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検索結果 2,654 件

  • 河川堤防及びその周辺の微小な地形変化への剰余地図の適用性―鬼怒川の事例

    黒木 貴一, 品川 俊介 応用地質 64 (6), 352-360, 2024-02-10

    ...<p>鬼怒川下流の堤防及び高水敷を対象に,国土地理院から借用したレーザーデータを用いて地形変化を検討した.標高差分から作成した剰余地図では,特異な標高変化域を識別できた.その縞模様の形状,相対的な標高変化,土地利用から,その変化域に,法面の人工改変,洪水による土砂移動,堤防全体の変形,天端の道路や法面の何らかの変形が生じたことを推定できた.さらにその変化域では,法面での坂道の新設,高水敷での微高地や...

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  • 駒澤大学図書館所蔵 多田文男教授旧蔵国内官製地図の概要と稀覯図

    小田 匡保 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 117-, 2024

    ...国土地理院「地図・空中写真閲覧サービス」サイトの図歴画面には項目がないが、地図検索サイトでは東北地方の地図数十枚が確認できる。また、国立国会図書館には1890年代の図が数十枚所蔵されている(一部は全国Q地図で画像公開)。国土地理院には、明治30年に陸地測量部が製版した同じ図幅があるが、明治26年版にあった士官らの名前は削除されている。</p><p> 集成五万分一地形図「横須賀第2号」もある。...

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  • 白馬連山,杓子岳における近年の岩壁の削剥過程

    杉山 博崇, 奈良間 千之 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 225-, 2024

    ...</p><p><b>3.研究手法</b></p><p> 2005年に生じた杓子岳北東面の天狗菱北側の岩峰を対象に,SfM-MVSソフトのContext Capture(Bentley Systems社製)を用いて,空撮画像から3D点群データを作成した.使用した画像は,1976年(国土地理院)と2004年(林野庁)の空中写真,2015年~2023年にかけて研究室がUAVやセスナ機で撮影した空撮画像である...

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  • 杓子岳北東斜面における堆積土砂量の経年変化

    高木 芹菜, 奈良間 千之 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 276-, 2024

    ...</p><p><b>2.方法</b></p><p> 杓子岳北東斜面における土砂堆積量は,ArcGIS Proを用いてDEMや DSMの差分解析から算出された.差分解析には,国土地理院の2011年,2012年,2017年の航空レーザー測量データから作成したDEM,2016年,2018年,2019年,2022年のセスナ空撮画像から作成したDSMを用いた.土砂堆積量を調べるために,ArcGIS Pro を...

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  • 栃木県今市扇状地の河成段丘区分とその編年

    舘野 宏彰, 須貝 俊彦 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 50-, 2024

    ...</p><p></p><p><b>2.研究手法</b></p><p>国土地理院公開の5mDEMを用いた地形判読,火山灰試料の主成分化学組成分析,砂礫層の円磨度判定・礫種分析を行った....

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  • 阿武隈高地における小起伏面の地形解析と隆起準平原の再検討

    平岡 太一, 尾方 隆幸 E-journal GEO 19 (1), 15-28, 2024

    ...により提唱された概念モデル「侵食輪廻」の1つのステージであるが,日本列島で隆起準平原とされてきた地形の解釈に対する疑問が近年になって提示されており,定量的な地形解析による見直しが必要である.本研究では,隆起準平原と考えられてきた阿武隈高地の小起伏面について,流域の地形解析を行った.解析対象は,阿武隈高地を太平洋に向かって流れる新田(にいだ)川・古道川・夏井川の流域とした.国土地理院のDEM10Bデータ...

    DOI Web Site 参考文献8件

  • 飛驒山脈の多年性雪渓の形成条件

    齊藤 建, 奈良間 千之 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 253-, 2024

    ...</p><p>2.2 雪渓形成の環境条件</p><p> 飛驒山脈の雪渓数と面積雪渓形成の環境条件を調べるため,国土地理院のDEM(5mメッシュ)を使用して,主稜線から下流2km地点を流出点とした流域ポリゴンを作成して,流域の平均標高,流域内の傾斜角50度以上の面積の割合,流域内で雪渓が存在しなかった年の数の属性情報を入力した.また,立山連峰の風下側にあたる後立山連峰の唐松岳以南では,降雪量が唐松岳以北...

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  • 山形県飯豊山地北東部の雪崩地形

    関口 辰夫, 秋山 一弥 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 71-, 2024

    <p>山形県飯豊町最上川上流の置賜白川に建設された白川ダムの白川湖西側を通る県道4号線(主要地方道米沢飯豊線)の斜面において2023年2月1日に雪崩が発生し,約40mにわたって道路を塞ぎ通行止めとなった.空中写真判読の結果,白川湖に向かって傾斜する南北及び東西方向が約500mの地すべり地形がみられ,雪崩は稜線下方遷急線付近で発生した全層雪崩であった.</p><p> …

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  • 1m高解像度DEMを用いた浸水解析の精度と家屋の倒壊評価に関する基礎的検討

    井野川 七虹, 小林 健一郎 土木学会論文集 80 (16), n/a-, 2024

    ...<p> 高精度な浸水解析のためには,標高データの解像度と計算格子解像度が重要となる.本研究では兵庫県の1m解像度標高と国土地理院5m解像度標高による浸水解析を実施し,1m解像度の詳細な標高データを用いることで,より現地形状に沿った結果となることを明らかにした.また,5m解像度標高でも家屋の形状を正確に反映し1mの格子解像度で計算することで,1m解像度標高に近い解析結果となることを明らかにした.また,...

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  • 数値表層モデルおよびオルソ画像を用いた救援活動拠点の立地特性の分析

    楮原 京子, 桐村 喬 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 100-, 2024

    ...</p><p>2.研究方法</p><p> まず,本研究では紀伊半島南部を対象として数値標高モデル(50mDEM),数値表層モデル(DSM)とオルソ画像を作成した.DEMは国土基本情報,DSMとオルソ画像は国土地理院撮影の空中写真からフォトグラメトリにより作成した.次に,これらのデータを元に,被災想定地域(集落)の地形特性および学校や駅舎等の施設の配置・形状を求めた.集落の地形特性としては,楮原ほか(...

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  • 空中写真に基づくDSMを利用した建物倒壊状況の把握の試み

    桐村 喬 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 170-, 2024

    ...</p><p><b>II 対象地域と使用するデータ</b></p><p> 分析対象地域は石川県七尾市と輪島市の中心市街地である.七尾市については2024年1月5日に,輪島市に関しては2024年1月11日に,それぞれ国土地理院による空中写真の撮影が行われており,公開されているデータからDSMを作成できる....

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  • 水害常襲地帯における神社と立地特性の関係

    中村 健太郎, 須貝 俊彦 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 179-, 2024

    ...</p><p>(2)神社データの分析</p><p> 国土地理院より提供を受けた治水地形分類図のベクターデータと神社の経緯度データを空間結合し、神社の立地特性を分析した。また、年号が明らかな神社を対象に神社の増加傾向を時代・立地地形別に示し、年輪酸素同位体比変動(Nakatsuka他、2020)と対比した。...

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  • 文化遺産防災マップの構築と災害対応への活用

    鈴木 比奈子, 蝦名 裕一, 吉森 和城, 半田 信之, 三浦 伸也, 目時 和哉, 原 直史 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 189-, 2024

    ...</p><p>2)令和6年能登半島地震対応</p><p>2024年1月1日に発生した能登半島地震に際し、推定震度分布(防災科研)、斜面崩壊・堆積分布(国土地理院)、津波浸水域(日本地理学会)のハザードデータを重畳した。...

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  • 変動地形から推定される曽根丘陵断層帯の右横ずれ変位

    山中 蛍, 後藤 秀昭, 細矢 卓志, 寺田 龍矢, 中瀬 千遥, 後藤 慧, 中西 利典, 牧田 智大 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 296-, 2024

    ...本研究では,国土地理院より航空レーザ測量データの提供を受け,これをGISを用いて1m間隔の標高メッシュデータ(DEM)に加工した。DEMをもとにステレオ画像を作成し,空中写真と併用しながら立体視判読することで,段丘面と変位地形のマッピングを行った。また,DEMをもとに変位量を計測した。...

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  • 高解像度地形データを活用した災害対応への貢献

    岩佐 佳哉, 鶴成 悦久, 三﨑 貴弘, 山本 健太郎 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 33-, 2024

    ...一部の都道府県では高解像度地形データがオープンデータ化され,国土地理院は一部地域の高解像度地形データの提供を開始した。オープンデータ化の拡大により,データへのアクセスが容易になり,捜索活動のベースマップとしての利用,高精度かつ迅速な堆積土砂量や分布の推定に基づく効率的かつ安全な捜索活動が可能となる。...

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  • 浸水被害軽減に向けた浸水推定図の活用方策の検討

    山後 公二 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 131-, 2024

    ...<p>1.はじめに</p><p> 世界的な地球温暖化により,今後,豪雨の頻発が懸念されている.令和5年7月には筑後川水系で豪雨による浸水被害が発生している.筑後川流域は,洪水に関する自然災害伝承碑が複数登録されており,令和2,3年にも甚大な浸水被害が発生しているなど,度重なる豪雨災害の歴史がある.国土地理院では,平成 30 年7月豪雨から,大規模な水害が発生した際にSNS 上に投稿された被災状況の画像...

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  • 点群データと基盤地図情報を用いた屋外自律移動ロボット向け地図の生成手法

    相川, 雄也, 片山, 晋, 浦野, 健太, 米澤, 拓郎, 河口, 信夫 マルチメディア,分散,協調とモバイルシンポジウム2023論文集 2023 933-940, 2023-06-28

    ...Mobile Mapping System (MMS) で取得したデータを利用した自動車向けの車道ベクター地図の自動生成が盛んに行われているが,歩道の存在や位置は取得したデータから間接的に推測する必要がある.また,自動車とロボットの性能差や,車道と歩道の構成要素の違いにより,自動車向けの車道べクター地図生成手法をそのままロボット向けの歩道ベクター地図生成に応用することは困難である.そこで本研究では,国土地理院...

    情報処理学会

  • 航空機LiDARデータと時系列空中写真を用いたスギ人工林の地位指数推定

    村上 拓彦, 吉田 大智 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 118-, 2023-05-30

    ...空中写真データ(400dpi)は国土地理院の地図・空中写真閲覧サービスを通して入手した。空中写真データはSfMソフトウェアを使用しオルソモザイクに加工した。各時点のオルソモザイクを二時期で組み合わせて,オブジェクトベース画像分類を通して森林変化点を抽出した。このデータを用いて,森林簿の情報も参考にしながら各林分の林齢を推定した。...

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  • 地位指数推定モデル開発におけるデータソースの違いが及ぼす影響

    光田 靖 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 265-, 2023-05-30

    ...発表者らは国土地理院提供のLiDAR計測由来5 m解像度DTMと航空写真DSMを用いて地位指数推定モデルを開発する手法を開発してきた。本研究においてはLiDAR計測データや航空写真DSMから得られる様々なDTMおよびDSMを用いて地位指数モデルを開発し、データソースの違いが地位指数推定モデルのパラメータに及ぼす影響について検討した。</p>...

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  • 伊豆大島元町地区における火山泥流シミュレーション

    中山 大地 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 153-, 2023

    ...</p><p></p><p>2 元町地区における泥流シミュレーション結果</p><p>シミュレーションの条件として,国土地理院が撮影した航空写真と土砂流出箇所のGISデータを元にして三原山西麓の谷頭部57箇所を土石流発生点と仮定し,これらの発生点から毎秒10m<sup>3</sup>の水を流入させた.シミュレーションは二次元不定流解析を用い,地中への浸透は考えず,地表面粗度は0.04で一様(草地の地表面粗度...

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  • 干渉SARの2.5次元解析を用いた稲子岳周辺の地形変位の検出

    飯島 慈裕, 若松 大和, 阿部 隆博 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 191-, 2023

    ...得られた変位量に対して、国土地理院基盤地図情報の5mメッシュDEMを用いて、標高・斜面傾斜・斜面方位などの地形量との関係を解析した。一連の解析は、ENVI/SARScapeを使用し、出力結果のGIS解析はArcMAPを使用した。 </p><p></p><p><b>3....

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  • 自然災害伝承碑の分布と活用事例

    中川 安乃, 山口 隆子 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 24-, 2023

    ...</p><p> 本研究では地理院地図で「自然災害伝承碑」として公開されているもののほか、現地調査の結果、国土地理院の定義に当てはまると筆者が判断したものも自然災害伝承碑として扱った。現地での見学に加え、活用状況については所有者にヒアリングを行った。...

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  • 低地の地形解析に適した高精度DEMの作成

    吉田 一希 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 64-, 2023

    <p>1. はじめに</p><p>近年、航空レーザ測量の普及により、全国的に高解像度・高精度な標高データ(DEM)が整備されてきている。これらのDEMを用いた地形解析では、宅地化等に伴う人工地形の存在とスケール問題(Iwahashi et al., 2021)により、低地における自然地形の地形量の算出は困難となっている。本研究では、QGISとDEMを用いた地形判読・地形解析により、これらの地形量…

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  • 黄金比を用いた地形彩色方法の検討

    星野 賢史, 研川 英征 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 71-, 2023

    ...<p><b>Ⅰ はじめに</b> 近年,地形を可視化する様々な地形表現手法が考案されてきた.国土地理院の提供するウェブ地図「地理院地図」においても,標高・土地の凹凸を視覚的に見る地図として,色別標高図やデジタル標高地形図,陰影起伏図等を提供している.このうち,標高別に色分けされた地図の判読性を高めるためには,地域ごとの特徴にカスタマイズされた地図である必要がある.地図を作成したい地域の地形を丁寧に見...

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  • 上北平野での河床縦断形解析による河川侵食モデルの推定

    高井 静霞, 三箇 智二, 島田 太郎, 武田 聖司 日本地理学会発表要旨集 2023a (0), 50-, 2023

    ...解析には国土地理院の数値標高モデル(5m・10mメッシュ)を用い、空間分解能の影響を整理した。侵食速度<i>E</i>は、(海成段丘の復元面(接峰面)-河床高)÷段丘面形成年代として、近似的に評価した。</p><p><b>3.結果と考察</b></p><p> 流域解析で抽出した50流路のうち、戸鎖川(形成時期:MIS9)のSAプロットを図2に示す。...

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  • 第28回 IUGG総会報告

    古屋 正人, 市川 隆一, 大久保 慎人, 大坪 俊通, 田中 愛幸, 中村 優斗, 西村 卓也, 松尾 功二, 宮原 伐折羅, 横田 裕輔, 渡邉 俊一 測地学会誌 69 (0), 18-27, 2023

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  • 平尾石灰岩(福岡県)と平尾台の自然景観について―自然保護と利用の持続的な循環を目指して―

    太田 泰弘 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 231-, 2023

    ...今回,保護地域内の石灰岩露出が顕著な北東部(北平尾台:“羊群台”の“羊群原”地域)の石灰岩露頭の露出状況を把握すべく,地表踏査に加えて,地図解析〔GISソフト地図太郎を用いた国土地理院・地理院地図及び同院の空中写真(2009年度版)の重ね合わせ図,並びにそれらに加工・編集をほどこした図等の二次元的観察〕を行った.またその露出状況を広域的に把握するためGoogle Earthなどの画像を活用するなどして...

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  • (エントリー)常時微動観測から推定した新潟県津南町における地盤特性と宮野原断層の関係

    中島 展之, 小荒井 衛, 先名 重樹, 金子 朋紀 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 250-, 2023

    ...2013,<b>123</b>,p.35-48.中島ほか,2022,日本地球惑星科学連合2022年大会,SSS12-6.産業技術総合研究所,2016,平成27年「活断層の補完調査」成果報告書 十日町断層帯.59p.田力,2022,1:25,000活断層図 十日町断層帯とその周辺「津南」解説書,国土地理院,15p.田力・越後,2022,活断層研究,<b>56</b>,p.33-46....

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  • 江島周辺水域の湖底地形と近世以降の埋立

    渡辺 正巳, 平石 充 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 253-, 2023

    ...<b>図1説明:</b>調査位置図 国土地理院発行1/1万湖沼図「中海」を利用(渡辺・平石(印刷中)の図1を基に作成)</p>...

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  • 相模原市周辺の1923年関東地震の伝承碑

    河尻 清和, 山本 菜摘, 鈴木 汐歩音 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 387-, 2023

    ...神奈川県各地に残されており(例えば,武村ほか,2014),自然災害を後世に伝えるための有効な手段の一つとなっている.演者らは相模原市および周辺地域の関東地震・丹沢地震に係る石碑などの石造物について現状を確認するために現地調査を実施している.相模原市内に残されている関東地震に係る石碑などについては,岡本(1989),相模原市(2009;2010)および武村ほか(2014)を参照した.このうち,自然災害伝承碑(国土地理院...

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  • 伊豆諸島における火山災害対策

    渡辺 秀文 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 101-, 2023

    ...<b>4.伊豆諸島の火山観測体制と最近の活動状況</b> 気象庁,防災科技研,国土地理院,東大地震研及び東京都が連続観測を実施し,必要に応じて観測データが共有されている.東京都庁で収集処理された観測結果は,伊豆諸島の役場でもネットワーク経由で参照可能になっている.最近の活動状況を以下に列挙する.伊豆大島:1986年噴火後,マグマの蓄積が進行中.三宅島:2000年噴火後,マグマの蓄積が進行中.新島・神津島...

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  • 空中写真を用いた過去80年間のサンゴ礁生態系変遷の復元

    佐野 亘, 木村 颯 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 260-, 2023

    ...</b><b>現地調査と空中写真判読</b><b></b> </p><p>2020年から2021年にかけて4度の現地調査を実施した.海岸線から垂直に側線を設定し,地形断面測量とサンゴ群集や海草群落を記載した.過去の空中写真は1944〜1993年のものを国土地理院より,2005〜2019年の空中写真をGoogle Earthより用いた.また2021年の空中写真はRTKドローンを用いて自ら撮影した写真を...

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  • 久米島ハテノハマにおける空中写真・衛星画像を用いた基底地形の復元

    田中 圭, 濱 侃, 長谷川 均, 菅 浩伸 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 288-, 2023

    ...</p><p><b>Ⅱ.解析方法</b></p><p> 入手したハテノハマ周辺の空中写真は1945年の米軍空中写真(沖縄県立公文書館所蔵)が最古であり,その後,1962年に米軍,1970年に琉球政府がそれぞれ撮影し,沖縄返還後は国土地理院が定期的(1974年,1978年,1984年,1991年,1994年,2003年)に撮影した8時期の写真である.また2003年以降は国土地理院による空中写真の撮影が...

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  • 杓子岳北カールの岩石氷河の地表面変動

    瀧ヶ﨑 愛理, 奈良間 千之 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 237-, 2023

    ...</p><p></p><p><b>3.研究手法</b> </p><p> 杓子岳北カールの岩石氷河において直接岩石氷河上の流動を確認するために,GNSS測量をおこなった.GEM-3,GEM-5(イネーブラー社製)を用いて岩石氷河上で4地点,岩石氷河前面の基盤上(不動点)で測定した.解析にはRTKLIB(Ver2.4.3)のRTKPOSTを使用し,基準局は国土地理院の白馬の電子基準点データを用いた.測定...

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  • 榛名火山南東麓の流れ山からみた陣場岩屑なだれの土砂供給量と人為的地形改変による流れ山の消失

    青山 雅史, 千明 拓斗 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 240-, 2023

    ...1960年代以降国土地理院撮影空中写真の判読についても行い,最新(2020年国土地理院撮影)の空中写真の判読を行いそのGISデータを作成し,人為的地形改変による流れ山の消失に関する検討も行った。</p><p></p><p>3.陣場岩屑なだれによる土砂供給量</p><p>陣場岩屑なだれによる流れ山は榛名山南東麓に広く分布し,計397 個の流れ山を認定した。...

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  • 沿岸海底地形から認定される房総半島および喜界島沖の活断層

    後藤 秀昭, 杉戸 信彦 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 96-, 2023

    ...国土地理院による数値標高モデルの整備,公開とともに,解析ソフトの高性能化や普及を背景とした多様な地形表現の検討が後押しして,空中写真や地形図とは異なる重要な資料として利用が進んでいる。空中写真では観察困難な場所の変位地形を読み解く研究や,数値標高モデルによる地形表現の特性を活かし,長波長の変形や変位基準の検討が行われた(後藤・杉戸2012,後藤2015;Goto2017,Goto2018など)。...

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  • 震災地応急測図原図を用いた防災地理情報の利活用に関する検討

    研川 英征, 大田 寛之, 大塚 孝泰, 吉武 勝宏 日本地理学会発表要旨集 2023a (0), 19-, 2023

    ...</p><p>そこで本論では,応急測図の記載内容について,国土地理院の持つ防災地理情報や他機関の史料・文献との重ね合わせ等による分析をおこなったので,その結果について述べる....

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  • 新潟県村上市小岩内周辺における1967年と2022年の豪雨に伴う崩壊の分布からみた斜面崩壊の免疫性

    岩佐 佳哉 日本地理学会発表要旨集 2023a (0), 23-, 2023

    ...1967年の斜面崩壊の分布を明らかにするため,1971年に国土地理院が撮影した空中写真を実体視判読した。また,2022年の斜面崩壊の分布を明らかにするため,朝日航洋がオープンデータとして公開したオルソ画像および航空レーザ測量データから作成した地形表現図を判読した。判読した斜面崩壊の特徴を明らかにするために,地形条件や地質条件,降水量と斜面崩壊の発生密度との関係を検討した。...

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  • もんじゅ敷地内破砕帯は活断層?

    中田 高, 渡辺 満久 日本地理学会発表要旨集 2023a (0), 13-, 2023

    ...<p>白木-丹生断層は敦賀半島北西部に位置する活断層である.本発表では,国土地理院60年代2万分の1,70年代カラー空中写真に加え,1mグリッドDEMから作成したアナグリフ画像の詳細な判読を行い,この断層に関する新たな知見を得たので予察的に報告する.</p>...

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  • 国土地理院における「地理総合」への支援

    大塚 孝泰, 大塚 力 日本地理学会発表要旨集 2023a (0), 41-, 2023

    ...<p>1.国土地理院による取組概要</p><p> 国土地理院では,2017(平成29)年3月に国土地理院長の私的諮問機関である測量行政懇談会において「地理教育支援検討部会」を設置し,外部有識者により,地理教育を通じて地域の防災力を高めて地理空間情報活用社会を実現するために国土地理院に期待される役割について議論を行った.2019(平成31)年3月には,「地理を通じて自然災害から身を守るために-災害を知...

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  • 構造化したシームレス地質図V2を用いた地すべり発生頻度の地質依存性評価

    宮崎 一博, 阿部 朋弥, 水落 裕樹 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 478-, 2023

    ...引用文献 <sup>*1</sup>産総研(2022)シームレス地質図v2;<sup>*2</sup>防災科研(2014)地すべり地形分布図;<sup>*3</sup>土木学会西部支部(1957)昭和28年西日本水害調査報告書;<sup>*4</sup>国土交通省国土政策局(2017)土地履歴調査(長崎地域);<sup>*5</sup>国土地理院(2017)国土地理院技術資料D1-No.87;*6阿蘇地域土砂災害対策検討委員会...

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  • 低価格レーザースキャナを用いた簡易型3Dマッピングシステムの構築

    濱 侃, 中田 高, 岩佐 佳哉, 杉田 暁 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 123-, 2023

    ...<p>測量の分野でLiDAR(ライダー)というと,航空機LiDARが有名で,国土地理院が整備している数値標高モデル(DEM)はこの測量成果に基づき整備されているものが多い。一般にLiDARを用いた測量を行うためには,数百~数千万円する計測機器が必要で,その敷居は高い。一方で近年,自動車などの自動運転技術の発展に合わせ,ロボットの目として低価格帯のLiDARが登場してきた。...

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  • 東京大学空間情報科学研究センターにおける紙地図資産の活用の試み

    小口 高, 鍛治 秀紀, 鶴岡 謙一 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 106-, 2023

    ...「今昔マップ」は,国土地理院およびその前身の機関が紙地図として出版した明治時代以降の地図をウェブ・ブラウザで表示する機能を持ち,さらに新旧の地図を並べて比較できる.谷氏は2022年に8月に急逝されたため,氏が管理していたサーバーで稼働している「今昔マップ」の今後の継続性が不透明となった.地理学関係者やご遺族による検討の結果,CSISが「今昔マップ」を含む谷氏が整備したオンラインコンテンツの保守の主体...

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  • カシミール3Dによる立体地形図の普及

    杉本 智彦 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 110-, 2023

    ...当時の国土地理院はFAX地図という、白黒の地図を見られるサービスしか行っていなかったため、カシミール3Dでの地図サービスは非常に有益であった。2003年に国土地理院が5mメッシュを提供しはじめ、都市部の微地形が注目される。...

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  • 1955年頃の山村における焼畑休閑地の利用

    川上 香 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 177-, 2023

    ...また、国土地理院所蔵の1947年撮影の空中写真を閲覧し、焼畑の位置を把握した。上坂本集落の住民と、集落出身者の中の焼畑経験者から聞き取り調査を行った。 </p><p><b>3</b><b>.結果 </b></p><p><b> (1</b><b>)</b>1955年頃の上坂本集落では、焼畑以外の耕作地全てに、焼畑休閑地の採草を利用した、緑肥が使われた。...

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  • 自然災害伝承碑データとその分析事例

    研川 英征, 宮下 妙香, 山中 崇希, 森 今日子, 大田 寛之 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 94-, 2023

    ...<p>1.はじめに</p><p>国土地理院では,市区町村等と連携して自然災害伝承碑の整備を進めており,2019年6月より国土地理院のウェブ地図「地理院地図」(https://maps.gsi.go.jp/)に掲載を開始し,2020年8月には地理院地図に掲載されている情報を自然災害伝承碑データとして国土地理院のウェブページ(https://www.gsi.go.jp/bousaichiri/denshouhi_datainfo.html...

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  • ペルー、ナスカ台地の地形分類図(1)

    阿子島 功, 坂井 正人 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 93-, 2023

    ...<p>【<b>目的</b>】ペルー南部ナスカ台地の地形図は縮尺1:50,000図(間隔25m等高線と涸れ谷線)および主部の1:10,000地上絵分布図(主曲線間隔10m、面上5m 国土地理院1993)がある。地域の地形を説明する中縮尺地形分類図、地上絵の保全のための大縮尺(微)地形分類図はなかった。LiDARによる2×2mDEMを用いて中・大縮尺の地形分類図の作成を試みた。...

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  • 段丘・丘陵の盛土地における液状化の土地条件

    髙田 協平, 黒木 貴一 日本地理学会発表要旨集 2023a (0), 21-, 2023

    ...</p><p>3)液状化地点の地形量解析</p><p> 国土地理院の基盤地図情報の5mメッシュDEMと仙台市都市整備局開発調整課(2022)を用いて求めた液状化地点の地表・地下流域の比較により,液状化発生の土地条件を検討した。また,法令とその土地条件の関連性を考察した。</p><p>Ⅲ. 結果及び考察</p><p> 本研究では以下の4点が分かった。...

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  • 国内砂浜の底質粒径と前浜勾配の空間特性とその評価に関する研究

    辻本 剛三, 松尾 冴, 金 洙列 土木学会論文集 79 (18), n/a-, 2023

    ...<p> 国内の砂浜海浜を太平洋側,日本海側,内湾,沖縄の4つの領域に分類し,各砂浜の底質粒径と前浜勾配から各領域の特性を明らかにし,汀線後退量について言及する事を目的とした.297ヶ所の粒径と前浜データと調査地点に近いナウファスの観測点23ヶ所の波浪データを用い,外浜勾配は“みんなの海図”と“国土地理院の地図”から求めた....

    DOI Web Site 参考文献8件

  • QZSSのセンチメータ級測位補強サービスにおける遮蔽環境下での複数衛星の併用効果の検証

    田村 悠太郎, 佐田 達典, 江守 央 土木学会論文集 79 (22), n/a-, 2023

    ...<p> 準天頂衛星システム(QZSS)の提供サービスであるセンチメータ級測位補強サービス(CLAS)は,国土交通省国土地理院が全国に整備している電子基準点のデータを利用して高精度補正情報を計算し,現在位置を正確に求めるためのセンチメータ級測位補強情報をQZSS衛星から送信するサービスである.本研究では,複数衛星の併用効果を検証するためにリアルタイム測位と後処理解析による測位を用いたCLAS測位を行い...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 自然災害伝承碑の取組と利活用

    門脇 利広 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 105-, 2023

    ...を進めており,2019年6月より国土地理院のウェブ地図「地理院地図」(https://maps.gsi.go.jp/)に掲載を開始し,月1回程度の追加公開を実施している....

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  • メッシュサイズとデータソースの異なるDEMの地形解析特性について

    小荒井 衛, 栗原 夏希, 岩橋 純子, 吉田 一希 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 102-, 2023

    <p>DEM(数値標高モデル)は、地形図の等高線、写真測量、航空レーザ測量など様々なデータから作成されており、データソースによってその精度や解像度が異なる。Iwahashi and Pike (2007) では、斜面傾斜・尾根谷密度・凸部の密度分布を用いた地形解析手法を提案している。小荒井ほか(2011)では、中国山地の道後山を対象にこれらの地形量を用いた地形解析を行い、DEMの解像度によって抽…

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  • 学校教育・生涯学習における地理情報活用の一般化

    大西 宏治, 奥貫 圭一, 鈴木 允, 西村 雄一郎, 池口 明子 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 147-, 2023

    ...</p><p> スタンドアローンのソフトウエアだけでなく,Webを通じた地理空間情報の活用(WebGISなど)もさまざまな開発がなされていった.公的なものでいえば,e-STATやRESASがそれにあたるものである.また,都市の発展や地域の災害を考えるとき,旧版地形図が有効であることは広く知られていたが,入手するには国土地理院へ謄本交付申請を行うなど一定の手続きが必要で,活用が進まなかった.これに対して...

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  • 地理総合オンラインセミナーの実践とその効果

    髙橋 裕, 川久保 典昭, 井上 明日香, 長谷川 直子 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 162-, 2023

    ...<p>地理総合オンラインセミナーは,地理教育フォーラム主催,日本地理学会・日本地理教育学会共催で実施した.2022年4月からの高校地理歴史科必履修科目「地理総合」の実施にあわせて,2022年3月から12月にかけて全10回で開催した.当セミナーでは毎回テーマを設定し,現役高校教員による授業用教材の解説3件と大学教員による発展的な内容の解説,国土地理院職員による地理院地図の解説を主な内容として行った.当...

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  • 野生動物の捕獲記録に基づく存在確率の空間分布

    永松 天騎, 川道 美枝子 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 275-, 2023

    ...市街地面積から裸地面積まではLandsat8衛星画像から、水域面積は基盤地図情報から、平均傾斜角は国土地理院の10mメッシュDEMから、人口密度は1/8地域メッシュ人口総数から、それぞれ30mメッシュ(人口密度のみ50m)のラスタデータに変換して算出した。その後、フォーカル統計を半径30mから600mまで30m刻みに行い、各集計範囲内での割合を求めた。...

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  • 「関東大震災から百年:あらためて何を学び「地理総合」でいかに教えるか」

    鈴木 康弘, 宇根 寛, 田中 靖 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 44-, 2023

    <p><b>1. 本シンポジウムの問題意識</b></p><p>  1923年関東大震災から百年経ち、次の首都直下地震に備える地震防災の必要性が指摘されている。一極集中が過度に進んだ首都で地震災害が起きれば、その影響は日本全国に及び、「国難」につながりかねないとも指摘されている。東京および日本の将来を考える上でも、関東大震災の教訓は重要であることは疑いようがない。</p><p> …

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  • 国土地理院提供のInSAR画像を活用した防災科学技術研究所・ 地すべり地形分布図への再活動性評価付加

    八木 浩司, 山田 隆二, 佐藤 昌人, 林 一成 日本地理学会発表要旨集 2023a (0), 69-, 2023

    ...<p>本年3月から国土地理院の地理院地図において公開が開始されたInSAR画像レイヤ(干渉SAR時系列解析結果:東西方向および上下方向への変位)は,防災科学技術研究所(NIED)の地すべり地形分布図と重ね合わせて閲覧可能であるため,課題であった地すべり地形の活動状況や今後の活動性を検討する重要な情報を付加することを可能にするものである.本報告では,東北地方日本海側(青森・秋田・山形および脊梁山脈沿い...

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  • 高知県大豊町立川川流域の大規模崩壊発生の周期性

    笹原 克夫 日本地すべり学会誌 60 (5), 222-232, 2023

    ...<p> 平成30年7月豪雨により20箇所以上の斜面で大規模崩壊が発生した高知県の立川川流域で, 1966年以降の大規模崩壊の発生履歴を, 国土地理院の空中写真とGoogle earthにより調べた。すると5つの斜面において大規模崩壊が複数回発生したことが確認された。これらの斜面はいずれも稜線付近に位置する地すべり地形の, 遷急線を挟む末端部付近から下部が崩壊したものである。...

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  • オープンデータを利用した河川ドローンウェイデータの試作

    國谷 岳, 手計 太一, 加藤 拓磨, 向山 公人 河川技術論文集 29 (0), 19-24, 2023

    ...<p>令和4年7月,国土交通省は,河川上空を活用したドローン物流のさらなる活性化を目的とした実証実験を開始した.また,河川管理の分野においてもドローンの利活用が進められている.しかし,河川上空空間でのドローン等の自動航行には,河道の地形データも必要である.本研究では,河川が十分な河道幅と河道深さを有しドローンの飛行が可能な河道をドローンウェイと定義した.オープンデータである国土地理院の数値標高モデル...

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  • 航空写真を用いた60cm解像度での水面検出手法の開発

    渡辺 恵, 山崎 大 水文・水資源学会研究発表会要旨集 36 (0), 422-, 2023

    ...しかしながらLandsat衛星の解像度に依存し,現存する全球水面マップは30m程の解像度にとどまる.この解像度では,実際には世界で無数に存在するとされている小規模の湖沼・河川を把握することが困難である.本研究では,全球規模の数m級の水面マップ作成を念頭に置き,超高解像度の可視画像に水面の存在有無に結びつく水文地形データを組み合わせることにより,赤外画像を用いずに水面検出する手法を確立する.本研究では,国土地理院...

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  • 日本全国における高解像度DEMを用いた堤防の自動検出

    松永 葵, 佐々木 織江, 津村 悠虎, 鼎 信次郎, 平林 由希子 水文・水資源学会研究発表会要旨集 36 (0), 424-, 2023

    ...されているとは言えない.一方で,Sasaki et al. (2023)は,高解像度のデジタル標高モデル(LiDAR DEM)から,複数の河川堤防の条件を満たす場合に,自動で堤防の位置と高さを抽出するアルゴリズムを提案している.提案されたアルゴリズムは一級河川である鬼怒川を対象として検証が行われており,主な対象は河川中心線から近い位置に存在する連続堤であった.日本国内では,高解像度のLiDAR DEMは国土地理院...

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  • 河川下刻による地形変化に関するデータ収集及び予察的な解析

    川村 淳, 賈 華, 小泉 由起子, 西山 成哲, 梅田 浩司 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 198-, 2023

    ...そこで本検討では我が国における主要な河川を対象に国土地理院の10m DEMを用いたGISによる地形解析により、河川を中心とした横断面形状を河口から上流にかけて多数取得した。【実施内容】 予察的な検討として河川の条件は以下のとおりとした。...

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  • 今昔マップの開発と利用

    谷 謙二 地理科学 77 (3), 121-131, 2022-10-28

    ...多様な需要に応えるため,国土地理院によるインターネットでの旧版地形図の詳細な画像の公開が求められる。</p>...

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  • 国土地理院が提供する地理院地図と防災地理情報

    研川 英征 地理科学 77 (3), 132-137, 2022-10-28

    ...<p>国土地理院は,標高に関する情報や,地形分類情報や自然災害伝承碑の情報といった防災地理情報について整備すると共に,地理空間情報プラットフォームである地理院地図を通してこれらを提供している。地理院地図はGIS機能を実装しており,標高データに基づいた陰影起伏図や,任意で色を割り当てられる色別標高図のほか,防災地理情報を組み合わせて表示できる。...

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  • 人の存在量と犯罪との関連

    山根 万由子, 雨宮 護, 大山 智也, 島田 貴仁 都市計画論文集 57 (3), 1498-1503, 2022-10-25

    <p>人の存在量と犯罪との間の因果関係を明らかにすることは,データの限界と因果推論の困難さからこれまで困難とされてきた.これに対して本研究は,COVID-19緊急事態宣言を自然実験として用いることで,人の存在量と犯罪との間の因果関係を明らかにした.具体的には,粗暴犯,出店荒し,住宅侵入窃盗を対象に,固定効果モデルを用いたポアソン回帰分析と操作変数法を組み合わせたモデルで分析を行った.分析の結果,…

    DOI Web Site 参考文献12件

  • InSARを用いた2011年東北地方太平洋沖地震時における宅地造成地での変動検出とその発生背景の考察

    宮嶋 愛菜, 福島 洋, 中埜 貴元, 藤原 智 自然災害科学 41 (S09), 19-35, 2022-10-15

    谷埋め盛土造成地などの宅地造成地では,2011年東北地方太平洋沖地震,2016年熊本地震,2018年北海道胆振東部地震などで深刻な被害が報告されている。本研究では,2011年東北地方太平洋沖地震により引き起こされた宅地成地について,宮城県仙台市を対象とし,合成開口レーダ干渉法(InSAR)を用いて変動を検出し,変動発生背景について考察した。過去に報告されていた地表変状確認箇所では,干渉画像上にお…

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  • 三康図書館所蔵 「伊能忠敬實測原圖」について

    星埜 由尚, 鈴木 純子, 玉造 功, 菱山 剛秀, 前田 幸子 地図 60 (3), 19-22, 2022-09-30

    <p>The Sanko Library owns the manuscript maps named “Inoh Tadataka Jissoku-Genzu”,which were drawn for the first surveyed map of Japan by Inoh Tadataka (1745-1818). “Inoh Tadataka Jissoku-Genzu” is …

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  • 新潟焼山火山2016年噴火─活動推移・噴出物を基にした噴火モデル─

    栁澤 宏彰, 及川 輝樹, 川口 亮平, 木村 一洋, 伊藤 順一, 越田 弘一, 加藤 幸司, 安藤 忍, 池田 啓二, 宇都宮 真吾, 坂東 あいこ, 奥山 哲, 鎌田 林太郎, 兒玉 篤郎, 小森 次郎, 奈良間 千之 火山 67 (3), 295-317, 2022-09-30

    <p>The 2016 eruptions of Niigata-Yakeyama volcano in central Japan consisted of several small eruptions that were accompanied by syneruptive-spouted type lahars. We have reviewed the sequence of the …

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  • 今も昔も人々を悩ます疫病と水の確保:

    戸部 賢, 須藤 貴史, 三枝 里江, 金本 匡史, 荻野 祐一, 麻生 知寿, 高澤 知規, 齋藤 繁 北関東医学 72 (3), 253-261, 2022-08-01

    ...</p><p><b>結 果</b>:空海よる医学,医療に関する記述は,「薬」「施術」「飲食物」「呼吸」「祈祷」など合計41ヶ所あった.群馬県内には国土地理院地図,観光・史跡案内ウェブサイト,現地解説板などに空海縁の地と指摘された地点が合計12ヶ所存在した....

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  • 東京大学総合図書館所蔵「測地原圖」について

    星埜 由尚, 石原 あえか, 鈴木 純子, 玉造 功, 野上 道男, 菱山 剛秀, 前田 幸子 地図 60 (2), 34-42, 2022-06-30

    <p>The General Library of the University of Tokyo owns the manuscript maps named "Sokuchi-Genzu", which were drawn for the first surveyed map of Japan by Inoh Tadataka (1745-1818). "Sokuchi-Genzu" …

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  • 日本のジオパークにおける活断層の活用状況

    道家 涼介, 山口 勝, 吾妻 崇, 中埜 貴元, 安江 健一, 藤原 広行, 香川 敬生, 中島 秀敏 活断層研究 2022 (56), 71-82, 2022-06-28

    <p>  Geoparks are UNESCO programs that promote sustainable development of areas with geologically valuable sites and landscapes through conservation, education, and geo-tourism activities. One of …

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  • デジタル航空写真DSMから得られた林冠高の変化と立地条件の関係

    黒木 俊太朗, 加治佐 剛, 寺岡 行雄 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 265-, 2022-05-30

    ...</p><p>航空写真から生成される0.5m解像度のDSMとLIDAR計測で得られた国土地理院が提供している5m解像度のDEMからDCHMを計算した。その際、DCHMの解像度は森林域を単木的に捉えるようにした。</p><p>林齢に対するDCHMがどのようにばらついているのかを林分単位で算出し、林齢と林冠高の関係を明らかにした。...

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  • CIMを活用した林道設計の可能性

    石井 航, 亀山 翔平, 今冨 裕樹, 矢部 和弘 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 572-, 2022-05-30

    ...CIMはAutoCAD Civil3D(以下:Civil3D)を使用し,地形データは国土地理院の5mDEMを用いた。対象地は東京農業大学奥多摩演習林の既存林道の終点から100m程度の設計を行い,作業工程を分析した。また,測量から設計の費用は,公的な積算基準を基に算出した。その結果,Civil3Dによる設計では従来手法より人工数が89%,費用が86%減少した。...

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  • LiDARデータと時系列空中写真を用いた地位指数推定手法の開発

    吉田 大智, 村上 拓彦 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 263-, 2022-05-30

    ...時系列空中写真については、国土地理院の「地図・空中写真閲覧サービス」において過去の空中写真をダウンロードし、SfMソフトウェアであるMetashapeを用いて、撮影年別にオルソモザイク画像を作成した。その後、オルソモザイク画像間の変化抽出により、スギ人工林の林齢を推定した。</p>...

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  • SfMによる広葉樹林冠モデルを用いた林分平均樹高の推定

    矢田 豊, 木村 一也, 山路 佳奈, 上野 直人, 村上 良平 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 293-, 2022-05-30

    ...国土地理院の数値地図等を用いて標高値の補正およびDCHMの生成を行い、レーザー測高器による樹高計測値との比較検討等を踏まえ、DCHM統計値とコナラ上層樹高との関係や、アプリケーションソフトウェアに実装するアルゴリズム等について、検討した。</p><p> 本研究は、生研支援センター「イノベーション創出強化研究推進事業」の支援を受けて行った。</p>...

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  • デジタル地形データと機械学習を用いた土壌の乾湿タイプ予測モデルの開発

    稲垣 昌宏, 山下 尚之, 橋本 昌司 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 498-, 2022-05-30

    ...地形データは国土地理院基盤地図情報10mメッシュDEMを用い、地形解析はSAGA ver.7を用いた。勾配ブースティング法による判別予測を試みたところ、予測精度は正答率0.73、Kappa0.3であった。前年に報告した西日本データを対象とした予測と同程度であり、大幅な精度向上は望めなかった。...

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  • 基盤地図情報を用いた林内路網計画

    田中 望, 亀山 翔平, 今冨 裕樹, 矢部 和弘 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 571-, 2022-05-30

    ...現在,簡易に入手可能なDEMは国土地理院により整備されている。しかし,10mのDEMしか整備されていない地域もあるため,路網計画に活用できるか検討する必要がある。そこで,本研究は国土地理院から入手した5mと10mのDEM を用いて路網計画を行い,DEMサイズによるルートの違いを比較し,路網計画に使用可能なものであるか検討した。対象地は東京農業大学奥多摩演習林内とした。...

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  • 航空写真DSMを用いたスギ人工林地位指数推定モデルの開発

    宮原 史浩 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 121-, 2022-05-30

    ...</p><p>宮崎大学田野フィールドのスギ人工林を対象に航空LiDAR計測由来の国土地理院5m解像度地盤高(DTM)と宮崎県撮影航空写真DSM(解像度50 cm)から林冠高(DCHM、解像度50 cm)を計算し、DCHMを10m解像度で局所最大値抽出したものを樹高ラスタとみなした。...

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  • 1mDEMを用いた地形判読・解析に基づく屈斜路カルデラの湖成地形と火山性断層群の形成史

    吉田 一希, 稲澤 保行 第四紀研究 61 (1), 27-44, 2022-03-01

    <p>1mDEMと1万分1湖沼図を用いてアトサヌプリ火山群周辺の地形判読・地形解析を行い,屈斜路湖岸および湖水面下の湖成地形面と,アトサヌプリ火山群の火山性断層群の詳細な分布を調べ,地形発達史を検討した.屈斜路湖の湖面標高は,約15 cal kaまで現湖面の上位約40 m以上に位置した後,約7.6 cal kaにかけて断続的に約60 …

    DOI Web Site 参考文献12件

  • 城跡とその周辺地形の3次元構造可視化手法の開発

    新垣, 結梨, 赤嶺, 有平, 根路銘, もえ子 第84回全国大会講演論文集 2022 (1), 813-814, 2022-02-17

    ...沖縄県内に点在する城跡は,独立して構築・存在したわけではなく,立地場所の周辺環境,歴史的背景,位置関係等深い関係があり,それらを明確に提示することができれば,文化的な価値向上だけでなく,観光資源としての価値の向上も見込めると考えられる.本研究では,写真測量を用いることで安価に3次元モデルを作成するシステム及び,国土地理院の標高モデル及び衛星画像と組み合わせることで地形と建造物をシームレスに可視化する...

    情報処理学会

  • 奄美大島宇検村における台風高潮時の避難対象の検討

    岩船 昌起 日本地理学会発表要旨集 2022s (0), 150-, 2022

    ...地盤高が未測量であるものの,役場前の一等水準点(標高 2.7364 m)から(国土地理院HP),居住地が広がる沖積低地では標高2~4 m程度と推測される。また,高潮警報と高潮注意報の潮位は,2.4 mと1.5 mである(気象庁HP)。</p><p>【考察】津波襲来に対しては,自家用車等を活用して高所避難が可能だが,「猛烈な」台風襲来時には,暴風も伴い,車中避難ができない。...

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  • 令和2年7月豪雨時の球磨川の流速・流向と浸水被害

    黒木 貴一 日本地理学会発表要旨集 2022a (0), 20-, 2022

    ...<p>令和2年7月豪雨では,甚大な被害となった.被害は球磨川沿いの人吉市~八代市に集中したが,被害程度には差が生じた.その差の原因を検討するために,洪水時の流速を求めた.流速の測定方法は様々あるが,ステレオペア写真の移動する観察対象が持つ視差のカメロン効果を利用する方法もある.そこでは空中写真の撮影条件は,直線的な河川に沿う一定の時間間隔が求められる.しかし令和2年7月豪雨での球磨川流域に対する国土地理院...

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  • 「地理総合」設置に伴う教員有志によるオンラインセミナーへの取り組み

    髙橋 裕, 川久保 典昭, 井上 明日香, 長谷川 直子, 柴田 祥彦 日本地理学会発表要旨集 2022a (0), 67-, 2022

    ...日本地理教育学会共催でオンラインで実施している,高校地理歴史科科目「地理総合」に関する研修会・講習会である.2022年4月からの地理総合の実施にあわせて,2022年3月26日に第1回を行い,毎月最終土曜日に全10回で開催中である.セミナーでは年間計画をもとに毎回テーマを設定し,地理を専門としない高校社会科教員が扱える入門レベルの授業内容や授業方法の解説を高校教員が,テーマに関連する地理院地図の使い方の説明を国土地理院職員...

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  • 1mDEM判読に基づく浅間山天明噴火による鎌原土石なだれ地形面の分布

    吉田 一希 日本地理学会発表要旨集 2022a (0), 22-, 2022

    ...火山土地条件図「浅間山」の作成・公開 </p><p> 国土地理院では,火山土地条件図「浅間山」及び火山地形分類データ「浅間山」を作成し,令和4年3月に公開した.本図の地形分類の判読には,航空レーザ測量による1mメッシュDEM(令和元年測量)を用いた.これにより,詳細な地形判読が可能となり,本図では土石なだれや火砕流による微地形などを表現した.このうち,浅間山北麓に分布する鎌原土石なだれ堆積地は,大小...

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  • 神奈川県逗子市・横須賀市における災害時要援護者避難支援の検討(1)

    三浦 エリカ, 小寺 浩二 日本地理学会発表要旨集 2022a (0), 73-, 2022

    ...QGISを使用し、国土地理院の基盤地図情報「標高モデル」5mメッシュを基に、対象地域の標高を作成した(図1)。横須賀市(西部)では、山地や丘陵地が多く分布し、平地が少ないことが分かる。現地調査を実施した結果、傾斜地に住宅が密集して立地していた。逗子市では、横須賀市よりも緩やかな山地が分布している。...

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  • 箱根ジオパークによる国土地理院自然災害伝承碑への取組み及びその活用

    小笹 直人, 市川 燈 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 216-, 2022

    ...なお、本展示では、国土地理院に協力を依頼し、パネルデータの提供を受けている。これらの取組みは、国土地理院ホームページの自然災害伝承碑活用事例として紹介されている。(https://www.gsi.go.jp/bousaichiri/denshouhi_utilization.html)</p>...

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  • 常時微動計測結果からみる水戸及び霞ヶ浦周辺の谷底平野の地形発達的特徴と地盤災害特性

    小荒井 衛, 川村 直輝, 中島 展之, 中野 早登, 先名 重樹, 中埜 貴元 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 197-, 2022

    <p>演者らは、地形分類から見た地盤災害リスク評価の細分化のため、谷底平野の勾配と堆積物の粒度との関係の解析を行ってきた。その一環として、水戸の東茨城台地を解析する谷底平野や霞ヶ浦沿岸の谷底平野において常時微動計測を行い、地下のS波速度構造の違いを検討してきた。その結果を報告する。</p><p>水戸周辺の東茨城台地を刻む谷底平野では、急勾配の箇所が中流域にあり、その場所が現在の侵食前線となってお…

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  • 人工改変によるローム層分布域の地震時流動性地すべりのリスク変化―多摩ニュータウンを事例に―

    鈴木 毅彦, 千木良 雅弘, 松四 雄騎, 中山 大地 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 207-, 2022

    ...</p><p></p><p>手法:人工改変前の地形復元には1950 年代に刊行された 3,000 分の 1 地形図「御殿峠」「唐木田」(東京都,1958)の等高線よりDEMを作成した.改変後の地形は航空レーザーデータ(2 m メッシュ)と国土地理院基盤地図情報の数値標高モデル(5 m メッシュ)より復元した.ローム層分布は宇野沢ほか(1972・1989)による10,000 分の1「多摩丘陵北西部関東...

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  • ゲームエンジンを用いた水害シミュレーションシステム

    内藤 大喜, 武谷 龍, 川合 康央 日本デザイン学会研究発表大会概要集 69 (0), 400-, 2022

    ...<p>大規模河川の流域では,台風などの水害によって大きな被害が生じることがあるため,地方自治体では,水害シミュレーションを通じて防災計画を立てている.本研究では,オープンデータとゲームエンジンを活用し,低コストで地方自治体による利用が可能な,水害シミュレーションシステムの試作を行うこととした.地理情報のオープンデータとして,国土地理院が提供している基盤地図情報を用い,3次元地理モデルを作成した.この...

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  • DSMに基づく街区別平均高さの長期的推移

    桐村 喬 日本地理学会発表要旨集 2022a (0), 64-, 2022

    ...</p><p> そこで本研究では,高さの視点から都市内部構造の長期的変化を検討することを目指し,国土地理院撮影の空中写真から得た街区別の平均高さの長期的な変化の分析を行う.分析対象地域は,1960年代以降,2020年代まで一定の間隔で空中写真が撮影されてきた京都府福知山市である....

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  • 宇治川の最終間氷期段丘

    小松原 琢 日本地理学会発表要旨集 2022a (0), 34-, 2022

    ...方法</b></p><p> 断片的な段丘面を対比するため,踏査に当たっては特に,1)表土と基質の色調,2)礫の風化程度,3)堆積物の厚さ,4)段丘面の形態と礫種,に特に注意した.当地は狭い河谷中に発達する地形面であり,支流系ないし斜面性の地形面と本流系の段丘面を識別することが要求される.このため,国土地理院所有の高精度レーザースキャナー測量DEMデータをお借りして地形面の傾斜方向を確認すること,および...

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  • 2018年胆振東部地震で影響を受けた似湾川西岸域における岩盤地すべりの現地調査

    佐藤 浩, 金子 誠, 石丸 聡, 宇佐見 星弥, 中埜 貴元 日本地理学会発表要旨集 2022s (0), 151-, 2022

    <p>中村ほか(2020)は,2018年北海道胆振東部地震の被災域において岩盤地すべりの分布図を明らかにした。これをもとに,震央から北東に約2.5 km離れている似湾川西岸の東向き斜面で岩盤地すべりを観察した。斜面方位と高橋・和田(1987)が明らかにした背斜軸の位置関係から,現地は受け盤である。しかし,現地で基盤岩の硬質頁岩の層理面の走向・傾斜を計測したところ,流れ盤であり,少なくとも受け盤で…

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  • 飛騨山脈北部において氷河・多年性雪渓が形成される地形の特徴

    有江 賢志朗, 奈良間 千之 日本地理学会発表要旨集 2022s (0), 99-, 2022

    ...b>  </p><p> Hughes (2008)の雪崩率算出では,氷河面積を使用するため,氷河や多年性雪渓のない谷底の雪崩率を求めることができない.そこで本研究では,谷底の傾斜30°以下,かつ高度1500m以上の地形を雪崩堆積域と定義し,雪崩堆積面積と雪崩放出面積(雪崩堆積域の集水域で傾斜が30°以上の斜面面積)の比から,雪崩率を算出した.谷底地形の雪崩堆積面積,雪崩放出面積,斜面方位,高度は,国土地理院...

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  • 利尻岳西向き斜面における40年間の森林限界の変化

    木澤 遼, 濱 侃, 吉田 圭一郎 日本地理学会発表要旨集 2022s (0), 104-, 2022

    ...まず,森林限界の変化を明らかにするために,森林限界を含んだ標高200~700mを対象に,ロジスティック回帰分析により標高に沿った森林限界の位置を検討した.解析に用いた目的変数は国土地理院撮影の空中写真(1977,2017年)から20mメッシュで判読した森林の在・不在データで,説明変数には国土地理院の5mメッシュの数値標高モデル(DEM)から算出した標高値を用いた.その後,ロジスティック回帰分析により...

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  • 地理教育の充実に向けた国土地理院による教科書・教材会社への支援

    栗栖 悠貴, 木村 幸一, 本嶋 祐介 日本地理学会発表要旨集 2022s (0), 61-, 2022

    ...<p>防災地理情報の提供やウェブ地図「地理院地図」の活用を通じて防災教育を推進し,地域防災力を向上させることは国土地理院の重要な任務の一つである.また,国連防災世界会議で防災教育の重要性が指摘され,高等学校での地理必履修化も行われるところである.国土地理院が取り組むべき教育支援についてまとめた測量行政懇談会地理教育支援検討部会による報告書(測量行政懇談会,2019)に基づき,国土地理院では教科書・教材出版社...

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  • 飛彈山脈北部,白馬大雪渓周辺における岩盤斜面の地形変化

    杉山 博崇, 奈良間 千之, 井上 公 日本地理学会発表要旨集 2022s (0), 159-, 2022

    ...</b><b>研究手法</b> 岩盤斜面の経年変化を調べるため,使用した画像は,2015年~2021年に取得したUAVとセスナの空撮画像,国土地理院や林野庁が取得した空中写真である.UAV空撮は,融雪により調査が可能になる2018年~2021年の6月~11月にかけて,UAV(Phantom4,Mavic 2 Pro)で実施した.崩落前後の形状変化の過程を捉えるため,空撮画像から作成した多時期の点群モデル...

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  • 国土地理院電子地図における戦前期空中写真の特性

    松本 裕行 日本地理学会発表要旨集 2022s (0), 195-, 2022

    ...<p>近年になり,国土地理院の電子地図に戦前期撮影の空中写真が追加されている.同院の空中写真閲覧サービスにおいても各地の戦前期の空中写真が閲覧でき,今後は戦前と戦後の空間変遷について,空中写真を用いた比較検討による研究・教育の進展が期待される.筆者は,電子地図化以前より「大阪市航空写真(昭和3・17年一括)」を研究対象としているが,本発表では,電子地図における当該空中写真についての特性や今後の利活用...

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  • トンガ大噴火「潮位変化」による津波警報後の避難行動

    岩船 昌起, 安部 幸志 日本地理学会発表要旨集 2022a (0), 115-, 2022

    ...一方,住所の記述から,国土地理院基準点や地形や街区構造を参考に,自宅立地面および居住床面の推定標高を0.1 m単位で見積もる。3分の1程度で番地未記入等もあり,また基準点間の間隔が広い箇所もあり,推定標高の値については,精度に違いがある。 </p><p><b>【結果1】</b> 質問項目ごとにいくつか列記する。<u><i>問1 自宅の標高を知っているか。...

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  • 地盤変動を考慮した沿岸域の海面水位上昇量の分析方法

    野村 明弘, 石川 浩希, 佐藤 典之, 早川 哲也, 岩﨑 慎介, 大塚 淳一, 森 信人, 渡部 靖憲 土木学会論文集B3(海洋開発) 78 (2), I_487-I_492, 2022

    ...上昇に対して沿岸域の適応策を検討するためには,各種数値モデルにより将来予測を行う必要がある一方,その地域的変化の妥当性は潮位観測記録によって確認される必要がある.しかし,テクトニクス等により潮位計の設置地盤が海面水位と同程度あるいはそれ以上に変動する場合があり,海面上昇の評価にあたって地盤変動の影響を適切に考慮する必要がある.本研究では地盤変動の影響を大きく受けている北海道沿岸の潮位観測について,国土地理院...

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  • 3次元スキャナ及びカメラによる地表面標高の計測と高解像度洪水シミュレーションへの応用

    小林 健一郎, 奥山 俊博, 北田 雄広, 丸山 恭介 土木学会論文集B1(水工学) 78 (2), I_793-I_798, 2022

    ...<p> 本研究では世界に散在する車両保管ヤードにおける洪水による車両被害を軽減するための検討を実施した.まず,車両保管所の微地形も考慮した車両配置を行うことが被害軽減につながるという目標を立てた.これに基づいて,3次元カメラ及び3次元スキャナにより車両保管所の標高を1m分解能より細かく計測した.次に3次元カメラ及びスキャナによる標高データの特徴,得失を検討した.その後,これらの計測標高データを国土地理院基盤地図情報...

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 宮沢賢治「台川」の地質概説

    大友 幸子, 赤坂 真奈 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 137-, 2022

    ...大正10年(1921年)12月に賢治は郡立稗貫農学校教諭になっている[URL1].大正12年(1923年)に台温泉からの引湯で花巻温泉が開湯しており[URL2]、大正4年発行と大正14年鉄道補入の国土地理院地図(5万分の1花巻)を比べると、現在の花巻温泉の道や家屋の分布が大きく改変している.作品「台川」の舞台は,まだ花巻温泉の開湯前の時期のではないかと考えられる....

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  • 長野県南部,下条山麓断層の活断層露頭と活動性

    亀高 正男, 下釜 耕太, 岩崎 将明, 酒井 亨, 岡崎 和彦, 中田 英二, 相山 光太郎, 林崎 涼, 飯田 高弘 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 232-, 2022

    ...</p><p>岡田篤正ほか,2003,1:25,000都市圏活断層図「時又」,国土地理院.</p><p>鈴木康弘ほか,2010,1:25,000 都市圏活断層図「妻籠」,国土地理院.</p><p>田中 良・小泉明裕,2012,伊那谷自然史論集,vol.13,p.19-24.</p><p>津久井脩平・小林健太,2019a,日本地球惑星科学連合2019年大会,SSS15-P09....

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  • 中央構造線沿いの開析された大規模地すべり移動体の識別方法

    菅原 大介, 長谷川 修一, 野々村 敦子, 千葉 達朗, 木村 祭 応用地質 62 (5), 296-307, 2021-12-10

    ...<p>開析されて不明瞭になった地すべり移動体の抽出方法を国土地理院5m数値標高モデルを用いて検討した.本研究では,①地すべり発生によって不動山体から分離することで生じる尾根の不連続,②不動山体から切り離された移動体が下へ滑動することによって背後の不動山体より低くなる標高,③移動体が滑動した結果,周辺へ広がることによって緩斜面となる傾斜量を地すべり移動体を認定する3要素とした.本手法を中央構造線北側の...

    DOI Web Site 参考文献13件

  • トレンチ調査による阿蘇外輪山北西域の的石牧場I断層の変位の累積性の検討

    佐藤 浩, 小村 慶太朗, 宇根 寛, 中埜 貴元, 八木 浩司 地理学評論 Series A 94 (4), 250-264, 2021-07-01

    <p>阿蘇外輪山北西域における的石牧場I断層の上下の断層変位の累積性を,トレンチ調査から明らかにした.本断層周辺では,2016年熊本地震の余震活動は顕著でない.本断層の断層崖は,人工衛星(ALOS-2)データから判明した,本地震に誘発された受動的な上下変位と重複し,その変位は最大で15cmと見積もられている.本地震に伴う変位の明瞭な痕跡はトレンチ壁面では認められなかったが,3,430-2,89…

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献16件

  • デジタル地形データを用いた西日本の土壌型を規定する地形要因の解析

    稲垣 昌宏, 山下 尚之 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 491-, 2021-05-24

    ...地形データは国土地理院基盤地図情報10mメッシュDEMを用い、地形解析はSAGA ver.7を用いた。近畿以西の土壌調査データを統合して、勾配ブースティング法による土壌型の予想を行なった。褐色森林土系の土壌型ごとの判別ではデータ点数の少ない土壌型の予想結果が悪く、全体の正答率は低かった。BA~BCを乾性、BD(d)~BFを湿性とカテゴリー化した場合、正答率が7割を超えて有意な予想ができた。...

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  • リモートセンシングによる林分材積推定

    高橋 與明 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 302-, 2021-05-24

    ...使用した航空機LiDARデータは、国土交通省国土地理院が管理するデータであり、H24年度からH25年度にかけて九州の複数の地域(一つの地域は100km2~300km2)で取得されたものである。衛星画像は、観測日が航空機LiDARデータの取得年次に近く、雲量の少ない画像(シーン)を複数選んだ。まず、30mメッシュのV_lidarを地域ごとにマッピングした。...

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  • 外水氾濫災害の自然素因分析を主題とした授業の成果と課題

    川村 教一, 瀧本 家康 日本科学教育学会研究会研究報告 35 (5), 49-54, 2021-03-07

    ...<p>筆者らは中学生・高校生12名を対象とした地球科学教育の一例として,ウェブ地図である国土地理院の地理院地図を用いて,外水氾濫の自然素因を見出させる授業を実践した.授業では,2019年の茨城県久慈川の水害および2004年の兵庫県円山川の水害における自然素因を見出させることを学習課題とし,地理院地図から地理情報を収集させた.収集した情報をもとにして想定される自然素因は何か生徒に発表させた.その結果,...

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  • 赤石山地における山向き低崖の分布規定要因と山地の地形発達における位置づけ

    岩瀬 東吾 日本地理学会発表要旨集 2021s (0), 76-, 2021

    ...本論ではまず,国土地理院の5mDEMデータより作成した陰影図をもとに山向き低崖を判読した。次に低崖分布と地形・地質条件との関係を明らかにするため,流域ごとの山向き低崖密度・地形量・各地質の面積占有率をQGIS上で算出した。最後にそれぞれの地形・地質条件が,山向き低崖の分布に対して効果的であるのかを明らかにするため決定木解析を行った。...

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  • 2018年胆振東部地震被災域における岩盤地すべりの断層からの距離のGIS解析

    佐藤 浩, 宇佐見 星弥, 石丸 聡, 中埜 貴元, 金子 誠 日本地理学会発表要旨集 2021s (0), 167-, 2021

    <p>中村ほか(2020)は,2018年北海道胆振東部地震(Mj 6.7)の被災域において岩盤地すべりの分布図を明らかにした。この分布図では,本地震による変動・非変動が分類されている。本分布図から岩盤地すべりのポリゴンデータを生成した。地震時SAR干渉画像によれば,この分布域は本地震の隆起域より北西側に当たるので,地殻変動による変位と断層との関係は必ずしも明らかになっていないが,断層からの距離に…

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  • 地理院地図の進化

    岡谷 隆基, 研川 英征 日本地理学会発表要旨集 2021s (0), 68-, 2021

    ...</p><p></p><p>参考文献等</p><p>北村京子・小島脩平・打上真一・神田洋史・藤村英範(2014):地理院地図の公開.国土地理院時報,125,53-57.</p><p>国土地理院(2021a):過去のお知らせ....

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  • 地理院地図を用いた水害の探究実習の実践

    瀧本 家康, 川村 教一 日本地理学会発表要旨集 2021s (0), 154-, 2021

    ...<p>近年,日本では各地で豪雨や台風による災害が頻発している.大雨による災害である浸水域や浸水深は概ね沖積平野の微地形の分布や特性から説明が可能である.したがって,生徒に平野における気象災害と土地の特徴を関連付けて考察させるためには,地形図に加え,河川の周囲の地形分類図や地形断面図などを適宜併用させることが必要である.これらの地形分類図や地形断面図を見るには,国土地理院が運用しているウェブ地図「地理院地図...

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  • GISを用いた客観的および認知的日照アクセスの健康影響の分析

    安本 晋也, 中谷 友樹 日本地理学会発表要旨集 2021s (0), 176-, 2021

    ...</p><p> 客観的日照アクセスの指標は,GISを用いて調査対象者の家屋の開口部の日照時間(2019年冬至の日)を計算することで取得した.横浜市内のDEM(5mメッシュ)は国土地理院基盤地図情報のデータを,各家屋の形状・高さデータは横浜市都市計画基礎調査による建物用途データを用いた....

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  • 令和元年東日本台風による多摩川下流,世田谷区玉堤地区の浸水範囲と浸水深

    大川 沙羅, 前田 拓志, 藁谷 哲也 日本地理学会発表要旨集 2021s (0), 71-, 2021

    ...</p><p>2.研究方法</p><p> 浸水範囲を予察するため,はじめに浸水翌日の2019年10月13日に国土地理院が撮影した正射写真から砂泥痕を判読した。そして,現地調査による浸水痕の高さの計測と聞き込み調査をもとに,浸水範囲を推定した。浸水地点のプロットや浸水範囲の図化,航空レーザ測量による5mメッシュ標高の表示等はQGISを用いた。...

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  • 災害履歴情報と地形特性情報を用いた自然災害リスク発信の工夫

    栗栖 悠貴, 黒木 貴一 日本地理学会発表要旨集 2021a (0), 16-, 2021

    ...本研究では,国土地理院が整備するウェブページである地理教育の道具箱(https://www.gsi.go.jp/CHIRIKYOUIKU/index.html)から2021年5月に公開したコンテンツ「イラストで学ぶ過去の災害と地形〜水害編〜」において地域の持つ自然災害リスクを分かりやすく伝えるため工夫した点を紹介する....

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  • 学際的な手法を用いた近世後半新田開発の進展過程の復元

    熊原 康博, 岩佐 佳哉, 横川 知司, 原田 歩, 弘胤 佑, 竹下 紘平 日本地理学会発表要旨集 2021a (0), 49-, 2021

    ...用いた空中写真は,圃場整備前の1966年に国土地理院が撮影した2万分の1モノクロ写真(1200dpi)で計8枚である。</p><p> 対象地域は,東広島市西条盆地南部,三升原である。19世紀初頭の広島藩では,逼迫した財政を立て直す国益政策として,土地の開発とそれに伴う商品作物の生産および商品化が目指された(土井,2016)。...

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  • 2018年胆振東部地震被災域における岩盤地すべりの侵食深のGIS解析

    佐藤 浩, 宇佐見 星弥, 石丸 聡, 中埜 貴元, 金子 誠 日本地理学会発表要旨集 2021a (0), 88-, 2021

    <p>中村ほか(2020)は,2018年北海道胆振東部地震の被災域において岩盤地すべりの分布図を明らかにした。この分布図では,本地震による非変動・変動が分類されている。本分布図から岩盤地すべりのポリゴンデータを生成した。次に,10 mメッシュ数値標高モデル(Digital Elevation Model; DEM)から50 …

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  • 火山噴出物の再移動による埼玉県東部元荒川沿い沖積低地形成への影響

    村田 昌則, 高橋 尚志, 青木 かおり, 西澤 文勝, 小林 淳, 鈴木 毅彦 日本地理学会発表要旨集 2021a (0), 58-, 2021

    ...岩槻文化公園コア</p><p>岩槻文化公園コア(掘削深度12 m)の掘削地点(標高およそ7 m)は、元荒川の自然堤防に位置し、国土地理院による土地条件図によると元荒川の高水敷に区分される.深度 0〜0.12 mは角礫混じり暗褐色土、深度 0.12〜1.65 mは塊状の粗粒から中粒砂、深度 1.65〜2.19 mは中粒から細粒砂混じりのシルト、深度 2.19〜12.0 mは塊状の粗粒から中粒砂によって...

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  • 干渉SARとSfM-MVS技術による地震に伴う谷埋め盛土造成地の変動の検出と評価

    中埜 貴元, 藤原 智, 小林 知勝 自然災害科学 40 (S08), 45-66, 2021

    大規模な地震が発生した際には,宅地造成地における谷埋め盛土造成地などが滑動的に変動することがある。本研究では,2016年熊本地震と2018年北海道胆振東部地震に伴い発生した谷埋め盛土造成地の滑動的変動について,干渉SAR による変動域検出の妥当性を,SfM-MVS 技術を活用して作成した盛土分布図及び現地調査結果と照合しながら検討した。その結果,SAR電波の入射角が小さい場合のSAR …

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  • ハザードマップの実践的活用のために

    平井 幸弘 日本地理学会発表要旨集 2021s (0), 80-, 2021

    ...これに対し国土地理院では、全国を広範囲でカバーしている土地分類基本調査の地形分類図を使用して、地形情報の整備・提供を目指している(2018~21年)。しかしこの地形分類図は、縮尺が1/5万で、作成された時期がおもに1970年代と古く、また凡例が図版ごとに微妙に異なり多種・多様である。...

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  • 紀伊半島最南部,ドローン測量による海陸統合型の標高データの取得と海岸・浅海底の地形分類

    金 幸隆, 吉田 大介, 原口 強 日本地理学会発表要旨集 2021s (0), 190-, 2021

    ...</p><p></p><p>そのためには,海底地形の高解像度化・高精度化が必要と判断された.その理由は,次の通りである.国土地理院の地形図に記載された等高線は,東京湾平均海面(T.P.)を基準とし,海岸線は満潮時のものである.その地形図の情報は陸域に限られ,地形図から浅海底の微地形を正確に分類することはできない.代わって沿岸海域地形図と海図では,水深1mごとの等深線が示される.それらの基準水準面は,...

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  • DSMによる第2次大戦以降の都市の3次元的時空間分析の試み

    桐村 喬 日本地理学会発表要旨集 2021a (0), 63-, 2021

    ...</p><p> ところで,現代の3次元都市モデルは,主に航空レーザー測量や空中写真測量によって作成されている.また,ドローンが撮影した写真データから3次元の点群データを生成し,3次元モデルを作成するStructure from Motion(SfM)と呼ばれる技術も安価に利用できるようになってきた.国土地理院が公開している空中写真データを利用すれば,SfMソフトウェアによってDSM(数値表層モデル)...

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  • 永久凍土融解がコリマ川流域の流出変動に及ぼす影響

    鈴木 和良, 朴 昊澤, Makarieva Olga, 金森 大成, 堀 雅裕, 松尾 功二, 松村 伸治, Nesterova Natalia, 檜山 哲哉 水文・水資源学会研究発表会要旨集 34 (0), 186-, 2021

    <p>地球温暖化による永久凍土の融解は,生態系や水循環,気候に大きな影響を与える。しかし、永久凍土の融解が北極海への淡水フラックスに与える影響はよくわかっていない。シベリアの4大河川(Obi、Enysei、Lena、Kolyma)では、1978年から2016年にかけて、北極海への累積淡水フラックスが約4km3/yr/yr増加した。他の3大シベリア河川と異なり、コリマ川は流域の降水量が増加している…

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  • FC方式のソーラーシェアリング導入による農地への太陽光発電設備設置の可能性について

    海老沢 裕徳 地理空間 14 (2), 127-142, 2021

    農地への太陽光発電設備設置は,耕作放棄地を有効活用する手段となっていたが,近年は諸問題の発生により設置継続が困難となっており,今後の設置方法を考える必要が生じている。そこで本稿では,この方法としてソーラーシェアリングを取り上げ,導入事例と既往研究を比較し,そのメリットと課題を整理した。その結果,この方式は,農家の収入増加,耕作放棄地の増加抑止が期待でき,日光が必要な陽生植物も栽培可能である方式で…

    DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか1件 被引用文献1件

  • 防災教育教材での 3D プリンタ造形物の有用性

    山本 義幸, 安藤 大輝, 金子 勝, 武田 亘平, 内田 裕貴 防災教育学研究 2 (1), 79-90, 2021

    ...地形の 3D プリンタ造形 物は国土地理院の地理院地図から、鉛直方向のスケールならびに色を変えたものなど作成した。 災害対象は液状化と洪水とし、これらの典型的な地形を作成した。3D プリンタ造形物の防災教 育における有効性を明らかにするために、3D プリンタ造形物からの地形の認識と災害の想像レ ベルについて大学生と家族連れに対してアンケート調査を実施した。...

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  • 日本南極地域観測隊アーカイブ空中写真を用いた数値表層モデル作成とその有用性

    川又 基人, 土井 浩一郎, 澤柿 教伸, 菅沼 悠介 地理学評論 Series A 94 (1), 1-16, 2021-01-01

    ...数値表層モデル(Digital Surface Model: DSM)の作成を試みた.その結果,東南極宗谷海岸のスカルブスネスにおいて,氷食微地形や基盤岩の節理といった微起伏をも判読可能なDSMを作成できた.作成したDSMには,SfM-MVS処理特有の歪みが確認されたが,歪みの3次元曲面トレンドを推定し補正することによって,歪みを軽減することができた.また,今回作成したDSM(画像取得年1993年)と国土地理院作成...

    DOI Web Site Web Site 参考文献19件

  • 奄美大島宇検村屋鈍におけるシマの地名呼称と環境利用

    永迫 俊郎, 上村 僚 日本地理学会発表要旨集 2021a (0), 107-, 2021

    ...</p><p></p><p> </p><p></p><p><b>研究方法</b>  宇検村を含む奄美大島南西部はあまり開発が進まず,伝統的な生活様式が日常の中に垣間見える.2019年7月・10月,2020年2月に,幸いにも90歳前後のおばあトリオを含む6名のインフォーマントから,通称地名や環境利用に関して貴重な情報を得られた.この聞き取り調査を中心に,空中写真(米軍1946年撮影,国土地理院1965...

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  • Mask R-CNNによる航空写真からの土砂崩壊地自動検出手法

    叶井 和樹, 久保 栞, 山根 達郎, 全 邦釘 AI・データサイエンス論文集 2 (J2), 223-231, 2021

    ...<p>日本では, 地震や豪雨に伴う土砂災害が数多く発生している.国土地理院は,被害状況把握のため,土砂崩壊地を示した崩壊地等分布図を作成しているが,土砂崩壊地の判読を技術者が手作業で行っており,多くの時間を要している.また,近年,深層学習による機械学習を用いて土砂崩壊地の検出を行う研究が行われている.しかし,深層学習により土砂崩壊地を検出する研究は少なく,研究は発展途上にあり,手法や解析データの蓄積...

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  • 「地図の力」と災害伝承

    後藤 秀昭 日本地理学会発表要旨集 2021s (0), 89-, 2021

    ...</p><p></p><p><u>5.災害伝承と災害予測に重要なディザスターマップ</u></p><p></p><p> 2018年から国土地理院の地形図に自然災害伝承碑が掲載されるようになった。西日本豪雨の被災地にも多数の碑があり,伝承に重要な地物であると認識されたことによる。古災害を記したディザスターマップも伝承碑と同様に,災害の様子を伝承していく素材である。...

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  • 平成30年7月豪雨における山口県の斜面崩壊とその背景

    楮原 京子 地理科学 75 (3), 136-145, 2020-12-28

    ...本研究では,国土地理院撮影の空中写真「岩国地区」の判読に基づき,斜面崩壊と地理的条件との関係を検討した。その結果,斜面崩壊は累積雨量が概ね 400 mm以上の領域に集中し,地形的には標高 300 m以下,40度前後の傾斜をもつ斜面で多く発生していた。崩壊地の岩種は花崗岩類であることが多く,山腹を切る林道や植林まもない樹林地など,人為的影響により斜面崩壊が多発した地域もみられた。...

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  • 2018年大阪府北部地震(M6.1)前後の地殻変動

    西村, 卓也, 橋本, 学, 藤原, 智 京都大学防災研究所年報. B 63 (B), 61-68, 2020-12

    We clarified crustal deformation before and after the 2018 M6.1 northern Osaka earthquake using GNSS, InSAR, and extensometers at Abuyama Observatory. The earthquake occurred in a strain …

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  • Semantic Segmentationを用いた斜面崩壊領域の自動検出

    叶井 和樹, 山根 達郎, 石黒 聡士, 全 邦釘 AI・データサイエンス論文集 1 (J1), 421-428, 2020-11-11

    ...<p>日本では,地震や豪雨に伴う斜面崩壊が数多く発生している.被害状況の把握のために,国土地理院などにより航空写真から斜面崩壊領域を示した地図が作成されているが,斜面崩壊領域の判読は作業者が目視・手作業で行っており,多大な労力およびコストを要している.また,目視・手作業では迅速な地図作成が難しく,被害状況の迅速な把握の妨げになっている.その解決を目指し,深層学習に代表される人工知能技術を活用して斜面崩壊領域...

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  • 水害ハザードマップにおけるより現地に適した災害リスク情報を反映する手法の提案

    李 瑾, 周 霏 都市計画論文集 55 (3), 896-901, 2020-10-25

    ...バッファーゾーンの設定は、簡易氾濫解析データをもとに、国土地理院で公開されている基盤地図情報を用いて、現地調査を行い、浸水想定区域が広がると思われるケース、浸水想定区域が広がらないと思われるケース、標高の観点から簡易氾濫解析データの精度の確認、浸水想定区域の浸水深を消去したケース、既往豪雨時の浸水実績の反映の5つの視点から、現地調査の結果から浸水想定区域の妥当性を判断した。</p>...

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  • GRACEによる陸水貯留量変動推定と水文科学分野での応用

    鈴木 和良, 松尾 功二 日本水文科学会誌 50 (2), 39-53, 2020-08-31

    <p>陸水貯留量は,生態系,水文気候,ならびに人間活動にとって重要な水循環構成因子である。従来,陸水貯留量は,降水量,流出量,蒸発散量の残差項として扱われてきた。近年,大河川流域に限定されるが,衛星リモートセンシングによる陸水貯留量変動推定が可能となってきた。陸水貯留量は土壌水分,積雪,地表水(湖沼,湿地など),永久凍土中の氷など,陸上に貯留されているすべてのH<sub>2</sub>Oを対象と…

    DOI Web Site Web Site 参考文献11件

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