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検索結果 1,215 件

  • アクティブラーニングを用いた小児アレルギー疾患教育における対面式とオンライン式学習効果の比較検討

    伊藤 靖典, 長尾 みづほ, 村井 宏生, 福家 辰樹, 手塚 純一郎, 西本 創, 佐藤 さくら, 足立 雄一 日本小児アレルギー学会誌 38 (1), 24-31, 2024-03-20

    <p>目的:アクティブラーニングを用いた小児アレルギー教育セミナーにおいてオンライン式が対面式と同様の学習到達度,行動変容を促すのか明らかにする.</p><p>方法:対面式とオンライン式のセミナーを実施し,セミナー前,終了後,6か月後に参加者にアンケート調査を行い,学習到達度(40項目),小児アレルギー診療行為の実施(15項目)について評価した.</p><p>結果:対面式に参加したのは217名,…

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 放射線災害分野に関するe-learning研修システムの開発とその教育効果

    新井 知大, 石原 敏裕, 渡邉 雄一, 武田 聡司, 深水 良哉, 石田 隆人, 飯島 颯, 稲葉 護, 小西 英一郎, 金子 貴之, 吉田 淳一, 北川 智彦, 茄子川 集, 灘 尊則, 高橋 大樹, 大山 隼生, 小池 貴久, 村田 渉, 江端 清和, 金子 順一 保健物理 58 (4), 203-208, 2024-01-15

    <p>The aim of this study was to establish an e-learning training system for radiation disaster management in order to effectively train and secure personnel for radiation disasters, independent of …

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  • 食物アレルギー児の養育者自身のQuality of Life質問票開発と検証

    川野 聖明, 高瀬 章弘, 安成 大輔, 本村 知華子, 池田 政憲, 松井 照明, 緒方 美佳, 鈴木 修一, 手塚 純一郎, 長尾 みづほ, 増本 夏子, 柳田 紀之, 大矢 幸弘 アレルギー 73 (2), 180-188, 2024

    <p>【目的】海外では食物アレルギー児の養育者に対するQOL質問票があるが,日本では翻訳版のみで文化や食生活を反映した尺度はない.食物アレルギー児養育者QOLを評価するための質問票開発を目的とした.</p><p>【方法】食物アレルギー児(0歳-15歳)の養育者からQOL質問項目を飽和するまで収集し,一次質問票を作成した.再び養育者から回答を得て,因子分析により質問を選定し二次質問票を作成した.二…

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  • アナフィラキシーの診断・治療・管理

    佐藤 さくら 日本小児アレルギー学会誌 37 (3), 224-233, 2023-08-20

    <p>アナフィラキシー(anaphylaxis, An)は重篤な全身性の過敏反応であり,アレルギー反応の中で最も重症度が高い病態であり,すべての医師が発症時の初期対応を適切に行える必要がある.World Allergy Organization Anaphylaxis Guidance 2020をもとに作成された「アナフィラキシーガイドライン2022」では,An発症時の治療の判断を誤らないように…

    DOI Web Site 参考文献21件

  • 胃,十二指腸出血に対するIVR

    瀧川 政和, 井上 登士郎, 平川 耕大, 浅野 雄二, 大森 智子 日本腹部救急医学会雑誌 43 (5), 827-832, 2023-07-31

    <p>内視鏡治療困難な上部消化管出血に対してTAEが選択されている。上部消化管は血管吻合が多く,塞栓術を行う際には血管解剖を熟知して塞栓を行う必要がある。とくに近年保険収載された塞栓物質であるNBCAは血液凝固能に依存せず,塞栓が可能なため,良好な治療成績が得られている。NBCAは液体塞栓物質のため,使用する際にはNBCAの特性を理解して,塞栓方法を選択する必要がある。使用法を熟知することにより…

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  • 第13章 食物依存性運動誘発アナフィラキシー(FDEIA)

    福冨 友馬, 川本 典生 日本小児アレルギー学会誌 37 (2), 177-180, 2023-06-20

    <p>本稿では2021年に発行された食物アレルギー診療ガイドラインにおける食物依存性運動誘発アナフィラキシー(food-dependent exercise-induced anaphylaxis,FDEIA)のセクションに関して,2016年ガイドラインの記載内容からの主な変更点について解説する.</p><p>2016年発行のガイドラインでは,FDEIAは特定の食物摂取後の運動負荷によってアナフ…

    DOI Web Site 参考文献9件

  • 第15章 その他の食物関連アレルギー

    福冨 友馬, 安冨 素子 日本小児アレルギー学会誌 37 (2), 188-191, 2023-06-20

    <p>食事に関連して起こるアレルギー症状の原因として,食物以外のものに対するアレルギーが関与していることがある.特に成人では,このカテゴリーに該当する患者は稀ではなく,これは食物アレルギーの鑑別診断としても重要である.2021年のガイドラインでは,新しくこのような疾患を扱う章を作り,その中でエリスリトール・コチニール色素・アニサキスによるアレルギー,経口ダニアナフィラキシー(パンケーキ症候群)に…

    DOI Web Site 参考文献31件

  • 脳室腹腔シャント留置患者の膿瘍形成性虫垂炎に対し,経皮的ドレナージ治療を選択した1例

    上松 由昌, 旗手 和彦, 桑野 紘治, 大越 悠史, 坂本 友見子, 金澤 秀紀 日本腹部救急医学会雑誌 43 (1), 93-96, 2023-01-31

    <p>80歳,女性。脳室腹腔シャントカテーテル(ventriculoperitoneal shunt catheter:以下,VPSC)留置中。4日続く右下腹部痛で受診,膿瘍形成性虫垂炎と診断した。高齢,抗癌化学療法中で手術リスクが高く,盲腸への炎症波及で拡大手術が予想された。膿瘍とVPSC先端は離れており,逆行性中枢神経感染リスクは低いと考えた。待機的虫垂切除を行う方針とし,経皮的膿瘍ドレナー…

    DOI Web Site 医中誌

  • 産後の難治性直腸腟瘻に対し殿溝皮弁で再建した1例

    宮本 曜圭, 宇賀神 叶美, 秋本 峰克, 武田 啓 日本形成外科学会会誌 43 (1), 31-36, 2023-01-20

    <p> Rectovaginal fistulas caused by obstetric trauma can result in the release of uncontrolled flatulence or stool from the anorectal tract. This could lead to severe impairment of the quality of …

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  • アナフィラキシーガイドライン改訂のポイント

    海老澤 元宏 アレルギー 72 (9), 1105-1109, 2023

    <p>ポイント</p><p>・アナフィラキシーの診断基準は以前の3項目から2項目に集約された.</p><p>・アナフィラキシーに関する我が国の疫学データが追加された.</p><p>・アナフィラキシー治療における第一選択薬はアドレナリンの筋肉注射である.</p><p>・アナフィラキシーの急性期(初期)対応だけではなく,エピペン<sup>®</sup>の処方を含めた再発防止策がアナフィラキシーの管理…

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  • ゆるみのないインプラント抜去にメタルカッターを用いて人工肘関節再置換術を実施した関節リウマチの5症例

    大嶋 教勢, 齋藤 憲, 霜村 耕太, 高島 健一, 岩澤 三康, 射場 浩介 日本肘関節学会雑誌 30 (2), 413-417, 2023

    人工肘関節再置換術において,メタルカッターを用いてゆるみのないタブレットを抜去した5症例について報告する.<BR>対象は5例5 肘(無菌性のゆるみ1肘,関節破壊3肘,ヒンジ部損傷1肘),平均年齢74歳,再置換術までの平均年数13年,タブレットはUnlinked type4肘,Linked type1肘ゆるみのないインプラントはシャフト部をメタルカッターで剪断,ノミを四方に入れ抜去し,全例半拘束型…

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  • MTXの使用法の実際~皮下注射製剤の使い方も含む

    吉永 泰彦, 大橋 敬司, 相田 哲史, 西山 進, 田中 晃代, 松井 利浩 臨床リウマチ 35 (4), 221-233, 2023

    <p> 欧米に遅れること10年,1999年MTXが関節リウマチ(RA)に適応承認された.市販後5年間の全例調査で134名の死亡が明らかになり,日本リウマチ学会は2011年RA治療におけるMTX診療ガイドラインを作成し,MTX投与前に禁忌・慎重投与スクリーニング検査を推奨した.RA診療ガイドライン2020の薬物治療アルゴリズムでも,MTXはRAの診断が付けば,禁忌事項の他,年齢,腎機能,肺合併症を…

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  • アトピー性皮膚炎の長期コントロール指標Recap of atopic eczema(RECAP)の日本語版の作成と言語検証

    糸永 宇慧, 柳田 紀之, 西野 誠, 佐藤 さくら, 大松 華子, 大竹 直人, 牧田 英士, 福家 辰樹, 三浦 太郎, 千代反田 雅子, 鈴木 誠, 真部 哲治, 小池 由美, 二村 昌樹, 長尾 みづほ, 緒方 美佳, 高山 良子, 杉山 晃子, 片岡 葉子, 石氏 陽三, 益田 浩司, 田中 暁生, 中原 剛士, 室田 浩之, 佐伯 秀久, 加藤 則人, 海老澤 元宏 アレルギー 72 (10), 1240-1247, 2023

    <p>【背景・目的】アトピー性皮膚炎の長期コントロール指標であるRecap of atopic eczema(RECAP)の日本語版の作成と言語検証を行った.</p><p>【方法】翻訳過程は2つの独立した順行性翻訳,英語のネイティブスピーカーを交えた調整,第三者による逆行性翻訳,認知デブリーフィング,専門家によるレビューと修正,原著者による調和が含まれた.認知デブリーフィングでは設問項目のわかり…

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  • 関節リウマチ治療の最前線

    松井 利浩 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 2-C-S32-1-, 2023

    <p>関節リウマチ(RA)に対する治療は、生物学的製剤の登場により著しい発展を遂げている。</p><p>1998年にエタネルセプトが米国で初めて承認されて以来、多くの生物学的製剤が上市されてきた。本邦では2003年にインフリキシマブが承認されたのを皮切りに、現在までに計6剤のTNF阻害薬、2剤のIL-6阻害薬、1剤のT細胞選択的共刺激阻害薬が承認され使用されている。また、生物学的製剤と同等の効果…

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  • 第11章 経口免疫療法

    柳田 紀之, 二村 昌樹 日本小児アレルギー学会誌 36 (5), 547-553, 2022-12-20

    <p>食物アレルギー診療ガイドライン2021において,経口免疫療法(oral immunotherapy,OIT)とは「自然経過では早期に耐性獲得が期待できない症例に対して,事前の食物経口負荷試験(oral food challenge,OFC)で症状誘発閾値を確認した後に原因食物を医師の指導のもとで継続的に経口摂取させ,脱感作状態や持続的無反応の状態とした上で,究極的には耐性獲得を目指す治療」…

    DOI Web Site 参考文献23件

  • 第12章 ピーナッツ,木の実類,大豆,ゴマ,ソバ

    永倉 顕一, 佐藤 さくら 日本小児アレルギー学会誌 36 (5), 562-567, 2022-12-20

    <p>「食物アレルギー診療ガイドライン(JGFA)2021」の第12章 食品ごとの各論4,5,6,7では種子類であるピーナッツ,木の実類,大豆,ゴマ,ソバのアレルギーに関して新たに独立して章立てし,調査結果を最新の情報に更新した.その他では食品ごとの「自然歴」のデータを表にまとめて示した点,近年研究が進んでいる「コンポーネントを用いた診断」に関して詳細に説明した点,「ソバアレルギーの診断有用性」…

    DOI Web Site 参考文献20件

  • BNT162b2 mRNA COVID-19ワクチン接種後の抗体価に関する要因の解析

    丸山 浩平, 足立 遼子, 関谷 潔史 日本環境感染学会誌 37 (6), 248-255, 2022-11-25

    <p>COVID-19へのBNT162b2 mRNA COVID-19ワクチン接種による感染および発症予防効果が示されているが,これらの効果は経時的な低下が報告されている.一方で,接種後の抗体価は感染予防効果との相関が示唆されているが,接種後から長期間経過した時点での抗体価に影響を与える要因の報告は少ない.我々はBNT162b2 mRNA …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献25件

  • 第9章 食物経口負荷試験

    佐藤 さくら, 山田 佳之 日本小児アレルギー学会誌 36 (3), 280-288, 2022-08-20

    <p>食物経口負荷試験(oral food challenge, OFC)は,アレルギーが確定しているか,もしくは疑われる食品を単回または複数回に分割して摂取させ,誘発症状の有無を確認する検査である.OFCは,試験により得られる患者の利益が誘発症状のリスクより大きいと判断できる場合に実施する.日本では確定診断を目的としたOFCだけでなく,安全摂取可能量の決定を目的としたOFCも多く実施されている…

    DOI Web Site 参考文献30件

  • 上気道・下気道アレルギーの連関―One airway one diseaseの新しい考え方―

    谷口 正実 日本内科学会雑誌 111 (8), 1609-1619, 2022-08-10

    <p>One airway one disease(OAOD)は,上気道と下気道に同時に存在するアレルギー(=好酸球)性炎症病態を指すが,類似疾患である副鼻腔気管支症候群は,好中球性炎症が主体であり,その概念には通常含まれない.OAODは2病型に分かれ,小児から若年成人に発症しダニやペットが原因となる「アレルギー性鼻炎+アトピー型喘息」と,成人以降に発症し機序が不明の「鼻茸を伴う好酸球性副鼻腔炎…

    DOI Web Site 参考文献34件

  • 第1章 JGFA2021の作成方法・CQ

    二村 昌樹, 海老澤 元宏 日本小児アレルギー学会誌 36 (2), 179-182, 2022-06-20

    <p>食物アレルギー診療ガイドライン(JGFA)2021が5年ぶりに改訂された.JGFAはMindsに準拠し,作成委員会を含めた三層構造で担当して作成されたガイドラインである.作成委員会でJGFAであるスコープが確定され,重要臨床課題から経口免疫療法と食物経口負荷試験に関する4つのクリニカルクエスチョン(CQ)を選定された.CQについてはコクランレビューを参考に無作為化対照試験を対象にしたシステ…

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 小児期の食物アレルギーの正しい診断と評価

    佐藤 さくら, 海老澤 元宏 日本小児アレルギー学会誌 36 (1), 14-20, 2022-03-20

    <p>IgE依存性食物アレルギーは「特定の食物により症状が誘発されること」と「特異的IgE抗体の証明」により診断され,原因食物が特定できない場合には食物経口負荷試験(oral food challenge;OFC)にて確定診断する.安全にOFCを実施するために,実施医療機関やOFC方法をリスクに応じて選択する必要があり,自施設でのOFC実施が困難な場合には,早期にOFC実施可能な医療機関へ紹介す…

    DOI Web Site 参考文献20件

  • 日本のアナフィラキシーの実態:日本アレルギー学会認定教育研修施設におけるアナフィラキシー症例の集積調査

    佐藤 さくら, 柳田 紀之, 伊藤 浩明, 岡本 美孝, 斎藤 博久, 谷口 正実, 永田 真, 平田 博国, 山口 正雄, ルビー パワンカール, 海老澤 元宏 アレルギー 71 (2), 120-129, 2022

    <p>【背景・目的】アナフィラキシー(以下An)に関する全国的な疫学調査はない.わが国のAnの誘因および治療の実態を明らかにする.</p><p>【対象と方法】日本アレルギー学会認定教育研修施設を調査対象とし,2015年2月~2017年10月に同施設内で発症または救急受診したAn患者の誘因や治療内容等をweb上のアンケートフォームに入力する方法で前向きに集積した.</p><p>【結果】451施設中…

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献2件

  • 重症喘息のステロイド抵抗性とその制御

    森 晶夫, 神山 智, 大友 暁美, 山口 美也子, 組谷 千恵美, 岩本 圭右, 矢野 光一, 藤田 教寛, 岩田 真紀, 永山 貴紗子, 劉 楷, 中村 祐人, 濱田 祐斗, 渡井 健太郎, 上出 庸介, 関谷 潔史, 福富 友馬, 松元 幸一郎, 谷本 安, 小林 信之, 大友 隆之, 神沼 修 日本薬理学会年会要旨集 95 (0), 2-S27-3-, 2022

    <p>Asthma therapy in general has improved a lot in recent years, but it is still a major problem that severe asthma, which accounts for 10 to 20%, still suffers from strong symptoms on a daily basis …

    DOI Web Site

  • 重症喘息のステロイド抵抗性とその制御

    森 晶夫, 神山 智, 大友 暁美, 山口 美也子, 組谷 智恵美, 岩本 圭右, 矢野 光一, 藤田 教寛, 岩田 真紀, 永山 貴紗子, 劉 楷, 中村 祐人, 濱田 祐斗, 渡井 健太郎, 上出 庸介, 福富 友馬, 関谷 潔史, 松元 幸一郎, 谷本 安, 小林 信之, 大友 隆之, 神沼 修 日本薬理学雑誌 157 (5), 293-298, 2022

    <p>喘息全般の治療効果,患者QOLは向上したものの,1~2割を占める重症喘息ではすべての治療薬を併用してもなお日常的に強い症状に悩まされていることは大課題である.21世紀に入り米国のSARP,欧州のENFUMOSA studyが立ち上がり,重症喘息の病態解析が精力的に進められてきた.IgE,TNF,IL-5,IL-4,IL-13,TSLPに対する抗体や阻害薬の臨床レベルでの知見も蓄積しつつある…

    DOI Web Site PubMed 参考文献11件

  • 泌尿器

    武山 茂 超音波検査技術抄録集 47 (0), S103-S103, 2022

    DOI

  • 一般市民を対象とした肺年齢測定会がCOPDの理解度を向上させるか

    森 広輔, 髻谷 満, 今井 宏太, 菅野 寛子, 稲垣 武, 河野 純子, 本田 憲胤, 藤原 耕三, 千住 秀明 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 30 (1), 83-88, 2021-12-25

    <p>【背景と目的】近年,COPDの啓発活動として,肺年齢測定会が開催されている.しかし,一般市民を対象とした肺年齢測定会により,対象者がCOPDの理解を得られるかは明らかにされていない.本研究の目的は,一般市民を対象とした肺年齢測定会により対象者がCOPDの理解を得られるか,さらに理解が得られない対象者の特性を明らかにすることである.</p><p>【対象と方法】2018年5月から2019年2月…

    DOI 医中誌

  • CQ3 日本のIgE依存性鶏卵アレルギー患者もしくはその疑いのある者において,食物経口負荷試験は完全除去回避に有用か?

    村井 宏生, 苛原 誠, 杉本 真弓, 高岡 有理, 高橋 亨平, 和田 拓也, 山本 貴和子, 岡藤 郁夫, 二村 昌樹, 山田 佳之, 海老澤 元宏 日本小児アレルギー学会誌 35 (5), 490-502, 2021-12-20

    <p>【背景】IgE依存性鶏卵アレルギーは全世界において頻度が高い食物アレルギーの一つである.鶏卵アレルギーの患者は,ナッツ類などの他のアレルゲンに比べて耐性獲得がなされやすいことが知られている.食物経口負荷試験(以下OFC)は,IgE依存性食物アレルギーと診断された,あるいはその疑いのある患者に対してしばしば行われるものの,鶏卵OFCが,IgE依存性鶏卵アレルギーの患者にとって完全除去回避を行…

    DOI Web Site 参考文献22件

  • CQ4 日本のIgE依存性牛乳アレルギー患者もしくはその疑いのある者において,食物経口負荷試験は完全除去回避に有用か?

    前田 麻由, 桑原 優, 田中 裕也, 錦戸 知喜, 平口 雪子, 山本 貴和子, 岡藤 郁夫, 二村 昌樹, 山田 佳之, 海老澤 元宏 日本小児アレルギー学会誌 35 (5), 503-514, 2021-12-20

    <p>背景:牛乳は鶏卵と共に世界中の小児食物アレルギーの主な原因食物である.牛乳の誤食は頻度が高く,時折重篤なアレルギー反応を誘発する.食物経口負荷試験は,通常食物アレルギー患者,もしくはその疑いがある者に対して行われる.しかし,IgE依存性牛乳アレルギー患者において,牛乳経口負荷試験が完全除去回避に有用かどうかについてのエビデンスはまだ分かっていない.</p><p>方法:このクリニカルクエスチ…

    DOI Web Site 参考文献37件

  • CQ1 IgE依存性鶏卵アレルギー患者において,経口免疫療法は完全除去の継続と比較して有用か?

    北沢 博, 山出 晶子, 山本 貴和子, 二村 昌樹, 岡藤 郁夫, 山田 佳之, 海老澤 元宏 日本小児アレルギー学会誌 35 (3), 279-303, 2021-08-20

    <p>背景:IgE依存性鶏卵アレルギーに対する経口免疫療法は,その効果,安全性についてコンセンサスが得られていない.</p><p>目的:IgE依存性鶏卵アレルギーに対する経口免疫療法の有用性,安全性についてシステマティックレビューにて評価すること.</p><p>方法:IgE依存性鶏卵アレルギー患者を対象とし,鶏卵の経口免疫療法と鶏卵完全除去を比較した無作為化比較試験について検討し,経口免疫療法の…

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献2件 参考文献15件

  • CQ2 IgE依存性牛乳アレルギー患者において,経口免疫療法は完全除去の継続と比較して有用か?

    川本 典生, 房安 直子, 佐藤 幸一郎, 三浦 太郎, 鈴木 修一, 中村 俊紀, 山本 貴和子, 二村 昌樹, 岡藤 郁夫, 山田 佳之, 海老澤 元宏 日本小児アレルギー学会誌 35 (3), 304-318, 2021-08-20

    <p>IgE依存性牛乳アレルギーにおける経口免疫療法(OIT)が牛乳の完全除去の継続よりも有用かどうか,システマティックレビュー(SR)により検討した.検索期間が2012年10月1日までの先行のSRから無作為化比較試験(RCT)を抽出し,それ以後2019年3月までのRCTをCENTRAL,MEDLINE,Embase,医学中央雑誌から追加検索した.既報のSRから5報のRCTを選択し,4報のRCT…

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献2件 参考文献12件

  • 第4章 危険因子とその対策

    永倉 顕一, 海老澤 元宏 日本小児アレルギー学会誌 35 (2), 186-191, 2021-06-20

    <p>「小児気管支喘息治療・管理ガイドライン(JPGL)2020」の第4章 危険因子とその対策では気管支喘息の発症に関わる個体因子と環境因子,急性増悪(発作)に関わる環境因子の調査結果を最新の情報に更新した.その他では,環境因子において近年注目されている「マイクロバイオーム」,「抗菌薬」,「母体への薬物投与」に関して新たに項立てした点,喘息の診療に重要である「室内環境整備のポイント」に関して図を…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献32件

  • 側頸部に生じた巨大紡錘形細胞脂肪腫例

    田村 昌也, 松木 崇, 山下 拓 耳鼻咽喉科臨床 114 (10), 771-776, 2021

    <p>Spindle cell lipoma (SCL) is a relatively rare subtype of lipoma, that arises predominantly in the subcutaneous tissue of the back of the neck, shoulder, and back. We report a case of a giant SCL …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献8件

  • 食物アレルギー患者における容器包装された加工食品ならびに飲食店での誤食に関する調査

    德永 郁香, 佐藤 さくら, 柳田 紀之, 高橋 亨平, 杉崎 千鶴子, 海老澤 元宏 アレルギー 70 (2), 118-126, 2021

    <p>【目的】食物アレルギー患者における容器包装された加工食品ならびに飲食店での誤食状況とその原因を明らかにする.</p><p>【方法】2016年1,2月に食物経口負荷試験を目的に相模原病院小児科へ入院した児の保護者を対象に,食物アレルギーの状況や過去1年間の容器包装された加工食品と飲食店での誤食状況,アレルギー表示の認知度についてアンケート調査を行った.</p><p>【結果】442名にアンケー…

    DOI Web Site PubMed ほか1件 被引用文献2件

  • 食物アレルギー児の保育所受け入れ状況等に関する実態調査

    林 典子, 柳田 紀之, 小倉 聖剛, 髙橋 亨平, 朴 善美, 渡邉 八寿子, 佐々木 渓円, 佐藤 さくら, 海老澤 元宏 アレルギー 70 (4), 293-301, 2021

    ...</p><p>【方法】2018年9~12月に国立病院機構相模原病院を受診中のFA児の保護者に,保育所等の入所を拒否された経験,その理由等について自記式質問紙調査を行った....

    DOI Web Site PubMed ほか1件 被引用文献1件

  • お気に入りのビールを探してみよう.

    高橋 郷 ファルマシア 57 (9), 872_1-872_1, 2021

    ビールには様々な種類があり、味わいもまた多様である。大手ビールメーカーのビールが得意ではないという方も、様々な味わいに驚くとともに、きっと自分のお気に入りのビールを見つけることができると思う。

    DOI

  • 変形性膝関節症において関節滑膜でのマトリックスメタロプロテアーゼの発現に関与するmiRNAの探索

    田中 信帆, 津野 宏隆, 加藤 智啓, 福井 尚志 聖マリアンナ医科大学雑誌 49 (3), 95-103, 2021

    <p>変形性関節症(OA)は関節軟骨の変性消失を本態とする疾患である。最近,マトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)-1,-2及び-3等,滑膜で産生されたタンパク分解酵素も軟骨の変性消失に関与するとの報告がある。一方,様々な疾患でmiRNAが病態に関与することが最近注目されている。本研究では,まずMMP-1に着目し,その産生に関与するmiRNAを見出すことを試みた。26例の初期,進行期のOA膝関…

    DOI 医中誌

  • 主治医の診療科の違いによる関節リウマチ薬物治療の比較

    松井 利浩, 當間 重人 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 42 (0), 3-P-P-7-, 2021

    <p>【目的】主治医の診療科が内科か整形外科かによって、関節リウマチ(RA)の薬物治療の内容に違いがあるのかを比較する。【方法】全国規模の関節リウマチデータベース:NinJa (National Database of Rheumatic Diseases in Japan)の2019年度のデータを用いて解析を行った。対象は、総登録患者16,086例中、データを登録した医師の診療科が判明していた…

    DOI 医中誌

  • アレルゲン:ナッツ類・種子類

    佐藤 さくら 日本小児アレルギー学会誌 34 (5), 612-619, 2020-12-20

    <p>ナッツ類・種子類はIgE依存性食物アレルギーの主な原因食物のひとつであり,ピーナッツ,クルミ,カシューナッツは重篤な症状誘発の頻度が高い.ナッツ類・種子類は大きく4種類(プロラミン,クーピン,Bet v 1ホモログ,プロフィリン)のスーパーファミリーに分類され,構造的な特徴から異なる熱・消化耐性を示す.一定の割合でアミノ酸配列の同一性を示すため,多抗原感作を認めることが多いが,感作のみで臨…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献43件

  • CQ12 小児のウイルス感染による喘鳴の治療にロイコトリエン受容体拮抗薬は有用か?

    川本 典生, 前田 麻由, 高橋 亨平, 足立 雄一 日本小児アレルギー学会誌 34 (2), 312-318, 2020-06-20

    <p>小児のウイルス感染による喘鳴の治療におけるロイコトリエン受容体拮抗薬(LTRA)の有用性を,システマティックレビュー(SR)により検討した.小児のウイルス感染による喘鳴に対するLTRAとプラセボの投与を比較した無作為化比較試験(RCT)を先行のSRより抽出し,さらに,それ以降で2017年12月までの小児を対象とした英文のRCTを文献データベース(PubMed,EmbaseとCENTRAL)…

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献12件

  • 我が国の重要な花粉抗原の飛散期間

    岸川 禮子, 児塔 栄子, 押川 千恵, 宗 信夫, 杉山 晃子, 齋藤 明美, 佐橋 紀男, 榎本 雅夫, 宇佐神 篤, 寺西 秀豊, 藤崎 洋子, 横山 敏孝, 村山 貢司, 岡部 公樹, 福嶋 健人, 本荘 哲, 福冨 友馬, 谷口 正実, 吉田 誠, 今井 透 日本花粉学会会誌 65 (2), 55-66, 2020-03-30

    We introduce the pollen calendar of important allergenic pollens in Japan, monitored from 2002 to, at longest 2018 at sites in Sapporo (Hokkaido), Sendai (Tohoku), Sagamihara (Kanto), Hamamatsu …

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  • 食物アレルギー

    佐藤 さくら 日本小児アレルギー学会誌 34 (1), 120-128, 2020-03-20

    <p>離乳食の早期導入による発症予防や免疫療法の有用性が検討され,食物アレルギーに関する研究は非常に注目されている.真の有症率を知ることは難しいが,大規模なコホート集団や横断的研究による疫学データが明らかになり,新規アレルゲンコンポーネントに対する特異的IgE抗体検査の有用性,少量からの段階的なOFCやbaked …

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  • 長期経過した遺残ガーゼを核とした鼻石症の 1 例

    山本 賢吾, 松木 崇, 石井 豊太, 山下 拓 耳鼻と臨床 66 (2), 47-51, 2020-03-20

    <p>鼻腔異物は日常臨床でしばしば経験されるが、摘出されなかった鼻腔異物は鼻石を形成することがある。今回われわれは本邦では最長と思われる、約 60 年前に挿入されたガーゼを核とした鼻石症を経験したので報告する。症例は 75 歳の男性で症状は特になく、脳梗塞後の嚥下評価目的に当科外来を受診した。嚥下内視鏡検査の際に、総鼻道から下鼻道にかけて鼻石を疑う占拠性病変を認めた。表面麻酔下に外来診察室で摘出…

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  • 関節リウマチに伴う肺病変のバイオマーカー

    古川 宏, 岡 笑美, 當間 重人 臨床リウマチ 32 (4), 318-322, 2020

    <p> 関節リウマチ(RA)は関節破壊を引き起こす全身性炎症性疾患である.RAは関節病変以外にも関節外病変を伴う.関節外病変には間質性肺病変(ILD),気道病変(AD)のほかに,皮下結節,心外膜炎,胸膜炎,Felty症候群,血管炎などがある.種々の抗リウマチ薬や生物学的製剤は関節破壊抑制に極めて有効であるが,関節外病変には有効ではないものも多い.中でもRAの10%強に合併するILDは生命予後に重…

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  • 小児におけるダニ舌下免疫療法用錠剤の有効性,安全性及び免疫学的応答に対する体重の影響の検討

    佐藤 さくら, 秦 宏興, 小林 聡子, 浅海 智之, 柳田 紀之, 東 竜二, 土井 雅津代, 海老澤 元宏 アレルギー 69 (9), 918-927, 2020

    <p>【背景・目的】舌下免疫療法薬は,年齢や体重の区別なく,同一の用法・用量で使用されている.今回,ダニ舌下錠の有効性,安全性及び免疫学的応答に対する体重の影響について検討した.</p><p>【方法】小児ダニアレルギー性鼻炎患者を対象に実施したダニ舌下錠の治験データを用いた.有効性(総合鼻症状薬物スコア),安全性(有害事象及び副作用),免疫学的応答(ダニ特異的抗体価)について,体重区分間(30k…

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • 外頸動脈の走行異常を伴った耳下腺多形腺腫の1手術症例

    宮島 玲子, 松木 崇, 清野 由輩, 石井 豊太, 山下 拓 頭頸部外科 30 (2), 223-227, 2020

    外頸動脈が顎二腹筋の浅層を走行していた耳下腺多形腺腫の手術例を経験したので報告する。症例は39歳女性。右耳下腺多形腺腫の診断で手術を施行した。顎二腹筋の検索中に,同筋肉の浅層を走行する外頸動脈を認めた。同血管は温存し,腫瘍は合併症なく予定通り切除できた。外頸動脈の走行はⅠからⅣ型に分類されるが本症例はⅣ型に相当し,その出現頻度は0.25%と極めて低い。耳下腺手術では一般的に顎二腹筋浅層に温存すべ…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献5件

  • 慢性呼吸器疾患患者における入浴動作中の経皮的動脈血酸素飽和度の変動

    塚本 陽子, 設楽 久美子, 伊藤 郁乃, 森田 三佳子, 古田島 直也, 見波 亮, 内田 裕子, 大島 真弓, 新藤 直子, 松井 弘稔 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 28 (2), 324-329, 2019-11-30

    <p>慢性呼吸器疾患患者の入浴に関する報告は慢性閉塞性肺疾患(COPD)を対象としたものが多く症例数も少ない.本研究の目的はCOPDを含む慢性呼吸器疾患患者の入浴中の経皮的動脈血酸素飽和度(SpO<sub>2</sub>)の変動を後方視的に調査し負担のかかりやすい動作を明らにすることで効率的な動作指導を検討することである.作業療法士が入浴評価を実施した61名を対象に入浴を構成する各動作項目(脱衣…

    DOI 医中誌

  • 肺胞出血に下肢動脈閉塞を合併した1例

    出島 徹, 森田 有紀子, 高村 武, 漢那 雅彦, 中山 未奈, 岡島 裕一, 花島 陽平, 圓谷 紘乃, 堀口 順子 心臓 51 (7), 706-712, 2019-07-15

    <p> 症例は,80歳代の男性,左下肢の痛みを主訴に搬送された.胸部X線写真で右全肺野の浸潤影を認めたため,肺炎の診断で入院となった.その後,肺炎ではなく,右肺胞出血であることが判明した.入院3日目,左下肢痛と左足の黒色変化を認め,急性下肢動脈閉塞と診断した.緊急カテーテル検査を実施し,左総腸骨動脈の完全閉塞を認めた.血栓吸引とバルーンでの拡張を実施し,後脛骨動脈付近までの血流再開が得られた.血…

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  • 第13章 ガイドラインの今後の課題

    佐藤 さくら, 海老澤 元宏 日本小児アレルギー学会誌 33 (3), 335-339, 2019

    <p>  「小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2017」 (JPGL2017) では, 初めて重要な臨床課題をクリニカルクエスチョンに設定し, システマティックレビューによる評価をもとにガイドライン作成委員会にて作成した推奨文を掲載した. JPGL2017では, 乳幼児喘息の定義を2歳未満から5歳以下に変更し, 乳幼児期の喘鳴性疾患を鑑別しやすく分類したこと, …

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  • 経口免疫療法の長期経過

    永倉 顕一, 佐藤 さくら, 柳田 紀之, 海老澤 元宏 日本小児アレルギー学会誌 33 (1), 68-74, 2019

    <p> 経口免疫療法 (OIT) は多くの食物アレルギー児の症状誘発閾値を上昇させるが, 日常摂取量を目標量とするプロトコールでは, OIT中の副反応は必発であり, 時には重篤な副反応を呈する. また有効性, 治療継続に関する問題点も明らかになってきている.</p><p> 近年, 上記の問題点を解決するために抗IgEモノクローナル抗体 (オマリズマブ) …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献27件

  • 花粉抗原からみる日本列島の空中花粉長期調査結果

    岸川 禮子, 児塔 栄子, 押川 千恵, 宗 信夫, 下田 照文, 齋藤 明美, 佐橋 紀男, 榎本 雅夫, 宇佐神 篤, 寺西 秀豊, 藤崎 洋子, 横山 敏孝, 村山 貢司, 本荘 哲, 福冨 友馬, 今井 透, 谷口 正実, 吉田 誠, 岩永 知秋 アレルギー 68 (10), 1221-1238, 2019

    <p>【目的】1986年,厚生省はスギ花粉症対策の一環で,空中花粉調査を開始した.花粉症と花粉関連アレルギー疾患の効果的な治療・予防に役立てるために各地の木本に次いで草本花粉の長期調査結果を報告する.</p><p>【方法】20カ所以上の協力施設で1986年7月よりDurhamの花粉捕集器(重力法)を設置して空中花粉を採取した.当施設に郵送された検体をカルベラ液で染色し光学顕微鏡下で算定し,1cm…

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • 鎖骨近位端骨折に対してロッキングプレートを用いた3症例

    佐藤 雅史, 高群 浩司, 田中 栄 肩関節 43 (3), 724-728, 2019

    鎖骨近位端骨折は鎖骨骨折の中でもまれな骨折であり,手術の際プレートの選択や固定性を得る工夫などが問題となる.術前計画として鎖骨3DCT画像をプレートの2Dテンプレートサイズに拡大し各プレートの適合性を確認した.また術中骨折部を整復後,鎖骨近位端に各種のテンプレートをあて鎖骨近位の形状によって使用するプレートを最終決定した.<BR> …

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  • 寝室空気中に浮遊する担子菌類の4シーズンにわたる調査

    川上 裕司, 小田 尚幸, 橋本 一浩, 神山 典子, 山崎 史, 福冨 友馬 室内環境 22 (2), 137-144, 2019

    近年,スエヒロタケ(<i>Schizophyllum commune</i>)などの担子菌(Basidiomycete)を原因とする深在性真菌症の症例が広く認知されるようになってきた。担子菌類は培地上で子実体を形成することは稀であり, 白色系のcolony(mycelium)を形成するだけで, 形態的特徴が乏しい。これまでの慣習として, 糸状性担子菌類(Filamentous …

    DOI Web Site Web Site 参考文献3件

  • 早期膝OAの病態

    福井 尚志, 田中 信帆, 大橋 暁, 岩澤 三康 日本関節病学会誌 38 (2), 79-83, 2019

    <p> Early osteoarthritis (OA) may be defined as the condition when symptoms of OA appear while joint space narrowing is not evident on plain radiographs. Recent epidemiological studies have shown …

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  • 小児期の即時型食物アレルギーの予後

    佐藤 さくら, 小池 由美, 海老澤 元宏 日本小児アレルギー学会誌 33 (1), 41-46, 2019

    <p> 小児期発症の即時型食物アレルギーは年齢とともに耐性獲得する. 食物経口負荷試験 (oral food challenge : OFC) の結果をもとにした乳児期発症の即時型食物アレルギーの自然歴の報告では, 6歳までの耐性化率は鶏卵が73%, 牛乳が85%, 小麦が66%であった. また米国での後ろ向き研究では, 即時型大豆アレルギー児は10歳までに69%が耐性獲得していた. 一方, …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献14件

  • アクティブラーニングを導入した小児アレルギースキルアップコースの学習効果

    伊藤 靖典, 長尾 みづほ, 村井 宏生, 福家 辰樹, 手塚 純一郎, 佐藤 さくら, 藤澤 隆夫, 足立 雄一, 日本小児アレルギー学会小児アレルギー教育セミナーワーキンググループ 日本小児アレルギー学会誌 33 (2), 180-188, 2019

    <p> 【目的】小児アレルギー診療の均てん化を目的とした小児アレルギースキルアップコースにアクティブラーニングを導入し, その効果を検討した. </p><p> 【方法】卒後10年目以下の小児科医を対象としたコースにおいて, アンケート調査をコース前後と終了後6か月に施行し, 研修内容の評価ならびに学習到達度, アレルギー診療の行動変容を調査した. </p><p> 【結果】参加者は71名 (年齢 …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献1件

  • クルミアレルギー診断におけるアレルゲンコンポーネントJug r 1特異的IgE抗体測定の有用性

    佐藤 さくら, 福家 辰樹, 伊藤 浩明, 今井 孝成, 近藤 康人, 北林 耐, 長尾 みづほ, 増本 夏子, 海老澤 元宏 日本小児アレルギー学会誌 33 (5), 692-701, 2019

    <p> 【目的】クルミアレルギー診断におけるJug r 1特異的IgE抗体検査の有用性を検討する.</p><p> 【方法】8施設にてクルミ粗抗原特異的IgE抗体陽性でクルミアレルギーが疑われた症例を対象に, イムノキャップ法にてJug r 1およびJug r 3の特異的IgE抗体を測定し, ROC解析を用いて診断有用性を検討した.</p><p> 【結果】対象は144例 …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献2件 参考文献22件

  • VI.難治性喘息とは何か:注意点と治療実践

    福冨 友馬 日本内科学会雑誌 107 (10), 2097-2103, 2018-10-10

    <p>難治性喘息とは,高容量ステロイド薬,経口ステロイド薬,抗IgE(immunoglobulin E)抗体の投与,その他の喘息治療薬をコントロールに要する喘息,または,これらの治療を行ってもコントロール不良な喘息である.難治性喘息の診断において最も重要なことは,喘息様症状を示す他疾患を適切に鑑別することである.喘息の難治化因子としては,肥満,アスピリン感受性,非アトピー型,真菌感作等が重要であ…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献7件

  • HER2陽性乳癌に対するペルツズマブ投与後に急性左心不全を呈した1例

    菊地 進之介, 森田 有紀子, 漢那 雅彦, 出島 徹, 中山 未奈, 岡島 裕一, 日比 潔, 木村 一雄, 田村 功一 心臓 50 (8), 934-940, 2018-08-15

    <p> 症例は64歳女性.2011年に右乳房腫瘤を自覚し,2013年5月に病変部より出血を認め,当院外科受診となった.HER2陽性の右乳癌の診断で6月より化学療法が開始された.抗HER2薬トラスツズマブやアントラサイクリン系薬剤に対する反応が悪く,2014年3月にトラスツズマブ+ペルツズマブ+ドセタキセルが開始されたが,13日後に呼吸困難を自覚し,急性左心不全の診断で当科緊急入院となった.心臓超…

    DOI 医中誌

  • 認知症高齢者を在宅介護する家族にユマニチュード<sup>®</sup>の基本技術を伝えたあとの家族の受け止め

    土肥 眞奈, 林 夏希, 春名 朝美, 本田 美和子, 伊東 美緒, 佐々木 晶世, 叶谷 由佳 日本健康医学会雑誌 27 (2), 159-165, 2018-07-31

    <p>本研究の目的は,認知症高齢者を在宅で介護している家族にユマニチュードの基本技術を伝えることで,行動心理症状,認知症高齢者の理解,介護への肯定的感情がどのように変化するのかを明らかにすることである。家族介護者1名を対象に,パイロットスタディとして半構造化面接によるインタビューを実施した。その結果,ユマニチュードトレーニング実施後に【介護の拒否がなくなり協力的な態度を実感】【認知症の視線に対す…

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  • 乳児湿疹から考える食物アレルギー発症予防の可能性

    竹井 真理, 柳田 紀之, 佐藤 さくら, 海老澤 元宏 日本小児アレルギー学会誌 32 (1), 22-26, 2018

    <p> 2008年に二重抗原曝露仮説が提唱され, 抗原に対する感作経路および食物アレルギー発症経路として炎症のある皮膚面, つまり湿疹の存在が重要視されるようになった.</p><p> 乳児期の湿疹・アトピー性皮膚炎の存在は食物アレルギー発症のリスク因子であることはすでに報告されている. われわれが行った乳児湿疹を認める生後1か月児のコホート研究の中間解析結果からは, …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献9件

  • 5歳未満で発症した小児気管支喘息児の5年間の経過

    赤澤 晃, 渡辺 博子, 古川 真弓, 佐々木 真利, 吉田 幸一, 小田嶋 博, 海老澤 元宏, 藤澤 隆夫 アレルギー 67 (1), 53-61, 2018

    <p>【背景】喘息治療ガイドラインや抗炎症薬の普及により喘息死を含めた重症例は明らかに減少しているが,日本の喘息児の予後を長期にわたり前向きに検討した報告は少ない.</p><p>【方法】2004年9月から2006年2月までに全国90施設で喘息と診断された851人を登録し,その経過を長期にわたり把握する目的で約1年毎に症状や治療,環境に関する質問票を送付する縦断観察研究を開始した.今回はそのうち医…

    DOI Web Site PubMed ほか1件 被引用文献1件

  • 皮膚ガス測定および鼻腔内微生物検査に基づくPATMに関する考察

    川上 裕司, 関根 嘉香, 木村 桂大, 戸高 惣史, 小田 尚幸 室内環境 21 (1), 19-30, 2018

    自分自身が皮膚から放散する化学物質によって,周囲の他人に対してくしゃみ,鼻水,咳,目の痒みや充血などのアレルギー反応を引き起こさせる体質について,海外ではPATM(People Allergic to Me)と呼ばれ,一般にも少しずつ知られてきている。しかしながら,日本では殆ど一般に認知されておらず,学術論文誌上での報告も見当たらない。著者らはPATMの男性患者(被験者)から相談を受け,聞き取り…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献1件

  • 腹腔鏡下噴門側胃切除後に発生したデスモイド腫瘍の1例

    二渡 信江, 桑野 紘治, 大越 悠史, 坂本 友見子, 旗手 和彦, 石井 健一郎, 金澤 秀紀, 堀田 綾子, 齋藤 生朗, 金田 悟郎 日本外科系連合学会誌 43 (4), 598-603, 2018

    <p>症例は75歳男性.胃癌に対し,腹腔鏡補助下噴門側胃切除術,D1+リンパ節郭清が施行された.病理組織学的検査は,U,post,Type0-Ⅱc,20×15mm,tub2-tub1>por2,pT4a,int,INFb,ly2,v3,pN0(0/7),pPM0,pDM0,pT4aN0M0,pStage …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献2件 参考文献5件

  • 第11-1章 食物依存性運動誘発アナフィラキシー (FDEIA)

    真部 哲治, 相原 雄幸, 大矢 幸弘 日本小児アレルギー学会誌 32 (2), 271-276, 2018

    <p>  「食物アレルギー診療ガイドライン2016」 では, 食物依存性運動誘発アナフィラキシー (FDEIA) を, 「特定の食物摂取後の運動負荷によってアナフィラキシーが誘発される疾患である. ただし, 経口免疫療法後など原因食物の即時型アレルギーの既往を有する場合はこれに含めない」 と定義している.</p><p> FDEIAの発症機序はIgE依存性で, …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献10件

  • 特異的IgE 抗体同時多項目測定検査における果物特異的IgE抗体の感度

    福冨 友馬, 南 崇史, 谷口 正実 アレルギー 67 (6), 774-778, 2018

    <p>【背景】特異的IgE抗体同時多項目測定検査は,パネル化された多種のアレルゲン項目に対する特異的IgE抗体価を測定でき,スクリーニング検査として用いられているが,その検査結果の感度に関して十分なデータが存在しないことが問題である.</p><p>【方法】本研究では果物アレルギー患者33名の血清を用いて多項目測定法マストイムノシステムズIV<sup>Ⓡ</sup>(以下,MAST)とViewアレ…

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • ビールの多様性

    高橋 郷 ファルマシア 54 (10), 1008-1008, 2018

    今年の夏は非常に暑かったので,仕事終わりのビールがおいしく感じられたのではないかと思う.日本でビールといえば,黄金色の液色,爽快な喉ごし,そして,ほろ苦い味わいを想像するかもしれない.しかし,それは1つのスタイルに過ぎず,世界を見渡せば,実に150以上ものスタイル,様々な味わいのビールが存在する.そんな日本のビール文化に今後,変化が起きるかもしれない.

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  • 室内環境の微生物に関わる最近の話題(1)

    川上 裕司 室内環境 21 (3), 209-216, 2018

    本号より,「室内環境の微生物に関わる最近の話題」のタイトルで微生物分科会メンバー6名によるリレー解説を開始した。室内環境における微生物の問題は年を追うごとに深刻な社会問題となっている。「カビによる室内環境の汚染が引き起こすアレルギーの問題」,「職場や公共施設での感染症やアレルギーの問題」,「近年,頻発している地震,台風,火山噴火などの自然災害に伴う仮設住宅でのアレルギーや感染症の問題」など多岐に…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献1件

  • 非定型大腿骨骨折の検討

    八木 喬, 森 俊仁, 増田 公男, 岩澤 三康, 高群 浩司, 大橋 暁, 熊野 洋, 中村 洋, 大庭 紗希, 真舘 敦史, 齋藤 生朗, 堀田 綾子 日本関節病学会誌 37 (1), 33-37, 2018

    <p><b>Objective:</b> The healing time of atypical femoral fractures (AFFs) is longer compared to normal femoral fractures. There is a high incidence of delayed union and subsequent revision surgery. …

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  • 妊娠と薬情報センターにおける薬剤師の活動状況

    八鍬 奈穂, 中島 研 ファルマシア 54 (8), 780-782, 2018

    妊娠中の薬剤使用による胎児への影響については、妊婦を対象とした臨床試験を行うことが倫理的に困難なことから情報が限られている。また、薬剤の使用がない場合も先天異常が発生することで(ベースラインリスク)、薬剤の催奇形性の評価は困難になっている。正しい情報が正しく伝わらない場合、妊婦は意図せずリスクのある薬剤に曝露されてしまうことが考えられる。一方、リスクを過剰に心配し、妊娠継続を中断してしまうことや…

    DOI 医中誌

  • 胆石イレウスに対し単孔式腹腔鏡下イレウス解除術を施行した1例

    桑野 紘治, 二渡 信江, 大越 悠史, 坂本 友見子, 旗手 和彦, 石井 健一郎, 金澤 秀紀, 金田 悟郎 日本外科系連合学会誌 43 (6), 1071-1077, 2018

    <p>症例は85歳,男性.2016年8月に食欲不振を主訴に当院を受診した.高度な脱水と腎機能障害を認めた.腹部CT検査にて異物による腸閉塞を認め,イレウス管挿入と補液による保存的治療の方針となった.イレウス管造影にて小腸内に約5cm大の透亮像を認めた.過去に胆囊炎の既往があり,CTにてpneumobiliaを認めたことから,胆石による腸閉塞と判断した.3日後にイレウス管造影するも透亮像は移動して…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献1件

  • 血胸を合併した早期ステント血栓症の1例

    出島 徹, 森田 有紀子, 花島 陽平, 漢那 雅彦, 中山 未奈, 岡島 裕一, 堀口 順子 心臓 49 (9), 968-973, 2017-09-15

    <p> 症例は,69歳,男性.2016年5月にST上昇型急性前壁心筋梗塞の診断で入院となった.緊急心臓カテーテル検査で左前下行枝#6の完全閉塞を認め,血栓吸引とステント留置を実施し,血行再建を得た.ピークCKは6763 IU/Lであり,ピークCK-MBは412 IU/Lであった.第6病日に前胸部痛を訴え,その後意識消失し,脈拍触知不能となった.心肺蘇生を行い心拍は再開したが,血圧56/38 …

    DOI 医中誌

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