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検索結果 1,167 件

  • 肺塞栓症を契機に発見された膝窩静脈性血管瘤の2例

    大澤 拓哉, 水野 敬輔, 秋田 直宏, 等々力 広菜, 藤澤 建太 日本血管外科学会雑誌 33 (1), 47-51, 2024-02-17

    ...右膝窩静脈性血管瘤に対して,縫縮術を施行した.症例2: 77歳,女性.動悸,呼吸困難を主訴に当院へ救急搬送され,造影CT検査で両側肺塞栓症を認めた.同時に径35 mmの左膝窩静脈性血管瘤と瘤内の血栓を認めた.入院後,抗凝固療法による治療を行い,肺塞栓症は改善した.退院後,あらためて左膝窩静脈性血管瘤に対して,縫縮術を施行した.2例とも現在まで肺塞栓症の再発は認めていない....

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  • 肺塞栓症を契機に発見された膝窩静脈性血管瘤の1手術例

    小坂 淳生, 橋本 宗敬, 河村 圭一郎, 堀井 晋一良, 佐藤 博子, 玉手 義久 日本血管外科学会雑誌 32 (6), 443-447, 2023-12-17

    ...【症例】68歳,女性.既往歴・内服歴はない.2妊2産.血栓性素因の家族歴なし.数日前からの動悸,息切れを主訴に受診した.血圧79/54 mmHg,脈拍129回/分,SpO<sub>2</sub> 85%,呼吸数28回/分,体温36.6°C,下肢の浮腫や表在静脈の拡張は認めず.造影CT検査で両側肺動脈内の血栓と,右膝窩静脈に血栓を伴う直径30 mmの囊状の静脈性血管瘤を認めた.肺塞栓症に対して2週間の...

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  • 冠静脈洞開口部狭窄を合併した僧帽弁閉鎖不全症,大動脈弁閉鎖不全症に対する1手術例

    榊原 聡, 山内 孝, 勝谷 礼子 日本心臓血管外科学会雑誌 52 (6), 417-421, 2023-11-15

    ...<p>症例は58歳男性.2カ月ほど前より動悸,労作時呼吸困難が出現し近医受診.精査の結果心不全を疑われたため,精査加療目的に当院紹介受診され,僧帽弁閉鎖不全症,大動脈弁閉鎖不全症の診断となった.心電図非同期の術前胸部CTにて冠静脈洞開口部が狭小であり,同期CTにて精査すると冠静脈は通常の右房開口部で4.1 mm,また右房に2カ所(2.0 mm,2.3 mm)と右室に1カ所(1.5 mm)開口している...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献8件

  • プロカテロール塩酸塩水和物吸入薬の過量吸入により低カリウム血症をきたした1例

    伏野 拓也, 星野 哲也, 榎本 有希, 丸島 愛樹, 下條 信威, 井上 貴昭 中毒研究 36 (3), 252-256, 2023-09-10

    ...自傷目的に喘息発作時のため処方されていたプロカテロール塩酸塩水和物(procaterol hydrochloride hydrate;PHH)吸入薬を約80回吸入し,直後より動悸と歩行時のふらつきが出現した。吸入から3時間後に当院に救急搬送され,来院時の血液検査では血清カリウム値2.5 mEq/Lの低カリウム血症を認めたほか,12誘導心電図ではQT延長を認めた。...

    DOI Web Site 医中誌

  • アルコール性ケトアシドーシスとの鑑別が困難であった正常血糖糖尿病ケトアシドーシスの1例

    村田 真里子, 中戸 美沙, 山﨑 智文, 堀口 恭平, 倉﨑 康太郎, 永井 義夫 糖尿病 66 (5), 359-363, 2023-05-30

    ...<p>アルコール性ケトアシドーシス(AKA)と正常血糖糖尿病ケトアシドーシス(euDKA)は共に高血糖のないアニオンギャップ(AG)開大性の代謝性アシドーシスを示すことから鑑別が難しい.51歳,男性.日常的にウイスキー5,6杯摂取する大酒家が口渇感・動悸を認め救急要請し入院した.血糖79 mg/dL,pH 7.261,HCO3<sup>-</sup> 14.0 mmol/L,AG 25.2 mmol...

    DOI 医中誌

  • 巨大上行大動脈瘤により肺動脈が圧排され右心不全を呈した1例

    ENOMOTO Masahide, TAKASHIMA Noriyuki, KAMIYA Kenichi, HACHIRO Kohei, WAKISAKA Hodaka, KADO Komei, SHIMADA Yuji, MATSUOKA Kentaro, SUZUKI Tomoaki, 榎本 匡秀, 高島 範之, 神谷 賢一, 鉢呂 康平, 脇坂 穂高, 角 宏明, 島田 ゆうじ, 松岡 健太郎, 鈴木 友彰 滋賀医科大学雑誌 36 (1), 80-83, 2023-03-31

    ...1週間前からの動悸と呼吸苦を主訴に前医を受診した。経胸壁心臓超音波検査で著明な右心負荷(右房右室間圧格差81 mmHg)と重度の三尖弁閉鎖不全症を指摘され、原因精査のために行われた造影CT検査で最大径100 mmの上行大動脈瘤を指摘された。巨大な上行大動脈瘤が主肺動脈を圧排し、右心不全を引き起こしていると考えられた。同日当院に転院搬送され、緊急手術を施行された。...

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  • ニコランジルが有効の微小血管狭心症で,心房細動発症との関連が示唆された1例

    渡邉 仁美, 池田 尚平, 佐藤 公一, 武田 守彦, 福田 浩二, 三木 景太, 相澤 健太郎, 篠崎 真莉子, 柴 信行 心臓 55 (2), 150-154, 2023-02-15

    ...<p> 微小血管狭心症(microvascular angina;MVA)は近年注目されているが,診断的認識とその治療法の確立は遅れている.今回,我々はニコランジル(nicorandil;NIC)が有効である,心房細動を伴うMVAの症例を経験したので報告する.症例は58歳,女性.安静時胸痛の頻度増加のため当科を受診した.時折,胸痛に加えて動悸を自覚することがあった.安静時狭心症疑いにて,カルシウム拮抗薬...

    DOI 医中誌

  • 重度の鉄欠乏性貧血を呈した直腸粘膜脱症候群に対しESDが有用であった1例

    須藤 信哉, 澤谷 学, 立田 哲也, 菊池 英純, 珍田 大輔, 櫻庭 裕丈, 三上 達也, 諸橋 聡子, 鬼島 宏, 福田 眞作 日本消化器内視鏡学会雑誌 65 (1), 49-55, 2023

    ...<p>症例は19歳男性.動悸,血便を主訴に来院し,Hb 5.2g/dLと重度の貧血を認め入院となった.頻回の鮮血便あり,CSを施行したところ歯状線に接して乳頭状構造を呈する隆起性病変を認め,直腸粘膜脱症候群(mucosal prolapse syndrome;MPS)が疑われた.精査中も排便時出血が持続したこと,形態から腫瘍性病変の可能性も否定できないことより,同病変に対し準緊急的にESDを施行した...

    DOI 医中誌

  • 胃壁内に転移した胃リンパ球浸潤癌の1例

    吉岡 尚子, 豊田 和宏, 坂下 吉弘, 小林 弘典, 宮本 勝也, 谷山 清己 日本臨床外科学会雑誌 84 (4), 579-583, 2023

    ...<p>症例は70歳,男性.動悸,ふらつき,黒色便を主訴に受診し,上部消化管内視鏡検査で胃体上部大彎後壁に3型進行癌を,胃体中部前壁に0-IIc型胃癌を認めた.さらに,胃体中部小彎後壁に粘膜下腫瘍様の病変を認め,リンパ節による壁外性圧排の可能性が疑われた.多発胃癌に対し,胃全摘・D2+No.10リンパ節郭清,脾臓・胆囊摘出術を施行した.病理組織診断では3型病変と0-IIc型病変ともに胃リンパ球浸潤癌で...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献6件

  • ミオパチーを発症した胃全摘術後吸収不良症候群によるセレン欠乏症の1例

    矢部 正浩 学会誌JSPEN 5 (2), 81-87, 2023

    ...<p>症例は70歳,女性.67歳時に胃がんで開腹胃全摘術,Roux-en-Y結腸前再建術を施行され再発なく経過した.術後3年半後から両下肢浮腫や動悸息切れを認めた.血液検査で血清セレン7.9 μg/dL,大球性貧血,高度の低Alb血症,FreeT3低値を認め,脂肪便陽性であった.腹部骨盤部造影CTは消化管全体の浮腫を認め,蛋白漏出アルブミンシンチでは異常を認めなかった.爪・皮膚症状,心筋障害,心電図異常...

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  • 小児期に腎移植後長期経過中に関節リウマチを発症した1例

    高橋 雄介, 藤原 拓造, 太田 康介, 後藤 隆文 移植 58 (Supplement), s340_2-s340_2, 2023

    ...移植後長期に渡り腎機能は安定していたが、X-4ヶ月頃より動悸を認められるようになり、ホルター心電図施行するも異常を認めなかった。X-2ヶ月頃より、右第1指のMCP関節、および左第1指のPIP関節に腫脹、疼痛が認められるとのことで当院リウマチ科紹介。</p><p>血液検査上血沈の亢進、リウマチ因子の上昇および右手MRIで右第1,2,3MCP関節にRA様の変化があり、関節リウマチの診断に至った。...

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  • 登校困難を主訴に受診し2q37微小欠失症候群と診断した1例

    清水 直政, 八ツ賀 秀一, 八ツ賀 千穂, 鈴木 雅彦, 櫻井 恭平, 立石 格 道南医学会ジャーナル 6 (1), 34-38, 2023

    ...中学2年生時にめまい、動悸のため登校困難となり、近医クリニックを受診、起立性調節障害と診断をされ投薬により症状はやや改善したが、登校困難が依然持続したため、当院小児科児童精神専門外来受診となった。...

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  • 動悸101例に対する西洋治療と漢方治療の現状とその有用性

    山崎 武俊, 福岡 正平, 峯 尚志 日本東洋医学雑誌 74 (2), 121-129, 2023

    ...<p>動悸で外来受診する患者は多く,病的な動悸として不整脈を表現している場合もあり,その適切な診断は患者の心事故を防ぐために重要である。しかし胸苦しさや息切れを含めて動悸として訴えることがあり,病的意義を持たないことも多い。一方,漢方医学は疾患の有無によらず,患者の虚実に合わせて治療できるが,その有効性を多数例で検討した報告はない。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献1件

  • 肥大型心筋症への薬物治療 -β遮断薬からミオシン阻害薬までー

    今井 靖, 苅尾 七臣 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 3-C-S38-3-, 2023

    ...肥大型心筋症は呼吸困難、動悸などの自覚症状、心雑音・心電図異常などの身体・検査所見、家族歴、心血管イベント等が診断の端緒となるが、心臓エコー、必要に応じて心臓MRI、心筋生検、全身性疾患の検索等を駆使して二次性心筋症(Fabry病、ミトコンドリア心筋症、心アミロイドーシス等)の除外、HCMの確定診断を行う。...

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  • 不安感や胸部症状に対して,落ち着きなく訴える患者に梔子豉湯を用いた6例の検討

    森 裕紀子, 小田口 浩, 花輪 壽彦 日本東洋医学雑誌 74 (3), 274-279, 2023

    ...不安と動悸の治療中に突然不安発作が生じたため転方したところ5日間で焦燥感が軽減。その後動悸は消失したが,不安発作が再発したため本方を再投与したところ7日間で焦燥感が軽減。症例6は48歳。身内の急死後発症したうつ病で,西洋医学的治療併用の上11日間服用したが効果はなかった。</p>...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 心臓MRIでの心臓サルコイドーシス評価

    真鍋 徳子, 佐野 ひろみ, 真鍋 治 The Japanese Journal of Sarcoidosis and Other Granulomatous Disorders 43 (1_2), 32-34, 2023

    ...<p>欧米に比して日本では心臓サルコイドーシス合併はまれではなく,心臓サルコイドーシスによる臨床症状は,無症候性から胸痛,呼吸困難,失神,動悸,心臓突然死まで様々であるため,まずは心臓病変の合併を疑うことが重要である.心房性および心室性不整脈などの伝導障害や心不全を引き起こす可能性があるため,サルコイドーシスと診断された患者は,問診,心電図検査(ECG)などを含めた心臓病変のスクリーニングを受けることが...

    DOI Web Site 参考文献14件

  • 右胸心に合併した重複上大静脈の解剖学的診断に経食道心エコーが有用であった症例

    岩﨑 司, 柴田 夏実, 金山 純二, 入江 忠信, 荒巻 和彦 心臓 54 (12), 1377-1387, 2022-12-15

    ...<p> 69歳女性が動悸と労作時の息切れを主訴に来院した.心電図は心房細動の頻脈,胸部X線では右胸心と肺うっ血の所見を認めていた.頻脈性心房細動による心不全の診断となり,外来フォローの上で投薬を開始した.1週間後の再診時には症状とうっ血の改善を認めていたが,心房細動は持続しており,待機的にカテーテルアブレーションを行う方針となった.血栓評価目的に行った術前の経食道心エコーでは,右胸心のため,角度を反転...

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  • 成人型ALCAPA患者の術後心不全を認めた1例:その原因について

    鈴木 謙太郎, 永田 佳敬, 佐藤 純, 吉井 公浩, 今井 祐喜, 吉田 修一朗, 西川 浩, 大橋 直樹, 櫻井 寛久, 野中 利通, 櫻井 一 Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery 38 (4), 249-253, 2022-12-01

    ...<p>症例は16歳女児で,動悸や胸部絞扼感の訴えがあり前医を受診し,左冠動脈肺動脈起始症(Anomalous Origin of the Left Coronary Artery from the Pulmonary Artery: ALCAPA)の診断で当院に紹介となった.手術は竹内法を選択し特記すべき問題なく終了したが,術後より心機能低下と鬱血による呼吸不全を認めた.心不全治療目的にビソプロロール...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献11件

  • コロナ感染症に対する不安や恐怖感は心疾患患者の身体活動量低下に関連する

    木村 祐紀, 古谷 英孝, 江森 亮, 山下 耕平, 柏木 秀彦, 渡邉 英憲 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 1.Suppl.No.2 (0), 24-24, 2022-12-01

    ...Performance Battery (SPPB),行動変容ステージ,握力,6分間歩行距離,身体活動調査時期(緊急時事態宣言期間中,まん延防止等重点措置期間中,制限なし)とした.身体活動量は,活動量計(Fitbit社)を1週間装着し,1日あたりの平均歩数を算出した.FCV-19Sは,COVID-19に対する不安や恐怖感を評価することができ,「COVID-19 が怖い」,「考えると不快になる」,「考えると動悸...

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  • 多彩な心室性不整脈を呈した心臓浸潤を伴う悪性リンパ腫の1例

    西瀨戸 美沙, 山元 芙美, 荻野 祐也, 辰元 良麻, 中島 啓太郎, 森 唯史, 長家 聡明, 冨桝 りか, 宮原 正晴, 山口 尊則 心臓 54 (11), 1278-1284, 2022-11-15

    ...<p> 症例は73歳,男性.10カ月前よりびまん性大細胞型B細胞リンパ腫に対し化学療法・放射線療法が施行され,3カ月前のCTで病変は縮小を維持していた.X-1日,動悸が出現したため近医を受診した.ホルター心電図で30分持続する単形性心室頻拍(ventricular tachycardia;VT)を指摘され,X日,当院へ救急搬送となった.当院搬入時,QT延長(QTc 477 ms)を認め,心室性期外収縮...

    DOI 医中誌

  • 左室流出路に出現した carcified amorphous tumor の1例

    有本 宗仁, 北中 陽介, 田中 正史 日本心臓血管外科学会雑誌 51 (5), 296-299, 2022-09-15

    ...<p>症例は,69歳女性.慢性腎不全に対して10年前に維持透析加療を導入した.動悸症状,胸部圧迫感を認め,精査加療目的で当院を紹介受診した.精査を行い,左室流出路中隔側に長径11 mmの可動性のある腫瘤を認めた.発熱,感染兆候なく,半年間の経過観察の後,塞栓症のリスクになり得ることから,手術加療の方針となった.手術では,上行大動脈を斜切開し,大動脈弁を損傷せずに腫瘤を摘出した.術後経過は良好であった...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献8件

  • COVID-19 罹患後症状・Long COVID における神経症状

    中嶋 秀人, 原 誠, 石原 正樹, 小川 克彦 日大医学雑誌 81 (4), 197-204, 2022-08-01

    ...SARS- CoV-2) 急性感染後症候群とも呼ばれ,COVID-19 罹患後に感染性は消失したにもかかわらず,急性期から持続する症状や経過途中から新たに生じて持続する症状全般を指す.代表的な症状として,①全身症状:疲労感・倦怠感,関節痛,筋肉痛,②呼吸器症状:咳,喀痰,息切れ,胸痛,③精神・神経症状:記憶障害,集中力低下,不眠・睡眠障害,頭痛,抑うつ,筋力低下,④その他:嗅覚障害,味覚障害,脱毛,動悸...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献36件

  • 胎児期に診断し,無治療で経過観察できている先天性右心耳瘤の一例

    今西 梨菜, 中右 弘一, 岡 秀治, 島田 空知, 梶野 浩樹, 髙橋 悟 Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery 38 (3), 198-203, 2022-08-01

    ...<p>先天性右心耳瘤は1968年のMorrowらによる報告以来,新生児から成人を含め国内外での症例が数十例しかいない稀な心内構造異常である.合併症として不整脈や血栓塞栓症,動悸や息切れなどが問題になる場合があり,適切な診断および治療が重要であるものの,その指針は定まっていない.症例は在胎29週の男児で,前医で右房拡大を指摘され,当院に紹介された.胎児心臓超音波検査では,14.2×7.9 mm(実測値...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献20件

  • Fallot四徴症に対するRastelli手術後遠隔期に上行大動脈仮性瘤と心外導管狭窄をきたした一例

    若林 豊, 椛沢 政司, 浅野 宗一, 村山 博和, 立野 滋, 川副 泰隆, 岡嶋 良知, 武智 史恵, 森島 宏子, 松尾 浩三 日本成人先天性心疾患学会雑誌 11 (2), 37-41, 2022-05-31

    ...症例は52歳,男性.Fallot四徴症に対して5歳時にWaterston手術,11歳時にRastelli手術が行われている.その際に,左肺動脈が閉塞していたため,上行大動脈右側を経由して右肺動脈へHancock弁(22 mm)付心外導管再建手術が行われた.44歳時から動悸を自覚するようになり,外来での心エコー上,右室流出路狭窄の進行が認められた.今回,心臓カテーテル検査にて心房内リエントリー頻拍,上行大動脈仮性瘤...

    DOI 医中誌

  • 臨床看護師のフィジカルアセスメント技術習得に関する学習ニーズ調査

    河部 房子, 今井 宏美, 椿 祥子, 石田 陽子, 松田 友美 千葉県立保健医療大学紀要 13 (1), 1_39-1_44, 2022-03-31

    ...<br> 結果:研究協力施設は9施設,回答数は103(回収率38.1%),平均経験年数 14.6年であった.PA学習経験について,学習経験のない対象者が11.7%であった.学習ニーズが高かったのは,系統別PAでは循環器系,呼吸器系,症候別PAではショック状態,胸痛・動悸であった.自由記載からは5つのカテゴリーが見いだされた....

    DOI 医中誌

  • 心臓粘液腫による嚥下機能低下をきたしていた一例

    赤澤 純代, 三浦 聖子, 永吉 靖弘, 福島 淳也, 西野 孝宏, 長田 弘二, 永山 太悟, 西木 一哲, 藤井 大志, 坂本 大輔, 南 哲弥, 土谷 武嗣, 浦本 秀隆, 久藤 茂, 高野 環, 三輪 高喜, 北山 道彦, 坂本 滋 日本プライマリ・ケア連合学会誌 45 (1), 31-35, 2022-03-20

    ...<p>症例は77歳,男性.2年前からめまい・嚥下機能低下があり,むせ,血痰も伴い内科で精査が行われ,原因不明の嚥下機能低下による誤嚥性肺炎の入院歴がある.今回動悸・息切れを伴い近医受診した.心臓超音波検査では,左房内腫瘍が心拍動に伴って僧帽弁に嵌頓していた.当院心臓血管外科で緊急左房粘液腫摘出術,Patch Closureが施行された.摘出術後,嚥下機能が回復したことから術後Ortner症候群と診断...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献16件

  • 亜急性甲状腺炎に小柴胡湯が奏効した1例

    村井 政史, 谷津 高文, 佐野 敬夫 日本東洋医学雑誌 73 (4), 409-413, 2022

    ...今回,発熱,甲状腺部の痛み,動悸や手の震えを認め,内分泌内科で亜急性甲状腺炎と診断され,アセトアミノフェンを処方されたが症状の改善を認めなかった。食欲が低下して舌に厚い黄苔を認めたことから少陽病と考え小柴胡湯エキスを投与したところ,その翌日から体温は37℃を超えなくなり,甲状腺部の痛みも消失した。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献1件

  • ワルファリンコントロールが急激に悪化・変動し対応に苦慮した2例

    今井 靖, 高倉 祐希, 野田 達也, 荒川 昌史, 稲見 薫, 大塚 由紀子, 吉岡 崇幸, 釜井 聡子, 片野 昌宏, 中澤 寛仁, 桂田 健一, 苅尾 七臣 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 43 (0), 4-C-S46-1-, 2022

    ...今年に入ってから動悸・倦怠感が出現、頻脈性心房細動が発作的に生じ心不全を来した。精査加療のために入院とし、心房細動のレートコントロール・薬理学的リズム・コントロールを図り、心不全治療薬の追加 ステロイド投与量の調整を行ったが、ワルファリンコントロールは入院中不安定であり投与量が減量され退院となっていた。...

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  • 緊急帝王切開術後に診断に至った感染性心内膜炎の1例

    森岡 裕彦, 山﨑 友美, 八幡 美穂, 宇山 拓澄, 綱掛 恵, 大森 由里子, 寺岡 有子, 古宇 家正, 向井 百合香, 工藤 美樹 日本周産期・新生児医学会雑誌 58 (2), 341-345, 2022

    ...<p> 妊娠中の感染性心内膜炎の発症は0.006〜0.0125%と報告されており,非常にまれである.感染性心内膜炎は弁膜や大血管内に疣腫を形成し,菌血症,血管塞栓,心障害などの多彩な症状を引き起こす全身性敗血症性疾患である.発症すると母児ともに極めて重症度が高く早急な対応が必要となるが,臨床症状は発熱や動悸など非特異的なものが多く,診断が遅れることがある.妊娠中に感染性心内膜炎の診断に至った場合は,...

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  • 高齢者糖尿病の薬物療法

    大内 基司, 大庭 建三 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 43 (0), 1-C-S16-1-, 2022

    ...またその際の発汗、手のふるえ、動悸などの自・他覚症状に乏しいために発見が遅れやすく、重篤な事態を招くこともよく知られている。高齢者への薬物療法による厳格な血糖管理は生命予後を不良にし、転倒や認知症の発症につながる危険性が高い。...

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  • 出血性十二指腸脂肪腫に対して十二指腸-腹腔鏡内視鏡合同手術を施行した1例

    絹田 俊爾, 荒川 典之, 山崎 ゆうか, 時岡 峻三, 角田 卓哉, 若林 博人 日本消化器内視鏡学会雑誌 64 (5), 1112-1117, 2022

    ...<p>症例は55歳,男性.黒色便と労作時の動悸を主訴に受診し精査の結果,長径22mmの出血性十二指腸脂肪腫と診断した.内視鏡医と外科医が合同で透視下超音波内視鏡検査を行い,ESDが可能な病変であること・腹腔鏡による補強が可能な局在であることを確認し,十二指腸-腹腔鏡内視鏡合同手術(laparoscopy and endoscopy cooperative surgery for duodenal tumor...

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  • 妊娠中にStanford A型大動脈解離を発症し,後日遺伝性大動脈疾患が判明した2症例

    今竹 ひかる, 小山 瑠梨子, 水野 友香子, 岡本 葉留子, 小池 彩美, 大竹 紀子, 上松 和彦, 吉岡 信也 産婦人科の進歩 74 (3), 404-411, 2022

    ...Stanford A型大動脈解離の診断となり,帝王切開と同時に上行・弓部大動脈全置換術と大動脈基部置換術(生体弁)を施行した.退院後の遺伝子検査の結果,Loeys-Dietz症候群と診断された.症例2は28歳,1妊0産,妊娠中期に突然発症の背部痛を自覚していたが自然軽快したため受診せず,その後は妊娠経過に問題なく妊娠40週3日に経腟分娩となった.産褥2日目より労作時息切れを自覚し,退院翌日の産褥6日目には動悸...

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  • 易疲労感・倦怠感に半夏厚朴湯が奏功した3例

    陣内 厚子, 木村 容子 日本東洋医学雑誌 73 (3), 297-302, 2022

    ...症例2は13歳女性で海外から日本へ引っ越し後から疲労感が生じ,不安感や動悸,心下痞鞕も認め半夏厚朴湯を処方し症状が軽快した。症例3は18歳女性で大学入学後に勉学の苦痛から疲労感を認め,不安感や腹満,心下痞鞕があり半夏厚朴湯を処方し疲労感は改善した。</p><p>症例2と3では明らかなストレス要因があり,気鬱を強く疑った。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献3件

  • 不整脈原性右室心筋症の診断基準を満たした心臓サルコイドーシスの1例

    横山 真央, 柏木 学, 樽谷 玲, 嶋村 邦宏, 塩野 泰紹, 黒井 章央, 谷本 貴志, 久保 隆史, 田中 篤, 穂積 健之, 赤阪 隆史 心臓 53 (12), 1332-1339, 2021-12-15

    ...<p> 症例は69歳女性,動悸を主訴に近医受診した.持続性心室頻拍を認め,電気的カルディオバージョンを施行後に当院転院となった.12誘導心電図では三束ブロックを呈し,経胸壁心エコーでは右室拡大と右室壁運動異常を認めた.鑑別診断として不整脈原性右室心筋症と,ぶどう膜炎の既往を有することからサルコイドーシスが考えられた.右室中隔からの心筋生検では有意な所見は得られなかった.心臓MRIでは右室自由壁,右室...

    DOI 医中誌

  • チアノーゼを伴う成人先天性心疾患に発症したパラガングリオーマの1例

    森島 重弘, 依田 卓, 中澤 誠, 小野 隆志 心臓 53 (10), 1082-1090, 2021-10-15

    ...<p> 症例は29歳の女性.三尖弁閉鎖症の診断でFontan手術を目指して姑息手術を行ったが,hemi Fontan術を最後にチアノーゼを有したまま経過観察されていた.24歳頃からストレスを感じる時に動悸と発汗を発作的に認める様になった.29歳時に動悸と発汗,嘔吐のため救急搬送された.偶然行われた腹部エコー検査で左副腎部に腫瘍性病変を認めた.経過中,発作性の高血圧と頻脈を認め,血中のカテコラミン濃度...

    DOI 医中誌

  • 肛門管癌の穿通で発症したフルニエ壊疽の1例

    早川 雄貴, 大村 健二, 田中 寛人, 萩原 千恵, 筒井 敦子, 若林 剛, 川倉 健治, 絹川 典子 日本腹部救急医学会雑誌 41 (6), 443-447, 2021-09-30

    ...来院2日前に呼吸苦と動悸が出現,来院当日に体動困難となり救急搬送された。血圧は救急隊接触時90/60mmHgで輸液を開始,来院時は151/77mmHgに上昇した。来院時意識はJCSⅠ-3で体温は37.9℃,脈拍は117/分,呼吸数は24/分。陰囊・肛門周囲の皮膚は黒色に変化,悪臭が強く,肛門管から腫瘤が露出。直腸診で血便を認めた。腹部造影CT検査で陰囊から会陰部,骨盤内に気腫を認めた。...

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  • 呼吸器・循環器疾患におけるADL評価

    高橋 諒, 上月 正博 The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 58 (9), 1005-1012, 2021-09-18

    ...<p>日常生活活動(動作)(activities of daily living:ADL)を評価し,維持・改善することはリハビリテーション治療の目的の1つである.ADL評価の際に,介助の有無や,できる・できないだけでは不十分な場合がある.呼吸器疾患や循環器疾患では,呼吸困難(息切れ),胸痛や動悸などによりADLが制限されるが,一般的なADL評価尺度では,これらの症状は評価に反映されにくいためである....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献14件

  • 劇症型心筋炎の臨床経過を呈した褐色細胞腫に伴うCatecholamine-induced cardiomyopathyの1例

    星野 直樹, 山田 晶, 鳥谷 卓央, 河田 祐佳, 星野 芽以子, 井澤 英夫 心臓 53 (9), 973-980, 2021-09-15

    ...<p> 症例は高血圧に対して通院加療中の65歳男性.5日前より咽頭痛と微熱,2日前より労作時呼吸困難と動悸を自覚するようになり,入院当日の朝に体動困難となったため救急搬送された.高度の頻脈と全身冷感を認め,胸部X線検査では両側butterfly shadow,経胸壁心エコー図検査では左室駆出率は10-15%程度の高度左室機能低下を呈していた.心原性ショックと判断し,緊急冠動脈造影検査を施行したところ...

    DOI 医中誌

  • 起立性調節障害の長期化防止に向けたシリアスゲームの提案

    宮崎, 仁美, 栗原, 渉, 韓, 旭, 串山, 久美子 エンタテインメントコンピューティングシンポジウム論文集 2021 351-354, 2021-08-23

    ...起立時にめまいや動悸などが起きる自律神経の病気である起立性調節障害により,不登校などの深刻な状況を抱える思春期の子どもが増加している.治療方法の一つとして運動療法は有効であると言われているが,モチベーションを維持に課題がある.そこで本研究では運動に対する抵抗感を減らし,モチベーションを維持させるためのシリアスゲームを提案および制作する.ゲーム内では,寝たまま屈伸やペダルを漕ぐ動作などの動作を足に装着...

    情報処理学会

  • 起立不耐症・起立性調節障害の実態調査分析

    石井 智子, 石井 達哉, 佐藤 恭子, 佐倉 宏 心臓 53 (7), 683-690, 2021-07-15

    ...目的として,OI/OD患者を対象にインターネットアンケート調査を行った.OI/ODと診断されている患者369名の分析,ならびに重症難治群の傾向を評価・検討した.罹患期間3年以上歩行能1000 m未満の重症難治群は全体の22.2%であり,女性が顕著に多かった.また,重症難治は特定のサブタイプにはよらず出現していた.起立不耐症状の重さに加え,顕著に多彩な症状を呈し,重症難治以外の群に比べて集中力低下,動悸...

    DOI 医中誌

  • 大動脈弁に多発した Cardiac Papillary Fibloelastoma の1例

    窪田 武浩, 新宮 康栄, 若狭 哲 日本心臓血管外科学会雑誌 50 (4), 270-273, 2021-07-15

    ...<p>大動脈弁原発の多発乳頭状弾性線維腫(papillary fibroelastoma : PFE)の摘出手術を経験したので報告する.症例は60代女性で生来健康であったが,動悸を主訴に近医を受診し紹介され当院循環器内科にて精査目的に入院.体表心エコーにて腫瘍を発見され,可動性腫瘤であることから,本人の手術希望もあり当科紹介となり摘出手術を行った.当初1個の腫瘍と考えていたが,長さ7 mmの左冠尖中央大動脈側...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献6件

  • 結核治療後に発症したインスリン自己免疫症候群の1例

    酒井 健太郎, 石関 哉生, 森川 裕子, 森川 秋月 糖尿病 64 (4), 291-297, 2021-04-30

    ...<p>症例は81歳男性.自動車を運転中に口渇・発汗・動悸・構音障害を自覚し,近医総合病院を受診した.来院時は症状消失していたが,随時血糖53 mg/dLと低血糖を認めたため,精査加療目的に当科紹介となった.これまでインスリン使用歴はなく,低血糖時の高インスリン血症(1629 <i>μ</i>U/mL),インスリン抗体陽性,HLA-DR4を有しておりインスリン自己免疫症候群(IAS)と診断した.本症例...

    DOI 医中誌

  • 5度目の胸骨正中切開で4弁置換となった修正大血管転位症の1例

    小野 隆志, 中澤 誠, 森島 重弘, 緑川 博文, 植野 恭平, 影山 理恵 Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery 37 (1), 64-69, 2021-04-01

    ...<p>重症複雑心奇形を持つ患者に対する外科治療は,多くの胸骨正中切開からの再手術が必要になることが多い.今回我々は肺動脈閉鎖を伴った修正大血管転位症で,4度の胸骨正中切開からの手術を含む6度の心臓手術を受けていた患者に,5度目の胸骨正中切開からの心臓手術を施行した.患者は29歳女性.ダブルスイッチ手術後に僧帽弁位と三尖弁位の機械弁置換術が施行されていた.最近になって反復する腹水貯留や失神,動悸,倦怠感...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献6件

  • 縦隔腫瘍切除時の上大静脈合併切除における血行再建の工夫

    苗代 絢子, 竹中 賢, 松宮 弘喜, 森 将鷹, 黒田 耕志, 田中 文啓 日本呼吸器外科学会雑誌 35 (2), 207-212, 2021-03-15

    ...<p>77歳男性.動悸と息切れを主訴に近医を受診し,前縦隔腫瘤と心囊水貯留を指摘された.胸部CTでは前縦隔に12 cmのmassを認め,左右腕頭静脈~上大静脈合流部への浸潤が疑われた.浸潤性胸腺腫が疑われ,有症状であり手術加療を行う方針とした.手術はまず右後側方切開で開始した.肉眼的に心膜と上中葉に広く腫瘍の浸潤を認め,上中葉合併切除を行った.次に胸骨正中切開を行った.左右腕頭静脈の合流部から上大静脈中枢側...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献9件

  • マタニティハラスメント被害の状況と妊婦の心身の自覚症状の変化

    廣瀬, 文乃, 中島, 久美子, 早川, 有子 群馬パース大学紀要 (26) 43-50, 2021-03

    ...マタハラ被害前後の心身の自覚症状は、身体的症状では腹部の締めつけ感(p=0.002)、食欲減退感(p=0.005)、動悸(p=0.005)、易疲労感(p=0.001)、全身倦怠感(p=0.012)、心理的症状では抑うつ気分(p=0.002)、自己過少評価(p=0.000)、不満足感(p=0.000)、イライラ感(p=0.000)、無気力(p=0.002)であり、被害後に症状が増強し有意差を認めた。...

    機関リポジトリ Web Site 医中誌

  • 自己免疫性溶血性貧血を合併した原発性胆汁性胆管炎の2例

    道免 和文, 山本 洋, 山本 麻太郎, 小野原 伸也, 相島 慎一, 下田 慎治 肝臓 62 (3), 144-151, 2021-02-26

    ...<p>1例目は71歳,女性.動悸を主訴に当科を紹介受診した.血色素7.7 g/d<i>l</i>,ハプトグロビン10 mg/d<i>l</i>以下,Coombs試験陽性から自己免疫性溶血性貧血(AIHA)と診断された.プレドニゾロン(prednisolone,PSL)投与が著効したが,AIHAの診断後1年8カ月経過した頃よりALP,γGTPの上昇ならびに抗ミトコンドリアM2抗体の高値を示し,肝組織検査...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献19件

  • 狭義の歯科心身症に該当する顎関節症の2例

    岡安 一郎, 和気 裕之, 達 聖月, 鮎瀬 卓郎 日本口腔顔面痛学会雑誌 13 (1), 55-61, 2021

    ...<br><b>考察</b>:心理社会的ストレスとともに,歯ぎしり,くいしばりといったパラファンクションがみられることも2症例の共通点であり,症例1は顎関節が,症例2は咀嚼筋がTarget organとなり,顎関節症が発症したと考えられる.症例2は,痛みだけでなく,肩凝り,動悸,目眩等,痛み以外の種々の症状がみられる点で症例1とは異なり,より難症例の顎関節症中核群であるといえる....

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  • ウィメンズヘルスと漢方~解決の選択肢~

    小林 範子 看護薬理学カンファレンス 2021.1 (0), ES-1-, 2021

    ...ほてり・のぼせ、冷え、発汗、動悸やめまいなどの自律神経失調症状、イライラ、抑うつ気分、不安感、倦怠感、不眠などの精神神経症状などは、更年期に限らず女性にはよくみられます。実臨床では、診断基準に合致しないため病名としてはつけられないものの、明らかに正常な状態とはいえないケースに数多く遭遇します。...

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  • 開心術後の強い動悸症状を伴う発作性心房細動に対して炙甘草湯が無効で柴胡加竜骨牡蠣湯が有効であった1症例

    河合 幸史, 吉田 幸代, 白岩 聡, 本田 義博, 榊原 賢士, 加賀 重亜喜, 中島 博之 日本東洋医学雑誌 72 (1), 27-33, 2021

    ...動悸症状の訴えが強く,モニター心電図上の発作性心房細動とは時間的に一致していた。西洋薬による標準的な薬物療法開始後も症状改善無く,退院後に外来で加療する方針となった。炙甘草湯を1ヵ月内服したが改善なく,腹診で胸脇苦満と臍傍悸を認めたことから柴胡加竜骨牡蛎湯に変更したところ著効を認め,動悸症状だけでなく発作性心房細動も改善していることが推察された。</p>...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献16件

  • ツロブテロールテープの過剰使用による中毒症が疑われた1例

    中村 元保, 加藤 晶人, 井上 元, 鈴木 恵輔, 中島 靖浩, 前田 敦雄, 森川 健太郎, 八木 正晴, 土肥 謙二 日本救急医学会関東地方会雑誌 41 (4), 407-410, 2020-12-28

    ...追加貼付2時間後から動悸, 嘔気を自覚したために救急要請した。救急隊到着時は意識レベルJCS1であったが, 嘔吐が出現し意識レベルJCS100まで低下し当院へ救急搬送された。搬送時意識障害は改善傾向であり, 胸部に貼付されていたツロブテロールテープ2枚を剝離したところ動悸と嘔気が消失した。臨床症状よりツロブテロールテープによる中毒症状が疑われた。...

    DOI 医中誌

  • <sup>123</sup>I-MIBGシンチグラフィで集積を認めたMIBG偽陽性の副腎腫瘍の2例

    深江 彰太, 堀部 祐輝, 山中 庸平, 惣田 哲次, 本郷 祥子, 吉岡 厳, 高田 晋吾 日本泌尿器科学会雑誌 111 (4), 159-163, 2020-10-20

    ...<p>症例1は71歳,女性.動悸と高血圧を主訴に紹介元を受診し,内分泌学的検査で尿中メタネフリン0.20mg/日,尿中ノルメタネフリン0.45mg/日,尿中ノルアドレナリン234.9μg/日と高値を認め,MIBGシンチグラフィを撮像したところ右副腎に集積を認めたため右副腎褐色細胞腫の疑いで当科紹介.腹腔鏡下右副腎摘除術を施行した.病理組織結果は副腎皮質腺腫であった.症例2は70歳,女性.高血圧を主訴...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献6件

  • 妊娠後期の急性心不全を契機に褐色細胞腫の診断に至った1例

    小林 亜樹, 甲斐 貴彦, 徳増 芳則, 中村 淳, 阿部 信, 内藤 昭貴, 渡邊 明規 心臓 52 (10), 1176-1182, 2020-10-15

    ...<p> 症例は32歳女性.初回妊娠のため近医産婦人科に通院中で,経過中に妊娠高血圧,尿糖陽性を指摘された.妊娠31週5日午後から動悸を自覚し,その後頭痛,嘔気も伴ったため同日夜間救急受診.12誘導心電図は,洞性頻脈およびⅡ Ⅲ aVFおよびV3-V6のST低下を呈した.経胸壁心エコーでは左心室のびまん性壁運動低下を認めたため,原因不明の周産期心機能低下の精査加療目的のため緊急入院となった.第2病日,...

    DOI 医中誌

  • 心エコー検査において高拍出性心不全を契機に指摘しえた右総腸骨動脈瘤–下大静脈穿破の1症例

    宮﨑 いずみ, 宮﨑 明信, 原田 美里, 梅橋 功征, 野﨑 加代子, 富園 正朋, 古野 浩 超音波検査技術 45 (5), 497-503, 2020-10-01

    ...<p>症例は60代男性.労作時の息切れと動悸を自覚し他院において心不全疑いで当院受診.胸部X線検査で肺うっ血,両側胸水を認めた.心エコー検査は,壁運動異常なく,弁膜症や短絡路は認めなかった.ドプラ法で心拍出量9.7 L/minと高心拍出状態であった.下大静脈径は拡大していたが,呼吸性変動は保たれていた.右室径は軽度拡大し,左室の軽度扁平化を認めた.三尖弁逆流からの推定右室収縮期圧は59 mmHgと上昇...

    DOI 医中誌

  • 異なった収縮形態を呈した褐色細胞腫由来のたこつぼ症候群の1例

    村田 理沙子, 大野 正和, 秋元 耕, 矢部 顕人, 戸舎 稚詞, 福島 琢, 榊原 温志, 土屋 勇輔, 鈴木 雅仁, 近江 哲生, 佐々木 毅, 清水 茂雄 心臓 52 (9), 1036-1041, 2020-09-15

    ...<p> 症例は74歳女性.今回入院の2年前にたこつぼ症候群の診断で入院となり,心内血栓・高血圧に対する加療が行われた後,壁運動の改善を確認し退院となった.退院後は近医で高血圧,高血糖の加療が行われていた.X年10月,受診2,3日前より食思不振が出現し,1日前から嘔気・嘔吐・動悸・冷汗が出現し改善しないため,救急要請し来院した.来院時著明な高血圧を認めており,血液検査で心筋逸脱酵素の上昇・心電図検査で...

    DOI 医中誌

  • 右房に迷入した下大静脈フィルターが9年後にバルサルバ洞穿孔をきたした1例

    木津 謙也, 竹林 聡, 森田 雅人, 辛島 千尋, 藤本 書生, 宮本 伸二 心臓 52 (4), 423-427, 2020-04-15

    ...<p> 49歳女性.主訴は労作時息切れ,動悸.40歳時に巨大卵巣腫瘍加療中に下肢深部静脈血栓を認め,下大静脈フィルター留置も右房に迷入した.フィルター抜去不成功も合併症なく経過観察とした.3年間外来受診していたが以降未受診であった.2018年4月より息切れ,動悸を自覚.6月下旬より増悪し当院受診.CTで右房,右室内にフィルター片,心臓超音波検査でバルサルバ無冠尖洞から右房へのジェットと高度三尖弁閉鎖不全症...

    DOI 医中誌

  • 直腸癌切除により改善を認めた続発性後腹膜線維症の1例

    園田 至人, 篠田 公生, 橋場 隆裕, 佐野 渉, 知久 毅, 十川 康弘, 豊田 亮彦 日本消化器外科学会雑誌 53 (3), 264-271, 2020-03-01

    ...<p>症例は62歳の男性で,下痢,浮腫,労作時動悸を主訴に前医受診し,直腸癌の疑いで,精査加療目的に当院紹介となった.下部消化管内視鏡で直腸S状部に全周性2型腫瘍を認めた.生検で高分化型管状腺癌の診断であった.造影CTでは両側総腸骨動脈,腹部大動脈周囲に軟部陰影を認め,後腹膜線維症を疑った.高位前方切除術,後腹膜生検を施行し,病理結果を踏まえ,直腸癌(pT3pN0cM0,pStage II)および後腹膜線維症...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献18件

  • 神経性食思不振症を発症し心房粗動を合併した成人先天性心疾患の1例

    櫻井 史紀, 岩島 覚, 早野 聡, 佐藤 慶介, 芳本 潤 心臓 52 (2), 181-187, 2020-02-15

    ...を自覚,入浴後に突然動悸が持続し救急外来受診,AFLが疑われたが,不整脈治療準備中に自然頓挫し動悸の症状も消失した.不整脈発症前の心臓MRI検査で右房右心系の拡大とpulmonary regurgitation fraction 39.8%を認め,ANの治療が長期に及ぶ可能性があったため心臓電気生理学検査を施行,三尖弁輪を反時計方向に旋回する頻拍が誘発されAFLと診断,アブレーション療法施行.その後...

    DOI 医中誌

  • アルコール依存症飲酒量低減薬ナルメフェン(セリンクロ<sup>®</sup>)の薬理学的特徴と臨床試験成績

    田鳥 祥宏 日本薬理学雑誌 155 (2), 113-119, 2020

    ...したナルメフェン飲酒前頓用の,多施設共同無作為化二重盲検第Ⅲ相試験で,ナルメフェン10 mgおよび20 mgは,プラセボと比較して,治療期12週の多量飲酒日数および総アルコール摂取量を有意に減少させた.24週の治療期間で,ナルメフェン10 mg群または20 mg群で5%以上発現し,発現割合がプラセボ群より2倍以上高かった有害事象は,悪心,浮動性めまい,傾眠,嘔吐,不眠症,食欲減退,便秘,倦怠感および動悸...

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献16件

  • 24時間ホルター心電図で検出されなかった発作性心房細動が長時間ホルター心電図にて捉えられた2例

    細屋 由紀子, 米山 喜平, 宮﨑 秀和, 山田 麻里可, 佐久美 哲也, 秋山 志帆, 玉置 麻衣子, 小口 由美, 仲 真由美, 渡部 美佳, 山﨑 哲, 信岡 祐彦, 原田 智雄, 明石 嘉浩 聖マリアンナ医科大学雑誌 47 (4), 175-180, 2020

    ...動悸精査にて24時間ホルター心電図検査を施行したが心房細動を検出できなかったため,長時間ホルター検査を施行。14日間の記録期間中に137件の発作性心房細動が記録された。<br/><b>症例2</b>:58歳男性。雇用先の定期健診にて心房細動を指摘され受診。24時間ホルター心電図検査を施行したが心房細動を検出できなかったため,長時間ホルター検査を施行。...

    DOI 医中誌

  • 思春期の心身症―スポーツにかかわる心身症についてー

    村上 佳津美 日本整形外科スポーツ医学会雑誌 40 (2), 155-159, 2020

    ...</p><p>起立性調節障害:自律神経調節機能が不調で起こる循環器系の疾患で,主に脳血流の低下により全身倦怠感,立ち眩み,頭痛,めまい,動悸,失神などが出現する.思春期における有病率は10~30%といわれ症状が遷延すると運動が制限される....

    DOI

  • 十味剉散で痛みが軽減した線維筋痛症の1例

    宮西 圭太, 平田 道彦, 織部 和宏 日本東洋医学雑誌 71 (2), 102-107, 2020

    ...ほかに疲労感,頭痛,動悸など多彩な症状を併発した。 古典の記載から,血虚の症候および上肢の重さに耐えられないほどの上腕部の激痛,歩行困難を目標として十味剉散(煎じ漢方)を投与したところ,3ヵ月後には痛みは半分以下まで改善した。線維筋痛症に対してこれまでに様々な漢方薬の有効性が報告されているが,十味剉散の報告は少ない。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献2件

  • 子宮内膜細胞診が診断の契機となった卵巣悪性腫瘍の 2 例

    前花 知果, 山田 有紀, 杉本 澄美玲, 内山 智子, 川口 龍二, 大林 千穂, 小林 浩 日本臨床細胞学会雑誌 59 (6), 299-304, 2020

    ...持続する咳嗽と動悸を主訴に前医を受診し, 画像と生検結果より悪性胸膜中皮腫の診断で加療を受けた. 組織診の再検討で婦人科腫瘍が疑われ当科へ紹介となった. 子宮内膜細胞診が悪性であり, 手術を施行した. 肉眼的には病変を指摘できなかったが, 病理検査で左の卵管采と両側卵巣表面に腫瘍細胞を認め, 卵巣高異型度漿液性癌 Stage ⅣB と診断した....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献9件

  • 上部消化管症状に対して苓桂朮甘湯が奏効した4症例

    及川 哲郎, 矢数 芳英, 渡邉 秀裕, 平山 陽示, 花輪 壽彦, 小田口 浩 日本東洋医学雑誌 71 (3), 246-250, 2020

    ...ジェットコースター乗車後に身体動揺感が生じ,嘔気,心窩部不快感,動悸,めまいや咽喉頭異常感が続く。苓桂朮甘湯加厚朴3g を1週間服用,身体動揺感や嘔気が改善した。症例4:28歳男性。1ヵ月前から疲れると胃がもたれ何も食べられず,立ちくらみも気になる。苓桂朮甘湯服用2週間で立ちくらみが消失,4週間で食欲も改善した。苓桂朮甘湯は気逆を伴う機能性ディスペプシアなどの上部消化管症状(水滞)に有用である。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献1件

  • 血の道症に漢方治療が7年に渡り奏効した一症例

    山崎 一郎, 諸橋 弘子, 笛木 司, 犬飼 賢也, 柳瀬 徹 日本東洋医学雑誌 71 (4), 344-351, 2020

    ...カンジダ性湿疹,動悸,頭痛を訴えた。血虚,瘀血,水毒の状態と診断し,外用抗真菌剤,当帰芍薬散と炙甘草湯で治療を開始した。頭痛と動悸は軽減したが,冷えの悪化と皮疹を訴え当帰四逆加呉茱萸生姜湯,桂枝茯苓丸を投与した。けれども湿疹,頭重感,浮腫,自己判断による体重減少性無月経など多彩な症状を認めた。 そこで西洋医学的治療に加え当帰芍薬散を再度処方したところ月経は再来し,湿疹,動悸,頭痛等も改善した。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献2件

  • 不整脈の心身医学

    丸山 徹, 深田 光敬 心身医学 60 (5), 405-409, 2020

    ...不整脈はきわめて多岐にわたる複雑な疾患群であり, その病態や重症度, 治療法, 予後が種類によって異なり, 不整脈と動悸は混同されやすい. 心房細動ではタイプDパーソナリティが症状に関連し, 不安と抑うつは治療に対する反応性や治療後の再発と予後に影響する. また心室細動などに対する植え込み型除細動器は植え込み患者の不安や抑うつを改善するとは限らない....

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  • 甲状腺結節の経過観察中に発症したMarine-Lenhart症候群の1例

    藤木 義敬, 金光 秀一, 寺岡 恵, 大井 恭代, 雷 哲明, 相良 安昭 日本臨床外科学会雑誌 81 (10), 1953-1957, 2020

    ...</p><p>症例は47歳の女性.以前より当院で甲状腺右葉腫瘤に対し,悪性所見なく甲状腺機能正常で経過観察していたが,労作時の動悸,易疲労感を認め,当院を受診.右葉腫瘤はわずかに増大傾向であったが,性状に明らかな変化はなかった.血液検査でfree T3,free T4の上昇,TSH低値,抗TSHレセプター抗体(TRAb)陽性を認め,Basedow病と診断した.メルカゾール内服にてTRAbの陰性化を認...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献7件

  • 先端巨大症に合併した僧帽弁逸脱症の1例

    小山 卓也, 古志野 海人, 山口 直人, 松田 絋治, 中村 琢, 佐貫 仁宣, 広江 貴美子, 太田 庸子, 阿武 雄一, 槇野 裕文, 岡田 清治, 門永 陽子, 田中 雄二, 多田 裕子, 太田 哲郎 松江市立病院医学雑誌 24 (1), 73-78, 2020

    ...症例は34歳男性.動悸,胸部不快感を主訴にかかりつけ医を受診し,収縮期雑音を指摘された.精査目的で当院受診し,心エコー図検査でBarlow's syndrome類似の僧帽弁逸脱による僧帽弁逆流と,global longitudinal strain(GLS)の低下を認めた(GLS:-15.1%).身体所見から先端巨大症を疑い,頭部MRI,内分泌学的検査から下垂体腫瘍による先端巨大症,TSH不適切分泌症候群...

    DOI 医中誌

  • 【投稿/症例報告】Ⅱ型呼吸不全を呈した肺血栓塞栓症の1例

    西木 慎太朗 呼吸臨床 4 (7), n/a-, 2020

    ...X年Y月30日の起床時,動悸と呼吸困難があり近医を受診,SpO276%(room air)と低値を認め当院救急搬送となった。胸部造影CTで右肺動脈主幹部から葉間肺動脈に血栓を認め,右下葉肺動脈,右肺動脈A1,左肺動脈舌区枝と左下葉肺動脈に血栓を認めた。肺野条件では,両肺の上葉を中心として肺野全体が気腫状だった。...

    DOI

  • 6年間の追跡より男性継続喫煙者の喫煙指数におけるスパイロメトリーおよび主要な自覚症状の変化

    本井 正代, 春山 康夫, 植松 彩子, 高橋 理香, 森田 和子, 工藤 雄一朗, 小橋 元 人間ドック(Ningen Dock) 35 (2), 155-163, 2020

    ...%FEV<sub>1</sub>はPy20~40群とPy40以上群においてそれぞれ有意に減少し,各年のPy0群と比べて有意に低かった(p<0.001).Py各群の自覚症状の変化が有意にみられなかったが,Py0群に比べてPy40以上群の「よく咳・痰が出る」の割合が1年以降,「息切れしたり動悸がしやすい」の割合が3年以降のオッズ比で有意に高かった....

    DOI Web Site

  • 小児上室頻拍の心電図診断と急性期治療

    加藤 愛章, 坂口 平馬 Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery 35 (4), 238-248, 2019-11-01

    ...<p>小児の上室頻拍の臨床像は成人とは異なり,年代に合わせた対応が必要である.乳児期には心不全による症状が主となり,発見が遅れて重症化することがある.学童期以降では動悸が主症状となり,軽症なことが多い.小児においては持続する頻拍では頻拍誘発性心筋症を来すことがあり,成人以上に注意が必要である.小児の上室頻拍では房室回帰性頻拍,房室結節回帰性頻拍で90%を占め,異所性心房頻拍などの他の不整脈は稀である...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献34件

  • 胸骨部分切開による MICS-AVR 15年後に右肋間小開胸 MICS-AVR を施行した1例

    阿部 貴文, 迫 秀則, 森田 雅人, 髙山 哲志, 田中 秀幸, 安部 由理子, 宮本 伸二 日本心臓血管外科学会雑誌 48 (4), 250-253, 2019-07-15

    ...<p>胸骨部分切開によるMICS-AVR後に,右肋間小開胸MICS-AVRを施行し,良好な転帰をたどった症例を経験したため報告する.症例は65歳男性.15年前に他院にて大動脈弁閉鎖不全症に対して,胸骨部分切開で生体弁によるMICS-AVRを施行された.術後15年経過したところで動悸や胸部圧迫感の症状が出現し,人工弁機能不全による重度の大動脈弁閉鎖不全症を来しており,再手術の方針とした.前回が胸骨部分切開...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献7件

  • 二尖大動脈弁による右冠動脈入口部閉塞と大動脈弁輪直下の先天性左室憩室を伴う大動脈弁狭窄兼閉鎖不全症の1例

    日置 巌雄, 浦田 康久, 佐藤 友昭, 湯淺 右人 日本心臓血管外科学会雑誌 48 (4), 234-238, 2019-07-15

    ...<p>症例は63歳,男性.労作時呼吸困難,動悸で当院を受診した.心エコーにて,大動脈弁狭窄兼閉鎖不全症,僧帽弁・三尖弁閉鎖不全症,心不全の診断で入院加療.軽快後,術前検査として心臓カテーテル検査にて,右冠動脈入口部の閉塞を認め,偶然,大動脈弁下左室より突出する袋状構造物を認めた.さらに造影(冠動脈)CTを行い,右冠動脈口に隔壁の存在が疑われ,無冠尖と右冠尖の交連下より突出する袋状構造物を認めた.術中所見...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献10件

  • 少量のデュロキセチンとトラマドールの併用によるセロトニン過剰状態

    中村 好美, 吉村 文貴, 田辺 久美子, 山口 忍, 杉山 陽子, 飯田 宏樹 日本ペインクリニック学会誌 26 (2), 107-110, 2019-06-25

    ...<p>セロトニン症候群は,中枢および末梢神経シナプス後部のセロトニン過剰刺激によって精神状態の変化,神経・筋症状,自律神経症状を生じ,薬物の過剰摂取だけでなく,薬物の投与または薬物相互作用によって発症する.今回われわれは,慢性疼痛患者に対する少量のデュロキセチンとトラマドールの併用により,セロトニン過剰状態を起こした3症例を経験した.3症例とも併用開始直後に焦燥感があり,発汗過多,動悸,振戦のうちの...

    DOI Web Site 医中誌

  • 超音波検査で診断が困難であった片側バセドウ病の1例

    矢田 恵梨香, 野津 雅和, 山内 美香, 石飛 文規, 新田 江里, 三島 清司, 長井 篤 超音波検査技術 44 (2), 248-253, 2019-04-01

    ...<p>症例は80代男性.体重減少および動悸が出現し近医を受診した.甲状腺中毒症を指摘され,当院に紹介となった.Free T<sub>4</sub>, Free T<sub>3</sub>は高値,TSHは低値であった.超音波検査では,右葉に限局して甲状腺腫を認め,内部は低エコーかつ不均質で血流は増加していた.一方,対側の左葉は腫大なく,内部はわずかに低エコーで血流の増加は認めなかった.両葉とも腫瘤性病変...

    DOI 医中誌

  • 血中濃度測定により最終確認されたフレカイニドによるペーシング不全の1例

    内藤 和哉, 一色 高明, 川俣 哲也, 増田 尚己, 山川 健, 緒方 信彦 心臓 51 (3), 318-324, 2019-03-15

    ...<p> 症例は80歳代の女性.発作性心房細動に対し,○年前からアミオダロン200 mgにてコントロールされていた.4年後に心房粗動となったため,カテーテルアブレーション治療が施行され,またその翌年には洞不全症候群を発症して永久ペースメーカを移植された.その後,アミオダロンからプロパフェノン450 mgに変更したが,動悸が再発したため近医でプロパフェノンからフレカイニド200 mgに変更されたところ,...

    DOI 医中誌

  • 巨大遠位弓部大動脈瘤肺動脈穿破の1例

    小林 大太, 中西 仙太郎, 大平 成真, 伊勢 隼人, 石川 成津矢, 木村 文昭, 原田 英之, 紙谷 寛之 日本心臓血管外科学会雑誌 48 (2), 134-137, 2019-03-15

    ...<p>症例は68歳女性.1カ月前から咳嗽・呼吸困難を自覚し,さらに動悸も出現したため前医を受診した.レントゲン上で左胸水の貯留を認め,利尿剤内服による保存的加療を受けたが改善しないため,CT撮影したところ遠位弓部に9 cmの大動脈瘤を認めた.左胸水貯留が増悪しており胸部大動脈瘤破裂と診断され,手術目的に当科紹介となった.来院後造影CTを撮影すると,左胸水がさらに増加しており緊急手術の方針となった.手術...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献12件

  • 小腸切除術を行った悪性黒色腫多発小腸転移による消化管出血の1例

    赤嶺 健吏, 長濱 正吉, 知念 順樹, 金城 泉, 宮里 浩, 友利 寛文, 吉長 正富, 新垣 京子 日本臨床外科学会雑誌 80 (12), 2213-2220, 2019

    ...<p>悪性黒色腫の多発小腸転移による消化管出血に対する治療法は確立していない.今回われわれは,同疾患に対し小腸切除術を行い,速やかに後治療に移行しえた症例を経験したので報告する.症例は70歳の男性で,動悸とふらつきの精査目的の腹部造影CTで,小腸多発腫瘤と腹腔内リンパ節腫脹,胆嚢胆石症を認めた.診断も兼ね,腹腔鏡下小腸間膜リンパ節切除および腹腔鏡下胆嚢摘出術を行った.同手術の際,背部に多発する黒色結節...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献22件

  • 左卵巣腫瘍(子宮内膜症嚢胞)摘出前後の身体症状変化

    柿木 理沙, 桒畑 慶輔, 園田 泰三, 園田 定彦 理学療法学Supplement 46S1 (0), H2-100_1-H2-100_1, 2019

    ... 1秒率:99.27%</p><p>  自律神経失調症簡易テスト:7/19該当</p><p>まず,卵巣腫瘍の直径が10cm程度であったことから,これが周囲の血管や筋肉,臓器への過剰圧迫を引き起こし,自覚症状を含め種々の機能低下と因果関係があるのではないか,という推察からリーズニングを進めた.そのため評価項目としては特に違和感の強かった股関節の伸展・内旋・足関節背屈のROM,ActiveSLR,また動悸...

    DOI

  • 急性肺血栓塞栓症を伴った横行結腸癌に腹腔鏡手術を施行した1例

    高山 智燮, 奥村 啓之 日本外科系連合学会誌 44 (1), 62-69, 2019

    ...<p>症例は77歳の女性で,労作時の動悸と呼吸困難にて救急受診され,胸部造影CTにて右肺動脈本幹および両側上下葉枝と左下退部深部静脈に血栓を認めた.急性肺血栓塞栓症の診断で,ヘパリンによる抗凝固療法を開始した.入院後の腹部超音波検査にて横行結腸腫瘍の存在を疑い,下部消化管内視鏡検査にて横行結腸癌を診断した.肺動脈血栓の消失を待って,下大静脈フィルターを留置し腹腔鏡下横行結腸切除を行った.周術期は術後早期回復...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献7件

  • 妊婦にバレニクリンを使用した際の胎児への影響と禁煙効果

    永井 絵里子, 和栗 雅子, 藤川 郁世, 小森 桂子, 大津 由美子, 藤田 敬子 禁煙科学 vol.13 (03), 1-7, 2019

    ...母体のバレニクリンの副作用は、嘔気3 例、悪夢1 例、動悸1 例であった。<br> <b>考察:</b>バレニクリン使用により催奇形性や胎児毒性のリスクは高くならない可能性が考えられる。ただし、妊娠初期で使 用していた2 症例は、ほぼall or none の時期の使用であり催奇形性への影響がみられなかった可能性もある。...

    DOI 医中誌

  • 好塩基球様変化を伴ったフィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病

    佐藤 健, 酒井 俊郎, 菊地 智樹, 小幡 雅彦, 後藤 亜香利, 小沼 祐一 臨床血液 60 (7), 773-778, 2019

    ...2016年12月に動悸,息切れのため近医を受診。汎血球減少と白血球分画異常を指摘され,当科紹介入院となった。骨髄検査では芽球が96%を占め,細胞質と核上に粗大な好塩基性顆粒を豊富に認め,顆粒はMPO陰性であった。急性好塩基球性白血病と診断し,急性骨髄性白血病に準じて治療を開始した。第7病日にminor BCR-ABL(FISH)陽性と判明し,imatinibを併用し第30病日に完全寛解を得た。...

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • 慢性外陰部痛と不眠が柴胡剤によって軽快した2症例

    梶本 めぐみ, 生田 明子, 三谷 和男, 安田 勝彦 日本東洋医学雑誌 70 (4), 392-398, 2019

    ...当院初診時から冷えと不眠を認め,柴胡桂枝乾姜湯を2週間内服したところ不眠,冷え,外陰部痛,倦怠感,便秘,イライラ,肩こり,腰痛,動悸のすべてが軽快した。症例2は46歳女性,初診の2ヵ月前から左外陰部痛を自覚し始め悪化し,夜間は外陰部を刺されるような激痛のため睡眠障害を認めた。柴胡加竜骨牡蛎湯と抗うつ薬と,睡眠導入薬にて,不眠の軽快を認めてから約2週間後に外陰部痛が軽快した。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献7件

  • ナツメグ中毒の1例

    藤綱 隆太朗, 白川 和宏, 石田 径子, 井上 聡, 鳥海 聡, 金子 翔太郎, 土屋 光正, 宮嶌 和宏, 三吉 貴大, 植松 敬子, 金尾 邦生, 春成 学, 竹村 成秀, 進藤 健, 塩島 裕樹, 荘司 清, 齋藤 豊, 田熊 清継 日本救急医学会関東地方会雑誌 39 (2), 285-287, 2018-12-31

    ...その後, 浮遊感, 動悸などが出現, 不穏となった。自身でインターネット検索し, ナツメグ中毒の症状と合致することに気づき, 救急要請した。来院時, 不安感と口渇感を訴え, 興奮気味であったが, 安静にて経過観察を行い, 症状は改善した。</p><p>本症例は患者自らのナツメグ摂取の申告により診断に至ったが, 本人の自覚なくナツメグ中毒に至る症例もあると思われる。...

    DOI 医中誌

  • 心房頻拍をきたした心臓悪性リンパ腫の1例

    清水 邦彦, 臼井 達也, 小松 稔典, 金井 将史, 浦澤 延幸, 宮下 裕介, 宮澤 泉, 戸塚 信之, 吉岡 二郎 心臓 50 (12), 1329-1335, 2018-12-15

    ...盗汗,微熱を認め近医を受診した.心電図では伝導比不整の心房頻拍,CTにて右房と左腎背側に腫瘤,心エコーでは右房に高輝度腫瘤を認め当院に紹介となった.LDH 468 IU/L,IL2-R 5680 U/mLと高値で,PET-CTにて心房と左腎背側に集積が認められ入院となった.左腎背側腫瘤からのCTガイド下針生検にてびまん性大細胞型B細胞性リンパ腫と診断され,10月より化学療法が開始された.化学療法中に動悸...

    DOI 医中誌

  • 低形成大動脈弁左冠尖により左冠動脈入口部閉塞をきたした1例

    松村 祐, 早川 美奈子 日本心臓血管外科学会雑誌 47 (6), 276-279, 2018-11-15

    ...<p>症例は65歳男性.幼少時より心雑音を認め,大動脈閉鎖不全症と診断されていた.今回,動悸,倦怠感を主訴に当院を受診し,大動脈弁逆流III度,上行大動脈最大短径51 mmと拡大を認めた.心臓カテーテル検査では左冠動脈入口は閉塞しており,右冠動脈からの側副血行により逆行性に造影され,入口部に造影剤の貯留を認めた.術中所見では低形成大動脈弁左冠尖が左バルサルバ洞を覆い隠すように大動脈壁に癒合することで...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献12件

  • 女子大学生の冷え症と月経随伴症状および自律神経活動との関連

    近藤 桃子, 篠原 ひとみ, Kondo Momoko, Shinohara Hitomi 秋田大学大学院医学系研究科保健学専攻紀要 26 (2), 1-11, 2018-10-31

    ...であり,冷え症の自覚以外は性周期の黄体期,卵胞期の2時期に測定した.その結果,以下のことが明らかになった. 1 .冷え症の自覚と体温(足底深部温・腹部深部温・深部温差)との間に関連はみられず,主観的な冷え症の感覚は体温とは関係がなかった. 2 .冷え症の自覚が強い者は,黄体期の月経随伴症状が重い傾向にあり(p =0.059),下位項目の「集中力の低下」や「自律神経失調」,「コントロール(息苦しさや動悸...

    DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか1件

  • 心房中隔原発血管肉腫の1症例

    田中 直樹, 相澤 有香, 吉田 真理奈, 本多 飛鳥, 出野 由美子, 矢澤 信之, 小川 幸宏, 渡邊 雄介, 中村 淳 超音波検査技術 43 (5), 593-601, 2018-10-01

    ...<p>症例は40代女性.2015年12月より労作時動悸,息切れ,胸痛を自覚したため近医を受診し精査目的にて当院紹介となった.心エコー図検査とCT検査で右房内に腫瘍病変を指摘.さらに精査のため経食道心エコー図検査を施行したところ心房中隔原発性心臓腫瘍が疑われた.原発巣摘出ならびに組織診断を目的として初診から8日後胸骨正中切開にて腫瘍摘出となった.術中所見は心房中隔心筋発生であり迅速組織診断で悪性と診断...

    DOI 医中誌

  • 経胸壁心臓超音波検査により左心耳内血栓の検出が可能であった心房細動例の特徴

    賀来 文治, 井ノ口 安紀, 北川 直孝, 勝田 省嗣, 池田 真浩 心臓 50 (8), 890-899, 2018-08-15

    ... 経胸壁心臓超音波検査にて,左心耳内血栓が確認できた心房細動6症例を検討.症例①48歳男性,血栓サイズ:30×18 mm,症例②68歳女性,血栓サイズ:23×17 mm,症例③80歳男性,血栓サイズ:20×15 mm,症例④69歳女性,血栓サイズ:12×10 mm,症例⑤68歳男性,血栓サイズ:15×11 mm,症例⑥53歳男性,血栓サイズ:12×11 mm.心房細動の発症時期は全例で不明であり,動悸等...

    DOI 医中誌

  • 心室頻拍をきたした心尖部瘤を伴う中部閉塞性肥大型心筋症の1例

    清水 邦彦, 臼井 達也, 小松 稔典, 金井 将史, 浦澤 延幸, 宮下 裕介, 宮澤 泉, 戸塚 信之, 吉岡 二郎 心臓 50 (7), 761-766, 2018-07-15

    ...<p> 症例は40代女性.小児期より心電図にてST異常を指摘されていたが特に精査はされず,胸部症状や失神をきたしたことはなかった.X-3年より動悸と眩暈を生じるようになり,低K血症を契機とした多発性心室性期外収縮や心室頻拍を認めた.諸検査により,左室内圧較差を伴う中部閉塞性肥大型心筋症と診断され,左室心尖部瘤を合併していた.心室性不整脈はいずれも右脚ブロック型で上方軸を呈し,瘤化した左室心尖部が起源...

    DOI 医中誌

  • 頻拍レートの非常に遅い発作性上室頻拍を合併したBrugada症候群の1例

    吉永 仁香, 髙見 充, 藤原 竜童, 山崎 正之, 堀家 由貴, 小川 正子, 友近 美穂, 藤田 淳子, 柏山 和行, 安田 栄泰, 大嶋 里美, 中平 純子, 井神 律香, 高岡 理恵, 大井 茂昭, 西川 寿子, 今津 直子, 志手 淳也 心電図 38 (2), 81-88, 2018-07-05

    ...<p>症例は,24歳男性.繰り返す失神を認め,他院にてBrugada症候群と診断され,植込み型除細動器植込みをすすめられていた.しかし自己退院し,退院当日に動悸発作があり,当院救急搬送された.来院時,99bpmと頻拍レートの遅い発作性上室頻拍を認め,薬物投与にて一旦停止するも,再発を繰り返し入院となった.電気生理学的検査では頻拍は僧帽弁輪側壁の潜在性副伝導路を介する房室リエントリー性頻拍と診断し,頻拍...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献8件

  • 左室内巨大血栓を認めたDuchenne型筋ジストロフィー症の1例

    佐藤 工, 佐藤 啓, 岡本 剛, 三上 珠希, 杉本 和彦, 高田 博仁, 木村 珠喜, 今 清覚, 小山 慶信, 石田 祐司 心臓 50 (6), 636-641, 2018-06-15

    ...うAFLを認め,主に2:1伝導の際に動悸を自覚していた.その後AFLが常態化し動悸の頻度が増加したため,カテーテルアブレーション(RFCA)を勧めて不整脈治療専門施設に紹介.しかし,心エコー上左室内に16×21 mm大の血栓を認めてRFCAは中止となった.直ちにワルファリンを開始し,約2カ月後には心エコー上血栓は消失した.現在PT-INR 1.5-2.0程度に維持しつつワルファリンを継続中で,血栓の...

    DOI 医中誌

  • QT延長症候群にカテコラミン心筋症を合併しTorsades de Pointesが誘発された1例

    中尾 仁彦, 中島 永美子, 大崎 聡太郎, 三澤 透, 古浦 賢二, 大西 健太郎, 石丸 剛, 岡田 寛之, 稲垣 裕, 土信田 伸夫, 高元 俊彦, 磯部 光章 心臓 50 (6), 648-653, 2018-06-15

    ...<p> 52歳女性.高血圧とQT延長を指摘され前医でフォローされていた.2016年8月に動悸症状を訴え前医受診し,その際の心電図検査でTorsades de Pointes(以下TdP)の所見を認めたため,当院に紹介された.救急外来での診察中にTdPから心室細動となり,マグネシウム投与・除細動を行い洞調律化した.初診時の心エコーでは壁運動異常を認めなかったが,翌日施行した冠動脈造影検査で冠動脈に有意狭窄...

    DOI 医中誌

  • 外傷性三尖弁閉鎖不全症に対し弁形成術を施行した1例

    白岩 聡, 本田 義博, 榊原 賢士, 葛 仁猛, 加賀 重亜喜, 鈴木 章司, 中島 博之 日本心臓血管外科学会雑誌 47 (3), 128-132, 2018-05-15

    ...<p>症例は63歳男性.46年前にバイク事故で1カ月の入院歴があり,その翌年より心雑音を指摘されるようになった.45歳から発作性心房細動が出現し,62歳からは心房細動が慢性化した.同時に労作時の息切れや動悸が増悪したため,循環器内科へ紹介された.心エコーで前尖の広範な逸脱による重度三尖弁逆流を指摘され,手術の方針となった.右房を切開し確認すると,三尖弁前尖の腱索断裂があり,前尖-中隔尖交連部付近の弁輪部...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献7件

  • V.先端巨大症・甲状腺機能異常症における降圧治療の意義

    小林 佐紀子 日本内科学会雑誌 107 (4), 688-695, 2018-04-10

    ...>先端巨大症には高頻度に拡張期優位の高血圧や心肥大,糖尿病,脂質異常,睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome:SAS),大腸がん・ポリープ等を合併する.甲状腺中毒症では収縮期高血圧を生じ,脈圧は増大する.甲状腺機能低下症では拡張期優位の高血圧を呈し,脈圧は減弱する.いずれも現病の治療により高血圧は改善するが,先端巨大症では併存する合併症に応じて降圧薬を選択し,甲状腺中毒症では動悸症状...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献6件

  • <b>心房細動アブレーションの亜急性期にTorsades de pointesを合併した頻拍誘発性心筋症の1</b><b>例</b>

    新富 將央, 松坂 英徳, 佐田 政司, 石北 陽仁, 手束 美香, 秋山 雄介, 小河 清寛, 盛重 邦雄, 久保 俊彦 心臓 50 (1), 83-87, 2018-01-15

    ...<p> 症例は64歳男性.左室駆出率32%の低左心機能を伴う持続性頻脈性心房細動に対し両側肺静脈拡大隔離術(CPVI)を施行した.CPVI後の早期再発の予防としてベプリジル100 mgを継続し,洞調律を維持した.CPVI後16日目に全身倦怠感と動悸を主訴に再入院となった.洞調律でQTc 560 msと著明なQT延長,心エコーで低左心機能の遷延を認めた.R on T型の心室性期外収縮からTorsades...

    DOI 医中誌

  • <b>当帰湯の補気剤としての効果が示唆された</b><b>胸部症状の二例</b>

    沢井 かおり, 渡辺 賢治 日本東洋医学雑誌 69 (2), 150-154, 2018

    ...症例2は77歳男性,虚寒証の動悸に対して当帰湯を用いたところ,動悸が著明に軽快するとともに,力強くなる気がして,心配していた立ち仕事も続行できた。<br> 本二症例の主訴は疼痛ではなかったが,虚寒証の胸部症状が軽快するとともに気力体力増強効果があった。当帰湯は参耆剤で,補中益気湯の祖型のひとつともいわれ,補気剤としても重要な処方である。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件

  • <b>漏斗胸患者の胸部症状 ─冠攣縮性狭心症として加療を受けていた2症例を含め</b><b>て</b>

    飯田 浩司, 深井 隆太, 可児 久典, 下郷 卓史, 河住 亮, 小谷 典子, 児島 昭徳, 只腰 雅夫, 大橋 壮樹 心臓 49 (12), 1219-1225, 2017-12-15

    ...</p><p> 手術を施行した漏斗胸患者273例(4~56,平均15.5±9.8歳)において手術前に身体的な症状を訴えたのは113例(41.4%)であった.15歳以下の小児155例では44例(28.4%)が身体症状を呈したが,16歳以上の118例では69例(58.5%)とその割合は増加した.16歳以上の漏斗胸患者では28.5%が胸痛・胸部圧迫感,26.3%が呼吸困難,11.9%が動悸を訴え胸部症状が...

    DOI 医中誌

  • 完全房室ブロックに対してペースメーカ植込み術を行った6カ月後に,持続性心室頻拍を発症した心臓サルコイドーシスの1例

    大和田 真玄, 田中 健太郎, 芳沢 礼佑, 椚田 房紀, 小松 隆, 森野 禎浩, 中村 元行 心臓 49 (SUPPL.1), S1_50-S1_53, 2017-08-28

    ...認めず.心エコーでは下壁と心尖部で壁運動異常を認めたが,左室駆出率は51%(Simpson法)であった.PET-CTでは心内および肺門部などに結節状の異常集積を認め,心臓サルコイドーシスと診断した.閉所恐怖症でMRIは施行困難であったが,この時点で心室性不整脈の合併なく,植込み型除細動器(ICD)の適応はないと判断した.ペースメーカ植込み術を施行後,プレドニゾロンを導入して退院となった.6カ月後に動悸...

    DOI

  • Raphal cord断裂により急性大動脈弁閉鎖不全症を来した大動脈二尖弁の1例

    相田 健次, 木下 美菜子, 佐藤 信浩, 吉開 友羽子, 山根 啓一郎, 吉野 直樹, 川戸 充徳, 江尻 純哉, 永澤 浩志, 小山 忠明 超音波医学 44 (1), 49-54, 2017

    ...症例は56歳の女性,主訴は胸部違和感.2週間前より咳嗽が出現し,胸部違和感と動悸を自覚したため当院を受診,精査加療目的に入院となった.来院時,脈圧の開大とSpO2の低下を認め,Levine III/VIの拡張期逆流性雑音を聴取した.胸部X線では,両側に肺うっ血,胸水貯留を認めた.心エコー図検査にて大動脈二尖弁(BAV)と重度の大動脈弁閉鎖不全症(AR)を認め,さらに弁尖に付着する索状構造物が見られたため...

    DOI Web Site 参考文献8件

  • 小さな褐色細胞腫の1例

    森本 佳子, 肌勢 知雅, 山本 徹, 立木 美香, 成瀬 光栄 日本小児血液・がん学会雑誌 54 (5), 418-422, 2017

    ...<p>我々は右副腎原発の小さな褐色細胞腫の,17歳女性例を経験した.発症は当科初診の約1年前であり,症状は5~10分の四肢の震え・痺れ・顔面蒼白,チアノーゼ,動悸,頭痛発作だった.本例は尿中カテコラミン代謝産物値が褐色細胞腫のスクリーニング値及び時に診断基準値を満たさず,またMRI所見上大きさが1.5 cmであるなど診断に迷う点があった.しかし,発作時のカテコラミン値や<sup>131</sup>MIBG...

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  • カルペリチドとトルバプタンの併用が奏功をした拡張型心筋症による難治性心不全の一症例

    木原 一 日大医学雑誌 76 (5), 229-234, 2017

    ...他医にて拡張型心筋症による治療抵抗性の体液貯留を伴う重症慢性心不全で治療されていた93 歳女性が,H27 年に入り1 月から9 月までに同医の病院にうっ血増強により5 回入退院を繰り返していた.同年11 月に再び全身浮腫と肺うっ血により動悸,呼吸困難,起坐呼吸をきたし当院ICU に搬入された.前医の処方薬はfurosemide 120 mg/日と過剰容量が処方されておりかつ心不全標準治療であるRAA...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献12件

  • アミオダロン投与で抑制できなかった心室瘤合併心室頻拍症に対する1手術例

    柘植 俊介, 國友 隆二, 吉永 隆, 武田 守彦 心臓 49 (1), 39-44, 2017

    ...<p> 症例は72歳男性.動悸を主訴に救急外来を受診したところ,持続性心室頻拍症と診断され電気的除細動を受けた.これまで冠疾患の既往はなかったが,心筋シンチでは一部心尖部を含み側壁から下壁にかけて集積低下を認めた.心臓カテーテル検査では,心尖部まで到達する灌流域の広い左回旋枝の有意狭窄病変に加えて,前側壁から心尖部および下壁にかけての左室瘤形成が認められた.狭窄部へのインターベンションと同時にアミオダロン...

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  • 房室結節4重伝導路を有しvery slow pathwayが頻拍誘発に関与した房室結節リエントリー性頻拍の1例

    西村 卓郎, 潮平 親哉, 吉竹 貴克, 白井 康大, 前田 真吾, 佐々木 毅, 川端 美穂子, 笹野 哲郎, 合屋 雅彦, 磯部 光章, 平尾 見三 心臓 49 (1), 32-37, 2017

    ...<p> 症例は47歳女性.32歳頃より動悸発作を自覚し,2012年に発作性上室性頻拍(PSVT)と診断され,2014年に電気生理学的検査・高周波アブレーションを施行した.室房伝導および房室伝導は減衰伝導特性を認め,室房伝導は房室結節単伝導路と診断した.一方,心房期外刺激では3回のjump-up現象を認め,房室伝導は房室結節4重伝導路と診断した.頻拍は容易に生じ,頻拍周期は544 msと長く,AH間隔...

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  • 急性心筋炎に冠攣縮を合併した1例

    白川 裕基, 弓削 大, 石井 俊輔, 柿﨑 良太, 木村 嶺, 東谷 浩一, 岡田 拓也, 川口 竹男, 阿古 潤哉 心臓 49 (3), 276-281, 2017

    ...<p> 症例は23歳,男性.2015年6月に突然の後頭部痛と動悸を主訴に救急搬送された.12誘導心電図でⅡ,Ⅲ,aV<sub>F</sub>,V<sub>4</sub>〜V<sub>6</sub>誘導でST上昇,および血液検査で心筋逸脱酵素の上昇を認めた.心臓超音波検査で後下壁と前壁に壁運動低下を認め,壁厚は前者で14 mm,後者で8 mmと不均一な壁厚を示していた.原因疾患の診断目的に施行した緊急心臓...

    DOI

  • 小細胞癌と腺癌との同時性多発胃癌の1例

    本田 志延, 兼田 博, 岡村 茂樹 日本外科系連合学会誌 42 (2), 188-194, 2017

    ...<p>症例は69歳男性.動悸を主訴に当院循環器内科を受診し,高度の貧血と黒色便があったため原因精査のための上部消化管内視鏡検査を行ったところ,胃体上部進行癌を認めた.生検ではHE染色と免疫染色から小細胞癌と診断された.全身検索のFDG-PET-CT検査にて胃原発で遠隔転移がないことを確認後,根治手術が行われた.術後最終病期はStage ⅢBで,切除標本では主病巣以外に分化度の異なる早期胃癌を2箇所に...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献3件

  • 成人期に一期的Fontan型手術を行った心尖下大静脈同側の1例

    若松 大樹, 佐戸川 弘之, 黒澤 博之, 横山 斉, 桃井 伸緒, 青柳 良倫, 遠藤 起生, 林 真理子 Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery 33 (3), 249-255, 2017

    ...,成人期に拡大可能か不明である.手術未施行の成人例は長期低酸素と容量負荷から低心機能と心拡大を伴うため,心尖下大静脈同側例へのTotal cavo-pulmonary connection(TCPC)手術では,導管ルートに配慮が必要となる.心尖下大静脈同側の成人例に一期的Fontan型手術を施行した.症例は,48歳男性で,小児期に右室性単心室と診断されたがFontan型手術に至らなかった.息切れと動悸...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献17件

  • 左上下葉間にまたがり存在した肺腺癌の1例

    深井 隆太, 杉本 栄康, 武田 宏太郎, 工藤 まどか, 手島 伸一, 増永 敦子 肺癌 57 (3), 201-204, 2017

    ...</b>73歳,女性.動悸,息切れのために施行した胸部CTで異常影を指摘され,気管支鏡検査で異型腺腫様過形成(肺癌否定できず)の診断であった.病変は左S<sup>1+2</sup>とS<sup>6</sup>に葉間部をまたいで存在しており,1秒量1.47 <i>l</i>を考慮して胸腔鏡下S<sup>1+2</sup>およびS<sup>6</sup>区域切除を施行した.病理検査で病変は肺腺癌であり,...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献3件

  • 冠動脈起始異常を伴う大動脈弁狭窄症に対する冠動脈バイパス同時施行の弁置換術の1例

    阿久澤 聡, 石神 直之, 鈴木 一周 日本心臓血管外科学会雑誌 46 (5), 222-225, 2017

    ...<p>冠動脈起始異常は稀であるが,心臓弁手術時においては冠動脈損傷や術中,術後の心筋虚血に起因する合併症を危惧する必要がある.右冠動脈起始異常を有する大動脈弁狭窄症に対し,大動脈弁置換術時に冠動脈バイパス術を同時施行し良好な経過を認めた症例を経験した.症例は72歳女性.労作時の息切れと動悸を自覚するようになり大動脈弁狭窄症と診断された.術前精査にて右冠動脈の起始異常が確認された.右冠動脈は左冠動脈洞...

    DOI Web Site 医中誌

  • 重篤なたこつぼ型心筋症を発症し手術で救命した特発性副腎出血の1例

    堀 佑太郎, 徳家 敦夫, 永嶺 彩奈, 森岡 三智奈, 岡本 三智夫, 原田 敦 日本臨床外科学会雑誌 78 (5), 1107-1111, 2017

    ...<BR>47歳の女性.頭痛,動悸を主訴に受診.検査にてカテコラミン過剰によるたこつぼ型心筋症と診断.呼吸循環動態が不安定で第2病日には挿管人工呼吸管理,大動脈内バルーンパンピング,経皮的心肺補助装置導入が必要な状態にまで悪化した.造影CTで右副腎出血と右副腎腫瘤を認め,内分泌学的精査で尿中・血中カテコラミン高値であり褐色細胞腫が疑われ,手術目的に当科紹介となり,第19病日に右副腎摘出術を施行した.術後呼吸...

    DOI Web Site Web Site ほか1件

  • 寒冷凝集素症を合併した脾辺縁帯リンパ腫

    越智 清純, 横山 和明, 大野 伸広, 大田 泰徳, 東條 有伸 臨床血液 58 (2), 132-137, 2017

    ...入院時,発熱ならびに労作時動悸・息切れを認めるとともに脾腫を認め,血液検査では重度貧血,寒冷凝集素価高値・可溶性IL-2R高値を示した。全身PET/CT検査では明らかなリンパ節腫大を認めなかったが,脾腫とともに脾臓・全身骨においてFDP集積を認めた。脾原発悪性リンパ腫を疑い脾摘を施行し,病理検査にて脾辺縁帯リンパ腫と診断した。...

    DOI Web Site PubMed

  • O-054 人工呼吸器装着下で早期離床、急性期呼吸理学療法を施行したARDS の1 症例

    山口 翔平 関東甲信越ブロック理学療法士学会 36 (0), 54-54, 2017

    ...入院2 ヶ月前より咳嗽があり様子を見ていたが、食欲不振、倦怠感、動悸あり30 年前にパニック障害になったため心療内科を受診し肺炎のため当院紹介され緊急入院。職業は契約社員。身長158.0cm 体重50.00kg。</p><p>【説明と同意】</p><p>本症例に対して書面にて同意をいただき個人情報の取り扱いには十分配慮した。...

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  • 心室中隔欠損症の血流jetが影響したと考えられた右室流出路起源心室頻拍の1例

    宮永 哲, 大井 悠平, 姜 錬偲, 吉田 純, 山田 崇之, 鈴木 健一朗, 小菅 玄晴, 中田 耕太郎, 石川 哲也, 竹田 康, 小武海 公明, 山根 禎一, 吉村 道博 心臓 48 (SUPPL.2), S2_148-S2_151, 2016-12-30

    ...<p>症例は,44歳,女性.心室中隔欠損症(Ⅰ型)を指摘されていたが,シャント量は微量であり経過観察されていた.また,以前から心室性期外収縮(PVC)(正常軸左脚ブロック型,移行帯V3-4)に伴う脈の飛びを自覚していた.平成26年10月,連発する動悸を繰り返し自覚し,近医でホルター心電図を行ったところ,非持続性心室頻拍(心拍数190/分,最長30連発)を複数回認め,翌日当院へ緊急入院とした.第4病日...

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  • カテーテルアブレーションにより根治しえた後乳頭筋起源心室頻拍の1例

    加藤 真史, 内田 文也, 西川 英郎, 藤井 英太郎 心臓 48 (SUPPL.2), S2_158-S2_158, 2016-12-30

    ...<p></p><p>20年来の動悸症状があり,ベラパミルを定期内服していた50代男性.今回めまいを伴うVT(左軸編位,上方軸,右脚ブロック型)で2回他院救急搬送され,ワソラン,ATP等の抗不整脈薬無効のため,いずれもDC処置を要した.当院でのRFCAを希望され来院.当院のEPSでは,プログラミング刺激で心室頻拍誘発されず.RVからの240bpmの頻回刺激でVFに移行.DCでsinusに復した.VFの...

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  • Box型左房アブレーション後,左房天井部から後壁中央部に心外膜を介する伝導を認めた発作性心房細動

    西村 崇文, 谷本 耕司郎, 宮崎 良央, 福田 正, 三浦 光太郎, 山田 芽森, 山田 亘, 稲川 浩平, 池上 幸憲, 布施 淳, 坂本 宗久, 樅山 幸彦 心臓 48 (SUPPL.2), S2_119-S2_123, 2016-12-30

    ...<p></p><p>症例は77歳女性.動悸を主訴に近医を受診.ホルター心電図にて心房細動および停止時に5.6秒の洞停止を認めた.アブレーション目的で当院を紹介受診.アブレーションは洞調律下に左右肺静脈・後壁を含めたBox型隔離を施行.一周で隔離できず,冠静脈ペーシング下に多点マッピングカテーテルを用いてBox内activation mapを作成した.Box内最早期興奮部位はBox隔離ラインより離れた...

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  • 血行動態不良の複数心室頻拍を認めた非閉塞性肥大型心筋症の1例

    井村 慎志, 吉野 知秀, 今井 雄太, 角野 元彦, 進士 和也, 秋野 正敏, 保坂 文駿, 樽谷 康弘, 東 祐圭 心臓 48 (SUPPL.2), S2_178-S2_178, 2016-12-30

    ...<p><b>66歳男性.主訴</b>:動悸,胸痛.既往歴:高血圧,糖尿病.現病歴:高血圧,肥大型心筋症(HCM),心不全,発作性心房細動で近医通院中であったが,今回ショック,心室頻拍(VT)で某病院入院.アミオダロン服用もVTあり,ABL目的で紹介.CAG:有意狭窄なし.心電図:洞調律,不完全心室内伝導障害 LP:3項目とも陰性.心エコー:非閉塞性心肥大,LVEF35%,右室拡大なし.EPS:プログラム...

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  • 心室期外収縮に同期したCARTO SOUND<sup>®</sup>ジオメトリ作成がアブレーションに有用であった1例

    三好 史人, 菊地 美和, 古屋 貴宏, 佐藤 千聡, 西蔵 天人, 池田 尚子, 若林 公平, 土至田 勉, 丹野 郁 心臓 48 (SUPPL.2), S2_136-S2_141, 2016-12-30

    ...<p></p><p>36歳,女性.主訴は動悸.心電図で左脚ブロック-下方軸型の頻発する心室期外収縮(PVC)/非持続性心室頻拍を認めた.CARTO SOUND<sup>®</sup>を用いて,PVC出現時の右室流出路(RVOT)および大動脈冠尖の詳細なジオメトリ(Sound Map)を作成し,CARTO SOUND<sup>®</sup>ガイド下にPVCマッピングを施行した.RVOTのマッピングでは...

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  • 左冠尖からの通電でPVCが消失した後もpreferential pathwayが残存し,その伝導特性の薬効評価を行った流出路起源PVCの1例

    矢野 利明, 内藤 滋人, 鈴木 菜穂子, 大塚 佳満, 沓澤 大輔, 山口 由明, 清水 学, 千賀 通晴, 武 寛, 南 健太郎, 佐々木 健人, 菅井 義尚, 中村 紘規, 熊谷 浩司, 大島 茂 心臓 48 (SUPPL.2), S2_193-S2_202, 2016-12-30

    ...<p></p><p>症例:20歳女性.4年前に健康診断で心電図異常を認め,近医にて約30,000拍/日の心室性期外収縮を指摘された.左冠尖からの通電で心室性期外収縮は消失したが術後すぐに再発した.その後,動悸症状を認めるようになり,カテーテルアブレーション目的に当院に紹介となった.心室性期外収縮の波形は下方軸,左脚ブロックで胸部誘導の移行帯はV4にあり,下壁誘導におけるpeak deflection...

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  • 左上肺静脈-左房心筋間にMarshall veinが短絡路と推定される所見を認めた発作性心房細動の1例

    大野 誠, 吉賀 康裕, 上山 剛, 文本 朋子, 石口 博智, 清水 昭彦, 矢野 雅文 心臓 48 (SUPPL.2), S2_112-S2_17, 2016-12-30

    ...<p></p><p>症例は55歳男性.主訴は動悸.心電図で発作性心房細動(AF)を認めたため,2015年9月にカテーテルアブレーションを施行した.入室時よりAFが持続していたため,AF中に右肺静脈の同側隔離を行い,続いて左肺静脈隔離を試みるも隔離に難渋した.電気的除細動にて洞調律へ復帰させた後,隔離ライン上のgap部位を同定するために左上肺静脈内のリング状カテーテルからペーシング中に左房心房電位,洞調律中...

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  • His束近傍起源の心室性期外収縮と鑑別を要した無冠尖-左冠尖接合部を起源とした心室性期外収縮の1例

    佐藤 舞, 山科 順裕, 鈴木 啓資, 小松 寿里, 佐藤 英二, 中川 孝, 佐藤 弘和, 三引 義明, 石田 明彦, 八木 哲夫 心臓 48 (SUPPL.2), S2_203-S2_208, 2016-12-30

    ...<p></p><p>症例は68歳女性.基礎心疾患を認めなかった.2010年頃より動悸症状を自覚.2015年のホルター心電図にて左脚ブロック,下方軸タイプの心室性期外収縮(PVC)が46,000発と多発しており,こちらに対してカテーテルアブレーション(RFCA)を実施した.PVCの右室内最早期興奮部位はHis束記録部位に一致したが,同部でのペースマップスコアは不良(10/12)であった.左心系のマッピング...

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  • 両側の心室中隔に起源を有した,陳旧性心筋梗塞に合併した心室期外収縮の1例

    安達 亨, 横山 泰廣, 木全 啓, 小宮山 伸之, 丹羽 公一郎, 野上 昭彦, 青沼 和隆 心臓 48 (SUPPL.2), S2_142-S2_147, 2016-12-30

    ...<p></p><p>症例は69歳男性.前壁心筋梗塞に対してステント留置術後,薬剤加療中に動悸を伴う心室期外収縮(Ventricular Premature Complex, VPC)が認められ,カテーテルアブレーションを施行した.VPCは右脚ブロック型かつ上方軸で胸部誘導の移行帯はV1であった(VPC1).左室心内膜側で大動脈弁直下,His束直上の左側心室中隔でVPC1に34ms先行かつ良好なpacemap...

    DOI

  • 不整脈源性を有する左房天蓋静脈の電位指標隔離に成功した心房細動の1例

    谷川 真一, 徳田 道史, 松尾 征一郎, 宇野 剛輝, 徳竹 賢一, 横山 賢一, 鳴井 亮介, 日置 美香, 山下 省吾, 吉村 道博, 山根 禎一 心臓 48 (SUPPL.2), S2_65-S2_65, 2016-12-30

    ...<p></p><p>症例は,61歳男性.2012年10月より動悸を認め,近医で心房細動と診断された.2013年11月心房細動に対して,初回カテーテルアブレーションを施行したが,術後再発を認め,2015年6月2回目のアブレーションを施行することとなった.左上肺静脈,右上肺静脈,左下肺静脈に再伝導を認め,再隔離を施行した.術前に施行した心臓造影CTおよび術中の左房肺静脈造影で左房天蓋静脈の存在が確認され...

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  • 逆伝導陰性P波が三尖弁下大静脈間峡部線状焼灼により“陽性化”した房室結節回帰性頻拍の1例

    川﨑 真佐登, 古川 善郎, 山田 貴久, 森田 孝, 玉置 俊介, 岩崎 祐介, 菊池 篤志, 近藤 匠巳, 石見 成史, 伯井 秀行, 尾崎 立尚, 佐藤 嘉洋, 瀬尾 昌裕, 池田 依代, 福原 英二, 福並 正剛, 鈴木 文男 心臓 48 (SUPPL.2), S2_86-S2_86, 2016-12-30

    ...</p><p>症例は46歳女性.動悸を主訴に来院した.電気生理学的検査の結果,通常型心房粗動と房室結節回帰性頻拍が誘発された.房室結節回帰性頻拍中の下壁誘導におけるP波極性は,三尖弁下大静脈間峡部線状焼灼前後で陰性から“陽性”に変化した....

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  • イベントレコーダーが治療方針の決定に有用であった家族性心筋症と思われる1例

    森 一樹, 坂部 茂俊, 前野 健一, 石山 将希, 瀬口 優, 堀口 昌秀, 高村 武志, 刀根 克之, 泉 大介, 世古 哲哉, 笠井 篤信 心臓 48 (SUPPL.1), S1_71-S1_78, 2016

    ...</p><p> 外来にてイベントレコーダー (Sorin社, SPIDERFLASH-t AFIB) を施行したところ, 動悸症状を伴った持続性VTに加え, 無症状の高度房室ブロックがドキュメントされたため, ICD植込みを決断した. 後日得られた心筋生検所見から心筋症が疑われた....

    DOI 医中誌

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