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検索結果 76 件

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  • 害虫ミバエの嗅覚受容体研究の最近の進展

    小野 肇 におい・かおり環境学会誌 53 (1), 45-49, 2022-01-25

    <p>ミバエ科昆虫は,数多くの重要害虫を含んでいるが,化学物質を介した植物との興味深い関係が知られている.例えば,植物の揮発性物質は,ミバエ科昆虫の配偶行動や寄主探索行動において重要な役割を果たしている.そのため,植物の揮発性物質に応答する嗅覚受容体の特性を明らかにすることは,化学受容を介した環境適応のメカニズムを分子レベルで理解する上で重要である.本稿では,主に我々の研究例を中心に挙げながら,…

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  • カメムシの化学生態学~カメムシとにおいにまつわるエトセトラ〜

    野下 浩二 におい・かおり環境学会誌 52 (5), 267-274, 2021-09-25

    <p>昆虫は様々な化学物質を駆使して,身を守ったり,仲間とコミュニケーションを取る.臭いにおいを発することで知られるカメムシの防御物質やフェロモンについて,著者らの研究を中心にまとめた.また,昆虫は外界からの化学シグナルを感知し,最適な餌資源や産卵場所を探す.カメムシの餌探索行動に関わる植物由来のにおい成分について,植食性カメムシと肉食性カメムシを例に,近年,著者らが取り組んできた研究も紹介する…

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  • ヤスデ綱における防御分泌物の多様性

    清水 伸泰 Edaphologia 109 (0), 1-8, 2021

    ...ヤスデの防御分泌物は古くから化学生態学の研究対象とされ,化学構造に関するデータは蓄積されている.本稿で はそれら多様な防御分泌物が,分類上の目レベルである程度体系付けられることを述べた.新しい話題として,防御 物質の生合成に関わる酵素に産業上,重要な利用法が見出されたり,捕食者に対する化学防衛の手段と考えられたりしていた防御分泌物が,新たなタイプのアレロケミクスとして作用することなどを解説した.その...

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  • シイタケ害虫の化学生態学的比較

    所 雅彦, 北島 博 日本森林学会大会発表データベース 128 (0), 597-, 2017

    ...本研究では化学生態学的防除を目的とし、これらの性フェロモン、カイロモン等、信号化学物質を分析比較した。ナガマドキノコバエ類とムラサキアツバの雌成虫揮発性成分を溶媒抽出及び固相マイクロ抽出法(SPME)を用いて吸着剤により捕集し、その成分をGC-MS分析と、雄成虫の触角の生体電位を用いて検出するGC-EAD法により分析した。...

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  • 薬用植物の化学生態学的応答を用いたトウキの機能性強化に関する研究

    森田 侑介, 金谷 重彦, 田中 謙 ケモインフォマティクス討論会予稿集 2016 (0), P18-, 2016

    食害を受けたトウキ、受けなかったトウキのそれぞれの葉の成分を検討することにより、生薬としてのトウキの可能性を検討した。gamma-Terpinene, Falcarindiol, Vitamin E 1-tetradecanol, Ligustilide, L-Tetradecyl acetateなど10成分における二次代謝物の定量を行った。これらのデータをもとに主成分分析法により解析した結果、…

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  • Comprehensive Understand of Relationship Among Species, Volatile Organic Compound, and Biological Activity

    Azian Azamimi Abdullah ケモインフォマティクス討論会予稿集 2016 (0), KL-, 2016

    ...生物が生合成する揮発性化合物(VOC)には、化学生態学およびヒトの健康に関わる活性を有し重要な役割を担っている。しかしこのような情報は、さまざまな科学文献に散在する状況になる。そこで、VOCの生物活性に焦点をあてたデータベースの構築すすめた。本研究では、収集したデータの体系的理解を目指して、ケモメトリクス解析を進めた。...

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  • カメムシ臭気成分の化学生態学的研究

    野下 浩二 日本農薬学会誌(Journal of Pesticide Science) 40 (3), 143-145, 2015

    Heteropterans, or true bug, produce foul-smelling odors commonly composed of α,β-unsaturated aldehydes and their derivatives such as 4-oxo-(<i>E</i>)-2-hexenal that play important roles in chemical …

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献5件

  • オミックスプラットフォームに基づく二次代謝物情報データベースKNApSAcK Familyの研究開発

    金谷 重彦, 森田 晶, 中村 由紀子, 佐藤 哲大, 小野 直亮, 杉浦 忠男, 桂樹 哲雄 ケモインフォマティクス討論会予稿集 2014 (0), O13-O13, 2014

    ...生物間の関係の分子システムを二つのオミクス属性により直列に、さらには生薬配合の知識ベース(薬用植物知識ベース)を左側に配置した生物相互作用オミクスプラットフォームにより、化学生態学ならびに健康科学において必要とされるオーム科学の関係を記述できる。このプラットフォームを基礎においてKNApSAcK Family DBの開発を進めた。...

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  • C-配糖体型エラジタンニン新規代謝物の構造と生成機構

    Mohamed Omar, 松尾 洋介, 前田 一, 齋藤 義紀, 田中 隆 天然有機化合物討論会講演要旨集 55 (0), PosterP-32-, 2013

    ...この微生物によるタンニンの分解は、自然界で常に起こっている化学生態学的に重要な現象であるが、その機構についてはほとんど分かっていない。</p><p> クリやミズナラの材は抗菌作用を持つタンニンを多く含み、昔から腐り難い材として知られる。...

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  • カシノナガキクイムシ太平洋型と日本海型の化学生態学的な面からの比較

    所 雅彦, 大谷 英児, 後藤 秀章, 衣浦 晴生, 濱口 京子, 栗生 剛, 竹内 純 日本森林学会大会発表データベース 124 (0), 541-, 2013

    ...本研究では、和歌山県、鹿児島県、東京都等の太平洋型カシナガ個体の、体表炭化水素組成、ケルキボロールの有無、ケルキボロールに対する触角応答等を化学生態学的な面から日本海型と比較した。分析の結果いずれの太平洋型カシナガからもケルキボロールはほとんど確認できなかった。またケルキボロールに相当する成分量での他のGC-EAD活性成分も確認できていない。...

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  • 89.ジャスモン酸配糖体の作用機構と細胞応答(口頭発表)

    中村 葉子, 浜本 晋, 猪俣 翔, Mithofer Axel, Boland Wilhelm, 魚住 信之, 上田 実 植物化学調節学会 研究発表記録集 44 (0), 103-, 2009

    Samanea plants close their leaves in the evening, as if to sleep, and open them in the morning according to the circadian rhythm. Potassium β-D-glucopyranosyl-12-hydroxyjasmonate (1) was isolated as …

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  • アリのケミカルコミュニケーション

    勝又 綾子, 尾崎 まみこ 比較生理生化学 24 (1), 3-17, 2007

    私達が野外や屋内で何気なく見かけるアリは,分布域の広さとバイオマスの大きさによって,生態系において圧倒的な優位性を示す。高度に組織化されたアリの社会は,それぞれの種が進化過程で培った高度なケミカルコミュニケーションの多様性,すなわちコロニーメンバーが分業し活動を協調させるための,通信コードとしての情報化学物質の豊富さに支えられている。<BR> …

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  • 無気門亜目ダニの化学生態学第LXXVI報

    西村 果倫, 森 直樹, 岡部 貴美子, 桑原 保正 環動昆 15 (2), 107-117, 2004

    <i>Schwiebea similis</i>雌のヘキサン抽出物中に雄を性的に興奮させ, 雄同士のタッピング行動を活発化させる雌性フェロモンの存在を確認し, その同定を行った. ダニのヘキサン抽出物はシリカゲルカラムで分画し, GC/MSによって活性成分をα-アカリジアール [2(<i>E</i>)-(4-methyl-3-pentenyl)-butenedial] と同定した. …

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  • 開放花・閉鎖花を同時につけるホトケノザ種子の表面成分とアリによる種子散布行動

    寺西 眞, 藤原 直, 白神 万祐子, 北條 賢, 山岡 亮平, 鈴木 信彦, 湯本 貴和 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ51 (0), 482-482, 2004

    ホトケノザは、主に他花受粉をおこなう開放花と自家受粉のみをおこなう閉鎖花を同時につける一年草で、種子にエライオソームを付着する典型的なアリ散布植物である。一般的に、自殖種子は親と同じ遺伝子セットを持つため、発芽個体は親と同じ環境での生育に適していると考えられ、他殖種子は親と異なる遺伝子セットを持つため、親の生育環境と異なる新しい環境へ分散・定着するのに適していると考えられる。したがって、自殖種子…

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  • 他感物質

    平舘 俊太郎 農業土木学会誌 68 (11), 1205-1205, 2000

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  • なぜカイコは桑しか食べないのか?(生物が話す化学の言葉)

    山岡 亮平 化学と教育 47 (7), 458-462, 1999

    カイコの摂食に関する諸問題を追求した。今回提示する研究成果は以下の通りである。(1)桑の香気に対して一齢のカイコ幼虫が一斉に頭をもたげ, 香気の発生源を探るような行動があらたに見出された。これがあたかも香気を楽しむような様子に見えるので, 「興奮因子」と名付け, 桑葉より抽出同定しエチルメチルケトンであることを明らかにした。(2)誘引を引き起こす物質について検討を加えた。その結果, …

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  • 蛾による送粉系における化学生態学

    三宅 崇 日本生態学会誌 47 (3), 275-284, 1997

    Chemical aspects of flowers pollinated by moths, especially by the Sphingidae and Noctuidae, were reviewed. Although there is a then dency among the sphingophilous flowers to posssess scents, no …

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  • 生物間の相互作用に関わる機能性物質の合成化学的研究

    桑原 重文 日本農芸化学会誌 70 (11), 1249-1255, 1996

    ...化学生態学の分野では, 生物個体間の相互作用物質のことをセミオケミカル(semiochemical)と呼ぶが, そのうちある個体が生産し同種の他の個体に作用するような物質をフェロモン, 他種の個体に作用するものをアレロケミカルと呼んで区別している....

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  • 低濃度大気汚染の植物指標についての化学生態学的研究

    加藤 輝隆, 加須屋 実, 鏡森 定信, 狐塚 寛, 河野 昭一 日本化学会誌(化学と工業化学) 1991 (5), 656-666, 1991-05-10

    農村地帯に新設された火力発電所の周辺地域で,16年間にわたる可視被害の記録や年輪幅の推移に基づいて,スギの生育におよぼす低濃度大気汚染の影響を検討した。火力発電所から約7km以内の平野部では樹勢の衰退がいちじるしかったが,1975年に排煙脱硫が始められたため,被害のいちじるしい拡大はまぬがれた。樹齢や気象条件を=補正した年輪解析の結果,大気中の二酸化硫黄および二酸化窒素の年平均値によって,年輪幅…

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  • 貯穀害虫の化学生態学的研究

    本田 博, 大沢 貫寿 日本農薬学会誌(Journal of Pesticide Science) 15 (2), 263-270, 1990

    Weevils represent a major group of pest insects for stored food products. Three important representatives were selected for our study because of their different host preference. They are: the maize …

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