検索結果を絞り込む

本文・本体へのリンク

検索結果 36 件

  • 1 / 1

  • ばらつき研究のための統計学的基礎

    進矢 正宏 日本神経回路学会誌 31 (1), 3-11, 2024-03-05

    ...分布となる.そのため,個々の被験者に対して,例えば正確性の指標として,10試行といった少ない試行数から計算された標準偏差を用いることは困難となる.統計的仮説検定を用いて,群間や条件間で分散や標準偏差を比較する場合も,いくつかの注意点がある.反復測定のデザインでばらつきの被験者内要因による違いを検討する際は,まず分散の対数をとった後に,対のt検定や反復測定分散分析などを用いることを推奨する.最後に,反証可能性...

    DOI

  • 言語系研究テーマの選び方と突き詰め方<講演録>

    森 篤嗣 さいたま言語研究 (7) 162-175, 2023-03

    ...まず前提として、大学院生の心得5 つ(興味、説得力と査読、貢献、反証可能性、オリジナリティ)を示した。そして、研究テーマは「目的(問い)」ありきであり、「方法」は「目的」に合わせて選ぶべきであることを述べた。研究テーマの突き詰め方はケースバイケースであるが、「調べただけ研究」にならないための工夫を紹介した。...

    DOI 機関リポジトリ

  • 歴史科学の方法と理論科学,そして実践

    堀越 比呂志 マーケティング史研究 1 (2), 189-203, 2022-09-30

    <p> 本稿は,社会科学としての研究方法,歴史科学としての研究方法,研究と実践という節建てになっている。その展開の中で,マーケティング史研究の方法が考察され,次の4つの主張が示された。①科学的知識の特徴づけに関して,批判的合理主義の立場が今のところ最も説得力がある。それゆえ,帰納という幻想を捨て,マーケティング研究が科学であるならば,経験的研究も,実証主義から反証主義へと移行し,より理論構築へエ…

    DOI

  • 物語自動生成に向けて物語要素間の関係に着目した神話物語の構造分析

    吉田, 拓海, 村井, 源 じんもんこん2020論文集 2020 143-148, 2020-12-05

    ...物語自動生成において,神話物語は大きな価値があると考えられる.しかし,従来の神話物語の研究には,物語分析の特性上,反証可能性において問題がある.本研究では,分析の各段階の評価基準を設けることで,客観性を高めた分析を行った.物語が課題解決のプロセスであると考え,ギリシア神話53編,北欧神話26編,ケルト神話21編の物語から課題を抽出した.抽出した課題は,各神話物語の特徴を表していることが明らかになった...

    情報処理学会

  • 経営戦略論の事例研究における戦略命題ゲーミング手法の提案

    砂口 洋毅, 佐藤 亮 横浜国際社会科学研究 23 (3), 57-78, 2019-01-20

    経営戦略論において,事例研究の結果を基に理論構築するにあたっては,事例の非同質性および流動性によって,科学的正当性をもたせることに困難さがつきまとう.本研究は,この課題に対して「戦略命題ゲーミング手法」を提案し,有効性の検証をおこなう.まず,事例を構造化した定性的構造選択モデルを設計し,ゲーミングを実行する.つぎに,結果に至る複数のシナリオを仮想的事例として分析し,既存命題の成立条件を検証するこ…

    DOI 機関リポジトリ Web Site

  • <b>分子生物学上のデータ取り扱いにおける客観性</b>

    小西 智一 CBIジャーナル 18 (0), 173-183, 2018-12-07

    <p><b>分子生物学が始まったころには、科学的な客観性が問題になることはあまりなかっただろう。しなしながら、相対主義がこの分野のいくつかの領域を侵しつつあり、分析結果の客観性を損ねている。その現状を、いくつかのケースを検証しながら紹介する。</b></p>

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献23件

  • 社会運動研究と環境社会学――解釈的/説明的環境運動研究の課題――

    濱西 栄司 環境社会学研究 24 (0), 74-88, 2018-12-05

    ...第4節では説明的運動研究の主流である動員論について検討し,環境運動研究に応用する場合の課題(①説明理論としての認識,②定義に基づく対象同定と組織中心の仮説構築,③仮説の反証可能性)を示した。最後に解釈・説明の前提となる記述段階における環境社会学(環境運動研究)の特徴(自然・物質も含めた記述)が逆に社会運動研究にも影響を及ぼしうることを論じ,また社会/自然が接する水準を扱う「社会環境論」にも触れた。...

    DOI Web Site

  • 構成的研究の方法論と学問体系

    中島 秀之 Synthesiology English edition 1 (4), 282-290, 2009

    In the analytical sciences, several formulations of the discipline such as Descartes' discourse, Kuhn's paradigm, and Popper's falsifiability have been attempted, but such discussion has not been …

    DOI 被引用文献1件 参考文献5件

  • 環境問題における抑圧と解放

    丸山 康司 フォーラム現代社会学 8 (0), 52-63, 2009

    ...以上のような両義性と同時に、環境リスクに対する反証可能性の問題ゆえに環境言説そのものを全否定することは困難であると指摘した上で、社会学が果たしうる役割について考察した。環境言説に伴う同調圧力や権力性を批判するという従来の役割に加えて、社会に対して能動的にかかわる社会実験的な役割を指摘した。...

    DOI Web Site

  • 「構造構成的仮説継承型質的事例研究法」という新しい質的研究の構想

    村上 仁之, 京極 真 関東甲信越ブロック理学療法士学会 25 (0), 102-102, 2006

    ...しかも、現象を構造によってコードすることで予測、再現、反証可能性が担保可能となる。すると、“いい加減だ”という批判があるかもしれないが、この批判は、構造化に至るまでの諸条件を明示化することで原理的に回避される。つまり、“いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように、構造化したのか”を確認できれば、原理的に構造の質は判断でき、素朴にいわれる“いい加減だ”という批判は回避することができる。...

    DOI

  • 熱力学モデルに基づくトランスクリプトームデータの解析と知見の統合

    小西 智一 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2006 (0), 100-100, 2006

    ...これまでにアドホックに使われてきたものとは異なり、科学的な反証可能性を有している。モデルの概要と、いくつかの検証結果を示す。また、この枠組みを使った、遺伝する量的なゲノム情報の解読への試みを紹介する。...

    DOI

  • 抑制概念の妥当性の検討

    芝崎 良典 広島大学大学院教育学研究科紀要. 第三部, 教育人間科学関連領域 52 339-344, 2004-03-28

    The aim of this paper was to examine appropriateness of the means and procedures on negative priming task and concepts on inhibition theory (Tipper & Cranston, 1985). In negative priming tasks, when …

    DOI 機関リポジトリ Web Site

  • 組織的意思決定に関する実験的研究方略の再構築

    長瀬 勝彦 組織科学 37 (1), 44-55, 2003-09-20

    ...<p> 実験的研究方略は,因果関係が記述できるなど,他の多くの手法にはない長所を持っている.組織論が反証可能性を確保した通常の科学として発展を遂げていくためには,欠かすことのできない研究方略である.しかし一方で,厳密な科学的手続きを重視するあまり,現場の意思決定の生き生きとした部分の分析は自重してきた観がある.今後は柔軟に新しい領域に展開していくことによって,組織研究全体の発展に資することが期待される...

    DOI Web Site

  • 3PF-12 規約主義に基づく小学校理科授業実践

    楠瀬 弘哲, 中城 満, 北村 真一, 国沢 亜矢, 川崎 謙 日本科学教育学会年会論文集 26 (0), 373-374, 2002-09-12

    今回の研究は, 規約主義に基づいた小学校理科の実践を通して, 個々の児童に可能な限り自己の思考を自覚的に行わせ, そのことによる「前概念の固定」からの脱却を目指したものである。さらにこの実践は, 理科学習における「隠された」文化依存的要素による概念上の混乱を解消する可能性を有している。

    DOI 参考文献1件

  • 臨床社会学の構築をめぐって : 文化の臨床

    井上, 眞理子, INOUE, Mariko 現代社会研究 1 53-64, 2001-03-30

    臨床社会学の歴史は、1930年代のシカゴ学派の社会学にまで遡ることができるが、再びアメリカで活性化されたのは70年代に入ってからであった。日本においてもここ2、3年、臨床社会学への関心が急速に高まってきている。臨床社会学は、社会学的な観点から危機介入(crisis intervention)や改革を行うことをめざす実践志向性の強い学問であるが、方法論的な特性は問題への文化論的アプローチにある。こ…

    機関リポジトリ

  • 1 / 1
ページトップへ