検索結果を絞り込む

本文・本体へのリンク

検索結果 317 件

  • 十字架と労働法制

    野川 忍 明治大学社会科学研究所紀要 62 (2), 60-79, 2024-03-25

    ドイツ労働法制の核となる理念の一つに、19世紀のドイツ帝国成立までの期間、及びその後第二次大戦後に至るまで、労働者の福祉や労働運動等にきわめて大きな役割を果たしたキリスト教の影響、特にカトリック勢力の影響がある。 本稿は、19世紀初頭にドイツがナポレオン戦争により神聖ローマ帝国の桎梏から解放され、その後ドイツ革命を経てドイツ帝国成立に至るまでの動乱の時期に、ドイツにも台頭しつつあった資本主義的生…

    DOI

  • 神秘主義研究の新地平

    渡辺 優 宗教研究 97 (3), 1-25, 2023-12-30

    ...西欧の神秘家ないし霊性家たち、とりわけアウグスティヌス、アビラのテレサ、十字架のヨハネ、スュランのテクストを読み、そこに響く固有の「ことば」を掬い上げる。合わせて、そうしたことばが西洋近代という時代の中でいかなる変化を被ったかを検討する。...

    DOI

  • 暗夜の信仰の近世

    渡辺 優 宗教研究 94 (1), 49-73, 2020

    ...近年の研究の進展によって光が当てられた近世神秘主義の言語に内在する緊張を念頭に置きつつ、十字架のヨハネの「暗夜」の教説を議論の焦点とする。まずはヨハネの教説それ自体の多義性を押さえたうえで、その後のフランスにおける解釈においては信仰の「暗さ」をもっぱら消極的・否定的に捉える傾向が強まってゆくことを示す。...

    DOI Web Site

  • 桜と十字架

    湯本 泰隆 頸城野郷土資料室学術研究部研究紀要 2019 (49), 1-3, 2019

    DOI

  • イエスの弟子,内村鑑三

    葛井 義憲 名古屋学院大学論集 人文・自然科学篇 54 (2), 1-10, 2018-01-31

    ...しかも,この十字架の上のイエスにすべてを託し,イエスの贖罪を求め,懸命にイエスの言葉を聴きつつ,それらを伝えて歩んだ。  それは通常,不可解と云う言葉をもって表される旅路であった。この不可解を凝視しつつ,考察,執筆した。...

    DOI 機関リポジトリ Web Site

  • 十字架の血による平和: コロサイ1:9-23の釈義的・神学的研究

    原口, 尚彰 ルーテル学院研究紀要 (50) 43-56, 2017-03-01

    ...コロサイ書の著者は、使徒パウロの十字架の神学を継承しつつ、独自の十字架論を展開した。彼は祭儀的な血による贖いの表象を十字架論と結合させ、「十字架の血」が贖いと罪の赦しを与える結果、神と世界の和解をもたらしたという結論に到った( レビ16:13-19 を参照)。...

    機関リポジトリ

  • 現代における十字架は何か? -神が人類に主権を与えた理由-

    安平 哲太郎 情報知識学会誌 27 (2), 111-120, 2017

    ...<p> 昨年の情報知識学会で、神であるイエスが人間となり、全人類の身代わりとして十字架にかかることで、人類の多重債務を帳消しにした事を歴史事実に基づいて検証し発表した。ここではイエスの身代わりは人類のイエスに対する大きな負債であり、それを返す事が人類の進むべき方向である事を明らかにする。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献4件

  • フラ・アンジェリコのフレスコ画における円光の技法II

    大村 雅章, 江藤 望 美術教育学研究 49 (1), 81-88, 2017

    ...これまで,フィレンツェのサンタ・クローチェ教会主礼拝堂壁画『聖十字架物語』の修復に際して得られた研究資料等に基づき,チェンニーノ・チェンニーニの技法書に則って当時のジョット派の円光技法を解明した。次に,調査をフィレンツェ派の円光に拡大したところ,ほとんどがジョット派,つまりチェンニーニの技法とほぼ同じであった中,初期ルネサンスの巨匠フラ・アンジェリコの円光は大きく違っていた。...

    DOI 機関リポジトリ Web Site

  • 植村正久の日露戦争論──可戦論における文明・戦争・キリスト教──

    吉馴 明子 人文科学研究 : キリスト教と文化 (48) 139-167, 2016-12-15

    ...彼も他のキリスト者と同じように、「基督の平和は血の流れる十字架上 の平和である」という。ただ、彼が強調するのは、キリストが「十字架に血を 流すまで戦ひて罪悪を征服し」「世に勝ちぬ」と勝鬨を挙げられた、というこ とである。対外戦争を罪悪の征服と等値して語ることができるのかは、大きな 問題であろう。ただ、戦死をキリストが罪を贖うための「犠牲」死と等値した のではないことには注意を払っておきたい。  ...

    DOI 機関リポジトリ Web Site

  • フラ・アンジェリコのフレスコ画における円光の技法I

    大村 雅章, 江藤 望 美術教育学研究 48 (1), 121-128, 2016

    ...金沢大学は,サンタ・クローチェ教会主礼拝堂壁画アーニョロ・ガッディ作『聖十字架物語』(1380頃)の修復プロジェクトに携わった。このプロジェクトを契機に,『聖十字架物語』のフレスコ画の描写法に加え金属箔に覆われた漆喰や蜜蝋を主材料とした盛り上げによる工芸的装飾技法の解明に取り組み,オリジナルの技法に肉薄した。この工芸的技法の研究に引き続き,同時代の他のフレスコ画の技法に調査研究を拡大した。...

    DOI 機関リポジトリ Web Site

  • Образ храма в рассказе Чехова «Студент»

    Кондо, Масао スラヴィアーナ = Slaviana 7 105-109, 2015-11-30

    ...小論は、三つの根拠: 1) イワンが西から東に移動すること、2) 西から東への移動が、従来個別に解釈されてきた情景(点景)を教会建物イメージに統合すること、3) ゲッセマネの園から続く「鎖」は「二端の鎖」(迷える子羊とイエスの背負った十字架の象徴)であること、に基づき、渡し舟(教会のアナロジー)によるイワンの渡河とその後の登頂は、イコノスタスの王門から至聖所の高所への移行、つまり迷いの克服と修行再開...

    機関リポジトリ 機関リポジトリ HANDLE

  • J.S.Bachのマリアたちへのまなざし

    古瀬, 徳雄 関西福祉大学社会福祉学部研究紀要 17 (2), 31-44, 2014-03-20

    ...ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調BWV1004》〈第5楽章シャコンヌ〉の音列が,妻のマリアの突然の死に対する追悼の音楽として成り立っているとする論も検証し,さらに《マタイ受難曲》《ヨハネ受難曲》におけるマリアたちに関連するレチタティーヴォの特性を取り上げて精査した.その結果,バッハの音楽創造の原点には,これらマリアたちに対するまなざしが反映され,その中に二人の妻たちをも刻み込み,彼自ら十字架...

    機関リポジトリ Web Site

  • ゲンシ キリストキョウ ニ オケル サイインロン

    トヅ, モリヒロ, TOZU, Morihiro 鈴鹿短期大学紀要 34 105-116, 2014-03-10

    ...しかし、「十字架の神学」は、人々が経験している過酷な歴史的経験・現実をイエス=キリストの受難の十字架への道を重ね合せることにより、その歴史的経験・現実に宗教的かつ積極的かつ逆説的な意味付けをなさしめるものである。この「十字架の神学」への道は、既に原始キリスト教における福音書の成立の段階--より厳密に述べるのであれば、史的イエスにまつわる伝承成立の段階--において既に準備されていたものであった。...

    機関リポジトリ

  • 和解と東日本大震災-「十字架の神学」と対話しつつ

    濱野, 道雄 西南学院大学神学論集 71 (1), 99-122, 2014-03

    本日は東日本大震災に際しての神学・宣教論としての「和解」について考えてきた事を分かち合わせて頂きたいと思います。御存じの通り,2011年3月11日に東日本大震災が起こり,その後に東京電力福島第一原子力発電所事故が起こりました。先日 2 年目を迎えましたが,その日までの調査では,死者は 1 万5881人,行方不明者は2668人,避難先で疲労から亡くなる等,震災関連死2303人を含めて合わせれば …

    機関リポジトリ Web Site

  • 「死と再生」再考

    佐藤 淳一 箱庭療法学研究 26 (2), 5-16, 2013

    ...セラピー過程が進むと,箱庭に墓を立てたり十字架を投げ合うなどして,「死」を弔い,魂を鎮める儀式が行われた。本事例から,「死と再生」のプロセスは,死の体験の後に再生が訪れるというものではなく,むしろ「再生の死」,あるいは「死の再生」という過程が繰り返されること,そしてそのプロセスは弔いや鎮魂のイメージによって完遂されることが示唆された。...

    DOI 被引用文献1件

  • カール・バルトの『ローマ書』第2版におけるキリスト論

    崔 弘徳 基督教研究 74 (1), 51-69, 2012-06-25

    本稿は、果たしてバルトのキリスト論における方法を「上からの方法論」と言い切ることができるのかという問題意識を持って、『ローマ書』第2版を分析することによって、その妥当性を探るものである。バルトが頻繁に用いる諸述語、とりわけ「イエス」、「キリスト」、そして「イエス・キリスト」に焦点を当てて、彼はイエス・キリストをその歴史性や自然性を同時に、また平面上でその超歴史性や超自然性と共に理解していることを…

    DOI 機関リポジトリ Web Site

  • 実存響応の達成

    川津 茂生 教育研究 (53) 9-13, 2011-03-31

    ...しかし、イエスが十字架によって先駆的二人称を一番目に確立したことにより、後に続くものも先駆的二人称を確立することが可能になり、実存響応への道が開けた。二人称の関係は、一人称と三人称を生成し、神的な存在も人間的な存在も、存在は人称的な三位一体の構造を持つ。この三位一体を球面モデルで表象できる。...

    DOI 機関リポジトリ Web Site

  • 十字架の神学」と贖罪論

    青野, 太潮 西南学院大学神学論集 67 (1), 19-62, 2010-03

    ...以下の論考は、2008年11月15-16日に御殿場の東山荘において開催された「学生YMCA 創立120周年記念フォーラム」において「いま、聖書から私たちは何を聴くか――『十字架の神学』と贖罪論――」と題して私が語った主題講演に大幅な加筆・訂正を施したものである。...

    機関リポジトリ Web Site

  • 十字架の神学と一般位相

    落合 仁司 宗教哲学研究 27 (0), 18-29, 2010

    Theology of Simone Weil is part of the revival of theology of the cross in 20th century. Theology of the cross argues the main kerygma of christianity is God’s compassion with suffering beings. God …

    DOI Web Site

  • モルトマンにおけるキリスト教的反ユダヤ主義とキリスト論

    森山 徹 基督教研究 71 (2), 75-94, 2009-12-03

    ...モルトマンは、イスラエルの歴史に基づくメシア理解と、十字架につけられたイエスの理解から、「途上のキリスト論」を主張する。このキリスト論によって、彼は、キリスト教的反ユダヤ主義を相対化するだけでなく、キリスト論をも保持することを可能にした。アウシュヴィッツとキリスト教の関係を問題にしている神学者ロイ・エッカートは、モルトマンのキリスト論を「先延ばしされた勝利主義」として批判した。...

    DOI 機関リポジトリ Web Site

  • 宮沢賢治の銀河沿岸の景観描写のモデルはどこか

    米地 文夫 日本地理学会発表要旨集 2008f (0), 71-71, 2008

    ...南北線部分の地形はほとんど平坦で,三角標や十字架が星と星座を示している。これは,東西線では,インディアン,いるか,鶴など星座名にちなむ人や動物が登場しているのとは対照的である。南北線沿線にはススキやリンドウなど岩手の二次草原の植生がみられる。ジョバンニには,カムパネルラの捜索現場の河原で「川はゞ一ぱい銀河が巨きく写ってまるで水のないそのまゝのそらのやうに見え」たとある。...

    DOI

  • パウロにおける神殿の意義

    橋本 滋男 基督教研究 69 (1), 1-14, 2007-06-30

    ...イエスの十字架死の意義を贖いの犠牲として見る彼の救済論の根底には、神殿で捧げられる祭儀があったことに注目すべきである。それはイエスの神殿理解とは相当に異なっている。...

    DOI 機関リポジトリ Web Site

  • シャガールとユダヤ美術:《私と村》再考

    梶原 麻奈未 岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要 23 (1), 87-101, 2007-03

    ...本論では、《私と村》における十字架とダビデの星の併置、動物の擬人化、円形モティーフをハンディズムの思想から解釈する。それと共に、これらの形象がその本来の意味を曖昧にされることによって西欧的な近代美術の文脈に吸収された過程について考察する。...

    DOI 機関リポジトリ Web Site

  • レーニン製鉄所と十字架

    加藤 久子 ロシア・東欧研究 2007 (36), 61-71, 2007

    Many studies have focused on the autonomous functions of the Catholic Church under the communist regime in Poland in comparison to other countries in former Eastern Europe. The autonomy of the …

    DOI Web Site Web Site

  • 心筋症患者のパワーレスネスに関する検討

    森下 晶代, 津田 紀子, 石川 雄一, 矢田 真美子 日本看護科学会誌 26 (1), 23-33, 2006

    ....現実の状況や直後に起こる出来事をコントロールできないという思い込み)について検討することである.研究は質的帰納的研究デザインとし,研究参加者は男性26名,女性4名の計30名,平均年齢54.4±2.06(SE)歳であった.参加者への面接は半構成的面接とし,面接内容はKrippendorffの内容分析の方法を参考にして分析を行った.分析の結果,心筋症患者のパワーレスネスの感覚は【先行き不明の困惑】【十字架...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献33件

  • 十字架の喜びと苦難 : 外国人宣教師が日本に与えた影響に関する三つの事例研究

    アイオン H. A. 日本研究 : 国際日本文化研究センター紀要 30 21-32, 2005-03-25

    明治期、大正期、昭和前期において、日本の教育、文化、社会に大きな影響を与えた欧米プロテスタント宣教師たちの活動の中から、三つの事例を挙げて論じる。1.明治初期、カナダ・ウェスレアン・メソジスト教会から派遣されたG・カックランは、日本近代化の唱道者の一人、中村正直の家塾・同人社で教え、東京における初期キリスト教徒のグループ小石川バンド結成の土台を築いた。同じく、派遣宣教医師のD・マクドナルドは、静…

    DOI 機関リポジトリ

  • 「障害者イエス」と「十字架の神学」

    青野, 太潮 西南学院大学神学論集 62 (1), 37-76, 2005-03

    本稿は、2004年3月23日に西南学院大学において開催された「卒業生のための神学部シンポジウム」における私の発題を拡大したものである。このシンポジウムは、教授会における片山寛教授の提案を受けるかたちで、神学部主催で開催された。片山氏は、氏が西南学院大学神学部の学生だったころに、とくに寺園喜基氏と私青野との間でなされた「論争」によって大いに刺激を受けたとのことであるが、そのような「論争」は神学の学…

    機関リポジトリ Web Site

  • ブルターニュのパルドン祭り : パルドンの火と夏至の火

    関沢 まゆみ 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 108 513-542, 2003-10-31

    ...フィニステール北部に位置するSaint-Jean-du-Doigtのパルドン祭りはその典型例であるが,聖なる十字架がtantadの紅炎の中で焼かれる光景は衝撃的である。ブルターニュ各地のパルドン祭りにおけるtantadの火の由来を考える上で参考になるのは,夏至の夜の「サン・ジャンの火」(feu de la saint Jean)の習俗である。この両者の比較により,以下のことが明らかとなった。...

    DOI 機関リポジトリ Web Site

  • ブルターニュのトロメニ : 伝説と現在

    新谷 尚紀 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 108 457-511, 2003-10-31

    ...アイルランドやウエールズからやってきた聖人が,領主から一日に歩くことができた範囲の土地を与えようと言われて歩いた順路を,毎年あるいは6年に1回,聖遺骨reliquesを担いで行列を組み,十字架croixやバニエールbannièresとともに行進processionして一巡する。...

    DOI 機関リポジトリ Web Site

  • 聖ザビエル天主堂の木製十字架の保存処理

    長谷川 哲也, 中村 正行, 藤井 重範, 西尾 雅敏, 飯田 喜四郎 日本建築仕上学会 大会学術講演会研究発表論文集 2003 (0), 40-40, 2003

    ...この屋根にはケヤキ材で製作された十字架が載っていたが、長年の風雪で表面が劣化し、脆弱な部分も発生していた。今回この十字架を長期間の室内展示公開に耐えうるよう、脆弱部の強化と腐朽防止を目的としてポリシロキサン系含侵強化・腐朽防止剤で保存処理を行った。その結果を打ち込んだ釘の引張試験で評価したが、脆弱部は健全部と同程度まで強度を回復していた。...

    DOI

  • シモーヌ・ヴェイユのキリスト教

    松原 詩乃 宗教哲学研究 20 (0), 41-52, 2003

    L’idée de Rédemption chez Simone Weil est fort différente de celle de la théologie chrétienne traditionnelle. <br> Weil ne considère jamais la Croix du Christ comme fondement du salut décidé de …

    DOI Web Site

ページトップへ