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検索結果 398 件

  • 応力を指標とした掘削土留め工の盤ぶくれ挙動の解釈と弾性論に基づく予測手法の提案

    松丸 貴樹, 冨田 佳孝, 牛田 貴士 土木学会論文集 80 (15), n/a-, 2024

    ...<p>被圧帯水層を有する難透水性地盤で仮土留めを用いた掘削工事を行う際には盤ぶくれの検討が必要であり,土留め壁の根入れ長は盤ぶくれに対するつり合い安定検討の結果に依存することが多い.本研究では 2 次元土-水連成有限要素解析で得られた間隙水圧や有効応力の変化について考察を行い,解析で得られた難透水層地盤での応力挙動をもとに,盤ぶくれに対する安定検討手法としての活用の可能性を示した.また,有限要素解析...

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  • LiDARを用いた土留め壁の変状検出手法に関する研究

    中原 匡哉, 山本 雄平, 今井 龍一, 石濱 裕幸, 澤城 光二郎, 井藤 博章, 山岸 真理 土木学会論文集 80 (22), n/a-, 2024

    ...<p> 開削工事で設置される土留め壁に過剰な負荷がかかっている場合,目視でその変状を判断するのは難しく,土留め壁が崩壊する事故が発生している.そのため,既存研究では,土留め壁の内部にセンサを設置する手法や表面にターゲットを設置してTSを用いて変状を定量的に計測する技術が提案されている.しかし,導入にかかる費用や工数が膨大となる課題や網羅的に変状を計測できない課題がある....

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  • 控え壁補強構造を有する斜め自立土留め工法(斜め控え壁式土留め)の開発

    嶋田 洋一, 前田 知就, 杉江 茂彦, 高橋 真一, 照井 太一, 古関 潤一 土木学会論文集 79 (9), n/a-, 2023

    ...<p> 斜め自立土留め工法は,通常直立に構築される土留め壁を傾斜させることにより主働土圧を低減し,支保工を省略した自立形式の土留め構造である.筆者らは本工法を深い掘削工事に適用するために,斜め控え壁による補強構造を付与して壁剛性を高め,地盤のせん断抵抗による変位抑制効果を期待した「斜め控え壁式土留め」の設計法及び施工法を提案し,実工事に適用した結果を検証した.設計法に関しては,斜め土留め壁に作用する...

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  • 浅海域に設置される複数の材料から構成された捨石堤への被災度解析の適用

    高橋 研也, 田中 仁, 西畑 剛 土木学会論文集 79 (18), n/a-, 2023

    ...<p> 砕波帯内から汀線の陸側に至る浅海域に設置される,複数の材料から構成された捨石堤および傾斜堤を対象にした水理模型実験を実施して,作用波数と各構造物の被災度の変化傾向を把握した.汀線の陸側に設置される捨石堤として鉛直に多段積みしたかごマットによる土留め構造を,汀線の海側に設置される捨石堤としてバットレス型消波構造物を,砕波帯内に設置される傾斜堤として消波ブロック1層被覆式傾斜堤を対象とした.造波前後...

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  • ヒートフェンス方式凍土厚制御への凍結熱解析手法の適用性

    小椋 浩, 伊豆田 久雄, 蟹江 俊仁 地盤工学ジャーナル 17 (4), 551-560, 2022-12-01

    ...粘性土層では土留壁として必要な凍土厚みの造成が完了した後の余剰な凍土により凍結膨張が構造物へ与える影響が大きくなり,この影響を最小限にとどめることは凍結工法の重要な課題である。従来から凍上対策の一つにヒートフェンスで凍土面位置を熱制御する方法があり,経験的に凍上量抑制が行われている。...

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  • 壁体剛性の高い自立式土留め工の崩壊を模擬した模型掘削実験と合理的な根入れ長の簡易算定法の提案

    西岡 英俊, 松本 尚也, 福田 文香, 小野 慶一朗 地盤工学ジャーナル 17 (3), 401-420, 2022-09-01

    ...<p>施工性に優れる自立式土留め工を近接施工のように変位の制限が厳しい条件に適用する場合は,変位を極力抑制するため壁体剛性を高める必要がある。本研究では,壁体剛性の高い自立式土留め工の根入れ長に関する設計上の課題,特に変形解析時の半無限長の仮定条件となるβ<i>L</i> の制限の必要性に着目し,アルミ棒積層体を用いて崩壊までを模擬した模型掘削実験とその再現解析を実施した。...

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  • 固化処理土で構築された岸壁の地震時挙動と安定性評価手法の検討

    高橋 英紀, 府川 裕史, 浅田 英幸, NGUYEN Binh, 竹内 秀克 土木学会論文集B3(海洋開発) 78 (2), I_589-I_594, 2022

    ...<p> 深層混合処理工法によって地盤をセメント固化して,その固化処理土を岸壁の本体工(背後地盤の土留め)として利用する方法が提案・採用されている.本稿では,この岸壁の構造形式を一般化することを念頭に,岸壁構造が不安定化する地震時の挙動を調べた.具体的には,岸壁本体工の寸法や形状を変化させて,遠心模型実験によって岸壁の地震時挙動を系統的に調べた.その結果,岸壁本体工にはある程度の幅(本体工の高さ程度)...

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  • 活用を目的とした岩石園の岩石同定 ~東京都江戸川区のある小学校を例として~

    石橋 弘明, 大友 幸子 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 142-, 2022

    ...せきえいりょくでいへん岩」と名称上一致しなかった.19とした立て札のない角礫は絹雲母片岩であった.20とした立て札のない円礫は安山岩であった.21とした立て札のない角礫は紅簾石片岩であった.22とした立て札のない亜角礫は安山岩もしくは玄武岩であった.23とした立て札のない角礫は流紋岩であった.24とした立て札のない亜角礫は二枚貝の化石を含む砂岩であった.その他,片岩2つ,スカルンが観察できる花崗岩1つ,植込みの土留...

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  • NEWS 技術:切り梁不要の土留めで掘削期間を3割減

    日経コンストラクション = Nikkei construction (774) 34-, 2021-12-27

    ...鹿島は、開削工事の土留めに切り梁など支保の設置が不要となる新工法「頭部固定式二重土留め工法」を開発し、土木工事に適用した(写真1)。掘削や躯体構築が円滑に進み、従来の切り梁を使った工法と比べて掘削期間を3割程度削減できた。 新工法では、土留…...

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  • ジオグリッドによる矢板引抜き時の たわみ性管の変形抑制効果について

    園田 悠介, 徳増 美月, 澤田 豊, 河端 俊典 ジオシンセティックス論文集 36 (0), 37-44, 2021-10-19

    ...土留めを行う矢板施工でパイプラインを敷設する場合,埋戻し後の矢板引抜きにより,管が過度に変形する などの被害が報告されている.矢板引抜きの影響を把握し,合理的な設計手法確立を目指した研究は多数ある 一方で,矢板引抜きの影響を軽減する工法に関する知見は乏しいのが現状である.本研究では,ジオグリッド を用いて,矢板引抜きの影響を軽減する方法を検討するための矢板引抜き実験を行った.その結果,管周辺の 基礎材...

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  • 斜め自立土留め設計法の開発

    前田 知就, 嶋田 洋一, 高橋 真一, 杉江 茂彦, 古関 潤一 土木学会論文集C(地圏工学) 77 (1), 1-17, 2021

    ...<p> 土留めを傾斜させることで,土圧を低減させ,掘削深さが深くても,自立土留めとして適用を可能にする「斜め自立土留め工法」について,種々条件で遠心模型実験を実施し,遠心加速度50G場で最大10m掘削相当の土留め地盤を再現し,土留め変形や地盤の安定性を観察した.その結果,土留めの壁面傾斜による土留め変形の低減を定量的に確認でき,土留めの安定性向上に寄与することを確認した.従来の仮設土留めの設計に用いられている...

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  • 大規模掘削に伴う掘削側地盤の水平地盤反力係数に関する検証

    猿渡 隆史, 吉川 登代子, 吉田 晋, 山田 孝弘, 丸山 達彦, 稲垣 祐輔, 山内 雅基, 譽田 孝宏 土木学会論文集F1(トンネル工学) 77 (1), 44-59, 2021

    ...<p> 土留め設計では,土留め壁を梁に,支保工を弾性支承に,地盤をばねに仮定した土留め弾塑性法を通常採用している.ここで使用する掘削側地盤の水平地盤反力係数は,原位置試験等から想定した変形係数を利用しており,設計上,一定値として設定している.ただ,軟弱な沖積粘性土層が分厚く堆積した開削現場において,計測値に基づいた逆解析により,土留め壁の変形増加に伴って水平地盤反力係数が小さくなることを確認しているが...

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  • 波による地盤の液状化と水中礫マウンドの沈込みに関するドラム遠心実験

    伊藤 輝, 宮本 順司, 佐々 真志, 角田 紘子 土木学会論文集B3(海洋開発) 77 (2), I_511-I_516, 2021

    ...<p> 本研究では,消波構造物としての機能だけでなく海底盛土等の土留壁,海底埋設構造物盤の安定化対策工など様々な機能が期待できる海底の潜堤や捨石マウンドの安定性検討の観点から,砂地盤-水中礫マウンド系の波浪実験を行い,波による液状化と礫マウンドの沈込みとの関わりを詳しく調べている.実験は遠心力場70gで行った.実験により,礫マウンド周辺の地盤浅部で液状化が発生した後,液状化は地盤の深度方向及びマウンド...

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  • 復旧防潮堤での緑化手法の検討-盛土土壌の酸性化に対する留意点

    渡辺 名月, 小野 賢二 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 545-, 2020-05-25

    ...土壌が堅密で植穴を掘ることが容易ではないため、苗を段ボール製鉢に入れて杭で固定する、もしくは客土を入れた合板製土留めに苗を植える植栽方法を用いた。2019年5月に深さ50cmまでの土壌化学性の変化を調査した結果、pH(H<sub>2</sub>O)は変化が見られなかったが、pH(H<sub>2</sub>O<sub>2</sub>)は3.1~3.6を示し、若干の改善傾向が見られた。...

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  • 段階的な目標林型を設定した多雪斜面における木本緑化

    相浦 英春, 杉田 久志, 長谷川 幹夫 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 540-, 2020-05-25

    ...そこで、多雪斜面において水源林を整備する手順として、①積雪および土壌を安定化するために、比高6mの間隔で階段工と土留め工を交互に設け、②工期最終年の1998年に、階段工や土留め工の上の平坦面にハンノキ類(ヤマハンノキ、ミヤマカワラハンノキ、ミヤマハンノキ)とブナおよびダケカンバを交互に植栽した。したがって初期の目標林型はハンノキ類-ブナ等の二段林型である。...

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  • ジオグリッドを用いた浅埋設パイプラインの矢板引抜きに伴う力学挙動

    戸田 茉優, 宮崎 礼丈, 澤田 豊, 河端 俊典 ジオシンセティックス論文集 35 (0), 179-184, 2020

    ...パイプライン敷設時,土留めを行う矢板施工では,埋戻し後の矢板引抜きによる埋設管への影響により,埋設管の変形や損傷等の被害が問題となっている.施工コスト削減を目的として,近年ジオグリッドを用いてパイプラインを浅く埋設することがあるが,施工時の埋設管への影響については未解明な点が多い.本研究では,パイプラインが浅く埋設された場合に矢板引抜きがたわみ性管に与える影響を解明するために,模型実験を行った.実験結果...

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  • 河川増水時の鉄道橋台背面盛土の浸食過程に関する基礎的開水路実験

    小山 真輝, 川尻 峻三, 倉上 由貴, 佐名川 太亮, 森山 晃行 土木学会論文集B1(水工学) 76 (2), I_595-I_600, 2020

    ...<p> 近年の洪水規模拡大によって,道路や鉄道橋梁の橋台背面盛土の浸食・流出が発生している.鉄道橋の橋台背面盛土の盛土のり面には翼壁と小規模な土留め壁(以下,腰土留め)が施工されているが,その被災メカニズムには不明な点が多い.本研究では,翼壁と腰土留めを再現した模型盛土に対する開水路実験を行い,崩壊挙動に関する基礎的な検討を行った.その結果,翼壁と腰土留めの境界部で盛土のり面の陥没が発生し,この陥没箇所...

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  • 鉄道橋台背面盛土の洪水時侵食過程とRRR工法による対策効果に関する模型実験

    小山 真輝, 川尻 峻三, 倉上 由貴, 佐名川 太亮, 森山 晃行 ジオシンセティックス論文集 35 (0), 23-28, 2020

    ...および流失被害が発生している.しかし,河川増水時の鉄道盛土の侵食・流失過程の基本的なメカニズムは明らかとなっていない.そのため,河川増水に対するRRR-B工法による強化復旧工の実績は少ない.そこで本研究では,旧型式の鉄道橋台を再現した模型橋台背面盛土を作製し,開水路実験を行った.この実験から鉄道橋の橋台背面盛土特有の侵食・流出メカニズムと,RRR-B工法による対策効果の検証を行った.その結果,翼壁と腰土留...

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  • 厳しい施工条件でのRRR-GRS擁壁の施工事例

    小俣 哲平, 岡本 正広, 安野 誠 ジオシンセティックス論文集 35 (0), 163-170, 2020

    ...剛な一体壁面工を持つジオテキスタイル補強土擁壁(GRS擁壁)の工法(RRR-B工法)の概要に引き続き,芳賀・宇都宮LRT整備事業の概要とその事業に伴う土留め構造物の建設工事の概要を報告している.本事業は,わが国初の既存路線の延伸・改良を伴わない全線新設工事であり,その土留め構造物としてRRR-B工法によるGRS擁壁が採用された.本工事は,多工区に分割されているため,工区分割の対策として,工区境での前工区...

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  • ニュースの深層 崖地の住宅で初の行政代執行

    日経ホームビルダー : 家づくりの実務情報 (236) 10-12, 2019-02

    ...しかし、2社の証言によると、コスモテックの社員をかたってベイサイドと契約を結び、当初現場を仕切っていたM氏は、山留め工事計画書を出さないばかりか、土留め自体を怠った。その状態で南端の宅地にあった既存擁壁を壊した結果、背面の斜面の一部が崩れる1…...

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  • 既設もたれ壁の耐震補強効果および設計手法に関する実験的研究

    中島 進, 工藤 敦弘, 成田 浩明, 渡邉 健治 土木学会論文集C(地圏工学) 75 (3), 316-335, 2019

    ...<p> もたれ壁は鉄道土留め擁壁として多数構築されており,耐震補強が重要である.本研究では,もたれ壁の破壊形態を明らかにし,効率的な耐震補強工法を提案することを目的として振動台実験および解析的検討を行った.実験的検討に先立ち実施した被害事例分析では,もたれ壁の脆性的な破壊形態として,転倒破壊を抽出した.それを踏まえて実施した振動台実験では壁面上部の地山補強材による転倒破壊の抑制効果が高いことが明らかとなった...

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  • 切梁式土留め工の耐震設計手法の検討

    鈴木 聡, 小島 謙一, 本田 道識, 西山 誠治 土木学会論文集F1(トンネル工学) 75 (2), I_41-I_48, 2019

    ...している既往の文献を参照して解析モデルを作成しており,掘削解析と計測値との整合性を確認した上で,動的解析を実施している.その結果,切梁式土留め工の耐震設計手法として,応答変位法を用いることで検討できる可能性があることがわかった....

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  • 土留め壁工法を転用した河川護岸の防災性能向上に関する研究

    渡辺 勝利, 大中 臨 土木学会論文集B1(水工学) 75 (2), I_499-I_504, 2019

    ...<p> 本研究では,土留め壁工法を河川護岸として実用化したガンロック護岸の防災性能を向上させるために,旧ガンロックを改良した新ガンロック護岸の粗度係数,流体力に対する安定照査,護岸周辺の流速分布特性,内部流況の特徴を水理模型実験,力学モデルによって検討した.その結果,新ガンロック護岸の粗度係数は0.041であり,旧ガンロック護岸のそれよりも2割程度増加することが明らかとなった.力学モデルの計算からは...

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  • 現地載荷試験によるハット形鋼矢板の基準支持力に関する考察

    大村 厚夫, 浜口 正志, 上谷 修, 荻 定治, 上田 倫大, 横山 直弥, 大﨑 晴之 土木学会論文集B3(海洋開発) 75 (2), I_438-I_443, 2019

    ...<p> 鋼矢板は優れた断面性能を持ち止水性のある土留壁を形成できることから,港湾では護岸などの抗土圧構造として用いられている.しかしながら,鋼矢板の鉛直載荷試験例は少なく,鉛直支持力を期待する本設構造物として用いる際の支持力推定式が「港湾の施設の技術上の基準・同解説(平成30年)」<sup>1)</sup>において,詳述されていない実情があり,粘性土層の周面抵抗力を鋼矢板支持力として考慮する場合の課題...

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  • 六甲山における治山対策の歴史と今後

    山田 裕司 水利科学 62 (4), 138-156, 2018-10-01

    ...崩壊地は主にコンクリート土留工,コルゲート水路工,積苗工等で復旧し,渓間工は山腹工直下のほかに下流域の谷の出口付近,市街地近くに堤高10m 以上のコンクリート谷止工を施工するようになった。 阪神・淡路大震災では岩崖部の崩壊が多発し,法枠工,法切工,埋設工,土留工,谷止工等で復旧が図られた。この震災を契機に,兵庫県では地震に強い斜面崩壊防止対策としてロープネット・ロックボルト併用工法を開発した。...

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  • ICTを活用した大規模斜面防災対策工事の調査・設計・施工

    片山 政弘, 光武 孝弘, 野村 真一, 石濱 茂崇, 中出 剛, 土居 陽介, 堀川 毅信 応用地質 58 (6), 387-394, 2018-02-10

    ...斜面崩壊地では,国道や鉄道などへの被害が激甚であったことに加え,繰り返される余震によりさらなる斜面崩壊が生じることが懸念された.このため,本事業では安全性を確保しながら調査や施工を迅速に進めることが求められた.今回,人が立ち入れないような斜面崩壊地において,航空レーザ計測,UAVによる写真測量・計測を施工の進捗にあわせて実施し,さらにこれら結果を活用した地表踏査,地山安定性評価などを実施した.また,土留盛土工...

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  • 土留め壁工法の河川護岸への適用に関する研究

    渡辺 勝利, 大中 臨 土木学会論文集B1(水工学) 74 (4), I_661-I_666, 2018

    ...本研究では,ガンロック工法という土留め壁工法を河川護岸として実用化するために,その水理特性に関する検討を行った.このため,ブロックのマニングの粗度係数,流体力に関する安定照査,護岸周辺の流速分布特性,内部流況の特徴を水理模型実験,力学モデルによって検討した.その結果,ガンロックの粗度係数は0.034であることが明らかとなった.力学モデルの計算からは,抗力,揚力に対して安定を保つ限界の流速が算出された...

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  • 低湿地遺跡の環境復元と泥炭層の分解度

    阿子島 功 日本地理学会発表要旨集 2018s (0), 000059-, 2018

    ...*高さのそろった木柱列は上屋のある建物の柱ではなく土留めとして地表まで打ち込まれたものであるという見解もあるが腐朽によって地下水面に上面がそろう場合との識別が今後の課題となる。...

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  • バットレス型消波構造物の開発

    塩畑 英俊, 宇山 友理, 髙橋 研也, 西畑 剛, 山下 徹, 三好 俊康, 林 規夫, 大久保 泰宏 土木学会論文集B3(海洋開発) 74 (2), I_49-I_54, 2018

    ...海岸工事において,波浪が低減された所望の作業空間を確保するとともに,当該作業空間に供する重機等の足場を海上に確保するため,バットレス型消波構造物を開発した.L型壁構造であるバットレスを築堤内に埋設し,石材の重量および摩擦力により滑動・転倒に対して安定させた土留め構造とすることで,築堤側面が鉛直に切り立ち重機足場を作業空間に近接した位置に築造することができるものである.このバットレス型消波構造物の設計...

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  • 鋼矢板自立式土留め壁の掘削時および背面側上載圧付与時の変形に関する実験的検討

    尾川 七瀬, 石原 行博, 北村 精男 土木学会論文集C(地圏工学) 73 (1), 62-75, 2017

    ...圧入工法は,静的な油圧力を用いて既成の杭/矢板を施工する工法である.すでに施工された杭/矢板から反力を得るので,複数の杭/矢板から成る連続壁が効率よく構築される.筆者らは,土留め壁などの,杭/矢板の連続壁で構成され,適切な根入れ長を有して外力に抵抗する構造を,インプラント構造と称している.本稿では,その一つである傾斜した自立式土留め壁,および,供用中の変形を低減することを意図した新しい形式の自立式土留...

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  • 重機接近警報装置による重機接触災害ゼロ活動

    田口 一主, 番場 昌勝, 西川 克己 土木学会論文集F6(安全問題) 73 (2), I_61-I_68, 2017

    ...廃棄物等不法投棄事案の恒久対策工事において,高濃度汚染箇所を16mの深さまで廃棄物を撤去するが,作業構台,中間杭及び土留支保工に囲まれた狭隘な場所で機械掘削を実施する.撤去工は作業構台上に油圧クラムシェル掘削機と路下部にミニバックホウを配置して行うが,作業員は有害ガス対策の防毒マスク,防護服を着用し「合図が聞こえづらい,視野が狭い,動きづらい」等の悪条件下での作業となり,重機と接触する重大災害発生リスク...

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  • 荒れた登山道表面の天然素材被覆に期待される効果とは?

    菊池 俊一 日本森林学会大会発表データベース 128 (0), 786-, 2017

    ...荒れた登山道および周辺裸地の地表面を,現地で調達可能な石礫や土砂,支障木,あるいは登山者に協力してもらい運び上げたヤシ・ジュート製の緑化ネットなどを用いて土留め・地表面被覆をする修復作業が行われている。それら天然素材を用いることに期待される効果はいくつもある。景観保護上の利点や荷上げの簡易さ,生分解が可能な点などが挙げられる。...

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  • 原発事故後の牧草地再生プロセスにおける畜産経営の対応

    若本 啓子 日本地理学会発表要旨集 2017s (0), 100161-, 2017

    ...実際の除染作業では、前植生の処理(刈り払いと除草剤散布)、土砂の流出を防ぐための土留めなど、環境省事業で補助対象外とされる工程が必要であった。圃場条件に適した工法で自力施工し、前処理や、耕起によって表出した石礫の除去などの追加作業にかかる工賃を東電へ請求する農家も少なくない。...

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  • 白山源流で発生した大規模地すべりの形態と下流に及ぼす影響

    柳井 清治, 高瀬 恵次 日本森林学会大会発表データベース 127 (0), 123-, 2016

    ...にはその移動体の下半分が滑動し崩落したが,その大きさは長さ800m,幅300m,生産土砂量は130万m<sup>3</sup>にも及ぶ.移動した土塊の大部分は立木を載せたまま斜面下部と渓流部に流下・堆積したと推定された.この濁水対策として地すべり斜面の復旧が急務であるが,白山国立公園の特別保護区内であること,アクセスする道路がないことなどにより極めて限定的となる.林野庁ではヘリコプターによる浸食防止剤や土留...

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  • 開削トンネルの築造過程における乾燥収縮を考慮した現場計測結果に基づく作用荷重の推定

    新井 泰, 大石 敬司, 杜 世開, 仲山 貴司, 有賀 貴志 土木学会論文集F1(トンネル工学) 71 (3), I_122-I_132, 2015

    ...地下鉄副都心線の一現場において開削トンネルの躯体コンクリート打設前を初期値とした鉄筋計の応力計測を躯体築造完了以降も継続し,コンクリートの水和熱由来の温度応力と乾燥収縮由来の乾燥収縮応力を鉄筋計の計測応力から分離した結果に関する逆解析を行うことにより,躯体に作用する土被り荷重と側圧を推定した.その結果,推定土被り荷重は設計荷重と概ね等しくなるものの,推定側圧は設計荷重を大きく下回ったことから,これは残置された土留...

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  • 振動特性を利用した既設石積み壁・もたれ壁の健全度診断に関する研究

    中島 進, 篠田 昌弘, 阿部 慶太 土木学会論文集C(地圏工学) 71 (4), 254-271, 2015

    ...確認した.そこで,土留め擁壁の現地試験結果を分析し,特定の周波数帯における速度の振幅スペクトルの大きさと低振動数帯域における応答の卓越度を指標として,構造物の健全度を評価する手法を提案した.提案手法を模型実験,現地試験に適用した結果,土留め擁壁の安定性に関わる変状を診断可能であることを確認した....

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  • 前方斜杭式桟橋(土留め一体構造)のレベル1地震動に対する耐震設計法

    塩崎 禎郎, 乙志 和孝, 相和 明男 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 70 (4), I_407-I_418, 2014

    ...前方斜杭式桟橋(土留め一体構造)は,鋼管矢板壁を海側に打設された斜杭で支える土留め部分と,海側に設けられた横桟橋を一体化した構造であり,新規築造のほか,既存岸壁の改良,更新等で用いられる構造である.2007年に改正された港湾基準では,本格的な信頼性設計法が導入されているが,本構造に関しては具体的な部分係数等が明示されていない.そこで,レベル1地震動に対する耐震設計法に関して,照査用震度の求め方と部分係数...

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  • スコリア堆積地の防災対策における地域住民の取り組み

    田中 賢治, 遠藤 一宏 日本森林学会大会発表データベース 125 (0), 155-, 2014

    ...【報告内容】今回の事例では,地域住民の参加によって流亡するスコリアを植生基盤(有機質資材と早期緑化用の種子を混合して緑化),骨材(固化材と配合して土嚢に詰めて土留として利用),排水材(スコリアを袋に封入して谷筋に配置)として利用し,集中した降雨によって流亡を繰り返すスコリア堆積地の防災対策を行った事例について報告する。...

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  • 地盤構造物設計におけるモデル化誤差の定量化

    大竹 雄, 本城 勇介 土木学会論文集C(地圏工学) 70 (2), 170-185, 2014

    ...本研究は,地盤構造物を対象として,主として日本国内の主要な設計基準の設計手法におけるモデル化誤差を包括的に整理した.対象構造物は,構造物基礎,土構造物,仮設土留めとし,構造物基礎及び土構造物については多くの関連する文献収集に基づいて整理した.仮設土留めについては,モデル化誤差に関する十分な研究が行われていないことから,施工時の計測記録や模型実験の計測記録を多数収集して統計解析によりモデル化誤差を定量化...

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  • 豪雪地の山腹工施工地に植栽されたブナ、ダケカンバとハンノキ類の初期成長の比較

    相浦 英春, 長谷川 幹夫 日本森林学会大会発表データベース 125 (0), 560-, 2014

    ...ここでは比高6m間隔で階段工と土留め工が施工され、その間の法面には丸太枠工が施工された。1991年と1998年に階段工、土留め工の段上平坦面の上下2列に、1m間隔でブナ、ダケカンバとハンノキ類が交互に植栽された。2013年6月にこれらの植栽木の生育状況を比較調査した。【結果】1998年に植栽が行われた施工地(15年目)では、ダケカンバはハンノキ類と遜色のない樹幹長3~4mに成長していた。...

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  • 凍土の知識 ─人工凍土壁の技術─

    凍土分科会 雪氷 76 (2), 179-192, 2014

    ...基礎知識,技術,実績は,一般的にはあまり理解されていない.そこで本解説では,最初に寒気によって形成する自然の凍土から冷凍機を用いて人工的に造成する凍土までの様々な凍土を紹介し,その後に人工凍土壁に関する実績や設備,凍土壁の造成・維持技術,凍土壁の特性を説明する.本解説により,福島第一原発事故対策で最近注目されている凍土遮水壁,および今後とも大都市地下開発での大深度および大断面掘削防護に不可欠な凍土土留...

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  • 大深度円形立坑の地下連続壁における設計用水圧に関する一考察

    板場 建太, BOLOR Bat-Erdene, 岩波 基 土木学会論文集F1(トンネル工学) 69 (3), I_31-I_41, 2013

    ...都市部で大深度に構造物を構築するために必要となる大深度立坑は, その土留め壁には地下連続壁が採用され, 円形の形状である実績が多い. そして, そのような大深度円形立坑の地下連続壁を設計するのに用いる側圧には学術的な根拠に基づく裏付けがない....

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  • 地盤と構造物の相互作用を考慮した土留め挙動の解析手法

    小林 俊一, 松本 樹典, 西岡 勉, 篠原 聖二, 譽田 孝宏, 長屋 淳一 土木学会論文集F1(トンネル工学) 69 (1), 39-53, 2013

     An estimation method of retaining structures used at deep excavation sites, such as an open-cut tunneling site, is investigated in this article. A frame analysis is widely used in Japanese …

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  • 新東名高速道路 郡界川橋の橋梁計画から下部工の施工

    笠原 哲二, 諸田 元孝, 吉野 正道, 畔柳 昌己 コンクリート工学 50 (3), 270-274, 2012

    新東名高速道路の郡界川橋は橋長740mのPC7径間連続ラーメン箱桁橋である。本件はデザインビルド方式で出件され,構造の成立性・維持管理性・周辺環境負荷低減などが主な評価項目である中,全橋脚ラーメン構造を採用した。本稿では橋梁計画の概要と,現在行っている下部工の施工について報告する。

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  • 鉄道もたれ壁の安定性に係わる健全度診断法の開発

    篠田 昌弘, 中島 進, 阿部 慶太 土木学会論文集C(地圏工学) 68 (2), 433-450, 2012

    ...従来,鉄道土留めにおける健全度診断は目視が主体であり,定量的な診断法は確立していないのが実情である.そこで,土留めのうち,もたれ壁に着目し,もたれ壁の安定性に係わる健全度を定量的に評価するために,従来から鉄道橋梁下部構造物の健全度診断に適用されている衝撃振動試験を既設もたれ壁に対して実施し,既設もたれ壁の振動特性の実態把握を行った.また,土留めの振動特性把握のために小型起振器を開発した.次に,もたれ...

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  • 合成土留壁構造道路トンネルの施工実績

    河本 勝久, 馬場 寿人, 酒匂 智彦, 井上 直史 コンクリート工学 49 (12), 12_47-12_52, 2011

    ...本工事は開削トンネル工事であり,土留壁(SMW)には周辺の住宅地・工場等重要施設への影響を抑えるために剛性の大きい芯材を用いている。この芯材は応力的には余裕があるため,本体側壁の引張部材として有効利用する合成土留壁構造が採用されている。しかしながら,合成土留壁の側壁コンクリート厚は函体高さ約10mに対し0.45mと非常に薄く,施工時の充てん不足やひび割れの発生が懸念される。...

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  • 孔あき鋼板ジベルを用いた合成土留め壁に関する研究

    古市 耕輔, 一宮 利通, 平 陽兵, 藤井 秀樹 土木学会論文集A 66 (3), 547-560, 2010

    ...開削トンネルにおけるソイルセメント柱列壁芯材(H形鋼)と本体構造側壁(RC)を一体化した合成土留め壁構造は,芯材を有効利用することで掘削土量の低減など工費削減が期待できる構造である.本論文は,芯材と本体側壁とを孔あき鋼板ジベルで結合する合成土留め壁構造を提案するものである.この合成構造の耐荷性能及び隅角部の耐震性能を把握するために,側壁部と隅角部をモデル化した載荷試験をそれぞれ実施した.側壁部をモデル...

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  • 補強鋼材を斜めに配置した鉄筋コンクリート橋脚の耐震補強効果に関する実験的研究

    菅野 貴浩, 石橋 忠良, 松尾 伸二, 幸田 和明 土木学会論文集E 65 (1), 45-62, 2009

    ...地中に深く埋まっているRC橋脚に対し,橋脚く体をRCや鋼板等で巻き立てて耐震補強を行う場合,一般に大規模な仮土留めや掘削等が必要となり,工事費や工事期間の増大につながる.そこで,地上部からRC橋脚く体内部を斜め下方に削孔し,補強鋼材をあと挿入して耐震補強する方法を考案し,効果の確認のために,供試体による正負水平交番載荷実験を行なった.実験結果を損傷状況,荷重と変位の関係,補強鋼材のひずみ,補強後のせん...

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  • 小型起振器を用いた補強土擁壁の健全度診断法の開発

    大村 寛和, 田中 祐二, 篠田 昌弘 ジオシンセティックス論文集 24 113-118, 2009

    ...従来,土留め壁構造物における健全度診断法は目視が主体であり,定量的な評価は確立していない.そこで,小型起振器を用いた非破壊試験法を開発した.この試験法は軽量で小型の起振器を壁面工天端に設置し,強制振動を与えることで,壁面工を振動させ,壁面工の固有振動数を測定するものである.得られた固有振動数を用いて解析を実施し,逆解析により健全箇所と不健全箇所の地盤反力係数を比較することで,補強土壁構造物の健全度を...

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  • 土留め掘削に伴う地盤変形挙動の弾塑性有限要素解析

    譽田 孝宏, Shahin Hossain M., 中井 照夫 土木学会論文集C 65 (1), 213-225, 2009

    ...土留め設計は,土留め壁を梁に,周辺地盤や切梁をばねに置換してモデル化したフレーム解析によって設計される場合が多い.しかし,軟弱粘土が厚く堆積した開削現場において,実測された土留め壁変位量が設計値を上回るケースが多く報告されている.ここでは,地盤材料の力学特性を適切に表現できる構成モデルを用い,実現場の施工過程を忠実に再現した弾塑性有限要素解析を実施し,土留め壁や周辺地盤の変形に関する解析結果を実測値...

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  • シートパイル基礎の実大規模水平載荷試験

    西岡 英俊, 神田 政幸, 平尾 淳一, 東野 光男, 前田 友章, 藤田 欽司, 近藤 政弘 土木学会論文集C 65 (2), 363-382, 2009

    ...筆者らは,フーチング掘削時の仮土留め用鋼矢板を本設利用する鋼矢板併用直接基礎(シートパイル基礎)を提案している.シートパイル基礎は,鋼矢板の地盤拘束効果による高い支持力および地震時の水平抵抗特性が期待できることから,直接基礎に比べて広い範囲の地盤条件へ適用が可能である.本論文では,シートパイル基礎の実大規模の水平載荷試験として,実大模型に対して極限まで載荷した事例(事例1) と,実構造物に対して橋脚...

    DOI 被引用文献1件 参考文献7件

  • 弾粘塑性有限要素法による中之島粘土地盤掘削時の土留め変形解析

    岡 二三生, 肥後 陽介, 中野 道夫, 向井 寛行, 泉谷 透, 武田 信一, 天野 健次, 長屋 淳一 土木学会論文集C 65 (2), 492-505, 2009

    ...した.その結果,土留め壁根入れ部下端を固定点と仮定した土留め壁水平変位計測結果は,切梁軸力計測結果と矛盾しており,根入れ部の変位を計測に考慮する必要がある事を明らかにした.また,根入れ部の変位を考慮すれば,解析結果は土留め壁の変形モードを良く再現している....

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  • 特集 ヒット工法の秘密:基礎、地下

    日経コンストラクション = Nikkei construction (446) 96-98, 2008-04-25

    ...杭基礎工事や土留め工事では、性能を重視する工法と並んで、現場での作業を省力化するための技術や狭い場所など条件の厳しい施工現場に対応できる工法も多くの実績を残している。小口径の部材を使ったり、小型で高さを抑えた機械で施工したりすることによって、都市部でのニーズに対応する。 基礎の性能を確認するための調査技術の開発も増えている。...

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  • 特集 仮設が危ない:繰り返されるトラブル

    日経コンストラクション = Nikkei construction (442) 34-37, 2008-02-22

    「あなたは設計時点でちゃんと現場を見たのか」。地下にコンクリート構造物を築造する工事現場で現場監督の怒声が響いた。ミスをしたと思われる建設コンサルタントは、現場監督の横で無言のままだ。2人の近くには、山積みにされた鋼矢板が整然と並んでいた。 この現場は自治体が所有する敷地内にあった。

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  • L型擁壁と剛な壁を有する補強土擁壁の健全度診断法の開発

    篠田 昌弘, 大村 寛和, 羽矢 洋 ジオシンセティックス論文集 23 187-194, 2008

    ...従来,土留め壁構造物における健全性の評価は目視が主体であり,定量的な健全度評価法は確立していないのが実情である.比較的新しい工法である補強土壁工法に関しても同様である.そこで,土留め壁と剛な壁体を有する補強土壁構造物の健全度を評価するために,従来から橋梁下部構造物の健全度評価に適用されてきた衝撃振動試験法を参考に,小型起振器試験法を開発し,固有振動数の測定を実施した.まず,L型擁壁模型を用いて壁体に...

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  • 静的模型実験によるシートパイル基礎の水平抵抗メカニズムに関する研究

    西岡 英俊, 神田 政幸, 舘山 勝, 喜多 直之, 平尾 淳一, 樋口 俊一 土木学会論文集C 64 (2), 383-402, 2008

    ...筆者らは,仮土留め用鋼矢板を本設利用する鋼矢板併用直接基礎(シートパイル基礎)を提案している.シートパイル基礎は,鋼矢板の地盤拘束効果による高い支持力および耐震性が期待できることから,直接基礎に比べて広い範囲の地盤条件へ適用が可能である.本研究では,シートパイル基礎の地震時の水平抵抗特性を把握するため,模型地盤における静的水平交番載荷実験を行った.その結果,直接基礎に比べて降伏震度,降伏剛性が上昇する...

    DOI 参考文献18件

  • 軟弱地盤における大口径パイプラインの基礎

    今村 太輔, 堺 貴臣 農業農村工学会誌 76 (9), 840-841,a3, 2008

    ...鋼矢板土留を用いた開削工法により軟弱地盤に埋設した大口径とう性管 (鋼管) について, たわみ量試験等による施工完了後の基礎の反力係数e'を検証した。矢板引抜後3カ月が経過した時点までの実測土圧およびたわみ計測値から求めた<I>e</I>'は, 設計値を上回る結果であり, たわみ率も許容値内であったことから基礎の安全性が確認できた。...

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  • 側壁盛替え工法による開削トンネルの設計と施工

    志村 敦, 中島 隆, 三村 光太郎, 川又 啓介 Concrete Journal 46 (11), 35-40, 2008

    ...開削トンネルの構築方法の一つである側壁盛替え工法は, 切梁反力を施工途中の片持ち梁状態の側壁で受け替えながら, 土留め支保工を撤去して躯体を構築する方法である。本工法は, 従来多く採用されてきた内梁盛替え工法と比較して, コスト縮減・工期短縮・安全性向上等が期待できる工法であるが, 本工法を用いる際の躯体応力度の評価方法についてはこれまで確立されていなかった。...

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  • 大規模・大深度LNG地下タンクのコンクリートの施工

    小林 且典, 深田 敦宏, 大隈 充浩, 柳井 修司 Concrete Journal 46 (3), 38-45, 2008

    ...本稿では, このタンク工事の土留めおよび止水壁として採用した地中連続壁コンクリートの施工, 約4万m<SUP>3</SUP>を連続打設した底版コンクリートの施工, ならびに側壁ハンチ部に大量打設した高流動コンクリートの施工を中心に報告する。...

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  • 平成19年(2007年)新潟県中越沖地震で顕著だった地盤変状

    小荒井 衛, 長谷川 裕之, 宇根 寛, 佐藤 浩 日本地理学会発表要旨集 2008s (0), 118-118, 2008

    ...持ち上がっている部分は背後に土留めのコンクリート壁があり,移動土塊がはらみ出せずに壁を持ち上げたものと推定される。コンクリート壁の両脇では土層のはらみ出しが確認されている。...

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  • 技術フラッシュ 橋:切り梁を残したままコンクリート打設盛り替えの手間軽減で工期を3割短縮

    日経コンストラクション = Nikkei construction (419) 29-, 2007-03-09

    ...三研テクノクリエイト(松江市)は,土留め壁を支える切り梁を残したまま構造物のコンクリートを打設できる埋設型の切り梁「スルーサーB」を開発し,国土交通省中国地方整備局が発注した出雲バイパス塩冶赤川橋下部工事に採用した。 スルーサーBは,4本の支柱を設けた空洞のある金具をH形鋼の両端に取り付けたもの。構造物の躯体と交差する部分の切り梁として設置する。...

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  • 鋼矢板の鉛直支持力特性の評価

    妙中 真治, 大谷 順, 佐藤 宇紘 土木学会論文集C 63 (1), 285-298, 2007

    ...鋼矢板はこれまで河川・港湾などの護岸構造および仮設土留め壁などでの利用が主であった.近年では,仮設本設兼用などの発想を始めとして様々な構造物への適用開発が行われている.これらの適用範囲は多岐にわたり,その中では鋼矢板を従来とおり土留め壁として利用するに留まらず,更に鉛直荷重に対する支持力も要求されることがある.しかし現状,鋼矢板の支持力についての研究は十分になされていない....

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  • 深層混合処理工法による排水機場基礎

    石倉 裕憲 農業土木学会誌 75 (5), 418-419,a2, 2007

    ...軟弱地盤上の基礎に深層混合処理工法を採用することにより, 土留から基礎の構築までを一体的に行うことができ, 工期短縮, コスト縮減が図られたので, その事例について紹介する。...

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  • 静的模型実験による鋼矢板併用直接基礎の鉛直支持力特性に関する研究

    西岡 英俊, 神田 政幸, 舘山 勝, 村田 修, 平尾 淳一, 樋口 俊一 土木学会論文集C 63 (3), 772-782, 2007

    ...筆者らは,仮土留め用鋼矢板を本設利用する鋼矢板併用直接基礎(シートパイル基礎)を提案している.シートパイル基礎は,鋼矢板による地盤拘束効果等の補強効果が期待できることから,従来は直接基礎では支持力不足となるN値30未満の地盤においても杭が不要となる.本研究では,このシートパイル基礎の鉛直支持力特性を把握するため,模型地盤における静的鉛直載荷実験を行った.その結果,直接基礎に比べて極限支持力が上昇し,...

    DOI 被引用文献1件

  • ジオセルと可変側溝の併用工法に関する基礎的研究

    堀江 征信, 大森 英治, 金子 賢治, 広瀬 貴, 安達 英志, 熊谷 浩二 ジオシンセティックス論文集 21 17-22, 2006

    In this paper, we discuss the new construction method to use geo-cell together with a variable slope gutter. We connect the geo-cells with the variable gutter, which is one of the precast concrete …

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  • 中越地震にみる中山間地域の地震災害と復興計画の視点

    中林 一樹 日本地理学会発表要旨集 2005s (0), 75-75, 2005

    ...その基本は、動いた山塊や傾斜地の「土留め」と「道路再建」という中山間地域のインフラ復興である。本格復興には相当の長期化が予想される。その間の台風災害による複合災害化が再び発生すると、その復興はさらに長期化するかもしれない。市町村合併による行政体制の変化とともに、注目していなければならない、復興過程の課題であろう。 ...

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  • プレキャストコンクリートL型擁壁の凍上対策

    〓 大虎, 鈴木 輝之, 山下 聡, 澤田 正剛 土木学会論文集 2004 (771), 215-224, 2004-09-21

    ...本研究は寒冷地におけるプレキャストL型擁壁の凍上対策を検討するため, 北見工業大学構内に凍上対策をしない区間, 断熱工法及び置換工法を施した区間の三つの区間からなるL型土留め壁を試験設置した. 3シーズンにわたる地盤凍結期の裏込め土の凍結分布と壁体の挙動測定から凍結土圧の発生メカニズムを把握し, 更に断熱工法と置換工法の有効性を確認した....

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  • クイズ・欠陥構造物に学ぶ 第19回:●第19回● 道路の開削:翌朝の現場に何が起きた?

    日経コンストラクション = Nikkei construction (344) 65-67, 2004-01-23

    ...路面を開削するのに先立ち,まずは土留め壁の親杭となるH形鋼を道路の延長方向に1.5m間隔で建て込む。地盤をアースオーガーで削孔した後,H形鋼を設置して周囲を砂で充てんする。工事の初日,管を敷設する部分の両側にH形鋼を10本ずつ建て込み,路面をアスファルトで仮復旧した。ところが翌朝,現場に来た作業員は「大変だ!」と思わず叫んだ。...

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  • 栃木県足尾町民有林内に造成されたニセアカシア林の現状と今後の施業方針の検討

    谷本 丈夫, 金子 範子 日本緑化工学会誌 30 (1), 151-156, 2004

    ...倒木の発生は,倒木の大きさが比較的大きなものと小さいものとの2つに集中する傾向が見られ,斜面上部ほどあるいは土留工未施工地では,やや大きいサイズでの倒木が多かった。小さいサイズの倒木は,生育の比較的良かった斜面下部で多く,生育初期の本数密度効果により,立枯れた後倒木になったと思われる。...

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  • 可動土留め装置を用いた壁面土圧に関する遠心模型実験

    日下部 澄音, 豊澤 康男, 伊藤 和也, 末政 直晃, 片田 敏行 地盤工学研究発表会 発表講演集 JGS39 (0), 1665-1666, 2004

    ...実験装置としては遠心場において高精度に土留めの変形を制御することができる、可動土留め装置を用い、矢板の変形モードが地盤の崩壊形状や壁面土圧に与える影響などについて検討を行った。...

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  • 緩い砂地盤上のシートパイル基礎模型の水平載荷実験

    西岡 英俊, 神田 政幸, 村田 修, 田中 浩一, 樋口 俊一 地盤工学研究発表会 発表講演集 JGS39 (0), 1421-1422, 2004

    ...筆者らは直接基礎とその施工時の仮土留めに用いるシートパイルを組み合わせたシートパイル基礎を提案している。本研究では,その設計法を確立するため,模型実験を実施してその水平抵抗特性を把握し,その特性を適切に評価可能な設計モデルを提案することを目的としている。本論文は,平面ひずみ条件にて実施した模型実験の詳細について報告する。...

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  • 実大載荷試験による矢板の鉛直支持力特性の検討

    妙中 真治, 龍田 昌毅, 西海 健二 地盤工学研究発表会 発表講演集 JGS39 (0), 1487-1488, 2004

    ...しかし、これまで鋼矢板は土留め壁としての利用方法が中心であったため、鉛直荷重が作用した鋼矢板の挙動に関しては明らかにされていない。本報告では、鋼矢板の鉛直支持力特性の解明を目的として、鋼矢板の鉛直載荷試験を実施した。...

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  • 地震時液状化を考慮した地中構造物の浮き上がり

    小谷 優佳, 浅井 良太, 立石 章, 岡 二三生 地盤工学研究発表会 発表講演集 JGS39 (0), 1857-1858, 2004

    ...解析の結果、土留め壁が長いほど浮き上がりを抑制できるが、構造物の適切な性能を保つためには、土留め壁が下層の非液状化層まで達している必要があることが明らかとなった。...

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  • EC-7の仮設土留め規定の問題点

    石田 雅博, 原 隆史 地盤工学研究発表会 発表講演集 JGS39 (0), 41-42, 2004

    ...国際的基準としてユーロコードがあり、この中で土留めについても規定されているが、これを日本の基準に適用する際の課題、EC-7の問題点についてとりまとめた。...

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  • 深い掘削での高被圧下における盤膨れ防止対策

    鴇田 稔, 野口 真一, 栗木 欣也 地盤工学研究発表会 発表講演集 JGS39 (0), 1085-1086, 2004

    ...一般に、盤膨れに対する安定性は、揚圧力と土塊重量のバランスにより評価されるが、設計と施工条件によっては重量バランスに加え、土留工の周辺摩擦などを考慮することも少なくない。<br>本文は、土塊重量以外の抵抗要素として底盤部の地盤改良及び構造物支持の基礎杭の摩擦を考慮した事例について、施工時の挙動観測結果に基づきこれらの抵抗要素の盤膨れ防止効果について検討する。...

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  • 粘土団子種子を用いた足尾松木沢での緑化試験(2)

    水谷 完治, 黒川 潮, 鴨志田 武 日本林学会大会発表データベース 115 (0), B37-B37, 2004

    ...そこで、足尾松木沢のような極めて劣悪な立地環境での緑化を安価に実行するため、土留工の施工は行わず、粘土団子種子を散布するだけの方法が適応できるかどうかの試験を行っている。今回は発芽より2年目の植生調査を行い、生育状況を報告する。 粘土団子種子の作成方法は以下のようである。小型のコンクリートミキサーを用い、ミキサーの中で種子を転がしながら、粉末の粘土と水を交互に入れ、コーティングする。...

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  • シートパイル基礎の設計に用いる解析モデルの提案

    神田 政幸, 西岡 英俊, 村田 修, 平尾 淳一, 東野 光男 地盤工学研究発表会 発表講演集 JGS39 (0), 1423-1424, 2004

    ...筆者らは直接基礎とその施工時の仮土留めに用いるシートパイルを組み合わせたシートパイル基礎を提案している。本研究では,その設計法を確立するため,模型実験を実施してその水平抵抗特性を把握し,その特性を適切に評価可能な設計モデルを提案することを目的としている。...

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  • 河川堤防に近接する地中構造物と残置矢板の地震時挙動

    高田 佳彦, 小野 祐輔, 清野 純史, 玉井 達毅, 浜田 信彦, 李 圭太 地盤工学研究発表会 発表講演集 JGS39 (0), 1875-1876, 2004

    ...これまで,地上あるいは土被りの厚い地中構造物については数多くの研究がなされているが,今回検討対象となっている,河川盛土に近接する半地下線状構造物のように,土被りの薄い地中構造物についてはあまり研究が進んでいないのが実状であることから,3次元有限変位解析により地震時の挙動を解析した.さらに,半地下構造物において,施工時に打設した土留鋼矢板は,液状化対策効果が見込めることから,施工後残置した場合の応答の...

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  • アーチ型凍土載荷実験における変形挙動の解析的検討

    村上 武志, 森川 誠司, 伊豆田 久雄, 森 保史, 吉川 正, 吉田 輝, 上本 勝弘 地盤工学研究発表会 発表講演集 JGS39 (0), 1101-1102, 2004

    ...大空間を構築する方法として、平行する2本のシールドトンネルを地中切広げで連結する方法があり、シールド間にアーチ形状の凍結土を造成し、止水対策および土留め機能としている。凍結工法における止水や土留めとしての機能性評価には、凍土の挙動およびセグメントと凍土の凍着強度の把握が重要となる。...

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  • 薬液注入工に伴う鉄道高架橋の挙動に関する一考察

    中野 尊之, 水田 啓一, 井上 正司, 福本 聖史, 金城 孝文 地盤工学研究発表会 発表講演集 JGS39 (0), 1055-1056, 2004

    ...このため、掘削工事に伴う背面地盤の変形を抑制するために、土留め壁背面に高強度の薬液注入を実施した。本論文では、この薬液注入の際の短期的および長期的な挙動について考察するとともに、施工中の計測管理上の留意点および対処法について述べる。結果として、1分間隔の密な計測管理により、注入圧の調整など施工へのフィードバックにより高架橋の変状を抑制し、管理値以内に収めた。...

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  • 日光街道サクラ並木の材質腐朽病害菌類相とその分布特性

    清水 淳子, 谷本 丈夫, 林 康夫, 福田 廣一 日本林学会大会発表データベース 115 (0), P4019-P4019, 2004

    ...<BR>4.考察<BR>ベッコウタケの侵入門戸は地上部の露出根ではなく,土壌中根系部にある可能性が示唆された.ベッコウタケなど根株腐朽の発生は土壌や水分との関係が極めて密接である.そのため,水路のある並木敷で被害率が高かった理由として,土留めの石垣から土壌へ水が漏水し,加湿になった土壌中で根が枯死している可能性が考えられる....

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  • 大深度円形立坑用土留め壁における水平断面方向の構造解析モデルについて

    岩波 基, 山口 哲司, 小泉 淳 土木学会論文集 2003 (735), 45-64, 2003-06-20

    ...大深度円形立坑用の土留め壁の設計では, その仕様は3次元解析で決定される現状であるが, そのモデルの壁の厚さを決める事前解析に水平断面方向の2次元構造解析が用いられる場合が多い. しかし, 土留め壁の厚さを合理的に定める2次元構造解析モデルとそれに作用させる荷重系が確立されていない現状にある....

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  • 寒冷地に構築した切取り補強土留め壁の変形挙動

    米澤 豊司, 青木 一二三, 堀井 克己, 野口 守, 船木 謙三, 舘山 勝 地盤工学研究発表会 発表講演集 JGS38 (0), 1817-1818, 2003

    ...寒冷地に建設された切取り土留め壁の凍上対策のために、土留め壁背面に断熱材を吹付け、鉄筋補強材で地山と一体化した新しい形式を採用している。この土留め壁の安定性を確認するために、約3ヵ年にわたる長期計測を実施している。過去12年間で最大の厳冬期に観測した土留め壁の変形挙動を対象にして構造解析を行い、壁体の温度変化、背面上載荷重、局部的凍上の影響を解析し、補強材の効果を検討した。...

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  • 掘削底面に段差を有する山留めの設計法(その1:挙動の計測と着目点)

    石田 高啓, 田嶋 仁志, 原 隆史, 関 一弘 地盤工学研究発表会 発表講演集 JGS38 (0), 1659-1660, 2003

    近年,BOXトンネルや堀割構造を用いた道路の地下化が増加する中,安全かつ合理的な仮設山留めの設計法が望まれている。筆者らは,道路のランプ部などでよく用いられる掘削底面に段差を有する山留めを対象とし,当該山留めの挙動とその設計方法が明確でないことから,現場においてその挙動を計測するとともに,これを再現する計算方法について研究している。 …

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  • 斜面に近接する土留めの計測管理事例

    西森 昭博, 平尾 淳一, 井ノ口 保幸 地盤工学研究発表会 発表講演集 JGS38 (0), 1639-1640, 2003

    ...平地の少ない都市部では、用地の関係で斜面の途中で仮設土留めを行い掘削する例が多い。しかしながら、こうした斜面を有する土留めに作用する荷重は実測例も少なく、設計用土圧について各指針では明確に設定されていないのが現状である。本報告では、広島県某市において斜面近傍で土留めの計測管理を行い、掘削工事中の安全性の把握および実測結果に基づく設計用土圧の考察を行った。...

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  • 極軟弱地盤の土留めのヒービング防止策

    塩井 幸武, 川崎 栄久 地盤工学研究発表会 発表講演集 JGS38 (0), 1653-1654, 2003

    ...極軟弱地盤上の掘削時の土留め工におけるヒービング現象に対する対策工法は地盤改良など、限られている。ここでは大型実験槽を用いた一連の実験を通じて得られた成果から、ヒービングのメカニズムを明らかにし、合理的な対策工法を系統的に提示するものである。...

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  • コンクリート充填角形鋼管を用いた合成壁の曲げ載荷試験

    松原 博, 山地 斉, 黒川 幸彦 地盤工学研究発表会 発表講演集 JGS38 (0), 1743-1744, 2003

    ...コンクリートを充填した角形鋼管を仮設土留壁の芯材として用い、さらに、RC梁をスタッドジベルにより接合し地下構造物本体壁の1部として利用する本体利用工法の実用化を目指し曲げ載荷試験を実施した。試験の結果から、角形鋼管、充填コンクリート、RC梁が一体構造として平面保持の仮定に基づいて挙動すること確認し、鉄筋コンクリート方式の計算法が適用可能であることを実証した。...

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  • ボックス掘進機による三連ボックストンネル土留壁の構築

    酒井 栄治, 森田 智, 島田 英樹, 松井 紀久男 トンネル工学研究発表会論文・報告集 13 485-490, 2003

    Box-type-excavating-machine has been developed for structuring of big space in congested underground. This construction-site has a big shield sewer pipe with a diameter of 6, 600 mm above a new …

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  • 土構造物の品質評価と現行設計法の問題点について -平野部における土構造物を対象として-

    長屋 淳一, 村上 章, 八谷 誠, 佐藤 毅 地盤工学研究発表会 発表講演集 JGS38 (0), 1349-1350, 2003

    ...平野地域に存在する土構造物を対象にして,各種構造物の品質とその評価手法について整理し,現状の設計基準または技術レベルで対処する場合の問題点や課題あるいは今後の研究の方向性に関して提言を行うものである.ここで,平野地域の土構造物とはいわゆる道路や鉄道などの線状盛土構造物と宅地造成などを想定した一次元的な盛土構造物をはじめとして,擁壁などの抗土圧構造物,近接施工が問題となる土留めを伴う開削工事,さらには...

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  • 土留め壁に設置した光ファイバーセンサーの適用に関する検討

    金口 義胤, 小島 謙一, 村田 修, 大木 基裕, 伊藤 裕昌, 山浦 剛俊, 馬場 行雄 地盤工学研究発表会 発表講演集 JGS38 (0), 2285-2286, 2003

    ...実現場において土留め壁の芯材(H型鋼)に光ファイバーを設置し、施工性,検知精度について評価を実施した。本現場においては,土留壁の施工後,掘削底面の地盤改良,掘削が予定されており,土留め壁については多様な挙動が予想される。検討においては,施工に伴う土留壁の挙動(ひずみ)を光ファイバーセンサーにより計測する。...

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  • 寒冷地に構築した補強土留め壁の長期計測最終結果

    小椋 千夏, 青木 一二三, 米澤 豊司, 野口 守, 船木 謙三, 舘山 勝 地盤工学研究発表会 発表講演集 JGS38 (0), 1819-1820, 2003

    ...寒冷地に施工する土留め壁は、地山凍結により大きく変状することが懸念される。そこで凍上対策として、地山表面にウレタンを吹付け、その断熱効果を確認するため、補強土留め壁に温度計、変位計等を設置して、長期挙動計測を行った。3ヵ年の冬期の観測データより、以下のことが確認された。(1)ウレタン層を設置することで、地山面の温度低下を抑制することができる。...

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  • 相対密度の異なる二層砂地盤において土留め変形を再現した遠心模型実験

    市川 貴之, 豊澤 康男, 落合 純也, 末政 直晃, 片田 敏行, 堀井 宣幸 地盤工学研究発表会 発表講演集 JGS38 (0), 1643-1644, 2003

    ...土留めに作用する壁面土圧を予測し,土留めの崩壊事故を防止するためには,地盤や土留めの変形と壁面土圧発現の相互作用,崩壊にいたるまでの挙動について体系的な知見が必要である.しかしながら,それらの関係は非常に複雑で地盤や土留めの変形・崩壊現象を的確に予測することは困難である。...

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  • 控え壁を有する自立式鋼矢板工法の軟弱地盤における安定性

    藤田 範夫, 豊澤 康男, 佐藤 光雄, 宿利 幸広 地盤工学研究発表会 発表講演集 JGS38 (0), 1641-1642, 2003

    ...砂地盤を対象とした遠心模型実験において、控え壁と支圧壁からなる控え構造を有する土留め壁全体の安定性が向上することを前報で報告した。本報では、軟弱地盤における本工法の効果を把握するために、98kPaで一次元圧密したカオリン粘土を用い、同じ土留め模型を利用して遠心力載荷試験装置を用いた掘削実験(重力加速度50G)を実施した。...

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  • 登山道荒廃地の植生復元

    土田 勝義, 尾関 雅章 環境情報科学論文集 ceis17 (0), 17-22, 2003

    ...この登山道荒廃地で、1998年より長野県および地元ボランティアにより、表流水処理とジュートネットおよび土嚢による土留めを用いた植生復元工が施されてきた。これらの植生復元工区において、植生の回復経過を調査したところ、植被率の増加はみられたものの、復元工施工から4年後においても十分な植生の復元は認められなかった。...

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  • 桟橋式岸壁の耐震性照査手法に関する解析的研究

    長尾 毅, 田代 聡一 土木学会論文集 2002 (710), 385-398, 2002-07-21

    ...さらに, 桟橋と土留め工の間に敷設される渡版をモデルに組み込んだ2次元有効応力地震応答解析を行い, 渡版の影響を適切に考慮する必要性を示すとともに, 2次元地震応答解析による耐震性照査手法に関する提案を行った....

    DOI Web Site Web Site 参考文献19件

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