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検索結果 37 件

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  • 温暖化を踏まえた新たな流域平均雨量の提案と洪水ピーク流量の関係性に関する考察

    大森 大喜, 田中 耕司 河川技術論文集 29 (0), 215-220, 2023

    ...<p>現在の治水計画では過去の降雨資料をもとに確率処理の後,降雨波形を計画規模相当に伸ばし,流出解析によって基本高水流量を決めている.しかし,治水計画で扱われる降雨は計画降雨継続時間内の流域平均雨量を用いており,降雨の時空間分布を厳密に考慮したものとなっていない.そのため,同じ総量となる降雨でも流出解析を介して得られる流量は幅があり,近年の災害を引き起こしてきた計画を超過する洪水に対して,降雨量との...

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  • 流域治水における合意形成を得るために

    谷 誠 水文・水資源学会研究発表会要旨集 36 (0), 238-, 2023

    <p>現行の治水計画は、水害発生責任や環境劣化に関して河川管理者と利害関係者との多くの対立を引き起こしてきた。この対立を緩和するためには、既存のインフラを活かした水害対策を検討すべきである。</p>

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  • サンルダム

    小野有五 水資源・環境研究 36 (1), 4-10, 2023

    ...とくに重要な論点となったのは、天塩川の基本高水流量の過大な算定や、その治水基準点が、水害の多発する下流部ではなく中流部に設定されていた問題、およびサンルダムによるサクラマスの日本最高の産卵場所の破壊であった。...

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  • 気候変動による降雨量の増加を考慮した基本高水の設定手法の検討

    齋藤 正徳, 石田 卓也, 小島 淳, 前田 裕太, 岡部 真人 河川技術論文集 28 (0), 433-438, 2022

    ...<p>気候変動を考慮した基本高水の設定手法に関して,新宮川水系をモデルケースとして,気候変動予測モデルを用いたアンサンブル計算結果(以下,「d2PDF」という.)を活用した新たな手法と,過去の降雨・流量観測値の統計解析による従来手法の両者について,検討プロセスや考え方の相違点について整理・考察を行った....

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  • 嘉瀬川におけるダムによる今後の治水適応策の検討

    押川 英夫, 阪本 こなん, 馬場 隆成, 田井 明, 橋本 彰博, 小松 利光 土木学会論文集B1(水工学) 75 (2), I_79-I_84, 2019

    ...本研究では,将来起こり得る極端豪雨に対する嘉瀬川流域の治水適応策について検討した.対象とする豪雨イベントには,d4PDF(: database for Policy Decision making for Future climate change)から抽出された嘉瀬川流域の48時間降水量900mmを用いた.この降雨による下流側の基準点のピーク流量は3736m<sup>3</sup>/sであり,現在の基本高水...

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  • 利根川の緑のダム機能と基本高水問題

    関 良基 経済地理学年報 64 (2), 102-112, 2018-06-30

    ...<p>    利根川の基本高水流量は,計算モデルのパラメータを恣意的に操作することで実際よりも1.5倍に引き伸ばすことが可能であることが明らかになった.基本高水流量に基づいてダム計画が定まるのではなく,ダム計画の有無に合わせて基本高水流量を操作することが可能なのだ.本稿ではダム計画における以下の2つの瑕疵を論じる.①国交省は,森林が劣化していた1950年代の洪水を基準に基本高水流量を定め,その後の森林回復...

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  • 過大な基本高水と河川の管理瑕疵

    梶原 健嗣 経済地理学年報 64 (2), 113-120, 2018-06-30

    ...<p>    日本の治水計画は,河川整備基本方針で長期的なグランドデザインを定め,河川整備計画で,今後20~30年間の具体的な計画を定める.この中で,核となるのは治水計画の想定洪水=基本高水とそのピーク流量(基本高水流量)である....

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  • 降雨の不確実性に基づく確率過程論を導入した堤防の信頼性評価

    Chao-Wen WANG, 吉見 和紘, 辛島 史嗣, 山田 正 土木学会論文集G(環境) 71 (5), I_1-I_6, 2015

    ...従来型の河川計画では,洪水外力として設定する基本高水位や計画洪水位は,決定論的にただひとつの値が決められ,それに基づいて計画が立案される.一方で,我々が認識しうる水文諸量には観測精度や観測誤差,人の認識限界といった不確実な要素が内包し,確率論的な要素を含む.また,洪水防御施設の一つである堤防も空間的に土質材料は不確実性を持つ.本研究では,外力(水位)の不確実性は確率過程論に基づいて降雨の不確実性から...

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  • 基本高水流量における対象降雨継続時間の検討

    小池 高哉, 山本 隆広 水文・水資源学会研究発表会要旨集 28 (0), 100100-, 2015

    ...基本高水流量は治水計画における重要な指標の一つである.しかし,その算定過程には多くの不確実性が含まれている.本研究ではその一つである対象降雨継続時間に着目した.その際に洪水到達時間に視点をおいて対象降雨継続時間に関する考察を行った.100年確率降雨量からフラクタル性に着目したランダムカスケードモデルによって様々な降雨パターンを発生させ,ハイエトグラフを生成した.分布型水文モデルにランダムカスケードモデル...

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  • 河川砂防技術基準に対する裁量統制――公共事業の技術的合理性の研究――

    田畑 琢己 公共政策研究 13 (0), 104-113, 2013-12-20

    ...ダム事件などで争点となった「引き伸ばし率」,「基本高水」,「治水効果」などは,具体的な数値や計算方法などの考え方を『河川砂防技術基準(案)』で定められている。裁判例を検討したところ,次の5つの問題があった。①粗度係数の決定には合理的な理由がない。②引き伸ばし率の考え方には理論的な矛盾がある。③基本高水量は,既往最大洪水量と乖離している。④治水効果量は実績洪水と乖離している。...

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  • 新しい超過洪水波形の作成方法の提案及び基本高水ピーク流量の問題点の検討

    江蔵 拓, 小川 厚次, 手計 太一 土木学会論文集G(環境) 69 (5), I_131-I_136, 2013

    ...不確実性が見られるという短所がある.本研究では,実際の既往洪水の観測流量データの波形を利用して,超過洪水モデルを作成する方法を提案した.本モデルを富山県の社会,経済の基盤をなしている神通川流域に適用した結果,神通川流域における越流の危険性の高い地点を明らかにした.また,神通川の基本高水流量について考察した結果,既存の基本高水流量9700 m<sup>3</sup>/sは 1/150年規模であるが,GEV...

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  • 貯留関数法の大規模洪水に対する適用性

    大月 友貴, 立川 康人, 萬 和明, 椎葉 充晴 水文・水資源学会研究発表会要旨集 26 (0), 146-, 2013

    ...洪水防御に関する計画の基本となる基本高水等を定める際に、我が国では流出解析手法として貯留関数法が用いられている。貯留関数法のパラメータは既往洪水のデータを用いてパラメータ同定を行うことで得られたものが用いられている。...

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  • 我国における戦後既往最大流量の特徴

    中村 晋一郎, 佐藤 裕和, 沖 大幹 土木学会論文集B1(水工学) 68 (4), I_1453-I_1458, 2012

    In this research, we gathered the Historical Maximum Discharge (HMD) of A class rivers in Japan after World War 2nd (1945) and classify these data into the topography-meteorological area. We used …

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  • 我国における基本高水改定要因の変遷とその特徴

    中村 晋一郎, 沖 大幹 土木学会論文集B1(水工学) 67 (4), I_685-I_690, 2011

    In Japan, the Flood Control Plan is designed by the Basic Flood Discharge (BFD), which is the hydrograph at a designated point in river. Also, flood control facilities should be designed based on …

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  • 八ッ場ダム建設のため蛇行地形に偽装された上湯原の巨大地すべり

    竹本 弘幸 日本地理学会発表要旨集 2011s (0), 179-179, 2011

    ..._IV_ まとめにかえて  国交省・群馬県などの資料検証と現地調査から,上湯原地区はOkDA流下後,地すべりと土砂崩れを繰り返して形成された場所であることは明らかである.河川局は,多くの調査者と国の研究機関が災害リスクを指摘した上湯原の巨大地すべり地を『八ッ場ダム建設のため,河川の蛇行地形であると偽装公表して工事を進めてきた』と受け取らざるを得ない.既に,利根川流域の治水・利水計画の中で基本高水を操作...

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  • 分布型流出モデルによる洪水到達時間の調査

    陸 旻皎, 中川 雅宏 水文・水資源学会研究発表会要旨集 24 (0), 117-117, 2011

    ...中小河川の基本高水の算定において、降雨継続時間は、流域の力学的最遠点から の到達時間を基に決定すべきとされている。山本らにより、降雨継続時間の取り 方によって基本高水が変化することが明らかにされている。しかし、降雨から流 量のピークまでの時間が僅か数十分にも関わらず、日雨量、24時間雨量あるいは 二日雨量を用いるケースが数多く見られる。...

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  • 地理学と「自然保護問題」

    小野 有五 日本地理学会発表要旨集 2010f (0), 66-66, 2010

    ...また史上最大であった昭和56年洪水においても、天塩川の洪水ピーク流量は4400m<SUP>3</SUP>/sであったが、治水計画の根幹である基本高水流量は、なんとその1.5倍にもあたる6400m<SUP>3</SUP>/s とされ、その算定が過大であることも大きな問題点である(小野、2006)。...

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  • 分布型水文モデルによる長期流出計算とその河川計画への応用可能性

    山本 隆広, 陸 旻皎 水文・水資源学会誌 22 (3), 198-208, 2009

    ...,2標本コルモゴロフ・スミノフ検定を行った.その結果,有意確率,p値が0.773から0.998であり,かなり高い有意水準で観測年最大流量と計算年最大流量の分布が違うとは言えないことが分かった.また,標本から100年確率流量を推定した場合,計算流量時系列から得られる年最大流量により推定された100年確率流量の相対誤差が-10から20 %程度であった.以上のことから,モデルによる計算流量時系列を使った基本高水流量...

    DOI 被引用文献3件 参考文献10件

  • モンスーン域ベトナムにおける降水の強度-期間-頻度曲線の構築

    NHAT, Le Minh, 立川, 康人, 宝, 馨 京都大学防災研究所年報. B 49 (B), 93-103, 2006-04-01

    降水の強度-期間-頻度曲線(rainfall Intensity-Duration-Frequency (IDF) relationship)は,水工計画や水工設計,様々な水資源プロジェクトにおいて最も共通に使われる有用なツールである。IDF曲線の構築はBernard(1932)によって初めてなされ,それ以来,多くの関係式が世界中で提案されてきた。しかしながら,そのような関係式を用いた降水の等値…

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  • 水工計画のためのノイマン-スコット型矩形パルス降雨発生モデルによる確率水文量の発生

    MONDONEDO, Carlo Arturo, 立川, 康人, 宝, 馨 京都大学防災研究所年報. B 49 (B), 83-91, 2006-04-01

    Clustered Poisson Point Process 理論を用いたNeyman-Scott Rainfall生成モデル(NSM)を用いて降雨時系列を確率的に発生させる。本研究の動機は,実際のデータから得られる確率水文量を反映させることができる降雨発生モデルを構築することにある。ここでは水工構造物の設計規模を決める基礎となる年最大時間降水量と年最大24時間降水量に着目し,NSMがから得ら…

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  • 基本高水ピーク流量算定における計画降雨継続時間の影響について

    山本 隆広, 陸 旻皎 水文・水資源学会研究発表会要旨集 19 (0), 41-41, 2006

    ...させた.その結果,本解析ではカバー率50%程度の基本高水流量は計画降雨継続時間の影響をあまり受けないことを示した.一方,非常に高いカバー率の基本高水流量は計画降雨継続時間が長くなると大きくなる....

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  • 一級河川における基本高水の変遷と既往最大洪水との関係

    蔵治 光一郎 水文・水資源学会研究発表会要旨集 19 (0), 42-42, 2006

    ...基本高水は過去61年間一貫して引上げられ、上げ方は一定ではなく不規則であり、洪水の発生頻度とは対応していない。既往最大洪水との比較より、現在の基本高水が過大に設定されている可能性が高い水系が存在することがわかった。このような水系で河川整備基本方針や河川整備計画を策定するには、基本高水の数値の妥当性が住民や自治体に対して科学的にわかりやすく説明される必要がある。...

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  • 平成16 年福井豪雨における洪水流量の推定と中小河川流域の治水計画に関する考察

    立川, 康人, 田窪, 遼一, 佐山, 敬洋, 寶, 馨 京都大学防災研究所年報. B 48 (B), 1-13, 2005-04-01

    ...治水計画を考える場合,ある確率規模の計画降雨を定めて基本高水を算定することが計画の基本とされている。しかし,中小河川ではその算定の元となる水文データの蓄積が十分でなく,特に平成16 年7 月洪水のような計画規模を上回る洪水データはモデル同定時にはほとんど利用できない。本研究では,流量規模の異なる既存の洪水から同定したモデルを用いて,今回の洪水をどの程度再現することができるかを分析する。...

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  • 2004年福井豪雨の洪水流出計算と中小河川流域の治水計画に関する考察

    立川 康人, 田窪 遼一, 佐山 敬洋, 寶 馨 水文・水資源学会研究発表会要旨集 18 (0), 91-91, 2005

    ...治水計画を考える場合,ある確率規模の計画降雨を定めて基本高水を算定することが現在,計画の基本とされているが,中小河川ではその算定の元となる水文データの蓄積が十分でなく,特に平成16年7月洪水のような計画規模を上回る洪水データはモデル同定時にはほとんど利用できない。本研究では,流量規模の異なる既存の洪水から同定したモデルを用いて今回の洪水をどの程度再現することができるかを分析する。...

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  • ランダムカスケードモデルの基本高水流量算定への応用可能性について

    陸 旻皎, 山本 隆広 水文・水資源学会誌 18 (2), 132-139, 2005

    ...を用いて計画雨量から計画ハイエトグラフ群を発生させ,降雨流出モデルで多数のピーク流量を算出し,その統計的な性質を明らかにした.この方法を香川県内の1級河川土器川祓川橋上流域に適用した結果,計画雨量と同程度の雨のパラメーターを使った場合に,現行の基本高水流量と同程度の平均ピーク流量が得られた.また,平均値だけでなくピーク流量の分布に関する情報も得ることができ,河川計画上大変有益である....

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  • 吉野川流域における30年間の森林成長と河川流出  ~ タンクモデルによる解析 ~

    中根 伸昌, 中根 周歩 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ51 (0), 730-730, 2004

    ...<br>その結果、それぞれのタンクモデルの最大計算ピーク流量(基本高水流量)は1961年のモデルで17,836㎥/S、1974年のモデルで21,990㎥/S、1982年のモデルで20,552㎥/S、1999年のモデルで18,990㎥/Sとなった。1961年から1974年にかけて基本高水流量が大きく上昇した背景には、一斉拡大造林により、大きく流域の浸透能は低下してしまったことが推察される。...

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  • タンクモデルの係数と流域の保水機能

    中根 周歩, 嶋津 輝之 日本林学会大会発表データベース 114 (0), 6-6, 2003

    ...その故に、川辺川流域の80年に一度の洪水(500mm/2days)で基本高水流量(ピーク流量)をそれぞれの年代のモデルで予測すると、90年代後半のピーク流量は60__から__70年代より20__から__40%低下し、さらに成熟した広葉樹林が流域を覆っていた50年代は90年代よりさらに20%ほどピーク流量が低減していた。...

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  • 治水事業をめぐる諸問題とこれからの治水の課題と展望

    上野, 鉄男 京都大学防災研究所年報. B 45 (B), 433-448, 2002-04-01

    1896年の河川法制定以後, 20世紀の治水事業は多くの成果を上げつつも, 連続堤防とダムなどによって洪水を河道内に閉じ込める治水方法を進めたため, 20世紀後半にはさまざまな問題を惹き起してきた。これらの問題への反省が20世紀終盤から始まったが, 河川の現場においては旧態依然の方法で治水事業が進められている。本研究は, 上記の諸問題とそれらに関する背景や反省点を整理, 総合して, …

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  • 基本高水流量の確率特性に関する研究

    岡田 耕, 栗田 秀明, 西岡 昌秋, 端野 道夫, 神田 徹 水工学論文集 43 139-144, 1999

    In river planning, a design flood discharge has been decided based on runoff analyses of design storm hyetographs with a given return period. However, the design return period of the design flood …

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  • 流出解析に基づく雨水貯留施設の流出抑制効果の検討

    北川 善廣, 〓川 登, 野中 樹夫 土木学会論文集 1994 (497), 21-29, 1994-08-21

    ...雨水貯留施設は都市河川の基本高水の一部を担う治水施設として位置づけられており, 流出抑制効果を定量的に把握することが必要とされている. 本論文では, 流出解析に基づく雨水貯留施設の流出抑制効果の評価法について述べ, 実河川に適用し, 雨水貯留施設の流出抑制効果を評価した結果を示す. また, 雨水貯留施設の流出抑制機能の基本的な性質に関して考察した結果について述べる....

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