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検索結果 274 件

  • 超重元素の化学――シングルアトムにもとづく極限化学への挑戦

    佐藤 哲也, 永目 諭一郎 日本物理学会誌 78 (2), 64-72, 2023-02-05

    ...この疑問には,まだ誰もはっきりと答えることができない.原子番号が大きくなるにつれ,相対論効果が原子番号の二乗とともに増大するため,原子構造が周期的な変化からずれる可能性が指摘されている.すなわち,周期律の成立そのものに疑義が生ずることとなる.</p><p>つまるところ,「地図」が正しいかどうかは,冒険者が行って確かめてくるしかない....

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  • 二重人格的研究のススメ

    神野 郁夫 放射線 48 (2), 66-72, 2023

    <p>  As a summary of my second half research activity, the energy-resolved computed tomography (CT) with a new detector system called a transXend detector and a low-noise current preamplifier VIEC …

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  • 高精度Yb同位体測定の重要性と惑星科学への応用

    日高 洋, 米田 成一 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 116-, 2023

    ...原子番号70の元素であるYbには質量数168、170、171、172、173、174、176の7つの同位体が現存する。このうち、168Ybの中性子捕獲反応断面積は、0.5~200 eVの熱中性子エネルギー領域に大きな共鳴ピークをもつことから、熱外中性子との相互作用が同位体存在度に反映されると思われる。...

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  • ランタノイドLIII吸収端XANESスペクトルの半値全幅(FWHM)に認められる系統変化の理論解析

    太田 充恒, 田中 万也 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 138-, 2023

    ...また、原子番号の増加に伴うFWHMの系統的な変化を調べたところ、LIII吸収端 XANESは2p→5d遷移に該当するにもかかわらず、4f電子に関係すると考えられる明瞭なhalf-filled effectが認められた。本講演では、このLIII吸収端XANESスペクトルのFWHMに認められる系統変化の理論解析を行った結果について報告する。</p>...

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  • 河川-海洋系におけるルビジウム安定同位体分別

    小長谷 莉未, 平山 剛大, 伊地知 雄太, 坪井 寛行, 板井 啓明, 高橋 嘉夫 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 58-, 2023

    ...<p>原子番号 37のルビジウム(Rb)は、イオン半径の大きなアルカリ金属元素であり、<sup>85</sup>Rb (72.17 %) と<sup>87</sup>Rb (27.83 %)という2つの同位体を持っている。<sup>87</sup>Rb/<sup>85</sup>Rb 同位体比の測定は、過去10年間で改善が進み、0.2 - 0.5‰の誤差での測定が可能となった。...

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  • 分子映像によって開拓する動的分子科学の新しい世界

    原野 幸治, 中室 貴幸, 中村 栄一 顕微鏡 57 (2), 59-64, 2022-08-30

    ...Total Variationノイズ除去法を適用することでSMART-EMに最適化された画質向上手法を確立し,サブミリ秒の時間分解能,サブオングストロームの位置決定精度で分子運動や化学反応の追跡を実現した.本稿では分子のシャトル運動におけるナノメカニカル挙動や原子レベルの結晶化過程の解明など,SMART-EM法を駆使した動的分子科学の展開について述べるとともに,分子科学分野への電顕の普及を目指して開発した原子番号相関分子模型...

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  • ゲート電界によるシリコンへの人工ラシュバ場の創出と制御

    白石 誠司 応用物理 91 (7), 400-405, 2022-07-01

    ...物性物理において現れるさまざまな現象において枢軸的な役割を果たす効果であり,常に大きな関心を持って研究されている効果である.SOIの応用物性への活用の一例はスピン操作であり,外部磁場は用いずにSOI由来の有効磁場だけでスピンを操作することが可能で,かつその有効磁場の強さを外部電界で制御できるため,スピンベースの素子設計自由度を向上させ新機能を付与することを可能とする.このSOIの大きさは粗い近似の下では原子番号...

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  • 電子励起の二次電子スペクトルの微細構造

    橋本 哲, 櫻田 委大, 後藤 敬典 Journal of Surface Analysis 28 (3), 161-172, 2022

    ...に対する依存性は,単一元素からなる純物質とその化合物とで,ほぼ同様であるのに対し,その他の微細構造の強度の原子番号に対する依存性は,純物質とその化合物では同じではない....

    DOI Web Site 参考文献26件

  • 液中レーザーアブレーションを用いたサンプリング法の隕石中微粒子への適用

    赤宗 舞, 中里 雅樹, 栗原 かのこ, 平田 岳史 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 189-, 2022

    ...<p>生物進化に重要な働きを演じた重元素(原子番号が鉄以降の元素)の約半数の合成に関与したr過程の起源を理解するには、プレソーラーグレインの検出及びその同位体比の測定によって合成の素過程に関する知見を引き出す必要がある。従来は使用する質量分析計のイオン化効率の観点から測定元素が制約され、r過程元素に関する知見が不十分であったため、本研究ではICP-MS法による同位体比測定を目指す。...

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  • 最新CT技術の臨床応用 ─超高精細CTとスペクトラルCTの臨床的有用性─

    町田 治彦, 西川 真木子, 苅安 俊哉, 安達 卓哉, 清水 裕太, 新井 隆弘, 福島 啓太, 山村 亘, 小柳 正道, 志賀 久恵, 大原 有紗, 五明 美穂, 横山 健一 杏林医学会雑誌 52 (3), 123-132, 2021-09-29

    ...実効原子番号画像は尿路結石の詳細な成分分析などに役立つ。杏林大学放射線科では,以上の臨床応用を積極的に行い,より良い医療の実践に努めている。</p>...

    DOI 医中誌

  • 40代からの臨床分析講義

    江川 祐哉 ファルマシア 57 (11), 1035_1-1035_1, 2021

    ...講義ではその時々の苦しさを語るあいまに、硫酸バリウムは難溶性で消化管から吸収されない、原子番号の大きいバリウムはX線を吸収しやすい、などの物理化学の話をはさむ。...

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  • LNレジンを用いたSm, Gd, Er, Ybの化学分離手法の確立

    平田 明宏, 日高 洋 日本地球化学会年会要旨集 68 (0), 86-, 2021

    ...<p>原子番号57のLaから71のLuまでの15元素から成る元素群であるランタニド元素は、放射壊変や中性子捕獲反応などにより、自然界で同位体組成が変動する元素が複数含まれるため、惑星物質中におけるそれらの同位体比を高精度に測定することには意義がある。...

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  • 重原子効果と蛍光

    花岡 健二郎 ファルマシア 57 (1), 48_1-48_1, 2021

    ...蛍光色素の分子構造中もしくはその近傍にヨウ素原子や臭素原子,金属イオンなどの原子番号の大きな原子が導入されることで,蛍光色素の発蛍光が起こらなくなる現象が見られる.通常,蛍光色素への光の照射により蛍光色素は励起一重項状態となり,基底状態へと戻るとともに蛍光を発する.しかし,原子番号の大きな原子が近傍に存在することで,電子の公転と自転により誘起された2種類の磁気モーメントの相互作用であるスピン-軌道相互作用...

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  • フェルミウム原子核で起きるユニークな核分裂――動力学模型の視点から

    有友 嘉浩, 宮本 裕也, 西尾 勝久 日本物理学会誌 75 (10), 631-636, 2020-10-05

    ...</p><p>その後,さらに陽子数が多い原子核の分裂が調べられ,対称分裂を好むものがいくつもあることがわかってきた.特に,フェルミウム(原子番号100)では,フェルミウム257から258へと中性子が1個増えるだけで非対称分裂から対称分裂へと分裂様式が大きく変わる.しかも,分裂片の質量分布が極めてシャープになるという,通常の非対称分裂には見られない特徴があり,それはウランの核分裂と異なる殻構造が支配していることを...

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  • 高エネルギー光子検出用高速シンチレータの材料開発

    越水 正典 日本物理学会誌 75 (7), 439-444, 2020-07-05

    ...単位付与エネルギーあたりの発生光子数)により決定される.また,光子が短い時間幅で発生すれば,放射線到達時刻の決定精度(時間分解能)が高くなり,なおかつ不感時間の短い検出器の構成が可能である.この特性は,シンチレーションの減衰時定数により表現される.さらには,検出効率の観点からは,計測対象とする放射線との相互作用確率が高いことも求められる.高エネルギー光子検出の場合では,これは高い密度および構成元素の原子番号...

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  • 水銀感作率の推移に関する検討

    平野 由似, 笠 ゆりな, 宇野 裕和, 大歳 晋平, 保坂 浩臣, 末木 博彦, 中田 土起丈 昭和学士会雑誌 80 (1), 29-34, 2020

    ...水銀は第12族元素に属している原子番号80の元素で,常温・常圧下で固体にならない唯一の金属である.感作能を有し,水銀体温計破損後に全身性接触皮膚炎と称される特有の皮疹を生じることが知られている.水銀の感作率および感作の原因を検討する目的で,29年間のパッチテスト結果を検討した.1990年3月より2018年6月までに昭和大学病院附属東病院,横浜市北部病院,藤が丘病院の皮膚科外来を受診し,パッチテストを...

    DOI 機関リポジトリ 医中誌

  • 同位体効果

    澤間 善成, 阿久津 和宏, 佐治木 弘尚 ファルマシア 56 (5), 431_1-431_1, 2020

    ...化合物の構成原子を同位体に置換した際に生じる化学的・物理的性質の変化を,同位体効果という.重水素は原子番号が最も小さい水素の同位体で,水素の約2倍の質量を持つため,その効果は大きく発現する.例えば,1気圧におけるH<sub>2</sub>Oの沸点は99.97℃,融点は0.00℃であるが,D<sub>2</sub>Oは101.40℃と3.82℃である....

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  • 核質量でみる新魔法数34

    道正 新一郎, 小林 幹 日本物理学会誌 74 (12), 850-855, 2019-12-05

    ...原子や原子核には,構成粒子数によって,堅固で構成粒子が取り出しにくく,反応等に対して安定な性質が規則的に現れる.複合粒子の安定性は,構成粒子に占有される準位と占有されない準位の間のエネルギー差(ギャップエネルギー)と結びついている.原子内電子の場合,第18族元素(希ガス)は電子遷移が大きなギャップエネルギーに阻まれるため,電子配置が安定で化学反応を起こしにくい.そして,このように安定な原子が規則的に原子番号...

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  • 重元素のイオン半径と水和構造に関する新しい知見

    山上, 浩志 京都産業大学総合学術研究所所報 14 113-120, 2019-07-31

    ...原子番号99 のアインスタイニウムEs の水和原子間の観測に世界で初めて放射光の分光測定で成功した。水和構造の配位数が変化しないで,これまでのアクチノイド収縮と異なったイオン半径の急激な収縮が起こっていることを発見し,この現象を「アインスタイニウム・ブレイク」と名付けた。...

    機関リポジトリ HANDLE Web Site

  • AESを利用した極低入射電圧SEM像におけるコントラスト反転現象の解明

    作田 裕介, 朝比奈 俊輔, 堤 建一, 小野寺 浩 日本表面真空学会学術講演会要旨集 2019 (0), 1P57-, 2019

    ...しかし、その組成像のコントラストは必ずしも試料の平均原子番号や密度に対応せず、従来の数kV以上の入射電圧時で得られた組成像と比べてコントラストが反転するといった現象も見られた。本研究ではAESを利用して、組成像を形成する信号量の入射電圧依存性を調べることで、これらのコントラスト反転現象の解明を試みたので報告する。</p>...

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  • 超重元素の核的性質(理論)—超重核の安定の島—

    小浦 寛之 RADIOISOTOPES 67 (6), 267-275, 2018-06-15

    ...筆者らの研究により,陽子の数が114, 中性子の数が184の閉殻性により生じる安定の島において,<sup>294</sup>Ds(原子番号110)がおよそ300年の半減期のα崩壊優勢核種という理論予測が得られている。</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献12件

  • 超重元素合成の理論—揺動散逸理論の観点から—

    和田 隆宏 RADIOISOTOPES 67 (6), 255-265, 2018-06-15

    ...<p>原子番号113番の元素がニホニウムと命名され,同時に118番までの元素名が確定した。これら超重元素の合成反応は,強いクーロン斥力の下での融合・分裂反応であり,準核分裂など従来の核反応理論では重要視されていなかった新しい特徴を持っている。本稿では,揺動散逸理論の観点から合成反応について述べる。核分裂障壁への殻補正エネルギーの寄与や融合過程のランジュバン方程式による取り扱いについて解説する。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献29件

  • MnおよびFeを含むaxiniteの精密構造解析

    北原 大太朗, 杉山 和正, 有馬 寛, 三河内 岳 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2018 (0), 72-, 2018

    ...FeとMnのような原子番号の隣り合う元素の秩序化配列がこの特性の発現に関わっていると考えられるが,遷移元素の配列と結晶の特性の関連性について議論するには,各元素の種類と分布を正確に決定する手法の開発が不可欠である.<br>そこで本研究では,XAFS 法および単結晶X 線異常散乱(AXS)法を用いて,axinite中の遷移元素の分布の詳細を決定することを目的とした....

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  • 新元素の探索

    森田 浩介 表面科学学術講演会要旨集 2018 (0), 185-, 2018

    ...原子番号が93を超える元素は全て人工合成されました。原子番号が104を超える元素は『超重元素』とよばれ、新元素の発見は新しい『超重元素』の合成とともに行われてきました。約30年に及ぶ研究の過程、実験の詳細をご紹介します。...

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  • 4f開殻重元素イオンの可視域発光スペクトルの観測

    村田 隼一, 中島 貴之, 中村 信行 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 731-731, 2017

    ...ホルミウム14価の可視領域の発光線を利用することが望ましいとされるが、無数の微細構造間における遷移の同定が困難であることから系統的理解を得るために原子番号依存性に注目してホルミウムと原子番号の近い元素の発光線を観測した。</p>...

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  • 人工元素の発見史

    若林 文高 化学と教育 65 (3), 112-115, 2017

    ...これは43番元素で,小川正孝が1908年に新元素として発表しその後消えた「ニッポニウム」の原子番号とされた位置だった。93番以上の「超ウラン元素」は,1940年以降に人工的に作られて発見された。その発見史を4つの時代に区分して追ってみた。</p>...

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  • 導電性高分子におけるスピン軌道相互作用の電気的検出

    渡邉 峻一郎, 藤本 亮, 三津井 親彦, 竹谷 純一 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 1841-1841, 2017

    ...その強さは原子番号の4乗に比例し、軽元素で構成される有機材料では圧倒的に弱いとされてきた。本講演では、導電性高分子のスピン軌道相互作用の電気的検出、および化学合成を駆使したスピン軌道相互作用の制御について報告する。</p>...

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  • Gray As(111)におけるラシュバ効果の解析

    藤原 聖基, 島 信幸, 馬越 健次, 坂井 徹 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 2540-2540, 2017

    ...<p>一般に原子番号が大きいほうがラシュバ効果は大きいことが知られている。Gray As(111)において、原子番号が小さいにもかかわらず、大きなラシュバ効果が観測されている。この原因についてラシュバ効果が生じるプロセスに注目して解析する。</p>...

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  • SEDA-AP/HITによる太陽フレアからの重イオンの観測

    上野, 遥, 松本, 晴久, 古賀, 清一, Ueno, Haruka, Matsumoto, Haruhisa, Koga, Kiyokazu 宇宙航空研究開発機構特別資料: 第12回宇宙環境シンポジウム講演論文集 = JAXA Special Publication: Proceedings of the 12th Spacecraft Environment Symposium JAXA-SP-15-012 265-269, 2016-03-11

    第12回 宇宙環境シンポジウム(2015年11月16日-18日. 北九州国際会議場 国際会議室), 北九州市, 福岡県

    機関リポジトリ

  • 小型電子ビームイオントラップによる重元素多価イオンの極端紫外分光

    加藤 弘行, 岸良 子文, Ali Safdar, Sokell Emma, Sheil John, 中村 信行 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 470-470, 2016

    ...<p>小型電子ビームイオントラップを用いてモリブデン(原子番号Z=42)およびイットリウム(Z-39)の多価イオンの極端紫外域における発光スペクトルの観測を行った。これらのイオンの極端紫外域スペクトルは、次世代リソグラフィ光源への応用が期待されており、それらの基礎データとして重要である。得られたスペクトルを理論スペクトルと比較し議論する。</p>...

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  • 希ガスマトリックス中に単離されたD2Oクラスターの赤外吸収スペクトル

    嶋崎 陽一, 山川 紘一郎, 荒川 一郎 表面科学学術講演会要旨集 35 (0), 206-, 2015

    ...赤外吸収ピークは、気相中の値に対してレッドシフトを示し、希ガスの原子番号が大きくなるにつれてシフト量が増加した。振動数シフトの希ガス種依存性から、クラスターの幾何学的構造や捕縛サイトを考察する。...

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  • 103番元素が解く,周期表のパズル

    佐藤 哲也 日本原子力学会誌ATOMOΣ 57 (11), 741-744, 2015

    ...よく知られているように,元素をある周期性をもって原子番号の順に並べたものが元素周期表である。しかし中学校の教科書にも出ているこの元素周期表は,実は未だ議論の余地を残している。</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献8件

  • 結晶X線干渉計を用いた<i>Z</i><sub>eff</sub>イメージング法の開発

    米山 明男, 竹谷 敏, 兵藤 一行, 武田 徹 応用物理 83 (9), 737-740, 2014-09-10

    ...<p>X線は波長の短い電磁波であり,サンプルを透過する際に強度に加えて位相も変化する.両者の比は元素ごとに固有の値をもつため,比からサンプルの元素に関する情報を得ることができる.本稿では,単結晶からできたX線干渉計を用いて取得した吸収と位相コントラスト像から平均的な原子番号(実効原子番号:<i>Z</i><sub>eff</sub>)の空間分布像を求める<i>Z</i><sub>eff</sub>イメージング...

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  • マンガンを用いる有機合成反応(身近な元素の世界)

    小西 英之 化学と教育 62 (5), 250-253, 2014

    ...マンガン(Mn)は周期表の真ん中やや左にあり,原子番号が鉄より1つ小さい元素であり,地球上に比較的多く存在する。主に合金や乾電池など,無機化学の分野で用いられることの多い元素であるが,有機合成反応においてもMnを用いるものが知られており,中にはMnに特徴的なものも存在する。本稿では,Mnおよびその化合物のうち代表的なものを取り上げ,それらを用いる有機合成反応について近年の使用例も含めて概説する。...

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  • 位相コントラストX線CTを用いたラット脾内構造の高精細な画像化

    江刺 聖悟, 米山 明男, Thet-Thet- Lwin, 田口 真也, 丸山 弘子, 兵藤 一行, 武田 徹 Medical Imaging Technology 32 (5), 338-341, 2014

    ...X線の発見以降,X線を用いたイメージングは医療分野をはじめ,さまざまな分野で利用されてきた.このイメージングは物体における吸収される度合いの差を利用しているが,生体の軟部組織を構成する水素,炭素,窒素,酸素などの低原子番号領域ではその差が小さく,有効な画像を作成することは難しい.近年,X線干渉計を用いた位相コントラストX線撮像装置が開発されている.従来のX線イメージングと比べ,低原子番号領域で約1,000...

    DOI 医中誌

  • 電子密度の直接測定のための基礎的研究

    岩元 新一郎, 山口 功 大阪物療大学紀要 2 (0), 9-18, 2014

    ...しかし、CT値は実効原子番号と電子密度の両方の情報を含むため、電子密度が一意的に決まらない、CT装置の線質の違いによる機種依存性が生じる、線量分布計算の手続きが複雑、ビームハードニングの影響による精度の劣化等の問題が指摘されている。一方で、近年のDual-Energy CTの普及により臨床ベースで人体組織の実効原子番号や電子密度の推定が可能となっている。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 有機反応におけるリンの利用とその実用的な応用(身近な元素の世界)

    齋藤 弘明 化学と教育 61 (12), 604-607, 2013

    ...原子番号15の元素リン。生体内ではDNA,骨,歯など様々なものを構成しており,生物にとって不可欠な元素である。生物はリンをもつ分子,アデノシン三リン酸(ATP)を活動のエネルギー源として利用している。ATPにはリン酸結合が含まれ,このリン酸結合が開裂するときにエネルギーが放出される。リンは有機合成化学でも重要であり,化学系研究室や企業ではリンを含む試薬を多<取り扱う。...

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  • 同位体の発見と分類,その利用について(同位体の化学)

    熊本 卓哉 化学と教育 61 (2), 70-73, 2013

    ...高校の教科書では,同位体どうしは,原子番号が同じであり,同一元素の属する原子であるので,化学的性質はほぼ同じと紹介されている。しかしながら,核種や利用法によって特徴のある性質を示すものがある。一昨年の原発の事故以来,放射性同位体に関する話題が喧し<,何かと悪者にされる同位体であるが,同位体の分類や性質,エネルギー源として以外の利用法について理解を深めることは重要ではないかと考えられる。...

    DOI Web Site 参考文献8件

  • 自己出力型ガンマ線検出器の開発

    大塚 紀彰, 武内 伴照, 柴田 晃, 永田 寛, 土谷 邦彦, 三浦 邦明 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2013s (0), 226-, 2013

    ...本研究では、エミッタ材として、中性子吸収断面積が小さく、原子番号の大きい鉛及びタングステンを選定し、製作性の検討、及び試作した各SPGDのCo線源によるガンマ線照射(線量率範囲:0.2-5 kGy/h)における出力特性を調べた。その結果、線量率と出力値の間に良い比例関係が成り立ち、ガンマ線検出器として使用可能なことが示された。...

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  • 希土類元素分配則におけるAIMAI効果"の再訪"

    田中 夕貴, 赤木 右 日本地球化学会年会要旨集 60 (0), 274-, 2013

    ...希土類元素は化学的性質が非常に似ており、特に原子番号の近い希土類元素については厳密に区別することができず、同じような元素として振る舞うと考えられる。ある希土類元素の挙動について、原子番号の近い別の元素の存在から受ける影響を「AIMAI効果」とし、これを共沈による沈殿形成時の分配係数のパターンを見ることで評価できると考え、La~Luの14元素を対象に本研究を行った。 ...

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  • 低速多価イオン・原子衝突における電子捕獲過程と共鳴現象 その1:He2+ +Li,Na,K 衝突系

    島倉 紀之 原子衝突学会誌しょうとつ 9 (5), 16-, 2013

    ...重粒子衝突非弾性散乱過程において形状共鳴はいまだ観測されていない.我々は,これまで,共鳴観測に供するため,量子論的緊密結合法,波束法を用いて,共鳴現象を系統的に調べる理論的研究を行ってきた.今回は,その中から特にHe2+イオンとアルカリ金属原子(Li,Na,K)という衝突系を取り上げ,これまでの理論的研究成果をもとに,形状共鳴について解説する.次回は,これ以外の衝突対を取り上げ,入射イオンの電荷依存性,原子番号依存性...

    DOI

  • 低速多価イオン・原子衝突における電子捕獲過程と共鳴現象 : その1:He^<2+>+Li, Na, K衝突系

    島倉,紀之 しょうとつ : 原子衝突研究協会誌 9 (5), 16-30, 2012-09-15

    ...重粒子衝突非弾性散乱過程において形状共鳴はいまだ観測されていない.我々は,これまで,共鳴観測に供するため,量子論的緊密結合法,波束法を用いて,共鳴現象を系統的に調べる理論的研究を行ってきた.今回は,その中から特にHe^<2+>イオンとアルカリ金属原子(Li,Na,K)という衝突系を取り上げ,これまでの理論的研究成果をもとに,形状共鳴について解説する.次回は,これ以外の衝突対を取り上げ,入射イオンの電荷依存性,原子番号依存性...

    NDLデジタルコレクション

  • 応答曲面法を利用した材料探索技術の開発

    野中 紀彦, 岩崎 富生 日本計算工学会論文集 2012 (0), 20120009-20120009, 2012-05-30

    ...しかし, アルミニウム, 銅などの材料の物性値は, 原子番号表から離散的である. ここでは材料間の物性値は連続的変化すると仮定し, 応答曲面法を適用した. 応答曲面モデルは, 2次関数近似モデルや, ニューラルネットワークの一種であるRBF(Rational Basis Function)モデルなど数多く存在する....

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  • ランタン近傍元素(I, Cs, Ba, La,Ce, Pr, Nd)の<i>L</i>γスペクトル

    林 久史, 金井 典子, 竹原 由貴, 大平 香奈, 山下 結里 X線分析の進歩 43 (0), 249-266, 2012-03-31

    ...<i>L</i>γ<sub>2</sub>ピークの<i>L</i>γ<sub>3</sub>ピークに対する相対強度は顕著な原子番号依存性を示さず,原子に対する理論値とおよそ一致した.統計精度に難はあるが,化合物の<i>L</i>γ<sub>4</sub>スペクトルを実験室でも測定できることを確認した.他元素とやや異なる性質を示したIとCeの<i>L</i>γ<sub>2,3</sub>,<i>L</...

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  • 気体のW値測定の現状と問題点

    佐々木 慎一 RADIOISOTOPES 61 (8), 415-427, 2012

    ...Wに関わるいくつかの重要な性質,例えば粒子の原子番号Zに対する依存性や気体圧力に対する依存性等,は十分に明らかにはなっていない。本稿では,W値の現状について概略し,測定における問題点について議論する。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献71件

  • 臭化タリウム半導体検出器を用いた線量計の開発

    高見 準, 人見 啓太朗, 多田 勉, 金 聖潤, 徐 源来, 石井 慶造 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2012f (0), 75-, 2012

    ...TlBrは高い原子番号と高い密度をもつことから高検出効率を示すガンマ線検出器用材料として有望な化合物半導体である。本研究ではTlBr検出器を用いた線量計を製作し、その特性の評価を行った。...

    DOI

  • TlBr結晶の電荷輸送特性の評価

    多田 勉, 人見 啓太朗, 金 聖潤, 山? 浩道, 石井 慶造 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2012s (0), 85-85, 2012

    ...TlBrは原子番号が高く,高エネルギーのX線やガンマ線の検出器材料として特に核医学への応用が期待されており,TlBrを用いた半導体PET装置の開発が検討されている.しかしながら,TlBr検出器は結晶の移動度が小さくPET装置に必要とされる時間分解能が得られていないという問題がある.そこで,TlBr検出器の時間分解能向上に向けて,キャリアのドリフト速度の印加電圧・温度依存性を調べ,検出器の時間分解能向上...

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  • Capacitive Frisch grid型TlBr検出器の評価

    人見 啓太朗, 多田 勉, 小野寺 敏幸, 徐 源来, 金 聖潤, 庄司 忠良, 石井 慶造 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2012f (0), 73-, 2012

    ...TlBrは高原子番号、高密度を持つ化合物半導体であり、ガンマ線検出器材料として有望である。本研究ではCapacitive Frisch grid型のTlBr検出器を製作し、そのエネルギー分解能の評価を行った。TlBr検出器は662 keVのガンマ線に対して1%台のエネルギー分解能を室温で示した。...

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  • Capacitive Frisch grid型TlBr検出器出力波形のデジタル信号処理

    多田 勉, 人見 啓太朗, 金 聖潤, 徐 源来, 石井 慶造 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2012f (0), 74-, 2012

    ...TlBrは原子番号がCdTeに比べて高く,高エネルギーのX線やガンマ線の検出器材料として期待され,検出器特性の向上に関する研究が行われている.プレーナ型のTlBr検出器は正孔の小さな移動度・寿命時間積によりその厚みが制限されており,大きな移動度・寿命時間積を持つ電子のみを利用したCapacitive Frisch grid型検出器の開発が近年行われている.従来検出器からの出力波形は複数のアナログ回路...

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  • 収差補正器を搭載したSTEMによる原子分解能二次電子像観察

    稲田 博実, 田村 圭司, 鈴木 裕也, 今野 充, 中村 邦康 顕微鏡 46 (2), 140-144, 2011-06-30

    ...<p>近年の収差補正技術の発展とそれに伴う高分解能化により,サブナノメートル領域の像観察,分析が多用されてきている.我々は収差補正器を搭載した電子顕微鏡の応用分野の一つとして二次電子による原子分解能像観察について研究を行った.結果,薄いカーボン薄膜上に散在したウラン微結晶と単原子からの信号を二次電子検出器で結像することができた.重いウラン原子だけでなく原子番号の小さい試料の原子カラム像も得られた....

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  • 環状明視野(ABF)STEM法の理論と応用

    柴田 直哉, フィンドレイ スコット, 幾原 雄一 顕微鏡 46 (1), 55-60, 2011-03-30

    ...<p>収差補正STEM法は,原子レベルの材料解析において極めて有力な手法である.STEM法では主に高角度散乱された電子を選択的に検出するHAADF法が用いられてきたが,HAADF法は像コントラストが原子番号に強く依存するため,軽元素と重元素の同時観察には不向きであった.最近,低角度散乱された電子を環状検出器で検出する環状明視野(ABF)法により,結晶中の軽元素を極めて明瞭に観察できることが示され,材料解析...

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献22件

  • MRI(磁気共鳴イメージング)技術の現状と今後の展望

    本間 一弘 応用物理 80 (2), 91-96, 2011-02-10

    ...<p>磁気共鳴イメージング(MRI)はNMR現象を原理とし,原子番号が奇数もしくは質量数が奇数の元素(水素,炭素,リン,など)が測定可能となる.マグネットで作られる時空間的に一定な磁場の中で,これらの元素に固有な周波数(共鳴周波数)の電波を照射すると共鳴現象を誘発する....

    DOI Web Site 参考文献21件

  • SPSによるEu添加Lu<sub>2</sub>O<sub>3</sub>およびY<sub>2</sub>O<sub>3</sub>セラミックスの作製とシンチレーション特性

    杉山 誠, 横田 有為, 柳田 健之, 伊藤 暁彦, Liqiong An, 藤本 裕, 後藤 孝, 吉川 彰 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2011F (0), 45-45, 2011

    ...Lu<sub>2</sub>O<sub>3</sub>は高い密度と有効原子番号のためにシンチレータ材料の母結晶として有望である。しかし、高融点のため単結晶の育成は非常に困難である。近年、セラミックスでも高い透明度を得られるようになり、Lu<sub>2</sub>O<sub>3</sub>のデメリットの克服が可能となっている。...

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  • 金属微粒子-酸化物界面原子構造の直接観察: TiO2(110) 表面上の白金原子の構造解析

    張 騰元, 柴田 直哉, 溝口 照康, 佐藤 幸生, 山本 剛久, 幾原 雄一 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2011F (0), 83-83, 2011

    ...これはSTEM法の有する非常に高い空間分解能、優れた原子直視性と構成原子の原子番号(Z)を反映した像コントラスト(Z-contrast)、他の研究手法との高い適合性にある。 本研究では、HAADF-STEMを用い、酸化マグネシウム(MgO)のモデル界面を作製して超高分解能原子構造解析を行った。...

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  • チアカリックスアレーンの精密認識能による超分子ランタニド錯体の自律的形成

    壹岐 伸彦, 広岡 祥一, 田中 鉄兵, 星野 仁 ホスト・ゲスト化学シンポジウム講演要旨集 2011 (0), 8-8, 2011

    ...チアカリックスアレーン(TCA)はランタニド(Ln(III))と発光性1:1錯体を形成するが,今回,錯形成挙動をHPLCにより追跡し,1:1錯体から長時間の反応を経て2:2(= Ln(III):TCA)ないし3:2の超分子錯体を形成することを新たに見いだした.これらの生成挙動は原子番号に依存し,TCAはLn(III)のイオン半径を精密に認識することが示唆された.生成した錯体のエネルギー移動発光特性と...

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  • デジタル信号処理技術を用いたTlBr検出器出力波形の処理

    多田 勉, 人見 啓太朗, 金 聖潤, 呉 艶, 山? 浩道, 石井 慶造 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2011f (0), 99-99, 2011

    ...TlBrは原子番号がCdTeに比べて高く,高エネルギーのX線やガンマ線の検出器材料として期待され,検出器特性の向上に関する研究が行われている。従来TlBr検出器からの出力波形は複数のアナログ回路を用いて処理が行われているが、その処理の自由度には限界がある。...

    DOI

  • エピタキシャル成長素過程への量子論的アプローチ(<特集>どのように結晶成長現象をモデル化するか?)

    秋山 亨, 中村 浩次, 伊藤 智徳 日本結晶成長学会誌 38 (2), 137-143, 2011

    ...近年のコンピュータの数値計算能力の向上と計算物理学的手法の進歩により,エピタキシャル成長の過程を,原子番号だけを入力パラメータとした量子論に基づく第一原理計算により解明することが可能となってきている.本稿では,第一原理計算に基づいて原子レベルでの結晶成長機構の解明を目指す最近の理論的研究を紹介し,量子論的アプローチのエピタキシャル成長素過程への適用方法について解説する.さらに,量子論的アプローチに基...

    DOI Web Site 参考文献44件

  • 炭素イオンで誘発されるバイスタンダー細胞致死効果の<I>p53</I>遺伝子依存性

    鈴木 雅雄, 鶴岡 千鶴, 劉 翠華, 金子 由美子, 北村 尚, 安田 仲宏, 村上 健 日本放射線影響学会大会講演要旨集 2011 (0), 99-99, 2011

    ...しかしヘリウムよりも原子番号の大きな核種のイオンビームによるバイスタンダー効果研究は非常に限られているのが現状である。本研究は、ヘリウムよりも原子番号の大きな、放医研HIMACでがん治療に用いられている炭素イオンに対する細胞致死効果のバイスタンダー効果誘導の違いをヒト由来の正常細胞とがん細胞で明らかにすることを目的として計画した。...

    DOI 医中誌

  • 放射線検出器用TlBr結晶の真空蒸留法による純化

    黒石 香苗, 人見 啓太朗, 多田 勉, 呉 艶, 金 聖潤, 山? 浩道, 石井 慶造 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2011f (0), 100-100, 2011

    ...臭化タリウム(TlBr)は原子番号及び密度が高く,高エネルギーのγ線に対して高い検出効率を示す化合物半導体である.TlBrの純化は一般に帯域精製法によって行われるが,帯域精製法では除去が難しい不純物元素が存在するため,本研究では真空蒸留法を試みている.今回,さらに蒸留の効率を高めるために装置の開発を行った....

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  • X-band LinacX線による2段シンチレータアレイの物質判別実験

    李 基羽, 橋本 英子, 山本 智彦, 夏井 拓也, 平井 俊輔, 上坂 充, 吉田 正樹, 中田 博之, 鎌上 則夫 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2010s (0), 102-102, 2010

    ...これで得られた二つの画像を元に数値計算を行い、ターゲット物質の原子番号を特定する。しかし、X線が安定的に供給されない場合、二つの画像による計算結果が予想の通りにならない可能性がある。ここでわれらはディテクター部の2段シンチレータアレイを提案し、1回のX線照射で二つの画像を取得する実験体系を考えた。これで2色X線にするための追加設備が要らなく、二つの画像間のずれも防げことができる。...

    DOI

  • 重イオン入射反応における中性子生成断面積の研究

    佐藤 大樹, 執行 信寛, 佐波 俊哉, 魚住 祐介, 森口 大輔, 中村 泰博, 梶本 剛, 吉岡 正勝, 上山 正彦, 古場 祐介, 松藤 成弘, 高田 真志 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2010s (0), 75-75, 2010

    ...さらに、ターゲットの原子番号に対する中性子生成量の依存性について解析した。なお本発表は、「重イオン入射反応における中性子生成断面積の研究 1(九大森口大輔)」とのシリーズ発表を希望する。...

    DOI

  • グレーレベルのシフト量に着目した硬化セメントペーストの水セメント比の推定

    Giang Hoang DANG, 五十嵐 心一 Cement Science and Concrete Technology 64 (1), 211-218, 2010

    ...セメント硬化体組織に対して実際に取得される反射電子像では、グレーレベルヒストグラムに現れる濃淡情報が、本来対応すべき平均原子番号位置と必ずしも線形的に対応しない。この点に着目して、そのグレーレベル位置のずれ(シフト量)を、画素寸法以下の空隙の存在によるものと考えた。...

    DOI Web Site

  • 液相エピタキシャル成長InSb結晶を用いた放射線検出器の開発

    佐藤 優樹, 森田 保成, 原井 智之, 神野 郁夫 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2010s (0), 100-100, 2010

    ...化合物半導体InSbは原子番号が49、 51と大きく、Si検出器の400~1000倍の検出効率が期待できる。また、バンドギャップエネルギーが0.165 eVと半導体の中で最も小さく、放射線入射により生成される電子・正孔対の数が大きくなるため、Si検出器の約2倍のエネルギー分解能となる。  今回我々は液相エピタキシャル成長法によりInSb結晶を育成し、得られた結晶から放射線検出器を製作した。...

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  • GSOシンチレータを用いた中性子検出器の開発

    林 長宏, 大河内 豪蔵, 小林 正明, 杉本 章二郎, 玉川 洋一 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2010s (0), 94-94, 2010

    ...またGSOが高密度であり、Gdの原子番号が64と大きいことから、シンチレータとして用いることによりGSOを高感度かつ高速応答の中性子検出器として利用できることが期待される。Gdは中性子捕獲後、約8MeVの励起状態となっており、基底状態に戻る際に数本の捕獲γ線としてエネルギーを放出する。...

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  • 原油中の希土類元素(REE)存在度と水‐原油間でのREEの分配

    中田 亮一, 高橋 嘉夫, 鄭 国東, 清水 洋 日本地球化学会年会要旨集 57 (0), 290-290, 2010

    ...希土類元素(REE)は主に3価の陽イオンとして存在しており,また最外殻電子数が同じであるため,相互に類似した化学的性質を持っている.一方でランタノイド収縮により,LaからLuにかけて原子番号が増えるとともにイオン半径が連続的に減少していくため,イオンポテンシャルが系統的に増加する.このような特徴から,REEの相対存在度であるREEパターンは優れた地球化学的トレーサーとして用いられている....

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  • 写真フィルムとプラスチック検出器CR-39を複合した放射線飛跡検出器を用いた重粒子線の核破砕反応による破砕片の同定

    久下 謙一, 林 賢太郎, 遠藤 雄輔, 安田 仲宏, 福島 知佳, 木村 充宏, 渋谷 寛, 長谷川 朗, 熊谷 宏, 小平 聡, 太田 周也 日本写真学会誌 72 (3), 209-213, 2010

    ...炭素イオンを用いた重粒子線がん治療における被曝線量を正確に見積もるため,重粒子線による核破砕反応を解析した.このために銀塩写真感光材料とプラスチック飛跡検出器CR39の複合飛跡検出システムを構築し,原子番号(Z)が1から6の高エネルギーイオンの同定を試みた.銀塩感光材料はプロトンのような最小荷電粒子も検出しうるが,大きいZでは電荷分離能力が低下する.一方CR-39検出器はより大きなZのイオンを弁別できるが...

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  • ジオポリマー硬化体のイオン交換特性

    上原 元樹, 磯谷 俊介, 山崎 淳司 粘土科学討論会講演要旨集 53 (0), 86-86, 2009

    ...その結果,添加したアルカリ/H<SUB>2</SUB>O比に応じて150meq/100g~300meq/100gとイオン交換能が大きくなること,そのイオン選択性はPb>Ba>Sr>K>Naと1価より2価,同一の価数なら原子番号の大きい方が大きく,一般的なイオン選択性の法則に従うことが明らかにされた。...

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  • イオン交換によるガラスの局所的な分相の誘起と多孔質化

    服部 佑紀, 若杉 隆, 塩見 治久, 西井 準治, 角野 広平 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2009F (0), 2P17-2P17, 2009

    ...従って、ガラス中のあるアルカリイオンで分相が起きない組成でも、アルカリイオンをより小さな原子番号のアルカリイオンと交換することにより、その部分のみ分相を誘起することが可能となる。...

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  • エネルギー弁別型放射線ラインセンサを用いたX線像による被写体の材質の識別

    松本 政雄, 高山 直樹 日本写真学会誌 72 (6), 399-405, 2009

    ...の範囲で,アルミニウムは0.07–22.1%であった.また,これらのX線画像から求めた各被写体の実効原子番号は,炭素(<i>Z</i>=6.0)で6.0±0.3,PMMA(<i>Z</i>=6.48)で6.48±1.38,アルミニウム(<i>Z</i>=13.0)で13.0±0.3であった.しかし,これら実効原子番号の値の理論値との差は,まだ,相対的に大きいので,実用的にX線像から被写体の材質を識別...

    DOI Web Site

  • LaCuOSe:Mg/MgOエピタキシャル薄膜の原子構造解析

    藤平 哲也, 溝口 照康, 幾原 雄一, 平松 秀典, 細野 秀雄 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2009S (0), 150-150, 2009

    ...反応性固相エピタキシャル成長法(R-SPE法)により作製されたLaCuOSe:Mg/MgO薄膜について,透過型電子顕微鏡(TEM),走査TEM(STEM)法を用いた微構造解析を行った.電子回折図形より,薄膜-基板の結晶方位に関して,(001)LaCuOSe:Mg//(001)MgO,[100]LaCuOSe:Mg//[100]MgOのエピタキシャル関係が確認された.原子番号の2乗におおよそ比例したコントラスト...

    DOI

  • 金粒子含有ナノゲル存在下でのX線照射による細胞死の増強作用とその機序の解析

    武内 亮, 安井 博宣, 山盛 徹, 中村 隆仁, 大石 基, 長崎 幸夫, 稲波 修 日本放射線影響学会大会講演要旨集 2009 (0), 96-96, 2009

    ...<b>【目的】</b>金や白金などの高原子番号物質はX線と強い相互作用を有し、低エネルギーX線照射時には主に光電効果やコンプトン散乱により細胞のDNA損傷を増加させることで生物学的効果を増強すると考えられている。実際に3 μm径の金粒子を用いたX線作用の増強効果も報告されているが、正常細胞に対する毒性や生体への投与方法等で課題がある。...

    DOI 医中誌

  • 低温でのTlBr検出器の特性評価

    人見 啓太朗, 菊池 洋平, Mohammad Nakhostin, 庄司 忠良, 石井 慶造 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2009f (0), 94-94, 2009

    ...臭化タリウム(TlBr)は高原子番号、高密度を持つ化合物半導体である。本研究ではTlBr結晶の育成、検出器製作を行い、0℃近傍に於ける検出器の特性を評価した。0℃では検出器の漏れ電流が室温に比べ1桁程度減少し、ノイズが大幅に低減された。662 keVのガンマ線スペクトルを測定し、検出器の評価を行った。...

    DOI

  • 950keVライナック擬似2色X線撮影試験

    平井 俊輔, 山本 智彦, 夏井 拓也, 李 基羽, 橋本 英子, 上坂 充 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2009s (0), 135-135, 2009

    ...東京大学で開発された950keVライナックを用いて発生させたX線にフィルターすることで2色にして、それで物質の原子番号判別をする研究をしています。...

    DOI

  • シリーズ 多電子原子の構造とダイナミックス -独立粒子モデルの来し方行く末- 第5回 開殻原子(Open-shell Atom)

    小池 文博 原子衝突学会誌しょうとつ 6 (4), 4-, 2009

    ...<p>原子の電子状態は原子核の構造にかかわる部分を除いては電子に対する核引力ポテンシャルと電子間の相互作用ポテンシャルによって決まります.原子番号がZの中性原子の場合,電子1個当たりの核引力ポテンシャルの大きさはZに比例するので電子数がZの原子の核引力ポテンシャルエネルギーの総和は大雑把に言ってZ2に比例します.他方,電子間の相互作用ポテンシャルエネルギーの総和はZ個の電子から2個の電子を取り出す組...

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  • 即発核分裂中性子スペクトルの系統式

    岩本 修 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2008f (0), 70-70, 2008

    ...個々の核種に対するパラメータは原子番号と質量数に対し、グローバルな系統性が存在する事が分かった。この結果からパラメータの系統式を得た。得られた系統式による計算結果は測定データをよく再現する。...

    DOI

  • TlBr検出器及びCdTe検出器の比較研究

    人見 啓太朗, 菊池 洋平, 庄司 忠良, 石井 慶造 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2008f (0), 125-125, 2008

    ...臭化タリウム(TlBr)は原子番号が高く(Tl: 81、Br: 35)、密度も7.56 g/cm3と高いために、511 keVのガンマ線に対してBGOと同程度、CdTeの約2倍程度の吸収係数を示す化合物半導体である。本研究では、市販されているCdTe検出器と製作したTlBr検出器の特性の比較を行った。...

    DOI

  • 各種ボンディングシステムにおけるボンディング材の機械的性質

    市村 崇, 堀田 正人, 小竹 宏朋, 山本 宏治 日本歯科保存学雑誌 51 (4), 379-395, 2008

    ...関連性について検討した.その結果,ボンディング材のエナメル質,象牙質に対する接着強さはそれぞれ4.5〜13.2,5.8〜13.2MPaであった.無機質フィラーの含有量は,ほとんど検出されなかったものから,43.5Wt%とかなり多いものがあった.また,無機質フィラーの元素分析結果からSi,P,Alをメインピークとするものが多く認められたが,各種ボンディング材によって無機質フィラーの元素は異なっており,原子番号...

    DOI 医中誌 被引用文献5件 参考文献40件

  • Cs-corrector HRSTEM (HAADF) による鉱物中Th単原子の直接観察:thoriteのメタミクト化過程の解析

    赤井 純治, 奥西 英治, 林 宏樹 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2008 (0), 129-129, 2008

    ...電子線強度はI∝Z<sup>2</sup>となり(Z効果)、像コントラストが原子番号の2乗に比例することから、Zの大きい原子がZの小さい原子と共存する鉱物では明確に単原子として原子の直接観察が可能となる。メタミクト状態中では単原子の観察が可能だろうとの予測のもとに足摺岬産thoriteでSTEM-HAADFによる Th原子の像を初めて観察できた。...

    DOI

  • 宮城県の農耕地土壌中の微量元素濃度

    木村 和彦, 本吉(手嶋) 博美, 武田 晃, 山崎 慎一 日本土壌肥料学雑誌 79 (4), 358-364, 2008

    ...宮城県内で採取された農耕地土壌(以下県内試料と省略)877点中の42元素の濃度範囲を明らかにし,これまでに得られた全国試料との対比を行った.得られた結論は下記の通りであった.1)ほとんどの元素の濃度分布は低値側に強い片寄りを示す対数正規分布型であった.原子番号の変化に伴う各元素の濃度範囲の変化は全国試料のそれと酷似していた.2)全国試料ではほとんどの元素でその濃度範囲が2〜4桁にわたっていたが,県内試料...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献4件 参考文献18件

  • 希土類酸化物含有ガラスの作製とその物性

    若杉 隆, 小沼 聖, 角野 広平, 大田 陸夫 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2007S (0), 498-498, 2007

    ...ガラスに含まれる希土類元素の原子番号が大きくなるにつれて、結晶化ピーク温度は高くなる傾向を示した。屈折率は希土類酸化物の増加とともに上昇した。...

    DOI

  • タンデトロン加速器を用いた流体包有物のPIXE分析

    黒澤 正紀, 笹 公和, 石井 聡 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2007 (0), 159-159, 2007

    ...また、検出限界は、原子番号・包有物サイズ・測定時間などに依存するが、原子番号23〜38及び60〜82の元素に対して数〜数十ppmであることが分かった。現在、この手法を用いて、山梨県の甲府花崗岩体の流体包有物の分析を進めており、甲府岩体全体の殆どを占める2相包有物(塩濃度10%以下)と少量分布する多相包有物(塩濃度30%程度)の平均元素組成を明らかにできた。...

    DOI

  • 重イオン照射により生成する水中OHラジカル

    田口 光正 日本放射線影響学会大会講演要旨集 2007 (0), 100-100, 2007

    ...その収率は、水中における重イオンの比エネルギーとともに増加すること、同一比エネルギー核種では原子番号が大きくなるにつれて小さくなること、さらに平均反応時間1.5から300nsの間では時間経過に伴い小さくなることを明らかにした。...

    DOI

  • 第一原理計算法Ⅱ

    佐藤 和則, 吉田 博 応用物理 75 (11), 1371-1376, 2006-11-10

    ...<p>原子レベルやナノスケールレベルにおける物質の基本法則である量子力学(第一原理)に基づいて,原子番号だけを入力パラメーターとして,物理機構解明や物性予測を行う第一原理計算について解説する.また,得られた物理機構や物性予測を統合することによる,新機能物質や新規ナノ超構造の計算機ナノマテリアルデザイン手法についても解説する.半導体ナノスピントロニクスを例に,強磁性機構の解明,キュリー温度の高精度予測...

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献18件

  • さまざまな重粒子線でのDNAレベルにおける突然変異誘発パターンの違い

    鶴岡 千鶴, 鈴木 雅雄, 古澤 佳也, 岡安 隆一 日本放射線影響学会大会講演要旨集 2006 (0), 119-119, 2006

    ...2003年の本学会で、炭素、ネオン、シリコン、鉄イオンの加速核種において細胞致死のLET-RBE曲線は原子番号が大きくなると高LET側にシフトする傾向を、2004年には、同様の加速核種で<I>hprt</I>遺伝子座における突然変異誘発の線量効果関係が加速核種に依存して異なることを報告した。 本年は、DNAレベルでの突然変異誘発の違いがLET・加速核種により異なるかを報告する。...

    DOI

  • Undoped InSbショットキー検出器の高速応答性

    古結 義崇, 菱木 繁臣, 神野 郁夫, 中村 龍也, 片桐 政樹 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2006f (0), 109-109, 2006

    ...X線やγ線のエネルギーを測定するために、高エネルギー分解能で、高検出効率なInSbを用いた放射線検出器(バンドギャップエネルギー:0.165eV,原子番号:49,51,密度:5. 78gcm-3,77Kの電子,正孔の移動度: 78000,750cm2V-1s-1)の開発を行っている。...

    DOI

  • 新規カルシウムチャネル阻害剤の検索とTPC1タイプチャネルへの影響

    林 村, 角野 貴志, 古市 卓也, 吉塚 和治, 河野 智謙 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2005 (0), 534-534, 2005

    ...カルシウムチャネルを経由したCa<sup>2+</sup>流入を誘導することが知られる低浸透圧刺激とサリチル酸処理による細胞内Ca<sup>2+</sup>濃度上昇の誘導に対する希土類(原子番号:39,57-60,62-71;Y,La,Ce,Pr,Nd,Sm,Eu,Gd, Tb,Dy,Ho,Er,Tm,Yb, Lu)とAlの塩化塩の影響を、Ca<sup>2+</sup>感受性発光蛋白エクオリンを発現...

    DOI

  • β‐ジケトン類によるランタノイド(III)の抽出と水相内キレート生成

    雄鹿 梓, 山岡 一晃, 板野 和幸, 長谷川 佑子 分析化学 53 (11), 1199-1206, 2004

    ...の増加とともに増加するが,hfa錯体の安定度定数は原子番号が変化してもほとんど変化しなかった.それに対し,抽出錯体LnA<sub>3</sub>の2相間分配定数は,aa錯体もhfa錯体も原子番号の増加とともに増加した.したがって,Haaによる抽出定数がランタノイドの原子番号の増加とともに増加するのは,<i>β</i><sub>3</sub>と<i>K</i><sub>dm</sub>の両方が大きく変化...

    DOI NDLデジタルコレクション Web Site ほか1件 被引用文献2件 参考文献23件

  • 誘導結合プラズマ質量分析法における元素定量及び同位体分析技術の進歩とその地球化学への応用

    大野 剛, 平田 岳史 分析化学 53 (7), 631-644, 2004

    ...であることから,様々な試料導入法の適用が可能であり,溶液試料だけではなく,固体試料,気体試料中の微量元素分析にも応用されている.特にレーザーアブレーション法を用いた固体試料導入法は,レーザー技術の急速な進歩もあり,分析空間分解能や分析精度が飛躍的に向上し,地球化学試料の分析にはなくてはならない手法となっている.また,多重検出器を備えた磁場型ICP-MS(MC-ICP-MS)の実用化により,鉄,銅,亜鉛といった原子番号...

    DOI NDLデジタルコレクション Web Site ほか1件 被引用文献4件 参考文献161件

  • 診断用X線における後方散乱線低減物質の検討

    井上 一雅, 細田 正洋, 福士 政広 日本保健科学学会誌 7 (3), 218-224, 2004

    ...また, 原子番号30付近までの物質はコンプトン散乱による影響が大きく, その後, 原子番号50付近までは, K殻からの特性X線が, それ以降はL殻からの特性X線の影響が大きく, 原子番号の増加にともない後方散乱線の発生原因が異なった。後方散乱線の影響を低減するためには, これらのことを意識し, 適切な対策をとる必要があると考える。...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献8件

  • 超高強度レーザーによるCs-135光核変換の可能性

    高嶋 隆太, 早田 敬太, 長谷川 秀一, 加藤 和之, 根本 孝七 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2004f (0), 48-48, 2004

    ...近年,超高強度レーザーと高原子番号のターゲットとの相互作用により高エネルギーのγ線が生成されることが報告されている.このγ線を用いてアクチニド等の核分裂の実験的実証がなされた.特に光核反応による長寿命核種の核変換が注目されており,Tc-99やI-129の光核変換の実験が行われている.そこで本研究では、長寿命核種の一つであるCs-135に注目し,超高強度レーザーによる光核変換の可能性を理論的に評価した...

    DOI

  • フェムト秒レーザーを用いる各種パルスX線発生法と時間分解X線分析への応用の可能性

    畑中 耕治, 三浦 聡文, 尾高 英穂, 小野 博司, 福村 裕史 分析化学 52 (6), 373-381, 2003

    ...のパルスX線発生法について紹介する.光励起型X線管にフェムト秒レーザーパルスを照射させることによって発生したパルスX線の発光スペクトルは従来のX線管の場合と同様であり,パルス幅については計算からおよそ20 psに延びることが明らかとなった.電解質水溶液ジェットにフェムト秒レーザーパルスを集光照射した場合,最高で40 keVに及ぶ高エネルギーX線が発生し,スペクトル形状は励起光強度,溶質濃度,溶質の原子番号...

    DOI NDLデジタルコレクション Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献46件

  • 甲府花崗岩体のペグマタイトと熱水脈に含まれる流体包有物の金属元素濃度

    黒澤 正紀, 島野 貞純, 石井 聰, 島 邦博, 加藤 工 日本岩石鉱物鉱床学会 学術講演会 講演要旨集 2003 (0), 16-16, 2003

    ...また、検出限界は、原子番号や包有物のサイズなどにも依存するが、原子番号25-50の元素に対して4-46ppmである。 定量の結果、黒平の流体包有物には200 ppm の Fe、150-500 ppm のCu、 150-250 ppm のGe、20-100 ppm の Br, Rb, Pb が含まれていた。...

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  • 岡山県山宝鉱山産ガーネット中の微量重元素のゾーニングについての結晶化学的研究

    白井 恭子, 田原 岳史, 保倉 明子, 中井 泉, 寺田 靖子, 加藤 泰浩 日本鉱物学会年会講演要旨集 2003 (0), 41-41, 2003

    ...特に希土類元素では、原子番号の増加に伴いゾーニングの位置が元素ごとに結晶の内部から表面へと変化していることがわかった。化学的性質が類似している希土類元素はランタニド収縮を示すことが知られているが、ゾーニングの位置の変化とイオン半径の変化が対応していることから結晶成長の過程でイオン半径の効果により、ゾーニング現象が引き起こされている可能性が示唆された。...

    DOI

  • CRを用いた照合写真の検討

    佐藤 洋 日本放射線腫瘍学会誌 14 (3), 147-152, 2002

    There are two image forming methods both a check image and a portal image in the linacogram. It has been established the image forming method in the check image using computed radiography (CR). On …

    DOI 医中誌 被引用文献3件 参考文献11件

  • X 線アブソーバーによる銅銭中の微量元素の増感(人間環境学)

    春山, 洋一, 斉藤, 学 京都府立大学学術報告. 人間環境学・農学 52 15-20, 2000-12-25

    ...この銅からの多量の特性X線は, 1)半導体検出器の計数率を制限する要因となり, 微量元素の検出に長時間を要する, 2)半導体検出器の特性から生じる低エネルギー側の裾が, 原子番号の小さい微量元素のピークを隠してしまう, という測定上の困難を生じる。今回の測定では半導体X線検出器の前に薄い金属フォイルを置き, 銅の特性X線を選択的に吸収させこの問題を克服することを試みた。...

    機関リポジトリ Web Site

  • 高強度レーザーを用いた宇宙プラズマの模擬実験 : 宇宙ジェットとブラスト波

    重森 啓介, 兒玉 了祐, 小阿瀬 孝俊, 越智 義浩, 疇地 宏, 高部 英明, Remington B.A., Ditmire T., Farley D.R., Estabrook K.G., Ryutov D., Edwards M.J., Rubenchik A.M. 映像情報メディア学会技術報告 24.37 (0), 25-30, 2000

    ...高強度レーザーを用い, 宇宙プラズマに近いパラメータのプラズマを生成し, 宇宙諸現象のうち宇宙ジェットとブラスト波についての模擬実験を行った.これらの流体現象は, 輻射が非常に重要になると考えられている.我々は, 輻射の効果がレーザー照射ターゲットの原子番号に依存することを利用し, ターゲット物質の原子番号を変化させることにより輻射の効果を制御し, これらの流体現象と輻射との関係を求めた.実験結果より...

    DOI Web Site Web Site 参考文献35件

  • 現代的手法によるモーズリーの実験

    菊池 文誠 物理教育 47 (3), 129-131, 1999

    ...大学における原子物理学関係の学生実験として,特性X線と原子番号についてのモーズリーの実験の現代化を試みた。モーズリーが陰極線でX線を発生させ,結晶と写真乾板でX線の波長を測定したのに対し,高速電子線として,β線を直接金属に照射し,X線検出器と波高分析器を用いて特性X線のエネルギーを測定した。その結果,モーズリーの実験結果とよく一致した。...

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 超重元素の探索と化学的性質の予測(放射性同位元素の発見と利用)

    藤原 一郎 化学と教育 46 (8), 478-479, 1998

    ...放射性核種の研究によって原子核の安定性に関する系統性が次第に明らかになり, 原子番号114, 126附近に超重元素の存在が考えられるようになった。放射性元素発見から100年になる今日, 元素周期表の拡張に向けて超重元素探索のホットな研究が続けられている。...

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 鋳造したTi-5Al-13Ta合金の力学的性質と耐食性

    土居 寿, 米山 隆之, 小林 郁夫, 浜中 人士 歯科材料・器械 17 (4), 247-252, 1998

    ...この性質の違いは, 添加したVa族元素の原子番号に伴って変化する傾向が認められた.これらのチタン合金では, X線回折によりα相とβ相が確認されたことから, これらの相が力学的性質に関与していると考えられる.また, サイクリックボルタンメトリ試験と浸漬試験において, 3種類の合金ともに良好な耐食性を示した.以上の結果から, Ti-5Al-13Ta合金は歯科鋳造用材料としての応用が可能であると評価された...

    DOI 医中誌 被引用文献8件 参考文献9件

  • 中国張掖で採集された鉱物粒子の性状と元素組成について

    岡田 菊夫, 甲斐 憲次 気象集誌. 第2輯 73 (5), 947-957, 1995

    ...粒子に含まれる元素(原子番号11以上)の重量割合は、電子顕微鏡とそれに付属のエネルギー分散型X線分析器を用いて調べた。また、この結果を使用して、粒子の分類を行った。なお、分析には、3試料(春)と1試料(夏)を用いた。春期において、鉱物粒子が半径0.1-6μmのエアロゾル粒子の97-98%を占めていることが分かった。鉱物粒子の60-70%がアルミノ珪酸塩を主体とするものであった。...

    DOI NDLデジタルコレクション Web Site ほか1件 被引用文献16件 参考文献58件

  • 若干のキレート樹脂の希土類イオン吸着特性と相互分離への応用

    吉田 烈, 林 健司, 前田 弘憲, 相良 文雄, 石井 大道, 上野 景平 日本化学会誌(化学と工業化学) 1993 (5), 549-553, 1993-05-10

    ...さらに,一部のキレート樹脂では吸着性が原子番号の順に大きいという予想と逆転する現象が重希土類イオンについて見られた。これらの樹脂の中で,ユニセレックUR10は原子番号の小さい希土類イオンに対して比較的大きな分離係数を有していたので,ランタン/セリウム/ユウロピウム系のカラムクロマトグラフィーによる相互分離に応用した...

    DOI Web Site 被引用文献2件

  • 酸性有機リン化合物によるランタニドの溶媒抽出

    秋葉 健一, 山田 清文, 中村 重人 日本化学会誌(化学と工業化学) 1993 (5), 555-560, 1993-05-10

    ...抽出定数はTb<Tm<Luと原子番号の順に増加し,また抽出試薬についてはその酸解離定数の順序にBEHPA>EHEHPA>BTMPPAとなる。抽出定数は希釈溶媒の種類に依存し,ヘキサン>四塩化炭素>1,2-ジクロロエタン>トルエン>ベンゼンの順となり,ヘキサンではとくに大きく,有機相反応の寄与について考察した。...

    DOI Web Site

  • 393. 非イオン性造影剤 (イオベルソール) の検討第 1 報(X 線検査-7 血管造影検査法)

    田中 俊英, 田渕 隆, 大角 真司, 熊代 正行 日本放射線技術学会雑誌 49 (8), 1415-, 1993

    ...1.造影効果は、ヨード含有量・電子密度・実効原子番号に依存するが、なかでもヨード含有量は、最も造影効果に寄与する。(1)物理的にはヨード含有量の差が造影効果の差としてみられた。(2)臨床写真上では各造影剤間に造影効果の有位差はみられなかった。2.尿路系における造影剤は、親水性・浸透圧・粘調度やヨード含有量などの個々の特性よりも、総合的に薬理作用が小さく副作用の少ない造影剤を選択しなければならない。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 電子線全身照射法の検討

    中桐 義忠, 稲村 圭司, 三宅 英昭, 田原 誠司, 三村 誠一, 江草 具視, 三上 泰隆, 山田 俊治, 杉田 勝彦, 平木 祥夫 岡山大学医療技術短期大学部紀要 1 1-6, 1991-03-25

    The peripherally T-cell lymphoma; Mycosis fungoides etc, has the good radiation sensitivity, and has been adapted for total skin electron beam therapy. In this study the pendular irradiation method …

    DOI 機関リポジトリ

  • Radiation oncological facilities of the HIMAC.

    河内 清光, 金井 達明, 遠藤 真広, 平尾 泰男, 恒元 博 日本放射線腫瘍学会誌 1 (1), 19-29, 1989

    The project to construct a Heavy Ion Medical Accelerator in Chiba (HIMAC) started at NIRS in 1984, and the final design studies, including the buildings, have alreadyb een completed based upon …

    DOI

  • 電子線反射皮膜によるCRTシャドウマスクのドーミング防止

    小板橋 正康, 木村 寛, 山本 盛男, 渡辺 徹也 テレビジョン学会技術報告 13 (7), 33-38, 1989

    ...ビスマス, 鉛, タングステンなどの原子番号の大きな元素を含む物質が高い電子線反射率を示し, Bi_2O_3皮膜で電子線エネルギー反射率25%, 金属タングステン皮膜で30%, 従来のFe_3O_4皮膜で12%を得た。これらの電子線反射皮膜膜付きシャドウマスクを用いた実際のCRTで, 約30%のドーミング量が低減できた。...

    DOI

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