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検索結果 195 件

  • 1 / 1

  • 関東平野における屋敷林の防風効果

    神品 芳孝 日本地理学会発表要旨集 2023a (0), 125-, 2023

    ...</p><p>かつて気候学では,強風対策として屋敷林が仕立てられたとみなし,「屋敷林の配置を分析し,集落周辺の卓越風を調査する」という研究が主に実施されていた。しかし,1990年代以降は「屋敷林が存在することで周辺の気象・気候に与える影響を調査する」という目的の研究が実施されるようになった。...

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  • プルーム型都市ヒートアイランドは強制振動加熱による共振か?

    中川 清隆, 渡来 靖 日本地理学会発表要旨集 2022s (0), 12-, 2022

    ...<p>中川・渡来(2021)はSummers(1964)モデルを拡張し,定常状態における都市混合層高度 の自乗 の支配則を提唱した.卓越風に沿ってx軸を設定し,風上側市街地端を原点x=0とし, 正のx領域に無限に定熱源 を分布させた場合,上式の解はフェッチ 増加とともに新しい市街地の定常境界層高度に漸近するとともにフェッチ の最初の部分に過渡現象が出現して境界層高度のピークが出現するものの,明瞭なドーム...

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  • 縦堆砂垣群配置による海浜上の飛砂制御について

    片野 明良, 清水 利浩, 千田 奈津子, 眞井 里菜, 有川 太郎 土木学会論文集B2(海岸工学) 78 (2), I_547-I_552, 2022

    ...風下側に流出させ,かつ垣設置時,維持管理作業用に利用する.配置の特徴は,縦堆砂垣の長さと縦堆砂垣間の距離を調整することにより飛砂の捕捉範囲を任意に決めることができることに有る.現地実験は以下の結果を示した.縦堆砂垣群配置は意図したように飛砂制御をしている.汀線に平行に設置される堆砂垣と直交する縦堆砂垣周辺の堆積量から飛砂量が算定できた.汀線に平行に設置される堆砂垣と縦堆砂垣の飛砂通過断面の中央点を通り卓越風向...

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 地層から読み解く地球と火星の表層環境の歴史

    長谷川 精 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 171-, 2021

    ...その結果,超大陸パンゲアの卓越風系のオービタル変動を反映して,北緯18-27°の緯度帯に縦列砂丘を主体とする砂漠環境が広がったことを明らかにした(Shozaki & Hasegawa, submitted)....

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  • 関東平野における屋敷林・防風林の変化とその要因

    神品 芳孝 日本地理学会発表要旨集 2021a (0), 106-, 2021

    ...矢沢(1936)は,屋敷林を防風林とみなし,関東平野の多くの民家において屋敷林が冬の卓越風の風上側に仕立てられていることを明らかにした。矢沢(1936)に続いて日本各地の散村にて地域の卓越風向を推定する研究が蓄積されてきた。同様に集村における屋敷林も風を主とする気候を反映した景観として古くから研究され,三浦(2006)によって全国各地の屋敷林の形態が類型化された。...

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  • 人口減少の進む島のオフグリッドに向けた風環境観測・予測・分析

    大風 翼, 川島 範久, 藤田 慎之輔, 能作 文徳 住総研研究論文集・実践研究報告集 46 (0), 49-60, 2020

    ...本研究では,瀬戸内海の男木島を対象に,夏と冬の卓越風向に対し,簡易風速計を用い多点計測し,路地内の風速分布を面的に低コストで把握とともに,島全体を対象にしたCFD 解析を行った。集落の路地の多くは,周辺の外壁や石垣の高さよりも道幅が狭い路地で構成され,路地空間が風上建物後方の弱風域に入り,弱風域が主流方向に連続することで,集落全体の風速が小さくなっていた。...

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  • 関東地方平野部における晴天日の日最高気温出現時刻の特徴

    谷内 浩平, 渡来 靖 日本地理学会発表要旨集 2020s (0), 293-, 2020

    ...晴天日は日別値の日照時間を用い,11月〜1月は7時間以上,5月〜7月は10時間以上,それ以外は8.5時間以上と定義した.晴天日であり移流等の影響がなければ,太陽南中時刻の3時間後頃(日本標準時間:15時)が日最高気温となり,日出頃に日最低気温となるような気温日変化の指標として,季節毎の晴天日特徴や地上風向・風速による特徴の違いなどを調査する.関東地方・信越地方の地上風時別値を元に,日中の平均風速や卓越風向...

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  • 1868〜1900年のマニラにおける卓越風と降水量の季節進行

    赤坂 郁美, 財城 真寿美, 久保田 尚之, 松本 淳 日本地理学会発表要旨集 2020s (0), 228-, 2020

    ...</b><b>結果と考察</b></p><p> 卓越風向と降水量の季節進行をみると、南西風系の出現率が、降水量の季節進行と最もよく対応している(図1上)。5月上旬(27P)に、南西風系の割合が20%を超えると、雨季が始まる。貿易風系や北東風系の出現率は、この時期に向かうにつれて低くなる。8月中旬(46P)の雨季の休止期には、南西風系の割合も低くなる。...

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  • 石鎚山系瓶ヶ森に分布するウラジロモミの分布特性

    手代木 功基, 岩田 来夢, 小山 拓志, 石黒 聡士, 山本 貴仁 日本地理学会発表要旨集 2020s (0), 225-, 2020

    ...</p><p></p><p>密集して生育しているウラジロモミとササ草原の中に点在しているウラジロモミの分布は,必ずしも標高と対応しているとは言えなかった.例えば,密集したウラジロモミは標高1,840m付近まで分布しており,草原内に分布していた多くの個体よりも標高が高い場所に存在している.したがって,標高の上昇に伴う気温等の変化よりも,微地形に起因する積雪量の違いや卓越風の影響の違いなど,局所的な環境条件...

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  • 19世紀後半以降のフィリピンにおける降水の季節進行

    赤坂 郁美, 財城 真寿美, 久保田 尚之, 松本 淳 日本地理学会発表要旨集 2020a (0), 134-, 2020

    ...</p><p> 19世紀後半を対象に,マニラにおける半旬降水量と,卓越風系の出現率の季節進行との関係を分析した結果(図略),雨季入りと降水量ピークは,南西風系の出現率が増加し始める時期と,最も高くなる時期にそれぞれ対応していることがわかった。また雨季明けは,北東風系の出現率が急激に高くなる時期に対応していた。...

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  • 南西諸島,喜界島の砂丘形成

    森脇 広, 永迫 俊郎, 鈴木 毅彦, 寺山 怜, 松風 潤, 小田 龍平 日本地理学会発表要旨集 2020a (0), 168-, 2020

    ...</p><p></p><p> 大規模な更新世砂丘は,縦列状の砂丘を呈しているのに対し,完新世の砂丘は縦列度は低い.縦列砂丘はより強い風力によって形成されるとされるので,その形成は,完新世中・後期より寒冷なMIS 3の気候環境下でのより強い卓越風が関わっていることを示唆する.</p>...

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  • 北八ヶ岳縞枯れ林における卓越風の特徴

    岩本 宏二郎, 齊藤 哲, 壁谷 大介, 鵜川 信, 石塚 森吉, 梶本 卓也 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 654-, 2018-05-28

    ...特に縞枯れ林における一定方向の枯死には、卓越風が関与すると考えられる。縞枯れ林における卓越風向は霧氷の付着方向などにより推定されているが、実測された例は少ない。そこで、亜高山帯針葉樹林の更新への風の影響を明らかにするための基礎として、北八ヶ岳縞枯山南西斜面の縞枯れ林に高さ3mの風向風速計を設置し、平均風速・風向の観測を行った。...

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  • 北海道北部西岸における局地的強風に関する解析

    葛西 光希, 木村 圭司, 塩見 慶, 近野 敦, 田殿 武雄, 堀 雅裕 Geographical Studies 92 (1), 17-36, 2018-03-19

    ...このときの卓越風向は東南東となっていた.他方は,研究対象地域全体にわたって10 m/s 以上の強風が吹いていた事例である(2005年3月8日午後)。このときの卓越風向は西風である.実験結果は観測結果と概ねよい一致を得られ,実験結果から留萌で局地的強風が吹走するときの鉛直断面図を作成することにより,付近に山岳波の存在が示された。また,風が谷状の地形を吹走し,留萌周辺で風が加速されている。...

    DOI Web Site 参考文献33件

  • 気候学からみたモンスーンアジアの風土

    松本 淳 日本地理学会発表要旨集 2018a (0), 66-, 2018

    ...Ramage (1971)では,1月と7月を夏と冬の代表月として,1) 地表風の卓越風向が120度以上変化, 2) 卓越風の出現頻度の平均が40%以上,3) 卓越風の平均風速が3 m/s以上,4) 経緯度5度以内での高低気圧中心の出現が2年に1回以下,との4条件によって,世界のモンスーン気候の分布を示した。...

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  • 暖候期の高知・岡山間の気候学的な降水量差に寄与する日々の降水や大気場に関する解析(瀬戸内式気候に関連して)

    加藤 内藏進, 杉村 裕貴, 松本 健吾, 大谷 和男 日本地理学会発表要旨集 2018a (0), 106-, 2018

    ...これは,卓越風と地形との位置関係にも対応して,瀬戸内式気候としても知られている (福井 1933)。しかし,例えば日本列島での梅雨期の総降水量の東西差は,季節進行の中での基本場の空間構造を反映した大雨日の頻度の地域差を大きく反映しており(Ninomiya and Mizuno 1987),瀬戸内式気候に関連した暖候期の降水量の地域差やその長期変動の理解の際にも,このような視点が重要と考える。...

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  • 国土地理院空中写真による亜高山帯林縞枯れのおよそ30年間の移動

    田中 艸太郎 日本地理学会発表要旨集 2018s (0), 000032-, 2018

    ...このことと地形や高層気象観測による風との対応関係から,縞枯れの駆因となる風には台風などによる断続的な暴風に加えて,恒常的な卓越風をも想定せざるを得ない。より実証的にはフィールドでの年間を通じた,風などの環境計測が必要であろう。...

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  • 窓開放面積の違いによる住宅の通風利用効果に関する研究

    岸 紗也子, 齋藤 輝幸, 久野 覚 人間と生活環境 25 (2), 117-124, 2018

    ...名古屋近郊に立地し、南からの卓越風を有する住宅において2013年夏期に実施した被験者実験の申告結果に基づき、通風時室内PMV1.67を通風利用可能上限値として窓開放面積を検討した。その結果、室と吹抜けの位置関係によって適した窓開放面積は異なり、窓面積率が一定であっても南北窓面積比により、通風利用可能時間に夏期1日あたり2時間近く差が生じる場合があった。...

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  • セルオートマトン法による海岸砂丘でのblowoutの形成予測

    横田 拓也, 小林 昭男, 宇多 高明, 芹沢 真澄, 勝木 厚成, 野志 保仁 土木学会論文集B2(海岸工学) 73 (2), I_583-I_588, 2017

    ...海岸砂丘では風の作用によりしばしばblowoutが形成される.太平洋に面した野手海岸では南からの卓越風により砂丘が発達し,典型的なblowoutが形成されている.2016年11月25日,この砂丘地に形成されたblowoutの形状特性を現地観測により調べた.その上で,セルオートマトン法にsaltationとavalancheの効果を取り入れてblowout形成の予測モデルを開発した.計算結果と野手海岸...

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  • 中部山岳における2016年越年性雪渓分布と動態

    朝日 克彦 日本地理学会発表要旨集 2017s (0), 100189-, 2017

    ...<br>5.考察 北アルプスの雪渓の分布は,2013年の分布同様,その大半が冬季卓越風向の風下にあたる東向き斜面に集中した(図2).また雪渓の分布高度を緯度方向にプロットすると,顕著な北下がりを示す.これは冬季の積雪量の多いエリアとよく合致する.したがって,雪渓の地理的分布特性から,晩秋季の雪渓分布であっても残存の要因は冬季降雪量にあると推測される....

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  • 這い上がり砂丘の形成条件に関する一考察

    栢島 智史, 青木 久 日本地理学会発表要旨集 2017s (0), 100198-, 2017

    ...にかけての約3.2 kmの範囲に位置する海岸とした.これらの一部は伊豆半島ジオパーク下田エリア・吉佐美田牛ジオサイトとなっている.海浜背後に崖を伴うポケットビーチや丘陵が存在する海浜,また河川の流入による土砂の堆積によって形成されたと思われる海浜などが存在する.これらの中から7つの海浜を調査対象地点として選定した.これらの海浜はすべてほぼ南東方向に向き,それぞれの海浜は近接しているため,各海浜に作用する卓越風...

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  • ダム貯水池における湖上風の現地観測とその推定方法に関する研究

    松永 真弥, 横山 勝英, 上田 博茂, 小泉 明, 山崎 公子, 兼安 智也, 木村 慎一 土木学会論文集B1(水工学) 73 (4), I_943-I_948, 2017

    ...小河内貯水池において湖上風の空間分布特性を把握するために,ハンディー風向風速計をブイシステムに取り付けて8地点に設置し,夏季の連続観測を実施した.地点ごとに風速の強さや風向は異なり,谷筋に沿った風が吹いていることが分かった.ダム管理所の敷地内にあるアメダスデータと比較したところ,湖上の方が風速が大きかった.湖上観測点における卓越風向の風上距離を地図上で求め,風速比(湖上/アメダス)との関係を調べ,風上距離...

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  • 諏訪湖における局地風と湖水温及び気温の日変化との関係

    吉田 幹, 赤坂 郁美, 宮原 裕一 日本地理学会発表要旨集 2017s (0), 100190-, 2017

    ...また湖風以外の卓越風が諏訪湖周辺の陸上気温に与える影響について、湖の水温変化との関係から言及している研究は少ない。そこで本研究では湖水温を水深別に測ることによって、湖水温の鉛直的な日変化と湖周辺地域に吹走する湖風・卓越風との関係を明らかにし、また水温の鉛直的な変化が湖周辺の陸上気温に与える影響を明らかにする。 <br><b>2....

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  • 火山灰編年からみた高隈山地の斜面安定性とブナ林の分布

    箕田 友和, 永迫 俊郎 日本地理学会発表要旨集 2017a (0), 100031-, 2017

    ...<br> 平成28年台風16号に起因した表層崩壊は(a)谷壁斜面と(b)山腹急斜面に偏在し,谷壁斜面での発生数が山腹急斜面より多いことから,谷壁斜面がより不安定な斜面と言える.その谷壁斜面での表層崩壊は山腹急斜面よりも勾配の緩やかな20~30°で発生しており,傾斜角よりも水分条件が関わった重力移動が発生しやすい地形場である.高隈山地の北部・北西部に多くの表層崩壊の傷跡がみられ,谷密度・地質・卓越風向...

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  • 縄文時代中期後半の岩手県域における竪穴式住居出入口の方位決定要因について

    駒木野 智寛 季刊地理学 67 (4), 221-238, 2016

    ...河川水系ごとに竪穴住居址の戸口の方位と最近30年間(1977~2006年)のアメダス観測点の冬季と夏季の卓越風向の観測値を比較分析した。<br>その結果,竪穴住居址の戸口は,谷の軸を考慮して風雪の影響が強い冬季の卓越風向を避け,東から南を経て南西の方位を指向する傾向が認められた。地形との関係では,戸口の方位を谷側に向けることで,雨水が竪穴住居内に流入するのを防いだと考えられる。...

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  • 都心の夏季夜間における樹林地の冷却能力に与える風速と雲量の影響

    外崎 公知, 菅原 広史 日本緑化工学会誌 42 (2), 293-298, 2016

    ...東京都心における夏季夜間の卓越風は南西系統であり,雨天時を除く卓越風日 (風速が 2m/以上の場合) の午前 2時~4時における温度降下量と,風速と雲量との間にそれぞれ有意なマイナスの相関があった。温度降下量を目的変数に重回帰分析を行ったところ,風速 2m/s 以上 3m/s 未満の条件下において,樹林面積は温度降下量に対して有意なプラスとして寄与することが示唆された。...

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  • VietnamのVan Phong Bay内のBip Island周辺における陸繋砂州の発達

    宇多 高明, 小林 昭男, 伊達 文美, 三上 康光, 芹沢 真澄 土木学会論文集B3(海洋開発) 72 (2), I_85-I_90, 2016

    ...Vietnam東部のVan Phong BayにあるBip Island周辺に伸びた陸繋砂州の現地調査を行った.この陸繋砂州は,卓越風向であるほぼN5°E方向からの風波の作用の下で,Bip Islandの西岸に沿って南下する沿岸漂砂により運ばれた砂がリーフの発達した浅い海域に堆積してできた.また,衛星画像によれば,2002年4月から2008年7月には西岸の汀線突出部から砂嘴が伸びたことから,この砂嘴...

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  • 北海道留萌における風速の急変動現象

    永野 良紀, 加藤 央之 日本地理学会発表要旨集 2016a (0), 100019-, 2016

    ...<br><br>3.結果<br>留萌において風速が急増加する前後の風向を比較すると,風速増加前は卓越風向がみられないのに対して,風速増加後の風向は西南西の頻度が大幅に増加しており,西南西から北西の風向が卓越している(図1)....

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  • 高標高帯における積雪分布を推定する手法の精度検証

    西原 照雅, 谷瀬 敦 水文・水資源学会研究発表会要旨集 29 (0), 82-, 2016

    積雪寒冷地では,融雪水は水資源として重要である.このため,山間部の積雪量をできるだけ正確に把握することは,水資源管理の上で重要である.本研究では,航空レーザ測量結果より解明した積雪分布と地形との関係に基づく,複数の積雪分布を推定する手法を用い,森林限界以上の高標高帯における積雪分布の推定精度の検証を行う.2012年及び2015年に北海道の忠別ダム流域において実施した航空レーザ測量により計測した積…

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  • 大雪山北海平における登山道侵食 -UAVおよびSfMを用いた登山道DSMの作成-

    小林 勇介, 渡辺 悌二 日本地理学会発表要旨集 2016s (0), 100315-, 2016

    ...また、西から東へ吹き抜ける卓越風のため植生はまばらである。大雪山国立公園の中でも、深さ1 m規模の大きな侵食が多発している区間である。 3. 計測方法 今回、6箇所の登山道上の侵食を計測した。ひとつの侵食の全体を計測できるよう、侵食の始点から終点の間に複数個のGCP(地上基準点)を設置し、トータルステーションで地上座標を得た。...

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  • ストリートキャニオンの構成が屋外熱環境と流れ場に与える影響に関する研究

    一ノ瀬 俊明, 林 瞱 日本地理学会発表要旨集 2015s (0), 100248-, 2015

    ...この成果を実際の街区に敷衍するため、PIV(Particle image velocimetry)の手法を用い、都市キャニオンにおける卓越風向や加熱条件の違いがもたらす流れ場への影響や、大気汚染物質・熱拡散、人体温熱快適性への影響を明らかにし、屋上緑化や特殊表面素材の適用と街区デザインとの賢い組み合わせの有効性を提示する。...

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  • 札幌森林気象試験地の気象(1999~2008年)

    溝口, 康子, 山野井, 克己, 北村, 兼三, 中井, 裕一郎, 鈴木, 覚 森林総合研究所研究報告 13 (4), 193-206, 2014-12

    ...ただし、日中と夜間では傾向が異なり、特に春季の日中は卓越風が北北西になった。林内における最大積雪深は2000年2月の137cmであった。降水量は2006年11月から観測を開始した。2007、2008年の2年間の平均年降水量は944.5mmであった。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 兵庫県神戸市における海陸風の統計的解析と細密な気象観測について

    瀧本 家康, 三戸口 誉之, 黒澤 翔, 松原 紘生, 重田 祥範 日本地理学会発表要旨集 2014s (0), 100115-, 2014

    ...<br>宮崎(2005)は,2004年夏季に神戸市内31の小学校の百葉箱に温度計を設置し,真夏日の条件である30℃を超えた述べ時間数は中央区以東臨海部市街地で高い分布を示すことを指摘している.これについて宮崎(2005)は,当該地域の日中の卓越風向は西であり,これにより日中には高温部が東に移動する傾向があることを示唆している....

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  • 日本アルプスにおける2013年越年性雪渓分布と動態

    朝日 克彦 日本地理学会発表要旨集 2014s (0), 100147-, 2014

    ...過去の分布:同じ山域が撮影されている空中写真は国土地理院,1976/77年,1:15000カラー空中写真である.この写真の実体視判読を行った.このほか,撮影範囲は限定されるが,林野庁1969年(白黒)および2009年(カラー)空中写真も併用した.   3.結果 分布の概要:総数の約7割は東斜面に分布し,冬季の卓越風向に対して風下にあたる.雪渓の末端高度に着目すると顕著な北下がりになる.これらのことから...

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  • フィリピン・ルソン島南部,ブルサン火山2006-2007年噴火による降下火山灰

    パーラ デロス レイス, マリア アントニア ボルナス, マリア カーメンシア アルパ, エドアルド ラグエルタ, マベリン カフロガン, レイモンド パトリック マキシモ, マリア ハナ ミラブエノ, ジェフリー ペレズ, ベラ ツビアノサ, レナート ソリデュム ジュニア 地学雑誌 123 (5), 761-775, 2014

    ...それらの噴火によるテフラは,山頂火口の上空で西または南西方向に吹く卓越風に運ばれ,ソルソゴン半島の西部地域を覆った。いくつかのイベントでは,爆発地震が記録された。降下テフラの分布調査と試料採取ができた場合に,それらの噴出量の推計と構成物質の検討を行った。それぞれの降下テフラの体積は,得られた分布図から,およそ10<sup>5</sup> m<sup>3</sup> の規模と推定された。...

    DOI 被引用文献2件 参考文献4件

  • 濃尾平野における冬の地上風系

    濱島 優大 日本地理学会発表要旨集 2014s (0), 100135-, 2014

    ...<br>②地形に関しては,谷の卓越方向を求める公式を用いた結果,関 ヶ原で卓越風向の反対方位と完全に一致した.また,亀山においても谷の卓越方向は卓越風向の反対方位の前後1方位分の誤差は生じるが,中心は一致する.卓越風向が観測されたスケールと同じ直径21kmにおいて,谷の方向は卓越風向とリンクする.卓越風向と同じ地形スケールでは,卓越風向は地形と関連し,風系を形成する要因となる.しかし,対象範囲内に...

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  • 霧ヶ峰の卓越風が半自然草原への樹木の侵入と定着に及ぼす影響

    齋藤, 風菜, 藤間, 竣亮, 大窪, 久美子, 百原, 新, 沖津, 進 食と緑の科学 : HortResearch (67) 43-47, 2013-03

    ...長野県中部の霧ヶ峰高原の,半自然草原内に残存する樹林から草原への樹木の侵入と定着に卓越風が及ぼす影響を明らかにするために,樹林の風上側(南側)と風下側は(北側)で樹林から草原にかけてのトランセクト調査を行った。樹種の分布を見ると,草原に広く分布するレンゲツツジやズミ以外の樹種は草原に面した樹林内にも分布することから,樹林から草原へと分布拡大したと考えられた。...

    機関リポジトリ 日本農学文献記事索引 Web Site

  • 地域気候シミュレーション結果から得られた夏季降水量の将来変化と地形との関係

    常松 展充, 大楽 浩司, 平野 淳平 水文・水資源学会研究発表会要旨集 26 (0), 198-, 2013

    ...このように、本研究によって、降水量の将来変化が、地形と卓越風向に強く依存することが明らかになった。なお、今回解析した地域気候シミュレーションデータは、複数の地域気候モデルによる1つの全球気候モデルのダウンスケーリング結果であり、解析結果にはその全球気候モデルがもつバイアスが反映されている。そのため、今後、他の全球気候モデルのダウンスケーリング結果も解析し、本研究結果との整合性を検証する予定である。...

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  • 三宅島雄山の火山ガス高濃度地域における山腹緑化試験

    小川 泰浩, 岡部 宏秋, 黒川 潮 日本緑化工学会誌 38 (1), 164-167, 2012

    ...2000年三宅島雄山噴火以来,卓越風の風下地域を中心に火山ガスによって植生回復が遅れている山腹が残されている。そこで,2011年春季に火山ガス高濃度地域の山腹に対して,火山ガスに比較的強い島内の植物を縦横サイズが 5~7 mの植え穴 (バンカー) に導入する緑化試験を東京都三宅支庁と共同で実施した。...

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  • 都市内中規模緑地におけるクールアイランド現象と温熱環境に関する研究

    黄 柔女曼, 大岡 龍三 理論応用力学講演会 講演論文集 60 (0), 182-182, 2011

    ...実測は2010年8月3-4日の午前10時から午後2時半まで、卓越風向に沿う街区と緑地内における約11測点に行われた。結果を以下に示す: 1.青山霊園のクールアイランド強度は最大3℃に達し、市街地に対する冷却効果は風下約200mの距離にまで及んだ。湿度についてはは緑地内の相対湿度は市街地よりかなり高いが、絶対湿度の差はそれほど顕著ではなかった。...

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  • 箱根外輪山斜面における河川水・湧水の酸素同位体比

    鈴木 秀和, 宮下 雄次, 板寺 一洋 日本地理学会発表要旨集 2011s (0), 164-164, 2011

    ...このような斜面方向による同位体比の違いは、多くの孤立峰において確認されており、大抵の場合は卓越風向に関係し、風上側で同位体的に重い、そして風下側で軽い雨が降るいわゆる「雨陰効果」がその要因と考えられている。断定はできないが、箱根火山の場合も周辺気象観測点における風向データからみて、雨陰効果による影響と推定される。...

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  • 静岡県相良海岸における静穏時の離岸流発生特性

    石川 仁憲, 岡辺 拓巳, 堀口 敬洋, 青木 伸一 土木学会論文集B3(海洋開発) 67 (2), I_679-I_684, 2011

    ...は相対的に大きくなる.本研究は,溺水事故防止の観点から静穏時の離岸流発生メカニズムを明らかにすることを目的とし,静岡県相良海岸における2週間の波・流れの観測結果にサーファーやライフセーバーの知見を加えて,静穏時の離岸流の発生特性を分析したものである.その結果,波高が小さく比較的静穏な条件であっても,防波堤に沿って幅10m以上の速い離岸流が突発的発生することが分かった.また風と離岸流の発生を検討し,卓越風向...

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  • 2011年新燃岳噴火降下テフラ層の特徴とその変化

    磯 望, 黒木 貴一, 後藤 健介, 黒田 圭介, 宗 建郎, 藤井 あみ, 永井 さやか 日本地理学会発表要旨集 2011f (0), 100138-100138, 2011

    ...しかし、降灰主軸の南側では、次第に1φ未満の細粒テフラの比率が増加する傾向にあり、卓越風向の影響があったことを示す。<br>〈BR〉 2月6日と3月6日に同じ地点で火山灰層厚を比較した結果、大部分の地点では層厚が減少したが、火山灰層の薄い場所では、生物擾乱による層厚増加が認められた。...

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  • 静岡地方気象台のウインドプロファイラで観測された2003-2007年の上層風

    井出 光美, 安達 隆史, Ide Terumi, Adachi Takashi 教育実践学研究 : 山梨大学教育人間科学部附属教育実践総合センター研究紀要 15 43-112, 2010-03-31

    ...408mと704mの卓越風向は北東と西である。特に冬は西寄りの風が多くなる。また、408mと704mは静岡市周辺の山の影響を大きく受けている。999m以上は秋を除き、概ね西寄りの風が卓越する。秋は999mで東北東寄りに卓越し、1295mで西風が増え、2182mではほとんど西風になる。...

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  • 2時期のレーザーデータによる海の中道における海岸地形の変化の分析

    黒木 貴一, 川田 佳明, 磯 望, 黒田 圭介 季刊地理学 62 (2), 71-82, 2010

    ...標高変化量の分布から,波浪が砂丘を侵食して海食崖が発達し,そこで生産された砂が沿岸流により北東から南西に移動し,突堤や突出する海岸線の沿岸流上手側に堆積して砂浜が発達しつつあること,北からの卓越風が砂を移動させ,海食崖の風下に平坦面や砂丘が発達しつつあることが推察された。また砂丘の発達過程は,隣接する植林域の規模に影響を受けている。...

    DOI Web Site 参考文献20件

  • 奥羽山脈の低標高山地(福島県御霊櫃峠)にみられる「植被階状礫縞」

    瀬戸 真之, 須江 彬人, 石田 武, 栗下 正臣, 田村 俊和 地理学評論 Series A 83 (3), 314-323, 2010

    ...では,低標高山地斜面に構造土が発達する点に注目し,その詳細を記載した.階状土部分の断面では,階段状を示すのは堆積物上面のみで,堆積物と基岩との境界面はほぼ一様の傾斜で,地表の礫は植被に乗り上げている.植被階状礫縞は,強風により積雪を欠く裸地で植被が卓越風向に平行な縞状に発達し,凍結・融解で傾斜方向に礫が移動し,卓越風向にほぼ直交する向きの斜面では植被に堰き止められ,ほぼ一致する向きの斜面ではそのまま...

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献35件

  • 関東平野内陸域における夏季高温現象の実態調査と形成メカニズムの解明

    高根 雄也, 日下 博幸 日本地理学会発表要旨集 2010s (0), 90-90, 2010

    ...Tmaxの絶対値に大きな差異が認められた.極端な高温日と高温日ではTminは約1.5℃異なり,Tmaxは約2℃異なる.すなわち,極端な高温日は早朝から高温傾向にあり,早朝からの昇温量も大きい.極端な高温日の地上風向を調べると,早朝は全ての事例で西風成分の風が吹いていることが分かった(図1上).日中になると,西風成分(北西より)の風が持続する日と,南~東の風に変化する日とに大別される(図1下).日中の卓越風向...

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  • 遺跡研究における衛星考古地理学の提唱

    相馬 秀廣, 田 然 日本地理学会発表要旨集 2010s (0), 201-201, 2010

    ...,1907)ことなどが判明している.QB画像の判読により,LE囲郭のサイズが前漢代の居延屯田の主要3囲郭とほぼ同じで,卓越風の風向との関係も同様であることが判明した.さらに,QB画像では,LE囲郭の付近に,周囲のヤルダンよりも明らかに比高が小さく,耕地跡の可能性が高い方形の土地パターンが存在している.以上のことは,LE遺跡は上記の伊循城である可能性が極めて高いことを示している....

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  • 多良間島の現成サンゴ礁微地形とその変化

    長谷川 均, 鈴木 倫太郎, 柳沢 康二 日本地理学会発表要旨集 2010s (0), 134-134, 2010

    ...<BR>  高橋ほか(1981)の先行研究と今回の調査から、多良間島のサンゴ礁地形は礁原の幅と卓越風向に強い対応がみられること、礁原の高度分布に地殻変動の影響があることは明白である。また、石垣島の東海岸などと比べ、明瞭で幅の広い礁嶺が形成されておらず、礁池底は凹凸に富み前方礁原付近では海岸線に並行した何列もの凹凸のある礁原が形成されている地域がある。...

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  • 房総半島における屋敷林の示す卓越風と屋敷林内に出現する暖温帯常緑広葉樹林構成種

    高瀬 伸悟 日本地理学会発表要旨集 2010s (0), 91-91, 2010

    ...屋敷囲いから卓越風の強度を推定する為に、屋敷囲いを指数化し防風の強度を示した(防風の指数)。また、胸高直径から胸高断面積を求め、屋敷囲いの構成樹種の胸高断面積による相対優占度を算出した。<BR><BR> <B>III 調査結果</B><BR> 屋敷林および生垣の示す卓越風<BR> 1)房総半島に分布する屋敷林および生垣の配置方位より、房総半島には北寄りと西寄りの2つの風系があることがわかった。...

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  • 二つ玉低気圧に伴う日本列島の降水量分布に関する気候学的研究

    下口 嵩司 日本地理学会発表要旨集 2010s (0), 79-79, 2010

    ...<BR>  (7)3時間ごとにおける低気圧の中心位置および風向・風速データのベクトルを合成した降水量偏差図を作成.この際,3時間ごとにおける低気圧の中心位置は6時間ごとに印刷されているアジア太平洋地上天気図から低気圧の中心位置を線分で結び,その中点を採用した.また,風向・風速データは3時間ごとの卓越風向・平均風速をそれぞれ採用した.降水量データは立方根変換を施した後に,各地点における3時間降水量を算出...

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  • 中国内蒙古西部、烏蘭布和沙漠東縁における地形変化と沙地移動

    大月 義徳, 西城 潔, 蘇徳 斯琴, 関根 良平, 佐々木 達 日本地理学会発表要旨集 2010f (0), 39-39, 2010

    ...これより本地域の沙地移動の主体は、この卓越風によるものと考えられるが、上述した沙地前進量・前進速度の方向とはほぼ直交する。また、2008年9月~2009年9月にかけて沙地が数m前進し、道路の埋没がみられる地点もみられる一方で、2009年9月現地調査と2004年10月の衛星画像によるものとで沙地前縁位置に大きな差異を見出し難い箇所も存在する。...

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  • 鳥取砂丘の地中レーダ断面

    田村 亨, 小玉 芳敬, 齋藤 有, 渡辺 和明, 山口 直文, 松本 弾 第四紀研究 49 (6), 357-367, 2010

    ...に頼る手法の限界から,1980年代以降,大きな研究の進展は認められなかった.鳥取砂丘において地中レーダ探査を行ったところ,最大25 mの深度まで砂丘堆積物の内部構造が明らかになった.探査断面では,砂丘堆積物のフォーセット層理や海浜堆積物の層理,再活動面,侵食面,フォーセット基底面のユニット境界,古砂丘を覆うローム層,および地下水面が認められた.これらの内部構造は,おもに北西~北北西よりの秋~冬季の卓越風...

    DOI Web Site 参考文献49件

  • 都市内河川の大規模復元による「風の道」の効果に関する気候学的研究

    松本 太, 一ノ瀬 俊明, 白木 洋平, 李 龍太 日本生気象学会雑誌 46 (2), 69-80, 2009

    ...<br> 以上のことから清渓川復元後の「風の道」による周辺地域への気温低減効果が認められた.よって,内陸都市の中小河川でも卓越風の『風の道』を利用した暑熱環境の改善の可能性があり,都市計画等に有効であることが示唆される.<br>...

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  • 北八ケ岳・前掛山における亜高山帯針葉樹林の更新パターンと立地環境

    佐藤 峰華, 岡 秀一 地理学評論 Series A 82 (2), 144-160, 2009

    ...った.その結果,成熟型更新林分,縞枯れ型更新林分,一斉風倒型更新林分,混生林型更新林分という構造と更新パターンを異にする四つの林分が識別された.これらの林分が出現する範囲はほとんど固定されており,縞枯れ型更新林分は,南向き斜面のごく限られた領域にしか生じていなかった.これらの林分の配列は土壌の厚さや礫の混在度ときわめてよい対応関係を持っており,縞枯れ現象を発現させる自然立地環境として,斜面の向き,卓越風向...

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  • 広域METROSによる首都圏のヒートアイランドの解析

    亀野 勝彦, 永谷 結, 柄澤 孝和, 梅木 清, 本條 毅, 三上 岳彦 環境情報科学論文集 ceis22 (0), 197-202, 2008

    本研究では,ヒートアイランド分布への風向の影響を首都圏スケールで明らかにすることを目的とし,夏季における広域METROSの気温データおよびAMeDASの降雨量と風向,風速データを使用して,観測領域内で1日の内に卓越する風向を東西南北別に解析に用いた。気温差を時系列解析した結果,ヒートアイランドは夜間に都心を,日中に都心および関東平野中央部を中心とし,風向変化から影響を受け,風下側に移動することが…

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  • 海の中道における最近5年間の地形変化

    川田 佳明, 黒木 貴一 日本地理学会発表要旨集 2008s (0), 192-192, 2008

    ...環境問題への関心の高まりの中で、川田(2002)は福岡県の海の中道の砂丘に関し最近50年間の地形変化を検討し、沿岸流が既存の砂丘を削り、北西卓越風によってその背後や運搬先で新たな砂丘が形成されるという実態と原因を示した。また川田・黒木(2005)によれば、飛砂防止目的の最近の植林によって、砂の移動は停止したかに見えた。...

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  • 関東平野北部猛暑の際の日最高気温起時の地理的分布

    細矢 明日佳, 渡来 靖, 中川 清隆 日本地理学会発表要旨集 2008f (0), 41-41, 2008

    ...西日本に中心を持つ北太平洋高気圧が日本海西部にまで張り出したため、当該地域の卓越風は北西山越え気流となった(9時の館野800hPaの風向329°風速4m/s)。関東平野北部を中心として、著しい高温となっており、熊谷は40.9℃となりわが国最高気温を更新した。関東平野東部から房総半島にかけて別の高温域が認められる。次に、日最高気温起時の等時線図を作成した(図省略)。...

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  • 戸建住宅団地内の夏季暑熱環境緩和のための最適設計に関する研究

    吉田 伸治, 大岡 龍三, 陳 宏 住宅総合研究財団研究論文集 33 (0), 369-380, 2007

    ...その結果,温熱快適性の良好な団地内屋外空間を形成するために「風の道」を生成するためにはオープンスペースを集中的に配置すると共に卓越風向による流れを誘引しやすい建物配置を計画する必要があること,が明らかとなった。この知見を踏まえ本論文後半では,遺伝的アルゴリズムGAと前述の屋外温熱環境CFD解析を連成した手法を用いて「風の道」の最適設計を行なった。...

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  • 都市内大規模河川(ソウル市清渓川)の復元による大気環境改善メカニズム

    一ノ瀬 俊明, 原田 一平, 片岡 久美, 李 龍太 日本地理学会発表要旨集 2007s (0), 127-127, 2007

    ...よって、卓越風向が河道に沿ったものである時にこそ、河道からの周辺地域への冷気の供給が期待できるのではないか、との仮説をたてた。これは成田(1992)の風洞実験による知見(成田・清田,2000)とも整合的である。CFD2000による数値シミュレーションからは、復元河道上を吹走する冷気が渦を巻きながら、河道に直交する街路へ南北同時に進入する様子が計算されている。...

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  • 都市内大規模河川(ソウル市清渓川)の復元による暑熱環境改善に関する気候学的研究

    松本 太, 一ノ瀬 俊明, 白木 洋平, 安永 伸也, 片岡 久美, 原田 一平 日本地理学会発表要旨集 2007f (0), 46-46, 2007

    ...よって、卓越風向が河道に沿った時にこそ、河道からの周辺地域への冷気の供給が期待できるのではないか、との仮説をたてた。これは成田(1992)の風洞実験による知見(成田・清田,2000)とも整合的である。CFD2000による数値シミュレーションからは、復元河道上を吹走する冷気が渦を巻きながら、河道に直交する街路へ南北同時に進入する様子が計算されている。...

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  • 冷却ポテンシャル指標による都市緑地の熱環境評価

    横塚 広美, 厳 網林 日本地理学会発表要旨集 2007s (0), 191-191, 2007

    ...<BR><BR> ・観測概要および研究方法<BR>  2005年8月1日から9月31日まで東京都23区内に存在する13緑地とその周辺小学校で地上気温観測を行った.緑地内の観測地点は東京における卓越風,また緑地内の地形を考慮し,北側・南側と静穏晴天な夜間において最低気温を観測すると判断した地点(以下,中央)の計3地点である.佐藤計量器による記憶計SK-L200THを用いて10分間隔で計測し,測器には...

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  • 中国タリム盆地の耕地遺跡とそこに残された沙漠化

    相馬 秀廣, 出田 和久, 小方 登, 伊藤 敏雄, 于 志勇, 覃 大海 日本地理学会発表要旨集 2007s (0), 31-31, 2007

    ...<BR>  4).以上述べたことから,今回取り上げた,シルクロード繁栄時代である漢代から唐代の遺跡付近では,いずれも,灌漑水路跡が残存し,放棄後は立地環境(可能蒸発量,卓越風向・砂供給源との位置関係,地形条件他)に対応した沙漠化が発生したことなどが判明した....

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  • 南アルプス南部、大聖寺平北東向き斜面における植被階状土の形成過程

    小山 拓志, 天井澤 暁裕, 加藤 健一, 増沢 武弘 日本地理学会発表要旨集 2007s (0), 91-91, 2007

    ...<BR> 5)その後、階状土前面に植物が侵入し、同時に強い冬季卓越風の侵食を受け、上面と前面の境界部やハイマツ群落の縁には、風食ノッチが形成された。<BR> <BR> 参考文献<BR> 町田 洋・新井 房夫(2003) 新編 火山灰アトラス-日本列島と  その周辺.東京大学出版会.336p....

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  • 風衝樹による卓越風の推測と堆雪分布

    安田 正次 日本地理学会発表要旨集 2006s (0), 134-134, 2006

    ...調査結果を小川(2001)などの既存の文献を参考に風衝度及び成因となる風向について推定を行って、冬期卓越風のマッピングを行って卓越風分布図を作成した。この卓越風分布図と残雪期の航空写真を比較して風の分布が堆雪状況へ及ぼす影響を検討した。さらに、残雪期に現地踏査を行って残雪の分布と植生分布の関連を検討した。...

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  • 筑波山斜面における降水の安定同位体比時空間分布形成プロセス

    矢野 伸二郎, 辻村 真貴, 田瀬 則雄, 植田 宏昭 水文・水資源学会誌 19 (5), 383-391, 2006

    ...山地斜面における降水の安定同位体比時空間分布の形成過程を解明するため,茨城県筑波山の南側斜面4 地点において,2004年8月から12月にかけて降水を高い時間分解能で採取,分析した.解析した5つの降雨イベントにおいて,酸素安定同位体比高度効果は,-0.33~-0.10 ‰/100m(平均-0.18 ‰/100m)であった.筑波山における高度効果は,卓越風向にかかわらずみられることから,Rayleigh...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献26件

  • 2002年台風21号により北海道十勝の防風保安林に発生した風害の要因解析

    鳥田 宏行 日本森林学会誌 88 (6), 489-495, 2006

    ...本事例では北北東あるいは北東方向に延長された防風保安林 (南東からの卓越風にほぼ直角方向) は被害を受けやすく, 被害軽減のためには優先的に風上区画にはカシワ林を造成することが有効である。カラマツ林の林分構造の比較検討からは, 同材積レベルの林分では, 無被害林は被害林に比べて本数密度が低く, 直径が太いことが示唆された。...

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  • ナミビア北西部カオコランドに分布する砂漠レス堆積物

    山縣 耕太郎 日本地理学会発表要旨集 2006s (0), 88-88, 2006

    ...<BR>2.調査地域<BR>レス堆積物が分布するオプオ周辺は,ナミブ砂漠とカラハリ砂漠に挟まれた中央高地に位置している.平均年降水量は,300-350mmで,東風が卓越する.レス堆積物を構成する風成粒子は,こうした卓越風によってカラハリ砂漠から供給されているものと考えられる.特にオプオ東方には,エトーシャパンがあり,この地域に飛来する風成塵の主要な給源となっていると思われる.オプオから約15km南方...

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  • 三宅島の災害復旧と復興(報告)

    山下 太一, 石原 肇, 瀬戸 真之, 高木 亨, 小松 陽介, 田村 俊和 日本地理学会発表要旨集 2005f (0), 66-66, 2005

    ...を含む火山ガスの噴出が続いている.そのため、三宅村は条例に基づき,火口周辺半径0.7_から_0.8kmの範囲を立ち入り禁止区域,それを取り巻く半径約2kmの範囲(中腹部の環状林道より上部)を危険区域に指定して,これら同心円状のゾーンには,観測・工事関係者以外の立ち入りを禁止している.その外側に位置する山麓部を,集落分布に基づき8つの発令エリアに区分した.これらのうち,東側と南西側の2つのエリアは,卓越風向...

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  • スノーサーベイとリモートセンシングに基づく山地積雪水資源量の推定―新潟県上越国境周辺を事例に―

    島村 雄一, 泉 岳樹, 松山 洋 水文・水資源学会誌 18 (4), 411-423, 2005

    ...い標高帯の線形増加を外挿した場合と観測値を当てはめた場合とを比較した.ここでは六日町より上流の魚野川流域を対象とし,積雪域の分布は衛星画像解析から求めた.両者の違いは,流域を集中型で扱う場合流域平均で8~12%になり,降水量や河川流量の観測誤差と同じ程度であった.しかしながら,流域を分布型で扱う場合,稜線上では300%以上の違いになる場所があった.また,対象流域における森林限界より高い標高帯では,卓越風向...

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  • 湖岸植生の繁茂状況と来襲波浪の関係

    浅野 敏之, 西村 規宏, 原口 征士 海岸工学論文集 52 1031-1035, 2005

    ...植生の繁茂域は, 主に現地の卓越風向に対する風上側にあり, 風下側では湖岸地形に遮蔽される領域と一致した. 来襲波浪と植生の現存量との関係については, 植生の季節的な活性度の変動を考慮する必要があり, 波浪の来襲を直接受ける地点では, 波浪が極大となる月の直後に現存量の低下が見られることがわかった....

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  • 北陸地域での水稲の自然交雑の要因としての水稲品種の開花時期と風向・風速

    矢頭 治, 青木 秀之 北陸作物学会報 40 (0), 15-19, 2005

    ...から10日後までの13日間として作況試験結果から各県の水稲主要品種の開花期間を推定した.風向・風速値としては水稲開花期間の晴天および薄曇の日の10時から12時までの10分ごとの値を気象庁アメダスから得た.北陸地域のいずれの県でも「コシヒカリ」と開花期が完全に一致する主要品種は無かったが, 各県の早生品種群はそれぞれ開花期が一致する傾向がみられた.風向風速は地域による差異が大きく, 海岸に近い地域は卓越風...

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  • タクリマカン沙漠南縁のチラオアシスにおける土壌の劣化

    ザイドン パイズラ, 高村 弘毅 日本地理学会発表要旨集 2004f (0), 138-138, 2004

    ...チラオアシスの卓越風向はWN方向であるため、飛沙災害によって生産性が低下した土壌のほとんどが地下水位の深い西部と北西部に集中している。オアシス西部のトーパ村の数十箇所で砂丘が畑に侵入している。これは,大量の地下水が灌漑に使われてきたため,地下水位の低下が進み,植生の衰退と飛砂災害が拡大したことによるものである。この結果から,オアシス外縁土壌の安定性が脅威を受けていると断定できる。...

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  • 縞枯山における樹木の枯死と気象条件

    稲垣 雄一郎, 岩本 宏二郎, 鈴木 和夫 日本林学会大会発表データベース 115 (0), P1046-P1046, 2004

    ...<BR>このような成木帯の林縁部における成木の枯死原因については,台風・卓越風・雪・日射などが指摘されているが,明確な原因は明らかにされていない。そこで,成木帯林縁部での枯死率の変動と,気象条件の推移とを比較することによって,枯死を促進させる環境ストレスとなる気象条件について検討した。...

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  • 風・波浪との関係からみた茨城県北浦湖底堆積物の特徴

    納谷 友規, 天野 一男, 岡田 誠, 中里 亮治, 公文 富士夫, 楡井 久 地質学雑誌 110 (1), 1-10, 2004

    ...粘土質堆積物は波浪によって浅部または沿岸部から懸濁物として運ばれたものであり, 砂質堆積物は卓越風によって生じた吹送流に淘汰された残留堆積物となる. 北浦周辺地域の地形は低く流入河川の流域面積も小さい. このため, 湾入部の河口における粗粒堆積物の分布が狭く限定されている. なお, 南端部に分布する砂質堆積物は, 高海水準期における潮汐の影響により堆積したものであると解釈される....

    DOI Web Site Web Site 被引用文献4件 参考文献37件

  • 群馬・新潟県境の山岳地域における積雪深変動の要因

    安田 正次 日本地理学会発表要旨集 2004s (0), 224-224, 2004

    ...次に、寒気の吹き出しに積雪が対応しているかをみるために年間最大積雪深と積雪期平均気温および冬季卓越風風向が相関を持って変動しているか検討した。同時に長期的季節風の変動を検討するために、積雪期における冬型の気圧配置の出現日数を毎日9時の地上天気図から調査し、積雪深と相関があるか検討した。なお、気圧配置の読みとりの結果に個人差による偏りの影響が反映されないよう、既存の文献と照合を行った。...

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  • デジタル写真測量による10m-DEMの作成と乗鞍岳における植生分布の地形的立地条件解析

    森田 圭, 野上 道男 日本地理学会発表要旨集 2004s (0), 166-166, 2004

    ...<br>乗鞍岳周辺の植生帯概要は,2400m以上はハイマツ帯,1500m_から_2400m間は亜高山帯,1500m以下は山地帯となっている(森田・野上 2002).しかし,局地的な植生分布は,斜面傾斜の程度,日射や卓越風の様相,方位および土壌水分収束を決定するラプラシアンのような地形条件の影響を受けて複雑なものとなっている. ...

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  • 北海道,礼文島における風衝地の地形および気象がガンコウラン分布に及ぼす影響

    橘 美由紀 日本地理学会発表要旨集 2004f (0), 130-130, 2004

    ...日本の高山帯では地形的な要因による卓越風や積雪の影響で, 山頂現象や風衝地植生の分布が報告されている. しかし, 礼文島風衝地の特異な高山植生分布の成立条件は未だ明らかにされていない. 本研究では, 風衝地におけるガンコウラン分布に着目し, 地形と気象から高山植生の成立条件を考察する....

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  • 福岡湾における夏季貧酸素水塊の消長

    吉岡, 直樹 福岡県水産海洋技術センター研究報告 = Bulletin of Fukuoka Fisheries and Marine Technology Research Center (13) 93-101, 2003-03

    ...4)貧酸素の解消の要因として最大風速6m/sを越える北から卓越風が最も有効な要因であることが判明した。...

    日本農学文献記事索引 被引用文献1件

  • 空中写真RGB分解による植生図作成方法の検討

    森田 圭, 野上 道男 日本地理学会発表要旨集 2003f (0), 156-156, 2003

    ...しかし、局地的な植生分布は、傾斜の程度、日射や卓越風の様相、方位および土壌水分収束を決定するラプラシアンのような地形条件の影響を受けているものと思われる。3.使用データ・解析ソフト 解析には以下のデータ及びソフトウェアを使用した。...

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  • 諏訪湖,天竜川上流における漂着ゴミ

    井上 芳樹, 戸田 任重 環境科学会誌 16 (3), 167-178, 2003

    The amount and composition of drifted litters were studied along the all shorelines of Lake Suwa (15 km) from May to October in 1985, and along the upper reaches of the Tenryu River (from Kamaguchi …

    DOI 被引用文献1件

  • インド, マハナディデルタにおける分流チャネルシステムの発達パターンと卓越風との関係

    前島 渉, Mahalik Naba Kishore 堆積学研究 55 (55), 1-8, 2002

    ...マハナディデルタではモンスーン期の高流量期を除いて分岐チャネルの河床が広く露出するため, このような卓越風による砂の再動作用が効果的に働く. その結果, チャネルは分岐の南側ほど高活動化し, また南岸ほどあふれ出しや決壊を起こしやすくなり, そのため新たな分流チャネルシステムは既存のシステムの南側に発達しやすくなると考えられる....

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  • 風向からみた季節風の全球分布

    増田 耕一 日本地理学会発表要旨集 2002a (0), 98-98, 2002

    ...地上の卓越風向が夏と冬で逆転するという意味での季節風の分布を現代のデータで見る。NCEP再解析第2版の、15年間、毎日4回、全球192×94の格子点の予報モデル最下層の風を用いた。季節風の条件は、6-8月と12-2月のベクトル平均風のなす角が120度以上、ベクトル平均風速の2乗と風速の2乗の平均との比が少なくとも一方の季節に0.25以上とした。...

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  • デルタの臨海漸移帯における地形発達と卓越風

    前島 渉, Mahalik N. K. 堆積学研究 51 (51), 39-44, 2000

    ...この背景要因として卓越風の影響が大きいとみなされる. 特に卓越風の方向とデルタの海岸線の向きとの関係が, 海岸域で働く諸作用の相対的強さに地域差を生みだしている. デルタの南西部では, 卓越風の方向に対して海岸線が大きな角度をなしており, 波浪作用と風成作用が卓越している. 中央部の海岸線は卓越風の方向とほぼ平行している. そのため波浪作用とともに沿岸流の作用が特に強く働いている....

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  • 1997/98エル・ニーニョに関係したインド洋上の東西非対称偏差の誘発過程

    植田 宏昭, 松本 淳 気象集誌. 第2輯 78 (6), 803-818, 2000

    ...<br>赤道インド洋上の卓越風向は東西で異なり、夏の西インド洋上では西風が卓越するのに対し、同時期の東インド洋上では東風が顕著である。1997年の夏はエル・ニーニョに伴う発散風の東風偏差が赤道インド洋上に出現し、気候学的な西インド洋の西風を弱める一方、東インド洋での東風を加速し、蒸発冷却と湧昇の変調を通して、引き続く秋に西高東低のSSTコントラストが生み出された。...

    DOI NDLデジタルコレクション Web Site ほか1件 被引用文献15件 参考文献74件

  • 焼却灰飛散による最終処分場周辺土壌の重金属濃度

    東條 安匡, 松藤 敏彦, 松尾 孝之, 肴倉 宏史, 田中 信寿 廃棄物学会論文誌 10 (6), 311-320, 1999

    Heavy metal concentrations in the soil surrounding two MSW landfill sites were investigated. At Site-A, the proportion of incineration ash disposed of is high, whereas it is low at Site-B. …

    DOI Web Site 被引用文献4件 参考文献24件

  • 船舶観測による噴火湾の波浪特性について

    阿部島 直哉, 天下井 清, 木村 暢夫, 大越 金蔵 The Journal of Japan Institute of Navigation 98 (0), 93-101, 1998

    ...また、1.00(m)以上の高波高出現海域は、夏季、冬季それぞれ卓越風向の風下側に集中するという特徴が見られた。3.スペクトル形状については、夏季と冬季ではその出現頻度が異なり、夏季は風速は穏やかであるが吹送距離が長いため十分に発達した波が多く、冬季は風速は強いが吹送距離が短いため未発達の波が見られた。また、湾南東の開口部から入り込んでくるうねりの影響で双峰型であるものが多数見られた。...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献3件 参考文献6件

  • 琵琶湖の1994年最大渇水時に出現したバーの形態と内部構造

    田中 里志, 田中 淳, 山崎 博史, 成田 耕一郎, 橘 徹, 金沢 淳, 前島 渉, 志岐 常正 地球科学 52 (4), 262-274, 1998

    ...形成過程を明らかにした.バー内部は,境界面b-fで区切られるユニットA-Eに分けることができ,各ユニットはビーチにおけるバーム,バームクレスト,ビーチフェイスに相当する形態的特徴を有している.さらにユニットB-Eは,ユニットAを基にして順次沖側(前進)付加するとともに,上方(積み上げ)付加の堆積作用により形成されたことを示している.これらのユニットA-Eは湖水位の低下とともに形成された堆積体であり, "卓越風...

    DOI HANDLE Web Site 参考文献9件

  • 露天採掘に伴う周辺地域の風速変化予測法の検討

    大塚 尚寛, 関本 善則, 齋藤 貢, 千葉 新 資源と素材 113 (2), 115-120, 1997

    It is considered that land deformation caused by open-cut mining influences wind shift around the quarry. The authors made a statistical study on the influence of topography on the wind speeds at 8 …

    DOI 被引用文献1件

  • 電子スピン共嗚 (ESR) による東アジアの風成麈石英の産地同定

    成瀬 敏郎, 小野 有五, 平川 一臣, 岡下 松生, 池谷 元伺 Geographical Review of Japa,. Ser. A, Chirigaku Hyoron 70 (1), 15-27, 1997

    ...MIS 2における東アジアの風成塵供給源と卓越風を復元する目的で,中国,韓国,日本の計26地域から黄土,土壌,古土壌,泥炭を採取し,これらの堆積層中の微細石英 (〓20μm) の酸素空格子信号強度を測定した.タクラマカンの砂漠レスやツアイダムのワジ堆積物は6.2~8.2, 黄土は5.8~8.3, 韓国の土壌は6.0~7.7であり,黄土や韓国土壌が中国の乾燥地域やチベット高原起源の風成塵の影響を強く受...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献23件 参考文献35件

  • 日本列島における硫黄化合物の収支

    藤田 慎一 環境科学会誌 9 (2), 185-199, 1996

    An atmospheric sulfur budget for terrestrial and coastal regions of the Japanese Archipelago during the latter half of the 1980's is presented . This region was divided into fifteen climatic regions …

    DOI Web Site 被引用文献22件 参考文献51件

  • <b>地形改変に伴う周辺地域の風向変化予測法の検討</b>

    大塚 尚寛, 関本 善則, 千葉 新 安全工学 34 (4), 254-261, 1995-08-15

    ...<i>F</i><sub>1</sub>=一190.8<i>K</i><sub>1</sub>+24.43 (半径1km以内) <i>F</i><sub>2</sub>=一186.7<i>K</i><sub>2</sub>+23.61 (半径2km以内) 上式を用いて,大幅な地形改変を伴う露天採掘による周辺地域の風向変化を予測した結果,原石山周</b></tt><tt><b>辺では地形改変に伴い,卓越風向...

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  • 日本の海岸砂丘

    成瀬 敏郎 Geographical Review of Japa,. Ser. A, Chirigaku Hyoron 62 (2), 129-144, 1989

    ...P.以降になると地形改変の進行につれて流出土砂が増大し,それまでの砂丘形成の図式が変化し,とくに藩政時代から砂丘の大型化が顕著になった.この時期に形成された二次砂丘と風食窪の長軸方向は,現在の卓越風向 (ベクトル)とほぼ一致する.<br> 最終氷期の古砂丘は, 7万, 5万, 3万, 1.8万y. B. P.に形成され,このうち7万y. B. P.と5万y. B....

    DOI Web Site Web Site 被引用文献17件 参考文献1件

  • 住宅における通風利用に関する総合的研究

    石井 昭夫, 片山 忠久, 西田 勝, 榊原 典子, 堤 純一郎 住宅総合研究財団研究年報 15 (0), 317-328, 1989

    ...③湾岸都市の例では,各観測地点における昼間の卓越風向は海岸線に直角となる傾向が強くみられる。④片廊下型あるいは階段室型の集合住宅団地で通風を促進させるには,バルコニーを卓越風向に正対させ,容積率は小さくすると良い。⑤上記集合住宅団地を南向きにした場合の通風の熱的効果を,SET及び省エネルギー量により検討したところ,東京においては大きな効果がみられたが,特に夜間通風も併用するとその効果が著しい。...

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  • 八ヶ岳連峰の森林限界

    田中 艸太郎 東北地理 38 (3), 167-179, 1986

    The author investigated the altitudinal forest limit on Yatsugatake Mountains, Central Japan.<br>Japanese researchers have recognized the altitudinal forest limit in Japan as a dividing line between …

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  • チロル地方の降水量分布に関わる山岳の影響について

    青山 高義 Geographical review of Japan, Series B 58 (2), 172-184, 1985

    ...<br> 日降水量分布には,I型とIII型で山岳のせき止め効果と雨陰効果が認められ,III型とIV型ではこれ等の作用に加えて特定地域にレインバンドを形成する作用などが認められる.そこで,これ等の山岳の影響を先に示した降水頻度分布図に基づいて調べた・地形の影響を隣り合うメッシュ間の頻度差で表せると考え,卓越風向に沿って頻度が増加する場合をせき止め効果,減少する場合を雨陰効果としてその分布を求めた.以上...

    DOI 被引用文献2件 参考文献2件

  • 鳥海山における非常に小さな氷河の1972年-1981年の推移

    土屋 巌 Geographical review of Japan, Series B 57 (2), 142-153, 1984

    ...<br> ニュージーランドのWhakapapanui氷河は,貝形小氷河とほぼ同じ規模の小さな氷河であるが,両者の比較により,気候的雪線のはるか下方で形成され,降雪季節の卓越風が偏西風であり,風下斜面に存在して低緯度に面し,主滴養源は吹きだまり雪であって,氷河質量の年々変動が大きいなどの共通の性質のあることがわかった。...

    DOI 参考文献5件

  • 数値実験から見たコールド・サージとリー・サイクロジェネシスに及ぼす山岳の影響

    村上 多喜雄, 中村 一 気象集誌. 第2輯 61 (4), 547-567, 1983

    ...<BR>(4) 山の南東端で, 南西の卓越風により小低気圧は山から離れ東へと移動をはじめる.次の段階でこの小低気圧は, 山の北約50°Nに沿って移動してきた親のトラフと合併する。この併合過程と同時に, 寒冷前線が山の南東端から下流の中国東部まで, 東方に延びる。合併したリー・サイクロンは, 拡大した寒冷前線の付近の活発な傾圧変換によって, 中緯度の非常に良く発達したシステムとなる。...

    DOI Web Site 被引用文献13件 参考文献17件

  • 海風の形態と外部気象条件の関係についての統計的解析

    吉門 洋 気象集誌. 第2輯 59 (1), 98-107, 1981

    ...すなわち,地衡風向がその地域の海風卓越風向と一致するとき海風出現率はきわめて高く,逆の地衡風向では低い。また気圧傾度の向きによって,4方位別のグループで平均した海風出現日のホドグラフは,それぞれ他のグループのホドグラフに比べて低気圧側にかたよる傾向がある。すなわち海風に対して低気圧に向かう風が付加される。...

    DOI Web Site 被引用文献5件 参考文献8件

  • 出雲平野における築地松分布と卓越風

    林 正久, 川上 道江 地理科学 34 (0), 1-9, 1980

    Forests in farmyard are located and called Tsuiji-matsu in the Izumo Plain, Shimane Prefecture. The purpose of this paper is to examine an effect of these forests against the winds, and to consider …

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  • 定量化されたレーダ資料を用いた台風の降雨帯の研究

    古川 武彦 気象集誌. 第2輯 58 (4), 246-261, 1980

    ...<br>顕著な降雨帯は平均状態では2,3個の狭いバンドに集中しており,それらは台風に伴う卓越風向に殆んど平行に走っている。主たるバンドはその強さ及び東西幅を増しながら洋上から四国内陸に向って直角に伸びている。平均レーダ降雨帯内のエコー面積の時系列の中に,ある斉一な大きさを持つバリアンスおよび'約1時間の卓越周期が見出された。...

    DOI Web Site 参考文献9件

  • 黒潮海域で変質する寒気の混合層内の風速分布と運動エネルギー収支

    二宮 洸三 気象集誌. 第2輯 54 (6), 361-369, 1976

    ...<br>混合層の卓越風向について運動量収支は,下層で,強い(~5×10-4m/sec-2) frictional force のあることを示している。また stress *yは,混合層中層で,~2 dynn/cm2(南風成分の運動量の下むき輸送)の大きさを示す。この大きな運動量輸送が,シアー∂v/∂p*の殆どない中層でみられることは,興味深い。...

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  • <b>ロスアンゼルス地域における</b><b>光化学スモッグとその発生源 </b>

    北川 徹三 安全工学 13 (3), 174-188, 1974-06-15

    ...ロスアンぜルス地域にある30箇所のオキンダント測定場所の最近のデータおよびこの地域の夏の卓越風の流線を基礎にして解析した結果,従来の仮説では説明し得なかった遠隔のサンバナディノ郡,リパサイド郡のオキシダント汚染を含めて,すべての現象が,(1)サンタモニカ,(2)ロスアンゼルス国際空港,(3)シールビーチ,および(4)インペリアルの4箇所の航空無線ポイントの上空の逆転層内を通過する多数の航</b></...

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  • 香川県中部海岸における凪現象 (1)—無風回数と平均風速からみた—

    作花 典男 地理学評論 46 (9), 605-610, 1973

    ...高知・岡山の観測記録を収集し, 3時間ごとの無風回数・平均風速と風向などを分析・検討した.その結果,顕著な凪現象の出現する時刻が18時から翌朝の6時までの夜間にみられ,とくに24時, 3時にもっともはっきりしていることが明らかとなった.また,それにともなって風向も北寄りから南寄りに変化する規則性を認めることができ陸風・海風の特性もとらえることができた.とくに,この地域の凪現象は,陸風である南寄りの卓越風...

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  • 釧路における夏の霧

    深石 一夫 地理学評論 46 (11), 741-754, 1973

    It is well known that the advection fog invades from the sea to the Pacific coast of the eastern part of Hokkaido in summer season. The summer climate of this region is characterized by the fog, …

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  • 根釧原野の卓越風について

    大和田 道雄 地理学評論 46 (8), 505-515, 1973

    In this study, the distributions of the direction and velocity of the prevailing winds in Konsen-Genya, Southeastern Hokkaido, were made clear by using results of field observation and available …

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  • 石狩平野の卓越風の分布について

    大和田 道雄, 吉野 正敏 地理学評論 44 (9), 638-652, 1971

    The W-NW winds from the Japan Sea prevail in the Ishikari Plain in winter and the S-SE winds from the Pacific Ocean in summer. In order to make clear the detailed distribu-tion of such prevailing …

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  • 仙台湾岸における卓越風

    設楽 寛 東北地理 22 (2), 102-102, 1970

    From every hour the observations of wind (1963-1966) at Gamo-coast along Sendai Bay (Pacific side of Japan), following results are obtained; 1) High frequency of wind blowing from land side in …

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  • 南極昭和基地における大気電場の観測

    菊地 勝弘 気象集誌. 第2輯 48 (5), 452-460, 1970

    ...<br>(ii)正電場の増加と風速との間には正の相関があり,それは卓越風向が第1象限の時に限られた.<br>(iii)10m/s前後の南風では特徴的な静穏電場を示した.<br>(iv)低い地吹雪,高い地吹雪に伴う特有の電場の変化.<br>(v)急激な風速増加の5~20分前に正電場の急激な増加が認められた....

    DOI Web Site 被引用文献5件 参考文献2件

  • 独立峯の植物景観

    牧田 肇 東北地理 20 (3), 150-156, 1968

    Mt. Hakkoda-Odake (1584m a.s.l.), is the main peak of the North Hakkdda Mountains, Aomori Prefecture. The peak, like other peaks of these mountains, is nearly conical and has a relative height of …

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  • 台風時の日本の雨量分布

    関口 武 地理学評論 38 (8), 501-518, 1965

    During the last 11 years of 1951-61, there were 54 typhoons which attacked the Japanese Archipelago bringing about heavy rains and severe damages.. The geographical distribution of heavy rains in …

    DOI Web Site 被引用文献3件

  • 霧ケ峰草原の生産力と栄養元素循環に関する研究I

    翠川 文次郎, 岩城 英夫, 宝月 欣二 植物学雑誌 77 (913), 260-269, 1964

    ...最も分布面積の広いササ型群落は, 主として冬季の卓越風が直接あたる南斜面および尾根の頂上附近に分布し, またススキ型•大形多年生草型は主に北斜面に発達することが明らかにされた(Fig.2). また帯状トランセクト法による調査の結果, 植生分布と積雪量•凍土層の厚さとの間にも関連があることがわかった....

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  • 木崎湖における湖水の水温と流動について

    堀内 清司, 安部 喜也, 小畑 浩 地理学評論 37 (2), 79-88, 1964

    The authors have had limnological researches in Lake Kizaki several times since 1959 intending to make clear the movement of non-steady currents of such a small lake as Kizaki. They measured water …

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  • 積雪深の分布と地形

    高崎 正義, 五百沢 智也 地学雑誌 73 (1), 23-40, 1964

    ...いまここにのべようとしているのは, それらの研究のうち積雪の分布状況や馬地的なかたよりかたと地形・卓越風との関係がどのようであるかということ, また空中写真の利用による積雪調査の可能性とその限界がいかなるものであろうかということの2点である。...

    DOI Web Site 被引用文献2件

  • 茨城県東海村付近の地形発達

    小池 一之 第四紀研究 1 (7), 274-279, 1960

    Tokai Village in the northeastern part of Kanto Plain is situated on the southern bank of the mouth of the Kuji River. In this area, the Kanto upland extends close to the Pacific coast and is …

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  • 小地形の影響を受けた接地層における風速垂直分布

    吉野 正敏 気象集誌. 第2輯 36 (5), 174-186, 1958

    ...<br>(8)谷の中の風速と,平原上の卓越風の風速との比は,卓越風の風速によって変化する。比較的弱い卓越風の風速範囲における,森式風向風速計による観測結果では,日中両者は逆の関係にあり,夜間は正の関係にある。...

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 山中湖の夏季に於ける湖流と卓越風

    井上 義光 地理学評論 25 (4), 152-160, 1952

    The author investigated the lake-current of Lake-Yamanaka in Yamanashi Prefecture in Japan by means of drifting bottles, ascertained the direction of the wind on the lake by observing the crooks at …

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  • 昭和18-19年の渥美灣の海況と苦潮

    佐伯 有常, 安田 治三郎 日本海洋学会誌 7 (1), 14-19, 1951

    ...<BR>(ii) 本灣の表暦流は卓越風により季節的に變化する。即ち灣奥より灣の中央部に向つて沿岸系海水がありその兩側に外洋系海水があるが、夏は流入淡水が多く、南東の季節風の爲め灣北部が低鹹で一見時計廻りの環流が發達する。冬は流入する淡水少く、北西の季節風が吹くから灣奥の淡水は南岸に押されて外洋系海水は夏と逆に北岸より端田鼻以東迄浸入し、反時計廻りの環流となる。...

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