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検索結果 709 件

  • 子育て世代包括支援における助産師の活動

    石井 邦子, 川城 由紀子, 北川 良子, 川村 紀子 千葉県立保健医療大学紀要 15 (1), 1_3-1_12, 2024-03-31

    <p> 子育て世代包括支援における助産師の活動の現状と課題を明らかにすることを目的に,助産師の活動報告38文献を分析した.助産師の活動に関する記述をコード化し,所属機関別にサブカテゴリー・カテゴリー化し,事業ごとに分類した.</p><p> 自治体の助産師の活動は39コードであり,【母子保健事業全般】,【個別相談】,【家庭訪問】等の5カテゴリーに集約された.医療機関の助産師の活動は57コードであり…

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  • 動物モデルを用いたパーキンソン病の排尿障害発症メカニズムの解明

    山本 達也, 荒木 信之 千葉県立保健医療大学紀要 15 (1), 1_51-1_51, 2024-03-31

    <p>(緒言)</p><p> パーキンソン病は動作緩慢を主体に筋固縮・安静時振戦を呈する神経変性疾患であり,運動症状はドパミン作動薬の投与により軽快するが,根治療法は存在しない進行性の難治性疾患である.</p><p> 病理学的にはレビー小体が出現し,その主要構成成分がα-シヌクレインであること,α-シヌクレインが病態に深く関与しており,更に伝播により病変が広がっていくことが想定されている.</p…

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  • 地域在住高齢者における骨格筋の質と身体活動強度および要介護リスクとの関係

    江戸 優裕, 成田 悠哉, 島田 美恵子, 岡村 太郎 千葉県立保健医療大学紀要 15 (1), 1_64-1_64, 2024-03-31

    <p>(緒言)</p><p> 高齢者の健康寿命の延伸には,フレイルやロコモティブシンドローム(以下,ロコモ)の予防や早期対処が重要である.フレイルやロコモの重要な基礎疾患でもあるサルコペニアは,加齢による骨格筋量の減少として表現されてきたが,近年では筋の量だけでなく質の低下も着目されている<sup>1)</sup>.これは筋の量よりも質の方が加齢変化やトレーニング効果を鋭敏に反映するためであり,…

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  • 新型コロナウイルス感染症が高齢者施設の職員に与えた影響

    佐伯 恭子, 河野 舞, 工藤 美奈子, 佐々木 みづほ, 成田 悠哉, 室井 大佑 千葉県立保健医療大学紀要 15 (1), 1_23-1_31, 2024-03-31

    <p> 本研究では,千葉県内の高齢者施設(介護老人福祉施設,介護老人保健施設,ケアハウス)の代表者を対象に,新型コロナウイルス感染症が施設職員に与えた影響に関する質問紙調査を実施した.介護量については,介護老人福祉施設と介護老人保健施設において増えたと回答した割合が多く,ケアハウスは変化なしと回答した割合が多かった.増えた介護の内容は感染対策や高齢者への介護に関するもの,減った介護の内容は,レク…

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  • 訪問介護員と看護師の歴史における接点

    春日 広美 千葉県立保健医療大学紀要 15 (1), 1_45-1_50, 2024-03-31

    <p> 本研究の目的は,訪問介護員を理解する一助として,その職業的な成り立ちを黎明期の「派出婦」に遡って確認し,同時期の「派出看護婦」との接点を考察し,訪問介護員,看護師間の関係を展望することである.研究方法は一次二次資料を用いた歴史研究である.</p><p> 派出婦は明治大正期の「女中払底」の社会状況下で,家事を細分化して提供し,近代職業化したと考える.派出婦会は,派出看護婦会と類似のシステム…

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  • 集合住宅に在住する高齢者の目的別の外出頻度と要支援要介護リスクの関連

    成田 悠哉, 江戸 優裕, 島田 美恵子, 岡村 太郎 千葉県立保健医療大学紀要 15 (1), 1_58-1_58, 2024-03-31

    <p>(緒言)</p><p> 高齢者の介護予防の重点分野である閉じこもり予防支援において,外出頻度は閉じこもりのスクリーニング指標として用いられることが多い.高齢者の外出頻度の低下は,寝たきりへの移行や死亡率を高めることが報告されている<sup>1)</sup>.外出の定義が要介護リスクに異なる影響を及ぼすことが報告されているが<sup>2)</sup>,生活における目的別の外出頻度と要支援・要…

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  • 公立小・中学校で働く教員の精神疾患に関する認識

    小林 雅美, 小宮 浩美, 加藤 隆子 千葉県立保健医療大学紀要 15 (1), 1_61-1_61, 2024-03-31

    <p>(緒言)</p><p> 精神疾患に罹患した成人の半数は10代半ばまでに発症し,4分の3が20代半ばまでに発症する<sup>1)</sup>ことから,学校が精神疾患の2次予防を担う役割が大きい.2022年4月の高校の学習指導要綱の改訂では,「精神疾患の予防と回復」が盛り込まれたが,中学校では1980年以降に精神疾患名を挙げての精神保健に関する記載が教科書からなくなったままである.加えて,19…

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  • 千葉県内医療機関に入職した新人看護師が感じる困難

    内海 恵美, 大塚 知子, 大内 美穂子, 坂本 明子, 田口 智恵美, 三枝 香代子, 浅井 美千代 千葉県立保健医療大学紀要 15 (1), 1_65-1_65, 2024-03-31

    <p>(緒言)</p><p> 本研究は,看護師の国家資格を得て,千葉県内の病院に入職した新人看護師が,職場で抱えている困難を明らかにし,本県の臨床現場に則した看護基礎教育の在り方を検討することを目的に実施したものである.</p><p>(研究方法)</p><p>対象:2022年度に県内病院に入職した新人看護師.</p><p>方法:県内病院名簿記載の約290施設のうち,看護管理者の協力同意を得られた…

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  • 重症心不全患者と家族の穏やかな自宅療養継続を支える訪問看護師の実践―「ケアの意味を見つめる事例研究」による分析―

    田嶋 ひろみ, 柄澤 清美, 雨宮 有子, 吉田 滋子, 山田 妙子 家族看護学研究 29 (0), 37-50, 2024-03-31

    <p>本研究は,本人の強い願いで退院した重症心不全患者が,穏やかな自宅療養を継続できている事例を「ケアの意味を見つめる事例研究」を用いて省察し,その看護の実践を明らかにした事例研究である.</p><p>実践は,3つの【大見出し】と20の小見出しで表された.看護師は,退院直後から生命の危機,家族の意向のズレで療養方針が決まらない危機,妻の介護危機といった困難を捉えたが,どんなふうになっても最期まで…

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  • 本邦における脳性麻痺児に対するリハビリテーションの介入に関するアンケート調査

    堀本 佳誉, 杉本 路斗, 大須田 祐亮, 佐藤 一成 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 124-124, 2024-03-31

    ...</p> <p>【倫理的配慮】</p> <p>本研究は、千葉県立保健医療大学倫理委員会の承認を受け実施した (2022-04)。リハビリテーション部門責任者宛に本研究に関する資料を送付し、研究協力に同意してもらえた場合は、オンラインにて同意をした旨と、施設情報 (各療法士数)に関する回答を無記名で頂いた。...

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  • 千葉県立保健医療大学幕張キャンパスで発見されたアオダイショウ

    栗田 和紀, 佐田 直也 千葉県立保健医療大学紀要 15 (1), 1_41-1_44, 2024-03-31

    ...<p> 2023年6月に千葉県立保健医療大学の幕張キャンパス(千葉市美浜区)にてアオダイショウが発見された.証拠標本に基づく初めてのこの地域からの記録となる.標本の詳しい特徴を記載し,都市化した埋立地における本種の分布を考察する.</p>...

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  • HACCPシステムに用いる微生物管理手法の実証実験に関する研究

    菊池 裕, 池田 有沙, 千葉 友梨香, 緑川 七彩, 工藤 美奈子, 生魚 薫, 一條 知昭 千葉県立保健医療大学紀要 15 (1), 1_57-1_57, 2024-03-31

    <p>(緒言)</p><p> 食品衛生法が改正され,2021年6月から全ての食品等事業者に危害要因分析重要管理点(HACCP)に沿った衛生管理が義務化された<sup>1)</sup>.小規模食品事業者には「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理」が求められ,それらの実施状況を確認する上で,施設や調理器具等の衛生状態を視覚的に確認する簡易検査が求められている.本研究は市井の食品事業者がHACCPに…

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  • 介護予防のための生活習慣継続をめざした多職種連携プログラム(新・ほい大健康プログラム)の評価

    大川 由一, 細山田 康恵, 鈴鹿 祐子, 大内 美穂子, 室井 大佑, 松尾 真輔, 佐久間 貴士, 細谷 紀子, 佐伯 恭子, 成 玉恵, 栗田 和紀, 松浦 めぐみ, 峰村 貴央, 酒巻 裕之, 岡村 太郎, 成田 悠哉, 江戸 優裕 千葉県立保健医療大学紀要 15 (1), 1_62-1_62, 2024-03-31

    ...</p><p>(倫理規定)</p><p> 本研究は,千葉県立保健医療大学研究倫理審査委員会の承認を得て実施した(承認番号2021-07).</p><p>(利益相反)</p><p> 本研究における開示すべきCOI関係にある企業等はない.</p>...

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  • P-mSHELLモデルを用いた分娩期ヒヤリ・ハット事例の発生要因と防止策の現状

    川村 紀子, 髙橋 眞理 千葉県立保健医療大学紀要 15 (1), 1_13-1_21, 2024-03-31

    <p> 本研究の目的は,助産ケアにおける分娩期ヒヤリ・ハット事例の発生要因と防止策の現状をP-mSHELLモデルを用いて明らかにすることである.方法は,著者らの先行研究<sup>1)</sup>で得られた助産師が最も印象に残る分娩期ヒヤリ・ハット事例『速い分娩経過の判断遅れ』45事例と『抗菌薬点滴の間違い』32事例を対象に,助産師の捉える発生要因と防止策についてP-mSHELLモデルの7つの構成…

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  • 新型コロナウイルス感染症による行動制限が施設高齢者の生活に与えた影響

    河野 舞, 工藤 美奈子, 佐伯 恭子, 佐々木 みづほ, 成田 悠哉, 室井 大佑 千葉県立保健医療大学紀要 15 (1), 1_33-1_40, 2024-03-31

    <p> 本研究では,千葉県内の高齢者施設(介護老人福祉施設・介護老人保健施設・ケアハウス)の代表者を対象に,新型コロナウイルス感染症による行動制限が施設高齢者の生活に与えた影響に関する質問紙調査を実施した.その結果,すべての施設で陽性者の出現状況が多く認められ,介護老人福祉施設と介護老人保健施設ではクラスタ―の発生率も高かった.外出の機会,レクリエーション活動,家族等の面会は,すべての施設におい…

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  • 新人看護師の夜勤導入における看護実践マネジメントモデルの検討

    富樫 恵美子, 西村 宣子 千葉県立保健医療大学紀要 15 (1), 1_56-1_56, 2024-03-31

    <p>(緒言)</p><p> 医師の働き方改革が2024年4月から開始となる中,医師と共にコロナ禍でその医療に尽力した看護師の働き方にも関心が集まっている.日本看護協会が行った2021年次の調査(病院看護実態調査,2022)において,新卒採用者の離職率は10.3%と,2005年以降初めて10%を超えたことが報告されている.また,職能団体である日本看護協会は「就業継続が可能な看護職の働き方の提案」…

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  • 千葉県産の小カブの抗酸化能

    田中 佑季, 佐塚 正樹 千葉県立保健医療大学紀要 15 (1), 1_60-1_60, 2024-03-31

    <p>(緒言)</p><p> 千葉県は令和2年度の都道府県別農業産出額が全国4位の農業県であり,中でもカブの収穫量は令和2年においても日本一の収穫量である<sup>1)</sup>.</p><p> カブは春の七草であるスズナとしても知られており,古くから日本に定着している野菜である.調理方法は漬物のような生での利用に加え,煮物や炒め物,おろしなど多彩である.栄養学的にも,カブの根は大根よりg当た…

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  • 妊婦の腰痛・骨盤痛改善を目的としたオンラインによるヨガプログラムの効果

    増田 恵美, 片岡 弥恵子 千葉県立保健医療大学紀要 15 (1), 1_63-1_63, 2024-03-31

    <p>(緒言)</p><p> 妊娠中の女性が自覚する腰痛や骨盤痛等の不快症状はマイナートラブルと呼ばれる.腰痛や骨盤痛による苦痛は日常生活に支障をきたし,妊婦のQOLに影響を及ぼすことが報告されており,その対処法として運動プログラムやヨガ等が推奨されている.しかし,COVID-19感染拡大防止により運動の実施は,難しい状況にある.そこで,妊婦が取り入れやすく自宅等にて短時間で行えるヨガに着目した…

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  • 令和5年度保健医療大学取組報告会

    河部 房子, 大川 由一, 平岡 真実, 室井 大佑, 酒巻 裕之, 有川 真弓, 岡村 太郎, 佐藤 紀子, 龍野 一郎 千葉県立保健医療大学紀要 15 (1), 1_67-1_67, 2024-03-31

    <p>はじめに</p><p> 毎年開催している取組報告会は,今年で第4回目となる.保健・医療・福祉の連携拠点として位置づけられている本学の機能のさらなる発揮に向け,本学の取組を報告し,県の健康政策担当者との意見交換を行った.以下に概要を報告する.</p><p>報告会の概要</p><p>日時:2023年11月2日(木)11:00~12:00</p><p>会場:県庁本庁舎1階 …

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  • (一社)千葉県理学療法士会障がい児・者支援部による県内の障がい児リハビリテーション資源調査に関する報告

    髙木 秀明, 福元 浩二, 大矢 祥平, 堀本 佳誉, 倉形 裕史, 久松 のり子, 宮澤 菜央子, 冬部 拓海, 外口 徳章 理学療法の科学と研究 15 (1), 15_39-15_45, 2024-03-20

    <p> 【目的】千葉県内の障がい児リハビリテーション資源の状況を明らかにすることを目的とした。【方法】第1期調査は2016年度から2019年度で,(一社)千葉県理学療法士会の9つのブロックを計4年度に分け調査を実施した。第2期調査は2020年度に,第1期調査にて障がい児リハビリテーションを実施していた施設に後追い調査を実施した。また,新規実施施設を公募し,追加調査を実施した。【結果】調査施設数は…

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  • がん患者の主体性を育み活かす看護実践のための外来看護師育成プログラム:試行版プログラムの有用性および施設での運用可能性

    佐藤 まゆみ, 大内 美穂子, 髙山 京子, 片岡 純, 森本 悦子, 西脇 可織, 阿部 恭子, 佐藤 禮子 医療看護研究 20 (2), 55-65, 2024

    <p>目的:「がん患者の主体性を育み活かす看護実践のための外来看護師育成プログラム」試行版を開発し、有用性と施設での運用可能性を明らかにする。</p><p>方法:1)試行版プログラムの開発:プログラムの目的をがん患者の主体性を育み活かす看護実践ができる外来看護師の育成とし、学習者は、外来通院がん患者の看護に従事する看護師で、自分の所属部署での外来看護がひととおり実践できる者とした。プログラムは、…

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  • 女子学生における朝食の内容が注意・集中力および計算・記憶力に及ぼす影響

    柄澤 美佳, 渡辺 優奈, 竹内 瑞希, 斎藤 トシ子 日本栄養士会雑誌 67 (1), 34-41, 2024

    <p>本研究では、専門学校の女子学生(以下、女子専門学生)16人を対象に、朝食内容の相違が注意・集中力および計算・記憶力に及ぼす影響を検討することとした。対象者全員に、朝食としてバランス食(PFCバランスの良い食事)とアンバランス食(主食中心の食事)を2回ずつ計4日摂取してもらい、摂取後90分の注意・集中力および計算・記憶力の推移を比較した。注意・集中力は、パソコンを用いた視覚的反応検査から正答…

    DOI 医中誌

  • 下部尿路機能障害と性機能障害の診方

    内山 智之, 山本 達也, 榊原 隆次, 村井 弘之 自律神経 61 (1), 46-50, 2024

    <p>自律神経障害の代表的なものとして,下部尿路機能障害(旧排尿障害)や性機能障害がある.下部尿路症状には蓄尿症状と尿の排出症状(排尿症状・排尿後症状)がある.下部尿路症状とその原因の把握には,質問票などの活用のほか,医療者側からの積極的な病歴聴取が有用である.下部尿路機能障害の病型の正確な把握は非専門医には難しいが,排尿日誌や残尿測定の活用は病型や原因の推察と適切な診療に役立つ.性機能症状には…

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  • サービス付き高齢者向け住宅の介護職が看護職に期待する役割

    星 美鈴, 杉本 健太郎, 佐々木 晶世, 叶谷 由佳 日本健康医学会雑誌 32 (2), 206-211, 2023-07-31

    <p>本研究の目的は,サービス付き高齢者向け住宅(以下,サ高住)で勤務している介護職が連携する看護職に期待する役割について明らかにすることである。サ高住で勤務する3名を対象として,インタビュー調査を実施した。その結果,サ高住と連携する看護職には,【医療処置と身体管理】,【介護職にできることや医療的知識に関する情報提供】,【看取り期における利用者の医療的サポートと具体的指示】,【最期の兆候や死後の…

    DOI Web Site 医中誌

  • 特集 若手研究者の活躍に向けて 若手研究者のつながりと発信-JANS若手の会エリア・コーディネーターの活動

    『看護研究』編集室, 檜山 明子, 丹野 寛大, 荻原 弘幸, 小西 美樹, 金澤 悠喜, 竹山 美穂, 永井 智子, 松本 光寛, 細野 知子, 門脇 緑, 小林 雅美, 高橋 聡明, 椿美 智博, 橋本 友美, 長山 豊, 田中 浩二, 近田 真美子, 飯嶋 勇貴, 大橋 史弥, 佐藤 大介, 亀谷 茉里子, 中西 啓介, 橋本 侑美, 林 文子, 吉川 あゆみ, 飯田 恵子, 伊東 由康, 岡本 留美, 野寄 亜矢子, 和辻 雄仁, 井上 正隆, 入野 了士, 金山 俊介, 吉丸 春香, 大城 真理子, 村井 孝子, 松永 由理子, 豊里 竹彦 看護研究 56 (2), 122-140, 2023-04-15

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  • 保育所看護職が認識している「気になる子」への保健活動

    中山 静和, 石川 紀子, 西野 郁子 千葉県立保健医療大学紀要 14 (1), 1_13-1_18, 2023-03-31

    <p> 保育所看護職が認識している「気になる子」への保健活動の実態を明らかにする目的で,保育所看護職7名に面接調査を実施した.分析の結果,保育所看護職が認識している「気になる子」本人への保健活動では【安全を守る】【心身の健康管理をする】の2つのカテゴリー,保育士が行う保育活動への支援では【保育士との意見交換をし,保育活動を支援する】,保護者への保健活動では【保護者の相談に乗る】のそれぞれ1つのカ…

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  • 新型コロナ感染症流行下における精神看護学実習の学び

    小宮 浩美, 加藤 隆子 千葉県立保健医療大学紀要 14 (1), 1_82-1_82, 2023-03-31

    <p>(緒言)</p><p> 2020年度は新型コロナウイルス感染症の感染防止のため,精神看護学実習の多くを学内演習に変更した.本研究は,コロナ禍の精神看護学実習における学生たちの学びを明らかにし,今後の精神看護学の教授方法について検討することを目的とする.</p><p>(研究方法)</p><p> …

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  • Learning Management Systemの導入が看護系大学生の学習活動に与える影響の解明

    渡辺 健太郎, 今井 宏美, 河部 房子 千葉県立保健医療大学紀要 14 (1), 1_55-1_59, 2023-03-31

    <p> 本研究の目的は,LearningManagementSystem(LMS)を導入することが看護系大学生の学習活動に与える影響を解明し,導入の有効性について示唆を得ることである.LMSを導入した授業を受講した学生を対象に,学習活動への影響や変化についてweb調査を行い,内容分析を用いて分析した.その結果,LMSの導入よる学習活動への影響を表すカテゴリとして,【1.関連動画・参考書の活用によ…

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  • 千葉県立保健医療大学歯科診療室を活用した健康教室(健康増進プログラム)の実践

    麻賀 多美代, 佐藤 紀子, 細山田 康恵, 岡村 太郎, 大川 由一 千葉県立保健医療大学紀要 14 (1), 1_103-1_103, 2023-03-31

    <p>(緒言)</p><p> 本学に併設されている歯科診療室は,地域住民のかかりつけ歯科診療所としての役割を担っており,その患者の多くは65歳以上の高齢者である.</p><p> 新型コロナウイルス感染症の影響により,高齢者の健康を損ねることが懸念されていることから,本学の社会貢献事業として,歯科診療室を活用した多職種連携による健康教室を実施した.本研究では,各プログラムに対する参加者の反応を調べ…

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  • COVID-19 感染拡大により学内でシミュレーション実習となった総合実習の報告

    内海 恵美, 田口 智恵美, 三枝 香代子, 大内 美穂子, 坂本 明子, 真田 知子, 浅井 美千代 千葉県立保健医療大学紀要 14 (1), 1_47-1_53, 2023-03-31

    <p> COVID-19感染拡大の影響を受けて,2020年度成人看護学領域総合実習は学内でシミュレーション実習として行った.この内容について実践報告する.そして履修した卒業生へのアンケートとインタビューから,入職後の臨床の場で,本実習の内容がどのように活かされているか,学内で代替実習としたことによる影響などを調査したので併せて報告する. </p><p> …

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  • 運動イメージの難易度が運動イメージ中の事象関連脱同期に与える影響

    酒井 克也, 池田 由美, 後藤 圭介, 熊井 健, 渡邊 塁 千葉県立保健医療大学紀要 14 (1), 1_88-1_88, 2023-03-31

    <p>(緒言)</p><p> 脳卒中片麻痺患者の上肢運動機能障害に対する効果の高いリハビリテーション手法として,運動イメージ練習が報告されている<sup>1)</sup>.運動イメージとは運動のシミュレーションであり,実際の運動を脳内でイメージすることである.運動イメージ練習は単に運動イメージの繰り返しによって運動イメージ能力が向上する<sup>2)</sup>が,運動イメージの難易度によって運…

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  • 介護予防のための生活習慣継続をめざした多職種連携プログラム(新・ほい大健康プログラム)の評価

    大川 由一, 細山田 康恵, 麻生 智子, 大内 美穂子, 室井 大佑, 松尾 真輔, 佐久間 貴士, 細谷 紀子, 佐伯 恭子, 成 玉恵, 河野 公子, 麻賀 多美代, 岡村 太郎, 成田 悠哉 千葉県立保健医療大学紀要 14 (1), 1_102-1_102, 2023-03-31

    ...</p><p>(倫理規定)</p><p> 本研究は,千葉県立保健医療大学研究倫理審査委員会の承認を得て実施した(承認番号2021-07).</p><p>(利益相反)</p><p> 本研究における開示すべきCOI 関係にある企業等はない.</p>...

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  • 臨床状況で情動を伴うクリティカルケア看護師の行動の様相

    田口 智恵美 千葉県立保健医療大学紀要 14 (1), 1_90-1_90, 2023-03-31

    <p>(緒言)</p><p> クリティカルケア看護師は,生命の危機に脅かされ非日常的な治療環境下で全人的苦痛を体験している患者をケアする.そのような臨床状況で看護師が人として情動反応を示すことは自然である.情動は理性だけに任せることのできない重大な局面において前面に出て人間の行動を導き<sup>1)</sup>,初期の問題探索や問題の明確化を容易にしたり臨床状況の理解や行動を方向づけたりするなど…

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  • 健康問題をもつ老年期の看護職が就労継続を可能にする工夫

    櫻井 理恵, 杉本 知子, 相馬 由紀子, 佐伯 恭子 千葉県立保健医療大学紀要 14 (1), 1_94-1_94, 2023-03-31

    ...</p><p>(倫理規定)</p><p> 本研究は,千葉県立保健医療大学倫理審査委員会の承認を得て実施した(承認番号2021-02).</p><p> 本研究において,申告すべきCOIはない.</p>...

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  • 栄養学科卒業生に対するリカレント教育のニーズ調査と実施に向けた検討

    細山田 康恵, 生魚 薫, 峰村 貴央, 鈴木 亜夕帆, 海老原 泰代, 河野 公子, 金澤 匠, 荒井 裕介, 平岡 真美, 加瀬 政彦, 菊池 裕, 谷内 洋子, 井上 裕光 千葉県立保健医療大学紀要 14 (1), 1_96-1_96, 2023-03-31

    ...</p><p>(倫理規定)</p><p> 本研究は千葉県立保健医療大学倫理審査委員会の承認(2021-11)得て実施した.</p><p>(利益相反)</p><p> 開示すべきCOI関係にある企業等はありません.</p>...

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  • ブレンディッド学習においてeラーニングを活用した 在宅看護シミュレーションシステムの学習効果の探索

    春日 広美, 松永 信介, ラウル ブルーヘルマンス, 太田 浩子, 遠山 寛子, 岩田 尚子, 久長 正美 千葉県立保健医療大学紀要 14 (1), 1_29-1_37, 2023-03-31

    <p> 本研究の目的は,ブレンディッド学習においてeラーニングを活用した在宅看護シミュレーションシステムを利用した学生の,利用後の課題にみられたシステムの影響を探索し,システムによる学習効果を考察することである.学生19名の3課題5テーマを質的に分析してシステムの学習のねらいに照らした結果,頻出語は「生活」がどの学習段階でも頻出していた.各課題の記述内容のカテゴリーには,[暮らしに表れる変化を見…

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  • パーキンソン病高位排尿中枢の電気生理学的・神経化学的メカニズムの解明

    山本 達也, 澤井 摂 千葉県立保健医療大学紀要 14 (1), 1_81-1_81, 2023-03-31

    <p>(緒言)</p><p> パーキンソン病は動作緩慢を主体に筋固縮・安静時振戦を呈する神経変性疾患であり,運動症状はドパミン作動薬の投与により軽快するが,根治療法は存在しない進行性の難治性疾患である.</p><p> 病理学的にはレビー小体が出現し,その主要構成成分がα -シヌクレインであること,α …

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  • 栄養学科卒業生に対するリカレント教育

    細山田 康恵, 生魚 薫, 峰村 貴央, 岡田 亜紀子, 鈴木 亜夕帆, 海老原 泰代, 河野 公子, 金澤 匠, 荒井 裕介, 平岡 真実, 加瀬 政彦, 菊池 裕, 谷内 洋子, 井上 裕光 千葉県立保健医療大学紀要 14 (1), 1_69-1_74, 2023-03-31

    <p>[ 目的] 卒業生がリカレント教育にどのようなことを望んでいるのかニーズを把握する.また,生活科学系の国公立大学の取組について調査する.得られたニーズを同窓会へ還元し,必要なリカレント教育ができるようにすることを目的とする.</p><p>[研究方法]卒業生を対象に,WEBを用いた質問紙法でアンケート調査を行った.また,生活科学系の国公立大学におけるリカレント教育の実態をホーム…

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  • 健康問題をもつ老年期の看護職が就労継続を可能にする工夫

    櫻井 理恵, 杉本 知子, 相馬 由紀子, 佐伯 恭子 千葉県立保健医療大学紀要 14 (1), 1_39-1_46, 2023-03-31

    <p> 目的:介護保険施設において,健康問題を持ちながら,療養生活と仕事を両立している老年期の看護職が,就労継続を可能にする工夫を明らかにする.</p><p> 方法:関東圏内の介護保険施設において,何らかの健康問題を持ち,療養生活と仕事を両立している65歳以上の看護職を対象に,半構成的面接法を用いて調査した.調査は同意を得られた4名に行った.</p><p> …

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  • リフレクションに基づく個別支援能力向上プログラムに参加した保健師の個別支援の現状

    細谷 紀子, 佐藤 紀子, 雨宮 有子, 杉本 健太郎, 松浦 めぐみ 千葉県立保健医療大学紀要 14 (1), 1_3-1_11, 2023-03-31

    <p> 本研究の目的は,新任期にリフレクションに基づく個別支援能力向上プログラムに参加した保健師の個別支援の現状を明らかにし,プリセプターとしての役割発揮を視野に入れたフォローアップに関するニーズを検討することである.</p><p> 研究参加者は6名であり,リフレクティブな個別支援能力評価指標を用いて自己評価の理由やプログラム参加の影響を個別インタビューにより聴取した.データは質的帰納的に分析し…

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  • コロナ禍に本学卒業生が新人看護職者となって職場で感じた困難

    田口 智恵美, 三枝 香代子, 大内 美穂子, 内海 恵美, 坂本 明子, 浅井 美千代 千葉県立保健医療大学紀要 14 (1), 1_61-1_67, 2023-03-31

    <p> 本研究では,2020年度に本学を卒業した新人看護職者が職場で感じた困難を明らかにした.卒業生9名がアンケートに回答し,そのうち3名にアンケートで困難と回答した項目について具体的な内容をインタビュー調査した.</p><p> アンケート調査を単純集計した結果,104項目中,「患者・家族にわかりやすい説明を行い,同意を得る」「複数の患者の看護ケアの優先度を考えて行動する」「決められた業務を時間…

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  • HACCPシステム導入に向けた微生物管理手法の検証に関する研究2

    下田 奏, 成田 奈々子, 髙橋 治男, 河野 公子, 菊池 裕 千葉県立保健医療大学紀要 14 (1), 1_89-1_89, 2023-03-31

    <p>(緒言)</p><p> 食品衛生法が改正され,2021年6月から全ての食品等事業者に危害要因分析重要管理点(HACCP)に沿った衛生管理が義務化された<sup>1)</sup>.小規模食品事業者には「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理」が求められ,それらの実施状況を確認する上で,施設や調理器具等の衛生状態を視覚的に確認する簡易検査が求められている.本研究は市井の食品事業者がHACCPに…

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  • 運動課題における運動誤差の研究

    三和 真人, 堀本 佳誉, 大谷 拓哉, 山本 達也, 真壁 寿 千葉県立保健医療大学紀要 14 (1), 1_83-1_83, 2023-03-31

    ...</p><p>(倫理規定)</p><p> 本研究は,千葉県立保健医療大学倫理審査委員会の承認を得て実施したものである(研究倫理番号2021-09).本研究において開示すべきCOIはない.</p>...

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  • 歯科衛生学科におけるリカレント教育の要望調査と実施

    石川 裕子, 麻賀 多美代, 麻生 智子, 鈴鹿 祐子, 山中 紗都, 大川 由一, 酒巻 裕之 千葉県立保健医療大学紀要 14 (1), 1_97-1_97, 2023-03-31

    ...</p><p>(倫理規定)</p><p> 本研究は,千葉県立保健医療大学研究倫理審査委員会の承認を得て実施した(承認番号2021-18).</p><p>(利益相反)</p><p> 本研究における開示すべきCOI 関係にある企業等はない.</p>...

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  • 地域包括ケア病棟の看護師に求められる実践能力

    川城 由紀子, 浅井 美千代, 石川 紀子, 佐藤 紀子, 佐伯 恭子 千葉県立保健医療大学紀要 14 (1), 1_19-1_28, 2023-03-31

    <p> 研究目的:地域包括ケア病棟の看護師が認識している特有の実践内容,地域包括ケア病棟での看護実践における苦労や困難,地域包括ケア病棟の看護師が認識している必要な実践能力を明らかにした上で,地域包括ケア病棟の看護師に求められる実践能力を検討することとした. </p><p> 研究方法:地域包括ケア病棟の看護師を対象とし,半構成的面接法にてデータ収集を行った.得られたデータから,地域…

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  • 産後1ヶ月における骨盤周囲の固定による腰背部痛に対する効果

    増田 恵美, 石井 邦子, 北川 良子 千葉県立保健医療大学紀要 14 (1), 1_75-1_80, 2023-03-31

    <p>【目的】</p><p> 褥婦が,産後1ヶ月以内の腰背部痛緩和のための支援としての固定帯を使用するケアを受けて,どのように実感しているのかを明らかにすること.</p><p>【方法】</p><p> 産後1ヶ月以内の腰背部痛に対して骨盤周囲に固定帯を使用した褥婦11名に,2020年1月~3月に半構造的面接を行い,逐語録を作成し質的帰納的に分析した.</p><p>【結果】</p><p> …

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  • 新人看護師の夜勤導入におけるマネジメントの実際

    富樫 恵美子, 西村 宣子 千葉県立保健医療大学紀要 14 (1), 1_92-1_92, 2023-03-31

    ...</p><p>(倫理規定)</p><p> 本研究の実施にあたり,千葉県立保健医療大学研究倫理審査委員会の承認を得て行った.(承認番号:2021-17).</p><p>(利益相反)</p><p> 本研究に関して申告すべきCOI 関係にある企業等はありません.</p>...

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  • 調理用加熱済み野菜のカリウム量

    山田 正子, 樋口 誉誌子, 細山田 康恵 日本食生活学会誌 33 (4), 205-209, 2023

    <p> Partially cooked vegetables can easily be prepared into an intended dish after briefly being cooked fully, which is why their use is assumed to lead to an increase in vegetable intake. However, …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献1件

  • 看護シミュレーション教育の評価の現状

    河部 房子, 斉藤 しのぶ, 和住 淑子, 栗原 幸子, 林 恵里子, 山岸 仁美 日本看護シミュレーションラーニング学会誌 1 (0), 2-11, 2023

    <p><b>目的:</b>模擬患者(SP)への看護演習の教育評価に焦点をあてた国内外の文献を対象に,看護シミュレーション教育の評価の現状を明らかにする.</p><p><b>方法:</b>看護学生を対象にSPを活用した看護展開に焦点を当てたシミュレーション教育の実践,かつ教育の実際とその評価内容が読み取れる60文献を分析対象とした.分析は,Aシミュレーション教育の目的,B目的に対する評価の視点,に…

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  • 排尿排便障害とQOL排尿排便障害とQOL

    山本 達也 自律神経 60 (3), 103-105, 2023

    <p>パーキンソン病は様々な非運動症状を認めるが,その中でも自律神経障害はADL(Activities of Daily Living)やQOL(Quality of Life)に大きく影響する.排尿障害は頻尿・尿意切迫感などの過活動膀胱が多くの患者で認められる.排便障害は便秘が高頻度に認められ,運動症状発症前からみられることも多い.排尿・排便障害は患者QOLに大きく影響すると考えられるが,排尿…

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  • 塩鮭の塩分名称表示別塩分濃度の実態調査

    山田 正子, 樋口 誉誌子, 岩本 直樹, 細山田 康恵 日本食生活学会誌 34 (2), 103-108, 2023

    <p> Salted salmon is an important processed food as a source of quality protein, docosahexaenoic acid, and eicosapentaenoic acid. Salted salmon has an added salt content, and it is often sold with a …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献1件

  • 高齢者における開眼片脚立ちと総死亡との関連

    吉武 裕, 山本 直史, 木村 靖夫, 東恩納 玲代, 島田 美恵子 日本体育・スポーツ・健康学会予稿集 73 (0), 472-, 2023

    <p>【目的】開眼片脚立ちは、フィールドでの測定が容易なバランス能力の評価法の一つである。いくつかの先行研究において、開眼片脚立ちの成績と死亡リスクとの関連が報告されているが、日常生活での身体活動や下肢筋力などの他の保護因子とは独立して、両者に関連性が認められるか否かを検討した報告は見当たらない。【方法】71歳の高齢者419名(男性228名、女性191名)を対象に最長11年間の追跡を実施した。ベ…

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  • 全国市町村における災害時の共助を意図した平常時の保健師活動の実態と関連要因

    細谷 紀子, 佐藤 紀子, 杉本 健太郎, 雨宮 有子, 泰羅 万純 日本公衆衛生雑誌 69 (8), 606-616, 2022-08-15

    <p><b>目的</b> 本研究は,全国市区町村における災害時の共助を意図した平常時の保健師活動の実態とその実施に関連する要因を明らかにし,災害時の共助,すなわち住民相互の助け合いを推進するための平常時における保健師活動に示唆を得ることを目的とする。</p><p><b>方法</b> 2019年1月1日現在,全国市区町村(特別区含む,政令指定都市は本庁を除き各区を対象)のうち,2019年中に災害救…

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • 母性看護学実習における産後の女性へのオンラインインタビューによる学生の学び

    川城 由紀子, 石井 邦子, 川村 紀子, 北川 良子 千葉県立保健医療大学紀要 13 (1), 1_45-1_50, 2022-03-31

    <p> 目的:母性看護学実習における産後の女性へのオンラインインタビューによる学生の学びを明らかにすることを目的とした.<br> 方法:半構成的面接と実習後アンケートの自由記載とから得られたデータから,学びに関する内容を抽出し,質的帰納的分析を行った.<br> 結果:対象者は9名で,151コードが抽出された.【周産期の身体的苦痛】【周産期の心理的変化】【子どもに対する愛着】【産後の疲労と家族サポ…

    DOI 医中誌

  • 臨床看護師のフィジカルアセスメント技術習得に関する学習ニーズ調査

    河部 房子, 今井 宏美, 椿 祥子, 石田 陽子, 松田 友美 千葉県立保健医療大学紀要 13 (1), 1_39-1_44, 2022-03-31

    <p> 目的:一般病院に勤務する看護師のフィジカルアセスメント(以下PA)技術修得に関する学習ニーズを明らかにする.<br> 方法:研究参加に同意の得られた300床以上の病院に所属する卒後3年以上の看護師を対象とした.調査内容は,学生時代・就職後のPAの学習経験,系統別・症候別PA学習ニーズであり,各項目の単純集計を行った.自由記載への回答は質的に分析した.<br> …

    DOI 医中誌

  • 看護医療系の単科公立大学における地域貢献機能の特徴

    佐藤 紀子, 細山田 康恵, 今井 宏美, 大内 美穂子, 岡村 太郎, 麻賀 多美代 千葉県立保健医療大学紀要 13 (1), 1_51-1_57, 2022-03-31

    <p> 他県の看護医療系の単科公立大学が発揮している地域貢献機能と連携状況を調べてその特徴を見出し,本学の今後の地域貢献機能の発揮のあり方を考察する.<br> 看護医療系の単科公立大学20大学(本学を除く)を対象とし,公立大学協会が発行した地域貢献プログラム事例集の記載内容と各大学の公式HPから地域貢献に関連する連携状況等を抽出し,データ源とした.<br> …

    DOI 医中誌

  • 理学療法学生における観察による歩行分析の演習効果

    江戸 優裕, 大谷 拓哉, 三和 真人 千葉県立保健医療大学紀要 13 (1), 1_3-1_11, 2022-03-31

    <p> 観察による歩行分析の能力向上を目的とした演習を考案し,その教育効果と改善点を検討した.対象は理学療法学生26名であった.演習内容は,健常者の下肢単関節をテーピングで擬似的可動域制限の状態とし,それによる歩容の変化について2次元動作解析ソフトを併用して捉え,さらに歩容変化の理由を考察するものであった.演習前後で歩行分析能力を評価した結果,演習前は歩行分析の内容が抽象的であったが,演習後は既…

    DOI

  • 一般病院に勤務する看護師長のセカンドキャリアに関する意識調査

    西村 宣子, 富樫 恵美子 千葉県立保健医療大学紀要 13 (1), 1_21-1_28, 2022-03-31

    <p> 一般病院に勤務する看護師長のセカンドキャリアに関する意識を明らかにすることを目的に,勤務継続意向,希望する職位・場所・雇用形態,活かせる看護管理能力などの質問紙調査を行った.看護師長のセカンドキャリアにおいて「働き続けたい」が43.2%であり,「現在の職場」で「スタッフ」として「非常勤」で働くことを希望していた.また,勤務継続希望の理由は「経験を活かして役に立ちたい」「看護の仕事が好き」…

    DOI 医中誌

  • 高齢女性における塩味の認知閾値と血圧および食・生活習慣に関する研究

    阿曽(染矢) 菜美, 東本 恭幸, 渡邊 智子, 細山田 康恵 千葉県立保健医療大学紀要 13 (1), 1_13-1_19, 2022-03-31

    <p> 高齢女性を対象とし,塩味の認知閾値と血圧や食・生活習慣との関連を調査した.塩味の認知閾値の測定には,食塩含浸濾紙「ソルセイブ<sup>®</sup>」を用いた.塩味の認知閾値が0.2mg/cm<sup>2</sup>の者(18名)を低閾値群,0.4mg/cm<sup>2</sup>以上の者(25名)を標準~高閾値群とし,年齢,Body mass …

    DOI

  • 本学卒業生が新人看護師となって職場で直面した困難

    田口 智恵美, 坂本 明子, 大内 美穂子, 内海 恵美, 三枝 香代子, 浅井 美千代 千葉県立保健医療大学紀要 13 (1), 1_29-1_38, 2022-03-31

    <p> 本研究では,本学を卒業した新人看護師が職場で直面した困難を明らかにした.卒業生6名に対し,アンケート調査で困難と回答した項目について具体的な内容をインタビュー調査した.<br> アンケート調査を単純集計した結果,104項目中,家族への支援,褥瘡の予防,人工呼吸器の管理など13項目で困難の割合が高かった.インタビュー内容を質的帰納的に分析した結果,【情報を関連づけて患者の状態を理解すること…

    DOI 医中誌

  • 脳深部刺激装置交換術中に偶発的に発見された乳がん

    佐々木 みなみ, 樋口 佳則, 髙田 護, 池田 純一郎, 山本 達也, 平野 成樹, 岩立 康男 Japanese Journal of Neurosurgery 31 (11), 725-729, 2022

    <p> 刺激装置 (IPG) 交換術中に偶発的に発見された乳がん症例を経験したため, 文献的考察も含め報告する. 60歳代女性. 進行期パーキンソン病に対して両側視床下核脳深部刺激療法 (DBS) が施行された. 3.5年後, IPGの電池消耗のため交換術を施行. 術中, 右胸部のIPG留置部内に約1cmの硬結を触れたため, 生検を行い病理検査に提出し新しいIPGを留置した. 病理検査の結果, …

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 全国市区町村における災害時の共助を意図した平常時の保健師活動

    細谷 紀子, 佐藤 紀子, 杉本 健太郎, 雨宮 有子, 泰羅 万純 日本地域看護学会誌 25 (2), 4-12, 2022

    <p><b>目的:</b>全国市区町村で行われている災害時の共助を意図した平常時の保健師活動を明らかにする.</p><p><b>方法:</b>2019年中に災害救助法適用があった箇所を除く1,463市区町村の統括保健師を対象に郵送による無記名自記式質問紙調査を行った.災害時の共助を意図した活動実施の有無と実施有の場合その概要(自由記述)を調べ,活動の対象や方法の類似性で分類整理した.</p><p…

    DOI 医中誌

  • 地域包括ケアシステムに貢献できる看護職に必要なコンピテンシー

    星 美鈴, 佐々木 晶世, 杉本 健太郎, 大竹 まり子, 丸山 幸恵, 土肥 眞奈, 中村 幸代, 柏木 聖代, 叶谷 由佳 日本看護管理学会誌 26 (1), 150-158, 2022

    <p>目的:本研究は,地域包括ケアシステムに貢献できる看護職に必要なコンピテンシーを明らかにすることを目的とした.</p><p>方法:特別養護老人ホーム,病院の退院支援部署,訪問看護ステーションで,看護職経験が10年以上の10名を対象に半構造化面接を実施し,質的帰納的に分析を行った(倫理委員会許可番号:A180800014).</p><p>結果:地域包括ケアシステムにおける看護職に必要なコンピテ…

    DOI 医中誌

  • 中規模病院に勤務するジェネラリスト看護師の教育ニードに関連する要因の検討

    山本 千代, 永野 光子, 野崎 真奈美 日本看護学教育学会誌 32 (2-1), 41-54, 2022

    <p>〔目的〕中規模病院に勤務する役職についていない臨床経験10年以上のジェネラリストの教育ニード(以下EN)の現状とENに関係する特性を明らかにする。</p><p>〔方法〕ジェネラリスト1,004名を対象に質問紙調査を実施し、統計分析は基本統計量およびt検定、一元配置分数分析、重回帰分析を行った。</p><p>〔結果〕437部を分析対象とした。ENアセスメントツール総得点の平均値は82.9点(…

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  • がんサバイバーの看護師が仕事と療養生活の両立のために職場に対して抱く考え・行動の変化のプロセス

    櫻井 理恵, 飯岡 由紀子, 常盤 文枝 保健医療福祉科学 12 (0), 15-22, 2022

    <p> 目的:がんサバイバーの看護師が、仕事と療養生活を両立するために職場で想定される状況への考え・行動のプロセスを明らかにする。方法:がんサバイバーの看護師6名に半構成的面接を行い、修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチを用いて分析した。結果:37の概念と10のカテゴリーが生成された。はじめは退職しないための【自己解決を優先する】。同時に【看護師として働き続けられる方法を模索する】中で、が…

    DOI 医中誌

  • 初めて模擬患者に対して看護過程を展開する場面における看護初学者の対象認識および表現の特徴

    斉藤 しのぶ, 飛世 真理子, 和住 淑子, 河部 房子 日本看護学教育学会誌 32 (3-1), 1-13, 2022

    <p>〔目的〕初めて模擬患者に対する看護過程を展開する場面における看護初学者の対象認識および表現の特徴を明らかにし、看護者としての認識の形成について考察する。</p><p>〔方法〕A大学における初年次学生が、初めて模擬患者へシミュレーション演習した後の課題レポートを分析対象とし、体験内容の特徴ごとにその対象認識および表現の特徴を質的帰納的に分析した。</p><p>〔結果〕研究協力が得られた55名…

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  • 人生100年時代の車の運転 多くの人々の幸福な交通社会を目指して

    小菅 英恵, 小菅 律, 島崎 敢, 青木 宏文, 新海 裕子, 藤田 佳男, 谷口 綾子, 佐々木 邦明, 蓮花 一己, 岡本 努 日本心理学会大会発表論文集 86 (0), SS-023-SS-023, 2022

    <p>年々,交通事故件数・24時間死者数が減少する中で,65歳以上高齢者が占める死亡事故件数および死者数の割合は増加傾向である。これは,人口・免許保有者の高齢者の割合が増加したこと,つまり“社会の高齢化”に伴う現象である。高齢者は,衝撃耐性の低さから交通事故の被害リスクが高い。他方で,加齢に伴い,運転に求められる身体的構造,または身体機能や高次な認知機能等や運転技能が低下を示すことから,近年,高…

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  • 保健医療福祉計画の実行段階における住民との協働に関連する要因の解明

    吉岡 京子, 藤井 仁, 塩見 美抄, 片山 貴文, 細谷 紀子, 真山 達志 日本公衆衛生雑誌 68 (12), 876-887, 2021-12-15

    <p><b>目的</b> 本研究の目的は,保健師が策定に参画した保健医療福祉計画(以下,計画とする。)の実行段階における住民との協働に関連する要因を解明し,地域全体の健康レベルの向上に貢献できる保健活動への示唆を得ることである。</p><p><b>方法</b> 研究の概念枠組みとしてPlan-Do-Check-Act(以下,PDCAとする。)サイクルを用いた。本調査で焦点を当てた計画の実行段階は…

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • Visual Field with Inhibitory Tasks(VFIT)におけるカットオフ値の検討

    伊賀 博紀, 澤田 辰徳, 藤田 佳男, 内野 まどか, 山崎 彩音 作業療法 40 (5), 616-624, 2021-10-15

    本研究の目的は脳損傷者の自動車運転評価の合否判断を元にVFITのカットオフ値を算出することである.対象は運転評価を受けた65歳以下の脳損傷患者104名であった.医療記録から検査結果及び最終判断結果(運転可/不可)を抽出し,VFITの各項目に対してReceiver Operating Characteristic曲線およびArea Under the Curveを求めた.その結果,Go/no …

    DOI Web Site 医中誌

  • コシヒカリ,ヒノヒカリおよびあきたこまちを用いた炊飯米の性状とペースト特性の比較

    峰村 貴央, 松森 慎悟, 阿久澤 さゆり 日本健康医学会雑誌 30 (3), 372-382, 2021-10-08

    <p>本研究の目的は,日本で主に栽培されているコシヒカリ,ヒノヒカリ,あきたこまちの炊飯米と米デンプンの特性を比較することで,おいしいと評価されていながらも,特性が報告されていないヒノヒカリの理化学的特性を検討することである。タンパク質およびアミロース含量の結果では,3品種ともに良食味米であった。炊飯米の表層に観察されたゲル状の層は,多糖から構成されていた。その水溶性多糖の量はヒノヒカリが他の2…

    DOI Web Site

  • 卒前・卒後の一貫した医師養成

    田邊 政裕 医学教育 52 (4), 305-311, 2021-08-25

    <p> 卒前医学教育と臨床研修は, 検討する実施主体が異なっており, これまで十分な議論が成されず,整合的な医師養成が行われてこなかった. 質の高い卒前医学教育および卒後臨床研修を実現し,シームレスな医師養成を推進していくためには, 2020年度の医師臨床研修制度の見直しにおいて, 卒前医学教育のアウトカムと臨床研修が整合的になるように検討する必要がある. 一貫性のある医師養成に向けて, …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献2件

  • 亜麻仁油,エゴマ油を摂取したラットの肝臓脂質濃度と生体内酸化ストレスに及ぼす影響

    細山田 康恵, 山田 正子 日本補完代替医療学会誌 18 (1), 23-28, 2021-07-12

    <b>目的:</b>α-リノレン酸を多く含有する亜麻仁油(Linseed Oil: LO),エゴマ油(Perilla Oil: PO)をラットに摂取させた際の肝臓脂質濃度や酸化ストレスに及ぼす影響を明らかにすることを目的とした. <br><b>方法:</b>5週齢Sprague-Dawley系雄ラットに20日間,それぞれ3種類の油脂を普通食に添加し,肝臓脂質濃度,酸化ストレスなどの測定を行った.…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献24件

  • 日本の訪問看護師の看護実践能力についてのナラティブレビュー

    片平 伸子, 植村 由美子 日本プライマリ・ケア連合学会誌 44 (2), 89-96, 2021-06-20

    <p><b>目的:</b>訪問看護師の看護実践能力の特徴を明らかにし,能力育成の方策を検討する.</p><p><b>方法:</b>訪問看護師の看護実践能力の定義と要素について国内文献のナラティブレビューを行った.</p><p><b>結果:</b>訪問看護師の看護実践能力は専門職としての姿勢,知識,技術等に基づいたケア能力であり,訪問看護の実践のために生活の場で発揮される等の特徴があることが示され…

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献8件

  • 口腔機能低下症の現状と啓発についての検討

    鈴鹿 祐子, 麻生 智子, 河野 舞, 酒巻 裕之, 金子 潤, 荒川 真, 石川 裕子, 麻賀 多美代, 大川 由一 千葉県立保健医療大学紀要 12 (1), 1_11-1_18, 2021-03-31

    <p> 本研究は,成人対象者に対して,歯科専門職が7つの検査項目を用いて口腔機能低下症の評価を実施し,その結果と結果に基づいた口腔機能維持・向上のための個別のアドバイスを行った.また質問紙調査により,対象者の口腔機能低下症の理解や口腔保健行動に与える影響について把握し, 歯科衛生士として口腔機能低下症を予防する啓発方法を検討した.</p><p> 対象者は30 名(69.4±9.02 …

    DOI DOI 医中誌

  • 認知症の人を対象とした看護・介護・リハビリテーション領域の研究における倫理的配慮のためのガイドの開発

    佐伯 恭子, 諏訪 さゆり 千葉県立保健医療大学紀要 12 (1), 1_115-1_115, 2021-03-31

    <p>(緒言)</p><p> 高齢者の増加とともに認知症の人も増えている.認知症の予防や治療のためには薬物療法だけでなく非薬物療法も必要であり,看護・介護・リハビリテーション領域の研究も推進していく必要がある.</p><p> しかし,研究において最も重要な被検者保護の観点でみると,認知症の人は意思決定できないとみなされ意向を尊重されない事態が生じる可能性がある.認知症の人対象の介入研究に関する原…

    DOI 医中誌

  • プロボノ人材の作業療法士による介護予防教室の実践

    成田 悠哉, 河原 春奈, 神保 安奈, 牛澤 一樹, 西山 貴裕, 坂田 祥子, 島田 美恵子, 岡村 太郎 千葉県立保健医療大学紀要 12 (1), 1_27-1_31, 2021-03-31

    <p> 目的:大学教員の指導のもと,病院に勤務する作業療法士がプロボノとして集合住宅在住の高齢者を対象に介護予防教室を実施し,その効果を検証することとした.</p><p> 方法:集合住宅在住の高齢者を対象に,作業療法士がプロボノとして介護予防教室を月に1 度,計3 回実施した.介護予防教室では,転倒予防,交通安全,介護・認知症予防をテーマに,グループワーク中心のプログラムを実施した.介入前後にて…

    DOI

  • 小児病棟に配属異動となった看護師が経験する困難と教育ニーズの実態

    石川 紀子, 前田 留美, 堂前 有香, 斎藤 千晶 千葉県立保健医療大学紀要 12 (1), 1_105-1_105, 2021-03-31

    <p>(緒言)</p><p> 成人系の病棟で勤務し小児が入院する病棟に配属異動となった看護師は,部署異動前の経験が通用しないことや小児看護においては新人と一緒の扱いを受けるということに困難を感じることが報告されている<sup>1)</sup>が,具体的な内容は明らかにされていない.</p><p> …

    DOI 医中誌

  • 中小規模医療施設における看護研究指導者の充実に向けた研修プログラムの開発

    浅井 美千代, 杉本 知子, 西野 郁子, 佐藤 紀子, 河部 房子, 片平 伸子, 北川 良子, 富樫 恵美子 千葉県立保健医療大学紀要 12 (1), 1_103-1_103, 2021-03-31

    ...</p><p>(倫理規定)</p><p> 本研究は,千葉県立保健医療大学研究等倫理委員会の承認(申請番号2018-32)を得て実施した.</p><p>(利益相反)</p><p> 本研究における利益相反はない.</p>...

    DOI

  • 千葉県内の病院における看護職員確保の困難感と採用および定着促進に関する実態調査

    鈴木 惠子, 河部 房子 千葉県立保健医療大学紀要 12 (1), 1_19-1_25, 2021-03-31

    <p> 研究目的は,千葉県内の病院の看護職員確保の困難の実態と,現在実施している採用活動・定着促進との関連を明らかにし,看護職員確保に向け,各病院レベルで講じることのできる対策について示唆を得ることである.</p><p> 千葉県内286 施設の看護管理者等に質問紙調査を実施した.169 施設の回答(回収率59.0%)のうち,看護師の採用の困難あり116 …

    DOI 医中誌

  • 地域高齢者支援における大学生の体験型学習によって得られる学修効果の検証

    岡田 亜紀子, 東本 恭幸, 河野 公子, 海老原 泰代, 峰村 貴央, 細山田 康恵 千葉県立保健医療大学紀要 12 (1), 1_69-1_75, 2021-03-31

    ...<p> 本研究の目的は,千葉県立保健医療大学とUR都市機構との連携協定をもとに本学が実施した,地域在住高齢者対象の介護予防プログラム「ほい大健康プログラム」を軸とする「体験型学習プログラム」に参加した学生が得られる学修効果の評価をおこない,よりよいカリキュラム構築に寄与することである....

    DOI DOI 医中誌

  • 肥満ラットの肝オートファジーに対するカロテノイド摂取の効果

    金澤 匠, 細山田 康恵 千葉県立保健医療大学紀要 12 (1), 1_99-1_99, 2021-03-31

    ...</p><p>(倫理規定)</p><p> 本研究は,千葉県立保健医療大学動物実験研究倫理審査部会の承認(2019-A05)を得た上で「千葉県立保健医療大学動物実験等に関する管理規程」に従って行った.</p><p>(利益相反)</p><p> 本研究について申告すべきCOI状態はない.</p>...

    DOI 医中誌

  • 新人保健師のリフレクション力育成のためのファシリテーションガイドの開発

    雨宮 有子, 佐藤 紀子, 細谷 紀子, 杉本 健太郎, 泰羅 万純 千葉県立保健医療大学紀要 12 (1), 1_113-1_113, 2021-03-31

    <p>(緒言)</p><p> 我々は,新人保健師がリフレクション力を身に付けることが現任教育上の重要なニーズであることを見出し<sup>1)</sup>,平成26年から「新任期保健師リフレクション力育成プログラム」(以下プログラム)を実施している.プログラムにおいて効果的なファシリテーションを導くガイド(以下ガイド)が必要と考えガイド案を作成した.今回は,ガイド案を用いて実施したプログラムの効果…

    DOI 医中誌

  • 保健医療専門職を目指す大学生が小児医療に関わるボランティア活動より得た経験

    石川 紀子, 西野 郁子 千葉県立保健医療大学紀要 12 (1), 1_33-1_37, 2021-03-31

    <p> 保健医療専門職を目指す学生が在学中に小児医療に関わるボランティア活動を経験することの意義や効果を検討したいと考え,在学中に活動に参加した9名の卒業生を対象に,小児医療に関わるボランティア活動に参加したことで得た経験や学びについて,半構成面接調査を実施した.</p><p> 調査の結果,調査対象者は活動を通じて子どもという対象の理解や,子どもとの関わり方を学ぶことができたと共に,小児医療施設…

    DOI 医中誌

  • 新型コロナウイルス感染症における看護教員派遣体制の実際と評価

    佐藤 紀子, 片平 伸子, 植村 由美子 千葉県立保健医療大学紀要 12 (1), 1_89-1_94, 2021-03-31

    <p> 本学では,千葉県庁からの要請を受けて新型コロナウイルス感染症における支援活動として,看護教員を県内の保健所と軽症者宿泊療養施設に派遣した.本報では,看護学科の教員派遣の体制に焦点をあて,その実際と評価を報告する.</p><p> 派遣期間は4 月13 日~ 6 月22 日の約2 か月間で,30 名の看護教員を派遣した.</p><p> …

    DOI 医中誌

  • 虚弱高齢者の生活機能は回復するか

    島田 美恵子, 金子 潤, 荒川 真, 河野 舞, 岡村 太郎, 綾部 誠也, 濃野 要 千葉県立保健医療大学紀要 12 (1), 1_100-1_100, 2021-03-31

    ...</p><p>学会発表</p><p>・第74回日本体力医学会 2019年9月20日筑波</p><p>・2020 ACSM’s Annual Meeting Web. 2020 5月</p><p>・第75回日本体力医学会 2020年9月25日予定</p><p>・2021 ACSM’s Annual Meeting 予定</p><p>(倫理規定)</p><p> 本研究は,千葉県立保健医療大学研究倫理審査委員会...

    DOI

  • 産後一ヶ月における骨盤周囲の固定による腰背部痛に対する効果

    増田 恵美, 石井 邦子, 北川 良子 千葉県立保健医療大学紀要 12 (1), 1_119-1_119, 2021-03-31

    ...</p><p>(倫理規定)</p><p> 本研究は,千葉県立保健医療大学研究倫理審査委員会の承認を得て実施した(承認番号:2019-27).</p><p> 研究対象者には,文書と口頭で研究の目的,方法,守秘義務,研究参加は対象者の自由意思であること,途中辞退の権利について説明し同意書によって同意を得て実施した....

    DOI

  • 地域高齢者への健康増進プログラムにおける学生ボランティアの参加

    麻賀 多美代, 麻生 智子, 大川 由一, 鈴鹿 祐子, 酒巻 裕之, 河野 舞, 金子 潤, 荒川 真, 石川 裕子, 島田 美恵子 千葉県立保健医療大学紀要 12 (1), 1_77-1_81, 2021-03-31

    <p> 現在,本学と平成29年に連携協定を締結している千葉市のUR住宅在住の高齢者を対象に歯科衛生学科が主体となり,多職種連携によるオーラルフレイル予防に向けた介入研究(健康増進プログラムの実施)を行っている.</p><p> 健康増進プログラムの実施にあたっては,将来,歯科衛生士を目指す学生が健康増進に関わる専門家としての連携や協働,地域の特性などを学ぶためにボランティアとして参加した.その結果…

    DOI 医中誌

  • 野菜類の調理前の殺菌操作における成分変化および残存塩素量

    鈴木 亜夕帆, 細山田 康恵, 金澤 匠, 渡邊 智子 千葉県立保健医療大学紀要 12 (1), 1_109-1_109, 2021-03-31

    <p>(緒 言)</p><p> 日本食品標準成分表<sup>1)</sup>の野菜「生」の試料は,販売されている状態の野菜を洗浄せず,拭いただけの食品である.一方,通常,サラダ等の生野菜は衛生のために洗浄し,給食では,大量調理施設衛生管理マニュアル<sup>2)</sup>指定の殺菌操作を行う.</p><p> …

    DOI 医中誌

  • 病院や介護施設で就労している外国人看護師・介護福祉士候補者の職場定着に向けた支援の実態

    相馬 由紀子, 上野 佳代, 杉本 知子, 佐伯 恭子, 高栁 千賀子, 鳥田 美紀代 千葉県立保健医療大学紀要 12 (1), 1_53-1_61, 2021-03-31

    <p> 我が国の病院や介護施設で就労している外国人看護師・介護福祉士候補者の職場定着に向けた支援の実態を明らかにすることを目的とした文献調査を行った.</p><p> 分析対象文献の選定は,二つの方法で行った.一つは,「病院&外国人」,または「介護施設&外国人」という2つの検索式を設定し,医中誌web版等のデータベースで該当する文献を抽出する方法である.もう一つは,前述の方法で抽出した文献の文献リ…

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  • パーキンソン病における難治性排尿障害に対する新規脳深部刺激療法の開発

    山本 達也, 杉山 淳比古 千葉県立保健医療大学紀要 12 (1), 1_95-1_95, 2021-03-31

    <p>(緒言)</p><p> パーキンソン病(Parkinson’s disease:PD)は動作緩慢を主体とし筋固縮,安静時振戦を主徴とする神経変性疾患であるが,運動症状以外に多彩な非運動症状を呈することがしられており,特に排尿障害は患者のQOL(quality of life)を大きく損なうことが知られている<sup>1)</sup>.</p><p> …

    DOI 医中誌

  • 千葉県の高齢者のための健康づくりプログラム(ほい大健康プログラム)に関する評価

    細山田 康恵, 東本 恭幸, 河野 公子, 海老原 泰代, 阿曽 菜美, 岡田 亜紀子, 峰村 貴央, 島田 美恵子, 麻賀 多美代, 麻賀 智子, 鈴鹿 祐子, 雄賀多 聡, 竹内 弥彦, 江戸 優裕, 岡村 太郎, 渡邊 智子 千葉県立保健医療大学紀要 12 (1), 1_63-1_67, 2021-03-31

    ...<p> 千葉県の健康課題は,健康課題分析事業報告により,地域により相違があるが,高齢化率の上昇は共通していることがわかる.健康寿命の延伸は千葉県にとっても大きな課題である.そこで本研究では,本学教員が作成した「千葉県立保健医療大学が行う地域のための健康づくりプログラム(以下,ほい大健康プログラム)」を実施し,評価した.満足度において,すべての分野で70%以上の方が「大満足」「,やや満足」と回答しており...

    DOI 医中誌

  • AI応用による高齢者の転倒予防のための予測システムの構築について

    三和 真人, 雄賀多 聡, 大谷 拓哉, 藤尾 公哉, 江戸 優裕, 山口 高史 千葉県立保健医療大学紀要 12 (1), 1_111-1_111, 2021-03-31

    ...</p><p>(倫理規定)</p><p> 本研究は千葉県立保健医療大学研究倫理委員会の審査を受け,承認されて実施された(承認番号:2018-10).</p><p>(利益相反)</p><p> 本研究は,公益財団法人 三井住友海上火災助成研究を受けて行ったものである.</p>...

    DOI 医中誌

  • 千葉県の中小規模施設で就業する看護師の「看護実践業務に関する職場外研修の受講」に影響する要因

    杉本 知子, 浅井 美千代, 佐藤 まゆみ, 佐藤 紀子, 植村 由美子, 川城 由紀子, 西野 郁子 千葉県立保健医療大学紀要 12 (1), 1_45-1_51, 2021-03-31

    <p> 平成25年度調査から,千葉県内の中小規模施設で就業する看護師の職場外研修の受講の実態を就業場所,およびキャリアステージ別に明らかにすること,その受講の決定に影響する要因について検討することを本研究の目的とした.</p><p> 平成25年度調査に協力し,上述の施設で就業する758名を対象に,職場外研修に参加しづらい理由と職場外研修を受講するにあたり重視する項目についての回答を4件法で求めた…

    DOI

  • 若年者における不良姿勢が咬合関係に及ぼす影響

    河野 舞, 金子 潤, 島田 美恵子, 荒川 真, 雄賀多 聡 千葉県立保健医療大学紀要 12 (1), 1_98-1_98, 2021-03-31

    <p>(緒言)</p><p> 顎口腔系は歯,顎関節,咀嚼筋と頭頚部の筋群および周辺組織によって構成され,協調して働くことにより顎口腔機能が営まれていることから,咬合異常および咬合の変化が,頭位や全身の姿勢に影響を及ぼすことが報告されており,さらに全身の不定愁訴との関連性も示唆されている.近年,生活習慣等により頭部の前方偏位や猫背などの不良姿勢を呈する若年層が増加しているが,若い頃からの不良姿勢が…

    DOI 医中誌

  • 看護職による地域活動の概念整理と定義化の検討

    成 玉恵 千葉県立保健医療大学紀要 12 (1), 1_112-1_112, 2021-03-31

    <p>(緒言)</p><p> 近年,地域における看護職の活動が注目されている.看護職の地域での活動は「開業ナース」や「起業看護師」等,様々な呼び名があり,活動内容は多種多様で専門性も広範囲に及ぶ.しかし,その定義や概念は未だ存在しない.本研究の目的は,看護職による地域活動に関して,文献検討や事例分析から概念整理を行い,定義化することである.</p><p>(研究方法)</p><p> …

    DOI 医中誌

  • 日本語を母語としない在留外国人とのコミュニケーションに必要な言語に関する一考察

    植田 麻実, 荒井 春生, 久松 美佐子, 杉野 敏子, 阿部 恵美佳 千葉県立保健医療大学紀要 12 (1), 1_120-1_120, 2021-03-31

    <p>(緒言)</p><p> 英語によるコミュニケーション能力の育成は小学校からの英語教育の義務化により加速されている.しかし一方で「易しい日本語」すなわち,わかりやすい日本語を,母語を英語としない日本在留外国人に対して使う可能性も注目されている.共通言語として何を使用するのが良いのか考察する.</p><p>(研究方法)</p><p> …

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  • トラウマにより生きにくさを抱えた人を地域で支援する援助者の体験と教育支援ニーズ

    加藤 隆子, 渡辺 純一, 渡辺 尚子, 齋藤 直美 千葉県立保健医療大学紀要 12 (1), 1_97-1_97, 2021-03-31

    ...</p><p>(倫理規定)</p><p> 千葉県立保健医療大学の研究等倫理審査委員会(2019-02)の承認を得て実施した.調査対象施設と研究参加者には,文書と口頭で研究の目的,方法,守秘義務,研究参加の任意性,途中辞退の権利,辞退した場合でも不利益を被らないこと,研究結果の公表について説明し同意書によって同意を得て実施した....

    DOI 医中誌

  • 高脂肪食摂取ラットの脂質代謝に及ぼすカプサイシンの影響

    細山田 康恵, 金澤 匠, 山田 正子 千葉県立保健医療大学紀要 12 (1), 1_106-1_106, 2021-03-31

    ...</p><p>(倫理規定)</p><p> 本研究は,千葉県立保健医療大学実験指針に基づき,「動物実験研究倫理審査部会」の承認(2019-A06)を得て行った.</p><p>(利益相反)</p><p> 本研究に関して,開示すべきCOIはない</p>...

    DOI 医中誌

  • A県内における一般病院に勤務する看護師長のセカンドキャリアに関する意識調査

    西村 宣子, 富樫 恵美子 千葉県立保健医療大学紀要 12 (1), 1_104-1_104, 2021-03-31

    <p>(緒言)</p><p> 超少子高齢化社会に突入し,国民の健康を守る担い手である医療・福祉分野は,深刻な人手不足を迎えている.日本看護協会では,定年退職後の看護師を「プラチナナース」と称し,看護師のセカンドキャリアとして働き続けることを推奨している.厚生労働省においても,人材確保対策として「看護師のセカンドキャリアにおける活躍を図るための職場環境整備」<sup>1)</sup>が施策されてい…

    DOI 医中誌

  • 健常成人上肢の感覚神経伝導速度

    三和 真人, 藤尾 公哉, 江戸 優裕, 雄賀多 聡, 高橋 宣成 千葉県立保健医療大学紀要 12 (1), 1_96-1_96, 2021-03-31

    <p>(緒言)</p><p> 近年,診療報酬改定に伴い感覚評価が必須となり,神経伝導検査が用いられている.しかし,手指の伝導速度の正常範囲設定が不可欠であるものの,今日まで正常値を表した論文が見当たらない.特に環指の正中・尺骨神経の感覚神経伝導速度(sensory conduction potential;SCV)や母指の正中・橈骨神経感覚神経伝導速度の潜時差について検討はされてきたが,未だ正中…

    DOI

  • 新型コロナウイルス感染症の軽症者向け宿泊療養施設における保健医療班の活動報告

    杉本 健太郎, 植村 由美子, 櫻井 理恵, 増田 恵美, 雨宮 有子, 富樫 恵美子 千葉県立保健医療大学紀要 12 (1), 1_83-1_88, 2021-03-31

    <p> 千葉県からの要請に基づき,本学看護学科教員10名は,4月20日から5月末まで,交代で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の軽症者向け宿泊療養施設に派遣された.そこでの活動と学び・課題を報告する.</p><p> 看護学科看護系教員が配属された現地事務局の「保健医療班」の所掌は,①入所者の健康管理,②医療相談,③PCR関係業務,④スタッフの健康管理,⑤衛生物品の管理とされ,安全で現実…

    DOI 医中誌

  • 臨床看護研究の指導に関する文献検討

    山本 千代 千葉県立保健医療大学紀要 12 (1), 1_39-1_44, 2021-03-31

    <p> 【目的】臨床看護研究の指導の現状と看護師が求めている研究指導を明らかにするために文献検討を行った.</p><p> 【方法】検索誌として医学中央雑誌Web 版を用いた.「臨床看護研究」と「指導」および「支援」をキーワードに選定した20 文献を,臨床看護研究における研究指導の現状,研究を実践する看護師もしくは組織で指導を担う者が求める研究指導という視点から精読し,関連する記述を収集し,類似し…

    DOI 医中誌

  • 要介護認定者の2ステップテストを用いた認識誤差と生活空間との関連

    酒井 克也, 池田 由美, 栗原 康平, 熊井 健 理学療法の科学と研究 12 (1), 12_9-12_13, 2021-02-15

    <p> 【目的】認識誤差とは,ある動作の運動イメージからその動作の実測値を差し引いた値であり,自己の身体機能をどの程度正確に認識しているかを示している。本研究は,2ステップテストを用いた認識誤差の差異で生活空間に差があるか明らかにすることを目的とした。【方法】対象は要介護認定者65名とした。訪問リハビリテーション利用時に2ステップテスト,イメージ2ステップテスト,2ステップ値,イメージ2ステップ…

    DOI Web Site 医中誌

  • 変異体米の炊飯米およびデンプン糊液の性状比較

    峰村 貴央, 松森 慎悟, 阿久澤 さゆり 日本健康医学会雑誌 29 (4), 425-433, 2021-01-28

    <p>本研究の目的は,日本晴れを親にした3種の澱粉合成酵素を働かないようにした変異体米(SSI,SSIIIa,PUL)の炊飯米と米デンプンの特性を比較し,機能性食材としての検討をすることである.炊飯米の形状は,日本晴れ,SSI,PULは丸いジャポニカ種に似た形状で,その破断特性は,はっきりとした破断点を示さない脆性破断であった.一方,SSIIIaは,インディカ種のように長い形状であり,明確な破断…

    DOI Web Site 医中誌

  • 膀胱障害(排尿障害初発型のMSA)

    山本 達也 自律神経 58 (2), 204-207, 2021

    <p>多系統萎縮症(MSA)は自律神経系,錐体外路系,小脳系が障害される神経変性疾患で自律神経障害の存在が診断に必須である.下部尿路機能障害が病初期から認められることもある.我々の検討でMSAの18.2%から24%は下部尿路機能障害が初発であった.MSAでは病初期から排出困難感などの排尿障害が目立つ例があることが特徴であり,一部の症例では仙髄から病変が進展していくのではないかと考えられている.ま…

    DOI 医中誌

  • 療養病床に入院する経腸栄養患者における基礎代謝量の実測値と推定値の乖離とその影響因子について

    三橋 直樹, 國見 友恵, 髙﨑 美幸, 鈴木 龍太, 中村 健太郎, 芦田 欣也, 三宅 理江子 学会誌JSPEN 3 (3), 175-182, 2021

    <p>【目的】療養病床の経腸栄養患者における基礎代謝実測値と推定値の乖離,および基礎代謝量に影響を与える因子を解析した.【対象および方法】対象は療養病床の経腸栄養患者31名.基礎代謝の実測は間接熱量計を用い,信頼性の高い実測値が得られた20名のデータを採用し,実測値と推定値の差,遷延性意識障害の有無による実測値の差,および実測値と年齢・身体組成(身長・体重・除脂肪体重)の相関を解析した.【結果】…

    DOI 医中誌

  • トラウマにより生きにくさを抱えた患者への精神科看護師の看護支援と影響要因

    加藤 隆子, 齋藤 直美, 渡辺 純一, 渡辺 尚子 日本精神保健看護学会誌 29 (2), 19-28, 2020-11-30

    <p>本研究の目的は,精神科看護師がトラウマにより生きにくさを抱えている患者への看護支援でどのような体験をしているのか,看護支援に影響している要因は何かを明らかにして,看護支援の課題を検討することである.</p><p>精神科看護師8名に半構造インタビューを行い,質的記述的に分析した.精神科看護師は,患者支援の困難感やトラウマに触れることへの戸惑いを感じながらも,患者の現在の問題に着目し支援をして…

    DOI 医中誌

  • 自動車運転支援と多職種連携

    藤田 佳男 リハビリテーション連携科学 21 (1), 2-10, 2020-06-30

    <p>近年, 交通事故は減少しているが, 高齢者や病気を持つ免許保有者の交通事故が注目されている. 道路交通法の制定は障害者の運転への道を開いたが, 昨今の交通事故対策として病気の申告義務や75歳以上の免許更新者に認知機能検査を課すなどさまざまな改正が行われている. 本邦の運転支援は, 国立障害者リハビリテーションセンターから始まり, …

    DOI 医中誌

  • 看護小規模多機能型居宅介護における看護の利点・課題・工夫―看護師の認識の分析―

    片平 伸子, 小川 妙子, 丸尾 智実 日本プライマリ・ケア連合学会誌 43 (2), 54-61, 2020-06-20

    <p><b>目的:</b>看護小規模多機能型居宅介護(以下,看多機)における看護の利点,課題,工夫を明らかにする.</p><p><b>方法:</b>関西圏の看多機の看護師11名に半構造化面接調査を行い,質的記述的に分析した.</p><p><b>結果:</b>利点は【看護師の専門性・創意工夫が活かせる】【難しい事例でも在宅生活を継続支援できる】等5カテゴリ,課題は【判断・教育・協働が難しく看護職に…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献1件

  • 魚油,酒粕を摂取したラットの血清脂質濃度と不安行動に及ぼす影響

    細山田 康恵, 山田 正子 日本補完代替医療学会誌 17 (1), 43-49, 2020-05-26

    <b>目的:</b>ラットに高脂肪食で魚油と酒粕を添加し,血清脂質濃度や不安行動へ及ぼす影響について検討することを目的とした. <br><b>方法:</b>5 週齢のSD 系雄ラットに大豆油(コントロール),大豆油+酒粕,魚油,魚油+酒粕の実験飼料を18 日間摂取させた.対照群に大豆油を用いた.血清脂質濃度や不安行動などの測定を行った. …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献17件

  • 看護職が地域で実践するNPO活動の実態

    成 玉恵 千葉県立保健医療大学紀要 11 (1), 1_35-1_43, 2020-03-31

    <p> 目的:看護職が地域で実践するNPO活動を, ロジックモデルを用いて可視化し活動の実態を明 らかにする.</p><p> 方法:NPO2団体の看護職2名を対象に半構成的面接調査を行い,インタビューの逐語録また活動に関連する二次資料からロジックモデルの各要素を抽出し構造化した.</p><p> 結果:多職種で構成された職員と特色のある活動体制等4つを共通の〈資源〉とし,団体Ⅰは【あらゆる生活支援…

    DOI

  • 千葉県内の中小規模施設で就業する看護職者が看護実践を遂行するために受けたい研修とその理由

    浅井 美千代, 杉本 知子, 佐藤 まゆみ, 植村 由美子, 佐藤 紀子, 川城 由紀子, 西野 郁子 千葉県立保健医療大学紀要 11 (1), 1_51-1_55, 2020-03-31

    <p> 目的:県内の中小規模施設で就業する看護職者の看護実践業務を遂行する力を向上させるために受けたい研修とその理由を明らかにする.</p><p> 方法:県内の医療施設等に対する郵送調査を2013年度に実施した.調査回答者2,214名のうち,中小規模病院等に就業中で,受けたい研修とその理由に回答した249名を分析対象とし,その回答に関する記述のカテゴリー化を行った.</p><p> …

    DOI Web Site 医中誌

  • 助産師の内診による診断技術の発達過程

    石井 邦子, 川城 由紀子, 北川 良子, 川村 紀子, 杉本 亜矢子, 青柳 優子, 植竹 貴子 千葉県立保健医療大学紀要 11 (1), 1_63-1_63, 2020-03-31

    ...</p><p>(倫理規定)</p><p> データ収集が個人の評価を目的としないこと,個人情報が保護されることを十分に説明した.特に助産学生に対しては収集したデータが成績には関係しないことを説明し,当該学生が在籍する教育機関には属さない研究者がデータ収集を実施した.本研究は千葉県立保健医療大学研究等倫理委員会の承認を得て行った....

    DOI 医中誌

  • 医療・介護施設における外国人労働者の定着に向けた取り組みの実態

    杉本 知子, 相馬 由紀子, 上野 佳代, 佐伯 恭子, 高栁 千賀子, 鳥田 美紀代 千葉県立保健医療大学紀要 11 (1), 1_80-1_80, 2020-03-31

    ...</p><p>(倫理規定)</p><p> 本研究の実施にあたり,千葉県立保健医療大学研究等倫理委員会の承認を受けた(承認番号:2018-035).</p><p>(利益相反)</p><p> 研究成果の発表にあたり,開示すべきCOI関係にある企業などはない.</p>...

    DOI 医中誌

  • 助産師の内診による診断技術の発達

    杉本 亜矢子, 川城 由紀子, 石井 邦子, 北川 良子, 川村 紀子, 青柳 優子, 植竹 貴子 千葉県立保健医療大学紀要 12 (1), 1_3-1_10, 2020-03-31

    <p> 本研究の目的は、助産師の内診による診断技術の発達を明らかにすることである。</p><p> 助産学生および助産師が内診シミュレータで8パターンの内診を行い、ビショップスコア5 項目の診断とその他観察した内容について調査し、分娩介助例数別(学生群、99 例以下群、100 ~ 199 例群、200例以上群)で比較した。</p><p> 対象者は助産学生24 名(37.5%)、助産師40 名 …

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  • トラウマにより生きにくさを抱えた患者に対する精神科看護師の看護支援の現状と課題

    加藤 隆子, 齋藤 直美, 渡辺 純一, 渡辺 尚子 千葉県立保健医療大学紀要 11 (1), 1_57-1_57, 2020-03-31

    ...</p><p>(倫理規定)</p><p> 千葉県立保健医療大学(2018-01)と調査対象施設の倫理審査委員会(156)の承認を得て実施した.調査対象施設と研究対象者には,文書と口頭で研究の目的,方法,守秘義務,研究参加の任意性,途中辞退の権利,辞退した場合でも不利益を被らないこと,研究結果の公表について説明し同意書によって同意を得て実施した....

    DOI 医中誌

  • IABP装着患者受け持ち未経験者に対するシミュレーション教育の実施

    田口 智恵美, 佐藤 まゆみ, 三枝 香代子, 浅井 美千代, 大内 美穂子, 小安 麻子, 比田井 理恵, 菅沢 直美 千葉県立保健医療大学紀要 11 (1), 1_27-1_34, 2020-03-31

    <p> 目的:IABP装着中の患者への看護実践に関するシミュレーション研修を受講したIABP装着中の患者受け持ち未経験のICU看護師の研修の満足度,知識・スキル等の学習度,3か月後の研修の効果を明らかにした.</p><p> 方法:経験の浅いICU看護師を対象にIABP装着中の患者への看護実践に関するシミュレーション研修を実施し,アンケート調査と半構成的面接を実施した.</p><p> …

    DOI Web Site 医中誌

  • 実摂取食塩量の把握と栄養計算方法の確立

    峰村 貴央, 田村 友峰子, 土橋 昇, 河野 公子, 渡邊 智子 千葉県立保健医療大学紀要 11 (1), 1_71-1_71, 2020-03-31

    <p>(緒言)</p><p> 日本人の食塩摂取量の減少は,国を挙げて取り組んでいる健康づくりであり,大きな課題である<sup>1)</sup>.日本(和食)の調理では,調味の中心が塩,醤油,味噌等および塩味調味料であり,特に煮物料理や麺類<sup>2)</sup>は,塩味調味料が多く使用されている.そのたため,これらの料理は食塩摂取量を左右する料理である.さらに,煮物料理や麺類は,喫食時において…

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  • 本学学生のための喫食を伴う食育プログラムの実施と評価

    渡邊 智子, 河野 公子, 田村 友峰子, 梶谷 節子, 麻生 智子, 峰村 貴央 千葉県立保健医療大学紀要 11 (1), 1_84-1_84, 2020-03-31

    ...</p><p>(倫理規定)</p><p> 千葉県立保健医療大学の倫理審査委員会の承認(2018-16)を受け実施した.</p><p>(利益相反)</p><p> 開示すべきCOIはありません.</p>...

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  • 歯科衛生士学生におけるメンタルヘルスの検討

    河野 舞, 白井 要, 長澤 敏行 千葉県立保健医療大学紀要 11 (1), 1_65-1_65, 2020-03-31

    <p>(緒言)</p><p> わが国における歯科衛生士国家試験の受験資格は歯科衛生士養成学校で3年以上の修業期間を満了することが必須であり,学校の種類には「専門学校(3年制)」「短期大学(3年制)」「大学(4年制)」がある.歯科衛生士養成学校において卒業までに習得しなければならない必須教育(専門知識および技術の習得)は概ね統一されているものの,教育方法には多くの違いがみられる.教育課程における歯…

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  • 地域高齢者の転倒予防へのシステム応用

    三和 真人, 雄賀多 聡, 大谷 拓哉, 小川 真司, 高橋 宣成, 真壁 寿, 山口 高史 千葉県立保健医療大学紀要 11 (1), 1_62-1_62, 2020-03-31

    <p>(緒言)</p><p> 現在,高齢社会において避けることができないことは運動器系疾患であり,一度不動性を伴う疾病に罹患すると,「健康寿命の短縮」や「寝たきり・要介護」に繋がることが考えられる.2040年以降,本邦の超高齢社会を考える上で,運動器症候群を早期発見,予防するための対策(運動機能評価や介入方法)が必要不可欠である.特に日常生活の礎となるのが移動手段である歩行が最も高次な運動メカニ…

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  • 千葉県の高齢者のための健康づくりプログラム(ほい大健康プログラム)の開発と評価に関する研究

    渡邊 智子, 東本 恭幸, 細山田 康恵, 河野 公子, 海老原 泰代, 阿曽 菜美, 岡田 亜紀子, 峰村 貴央, 小川 真, 上野 佳代, 島田 美恵子, 麻賀 多美代, 麻生 智子, 鈴鹿 祐子, 雄賀多 聡, 竹内 弥彦, 江戸 優裕, 岡村 太郎, 鈴木 惠子 千葉県立保健医療大学紀要 11 (1), 1_64-1_64, 2020-03-31

    ...</p><p>(倫理規定)</p><p> 本研究は千葉県立保健医療大学倫理審査委員会の承 認(2018-06)得て実施した.</p><p>(利益相反)</p><p> 開示すべきCOI関係にある企業等はありません.</p>...

    DOI 医中誌

  • 食物アレルギーをもつ子どもの小学校入学に向けた親と学校との相談

    西野 郁子, 石川 紀子, 齊藤 千晶, 中山 静和 千葉県立保健医療大学紀要 11 (1), 1_19-1_25, 2020-03-31

    <p> 食物アレルギーをもつ子どもの親に対する小学校入学に向けた支援を検討するために,親が学校と相談した経験を明らかにすることを目的として調査を行った.対象者は,食物アレルギーのために学校生活において配慮が必要な子ども(小学1年生~3年生)の母親5名であった.母親に対し,小学校入学にあたって学校へ相談した内容とその時期,子どもに向けた関わり,現在の学校生活における学校との連携などについて半構成的…

    DOI Web Site 医中誌

  • アウトカム基盤型教育による歯科衛生教育での救急処置に関する教育法の検討

    酒巻 裕之, 麻賀 多美代 千葉県立保健医療大学紀要 11 (1), 1_67-1_67, 2020-03-31

    <p>(緒言)</p><p> 地域完結型の歯科医療の提供において,口腔健康管理に携わる歯科衛生士は,単独で対象者処置を行うことが増加すると考えられる.歯科治療に関連する医療事故を予防するには,全身的評価を適正に行うために バイタルサインのモニタリングの実施,急変時におけ る一次救命処置(Based life support, BLS)として,自動体外式除細動器(Automated …

    DOI 医中誌

  • 胃電図を用いた消化機能評価指標の作成

    豊島 裕子, 田村 友峰子, 世木 秀明 千葉県立保健医療大学紀要 11 (1), 1_83-1_83, 2020-03-31

    ...</p><p>(倫理規定)</p><p> 千葉県立保健医療大学研究等倫理委員会の承認を受けて行った(2017-3).</p><p>(利益相反)</p><p> 報告すべきCOIはない.</p>...

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  • ACLS-5は日本の医療現場での使用に適しているのか?

    岡村 太郎, 宮本 安奈, 成田 悠哉, 坂田 祥子, 松尾 真輔, 佐藤 大介 千葉県立保健医療大学紀要 11 (1), 1_3-1_10, 2020-03-31

    <p> 目的:日本語版ACLS-5を使用し,MMSE-JとFIMと寝たきり度との関連からACLS-5の測定結果の妥当性を検討する.</p><p> 方法:ACLS-5と寝たきり度とFIMとMMSE-Jと相関より関係を確かめる.さらに,MMSEの得点により,認知機能に問題のない健康群(MMSE-J≧28)と問題のある群にわけ,ACLS-5のスコアと性別,年齢を加え,尤度比によるロジスティック解析によ…

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  • 助産師による産後2週間健診が母親の心理的健康状態にもたらす効果

    川城 由紀子, 石井 邦子, 北川 良子, 大滝 千智, 小路 和子, 吉村 園子, 浅野 輝子, 臼井 佐紀, 窪谷 潔 千葉県立保健医療大学紀要 11 (1), 1_11-1_18, 2020-03-31

    ...【方法】2週間健診を受けた女性を対象に,2016年7月から2017年2月に調査を実施した.心理的健康状態として,育児不安尺度14項目,赤ちゃんへの気持ち質問票(MIBS)10項目,エジンバラ産後うつ評価票(EPDS)10項目を調査し,健診前後で統計学的に比較した.本研究は,千葉県立保健医療大学研究等倫理委員会の承認を得て行った....

    DOI Web Site 医中誌

  • 地域在住高齢者の自助・互助活動を支援する手法の開発

    雄賀多 聡, 島田 美恵子, 麻賀 多美代, 大川 由一, 雨宮 有子, 三宅 理江子, 竹内 弥彦, 岡村 太郎, 松尾 真輔, 中島 一郎 千葉県立保健医療大学紀要 11 (1), 1_68-1_68, 2020-03-31

    ...</p><p>(倫理規定)</p><p> 本研究は千葉県立保健医療大学研究等倫理委員会の承認を得て実施した(2018-29).</p><p>(利益相反)</p><p> 開示すべき利益相反はない.</p>...

    DOI 医中誌

  • 糖尿病発症予防を目的としたライフスタイル教育プログラムの評価

    海老原 泰代, 岡田 亜紀子, 渡邊 智子, 渡辺 満利子 千葉県立保健医療大学紀要 11 (1), 1_59-1_59, 2020-03-31

    ...</p><p>(倫理規定)</p><p> 本研究は,千葉県立保健医療大学研究等倫理審査委員会の承認を得て実施した(承認番号:2016-005).</p><p>(利益相反)</p><p> 開示すべきCOI関係にある企業等はありません.</p>...

    DOI 医中誌

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