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検索結果 1,621 件

  • 量子コンピュータの最新動向と原子力工学分野での応用利用の可能性

    後藤 隼人 日本原子力学会誌ATOMOΣ 66 (4), 185-190, 2024

    <p> 現在のコンピュータではシミュレーションが困難なレベルの量子コンピュータの実機が現れ,最近注目を集めている。また,量子コンピュータにインスパイアされたドメイン志向コンピューティングとして,組合せ最適化専用の計算機の研究開発も近年活発である。本稿ではこれらの話題を俯瞰すべく,量子コンピュータの基礎から始め,量子ハードウェア,量子アルゴリズム,量子インスパイアード技術の最新動向を紹介する。</…

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  • 低エネルギーX線によるタマネギおよびジャガイモ発芽防止のための効果的照射方法

    HA Nguyen Thi Nguyet, LINH Nguyen Thi Thuy, SON Nguyen An, SANG Nguyen Thi Minh, HA Pham Thi Ngoc, DUC Le Doan Dinh, 久米 民和 RADIOISOTOPES 72 (2), 163-172, 2023-07-15

    <p>160 kVのX線照射装置を用いて、低エネルギーX線によるタマネギとジャガイモの発芽防止に最適な照射条件を検討した。小タマネギは根元側から3.2 mmの深さで20 Gy、大タマネギは8.0 mmの深さで20 Gy照射することにより、効果的に発芽を抑制することができた。ジャガイモでは芽が全体に分布しているため、両面照射が必要であった。深さ8.0 mmで50 Gy(5.4 mmで60 …

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  • SMiRT26参加報告およびSMiRT27開催計画

    安部 浩 日本原子力学会誌ATOMOΣ 65 (3), 192-193, 2023

    ...<p> SMiRT(原子力構造工学国際会議)は構造・材料,外部事象を軸に原子力工学全般をカバーする国際会議で,日本原子力学会は,SMiRT11(1991年 東京)以来33年ぶりの日本開催であるSMiRT27を2024年3月に横浜でJASMiRT(原子力構造工学推進連絡会)と共催する。以下にSMiRT26(2022年7月独ポツダム)の概要とSMiRT27開催計画の要旨を紹介する。</p>...

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  • エピガロカテキンガレートおよびエピカテキンによる細胞ならびにDNAの放射線防護効果に関する研究

    Tran Thi Nhan, Wicaksono Lukas Wisnu, Abdillah Maradi, 松尾 陽一郎, 清水 喜久雄, 久米 恭, 泉 佳伸 RADIOISOTOPES 71 (3), 245-253, 2022-11-15

    <p>エピガロカテキンガレート(EGCG)及びエピカテキン(EC)は、天然の放射線防護剤の一種と考えられている。ガンマ線及びヘリウム粒子線を照射した場合の、EGCG及びEC添加による放射線防護効果について、プラスミドDNA(pUC118)及び出芽酵母の野生株を用いてDNA鎖切断及び生存率への効果を評価した。結果から、EGCG及びECを添加した場合、未損傷のプラスミドDNAの割合が上昇すること、及…

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  • 原子力発電所と学問

    吉川 弘之 学術の動向 27 (4), 4_64-4_70, 2022-04-01

    ...筆者は工学の分野にいて、原子力工学は専門ではないが、原子力用ロボットの試作、保全知識の体系化研究、数回の原子力事故に関係する委員会や廃炉関係委員会における議論など、いずれも原子力の安全にかかわる課題につき様々な議論をする機会があり、原子力の安全という目的を支える知識とは何かを常に考えていた。...

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  • 和歌山平野における微動アレイ記録から回転成分を用いて推定したラブ波位相速度

    吉田 邦一, 上林 宏敏, 大堀 道広 物理探査 75 (0), 70-78, 2022

    <p> 強震動予測に用いる地下構造モデルの作成には,微動アレイ探査の結果がよく用いられる。これまでは鉛直成分をもとにしたレイリー波の位相速度が用いられてきたが,水平成分を用いたラブ波の位相速度の推定ができれば,地下構造モデルをより精度よく構築できることが期待される。ラブ波の位相速度の推定法として,回転成分を用いたものが最近提案されている。本研究では,この手法の妥当性を評価するため,和歌山平野で観…

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  • 組織横断的な原子力教育基盤の構築に向けて

    黒﨑 健, 小崎 完, 中島 宏, 小原 徹, 若林 源一郎, 卞 哲浩, 松山 成男, 阿部 博志, 宇埜 正美, 山本 章夫 日本原子力学会誌ATOMOΣ 64 (9), 520-524, 2022

    <p> 文部科学省が支援する国際原子力人材育成イニシアティブ事業において,未来社会に向けた先進的原子力教育コンソーシアム(Advanced Nuclear Education Consortium for the Future Society:ANEC)が2020年度に設立された。本稿では,ANEC設立の背景や経緯,運営体制,人材育成の取り組み状況,将来展望等を紹介する。</p>

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  • 低エネルギーX線によるベトナム阮朝の版木の殺菌

    Linh Nguyen Thi Thuy, Son Nguyen An, 古田 雅一, 久米 民和 RADIOISOTOPES 70 (2), 55-62, 2021-02-15

    <p>文化財である版木の汚染カビについて,低エネルギーX線による殺菌効果を検討した。ベトナム阮王朝の版木から分離されたカビの中で,最も放射線抵抗性の株はCladosporium sp.であった。用いたX線 F1(1 mm アルミニウム フィルター装着)とF0(フィルターなし)の版木表面における線量率は,1.14 及び4.64 kGy/hであった。版木の中心部(表面からの深さ8.5 …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献10件

  • 8.2.4 高LET領域における酸素効果

    伊藤 敦, 平山 亮一 RADIOISOTOPES 68 (10), 709-714, 2019-10-15

    <p>低LET放射線の生物作用でよく知られた酸素による増感効果が高LET放射線では低下するという現象は,がん組織の低酸素分画の制御の点で強く期待されている。HIMACでは実際のがん患者を対象とした臨床研究から酸素効果低下のメカニズムなどの基礎研究まで幅広く行われている。本解説では特に基礎研究の中から,低酸素下でのDNA損傷の性質,酸素効果低下を説明するモデルとその実験的検証の試みについて紹介する…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献20件

  • 原子力化学における核種分離及び同位体分離へのイオン交換の応用

    鈴木 達也 日本イオン交換学会誌 30 (3), 33-38, 2019-09-30

    ...<p>原子力工学分野では,核分裂・核融合に係わらず,種々の化学的な操作が必要とされており,これら原子力工学分野における化学は原子力化学(Nuclear Energy Cheimistry)と総称されるが,その中で核種分離や同位体分離は,核燃料サイクルや炉化学等で欠かせないものである。...

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  • 食品照射の海外動向

    久米 民和, 等々力 節子 RADIOISOTOPES 68 (7), 469-478, 2019-07-15

    <p>食品照射の海外動向について,2017年の実施状況をまとめた。総処理量は中国の550,000トンが最も多く,次いでベトナムの110,000トンであり,世界の食品照射は急速に拡大している。検疫を目的とした新鮮果実・野菜の照射処理では,米国がメキシコなどから31,000トン輸入している。アジア・オセアニア諸国では米国への輸出だけでなく,オーストラリアやベトナムなど地域内での照射農産物の相互の輸出…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献3件

  • Fe<sub>2</sub>Zrの熱的及び機械的性質

    岡田 大輔, 石井 大翔, 大石 佑治, 牟田 浩明, 黒崎 健 日本原子力学会和文論文誌 18 (1), 37-42, 2019-03-01

    <p> Following the accident at the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant in 2011, fuel debris formed in the reactor. It is important to understand the thermal and mechanical properties of the fuel …

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  • 粒径制御による多結晶 Al<sub>3</sub>V の格子熱伝導率の低減

    梅田 亮, 熊谷 将也, 桑原 慎平, 大石 佑治, 牟田 浩明, 黒﨑 健 日本熱電学会誌 15 (2), 81-84, 2018-12-21

    Although Al<sub>3</sub>V exhibits relatively high power factor, its lattice thermal conductivity (<i>κ</i><sub>lat</sub>) is high, leading to a <i>zT</i> of~0.1 at 1073 K for doped samples [M. …

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  • CeO<sub>2</sub>を母材とするCsI含有模擬燃料の作製と性状評価

    髙松 佑気, 石井 大翔, 大石 佑治, 牟田 浩明, 山中 伸介, 鈴木 恵理子, 中島 邦久, 三輪 周平, 逢坂 正彦, 黒崎 健 日本原子力学会和文論文誌 17 (3-4), 106-110, 2018-12-01

    <p> Following the accident at the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant in 2011, radioactive nuclides caused serious contamination. In particular, cesium (Cs) and iodine (I) are the most important …

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  • 和歌山平野の3次元地下構造モデル構築と中央構造線断層帯による強震動予測

    上林 宏敏, 大堀 道広, 川辺 秀憲, 釜江 克宏, 山田 浩二, 宮腰 研, 岩田 知孝, 関口 春子, 浅野 公之 日本地震工学会論文集 18 (5), 5_33-5_56, 2018

    <p>和歌山平野における反射法探査と重力探査情報から,基盤岩上面深度とP波速度の空間分布を推定した.次に,同平野と似た堆積環境である大阪平野・京都盆地における既存の深層ボーリングデータから導出した物性値(P波速度,S波速度及び密度)間の関係式を用いて,主に菖蒲谷層からなる堆積層のS波速度及び密度の分布を推定した.さらに,既存の浅層ボーリングデータに基づき沖積層厚さ分布を推定した.これら3つの推定…

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  • 拡大投影型軟X線顕微鏡での像修正におけるノイズ除去の効果

    Jamsranjav Erdenetogtokh, 久下 謙一, 伊藤 敦, 金城 康人, 椎名 達雄 RADIOISOTOPES 66 (4), 137-148, 2017

    <p>軟X線顕微鏡は,水の窓領域の軟X線を利用するため,水分を含む生体試料の観察が可能である。撮影像におけるX線フレネル回折の影響によるボケ修正は,フレネル回折・逆回折計算により行ってきたが,染色体等の低コントラスト画像では修正が不完全となるものがあった。本研究では,不完全修正にはバックグラウンドノイズが大きく影響していることを確認し,ノイズを除去することで,不完全修正画像の修正が可能となった。…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献11件

  • 今,大学における研究・教育現場から訴える

    上坂 充, 中島 健, 佐藤 修彰, 宇埜 正美 日本原子力学会誌ATOMOΣ 59 (9), 506-509, 2017

    <p> 東京電力福島第一原子力発電所の事故が起きて6年が経過した。この間に大学等における研究炉の停止や廃止,研究施設の廃止が相次ぎ,原子力分野における基礎・基盤研究の展開に影響が懸念されるとともに,原子力分野における教育および研究環境の整備と次世代への人材育成が喫緊の課題となっている。ここでは,①研究炉に関わる研究環境と課題,②核燃・RI施設に関わる研究環境と課題,③学部・大学院に関わる教育研究…

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  • 溶融Sn-Bi合金の熱伝導率・電気抵抗率

    近藤 俊樹, 大石 佑治, 牟田 浩明, 黒﨑 健, 山中 伸介 熱物性 31 (1), 11-16, 2017

    <p>近年,排熱回収技術として潜熱蓄熱材(Phase Change Material: PCM)が注目を浴びている.この物質は物質が相変態する際の潜熱を利用した蓄熱技術であり,耐久性や蓄熱密度の高さにおいて優れている.PCMの性能の評価には,その性質上固相と液相両方の物性の把握が必要となるが,固相については多くの知見が得られているものの液相についてのデータが乏しいのが現状である.そこで本研究では…

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  • 地球科学の原子力安全への貢献

    梅田 浩司, 浅森 浩一 日本原子力学会誌ATOMOΣ 58 (2), 110-114, 2016

    ...<p> 一見,地球科学は原子力工学を代表とする実学からやや遠い印象もあるが,ウラン資源探査,原子力施設の耐震安全性,放射性物質の環境モニタリングなどといった原子力エネルギーの利用にも少なからず貢献してきた。...

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  • Fe<sub>2</sub>Bの機械的および熱的物性

    中森 文博, 大石 佑治, 熊谷 将也, 牟田 浩明, 黒崎 健, 福元 謙一, 山中 伸介 日本原子力学会和文論文誌 15 (4), 223-228, 2016

    <p> Fe<sub>2</sub>B appears to have formed in the fuel debris at the Fukushima Daiichi nuclear disaster site through the reaction between stainless steel and the control material B<sub>4</sub>C. In …

    DOI Web Site Web Site 被引用文献3件 参考文献25件

  • 外圧を受ける鏡板の座屈後限界強度

    月森 和之, 矢田 浩基, 安藤 勝訓, 一宮 正和, 安濃田 良成, 荒川 学 年次大会 2016 (0), G0300706-, 2016

    <p>In case structures form some boundary and are expected to keep some liquid or gas inside its boundary, it is very important to maintain the integrity of its boundary even if the external load …

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  • Zr-Er合金の相状態と熱・機械物性

    黒崎 健, 北野 祐樹, 大石 佑治, 牟田 浩明, 山中 伸介 日本原子力学会和文論文誌 14 (2), 123-127, 2015

    The concept of utilizing a Zr-Er alloy in high-burnup fuel claddings in light water reactors has been proposed. Er in a Zr alloy is expected to act as a burnable poison that reduces the excess …

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  • 敦賀市における放射線とリスクに関する意識調査

    篠田 佳彦, 山野 直樹 日本原子力学会和文論文誌 14 (2), 95-112, 2015

    The Fukushima Daiichi nuclear accident has led to changes in the acceptance of nuclear power in many people. The authors conducted an opinion survey of 300 adult inhabitants of Tsuruga city in Fukui …

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  • 微動アレイ観測と単点微動観測による加賀平野南部及び邑知潟平野の堆積平野速度構造モデルの検討

    浅野 公之, 岩田 知孝, 宮腰 研, 大堀 道広 日本地震工学会論文集 15 (7), 7_194-7_204, 2015

    強震動予測に必要となる堆積平野の地下構造モデルの改良、高度化に資するため、石川県加賀平野南部および邑知潟平野において、微動アレイ観測および単点微動観測を実施した。得られた位相速度分散曲線およびH/Vスペクトル卓越周期の空間分布をもとに、平野内の堆積層構造の空間変化について議論するとともに、既存の地下構造モデルとの比較を行った。加賀平野において、小松周辺では手取川扇状地以北に比べて堆積層が急激に薄…

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  • 浮遊液滴の非線形ダイナミクス

    阿部 豊, 松本 聡, 渡辺 正, 西成 活裕, 北畑 裕之, 金子 暁子, 長谷川 浩司, 田中 類比, 下西 国治, 佐々木 聡 International Journal of Microgravity Science and Application 30 (1), 42-, 2013-01-31

    It is expected to manufacture new materials with containerless processing by levitation technique. However, it is indicated that the levitated droplet with levitation technique has nonlinear …

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  • Zr 水素化物の熱的,機械的挙動に及ぼす Hf 含有量の効果

    木村 裕明, 黒崎 健, 牟田 浩明, 大石 佑治, 小無 健司, 山中 伸介 日本原子力学会和文論文誌 12 (1), 67-75, 2013

      The polycrystalline fine bulk samples of δ-phase Zr hydrides with various Hf contents were prepared and their thermal and mechanical properties were investigated. In the temperature range from …

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  • 「もんじゅ」における高速増殖炉の実用化のための燃料・材料の評価手法に関する技術開発

    松山 源基, 福元 謙一, 谷垣 考則, 佐々木 孔英 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2013s (0), 380-, 2013

    9Cr-ODS鋼についてCs,Cs-Teおよびヨウ素腐食試験を行い、FCCI腐食特性評価を行った。CsおよびCs-Te腐食はODS鋼の微細な結晶粒界を経路として進行することを確認した。また、ヨウ素腐食に関しては同じフェライト系のPNC-FMS鋼に比べて耐食性がある事が分かった。なお、ここでは前発表に示したPNC316鋼およびPNC-FMS鋼の腐食試験結果と比較し、鋼種の違いにおけるFCCI挙動に…

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  • 福島第一原子力発電所3号機の再現解析と考察

    吉田 至孝 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2013s (0), 342-, 2013

    MAAP4 を用いて福島第一原子力発電所3 号機の事故初期5 日間程度におけるプラント挙動の再現解析を実施し、炉心損傷後の原子炉水位を除く観測パラメータの再現を試みた。その結果、圧力抑制プールの成層化または原子炉冷却水の小漏洩を仮定することにより初期格納容器圧力の上昇を、炉心損傷後の原子炉冷却系からの蒸気漏洩を仮定することにより格納容器ベント後の格納容器圧力応答をよく再現できた。

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  • 先進型高速炉実用化に向けた保全技術開発

    羽木 秀樹, 福元 謙一 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2013s (0), 204-, 2013

    次世代高速増殖炉用材料として有望視されている9Cr-1Mo鋼を高温の溶融ナトリウム環境で長期間使用する際の損傷(ナトリウムとの化学反応、および鋼材の組織変化)を、走査型電子顕微鏡による組織観察と昇温脱離法による水素分析に基づいて調べた。

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  • 改良9Cr-1Mo鋼の非比例多軸低サイクル疲労強度評価

    伊藤 隆基, 福元 謙一, 羽木 秀樹, 伊藤 晃, 齋藤 大地 材料 62 (2), 110-116, 2013

    This study discusses multiaxial low cycle fatigue strength of Mod.9Cr-1Mo steel under proportional and non-proportional loadings at room and high (823K) temperatures. Strain-controlled multiaxial …

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  • 「もんじゅ」における高速増殖炉の実用化のための燃料・材料の評価手法に関する技術開発

    谷垣 考則, 福元 謙一, 佐々木 孔英 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2013s (0), 379-, 2013

    PNC316鋼およびPNC-FMS鋼についてCs,Cs-Teおよびヨウ素腐食試験を行い、FCCI腐食特性評価を行った。試験の結果、Cs腐食ではPNC316鋼に粒界腐食が進行し、PNC-FMS鋼よりも大きな腐食量が見られた。しかし、Cs-Teおよびヨウ素腐食においては安定元素であるNiを含有するPNC316鋼の方がPNC-FMS鋼よりも良好であった。

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  • PWR全交流電源喪失時の蒸気発生器内自然循環挙動

    渡辺 正, 安濃田 良成, 高野 雅仁 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2013s (0), 280-, 2013

    PWRの全交流電源喪失時に、2次系への伝熱を考えるうえで重要となる蒸気発生器内の自然循環挙動について、2012年秋の大会に続いて報告する。自然循環時に特徴的となる、出口プレナム側の圧力が入口側より高くなる条件での、伝熱管内流れの逆流、停滞、並びに入口プレナム内での混合等の3次元流動に関する基礎実験、システムコードによる解析、CFDコードによるシミュレーション等の結果を報告する。

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  • 先進型高速炉実用化に向けた保全技術開発

    福元 謙一, 竹田 敏一, 山野 直樹, 山口 勝久, 山下 卓哉 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2013s (0), 202-, 2013

    高速増殖炉の保全の確立のために、プラント保全技術タスク(1)劣化診断技術、(2)検査モニタリング技術および(3)補修技術の開発成果を踏まえ、高速増殖炉における保全方式の最適化、保全計画の策定方法を提言する。

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  • 先進型高速炉実用化に向けた保全技術開発

    大塚 裕介, 西窪 明彦, 上田 良夫, 福元 謙一 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2013s (0), 213-, 2013

    高速炉に対する配管のき裂・減肉運転中モニタリングのために、550℃の高温環境下で安定的に動作する電磁超音波センサを開発した。この電磁超音波センサは電流駆動を主体としており、高温での安定動作が見込める。本発表では、高温環境下における電磁超音波センサによる超音波特性について発表する。

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  • 液体増殖材用リチウム合金の合成手法に関する研究

    中嶋 結, 近藤 正聡 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2013s (0), 574-, 2013

    核融合炉液体ブランケットでは、燃料増殖材としてリチウム、またはリチウム合金の使用が考えられている。現在、使用が考えられているリチウム合金として鉛リチウム合金、リチウム錫合金の2つが挙げられている。特に鉛リチウム合金はPb-17at.%Li、リチウム錫合金はSn-20at.%Li比率のものが期待されている。これらの合金の合成手法に関して、複数の方法により合成実験を実施し、考察した。特に合成時の注意…

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  • 福島原発事故が教えるもの

    畑村 洋太郎 日本原子力学会誌ATOMOΣ 55 (1), 24-28, 2013

    ...この事故から学ぶべきこととして失敗の道と成功の道を検証すること,起こり得ることを考えてそこから逆に何が必要かを考えること,原子力の利用を続けるならば危険なものという前提で考えること,また原子力工学関係者への期待,などを記述した。</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献1件

  • 毛髪のカルシウム含量と酸化状態のサブミクロン顕微マッピング

    伊藤 敦, 井上 敬文, 竹原 孝二, 瀧 慶暁, 篠原 邦夫 X線分析の進歩 43 (0), 161-167, 2012-03-31

    <p>健常人女性のブリーチ処理毛髪について,毛根から一定距離の部位でのCa分布を高分解能密着顕微鏡と高感度マイクロビーム蛍光X線マッピングの手法によって求め,シスチンの酸化度(システイン酸の生成)との相関を調べた.その結果シスチンの酸化が進んだ試料は,よりCaが多く蓄積する傾向が明瞭であった.また,酸化は周辺部から進み,Ca蓄積はそれに並行しているようにみえた.さらに極端に酸化が進むと毛髪全体に…

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  • 双積分球光学系と逆モンテカルロ法を用いた組織の可視・近赤外域光学特性値算出システムの開発とその評価

    本多 典広, 石井 克典, 南條 卓也, 粟津 邦男 日本レーザー医学会誌 32 (4), 421-428, 2012

    組織の光学特性値を算出する為,双積分球光学系と逆モンテカルロ法を組み合わせた光学特性値算出システムを開発し,システムの精度を検討した.吸収物質としてヘモグロビンを,散乱物質として脂肪乳剤やラテックス粒子等を混ぜた試料を用いて,波長350 ~2000 nm において開発した光学特性値算出システムを評価した.算出した吸収係数は試料中の吸収物質の濃度とともに増加し,換算散乱係数の実測値と理論値との相対…

    DOI 医中誌 被引用文献4件 参考文献26件

  • 大気圧アルゴン・プラズマジェットを用いた大腸菌の殺菌

    桑畑 周司, 熊澤 栄作, 大山 龍一郎, 伊藤 敦 表面科学学術講演会要旨集 32 (0), 99-, 2012

    大気圧アルゴン・プラズマジェットを大腸菌の殺菌に応用した。シャーレ内の寒天培地上の大腸菌に2秒間プラズマジェットを照射すると、大腸菌は殺菌されることがわかった。プラズマジェットに対する熱電対を用いた温度測定やマルチチャンネル分光器を用いた発光測定、サーモグラフィを用いたプラズマ照射中の温度変化観察、走査型電子顕微鏡を用いた大腸菌の形状の変化の観察などから、殺菌原因の検討を行った。

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  • 「ふげん」の大型機器を対象とした最適解体シナリオの検討について:

    芝原 雄司, 手塚 将志, 泉 正憲, 森下 喜嗣, 立花 光夫, 柳原 敏, 有田 裕二 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2012f (0), 650-, 2012

    現在,合理的な原子力施設の廃止措置計画の検討の為に,「ふげん」の廃止措置を対象としたプロジェクト管理データの計算と最適な解体シナリオの選定方法について検討している.本研究では,「ふげん」第1・2給水加熱器の解体作業を対象とし,複雑な解体シナリオを評価できる管理データの評価式の構築を行い,多基準意志決定評価手法により管理データ等を評価基準として最適な解体シナリオを評価する手法の検討を行った.<br>

    DOI

  • 「ふげん」の大型機器を対象とした最適解体シナリオの検討について

    芝原 雄司, 手塚 将志, 泉 正憲, 森下 喜嗣, 立花 光夫, 柳原 敏, 有田 裕二 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2012s (0), 644-644, 2012

    現在,合理的な原子力施設の廃止措置計画の検討のために,「ふげん」の廃止措置を対象としたプロジェクト管理データの計算と最適な解体シナリオの選定について検討を行っている.本研究では,最適な解体シナリオの選定にAHPを適用し,解体シナリオに対する各プロジェクト管理データの重要度の影響について検討した.

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  • 核融合炉液体ブランケットの液体金属流動場におけるヒートパルス流速測定法に関する研究

    柴野 恭平, 近藤 正聡, 室賀 健夫 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2012f (0), 668-, 2012

    核融合炉ブランケットでは液体金属(リチウム、リチウム合金、溶融塩)を燃料増殖材として利用することが検討されている。ブランケットでは低流速の条件で液体増殖材を流動させる設計が提案されているが、400℃以上で低流速の条件で使用される流速測定法が限られている。そこで、液体金属流動場におけるヒートパルス流速測定法に関する研究を実施した。液体金属が700程度のレイノルズ数の条件で流れる1/2インチの配管に…

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  • 液体金属鉛リチウム静止場における低放射化フェライト鋼の腐食特性に関する研究

    近藤 正聡, 餅原 崚, 室賀 健夫 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2012f (0), 669-, 2012

    鉛リチウム合金(Pb-17Li)は、核融合炉の液体燃料増殖材として期待されている。しかし、構造材料との共存性が課題である。そこで、本研究では、候補構造材料である低放射化フェライト鋼とPb-17Liの共存性を明らかにするために、250時間から3000時間の静止場条件の腐食試験を実施した。実験の結果、腐食による試験片の重量減と鋼材表層におけるCrの溶出が生じていることが明らかになった。鋼材表層におけ…

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  • 改良中性子源増倍法によるもんじゅ炉心の未臨界度評価

    ファン ローイエン ウィレム, トリュチェ ギヨーム, 島津 洋一郎, 山口 勝久 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2012s (0), 234-234, 2012

    改良中性子源増倍法により2010年に行われたもんじゅの性能試験時データを用いて、未臨界度評価を行い、実測値と比較を行った。

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  • 先進型高速炉実用化に向けた保全技術開発

    才田 一幸, 西本 和俊, 福元 謙一 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2012s (0), 192-192, 2012

    高速増殖炉用316FRステンレス鋼の溶接高温割れ感受性をバレストレイン試験により評価した。316FRステンレス鋼溶接金属のミクロ組織を解析した結果、δフェライト量は3~4%程度であり、オーステナイト初晶凝固であることが明らかとなった。バレストレイン試験により316FRステンレス鋼溶接金属に発生した高温割れは、いずれも凝固割れであることが確認された。316FRステンレス鋼の凝固割れ感受性(凝固脆性…

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  • OECD/NEA ROSA-2プロジェクト

    石垣 将宏, 渡辺 正, 竹田 武司, 中村 秀夫 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2012f (0), 243-, 2012

    PWRの片側の蒸気発生器(SG)二次側の冷却材が喪失した状態で,健全SGによる自然循環による冷却についてLSTFを用いて実験を行った.異常SG内ではU字管群の温度分布により逆駆動力が発生し,自然循環を阻害する.駆動力と逆駆動力の共存下で,自然循環による冷却が維持できるかについて検証を行い,詳細な熱水力挙動を調べた.

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  • JENDL-4.0核データに基づくもんじゅの不確かさ評価

    タマニョ ピエル, ファン ローイエン ウィレム, 竹田 敏一, 此村 守 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2012s (0), 164-164, 2012

    ERANOS解析コードのためのJENDL-4.0核データに基づく断面積ライブラリを作成した。高速炉もんじゅの2010年再臨界における炉心の感度係数を計算して、不確かさ評価を実施した。

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  • 生体組織の散乱係数誤算出におけるMie散乱及びRayleigh散乱を用いた補正

    南條 卓也, 石井 克典, 本多 典広, 粟津 邦男 日本レーザー医学会誌 32 (4), 429-436, 2012

    光学特性算出において高吸収波長域における散乱係数の誤算出が確認されており,吸収が強い波長域での正確な散乱係数は得られておらず,未だ本質的な解決に至っていない.本研究では,生体組織の誤算出した散乱係数を改善することを目的とし,物理モデルを用いた散乱係数の補正法の検討を行った.具体的には,双積分球光学系とinverse Monte Carlo …

    DOI 医中誌 被引用文献2件 参考文献38件

  • 波長350~1000 nm 帯の光学特性に基づく椎間板ヘルニア髄核組織ファントムの開発

    井上 惇, 石井 克典, 伊東 信久, 本多 典広, 寺田 隆哉, 粟津 邦男 日本レーザー医学会誌 32 (4), 375-381, 2012

    椎間板ヘルニアのレーザー治療において使用されている様々な波長の治療効果を<i>in vitro </i>照射実験系で定量的に評価することを目的として,ヒト椎間板ヘルニア髄核組織と等価の光学特性値を持ち,製作および取扱いの簡便なファントムの開発を行った.本ファントムは,ゼラチン,蒸留水,エラスチン及び脱脂粉乳を原料としており,波長350 〜1000 nm …

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献29件

  • ヨウ素と高速炉被覆管における化学的相互作用の基礎研究

    松山 源基, 福元 謙一, 谷垣 孝則, 宇埜 正美, 佐々木 孔英 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2012f (0), 381-, 2012

    高速増殖炉燃料被覆管材には核分裂生成物の1つであるヨウ素が被覆管成分と反応物を形成し燃料へ移行され、被覆管が減肉することが報告されている。この腐食作用は蒸気輸送理論が実験により確認されているが、多くの環境因子が影響するため、評価が難しい。本研究では単純な系でヨウ素を用いた被覆管材の炉外腐食試験を実施し質量移行量を検証した。特に本研究では改良型SUS316鋼、ODSフェライト鋼、PNC-FMS鋼、…

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  • 高速炉燃料被覆管材のCs-Te腐食に及ぼす酸素ポテンシャルの影響

    谷垣 考則, 福元 謙一, 松山 源基, 宇埜 正美, 佐々木 孔英 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2012f (0), 382-, 2012

    高速炉燃料の経済性を向上させるために燃料-被覆管化学的相互作用(FCCI)の抑制は重要な課題である。本研究では次世代高速炉燃料被覆管材として考えられているフェライト系材料に対してCs-Te腐食試験を行い、FCCIの重要なパラメータである酸素ポテンシャルと腐食の関係について調査した。使用した試料はPNC-FMS鋼(30mm×3.7mmφ)、模擬FPはCs:Te=1mol:1mol、温度は650℃、…

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  • 核融合炉ブランケット液体増殖材の沸点評価に関する研究

    中嶋 結, 近藤 正聡 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2012f (0), 667-, 2012

    核融合炉の液体燃料増殖材は燃料増殖に限らず、冷却、遮蔽の機能を有する。液体増殖材が沸騰すると、それらの機能が低下する可能性があるが、液体増殖材の沸点に関する情報は限られている。本研究では、まず純金属(Li,Pb,Sn)の沸点について圧力をパラメーターとした蒸気圧曲線から求めた。更に熱力学的な関係式により、鉛リチウム合金、リチウムスズ合金について、リチウム比と圧力をパラメーターとした沸点を得た。

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  • 陽電子による大環状ポリエーテルの解析

    誉田 義英, 芝原 雄司 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2012f (0), 115-, 2012

    申請者らはこれまで陽電子消滅法を用いて大環状ポリエーテルの構造解析を行っており、環径とオルソポジトロニウム寿命との間によい相関があることを見出している。現在、同位体の捕集効果と関連して、温度や水の存在が化学構造に与える影響を陽電子を用いて調べており、講演ではこの結果について報告する。

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  • 「もんじゅ」における高速増殖炉の実用化のための核設計手法に関する技術開発

    島津 洋一郎, 山野 直樹, 竹田 敏一, ファン ローイエン ウィレム 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2012s (0), 210-210, 2012

    炉心核設計手法に関す技術開発において、実用炉の大型炉心に適用できる、高精度、高速解析が可能な3次元動特性解析コードの開発を行っている。核的な解析のみならず、温度反応度フィードバックも考慮できる。

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  • 「ふげん」実機材を用いた2相ステンレス鋳鋼の熱時効脆化に関する研究

    野際 公宏, 鬼塚 貴志, 武内 伴照, 阿部 輝宜, 榊原 安英, 堀江 薫, 中村 孝久 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2012f (0), 319-, 2012

    現在、我々のグループでは廃止措置が進められている「ふげん」実機材を活用し、高経年化調査研究を進めている。本研究では、「ふげん」にて使用された2相ステンレス鋳鋼の熱時効脆化について、機械特性試験及び微細組織評価の観点から、275℃という実機環境における熱時効の影響の調査を行い、脆化予測式の妥当性について検討を行った。<br>調査対象部材は再循環ポンプケーシングや下部ヘッダ逆止弁、注水弁などである。…

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  • α-Ag<sub>9</sub>GaTe<sub>6</sub> の熱電特性

    首藤 将彰, 黒崎 健, 大石 佑治, 牟田 浩明, 山中 伸介 日本金属学会誌 76 (8), 504-507, 2012

      The efficiency of thermoelectric device is determined by the material's thermoelectric figure of merit <i>ZT</i>=<i>S</i><sup>2</sup>σ<i>T</i>/κ. Therefore, low thermal conductivity κ is essential …

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 原子力人材育成の現状と課題1

    工藤 和彦 日本原子力学会誌ATOMOΣ 54 (11), 707-710, 2012

    ...また,原子力工学に関する教育を行ってこの分野に専門の人材を供給してきた大学(大学院)への学生の入学・就職状況にも深刻な影響が出ていると聞く。本特集は,1F事故を背景にした原子力人材育成についていろいろな角度から解説することを企画したものであり,今回は大学,産業界,文科省(産・官・学)における原子力人材育成への取組と現状を紹介する。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献4件

  • 線質及び生育条件が放射線感受性に与える影響

    酒井 真理, 鹿園 直哉, 粟津 邦夫 日本放射線影響学会大会講演要旨集 2011 (0), 269-269, 2011

    放射線による生物影響を知ることは, 被曝の影響や放射線治療の治療効果を知る上で重要である. 線種やLETが異なると, その損傷・修復過程の違いから, 放射線影響にも違いが出ると考えられる. そこで本研究ではX線と高LET He線(LET = 89 keV⁄μm)を用いて, 生育条件の違いによる生物影響についての検討を行った.<br>実験には大腸菌野生株(CSH100)及び<i>recA</i>修…

    DOI 医中誌

  • 原子炉圧力容器鋼モデル合金の格子欠陥形成における溶質元素の影響

    村上 健太, 岩井 岳夫, 片野 吉男, 岩田 忠夫, 鬼塚 貴志, 阿部 弘亨, 関村 直人 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2011s (0), 504-504, 2011

    原子炉圧力容器の中性子照射脆化の主因である溶質原子クラスターは、カスケード損傷過程において核形成することが示唆されている。本研究は、低温イオン照射実験によって、8種類の原子炉圧力容器モデル合金中にカスケード損傷を導入し、溶質元素による欠陥形成挙動の違いを明らかにする。1MeV H+イオンと、2.8MeV C+イオンを12Kで照射し、欠陥量を電気抵抗法と陽電子消滅法で測定した。

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  • ファイバ伝送を用いたLIBS水素濃度定量分析に関する研究(1)

    村上 清貴, 青木 裕介, 仁木 秀明, 香川 喜一郎, 福元 謙一 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2011s (0), 489-489, 2011

    軽水炉燃料被覆材の水素脆化予防策のために金属中の局所的な水素濃度やその分布を迅速に評価する手法の開発が望まれている。我々は、材料にレーザー照射することにより誘起されるプラズマの発光スペクトルから水素分析する手法を開発してきた。特にLIBS(Laser-Induced Breakdown Spectroscopy)水素分析の高度化するために、可搬型水素分析装置の実用化を目指し、これまで行ってきた空…

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  • Mo-Ru-Rh-Pd 合金の酸化挙動

    菅原 徹, 黒崎 健, 大石 佑治, ユスフ エクバル, 正平 祐亮, 牟田 浩明, 山中 伸介, 駒嶺 哲, 福井 寿樹, 越智 英治 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2011s (0), 454-454, 2011

    原子炉照射下で観察されるMo-Tc-Ru-Rh-Pd合金は,再処理過程の硝酸に溶解することなく不溶解残渣として存在する.本研究では,不溶解残渣模擬物質としてMo-(Mn, Re)-Ru-Rh-Pd合金を合成し,それらの物性を相状態とともに詳細に調査した.

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  • 燃料ペレットの熱伝導度評価技術の高度化

    村上 幸弘, 宇埜 正美 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2011s (0), 449-449, 2011

    照射済ペレットのホットセル内での熱伝導度測定を想定し、ホットディスク法によるペレット全体の熱伝導度評価を試みている。今回は、CeO2等を模擬物質とした中実ペレットに加え、中空ペレットの測定を行った。

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  • 「ふげん」を対象とした大型機器の最適解体シナリオの検討について

    手塚 将志, 泉 正憲, 芝原 雄司, 森下 喜嗣, 立花 光夫, 柳原 敏, 有田 裕二 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2011f (0), 696-696, 2011

    合理的な原子力施設の廃止措置には、様々な解体シナリオを想定し、それらの比較検討が必要になることから、原子力機構と福井大学は、共同で大型機器の最適解体シナリオの検討を始めた。ここでは「ふげん」の大型機器である給水加熱器の解体実績値の取り纏めを行った。

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  • 「ふげん」を対象とした大型機器の最適解体シナリオの検討について

    柳原 敏, 有田 裕二, 石神 努, 芝原 雄司, 森下 喜嗣, 立花 光夫 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2011f (0), 698-698, 2011

    合理的な原子力施設の廃止措置の検討には,プロジェクト管理等の分野で適用される多基準意思決定法などの手法の適用が考えられる.この方法では幾つかの解体作業シナリオの設定とそれに関連するプロジェクト管理パラメータ(人工数,廃棄物量など)の評価,また,それらの比較による最適シナリオ選定の手順が採られる.本研究では,「ふげん」の大型機器の解体作業を対象にして多基準意思決定法の適用性について検討した.

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  • レーザ共鳴イオン化質量分析法を用いた高速炉用FFDLの高度化(その3)

    青山 卓史, 伊藤 主税, 岩田 圭弘 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2011f (0), 231-231, 2011

    もんじゅの破損燃料位置検出法(FFDL)へのレーザ共鳴イオン化質量分析法(RIMS)の適用を想定した条件下において、RIMSによるタグガスの同位体比測定誤差を評価し、RIMSがもんじゅの破損燃料位置検出法に適用できる見通しを得た。

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  • 八戸工業大学における放射線実習と原子力研修

    佐藤 学, 村中 健, 阿部 勝憲 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2011s (0), 6-6, 2011

    ...平成22年度より大学院においても専攻横断型の原子力工学専修コースを開始し、経済産業省支援による「原子力地域人材プログラム」を実施している。学部学生に対するこれまでの実績を元に、より進んだ放射線実習を含むカリキュラムを実施している。管理区域に立ち入る実習も行ったのその教育効果について報告する。...

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  • 高速増殖原型炉「もんじゅ」での放射性腐食生成物の移行沈着挙動の評価 (2)

    松尾 陽一郎, 宮原 信哉, 泉 佳伸 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2011s (0), 523-523, 2011

    高速増殖炉での放射性腐食生成物(CP)の移行挙動の評価は、メンテナンス時の被ばく管理や被ばく低減のために重要である。前報では高速増殖炉のCP移行評価コードPSYCHEを用いて、「もんじゅ」1次冷却系でのCP沈着密度分布の予測解析について報告した。実測値との比較をもとにした補正係数を必要とする従来のモデルの課題を指摘し、その解決のための粒子状CP移行の考慮の必要性について言及した。本報では、運転経…

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  • 先進型高速炉実用化に向けた保全技術開発

    福元 謙一, 竹田 敏一, 山野 直樹, 山口 勝久, 山下 卓哉 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2011f (0), 200-200, 2011

    本シリーズ発表では、高速増殖原型炉「もんじゅ」及び実用化段階の高速増殖炉の健全性の確認・維持・向上を図るため、機器配管の高応力部や溶接部で予想されるクリープ疲労損傷や溶接割れ等の経年劣化を対象に、1) 劣化診断技術、2) 検査モニタリング技術及び3)補修技術を開発し、4)高速増殖炉の保全評価手法を構築する等の福井大で行われているもんじゅ特進事業について説明する。この研究により高速増殖炉環境におけ…

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  • 低温照射バナジウム合金の低温熱時効による塑性回復の研究

    岩崎 将大, 福元 謙一 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2011s (0), 714-714, 2011

    低温で中性子照射された低放射化バナジウム合金の熱処理を行い、照射硬化を低下・緩和させるための最適熱処理条件について探索する。熱処理に伴う照射組織の回復過程と機械的性質の修復の相関性について調べ、照射による脆化・硬化などの材料劣化からの回復・修復を行う熱処理条件を明らかにする。HFIR、ATRなどで100℃から300℃で0.1dpa~数dpa程度の中性子照射を行った試験片に500℃で最大72時間の…

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  • 粒子分散によるMOX燃料の熱伝導向上(1)

    城下 明之, 有田 裕二 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2011f (0), 438-438, 2011

    高速炉におけるMOX燃料の中心温度上昇を抑制するために、熱伝導率の高い微粒子を燃料中に分散させることを検証した。粒子分散させたMOX燃料中の熱伝達シミュレーション計算により一定の効果があることがわかった。

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  • 福島原発事故を多角的に振り返るための大学院生向け国際サマースクール実施報告

    寿楽 浩太, 安 俊弘, 長崎 晋也, ジェンセン ミカエル, カーソン キャスリン 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2011f (0), 4-4, 2011

    ...そこで、今年度の国際サマースクールは同事故についての技術的、社会的、倫理的等、様々な側面からの多角的な振り返りをテーマにした内容とし、講師陣と参加学生のインタラクションを通して、今後の原子力工学分野が向かうべき方向性、原子力工学者が果たすべき役割等を議論した。...

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  • 高速増殖炉被覆管用SUS316鋼に及ぼすセシウムとヨウ素の腐食反応過程

    大嶋 朋裕, 福元 謙一, 宇埜 正美, 佐々木 孔英, 松山 源基 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2011f (0), 449-449, 2011

    高速増殖炉の高燃焼度環境下において燃料から発生する核分裂生成物と燃料被覆管の高温環境下での反応過程は腐食挙動を評価する上でその反応過程を理解しモデリング化することは重要である。本研究では各種核分裂生成物(セシウム、ヨウ素など)と被覆管材料のSUS316鋼を高温熱時効試験を各種パラメータの環境で行い、FCCIパラメータの取得によるメカニズムについて明らかにする。 …

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  • コーティングを施したZr合金の耐食性評価

    杉山 祥崇, 牟田 浩明, 黒崎 健, 大石 佑治, 山中 伸介 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2011f (0), 458-458, 2011

    被覆管の腐食によって形成される酸化膜は、腐食を抑制するが、腐食が進行すると割れてしまうことが知られている。本研究では、Zr合金の表面にゾルゲル法により、ZrO2のコーティング膜を形成させ、この試料の腐食挙動をFE-SEMによる断面観察によって評価した。

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  • バランシング領域分割法を用いた大規模並列アコースティック流体-構造連成解析

    南 さつき, 河合 浩志, 吉村 忍 理論応用力学講演会 講演論文集 60 (0), 220-220, 2011

    ...アコースティック流体-構造連成解析は古くから原子力工学や海洋工学など多くの工学分野で研究され,人工物の設計や現象の理解に利用されている.しかし,より高精度な解を予測するには,より広範囲の解析やより細かいメッシュの作成など,大規模な解析モデルが必要となってくる.そこで,本研究では並列有限要素法の有効な手法の一つとしてこれまで様々な分野で研究されてきたバランシング領域分割(Balancing Domain...

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  • 模擬燃料/FP(Cs,I)/高速炉被ふく管316鋼の化学的相互作用(1)

    大嶋 朋裕, 松山 源基, 木村 宏光, 佐々木 孔英, 福元 謙一 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2011s (0), 478-478, 2011

    次世代高速炉では燃料燃焼度を高めることによって経済性向上を目指しているが、高燃焼度化に伴うFPと燃料被覆管の化学的および物理的相互作用により燃料被覆管の劣化損傷が危惧される。本提案では、燃料被覆管中の各種FPの質量移行挙動を模擬燃料を用いて調べる。高速炉燃料と被ふく管の化学的相互作用に関する炉外試験を、模擬燃料/模擬FP(Cs,I)/高速炉被ふく管材料(SUS316鋼)の複合試験体を用いて熱時効…

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  • 燃料ペレットの熱伝導度評価技術の高度化

    宇埜 正美, 村上 幸弘 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2011s (0), 448-448, 2011

    照射済ペレットのホットセル内での熱伝導度測定を想定し、光サーモリフレクタンス法によるペレット中の析出相の熱伝導度評価を試みている。今回は、CeO2模擬燃料、BaCeO3およびBaMoO4を模擬析出相としたペレットの光サーモリフレクタンス法測定を行った。

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  • 「ふげん」を対象とした大型機器の最適解体シナリオの検討について

    芝原 雄司, 手塚 将志, 森下 喜嗣, 立花 光夫, 柳原 敏, 有田 裕二 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2011f (0), 697-697, 2011

    給水加熱器の最適な解体シナリオを検討するために,実際の解体手順に基づいて様々な想定解体シナリオを検討した.次に,給水加熱器の解体実績値の評価より得られた評価モデルを基に,様々な想定解体シナリオの最適化を検討するため,管理データの予測を行った.

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  • 先進型高速炉実用化に向けた保全技術開発

    伊藤 隆基, 羽木 秀樹, 福元 謙一 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2011f (0), 201-201, 2011

    圧力容器・配管や熱交換器などをはじめ,ほとんどの構造材料は,単軸負荷より多軸負荷を受ける場合が多く,熱応力と機械的応力の重畳や複雑な負荷により応力・ひずみの主軸方向が時間的に変化する非比例負荷状態にあることが多い.これまでの多軸疲労の研究成果から,非比例負荷による著しい寿命低下が報告されており,その損傷メカニズムや寿命評価法が提案されている.しかし,これらの成果は対象材料を限定したもので,原子力…

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  • 低放射化フェライト鋼F82Hの微細組織に及ぼす焼きならし・焼き戻し熱処理温 度依存性

    坂口 智則, 井上 晃佑, 福元 謙一, 酒瀬川 英雄, 谷川 博康 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2011s (0), 718-718, 2011

    核融合炉ブランケット構造材用低放射化フェライト鋼F82Hは製鋼過程や熱処理の工夫により更なる性能向上が期待できる。F82H鋼の組織に対する熱処理の時間と温度の影響を調べることによりF82H鋼の最適な熱処理条件を探る。 焼きならし温度および焼き戻し温度を変化させたF82H鋼の硬さ、表面組織、内部組織、析出物組成に関する情報を得た。焼きならし温度の上昇に伴い残留オーステナイト相の粗大化、ラス構造の粗…

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  • 燃料ペレットの熱伝導度評価技術の高度化

    村上 幸弘, 宇埜 正美 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2011f (0), 437-437, 2011

    中空ペレットのホットセル内での熱伝導度測定を想定し、ホットディスク法によるペレット全体の熱伝導度評価を試みている。今回は、燃料模擬物質(CeO<SUB>2</SUB>)、比較用試料(BaCeO<SUB>3</SUB>)の中実ペレットおよび中空ペレットの熱伝導度と比熱を測定し、中空ペレットに対する熱物性測定へのホットディスク法適用の評価を行った。

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  • 燃料ペレットの熱伝導度評価技術の高度化

    宇埜 正美, 村上 幸弘 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2011f (0), 436-436, 2011

    照射済ペレットのホットセル内での熱伝導度測定を想定し、光サーモリフレクタンス法によるペレット中の析出相の熱伝導度評価を試みている。今回は、CeO2模擬燃料中の模擬析出相、BaCeO3およびBaMoO4の熱伝導度を光サーモリフレクタンス法により評価した。

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  • 高速炉用水素化物中性子吸収材の開発

    木村 裕明, 黒崎 健, 牟田 浩明, 大石 佑治, 山中 伸介, 小無 健司 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2011f (0), 416-416, 2011

    種々の組成のハフニウム含有ジルコニウム水素化物を作製し、不純物ハフニウムがジルコニウム水素化物の高温安定性に与える影響を評価した。

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  • CO2レーザーを用いたLIBS水素濃度分析におけるレーザー入熱の影響

    村上 清貴, 福元 謙一, 香川 喜一郎, 仁木 秀明 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2011f (0), 466-466, 2011

    原子力発電所の高経年化、高燃焼度化に伴い水素脆化が危惧されており、高い分析精度に加え、迅速かつ安全な水素濃度測定法が求められている。レーザープラズマ分光分析法(LIBS)はこれらの要求に応えられる分析法である。本研究ではTEA-CO2レーザーをLIBSに用いることにより測定下限値20ppmという非常に高精度な値が得られることを確認した。しかしながら材料中の水素分布は熱影響により不安定化することが…

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  • 福井県における原子力教育・研究開発

    竹田 敏一, 来馬 克美, 一宮 正和, 鈎 孝幸 日本原子力学会誌ATOMOΣ 53 (10), 706-709, 2011

    ...また,福井県のエネルギー研究開発拠点化計画や福井大学の国際原子力工学研究所など様々な機関による原子力研究・教育・開発の取組みが行われている。本解説では,福井県,日本原子力研究開発機構,関西電力および福井大学のそれぞれの取組みとそれらが連携した拠点化の動きを紹介する。</p>...

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  • 椎間板ヘルニア髄核組織の光学特性の算出と経皮的<BR>レーザー椎間板減圧術の最適波長に関する一考察

    石井 克典, 伊東 信久, 井上 惇, 本多 典広, 寺田 隆哉, 粟津 邦男 日本レーザー医学会誌 31 (2), 152-157, 2010

    経皮的レーザー椎間板減圧術(percutaneous laser disk decompression; PLDD)の最適波長を考察することを目的として,双積分球光学系と逆モンテカルロ法を組み合わせた光学特性算出システムを用い,ヒト椎間板ヘルニア病変組織の可視・近赤外域の吸収係数スペクトルおよび換算散乱係数スペクトルの決定を行った.正常髄核組織と比較して,椎間板ヘルニア髄核組織の換算散乱係数は,…

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献2件 参考文献22件

  • Inverse Monte Carlo法による光線力学療法前後の腫瘍組織の光学特性の算出

    本多 典広, 寺田 隆哉, 南條 卓也, 石井 克典, 粟津 邦男 日本レーザー医学会誌 31 (2), 115-121, 2010

    光線力学療法(PDT)の治療計画において,生体組織内の光の侵達度や照射線量分布を定量的に把握することは,治療成績を向上させるために重要である.生体組織内の光の侵達度は,生体組織の光学特性である吸収係数 [mm<SUP>-1</SUP>],換算散乱係数 [mm<SUP>-1</SUP>]等により理解できる.一般的に,レーザー照射により生体組織の光学特性は変化する.そこで,我々は,PDT前後の腫瘍組…

    DOI 医中誌 被引用文献4件 参考文献26件

  • トリウムを用いたBWRによる高転換炉の検討

    舟橋 佳孝, 奈良林 直, 辻 雅司, 島津 洋一郎 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2010f (0), 283-283, 2010

    原子力発電において主に用いられているウラン燃料の資源埋蔵量は100年程度で枯渇されると予想されている.そのため,高速増殖炉や溶融塩などの次世代炉の研究が進められている.本研究ではトリウムを用いたBWRによる高転換炉心の研究を行い,トリウム資源有効利用の実現に向けての炉心パラメータの最適値を検討する.

    DOI

  • METMET燃料の核特性に関する研究

    高田 祐太, 島津 洋一郎, 奈良林 直, 辻 雅司 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2010f (0), 276-276, 2010

    ロシアで開発中のMETMET燃料は,従来のUO2燃焼に比べて単位体積あたりの燃料装荷量を15-50%程度多くできることから長サイクル運転が期待できる.この特長を活かし,可燃性毒物による余剰反応度を抑制した長寿命小型炉心の成立性を検討した.

    DOI

  • 核燃料サイクル分野におけるグローバル人材育成の試み

    佐藤 修彰, 朴 光憲, 桐島 陽, 大槻 勤 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2010f (0), 26-26, 2010

    ...グローバル人材育成として、原子力工学科学生対象とした核燃料サイクル分野におけるウランの固体および溶液化学の実験プログラムを開発し、韓国原子力工学科学生を対象に実施した。...

    DOI

  • 自由液面を伴う固液混相流の数値解析

    酒井 幹夫, 茂渡 悠介, 山田 祥徳, 柴田 和也, 越塚 誠一 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2010f (0), 340-340, 2010

    ...原子力工学においても固液混相流の研究がなされ、これまでに、デブリの付着による非常用炉心冷却系の安全評価やガラス溶融炉内の白金族粒子の挙動評価などがある。原子力では、過酷な環境下での評価を要するため、数値解析によるアプローチが有用である。 本研究では、自由液面を伴う固液二相流解析手法を開発することを目的とする。本手法を回転円筒容器内の自由液面を伴う固液混相流体系に適用し、数値解析を実行した。...

    DOI

  • 高速増殖原型炉「もんじゅ」での放射性腐食生成物の移行沈着挙動の評価

    松尾 陽一郎, 長谷川 正憲, 前川 嘉治, 宮原 信哉 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2010f (0), 641-641, 2010

    放射性腐食生成物移行評価コードPCYCHEを用い、「もんじゅ」本格運転開始後から約30年間の1次冷却系でのCP沈着密度分布の予測解析を行い、CP移行沈着挙動の特徴を把握した。評価対象核種は54Mn、60Coである。計算結果として、54Mnは1次冷却系の低温側であるポンプとコールドレグに主に沈着し、一方の60Coはポンプでだけでなく高温側のホットレグにも沈着することが予測された。発表ではMnおよび…

    DOI

  • Y6WO12の物性評価

    鄭 穎, 黒崎 健, 徳島 二之, 大石 佑治, 牟田 浩明, 山中 伸介 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2010f (0), 769-769, 2010

    近年アクチニド元素含有酸化物として注目されているY6AnO12とYb6AnO12(An:アクチニド元素)と同じ結晶構造を取ることが知られているY6WO12について、単相の高密度焼結試料を作製するとともに各種熱物性・機械的特性を評価した。

    DOI

  • 高速炉用水素化物中性子吸収材の開発

    木村 裕明, 黒崎 健, 北野 祐樹, 牟田 浩明, 山中 伸介, 宇埜 正美, 小無 健司 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2010f (0), 579-579, 2010

    水素化物中性子吸収材を用いた革新的高速炉炉心の開発に資することを目的として、種々の組成のジルコニウム-ハフニウム合金水素化物を作製し、熱伝導率をはじめとする各種熱物性を評価した。

    DOI

  • レーザー分光分析を用いた水素定量分析法の表面損傷に与える熱影響

    青木 裕介, 福元 謙一, 香川 喜一郎, 仁木 秀明, 中村 孝良, 岡崎 幸基, 桑子 彰 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2010f (0), 585-585, 2010

    レーザー分光分析を用いた水素分析においてはレーザー入熱による表面損傷に及ぼす熱影響が水素分布に影響を与えることが懸念されていた。本研究ではレーザー損傷部の断面組織観察と熱伝導計算から熱影響について調べ、レーザー分光分析による熱影響が水素分布に影響を与えない条件について提案する。

    DOI

  • 被覆管中に析出する金属間化合物の特性評価

    岡田 裕史, 牟田 浩明, 栄藤 良則, 黒崎 健, 大石 佑治, 山中 伸介 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2010f (0), 597-597, 2010

    被覆管中に析出する金属間化合物について、過去その組成や大きさなどは研究されてきたが、機械的性質や酸化膜への固溶速度はほとんど研究されていない。本研究では、被覆管に析出する代表的な金属間化合物であるZr(Cr, Fe)<SUB> 2 </SUB>とZr<SUB>2</SUB>(Fe, Ni)について機械的性質(ヤング率、ビッカース硬度、熱膨張率)とZrO<SUB> 2 …

    DOI

  • SPS法による(Th,U)O<SUB>2</SUB>焼結体の作成と物性評価

    牟田 浩明, 宇埜 正美, 黒崎 健, 山中 伸介 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2010f (0), 551-551, 2010

    (Th,U)O2粉末を合成し、放電プラズマ焼結(SPS)法による焼結体の作成を行った。いずれも90 %T.D.以上の試料が焼結温度1873 K、40分程度の焼結で得られた。常圧焼結法と比較して容易に高密度の試料が得られている。作成した焼結体について比熱容量、熱拡散率、熱膨張率、ビッカース硬度、音速等の測定を行った。特に比熱容量についてはおよそ2 …

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  • DNAの2本鎖切断に関する数理生物学的考察

    税所 康正, 伊藤 敦 日本放射線影響学会大会講演要旨集 2010 (0), 86-86, 2010

    本研究ではDNAの二重鎖にランダムにできた1本鎖切断から2本鎖切断が生成される場合について,切断数と切断場所を表現する確率変数を設定することによって,2つのタイプの数理モデル(Poisson 分布モデル,2項分布モデル)を構築し,数学的に厳密に2本鎖切断数の全切断数に対する比の線量依存性の導出を試み,考察を加えた。<BR>  まずPoisson 分布モデルでは,各DNA鎖の長さを …

    DOI

  • 常陽炉Na雰囲気下照射したバナジウム合金照射クリープの照射線量依存性

    岩崎 将大, 福元 謙一, 鳴井 実, 山崎 正徳, 松井 秀樹 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2010f (0), 910-910, 2010

    常陽炉でナトリウム雰囲気下で中性子照射を行ったバナジウム合金の照射下クリープについて調べた。内圧クリープ管を使った照射下クリープにおいて計10条件の照射クリープ試験を行い450℃と600℃における照射クリープの照射線量依存性について明らかにする。

    DOI

  • 粒子線照射による生体影響とDNAへの効果の基礎的研究

    泉 佳伸, 松尾 陽一郎, 高城 啓一, 小嶋 崇夫, 清水 喜久雄 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2010f (0), 996-996, 2010

    がん治療をはじめとして、粒子線の医学応用が急速に広がっている。本研究では高等生物のモデルとして出芽酵母を用い、高LET粒子線である炭素線及び、低LET粒子線である陽子線照射によるトラック(飛跡)構造と、それを反映する生物効果との関係の解明を目指した。 生存率の結果から、LETの上昇に伴って致死率が上昇する傾向が確認された。また、突然変異頻度はLET に依存し、陽子線照射(LET: …

    DOI

  • 管理データ評価システムのふげん廃止措置への適用性について

    芝原 雄司, 立花 光夫, 石神 努, 柳原 敏, 泉 正憲 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2010s (0), 573-573, 2010

    平成20年度「ふげん」で実施された第3・4給水加熱器室の解体撤去の中で,解体工程に掛かる人工数を対象に管理データ評価システムを用いて評価した結果,評価結果は実績値に比べて小さくなった.そこで,結果に影響をおよぼす原因を抽出するとともに,それに対する評価モデルの検討・見直しを行った.評価モデルの改良等により,在来工法による解体工程の人工数をより現実的に評価できる見通しを得た.

    DOI

  • Zr<SUB>2</SUB>(Fe, Ni)金属間化合物の熱物性におけるSi添加の影響

    齋木 洋平, 大石 佑治, 牟田 浩明, 黒崎 健, 山中 伸介 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2010f (0), 596-596, 2010

    BWR燃料被覆管に用いられるジルコニウム合金において、添加されたSiがZr<SUB>2</SUB>(Fe, Ni)系析出物に偏在することが過去の研究から明らかになっている。本研究では、Zr<SUB>2</SUB>(Fe, Ni, Si)をアーク融解によって作製し、これらの試料について、ビッカース硬度、比熱容量、熱膨張率、融点等の測定を行った。融点は、Si濃度の増加に伴って上昇し、Siの添加によっ…

    DOI

  • アルカリ土類金属とアクチニドからなる複合酸化物の熱物性評価

    ?島 二之, 田中 康介, 黒崎 健, 大石 佑治, 牟田 浩明, 山中 伸介 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2010f (0), 559-559, 2010

    高速炉酸化物燃料中では、核分裂生成物として生成したBaとSrがアクチニド元素と酸化物析出相を形成する。その代表的な化合物としてはBaUO4やSrUO4、BaPuO3等があり、燃料の径方向中間部に析出すると考えられている。本研究ではこれらの化合物を作製し、その熱物性を評価した。

    DOI

  • 高速炉用水素化物中性子吸収材の開発

    黒崎 健, 伊東 正登, 北野 祐樹, 牟田 浩明, 山中 伸介, 宇埜 正美, 小無 健司 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2010s (0), 373-373, 2010

    水素化物中性子吸収材を用いた革新的高速炉炉心の開発に資することを目的として、種々の組成のハフニウム水素化物を作製し、熱伝導率をはじめとする各種熱物性を評価した。

    DOI

  • イオン衝撃が薄膜特性に及ぼす影響

    篠原 義明, 蒔田 晃司, 松村 義人 日本金属学会誌 74 (9), 610-613, 2010

      This study examined the effect of argon ion bombardment on the internal stress of a nickel film. As a means of expressing the effect of ion bombardment, we propose an ion bombardment parameter …

    DOI Web Site Web Site 被引用文献4件 参考文献31件

  • 「匠」たちの足跡 第1回

    毛利 嘉明 日本原子力学会誌ATOMOΣ 52 (11), 715-718, 2010

    ...<p> ㈶原子力工学試験センター(現在は(独)原子力安全基盤機構に改称)は,通産省(現;経済産業省)からの委託を受け,多度津工学試験所に世界最大の大型振動台を設け,1982年からこの振動台による試験を開始した。...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献3件

  • 福井大学における原子力教育・研究

    竹田 敏一, 泉 佳伸, 玉川 洋一 日本原子力学会誌ATOMOΣ 52 (2), 91-97, 2010

    ...<p> 福井大学では,平成16年に設立された大学院工学研究科原子力・エネルギー安全工学専攻に加え,平成21年には附属国際原子力工学研究所が開所した。この研究所は,平成23年度には原子力施設が集まっている福井県敦賀市に移転する予定であり,福井大学における研究・教育のさらなる向上を図る。...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献4件

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