検索結果を絞り込む

本文・本体へのリンク

検索結果 5,231 件

  • 不安の文脈で考えるHPVワクチン副反応騒動とこれから

    柳生 一自 小児の精神と神経 64 (1), 49-56, 2024-04-01

    2013年4月に子宮頸がん予防ワクチン(以下,HPVワクチン)が小学6年から高校1年生までの女子に定期接種化された.しかし,同時期より接種後の疼痛,けいれん,運動障害,記憶障害など「多様な症状」がメディアに多く紹介され,同年6月厚生労働省が「積極的な接種勧奨の差し控え」を宣言し,接種率は激減した.厚生労働省での議論を経て,2022年4月積極的な接種勧奨が再開されたが,わが国の接種者数は増加してい…

    DOI

  • 学習動機づけおよび職業的アイデンティティの学年比較

    岩部 達也, 大須田 祐亮, 中村 宅雄, 鈴木 英樹 理学療法教育 4 (1), 1_58-1_66, 2024-04-01

    <p>本研究の目的は,4年制理学療法士養成大学に在籍する低学年次学生(1・2年次生)を対象に,学習動機づけと職業的アイデンティティの明確な特徴とその関係を明らかにすることである。学生152名(1年次生:72名,2年次生:80名)を最終的な調査対象として,横断的な質問紙調査を実施した。その結果,1年次生と比較して2年次生では学習動機づけが有意に低く,特に学習内容関与型の「訓練志向」の側面で低いこと…

    DOI

  • フードコート型飲食店における腰痛リスク軽減に向けた人間工学的な関わり:活動報告

    白幡 吏矩, 後藤 祐紀寿, 清野 秀汰, 川村 有希子 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 136-136, 2024-03-31

    <p>【はじめに、目的】</p><p> 腰痛は日本人の多くが経験する。厚生労働省による「職場における腰痛予防対策指針」では、前屈等の姿勢を取らないことが推奨される。人間工学に基づく作業環境は適切な作業姿勢に繋がり、腰痛リスクを軽減させる可能性がある。一方、産業保健分野での理学療法士の活動として人間工学的な介入に関する報告は少ない。また、異業種を対象とした報告は限られている。飲食店を対象に人間工学…

    DOI

  • 積雪寒冷地在住高齢者の冬季と春季における生活空間変化

    杉田 慎之介, 長谷川 純子, 鈴木 英樹 地域理学療法学 3 (0), 52-59, 2024-03-31

    <p>【目的】積雪寒冷地在住高齢者の冬季と春季の生活空間変化および性別,フレイルの有無による生活空間の季節変化について明らかにすることを目的とした.【方法】対象は北海道当別町在住で高齢者クラブに所属している高齢者とし,冬季に基本チェックリストを実施し,ロバスト群とプレフレイル・フレイル群に分類した.さらに,冬季と春季で生活空間(Life-space …

    DOI

  • Timed up and go test におけるロコモティブシ ンドローム症例の下肢キネマティクスの特徴 - 傾向スコアマッチングによる比較 -

    片岡 義明, 斎藤 優輝, 石田 知也, 武田 量, 但野 茂, 鈴木 哲平, 山田 悟史, 大須賀 聡, 中田 光海, 遠山 晴一 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 189-189, 2024-03-31

    <p>【はじめに、目的】</p><p>超高齢社会の訪れとともに,ロコモティブシンドローム (ロコモ)の発症予防は本邦における重大な課題の一つである.Timed up and go test (TUG)は遂行時間により移動機能の低下した状態を評価することが可能であるが,キネマティクス解析を含めた評価が疾患等の特徴を検出する上でより有用であることが報告されている.我々はウェアラブルセンサによる歩行解…

    DOI

  • 本邦における脳性麻痺児に対するリハビリテーションの実践に関するアンケート調査

    堀本 佳誉, 杉本 路斗, 大須田 祐亮, 佐藤 一成 千葉県立保健医療大学紀要 15 (1), 1_54-1_54, 2024-03-31

    <p>(緒言)</p><p> 脳性麻痺児に対するリハビリテーションの実践には,子どもの動作を正常にするnormalizeという考え方と,子どもとその家族が重要と考える日常活動に参加できるような動作戦略を考案するoptimizeという考え方がある.</p><p> optimizeという考え方に基づいたリハビリテーションにおいては,理学療法士(PT),作業療法士(OT),言語聴覚士(ST)は子ども・…

    DOI

  • 本邦における脳性麻痺児に対するリハビリテーションの目標指向型介入の認知度に関するアンケート調査

    杉本 路斗, 堀本 佳誉, 大須田 祐亮, 佐藤 一成 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 120-120, 2024-03-31

    <p>【はじめに、目的】</p> <p> 子ども・家族と共同で目標設定を行い、どのような活動を中心に介入すべきかを決定する介入は、様々な名称が用いられているが、その共通点は、子どもと親が協力して機能的な目標を設定すること、子どもが機能的な目標に内在する運動の問題を積極的に解決すること、目標とする課題を実際の生活環境の中で繰り返し構造的に練習することであり、Goal Directed …

    DOI

  • 本邦における脳性麻痺児に対するリハビリテーションの介入に関するアンケート調査

    堀本 佳誉, 杉本 路斗, 大須田 祐亮, 佐藤 一成 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 124-124, 2024-03-31

    <p>【はじめに、目的】</p> <p>脳性麻痺 (CP)児に対するリハビリテーションでは、子どもの動作を正常にする (normalize)という考え方と、子どもとその家族が重要と考える日常活動に参加できるような動作戦略を考案する (optimize)という考え方がある。本研究では、本邦で実施されているリハビリテーションの介入方法の考え方、実際に行われている介入を明らかにするためにアンケ…

    DOI

  • 本邦における脳性麻痺児に対するリハビリテーションの目標設定に関するアンケート調査

    大須田 祐亮, 堀本 佳誉, 杉本 路斗, 佐藤 一成 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 123-123, 2024-03-31

    <p>【はじめに、目的】</p> <p>子どもとその家族が重要と考える日常活動に参加できる動作戦略を考案するという考え方に基づいたリハビリテーションでは、療法士は子どもと家族と共同で目標を設定することが重要となる。しかし、臨床現場では目標設定の過程が一貫した方法で実施されていないことが指摘されている。そこで、本研究では脳性麻痺児に対するリハビリテーションの目標設定に関する調査を行い、実態…

    DOI

  • 当院の小・中学生に対する野球肘検診の取り組み

    山根 将弘, 青木 光広, 片岡 義明, 新田 麻美, 河治 勇人, 沖野 久美子, 飯澤 剛, 森木 研登, 西山 雄人 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 214-214, 2024-03-31

    ...</p><p>【倫理的配慮】</p><p> 本検診については北海道医療大学病院の倫理審査を受けた (承認番号:第2018_009号)。検診参加者には検診で得られたデータについて学会等で公表されることを説明し同意を得た。</p>...

    DOI

  • 敗血症性多臓器不全の分子機構

    松田 直之, 町田 拓自, 服部 裕一 日本薬理学雑誌 159 (2), 101-106, 2024-03-01

    <p>敗血症(sepsis)は,感染症として臓器機能不全が進行する病態と定義される.敗血症の治療では,抗微生物薬の投与に加えて,さまざまな臓器の機能不全を進行させないための全身管理が必要とされる.敗血症の病態形成に関与する分子機構は,pathogen-associated molecular patterns(PAMPs)およびdamage-associated molecular …

    DOI Web Site PubMed

  • 瞬時周波数とイベントに基づく音源情報の表現について

    河原 英紀, 榊原 健一, 矢田部 浩平 音声コミュニケーション研究会資料 4 (1), n/a-, 2024-01-19

    <p>有声音は繰り返される気流の断続によって駆動される。この繰り返しの周期の逆数は、心理学的属性である音の高さ(ピッチ)と密接に関連している。有声音の大部分では、繰り返しはほぼ周期的であるため、有声音は基本波成分とその整数倍の周波数を有する信号として扱われることが多い。しかし、音声の開始部分や終了部分では、この繰り返しの間隔は周期性から大きく外れる場合が多い。しかも、実際の声門の閉鎖や開放は筋肉…

    DOI

  • 40有余年の研究生活を振り返って

    西 剛秀 薬学雑誌 144 (1), 71-85, 2024-01-01

    <p>After graduating with a master’s degree from Faculty of Pharmaceutical Sciences, Hokkaido University in 1983, I worked in medicinal chemistry for 37 years at a pharmaceutical company and 4 years …

    DOI Web Site 参考文献27件

  • 医療機関に勤務する看護職の子育て世代包括支援センターに関する知識と養育者への情報提供

    川﨑 ゆかり 日本小児看護学会誌 33 (0), 106-113, 2024

    <p> 子育て世代包括支援センター(以下、センター)に関する知識と養育者へのセンターに関する情報提供の現状を明らかにするため、産科と小児科に勤務する看護職282名を対象に無記名の自記式質問紙調査を実施し、125名から有効回答を得た。対象者の84.0%が保健センターを「どこにあるか知っている」と回答し、67.2%が保健センターについて養育者の「全員」もしくは「必要な人」に情報提供していると回答した…

    DOI

  • 第9回 北海道医療大学北方系生態観察園

    堀田 清 ファルマシア 60 (1), 56-57, 2024

    ...北海道医療大学薬学部付属薬用植物園に隣接する笹だけが繁茂する荒れ果てた約16ヘクタールの森にて、剪定バサミだけによる笹刈りを20年以上続けた結果、カタクリ、エゾエンゴサク、エゾノリュウキンカ、ギョウジャニンニク、トチバニンジンなどの様々な植物たちが多数地上に現れ、かつて笹しかなかった森が豊かな森に変貌し続けている。...

    DOI

  • 銅触媒を用いたアジド化/環化カスケード反応によるキノキサリンの電解合成

    山城 寿樹 ファルマシア 60 (3), 234-234, 2024

    キノキサリンは多くの天然物や医薬品に骨格として含まれる芳香族複素環である.近年,<i>N</i>-アリールエナミンのアジド化/アミノ化反応を経由したキノキサリンの合成も報告されているが,化学量論量以上の酸化剤を要する,アジド源として高価な試薬を必要とするといった欠点があった.今回Baidyaらは,CuCl<sub>2</sub>を触媒とした,連続するアジド化/環化カスケード反応により,ごく微量の…

    DOI

  • 町内会単位で緩和ケアを普及・啓発するプログラムの効果評価

    竹生, 礼子 北海道医療大学看護福祉学部紀要 (30) 47-54, 2023-12-20

    研究目的:本研究は、町内会単位で緩和ケアを普及・啓発するプログラムの効果を評価することを目的とした。 研究方法:対象者は、北海道内のA-都市、B-都市近郊、C-農村に住む20歳以上の住民とし、3 地域において準実験的介入研究を行った。認知症・緩和ケアに関する学習コース(以下啓発群)95名(有効回答数93名)と、認知症・介護予防体操の学習コース(以下非啓発群)59名(有効回答数58名)に対し、緩和…

    機関リポジトリ Web Site

  • 国家試験の出題実績に基づいた,薬学部における初年次生物学教育の授業計画設計

    新岡, 丈治, 近藤, 朋子 北海道医療大学人間基礎科学論集 (49) A11-A24, 2023-11-30

    ...を割り振り,項目毎にそれらの単語を使用したコンセプトマップを作成した.コンセプトマップには,複雑な情報を視覚的に整理し共有することができ,整理した情報の相互チェックがしやすいなどの特性がある.各講義の担当教員が各々に作成したコンセプトマップを相互に確認し,重複する内容をどちらか一方の科目で講義するのか,あるいは互いの講義であえて繰り返し講義するのかなどの科目間での連携をはかった.本稿では最終的に,北海道医療大学薬学部...

    機関リポジトリ

  • 理学療法学生における学習目標志向性に関連する要因

    只石 朋仁, 鈴木 英樹 理学療法教育 3 (2), 2_14-2_22, 2023-10-31

    <p>目的:理学療法学生の学習目標志向性(LGO)と学習行動の関係および,LGOに関連する要因を検討した。 方法:大学4年生36名を対象とした。中央値を基にLGOと学習行動を2群に分類し比較した。LGOと職業的アイデンティティ,ライフスキルの相関を求めた。2群に分類したLGOを目的変数,それぞれ相関があった項目を従属変数としてロジスティック回帰分析を実施した。結果:LGOが高い学生はLGOが低い…

    DOI

  • 自身の価値が明確な大学生アスリートは幸せか?

    荒井 弘和, 榎本 恭介, 栗林 千聡, 金澤 潤一郎, 深町 花子, 宅 香菜子 スポーツ産業学研究 33 (4), 4_281-4_293, 2023-10-01

    The four aims of this study were: (1) Qualitative data were used to identify the diverse content of values expressed by university student-athletes in their own words. (2) Gender differences in …

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 神経心理学的症状を数量化するとは?

    橋本 竜作 神経心理学 39 (3), 204-209, 2023-09-25

    <p>本稿では神経心理学的症状の背景にある,認知機能障害を評価する際に注意すべき点について述べた.我々は各種の神経心理学的検査を用いて,統制された刺激への患者の反応をみることで,直接観察できない認知機能の能力を数量化し,症状の特徴を明らかにすることを目指している.検査の実施には患者の協力が不可欠である.また患者の受検態度,視覚や聴覚,教示理解の程度,注意などの影響を丁寧に観察することも重要である…

    DOI

  • 使える音声資料の作り方を再考する

    河原 英紀, 榊原 健一, 水町 光徳, 矢田部 浩平, 北村 達也, 森勢 将雅 音声コミュニケーション研究会資料 3 (4), n/a-, 2023-09-14

    <p>記録する音声資料をできるだけ価値があるものとする方法を検討している。そのような試みの一つとして、 2019 年に講習会を開催した。しかし、その講習会で紹介した内容の幾つかは、その後の技術の発展と検討により陳腐化しただけではなく、誤りであることが明らかになっている。ここでは、それらの発展と問題について説明し、新しい講習会をどのような内容・形式にすべきか議論したい。</p>

    DOI

  • 各種保冷庫における赤血球製剤保管場所による温度変化についての検討

    奥田 誠, 舘野 友紀, 田中 朝志, 紀野 修一, 岡崎 仁, 松下 正, 遠藤 輝夫, 松浦 秀哲, 松本 雅則 日本輸血細胞治療学会誌 69 (3), 448-456, 2023-06-26

    <p>血液製剤の保管に必要な保冷庫は,自記温度記録計付きおよび外部警報付きの保冷庫である.小規模医療施設や在宅治療を行うクリニックなどでは,血液製剤の一時保管として家庭用冷蔵庫を使用している施設が散見されており,血液製剤保管管理マニュアルに適さない状態で使用されている.そこで,血液製剤が安全に保管できるかを検証するために,各種保冷庫で模擬血液製剤を用いて保管中の袋内部温度の調査を行った.検討は,…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献5件

  • 酸化亜鉛ユージノール系ペーストタイプ根管充塡シーラーの材料特性ならびに生体親和性評価

    加藤 昭人, 宮治 裕史, 金本 佑生実, 蔀 佳奈子, 岡本 一絵, 吉野 友都, 浜本 朝子, 西田 絵利香, 菅谷 勉, 田中 佐織 日本歯科保存学雑誌 66 (2), 114-123, 2023-04-30

    <p> 目的:酸化亜鉛粉末とユージノール液を主成分とする根管充塡シーラーは,ユージノールの細胞毒性が懸念されてきたが,ペースト化による練和比率の適正化で細胞毒性の低下が期待される.本研究では,ペーストタイプのユージノール系シーラーであるキャナルスペースト(CaNP)とニシカキャナルシーラー ユージノール系 …

    DOI

  • 繰り返しの転倒がみられるパーキンソン病者における意思決定の特徴

    武田 祐貴, 鈴木 英樹 神経理学療法学 3 (1), 1-9, 2023-03-29

    <p>本研究の目的は、繰り返し転倒するパーキンソン病(PD)者について、PDの重症度や運動機能、認知機能などを用いる従来の方法に、意思決定機能を測定できるIowa Gambling Task(IGT)を含めて検討することである。対象は在宅生活中のPD者16名とした。対象者を過去1年間の転倒回数が2回以上の繰り返し転倒群(10名)と1回以下の非繰り返し転倒群(6名)に分け、属性、H&Y分類、MDS…

    DOI

  • 失行症候との出会い

    中川 賀嗣 神経心理学 39 (1), 8-16, 2023-03-25

    <p>筆者が神経心理学を学び始めたのは,1990年頃である.この頃MRI(Magnetic Resonance Imaging)やSPECT(Single Photon Emission Computed Tomography)といった画像技術が普及し始め,日常の臨床でも活用できるようになった.それから今日まで,幸いなことに筆者には多くの症候との出会いがあった.そしてこれらの症例やその近縁の方々…

    DOI 医中誌

  • 音声コミュニケーション環境の対話的試験ツールについて

    河原 英紀, 榊原 健一, 程島 奈緒, 坂野 秀樹, 北村 達也, 天野 成昭 音声コミュニケーション研究会資料 3 (2), n/a-, 2023-02-24

    <p>音声コミュニケーションは様々な音環境で行われる。音環境は知覚だけではなく発声にも影響を与える。 音環境の影響を実験的に調べるためにはそれらを制御可能な手段でシミュレートする必要がある。音環境を対話的に自由に操作する実時間処理を含むツールを実現することで、音声コミュニケーションに関わる音環境の影響についての暗黙知の獲得・蓄積が期待できるだけでなく、それらの影響を定量的に調べることが可能になる…

    DOI

  • 側頭骨の関節結節部に発生した骨軟骨腫の1例

    高塚 団貴, 立浪 秀剛, 中山 英二, 櫻井 航太郎, 高市 真由, 野口 誠 日本口腔外科学会雑誌 69 (2), 43-47, 2023-02-20

    <p>Osteochondroma is a benign bone tumor covered by a cartilage cap, arising at the external surface of the bone. In the oral and maxillofacial regions, this lesion is known to develop in the …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献7件

  • 健常成人男性における体幹伸展時の胸腰椎の運動学的解析

    山根 裕司, 青木 信裕, 片寄 正樹 日本臨床スポーツ医学会誌 31 (1), 162-171, 2023-01-31

    <p>立位での体幹伸展動作時における胸腰椎各部位の運動特性を明らかにすることを研究目的とした. 対象は健常成人男性18 名.2 つの条件での立位体幹伸展動作を課題動作とした.1 つ目の条件は立位姿勢からの体幹伸展動作(固定なし条件),2 つ目は最大伸展位での体幹筋活動を可能な限り小さくすることを仮定した条件で,特製の台に下肢を固定し台に寄りかかった状態での体幹伸展動作とした(台固定条件).課題動…

    DOI Web Site 医中誌

  • 音声コミュニケーション教育・研究用の 対話的可視化・可聴化環境について

    河原 英紀, 榊原 健一, 安 啓一, 小林 敬 音声コミュニケーション研究会資料 3 (1), n/a-, 2023-01-21

    <p>ハードウェアの処理能力の向上とソフトウェア開発環境の進歩により教育研究に用いることのできる対話的可視化・可聴化環境の選択肢が豊富になっている。ここでは、それらの現状とこれからについて、開発中のツールや使用場面からの知見とあわせて議論する。</p>

    DOI

  • 利他的罰と感染予防規範逸脱者・感染者に対する攻撃との関連の検討

    真島 理恵, 木村 多聞 実験社会心理学研究 62 (2), 169-181, 2023

    <p>COVID-19のパンデミックに直面し,昨今の日本社会では,感染予防行動をとらない人を,一部の人々が自主的に匿名で取り締まる制裁行動がしばしば観察される。こうした感染蔓延を防ぐために規範を強制するという極端な方法は対象者に対するつるし上げに結びつき,社会に深刻な問題をもたらす可能性が大きい。本研究では,このような攻撃が,ヒトを非常に協力的な存在たらしめているメカニズムの一つとして提唱されて…

    DOI Web Site 参考文献13件

  • 要介護高齢者に対する有床義歯補綴診療

    川西 克弥, 會田 英紀, 富田 侑希, 村田 幸枝, 豊下 祥史, 越野 寿, 長澤 敏行 日本補綴歯科学会誌 15 (3), 281-287, 2023

    <p> 歯科訪問診療における有床義歯補綴診療では,要介護高齢者の身体的・精神的問題や意思疎通の難しさなどから印象採得と咬合採得が困難であることをよく経験する.そのため,補綴治療介入の判断基準として,開口状態や咬合状態の保持の可否を重要視している.また,治療のタイミングを見極めることや介護者が同席することで治療がスムーズに遂行できることもあり,キーパーソンとのコミュニケーションや他職種との連携は治…

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 痙攣性発声障害と吃音

    柳田 早織, 城本 修 音声言語医学 64 (3), 172-181, 2023

    <p>痙攣性発声障害の診断について,現時点で国際標準化された診断基準はない.本邦では,厚生労働科学研究費難治性疾患政策研究事業による研究班(研究代表者:高知大学 兵頭政光)と本学会が連携し,2018年に痙攣性発声障害の診断基準と重症度分類が公開された.現在,日本医療研究開発機構難治性疾患実用化研究事業および厚生労働研究費難治性疾患政策研究事業による研究班(研究代表者:名古屋市立大学 …

    DOI Web Site 参考文献45件

  • 壺造り黒酢がエピゲノムに及ぼす効果

    柴山 良彦, 藤井 暁 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 3-C-P-C4-, 2023

    <p>【目的】食餌環境はエピゲノムに影響し、遺伝子発現のパターンを変化させる。エピゲノムの変化は遺伝的にも影響すると考えられているが、食品がエピゲノムに及ぼす影響はほとんど知られていない。調味料として専ら使用されてきた壺造り黒酢は、近年では機能性食品の一つとして広く認知されている。黒酢の効果として「血圧を下げる」「脂質異常症を改善する」などのさまざまな有効性が示唆されている。これまで我々は壺造り…

    DOI

  • きょうだいによる医療的ケア児への医療行為に対する母親の思い

    新井 二千佳 日本小児看護学会誌 32 (0), 26-34, 2023

    <p> 本研究では、医療的ケア児(以下、医ケア児)と生活するきょうだいによる医ケア児への医療行為に対する母親の思いを明らかにすることを目的とした。きょうだいがいる医ケア児の主介護者である母親7名に半構造化面接を行い、質的帰納的に分析した。その結果、母親の思いとして8カテゴリーと19サブカテゴリーが抽出された。母親は医療行為よりもきょうだいの人生を優先し、きょうだいの医療行為に対する思いを大切にし…

    DOI

  • 北海道胆振東部地震における地域包括支援センター保健師の活動経験に基づく減災に有用な平常時の活動

    田中 裕子 日本地域看護学会誌 26 (2), 13-22, 2023

    <p><b>目的:</b>北海道胆振東部地震の活動経験に基づき,地域包括支援センターの保健師がとらえた減災に有用な平常時の活動内容を明らかにすることを目的とした.</p><p><b>方法:</b>発災前から発災後に至るまで地域包括の保健師として従事していた13人に「発災前の普段の活動で減災に有用であった活動はなにか」「胆振東部地震を経験して,今後取り組む必要がある減災に有用な普段の活動はなにか」…

    DOI

  • キラル光電子分光の基礎

    鈴木 喜一 原子衝突学会誌しょうとつ 20 (2), 9-27, 2023

    <p>気相のキラル分光が最近注目を集めている.気相は低密度なので,光吸収の円二色性(CD)の測定は困難である.光吸収の CD が小さいのは磁気的相互作用が必要だからである.そこで,磁気的相互作用が不要な方法として,光電子分光が注目されている.光電子分光の特徴の一つが,対称性を選ばず,すべてのキラル点群が対象になるところである.これは,光吸収の CD …

    DOI

  • 再石灰化/再生技術を基盤とした象牙質齲蝕治療材料の開発

    斎藤 隆史 日本再生歯科医学会誌 21 (1), 23-28, 2023

    <p>接着性修復材料開発において, 口腔内環境の変化に応じて, 再石灰化能, 抗菌性, 抗バイオフィルム形成能, 修復象牙質誘導能などの機能を効果的に発揮し, 齲蝕発生を防止するとともに歯髄を保護することが可能な多機能性スマート材料の開発が待たれている. 我々の研究グループでは, …

    DOI

  • 教育用ロボットを活用した医療系大学における数理データサイエンスAI教育の実践(応用基礎レベル相当)

    西牧 可織, 二瓶 裕之 薬学教育 7 (0), n/a-, 2023

    <p>数理・データサイエンス・AI教育(応用基礎レベル)に対応する授業として「医療データサイエンス入門I」を,薬学部をはじめとする複数の医療系学部で開講した.本稿では,その授業デザインと教育用ロボットを活用した教材について紹介する.「医療データサイエンス入門I」では,薬剤師など医療従事者を目指す学生がAIやプログラミングに興味を持つよう教育用ロボットを活用した.また,学修プラットフォームとして「…

    DOI

  • 乳児家庭全戸訪問事業に携わる主任児童委員が行う親子への支援

    浅野 綾子, 田中 裕子 日本赤十字看護学会誌 24 (1), 23-32, 2023

    <p>本研究は乳児家庭全戸訪問事業において主任児童委員が行う親子への支援を明らかにすることを目的に実施した.5名の研究参加者に半構造化面接を行い,質的に分析した.その結果,【母のポジティブな感情を引き出す】【育児困難感につながる要素を探す】【人生経験を活かして子育てのアドバイスをする】【身近な地域の資源を紹介する】【支援の必要性を見極めながら保健師に引き継ぐ】【主任児童委員の役割を再認識する】【…

    DOI 医中誌

  • 乳幼児を育てる母親の育児幸福感に関連する要因

    明野 聖子 日本地域看護学会誌 26 (1), 50-58, 2023

    <p><b>目的:</b>乳幼児を育てる母親の育児幸福感に関連する要因を乳幼児健診の対象年齢別に明らかにする.</p><p><b>方法:</b>乳幼児健診に来所した3~5か月児(以下,乳児),1歳6か月児,3歳児の母親1,011人を対象に無記名自記式質問紙調査を実施した.調査内容は,基本属性,父親の育児・家事,育児に関する情緒的サポート,3下位尺度からなる親性,8下位尺度からなる育児幸福感である…

    DOI

  • 第143年会(札幌)を振り返って

    南 雅文 ファルマシア 59 (8), 705-705, 2023

    ...『ファーマサイエンス:つながる・つきぬける ~PharmaScience: Integration for Breakthrough~』をテーマに掲げ,北海道大学と北海道医療大学,北海道科学大学が協力して運営を担当した.計8,417名の参加があり盛況のうちに年会を終了することができた.本年会に携わっていただいたすべての方に感謝申し上げる....

    DOI

  • フルマラソンタイムに影響する要因の走力および大会別の検討(生)

    井上 恒志郎, 山口 明彦, 福家 健宗, 鍋倉 賢治 日本体育・スポーツ・健康学会予稿集 73 (0), 176-, 2023

    <p>フルマラソンのタイムは年齢や体格、トレーニング状況など様々な要因と関係があり、近年はこれらの要因からタイム予測も行われている。しかし、走力やレース環境、特に気温の違いを考慮した検討は行われておらず、タイム向上を目指す上で重要となる要因が走力や気温で異なるのか、また共通して重要な要因が存在するのか不明である。この課題解決に向けて、本研究は2022年の北海道マラソン(道マラ、8月下旬、25.6…

    DOI

  • はじめに

    草野 薫, 越智 守生 日本口腔インプラント学会誌 35 (4), 254-254, 2022-12-31

    DOI

  • Selective Mutism Questionnaire日本版(SMQ-J)の信頼性と妥当性の検討

    角田 圭子, 高木 潤野, 臼井 なずな, 冨岡 奈津代, 梶 正義, 金原 洋治, 広瀬 慎一 不安症研究 14 (1), 47-55, 2022-11-30

    <p>本研究の目的は,場面緘黙(SM)児の発話行動を評価する日本版SMQ(SMQ-J)を作成し,その信頼性と妥当性を検討することである。4歳から12歳のSM児の養育者139人を対象に日本語に訳されたSMQ及びCBCL/4-18を実施した。原版SMQは3因子構造であるが,探索的因子分析の結果,4因子が抽出された。「社会場面」と「家族関連場面」の他は,原版の「学校場面」因子が「教師」と「同級生」に区…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献13件

  • この失語症状への対応は ?

    高倉 祐樹, 中川 良尚, 橋本 竜作 高次脳機能研究 (旧 失語症研究) 42 (3), 316-320, 2022-09-30

    <p>  臨床現場に出て数年の初学者にむけ, 失語症状に対する分析的な視点と, 失語症状の長期的な回復を考慮した視点から, 失語症者本人とその家族への対応について述べた。第 1 章では, 失語症状のメカニズムを推定し, 治療的介入の手がかりを得るためには, 数量的な評価 (正答数) だけでなく, 質的な評価 (誤りの特徴) が重要であることを解説した。第 2 章では, …

    DOI Web Site 参考文献8件

  • 認知症を合併した急性大動脈解離Stanford A型の高齢者に余暇活動の楽しさを提供して退院となった事例

    本家 寿洋, 伊藤 耕栄 作業療法 41 (4), 471-480, 2022-08-15

    急性大動脈解離Stanford A型の偽腔開存型のAさんは,BPSDと息みのある更衣動作や排泄動作で血圧が上昇し,認知症で会話が成立しない状態であった.そのAさんに過去の楽しさの語りを促進する用途のある高齢者版・余暇活動の楽しさ評価法を行うと会話が成立し,不安な表情も消失した.そこで,血圧上昇が生じない生活を実現させるために,編み物の〈達成感の楽しさ〉と〈現在に想いを広げる楽しさ〉を提供してBP…

    DOI Web Site 医中誌

  • 老年歯科医学 歯科衛生士教育基準

    水口 俊介, 小笠原 正, 會田 英紀, 有友 たかね, 伊藤 加代子, 大渡 凡人, 菅野 亜紀, 村田 比呂司, 中根 綾子, 石黒 幸枝, 草間 里織, 阪口 英夫, 須田 牧夫, 高栁 久与, 藤原 千尋, 藤原 ゆみ, 森下 志穂, 小原 由紀 老年歯科医学 37 (supplement), 1-7, 2022-06-30

    DOI

  • 行為障害─道具使用動作の障害の見方─

    中川 賀嗣 高次脳機能研究 (旧 失語症研究) 42 (2), 202-206, 2022-06-30

    <p>  道具使用動作が特異的に障害される病態として 2 つの失行型が知られている。「使用の失行」と「パントマイムの失行」である。「使用の失行」と「パントマイムの失行」は, 道具の使用動作を表出する際の障害である点で共通するが, 前者は道具を把持した状態での動作時にみられる障害, 後者は道具を把持しない, パントマイムでの動作時にみられる障害である。つまりこの 2 つの失行は, …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献6件

  • エビデンスに基づいたインプラント治療難易度診断ツールの開発

    鮎川 保則, 會田 英紀, 秋山 謙太郎, 大島 正充, 佐藤 洋平, 廣安 一彦, 古屋 純一, 山田 陽一, 澤瀬 隆, 窪木 拓男 日本口腔インプラント学会誌 35 (2), 83-91, 2022-06-30

    <p>本邦では口腔外科や補綴,歯周病のいずれかに軸足を置く歯科医師がインプラント治療を担当することが多いように思われる.そのため,特に自身がメインフィールドとする領域以外の治療において正確な難易度を判定する手法があれば,安心安全なインプラント治療を提供することができると考えられる.</p><p>現在,いくつかのインプラント治療難易度判定ツールが提案されているが,これまでに用いられてきた種々の分類…

    DOI

  • Le Fort Ⅰ型骨切り術を用いて切除した硬口蓋癌に対して骨造成ならびにインプラント埋入を行った1例

    南田 康人, 高木 浩二, 樋口 一敏, 熊谷 渉, 原田 文也, 久原 啓資, 関 姫乃, 今枝 明子, 舞田 健夫, 志茂 剛, 永易 裕樹 日本口腔インプラント学会誌 35 (2), 133-138, 2022-06-30

    <p>硬口蓋癌の手術術式として,多くは上顎部分切除や上顎亜全摘出が適応され,顎堤の欠損を伴うことが多い.今回われわれは,硬口蓋に発生した硬口蓋癌に対して,Le Fort Ⅰ型骨切り術を併用して鼻腔側から腫瘍切除術を施行した.さらに両側上顎洞底挙上術による骨造成後に,歯科インプラント(以下,インプラント)を埋入し良好な結果を得ることができた1例を報告する.</p><p>患者は64歳男性.現病歴とし…

    DOI

  • 意味型原発性進行性失語 (svPPA) に対する経験的 Cue を用いた呼称訓練

    髙木 早希, 大門 正太郎, 冨滿 弘之, 中川 賀嗣, 大槻 美佳 高次脳機能研究 (旧 失語症研究) 42 (2), 212-219, 2022-06-30

    <p>  意味型原発性進行性失語 (semantic variant primary progressive aphasia : svPPA) に対して 2 種類の Cue を用いて呼称訓練を実施した。患者から得られたエピソードを用いた経験的 Cue と定義的な意味を用いた辞書的 Cue を活用した訓練である。どちらの Cue が Self-Cue として活用されやすいか, …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献17件

  • 多職種による骨盤底筋トレーニングハンズオンセミナーの効果

    阿部 由依, 大内 みふか, 橘田 岳也, 井上 倫恵, 重田 美和, 鈴木 重行, 田舎中 真由美, 横井 悠加, 横山 剛志, 若松 ひろ子, 渡邊 日香里, 吉田 美香子, 吉田 正貴, 横山 修, 青木 芳隆 日本女性骨盤底医学会誌 18 (1), 26-32, 2022-06-10

    <p>【目的】本研究の目的は、多職種による骨盤底筋トレーニングハンズオンセミナー(本セミナー)を開催し、その効果を検討することである。</p><p>【方法】対象者は、本セミナーを受講した医療従事者60 名とし、骨盤底筋トレーニング指導の現状と本セミナーの満足度を調査し、受講前・受講後質問票により骨盤底筋トレーニング指導に関する自信の程度などについて比較検討した。</p><p>【結果】質問票の「自…

    DOI 医中誌

  • 嚥下外来に関わる多職種の在宅療養高齢者と家族への支援の現状

    前川 一恵, 藤野 文代, 飯田 貴俊 日本摂食嚥下リハビリテーション学会雑誌 26 (1), 24-30, 2022-04-30

    <p>【目的】嚥下外来に関わる多職種の,在宅療養高齢者(以下,高齢者)と家族への支援の現状を明らかにすることである.</p><p>【方法】A 県内の嚥下外来のある21 病院の中から,本研究への協力の同意を得た4 病院のいずれかに所属し,嚥下外来に関わっている多職種8 名を対象とし,半構造化面接による質的帰納的研究を行った.分析にはM-GTA …

    DOI

  • 口腔癌の化学療法中に発症した肺血栓塞栓症の1例

    柴田 茜, 志茂 剛, 岸本 晃治, 國定 勇希, 目瀬 浩, 佐々木 朗 日本口腔外科学会雑誌 68 (4), 193-200, 2022-04-20

    <p>In addition to cancer-bearing status, chemotherapy is one of the moderate risk factors for the development of thromboembolism. However, there are few reports about it for oral cancer. Here, we …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献17件

  • 大腸菌が産生する発がんリスク因子「コリバクチン」の化学構造の全容解明

    平山 裕一郎, 渡辺 賢二 化学と生物 60 (3), 123-130, 2022-03-01

    <p>腸内細菌叢を構築する大腸菌の一部は「コリバクチン」という遺伝毒性物質を生産する生合成遺伝子を有しており,この化合物は大腸がんのリスク因子であることが疑われている.しかしながらコリバクチンは,近年までその不安定性から化学構造が明らかになっていなかった.本研究では,生合成のメカニズムを用いたコリバクチンの簡易な検出方法の開発を行い,そこから見いだしたコリバクチン高生産性の大腸菌を用いて,検出す…

    DOI Web Site 参考文献27件

  • 日本における非感染性疾患の持続可能な開発目標(SDG)

    児玉 知子, 横山 徹爾, 三浦 宏子 保健医療科学 71 (1), 45-54, 2022-02-28

    <p>国連の持続可能な達成目標(SDGs)ではSDG3保健指標において,2030年までに非感染性疾患(NCD)による早期死亡率を,予防や治療を通じて 3 分の 1 減少させ,精神保健及び福祉を促進することを掲げている.またNCDはSDG3.8ユニバーサル・ヘルス・カバレッジにおいても重要な領域となっている.本稿では,非感染性疾患の国内状況と課題について,世界的な動向と合わせて概説する.</p>

    DOI

  • 固定化酵素を活用したフロー合成の新展開

    坪郷 哲 有機合成化学協会誌 80 (2), 158-159, 2022-02-01

    <p>Continuous-flow syntheses have been paid attention to green sustainable chemistry (GSC). Several flow reactors have been investigated using catalysts and biocatalysts. Especially, the redox …

    DOI Web Site 参考文献7件

  • 女性生殖器

    加藤 智美, 安田 政実, 丸川 活司, 恩田 千景 医学検査 71 (J-STAGE-1), 216-240, 2022-01-31

    <p>女性生殖器には,子宮以外にも膣,卵管,卵巣が含まれ,女性ホルモンを分泌し,卵子を作り,妊娠に関与する。年代によって月経,出産,閉経後とそれぞれの組織・細胞像が変化する。女性生殖器の疾患では,感染症,良性疾患(膣炎,子宮下垂,子宮脱,子宮筋腫,子宮内膜症),悪性疾患(子宮頸癌,子宮体癌,卵巣癌),および機能性疾患(月経,機能性性器出血,更年期障害,不妊症)がある。</p>

    DOI

  • 音声収録におけるスマートデバイスなどを用いた音圧較正の検討

    河原 英紀, 榊原 健一, 水町 光徳, 北村 達也 音声コミュニケーション研究会資料 2 (1), n/a-, 2022-01-31

    <p>音声研究のための利用価値の高い音声素材の収録のためには、収録の物理的条件を記録する必要がある。 録音系の音圧較正は、そのための出発点となる重要なステップである。ここでは、広く普及しているスマートデバイスを用いた較正の可能性についての検討状況について報告する。日常の環境において適切な較正を行うためには、機器そのものとあわせて、実施可能な手順と、それらに伴う誤差を把握しておく必要がある。ここで…

    DOI

  • 北海道内における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が呼吸機能検査に与えた影響に関するアンケート調査結果

    山本 雅史, 石川 嗣峰, 沖野 久美子, 三森 太樹, 藤部 綾子, 大場 騰, 佐藤 祐輔, 今野 哲 医学検査 71 (1), 112-119, 2022-01-25

    <p>北海道は国内で最も早く新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が流行した自治体である。北海道内の医療機関において,COVID-19が呼吸機能検査に与えた影響を明らかにすることを本研究の目的とした。北海道臨床衛生検査技師会会員の所属する医療機関531施設に対しアンケート調査を行った。呼吸機能検査実施施設であり回答内容に不備のなかった160施設を対象とした。2020年の呼吸機能検査件数が2…

    DOI Web Site 医中誌

  • 舌痛症患者における味覚と疼痛

    渡邉 素子, 髙尾 千紘, 前田 智寿古, Tu TH Trang, 須賀 隆行, 松岡 紘史, 竹之下 美穂, 安彦 善裕, 豊福 明 日本歯科心身医学会雑誌 36 (1-2), 11-, 2022

    Burning mouth syndrome (BMS) is characterized as a chronic burning sensation in the oral cavity without any organic abnormalities and is often accompanied with complaints about taste alteration. …

    DOI 医中誌

  • 嘔吐反射による治療困難患者に対し欠損補綴処置を行った一症例

    仲西 和代 日本補綴歯科学会誌 14 (2), 201-204, 2022

    <p><b>症例の概要</b>:患者は53歳男性.上顎義歯破折による咀嚼困難を主訴に来院した.嘔吐反射により歯科治療が困難であったため,必要に応じて鎮静法もしくは全身麻酔下でインプラント治療を含む固定性欠損補綴治療を行った.患者は審美的,機能的に改善された治療結果に満足した.</p><p><b>考察</b>:患者は鎮静法もしくは全身麻酔下で苦痛のない歯科治療を経験し,著しい嘔吐反射により歯科治療…

    DOI Web Site Web Site ほか1件

  • シンポジウム6『がん予防研究と今後の展開』の企画報告

    藏滿 保宏, 武藤 倫弘, 寺崎 将, 岡田 太 電気泳動 66 (1), 63-65, 2022

    <p>がん治療法の発展に伴い,以前よりは不治の病の印象が薄くなったとは言え,がんは死因第一位の座から降りて来そうにはありません.ピロリ菌による胃がん,肝炎ウイルスによる肝細胞がん,パピローマウイルスによる子宮頸がんなどいくつかのがんは予防が可能になって来ました.これからはさらにがん予防を推進していけばもっとがん罹患率をさげていけるかもしれません.このシンポジウムでは(1)実験的炎症発がんモデルを…

    DOI Web Site 参考文献7件

  • エピジェネティクスとBurning mouth syndrome

    安彦 善裕, 松岡 紘史, 植原 治, 吉田 光希, 三浦 宏子, 森谷 満, 豊福 明 日本歯科心身医学会雑誌 36 (1-2), 5-, 2022

    Although the exact etiology of burning mouth syndrome (BMS) is still unknown, there are three leading hypotheses: the first is that BMS is caused by a disorder of the peripheral nervous system as a …

    DOI 医中誌

  • フッ化物洗口実施の有無における幼児の唾液因子変化とう蝕抑制効果の1年間の比較

    福田 敦史, 藤田 裕介, 水谷 博幸, 広瀬 弥奈 口腔衛生学会雑誌 72 (1), 28-33, 2022

    <p> 本研究は,幼児期の約1年間の継続的なフッ化物洗口が,唾液のpH,緩衝能,無機イオン濃度に与える影響と,う蝕抑制効果について検討することを目的とした.年中児から0.1%NaF溶液(450 ppmF)を週1回にてフッ化物洗口を実施している施設の幼児15名とフッ化物洗口を実施していない施設の幼児18名を対象とし,年中児のときと1年後の年長児になったときにそれぞれ1回ずつ同一被験者から安静時唾液…

    DOI

  • 耳下腺部石灰化物の臨床所見と画像所見の分析

    田代 真康, 中谷 温紀, 佐野 友昭, 杉浦 一考, 村上 秀明, 中山 英二 歯科放射線 61 (2), 47-52, 2022

    <b>Objectives</b>: Previous studies have stated that multiple calcifications in the parotid gland (CPG) should be considered to be sialoliths, which are specific to Sjögren’s syndrome (SS); however, …

    DOI

  • 非常に不安定な天然物を安定な誘導体に変換し作用機序を解析する

    平山 裕一郎 ファルマシア 58 (7), 724-724, 2022

    腸内細菌叢を構築する大腸菌の一部は,ヒトにおける大腸がんのリスク因子と推定される遺伝毒性物質「コリバクチン(1)」を生産する生合成遺伝子群を有している.1の生成量は微量で,非常に不安定であるため,近年までその化学構造は不明であったが,2019年に生合成遺伝子の詳細な解析によって構造が解明された.本稿では,1の構造ベースでの作用機序解明にむけて,安定性と構造活性相関の知見から,アッセイで取り扱い可…

    DOI

  • 顎・顔面・口腔領域の自律神経性血流調節の特殊性

    石井 久淑, 佐藤 寿哉 自律神経 59 (3), 256-263, 2022

    <p>顎・顔面・口腔領域の自律神経性血流調節に関する一連の研究は,顔面皮膚,咀嚼筋や唾液腺に特有な副交感性血管拡張線維の存在を明らかにしている.副交感性血管拡張線維は脳神経の感覚入力を介して反射性に活性化され,これらの臓器に急峻かつ広範囲な血流増加を誘発する.したがって,副交感性血流増加反応は同領域の血流動態に重要であり,この血管反応の破綻が諸種の血流・機能障害の発症機序や病態に関連する因子の一…

    DOI

  • 健常者を対象とした腰椎安定化のための運動課題の筋電図学的検討

    佐々木 祐二, 青木 光広 理学療法科学 37 (2), 215-221, 2022

    <p>〔目的〕腰痛予防を目的とした腹横筋や腰部多裂筋などのローカル筋群に対するトレーニングを効果的に実施するための基礎研究として,どのような運動課題が筋の活動性に有効なのかを筋電図学的に検証すること.〔対象と方法〕健常成人男性20名を対象とした. Abdominal hollowing(AH)やAbdominal …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献32件

  • 炎症性腸疾患の病態制御に対する免疫学的アプローチ

    窪田 篤人, 寺崎 将, 小林 正紀, 室本 竜太, 青栁 亮一, 武隈 洋, 菅原 満, 小島 弘幸 日本毒性学会学術年会 49.1 (0), S39-5-, 2022

    <p>はじめに</p><p>炎症性腸疾患(IBD)は、腸管の慢性炎症を呈する自己免疫疾患である。本邦における患者数は、近年増加の一途を辿り患者数は30万人を超えると推測されている。これまでの報告からIBDの病態形成には、遺伝的要因を基盤とした免疫機能、環境因子、腸内細菌叢など様々な因子が関与している。治療は内科的療法が主軸となり、抗炎症作用を有する …

    DOI

  • 認知症高齢がん患者の疼痛マネジメントにおける看護実践自己評価尺度の開発

    檜山 明子, 川村 三希子, 小島 悦子, 山田 律子 日本看護科学会誌 42 (0), 291-300, 2022

    <p><b>目的:</b>認知症高齢がん患者の疼痛マネジメントにおける看護実践自己評価尺度を作成し,信頼性と妥当性を検討した.</p><p><b>方法:</b>質的研究と文献検討,エキスパートパネルを基に,中等度から重度の認知症がある高齢がん患者の疼痛マネジメントにおける看護実践を測定するための尺度原案を作成した.認知症高齢がん患者へのケア経験がある臨床看護経験3年以上の病棟看護師889人を対象…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献18件

  • 壺造り黒酢の非アルコール性脂肪性肝疾患に及ぼす効果

    柴山 良彦, 藤井 暁 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 43 (0), 3-C-P-127-, 2022

    <p>【目的】非アルコール性脂肪性肝疾患(Nonalcoholic fatty liver disease: NAFLD)は有病率の高い肝疾患であり、NAFLDの1~2割は、肝硬変や肝がんの原因となる非アルコール性脂肪肝炎(nonalcoholic steatohepatitis: NASH)に進行する。NAFLDの有効な治療法は確立されておらず、その発症を防ぎ、治療法や診断方法の開発が急がれて…

    DOI 医中誌

  • 保健医療福祉系大学における教養教育の問題⒀

    宮本 雅央, 町田 修三, 遠藤 良仁, 志水 幸, 森元 拓, 山下 匡将 大学教育学会誌 44 (2), 124-129, 2022

    <p> 本ラウンドテーブルは,これまで議論してきた保健医療福祉系大学における教養教育の問題の理念的・本質論的な議論に,帰納的推論を加えることを試みた.今回は,保健医療福祉系大学において想定しているコンピテンシーの現状に着目し,ディプロマポリシー(DP)のテキストマイニングを実施した.薬学,看護学,社会福祉学の三つの分野の大学のDPの傾向を分析した結果から,共通基礎課程構築に向けた課題について議論…

    DOI

  • 敗血症性急性呼吸窮迫症候群(ARDS)における肺水腫形成に寄与する血管透過性増大因子

    服部 貢士, 松田 直之, 服部 裕一 日本薬理学雑誌 157 (4), 226-231, 2022

    <p>急性呼吸窮迫症候群(ARDS)は重症な呼吸不全を呈する症候群であり,その原因は多様であるが,肺炎など肺自体を障害する直接損傷と,肺以外に原因が存在する間接損傷に大別したとき,間接損傷の原因としては敗血症が最も頻度が高く,また,基礎疾患別にも最もARDSに移行しやすい疾患であり,一方,敗血症の経過中に半数近くがARDSを発症するとされ,敗血症以外の原因によるARDSに比べると著しく予後不良で…

    DOI Web Site PubMed 参考文献33件

  • 北海道マラソンにおけるレース終盤のペース低下要因の走力別検討(生)

    井上 恒志郎, 山口 明彦, 福家 健宗 日本体育・スポーツ・健康学会予稿集 72 (0), 139-, 2022

    <p>市民マラソンでは、記録上位者ほどレースペースが一定で、下位者ほどレース後半のペース低下が大きいため、レース後半のペース低下を抑えたイーブンペースのレース展開が理想とされている。ペース低下は、練習不足やオーバーペースなど様々な要因が原因で起こると考えられるが、夏マラソンや走力別のペース低下要因は不明である。本研究では、夏の北海道マラソンにおける走力別のペース低下要因の検討を目的とした。北海道…

    DOI

ページトップへ