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検索結果 181 件

  • 1 / 1

  • 平成28年熊本地震における手術症例の検討

    堀 耕太, 林田 和之, 原口 英里奈, 寺住 恵子, 桑原 謙, 奥本 克己 日本災害医学会雑誌 27 (1), 42-47, 2022-01-28

    ...【方法】前震発生から外来制限を行っていた期間のうち、手術が必要であった46例を対象とした。【結果/考察】3件は転院となったが43件は当院で手術を行った。そのうち整形外科の症例が半分以上を占め、ほとんどが震災関連の外傷であった。発災初期は頭部・体幹部外傷も増えると予想していたが、四肢外傷以外の震災関連手術はなかった。...

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  • プレート境界地震発生の再現模型の作成とその意義

    小泉 奈緒子, 松野 茂富 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 143-, 2022

    ...また、圧縮時に上方に撓む程度にボードの厚みを調整することで,プレート上の引張場を再現した.海洋プレートには障子紙を使い,ベルトコンベア様で稼働させることによってプレートの沈み込みとその繰り返しを再現した.両プレートにはマジックテープを貼付してアスペリティとし,不規則な地震発生間隔や規模の違い、前震や余震などを表現した.また,大陸プレートの「陸上」に相当する部分には建物の模型を設置し,小学生など年少の...

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  • エネルギーの釣合いに基づく中低層鉄骨造建物の地震後の簡易被災度判定法

    橋本 拓磨, 田村 正, 古島 優希, 森 重信, 村木 泰輔, 太田 和也, 今村 晃, 榎本 勝則, 森川 武洋 日本地震工学会論文集 22 (4), 4_39-4_55, 2022

    ...<p>中低層鉄骨構造を対象に,エネルギーの釣合いに基づき地震後の簡易被災度判定法を提案し,その実用性の見通しを得た.前震,本震および余震を考慮した総エネルギー入力は,累積エネルギースペクトルを用いて算定した.設計用地震動を入力とした時刻歴応答解析の結果と本判定法の結果を比較した.階数,地震動の違いに大きな影響を受けず,両者は概ね整合した.熊本地震の観測波形を用いて,地震の発生順序および位相の違いによる...

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献2件

  • 大型振動台実験による石垣補強技術の耐震性評価

    橋本 隆雄, 中澤 博志, 池本  敏和, 宮島 昌克, Hashimoto Takao, Nakazawa Hiroshi, Ikemoto Toshikazu, Miyajima Masakatsu 土木学会論文集A1(構造・地震工学) = Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. A1 (Structural Engineering & Earthquake Engineering (SE/EE)) 77 (3), 405-417, 2021-11-20

    金沢大学理工研究域地球社会基盤学系

    DOI 機関リポジトリ

  • <実践報告> 災害時における車中泊避難の現状と課題 ―感染症拡大状況下の避難事例から―

    山本, 克彦, 山﨑, 水紀夫, YAMAMOTO, Katsuhiko, YAMASAKI, Mikio 日本福祉大学社会福祉論集 (145) 69-82, 2021-09-30

    ...たとえば 2016(平成 28)年の熊本地震では前震・本震という 2 度の大きな揺れによって,被災地住民は建物内で過ごすことへの不安が大きく,車中泊避難や軒先避難,青空避難といった多様な避難形態を選択していた.一方,車中泊避難については新潟県中越地震(2004 年)の際,エコノミークラス症候群による死者が出た事例もあり,それ以降も被災者の健康上のリスクから車中泊について語られることが多くなった.  ...

    機関リポジトリ Web Site 医中誌

  • 熊本地震において空気弁が破損に至る空気弁内圧力の推定

    白濵 富久男, 井原 和彦, 藤澤 豊, 田中 良和, 有吉 充 農業農村工学会誌 89 (10), 759-763,a1, 2021

    ...そこで,本研究では,案内破損原因を検討するため,案内の破損強度を調査するとともに,現地規模(管体の呼び径1,350mm)を想定した熊本地震の前震レベル以上の地震動に対する数理モデルを用いた解析を実施し,荷重負荷試験の破壊荷重と同等の圧力上昇が空気弁内で発生することを検証した。</p>...

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  • 平成28年熊本地震における地域建設事業者の応急復旧対応と震度との関連分析

    仲村 成貴, 柳原 純夫, 後藤 洋三, 柿本 竜治 土木学会論文集F6(安全問題) 77 (2), I_65-I_73, 2021

    ...する知見を得ることを目的として,地域建設事業者を対象とした熊本地震後の応急復旧対応に関するアンケート調査結果を活用した.アンケートには被害や地震動が比較的大きくなかった地域に所在する建設事業者からの回答も得られている.アンケート記録に統計的手法を適用して建設事業者が立地する地域の震度と応急復旧対応との関連を抽出した.人員のひっ迫,情報の錯綜,自主判断での作業などが建設事業者の立地や,所在地における前震...

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 大型振動台実験による石垣補強技術の耐震性評価

    橋本 隆雄, 中澤 博志, 池本 敏和, 宮島 昌克 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 77 (3), 405-417, 2021

    ...<p> 2016年熊本地震はM<sub>j</sub>6.5の前震及びM<sub>j</sub>7.3の本震により熊本県全域に大きな被害をもたらした.特に,熊本城では,石垣全体の30%が崩壊や孕みの被害が生じた.東日本大震災,熊本地震を契機として,城郭石垣の耐震性能の向上が期待できる補強工法の検討が望まれるが,城郭石垣の既往事例でも耐震補強対策の効果を明確にして適用したものは見当たらない.そこで,茨城県...

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献8件

  • 上高地群発地震の活動推移と断層系―1998年と2020年の比較―

    津金 達郎 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 298-, 2021

    ...</p><p>■活動推移の比較■</p><p> [1998年/2020年]群発地震を発生から1年間の期間で比較する.両群発地震の地震数の時間推移は,前震・本震・余震型が重なり合うような形で,多数の断層活動が示唆される.総観測回数は設定範囲(30km以浅)で[6900/42014]回に及ぶ.極微小な地震を除いたM1以上の回数は[3721/6824]回となる.最大Mは[5.6/5.5]であるが,総地震エネルギー...

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  • 熊本地震の経験から学んだ利用者支援

    土屋 さおり 日本重症心身障害学会誌 45 (1), 47-49, 2020

    ...3.福祉避難 前震後の入院2名以外に震源地に近い場所に居住の利用者、自宅の被災で電源確保が難しい人工呼吸器使用者を、自主避難として優先的に5名受け入れた。それ以外は福祉避難での受け入れや同法人施設での受け入れを依頼した。...

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  • 平成28年熊本地震3年半経過時点における住民の防災対策状況

    竹内 裕希子, 大瀬良 俊二, 鈴木 康弘, 奈良 由美子, 須貝 俊彦, 山口 勝 日本地理学会発表要旨集 2020s (0), 299-, 2020

    ...<p>平成28年熊本地震は,布田川断層帯と日奈久断層帯の活断層活動に起因する地震で,2016年4月14日21時26分に震度7の前震が発生し,わずか28時間後の4月16日1時25分に震度7の本震が発生した。...

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  • 熊本地震に遭遇して

    岩﨑 智枝子 日本重症心身障害学会誌 45 (1), 43-45, 2020

    ...平成28年4月14日午後9時半に、前震と言われた震度7の強震に続き、翌16日午前1時半には、本震とされる震度7以上の激震に見舞われた。熊本県にこんな大きな地震が襲来するとは誰も予想していなかった。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 災害復興と予防理学療法学

    金澤 浩 理学療法学Supplement 47S1 (0), J-6-J-6, 2020

    ...この前震では家具や食器類が壊れて散乱したが,建物には大きなダメージは無いようだった。地震発生と同時に電気,水道,ガスは止まってしまったが,翌15日(金)には事業所や自宅の片付けなどをして,月曜日からは業務が行えると思っていた。16日午前1時25分。本震とされる二度目の震度7の揺れが襲った。この時ばかりは身の危険を感じた。夜明けとともに,一変した日常を目の当たりにして息をのんだ。...

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  • 複数の地震における航空写真を用いた深層学習による建物被害判別モデルの開発

    内藤 昌平, 友澤 弘充, 森 悠史, 門馬 直一, 中村 洋光, 藤原 広行 日本地震工学会論文集 20 (7), 7_177-7_216, 2020

    ...<p>地震発生直後に被害状況を把握することにより災害対応を迅速化することを目的として,複数の地震における航空写真を用いて深層学習により木造建物の被災程度を自動判別するモデルを開発した.まず,兵庫県南部地震,東北地方太平洋沖地震,熊本地震前震・本震,北海道胆振東部地震の各地震直後に撮影された,撮影条件の異なる6種類の垂直航空写真を用いて,目視判読により建物の被災度を4段階に分類したデータを作成した.続...

    DOI Web Site 参考文献9件

  • ステンレス製パネルタンクの流体と構造を連成しての時刻歴応答解析

    竹本 純平, 小野 泰介, 平野 廣和, 佐藤 尚次 土木学会論文集A2(応用力学) 76 (2), I_153-I_162, 2020

    ...時刻歴応答解析を行うものである.ここでの解析は,汎用有限要素解析ソフトウェアである </tt>ADINA <tt>を用いる.時刻歴応答解析を行うに際し,まず固有振動数解析を行い,対象のタンクの固有振動数を推定する.その後,水を入れた状態における静的解析を実施する.さらに時刻歴応答解析を実施し,</tt>SUS <tt>タンクの固有振動数解析より算出した振動数での正弦波加速度での加振を行う.最後に,熊本地震(前震...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献1件

  • 平成28年熊本地震において現れた液状化の帯と地盤特性

    村上 哲, 平田 涼太郎, 坂本 龍太郎, 野見山 陽, 三輪 滋 第四紀研究 58 (2), 101-108, 2019-04-01

    ...<p>平成28年熊本地震では熊本県内11市町村で液状化が確認された.特に熊本平野においては広範囲で液状化が生じた.今回の地震では前震と本震が短期間で発生した結果,大きな地震外力が複数回作用し大規模な液状化を引き起こした.また,白川から派生するように延びる帯状の液状化地帯も特徴的であった.噴砂の多くは火山灰質砂であり,この特徴的な土質の影響が液状化被害を甚大化した可能性も指摘できる.</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献3件

  • 2016年熊本地震による近見~川尻地区における液状化被害と建物及び基礎構造と沈下・傾斜の関係

    橋本 隆雄 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 75 (4), I_736-I_753, 2019

    ...<p> 2016年熊本地震では,2016年4月14日の前震と16日の本震によって,熊本市内で地盤の液状化による建物・宅地・道路・ライフラインの被害が発生した.熊本市では,約2,900宅地において液状化による建物の沈下・傾斜等の甚大な被害を生じた.特に近見地区~川尻地区では,前震及び本震で液状化の帯といわれるように線状に建物が著しく沈下・傾斜した....

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 平成28年(2016年)熊本地震における避難所・避難者データの収集・集約・地図化の状況と課題

    佐藤 良太, 佐野 浩彬, 鈴木 比奈子, 池田 真幸, 高橋 拓也, 田口 仁, 花島 誠人, 臼田 裕一郎 災害情報 17 (2), 169-177, 2019

    ...<p>2016年4月14日21時26分に発生した前震(Mw6.5)、16日1時25分に発生した本震(Mw7.3)に代表される平成28年熊本地震は、熊本県をはじめとする九州地方に甚大な被害をもたらした。この災害に対して、筆者らは、各種災害情報をGISデータとして集約し、災害対応機関のニーズに応じた地図情報の提供を行う情報共有支援を実施した。...

    DOI Web Site

  • 熊本地震に遭遇して

    岩﨑 智枝子 日本重症心身障害学会誌 44 (2), 313-313, 2019

    ...平成28年4月14日午後9時半に、前震と言われた震度7の強震に続き、翌16日午前1時半には、本震とされる震度7以上の激震に見舞われました。熊本県にこんな大きな地震が襲来するとは誰も予想していませんでした。...

    DOI 医中誌

  • 熊本地震における航空写真を用いた画像解析手法による建物被害抽出

    内藤 昌平, 門馬 直一, 山田 哲也, 下村 博之, 望月 貫一郎, 本田 禎人, 中村 洋光, 藤原 広行, 庄司 学 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 75 (4), I_218-I_237, 2019

    ...<p> 熊本地震の前震直後,および本震直後に取得された航空写真を用いてDSM差分解析,テクスチャ解析,ブルーシート抽出の各画像解析手法を用いた被害抽出を,益城町及びその周辺地域における15,000棟以上を対象として行った.また,それぞれの解析結果について航空写真の目視判読により4段階に分類した被害区分との比較を行い,分類精度の検証を行った.結果,DSM差分解析およびテクスチャ解析は倒壊建物の検出に優...

    DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか1件 被引用文献4件 参考文献4件

  • 複数回地震の影響を考慮した構造物の残存耐力評価法の提案

    西村 隆義, 坂井 公俊, 室野 剛隆 日本地震工学会論文集 19 (6), 6_202-6_213, 2019

    ...<p>大規模地震の発生に伴う土木構造物の性能を考える場合, 本震を対象とした評価だけではなく, 前震や余震も含めて議論を行うことが望ましい.しかし, 現在の設計体系において複数回地震の影響を陽な形で取り入れている事例はみられない.そこで本検討では, 複数の地震動を考慮した場合の構造物が有する耐震性能の簡易な評価手法として耐震性能残存率という概念を提案するとともに, 過去の地震動記録に基づいた解析により...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 地震の高域遮断周波数<i>f<sub>max</sub></i>の生成要因に関する基礎的検討(その2)

    小林 源裕, 儘田 豊 日本地震工学会論文集 19 (4), 4_100-4_121, 2019

    ...<p>震源スペクトルの高周波数帯域におけるスペクトル特性を詳細に把握するため,硬質岩盤サイトの鳥取県西伯郡(花崗岩地域)の1000m鉛直アレー観測点において,2016年鳥取県中部の地震の前震(Mj4.2),本震(Mj6.6)及び最大余震(Mj5.0)の3地震,並びに2000年鳥取県西部地震の余震(Mj2.5~3.0)の4地震の合計7地震を対象に,それぞれ深度100m(S波速度2.6km/s),深度300m...

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  • シミュレーション解析に基づくSRC造建物の1次,2次振動特性の評価

    杉野 文哉, 中村 尚弘 理論応用力学講演会 講演論文集 65 (0), 11-, 2019

    ...</p><p>本報では, 8 階SRC 造建物と32 階SRC 造建物を対象に, 東北地方太平洋沖地震(以下, 3.11 地震) とその前震(以下, 3.9 地震)について地震応答解析を行う。観測記録と解析結果を対比することで,応答解析の精度の精度について評価するとともに,解析結果に基づいて, 建物応答における1 次, 2 次振動特性について検討した。</p>...

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  • 平成28年熊本地震において熊本赤十字病院を受診した皮膚科関連患者の検討

    大塚 紗希, 吉野 雄一郎, 谷川 広紀, 奥本 克己 日本皮膚科学会雑誌 128 (6), 1319-1326, 2018-05-20

    ...<p>平成28年4月に発生した熊本地震において,当院は震源地に最も近い基幹災害拠点病院として発災直後から救急患者の受け入れを行った.4月14日前震発災時から4月16日本震発災後までで当院を受診した全1,455名のうち,皮膚科関連患者393名について検討した.さらに4月14日発災時から,一定の避難所集約が行われた5月5日までの期間において熱傷群についてまとめ,当院における過去3年の熱傷患者の統計と比較...

    DOI Web Site 医中誌

  • 平成28年(2016年)熊本地震によって生じた山腹崩壊

    黒川 潮 水利科学 61 (6), 18-33, 2018-02-01

    ...<p>平成28年(2016年)熊本地震においては,4月14日21時26分に発生したマグニチュード6.5の地震(前震)に続いて,4月16日1時25分にマグニチュード 7.3の地震(本震)が発生し,ともに最大震度7を記録した。一連の地震活動 により50名の方が犠牲となり,林業関係でも約440億円の被害が発生した。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • 地震の高域遮断周波数<i>f<sub>max</sub></i>の生成要因に関する基礎的検討

    小林 源裕, 儘田 豊 日本地震工学会論文集 18 (4), 4_1-4_24, 2018

    ...深部地震動観測として地表地震計及び二連式孔中地震計による鉛直アレー観測を行い,深度0 m(S波速度0.2 km/s)の表層地盤,深度300 m(S波速度2.8 km/s)及び深度1000 m(S波速度3.2 km/s)の地震基盤における観測地震動を取得した.1000 m鉛直アレー観測記録及び複数のKiK-net観測記録を用いてサイト特性及び伝播経路特性を詳細に評価し,震源特性として2016年鳥取県中部の地震の前震...

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 平成28年熊本地震における御船IC大速度記録の原因分析

    豊増 明希, 後藤 浩之, 澤田 純男, 高橋 良和 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 74 (4), I_294-I_301, 2018

    ...平成28年(2016年)熊本地震前震および本震において,九州自動車道御船ICでは周辺に比べて大きな地動速度が観測された.本研究では御船ICにおいて大きな地動速度が観測された原因を分析することを目的とし,常時微動観測による地盤構造の調査と,御船ICにおける熊本地震の前震および本震記録の再現解析を行った.常時微動観測の結果,御船ICにおいて推定される地盤構造が周辺観測点と異なることが確認された.推定された...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献6件

  • 種々な地震波形を用いた繰返しねじりせん断試験による液状化強度特性の影響評価

    石川 敬祐, 安田 進 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 74 (4), I_188-I_197, 2018

    ...本研究は,K-NETで観測された種々な地震波形を用いた繰返しねじりせん断試験を行ない,波形形状や継続時間が液状化強度やその特性に及ぼす影響を一般的な正弦波による試験結果と比較検討したものである.地震波形には,海溝型地震動として東日本大震災の浦安と原町,内陸直下型地震動として2016年熊本地震の益城の前震と本震である.試験結果より,地震波荷重の不規則性に関する補正係数<i>C</i><sub>2</sub...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 航空写真目視判読にもとづく2016年熊本地震による建物被害調査

    内藤 昌平, 門馬 直一, 中村 洋光, 藤原 広行, 下村 博之, 山田 哲也 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 74 (4), I_464-I_480, 2018

    ...の4月15日に取得された航空写真の目視判読により建物被害を把握し,前震のみの影響による建物被害率と地震動強さとの関係について検討した....

    DOI Web Site 被引用文献4件 参考文献2件

  • 2016年熊本地震の発生過程について

    飯尾, 能久 京都大学防災研究所年報. A 60 (A), 158-163, 2017-09

    The 2016 Kumamoto earthquake is a large intraplate earthquake that broke major active faults. The central Kyushu district was evaluated as the region of a high earthquake occurrence potential. After …

    HANDLE

  • 震災時の医薬品供給と熊本地震での血友病患者対応から日常診療を振り返る~今後の課題と対応~

    田上 直美, 齋藤 秀之 日本血栓止血学会誌 28 (6), 692-701, 2017

    ...<p><b>要約:</b> 熊本地震での医薬品等の流通・供給は,関係各所の尽力と全国からの支援により概ね円滑であった.血液凝固因子製剤の供給にも問題はなかった.被災地への医薬品供給は,需給のアンバランスや適切なタイミングで供給されなかった過去の経験から,熊本県薬災害対策本部が設置され,その統括のもとで前震直後より主として被災地需要に応じた供給体制がとられた.現地では,刻一刻と変化する被災地ニーズに応...

    DOI Web Site 医中誌

  • 2016 年熊本地震後の肺血栓塞栓症例について

    前原 潤一 日本血栓止血学会誌 28 (6), 675-682, 2017

    ...<p><b>要約:</b> 2016 年4 月14 日午後9 時26 分の前震と28 時間後の16 日午前1 時25 分の本震は,共に震度7 の激震となり熊本県中北部を襲い,甚大な被害を与えた.通称・熊本双子地震である.震度6 弱以上が計7 回,余震は15日間で2,959 回を数え,被災状況は,死者225 人(震災関連死を含む),重軽傷者2,682 人.住家被害は約19 万棟,最大避難者数18.4...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献16件

  • KiK-net益城における2016年熊本地震の記録に基づく表層地盤の非線形増幅特性

    栗田 哲史 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 73 (4), I_74-I_82, 2017

    ...2016年熊本地震では,活断層沿いの幾つかの市街地が非常に激しい揺れに見舞われた.そのような激震地の1つである益城町では,KiK-net益城(KMMH16)地点の鉛直アレイ地震観測システムによって,前震および本震など複数の強震記録が得られている.前震の発生以前に得られている弱震動記録との対比により,前震および本震の際に表層地盤で非線形性を生じていることが明らかとなった.即ち,非線形増幅特性の特徴である...

    DOI Web Site 被引用文献2件

  • 常時微動計測および臨時地震観測に基づく2016年熊本地震の前震・本震における御船町営中原団地での強震動の評価

    秦 吉弥, 山内 政輝, 釜井 俊孝, 王 功輝 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 73 (4), I_981-I_987, 2017

    ...2016年熊本地震の地震動の作用により,御船町営中原団地では,造成宅地の地すべりを伴う深刻な被害が発生した.本稿では,2016年熊本地震の前震時ならびに本震時に,中原団地に作用した地震動を推定した結果について報告する.具体的には,まず,中原団地とその周辺の既存強震観測点において常時微動計測を実施し,地盤震動特性に関する基礎的な検討を行った.次に,中原団地において臨時地震観測を実施し,得られた記録に基...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 2016年熊本地震最大前震 (Mj6.5) のKiK-net益城観測点における大加速度振幅の要因分析及び基盤地震動の推定

    小林 源裕, 儘田 豊, 呉 長江 日本地震工学会論文集 17 (4), 4_101-4_139, 2017

    ...<p>2016年熊本地震の最大前震 (気象庁マグニチュード (Mj) 6.5) により1Gを超える大加速度を記録した基盤強震観測網 (KiK-net) 益城観測点における強震動の要因解明に資するため,鉛直アレー観測記録を用いた地盤同定解析及び一次元波動伝播解析に基づき強震記録を詳細に分析した.あわせて,強震記録のはぎ取り解析に基づき最大前震の地震基盤相当 (S波速度2700m/s) における基盤地震動...

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 強震動予測のための高域遮断フィルターに関する研究(その3)

    鶴来 雅人, 田中 礼司, 香川 敬生, 入倉 孝次郎 日本地震工学会論文集 17 (5), 5_109-5_132, 2017

    ...るには,この帯域における地震動特性を明らかにする必要がある.著者らはこれまで1995年兵庫県南部地震や2005年福岡県西方沖地震などを対象に,高周波数帯域におけるスペクトル低減特性を検討してきた.本論文ではこれに引き続き,近年国内で発生した 6 個の地殻内大地震(2003年宮城県北部地震,2008年岩手・宮城内陸地震,2011年福島県浜通りの地震,2011年静岡県東部の地震,2016年熊本地震最大前震...

    DOI Web Site 参考文献7件

  • 2016年熊本地震によって通潤橋に作用した地震動の評価

    秦 吉弥, 葛西 昭, 矢部 正明, 一井 康二 日本地震工学会論文集 17 (5), 5_139-5_143, 2017

    ...では,上益城郡山都町にある通潤橋において石管からの漏水や壁石のはらみ出しなどの深刻な被害が発生した.この被害に関する詳細な検討を行う上で,当該地点に作用した地震動を明らかにすることが必要である.そこで,本研究では,通潤橋において常時微動計測ならびに余震観測を実施し,得られた記録についてフーリエ振幅・位相特性に着目した解析を行った.その結果,通潤橋から北西へ約1.0km離れたK-NET矢部で得られた前震...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 2016年熊本地震で益城町に現れた震災の島とその生成要因の考察

    山田 真澄 日本地震工学会論文集 17 (5), 5_38-5_47, 2017

    ...<p>本研究では,2016年熊本地震における益城町の秋津川沿いの倒壊建物の分布を調査した.熊本地震では,Mj6.5の前震とMj7.3の本震が28時間差で発生しており,空中写真を利用して被害の分離を試みた.前震による被害の空間分布は,本震による被害の空間分布と類似しており,倒壊建物の多い地域と少ない地域ははっきりと分かれていて,島のように被害の集中している地域が分布している.益城町中心部に現れた地表断層...

    DOI HANDLE Web Site 参考文献3件

  • 熊本地震における自治体の災害対応に関する研究

    坪井 塑太郎 日本地理学会発表要旨集 2017a (0), 100137-, 2017

    ...<br><br>Ⅱ.西原村における被害の概要と避難者状況 <br> 西原村は,県央の阿蘇外輪山の西側に位置し,隣接する益城町との境界に阿蘇くまもと空港が立地する.村内を流れる布田川沿いの断層直上に立地していたことから,前震で震度6弱(M 6.5)を,本震で震度7(M 7.3)を記録し,人的被害では死者5名,負傷者56名を,建物被害では,村内住家2,408棟のうち,半数を超える56.5%が半壊以上となるなど...

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  • 2016年熊本地震による橋梁被害と前震後の調査を踏まえた被害メカニズム推定

    高橋 良和 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 73 (4), I_225-I_235, 2017

    ...被害を検討することが望ましいが,前震直後の被害情報が極めて少なく,この重要な情報の欠落が,被災メカニズムの推定を困難とさせている.本論は熊本地震による橋梁被害を整理するとともに,前震直後にも被害調査を行った木山川橋を対象に,本震前後での被害の変化に基づく被害メカニズムを推定するものである....

    DOI HANDLE Web Site 被引用文献5件 参考文献2件

  • 平成28年熊本地震における医療機関の事業継続の実態と課題

    湯浅 恭史, 中野 晋, 小山 昌宏 土木学会論文集F6(安全問題) 73 (2), I_207-I_212, 2017

    ...大規模災害発生時には,医療機関では通常の入院診療等に加えて,災害医療への対応も求められることとなる.災害時の限られた資源でも事業を継続する必要があることから,事業継続計画(BCP)への取り組みが求められてきている.本研究では,平成28年熊本地震の被災事例から医療機関BCPに必要な要素と課題を抽出する.平成28年熊本地震では前震,本震の2度の大きな揺れと断続的に続く余震により,多くの病院で深刻な被害が...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 平成28年 (2016年) 熊本地震による液状化発生の特性

    若松 加寿江, 先名 重樹, 小澤 京子 日本地震工学会論文集 17 (4), 4_81-4_100, 2017

    ...<p>本論文は,2016年4月14日の熊本地震の前震と4月16日の本震による液状化発生地点の分布と被害状況を示すと共に,液状化の発生と地震マグニチュード,地震動強さ,微地形区分,土地条件との関係について検討している.液状化の発生は,熊本県下の18市町村に及び,熊本平野と阿蘇カルデラ内の低地に集中していた.本震の震央から最も遠い液状化地点の震央距離42.6kmであり,過去の地震における液状化と比較して...

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  • 熊本地震における当院の災害ボランティア活動について

    大塚 庸平, 陣上 修一, 山口 久志, 川本 彩果, 吉田 充晴, 絹原 寛士 理学療法学Supplement 2016 (0), 1414-, 2017

    ...<p>【はじめに,目的】平成28年4月14日の前震と16日の本震により発生した熊本地震は震度7を2回観測し,未曾有の被害をもたらした。平成28年10月19日時点での死者数は関連死を含み126名,重軽傷者数2,346名。家屋の被害は全壊8,146棟,半壊29,009棟,一部損壊129,412棟。...

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  • 熊本地震におけるJRAT(大規模災害リハビリテーション支援関連団体協議会)活動報告

    佐藤 亮, 三宮 克彦, 河野 将光 理学療法学Supplement 2016 (0), 1301-, 2017

    ...<p>【はじめに・目的】</p><p></p><p>H28年4月14日を前震とした熊本地震にてJRATは実質的初の大規模災害支援活動を約3ヶ月行った。15日に益城町の現地調査を行い,県内チーム中心で対応可能と判断したが16日よもやの本震。東京本部,県外チームを加えた延べ約2900名での活動を余儀なくされた。...

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  • 熊本地震からの一考

    田畑 伸治, 立野 伸一, 池嵜 寛人 理学療法学Supplement 2016 (0), 1779-, 2017

    ...</p><p></p><p>【方法】</p><p></p><p>前震となった平成28年4月14日を基準とし,翌4月15日以降入院となった患者を対象に,理学療法処方件数と平均在院日数を疾患別リハビリテーション料の項目別に調査した。調査期間は4月15日~21日の1週,4月15日~5月14日の1ヶ月,4月15日~6月14日の2ヶ月に分類した。...

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  • 熊本地震における災害廃棄物処理の現状について

    小林 頼正, 小西 英夫, 廣畑 昌章, 馬場 一也 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 28 (0), 161-, 2017

    ...<br><br>平成28年4月14日(前震)及び同月16日(本震)の極めて短期間のうちに、立て続けに熊本を襲った最大震度7の平成28年熊本地震により、約289万トンの多量な災害廃棄物が発生すると推計される(平成29年6月策定「熊本県災害廃棄物処理実行計画~第2版~」)。...

    DOI 被引用文献1件

  • 熊本地震に伴う阿蘇地方への道路網及び公共交通における影響について

    能津 和雄 日本地理学会発表要旨集 2017s (0), 100302-, 2017

    ...1.はじめに<br> 2016年4月14日の前震、16日の本震の2度にわたって震度7を記録した熊本地震は、4200回以上にわたって発生が続いてきた。地震の被害は建物だけでなく交通網にも広がっており、その結果直接被害を受けなかった地域まで深刻な影響を及ぼしている。...

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  • 熊本地震からの復興とボランティア支援

    髙木 亨 日本地理学会発表要旨集 2017s (0), 100220-, 2017

    ...平成28年(2016年)熊本地震では、前震・本震で震度7を記録、震度1以上の余震も4,000回を超えるなど、これまでの地震災害とは異なる状況を示している。被害の範囲も、震源地の益城町を中心に、熊本市、西原村、南阿蘇村、阿蘇市に加え、大分県側にまで及ぶ広範囲なものとなった。そのうち益城町は9割の建物が何らかの損壊を受ける甚大な被害となった。...

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  • 平成28年熊本地震の概要と山地災害の発生状況

    黒川 潮 日本森林学会大会発表データベース 128 (0), 715-, 2017

    ...森林総合研究所は林野庁、九州森林管理局、熊本県と連携して前震および本震発生後の2回、ヘリコプターによる上空からの林地の被害状況調査を行った。その結果、前震発生直後に行った調査においては、大規模な山腹の崩壊は確認出来なかったが、本震後の調査においては、緩斜面における地すべり性の崩壊、深層崩壊、表層崩壊及びそれに伴う土石流等、様々なタイプの土砂災害が発生しており、特に阿蘇地方周辺での被害が目立った。...

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  • 2016年熊本地震における市町村を超える避難行動-人口統計データからの考察-

    秦 康範, 関谷 直也, 廣井 悠 災害情報 15 (2), 255-266, 2017

    ...</p><p>本震、前震の前後を含めた2016年4月1日から30日の一ヶ月間を対象期間として分析を行った結果、熊本県内居住者の人口は前震直前の4月14日を基準として、本震翌日の17日78千人減少していること、益城町内の益城町居住者の人口は、4月14日を基準として、前震後の15日2,250人減少、本震後の16日に4,640人と大きく減少していることが示された。...

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  • 熊本地震における被災者アンケート調査からみる災害情報利用の実態

    福田 充 災害情報 15 (2), 121-126, 2017

    ...その結果、14日の前震において低かった避難率(52.6%)が16日の本震で高まったこと(94.1%)、避難先は14日の前震で自家用車による車中泊が多かったが16日の本震で指定された避難所への避難が増えたことが明らかとなった。自宅の倒壊により下敷きとなった被災者の生存者のほとんどが自力脱出または家族や地元の消防団によって救助されている。...

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  • 緊急現地報告 熊本大地震:本震で集合住宅や公共施設まで崩壊

    日経コンストラクション = Nikkei construction (639) 19,16-, 2016-05-09

    熊本市中心部、西区出町のバス通り沿いでは、4月16日未明の本震でピロティ形式の建物が崩壊した。1階の駐車場が原形をとどめないほどに潰れていた。不動産会社の資料によると、この建物は1974年に竣工した鉄筋コンクリート造、地上9階建ての分譲マンション(41戸…

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  • 緊急現地報告 熊本大地震:新幹線や在来線が軒並み運休

    日経コンストラクション = Nikkei construction (639) 18-, 2016-05-09

    ...九州新幹線の回送列車が4月14日の前震によって熊本市内で脱線した。20日に新水俣─鹿児島中央間で運転を再開したが、被災区間では復旧の見通しが立っていない(21日時点)。構造物が広範囲で損傷したことも明らかになった。...

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  • 緊急現地報告 熊本大地震:盛り土陥没で国道が機能不全に

    日経コンストラクション = Nikkei construction (639) 15-17,19, 2016-05-09

    地盤や道路では、人の手を加えた盛り土の部分で被害が発生しやすいことを改めて確認した──。防災学術連携体が4月18日に開催した共同会見で、東京大学大学院の本田利器教授は土木学会による益城町のインフラ被害調査の結果を踏まえてこう評した。 地震によ…

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  • 緊急現地報告 熊本大地震:熊本城は近年の復元建造物にも被害

    日経コンストラクション = Nikkei construction (639) 20-21, 2016-05-09

    熊本地震では文化財建造物の被害も甚大だ。日本三名城の一つである熊本城では、国の重要文化財に指定されている建造物が相次いで倒壊した。同城を特徴付ける壮大な石垣もあちこちで崩壊し、その影響で戦後に復元された建造物にも傾きやたわみが生じた。

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  • 熊本地震による補強土壁の被災調査結果

    伊藤 修二, 辻 慎一朗, 久保 哲也, 廣田 慎司 ジオシンセティックス論文集 31 (0), 227-, 2016

    ...2016年4月14日21時26分に熊本県熊本地方を震央とする,震源の深さ11km,マグニチュード6.5,地震(前震)が発生し,その28時間後の4月16日1時25分には,同じく熊本県熊本地方を震央とする,震源の深さ12km,マグニチュード7.3の地震(本震)が発生した(名称:熊本地震).この地震では,震度5強以上の地震が19回以上発生しており,ジオテキスタイル補強土壁も繰返し大きな地震動を受けた.本震発生後...

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  • 数値解析手法のベンチマークテスト―2004年紀伊半島南東沖地震前震を対象とした関東平野の結果―

    後藤 賢人, 永野 正行, 吉村 智昭, 久田 嘉章, 河路 薫, 川辺 秀憲, 早川 崇, 田原 道崇, Seckin Ozgur Citak 日本地震工学会論文集 16 (8), 8_2-8_12, 2016

    ...2013年度のベンチマークテストは2004年紀伊半島南東沖地震前震を用いて行われ、複数のモデルについて計算結果の比較検討を行った。差分格子を統一した均質・2層地盤モデルを用いたケースでは各チーム間で高い整合性が得られたが、モデル境界面からの反射波の処理の違いによる結果の差異が見られ、Q値の設定の違いが反射波に影響を与え、その設定方法に注意する必要があるという新たな課題が明らかになった。...

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 災害対策本部における地図利用の現状と課題

    坪井 塑太郎 日本地理学会発表要旨集 2016a (0), 100074-, 2016

    ...においても,災害対応が可能な機能を搭載した統合型GISが導入されている事例も見られるが,本研究では熊本地震における益城町災害対策本部での支援業務において,人命救助が最優先となる「初動期」から,生活支援に重点が移行し始める「応急期」に焦点を当て,同時期における災害対策本部で用いられた地図の現状と課題を検討する.   Ⅱ.熊本地震・益城町災害対策本部  最大震度7を記録した益城町では,4月14日の前震...

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  • スペクトルインバージョン解析に基づく2016年熊本地震の震源・伝播経路特性の評価

    内山 泰生, 山本 優 日本地震工学会論文集 16 (10), 10_146-10_150, 2016

    ...得られた震源スペクトルから求められる短周期レベル<i>A</i>は、前震・本震とも横ずれ断層を対象とした既往研究結果よりも大きな値となることが分かった。また、伝播経路の特性をあらわすQ値は、九州地域を対象とした既往研究と同様の傾向となり、その特性はQ=79f<sup>0.78</sup>とモデル化された。</p>...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献1件

  • 2016年熊本地震における益城町の建物被害の分析

    杉野 未奈, 山室 涼平, 小林 素直, 村瀬 詩織, 大村 早紀, 林 康裕 日本地震工学会論文集 16 (10), 10_69-10_83, 2016

    ...その結果、倒壊被害集中域は帯状であり前震と本震でずれがあることがわかった。また、倒壊建物と地盤の常時微動計測結果・建築年・観測地震動との関係を分析し、観測地震動の擬似速度応答スペクトルのピーク値と倒壊率との相関が高いことなどを明らかにした。...

    DOI Web Site 被引用文献6件

  • 熊本地震におけるアスベスト対策の支援

    寺園 淳, 遠藤 和人, 山本 貴士, 高田 恭子 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 27 (0), 143-, 2016

    ...2016年4月14日(前震)および16日(本震)に発生した熊本地震における災害廃棄物処理に関して、国立環境研究所では、環境省などとともに参画しているD.waste-Netを通じて助言と協力を行ってきた。アスベスト対策に関しても、地震災害発生および解体工事時におけるアスベストの飛散防止および暴露防止の観点から、関係機関と協力して、熊本県および熊本市に対して支援を行ってきた。...

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  • 熊本地震に伴う熊本県南小国町黒川温泉への影響について

    能津 和雄 日本地理学会発表要旨集 2016a (0), 100149-, 2016

    ...<b>1.はじめに</b><br>  2016年4月14日の前震、16日の本震の2度にわたって震度7を記録し、1900回以上の揺れを感じた熊本地震は、各地で交通途絶を引き起こした。特に熊本県阿蘇郡南阿蘇村の立野地区における大規模な土砂崩れは、熊本市から阿蘇市を経て大分市に至る主要交通路である国道57号線とJR豊肥本線に甚大な被害をもたらした。...

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  • 熊本地震に関する活断層評価と地震被害の集中

    渡辺 満久, 鈴木 康弘, 熊原 康博, 後藤 秀昭, 中田  高 日本地理学会発表要旨集 2016a (0), 100053-, 2016

    ...ところが、前震は日奈久断層帯が、本震は(主に)布田川断層帯が起こしたものである(前震と本震は別々の活断層によって引き起こされた)との見解がある。それは、地震本部が布田川・日奈久断層という1つの活断層を、布田川断層帯と日奈久断層帯という別々の活断層として評価しているためである。 明瞭な地震断層が全域で現れたのは本震の時であり、前震の震源域は本震のそれに包括されている。...

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  • 2016年熊本地震災害の避難者の特徴:宇城市を事例として

    岩船 昌起 日本地理学会発表要旨集 2016a (0), 100028-, 2016

    ...<br> 「地震に対する備え」が十分でなかった宇城市民は,14日夜の前震と16日未明の地震で「地震の揺れに対する恐怖心」が強化され,家屋の損壊が酷くなくても自宅に入れない人びとが多数出現した。特に夜に地震に遭ったことから家の中で寝られない人びとが多く,それが避難者数の夜間増加の要因となった。...

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  • 反射法地震探査データ解析の定量化による岩相・流体予測

    常山 太, 高原 一峰, 長友 晃夫, 谷岡 慧, 榎本 美津郎, 西塚 知久 石油技術協会誌 79 (1), 43-53, 2014

    ...出光では, 重合前震探データの解析によって岩相や飽和流体を直接検知する技術に着目し, 岩石物理学と震探・坑井データの評価の実践的統合により, 発見確率の向上を図ってきた。本稿では, 岩石物性と直接検知技術の関係, およびケーススタディを紹介する。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献4件

  • 地盤増幅特性の広域的評価に向けた応答スペクトル距離減衰式の地点補正スペクトルの利用に関する基礎検討

    酒本 真先, 丸山 喜久, 山崎 文雄 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 69 (4), I_405-I_416, 2013

    ...本研究では,東北地方太平洋沖地震の前震,本震およびそれに誘発されて発生したとされる2地震で観測されたK-NET,KiK-netの地震記録を使用して,速度応答スペクトルの距離減衰式を構築し,それによって得られる地点補正項を用いて地盤増幅特性の推定を行った.地点補正スペクトルとKiK-net観測点の地中と地表間の伝達関数を比較したところ,地点補正スペクトルが地盤増幅特性の推定に有効であることが示された....

    DOI 参考文献3件

  • 常時微動・地震動の長期継続観測による高経年化したアーチダムの振動特性同定と2011年東北地方太平洋沖地震時のダムの振動挙動

    上島 照幸, 金澤 健司, 村上 弘太, 仲村 成貴, 塩尻 弘雄, 有賀 義明 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 68 (4), I_186-I_194, 2012

    ...高経年化したアーチダムを対象として微動・地震動の長期継続観測を実施中であり,2011年東北地方太平洋沖地震についても本震記録,前震,多くの余震群の観測記録が,その前後での微動記録とともに得られた.これら観測データを分析して以下の知見を得た;1)微動記録からダムの振動特性を同定し夏期から冬期にかけての変動をみてみると固有振動数はダム表面温度と相伴って低下していることが分かった.2)東北地方太平洋沖地震時...

    DOI 被引用文献3件

  • 東北地方太平洋沖地震の概要

    石川 有三 情報地質 22 (3), 143-147, 2011

    ...2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震は,マグニチュード9.0の超巨大地震であった.海域での地殻変動は,40 mにも達すると推定され,そのため巨大な津波が生じた.最大遡上高は,40 m近くになり,宮城県での浸水域は,869年貞観地震によるものと類似した.また,顕著な前震活動が見られ,余震活動も極めて活発である.余震域を離れた場所でも誘発された地震活動が活発で,火山地域での活発化は顕著である...

    DOI 参考文献1件

  • DONETで測定できる最大加速度に関する検討

    大堀 道広, 中村 武史, 有吉 慶介, 神谷 眞一郎, 松本 浩幸, 荒木 英一郎, 佐久間 淳, 川口 勝義, 坪井 誠司, 金田 義行 JAMSTEC Report of Research and Development 11 17-31, 2011

    Using the empirical attenuation relationship between the maximum acceleration and source distance, we evaluated the amplitude level of the strong ground motion which might be possible at stations of …

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 海底地震計を用いた2004年紀伊半島南東沖の地震の余震観測

    山崎 明, 青木 重樹, 吉田 康宏, 小林 昭夫, 勝間田 明男, 阿部 正雄, 森脇 健, 大河原 斉揚, 長田 芳一, 松岡 英俊, 吉田 知央, 関谷 博, 新納 孝壽, 平松 秀行 気象研究所研究報告 59 65-82, 2008

       The 2004 off the Kii Peninsula earthquake (Mj7.4) occurred near the Nankai trough axis, southeast off the Kii Peninsula, Japan, on September 5, 2004. The earthquake was estimated to have a …

    DOI 参考文献16件

  • 2004年紀伊半島沖地震に伴う津波の沖合観測

    松本 浩幸, 三ケ田 均 海岸工学論文集 52 256-260, 2005

    ...津波計の直近に位置する室戸岬検潮所よりも約20分前に観測された津波の振幅は4cm (前震) と7cm (本震) 相当であり, 検潮所で観測された津波の1/10程度の大きさであった. リアルタイムで沖合津波観測を行うためには地震動ノイズを除去することが不可欠で, 簡便な60sのリアルタイム移動平均を施せば沿岸到達の20分前には津波の検知が実現可能であることを示した....

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  • 2004年紀伊半島沖地震にともなう津波の沖合リアルタイム観測

    松本 浩幸, 三ケ田 均 地震工学研究発表会 報告集 28 (0), 14-14, 2005

    ...海底津波計の直近にある室戸岬検潮所よりもおよそ20分前に観測された沖合の津波の振幅は4cm (前震) と7cm (本震) 相当であり, 検潮所で観測された津波の1/10程度の大きさであった. リアルタイムで津波の沖合観測を行うためには地震動によるノイズを除去することが不可欠で, 簡便な60sのリアルタム移動平均を施せば沿岸到達の20分前には津波の検知が実現可能であることを示した....

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  • 震災発生のメカニズム

    高橋 学 日本地理学会発表要旨集 2005s (0), 98-98, 2005

    ...結果 1)10月23日に発生した中越地震の本震以前に、中越地方では、9月7日19時43分に震源の深さ1km、M2.4をはじめ多くの前震と考えられる地震が発生していた。M4.0以上の地震については、しばしば同様の前震がみとめられ、今後、地震予測に利用できる可能性がある。 2)北米プレート周辺で発生する地震の場合、一定の地震発生がみとめられる。...

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  • 2003年十勝沖地震

    高橋 浩晃, 笠原 稔 地震 第2輯 57 (2), 115-130, 2004

    The Tokachi-oki earthquake (<i>M</i><sub>JMA</sub>8.0) occurred on September 26, 2003 (JST) off southeastern Hokkaido, Japan. We investigate the seismic activity before and after the mainshock using …

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  • 2003年宮城県北部地震で発生した斜面崩壊における前震の影響

    渦岡 良介, 市橋 慧, 仙頭 紀明, 風間 基樹 地盤工学研究発表会 発表講演集 JGS39 (0), 2091-2092, 2004

    ...,前震による崩壊部での過剰間隙水圧の上昇が,本震での崩壊に与えた影響も考察した.なお,解析で用いた材料パラメータは,現地での不撹乱試料のサンプリング,物理試験,力学試験をもとに設定した....

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  • 鳥取県中西部の地震(2002年9月16日、Mj 5.3)と山陰の地震活動について

    中尾, 節郎, 片尾, 浩, MORI, James Jiro, 澁谷, 拓郎, 渡辺, 邦彦, 伊藤, 潔, ENESCU, Bogdan 京都大学防災研究所年報. B 46 (B), 701-708, 2003-04-01

    ...一連の活動は,前震,本震,余震のパターンで発生した。本震の震源断層は東北東-西南西走向であるが,その後の複雑な余震活動を経て,全体としてZ形の震央分布を示した。本報告は,今までのこの地域での地震活動の特徴を述べ,今回の地震活動および発震機構などの特徴について比較し考察する。...

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  • 免震橋の地震時挙動に関する観測事例と考察

    小山田 欣裕, 谷本 俊充, 佐藤 昌志, 林 亜紀夫 土木学会論文集 1998 (595), 27-37, 1998-06-20

    ...<br>本論文では, この地震の本震と前震の記録をもとに, 構造物と地盤の各部分の挙動の周期特性と, 構造系内の伝達特性, および免震装置の挙動を分析した. また, 上記の分析結果と免震装置の載荷試験結果をもとに復元力特性を設定し, 非線形動的応答解析を行い, 本橋において, 設計の際に想定した免震の効果が得られたか否かを考察した....

    DOI Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献8件

  • 埋立地盤での鉛直アレー観測記録に基づく地震動非線形増幅特性の検討

    岡 二三生, 杉戸 真太, 八嶋 厚, 山田 耕一郎, 天野 洋和 地震工学研究発表会講演論文集 24 49-52, 1997

    ...当システムではこの地震以前より観測が行われており、前震、余震を含む多くの記録が得られている。また、六甲アイランド (RI) においては、本震記録は得られなかったものの、前後の期間で多くの記録が得られている。液状化の程度が異なるこの2つの埋立地盤での約2年間の強震記録をもとに、軟弱な地盤での地震動の複雑な増幅特性についていくつかの視点から検討を行っている。ここでは、その基礎的事項について報告する。...

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  • 相互関連度付き震源リストの制作とその応用

    干場 充之, 清野 政明, 岡田 正実, 伊藤 秀美 気象研究所研究報告 44 (3), 83-90, 1993

    ...この関連度を用いれば、前震や余震の識別が容易になるなど、過去の地震活動を、即座に、かつ客観的に検索し整理することが可能になると期待される。...

    DOI 被引用文献1件 参考文献2件

  • 大谷石採取場跡地における振動観測データ処理システムの構築とAE活動

    中田 文雄 情報地質 1 (2), 179-189, 1990

    ...1990年3月, 栃木県宇都宮市大谷地区の大谷石採取場跡地が陥没した.陥没する直前には, ちょうど自然地震の前震に相当する振動 (野外AE) が認められた.我々は, 岩盤内部の進行性亀裂, 坑内の天井や壁から岩塊が剥離し落下する振動, 残柱の座屈時の振動などを振動 (野外AE) として定義し, データ処理システムを活用してその振動記録を処理することにより, 陥没の時間的・空間的な予測を行っている.振動観測...

    DOI Web Site 被引用文献3件 参考文献6件

  • 地震工学入門 (その3)

    伯野 元彦 農業土木学会誌 55 (11), 1073-1079,a1, 1987

    ...地震についての基本的概念, すなわち, 震源, 前震, 本震, 余震, 地震波の種類などから説明し, 地震の原因は断層破壊であること, その原動力になっているのはプレート・テクトニクス仮説であることを解説した。...

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  • 日本内陸の地殻内地震の発生パターンの統計的研究

    市川 政治 気象研究所研究報告 37 (2), 91-134, 1986

       Since 1983, the Meteorological Research Institute has been conducting a research project on the prediction of intraplate earthquakes occurring in the Japanese islands. In connection with the …

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  • 1983年日本海中部地震の前震と余震の震源分布

    海野 徳仁, 長谷川 昭, 小原 一成, 松沢 暢, 清水 洋, 高木 章雄, 田中 和夫, 小菅 正裕 地震 第2輯 38 (3), 399-410, 1985

    Hypocenter determination for aftershocks of the 1983 Japan Sea Earthquake (<i>M</i>7.7) is made by using the seismic networks of Tohoku University and of Hirosaki University. The obtained aftershock …

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  • 小地震の前震余震分布

    伊藤 潔, 黒磯 章夫 地震 第2輯 32 (3), 317-327, 1979

    A modified master event method has been used for the pricise determination of hypocenters of small earthquake sequences that occurred within the telemetered station network of the Abuyama …

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  • 前震余震および群発地震(VI)

    Yamakawa Norio Papers in Meteorology and Geophysics 20 (3), 275-286, 1969

    First, it is emphasized that epicenters of large earthquakes are not the centers of source regions, but only starting points of large fractures called“earthquakes,”so that it is only natural that …

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  • 前震余震および群発地震(V)

    Yamakawa Norio Papers in Meteorology and Geophysics 19 (3), 437-445, 1968

    First, it is pointed out that t he spacial and the time distribution of aftershock activities are closely related. Then, the distributions of time interval of successive shocks in the initial and …

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  • 前震,余震および群発地震(IV)

    Yamakawa Norio Papers in Meteorology and Geophysics 19 (1), 109-119, 1968

    First, it is pointed out th a t the modified Omori formula <I>n(t)=A/(t+c)<SUP>p</SUP></I> proposed by HIRANO and UTSU is more suitable than the formulas <I>n(t)=A/(t+c)</I> and …

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  • 前震,余震および群発地震(III)

    Yamakawa Norio Papers in Meteorology and Geophysics 18 (2), 77-88, 1967

    On the basis of the results obtained in our preceding papers, further details of spatial distribution of aftershock activities are investigated, and in addition to the principal ones already pointed …

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  • 前震,余震及び群発地震(II)

    Yamakawa Norio Papers in Meteorology and Geophysics 18 (1), 15-26, 1967

    Various characteristics of ab n ormal seismic areas, with emphasis on aftershock areas, are discussed. In seismically quiet regions, the aftershock area is smaller than expected from the UTSU-SEKI …

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  • 前震,余震および群発地震(I)

    Yamakawa Norio Papers in Meteorology and Geophysics 17 (3), 157-189, 1966

    This is the first part of a study dealing with various seismological, geophysical and geological characteristics such as time and space distributions, energy release and focal mechanisms of …

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  • 有感地震に伴つた前震と余震について

    末広 重二, 浅田 敏, 大竹 政和 Papers in Meteorology and Geophysics 15 (1), 71-88, 1964

    A small perceptible earthquake and its 25 foreshocks and 173 aftershocks were recorded by a special tripartite observation of high sensitivity set up in the Matsushiro Seismological Observatory. A …

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  • 滿蒙層群に就いて (興亞地質資料一)

    小林 貞一, 野中 淳一 地学雑誌 54 (9), 335-348, 1942

    ...朝鮮に於いては前震且の基盤の上に樂浪累系と平安大系が存在し、此の層序區分が南滿、北支にも適用される事は周知の事實である。然し乍ら半島内に於いても小林が豆滿地域として區別した東北隅に於いては此の層序は當嵌らない。齋藤林次學士は満洲國層序論中仁南滿、北滿兩型を識別された。北滿型の古生層は豆滿地域のものに類する。...

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