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検索結果 375,419 件

  • いじめの集団力学への序説

    八ッ塚 一郎 Journal of Group Dynamics 41 (0), 3-14, 2024-12-28

    ...にもかかわらず、それを子ども世界だけの出事とみなし、構造もシンプルと錯覚すること自体、いじめと似た無視や決めつけの構図に陥っている。私たち自身がすでに一意的かつ一方向的な集団力学の構造にとらわれており、そのためにいじめ問題の把握と対応にも重大な混乱の生じている可能性を指摘した。...

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  • 気液分離器を用いたCFA法によるアンモニア態窒素分析手法開発

    高橋 のどか, 熊澤 頼博, 神野 良誠, 森久保 諭, 榎本 大佑, 田熊 保彦, 奥西 将之, 前田 広人 環境技術 52 (6), 313-320, 2024-11-20

    ...を用いて海水,工場排水等の測定を行い,両者を比較すると同等の結果を得られることを確認した.また,測定法自体の評価および統計解析の結果,本法と従法に大きな差はないことを確認した.以上より,本法が従法と同等の測定能を有し,従法に代替可能であることが示唆された....

    DOI Web Site 参考文献7件

  • 気候変動の予測研究と適応の意思決定をつなぐ

    高薮 出, 花崎 直太, 塩竈 秀夫, 安部 大介, 生駒 栄司, 石川 洋一, 江守 正多, 大塲 あい, 小埜 恒夫, 嶋田 知英, 田浦 健朗, 高橋 潔, 仲江川 敏之, 中北 英一, 西森 基貴, 初鹿 宏壮, 福渡 潔, 真砂 佳史, 三上 直之, 横木 裕宗, 吉川 実, 渡部 雅浩 水文・水資源学会誌 advpub (0), 2024-05-05

    <p> 昨今、気候予測や影響評価に関する様々な情報が創出・発信されている。しかし依然として個々の意思決定者のもとにまでそれらの情報は行きわたっておらず、気候変動適応に関する意思決定がなされるまで効果的に利活用されているとは言い難い。この課題に対し、様々な分野の専門家が集まり、①気候予測と影響評価の専門家と適応策の意思決定者の関係はどうあってそれぞれ何をすべきか、②気候予測と影響評価の専門家と適応…

    DOI Web Site 参考文献3件

  • Electric Vehicle Strategies of Japanese Automakers

    永里 賢治, 青柳 ヤヒヤ 国際P2M学会研究発表大会予稿集 2024.Spring (0), 120-130, 2024-04-20

    In recent years, the global adoption of electric vehicles has been growing rapidly toward the larger decarbonization goal. The United States has proposed that 50% of all light-duty vehicles sold in …

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  • パンデミック環境に対応した活動の構築に関する研究

    谷口 邦彦 国際P2M学会研究発表大会予稿集 2024.Spring (0), 158-167, 2024-04-20

    2020年1月、新年会も終わり新たな年の始動を始めた矢先、横浜港に入港したダイヤモンド・ プリンセス号でコロナが発生したとの報道がなされた。3月からは著名人の逝去の報が相次ぎ、学校やNPOなどの活動も制約を余儀なくされた。 その中にあっても感染を回避しつつ新たな活動が工夫され、組織に定着して行った。本研究では、これらの基盤構築について事例研究を通じて分析しまとめたい。

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  • ロジックモデルの行動心理学的考察とロジックモデルテンプレートを活用したP2Mの学習法の提案

    亀山 秀雄 国際P2M学会研究発表大会予稿集 2024.Spring (0), 183-192, 2024-04-20

    近年、政策提案、政策評価、研究開発、商品開発、企業経営、組織運営など様々な分野でイノベーション推進のフレームワークとしてロジックモデルが使用されている。ロジックモデルとは、論理的な思考や推論の過程をモデル化したものであり、アウトプト目標を達成してアウトカムを生み出すツールである。マズローの自己実現論やマクスウェル・マルツのサイコ・サイバネティクスの人間の本能的行動原理とロジックモデルが密接な関係…

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  • IT企業の女性管理職が少ない構造要因とマネジメント課題の分析

    平田 貞代 国際P2M学会研究発表大会予稿集 2024.Spring (0), 103-119, 2024-04-20

    2023年のジェンダーギャップ指数で、日本は146か国中125位であり、管理的職業従事者の男女比は0.148(133位)であった。日本では女性活躍が推進され、女性の離職は減少したものの、女性管理職比率は極僅かな増加に留まっている。その主な理由として、女性は責任を負いたくないという後ろ向きの意識がある、という指摘がある。産業別に比較すると、IT産業は険作業、重作業は殆ど無く、資格や経験による技能が…

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  • Study on How to Create New Concepts of To-Be Business Models

    CHAUDHARY Pabitra, LAMA Anish, OKADA Koji 国際P2M学会研究発表大会予稿集 2024.Spring (0), 138-157, 2024-04-20

    In recent years, environmental, social, and economic issues have become more serious, and sustainable development is needed to address them simultaneously. Social innovation is needed to achieve the …

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  • 「SDGs未都市」へのP2Mの適用に関する考察

    大和田 順子 国際P2M学会研究発表大会予稿集 2024.Spring (0), 19-35, 2024-04-20

    ...また、世界農業遺産地域で内閣府の「SDGs未都市」に認定されている地域の特徴を整理するとともに、宮城県大崎市の計画を事例として取り上げ、その計画立案の過程にP2Mの理論と技法を活用するとともに、今後の展開に関して2Mの理論と技法を用いて分析を行い、改善提案を行うなど、P2Mの有用性を検証した。...

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  • 国策としてのモンゴルインバウンドツーリズムにおけるP2Mプラットフォームの有効性

    ザグダホロル ツェンベルドラム 国際P2M学会研究発表大会予稿集 2024.Spring (0), 84-94, 2024-04-20

    本稿では、モンゴルが国策としてインバウンドツーリズム事業を促進するためには、プログラムマネジメント手法とP2Mプラットフォームの形成が必要であることを示す。インバウンドツーリズムにより地域の課題を解決し、地域の活性化と持続可能な地域づくりを実現するモンゴルのインバウンドツーリズムの「あるべき姿」とそこにたどり着くに必要な取り組みと課題解決案を提案する。具体的には、遊牧民生活を体験できる事業である…

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  • cover

    国際P2M学会編集委員 国際P2M学会研究発表大会予稿集 2024.Spring (0), Cover_1-Cover_1, 2024-04-20

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  • 奥付

    国際P2M学会編集委員 国際P2M学会研究発表大会予稿集 2024.Spring (0), Ex_04-Ex_04, 2024-04-20

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  • Towards Social Acceptance and Integration

    青柳 ヤヒヤ, NAGASATO Kenji 国際P2M学会研究発表大会予稿集 2024.Spring (0), 36-47, 2024-04-20

    To provide a practical solution to the refugee problem, this paper considers how Japan can review its policies for accepting refugees, prioritize their resettlement on a humanitarian basis, and …

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  • オンライン教育プログラムにおける仮想空間を活用したプラットフォームマネジメント

    中野 健太郎, 永井 祐二, 岡田 久典 国際P2M学会研究発表大会予稿集 2024.Spring (0), 212-221, 2024-04-20

    ...我々はアバターによって仮想空間上でリアクションが可視化可能なメタバースと従のリモート会議の融合を実際のプログラムを通じて試行し、機器やスキルの問題がある参加者にも対応可能なシステムを構築し、P2Mのプラットフォームマネジメントにおける情報系基盤の強化を行ってきた。...

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  • 札幌・北海道におけるスタートアップ・エコシステム創出の現状と課題

    福島 健太 国際P2M学会研究発表大会予稿集 2024.Spring (0), 1-18, 2024-04-20

    本研究の目的は学術的にも実務的にも注目が集まりつつある地方のスタートアップ・エコシステムについて、その創出過程における課題を抽出し、政策提言を行うことである。具体的には、内閣府の「世界に伍するスタートアップ・エコシステム拠点形成戦略」で推進拠点都市に選出されている北海道及び札幌市を調査対象とし、起業家、投資家、支援組織担当者に対してインタビュー調査を行うことで、現場におけるスタートアップ支援の課…

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  • ソフトウェアプロセス改善活動とP2M

    小笠原 秀人 国際P2M学会研究発表大会予稿集 2024.Spring (0), 131-137, 2024-04-20

    1990年代にSW-CMM (CMM for Software) が現れ、2010年頃までの約20年間の間に、CMMI (Capability Maturity Model Integration) として発展したきた。システムやソフトウェアを開発している多くの企業で、SW-CMM/CMMIを参照モデル(あるべき姿)として捉え、その内容を参考にしてプロセス改善活動(SPI活動:Software …

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  • P2Mの視座による移動体の設計・製作を行うPBL科目の考察

    岡崎 昭仁, 片岡 大也, 舟岡 智哉 国際P2M学会研究発表大会予稿集 2024.Spring (0), 168-182, 2024-04-20

    ...一方で、VUCA時代の到や18歳人口減による全入学など、PBL科目への要求は高まり、改善が求められている。本研究では工学知識や技能を習得した後に、ゼミ単位で移動体の設計・製作を課して、移動体の性能評価を行う科目群を対象にして、P2Mの視座(主として3Sモデルと6つのマネジメント知識)より、科目群全体像の考察、学習者の学修状況、グッドプラクティスの考証、教育改善提案について報告する。...

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  • 持続可能な地域づくりにおけるP2M

    李 洸昊, 永井 祐二, 中野 健太郎 国際P2M学会研究発表大会予稿集 2024.Spring (0), 68-83, 2024-04-20

    人口減少や少子高齢化、それに加えて地域経済の停滞などにより、さまざまな地域課題が顕在化している。そのため、多様なステークホルダーの連携を基盤としながら、さまざまな地域資源を活用し、新たな地域の価値を創出して地域の魅力を高める地域マネジメント求められている。本研究では、自然と共生する町づくりとして有名な宮崎県綾町の事例を、P2Mの3Sモデルと創造的統合マネジメントから分析を行った。宮崎県綾町は、実…

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  • P2Mを用いた看護基礎教育における指導法開発

    岡本 華枝, 徳永 基与子, 鈴木 克明, 小笠原 秀人 国際P2M学会研究発表大会予稿集 2024.Spring (0), 193-211, 2024-04-20

    新人看護師は、就職すると複数の患者を同時に受け持ち、患者の状態観察や患者の訴えに対応しながら優先順位を判断し、多重課題を解決するための能力が求められる。しかし、看護基礎教育においては、複数の患者を受け持つ実習は最高学年での統合実習のみである。統合実習を効果的に取り組むための実習前演習(事前指導)や実習後の効果的な振り返り(事後指導)は各教育機関ならびに各担当看護教員の裁量に委ねられている場合が多…

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  • 回復期リハビリテーション病棟での歩行レベル評価尺度Walking LEVEL Scale(WaLS)の開発と信頼性・妥当性の検討

    望月 亮, 豊田 貴信, 神谷 康貴, 鈴木 美穂子, 吉本 好延 The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine advpub (0), 2024-04-18

    ...<p>はじめに:回復期リハビリテーション病棟において歩行能力の評価は重要な課題である.しかし,従の歩行能力評価尺度には,歩行困難である重症例の座位・立位能力や,歩行修正自立例での歩行補助具の違いを評価することには限界がある.そこでわれわれは,これらの限界を補う目的で,新たに歩行レベル評価尺度Walking LEVEL Scale(WaLS)を開発し,その信頼性と妥当性について検証することを本研究の...

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  • 日本語の意味的関連性を利用した小学生の英語語彙学習:教科書分析と教材開発に基づく実践研究

    佐藤 彩香, 田中 菜採 東北英語教育学会研究紀要 44 (0), 114-129, 2024-04-16

    ...将的に豊かなコミュニケーションを可能にするためには,様々な品詞の語彙に触れていくことが必要である。初期学習者にとっては名詞から覚えていくことは重要である。しかし,使える英語を習得していくためには,早い段階から様々な品詞に触れていくことも必要である。本研究では,初学者にとって有効とされている母語の語彙知識を生かした語彙の学習に焦点を当てる。...

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  • 回復期の弛緩性片麻痺患者にMental Practiceと課題指向型訓練を併用した一例

    大矢 涼, 吉田 恭平, 岸 優斗, 高梨 悠一 作業療法 43 (2), 288-294, 2024-04-15

    <p>【はじめに】弛緩性片麻痺によりActivities of Daily Living(以下,ADL)での利き手の使用が困難となった事例に対し,Mental Practice(以下,MP)と課題指向型訓練を併用した.【対象】短期間に二度の脳梗塞(左小脳,左放線冠)を発症した50代男性.発症後2ヵ月時点でBRS上肢・手指Ⅰ.運動イメージ能力・運動主体感の低下を認めた.ADLで麻痺手を使用不可.【…

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  • 視覚認知障害が移動能力に及ぼす影響とその支援についての新知見

    中島 裕也, 川端 香, 下川 幸蔵, 佐藤 万美子, 小林 康孝 作業療法 43 (2), 254-263, 2024-04-15

    ...<p>視覚認知障害が移動能力に及ぼす影響,ならびに支援・対応について,既存の報告へ追加の知見を加えることを目的に症例検討を行った.1例目は,視覚性注意障害により,ランドマークを見落とし道に迷う様子や,道路横断に際した判断の遅れを認めた.2例目は,変形視,距離判断障害,オプティックフローの知覚障害といった視知覚の異常から,移動時の距離感や階段・風景の見え方に異常を認めた.2症例とも,従の視覚情報(地図...

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  • これからの歯科麻酔科医

    深山 治久 日本歯科麻酔学会雑誌 52 (2), 80-85, 2024-04-15

    ...</p><p> そこで,近年注目されている訪問診療は,歯科麻酔の知識・技術が大いに役立つと考える.診療所や病院にられない方を診療しているので,ASA Ⅲはもちろんのこと,Ⅳの症例に遭遇し,全身状態評価やモニタリングを応用できる.歯科麻酔科医の活躍の場に訪問診療を加えれば,安全な歯科診療に大きく貢献できるだろう.そのためには,現場で歯科診療のできる歯科麻酔科医が求められる.若手の先生方には一般診療の...

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  • 災害拠点病院での圧挫症候群患者受け入れと持続的腎代替療法実施の可能性に関する実態調査

    矢田 哲康, 石井 美恵子, 内海 清乃, 小井土 雄一, アルアリアシー らるび, 藤田 烈 日本災害医学会雑誌 29 (1), 61-69, 2024-04-13

    <p>【目的と方法】全国の災害拠点病院755施設に対し圧挫症候群(CS)患者受け入れと集中治療室の対応能力に関する実態把握を目的として質問紙調査を実施した。【結果】256施設から同意が得られ(回収率34.0%)、有効回答214施設(有効回答率83.6%)であった。CS患者受け入れ可能数は175施設81.8%、受け入れ可能総数588人(min 1人、max …

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  • ランタノイド複合高分子を基盤とする無着色磁性粒子の開発と応用

    桑折 道済 日本画像学会誌 63 (2), 206-211, 2024-04-10

    ...<p>ランタノイド元素は,ランタン (原子番号:57) からルテチウム (原子番号:71) までの元素で,4f軌道電子に由する優れた発光特性と磁気特性を示す.我々は,ランタノイドの中でも高い磁気モーメントを持つホルミウム (Ho) やテルビウム (Tb) を高分子担体にドープすることにより,磁性ソフトマテリアルの作製を行っている.本解説では,筆者らが研究を進めている,ランタノイド元素複合高分子を利用...

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  • 回盲弁lipohyperplasiaの基部に癌が発生し粘膜下腫瘍様形態を呈した上行結腸癌

    古川 舜理, 平木 将紹, 明石 道昭, 宮原 貢一, 鮫島 隆一郎 日本消化器病学会雑誌 121 (4), 315-320, 2024-04-10

    ...<p>症例は89歳男性.粘膜下腫瘍の経過観察中に腫瘍の増大と形態変化をきたし,上行結腸癌が判明した.腹腔鏡補助下結腸右半切除,D3リンパ節郭清を施行し,切除標本で大腸癌がlipohyperplasiaの基部に発生し,下方に潜り込む形態で発育することで粘膜下腫瘍様の肉眼的形態変化を呈した.大腸癌と脂肪組織由腫瘤の合併に関する報告例は散見されるが,本症例のような発育形態はまれであった.</p>...

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  • 胆管狭窄病変の診断とドレナージの現状

    川嶋 啓揮, 石川 卓哉, 山雄 健太郎 日本消化器病学会雑誌 121 (4), 251-257, 2024-04-10

    ...<p>画像診断,医療機器の進歩にもかかわらず胆道狭窄の診断・ドレナージは困難であることが多く,解決すべき問題が山積している.鑑別診断・進展範囲診断は生検病理診断に頼ることが多いが,感度が低いことが問題である.膵炎など偶発症の観点からも,肉眼型,想定術式など症例に応じて生検すべき場所・個数・方法などメリハリをつけた検査施行が必要である.ドレナージは,従の経乳頭的アプローチに加え,超音波内視鏡ガイド下...

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  • 地域在住認知症高齢者のADL能力と要介護度との関連

    下木原 俊, 田平 隆行, 堀田 牧 日本老年療法学会誌 3 (0), n/a-, 2024-04-05

    ...【方法】対象者は,国内の外及び通所施設を利用する地域在住認知症高齢者とした。対象者のADL能力は生活行為工程分析表(PADA-D)にて評価した。多変量解析にて,要介護認定無しおよび要支援群と軽度要介護群(要介護1-2)の2群で,ADLと要介護度との関連性を検討した。さらに,要介護度の重症度と有意な関連を認めた各ADL項目を構成する工程の点数を比較した。...

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  • 微結晶凝集体形成を伴う高分子結晶化過程

    小西 隆士, 宮本 嘉久 日本物理学会誌 79 (4), 175-180, 2024-04-05

    ...</p><p>このモデルは多くの実験結果,特に過冷却度が小さい場合の実験結果をよく説明してきた.しかしながら,過冷却度が大きい場合にはこのモデルでは説明できない現象が発現することも知られている.我々はこれまでも,いくつかの高分子で,結晶ラメラ厚や成長速度の結晶化温度依存性から,過冷却度が小さいときには従の二次核生成成長過程で結晶化が進行するが,過冷却度が大きくなっていくと,準安定相を経由する結晶化過程...

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  • 分子状コンタミネーションの分解を目的とした光触媒の宇宙機への応用

    下迫 直樹, 坂間 弘, 堂谷 忠靖 日本航空宇宙学会誌 72 (4), 115-120, 2024-04-05

    ...光学測定系に付着することで,観測データの劣化を引き起こすことが知られている.この宇宙機の汚染問題を解決するために,著者らは「光触媒」に着目し,2015年より研究を続けてきた.光触媒は光エネルギーを利用して付着した有機物をCO<sub>2</sub>やH<sub>2</sub>Oまで分解することが可能である.地上環境では実績のあるTiO<sub>2</sub>光触媒ではあるが,宇宙環境は過酷なため,本の...

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  • IceCube実験による銀河面ニュートリノ放射の世界初観測

    倉橋Neilson 尚子, 石原 安野 日本物理学会誌 79 (4), 181-185, 2024-04-05

    ...</p><p>銀河系宇宙線の多くは高エネルギーまで加速された陽子である.電荷を持ちその軌道が星間磁場で曲げられる宇宙線は,到方向観測による発生源の特定が困難だ.そのため宇宙線のみの観測からでは,宇宙線が銀河内のどこで生成され,どのように拡散していくのか,といった基本的な疑問に答えることができない....

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  • ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡で探る初代天体の形成過程

    稲吉 恒平 日本物理学会誌 79 (4), 170-174, 2024-04-05

    ...それらの統計的な性質を明らかにした.特に銀河の光度関数は,遠方宇宙における銀河の形成史や星形成活動史を理解する上で重要な情報を含んだ量となっている.今回新たに発見された銀河種族の光度関数の特徴的な形は,過去のハッブル宇宙望遠鏡などを用いた観測により導かれたものとよい一致を示しているものの,明るい側での数密度の超過が見られた.さらに,そのような明るい遠方銀河の星質量は非常に大きいことが分かり,それは従の...

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  • 巨大創発電磁応答をもたらす高密度磁気スキルミオン物質の設計

    車地 崇, 十倉 好紀 日本物理学会誌 79 (4), 186-191, 2024-04-05

    ...>において,単結晶を使ったX線回折実験による磁気構造解析と電気輸送特性の詳細な測定により,Gdスピンによる磁気スキルミオンの三角格子配列を発見した.磁気スキルミオンのサイズはこれまでの典型的なサイズ10–100ナノメートルより小さい2.5ナノメートルであり,高密度に磁気スキルミオンが格子配列した状態を実現することができるようになった.このことにより創発電磁応答の一つであるトポロジカルホール効果を従より...

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  • 拡張下負荷面モデルの改良型負荷判定法: 非比例繰返し負荷への適用性検証

    羅 家驊, 井口 拓哉, 福田 達也, 山川 優樹 日本計算工学会論文集 2024 (0), 20240005-20240005, 2024-04-03

    ...できる非古典塑性理論に基づく弾塑性モデルである.古典塑性理論では,降伏面の内部領域を純粋弾性域と仮定している.これに対し,拡張下負荷面モデルでは降伏面の内部に現応力に追従する下負荷面を導入することにより,降伏面の内部でも塑性ひずみの発生を表現できるモデルとなっている.このモデルでは,降伏状態からの除荷過程では下負荷面が縮小して最終的に点に縮退し,その後,逆負荷や再負荷に伴って下負荷面が拡大する.従の...

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  • 難治性出血及び持続菌血症に対して人工肛門造設を必要とした急性出血性直腸潰瘍の1例

    豊田 幸樹年, 山田 真生, 川合 良尭, 大政 皓聖, 清水 正幸 蘇生 43 (1), 12-15, 2024-04-02

    ...<p>直腸潰瘍は多量の下血をすことがあり出血に難渋する症例も散見される。症例は70歳代,男性。侵襲性肺炎球菌に起因した肺炎・敗血症性ショックに対し入院加療中であった。第21病日に多量の新鮮血下血をした。急性出血性直腸潰瘍と診断し,内視鏡的止血を行った。第28病日に再出血した。内視鏡的止血に難渋し外科的止血を行った。第38病日よりPantoea septicaによる菌血症状態となった。...

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  • まれな偶発症により救命出なかった気管切開術の麻酔管理の1症例

    黒川 修二, 大島 知子 蘇生 43 (1), 16-18, 2024-04-02

    ...</p><p> 今回,挿管管理されており,抜管困難と判断された症例に対する気管切開術の麻酔管理において術中換気困難に陥り,最終的には気切カニューレによる気管後壁穿孔という,比較的まれな合併症により,救命出なかった症例を経験した。</p><p> このような症例に遭遇した時は,術者,麻酔科医とも疑いの眼を持ち,適切に対処することが重要であると痛感させられた。</p>...

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  • ボディー・オン・チップ技術

    亀井 謙一郎 電気学会誌 144 (4), 199-201, 2024-04-01

    ...この技術は複数の組織間の相互作用を模倣し,評価することによって,従の細胞培養や動物実験では捉えきれなかっ</p>...

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  • オルガノイドアッセイ開発

    小島 伸彦 電気学会誌 144 (4), 209-212, 2024-04-01

    ...培地を灌流することにより,複数のコンパートメントを結合して臓器内や臓器間の相互作用の再現に対応するなど,従のシャーレやウェルプレートによる培養とは全く異なる培養環境を実現</p>...

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  • いよいよ始まる高温超電導線の大型商用化と小型核融合への課題

    山田 穣 応用物理 93 (4), 206-217, 2024-04-01

    ...<p>1986年の高温超電導の発見から38年.いよいよ大規模な応用が見えてきた.それが高温超電導小型核融合である.これには従にない高磁場の大型超電導コイルが必要であり,そのため多量の高温超電導線が必須となる.総量は億kmレベルにもなるため,現在,線材各社は総力を挙げて量産化に取り組んでいる.本稿では,現在主流となっているIBAD-PLD法REBCO線を中心に,量産化へ至る技術開発の道のりと今後の課題...

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  • 層状物質の光学顕微鏡像におけるコントラストを増強するための基板

    服部 吉晃 応用物理 93 (4), 231-235, 2024-04-01

    ...<p>層状物質の研究を行うにあたり,基板上の極薄膜を光学顕微鏡で観察することは重要であり,これまで熱酸化膜付きシリコン基板の光学的干渉効果を利用して観察が行われてきた.本稿では光学顕微鏡像のコントラストを増強するための手法として,基板の光学特性に着目した可視化技術を紹介する.この手法により,従は困難だったhBNの単層膜の可視化や信頼性の高い層数決定が行える他,厚い結晶の表面に存在する僅かな段差を明瞭...

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  • 建設機械キャブに対する外力条件と低振動化に関する基礎検討

    川口 正隆, 河江 秀暢, 田中 和人, 渡辺 公貴 同志社大学ハリス理化学研究報告 65 (1), 17-30, 2024-04

    ...そのため,建設現場での加速度シミュレーションを行い,キャブの外力条件を定義することが重要である.本研究では,ビスカスマウントの特性評価に不可欠なキャブの外力条件を定義するために,MATLABのSimscape Multibodyを用い,マルチボディダイナミクスにより,建設現場における建設機械の加速度シミュレーションを行った.また,解析で得られた外力条件を振動解析に適用し、その妥当性を確認した.さらに,従の...

    DOI 機関リポジトリ

  • Eye-contact Transformer: シーンコンテクストを考慮した遠方歩行者のアイコンタクト検出

    畑 隆聖, 出口 大輔, 平山 高嗣, 川西 康友, 村瀬 洋 電子情報通信学会論文誌D 情報・システム J107-D (4), 231-242, 2024-04-01

    ...歩行者が自車に気づいているかどうかの判断は,安全に車両を運転する上でとても重要である.このような自車への気付きの判断において,歩行者とのアイコンタクトは重要な役割を担っている.従,このようなアイコンタクト検出には眼球計測により得られる視線推定結果が広く用いられており,道路環境のように歩行者と車両の距離が遠く歩行者の眼球を高解像度に計測できない場合は適用できない.そこで本論文では,歩行者の骨格系列と...

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  • 先天性無フィブリノゲン血症患者の多発動脈血栓の評価にSuperb microvascular imaging(SMI)を活用した1例

    服部 真代, 西堀 正洋, 石津 洋二, 荒木 芳生, 泉 孝嗣, 松原 宏紀, 佐藤 浩司, 加藤 千秋, 古澤 健司, 鈴木 伸明, 松下 正 超音波検査技術 49 (2), 131-137, 2024-04-01

    ...フィブリノゲン製剤の定期補充とともに,アスピリンによる抗血栓療法が開始され,翌年の超音波検査で腹部大動脈壁在血栓の縮小,右頸動脈洞のプラークにおいても縮小を認めた.右頸動脈洞の低輝度プラークは,治療開始から2週間後に明らかに退縮を認めた臨床経過から,先天性無フィブリノゲン血症が要因で生じた血栓であると推測された.今回の症例では,Superb microvascular imaging(SMI)の活用により従法...

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  • ビームシフトを抑制する直線偏波及び円偏波変換リフレクトアレー

    山田 裕貴, 坂川 幸太郎, 出口 博之, 辻 幹男 同志社大学ハリス理化学研究報告 65 (1), 31-40, 2024-04

    ...円偏波変換リフレクトアレーを提案する.さらに,円偏波変換素子は8GHzから12GHzまでの周波数帯域で,二つの直交する直線偏波間で概ね90±20度の反射位相差に抑え,良好な直線-円偏波変換特性が得られている.設計例として,オフセット給電リフレクトアレーを示し,数値的,実験的評価を行った.その結果,主ビーム方向のビームシフトは,9GHzから11 GHzまでの周波数帯域で0.5度以下に抑えることができ,従の...

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  • 長期経過を観察し得た退行性変化をした肝海綿状血管腫の一例

    廣渡 佳恵, 中堀 輔, 東 瀬菜, 安江 智美, 内田 麻結, 西浦 明穂, 松野 徳視, 三栖 弘三, 宮﨑 さや子, 向井 香織, 大川 和良 肝臓 65 (4), 179-185, 2024-04-01

    ...著変認めなかった.20XX+9年,腫瘍径は27 mmに縮小した.20XX+10年,造影超音波検査では,血管腫が存在した場所には7 mmの囊胞を認め,その腹側にhypovascularの後血管相にて染影が低下した14 mmの領域を認めた.20XX+11年,囊胞は変化せず,腹側の染影はさらに低下した.以降4年間,囊胞および腹側の造影超音波後血管相にて染影が低下した領域は変化なく経過している.退行性変化をしたと...

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  • 不揮発メモリ搭載システムにおけるPythonのデータ永続化

    神庭 弘樹, 山崎 憲一 電子情報通信学会論文誌D 情報・システム J107-D (4), 166-175, 2024-04-01

    ...が簡潔なファイル型永続化を提案する.本提案はファイルへのデータ保存という従の方法に近い利用形態のため利用が容易である.以上を実現するための方法として,三つの状態間を遷移するデータ管理方法やデータ複製を削減する工夫などについて述べる.最後に実行速度を測定し,その実用性を示す....

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  • 水耕栽培によるベンサミアナタバコの基礎的な栽培方法の検討

    村上 輝, 佐藤 勝, 鹿島 光司, 武山 真弓 J107-C (4), 135-136, 2024-04-01

    ...ベンサミアナタバコは近年提案されている植物由のタンパク質からワクチンをつくるという手法に適した植物であるとして注目されている.我々は,この植物の安定供給に向けた栽培条件の検討を行うとともに,電気照射がもたらす生育変化について調査した....

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  • 画風に基づく作品検索に向けた生成モデルと距離学習に基づく深層クラスタリング手法

    朴 炳宣, 松下 光範 電子情報通信学会論文誌D 情報・システム J107-D (4), 176-187, 2024-04-01

    ...よりも10.61%向上していることが確認された.更に,定性的評価として,各モデルによって生成された特徴量をもとに任意の画像に対する類似検索を行った結果,提案手法は従手法よりもクエリ画像と画風における類似度の高いサンプルをより多く提示することができることを確認した....

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  • 住宅の居間における窓を含む視環境の評価構造の解明

    荒野 華織, 松田 啓汰, 樺木 隆則, 大江 由起, 加藤 未佳, 佐野 奈緒子, 宗方 淳, 吉澤 望 日本建築学会環境系論文集 89 (818), 193-201, 2024-04-01

    <p>The purpose of this study is to clarify the evaluation structure of visual environment in residential spaces with windows and to test the hypothesis that satisfaction with daylighting quality is …

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  • 萌芽期以前の気象データを用いた茶の摘採適期早期予測の試み

    松本 宜大, 下司 純也, 曹 巍, 藤岡 宏樹 農業情報研究 33 (1), 1-13, 2024-04-01

    ...組み合わせとし,Leave-One-Out交差検証による検証データの摘採適期の予測値と実測値の絶対誤差の平均値(MAE<sub>test</sub>)が最小となるモデルを選出した.その結果,予測値と実測値の平均絶対誤差が0.8–2.0日となり,いずれの品種でも実用上十分な精度で予測ができた.また,MAE<sub>test</sub>は1.0–2.3日となり,萌芽期以降の気象データの積算値を用いた従の...

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  • オンチップセンシング技術

    宮崎 貴史, 平井 義和 電気学会誌 144 (4), 202-204, 2024-04-01

    ...<p>1.はじめに</p><p>マイクロ流体デバイス技術とヒト由細胞を使って,ヒトの臓器レベルの構造や機能を再現する組織チップ(Organs on a Chip:OoC)が,新しい創薬スクリーニング手法の一つとして注目を集めている。従の細胞培養ディッシュ(シャーレ)を使用した細胞培養法と比較して,OoC</p>...

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  • 部門大会レポート〈後編〉

    前田 はるか, 内田 詢人, 佐藤 正騎, 渋谷 侑平, 酒井 佑希也, 信太 智貴, 元井 直樹 電気学会誌 144 (4), 223-226, 2024-04-01

    ...<p>1.はじめに</p><p>電気学会では1991年の組織体制の刷新以,電気学術に関する全分野が五つの専門領域に分けられ,それぞれが特色のある「部門」として規定されている<sup>(1)</sup>。現在の部門の体制は以下に示すとおりである。</p><p>◆基礎・材料・共通(A部門)</p>...

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  • 腸間膜デスモイド型線維腫症の1例

    小川 奈海, 北浦 幸一, 小宮 雅明, 小原 正巳, 山村 和博, 佐々木 美和, 金輪 智子, 本間 善之, 神作 慎也, 長谷川 貴士, 新井 悠太, 斉藤 寛弥, 平田 信人, 佐藤 隆久 超音波検査技術 49 (2), 138-144, 2024-04-01

    ...考えた.腫瘤は小腸筋層と連続している印象があり,小腸由の消化管間質腫瘍を第一に考え,鑑別に線維腫,線維肉腫など腸間膜由の腫瘍を考えた.精査の結果,小腸由の消化管間質腫瘍疑いで手術となった.病理組織検査では核分裂像を認めない線維芽細胞と膠原線維の増殖像を認め,腫瘍は小腸筋層に浸潤していた.免疫染色ではCD34, c-kit, S100, SMAがいずれも陰性,β-catenin陽性で,デスモイド...

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  • ビジュアルマイクロホンにおける光量環境が音波抽出に与える影響

    関根 海渡, 大野 圭哉, 立蔵 洋介 電子情報通信学会論文誌D 情報・システム J107-D (4), 212-220, 2024-04-01

    ...本論文では,ビジュアルマイクロホンを実環境へ適用するための障壁となっている光量環境が音波抽出の影響に及ぼす影響について述べる.ビジュアルマイクロホンでは,音波により振動する物体表面をカメラで撮影し,その映像内に存在する振動から音波を抽出・復元するが,従の抽出手法では物体振動のエッジを捉えやすくするために,撮影時に投光器を用いて強い光を照射していた.そこで,本論文では投光器を使用しない一般的な照度環境...

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  • がんモデル開発

    梨本 裕司 電気学会誌 144 (4), 195-198, 2024-04-01

    ...従,がん細胞の代謝活動の定量解析には,組織からのがん細胞の単離が必要であった。これは,生体内のがん細胞の周囲には,がん微小環境と呼ばれる間質細胞(繊維芽細胞,血</p>...

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  • オンチップセンシング技術

    栗田 僚二, 菅井 祥加, 冨田 峻介 電気学会誌 144 (4), 205-208, 2024-04-01

    ...<p>1.はじめに</p><p>幹細胞やゲノム編集技術の目覚ましい発展に伴い,従の動物実験に代わる細胞培養システムが提案されている。例えばスフェロイドやオルガノイドなどの3次元培養,微細加工技術を駆使した潅流によるorgans-on-a-chipなどが進歩し,これらの基礎研究および産業利用が報告され</p>...

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  • 「シン・させていただく」の誕生秘話

    椎名 美智 待遇コミュニケーション研究 21 (0), 50-65, 2024-04-01

    ...汎用性が高く盛んに使われるうちに本の使い方とは異なる用法が出現し、「違和感がある」と批判される用法が出てくるまでになった。椎名(2021)は「させていただく」への違和感調査とコーパス調査を実施し、使用状況の変化を歴史語用論的に検討した。その結果、「させていただく」が「謙譲語」から「丁重語」へと変化してきたと考え、本の「丁重語」と区別して「新・丁重語」と呼んだ。...

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  • 中国人移住者にとっての在留資格「技能」の特徴と役割 -技能実習生との関連より-

    川村, 潤子 日本福祉大学経済論集 (68) 67-83, 2024-03-31

    ...本研究では,日本で就労する中国人の,在留資格の取得条件や滞在条件の違いから在留資格「技能」を「技能実習」と比較しながら,その特徴と役割を明らかにした.在留資格「技能」と「技能実習」を取得し日している者の状況を比較すると,取得条件や滞在条件に違いは見出せるが,母国での属性などの状況は同質的な側面を見出すことができる.そのため,在留資格「技能実習」を取得して日した者へのヒアリング調査を中心とし,在留資格...

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  • 法律用語「刑事」と「民事」の成立と展開

    劉, 淼 拓殖大学大学院言語教育研究 (24) 45-65, 2024-03-31

    ...「刑事」と「民事」はそれぞれ漢文の『朱子語類・内任』と『書経・太甲』に由している。「刑事」は執行機関としての「刑部」の文書という意味に使われるが、「民事」は国民に関することを指している。日本語においてこの二語を法的な意味に転用したのは1872年だった。これに関連する複合語も次第に増加していた。...

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  • 長野県在カブ品種‘開田蕪’における形態的特徴の系統間変異

    小原, 涼太郎, 松島, 憲一, 根本, 和洋 信州大学農学部AFC報告 22 37-44, 2024-03-31

    ...それぞれに異なる在カブ系統の存在が知られており,現在はまとめて‘開田蕪’と認識され差異はないとされるが,胚軸の形態データを用いた主成分分析の結果から農家の認識と近しい差異が認められた.また,同地域内で明確に分けて採種される‘ピンク蕪’は‘開田蕪’から突然変異として色素合成機能が欠損した個体を選抜して採種して生じた可能性が示唆された....

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  • COVID-19流行下におけるA大学の大学卒業時看護技術到達度の現状

    三木 愛理 関西福祉大学研究紀要 27 11-18, 2024-03-31

    ...している技術内容は,専任教員19 名のうち8 名(回答率42.1%)から回答が得られ,有効回答率は36.8%であった.2 年間の教授状況において教授していないと回答した具体的技術内容は,8 項目であり,そのうち〔70.直腸内与薬の投与前後の観察ができる〕以外の「未経験」割合は低く,COVID-19 流行に関わらず学生が臨地実習で経験することが困難な具体的技術内容を含み,ほとんどの項目は学内演習で補充出ていることが...

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  • ケアが紡ぐ人間関係と抵抗──『上海宝貝』再読

    花尻,奈緒子 人文論叢 : 三重大学人文学部文化学科研究紀要 (41) 35-50, 2024-03-31

    ...まず、作中で主人公が示し、かつ従の評論がテクストの主旋律と目してきた「メリトクラシー-ポストフェミニズム-新自由主義」の世界観が、実際には主人公の現実と衝突しているだけでなく、主人公もその世界観に違和感を持っていることを明らかにした。...

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  • 「唯心」「唯物」のペアとしての成立と複合語による展開

    李, 穏 拓殖大学大学院言語教育研究 (24) 21-43, 2024-03-31

    ...旧の中国仏典語に見られる「唯心」は、まず日本語に受け入れられ、<心だけ>の意味で使われていた。それから、中国の宋明理学、とくに陽明学の導入とともに、「唯心」と「唯物」は広く使われるようになった。近代に入ると、西洋概念「Idealism」「Materialism」に対して、それぞれ「唯心論」「唯物論」という訳語が使用された。一方、中国においては日本の翻訳書を通じて西洋の哲学や思想を受容した。...

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  • 小児看護学実習の学びを深めるための最終日プログラムの開発 : ADDIE モデルによる考察

    西村, 実希子, 西田, 志穂 共立女子大学看護学雑誌 11 13-21, 2024-03-31

    ...小児看護学実習は、病棟だけでなく保育園や外など複数の施設を組み合わせて実習を行う。学生は、実習全体を統合して思考することや学びを深めることに課題があった。そこで、最終日のプログラムについて、到達目標を軸にコンテンツの再編を行った。グループワークでの思考の促しや、カンファレンスでの積極的な教員の発問などを行ったところ、学生の発言や取り組みに変化が見られた。...

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  • 経験主と使役主のコード化―日独語の構文に見る「事象の所有」―

    高橋,美穂 人文論叢 : 三重大学人文学部文化学科研究紀要 (41) 1-14, 2024-03-31

    ...さらに、日独語の両構文が、従の語彙意味論的研究において個体間の関係として規定されてきた所有の概念(=「人にモノがある」)を発展させた、広義の個体と事象との間の所有関係(=「人にコトがある」)、すなわち「事象の所有」という共通の意味論的基盤のもとで統一的に捉えられることを論じる。...

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  • 看護基礎力の強化を意図した実習前シミュレーション演習の実際と評価

    坪井, 恵梨果, 安森, 友香, 佐居, 由美 大学教育研究ジャーナル 21 39-49, 2024-03-31

    ...病棟実習後に行ったアンケート調査では,本シミュレーション演習によって「実践的な準備を行うことが出た」と回答者全員が回答し,その理由として「実習で実際に役立った」などが挙げられていた。今後も実習への準備性を高める演習となるように内容の改善を図っていく。...

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  • 大学教養教育におけるESD講義の実施と意識変容の検証 : 受講者アンケートの分析

    豊田, 哲也 大学教育研究ジャーナル 21 1-17, 2024-03-31

    ...受講者はもともと地球環境問題への関心が高い傾向にあり,授業期間中に上記の概念および将の希望に関する肯定的な意見が増加した。因子分析の結果,授業前は問題意識が曖昧だったが,授業後は批判的考察や主体的取り組みに関する因子が明確に表れた。受講者は授業を通じ問題の複雑さや利害の対立について学び,自己の意見や主張を獲得しえたことがわかる。...

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  • 地域特性を考慮した電動アシスト四輪自転車の設計開発

    稲毛, 達朗, 高野, 修治, 宮田, 佳美, 大見, 敏仁, 野中, 誉子, INAGE, Tatsuro, TAKANO, Shuji, MIYATA, Yoshimi, OHMI, Toshihito, NONAKA, Takako 湘南工科大学紀要 58 (1), 11-16, 2024-03-31

    ...本研究では,観光用の電動アシスト四輪自転車の開発を目的としている.2年連続で電動アシスト四輪自転車を開発し,その2台の開発報告をおこなう.2021年度の開発では,山梨県北杜市の観光ツアーでの利用を想定している.欧米から山梨県北杜市へる訪日観光客を対象とした免許不要で家族が利用できる電動アシスト四輪自転車の開発を目的とし,成人1名と小児1名が乗車可能であるなどの仕様を定めている.そして車体フレーム設計...

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  • 難治性めまいへの弛まぬ挑戦

    將積, 日出夫 Toyama medical journal 34 9-14, 2024-03-31

    ...治療には耳石を卵形嚢に移動させる浮遊耳石置換法が知られているが、ヒトでは耳石の移動を観察することは出ない。本稿では、私が富山大学耳鼻咽喉科で継続してきた、浮遊耳石置換法の理解に役立つ世界発の膜迷路モデルの開発研究について紹介する。...

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  • 非大卒親家庭の世代間学歴上昇移動と拡大家族 : キョウダイからオジオバへ

    松尾 大地 大阪大学教育学年報 29 15-28, 2024-03-31

    ...相続・跡継ぎ慣行による非移動によって引き起こされた可能性を指摘した.この非移動型の親の教育期待は,移動したキョウダイの地位達成を後に参照することで生じる相対的学歴不満によって上昇し,その結果世代間上昇移動が起きると考えられる.このように,地位達成におけるキョウダイ研究と親・オジオバ研究を理論的に接続することで,調査対象者から遡及的に構成される父―子の2世代モデルから抜け落ちるキョウダイ間の不平等に由する...

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  • シャフリングベイビーの粗大運動の獲得と行動特徴~自閉スペクトラム症とダウン症候群に着目して~

    伊東 祐恵 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 107-107, 2024-03-31

    ...これは、基礎疾患のないMD群は、粗大運動の獲得にこだわりなどASDの特性が影響を与えた可能性があるが、DS群は身体面に低緊張を伴いやすく精神面は頑固さを伴う児がいることから、ASD以外 に疾患由の特徴が影響していたことを推測する。これらより、シャフリングはASDの早期兆候の一つとして考えられるが、染 色体異常など基礎疾患を伴う場合は疾患に由した影響も関係していたことを推察する。...

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  • 眼球運動トレーニングによってバランス能力が向上し転倒が減った協調運動障害の一症例

    多賀 咲帆, 遠藤 壮馬, 佐々木 弘之 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 116-116, 2024-03-31

    ...「転びやすい」、「転んだときに手をつけない」という母の主訴から院し、協調運動障害と診断され理学療法 (PT)を開始した。運動発達歴は定頸2か月、寝返り6か月、座位 8か月、四つ這い11か月、つかまり立ち1歳1か月、伝い歩き1歳2か月、独歩1歳4か月であった。理学療法開始時点での片脚立位保持時間は最大10秒であった。...

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  • COPMとSMARTモデルにて目標共有し,入浴動作が自立した学童期脳性麻痺児の一例

    髙木 秀明, 武藤 真里 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 132-132, 2024-03-31

    ...</p> <p>【結果および経過】</p> <p> COPM実施後,SMARTモデルを用いて,本人と共に「14歳までにひとりで洗体・浴槽跨ぎ・浴槽につかる・浴槽から出ることができるようになる.」と設定し,家族と共有した.練習方法は,外リハの際に課題確認・整理を行い,次回まで複数回自宅で実施することとした....

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  • 独歩可能児のSDR術後経過 -粗大運動能力改善に関わる術前要因の検討-

    小野 泰輔, 上原 久人, 山田 知 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 152-152, 2024-03-31

    ...GMFCSⅠ児のリハ場面では自発的に運動が出るが故の難しさに直面する事も少なくない。特にSDR後の集中リハの重要性はコンセンサスであるが、目標設定や課題の共有において、幼少時よりもある程度の年齢に達した方がリハを行い易い印象を持っていた。...

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  • 修正36週で慢性肺疾患と診断される極低出生体重児のDubowitz神経学的評価スコアの特徴

    峯 耕太郎, 儀間 裕貴, 笹尾 丞子, 矢島 侑実, 丸山 秀彦, 諫山 哲哉, 上出 杏里 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 41-41, 2024-03-31

    ...また,慢性肺疾患 (CLD)はVLBWの合併症として多い疾患であり,従の定義では日齢28での酸素投与の有無で診断されるが,修正36週での呼吸補助の方法による診断は,在胎期間の個体差 も考慮されており,より合理的であると考えられている (Jensen EA, 2019).CLDの罹患は中・長期的な発達予後に悪影響を及ぼすとする報告も多い (Cheong JLY, 2018)が,より早期の新生児の神経学的発達...

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  • 訪問看護ステーションにおける医療的ケアのない極低出生体重児の発達支援の取り組み

    川島 瞳, 辻 悦子, 荒川 依子, 伊藤 百合香, 梶原 厚子, 岡崎 薫 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 45-45, 2024-03-31

    ...</p> <p>【考察】</p> <p> 外フォローでは見えずらい育児の不安や困り感、家庭での支 援の必要性を知ることが出た。ほぼ全例に身体の扱いにくさ、反りやすさ、発達がゆっくり、離乳食の姿勢環境の困り感があった。訪問ではより生活に密着した育児支援・発達支援ができるので、ニーズに沿った、具体的で個別性の高い支援を行うことができる。...

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  • デュシェンヌ型筋ジストロフィーマウスに対するiPS細胞由筋幹細胞移植と筋収縮トレーニングの併用効果

    竹中(蜷川) 菜々, 後藤 萌, 吉岡 クレモンス紀穂, 三木 麻有甫, 櫻井 英俊 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 86-86, 2024-03-31

    <p>【はじめに、目的】</p> <p> デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)は、ジストロフィン蛋白(Dys)が欠損することで、筋萎縮と筋力低下を引き起こす遺伝性筋疾患の一つであり、未だに根治療法はない。そこで、 Dys発現が正常な筋幹細胞(MuSC)を移植してDys発現を補う 「細胞移植治療」が、新たな根治療法の一つとして期待されている。当研究室では、健常ヒト多能性幹 …

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  • 児童における健康関連QOLと食に関するQOL・睡眠状況の学年別の違いと項目間の関係 ―福島子どもコホート調査―

    楠本 泰士, 髙橋 恵里, 倉澤 茂樹, 田中 善信, 星 真行, 柴 喜崇, 岡崎 可奈子, 義久 精臣 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 89-89, 2024-03-31

    ...<p>【はじめに、目的】</p> <p> 近年、食育や眠育などの言葉が聞かれるように、小中学生のうちから、健康に気を付けることの重要性が見直されており、食育、眠育などの多角的な調査が、将的なけがや生活習慣病の予防のために必要である。対策の一環で、福島市をはじめ全国の市町村で予防的な政策が始まっているが、医療専門職の関りは少ない。...

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  • 胸髄損傷を呈する幼児に対する、課題志向型トレーニングの実践

    滝谷 佳紀, 塩津 裕康 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 95-95, 2024-03-31

    ...立位保持の実践では、児が主体的に取り組み、児自身の認知ストラテジーの使用による問題解決が出たことで自己効力感を得たと考えられる。また、保護者より「訪問リハビリ時の立位練習を意欲的に取り組むようになった」「食事・余暇時に立位台で過ごしたいと言うようになった」との発言も聞かれた。以上より、本症例に対する介入は、自宅内における立位での活動を促し、立位保持時間の増加に繋がったと考えられる。...

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  • 運動量の確保と食事療法にて小児肥満の改善に至らなかった症例

    佐々木 優太, 中島 卓也, 依田 奈緒美, 楠本 泰士, 真野 英寿 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 99-99, 2024-03-31

    ...小児では過度な食事制限はせず,必要量の栄養素を摂取し,身長の伸びに合わせた体重維持が重要視される.特に発達障害児・発達遅滞児では,食事や活動に偏りがあることが多く,将的な肥満リスクが高くなっている.運動量の確保も重要だが,動作の質的な改善も必要となると考える....

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  • コロナ禍において趣味も地域活動も実施していないことはフレイルステータスの悪化に関連する

    広瀬 環, 沢谷 洋平, 石坂 正大, 橋本 奈織, 久保 晃, 浦野 友彦 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 143-143, 2024-03-31

    ...</p><p>【考察】</p><p>従の生活において趣味や地域活動等の社会参加の実施はフレイル発症リスクや障害予防につながるとされている。コロナ禍におけるフレイル悪化の対策には、趣味や地域活動といった社会参加を“少しでも”実施することが重要であることが示唆された。...

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  • サルコペニアを有する骨関節疾患患者の退院後サービスの検討

    池上 泰友 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 209-209, 2024-03-31

    ...退院後に利用した医療・介護サービスの調査は外リハビリテーション、訪問リハビリテーション、訪問看護、デイケア・デイサービスとした。サルコペニアは AWGS2019の診断基準を用い、退院時に骨格筋量の減少、筋力・身体機能の低下が認められた場合にサルコペニア有りと判定した。...

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