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検索結果 2,456 件

  • 異なる利害を持つステークホルダーの共有資源管理をめぐる合意形成過程:地熱発電合意形成ゲームを用いた検討

    辻本 光英, 河合 康介, 見砂 太一, 横山 実紀, 大沼 進 シミュレーション&ゲーミング 33 (2), 57-67, 2024-01-30

    ...<p>本研究では,地熱資源を題材に,コモンズの資源利用をめぐるローカルな視点と広範な社会全体の視点の対立構造を表現し,異なる利害を持つステークホルダーの合意形成過程を観察する「地熱発電合意形成ゲーム」を作成した.同じ地熱資源に対して,社会全体の視点から広域的な便益や持続可能な経済発展などを重視する立場と,ローカルな視点から地元の観光資源や固有の歴史・文化・伝統などを重視する立場の違いにより生じる葛藤...

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  • 日本における地熱発電施設と立地環境の特性

    渡辺 貴史, 馬越 孝道 ランドスケープ研究(オンライン論文集) 16 (0), 126-132, 2023-12-07

    <p>Geothermal power generation is one of the renewable energies that can contribute to realizing a low-carbon society in Japan, as it is one of the most abundant energy resources in the world. In …

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 水銀分散ハローマップ作成を目的とした地表付近の水銀の挙動研究

    板井 秀典, 野田 徹郎 応用地質 64 (3), 112-123, 2023-08-10

    ...<p>極微量の測定が可能な水銀は,地下深部の高温環境下で高い揮発性があり,移動して地表で水銀分散ハローを形成するため金属探鉱や地熱調査では水銀を指標とした多くの報告事例がある.水銀探査は土壌水銀量(液相と固相の水銀および水銀化合物)と水銀蒸気量(気相の水銀)を対象としている.土壌の液相の水銀と水銀蒸気濃度との関係は温度依存したヘンリーの法則による気液平衡が成立していると報告されている....

    DOI Web Site 参考文献12件

  • 箱根温泉・大涌谷の「黒たまご」黒色物質の起源推定

    木村 凜太朗, 萬年 一剛, 熊谷 英憲, 松井 洋平, 伊規須 素子, 高野 淑識 分析化学 72 (7.8), 249-256, 2023-07-05

    ...<p>箱根温泉・大涌谷の「黒たまご」は,地熱と火山ガス等の化学反応を利用した産物であり,古くから箱根の名物である.卵殻の黒い理由の詳細は,長らく不明のままであった.科学的な知見が少ないまま,殻表面に硫化鉄が付着するためと言われてきたが,黒たまごは放置しておくと1日程度で褪色してしまう.硫化鉄は空気中で比較的安定なため,褪色現象を説明することは困難である.本研究では,まず,黒たまごをクエン酸水溶液中に...

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 地熱発電所の鋼管内部に付着する温泉スケールの厚さ電磁力振動計測法の提案

    後藤 雄治 電気学会誌 143 (6), 325-327, 2023-06-01

    ...<p>1.はじめに</p><p>低炭素社会の実現に向けた取り組みとして,再生可能エネルギーの一つである地熱発電が注目されている<sup>(1)</sup>。一方,地熱発電に使用される温泉水には二酸化ケイ素などの鉱物が含まれており,これらの成分は固形として鋼管内部に付着する。この固形物は「温泉スケール」と呼ばれる。</p>...

    DOI Web Site 参考文献7件

  • 鳥類に対する風力発電施設の影響を未然に防ぐセンシティビティマップとその活用方法

    関島 恒夫, 浦 達也, 赤坂 卓美, 風間 健太郎, 河口 洋一, 綿貫 豊 保全生態学研究 28 (2), 233-, 2023-04-30

    ...その実現に向けて、今、太陽光、風力、水力、地熱発電などのエネルギー源を利用した再生可能エネルギーが注目されている。その中でも風力発電については、北海道、東北、九州を中心に好風況地域が存在し将来的に高い導入ポテンシャルが期待されることから、今後、陸域および海域において大きく推進される可能性が高い。一方、風力発電の導入が全国各地で進むにつれて、計画段階における環境紛争も顕在化してきた。...

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  • ケニアの未開発地熱地帯における地化学分析と地熱マップの更新

    Kiprono BETT Alvin, JOHN Ngethe, JALILINASRABADY Saeid 日本地熱学会誌 45 (2), 79-91, 2023-04-25

    ...<p>本論文では,ケニアにおける未開発地熱地帯について,温泉に特化して述べる。地熱資源探査を地化学試料のサンプリングとその分析から始め,貯留層の地化学温度計として化学種の濃度を用いた。さらに,本論文ではケニアにおける地熱マップを更新し,また6つの温泉の地化学分析を行った。分析を行った温泉の温度は30~75℃,pH値は7~8,導電率は18.4-2,370 m-s/m であった。...

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  • 日本の浅部から深部における地殻浸透率

    石橋 琢也, 冨樫 聡, 宇野 正起 日本地熱学会誌 45 (1), 27-44, 2023-01-25

    <p>In developing or utilizing the shallow/deep geothermal resources, it is no doubt that crustal permeability is one of the most essential parameters and should be carefully explored. However, to …

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  • 北海道におけるサケマス内水面養殖場の存続できる地理的条件

    室岡 瑞恵, 安藤 大成, 宮本 真人, 楠田 聡, 内藤 一明 E-journal GEO 18 (2), 247-257, 2023

    <p>養殖業は世界的にみて重要性を増している.北海道のサケマス養殖業も同様である.今後,北海道のサケマス養殖業を発展させていくために,養殖業のピークであった1991年と2019年の養殖場の分布を地形的な側面から明らかにした.水量は河川水の方が湧水よりも多いが,湧水の方が冬期の温度が高くサケマス類の成長に適し,河川水と湧水を併用している養殖場が多く存続する傾向にあった.水理地質図および地質図では,…

    DOI Web Site 参考文献7件

  • 文献調査段階の評価の考え方(案)(最終処分法で定められた要件に照らした評価及び技術的観点からの検討)

    兵藤 英明, 新井 慶将, 浅森 浩一, 別宮 功, 海江田 洋平, 小松 哲也, 松本 孟紘, 尾上 博則, 大津 正士, 三枝 博光, 高林 佑灯, 髙畑 祐美, 田中 等 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 192-, 2023

    ...最終処分法に定められた要件には当たらないが「考慮事項」が要請している「地熱資源」についても同様の基準と確認の仕方を策定した。このような項目ごとの基準と、技術的観点からの検討の考え方の概要は表1のとおりである。表1は提示した案についてのご議論を基に修正を加え、了承されたものである。本発表においては、表1に示した内容や確認の仕方、基準策定に当たっての考え方などを説明する予定である。...

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  • 地中海西方アルボラン海における海洋堆積物間隙水の地球化学

    尾張 聡子, Ketzer Marcelo, 鈴木 渚, d'Acremont Elia, Lafuerza Sara, Leroy Sylvie, Praeg Daniel, Migeon Sébastien, Oliveira de Alana 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 491-, 2023

    ...有機物は埋没過程で地熱や微生物の活動よって分解され、メタンを生成することから、ヨウ素とメタン濃度は強い相関を持つ。臭素も弱い生物親和性を持つことから、ヨウ素と同様の挙動を示すものの、塩素と同様に保存性成分とされ、流体の起源を明らかにする指標としても用いられる。 間隙水は船上にてライゾンサンプラーを使って抽出した。...

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  • 建設コンサルタントの活動領域拡大と合意形成に向けたプロジェクトマネジメント手法の提案

    青野 史規, 五艘 隆志, 西田 功児, 加藤 聡 土木学会論文集 79 (1), n/a-, 2023

    ...プロセスに適用し,検証考察を行った.具体的には,複数年に渡るプロジェクトを実践した検証結果から,PMBOKに基づくプロジェクト・ステークホルダー・マネジメントと引照させた活動方針を立案し,合意形成活動の8段階3系統の体系的実施手法を提示した.今後,地熱分野で汎用性ある体系的な活動手法を提案するものである....

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 伊豆諸島における火山災害対策

    渡辺 秀文 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 101-, 2023

    ...共有されている.東京都庁で収集処理された観測結果は,伊豆諸島の役場でもネットワーク経由で参照可能になっている.最近の活動状況を以下に列挙する.伊豆大島:1986年噴火後,マグマの蓄積が進行中.三宅島:2000年噴火後,マグマの蓄積が進行中.新島・神津島:周辺で地震,地殻変動発生.八丈島:2002年に噴火未遂事件が発生.西山周辺でやや深い地震が散発的に発生.青ヶ島:島内及び周辺は静穏.中央火口周辺で地熱活動...

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  • 地熱・地中熱エネルギー開発の現状と課題

    窪田 ひろみ, 海江田 秀志 日本原子力学会誌ATOMOΣ 65 (11), 655-659, 2023

    ...<p> 地熱・地中熱エネルギーは,電気や熱の安定供給が可能な地球の恵みであり,世界各国で普及拡大が進められている再生可能エネルギーである。一方,国内では導入量が伸び悩んでいる。そこで本稿では,地熱開発(主に発電利用)と地中熱利用の現状と課題,および課題解決に向けた研究開発や対策技術,今後の展望について解説する。</p>...

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 葛根田地熱地域のアクティブな接触変成温度履歴と熱モデリング:地殻浅部マグマー熱水系の熱輸送メカニズム

    宇野 正起, 岡本 敦, 土屋 範芳, 赤塚 貴史 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 127-, 2023

    ...葛根田地熱地域は仙岩火山地域に位置し,0.1 Maの極めて若い花崗岩を熱源とした地熱地域である(e.g., Doi et al., 1998).当地域のWD-1a坑井は,深度約3800mで500℃に達し,黒雲母,菫青石,紅柱石,直閃石,カミントン閃石など各種の変成鉱物が確認される.黒雲母および菫青石のアイソグラッドは3次元的に葛根田花崗岩の表面に平行に分布しており,深度約1500 m以深には花崗岩を...

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  • 地面の下のたからもの

    サイエンスポータル編集部 サイエンスウィンドウ 17 (1), n/a-, 2023

    ...</p> <p><b>【目次】</b></p> <p>CHAPTER 01 琥珀の新たな付加価値を求めて</p> <p>CHAPTER 02 地熱を活用してワクワクできる社会を</p> <p>CHAPTER 03 森林生態系を支える菌根菌ネットワーク</p> <p>CHAPTER 04 湖底に眠る年縞から過去の気候変動を探る</p> <p>COLUMN 郊外にも学びはたくさん 食事と私たちの暮らし...

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  • 高温高圧条件下における葛根田花崗岩の水理特性

    北村 真奈美, 高橋 美紀, 石橋 琢也 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 285-, 2023

    ...<p>近年、我が国では高温高圧の超臨界地熱資源の利用に向けた研究開発が進められている。超臨界地熱資源を利用できれば、従来よりも大出力の発電が実現できる可能性がある(例えばAsanuma et al., 2012)。地熱資源の利用に向けて、地下貯留層内での流体移動を予測することは不可欠であり、そのためには有望地域の地下に分布する岩石の水理特性に関する情報が必須である。...

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  • 伊豆赤沢海洋深層水(静岡県)から単離したLactiplantibacillus plantarumの特徴

    山田 勝久, 山本 樹, 柴田 雄次, 野村 道康, 今田 千秋 海洋深層水研究 23 (2), 65-73, 2022-12-31

    ...Sustainable development goals(SDGs) の概念に合致した持続可能なエネルギー資源の一つである海洋深層水(DSW)の特徴は,太陽,波,風,地熱等とは異なり,それ自身に人類に役立つ様々な物質を含んでいることである.本研究では,DSW中に存在するが未だ十分に利活用されていない微生物に着目した.その中でも特に健康産業分野に利用されてきた乳酸菌を選択した.これまでに伊豆赤沢海洋深層水...

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  • 理想的なFRP養殖水槽の研究 (E)

    GPI Journal 8 (1), 97-105, 2022-12-31

    ...この人工環境作りには地熱利用とソーラパワーによる浄化・有酸素・人工流水・飼料散布などの自動制御と廃棄物処理である。理想的な最小コストで無人化養殖水槽を可能にする研究成果を報告する。...

    DOI

  • 理想的なFRP養殖水槽の研究 (J)

    GPI Journal 8 (1), 93-96, 2022-12-31

    ...この人工環境作りには地熱利用とソーラパワーによる浄化・有酸素・人工流水・飼料散布などの自動制御と廃棄物処理である。理想的な最小コストで無人化養殖水槽を可能にする研究成果を報告する。...

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  • 指宿市山川(いぶすきしやまがわ)の伏目海岸に自噴する温泉

    地学雑誌 131 (6), Cover06_01-Cover06_02, 2022-12-25

    ...</i>, 2000).周辺には市営の温泉施設・砂蒸し風呂温泉のほかに,かつて温泉水を蒸発させて製塩していた塩田跡などもある.背後に見える独立峰は日本百名山の一つ開聞岳(標高942 m)である.この地域は火山と地熱を体感できる地質学・地球化学の第一級の研究フィールドである.</p><p>(写真・説明:益田晴恵)</p>...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 地化学探査

    堤 彩紀, 石橋 純一郎 地学雑誌 131 (6), 597-607, 2022-12-25

    <p> Geothermal fluid heated by a magma heat source is available as a geothermal resource when the fluid or vapor is obtained continuously from the subsurface and is introduced into power generation …

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献16件

  • 秋田県傘杉の清水における自然電位の3 次元的観測

    網田 和宏, 古田嶋 峻大, 小澤 舞桜 陸水物理学会報 43 (0), 20-, 2022-10-24

    ...自然電位法は,地下を流動する水に対して感度を有する物理探査法であることから,多くの地熱・火山地域や丘陵地,斜面などで地下水や熱水の流動系を理解することを目的とした調査が行われてきた.また,水域においても水底(地下)で生じている自然電位分布は,水中や水面上に設置した電極によって測定可能であることが知られており,海底湧水調査や海底熱水鉱床探査などに活用されている(例えば,後藤ほか,2004;Kawada...

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  • 5. 自然エネルギー

    日本エネルギー学会機関誌えねるみくす 101 (5), 538-553, 2022-09-20

    ...<p>5.1 水力</p><p>5.2 太陽</p><p>5.3 地熱</p><p>5.4 風力</p><p>5.5 海洋</p><p>5.6 バイオマス</p>...

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  • 7-2-3 地熱バイナリー発電の導入による雇用創出効果

    中村 駿太, 本藤 祐樹, 森泉 由恵 日本エネルギー学会大会講演要旨集 31 (0), 154-155, 2022-07-28

    <p>The purpose of this study is to quantitatively evaluate direct and indirect job creation effects of geothermal binary power generation. A hybrid method of process and input-output analysis is …

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  • 地熱井における新規開発PDC ビットの掘削性能評価

    都築 雅年, 宮本 哲臣, 山田 直登, 田中 洋, 矢野 雅大, アフマディ エコ, 宮下 庸介, 宮崎 晋行, 大野 哲二, 今泉 博之 日本地熱学会誌 44 (3), 123-135, 2022-07-25

    <p>PDC bits, which are widely used in oil and gas wells, have been generally thought to be unsuitable for geothermal wells, because the formations of geothermal fields mostly consist of hard, …

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  • 地熱発電の合意形成における条例・協議会の役割

    木村 明日香, 諏訪 亜紀 都市計画報告集 21 (1), 1-7, 2022-06-08

    ...日本の地熱発電にあおいては、地熱資源に重大な利害関係を持つ温泉事業者など、独自のステークホルダーが存在するため、地域の合意形成が極めて重要である。一部の自治体では、利害関係者間の対話を促進するために、地熱発電の開発に関する規制を制定している。これらの自治体が設置する条例及び関連協議会は、地方の地熱エネルギーガバナンスに不可欠な役割を果たすことが期待される。...

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  • 秋田県大沼地熱発電所地熱井内のDAS を用いた地熱探査

    笠原 順三, 羽佐田 葉子, 久詰 陽康, 三ケ田 均, 藤瀬 吉博 日本地熱学会誌 44 (2), 73-84, 2022-04-25

    <p>We carried out a geophysical study using a distributed acoustic sensor (DAS) and distributed temperature sensor (DTS) at the Ohnuma geothermal power plant owned by Mitsubishi Material Co. in …

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  • 地熱発電所冷却塔蒸気を対象とした着氷予測モデルの開発

    瀧本 浩史, 木村 啓, 佐藤 歩, 菅野 洋, 岡田 真秀 大気環境学会誌 57 (3), 90-100, 2022-03-30

    ...<p>寒冷地における地熱発電所では、冷却塔から排出される蒸気により周辺樹木に着氷影響が生じる可能性があり、環境影響評価を実施する際には、必要に応じてその影響範囲を定量的に予測することが重要となる。そこで本研究では、地熱発電所における着氷現象に係る観測結果に基づき、着氷厚さの成長速度(着氷成長率)を予測できる着氷予測モデルを開発し、その妥当性確認を行った。...

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  • 蒸気卓越型地熱資源(1)資源的特徴

    花野 峰行 日本地熱学会誌 44 (1), 37-53, 2022-01-25

    <p>Vapor-dominated geothermal resources were the first to be utilized for geothermal power generation. However, since there are few examples, its characteristics, actual conditions and issues are …

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  • 地熱発電の現状と技術開発

    海江田 秀志 M&M材料力学カンファレンス 2022 (0), IL-101-, 2022

    <p>Geothermal energy is a renewable energy which can contribute to reduce atmospheric emission of carbon dioxide (CO<sub>2</sub>) by stable electric power generation and hot water supply for …

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  • 気象観測UAV、ラジオゾンデによる高層気象の同時観測

    岸田 岳士, 小野 浩己, 小林 謙仁, 佐藤 歩 日本風工学会年次研究発表会・梗概集 2022 (0), 85-, 2022

    ...<p>火力発電所や地熱発電所の環境影響評価における高層気象観測では、通常ラジオゾンデが使用されているが、高コストで環境への負荷もあることから代替手法の開発が期待されている。本研究では、近年様々な分野で活用されるようになってきたUAVと従来手法であるラジオゾンデとの同時観測を実施し、高度1000m超の高層気象観測へのUAVの適用性について検討を行った。...

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  • 鉛直硫化水素センサーアレイを用いた火山性ガス放出量定量法開発

    渡部 紘平, 角皆 潤, 宮木 裕崇, 伊藤 昌稚, 中川 書子, 風早 竜之介 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 115-, 2022

    ...<p>火山や地熱地帯の火山性ガス放出量は、その組成と並んで火山活動の現況や経時変化を把握する上で有用な指標となる。本研究では二酸化硫黄に乏しい地熱地帯における火山性ガスの放出量を見積もるために複数の硫化水素センサーを鉛直方向に配列したセンサーアレイを開発した。...

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  • 中空糸型PRO膜モジュールを用いた浸透圧発電 -高濃度塩水を利用したデンマークでの実証試験-

    平田 信介, 中尾 崇人, 安川 政宏, QUINTAL Jhony, FLEMMING BINDSEIL Mathilde, GUO Haofei, STORM PEDERSEN Lars 日本海水学会誌 76 (3), 170-176, 2022

    ...モジュールが主要部となる.東洋紡は,長年にわたり培われた膜分離技術を応用展開し,三酢酸セルロースからなる中空糸膜型PRO 膜モジュールの開発,製品化を行った.この膜モジュールは,PRO 発電プラントの商業化を目指すデンマークのSaltPower 社に採用されている.SaltPower 社はPRO 発電に用いる高濃度溶液として,10 w%以上の濃度をターゲットとしており,地域暖房に用いられている高塩濃度地熱水...

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  • テトラエーテル脂質から辿る霧島硫黄山南火口域の地熱活動

    北島 富美雄, 林田 碧, 前田 渉太, 石橋 純一郎, 奈良岡 浩, 太田 名津美, 松島 健 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 207-, 2022

    <p>宮崎県の南西部に位置する霧島硫黄山では、2018年4月19日に火口南側(南火口)で噴火が発生した。そこで、熱水環境に分布するテトラエーテル脂質の組成の、熱水環境の温度と経時変化に伴う変化、および霧島硫黄山の噴火に伴う火口周辺の微生物群の活動を探ることを目的とした実験を行った。硫黄山南火口域から採取した土壌中の微生物が生産したテトラエーテル脂質は過去の熱水温度を推定するのに有効な指標であるこ…

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  • シリカスケール生成抑制を目的としたMg, Al, Fe共存系におけるシリカ重合へのpHおよび温度影響の速度論的評価

    石井 駿, 田嶋 翔太, 髙谷 雄太郎, 淵田 茂司, 所 千晴 化学工学論文集 47 (6), 237-244, 2021-11-20

    ...<p>シリカスケールは地熱発電所の還元井閉塞を招くことから操業上における深刻な問題として知られている.これまで多くの対策が検討されてきたが,未だ根本的な解決には至ってない.本研究では地熱水のpHと温度の調整によるスケール生成抑制を目指して,共存元素系(Mg, Al, Fe)でのシリカ重合に対するpH(3, 6, 9)と温度(298–353 K)の影響を速度論的に評価した.実験の結果から,シリカと共存元素...

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  • 神戸市熱中症搬送者データに基づく市街地における熱中症発症危険地区の抽出

    湊 太雅, 宮崎 ひろ志, 尾崎 平, 北詰 恵一 都市計画論文集 56 (3), 1488-1492, 2021-10-25

    <p>近代都市において市街地の暑熱環境悪化や猛暑に起因する熱中症被害の増加が社会問題である。自治体より屋外熱中症被害の詳細な情報提供を受け、さらにQGISを用いた数値シミュレーションにより街路での暑熱状況を推定した。シミュレーションの際、地形、建物、街路樹などの地形・地物を1mメッシュでモデル化して用いており、建物形状の修正や樹木加除が容易である。これら熱中症被害と暑熱状況との比較を行い、結果を…

    DOI Web Site 参考文献1件

  • Waku Wakuする気持ちがすべての源

    国立研究開発法人科学技術振興機構 JSTnews 2021 (9), 16-16, 2021-09-01

    <p>戦略的創造研究推進事業ACT-X</p> <p>地下資源開発に資する「流れ」と「構造」の逆解析</p> <p>東北大学 流体科学研究所 助教</p><p>鈴木 杏奈</p>

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  • 地中熱利用による地下微生物への影響評価

    谷口 聡子, 藤井 光, 高橋 唯, 渡部 敦史 日本地熱学会誌 43 (3), 99-109, 2021-07-25

    <p>It is important to grasp and evaluate the influences of harnessing the geothermal energy (i.e., the use of Ground Source Heat Pump (GSHP) system) on subsurface ecosystems. GSHP system acts as a …

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  • 秋田県三途川カルデラ南部域の地熱資源評価

    布原 啓史, 岡野 宏樹, 山田 亮一, 平野 伸夫, 土屋 範芳 日本地熱学会誌 43 (2), 65-78, 2021-04-25

    <p>The Sanzugawa Caldera had formed through Neogene to Quaternary in south-east part of Akita Prefecture, Northeast Japan. The southern part of the caldera has been investigated for understanding …

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  • 高温環境における岩石き裂のすべり特性と透水性

    武山 詳, 後藤 遼太, 渡邉 則昭, 坂口 清敏, 土屋 範芳 日本地熱学会誌 43 (2), 53-64, 2021-04-25

    <p>To clarify the characteristics of induced-injection slip under high temperature and the influence on permeability, injection-induced slip experiment using cylindrical specimen with a 45 ° tilted …

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  • 太陽光,地熱

    真田 純子, 鈴木 聡司 環境アセスメント学会誌 19 (1), 15-15, 2021-02-10

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  • 太陽熱湯沸装置を用いた熱水発電の優位性

    迯目 英正, 八木田 浩史, 角田 晋也, 伊藤 拓哉, 鈴木 誠一, 小島 紀徳 MACRO REVIEW 33 (1), 40-51, 2021

    ...</p><p> 更に、STECは太陽熱に限らず低品位の排熱・地熱などを利用できるので、熱汚染やヒートアイランドの解消に資するほか、低コストで必要十分な電力・エネルギーを家庭・企業・地域・国家単位で自給できるようになり、世界の環境・生活・社会・文化基盤に貢献する。</p>...

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  • ブーゲー異常を用いた浅部間隙率分布の推定

    楠本 成寿, 高橋 秀徳, 東中 基倫, 早川 裕弌 物理探査 74 (0), 30-35, 2021

    ...地熱地帯での既存の坑井データに基づく有効間隙率分布や密度-間隙率の関係と比較を行ったところ,本手法で推定された間隙率は現実的な範囲にあることが示された。</p>...

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  • 熱化学変換による木質バイオリファイナリー

    河本 晴雄 紙パ技協誌 75 (11), 986-989, 2021

    ...再生可能エネルギーには,バイオマス以外に太陽光,風力,地熱などの複数のオプションがあるが,マテリアル製造に利用できる資源はバイオマスのみである。熱化学変換技術は,バイオマスからマテリアル製造のためのモノマー類を生産できる技術として期待されている。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献17件

  • 超臨界地熱開発のための掘削技術課題

    長縄 成実 石油技術協会誌 86 (5), 332-342, 2021

    <p>Supercritical geothermal power generation is a next-generation geothermal power generation using geothermal fluid that exists in deeper formation than conventional geothermal reservoir and is in …

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  • 微小地震による奥会津地熱地域での涵養注水モニタリング

    田中 勇希, 岡本 京祐, 浅沼 宏, 岡部 高志, 阿部 泰行, 一戸 孝之 物理探査 74 (0), 36-46, 2021

    ...奥会津地熱地域(福島県柳津町)では,2015年から,独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の「地熱貯留層評価・管理技術」プロジェクトの一環として,蒸気生産量安定化手法の検討のため,涵養注水試験が行われている。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献3件

  • 日本の地誌学習の新たな方向性

    田部 俊充, 田村 穣, 熊谷 有美子 日本地理学会発表要旨集 2021a (0), 20-, 2021

    ...九州地方の学習(自然環境,火山と共にある九州の人々の生活)の内容,中国・深圳との比較,八丁原地熱発電所の調査や再生可能エネルギーとして地熱発電が注目されていることを紹介し,熊本県のこれからの産業のあり方について考えてもらった。...

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  • 八幡平―焼山地域に位置する大沼地熱発電所地熱水輸送配管に沈殿するシリカスケールの地球化学的特徴

    福山 繭子 日本地球化学会年会要旨集 68 (0), 173-, 2021

    ...<p>本研究では、秋田県大沼地熱発電所の地熱水および熱水輸送配管中のスケールの化学的特性を検討した。大沼地熱発電所のスケールは主にアモルファスシリカと微量のモンモリナイト、カオリン、黄鉄鉱から構成される。黄鉄鉱は自形であり、その産状から、アモルファスシリカの成長前に結晶化したと考えられる。地熱水は孔径0.2μmメンブレンフィルターで濾過した試料と濾過しない試料の2種類を採取した。...

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  • 発電に伴うライフサイクル温室効果ガス排出量のメタ分析

    八坂 慶仁, 正畠 宏一, 伊坪 徳宏 日本LCA学会誌 17 (1), 29-44, 2021

    ...対象とした発電方法は、石炭、石油、天然ガス、地熱、風力、原子力、水力、太陽熱、太陽光、バイオマスである。石炭、天然ガスは、 CCS の有無、太陽光は、パネルの種類、風力発電は、陸上、洋上でさらに細く分類した。本研究では 66 本の査読付き論文を対象にメタ分析を行った。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献41件

  • 光バイオ燃料電池と一体化する「光合成建築」

    川上 比奈子, 松尾 康光 色材協会誌 93 (12), 393-398, 2020-12-20

    ...一方,環境負荷を減少させるために,太陽光や風力,地熱などだけでなく,新たな再生可能エネルギーが強く望まれている。これらを同時に解決するために,筆者らは,廃棄植物の光合成を活用して酸素とエネルギーを生成し,かつ,植物本来の緑色を活かして,建築の内外に美しい空間を創出する「光合成建築」を提案してきた。本稿では,「光合成建築」に関するメカニズムと実施例,構想例を紹介する。</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献2件

  • 全天球型発電所探索アプリの開発およびESDの視点を取り入れたエネルギー学習の実践

    田代 穂香, 小八重 智史, 瀬戸崎 典夫, 藤本 登 日本科学教育学会研究会研究報告 35 (3), 125-130, 2020-12-13

    ...<p>本研究では,発送電システムの基礎的な理解を深める全天球型発電所探索アプリの開発に加えて,開発したアプリを用いたエネルギー学習において実践・評価することによって,本アプリの有用性や改善点を明らかにすることを目的とした.その結果,火力・水力・原子力・地熱・太陽光・風力発電所と基幹・燃料電池変電所の主要設備に関する説明や,関連データを提示する全天球型発電所探索アプリを開発することができた.また,参加者...

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  • 地方自治体の地熱開発に対する意向とその関連要因

    長島 匠, 白井 威流, 村山 武彦, 長岡 篤, 錦澤 滋雄 環境情報科学論文集 ceis34 (0), 281-286, 2020-12-07

    ...<p><tt>本研究では地熱可能性のある103 自治体に対して質問紙調査を行い,地熱施策の現状・意向の傾向,便益/リスクに関する認識との関係を分析することによって,今後の地熱開発の意向と関連要因を明らかにすることを目的とした。この結果,回答した自治体の約2 割が地熱開発に積極的な意向を示し,これまでの地熱関連の具体的な政策との関連があった。...

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  • 地熱発電開発のリードタイム

    竹前 由美子 環境情報科学論文集 ceis34 (0), 270-275, 2020-12-07

    ...<p>地熱発電は利点も多く期待が寄せられているが,日本では開発にあたり課題が見られる。その一つであるリードタイムの長さは事業者にとって大きな開発リスクとなっている。諸外国ではより短期の開発が実現されているという指摘もあるが,開発プロセス全体に注目する研究や比較分析する研究は管見の限り少数にとどまる。...

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  • 5. 自然エネルギー

    日本エネルギー学会機関誌えねるみくす 99 (5), 518-529, 2020-09-20

    ...<p>5.1 水力</p><p>5.2 太陽</p><p>5.3 地熱</p><p>5.4 風力</p><p>5.5 海洋</p><p>5.6 バイオマス</p>...

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  • 7-11 地熱発電の規模別にみた開発進捗の現状と課題

    窪田 ひろみ 日本エネルギー学会大会講演要旨集 29 (0), 186-187, 2020-07-29

    <p>The objective of this study is to grasp the current progress and subsidy trends regarding geothermal power development by scale and to discuss the challenge. Results showed that: 1) Small-sized …

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  • ボルネオ島低地熱帯雨林における林冠木13種の種子死亡要因の解明

    浅野 郁, 清水 加耶, 川越 葉澄, 駒田 夏生, 中野 由布妃, 山下 聡, Paulus Meleng, 市岡 孝朗 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 846-, 2020-05-25

    ...<p> ボルネオ島の低地熱帯雨林では、数年に一度の不規則な間隔で、林冠構成木種を中心とした複数の分類群に属する植物種が同調して繁殖を行う現象が観測される(以下、“同調マスティング”とする)。...

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  • 富士山噴火の予防

    藤井, 義明, 児玉, 淳一, 福田, 大祐 資源・素材講演集 8 (1), 2020-03-15

    一般社団法人資源・素材学会 2020年度 春季大会、2020年3月15日~17日、千葉工業大学 津田沼キャンパス、習志野市(開催中止)

    HANDLE

  • 地熱発電に用いる潤滑剤

    関口 浩紀 トライボロジスト 65 (2), 87-92, 2020-02-15

    <p>Geothermal power plants generate electricity by using natural steam produced from the earth. They have many rotating machine lubricated by turbine oil, hydraulic oil, gear oil, vacuum oil and …

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  • 「泥火山」定義,概念,成因,および最近の研究動向

    浅田 美穂 地質学雑誌 126 (1), 3-16, 2020-01-15

    ...<p>「泥火山」は地下から流体と堆積物を地表に至らせ地形的特徴を形成する地質学的現象だが,地熱地帯,油田地帯,そして堆積物優勢地域など幅広い地質学的バックグラウンドをもって分布する泥火山の活動は未だ理解されたとは言えない....

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献82件

  • 温泉の省エネ対策としての地熱利用の研究 (E)

    辰巳 泰我, 奥 豊, 岩谷 武烈, 河合 宏紀, 田村 進一, 西野 義則 GPI Journal 6 (1), 176-182, 2020

    Hot springs are mineral-contining gro,undwater above 25 ° C. Usually, a post-cooking boiler is used to maintain an appropriate temperature of 42 ° C. The general super sento has a scale of 30 tons …

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  • 近隣に位置する湧水の水質組成に対する土地利用の関係

    辻 盛生, 長澤 裕太郎, 伊藤 英之, 鈴木 正貴 水環境学会誌 43 (2), 55-62, 2020

    <p>河岸段丘周辺の5カ所の湧水を対象に, 1年間の水質変動と冬季の硝酸安定同位体の関係から, 地上部の土地利用が地下水に与える影響を評価した。その結果, 湧水涵養域側の土地利用が山林である2湧水の水質組成は極めて近く, 人為の影響を受けていない水質と考えられた。周辺が水田の段丘面の湧水は, 硫酸アンモニウムの影響を受けたと考えられる水質組成であったが, …

    DOI Web Site Web Site 参考文献3件

  • 温泉の省エネ対策としての地熱利用の研究 (J)

    辰巳 泰我, 奥 豊, 岩谷 武烈, 河合 宏紀, 田村 進一, 西野 義則 GPI Journal 6 (1), 170-175, 2020

    Hot springs are mineral-contining groundwater above 25 ° C. Usually, a post-cooking boiler is used to maintain an appropriate temperature of 42 ° C. The general super sento has a scale of 30 tons of …

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  • 葛根田花崗岩深部調査井試料の<sup>40</sup>Ar-<sup>39</sup>Ar年代測定

    岩田 尚能, 瀧上 豊 日本地球化学会年会要旨集 67 (0), 165-, 2020

    ...<p>岩手県葛根田地熱地域の深部調査井で採取された葛根田花崗岩試料に対して,<sup>40</sup>Ar-<sup>39</sup>Ar年代測定を行った.岩石試料の採取深度と坑内温度はそれぞれ,No. 11(2936 m・約370 ℃),No. 12(3228 m・約410 ℃),No. 13(3726 m・> 500 ℃)である.岩石試料から黒雲母を鉱物分離して年代測定の対象とした.抗底付近から...

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  • 自然ガンマ線検層による海底熱水鉱床探査:掘削ビット通過検層方式の適用

    北田 数也, 真田 佳典, 山田 泰広, 野崎 達生, 熊谷 英憲, 丸田 将弘, 佐藤 寛 物理探査 73 (0), 33-41, 2020

    ...<p>地球深部探査船「ちきゅう」による掘削航海(CK16-05航海)において,陸上地熱探査用メモリー式検層ツールを用いた掘削ビット通過検層方式の自然ガンマ線検層を新たに適用することにより,掘削調査における物理検層のさらなる低コスト化・高効率化を試みた。...

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  • ニューラルネットを用いた超臨界地熱資源評価手法の開発

    小林 洋介, 石塚 師也, 茂木 透, 鈴木 浩一, 渡邉 教弘, 山谷 祐介, 岡本 京祐, 浅沼 宏, 梶原 竜哉, 杉本 健, 齋藤 遼一, 永野 宏治 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2020 (0), 1N4GS1302-1N4GS1302, 2020

    ...<p>政府策定の「エネルギー基本計画」及び「エネルギー・環境・イノベーション戦略」では,地熱発電の導入拡大が掲げられている。これを受けNEDOではより高出力な超臨界地熱水を用いた地熱発電所の建設に必要な技術開発が行われている。我々は,地熱発電に必要な熱流体である超臨界地熱資源の量を推定する際に機械学習技術が利用できないか検討している。...

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  • 磁気探査データ解析のための岩石物性測定―北海道武佐岳地熱地域の例―

    杉野 由樹, 上田 匠, 大熊 茂雄, 石塚 吉浩, 宮川 歩夢 物理探査 73 (0), 117-122, 2020

    ...一方,北海道東部の武佐岳地熱地域では,JOGMECにより地熱資源ポテンシャル調査を目的に高分解能空中磁気探査が実施され,顕著な低磁気異常域が観測されている。そこで,本研究では当該地域で採取された露頭岩石について,その密度,磁化率および自然残留磁化(NRM)を実験室内で測定することで,磁気探査データの解釈への活用可能性について検討を行った。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献1件

  • 点サンプルデータの空間モデリング法の展開と 地球科学・工学への応用

    小池 克明 情報地質 30 (4), 209-236, 2019-12-25

    ...<p>地質関連データは主として点データであり,対象領域の大きさに比べて限られた数の測点が離散的,不規則に分布する.地質学,応用地質学の分野では地質構造,物性分布,鉱石の品位分布,石油・地熱貯留層の形態などを高分解能,かつ広範囲で推定することが求められており,不規則配置のデータから真の分布をいかに正確に再現できるか,という空間モデリングはますます重要な課題になってきている.本稿では空間モデリング法をスプライン...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献89件

  • 地熱乾燥処理がスギ板材の抽出成分含量に与える影響

    中川 敏法, 簗瀬 和彦, 梅木 孝浩, 入交 律歌, 藤本 登留, 清水 邦義 木材学会誌 65 (4), 195-200, 2019-10-25

    ...<p>スギ板材の人工乾燥方法のひとつに,地熱を利用した地熱乾燥がある。本研究では,地熱乾燥によるスギ板材中の揮発成分含量への影響を調査するため,地熱乾燥・中温乾燥・高温乾燥・天然乾燥に供したスギ板材から切削面 (仕上面) を作製し,その酢酸エチル抽出成分をガスクロマトグラフ質量分析計 (GC/MS) で分析した。その結果,21のピークが検出され,このうち16ピークが同定できた。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献4件

  • AE検査法による蒸気井用配管用故障診断システムの検討

    湯地 敏史, 木之下 広幸, 房野 俊夫 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2019 (0), 311-311, 2019-09-19

    ...<p>地熱発電設備におけるメンテナンスの面で建設及び設備に対する費用対効果を下げることを主な目的として,定期的に取り換える必要性のある配管用鋼管の寿命を最大限延長することが必要だと考えた。この予防保全案を目的として,簡易的な非破壊検査手法による地熱発電配管用鋼管の劣化診断技術の開発を手掛けてきた。...

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  • Geothermal Training courses around the world

    NEWSON Juliet, GREENE Randall Morgan 日本地熱学会誌 41 (3), 91-99, 2019-07-25

    <p>This paper is a brief overview of the important factors in geothermal education, with reference to the worldʼs long-running international geothermal training courses which are taught in Japan, …

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  • ボルネオ島低地熱帯雨林における種子食性キクイムシの寄主利用様式

    浅野 郁, 市岡 孝朗, 川北 篤, 後藤 秀章, 上田 明良, 清水 加耶, Paulus Meleng 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 668-, 2019-05-27

    ...<p>種子食性キクイムシ<i>Coccotrypes gedeanus</i>は、東南アジアの低地熱帯雨林で優占しているフタバガキ科樹種の主要な種子捕食者として知られている。<i>C. gedeanus</i>による種子捕食は、フタバガキ科樹木の世代更新を阻害していると予想されるが、現在得られているこのキクイムシの生態に関する知見は乏しく、未だ不明な点が多い。...

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  • 地熱開発に向けた地域共生の取り組み

    柴田 裕希 計画行政 42 (2), 15-20, 2019-05-15

    <p>After the Fukushima nuclear incident in 2011, promoting the diffusion of renewable energy has been an urgent issue in Japan. Among renewable sources with stabilized supply characteristics, …

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  • 地熱開発の新技術としての高温高圧物理検層と坑内計測

    LEE Tae Jong 日本地熱学会誌 41 (2), 45-51, 2019-04-25

    ...<p>地熱貯留層の温度は地熱系の経済性に直接的に関係している。250℃を超える高温の地熱系は、多くの場合が火山活動に結びついている。火山性の地熱系は、エネルギー資源として莫大なポテンシャルを有している。...

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  • 地熱地域亀裂岩石コアの電気的・弾性的性質に対する 水飽和度・フラクチャ・塩濃度の影響

    SAWAYAMA Kazuki, KITAMURA Keigo, FUJIMITSU Yasuhiro 日本地熱学会誌 41 (2), 53-59, 2019-04-25

    <p>水飽和度の変化に対する比抵抗,弾性波速度の応答性を明らかにするため,亀裂を有する安山岩を用いた室内透水試験においてこれらの物性値を同時に測定した。弾性波速度は,本研究の実験条件下では水飽和度依存性をあまり示さなかったが,比抵抗は水飽和度の増加に伴って大きく減少した(5–15% の水飽和度範囲において最大800 Ω m …

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  • 地熱発電 ―課題と展望―

    安川 香澄 日本エネルギー学会機関誌えねるみくす 98 (2), 154-160, 2019-03-20

    ...<p>世界で3番目の地熱資源量を誇る日本では,3.11後に地熱開発を促進する政策が次々と打ち出されたが,大型の地熱開発はなかなか進まない。その主要因は地下資源特有の開発リスクと社会的受容性であり,周辺環境との共生と持続的な地熱発電のためには,地下探査技術の向上が不可欠である。そのための技術開発と,さらに将来の地熱発電量の飛躍的な増大に向けた超臨界地熱資源に関する調査研究について紹介する。</p>...

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  • Cloud-fracture networks as a means of accessing superhot geothermal energy

    渡邉, 則昭, 坂口, 清敏, 後藤, 遼太, 三浦, 崇宏, 山根, 宏太, 石橋, 琢也, 陳, 友晴, 駒井, 武, 土屋, 範芳 Scientific Reports 9 2019-01-30

    Superhot geothermal environments (above ca. 400 °C) represent a new geothermal energy frontier. However, the networks of permeable fractures capable of storing and transmitting fluids are likely to …

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  • 炭化物複合レーザクラッディングにおけるビード形状制御手法の研究

    中島 悠也, 塩川 国夫, 石村 進, 福田 優太 溶接学会全国大会講演概要 2019f (0), 296-297, 2019

    ...炭化物と金属による複合レーザクラッディングは耐摩耗性の向上に用いられる.地熱発電システムにおいては,耐摩耗性,耐食性の両立と共に流れを阻害しない平滑な形状が求められる.炭化物複合レーザクラッディングは高硬度なため,ビード表面の平滑化のための後加工が難しい.今回,溶接ビード形状を決定する支配因子を明らかにした.このことにより,後加工における切削量を最小化する平滑な炭化物複合クラッド法を見出した....

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  • 2011年次世代エネルギーシステム分析用産業連関表の作成とその応用

    中野 諭, 鷲津 明由 Input-Output Analysis 27 (1), 90-105, 2019

    ...のことである.2011年IONGESでは,対象とするバイオマス発電部門を細分化し,同発電活動が地域経済に及ぼす影響をより正確に分析できるように関連部門を表章した.ユニットストラクチュア分析によれば,再生可能エネルギーの運転時の単位構造費用(1単位の最終需要が経済全体に誘発する中間財投入額)の差は,建設時の単位構造費用の差に比べると相対的に小さい.また,再生可能エネルギーの中では,木質バイオマス発電や大規模地熱発電...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献2件

  • 確率計画モデルにおける将来的不確実性の構造の改良 -エネルギーシステム計画問題を対象として-

    立花 潤三, 田中 良賢, 榊原 一紀 土木学会論文集G(環境) 75 (5), I_239-I_246, 2019

    ...<p> 本研究では,長期的なエネルギーシステム計画問題における将来的不確実性を内包した確率計画モデルを開発し,富山県における2050年までのエネルギーシステムを対象として実証的検討を行った.本モデルにより,電力・熱需要量などの将来的な不確実性を十分に考慮した上で,富山県が豊富に保有している水力,地熱を有効活用してCO<sub>2</sub>排出量削減目標等の制約下における最適な施設の種類,建設時期,...

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 地熱の広がりに着目した理科学習の可能性

    田口 瑞穂 日本科学教育学会研究会研究報告 33 (1), 51-54, 2018-12-01

    ...<p>ジオパークにおける理科学習の提案や実践は数多く報告されているが,地熱の広がりに着目したものはない.そこで,秋田県ゆざわジオパークにおいて教員研修と教員免許状更新講習を行い,地熱の広がりを理科学習に導入できるのかを検討した.その結果,1地熱の広がりを実感させるには,フィールドワークで実際に調査・観察させることが有効であること,2児童生徒に地熱の広がりを実感させるには,地図へのプロットが有効であると...

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  • 地すべり対策用集水井を利用した新潟県十日町市松之山光間地区における温泉流出量の評価

    井岡 聖一郎, 村岡 洋文, 柳澤 教雄, 杉田 創, 佐々木 宗健, 宮越 昭暢, 佐藤 真丈, 大里 和己 地下水学会誌 60 (4), 511-516, 2018-11-30

    <p>本研究は,新潟県十日町市松之山光間地区において5カ所の地すべり対策用集水井を利用して温泉流出量評価を実施した。本地区の地すべり対策用集水井2本から採水された試料は,Na-Cl型で酸素,水素安定同位体比が高い値を示した。酸素,水素安定同位体比の結果から,その試料は,温泉水と天水起源の地下水との混合により形成されたと考えられた。そして,温泉水と天水起源の地下水との混合率をCl<sup>-</s…

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件

  • 地熱資源探査開発分野における地下水学への期待

    村岡 洋文 地下水学会誌 60 (4), 463-474, 2018-11-30

    ...<p>本稿は2017年10月12日に弘前大学で行われた日本地下水学会主催のシンポジウム「地下水と地熱・地中熱エネルギーの利用」の講演内容を手直ししたものである。本稿では地熱系の3要素である熱源,貯留構造および地熱流体についてレヴューした。わが国は世界有数の地熱資源大国であるにもかかわらず,異例なほどに地熱開発が低迷し,東日本大震災後,漸く地熱支援政策が復活したばかりに過ぎない。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献7件

  • チタン新製錬の第6回国際円卓会議

    鈴木, 亮輔 チタン 66 (4), 250-251, 2018-10-28

    ...円卓会議の発案者の一人でChairmanのHaarberg先生と、その教え子であるレイキャビク大学のSaevarsdottir先生のお骨折りで、アルミニウムの電解精錬所Rio Tinto Alcan Iceland (Photo.1)、フェロシリコンの精錬所Elkem (Photo. 2)、レイキャビクの電力と暖房の99%を担う地熱発電所も見学でき、途中で有名なブルーラグーンを楽しめるなど盛りだくさんであった...

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  • 日本の酸性泉の泉質分類

    SASAKI Munetake 日本地熱学会誌 40 (4), 235-243, 2018-10-25

    <p>日本の火山性の酸性泉は古くから様々な観点で地化学的に調査されてきた。本稿では,酸性泉の生成過程のより良い理解と今後の利活用のために,酸性泉の溶存成分濃度を文献から編集した。酸性泉は火山性SO<sub>4</sub>型,火山性Cl型,蒸気加熱SO<sub>4</sub>型,酸性NaCl型の4つの泉質に分類した。溶存成分の多くは濃度がpHに対し負の相関を呈した。編集結果は酸性泉の一般的な地化学…

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  • 2018年草津白根山噴火に関する総合調査

    小川, 康雄, 青山, 裕, 山本, 希, 筒井, 智樹, 寺田, 暁彦, 大倉, 敬宏, 神田, 径, 小山, 崇夫, 金子, 隆之, 大湊, 隆雄, 石崎, 泰男, 吉本, 充宏, 石峯, 康浩, 野上, 健治, 森, 俊哉, 木川田, 喜一, 片岡, 香子, 松元, 高峰, 上石, 勲, 山口, 悟, 伊藤, 陽一, 常松, 佳恵 自然災害科学総合シンポジウム講演論文集 55 25-30, 2018-09-18

    ...一方で, 今回噴火した本白根山では, これまでの最新の噴火が鏡池北火口での1500年前のマグマ噴火であって, 近年, 鏡池北火口付近には顕著な地熱活動は記録されていない。今回の突発的な噴火を受けて, 以下の3点を明らかにするために総合調査を行った。...

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  • 高品質な自然硫黄薄片の作製

    佐脇 貴幸, 大和田 朗, 平林 恵理 BULLETIN OF THE GEOLOGICAL SURVEY OF JAPAN 69 (2), 135-139, 2018-07-06

    ...このような手法により作製した自然硫黄の薄片は,火山性流体や地熱流体,堆積岩の環境等に関わる新たな地球化学的 あるいは鉱物学的研究に利用することが期待される.</p>...

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  • 東南アジア熱帯林の群集同調マスティングの進化を促す種子食者の飽食

    浅野 郁, 市岡 孝朗, Paulus Meleng 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 422-, 2018-05-28

    ...東南アジアの低地熱帯雨林では、マスティングの豊作期が群集レベルで同調する現象が、数年に1度の不規則な間隔で観察される(以下、群集同調マスティングとする)。主に温帯に分布する植物種を対象として検証されてきた捕食者飽食仮説は、東南アジア低地熱帯雨林固有の群集同調マスティングの究極要因を説明する仮説としても有効だろうか。...

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  • 南極底層水と全球海洋子午面循環

    勝又 勝郎 低温科学 76 1-12, 2018-03-31

    ...づけられるこの水塊はインド洋・太平洋の底層を中心に世界の海水の大きな割合を占める.この南極底層水を含む海洋の循環は乱流が卓越し,数年程度の観測では熱や物質の輸送量を正確に見積もれていないことが分かってきた.数十年から百年程度平均化した循環はしばしばその南北の輸送を強調して子午面循環とよばれる.この子午面循環は複雑な三次元構造を持つ.この循環場は大気から風・熱・淡水による強制を受けるだけでなく潮汐による混合や地熱...

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  • 新常態下における中国の省エネ・削減政策と将来の展望

    王, 磊 地域経済経営ネットワーク研究センター年報 7 87-94, 2018-03-30

    ...新常態へ転換した後,省エネと再生可能エネルギーの利用が引き続き進められ,第12次5カ年計画の省エネと再生可能エネルギー利用量が目標を達成したが,エネルギー総消費量と地熱の利用量は未達成の状態である。特に地熱の利用は,2010年と比べて進んでいない状態である。...

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  • 自然エネルギーを利用した冬期における換気負荷削減手法の検討

    吉田 拓洋, 高村 秀紀 空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 2018.4 (0), 81-84, 2018

    <p>高断熱・高気密住宅での24時間換気は、寒冷地において換気負荷に占める割合が大きくなると考えられる。また、省エネルギー化の観点から自然エネルギーが注目されている。こうした背景のもと、床下空気及び小屋裏空気を利用した換気負荷削減の可能性の検討が必要であると考えた。本研究は、寒冷地である長野市の冬期において、外気温度より高い温度の空気をOAとして利用する換気システムを実験棟に設置し、その評価を行…

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