検索結果を絞り込む

本文・本体へのリンク

検索結果 1,838 件

  • 教育工学及び関連諸領域における時代的・社会的要請に対応した学術的研究の状況

    山森 光陽 日本教育工学会論文誌 47 (4), 543-551, 2024-03-20

    <p>教育工学及び関連諸領域における時代的・社会的要請に対応した学術的研究の状況を総覧的に把握するために,2006年から2022年に日本教育工学会論文誌,教育学研究,教育心理学研究,教育方法学研究に掲載された論文の和文要約における用語の出現状況を分析した.その結果,(1) 時代的・社会的要請に対して教育工学と関連諸領域の両方で密接な関係を持ちながら,あるいは分担をしながら学術的な研究が進められて…

    DOI

  • 鈴木宏昭 追悼文集

    阿部 慶賀, 有元 典文, 安西 祐一郎, 今井 むつみ, 入來 篤史, 植田 一博, 内海 彰, 大西 仁, 大森 隆司, 岡田 猛, 岡田 浩之, 長田 尚子, 小田切 史士, 小野 哲雄, 亀田 達也, 川合 伸幸, 清河 幸子, 久保(川合)南海子, 栗山 直子, 佐伯 胖, 嶋田 総太郎, 白水 始, 鈴木 聡, 諏訪 正樹, 高木 光太郎, 舘野 泰一, 寺尾 敦, 伝 康晴, 中島 秀之, 中村 國則, 橋田 浩一, 服部 雅史, 原田 悦子, 針生 悦子, 開 一夫, 福田 健, 堀 浩一, 本田 秀仁, 松香 敏彦, 宮﨑 美智子, 三輪 和久, 村山 功, 横澤 一彦, 横山 拓 認知科学 30 (4), 407-433, 2023-12-01

    DOI

  • 高等学校生物基礎教科書における探究活動の分類と探究の質の高め方の検討

    小坂 那緒子 理科教育学研究 64 (2), 125-133, 2023-11-30

    <p>国際的な学力調査方法の一つであるOECD生徒の学習到達度調査(2015年実施)の分析等から,高等学校の理科授業内における探究活動の質を向上することが求められている。小学校や中学校は,探究や問題解決を段階的に実施する方法が学習指導要領に記述されている一方,高等学校では,生徒の探究力をどのように段階的に向上させるかが明確に示されていない。高等学校の理科教師は,多忙さや探究活動教材の不足,授業時…

    DOI Web Site 参考文献8件

  • 小学校キャリア教育における「対話的自己」研究

    山田 晋作, 荒巻 恵子, 石井 卓之 日本教育工学会研究報告集 2023 (2), 166-173, 2023-07-21

    ...<p>キャリア教育の充実に当たっては,その本質的意義な価値や意義を理解し,計画的に実施することでその教育的効果を発揮する.また,ディジタル時代の児童生徒において,帰属意識からの自己理解,自己管理能力の育成も求められている.そこで,本研究では,国立教育政策研究所が行ったキャリア教育に関する全国調査及び報告書の再分析から,キャリア教育の現状と課題を明らかにする.さらに,Hermansの「対話的自己」論から...

    DOI

  • 高等学校普通科における探究の過程の実施状況に関する予備的調査

    小坂 那緒子, 松原 憲治 日本科学教育学会研究会研究報告 37 (6), 123-126, 2023-06-24

    <p>世界各国で探究的に学ぶ理科授業を重視した動きが見られる一方,探究的な学習の導入に関する課題の報告がある.探究の過程として想定される複数のフェーズは,フェーズによる実施状況の違いが報告されている.本研究では,高等学校普通科の理科授業における探究活動の導入に関して,その課題や,探究の過程の各フェーズの実施状況の解明を目指した質問紙調査を計画している.本研究報告では,予備的調査として実施した,高…

    DOI

  • 探究レベルの観点から検討する生徒に育成される力についての一考察

    谷本 薫彦, 松原 憲治 日本科学教育学会研究会研究報告 37 (5), 71-74, 2023-02-23

    <p>本報告では,炭酸水素ナトリウムを題材として用いてBanchi & Bell(2008)の探究レベル別に,どのような探究活動が計画できるか具体的な授業場面をデザインした.また,教師の支援について特徴的な展開を描き,各レベルで育成が期待される力について検討した.加えて,そこでの問いの特徴と教師の支援について議論した.教科内容を含む具体的な授業場面を検討することで,確認としての探究では体験的な科…

    DOI

  • 教科等横断的な視点から拡張する探究レベルに関する予備的考察

    松原 憲治 日本科学教育学会研究会研究報告 37 (5), 65-70, 2023-02-23

    <p>本報告では,教師が探究活動を理解するための視点や,カリキュラム上でどのような探究活動を行うかを検討する際の視点として,探究の質に関する簡易的な枠組みを検討することを目的とした.特に,Banchi & Bell (2008) の探究レベルのモデルに対し,日本のカリキュラムと関連させて検討した.また,米国におけるこれまでの探究レベルに関する一連の研究を整理し,探究活動の質の議論におけるその基準…

    DOI

  • 生理心理学的指標を用いた授業中の教師の認知負荷の把握

    山森 光陽, 長野 祐一郎, 徳岡 大, 草薙 邦広, 大内 善広 日本教育工学会論文誌 47 (1), 127-139, 2023-01-20

    <p>授業中における教師の認知負荷の変動を,皮膚コンダクタンス変化と末梢皮膚温の変動によって把握することの可能性の検討を目的とした研究を行った.複数指標を同時に,時系列的に測定可能なデバイスを教師が着用して授業を実施した.対象は小学校教師5名であり,授業は複数学年,複数教科で実施した.皮膚コンダクタンス変化と末梢皮膚温の変動と,同時に計測された身体の動きの大きさ,質問紙を用いた主観的評価,授業ビ…

    DOI

  • 子供たちのヘルスリテラシーの育成と体力・運動との関わり

    上地 勝 日本体育・スポーツ・健康学会予稿集 73 (0), 45-, 2023

    ...そのことは、学習指導要領実施状況調査(国立教育政策研究所)の結果にも表れており、各校種で次の課題が指摘されている。○小学校:図を読み取り健康情報を分析すること。○中学校:健康に関する抽象的な内容を具体的な事象に適用したり応用したりすること。○高等学校:個人の健康の保持増進と社会環境づくりを関連付けること。...

    DOI

  • 中等教育におけるデータサイエンス教育の視点を取り入れた実践的研究

    佐竹 靖, 細田 幸希, 西仲 則博 日本科学教育学会年会論文集 47 (0), 129-132, 2023

    <p>本稿は,中学校理科におけるデータロガーを用いた実証的考察を通して,今後の我が国のデータサイエンス教育に関する指針を示すことを目的とした.そのために,近年のデータサイエンス教育研究から得られた知見の一つである統計データの見方の拡張を視点として,データロガーのセンサーから収集された気圧と地形データを基に,気圧を実感させることをねらいとした授業実践を行なった.その結果,生徒は高度変化と気圧変化の…

    DOI

  • 中学校理科教科書における「背景」場面の問いに見られるPISAとSDGsの文脈

    中山 迅, 猿田 祐嗣 日本科学教育学会年会論文集 47 (0), 383-384, 2023

    <p>2017年告示の中学校学習指導要領に基づく中学校理科教科書において,探究過程における「背景」の場面の問いのうち,文脈設定のある問いを抽出した。そして,PISA2018評価枠組みにおける科学的リテラシーの文脈と,SDGsの17の目標の文脈で設定されている問いの件数を計数した PISAの文脈では「最先端の科学とテクノロジー」が最も多く,SDGsでは陸上資源が多かった.同時に,PISAやSDGs…

    DOI

  • STEM/STEAM教育における数学的な見方・考え方の働きに関する一考察

    小林 廉 日本科学教育学会年会論文集 47 (0), 145-148, 2023

    <p>文部科学省が推進する「STEAM教育等の教科等横断的な学習」では,複数の教科等の「見方・考え方」を総合的・統合的に生かしていく探究活動を充実させることが重視されている.本稿の目的は,現代社会に生きる市民を育成する側面としての「STEAM教育等の教科等横断的な学習」における数学的な見方・考え方の働きの一端を明らかにすることである.そのために,コロナ禍において現代社会に生きる市民としてどう考え…

    DOI

  • 高等学校普通科における探究の過程の実施状況に関する予備的調査からの考察

    小坂 那緒子, 松原 憲治 日本科学教育学会年会論文集 47 (0), 255-256, 2023

    <p>探究的に科学を学ぶことが近年重視されている.一方で,特に高等学校の理科授業では,探究の実施が進まない課題があり,先行研究では,探究活動の導入における課題に関する調査も報告されている.また,探究の過程は,いくつかのフェーズから構成されるが,理科授業において,それぞれのフェーズの実施頻度が異なることが報告されている.本研究は,日本の高等学校普通科の理科授業内に,探究活動を導入する上での課題が何…

    DOI

  • 保育者・小学校教師の幼保小連携・接続に関する認識

    野口 隆子, 松嵜 洋子, 佐久間 路子, 掘越 紀香 乳幼児教育・保育者養成研究 3 (0), 35-45, 2023

    本研究は、接続期に関する研修参加者を対象とした質問紙調査から、保育者・教師の幼保小連携・接続と子どもの姿に関する意識を明らかにすることを目的とする。調査は2018年3月から12月に関西及び関東5カ所で実施、研修参加者の合計は643名。接続期(5歳児・小学1年生)の担当経験がなく研修にも初めて参加する人が多い一方、担当経験があり研修にも複数回参加している人もいて、研修効果の違いが見られた。接続期に…

    DOI

  • クラスサイズによる小学校第1学年から第5学年終了時までの国語の学力偏差値推移の違い

    山森 光陽 教育学研究 90 (2), 273-284, 2023

    <p> クラスサイズによる小学生の長期的な国語の学力の推移の違いを、小学校第1学年終了前後から第5学年終了前後までの5時点の標準学力検査得点のパネルデータを分析することで検討した。分析対象は103校、162学級、3,460名分のデータであった。児童・時点、児童、学校の3レベルを仮定したマルチレベル分析を行った。その結果、小学生の国語の学力の推移に対してはクラスサイズが小さい方が有利であることを示…

    DOI

  • STEAM等の教科・領域固有の視点や活動から検討する探究の過程

    松原 憲治 日本科学教育学会年会論文集 47 (0), 247-248, 2023

    <p>新教科「理数」の理数探究基礎と理数探究では,その探究の過程において「数学的な手法や科学的な手法など」を用いることが期待されている.本課題研究では,STEAM等の教科・領域固有の視点,考え方や活動も含めつつ,探究の過程の在り方を広く検討することを目的とする.特に,我が国の文脈における探究の過程について,現代的な諸課題に対する意思決定,エンジニアリングデザイン,芸術に基づく探究的な活動の要素を…

    DOI

  • 教科横断型探究活動の授業開発に関する教員研修の汎用化に向けた一考察

    黒田 友貴, 池 恩燮, 谷本 薫彦, 宮内 卓也, 松原 憲治 日本科学教育学会年会論文集 47 (0), 417-418, 2023

    <p>世界各国でSTEM / STEAM教育の重要性が言及される中で,日本においても複数の探究科目が設定され,文理の枠を越えて探究的な学習が重視されている.本研究では,SSH指定校の探究プログラム開発手法をもとに,授業開発ワークショップを行ない,探究活動プログラムの開発手法の汎用化の際に重要となる要素を考察した.その結果,課題の設定方法に関する手法や教授方法のあり方について教員研修を通じて支援す…

    DOI

  • 「文字式を読む」に着目した教材に関する一考察

    浅川 大生, 池田 浩輔, 河村 祐太郎, 山本 将大, 福田 博人 日本科学教育学会研究会研究報告 37 (4), 161-164, 2022-12-18

    <p>「文字式」は,中学校数学科の全領域の内容と深い関りをもつとともに,それらの基礎をなすものとして重要な位置を占めている.しかし,全国学力・学習状況調査の報告書(文部科学省)によると,文字で表された式が何を表しているのか読み取り説明する問題の正答率が低い傾向にある.この課題を解決するために,式を用いて数量の関係や法則などを表したり,その意味を読み取ったりするとともに,文字の良さを実感させる授業…

    DOI

  • 中学校理科教科書における「振り返り」場面の問いの傾向

    加治屋 智弥, 中山 迅, 猿田 祐嗣 日本科学教育学会研究会研究報告 37 (4), 193-198, 2022-12-18

    <p>本研究では,2017年に告示された中学校学習指導要領において一層重視されるようになった探究活動で,探究活動の振り返りが,教科書において特に重要視されていることを明らかにした.2021年度から使用されている中学校理科教科書において大きな変化が見られた.中山ら(2014)による 2008年告示の中学校学習指導要領に基づく5社の中学校理科教科書の問いの分析基準には「振り返り」場面が含まれていない…

    DOI

  • 高等学校数学における直観力の育成を目指した教材の開発研究

    山本 将大, 福田 博人 日本科学教育学会研究会研究報告 37 (4), 101-106, 2022-12-18

    <p>高度情報化社会により情報の量的側面が爆発的に増大する今日,質的側面の担保として直観力の育成が求められている.また,高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説数学編・理数編では,ベイズ的思考を学ぶ機会について言及されていない.しかし,高度情報化社会においてベイズ的思考は重要な意味を持つため,ベイズ的思考についても学習する必要がある.そこで本研究では,ベイズ思考に関連する代表的な問題である「3…

    DOI

  • 学習者の理科を学ぶ有用性の認識

    西内 舞, 小路 美和, 川崎 弘作 日本科学教育学会研究会研究報告 37 (4), 41-44, 2022-12-18

    <p>本研究では,学習者の理科を学ぶ有用性の認識としての「実用性」と「重要性」にどのような違いがあるかを明らかにすることを目的とした.そのためにまず,学習者の理科を学ぶ有用性の認識としての「実用性」と「重要性」を測定するために,学習者が理科学習の意義や有用性を実感できる指導法を整理し,12項目の質問を作成した.次に,中学生を対象に,作成した質問紙を用いて調査を行った.その結果,「日常生活と科学の…

    DOI

  • 大学学位取得者の成人教育参加に関する国際比較

    加藤 かおり 高等教育研究 25 (0), 69-88, 2022-08-10

    <p> OECD国際成人力調査(PIAAC)の結果に関するいくつかの報告では,日本の成人の成人教育への参加は,国際的に見て低調とされている.本稿は,特に大学の学士及び修士レベルの学位取得者に焦点を当て,その成人教育参加の状況やその参加者の実態をこの調査の主に背景調査部分のデータを用いて国際比較することにより,学位取得者の成人教育参加の特徴と課題を明らかにすることを目的とする.結論として,日本にお…

    DOI

  • 学習指導要領のLinked Open Data化による学習への利活用に向けた検討

    榎本 聡, 大井 将生, 高久 雅生, 阿児 雄之, 有山 裕美子, 江草 由佳 日本教育工学会研究報告集 2022 (1), 135-142, 2022-05-25

    <p>文部科学省が公開した学習指導要領をLinked Open Data(LOD)化した「学習指導要領LOD」を作成した.これにより,学習指導要領コードを機械的に処理することや,他の様々なデータと接続することが容易となった.また,教育データ利活用ロードマップや,ジャパンサーチにおける事例をもとに,教育現場での学習指導要領LODの活用イメージを検討した.</p>

    DOI

  • 社会認知的キャリア理論に基づくSTEMキャリア選択の要因と性差の検討

    中村 大輝, 堀田 晃毅, 西内 舞, 雲財 寛 日本教育工学会論文誌 46 (2), 303-312, 2022-05-20

    <p>本研究は,社会認知的キャリア理論(Social Cognitive Career Theory, SCCT)に基づき,我が国におけるSTEM キャリア選択に影響する要因とその性差を検討した.OECD が実施したPISA2015調査の日本データを用いて,SCCT のキャリア選択モデルを追試した結果,当該モデルは日本の高校生のデータにも十分に適合することが明らかになった.多母集団同時分析の結果…

    DOI Web Site

  • 「仮説検定の考え方」の学習指導に関する一考察

    小林 廉 日本数学教育会雑誌 104 (5), 16-25, 2022-05-01

    <p> 本研究の目的は,「仮説検定の考え方」の創出を図るための教材と手立てを提案し,それらに対する生徒の実態の一端を明らかにすることを通して,「仮説検定の考え方」の創出を図る学習指導について示唆を得ることである.そのために,高校生の課題研究を文脈とする教材を用いた授業実践と,そこで観測事象だけでなくそれ以上に極端な事象が起こる確率を自力で求めた生徒へのインタビュー調査を実施した.主な成果として,…

    DOI

  • 担当教科が「完全で調和のある人格」を育むことに対する教員の意識

    吉岡 亮衛 日本科学教育学会研究会研究報告 36 (4), 27-32, 2022-03-27

    <p>本研究は,教科を担当する教員の自身の担当教科に対する意識について問うWEBアンケート調査の結果報告である.調査の目的は,教科の教育が学校教育が目指す人格の完成と教育目標の達成にどの程度貢献しているのかを明らかにすることであり,教員は自らが担当する教科の貢献の程度を評価することが求められた.調査は大きくは5問あり,本報告では,母集団の属性情報と人間の特性に対する教科の貢献度,および教育目標の…

    DOI

  • アプローチ期における規範意識育成の実践報告

    二階堂 年惠, 合原 晶子, Nikaido Toshie, Gohara Akiko 子ども学論集 8 11-21, 2022-03-20

    ...国立教育政策研究所は、接続期カリキュラムを、アプローチカリキュラム(5 歳児9 月頃~3 月まで)と、スタートカリキュラム(小学校入学~1年生の1 学期終わりまで)とに分類している。アプローチ期の幼児たちは、自己主張をすることは出来ても、自己抑制に欠け、自分の気持ちを調整する力がまだ育っていない。...

    DOI 機関リポジトリ

  • 保育内容「環境」の指導法に関する一考察 -持続可能な開発のための教育を目指して-

    タナカ, ユウコ, TANAKA, Yuko 鈴鹿大学・鈴鹿大学短期大学部紀要第5号 2022 (5) 151-166, 2022-03-10

    ...ない現状である.幼児期から「持続可能な開発のための教育」を行うことで,新たな価値観を持つ未来の創り手を育てることになると考える.保育者養成校における保育内容「環境」の指導法は「持続可能な開発のための教育」と深いかかわりを持つ教科であり,今回ESDとの関係性を明らかにすることを考えた.本研究のテーマに示した保育内容「環境」の指導法は,幼稚園教育要領 領域「環境」の内容理解をねらったものである.加えて国立教育政策研究所...

    機関リポジトリ

  • 理科が「完全で調和のある人格」を育むことに対する理科教員の意識

    吉岡 亮衛 日本科学教育学会研究会研究報告 36 (3), 25-30, 2022-03-06

    <p>教育は人格の完成を目指すとされる中で、本研究では理科が全人教育に貢献する程度を明らかにするために、理科の教員に対する質問紙調査を行った。38名の回答データから、少なくとも理科だけでは全人教育は行い得ないことが分かった。理科が貢献できるのは人間の動物的な特性では、「体を動かす」「栄養を摂る」「記憶を蓄積する」「信号を交換する」「感覚刺激を受け取る」などであり、人間の本質的な特性への貢献は、「…

    DOI

  • 生理心理学的指標や身体運動の計測による教授学習過程研究に関するシステマティックレビュー

    山森 光陽, 伊藤 崇 日本教育工学会論文誌 46 (1), 171-182, 2022-02-20

    <p>生理心理学的指標や身体運動の計測を行った教授学習過程研究での,これらの指標や計測結果と認知的処理や情意的反応等との対応を網羅的に提示するために,国内外の研究を対象にシステマティックレビューを行った.レビューの結果示された,これらの指標や計測結果と,認知的処理や情意的反応等との対応を示すと以下の通りであった.(1)教師や学習者の注意の対象の把握に視覚運動系指標.(2)課題等の処理過程の把握に…

    DOI

  • 科学教育における探究へのアプローチ ―定説探究とデータの品質―

    寺谷 敞介, 後藤 顕一, 鮫島 朋美, 何 佳敏, 孔 泳泰, 野内 頼一 日本科学教育学会年会論文集 46 (0), 563-564, 2022

    <p>科学教育における探究のうち、意義と要望のある“目的としての探究”の教材と指導法の開発を試みた。課題は解明課題と実行課題に分類し、それぞれに対応する仮説探究と定説探究と名付けた。探究へのアプローチを容易にするため、定説探究から始め提示した実行課題についてデータ品質の達成目標を示し、測定原理の把握のための3表現(言語化、視覚化、数学化)と実験計画から取りくむように計画した。言語化表現を助ける3…

    DOI

  • 韓国の理科教科力量の再考察とその理科教科力量の涵養のための大学カリキュラムの開発

    孔 泳泰, 後藤 顕一, 何 佳敏, 野内 頼一, 寺谷 敞介 日本科学教育学会年会論文集 46 (0), 561-562, 2022

    <p>韓国においての理科教科力量について,科学的思考力,科学的探求能力,科学的問題解決力,科学的コミュニケーション能力,科学的参加と生涯学習能力などが現行学習指導要領に提示されている.また,未来世代科学教育標準では,科学的探求力,科学的思考力,コミュニケーションとコラボレーション能力,情報処理と意思決定能力,超連結社会対応と生涯学習能力が力量として示されている.これらの理科教科力量として挙げられ…

    DOI

  • 授業改善を目的としたSTEM 授業分析の開発に向けて

    松原 憲治, Roehrig Gillian, Dare Emily, 池 恩燮, 宮内 卓也, 小林 優子, 谷本 薫彦 日本科学教育学会年会論文集 46 (0), 51-52, 2022

    <p>近年,我が国では様々な視点からSTEMに関する教材開発や授業実践が進められている。これらの取組を授業改善につなげていくためには,授業におけるSTEMの要素について理解を深めることが重要である。本研究では,我が国の中等教育段階における探究や課題研究等を重視した授業を想定しつつ,STEMの視点からの授業分析手法の開発を行う。本研究における授業分析は,指導実践の評価を目的とするものではなく,授業…

    DOI

  • 日本における STEM-OP の実施と活用に関する展望

    小林 優子, 谷本 薫彦, 松原 憲治, 池 恩燮, 宮内 卓也 日本科学教育学会年会論文集 46 (0), 67-70, 2022

    <p>本稿では,日本の高等学校において実施した STEM-OP のコーディング結果について考察した.その結 果,以下のような点が明らかになった。第一に,コーディング結果より明らかになった観察対象とした授業の特 徴は,日本における授業の特徴や日本における STEM/STEAM 教育の目標を反映していることが示唆された。第 二に,授業実践者によるフィードバックから,STEM-OP …

    DOI

  • 中学校理科教科書における「方法」場面の問いの新しい傾向

    中山 迅, 加治屋 智弥, 猿田 祐嗣 日本科学教育学会年会論文集 46 (0), 325-328, 2022

    <p>2017年告示の中学校学習指導要領に基づき,2021年度から使用されている中学校理科教科書において,探究過程における「方法」の段階に書かれている問いを抽出し,件数を2008年告示の中学校学習指導要領に基づく理科教科書と比較したところ,大きな増加が認められた.さらに,方法場面で問うている内容について確認したところ,その5割以上が,探究の「方法」に関するものであった.これは, …

    DOI

  • 1977-2020年の『科学教育研究』のレビュー

    雲財 寛, 荒谷 航平, 大谷 洋貴, 小川 博士, 川崎 弘作, 下平 剛司, 田中 秀志, 中村 大輝, 長沼 祥太郎, 西内 舞, 藤原 聖輝, 三浦 広大, 渡辺 理文 日本科学教育学会年会論文集 46 (0), 467-470, 2022

    <p>本研究の目的は,1977~2020年の『科学教育研究』において,どのような研究方法が用いられてきたのかを明らかにすることである.本研究では,『科学教育研究』の第1巻First号~第44巻4号に掲載された研究論文を「1.理論的・哲学的研究」「2.実証研究(自然)」,「3.実証研究(人間・社会)」(「3.1実験」「3.2準実験」「3.3 観察」「3.4 …

    DOI

  • 高校教科書に出現する科学用語分析

    坂谷内 勝 日本科学教育学会年会論文集 46 (0), 341-342, 2022

    <p>高校の数学、物理、化学、生物、地学、情報の教科書から科学用語を収集し、現在と10年前と20年前を比較して分析を行った。分析の結果、科学用語の総数の変遷は、20年前、10年前、現在の順に増加している。20年前と比べて現在の科学用語数が最も増加した教科は生物である。以下増加した順に、化学、物理、数学、地学である。現在の数学用語は以前から既出していた用語が約4割で、消失した用語数より新出した用語…

    DOI

  • 中核的理科教員を活用した理科教育推進

    小倉 康, 益子 典文, 中村 琢, 長谷川 仁子 日本科学教育学会年会論文集 46 (0), 359-362, 2022

    <p>本研究は,小中学校の理科授業を改善し学習者の理科学習を向上させる新たな仕組みとして,中核的理科教員による「専門職の学習共同体(PLC)」を形成し「理科モデル授業オンライン研修会」を通じて,小中学校で優れた理科授業実践を導く専門的知識と技能を可視化し共有化する.可視化された知識と技能をモデル授業の動画とともにウェブサイトを通じて学校向けの研修情報として公開する.優れた理科授業実践の根拠として…

    DOI

  • 探究の達成に主眼を置いた教材と教授法についての一考察

    後藤 顕一, 何 佳敏, 孔 泳泰, 寺谷 敞介, 野内 頼一 日本科学教育学会年会論文集 46 (0), 557-558, 2022

    <p>予測不能な時代においては,複眼的に物事を捉え,課題解決をしていくスキルが重要となり,これを身に付ける教育課程,教育手法を積極的に取り入れた学びをより一層活発化させる必要が指摘されている.そのような学びは,探究が達成されることで探究力や科学知が育まれることにより培われるとする観点に立ち,探究の達成に主眼を置いた教材と教授法を開発することが必要となる.そのために,探究の各段階の達成を支援するた…

    DOI

  • 1977-2020年の『科学教育研究』のレビュー

    荒谷 航平, 雲財 寛, 大谷 洋貴, 小川 博士, 川崎 弘作, 下平 剛司, 田中 秀志, 中村 大輝, 長沼 祥太郎, 西内 舞, 藤原 聖輝, 三浦 広大, 渡辺 理文 日本科学教育学会年会論文集 46 (0), 463-466, 2022

    <p>本研究の目的は,1977~2020年の『科学教育研究』において,どのような研究テーマが取り扱われてきたのかについて明らかにすることである.本研究ではTsai and Wen(2005)の分類カテゴリーを修正して1109編の論文の研究テーマを分類した.その結果,各研究テーマの論文の割合は降順に「指導」,「目標と政策,カリキュラム,および評価」,「学習―文脈」,「教育テクノロジー」,「学習―概…

    DOI

  • 日本におけるSTEM授業の分析方法と評価プロセス

    宮内 卓也, 松原 憲治, 小林 優子, 谷本 薫彦, 池 恩燮 日本科学教育学会年会論文集 46 (0), 63-66, 2022

    <p>近年,我が国ではさまざまな視点からSTEMに関する教材開発と授業実践がすすめられており,授業を分析する具体的な指標をもとにした授業の振り返りを通した授業改善が期待される。しかし,STEMに関する授業を分析する具体的な指標が十分ではない。そこで,本研究ではDare, et al. (2021) が開発したSTEM Observation Protocol …

    DOI

  • タブレット端末利用型CBTによる時系列解答データログ分析の一考察

    安野 史子 大学入試研究ジャーナル 32 (0), 29-34, 2022

    <p>我々は,これまでにCBTの総合的研究として,CBTで測れる能力を明確にすることを目指し,デジタルの特性を活かした教科・科目ベースの問題を試作し,CBTシステムも併せて開発し,継続的に調査研究を行ってきている。その一環として,開発した数学の問題を使って,高校生を対象にモニター調査を実施してきている。そこで本稿では,モニター調査で得られた手書きストローク解答データの時系列ログを使って,解答変更…

    DOI Web Site

  • 対話で生まれ伝わる臨床の知

    益川 弘如, 白水 始 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2022 (0), 4K3GS105-4K3GS105, 2022

    <p>本報告では,学習科学を題材に授業などの学習環境をどうデザインするかという知が対話で生まれ,対話を通して能動的に使われ伝わる様を描き出し,以て「対話するAI」のモデルを構想したい。ある単元における特定の授業法がどのような学習成果を生むかという因果関係が一挙に理論化されていた学習研究に比べ,学習科学はそうした無理な一般化を避け,各状況での実践を関係者の対話を通して協調吟味し,対話を通して「デザ…

    DOI

  • 学習領域「数理科学」の見方・考え方をカリキュラムに位置づけ整理する方法

    松嵜 昭雄, 小林 廉, 石川 大輔 日本科学教育学会年会論文集 46 (0), 103-106, 2022

    <p>本稿では,学習領域「数理科学」の見方・考え方を暫定的に定義し,この見方・考え方を数理科学教育のカリキュラムに位置付け整理する方法を提案し,実践事例に適用を試みた.カリキュラムに位置付け整理する方法は,「数理科学」の見方・考え方が成長し豊かになっていくイメージの鍵となる各項目について「解きほぐし(Unpack)」をおこなう.そして,小学校の実践事例「輪投げのクリア回数決め」をもとに適用を試み…

    DOI

  • Shuffle.で「自己調整力」を育む

    松田 孝 日本科学教育学会年会論文集 46 (0), 213-214, 2022

    ...<p>中央教育審議会初等中等教育分科会教育課程部会は「児童生徒の学習評価の在り方について(報告)」(平成31年1月21日)(以下「報告」)を取りまとめた.都道府県教育委員会等は文部科学省の「児童生徒の学習評価及び指導要録の改善等について」(通知)を受け,所管の学校や域内の市区町村委員会に対して指導要録の記入の手引きを作成し,その参考様式を示すとともに学習評価のあり方についても報告の内容及び国立教育政策研究所...

    DOI

  • SHACL (Shapes Constraint Language) によるアプリケーションプロファイル記述の試み

    高久 雅生, 江草 由佳 人工知能学会第二種研究会資料 2021 (SWO-055), 08-, 2021-11-26

    <p>Linked Open Data形式のメタデータ記述のスキーマ説明を行うアプリケーションプロファイル記述を容易に公開するための手法として、SHACL(Shapes Constraint Language)に基づく文書化とデータ検証を一つの形式で両立する手法を提案する。実際のデータセットとして、著者らが提供している教科書LODを例にとり、手法の詳細について報告する。</p>

    DOI

  • 高校生におけるNOS理解の変化

    小林 優子 理科教育学研究 62 (1), 95-108, 2021-07-30

    <p>本研究では,探究活動を行う高校生80名に対して質問紙調査と「振り返りメモ」の分析を行い,探究活動の前後における「科学の本質(Nature of Science: NOS)」に対する理解の変化を明らかにした。これにより以下の三点が明らかになった。第一に,選択式質問項目の分析結果から,自然科学の探究活動を行う生徒においては「暫定性」,人文社会科学の探究活動を行う生徒においては「理論負荷性」に対…

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献5件

  • 技術リテラシーを育む中学校技術科内容D「情報の技術」における授業の実践と評価

    大林 要介, 安藤 明伸, 梨本 雄太郎, 谷田 親彦, 上野 耕史 日本産業技術教育学会誌 63 (2), 249-258, 2021-06-28

    <p>科学技術の発展が飛躍的な現代においては,技術の「光」と「影」に焦点を当て,技術の評価・選択・意思決定ができるような能力,すなわち技術ガバナンス能力が国民一人一人に求められる。平成29年告示の学習指導要領では「社会の発展と技術」の学習において「技術を評価し,適切な選択と管理・運用の在り方や,新たな発想に基づく改良,応用について考える」学習が位置付けられ,より重要性を増している。このような中,…

    DOI

  • テレビ番組を活用した数学教育の可能性

    水谷 尚人 日本数学教育会雑誌 103 (5), 31-35, 2021-05-01

    <p>本稿の目的は,NHK Eテレの番組である「アクティブ10マスと!」を取り上げ,数学の授業において番組を活用するねらいや具体的な方法の一端を示すことで,テレビ番組を活用した数学教育の可能性を探ることである.本番組は,数学的に考えたくなる生徒の日常をミュージックビデオ風に描きながら,数学的な問題発見・解決の過程を反映した5 …

    DOI

  • ドイツの総合制学校におけるICTを活用した数学の授業実践からの示唆

    安野 史子, 西村 圭一, 浪川 幸彦 日本数学教育会雑誌 103 (5), 46-59, 2021-05-01

    <p>本稿は,ドイツの「PISAショック」以降の教育改革を概観し,ブランデンブルグ州にあるヴォルテール総合制学校での学習管理システム(LMS)の利用を中心に,ICTを活用した数学の授業の一端を紹介する.学習指導要領の改訂を受け,数学科の教員が分担して作成したLMSのデジタルコンテンツ,紙媒体のプリント等を活用した指導方法に更新し,それによる教育効果を得ている.その教育は,生徒の多様な学び方を尊重…

    DOI

  • 保育士の育児理解と多重役割理解が母親のマルトリートメントに与える影響

    野澤 義隆, 大内 善広, 萩原 康仁 東京未来大学研究紀要 15 (0), 141-148, 2021-03-31

    <p> 本研究は、保育士による母親への育児理解や多重役割理解が、育児ストレスを媒介してマルトリートメントに与える影響を検討した。調査は、2013年6月~7月にかけて、A県の保育所696カ所を対象に依頼を行い、保育所に通う子どもの母親に対して自記式の質問紙調査を実施した。得られた回答のうち、104 …

    DOI Web Site

  • 教育研究の知見の統計的統合は何をもたらすのか

    山森 光陽, 岡田 涼, 山田 剛史, 亘理 陽一, 熊井 将太, 岡田 謙介, 澤田 英輔, 石井 英真 教育心理学年報 60 (0), 192-214, 2021-03-30

    <p> この紙上討論の目的は,メタ分析や,メタ分析で得られた結果を多数収集し,メタ分析と同様の手続きでさらなる統合的見解を導く分析(スーパーシンセシス)といった,研究知見の統計的統合が,学術的な教育研究の持つ現象理解と理論形成,社会的要請への応答という二つの役割に対して果たしうる寄与を議論することである。日本の教育心理学におけるメタ分析の受容の経緯と最近の研究動向の概観を踏まえ,研究知見の統計的…

    DOI Web Site 参考文献40件

  • 学習科学の成立,展開と次の課題

    白水 始, 飯窪 真也, 齊藤 萌木 教育心理学年報 60 (0), 137-154, 2021-03-30

    <p> 本稿では,学習科学の成立と展開を振り返り,次の課題を同定することで,実践を支える学びの科学になり得る可能性を検討した。1990年代初頭の成立から30年が経ち,学習科学は学習者の学びの複雑さや多様性を可視化し,それを支える教師や教育行政関係者,研究者が実践の中で学びについて学び合うことの重要性を明らかにしつつある。それは研究方法論が,特定の学習理論を具現化した教材などのパッケージを提供する…

    DOI Web Site 参考文献32件

  • 「積極的読み」を引き出すCBT 読解問題の開発

    益川 弘如, 白水 始, 齊藤 萌木, 飯窪 真也, 天野 拓也 日本テスト学会誌 17 (1), 25-44, 2021

    <p>一つの文章を複数の要素に解体・再構成して全体を捉える「積極的読み」は大学生活で必須の認知活動だが,その難しさゆえに大学入試で問われても入学志望生はテストワイズネスを利用した浅い処理で対処しがちである.本研究は,解決過程の制御と記録というCBT の利点を生かし,積極的読みを求める典型としての東大入試国語問題を対象に,問題文全体の読解・要素抽出・関連付けを促すCBT …

    DOI Web Site

  • 資質・能力の育成を重視する教科等横断的な学びとしてのSTEM/STEAM教育

    高阪 将人, 松原 憲治 日本科学教育学会年会論文集 45 (0), 323-326, 2021

    <p>本稿では資質・能力の育成を見据えた教科等横断的な学びとしてのSTEM/STEAM教育について,各教科等の「見方・考え方」に着目し考察した.まず,STEM教育における教科・領域数及び統合の度合いに関するこれまでの研究から,2つ以上の教科・領域を扱うものを教科等横断的な学びと定めるとともに,教科等横断的な学びを連続的に捉えることにした.次に,STEM統合における3つのアプローチ,特に育成される…

    DOI

  • 高等学校工業科における「思考・判断・表現」と「主体的に学習に取り組む態度」の評価規準作成の構成原理

    佐伯 智成, 岡島 佑介, 大森 康正, 山崎 貞登 日本科学教育学会年会論文集 45 (0), 485-488, 2021

    ...<p>本研究の目的は,高等学校工業科の学習評価観点のうち,特に「思考・判断・表現」と「主体的に学習に取り組む態度」の評価規準作成とともに,A基準,B基準作成の構成原理を検討することである.国立教育政策研究所教育課程研究センター(2020)の「指導と評価の一体化」のための参考資料と,鈴木雅之(2019)の教育心理学からみた「主体性」と自己調整学習の構成概念を参考にして,工業科のおける「主体的に学習に取...

    DOI

  • TIMSS理科論述式課題の回答における日本の児童の生物概念の特徴

    中山 迅, 松本 聖奈, 猿田 祐嗣 日本科学教育学会年会論文集 45 (0), 567-570, 2021

    <p>国際数・学理科教育動向調査(TIMSS)では,生物と無生物を区別する課題や生物の特徴を問う課題が繰り返し出題されているが,この内容について日本の児童生徒の正答率は必ずしも高くない.そこで,生物の特徴についての日本の児童の認識の特徴を明らかにすることで,生物概念についての学習指導改善の一助とするために,2007〜2015年まで3回にわたって同一内容で出題された「木とライオン」課題の回答を分析…

    DOI

  • 保育者とのコミュニケーションが父親の育児動機づけに与える影響の研究

    大内 善広, 野澤 義隆, 萩原 康仁 日本心理学会大会発表論文集 85 (0), PO-013-PO-013, 2021

    <p><b>目的</b> 本研究は,保育者の保護者に対するコミュニケーションの取り方が,父親の育児動機づけにどのような影響を与えるのかを検討する。<b>方法</b> 楽天インサイト社に調査を依頼し2021年2月に実施した。未就学児の子どもがいる父母子が同居状態の夫婦を対象に700件のペアデータを収集した。調査には,育児動機づけ尺度(大内・野澤・萩原,2020),保育者とのコミュニケーション尺度(…

    DOI Web Site

  • 「地理総合」・「地理探究」の具体像

    中嶋 則夫 日本地理学会発表要旨集 2021s (0), 107-, 2021

    <p>高等学校新学習指導要領については,令和4年度から年次進行で実施される。今次の改訂によって,地理歴史科では,必履修科目として「歴史総合」とともに「地理総合」が,また,地理領域の選択科目として「地理探究」がそれぞれ設定されることとなった。ここでは,「地理総合」,「地理探究」の科目としての特性と主な内容等について,その概要を確認したい。</p><p></p><p>「地理総合」は,持続可能な社会づ…

    DOI

  • 中等教育化学における基本的概念(4)

    吉岡 亮衛, 寺田 光宏 日本科学教育学会年会論文集 45 (0), 221-222, 2021

    <p>本研究は,中等教育化学のカリキュラムを考える上で中心となる基本概念について、5つの概念の外延に着目して教科書を分析した結果を報告する。具体的には、外延に当たる語を差し替えることで、教科書の大区分単位で基本概念が扱われる文章量の変化を見る。それにより教科書の内容が大区分されている説明力として有効な概念の外延のセットを探索した。得られた結果グラフにて視覚的に提示する。</p>

    DOI

  • OECDグローバル・ティーチング・インサイトにおける日本の調査結果の概要

    長谷川 仁子, 松原 憲治, 大浦 絢子 日本科学教育学会年会論文集 45 (0), 75-76, 2021

    <p>「OECD グローバル・ティーチング・インサイト(GTI):授業ビデオ研究」の調査結果を中心に報告する.GTIでは,数学の授業ビデオの分析により,教員の指導実践や生徒の学習成果の関係をより客観的なエビデンスを基に検討することを目的とした.分析コードは,授業運営,社会的・情緒的支援,対話(談話),教科内容の質,生徒の認知的取り組み,生徒の理解に対する評価と対応の6つの指導実践の領域で構成され…

    DOI

  • 保健体育科教員養成における指導と評価の一体化を図るためのデジタル教材の開発

    山田 稔, 福地 真一 日本体育・スポーツ・健康学会予稿集 71 (0), 474-, 2021

    ...国立教育政策研究所では、これまで1時間単位の授業の中で行われることの多かった学習評価を、スパンを長くして単元や題材のまとまりとしての評価として行うことを求めている。1時間単位の完結した学びから時間をかけながら学んだことを学びの文脈として捉えることで、学習のつながりを図ろうとすることが求められている。...

    DOI

  • 幼稚園教育要領解説における科学的探究心に関する内容の変化についての探索的分析

    中和 渚, 高阪 将人, 松原 憲治 日本科学教育学会年会論文集 45 (0), 609-612, 2021

    <p>本稿の目的は2008年と2018年の幼稚園教育要領解説の内容を抽出し, 比較分析することで,科学的探究心に関わる記述の変遷について探索的に明らかにすることである.方法としては科学的探究心に関連が深いと考えた「科学」「数量・図形」「自然」「探究」「命」の計5つの名詞に関わる文章を各要領解説から抽出した.次にText Mining Studio …

    DOI

  • 中学校教科書に出現する科学用語分析

    坂谷内 勝 日本科学教育学会年会論文集 45 (0), 493-494, 2021

    <p>中学校の数学・理科・技術と家庭(技術分野)の教科書から科学用語を収集し、現在と10年前と20年前の科学用語の特徴を分析した。分析の結果、数学は科学用語数の減少率が大きいが、理科と技術は科学用語数の減少率は小さい。既出、新出、消失した用語数を比較すると、技術は科学用語の入替えが多いことが分かる。現在の教科書で、3教科に共通して出現する科学用語はなかったが、2教科で出現した科学用語は13件あっ…

    DOI

  • タブレット端末利用型CBTの開発とモニター調査による評価

    安野 史子 大学入試研究ジャーナル 31 (0), 146-153, 2021

    <p>本研究は,CBTの特性を活かした教科・科目ベースの問題を試作し,CBTで測れる能力を明確にすることを目的として継続的に実施してきている。そこで,高校生を対象に,開発した問題を用いたモニター調査を2019年度に実施した。問題はすべてデジタルによるタブレット端末画面への提示で,解答については,オンラインによるタブレット端末へ直接入力する方式の冊子と,オフラインで解答用紙へ記入する方式の冊子の2…

    DOI Web Site

  • 新学習指導要領と地誌学習の方向性

    中嶋 則夫 日本地理学会発表要旨集 2021a (0), 21-, 2021

    <p><b>1.はじめに</b></p><p></p><p>我が国の国土に関する地理的認識を深める中項目C(3)「日本の諸地域」の学習は,小,中,高等学校の一貫性の観点から見ると,中学校社会科地理的分野を特色付ける学習といえる。ここでは新学習指導要領におけるその学習のポイントについて確認する。</p><p></p><p><b>2.「日本の諸地域」の学習に関する改訂のポイント</b></p><p>…

    DOI Web Site

  • Global Teaching InSights の意義と今後の展望

    大萩 明日香 日本科学教育学会年会論文集 45 (0), 77-78, 2021

    <p>授業ビデオ研究では,授業を録画,観察,分析し結果を比較する.このような取組は教育関係者にとって画期的である.一方,GTI 質問紙の結果から,実際には多くの教員がこのような実践をあまりしていないことが示された.また,GTIの授業観察コードの一つである指標の分析を通して,各国授業のデジタル化があまり進んでいないことも明らかとなった.世界各地で教育のデジタル化が急速に進められている中,急激な変化…

    DOI

  • OECDグローバル・ティーチング・インサイト 授業ビデオ研究の報告と活用

    松原 憲治, 西村 圭一, 清野 辰彦 日本科学教育学会年会論文集 45 (0), 73-74, 2021

    <p>本課題研究では,2020年の11月16日に調査結果が公表された「OECD グローバル・ティーチング・インサイト(GTI):授業ビデオ研究」の枠組と結果について報告するとともに,その活用に関する発表を行う.GTIは,実際の数学授業を撮影して授業ビデオを分析することにより,教員の指導実践や生徒の学習状況について,より客観的なエビデンスを得ることや,指導と学習成果の関係を検討することを目的とした…

    DOI

  • 新型コロナウイルス感染症対策に配慮した体育における学習活動の取扱いの現状と今後の展望

    塩見 英樹 日本体育・スポーツ・健康学会予稿集 71 (0), 62-, 2021

    <p>国内での感染拡大の可能性があった初期である令和2年3月2日から政府の要請により全国の一斉臨時休業が行われ、その後春季休業を経て、4月7日に政府の緊急事態宣言が行われたことや4月16日に全都道府県が緊急事態措置の対象となったこと等を受け、大部分の学校が5月末までの臨時休業を行いました。その後も、実技を伴う体育の授業の実施に当たっては、「児童生徒が密集する運動」や「近距離で組み合ったり接触した…

    DOI

  • 父親の育児意欲尺度における交差妥当性の検討

    大内 善広, 野澤 義隆, 萩原 康仁 日本心理学会大会発表論文集 84 (0), PO-072-PO-072, 2020-09-08

    <p>目的 大内・野澤・萩原(2019)では,父親の育児参加への主体性を測定する尺度について,自己決定理論(Ryan & Deci, 2002)の有機的統合理論に基づき作成を試みた。尺度作成のための調査(以下,前回調査)は,2019年にマクロミル社に依頼して行った。本研究では,前回調査と同様の調査を別の調査会社に依頼して行い,育児意欲尺度の交差妥当性を検討する。</p><p>方法 …

    DOI Web Site 医中誌

  • 国立教育政策研究所教育図書館近代教科書デジタルアーカイブの構築と公開

    江草 由佳 デジタルアーカイブ学会誌 4 (1), 28-33, 2020-01-07

    ...<p>図書館が所蔵する書籍をデジタル化したコレクションをデジタルアーカイブとして公開する方法として国立教育政策研究所教育図書館近代教科書デジタルアーカイブを紹介した。カテゴリ検索を実現する方法として、図書館が通常提供している蔵書検索システムの一部に外付けでHTMLとカテゴリのサムネイル画像だけを使ってデジタルアーカイブを構築する方法を紹介した。...

    DOI Web Site

  • タブレット端末利用型CBTのための化学問題の開発とモニター調査による評価

    松原 静郎, 長谷川 拓, 北野 賢一, 岩城 圭一, 松高 和秀, 山下 卓弥, 杉山 礼, 林 誠一, 柳澤 秀樹, 安野 史子 日本科学教育学会年会論文集 44 (0), 131-134, 2020

    <p>本研究は,映像や動的オブジェクトを有するCBTの特性を活かした高等学校化学の問題を試作し,CBTで測れる能力を明確にしていくことを主目的とした継続的研究の一部である.本稿は,2019年に高校生を対象にした調査実施結果を踏まえて,開発問題の評価と今後への示唆を得ることを目的とする.</p>

    DOI

  • タブレット端末利用型CBTのための数学問題の開発-選抜試験への実装可能性の検討-

    西村 圭一, 安野 史子, 根上 生也, 髙橋 聡, 祖慶 良謙, 高橋 広明, 伊藤 仁一, 浪川 幸彦, 伊藤 伸也 日本科学教育学会年会論文集 44 (0), 123-126, 2020

    <p>本研究は,インタラクティブな動的オブジェクトを有するCBTの数学問題を試作し,CBTで測れる能力を明確にしていくことを主目的とした継続的研究の一部である.本稿は,それらの一連の研究の問題枠組みに基づく数学問題の選抜試験への実装可能性を例証することを目的とする.そのために,難易の異なる問題を開発し,従来型の問題である「数学基礎」と組み合わせた調査を実施し,その結果を分析した.</p>

    DOI

  • 資質・能力の育成を重視する教科等横断的な学びとSTEM/STEAM 教育

    松原 憲治 日本科学教育学会年会論文集 44 (0), 9-12, 2020

    <p>我が国における資質・能力の育成を重視する教科等横断的な学びとしてのSTEM/STEAM 教育の意義や課題について,目的,学習過程,設定する課題の観点から考察した.まず,その前提として資質・能力の育成と教科等横断的な学びの関係を整理・確認することから始め,STEM/STEAM 教育について諸外国での動向を概観し,我が国における資質・能力の育成を重視する教科等横断的な学びとしてSTEM/STE…

    DOI

  • 汎用的な資質・能力の育成を担う地理授業

    伊藤 直之 日本地理学会発表要旨集 2020s (0), 117-, 2020

    ...その影響を受け,日本における代表的なものとして,国立教育政策研究所が2013年に示した「6つのすべ(手立て)」がある。また,関西大学初等部は,思考スキルと対応した「シンキングツール」を列挙している。</p><p></p><p>思考ツールは地理教育の文脈でも広がりを見せている。...

    DOI

  • 最近の高等教育政策における問題点

    村田 史之 太成学院大学紀要 22 (0), 105-110, 2020

    ...この審議を行った教学マネジメント特別委員会での審議経過や,そこで議論された意義や問題点に関して調査し,過去2度にわたって先行実施されている「大学生の学習実態に関する実態調査」(国立教育政策研究所)との比較を試みた。その上で,この調査で教育の質を表す手法の妥当性について議論する。...

    DOI Web Site

  • 高大接続を視野に入れたタブレット端末利用型CBTの解答入力システムの開発と検討

    安野 史子 大学入試研究ジャーナル 30 (0), 112-117, 2020

    <p>本研究は,CBTの特性を活かした教科・科目ベースの問題を試作し,CBTで測れる能力を明確にすることを目的として継続的に実施してきている。2017年度までは,解答用紙による解答方式を採用してきたが,今回,解答形式が選択肢式と短答式の設問について,解答入力システムを試作し,タブレット端末に解答を直接入力する方式を試みた。特に,用語,数字,数式,化学式等を答えさせる短答式については手書き認識入力…

    DOI

  • 教育実習生の理科授業に対する認識の変容

    越智 拓也, 磯﨑 哲夫 日本教科教育学会誌 43 (2), 1-9, 2020

    本研究では,pedagogical content knowledge をフレームワークとして,教育実習生の理科授業に対する認識が,教育実習を通じてどのように変容するのかを検討した。平成27-29年に国立A大学において中・高等学校の教育実習(理科)を受講する学生を対象として,教育実習の前後にプレ(N=224)・ポスト(N=226)調査を行った。その結果,①教育実習生の実態として,生徒の実態を把握…

    DOI Web Site

  • タブレット端末利用型CBTのシステムの開発と検討―手書き文字・数式認識による解答入力を中心に―

    安野 史子 日本科学教育学会年会論文集 44 (0), 119-122, 2020

    <p>本研究は,CBTの特性を活かした教科・科目ベースの問題を試作し,CBTで測れる能力を明確にしていくことを主目的として継続的に実施してきている.問題提示は電子媒体であるが,解答は2017年までは解答用紙を用いた筆記型解答方式のみ,2018年からは解答形式が選択肢式と短答式の設問について,オンライン解答入力システムを試作し,タブレット端末に解答を直接入力する方式も試みている.特に,短答式につい…

    DOI

  • 数学・理科・情報の教科に出現する科学用語の分析(3)

    坂谷内 勝 日本科学教育学会年会論文集 44 (0), 313-314, 2020

    <p>中学校と高校の数学・理科・情報(技術)の教科書索引から科学用語を収集し、科学用語の特徴を分析した。現在と10年前の科学用語数を比較すると、中学で1.26倍、高校で1.31倍の増加で、全体で約3割の増加である。教科別にみると中学では理科と技術(技術・家庭の技術分野)、高校では数学と生物と情報の教科書に出現する科学用語数が増加しているという特徴がある。身の周りの読み物で使用されている科学用語の…

    DOI

  • タブレット端末利用型CBTのための物理問題の開発とモニター調査による評価

    中村 泰之, 小林 雅之, 岡本 英治, 猿田 祐嗣, 寺崎 清光, 右近 修治, 安田 淳一郎, 安野 史子 日本科学教育学会年会論文集 44 (0), 127-130, 2020

    <p>本研究は,CBTの特性を活かした高等学校の物理の問題を試作し,CBTで測れる能力を明確にすることを主目的とした継続的研究の一部である.本稿は,2019年に高校生を対象にした調査実施結果を踏まえて,開発問題の評価と今後への示唆を得ることを目的とする.</p>

    DOI

  • 北海道奥尻高等学校の町立化に伴う変化 : 教職員・生徒・地域住民へのインタビュー調査より

    高嶋, 真之, 大沼, 春子, 尹, 景慧, 淡路, 佳奈実, 川村, 睦月, 杉谷, 真実, 田宮, 弘貴, 松尾, 奈緒, 篠原, 岳司 公教育システム研究 18 1-27, 2019-09-30

    ...「移管」という地方教育行政の政策選択について奥尻や他の事例に基づき検討したもの(小入羽・本多 2018、国立教育政策研究所 2019:104-115)や、高校を核とする今日的な地方創生のあり方として奥尻高校を事例に検討するもの(徳久 2018)が見られるが、それらは主として地方自治体ならびに教育行財政の観点で研究されたものであることから、高校の学校経営のリアリティについては焦点があたらないままである...

    HANDLE

  • 探究活動をとおした主体性の育成

    野内 頼一 化学と教育 67 (7), 288-289, 2019-07-20

    <p>理科改訂の要点を二つ挙げるならば,一つ目は,理科で育成を目指す資質・能力を育成する観点から,理科の見方・考え方を働かせ,見通しをもって観察,実験を行うことなどをとおして,自然の事物・現象について科学的に探究する学習の充実したことである。二つ目は,理科を学ぶことの意義や有用性の実感及び理科への関心を高める観点から,日常生活や社会との関連を重視したことである。</p>

    DOI

  • 高等教育研究と計量分析

    立石 慎治, 丸山 和昭, 速水 幹也, 松宮 慎治, 中尾 走, 村澤 昌崇 教育社会学研究 104 (0), 29-55, 2019-06-30

    <p> 本稿の目的は,教育社会学における高等教育を対象とした研究のうち,計量的手法を採っているものにかんする実態を読み解くことにある。その際,「高等教育研究は教育社会学研究がこれまで培ってきた理論・方法的枠組みを共有しているのか」及び「高等教育研究の固有の計量分析の課題とは何か。また他分野を参照しながら今後,どのように課題に対応していくか」との二つの問いを設定した。<br> …

    DOI Web Site Web Site 参考文献10件

  • 日本科学教育学会研究会研究報告の書誌情報の分析

    吉岡 亮衛 日本科学教育学会研究会研究報告 33 (5), 5-10, 2019-05-25

    <p>本研究は,日本科学教育学会の研究会研究報告誌に掲載された論文の内,直近10年度分(23巻1号から32巻10号まで)の書誌情報についての分析結果を報告するものである.この期間に研究会研究報告誌に掲載された論文の数は,1,245本で,研究会1回当たり16.6本であった.開催回毎の論文数にはばらつきがあったが,この期間は巻ごとに論文数が増加する傾向が見られた.その他,支部毎の研究会活動の活性度,…

    DOI

  • 算数・数学科の授業改善 : 発展的な学習の視点から

    立花, 正男 岩手大学大学院教育学研究科研究年報 3 91-109, 2019-03-29

    ...それは,特定の課題に関する調査の考え方が,現在毎年,国立教育政策研究所で実施している全国学力・学習状況調査の枠組みの考え方の基盤となっているため,この調査の考え方が今後の算数・数学の授業改善をする際に重要になると考えたからである。  ...

    機関リポジトリ

  • ESDの視点を取り入れた理科における指導方法の工夫改善

    岡本 弥彦, 河本 章宏, 五島 政一, 佐藤 真久 日本科学教育学会研究会研究報告 33 (4), 67-70, 2019-03-16

    ...<p>小学校第5学年の「台風と天気の変化」の指導において,ESDの学習指導過程を構想し展開するための枠組み(国立教育政策研究所,2012)の考え方を取り入れるとともに,総合的な学習の時間との連携も図りながら,科学的な探究の過程を重視した指導を展開した.その結果,児童は,自然事象に対して批判的に考える力や,他者と協力して学習や活動に進んで参加する態度などを身に付けることができた.</p>...

    DOI

ページトップへ