山口 佳巳
広島大学総合博物館研究報告
3
135-156,
2011-12-25
広島県呉市大崎下島の大長に鎮座する宇津神社所蔵の棟札等51枚について調査報告を行った。51枚の棟札等の内訳は,中世3枚,近世20枚,近代8枚,安永四年(1775)の写20枚である。中世の棟札はすべて本殿に関するものであり,文保・永享・永禄に再建(文保は創建か)もしくは大規模な修理が行われたものと考えられる。近世になると,本殿は20年前後の間隔で屋根が葺き替えられていることが分かった。また,大工は…
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