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検索結果 133 件

  • 1 / 1

  • 当院で経験した長径30cmを超える巨大卵巣腫瘍の3症例

    別宮 史子, 増田 望穂, 安堂 有希子, 佐藤  浩, 田口 奈緒, 廣瀬 雅哉, 角井 和代 産婦人科の進歩 76 (1), 45-53, 2024-02-01

    ...の疑いで,合併症は認めなかった.腫瘍内 容液を約20 L吸引し右付属器摘出術を施行した.術中迅速検査で粘液性境界悪性腫瘍のため根治術を 行い,術後経過は良好であった.症例3は86歳,2妊2産.腹部膨満,食思不振で前医に搬送され,肺炎 の診断で入院した.CTで巨大卵巣腫瘍,深部静脈血栓症を指摘され当院に転院搬送された.MRIで直 径約30 cmの右卵巣良性腫瘍の疑いであった.手術時は循環器科でIVCフルター...

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  • 卵巣に子宮内膜症性囊胞を背景として中腎様腺癌と漿液粘液性境界悪性腫瘍が併存した1例

    鈴木 裕紀子, 小菊 愛, 夏山 貴博, 森上 聡子, 近田 恵里, 石原 美佐, 成田  萌 産婦人科の進歩 76 (1), 1-7, 2024-02-01

    ...が併存する像が認められ,MLAがミュラー管由来であることを示唆する所見であった.画像診断的に,妊娠中の子宮内膜症性囊胞は脱落膜様変化と卵巣癌合併の鑑別が難しく,今回も後方視的には卵巣癌合併の可能性をより強く考慮することが望ましかったかもしれないが,脱落膜様変化を背景としてMLAと漿液粘液性境界悪性腫瘍が混在したことは卵巣癌の鑑別をより困難なものにしたと推察された.今後症例を蓄積することによって,MLA...

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  • 片側付属器摘出術後の再発卵巣境界悪性腫瘍に対し,術中採卵を実施した1例-症例報告と文献的考察-

    久保田 哲, 栗谷 佳宏, 海野 ひかり, 隅蔵 智子, 森重 健一郎, 松岡 圭子, 竹村 昌彦 産婦人科の進歩 75 (3), 336-343, 2023-08-01

    ...卵巣境界悪性腫瘍に対して,初回手術で妊孕性温存手術として片側付属器摘出を行った後,温存した卵巣に再発すると残存卵巣摘出が必要となり妊孕性は廃絶する.再手術の際に術中採卵を行ったうえで胚または未受精卵子の凍結を行うことは,妊孕性温存のための1つの手段となりえる.23歳でStage IB(FIGO 2014)の卵巣漿液性境界悪性腫瘍に対して,左付属器摘出術+右卵巣腫瘍摘出術+大網部分切除術による妊孕性温存手術...

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  • <i>BRCA2</i>遺伝子に病的バリアントを認めた卵巣境界悪性腫瘍の1例

    氏原 悠介, 泉谷 知明, 樋口 やよい, 田代 真理, 前田 長正 遺伝性腫瘍 22 (3), 75-79, 2023-02-15

    ...,細胞異型や間質反応が強く,卵巣癌Ⅰa期(FIGO 1988)に準じて治療をした後,定期検診を行っていた.本人が<i>BRCA1/2</i>遺伝学的検査を希望したため実施したところ,<i>BRCA2</i>に病的バリアントを認めた.HBOCにおける卵巣腫瘍としてSBTは非常にまれだが,SBT症例においても<i>BRCA1/2</i>病的バリアント保持者が一定の頻度で存在するとの報告が複数あり,卵巣境界悪性腫瘍...

    DOI 医中誌

  • 中耳孤発性線維性腫瘍(Solitary Fibrous Tumor)の一例

    神田 裕樹, 森口 誠, 角南 貴司子 Otology Japan 32 (1), 115-120, 2022

    <p>孤発性線維性腫瘍(Solitary Fibrous Tumor:以下SFT)は稀な間葉系細胞由来の腫瘍であり胸腺・腹膜等に発生が多く報告されている.耳科領域においては外耳道での発生の報告がある.今回,我々は診断的加療を目的に手術加療を施行し,SFTの診断に至った中耳腫瘍症例を経験したので報告する.症例は52歳,女性で難聴を主訴とした.鼓膜所見および画像所見より中耳腫瘍を認めたために,乳突削…

    DOI Web Site 医中誌

  • 当院において卵巣漿液粘液性腫瘍と診断された12例の臨床病理学的検討

    太田 早希, 寄木 香織, 志村 光揮, 垂水 洋輔, 片岡 恒, 古株 哲也, 森 泰輔, 北脇 城 産婦人科の進歩 74 (3), 309-317, 2022

    ...が11例(91.7%)で同期間の境界悪性腫瘍全体の26.8%を占めていた.悪性腫瘍は1例(8.3%)のみで同期間の悪性腫瘍全体の1.1%であった.良性腫瘍の症例はなかった.年齢の中央値は44.5歳(23-71歳)と若年者が多く,未経産6例(50.0%)であった.MRI所見では10例(83.3%)で囊胞内に乳頭状の壁在結節を伴い,壁在結節はT2強調像で高信号を呈しADC mapで拡散低下を認めなかった...

    DOI Web Site 医中誌

  • 初回手術から1 年後に肺転移で再発した卵巣粘液性境界悪性腫瘍の1 例

    渡邉 健史, 小島 学, 岡部 慈子, 佐藤 哲, 植田 牧子, 加茂 矩士, 遠藤 雄大, 古川 茂宜, 添田 周, 渡邉 尚文, 藤森 敬也 福島医学雑誌 72 (1), 37-42, 2022

    ...<p>要旨:卵巣粘液性境界悪性腫瘍(mucinous borderline ovarian tumor ; MBOT)は,再発することの少ない予後良好な疾患として知られている。まれに再発を経験することはあるが,腹腔内における再発がほとんどである。今回我々は,初回手術から1年後に肺転移で再発した,希少な経過を辿ったMBOTの症例を経験したので報告する。...

    DOI 機関リポジトリ Web Site ほか1件 参考文献13件

  • WDT-UMP相当の結節を伴った縦隔内甲状腺腫の一例

    中里 陽子, 平野 浩一, 三ツ間 智也, 大森 嘉彦, 藤原 正親, 菅間 博 日本内分泌・甲状腺外科学会雑誌 39 (2), 138-144, 2022

    <p>症例は70代の男性,胸部CT検査で気管を右側に大きく圧排する縦隔内甲状腺腫を認めた。甲状腺左葉腫瘤の圧排により呼吸困難症状を認めたため,手術を施行した。左葉は頸部操作のみで摘出しえた。病理学的には腺腫様甲状腺腫を背景にWHO分類のWDT-UMP相当の腫瘍がみられた。本邦の甲状腺癌取扱い規約では,濾胞腺腫の診断となると考えられる。遺伝学的検索でRAS変異がみられたが,良悪性の確定は困難であっ…

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  • 妊孕性を温存し得た卵巣の輪状細管を伴う性索腫瘍(SCTAT)の1女児例

    植野 百合, 大津 一弘, 亀井 尚美 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 57 (6), 959-964, 2021-10-20

    ...<p>輪状細管を伴う性索腫瘍(SCTAT)は性索間質腫瘍の中でもまれな境界悪性腫瘍であり,しばしば女性ホルモンを産生することや,Peutz-Jeghers症候群(PJS)に合併することが知られている.症例は9歳6か月女児.乳房腫大と不正性器出血を主訴に来院した.左卵巣に約11 cm大の漿液性囊胞性病変を認め,エストラジオール(E2)が高値であった.経過観察中に病変は一時的に縮小しE2値も低下したが,...

    DOI Web Site 医中誌

  • 術前・術中診断に苦慮した炎症性筋線維芽細胞腫2例と炎症性偽腫瘍の1例

    桐山 洋介, 上野 剛, 末久 弘, 重松 久之, 寺本 典弘, 山下 素弘 日本呼吸器外科学会雑誌 35 (5), 565-571, 2021-07-15

    ...<p>いわゆる炎症性偽腫瘍(IPT)は,筋線維芽細胞などの紡錘形細胞の増生とリンパ球や形質細胞などの炎症性細胞浸潤からなる腫瘤性病変である.IPTと呼ばれてきたものには,炎症性筋線維芽細胞腫(IMT)と呼ばれる筋線維芽細胞の腫瘍性増殖による境界悪性腫瘍が含まれる.今回,外科切除で診断したIMTの2例とIPTの1例を報告する.症例1:30歳女性.右季肋部痛あり,CTで右横隔膜上に腫瘤を認め,孤立性線維性腫瘍疑...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献10件

  • 子宮内膜細胞診が診断の契機となった卵巣悪性腫瘍の 2 例

    前花 知果, 山田 有紀, 杉本 澄美玲, 内山 智子, 川口 龍二, 大林 千穂, 小林 浩 日本臨床細胞学会雑誌 59 (6), 299-304, 2020

    ...最終診断は左卵巣漿液性境界悪性腫瘍であった. 症例 2 : 51 歳, 女性. 持続する咳嗽と動悸を主訴に前医を受診し, 画像と生検結果より悪性胸膜中皮腫の診断で加療を受けた. 組織診の再検討で婦人科腫瘍が疑われ当科へ紹介となった. 子宮内膜細胞診が悪性であり, 手術を施行した....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献9件

  • 腹腔鏡下手術後に悪性腫瘍の診断に至った卵巣腫瘍の3例

    丸山 大介, 中山 健, 中村 真優子, 小林 弘樹, 池田 有理, 池袋 真, 相澤 利奈, 宮村 知弥, 吉泉 絵理, 田内 麻依子, 福地 弘子, 折坂 勝, 佐々木 康, 森岡 幹 昭和学士会雑誌 80 (2), 195-203, 2020

    ...または悪性腫瘍と診断された症例について検討した.2016年1月1日から2018年4月31日までに,当院で卵巣腫瘍に対して腹腔鏡下手術を施行した症例は198例であった.198例中,術後診断が悪性であったのは2例,境界悪性は1例であった.3例の術前診断は繊維腫が1例,子宮内膜症性嚢胞が2例であった.CA125高値を2例に認めた.超音波所見では3例とも充実部分を認め,MRIでは1例に造影効果を認めた.術後に境界悪性腫瘍...

    DOI 機関リポジトリ 医中誌

  • 子宮内避妊器具装着歴のない放線菌感染による骨盤内膿瘍の1例

    松田, 理沙, 市川, 義一, 江﨑, 正俊, 平松, 真生子, 栗原, みずき, 田代, 和弘, 根本, 泰子 静岡赤十字病院研究報 39 (1), 54-60, 2019-12-01

    ...悪性腫瘍との鑑別がしばしば問題となる.骨盤内放線菌症は子宮内避妊器具装着(IUD)例がほとんどだが,我々は子宮内避妊器具非装着例で病理診断にて卵巣放線菌膿瘍と診断した1例を経験した.症例は73歳,女性.発熱,意識障害で救急搬送され,Computed Tomographyにて内部不均一で境界不明瞭な右卵巣腫瘤および右水腎症を認めた.閉塞性腎盂腎炎による敗血症のため,集中治療を要した.付属器膿瘍や卵巣境界悪性腫瘍...

    機関リポジトリ 医中誌

  • 妊孕性温存手術を行い,その後に自然妊娠に至ったfemale adnexal tumor of probable Wolffian originの1例

    藤井 肇, 永井 景, 三宅 龍太, 安川 久吉, 赤田 忍 産婦人科の進歩 71 (3), 259-267, 2019

    ...<p>Female adnexal tumor of probable Wolffian origin(以下,FATWO)はWolff管遺残組織由来と考えられ,子宮広間膜や卵管間膜に好発するまれな腫瘍である.FATWOは2016年7月に改訂された卵巣腫瘍・卵管癌・腹膜癌取扱い規約では,その他の境界悪性腫瘍に追加された.多くの症例で良性の経過をとるが,再発や転移を生じた症例も報告されその治療法は確立されていない...

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  • 卵巣境界悪性腫瘍合併妊娠に対し腹腔鏡併用下に手術を施行した2例

    寺田 信一, 恒遠 啓示, 宮本 瞬輔, 古形 祐平, 田中 良道, 田中 智人, 寺井 義人, 大道 正英 産婦人科の進歩 71 (1), 37-44, 2019

    ...<p>近年,卵巣腫瘍合併妊娠に対する腹腔鏡下手術は良性腫瘍であれば低侵襲性から選択されることが多い.しかし,卵巣上皮性境界悪性腫瘍に対する腹腔鏡下手術は慎重な対応が求められる.今回,当院で経験した卵巣境界悪性腫瘍合併妊娠に対して腹腔鏡併用下で手術を施行した2例を経験したので報告する.症例1は26歳の初産婦で両側腫瘍に対して妊娠14週6日に腹腔鏡補助下左付属器摘出術,右卵巣嚢腫摘出術,大網部分切除術を...

    DOI Web Site 医中誌

  • 当科における卵巣上皮性境界悪性腫瘍54例の解析

    寺田 亜希子, 松本 久宣, 酒井 美恵, 矢口 愛弓, 赤木 佳奈, 伴 建二, 岡垣 篤彦, 巽 啓司 産婦人科の進歩 69 (2), 77-84, 2017

    ...<p>卵巣上皮性境界悪性腫瘍は全上皮性卵巣腫瘍の10~15%程度を占めている.その多くがStage Iで診断され,全体の再発率は4~12.4%で10年生存率はおよそ95%と報告されているが,悪性腫瘍より若年者に好発するため,妊孕性温存を希望する場合も多い.本研究では,当院で手術を施行した卵巣上皮性境界悪性腫瘍54症例のプロファイルを解析し,妊孕性温存手術後の経過および術前検査や術中迅速病理組織検査の...

    DOI Web Site 医中誌

  • 濾胞性腫瘍における細胞診および組織診断の問題点

    覚道 健一, 佐藤 伸也, 山下 弘幸 日本内分泌・甲状腺外科学会雑誌 34 (3), 154-159, 2017

    ...しかし米国甲状腺学会ガイドラインでは,境界悪性腫瘍(NIFTP,WDT-UMP,FT-UMP)は摘出し病理組織学的に浸潤転移がないことを確認しなければならない病変(Surgical Disease)としている。</p>...

    DOI Web Site 医中誌

  • 小児卵巣腫瘍30例の検討

    高橋 良彰, 伊崎 智子, 飯田 則利 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 52 (6), 1157-1162, 2016

    ...</p><p>【結果】30 例の年齢は9.3±3.6 歳であり,患側は右側17 例(57%),左側12 例(40%),両側1 例(3%)と右側がやや優位であった.術式は,腫瘍核出術が22 例(73%),付属器切除術が7 例(23%),腫瘍核出術+付属器切除術(両側例)が1 例であった.組織型では良性腫瘍が25例(83%)と大部分を占め,境界悪性腫瘍が3 例(10%),悪性腫瘍が1 例,良性腫瘍+悪性腫瘍...

    DOI Web Site 医中誌

  • 当院で経験した巨大卵巣腫瘍28症例の検討

    矢舩 順也, 木下 弾, 立山 彩子, 浜崎 新, 森 龍雄, 三橋 玉枝, 中川 昌子, 山崎 則行 産婦人科の進歩 68 (2), 61-68, 2016

    ...した.年齢では,40~50歳代が17例と多く,また40~50歳代では,境界悪性,悪性の割合が高かった.術前の画像所見では,多房性が23例(82%)とほとんどを占めていた.術前,呼吸障害,深部静脈血栓症や蜂窩織炎など7例に合併症が認められ,うち2例は呼吸機能の改善のために術前の腫瘍内容液ドレナージが必要であった.組織型でみると,良性,境界悪性,悪性ではそれぞれ,粘液性嚢胞腺腫が8例(67%),粘液性境界悪性腫瘍...

    DOI Web Site 医中誌

  • 閉経後に発症したSertoli細胞腫の1例

    村山 結美, 田中 良道, 田中 智人, 恒遠 啓示, 佐々木 浩, 金村 昌徳, 寺井 義人, 大道 正英 産婦人科の進歩 68 (1), 36-41, 2016

    ...Sertoli細胞が胞巣状,索状に配列していた.核分裂像は1-2/10HPFと少なかった.腫瘍細胞はα-vimentin,PgRが陽性で,EMA(epithelial membrane antigens),CEA,AE1/AE3,CK7,CK20,CD30,AFP,ERが陰性,MIB-1は約1%が陽性であった.明らかなLeydig細胞は認められなかった.以上から右卵巣腫瘍,Sertoli細胞腫(中分化型:境界悪性腫瘍...

    DOI Web Site 医中誌

  • 内膜細胞診で砂粒小体を伴う腫瘍細胞を認めた卵巣漿液性境界悪性腫瘍の 1 例

    加藤 智美, 矢島 沙紀, 佐瀬 智子, 鎌倉 靖夫, 清水 道生, 今井 雄一, 安田 政実 日本臨床細胞学会雑誌 54 (3), 216-220, 2015

    ...組織学的に, 大網に顕微鏡的非浸潤性インプラントを伴う漿液性境界悪性腫瘍, FIGO ⅢA と診断された.<br><b>結論</b> : 日常的にはまれな, 内向性発育型で非浸潤性インプラントを伴った漿液性境界悪性腫瘍の内膜細胞診像および腹水細胞診像を経験した....

    DOI 医中誌 参考文献11件

  • 当院で経験した境界悪性傍卵巣腫瘍の1例

    横井 恵理子, 古谷 毅一郎, 宮本 真由子, 金尾 世里加, 大八木 知史, 福田 綾, 小川 晴幾 産婦人科の進歩 67 (2), 74-79, 2015

    ...嚢胞性病変を認め,内部には乳頭状結節が多数存在した.術中迅速病理診断はserous borderline tumorであったため,単純子宮全摘出術,両側付属器摘出術,大網部分切除術を実施した.術後診断はparaovarian serous borderline papillary cystic tumorであり,腹水・子宮・両側卵管卵巣・摘出した大網のいずれにも腫瘍性病変や悪性像を認めず,左傍卵巣境界悪性腫瘍...

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  • <i>BRCA1/2</i> 変異を確認され,当院で卵巣・卵管がんを治療した10 例の臨床経過について

    谷口 智子, 新井 正美, 喜多 瑞穂, 野村 秀高, 的田 眞紀, 岡本 三四郎, 近藤 英司, 尾松 公平, 加藤 一喜, 竹島 信宏 家族性腫瘍 15 (2), 53-57, 2015

    ...がん10 症例の臨床的特徴を後方視的に検討した.診断時年齢の中央値は52 歳.卵巣がん発症前に遺伝子診断を行った症例は2 例で,サーベイランス中に発症した卵巣がんIIIc 期の1 例を含む.卵巣がん発症後に遺伝子診断を行った症例は8 症例で,卵巣がん発症を契機として遺伝性乳がん卵巣がん(HBOC)を疑い診断に至った症例を4 例認めた.腫瘍の組織型は漿液性腺癌が6 症例と最も多く,報告の少ない粘液性境界悪性腫瘍...

    DOI 医中誌

  • 腹壁に生じた卵巣境界悪性腫瘍の治療経験

    小川 晴生, 田原 真也, 寺師 浩人 Skin Cancer 29 (1), 53-57, 2014

    ...卵巣原発の境界悪性腫瘍は,良性腫瘍と悪性腫瘍の中間的な組織像,増殖能を示し,予後の良い疾患とされている。しかし,腹腔内播種,腹膜偽粘液腫を生じる場合,治療に難渋し不幸な転帰をとることも少なくない。<br>我々は卵巣境界悪性腫瘍の摘出術後生じた腹壁の境界悪性腫瘍の治療を経験した。術前のMRIでは腫瘍は腹壁に限局し腹腔内に腫瘤を認めなかった。...

    DOI 医中誌 参考文献4件

  • 卵巣腫瘍捺印細胞診の術中迅速診断への応用に向けての検討

    勘野(石本) 真紀, 野村 英司, 杉山 範子, 堀井 恒哉, 石川 麻美, 府中 基伸, 小山内 翔祐 日本臨床細胞学会雑誌 52 (3), 206-211, 2013

    ...境界悪性腫瘍と悪性腫瘍 41 例中の FIGO 進行期の内訳は, I期 18 例, II期 5 例, III期 13 例, IV期 5 例であり, そのうち腹水細胞診陽性は 19 例 (46.3%) であった.<br>捺印細胞診による悪性腫瘍 36 例の正診率は 100%, 良性と境界悪性腫瘍の正診率はそれぞれ 66.7%, 71.4%であった....

    DOI 医中誌 参考文献15件

  • 胸壁に晩期再発をきたした卵巣成人型顆粒膜細胞腫の 1 例

    有田 奈弥恵, 石田 光明, 宮平 良満, 岩井 宗男, 吉田 桂子, 籠谷 亜希子, 岩本 望, 岡部 英俊 日本臨床細胞学会雑誌 52 (2), 134-138, 2013

    ...<b>背景</b> : 卵巣成人型顆粒膜細胞腫 (AGCT) は境界悪性腫瘍に分類され, 晩期再発が多いことが知られている. 今回, われわれは術中迅速捺印細胞診が診断に有用であった AGCT の胸壁転移例を経験したので報告する.<br><b>症例</b> : 44 歳, 女性. 約 1 年前に近医での CT 検査で右胸部腫瘤を指摘され, その後増大傾向を示したため当院に紹介受診となった....

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献19件

  • サルモネラ感染による卵巣膿瘍を呈した卵巣粘液性境界悪性腫瘍の1症例

    新納 恵美子, 吉田 昭三, 大井 豪一, 山田 嘉彦, 小林 浩 産婦人科の進歩 65 (1), 64-68, 2013

    ...サルモネラ菌の感染により卵巣膿瘍を呈した卵巣境界悪性腫瘍の1例を経験したので報告する.症例は10歳代後半で性交歴のない女性で,2日前より下腹部痛と発熱を自覚するようになったため近医内科を受診し,婦人科疾患が疑われたため当科を受診した.骨盤MRI検査にて下腹部を占拠する多房性嚢胞性腫瘤を認め,症状の経過や理学所見が強いことなどから卵巣膿瘍や卵巣腫瘍茎捻転を疑って緊急で試験開腹術を行ったところ,腫瘤は右卵巣由来...

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  • 境界悪性病変と甲状腺腫瘍分類

    覚道 健一 日本内分泌・甲状腺外科学会雑誌 30 (1), 55-61, 2013

    ...これらの例は形態学的にも良性と悪性の中間的特色を示すものが多く,われわれは転移,浸潤のある高分化癌と区別して,境界悪性腫瘍と呼ぶことを提唱した。これら1群の腫瘍が,良性に準ずる性格を持つことを日本の外科医たちは既に日常診療から体験している。...

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  • Meigs症候群に類似する大量腹水貯留を伴った14歳女児の成人型卵巣顆粒膜細胞腫の1例

    佐々木 隆士, 野瀬 聡子, 阪 龍太, 奥山 宏臣, 関 保二 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 48 (2), 223-228, 2012

    ...卵巣のまれな境界悪性腫瘍である顆粒膜細胞腫の1例を経験したので報告する.症例は14歳女児.偶然大量の腹水貯留を伴う6cm大の卵巣腫瘍を指摘されて紹介搬送された.画像検査上は明らかな他臓器浸潤や遠隔転移なく,有意な腫瘍マーカー上昇や内分泌症状も認めず,腹水穿刺細胞診も陰性であった.手術は下腹部小切開にて開腹,暗黄緑色腹水を約5.5l吸引して右付属器切除術を施行した.術後経過は良好で腹水の再貯留なく,術後...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献17件

  • 腹膜インプラントを伴う卵巣漿液性境界悪性腫瘍の1例

    大森 真紀子, 端 晶彦, 須波 玲, 中澤 久美子, 石井 喜雄, 弓納持 勉, 近藤 哲夫, 加藤 良平 日本臨床細胞学会雑誌 50 (1), 24-29, 2011

    ...今回われわれは腹膜インプラントを伴った漿液性境界悪性腫瘍の症例を経験したので報告する.<br><b>症例</b> : 16 歳, 女性. 主訴は下腹部膨満感で, 両側卵巣に充実性部分を伴う嚢胞性腫瘍が認められた. 術中の腹水は淡黄色で, 細胞所見は比較的きれいな背景に集合性あるいは散在性に異型細胞が多数認められた....

    DOI 医中誌 参考文献13件

  • 腹腔鏡下に一期的に切除した境界悪性漿液製傍卵巣腫瘍と副腎皮質癌の一例

    藤井 多久磨, 久布 白兼行, 中川 健, 岩田 壮吉, 大野 暁子, 亀山 香織, 新本 弘, 篠村 裕之, 青木 大輔 日本産科婦人科内視鏡学会雑誌 23 (1), 90-95, 2007

    ...副腎悪性腫瘍と傍卵巣境界悪性腫瘍の重複腫瘍の症例を経験した。術前検査において両腫瘍ともに悪性の可能性を否定できない所見が得られたが、21歳という若年者であり、開腹手術は可能であれば避けたいアプローチ法であることから、一期的に腹腔鏡アプローチにて手術を施行した。両腫瘍は完全摘出され、3年経過した現在でも再発の兆候はない。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献15件

  • Thinlayer法とLaser Scanning Cytometerを用いた卵巣上皮性・間質性腫瘍の細胞学的検討

    山本 弓月, 丸岡 直隆, 太田 秀一, 九島 巳樹 昭和医学会雑誌 63 (5), 486-496, 2003

    ...3例はそのどちらかを呈した.p53免疫染色では, 悪性腫瘍は良性腫瘍に比較して有意にp53陽性となり, 境界悪性腫瘍はそれらの中間であった.境界悪性腫瘍や悪性腫瘍では同一細胞でもDNA量が多い細胞ほどp53蛋白の陽性率が高い傾向があり, p53遺伝子異常により細胞周期制御機構が働かず, その結果染色体不安定性が増加しaneuploidを呈するものと考えられた.卵巣表層上皮性・間質性腫瘍において, LSC...

    DOI Web Site 医中誌

  • 当科で取扱った卵巣粘液性境界悪性腫瘍23例の臨床病理学的検討

    網倉,貴之, 笹川,基, 本間,滋, 児玉,省二, 高橋,威 日本産科婦人科學會雜誌 54 (12), 1589-1593, 2002-12-01

    ...の細胞増殖能を,核分裂像とKi-67陽性率の観点から検討した.核分裂像を示す細胞数は境界悪性群と良性腫瘍の間に有意差はなかったが,Ki-67陽性率については境界悪性群は良性腫瘍よりも有意(p<0.01)に高く,悪性群に近い結果が得られた.これらのことから,境界悪性腫瘍では細胞増殖能が亢進していると考えられた.また,境界悪性腫瘍の腫瘍胞巣周囲に観察される腺腫の細胞増殖能は通常の良性腺腫と境界悪性腫瘍の...

    NDLデジタルコレクション 医中誌 参考文献11件

  • 卵巣腫瘍におけるFAS抗原の発現について

    六鹿,正文, 柴田,金光, 三輪,是, 金田,次弘 日本産科婦人科學會雜誌 51 (10), 845-849, 1999-10-01

    ...良性腫瘍12例,境界悪性腫瘍14例,卵巣癌32例の上皮性卵巣腫瘍におけるFAS抗原の発現を免疫組織学的方法により,アポトーシス細胞をTdT-mendiated dUTP nick end labeling (TUNEL)法により検討し以下の結果を得た.良性腫瘍,境界悪性腫瘍では全例FAS抗原陽性であったが,卵巣癌では陽性例は32例中16例(50.0%)であった.卵巣癌の臨床病理学的所見とFAS抗原の...

    NDLデジタルコレクション 医中誌 参考文献14件

  • 閉経後における卵巣腫瘍の臨床病理学的検討

    岩永,久美, 上坊,敏子, 佐藤,倫也, 蔵本,博行, 西島,正博 日本産科婦人科學會雜誌 49 (9), 727-731, 1997-09-01

    ...このうち良性腫瘍の年齢分布は50~98歳で平均62.9歳, 悪性腫瘍(境界悪性腫瘍を含む)では50~80歳に分布し, 平均60.9歳であった. 悪性腫瘍(境界悪性腫瘍を含む)の頻度は, 55~69歳では52~56%と高く, 70歳以上では26.2%とこれより低下していた. 3....

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  • 卵巣癌患者における卵巣癌および乳癌の家族内集積の検討

    市川,喜仁, 西田,正人, 杉田,匡聡, 有沢,ゆう子, 佐藤,豊実, 沖,明典, 河野,圭子, 重光,貞彦, 角田,肇, 久保,武士 日本産科婦人科學會雜誌 47 (9), 901-906, 1995-09-01

    ...筑波大学付属病院産婦人科(1976年から1994年までの19年間)と筑波学園病院産婦人科(1990年から1994年までの5年間)で治療した上皮性卵巣腫瘍のうち, 悪性および境界悪性腫瘍118例(117家系)について, 家族歴から卵巣癌と乳癌の家族内集積の実態を調査した....

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