻き込む肉芽腫性炎がみられ,真菌により血行性に全身感染を生じた可能性も示唆された。...

    日本農学文献記事索引

  • 生物検定を用いて明らかにした樹幹周辺土壌の樹種特性

    伊藤 幹二, 伊藤 操子 樹木医学研究 21 (1), 13-19, 2017

    ...の発芽率も土壌を採取した樹種間で著しく異なり,その傾向には検定植物の生長量の差異と共通性が認められた.とくにヌマスギ,エノキ,アキニレと他の5樹種の間でこれら生物検定結果の差異が明瞭であったことから,前者では生長促進的な土壌が,後者では生長抑制的土壌が形成されていると推察された.ヒノキ土壌およびスギ土壌は,pHがそれぞれ3.9および4.2と強酸性を示し,レタスの生長,フザリウム属菌の分生子の発芽ともに...

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  • わが国の医真菌学史上特記すべき業績と症例

    西本 勝太郎 Medical Mycology Journal 58 (2), J29-J33, 2017

    ...<BR><I>Microsporum ferrugineum Ota</I> は,太田によりわが国における頭部白癬の原因菌として報告された.その特徴の少ない形態から,一時<I>Trichophyton ferrugineum</I> とされたが,のちに<I>Microsporum</I> 属に特有な形態をもつ大分生子が見い出され,改めて現在の名前となった.本菌による頭部白癬は現在わが国ではほとんどみられなくなっている...

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献5件

  • L-メチオニンはトマトに対してうどんこ病抵抗性を誘導する

    齋藤 まどか, 山本 優紀, 中島 雅己, 阿久津 克己 日本植物病理学会報 83 (4), 251-256, 2017

    ...<p>トマトうどんこ病に対するL-メチオニンの抑制効果を調査した.100 μg/mlのL-メチオニン溶液をトマト葉に噴霧処理し,その2日後に<i>Oidium neolycopersici</i>を接種した.接種7日後に発病度を評価した結果,L-メチオニン前処理区において発病が抑制されることが確認された.接種葉を光学顕微鏡で観察したところ,L-メチオニン前処理区では吸器及び分生子柄の形成数が減少していることが...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件

  • <i>Ralstonia solanacearum</i>非病原性変異菌株を利用したナス半身萎凋病の生物的防除

    前原 祥大, 中原 浩貴, 森 太郎, 松添 直隆 園芸学研究 16 (4), 497-502, 2017

    ...らかにした.本研究では,PC株を利用した他の土壌病害防除への応用を図るため,PC株によるナス半身萎凋病の防除を検討した.PC株の生菌,加熱死菌,PC株の培養ろ液をナスに接種し,半身萎凋病の抑制効果を調査した結果,PC株生菌を接種したナスでのみ半身萎凋病の発病が抑制された.PC株による半身萎凋病の抑制効果は,高濃度のPC株接種により高まった.一方,高濃度の半身萎凋病菌の汚染土壌(10<sup>6</sup>分生子...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献2件 参考文献17件

  • 副鼻腔真菌症の病理診断と原因菌種の多様性

    木村 雅友 Medical Mycology Journal 58 (4), J127-J132, 2017

    ...される.菌球型とも呼ばれる慢性非浸潤性がわが国では大半を占め,つぎにアレルギー性真菌性副鼻腔炎で,浸潤性は急性も慢性もかなり少ない.浸潤性では,病理組織学的に粘膜内への菌糸による浸潤が認められる.さらに急性浸潤性では菌糸の血管侵襲も見られるが,慢性浸潤性では血管侵襲は少ない.非浸潤性では真菌は副鼻腔粘膜組織に浸潤していない.菌球が副鼻腔組織に接していても,その菌糸の組織内浸潤は認められない.菌球内には分生子頭...

    DOI Web Site Web Site ほか2件 被引用文献1件 参考文献27件

  • 焼酎麹菌による抗酸化物質pyranonigrin-Aの生産特性

    祝園 秀樹, 藤田 依里, 高山 清子, 山本 英樹, 水谷 政美 日本醸造協会誌 112 (11), 751-757, 2017

    In this study, the production characteristics of pyranonigrin-A by sixteen <i>Aspergillus</i> strains using rice <i>koji</i>, barley <i>koji</i>, and buckwheat <i>koji</i> were investigated. Results …

    DOI Web Site 参考文献6件

  • ナシ黒星病における休眠期から鱗片脱落期にかけての殺菌剤散布適期

    金子 洋平, 福田 寛 関東東山病害虫研究会報 2016 (63), 29-33, 2016-12-01

    ...<p>ナシ休眠期~鱗片脱落期の黒星病防除における散布適期を明らかにする目的で,2014~2016年の3カ年に自然感染下のナシ成木および黒星病菌分生子を塗布接種した苗木を用いた時期別防除試験を実施し,防除効果と腋花芽の生育状況の関係を調査した。...

    DOI

  • Hypomyces pseudocorticiicolaによるアラゲキクラゲ綿腐病(新称)について

    奥田, 康仁, 長澤, 栄史, 常盤, 俊之, 長谷, 幸一, 村上, 重幸 財団法人日本きのこセンター菌蕈研究所研究報告 = Reports of the Tottori Mycological Institute (46) 23-29, 2016-06

    ...また本菌の分生子を用いて病原性試験を行ったところ,綿毛状の病徴が再現されたことから,H. pseudocorticiicolaが本病害の原因菌であると決定した。綿毛状の病徴から本病害をアラゲキクラゲ綿腐病と命名した。さらに本病原菌の4温度区における菌糸伸長速度は25>20>15>30℃という順になった。...

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  • 北海道で発生したFusarium属菌の花き病害(1) : トルコギキョウ茎腐病

    堀田, 治邦, 児玉, 不二雄 北海道立総合研究機構農業試験場集報 = Bulletin of Hokkaido Research Organization Agricultural Experiment Stations (100) 15-21, 2016-06

    ...分離菌の大型分生子懸濁液をトルコギキョウ(品種: 「あずまの波」)に噴霧接種したところ,すべての菌株で原病徴と同様の症状が認められ,Fusarium属菌が再分離された。以上の結果から,トルコギキョウの茎腐病を起こす病原菌はF. avenaceumと同定された。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 世界二番目の産地としての日本新産のビジョノコナユキゴケ(ホシゴケ科,地衣化子嚢菌)

    大村嘉人, A. Frisch 植物研究雑誌 91 (2), 69-73, 2016-04-20

    ...–0.50 mm × 高さ0.25 mmまで)を有する.その分生子(= 粉子)は0–2個の横隔壁があり,幅3.0–6.0 µm,各分生子がややジグザグ状に連なる.地衣成分として未同定物質(lepraric high unknown)を含む.タイプ標本との同一性はmtSSU塩基配列が一致することからも確かめられた.本種に関連する分生子座または粉霜で被われる粉子器を有するホシゴケ科の日本産種として<i>...

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  • 麴菌Aspergillus oryzae の形態関連遺伝子の解析

    服部 領太, 楠本 憲一, 柏木 豊, 鈴木 聡 食品総合研究所研究報告 = Report of National Food Research Institute 80 29-35, 2016-03-10

    ...Aspergillus oryzaeはわが国の醸造産業に広く使用されている糸状菌であり,その分生子生産能は重要である。しかし,A. oryzaeにおいて,分生子形成のメカニズムの解明はなされていない。私たちは構築したジーントラップベクターを用いて制限酵素が介在するプラスミドの組込みを行った。...

    DOI 機関リポジトリ 日本農学文献記事索引 ほか1件

  • 深在性皮膚アルテルナリア症の 1 例

    八束 和樹, 白石 研, 宇都宮 亮, 藤山 幹子, 鎗田 響子, 亀井 克彦, 佐山 浩二 西日本皮膚科 78 (6), 650-659, 2016

    ...スライド培養では洋梨型で,特有な隔壁で縦横に仕切られた分生子を連鎖して認めた。遺伝子解析にて <i>Alternaria alternata</i> と同定し,深在性皮膚アルテルナリア症と診断した。プレドニゾロンおよびシクロスポリンの漸減を行いつつ,ボリコナゾール 300 mg/day の内服で治療を開始したが,肝機能障害が出現し,イトラコナゾール 200 mg/day の内服に変更した。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献3件

  • <i>Neofusicoccum parvum</i>によるモミジバスズカケノキ胴枯病

    本橋 慶一, 吉野 聡一郎, 樋口 裕仁, 二階堂 由紀, 浮田 茂郎, 神田 多 樹木医学研究 20 (4), 187-196, 2016

    ...<p>2003年8月,東京都および埼玉県内に街路樹として植栽されているモミジバスズカケノキに,胴枯症状を呈する病害が確認された.病徴は始め剪定された枝の切り口付近より幹にかけて認められ,紫褐色から褐色で,その周囲は黄色に変色し,幹にまで達すると水が滴るように下方へ進展する.その後,樹皮は褐色から淡褐色で鮫肌状となり,その一部は枯死して剥離,罹病枝全体が枯死した.剥離した罹病樹皮からは子嚢果および分生子果...

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  • 急性骨髄性白血病の治療中にみられた陰嚢部フサリウム感染症

    竹中 基 Medical Mycology Journal 57 (2), J65-J70, 2016

    ...67歳,男性.長崎大学病院血液内科にて,急性骨髄性白血病のため,入院加療中であった.初診の1週間前から陰嚢に疼痛を伴う黒色壊死を付す潰瘍が生じたため,当科紹介となった.皮膚生検にて壊死とともに幅広い真菌要素が多数みられた.サブロー培地にて組織培養を行ったところ,灰白色絨毛状のコロニーが得られ,スライドカルチャーにて三日月型の大分生子が認められた.以上の所見からフサリウム感染症と診断し,ボリコナゾール...

    DOI Web Site Web Site ほか2件 被引用文献1件 参考文献3件

  • 潮汐により冠水するメヒルギ樹冠の衰退部茎葉の寄生菌類

    亀山 統一 日本森林学会大会発表データベース 127 (0), 379-, 2016

    ...成木では、本病は冠水面の直上ばかりか、日々冠水する樹冠下部でも感染発病し、枯死枝には高率で分生子殻を形成した。一方、稚樹では枝の枯れ下がりはまれであった。成木でも稚樹でも、頂芽や当年枝の壊死部位では、<i>Pestalotiopsis</i> sp.などメヒルギ枝枯病と異なる多様な菌が分離された。それらは、健全部位の優占的な内生菌とは異なった。...

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  • 北海道の半促成栽培におけるアスパラガス褐斑病の発生

    中塚 由依, 園田 高広, 堀田 治邦, 北藤 雪子, 児玉 不二雄 北日本病害虫研究会報 2016 (67), 112-115, 2016

    ...<p>2012 年に北海道厚沢部町および美唄市のアスパラガス半促成栽培圃場において,擬葉に斑点性病害の発生が認められた.それぞれの地域から分離した2 菌株の分生子は,無色~淡青色,針状~長棍棒状,やや湾曲し,隔膜は4~11 個,大きさは48.0~172.1×3.5~6.4 µm であった.遺伝子解析の結果,分離2 菌株のITS 領域の塩基配列は<i>Cercospora </i>属菌との相同性が99...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • リンゴ炭疽病に対する各種殺菌剤の効果

    赤平 知也, 花岡 朋絵, 平山 和幸 北日本病害虫研究会報 2016 (67), 140-145, 2016

    ...<p>青森県では近年,リンゴ炭疽病の発生が増加しており,新たな防除対策の開発が求められている.そこで,2013~2015 年に接種源として本病原菌のリンゴ切枝培養枝を樹冠上に設置する方法で有効な薬剤を検索した.その結果,TPN 水和剤,チオファネートメチル・マンネブ水和剤,キャプタン水和剤が有効であると考えられた.また,樹上のリンゴ果実に分生子懸濁液を噴霧接種する方法で薬剤の予防効果を検討した結果,...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • リンゴ黒星病菌はナシ黒星病菌と比べて高温耐性が低い

    浅利 正義 日本植物病理学会報 82 (3), 185-191, 2016

    ...<p>近年,ナシ黒星病の発生は増加傾向を示しているが,リンゴ黒星病の発生は緩やかに減少している.このため,両病菌の分生子の発芽および菌糸の生存に対する高温の影響を調査した.その結果,分生子の発芽は35°Cおよび40°Cにおいてリンゴ黒星病菌の方がナシ黒星病菌よりも強く阻害され,菌糸の生存は40°Cにおいてリンゴ黒星病菌が全て死滅したのに対してナシ黒星病菌では多くの個体が生存した.以上のことから,リンゴ...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献4件

  • ダイコンわっか症の発生生態の解明と防除対策

    小林 正伸 関東東山病害虫研究会報 2015 (62), 1-5, 2015-12-01

    ...ダイコン白さび病菌の発生生態の解明のため,ダイコンを周年栽培し,胞子の形成を調査したところ,葉では10月から翌年の8月上旬まで分生子の形成が確認されたが,卵胞子は確認されなかった。わっか症は10月下旬より翌年の7月まで発生が認められるが,自然状態では胞子の形成はほとんど認められず,採種時期まで栽培を継続すると4月,5月にわっか症内部に分生子と卵胞子が形成された。...

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  • <i>Pseudoplagiostoma eucalypti</i>によるユーカリ葉枯病

    井沼 崇, 間佐古 将則, 中島 千晴 樹木医学研究 19 (3), 133-138, 2015-07-31

    ...<p>2012年8月,和歌山県のユーカリ栽培圃場に植栽されているユーカリ‘銀世界’(<i>Eucalyptus pulverulenta</i>)に葉枯れ症状が発生し,症状が進展したものでは,茎部まで枯死した個体が見いだされた.葉および茎の病斑部には分生子殻が多数形成され,その内部に形成された分生子を用いて,単胞子分離を行い,菌株を確立した.この分離株上に形成された分生子を用いて調製した分生子懸濁液...

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  • ナシ枝を利用したラッカセイ茎腐病菌(Lasiodiplodia theobromae)分生子の簡易な形成法

    金子, 洋平, 高野, 幸成, 鈴木, 達哉, 牛尾, 進吾 千葉県農林総合研究センター研究報告 = Annual research bulletin of the Chiba Prefectural Agriculture and Forestry Research Center (7) 101-106, 2015-03

    ...圃場試験のためのラッカセイ茎腐病菌の接種源として植物組織を用いた分生子形成法を検討した。その結果,培養基質としては滅菌したナシ1年生枝が適しており,菌糸生育適温である28℃,多湿条件で菌糸を蔓延させた後,培養容器から取り出し,1~2日に一度霧吹きを行い,枝表面を湿らせつつ直接自然光下に1~2週間置くことで,ナシ枝表面に柄子殻及び分生子形成が誘起された。...

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  • 北海道における水稲採種ほ周辺でのばか苗病発生時の採種の可否

    長浜 恵 北日本病害虫研究会報 2015 (66), 10-12, 2015

    ...<p>イネばか苗病の発生源から異なる距離にある水田で採取した種籾を翌年播種し,本病の発病苗率を調査 した.その結果,発生源からの距離に比例して発病は少なくなり,50m~100m 以上離れると発病苗率は急激に低くなった.このことから,発生源から少なくとも100m 以遠では,ばか苗病菌の分生子の飛散は少なく,保菌籾率に及ぼす影響は小さいと考えられた.この結果を参考にして,北海道では,出穂後の採種ほ審査時...

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  • スギ黒点病菌の感染枯死雄花内における生存年数と胞子形成期間

    窪野 高徳, 秋庭 満輝 日本森林学会大会発表データベース 126 (0), 426-, 2015

    ...一方、胞子体の形成は前年に枯死した2013年の雄花上に分生子を観察したが、2012年以前に枯死した雄花からは胞子体形成は見られなかった。従って、感染枯死した雄花から胞子体が飛散して新たに感染するケースは、前年枯死した雄花に限られると推察された。...

    DOI

  • <i>Monilinia fructicola </i>によるアロニア灰星病(新称)

    栢森 美如, 岡田 貴, 小坂 善仁, 佐々木 純 北日本病害虫研究会報 2015 (66), 88-91, 2015

    ...<p>2005 年頃から北海道伊達市において収穫後の10 月にアロニア果実が腐敗する症状が発生し,2007 年9 月には樹上の収穫直前の熟果にも腐敗症状が確認された.これらは果実表面に白色~灰色の粉状の分生子塊を形成し,やがて果実全体が白色のかびに覆われた.罹病果実からは<i>Monilinia </i>属菌が高率に分離され,これをアロニアおよびリンゴ果実に接種したところ,果実表面に灰白色の分生子を...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • 秋季におけるナシ芽鱗片生組織の露出状況とナシ黒星病に対する感受性の関係

    金子 洋平, 梅本 清作, 牛尾 進吾 関東東山病害虫研究会報 2014 (61), 50-55, 2014-12-01

    ...腋花芽への分生子塗布接種試験により,鱗片生組織が露出している芽は,非露出芽と比べ黒星病に感染する割合が高かった。秋季での長果枝における鱗片生組織の露出芽率は,花芽と葉芽では,花芽が高く,着生順位では頂部に近い芽が高かった。また,秋季における長果枝の鱗片生組織露出芽率の推移は10月中旬頃から高くなり始め,11月中旬に最大となった。その後,露出した生組織部分の褐変が始まり,12月上旬には全て褐変した。...

    DOI Web Site

  • 北海道で発生した園芸作物の新病害(12) : ダイコン白斑病

    三澤, 知央 北農 81 (2), 147-150, 2014-04

    ...病斑上には線状から鞭状の分生子を形成する菌が観察され,この菌は形態的特徴からPseudocercosporella capsellae (Ellis and Everhart) Deightonと同定された。罹病葉の乾燥粉砕物を健全ダイコンに接種したところ原病徴が再現され,病斑上には接種菌と同様の分生子を形成した。以上より本症状をダイコン白斑病と同定した。...

    日本農学文献記事索引

  • ハスモンヨトウ防除に有効なNomuraea rileyi新株の作出

    宇賀, 博之, 畠山, 修一, 佐藤, 加奈巳, 根本, 久 埼玉県農林総合研究センター研究報告 = Bulletin of the Saitama Prefectural Agriculture and Forestry Research Center (13) 1-9, 2014-03

    ...また,増殖方法としては,SMY培地等を用いて液体培養を行い,これを種菌としてフスマペレットの固形培地で約2週間培養することにより,培地100gあたりおよそ1×10 12 conidiaが回収でき,ほ場10aに散布するために必要な分生子量が得られた。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 北海道で発生した園芸作物の新病害(11) : ミツバ株枯病

    三澤, 知央 北農 81 (1), 15-18, 2014-01

    ...罹病部から分離した菌は大分生子,小分生子,厚膜胞子を形成し,これらの形態的特徴からFusarium oxysporum Schlechtendahlと同定した。分離菌は接種によりミツバに原病徴を再現したが,セルリーに対しては病原性を示さなかったことから,分離菌をF. oxysporumのミツバに特異的に病原性を示す分化型,本症状をミツバ株枯病と同定した。本病の発生は道内では本事例が初めてである。...

    日本農学文献記事索引

  • Microsporum canis による小児のケルスス禿瘡の1例

    志賀 久里子, 大磯 直毅, 川田 暁, 比留間 政太郎 皮膚の科学 13 (6), 431-434, 2014

    ...巨大培養で放射状に拡大したクリーム色コロニーを確認し,さらにスライドカルチャーにて細胞壁の肥厚した紡錘形の大分生子を認めた。Ribosomal DNA の internal transcribed spacer 1領域の遺伝子配列を polymerase chain reaction で増幅し,ダイレクトシークエンスで解析した。...

    DOI 医中誌

  • ツクツクボウシタケ由来プロテアーゼの精製とその性質

    竹川 千裕, 中村 和夫, 本間 裕人, 大山 拓次 日本きのこ学会誌 22 (2), 74-78, 2014

    ...ツクツクボウシタケのフスマ液体培養から抽出した菌体外プロテアーゼを精製し,その性質を調べた.寒天培地上で分生子形成菌糸体と未分生子形成菌糸体の二形態をとることがわかった.分生子形成菌糸体は高い酵素活性を示した.CM-Sepharoseカラムクロマトグラフィーによって,収率33%,13倍に精製された.酵素標品は電気泳動的に単一のバンドが得られた.分子量はSDS-PAGEによって30.6kDa,ゲル濾過...

    DOI Web Site

  • 特異な樹形のメヒルギ林縁木に見られる枝先枯れとそれに関与する菌類

    辻本 悟志, 佐々木 真里奈, 亀山 統一 日本森林学会大会発表データベース 125 (0), 481-, 2014

    ...枯死した枝先には、高頻度でメヒルギ枝枯病菌の分生子殻が形成されるが、菌体が認められないものも多くあった。後者からは、二次寄生が疑われる多様な菌群が分離される一方、メヒルギの若い茎組織にしばしば内生する菌群の一部も分離された。枝先枯れは、特定の位置で多く発生し、複数の要因が関与していることが示唆された。...

    DOI

  • イチゴうどんこ病の苗での越夏

    稲田 稔 九州病害虫研究会報 60 (0), 30-36, 2014

    ...進展型標徴には分生子が豊富に形成されているが,時間の経過とともに菌叢が消失し停止型標徴に移行した。8月下旬には進展型標徴は認められなくなるが,停止型標徴や肉眼で標徴を認めない葉に分生子の形成が認められるとともに上位葉での感染が確認された。これらのことから,本病は夏季においても,分生子によって上位葉への伝染を継続し,株上で越夏することが明らかになった。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献2件

  • 非切断葉スポット接種によるイネのいもち病抵抗性評価

    安田 伸子, 光永 貴之, 林 敬子, 藤田 佳克 関東東山病害虫研究会報 2014 (61), 6-8, 2014

    ...葉身に傷を付けることなく,イネ葉に分生子懸濁液を付着させて発病させ,イネのいもち病抵抗性を評価する方法について検討した。その結果,0.025~0.05%のTween20水溶液に6×10<sup>4</sup>個/ml以上の分生子を懸濁させ,5μlを滴下する非切断葉スポット接種によって,分生子懸濁液をイネ葉に安定して付着させ,発病させることが可能であった。...

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  • 菌類を利用した花粉症起因植物に対する花粉飛散防止効果の検討

    窪野 高徳, 市原 優, 阪上 宏樹 日本森林学会大会発表データベース 125 (0), 477-, 2014

    ...以上の結果、マツ科及びカバノキ科に対しては分生子乳剤の効果は認められなかった。今後は分生子よりも一層活性の高い菌糸塊をもちいた接種試験を行い、マツ科及びカバノキ科雄花を確実に枯死させる接種法を検討する。...

    DOI

  • 本田イネ葉身上でレースが変異したと推定されたいもち病菌の変異前後の病原力の比較

    本藏 良三, 菊地 貞文, 及川 美樹 北日本病害虫研究会報 2014 (65), 1-4, 2014

    ...変異菌とその周囲に蔓延した病斑から分離した菌株,およびその変異菌の母菌と推定された「ササニシキ」葉いもち病斑から分離した菌株について病原力を比較した.ササニシキ分離菌のレースは037.1,とりで1 号分離菌はレース437.1 であった.これらの菌株を用いて,接種による病斑数,病斑の大きさ,病斑上の分生子形成数を比較したところ,菌株間の差異は認められず,レース変異後も変異前とほぼ同等の病原力を保有していたと...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • Pseudocercosporella capsellaeによるコマツナ白斑病(新称)

    栢森 美如, 堀田 治邦 北日本病害虫研究会報 (64) 57-59, 2013-12

    ...病斑上には倒棍棒状で無色の分生子が形成され,分生子柄上の分生子分離痕は明確ではなかった。大きさは37~70×2~4μmで,1~3の隔壁を有する。分離菌はPDA培地上で黒褐色の菌叢を呈し,生育適温は25℃,菌叢生育は14日間で直径7mmと非常に生育が遅い。罹病葉の乾燥粉末をコマツナ苗に接種したところ,26日後に病徴が再現され,病徴部より接種源と同種の菌が分離された。...

    日本農学文献記事索引

  • 我が国に発生するサクラ類穿孔性病害に関与する菌類の病因学的研究

    本橋 慶一, 宮本 博行, 山名 利一, 浮田 茂郎, 矢口 行雄, 中島 千晴 樹木医学研究 17 (4), 139-146, 2013-10-31

    ...<p>サクラ属植物の穿孔性褐斑症状の病原菌の分類学上の混乱を解決し,我が国における発生状況,生活環および病原性を明らかにした.我が国において広く観察される穿孔性褐斑症状は<i>Pseudocercospora prunicola</i>による病害であること,病名は斑点病を用いることが適切であることが明らかになった.また,その生活環は病落葉に形成された分生子が翌春に葉芽・花芽を経由して葉へと一次感染し...

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  • ナス黒点根腐病に関する研究(2) : ナス黒点根腐病に対する土壌消毒の効果

    矢野, 和孝, 竹内, 繁治, 森田, 泰彰 高知県農業技術センター研究報告 = Bulletin of the Kochi Agricultural Research Center (22) 1-6, 2013-03

    ...ナス黒点根腐病菌の死滅温度を調査したところ,菌糸および菌核は52℃,1時間,分生子は46℃,1時間で死滅すると考えられた。土壌中のナス黒点根腐病菌は,50℃で230分間または55℃で65分間の条件で死滅すると考えられた。この試験結果に基づいて実施した蒸気土壌消毒は,ナス黒点根腐病に対する防除効果が認められた。3....

    日本農学文献記事索引

  • ナス黒点根腐病に関する研究(2)

    矢野 和孝, 竹内 繁治, 森田 泰彰 高知県農業技術センター研究報告 = Bulletin of the Kochi Agricultural Research Center (22) 1-6, 2013-03

    ...ナス黒点根腐病菌の死滅温度を調査したところ,菌糸および菌核は52℃,1時間,分生子は46℃,1時間で死滅すると考えられた。土壌中のナス黒点根腐病菌は,50℃で230分間または55℃で65分間の条件で死滅すると考えられた。この試験結果に基づいて実施した蒸気土壌消毒は,ナス黒点根腐病に対する防除効果が認められた。3....

    日本農学文献記事索引

  • Phyllosticta minima によるハナノキ褐色円斑病(新称)

    本橋 慶一 日本森林学会大会発表データベース 124 (0), 81-, 2013

    ...狭く,個体数も減少していることから環境省レッドリストでは,絶滅危惧Ⅱ類に指定されている.2005年5月から6月頃に、ハナノキの幼苗から成木のいずれのステージにおいても葉に褐色の円斑を呈し,個体を衰弱させ,幼苗においては枯死に至る病害が自生地および植栽地において集団で観察された.病斑は,はじめ小黒点,後に褐色で円形,径約5mmに拡大し,健全部との境界は暗褐色から黒色で明瞭となった.病斑内部に黒点状の分生子殻...

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  • メヒルギ稚樹の内生菌相への潮汐による冠水の影響

    亀山 統一 日本森林学会大会発表データベース 124 (0), 683-, 2013

    ...また、これらの優占菌種の分生子をメヒルギ稚樹の葉面に与えると高い感染性を示すことが示されている。以上から、メヒルギ散布体は内生菌の母樹からの伝播や胞子感染の頻度が低く、また、定着後の稚樹は潮汐により冠水する位置では胞子感染が阻害されることにより、内生菌相が成木と異なることが明らかにされた。...

    DOI

  • イチゴ灰色かび病およびキュウリ炭疽病に対する 酸性電解水散布の防除効果

    草刈 眞一, 阿知波 信夫, 阿部 一博, 岡田 清嗣 関西病虫害研究会報 55 (0), 17-21, 2013

    ...<i>lycopersici</i>),トマト輪紋病菌(<i>Alternaria solani</i>),キュウリ炭疽病菌(<i>Colletotrichum orbiculare</i>),イチゴ灰色かび病菌(<i>Botrytis cinerea</i>)ナス半身萎凋病菌(<i>Verticillium dahliae</i>)の分生子およびキュウリ根腐病菌(<i>Pythium aphanidermatum...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献1件

  • <i>Pseudocercosporella capsellae </i>によるコマツナ白斑病(新称)

    栢森 美如, 堀田 治邦 北日本病害虫研究会報 2013 (64), 57-59, 2013

    ...<p>2011 年および2012 年に北海道札幌市のコマツナで,葉に白斑症状が認められた.病斑上には倒棍棒状で無色の分生子が形成され,分生子柄上の分生子分離痕は明確ではなかった.大きさは37~70×2~4μm で,1~3 の隔壁を有する.分離菌はPDA 培地上で黒褐色の菌叢を呈し,生育適温は25℃,菌叢生育は14 日間で直径7mm と非常に生育が遅い.罹病葉の乾燥粉末をコマツナ苗に接種したところ,26...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • 局所温熱療法で治療した左頬部に生じたスポロトリコーシス (固定型) の 1 例

    今 泰子, 木村 有太子, 竹内 かおり, 木下 綾子, 比留間 翠, 高森 建二, 佐野 文子, 比留間 政太郎, 須賀 康 西日本皮膚科 75 (5), 432-437, 2013

    ...スライド培養では,分生子はほぼ無色,円形ないし楕円形であり,菌糸側面から直接生じるものと,菌糸の分生子柄先端に着生し花弁状を呈するものの2 種類が認められた。また,分子生物学的には既知のリボゾーム RNA 遺伝子と相同性を有する塩基配列を ITS 領域に認めたため,本菌を <i>Sporothrix schenkii</i> と同定した。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献6件

  • マンゴー炭疽病菌の薬剤感受性および薬剤体系散布の防除効果

    澤岻 哲也, 田場 聡, 諸見里 善一 熱帯農業研究 6 (2), 81-88, 2013

    ...マンゴー炭疽病に有効な薬剤防除体系の確立を目的に,病原菌に対する登録薬剤の感受性および果実肥大期の薬剤散布による防除効果と薬害の有無を評価するとともに,数種薬剤を組み合わせた体系散布の防除効果について検討した.2種炭疽病菌<i>Colletotrichum gloeosporioides</i>および<i>C. acutatum</i>の分生子発芽および菌叢生育に対する5種登録薬剤の感受性を調べた結果...

    DOI 日本農学文献記事索引

  • Sydowia japonicaによるヒノキ花粉への感染機構

    廣岡 裕吏, 秋庭 満輝, 升屋 勇人, 市原 優, 高畑 義啓, 壽田 智久, 山本 茂弘, 矢田 豊, 窪野 高徳 日本森林学会大会発表データベース 124 (0), 673-, 2013

    ...我々は,スギ雄花に特異的に寄生する子嚢菌類,<i>Sydowia japonica</i>を用いたスギ花粉飛散抑制技術の開発を行っており,これまでの本菌を用いた接種試験の結果,80%以上のスギ花粉の飛散を抑制することに成功している.今回は,2011年11月から翌年3月まで,毎月ヒノキ雄花に<i>S. japonica</i>の分生子を接種すると同時に,接種区ごとの<i>S. japonica</i>...

    DOI

  • 日本産Colletotrichum属希少3種菌株の分子系統解析および形態学的再評価

    佐藤, 豊三, 森脇, 丈治, 埋橋, 志穂美, 出川, 洋介, 小野, 剛, 西村, 和子 Microbiology and culture collections : official publication of the Japan Society for Culture Collections(JSCC) : 日本微生物資源学会誌 28 (2), 121-134, 2012-12

    ...2011年神奈川県のマダケ上で採集されたC. hsienjenchangは,PDA培地上で棍棒形のポリフィアライド先端から細長い鎌形分生子を房状に形成し,大型で指状突起のある付着器を持つことが明らかになった。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • ニホンナシ'新高'の汚れ果症の発生抑制対策

    西本, 年伸, 山崎, 睦子, 日浦, 直之, 竹内, 繁治 高知県農業技術センター研究報告 = Bulletin of the Kochi Agricultural Research Center (21) 57-62, 2012-03

    ...の菌糸,分生子および培養ろ液やColletotrichum sp. の菌糸によって引き起こされた。また,滅菌した慣行小袋(新聞紙)を果皮に密着させ湿潤条件下に置くことでも発生した。3. 商品価値を著しく損なう汚れの強いスジ状タイブの汚れ果症の発生は,撥水性を高めた紙質に改良した果実袋を利用すると抑制できた。...

    日本農学文献記事索引

  • 急性骨髄性白血病の化学療法中に生じた播種性 <i>Fusarium</i> 感染症の 1 例

    工藤 朋子, 志賀 建夫, 高田 智也, 中島 英貴, 樽谷 勝仁, 佐野 栄紀 西日本皮膚科 74 (6), 623-626, 2012

    ...スライドカルチャーで,隔壁を持つ三日月型の大分生子を認め,播種性 <i>Fusarium</i> 感染症と診断した。ボリコナゾールの投与を開始し,皮疹は改善。投与 6 ヵ月後に,残存する皮下硬結を摘出し病理組織を確認したが,菌体成分は認めなかった。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献5件

  • 穀類の赤かび病菌の分類学,系統学およびトリコテセンカビ毒生産能

    青木 孝之, WARD Todd J., KISTLER H. Corby, O'DONNELL Kerry マイコトキシン 62 (2), 91-102, 2012

    ...基づいた多遺伝子座分子系統学は<i>F. graminearum</i>種複合体に含まれる異なった種群が,アジア,北米,南米,オーストラリア,アフリカに放散したことを示唆している.これらの系統群の生物地理学的構造は,アジアと北米での種の隔離の証拠と共に,<i>F. graminearum</i>種複合体における広範囲の異所的種分化と矛盾無く一致する.GCPSRを適用して得られた結果とは異なり,菌の分生子...

    DOI 日本農学文献記事索引 被引用文献5件 参考文献78件

  • 皮膚糸状菌のヒト角層での寄生形態の走査型電子顕微鏡観察

    山田 七子, 和久本 圭子, 山元 修 Medical Mycology Journal 53 (2), 117-121, 2012

    ...いられてきた.本稿では,走査型電顕や透過型電顕による研究で明らかになった皮膚糸状菌感染症の感染過程や病態について文献的に解説し,臨床病型によってはまだ十分な観察が行われていない角層内での菌糸の寄生形態について,われわれの走査型電顕観察法を紹介する.これまで感染初期に真菌要素が皮膚の表層へ接着し角層内へ侵入する過程を明らかにするために,さまざまな実験モデルが確立され報告されてきた.これらの研究では分節型分生子...

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献31件

  • <I>Aspergillus</I> <I>sydowii</I> による爪真菌症の1例

    山田 理子, 野口 博光, 榮 仁子, 杉田 隆, 比留間 翠, 比留間 政太郎 Medical Mycology Journal 53 (3), 205-209, 2012

    ...直接鏡検で隔壁がある太い菌糸と黒色の胞子を認め, サブローブドウ糖寒天培地25℃の巨大培養で中央赤褐色, 周囲は灰青緑色の集落, スライド培養で分生子頭に放射状に配列した分生子を認め, <I>Aspergillus</I> 属による爪真菌症が考えられた. 血算 ・ 生化学検査に異常はなかった....

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献30件

  • アゼガヤの生物的防除に有効な九州に土着する糸状菌の探索

    山口, 健一, 廣瀬, 真紀, 六信, 舞子 南九州大学研究報告. A, 自然科学編 (41) 31-35, 2011-04

    ...二段階培養法により得られた均質な分生子を用いて精密な接種実験を実施した結果,B. micropusがE. rostratumに比べてアゼガヤ葉に対する病原性が有意に高かった。また,この菌は,噴霧接種による検定の結果,イネやトウモロコシ,コムギ,ヒエなど他の植物に全く病原性を示さなかった。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • オクラ果実黒斑病の発生に及ぼす保存環境要因

    安達, 理恵, 竹内, 繁治, 宮﨑, 清宏, 森田, 泰彰 高知県農業技術センター研究報告 = Bulletin of the Kochi Agricultural Research Center (20) 19-25, 2011-03

    ...無O2高CO2(O2:0%、CO2:20%)条件下では病原菌の分生子発芽と菌糸伸長がともに抑制され、分生子懸濁液を噴霧したさく果に黒斑症状は発生しなかった。低O2高CO2(O2:2%、CO2:20%)条件下では、病原菌の分生子発芽は抑制されず、 菌糸伸長はやや抑制された。また、同条件下で分生子懸濁液を噴霧したさく果の黒斑症状は大気条件よりやや抑制された。...

    日本農学文献記事索引

  • 輸入検疫で発見されたサンダーソニア乾腐病 (新称)

    迫田, 琢也, 山﨑, 奈奈, 安部, 豊, 柳澤, 広宣, 小池, 真依 植物防疫所調査研究報告 (47) 41-47, 2011-03

    ...また、本菌は暗黒・20℃のSNA培地上で、気生分生子は紡錘~棍棒型で隔壁数0-3(-5)、大きさ11.3-40×2.5-5.5μm(1-3隔壁)及び鎌型、隔壁数3-5で脚胞のあるものとないものの両方があり、分生子座性分生子は先端が嘴状で中央はF. avenaceumに比べやや幅広く、緩く湾曲した鎌形で時にanguiform、隔壁数3-5で明瞭な脚胞を持ち、大きさ36.3-63×2.5-5μm(5隔壁...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • ヘテロタリック <I>Neosartorya</I> の 1 新種とその子のう胞子から発芽生育した集落のアナモルフの多様性

    松澤 哲宏, 矢口 貴志, 堀江 義一, 五ノ井 透, Paride Abliz, Galba Takaki 日本菌学会大会講演要旨集 55 (0), 50-50, 2011

    ...<I>A. fumisynnematus</I> は分生子束を形成する事を特徴として創設された種であるが,今回対峙培養をおこなった株の集落は綿毛状で,分生子束は形成しなかった.しかし,子のう胞子から発芽し生育した集落はビロード状,綿毛状,縄状,分生子束状の多様性を示した.これらの菌の MAT 遺伝型はブラジル産の <I>A. fumisynnematus</I> が MAT-1-1,<I>A. lentulus...

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  • ウリ類炭疽病菌<i>Colletotrichum orbiculare</i>の体細胞染色体と核型

    多賀 正節, 田中 薫, 久保 康之 日本菌学会大会講演要旨集 55 (0), 54-54, 2011

    ...におけるモデル種として重要である.本菌はゲノムサイズが約90 Mbであることが最近明らかになったが,染色体サイズが大きい(最小染色体で5~6 Mb)ためにパルスフィールドゲル電気泳動解析は難しく,核型情報は不明であった.そこで,本研究では104-T (MAFF240422,ゲノムプロジェクトの対象菌株)とGIS04-20の2菌株を供試して体細胞分裂中期染色体と細胞学的核型の解析を行った.染色体標本は発芽分生子...

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  • 東京都土壌由来<I>Simplicillium</I>属について

    野中 健一, 海渕 覚, 塩見 和朗, 供田 洋, 高橋 洋子, 大村 智, 増間 碌郎 日本菌学会大会講演要旨集 55 (0), 46-46, 2011

    ...<I>Prostrata</I> は5つの属へ再分類が行われた.当研究室の分離株を光学顕微鏡による形態観察およびITS領域の塩基配列に基づいて同定を試みた結果,18株を<I>Simplicillium</I> 属と同定した.18株の内,1株を<I>S. obclavatum</I> と同定し,残り17株は既知種とは分生子の形態が異なっていた.未記載種の可能性が高いと考えられる17株の内、2株(<I>...

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  • キトラ古墳および高松塚古墳から分離された針状体菌類のアイデンティ,炭酸カルシウム溶解能および生物劣化との関わり

    喜友名 朝彦, 安 光得, 木川 りか, 佐野 千絵, 三浦 定俊, 杉山 純多 日本菌学会大会講演要旨集 55 (0), 44-44, 2011

    ...多彩色の漆喰壁画で知られるキトラ古墳・高松塚古墳(奈良県明日香村,7c末~8c初頭築造)において,2004年から石室内外に発生する菌類相の調査が定期的に行われてきた.その調査の過程において,石材や漆喰片などの基質から堅固な針状体の菌類が検出,17株分離された.これらは単生で赤褐色の分生子柄の先端に多量のフィアロ型分生子を粘塊中に形成する点で特徴付けられ,形態的特徴から<I>Kendrickiella...

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  • <I>Brasiliomyces</I>属うどんこ病菌にみられる(亜)熱帯地域への新規適応戦略

    高松 進, Meeboon Jamjan, To-anun Chaiwat 日本菌学会大会講演要旨集 55 (0), 89-89, 2011

    ...<I>Brasiliomyces</I>属菌は閉子のう殻の殻壁細胞が1層のみから成り,顕微鏡下で閉子のう殻内部が透けて見える特異なうどんこ病菌である.しかも,1種を除き分生子の形成は認められない.分子系統解析の結果,<I>Brasiliomyces</I>属菌は祖先を共有しない二つのグループからなることが明らかになった.すなわち,殻壁細胞が1層のみから成るという共有形質は,進化の過程で少なくとも2回...

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  • ネクトリア科における分生子果の多様性とその進化

    廣岡 裕吏, Walker Donald, Rossman Amy, Samuels Gary, Chaverri Priscila 日本菌学会大会講演要旨集 55 (0), 95-95, 2011

    ...分生子果は,主に分生子殻・分生子層・分生子柄束・分生子子座に区分される.Saccardoはこの特徴を用い,不完全菌綱を4目に分類し,その後この体系を基に3綱が設立された.しかし,これら分生子果の形態は,宿主や環境によって不安定であることが確認され,徐々に消滅しつつある.ネクトリア科には,分生子殻・分生子柄束・分生子子座をもつ種が存在し,特に<I>Nectria</I>属は,この3つすべての分生子果を...

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  • ヒラタケおよびシイタケほだ木に発生したHypocrea sp.の 形態学的および分子生物学的研究

    金 昌宣, 白水 貴, 早乙女 梢, 中桐 昭, 前川 二太郎 日本菌学会大会講演要旨集 55 (0), 97-97, 2011

    ...しかし, 本種アナモルフは, 分生子形成細胞 (phialide) の縦横比, 厚壁胞子形成の有無および培地上での成長速度において, T. oblongisporum とは異なっていた. さらに, T. oblongisporum は30°C 以上において成長が認められたが, 本種はほとんど成長しなかった. これらの結果は, Hypocrea sp.が新種であることを示唆する....

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  • 青森県におけるリンゴ輪紋病の枝感染の時期と各種薬剤の防除効果

    赤平 知也, 山本 晋玄 北日本病害虫研究会報 2011 (62), 93-95, 2011

    ...<p>青森県におけるリンゴ輪紋病の枝感染によるいぼ皮病斑の感染生態および薬剤の防除効果について検討した.いぼ皮病斑からの分生子飛散は5 月下旬から10 月下旬までみられ,7 月中旬から8 月上旬が飛散の最盛期であった.新梢および1 年枝での感染は6 月上旬頃から8 月中旬頃まで続き,いぼ皮病斑の形成は7月が最も多くなった.品種「ふじ」の新梢を用いた防除試験において,有機銅水和剤およびキャプタン・有機銅水和剤...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • 特異的プライマーを用いたPCR解析によるサクラソウに寄生するクロボ菌の植物内での挙動の解明

    紙谷 幸子, 大澤 良, 柿嶌 眞 日本菌学会大会講演要旨集 55 (0), 101-101, 2011

    ...サクラソウ(<I>Primula sieboldii</I>)は日本各地に自生しているが,近年は自生個体数が減少し絶滅危惧種となっている.クロボ菌の一種である<I>Urocystis tranzscheliana</I>が感染したサクラソウでは,最初に,葯の柄の部分に白色の酵母状の分生子が多量に形成される.このため,感染株では花の形状に変化が見られるという報告もあり,花の形成が何らかの影響を受けていることも...

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  • ブルネイの森林土壌から分離されたアナモルフ菌(コウジカビ目)の1菌種

    鶴海 泰久, 上條 知昭, 鈴木 里江子, Mohammad Rozizan bin Mohd Maslin, Haji Saidin bin Salleh, 安藤 勝彦 日本菌学会大会講演要旨集 55 (0), 52-52, 2011

    ...<br> 2009年11~12月にブルネイの各地で土壌や落葉を採集し,おもに希釈平板法を用いて約400株の糸状菌を分離した.そのうち,ブルネイ林業研究所周辺の森林土壌から得られたBN09-F0121株は,麦芽抽出寒天などの各種培地上に褐色で長さ1.5-2 mmの目視可能な分生子構造を形成した.分生子構造は,直立する分生子柄とその先端で複雑に分枝した直径350-500μmの頭部で構成される.最初の分枝...

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  • <I>Distocercospora</I>属の分類学的位置づけと海流分散

    中島 千晴 日本菌学会大会講演要旨集 55 (0), 48-48, 2011

    ...であろうとされているが,完全世代が未だ見いだされておらず,分子系統上の位置づけは不明であることから最近の分類上位置づけも不明確である.そこで,<I>Distocercospora</I>属の分類学上の位置づけを明らかにすることを目的に基準種であるヤマノイモ属植物上の<I>D. pachyderma</I>とビロウ属植物上より見いだされた<I>D. livistonae</I>を材料とし,培地上での分生子...

    DOI

  • <I>Dinemasporium</I>属及びその関連属の分類学的再検討

    橋本 陽, 佐藤 玄樹, 松田 考広, 平山 和幸, 田中 和明 日本菌学会大会講演要旨集 55 (0), 47-47, 2011

    ...<I>Dinemasporium</I>属は単子葉植物を中心とした様々な枯死植物上に生じる分生子果不完全菌類であり,剛毛を有する子実体と,無色・単細胞で両端に1本の付属糸を持つ分生子によって特徴づけられる.本属に類似した属として<I>Diarimella</I>属と<I>Stauronema</I>属が知られているが,<I>Diarimella</I>属では分生子両端に複数本の付属糸を持つこと,また...

    DOI

  • イチゴ炭疽病の育苗培養土汚染による発生と薬剤防除効果

    岡山 健夫, 平山 喜彦 日本植物病理学会報 77 (2), 83-87, 2011

    ...育苗培養土としてピートモス,オガクズ,砂土および土壌を入れた鉢をイチゴ発病株に隣接して置き,頭上灌水で管理したところ,ピートモスやオガクズなどの鉢土表面から炭疽病菌が高率に検出され,これらの鉢土に子苗を植え付けると苗が発病した.発病株は葉や葉柄の黒斑症状は認められなかったが,いずれも萎凋症状を呈した.このことから,鉢土中の病原菌が伝染源となり,苗に発病を引き起こすことが示唆された.イチゴ炭疽病菌の分生子...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 参考文献9件

  • 二酸化塩素によるコウジカビの殺菌性

    野澤, 瑞佳, 和田, 早苗, 代田, 丈志 大日本蚕糸会研究報告 (58) 17-21, 2010-12

    ...この結果は,A. flavus 分生子の殺菌限界濃度が20~100ppmの範囲にあることを示唆しているが,二酸化塩素水溶液が強酸性を示す液体のため,分生子の殺菌作用が純粋に二酸化塩素によるものか,酸の強さによるものか,その両方の作用によるものか,今後詳細に検討する必要がある。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 露地キャベツのチョウ目害虫に対する3種の昆虫病原性糸状菌の混用散布による防除効果

    保積, 直史, 川村, 容子, 江波, 義成, 増田, 俊雄, 宮田, 將秀, 樋口, 俊男, 西東, 力 近畿中国四国農業研究 (17) 3-8, 2010-09

    ...1.分生子濃度が10(8)/mlの菌液を1週間間隔で散布することで主要なチョウ目害虫に対して実用的な防除効果が認められた。濃度10(7)/ml菌液の1週間間隔散布では、効果は不十分であった。2.散布間隔について検討したところ、濃度10(7)/ml菌液の2〜3日間隔散布ならびに10(8)/ml菌液の2週間間隔散布では、10(8)/ml菌液の1週間間隔散布に比べて防除効果はやや劣った。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • Aspergillus oryzaeのコロニー径の簡易予測に関する基礎的研究

    小出 章二, 福士 祥代, 曹 薇, 八十川 大輔 農業生産技術管理学会誌 16 (4), 131-136, 2010-03-31

    ...本研究ではA.oryzaeをモデルカビとし,その分生子をPotato Dextrose Agar(PDA)固形培地上に接種した後,種々の温度条件下で培養しコロニー径の経時変化を直線モデルで近似するとともに,その係数となる増殖速度と発芽完了時間の温度依存性について検討した.また,A.oryzaeを温度変化を伴う条件のもと培養したところ,コロニー径の予測値は測定値を良く表現出来た....

    DOI 参考文献19件

  • ナシ炭疽病の発生と防除対策

    金子, 洋平, 鈴木, 健, 竹内, 妙子 千葉県農林総合研究センター研究報告 = Annual research bulletin of the Chiba Prefectural Agriculture and Forestry Research Center (2) 7-16, 2010-03

    ...2.本病の分生子を接種したところ,「豊水」及び「なつしずく」で激しく発病し,「長十郎」,「新高」及び「二十世紀」も発病したが,「あきづき」,「平塚16号」,「幸水」,「新興」,「なつひかり」及び「若光」では発病しなかった。3.千葉県内から採取したナシ炭疽病菌においてベノミル耐性菌の存在を確認した。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 輸入検疫で発見されたツワブキ斑点病(新称)

    迫田, 琢也, 月星, 隆雄, 柳澤, 広宣, 岡部, 郁子 植物防疫所調査研究報告 (46) 73-78, 2010-03

    ...本菌の分生子は単生あるいは2-3連鎖し、黄褐色~褐色、倒洋梨形~倒棍棒形で、横隔壁部がくびれる。本体部は50-132.5×17.5-37.5μm、横隔壁数3-9、縦隔壁数0-6、嘴部は最長62μm、幅5-16.3μmである。形態的特徴から本菌をA. cinerariae Hori and Enjojiと同定した。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • クチクラ層合成因子における変異がうどんこ病菌感染応答に果たす多層的役割

    稲田 のりこ, Savory Elizabeth Ann 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2010 (0), 0701-0701, 2010

    ...しかし一方、成熟葉を用いた後期感染過程の観察結果から、<i>wax2/yre/flp1</i>では分生子柄形成が著しく遅延していることがわかり、WAX2/YRE/FLP1因子はうどんこ病菌の初期感染過程(発芽・侵入)においては抑制的に、後期感染過程(成長・増殖)においては促進的に働くことが示された。...

    DOI

  • チンチラからヒトへ感染したと考えられる体部白癬の1例

    高田 香織, 飯塚 香織, 澤本 学, 熊本 貴之, 磯貝 理恵子, 山田 秀和 皮膚の科学 9 (6), 541-544, 2010

    ...スライド培養では円形の小分生子があり,ぶどう状を呈していた。また,らせん器官も認めたため分離菌を Trichophyton mentagrophytes と同定した。PCR 法では Arthroderma vanbreuseghemii と同定された。チンチラも動物病院を受診し,鏡検にて白癬と診断された。治療はテルビナフィン外用にて皮疹の軽快を認めた。...

    DOI 医中誌

  • 群馬県におけるレタス根腐病の発生

    三木 静恵, 桑原 克也, 大堀 智也, 池田 健太郎, 酒井 宏 関東東山病害虫研究会報 2010 (57), 11-13, 2010

    ...2圃場から分離された菌株は,いずれも小型分生子が単胞で短い単一フィアライドに擬頭状に形成された。大型分生子は鎌形~新月形で1~5隔壁,多くは3隔壁のものが観察された。分離菌株の生育適温は28~30℃であった。これらの特徴から分離菌株を<i>F. oxysporum</i>と同定した。...

    DOI Web Site 参考文献9件

  • イチゴ小葉を用いたイチゴ炭疽病菌の簡易病原性判定法

    鈴木 健, 田中 千華, 吉田 菜々子, 植松 清次 関東東山病害虫研究会報 2010 (57), 31-34, 2010

    ...イチゴ小葉にイチゴ炭疽病菌を接種し,病斑形成の有無から炭疽病菌の病原性を判定する方法の開発のために,分生子の接種による葉位別の発病程度と接種源滴下後の風乾処理による病斑形成促進効果を検討した。病原菌を接種したイチゴ小葉の反応は,葉位の違いが大きく影響した。若い葉を使用した場合は弱病原性菌にも反応し,古葉を使用した場合は葉の黄化や黒変腐敗が激しく検査が困難であった。...

    DOI Web Site 参考文献10件

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