検索結果を絞り込む

本文・本体へのリンク

検索結果 2,462 件

  • Simple Methods for Producing Tetraploids in Polyembryonic Citrus

    YAMAMOTO Masashi, ARITA Seiya, KOZAI Naoko Japan Agricultural Research Quarterly: JARQ 58 (2), 113-119, 2024-04-01

    <p>Simple and easy methods for producing autotetraploids in polyembryonic citrus were developed. These methods require only colchicine treatment at the time of sowing and do not require special …

    DOI

  • Impact of Fertilizer Price and Subsidy on the Global Wheat Market

    KOIZUMI Tatsuji Japan Agricultural Research Quarterly: JARQ 58 (2), 93-111, 2024-04-01

    <p>This study examined how an increase in fertilizer prices will affect the global wheat market and how fertilizer subsidy program will mitigate that impact by developing a partial equilibrium …

    DOI

  • 希有な温暖少雪年を含む3寒候期のスギ人工林小流域からの流出特性

    田村 浩喜, 野口 正二, 阿部 俊夫, 飯田 真一 日本水文科学会誌 54 (0), 13-23, 2024-03-12

    <p>気候変動適応策に資するため,秋田県長坂試験地のスギ人工林小流域において2020年~2022年の寒候期(11月~翌年5月)に水文観測を実施し,流出特性を気象条件とともに解析した。過去43年間における試験地近傍のAMeDAS鷹巣によると,2020年の厳冬期(1~2月)は過去最高水準に温暖であり,3月上旬の積雪深は最低であったことから,稀有な温暖少雪年であったことが明らかになった。このような20…

    DOI Web Site 参考文献11件

  • 軽量簡易グラブ採泥器とスミス–マッキンタイヤー採泥器の採泥効率の比較

    南部 亮元, 森重 輝政 日本水産工学会誌 60 (3), 117-124, 2024-02-15

    <p>本研究では,同じ形状のバケットを持つ軽量簡易グラブ採泥器とスミス–マッキンタイヤー採泥器の採泥効率について,実験室内の砂を敷設した円形水槽を用いて比較実験を行った。その結果,スミス–マッキンタイヤー採泥器の採泥率は約60.8%であった。一方,軽量簡易グラブ採泥器では,振動を与えて引き上げた場合の採泥率は約87.3%,振動を与えずに引き上げた場合は55.2%であった。また,軽量簡易グラブ採泥…

    DOI Web Site

  • 画像解析による黄化籾率測定に基づく水稲登熟期間の品種間差決定要因の解析

    岡村 昌樹, 荒井 (三王) 裕見子, 大平 陽一, 石川 淳子, 小林 伸哉 日本作物学会紀事 93 (1), 9-23, 2024-01-05

    <p>出穂から収穫適期 (収量のみならず,玄米品質や籾水分も考慮に入れて収穫可能となる時期) までの長さ,すなわち登熟期間は水稲の生産性を決める重要な形質の1つである.しかし収穫適期の客観的な判断が困難であるため,登熟期間の品種間差をもたらす要因については不明な点が多い.そこで本研究では収穫適期の指標のひとつである黄化籾率を画像解析により客観的に測定する方法を開発し, …

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 環境DNA分析による島根県江の川下流域に位置する支川のアユ産卵場としての評価

    丸山 啓太, 花岡 拓身, 齋藤 稔, 赤松 良久 土木学会論文集 80 (16), n/a-, 2024

    <p> 江の川水系下流域の本川と,支川の八戸川において,河床環境調査,および環境DNAを用いたアユの降下・産卵動態調査を行い,アユ産卵場としての支川の評価を行った.支川では本川に比べて小粒径の河床材料の割合が高く,かつ,河床貫入度も高いことから,アユの産卵に適した河床環境であった.降下動態の調査からは,アユが夏に支川を生息場として利用し,秋に短期間で降下したことが明らかになった.産卵動態の調査か…

    DOI Web Site

  • 日本型イネの遺伝的背景への早朝開花性導入による高温不稔軽減効果

    平林 秀介, 田之頭 拓, 田中 明男, 竹牟禮 穣, 若松 謙一, 石丸 努, 佐々木 和浩 育種学研究 25 (2), 140-149, 2023-12-01

    <p>イネは開花時に35℃以上の高温にさらされると不稔になる危険性が高まることが知られており,地球温暖化に伴い,高温不稔の発生による収量の低下が懸念されている.高温不稔を低減するには,昼間の高温を避け,気温の低い早朝に開花させる「早朝開花性」が有効である.Hirabayashi <i>et al.</i>(2015)はこれまでに,インド型イネ品種の遺伝的背景に早朝開花性のQTL(<i>qEMF3…

    DOI Web Site 参考文献23件

  • 日本の土地利用構成のSSP別将来推移を対象とした環境影響評価—LCIA手法LIME3を用いた評価と課題—

    山崎 潤也, Wu Wenchao, 吉田 崇紘, 似内 遼一, 真鍋 陸太郎, 村山 顕人 環境科学会誌 36 (4), 135-144, 2023-07-31

    <p>我が国の国土計画を策定する上で,将来的に予想される土地利用の推移を多面的に評価することは国土の将来像を設計する際に重要である。被害算定型LCIA手法LIME3は土地利用の維持・改変を対象とした環境影響評価が可能であるが,我が国の土地利用の将来予測を対象とした評価事例は未だ見当たらない。そこで,本報では既往研究により提示されたSSP(共通社会経済経路)別の土地利用シナリオを対象とし,その将来…

    DOI

  • Citrus Viroids and Minor Citrus Viruses in Japan

    IWANAMI Toru Japan Agricultural Research Quarterly: JARQ 57 (3), 195-204, 2023-07-01

    <p>Citrus species grown in Japan are affected by several viruses and viroids, including satsuma dwarf virus, citrus vein enation virus, citrus exocortis viroid, and other citrus viroids. Recently, a …

    DOI Web Site 参考文献67件

  • Hydrangea Diseases in Japan

    NAGASHIMA Susumu, TOJO Motoaki Japan Agricultural Research Quarterly: JARQ 57 (3), 183-194, 2023-07-01

    <p>The genus <i>Hydrangea</i> comprises 70-80 species, some of which have economic importance as flowering plants. Japan has at least 71 hydrangea diseases and approximately one-third of the world’s …

    DOI Web Site 参考文献52件

  • モンゴルの牧畜民の草原利用に関する社会規範

    鬼木 俊次, ダギス カディルベック, 坂本 剛, 八木 風輝 沙漠研究 33 (1), 59-65, 2023-06-30

    <p>草原を持続的に利用するためにはその利用に関する社会規範が重要である.本研究の目的は,モンゴル各地の牧草地利用に関する社会規範を比較することで,それが成立する社会経済的な条件を示すことである.結果によれば,社会規範は人口密度が高いほど形成されやすく,市場アクセスが良いほど形成されにくい.今後,市場経済の急速な発展のもとで社会規範を形成するためには積極的な政策介入が必要であることが示唆される.…

    DOI

  • 1950年以降のスギとヒノキの生理生態学的研究に関する文献数の変化とその社会・環境的な背景

    田中 憲蔵, 大曽根 陽子, 橋本 昌司 森林立地 65 (1), 29-37, 2023-06-25

    <p>本研究は,スギ・ヒノキの生理生態機能に関する過去70年の文献を解析し,文献数や内容の変遷と社会・環境的な背景を明らかにすることを目的とした。まず研究テーマをバイオマス,光合成・呼吸,樹体内の養分,水分生理関係,材形質,その他に分けた。次に文献数を1950年から5年ごとに集計した。文献数は1975~1979年をピークに1980~1985年まで一度低下したが,1985~1989年にふたたび増加…

    DOI

  • マレーシアの森林劣化後の草地に生育する草本とシダのバイオマス推定式

    田中 憲蔵, 米田 令仁, Mohamad Azani Alias 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 311-, 2023-05-30

    <p>マレーシアには森林劣化による荒廃草原や大規模かく乱後の草原など、草本やシダ類が優占する群落が存在する。これまでマレーシアでは樹木のバイオマスを非破壊的に推定するためのアロメトリー式が開発されてきた。しかし、草本類やシダ類に関してはバイオマスを直径や高さから非破壊的に推定する式は限られており、地下部のバイオマス推定式に至ってはほとんどない。本研究ではイネ科草本類、広葉草本類、シダ類の3グルー…

    DOI

  • MIG-seq法を用いたフタバガキ科樹木セラヤの遺伝的変異と集団構造の評価

    小笠原 実里, Alexander R. Cobb, Rahayu Sukmaria Sukri, Faizah Metali, 田中 憲蔵, 米田 令仁, Mohamad A. Azani, Shawn K. Y. Lum, 上谷 浩一 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 399-, 2023-05-30

    <p>東南アジアの熱帯雨林は、高い生物多様性を誇る一方で、農業や森林伐採による自然植生の破壊が進行しており、その保全は国際的な重要課題である。遺伝的多様性を考慮した森林の保全・再生には、現存する樹木集団の遺伝的変異パターンとその形成過程を考慮する必要がある。現在の東南アジアの熱帯雨林樹木は氷期サイクルに伴う気候変動や海水面変動の影響を受けており、この影響は遺伝的変異の地理的パターンを解析すること…

    DOI

  • 間伐はスギの蒸散活動や樹液流動特性にどのような影響を与えるのか?

    飯田 真一, 野口 正二, 荒木 誠, 新田 響平, 和田 覚, 成田 義人, 田村 浩喜, 阿部 俊夫, 金子 智紀 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 172-, 2023-05-30

    <p>京都議定書を受けて、森林の間伐等の実施の促進に関する特別措置法が制定され、間伐が促進されてきた。間伐に伴い森林の蒸散量は減少することが報告されており、水循環への影響を定量的に把握する必要がある。しかし、これまでに国内で報告された事例では、間伐直前および直後に実施された樹液流測定結果によるものがほとんどであった。また、間伐によって変化した林冠部の光環境が樹液流動特性に与える影響については未解…

    DOI

  • マダガスカル北西部の熱帯乾燥林:石英質白砂上の原生林の火災脆弱性

    北島 薫, 佐藤 宏樹, 金子 隆之, 藤本 悠太郎, Percival Joseph Emile Honour, Rakotomamonjy Ando Harilalao, 野依 航, 門田 有佳子, Razafiarison Zo Lalaina, 西垣 智弘 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 658-, 2023-05-30

    <p>アンカラファンツィカ国立公園は、マダガスカル北西部において最も大きい面積の原生的熱帯乾燥林を石英質の白砂の丘の上に保持する。我々は、この場所において15ha(300 m x 500 m)の森林調査区の全域で胸高直径5cm以上、また中央部6haでは胸高直径1 cm以上 の全ての木本をマッピングしつつある。これにより、マダガスカル初の大規模森林調査区を設定し、世界的な大規模森林調査区のネットワ…

    DOI

  • 放射性炭素を利用した微生物呼吸の年代とその影響因子の評価

    安藤 麻里子, 小嵐 淳, 梁 乃申, 高木 健太郎, 近藤 俊明, 平野 高司, 寺本 宗正, 高木 正博, 石田 祐宣, 市井 和仁, 孫 力飛, 國分 陽子, 藤田 奈津子 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 165-, 2023-05-30

    <p>森林土壌には数百年から数千年以上の長期間安定に存在する有機物が存在している。地球温暖化の影響で長期間滞留している土壌有機物の分解が加速しCO<sub>2</sub>として放出されれば、地球の炭素循環のバランスが崩れる可能性がある。本研究では温暖化操作実験を行っている日本国内の5ヶ所の森林で微生物呼吸中の放射性炭素同位体比(Δ<sup>14</sup>C)を測定し、微生物呼吸の炭素年代を明ら…

    DOI

  • SWATを用いた山地森林流域における流出量の再現

    今村 直広, Wang Kunyang, 小野寺 真一, 清水 裕太, 小林 政広, 清水 貴範, 阿部 俊夫, 飯田 真一, 稲垣 善之, 岡本 透, 壁谷 直記, 久保田 多余子, 小南 裕志, 澤野 真治, 篠宮 佳樹, 高梨 聡, 玉井 幸治, 釣田 竜也, 野口 正二, 延廣 竜彦, 細田 育広, 山下 尚之 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 520-, 2023-05-30

    <p>SWAT(Soil & Water Assessment Tool)は、比較的なだらかな大流域を対象に、水・物質流出を予測するためにアメリカで作成されたモデルである。しかし、日本のような急峻な地形からなる山地流域への適用可能性については明らかになっていない。そこで、本研究では日本の森林流域を対象に、SWATを用いて水流出量のシミュレーションをおこない、SWATの山地流域への適用可能性を検討…

    DOI

  • <i>Shorea macrophylla</i>の成長特性に関するゲノム予測モデル作成手法の比較

    阿久津 春人, Mohammad Na'iem, Widiyatno, Sapto Indrioko, Sawitri, 内山 憲太郎, 津村 義彦, 谷 尚樹 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 410-, 2023-05-30

    <p><i>Shorea macrophylla</i>(以下、本種)は東南アジアの熱帯雨林で最も優占するフタバガキ科に属しており、大きな種子が採油に利用できること、初期成⾧が早いことからボルネオ島の商業的重要樹種の1つである。しかしながら、世界的に広く育種されている針葉樹種と比較すると、熱帯林業樹種は一般に育種資源が少なく、本種もその一つである。一方で、林木育種における育種サイクル短縮のために…

    DOI

  • 皆伐後の森林回復過程における融雪期の流出-釜淵森林理水試験地での解析-

    阿部 俊夫, 久保田 多余子, 野口 正二, 細田 育広 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 518-, 2023-05-30

    <p>多雪地域の森林流域では、皆伐後に融雪流出が増加することは既に報告されてきたが、その後の森林回復過程における影響の変化についてはよく分かっていなかった。そこで、我々は、山形県の多雪地域にある釜淵森林理水試験地を対象に、67年間の長期水文データを用いて、融雪流出に影響する要因について解析をおこなった。その結果、融雪流出量は皆伐後に増加したが、スギ植栽から約30年で伐採前と同水準に戻っていた。ま…

    DOI

  • 熱帯・亜熱帯地域の飼料資源を活用したサイレージの発酵制御に関する研究

    杜 珠梅, 蔡 義民 日本畜産学会報 94 (2), 143-160, 2023-05-25

    <p>熱帯・亜熱帯地域においては,乾季における飼料不足が,家畜生産を制限する大きな要因となっている.アフリカで生産された作物副産物の潜在量は膨大であるにも関わらず,サイレージとしての飼料調製は進まず,引き続き飼料不足が問題であり続けている.我々はアフリカで毎年多量に生産される各種作物副産物や牧草のサイレージの発酵への影響要因を解析し,微生物製剤の添加処理により高品質の調製技術を確立した.また牧草…

    DOI Web Site 参考文献98件

  • 樹液流測定による水節約型と水消費型に着目した常緑広葉樹スダジイの水利用特性の評価

    飯田 真一, 田中 憲蔵, 清水 貴範, 荒木 誠, 壁谷 直記, 清水 晃, 宮本 麻子, 漢那 賢作, 古堅 公 日本水文科学会誌 53 (0), 43-54, 2023-04-24

    <p>スダジイは沖縄から関東地方を超えて広く分布する代表的な常緑広葉樹の一つであるが,樹液流速測定に基づく蒸散量の評価や,それに基づく水利用特性に関する知見は限られた状況にある。そこで,森林総合研究所構内に生育するスダジイ3個体を対象として,熱消散法に基づく蒸散量の計測を行った。スダジイの単木蒸散量は冬季(1月)に最小値を,夏の始め(6–7月)に最大値を示した。樹木1個体の葉群の気孔開度を表す樹…

    DOI Web Site 参考文献26件

  • Major Citrus Viruses in Japan

    IWANAMI Toru Japan Agricultural Research Quarterly: JARQ 57 (2), 99-110, 2023-04-01

    <p>Citrus species grown in Japan are affected by three major viruses: satsuma dwarf virus (SDV), citrus tatter leaf virus (CTLV, apple stem grooving virus), and citrus tristeza virus (CTV). SDV has …

    DOI Web Site 参考文献68件

  • 岡山県倉敷市の畦畔および休耕田におけるナゴヤダルマガエルの選好環境

    多田 正和, 三宅 祐未, 中嶋 佳貴, 伊藤 邦夫, 齋藤 稔, 中田 和義 応用生態工学 25 (2), 71-85, 2023-03-31

    <p> 活動期のナゴヤダルマガエルによる畦畔と休耕田の利用状況を明らかにすることを目的とし,2017年7~11月に野外調査を実施した.岡山県倉敷市内の調査地に23地点の調査地点を設定し,調査地の水田の農事暦を踏まえて,「中干し前」,「中干し中」,「中干し後」,「稲刈り前」,「稲刈り後」の5期間でナゴヤダルマガエルの定量的な捕獲調査および物理環境調査を行った.畦畔については,ナゴヤダルマガエルの選…

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 作物による土壌の硝化抑制で地球環境にやさしい効率のよい食料生産を

    吉橋 忠 沙漠研究 32 (4), 133-139, 2023-03-30

    <p>高い生物的硝化抑制(BNI)能を持つ野生コムギ近縁種であるオオハマニンニクとの属間交配により,多収品種にBNI能を付与したBNI強化コムギを開発した.BNI強化コムギは圃場において,土壌中のアンモニア態窒素の硝化を遅らせ,その土壌中濃度を向上させ,低窒素環境でもコムギの生産性が向上し,コムギの窒素利用効率が向上する.BNI強化コムギにより,生産力を維持しつつ,施肥窒素量の低減と窒素による環…

    DOI

  • 実験条件下において異なる飼餌料で飼育されたバナメイエビ<i>Litopenaeus vannamei</i>の繁殖能力およびそれに及ぼす眼柄切除の影響

    ザケア スルタナ, 姜 奉廷, 野原 節雄, 木下 俊輔, マーシー ワイルダー 日本水産学会誌 89 (2), 127-136, 2023-03-15

    <p> 閉鎖循環式システムを用いたバナメイエビの親エビ養成技術を確立するため,実験Ⅰにおいて未眼柄切除個体と片眼柄切除個体の雌親エビに人工配合飼料のみと生餌(ゴカイ)とを組み合わせた飼料を与え,8週間飼育した(給餌量:1日当たり全個体重量の10%)。繁殖能力を調べたところ,生餌と組み合わせた試験区において,卵成熟・産卵に至ったエビの割合が高かった。そのため,実験Ⅱにおいてこの条件を選択し,再試験…

    DOI Web Site 参考文献20件

  • 釜淵森林理水試験地における皆伐とその後の植生回復が融雪流出に及ぼす影響

    阿部 俊夫, 久保田 多余子, 野口 正二, 細田 育広 日本森林学会誌 105 (1), 1-10, 2023-01-20

    <p>森林の皆伐とその後の植栽等による植生回復が融雪流出に及ぼす影響について明らかにするため,対照流域法による試験が行われた東北地方の釜淵森林理水試験地を対象に,1939~2005年の日水文量のほか,気温や積雪深などの長期データを利用して統計学的分析を行った。伐採流域(2・3号沢)の融雪流出量は,先行研究と同様に,皆伐後に増加する傾向が認められたが,時間経過とともに影響は小さくなった。伐採前と同…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献20件

  • 釜淵森林理水試験地観測報告-1・2・3号沢試験流域- (2006年1月~2010年12月)

    野口 正二, 村上 亘, 阿部 俊夫, 細田 育広 森林総合研究所研究報告 21 (4), 275-303, 2023-01-16

    <p>釡淵森林理水試験地は、山形県最上郡真室川町の積雪寒冷地域に位置し、1939年から森林が持つ水源涵養機能を明らかにするために観測を継続している。現在の試験地は、スギ・ヒノキおよびブナ・コナラなどで構成された針広混交林で覆われている。本報では、同試験地の1・2・3号沢における地形、植生や施業履歴の概況を示し、流域試験地の維持管理作業について紹介するとともに、2006年1月~2010年12月の日…

    DOI Web Site

  • 不漁問題渦中の小型いか釣り漁業経営の実態―青森県の事例―

    神山 龍太郎, 宮田 勉 日本水産学会誌 89 (1), 68-70, 2023-01-15

    <p> 本研究は青森県小型いか釣り漁業のスルメイカ不漁期における経営実態を明らかにすることを目的とした。2020年11月から2021年2月に青森県内の主要2漁協の小型いか釣り漁業者12名から2019年の経営データを収集した。うち1漁協から29隻分の2011–2019年の水揚金額等のデータを収集した。12隻のうち11隻の経営でいか釣り漁業の収支が赤字であった。1経営の総漁業利益の平均値は漁業共済が…

    DOI Web Site 被引用文献1件

  • 青パパイヤの生育・収量と気象要素との関係

    伊藤 治, 今村 有希, 堀内 正郎, 窪田 今朝富, 深沢 政彦, 中澤 恒夫, 中沢 誠二, <sub>故</sub>小林 実, 荻原 星紀, 沢登 芳永, 早川 員雄, 三枝 栄助, 小林 恍陽 生物と気象 23 (0), 90-98, 2023

    <p> The green papaya (<i>Carica papaya</i> L.) is now being cultivated from Okinawa to Kanto regions in Japan. Because of its low susceptibility to damages by birds and animals, it has started to be …

    DOI Web Site 参考文献11件

  • Research and Control Techniques for Volunteer Rice

    OHDAIRA Youichi Japan Agricultural Research Quarterly: JARQ 57 (1), 1-7, 2023-01-01

    <p>Recently, the Japanese government policy has recommended the cultivation of multipurpose high-yield paddy rice cultivars for animal feed (not only in the form of brown rice but also of whole crop …

    DOI Web Site 参考文献10件

  • カンボジア乾燥落葉林における乾季蒸散活動の利用水源に関する検討

    飯田 真一, 大貫 靖浩, 荒木 誠, 鳥山 淳平, 清水 貴範, 玉井 幸治, 壁谷 直記, 清水 晃, 伊藤 江利子, 久保田 多余子, 山中 勤, 田中 憲蔵, チャン ソファル, レヴィア デルフィス 水文・水資源学会研究発表会要旨集 36 (0), 384-, 2023

    <p>本研究では,カンボジアにおける乾燥落葉林の林分蒸散量と土壌水分量を連続測定するとともに,土壌の物理性を考慮して乾季における樹木の利用水源について検討を行った.解析対象期間(2019年11月~2020年10月)では,乾季の無降雨日が約5カ月に渡って継続した.深度60cmまでの浅部の土壌水分は乾季中盤までに永久シオレ点付近まで減少したが,深度90,110cmの土壌には樹木が利用可能な水分量の3…

    DOI

  • Suspected Case of MALT Lymphoma of the Nasal Turbinate in a Horse

    KAWASHIMA Daiki, MIKAMI Osamu, SHIBAHARA Tomoyuki, ISHIKAWA Yoshiharu, KADOTA Koichi Japan Agricultural Research Quarterly: JARQ 57 (1), 73-77, 2023-01-01

    <p>We examined a female Kiso horse (a native Japanese horse breed) aged 2 years and 9 months with persisting nasal discharge that died due to lymphoma. Necropsy revealed masses in the left nasal …

    DOI Web Site 参考文献14件

  • 2流域に残置された間伐木のスギ針葉による遮断量の推定

    野口 正二, 金子 智紀, 岩谷 綾子, 飯田 真一, 田村 浩喜 日本水文科学会誌 52 (3), 93-105, 2022-12-28

    <p>日本においてスギは最も代表的な樹種である。スギ人工林を間伐する際には,材としての利用価値が少ない場合は切り捨て間伐と称し,間伐したスギを林地残材として流域内に放置するが,その林地残材による遮断損失に関する研究はほとんどない。秋田県大館市に位置する長坂試験地の2つの流域(流域1 : 6.55 ha,流域3 : 6.50 …

    DOI Web Site Web Site 参考文献29件

  • 暖地・温暖地向けの米粉パンに適した多収水稲新品種「笑みたわわ」の育成

    中西 愛, 田村 克徳, 片岡 知守, 佐藤 宏之, 田村 泰章, 坂井 真, 伏見 力, 竹内 善信 育種学研究 24 (2), 160-167, 2022-12-01

    <p>「笑みたわわ」は晩生の製パン適性が優れる多収水稲品種「ミズホチカラ」を早生化した多収品種を育成することを目標とし,「金南風」の胚乳蛋白質突然変異系統「PMF<sub>8</sub>4」と「モミロマン」のF<sub>1</sub>を母本,「ミズホチカラ」を父本とする三系交雑後代から育成された品種である.育成地(福岡県筑後市)における「笑みたわわ」の出穂期は「ヒノヒカリ」と同程度で「ミズホチカ…

    DOI Web Site Web Site 参考文献7件

  • Coinfection with <i>Candida tropicalis</i> and Cytomegalovirus in a Piglet

    KAWASHIMA Yuuto, TAKAHASHI Hiroyasu, NOBUMOTO Kiyoko, HANAFUSA Yasuko, SHIBAHARA Tomoyuki, MIKAMI Osamu, KIKU Yoshio, KADOTA Koichi Japan Agricultural Research Quarterly: JARQ 56 (4), 399-404, 2022-10-01

    <p>Chronic mucocutaneous candidiasis caused by <i>Candida tropicalis</i> was identified in a 43-day-old female piglet with lesions on body surfaces (face, abdomen, limbs, and hooves) and mucosal …

    DOI Web Site 参考文献20件

  • 地質と流域サイズに基づくタンクモデルの貯留量と土壌雨量指数の比較

    野口 正二, 小杉 緑子, 高梨 聡 水文・水資源学会誌 35 (5), 339-347, 2022-09-05

    <p> 土壌雨量指数は降雨による土砂災害の危険度の高まりを把握するための土中の水分量の指標で,直列3段タンクモデルを用いて各タンクの貯留量の合計として算出される.本研究では,異なる地質によるタンクモデルの貯留量と花崗岩を地質とする流域面積の大小がタンクモデルの貯留量に及ぼす影響について検討する.多重比較の結果,大流域における地質別の降雨イベント時の土壌雨量指数の平均値は,花崗岩と古生層,花崗岩と…

    DOI Web Site Web Site 参考文献17件

  • マレーシアのパーム油産業を再構築 「下町バイオマス」で持続可能に

    国立研究開発法人科学技術振興機構 JSTnews 2022 (7), 8-11, 2022-07-01

    ...国際農林水産業研究センター生物資源・利用領域の小杉昭彦プロジェクトリーダーは、日本の企業の技術を結集した「下町バイオマス」で、マレーシア政府や農園とともにパーム油産業のあり方を見直し、環境と経済の両者が循環する持続可能な仕組みの構築を試みている。</p>...

    DOI

  • 気候変動と市場経済化がもたらすアファール牧畜民の変貌

    平田 昌弘, 鬼木 俊次 沙漠研究 32 (1), 1-13, 2022-06-30

    <p>本研究は,エチオピア北東部のアファール州のアファール牧畜民を対象とし,気候変動と市場経済化に伴った,1)家畜頭数の変化,2)季節移動の変化,3)食料摂取の変化,4)価値観の変化を明らかにすることを目的とした.調査は,エチオピア北東部のアファール州第1ゾーンDubti郡のSerdo村とSecoita村で滞在調査を実施した.家畜頭数,家畜売却頭数,家畜屠殺頭数などの家畜管理,食料摂取,家畜や市…

    DOI

  • 樹液流速測定に基づくスダジイ樹冠コンダクタンスの環境応答特性

    飯田 真一, 田中 憲蔵, 清水 貴範, 荒木 誠, 壁谷 直記, 清水 晃, 宮本 麻子, 漢那 賢作, 古堅 公 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 546-, 2022-05-30

    <p>近年、樹液流速測定による蒸散量や樹冠コンダクタンスの検討が国内で行われているが、そのほとんどは常緑針葉樹を対象としており、常緑広葉樹に関する知見は少ない。本研究では、日本海側では新潟県、太平洋側では福島県を北限とし、南は沖縄まで分布する常緑広葉樹であるスダジイを対象として樹液流速測定を実施し、樹冠コンダクタンスを得た。測定対象としたのは、茨城県の森林総合研究所内に生育する樹高19~20mの…

    DOI

  • マングローブ林におけるスキャナー法による細根動態観測

    木原 友美, 小野 賢二, 諏訪 錬平, 渡辺 信, 藤本 潔, 檀浦 正子 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 685-, 2022-05-30

    <p>マングローブ林地下部には、細根由来の膨大な土壌炭素が貯留されている。特に、直径0.5mm以下の根の生産量は極めて高く、マングローブ生態系の炭素循環を考える上で、これらの動態は無視できない。しかし、既往研究で用いられてきた土壌コア法では、ターンオーバーの速い細根動態を正確に捉えることは難しい。本研究では、土壌中の同一観測面を任意の時間間隔で連続的に撮影し根系の消長を追跡するスキャナー法を用い…

    DOI

  • ミクロネシア連邦ポンペイ島マングローブ林における全細根生産速度の試算

    小野 賢二, 藤本 潔, 平田 泰雅, 田淵 隆一, 古川 恵太, 渡辺 信, 谷口 真吾, 諏訪 練平, Saimon Lihpai 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 511-, 2022-05-30

    <p>河口や海岸、さらにその前面の磯など、汽水域沿岸部の湿性な生態系で、植物や土壌に固定・貯留されたCO<sub>2</sub>由来炭素をブルーカーボンと呼ぶ。沿岸生態系を構成するマングローブ林は生産力が大きく、高い炭素貯留能を有している。中でも、特にマングローブの細根の生産力は高く、マングローブピート(泥炭)の材料となる。しかし、これまではマングローブ枯死根の分解過程が見逃されており、細根全体…

    DOI

  • <i>Shorea macrophylla</i>の成長に関する深層学習を用いたゲノム予測モデルの開発

    阿久津 春人, Mohammad Na'iem, Widiyatno, Sapto Indrioko, Sawitri, 内山 憲太郎, 津村 義彦, 谷 尚樹 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 374-, 2022-05-30

    <p>フタバガキ科は、東南アジア極相熱帯雨林の林冠を構成する樹種の約80%を占め、木材利用や気候変動の緩和など多くの生態系サービスを提供する分類群である。しかし、近年は過伐や土地利用の変化によって、これら生態系サービスの低下が懸念されており、特に気候変動緩和機能の低下が指摘されている。したがって、樹木の成長を改良し、炭素隔離機能を増大させることは、これら諸問題の解決に寄与すると考えられる。本研究…

    DOI

  • ブナ科の希少種ハナガガシの地理的遺伝構造

    上谷 浩一, 小笠原 実里, 田中 憲蔵, 村本 康治, 市栄 智明 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 384-, 2022-05-30

    <p>九州東南部および四国南部のみに分布する希少種であるハナガガシは,集団の多くが小さな社寺林に生息するために,個体数減少による遺伝的多様性の損失や近親交配の増加が懸念されている。また小集団が離れて分布しているために,集団が遺伝的に分化している可能性がある。本研究では,ハナガガシ12集団・202個体とハナガガシと混生していたアラカシ8集団・82個体について,マイクロサテライト11遺伝子座の遺伝子…

    DOI

  • タイにおけるチーク人工林の地上部と地下部バイオマス

    田中 憲蔵, 米田 令仁, Woraphun Himmapan, Narin Tedsorn, Tosporn Vacharangkura 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 363-, 2022-05-30

    <p>チークは成長が早く材質も優れるため熱帯地域で広く植栽されている。タイは有数のチーク人工林を持ち重要な木材供給源となっている。一方これらの林分は炭素貯蔵機能も有しており、その機能の正確な把握は地域の炭素収支の推定に不可欠である。この研究ではこれまで知見の乏しかった地下部バイオマスに着目し、林齢や地上部バイオマスとの関連を明らかにすることを目的とした。タイの広域の18林分にプロットを作成し、胸…

    DOI

  • コナラの当年枝と幹のセシウム濃度の関係:幹サイズに依存するか?

    大橋 伸太, 田中 憲蔵, 三浦 覚, 齊藤 哲, 大前 芳美, 金指 努 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 671-, 2022-05-30

    <p>福島原発事故の影響を受けたコナラ等の幹をシイタケ原木として利用するためには、放射性セシウム濃度が指標値(50 Bq/kg)以下である必要があるため、その将来予測が重要な課題となっている。本研究では、原発事故後に植栽・更新したコナラの将来の幹の放射性セシウム濃度を現在の当年枝の放射性セシウム濃度から予測する手法を開発するため、セシウムの幹/当年枝濃度比とその幹サイズ依存性を調べた。事故後に萌…

    DOI

  • Occurrence and Control of Citrus Greening (Huanglongbing) in Japan

    IWANAMI Toru Japan Agricultural Research Quarterly: JARQ 56 (2), 105-120, 2022-04-01

    <p>Citrus greening (huanglongbing) is established in majority of the subtropical and tropical citrus-producing areas of the world. In Japan, the disease causes damage to citrus grown on the …

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献68件

  • Effect of Temperature on Scent Emission from Carnation Cut Flowers

    KISHIMOTO Kyutaro Japan Agricultural Research Quarterly: JARQ 56 (2), 163-170, 2022-04-01

    <p>Temperature, an environmental factor affecting cut flowers' physiological state, is expected to affect scent emission. We investigated scent emission from carnation cut flowers of two scent types …

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献23件

  • ガーナ国において植生工が水田水利施設の浸水崩壊耐性に与える影響

    團 晴行, 足立 忠司, 廣内 慎司, AGODZO Sampson 農業農村工学会論文集 90 (1), I_29-I_36, 2022

    <p>ガーナ内陸低湿地では,農民自らの技術で造成が可能で,かつ持続的に維持管理できる低コスト水利施設の開発が求められている.このため,用排水路や畦畔といった水田水利施設に被覆植物を植栽する補強技術の開発に取り組んだ.土壌表面硬度は無植生が7.3~27.8mmと大きく変動しており,土壌水分は草種によるが植生工の有無に関係なく4.3~37.1%と幅広く変化している状態を把握した.また,湛水時の場合も…

    DOI Web Site

  • 江の川におけるアユ仔魚の流下動態に関する基礎的検討

    花岡 拓身, 赤松 良久, 新谷 哲也, 齋藤 稔, 寺門 弘悦 土木学会論文集B1(水工学) 78 (2), I_841-I_846, 2022

    <p> 江の川を対象に,三次元環境流体シミュレーターを用いて塩水遡上特性及びアユ仔魚の流下動態の把握を試みた.汽水域の塩分は表層で1~7PSU,底層で海水と同等の30PSUであり,底層は孵化直後のアユ仔魚が生息するには厳しい環境と考えられた.夕方に孵化したアユ仔魚は,河川表層を流下し夜間のうちに9割程度が海域へ到達することがわかった.日中にアユ仔魚が底層に定位する生態を再現したモデルでは,孵化当…

    DOI Web Site 参考文献2件

  • ロジスティック曲線解析法に基づいたサトウキビの収量予測モデルの可能性

    比屋根 真一, 野瀬 昭博, 伊禮 信, 寶川 拓生, 平良 英三, 鄭 紹輝, 上野 正実, 川満 芳信 熱帯農業研究 15 (2), 101-109, 2022

    <p>沖縄県農業研究センターで長期間実施された気象感応試験における調査データを活用して,サトウキビ収量予測モデルの開発を検討した.サトウキビの仮茎長はロジスティック曲線的に変化することを確認し,栽培型毎の変曲点出現時期を導き出し,その近傍の生育データに基づいて最終収量の早期予測を試みた.平年的な仮茎長のロジスティック曲線の変曲点は,春植え灌水区で植付け後144日目,同無灌水区で153日目,株出し…

    DOI

  • 公的研究機関のイベント出展に対する費用対効果分析の試み

    大森 圭祐, 森下 賢己 農業農村工学会誌 90 (2), 117-120,a2, 2022

    <p>研究機関や大学では,研究成果を社会・国民に発信する手段として,イベントに出展して成果物の展示やポスター発表を行う機会が多い。ただし,イベント出展料を公的資金で支弁している研究機関にとって,交流型の広報活動に出展する場合には,十分なPR効果を得られることが前提になる。本報では,イベント出展の効果を客観的に評価する手法を開発するため,出展料が大きく異なる2つの展示会を対象に,ROI(投資利益率…

    DOI

  • 安全野菜消費のための学校教育を通じた意識啓発

    熊代 輝義, 田中 環 農学国際協力 20 (0), 2-12, 2022

    <p>ベトナムの紅河デルタ地域における安全野菜の生産、流通、消費の拡大を目指すJICA技術協力プロジェクトの活動の一部として、ハノイ市において安全野菜に関する意識啓発活動を実施した。その意識啓発活動は消費者の安全野菜に対する関心を高め、それに伴い購買行動を変化させることを目的とするものである。そして、その実現のために、JICAの農業開発分野の技術協力プロジェクトではあまり例のない小中高校の学校授…

    DOI

  • 変成岩からなる森林小流域における基盤岩地下水の実態調査結果

    岩上 翔, 久保田 多余子, 野口 正二 水文・水資源学会研究発表会要旨集 35 (0), 185-, 2022

    <p>近年,花崗岩からなる流域を中心に岩盤内のプロセスが斜面の降雨流出過程において重要な役割を果たしていることが明らかにされてきている.花崗岩流域では雨水の 3 割程度が深部浸透することが報告されており,岩盤内の水移動を考慮に入れずには山地流域の水収支,比流量の空間分布は十分に説明できないことが指摘されている.一方で花崗岩以外を基岩とする流域においては調査例が少なく,変成岩からなる流域の報告例は…

    DOI

  • 農業農村開発協力の特徴と経験継承の必要性

    進藤 惣治, 田尻 淳, 金森 秀行, 郷古 雅春, 橋口 幸正, 松原 英治 農業農村工学会誌 90 (2), 81-84,a1, 2022

    <p>わが国の農業農村開発協力は,約60年の歴史を有し,開発途上国の発展に貢献してきた。この間,JICAの技術協力専門家をはじめさまざまな立場で,農業農村工学技術者が政府開発援助に携わり,経験を蓄積してきた。本報は,これまで実施してきた農業農村開発協力の特徴を経験者のそれぞれの立場から紹介するとともに,蓄積した経験やノウハウを次世代に継承するための提案を行う。なお本報は,2020年度農業農村工学…

    DOI

  • アジアモンスーン地域での農地土壌炭素貯留の課題と展開方向

    渡辺 守, 松本 成夫, 泉 太郎 農業農村工学会誌 90 (9), 709-712,a2, 2022

    ...国際農林水産業研究センター(以下,「国際農研」という)は,これまでタイにおいて長年にわたりタイ農業局と農地への土壌炭素貯留量の長期連用試験を継続してきた。農地への炭素の長期・大量貯留は「みどりの食料システム戦略」にも掲げられている取組みの一つである。...

    DOI

  • ガーナ国北部州既存ため池における回帰分析を用いたカーブナンバー推定モデルの提案

    廣瀬 千佳子, 廣内 慎司, 山田 雅一, 岡 直子, 降籏 英樹, 堀野 治彦 農業農村工学会論文集 90 (1), II_29-II_41, 2022

    <p>カーブナンバー法は,日降雨量とその降雨が発生したときの土壌状況等から決まるカーブナンバー(CN)の値から直接流出高を計算する方法であるが,適用する条件によっては精度が良くなく,アメリカ国農務省や研究者により簡易な修正が提案されている.ガーナ国北部州の既存ため池を対象として,簡易な修正のうちa)標準のCNを用いた方法,b)平均CNを用いた方法,c)先行降雨を考慮に入れた方法,d)初期遮断比を…

    DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか1件

  • アンジオテンシン変換酵素2(ACE2)酵素活性によるCOVID-19急性肺傷害の治療効果

    山口 智和, 星崎 みどり, 湊 隆文, 韮澤 悟, 浅賀 正充, 新山 真由美, 安 健博, 内海 大知, 永田 諭志, 鎌田 春彦, 神谷 亘, 河岡 義裕, 保富 康宏, 今井 由美子, 久場 敬司 日本薬理学会年会要旨集 95 (0), 2-O-041-, 2022

    <p>Angiotensin-converting enzyme 2 (ACE2) is a receptor for cell entry of SARS-CoV-2, and recombinant soluble ACE2 protein inhibits SARS-CoV-2 infection as a decoy. ACE2 is a carboxypeptidase that …

    DOI Web Site

  • インドにおける農地の塩害対策としての低コスト排水改良技術

    安西 俊彦, 大西 純也, 岡本 健, 大森 圭祐, 渡辺 武 農業農村工学会誌 90 (2), 105-109,a2, 2022

    ...<p>インドにおける農地塩害の現状と,インド塩類土壌研究所(CSSRI)および国際農林水産業研究センター(以下,「国際農研」という)が取り組んでいる塩害対策としての排水改良技術を報告する。CSSRIは圃場の地下水位上昇の抑制を主目的とした暗渠排水技術を開発し,その施工により地下水位と土壌塩分濃度が低下し作物収量は増加したが,高い施工コストが課題である。...

    DOI

  • 途上国における土水路漏水評価と農家で実施可能な漏水対策

    廣内 慎司, 廣瀬 千佳子, 堀野 治彦 農業農村工学会誌 90 (6), 415-420,a2, 2022

    <p>アフリカの灌漑地区では,計画された面積に灌漑ができていない事例がある。タンザニア国ローアモシ地区の灌漑ブロックにおける灌漑効率は20~68%であり,ブロック消費水量を減少させることで灌漑可能面積が増加する。ブロックの土水路漏水量を測定した結果43mm/hであった。漏水を減少させることで消費水量は減少する。土水路漏水対策として,水路底を締め固めても漏水低減効果はなかった。このため,土水路全面…

    DOI

  • 石垣島からネグロス島へ,みどり戦略の提唱に向けた取組み

    岡 直子, 安西 俊彦, 竹中 浩一, 岡本 健, 寺島 義文, 奥津 智之, 菊地 哲郎 農業農村工学会誌 90 (9), 705-708,a2, 2022

    ...国際農林水産業研究センターでは,沖縄県・石垣島とフィリピン・ネグロス島の2つの熱帯島嶼を主な対象とする「熱帯島嶼環境保全プロジェクト」を実施しており,劣化山地における山地生業システムの開発,地下灌漑による施肥量削減技術の開発,サトウキビ株出し栽培による環境負荷低減,水圏生物を利用した水質・生態系保全技術の開発,技術導入による負荷軽減効果の検証,開発した技術を国際ルールメーキングにつなげる取組みを行っており...

    DOI

  • みどりの食料システム戦略と海外農業農村開発協力

    北田 裕道, 泉 太郎 農業農村工学会誌 90 (9), 701-704,a2, 2022

    <p>「みどりの食料システム戦略」は,国内での取組みとともに,海外,特にわが国と共通する高温多湿の気候条件や,水田農業が主体で中小規模農家が多いという生産構造を有するアジアモンスーン地域への展開,さらには,これらの取組みをアジアモンスーン地域のモデルとして世界に発信し,国際ルールメーキングに参画していくことまでを含めた戦略となっている。この達成に向け,これまで海外農業農村開発協力を通じて蓄積して…

    DOI

  • ガーナ国における土水路と畦畔法面の崩落に対する植物根系による補強効果

    團 晴行, 足立 忠司, 廣内 慎司, Sampson AGODZO 農業農村工学会論文集 90 (1), I_183-I_190, 2022

    <p>水田開発が進められてきたガーナ内陸低湿地では,日常的に生じる激しい降雨や維持管理不足などの理由により,土水路や畦畔が機能を満足に発揮していない.このため,用排水路や畦畔に被覆植物を植栽する補強技術の開発に取り組んだ.被覆植物の地上部は被覆効果,地下部は土壌緊縛効果と関連するが,地上部と地下部の重量比は,ギョウギシバの4.17やイヌシバの4.93と比較して,オキナワミチシバが2.54と最も小…

    DOI Web Site

  • タイ東北部の砂質土壌に植栽したチーク苗の初期成長における炭の効果

    香山 雅純, ニムピラ スチャー, ホントン サジャポン, 米田 令仁, ヒマパン ワラパン, 野田 巌 森林総合研究所研究報告 21 (1), 73-81, 2022

    タイ東北部には砂質土壌が広範囲に分布し、砂質土壌に植栽されたチーク (<i>Tectona grandis</i> L. f.) 苗は、養分欠乏と乾燥ストレスによって成長が抑制される。ポットを用いた野外環境下での予備試験では、炭の添加によってチーク苗の根の成長は増加した。炭の効果を野外の圃場において検証するために、1 kgの炭 (2.5 Mg ha<sup>-1</sup>) …

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

ページトップへ