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検索結果 4,401 件

  • Ti-Ni形状記憶合金ばねを用いた結晶格子学習教材の開発

    北村 一浩, 小池 守, 倉山 智春, 山際 清史 理科教育学研究 64 (3), 249-263, 2024-03-31

    <p>本研究は,金属の結晶構造を理解するため,形状記憶合金が形状変化する原因を結晶構造の変化で説明する教材の開発を行うとともに,開発した教材を用いた検証授業を行うことにより,教材の有用性を検討したものである。その結果,以下の3点が明らかになった。1)生徒は,格子模型を手に取り,様々な角度から観察することにより,結晶構造についての理解を深めることができた。2)生徒は,新たな事物・現象と出会い,考え…

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  • 二相ステンレス鋼の特性

    青木 聡, 酒井 潤一 Zairyo‐to‐Kankyo 73 (3), 49-53, 2024-03-10

    ...<p>本稿では,二相ステンレス鋼の開発の歴史を簡単に振り返るとともに現在JISに規格化され工業的に使用されている鋼種を整理する.また,二相ステンレス鋼の化学組成と相平衡・相変態について基本的なデータを示しつつ述べる.材料の性質については,物理的性質ならびに機械的性質に触れるとともに,特に耐全面腐食性,および孔食,すき間腐食,あるいは応力腐食割れといった耐局部腐食性について既報のデータを引用しつつ概説...

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  • 学部生に伝える研究最前線

    望月, 昂, 川北, 篤, 大石, 紗友美, 深津, 武馬, 戸谷, 友則 東京大学理学系研究科・理学部ニュース 55 (5), 4-6, 2024-01-20

    ...暗く赤い花に秘められた未知なる送粉シンドローム/昆虫の変態で制御される共生器官および共生細菌/中性子星で起きている地震の証拠をつかんだ?...

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  • 高周波焼入れされたシャフトの残留応力分布特性に及ぼす諸因子の影響に関する数値解析的検討

    大藪 友希, 岡野 成威, 山田 明徳, 望月 正人 自動車技術会論文集 55 (1), 88-94, 2024

    ...焼入れ時の相変態を考慮した硬さおよび残留応力分布の数値解析モデルを構築し,シャフトの高周波焼入れシミュレーションで得られた結果を実測結果と比較することでモデルの有用性を検証した.その後,種々の焼入れ条件を設定し,得られた数値解析結果から硬化層深さとの関係に着目した残留応力分布特性の評価を行った....

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  • 杓子沢雪渓で掘削したアイスコアの花粉分析

    武田 皓明, 奈良間 千之, 竹内 望 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 275-, 2024

    ...<p><b>はじめに</b></p><p>日本海側の山地では多くの多年性雪渓が分布する.特に飛驒山脈ではその数が多いことが知られている.そのうち,小窓雪渓,三ノ窓雪渓,御前沢雪渓,池ノ谷雪渓,内蔵助雪渓,カクネ里雪渓,唐松沢雪渓は,厚い氷体の存在と流動が観測され,現存氷河であることが確認された(福井・飯田,2012;福井ほか,2018;有江ほか,2019).しかしながら,積雪が氷へと変態する氷化過程...

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  • 鉄上に形成するウスタイト皮膜の相変態に伴う皮膜中の応力変化挙動 II

    林 重成, 山ノ内 友里香, 林 功輔, 日高 康善 SPring-8/SACLA利用研究成果集 11 (5), 357-360, 2023-10-31

    ...純鉄上に高温酸化により形成するウスタイト皮膜(FeO)が等温相変態(Fe<sub>3</sub>O<sub>4</sub> の析出+共析変態)する際に導入される変態応力の酸化皮膜中の厚さ方向分布の時間変化を、侵入深さ制御 sin<sup>2</sup><i>ψ</i> 法を用いてその場測定するための実験条件の確立を行った。...

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  • 軸受鋼の加熱時変態塑性計測

    大塚 貴之, 伊東 誠司, 岡村 一男 材料 72 (9), 683-688, 2023-09-15

    <p>Transformation plasticity is known to play an important role during heat treatment processes of steels. It has been considered that the distortion during heating is less significant than that …

    DOI Web Site 参考文献28件

  • 鉄上に形成するウスタイト皮膜の相変態に伴う皮膜中の応力変化挙動

    林 重成, 山ノ内 友里香, 内海 春来, 三改木 怜斗, 林 功補, 日高 康善 SPring-8/SACLA利用研究成果集 11 (4), 268-271, 2023-08-31

    ...純鉄上に高温酸化で形成するウスタイト皮膜 (FeO) の共析変態時に導入される皮膜中の変態応力とその皮膜厚さ方向分布の時間変化を高温 in-situ 測定するための実験条件の確立を目的として、予め相変態させた皮膜中の室温における残留応力を sin<sup>2</sup><i>ψ</i> 法を用いて ex-situ 測定した。...

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  • WAAMによるマルテンサイト系ステンレス鋼の造形特性

    佐々木 千歳, 笹原 弘之, 高野 光司, 森本 憲一 精密工学会学術講演会講演論文集 2023A (0), 635-636, 2023-08-31

    ...>マルテンサイト系ステンレス鋼(MSS)部品の,WAAMによる造形と均一な高硬度化を同時に行うことを目的とする.MSSは熱処理の選択により異なる機械的性質が得られ,加熱と冷却を繰り返すWAAMでは,造形物内にむらが生じる場合がある.本研究では,各層間で冷却を設けず,造形物全体が高温のまま造形が完了する手法を提案した.炭素量の異なるMSSと複数の冷却プロセスを使用した結果,多くの条件でマルテンサイト変態...

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  • 飼育下で判明したササノハガイ幼生の新宿主3 種

    伊藤 寿茂, 松井 華花, 柿野 亘 伊豆沼・内沼研究報告 17 (0), 63-70, 2023-07-11

    ...<p>ササノハガイの幼生について,その宿主として機能する魚種を飼育下で判定した.飼育下で放出された幼生を人為的に寄生させた5魚種(カワムツ属の1種,アブラハヤ,ドジョウ,ミナミメダカ,ヨシノボリ属の1 種)を実験水槽内で14 日間飼育して,魚体からの幼生と稚貝の離脱を確かめたところ,供試した5 魚種すべてから,変態を完了させた稚貝が認められた.これらのうち,アブラハヤとドジョウ,ミナミメダカの3 魚種...

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  • 飼育下で判明したイシガイ幼生に よるウキゴリとグッピーの宿主利用

    伊藤 寿茂, 團 重樹, 柿野 亘 Venus (Journal of the Malacological Society of Japan) 81 (1-4), 93-97, 2023-06-20

    ...<p>イシガイ<i>Nodularia douglasiae</i>について,グロキディウム幼生が寄生を継続して稚貝に変態できる魚種を確かめた。自然下で貝と分布が重複する8魚種(オイカワ,グッピー,ムーンライトグラミィ,タイワンキンギョ,カワアナゴ,ウキゴリ,ヌマチチブ,ゴクラクハゼ)に幼生を寄生させて継続飼育し,各魚種から離脱してくる幼生と稚貝を観察,計数した。...

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  • 形状記憶合金の微小振動現象を利用したバイブレータの開発

    中條, 崇, 澤田, 秀之 第85回全国大会講演論文集 2023 (1), 239-240, 2023-02-16

    ...形状記憶合金ワイヤは相変態を伴う温度上昇・低下によってそれぞれ収縮・弛緩することで微小振動し,小さな体積で強い力を発生させることができる。本論文では,この形状記憶合金の微小振動現象を利用して可動子を往復運動させることで振動を提示するバイブレータを提案し,その電力と加速度の測定と評価を行う。...

    情報処理学会

  • 形状記憶合金ワイヤの微小振動特性に関する考察

    岩名 紘基, 重宗 宏毅, 澤田 秀之 J106-C (2), 79-85, 2023-02-01

    ...形状記憶合金(Shape-Memory Alloy: SMA)は,温度変化により相変態を起こすことで,記憶した形状に回復する合金である.この合金は,人工筋肉やばねのように様々な形で応用されている.従来のSMAアクチュエータは時間に対して緩やかに変形するものに応用されてきた.我々はこれまでに,SMAワイヤにパルス電圧を流すことによる数百Hzまでの振動現象を発見し,これを応用した微小振動アクチュエータを...

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  • 高周波焼入れされたシャフトにおける硬さおよび残留応力分布に関する数値解析的検討

    大藪 友希, 槙本 哲平, 岡野 成威, 望月 正人, 山田 明徳 溶接学会全国大会講演概要 2023s (0), 134-135, 2023

    ...焼入れ時に生じる相変態を考慮した硬さ分布および残留応力分布の数値解析モデルを構築し,シャフトの高周波焼入れシミュレーションを行なった.得られた結果をコンタ法や中性子回折法によって測定された結果と比較することで,変態塑性を考慮して構築した数値解析モデルの有用性を検証した.また,本数値解析モデルを活用することで,硬さ分布や残留応力分布に及ぼす焼入れ条件,材料特性,部材寸法の影響の系統的な把握を試みた....

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  • 16%Cr-8%Ni低変態温度溶接ワイヤの設計と溶接性評価

    平岡 和雄, 麻寧緒, 馮中元, 加納 覚, 永見 正行 溶接学会全国大会講演概要 2023s (0), 170-171, 2023

    ...既存構造物の補修/補強溶接のための全姿勢溶接対応の肉盛用低変態溶接材料を開発した。設計に当たっては、最大のマルテンサイト変態膨張量を獲得し大きな圧縮残留応力を得ること、さらに凝固割れ防止のためFA凝固モードとすること、低温割れ防止のためオーステナイトを残留させることとし、16%Cr-8%Ni系の成分とした。最後に、開発LTT溶接材料にて凝固割れ試験と低温割れ試験にて溶接割れ感受性能を評価した。...

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  • 計算機シミュレーションによる溶融池形状ならびに凝固組織の連成予測

    佐原 直樹, 山下 正太郎, 平田 弘征, 才田 一幸 溶接学会全国大会講演概要 2023s (0), 50-51, 2023

    ...溶接凝固組織は,相変態の有無に関わらず最終的な溶接金属組織に大きく影響を与える.また,凝固組織の時間変化,空間変化により溶融凝固中の凝固偏析挙動が決定付けられる.本研究では,熱流体解析により溶融池形状ならびに溶接部の温度履歴を取得した後,確率論的方法であるモンテカルロ法を用いて各溶接条件における凝固組織を予測した.その後,実際の溶接部のマクロ組織と比較することで予測結果の妥当性について確認した....

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  • スポット溶接継手十字引張強さ向上のための組織制御

    若林 千智, 谷口 大河, 児玉 真二 溶接学会全国大会講演概要 2023f (0), 28-29, 2023

    ...靭性向上の原因としては、後通電による再溶融位置付近にてδ変態をすることによって等軸細粒が生じ、2回の後通電でその割合が上昇することが考えられる。...

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  • 線形摩擦接合した中炭素鋼継手の水素脆化感受性

    虎本 陸希, 山下 享介, 潮田 浩作, 藤井 英俊 溶接学会全国大会講演概要 2023s (0), 104-105, 2023

    ...固相接合法である線形摩擦接合(LFW)は相変態を伴わずに大気中で接合できるため、接合部における水素は溶融溶接と比較して問題とならないと予想される。しかし、鋼のLFW継手の水素脆化感受性に関する研究例はほとんどなく、水素環境における健全性は不明である。本研究では、中炭素鋼に対してLFWを行い、得られた継手の水素脆化感受性を評価した。...

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  • オーステナイト系ステンレス鋼溶接金属の極低温じん性向上に寄与する因子の検討

    星野 佑介, 小田 怜佳, Seong Min Hong, 山本 啓, 伊藤 和博, 馬庭 啓史, 阿部 真弓, 鈴木 正道, 北川 良彦 溶接学会全国大会講演概要 2023s (0), 66-67, 2023

    ...化学組成を適正化したオーステナイト系ステンレス鋼溶接金属では,シャルピー衝撃試験中に加工誘起変態が起こり,吸収エネルギーと横棒出量ともに増加する傾向を示す.ただし,それら2つの関係は正の相関であるものの、そこから外れる試料もある.本研究では,その正の相関の最小,中間,最大を示す試料と,そこから外れる試料の試験前後の微細組織観察を通じて,吸収エネルギー及び横棒出量に寄与する因子を検討する...

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  • 加工誘起変態を起こす δ フェライト含有 γ 系溶着金属の横膨出量と吸収エネルギーの関係

    星野 佑介, 小田 怜佳, 伊藤 和博, 山本 啓, Hong Seong Min, 阿部 真弓, 鈴木 正道, 北川 良彦 溶接学会全国大会講演概要 2023f (0), 124-125, 2023

    ...δフェライト含有オーステナイト系ステンレス鋼溶着金属の化学組成を適切に選択すると、極低温シャルピー衝撃試験中に加工誘起変態が起こり、高吸収エネルギー、高横膨出量が得られる。それら2つの特性に線形相関がみられるが、吸収エネルギーの高い側、低い側へ逸脱するものがある。本研究で得られた知見により、この逸脱機構を考察・実証して、横膨出量と吸収エネルギーがともに大きくなる溶着金属開発指針を明らかにする。...

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  • 引張変形中その場中性子回折法を利用した摩擦攪拌接合した中 Mn 鋼攪拌部の変形挙動解析

    山下 享介, 潮田 浩作, 藤井 英俊, ゴン ウー, ハルヨ ステファヌス, 川崎 卓郎 溶接学会全国大会講演概要 2023f (0), 330-331, 2023

    ...中Mn鋼に対するFSWでは接合部に残留オーステナイト(γ)を残存させることに成功しているが、その相安定性、変形中の各構成相の役割や変態誘起塑性効果の寄与は不明である。そこで本研究では、引張変形中その場中性子回折法を用いてFSWした中Mn鋼攪拌部の残留γの変態挙動および各構成相の変形挙動について検討した。...

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  • 林道脇の水たまりにおけるトウホクサンショウウオの繁殖利用の実態:山形県庄内地方における事例

    笹岡 夏保, 斎藤 昌幸 応用生態工学 26 (2), n/a-, 2023

    ...し,対象種の卵嚢調査をおこなった.ここで得られた卵嚢対数と各環境要因(水温,pH,リターの有無,水面から地面までの高さ,森林までの距離,道路の舗装の有無,水たまりの種類,水たまりの面積,水深,アカハライモリの個体数,半径 100 m 以内の樹冠被覆率)の関係を,ゼロ過剰な負の二項分布を仮定した一般化線形混合モデル(ZINB モデル)によって解析した.さらに,卵嚢が確認された水たまりにおいて,幼生の変態前...

    DOI Web Site 参考文献12件

  • ニッケルチタンファイルの現在と未来

    八幡 祥生, 齋藤 正寛 日本歯内療法学会雑誌 44 (2), 93-100, 2023

    ...さらに近年では,ジェネリックファイルの登場や大学教育の場への浸透から,一般臨床医への広がりをみせており,この流れは今後も続きそうである.一方で使用意義については,成功率の向上に直結していないことは明らかであり,根管形成の限界は認識すべきである.ニッケルチタンファイルの臨床的有用性は,その母材となるニッケルチタン合金の金属材料の特徴によって支えられている.特に,オーステナイト相とマルテンサイト相の相変態挙動...

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  • 16Cr8Ni LTT 溶接伸長ビード補修補強法による疲労寿命延伸

    大沢 直樹, 平岡 和雄, 麻寧緒, 村川 英一, 武内 崇晃, 岡田 公一, 松﨑 拓也, 志賀 千晃, 矢島 浩 溶接学会全国大会講演概要 2023s (0), 172-173, 2023

    下向,横向き,上向,立向上進姿勢でLTT伸長ビード面外ガセット継手疲労試験体を多数製作し、定荷重振幅単軸疲労試験を実施した。下向・立向・横向の溶接姿勢では目標とした「従来より4倍以上の疲労寿命延伸」を達成した。上向姿勢において溶接欠陥がない場合は4倍以上の寿命延伸を達成したが,溶接欠陥抑止に課題が残り,寿命のばらつきが大きくなった。

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  • 16Cr8Ni LTT溶接金属の破壊靭性について

    岡田 公一, 麻寧緒, 平岡 和雄, 村川 英一, 矢島 浩, 木村 俊介 溶接学会全国大会講演概要 2023s (0), 174-175, 2023

    炭酸ガスアーク溶接で突合せ溶接された16Cr8Ni系LTT溶接金属では,船体構造に適用した場合を想定すると, 日本海事協会(NK)鋼船規則でのVーノッチシャルピー吸収エネルギー要求値を必ずしも満足するとは言えない.しかし, 当該LTT溶接金属の破壊靭性値を把握したところ,船体構造溶接継手部としては十分な破壊靭性を有している事が明らかになり,船体構造に適用して何等問題無い事を確認した.

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  • WCツール摩擦攪拌プロセスにより生成された残留γの疲労き裂進展抵抗への寄与

    山本 啓, 山元 優士, 伊藤 和博 溶接学会全国大会講演概要 2023s (0), 82-83, 2023

    ...WCツール摩耗を伴う摩擦攪拌プロセスにより鋼表層へ過剰にツール構成元素が固溶されると残留オーステナイトが生成され,これが引張変形時に加工誘起変態することで延性向上に寄与する可能性について前報で示した.本研究では,その加工誘起変態による疲労特性の向上も期待し,疲労き裂進展速度に及ぼす残留オーステナイトの影響について調査した....

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  • 固相抵抗スポット無変態接合部の接合界面形成機構

    相原 巧, 釜井 正善, 森貞 好昭, 潮田 浩作, 藤井 英俊 溶接学会全国大会講演概要 2023f (0), 14-15, 2023

    ...我々は、これまでに低温かつ無変態での接合が可能な固相抵抗スポット接合法を開発し、中炭素鋼にて高強度な接合を達成している。一方で、接合界面形成機構は明らかになっているとは言い難い。そこで本研究では、中炭素鋼S45C鋼板に対して種々の条件で固相抵抗スポット接合を施し、得られた接合部の組織及び機械的性質を詳細に調査することで、接合界面形成機構を検討した。...

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  • 摩擦攪拌接合した0.6C高強度TRIP鋼の微細組織と引張特性

    陳軾銘, 山下 享介, 潮田 浩作, 藤井 英俊 溶接学会全国大会講演概要 2023s (0), 78-79, 2023

    ...0.6C-2Si-1Mn鋼はオーステンパ処理によって、変態誘起塑性(TRIP)効果を利用した高強度かつ高延性な鋼となる。前報にて摩擦攪拌接合(FSW)により均一な硬度分布を有する継手が得られることを報告したが、母材破断には至らなかった。本研究では、FSWの接合条件に着目し、微細組織を制御することで、炭素含有量の多いTRIP鋼においても母材破断の達成を目指した。...

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  • 電解めっき法により作製したFe-Pt磁石膜の磁気特性に与える熱処理過程の効果

    楢林 龍太, 福島 大輝, 伊野 拳太郎, 高嶋 恵佑, 山下 昂洋, 柳井 武志, 中野 正基, 福永 博俊 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2022 (0), 42-42, 2022-09-15

    ...成膜直後のFe-Pt膜はfcc構造を有し,700℃程度の規則化熱処理を施すことでfct構造に変態し,硬磁気特性が発現する。先行研究で、規則化熱処理の前に300℃程度の熱処理を施すことで残留磁気分極値が変化することを確認している。本稿では、300℃程度の熱処理過程に関してより詳細な検討を行った結果を報告する。</p>...

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  • いまさら聞けなかった「エントロピー」と「エンタルピー」

    永田 和宏 化学と教育 70 (6), 282-285, 2022-06-20

    ...この欠陥が増大すると固体から液体へ液体から気体に変態する。この物質の乱雑さの尺度がエントロピーである。この欠陥は外部からの熱の出入りにより変化する。この熱がエンタルピーであり,内部エネルギー変化と物質がする仕事に使われる。この熱で物質に流入するエントロピーより物質のエントロピー変化は常に大きい。その差はエントロピー生成といい,常に正で自然に起こる過程は不可逆である。...

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  • Indigenous Psychologyの視座からみる大正期の雑誌『変態心理』

    黄 信者 こころの科学とエピステモロジー 4 (1), 18-32, 2022-06-05

    ...本論は日本大正期の雑誌『変態心理』の分析を通して、1990年代から非西洋文化の中でみられるようになった新しい心理学の形式Indigenous Psychology(IP)を検討することを目的とする。方法としては、心理学史の視座を用いて、『変態心理』の復刻版(全34巻)を主要研究資料とし、現在のIPで言う「土着の概念・知識」と関わる文献を抽出して分析を行った。...

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  • 鉄鋼材料の圧縮過程のX線その場観察技術の開発

    米村 光治, 山口 樹, 山村 実早保, 豊川 秀訓, 佐治 超爾, 齋藤 寛之 SPring-8/SACLA利用研究成果集 10 (2), 215-219, 2022-04-28

    ...つまり、SUS304 の圧縮加工誘起の α´ 変態のシーケンスは、γ 相から中間相の ε 相を経由して α´ 相への変態である。20% 圧縮を超えると γ 相から ε 相への変態より、ε 相から α´ 相への変態が主体となり、ε 相が減少する。ε 相は、水素によるステンレス鋼の脆化の機構解明や相変態挙動で注目されており、本成果は水素環境中で使用する材料提案や材料開発につながると期待する。...

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  • アキモトアイトおよびブリッジマナイトの XANES スペクトル測定

    西山 宣正, Kulik Eleonora SPring-8/SACLA利用研究成果集 10 (2), 117-120, 2022-04-28

    ...ブリッジマナイトにおいては破断面および研磨面の表面で酸素4配位シリコンの低圧相への逆相変態が起こっているが、アキモトアイトの破断面においては、このような相変態は起こっていなかった。このことはブリッジマナイトが破壊誘起アモルファス化によって高靭化する割れにくいセラミックス材料である可能性を示唆している。...

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  • エマソンのNature の曖昧性― 一元論から進化論へ ―

    小田,敦子 三重大学教養教育院研究紀要 7 1-14, 2022-03-31

    ...それは、エマソン生涯のテーマである“Natural History of Intellect” の「知性」に相応し、このテーマは、自然科学、とりわけ、ゲーテの『植物変態論』はじめ、エラズマス・ダーウィンの動植物学や、天文学や地質学など、進化論につながる科学的知見により、聖書6000 年の世界観を更新し、1844 年の同題のエッセイで明示された“the secularity of nature”、人類...

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  • 授業中にチョウを羽化させる制御方法の可能性

    安藤 秀俊, 四位 大志 北海道教育大学紀要. 教育科学編 72 (2), 231-237, 2022-02

    ...この学習では,最後にチョウが蛹から変態して羽化する様子を観察させることが一つの狙いとなっているが,実際の羽化は早朝の数分間に行われることが普通で,羽化の現象を直接観察することは極めて少ない。そこで,児童がこの羽化を授業中に観察できるようなチョウの羽化制御の可能性について検討した。...

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  • 摩擦攪拌接合された中Mn鋼攪拌部の微細組織の不均一性

    山下 享介, 潮田 浩作, 藤井 英俊 溶接学会全国大会講演概要 2022f (0), 110-111, 2022

    ...次世代鋼として期待される中Mn鋼は残留オーステナイトの変態誘起塑性(TRIP)効果を活用した鋼であり、その優れた機械的特性を接合部でも発現させるためには微細組織の制御が不可欠である。本研究では、中Mn鋼に対し種々の条件でFSWを行い、攪拌部に形成された微細組織の形態や構成相の評価とその形成機構について検討した...

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  • 集合組織解析による6%Ni炭素鋼の摩擦攪拌接合中の材料流動挙動の推定

    三浦 拓也, 潮田 浩作, 藤井 英俊 溶接学会全国大会講演概要 2022s (0), 44-45, 2022

    ...6%Ni炭素鋼に対して異なる接合条件で摩擦攪拌接合を施すと、接合中の材料流動に伴う塑性変形によって形成される旧オーステナイトの粒径などが変化し、冷却中の相変態挙動や残留オーステナイト量に影響を及ぼす。本研究では、接合条件の違いが6%Ni炭素鋼の流動および微細組織形成挙動に与える影響を明らかにするため、異なる2つの接合条件の攪拌部断面の集合組織分布の解析から接合中の材料流動挙動を推定し、比較した。...

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  • 『進化思考』批判

    松井 実, 伊藤 潤 日本デザイン学会研究発表大会概要集 69 (0), 174-, 2022

    ...本稿では、標準的な、変異主義による進化プロセスの捉え方と、太刀川の変態主義による捉え方の違いを、生物におけるランダムな突然変異と文化における時に非ランダムな突然変異という重要な区別および集団的な思考の欠如をとおして指摘する。また、本書の250以上の問題のある記述をリスト化し、今後の改定にむけた改善案も提示した。</p>...

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  • 0.6C高強度TRIP鋼の摩擦攪拌接合

    陳軾銘, 山下 享介, 潮田 浩作, 藤井 英俊 溶接学会全国大会講演概要 2022f (0), 112-113, 2022

    ...0.6C-2Si-1Mn(in mass%)鋼はオーステンパ処理により、変態誘起塑性効果を利用した高強度かつ高延性な鋼となる。しかし、炭素含有量が多く溶接性が乏しい。そこで本研究では、摩擦攪拌接合(FSW)により、高強度TRIP鋼の良好な継ぎ手を得ることを目的として、接合条件を変化させたFSWを行い、微細組織と硬さ分布を評価した。...

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  • α/γ 相変態の速度論的検討に基づく二相ステンレス鋼溶接部のσ 相析出挙動

    山﨑 一磨, 山下 正太郎, 才田 一幸, 韋富高, 王昆 溶接学会全国大会講演概要 2022f (0), 194-195, 2022

    ...二相ステンレス鋼の溶接部に熱時効処理を施し,α/γ相変態が落ち着いた後の溶接部におけるσ相析出挙動を調査した.母材部におけるσ相析出の速度定数と,溶接部におけるσ相析出の速度定数を比較すると,両者の速度定数の差は小さかった.溶接部でのσ相の析出はα/γ相変態後に起こるため,σ相析出開始は母材部と比べて遅くなるが,σ相析出挙動そのものに関しては,領域に依らず一定の挙動を示す傾向が確認された....

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  • オーステナイト系ステンレス鋼溶接金属の加工誘起マルテンサイト変態による極低温じん性増加に及ぼすMn量の影響

    小田 怜佳, 山本 啓, 伊藤 和博, 馬庭 啓史, 北川 良彦, 渡邉 博久 溶接学会全国大会講演概要 2022f (0), 210-211, 2022

    ...オーステナイトステンレス鋼溶接金属は,高温割れ防止の観点から適量のδフェライトを含有させることが望ましい一方,高δフェライト設計にて極低温じん性を確保するのは困難となる.前報では,極低温下でのシャルピー衝撃試験時に加工誘起マルテンサイト変態が生じることで吸収エネルギーが増加することを示した.本研究では,Mn添加が吸収エネルギー増加量に及ぼす影響について,過去の結果との比較とともに報告する....

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  • 二相ステンレス鋼溶接熱影響部のクロム窒化物析出挙動および相変態との関連性の解明

    向井 陽洋, 山下 正太郎, 才田 一幸, 田中 智大, 大谷 俊昭 溶接学会全国大会講演概要 2022f (0), 192-193, 2022

    ...二相ステンレス鋼溶接部ではα/γ相変態に加え,耐食性劣化因子であるクロム窒化物の析出が問題になる.本研究では,省合金二相ステンレス鋼SUS323Lの溶接熱影響部におけるクロム窒化物析出量を測定し,速度論的検討によって時間指数と速度定数の回帰式を取得した.回帰式からクロム窒化物析出のTTP線図を作成した.オーステナイト析出,クロム窒化物析出に関してTTP線図を比較し,両析出現象について考察した....

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  • 2.25Cr-1Mo-V 鋼の溶接残留応力に及ぼす変態塑性の影響

    橋場 大輔, 落合 朋之, 本間 祐太, 生島 一樹, 河原 充, 柴原 正和 溶接学会全国大会講演概要 2022s (0), 146-147, 2022

    ...FEMで高精度な溶接残留応力予測を行うためには、相変態に伴う変態塑性の影響を考慮する必要があると考えられる。そこで、変態塑性を考慮した熱弾塑性構成則を定式化し、1パス溶接解析を行った。解析結果は、HD法による測定結果と良好に一致し、さらに変態塑性を考慮することでFEMによる残留応力予測精度が向上することを示した。...

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  • 両生類変態試験(AMA)について

    山本 格 日本毒性学会学術年会 49.1 (0), S6-2-, 2022

    ...本発表ではアフリカツメガエルのオタマジャクシの変態を応用した両生類変態試験について紹介する。</p>...

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  • LTT 補修溶接部やアークワイヤ積層材における内部残留応力の中性子測定

    岡田 雄二, 角 和磨, 黄文嘉, 馮中元, 麻寧緒, 平岡 和雄, 諸岡 聡, 菖蒲 敬久 溶接学会全国大会講演概要 2022s (0), 140-141, 2022

    ...新しく開発した100%CO2全溶接姿勢用の16Cr8Ni低変態温度ワイヤとMXZ200ワイヤを用いた十字ビードの内部における3次元残留応力を中性子回折法で測定し、熱弾塑性有限要素法で計算した。16Cr8Ni低変態温度溶接ビードには大きさが600MPa~1000MPaの三次元圧縮残留応力が生成されたことを確認した。...

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  • オーステナイト系ステンレス鋼溶着金属の加工誘起マルテンサイト変態による極低温じん性増加

    小田 怜佳, 山本 啓, 伊藤 和博, 馬庭 啓史, 北川 良彦, 渡邉 博久 溶接学会全国大会講演概要 2022s (0), 46-47, 2022

    極低温用途のオーステナイト系ステンレス鋼溶接金属は,じん性確保の観点から低フェライト率とすることが一般的だが,溶接時の凝固割れが懸念される.そこで,適量のフェライトを生成させつつ高い極低温じん性を得ることが望ましいが,その組織形態は明らかでない.本研究では,合金元素を系統的に変化させることで,高いシャルピー吸収エネルギーが得られるフェライト率範囲を見出し,その機構について明らかにした.

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  • WCツール摩擦攪拌プロセスによる鋼表層への圧縮残留応力と残留オーステナイトの付与

    柳 悠輔, 山元 優士, 山本 啓, 伊藤 和博, 三上 欣希 溶接学会全国大会講演概要 2022f (0), 118-119, 2022

    ...WCツール摩耗を伴った摩擦攪拌プロセスにより,施工面表層にツール構成元素のWやCが固溶され,鋼溶接継手の疲労強度が向上することと,その一因である圧縮残留応力付与の機構についてこれまで報告してきた.本研究では,位置制御と荷重制御における施工条件で得られた結果を比較するとともに,ツール構成元素供給量増大に伴って増加する残留オーステナイトが残留応力に及ぼす影響とその加工誘起変態挙動について報告する....

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  • カイコの眠性決定機構

    大門 高明 蚕糸・昆虫バイオテック 91 (2), 2_085-2_090, 2022

    ...カイコの場合,標準系統の幼虫は4回の脱皮を経て5齢幼虫となった後,繭をつくってその中で蛹へと変態する。しかし,カイコの系統の中には,幼虫の脱皮回数が3回に減るものや,5回に増えるものが存在する。脱皮回数が3回,4回,5回のものはそれぞれ3眠蚕,4眠蚕,5眠蚕と呼ばれる(図1)。...

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  • 大正期における「心霊」と「科学」の位相

    田部井 隼人 史学雑誌 131 (11), 40-65, 2022

    ...こうした思考は大正期に刊行された変態心理学の専門雑誌『変態心理』において既に確立していた。従来の研究では、『変態心理』が変態心理学の「専門家」としての立場から、在野の心霊研究家や大本教のような「非専門家」を批判し、「知」の線引きを行う役割が指摘されてきた。...

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  • ガス浮遊炉と CdTe 二次元検出器を利用した Fe-C 合金相変態過程その場観測

    藤村 里奈, 米村 光治, 豊川 秀訓, 佐治 超爾, 尾原 幸治, 渡辺 康裕, 岡田 純平 SPring-8/SACLA利用研究成果集 9 (7), 517-520, 2021-12-27

    ...降温と 450℃ 付近での等温保持の初期にはフェライト相の体積分率が増加し、等温保持中にフェライト相分率が約 80% で一旦変態が遅滞したのちに最終的にほぼ 100% 変態が完了する様子が観測され、等温保持に因る相変態のその場観察に成功した。一方で、オーステナイトからフェライト変態時の中間相である HCP 相 観測にはガス浮遊に因る温度揺らぎが課題であることが判明した。...

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  • ショウジョウバエに着目 筋細胞の再構築で新発見

    国立研究開発法人科学技術振興機構 JSTnews 2021 (11), 11-11, 2021-11-01

    ...<p>東京工業大学科学技術創成研究院の藤田尚信准教授は、ショウジョウバエの変態期における筋細胞再構築に、オートファジーが関連することを発見し、新たに示唆されたたんぱく質分泌のメカニズムの全容解明に挑む。</p>...

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  • SUS304ステンレス鋼薄膜の塑性変形挙動

    高田 大路, 高瀬 凌, 井上 尚三 精密工学会学術講演会講演論文集 2021A (0), 453-454, 2021-09-08

    ...特に、バルクSUS304鋼で生じる加工誘起マルテンサイト変態が薄膜においても生じるかは全く未知である。本研究では、Cu基板上にfcc構造のSUS304ステンレス鋼薄膜を作製し、その加工誘起マルテンサイト変態挙動に焦点を当てて検討した。</p>...

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  • フェムト秒パルスレーザ照射によるジルコニア表面へのナノスケール空孔形成

    山室 悠香, 下山 智隆, 閻 紀旺 精密工学会学術講演会講演論文集 2021A (0), 488-489, 2021-09-08

    <p>イットリア安定化ジルコニア(YSZ)は優れた材料特性から生体材料などへ利用が進んでいる.また近年,微細構造形成による表面高機能化が求められる.本研究では,YSZに対しフェムト秒パルスレーザを照射することで,材料表面にナノスケールの空孔形成を試みた.極めて限定的なレーザ照射条件範囲において空孔が多数形成し,照射面の断面観察より表層粒子のみが加工されたことが確認された.また空孔形成によりYSZ…

    DOI

  • 実験飼育下で判明したイシガイ幼生の宿主4魚種

    伊藤 寿茂, 染谷 聖, 柿野 亘 Venus (Journal of the Malacological Society of Japan) 79 (1-4), 29-33, 2021-06-11

    ...<p>イシガイ<i>Nodularia douglasiae</i>(岡山県産イシガイ属)の幼生について,それらが寄生を継続して稚貝に変態できる魚種(潜在的宿主)を実験飼育下で確かめた。...

    DOI Web Site

  • Gaイオン照射したSUS304鋼の構造相変態

    鶴田 華子, 清水 一行, 村上 武, 鎌田 康寛, 渡邉 英雄 日本金属学会誌 85 (6), 239-246, 2021-06-01

    <p>The plan-view and cross-sectional microstructures of SUS304 steel irradiated by gallium focused-ion beam were investigated using electron backscatter diffraction and energy dispersive X-ray …

    DOI 機関リポジトリ Web Site ほか1件 参考文献16件

  • カラーセンシングとSMAアクチュエータを用いた色-触覚変換デバイス

    碓井, 宏和, 澤田, 秀之 第83回全国大会講演論文集 2021 (1), 259-260, 2021-03-04

    ...細線状に加工したSMAは、熱を加えると相変態によって長さ方向に縮む性質をもつ。これまでに、パルス電流を流すことで微小振動を起こすアクチュエータを開発し、触覚提示に応用してきた。本稿では、SMAアクチュエータを用いて、カラーセンサから取得した色情報をもとに触覚パターンに変換して提示するデバイスの構築について報告する。...

    情報処理学会

  • 双安定性シェルを形状記憶合金で変形させスペースデブリを把持するアクチュエータの提案

    西村 恵寿, 進士 忠彦, 小出来 一秀, 福島 一彦 精密工学会学術講演会講演論文集 2021S (0), 455-456, 2021-03-03

    ...<p>宇宙開発の急速な進展に伴い,スペースデブリの増加が国際的な問題となっているが,大型デブリを能動的に除去した例はない.そこで,H2ロケット2段目を対象とした,伸展性に優れ,軽量なデブリ捕獲システムを提案する.この構成要素の一つとして,形状記憶合金の変形により双安定性シェル(コンベックステープ)の形状変態を発生し,デブリを掴むことができるアクチュエータを提案,試作し,その実現可能性を検証した....

    DOI

  • Phase-Field法を用いたFe-Cr-Ni合金の多層肉盛溶接部におけるα⇄γ相変態の予測

    金 東助, 小椋 智, 山下 正太郎, 才田 一幸 溶接学会全国大会講演概要 2021s (0), 40-41, 2021

    ...二相ステンレス鋼では多層盛溶接時のフェライト・オーステナイトの相比変化による耐食性の劣化が問題となる.この相変態現象を予測することが重要になるが,本研究ではPhase-Fieldシミュレーションを用いたフェライト・オーステナイト相変態現象の推定手法について報告する....

    DOI

  • 極低酸素溶接金属中のTi酸化物からの粒内フェライト生成機構

    本間 竜一, 門井 浩太, 井上 裕滋 溶接学会全国大会講演概要 2021f (0), 46-47, 2021

    ...電子ビーム溶接金属では,溶接金属中のO量が10 ppm程度でありアーク溶接金属の1/10以下程度しかないため,酸化物を変態核とした粒内フェライトが生成し難く,金属組織の微細化に課題がある.著者らは極低酸素溶接金属ではSi,S添加やTi添加が粒内フェライトの形成に有効であることを示した.本報ではTi添加鋼の溶接金属中の粒内フェライトの変態核となる酸化物を中心に詳細に調査し,粒内フェライトの生成機構について...

    DOI

  • 薄板アーク溶接部の残留応力に及ぼす鋼板,ワイヤ強度の影響

    松田 和貴, 児玉 真二 溶接学会全国大会講演概要 2021f (0), 230-231, 2021

    ...試験において,高強度ワイヤを使用した場合の溶接部の残留応力は低強度ワイヤ使用時と同等以下であった.FE解析結果は試験結果の傾向を再現しており,高強度ワイヤ使用時の方が低強度ワイヤ使用時よりも低温で溶接金属部が変態しており,変態膨張による熱ひずみが効果的に引張残留応力を減少させていると考えられた....

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  • Phase-Field 法を用いた二相ステンレス鋼のα/γ 相変態予測の妥当性検証

    山﨑 一磨, 金東助, 山下 正太郎, 才田 一幸 溶接学会全国大会講演概要 2021f (0), 60-61, 2021

    ...二相ステンレス鋼は,1:1に保たれたα/γ相比が溶接時に変化し,優れた機械的特性を失ってしまう.α/γ相変態予測する際,従来は速度論的実験を行い速度定数の算出をしてきた.今回の報告では速度定数の算出をPhase-Field法を用いた計算的手法で算出し,計算結果と速度論的実験結果との速度定数の比較を行った.また実際の溶接部のα/γ相量を分析し,計算速度定数を用いた相変態予測結果と比較して予測の妥当性を...

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  • VO<sub>2</sub>ナノ薄膜におけるモット転移温度の面内単軸ひずみ負荷応答

    河村 啓, 角田 純平, 服部 梓, 澄川 貴志 関西支部講演会講演論文集 2021.96 (0), 3901-, 2021

    ...へ相転移することであり,この現象をモット転移という.モット転移は,低温状態と高温状態における結晶構造の違いに起因することが知られており<sup>2)</sup>,このとき生じる原子の幾何学的位置関係の相違が電子の反強磁性秩序に大きく影響し,モット転移が起こる.代表的なモット絶縁体として,二酸化バナジウム(VO<sub>2</sub>)が挙げられる.VO<sub>2</sub>では,温度変化による相変態...

    DOI Web Site

  • 中炭素鋼の無変態固相抵抗スポット接合

    相原 巧, 釜井 正善, 藤井 英俊 溶接学会全国大会講演概要 2021s (0), 154-155, 2021

    ...本研究では、接合圧力や接合電流の印加方法を最適化し、中炭素鋼にて、プラグ破断を達成する高強度な無変態継手の作製に成功した。...

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  • 粒内変態核の組成範囲

    松尾 孟, 加茂 孝浩, 大丸 成一 溶接学会全国大会講演概要 2021s (0), 20-21, 2021

    アシュキラーフェライト(IGF)の核生成に有効となる酸化物の数密度と組成範囲を測定した。IGF核はTi-Mn-Al系酸化物であり、Ti=30~70mass%、Mn=10~47mass%、Al=13~27mass%の範囲の酸化物がIGF核として有効であった。

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  • 摩擦攪拌プロセス施工鋼表層の残留応力とWCツール構成元素固溶量との関係

    山元 優士, 山本 啓, 伊藤 和博, 三上 欣希 溶接学会全国大会講演概要 2021f (0), 232-233, 2021

    ...WCツール摩耗を伴う摩擦攪拌プロセス(FSP)条件下で鋼表層へツール構成元素を固溶させると,圧縮残留応力が付加できることをこれまで示してきた.本研究では,ツール構成元素であるCの固溶はマルテンサイト変態を促進し,過飽和Wは単純な格子膨張への寄与が大きいと考え,各固溶量でのマルテンサイト変態に起因する格子膨張量等を見積ることで,その差異から圧縮残留応力の付加要因について考察する....

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  • 新低変態温度溶接材料と全姿勢伸長ビード補修法による溶接接手の高疲労寿命化

    馮中元, 麻寧緒, 平岡 和雄, 村川 英一, 岡田 公一, 木村 俊介, 松崎 拓也, 加納 覚, 志賀 千晃, 矢島 浩 溶接学会全国大会講演概要 2021s (0), 94-95, 2021

    本報では,まずLTT伸長ビード法による疲労寿命の延伸効果の現状を纏め,補修施工法としての課題について述べる.次に,簡便な船内での補修法として実用化するため,新施工法が様々な部位で発生する亀裂の修繕に対応できる技術の開発について述べる.最後に,補修箇所における疲労亀裂の再発防止に対して,LTT伸長ビード法での圧縮残留応力付与により,恒久的な補修技術になり得ることを疲労試験結果から検証した結果につい…

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  • 企画展「雪が織りなす物語」

    鈴木 啓助 市立大町山岳博物館研究紀要 6 (0), 29-40, 2021

    ...地上に積もってから、しまり雪、ざらめ雪、さらには、しもざらめ雪などに変態していきますが、降る途中で大気中から付着させた化学物質も、雪粒子が変態し融けるまでに不思議な振る舞いをします。日本は比較的低緯度で標高が低いにもかかわらず、大量の雪が降るのは、シベリア高気圧、チベット・ヒマラヤ山塊、暖流の日本海、そして脊梁山脈の絶妙な地理的配置の賜なのです。...

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  • 中性子照射した高配向性熱分解グラファイトの高圧・高温下における構造変化のその場X線回折

    中村 航, 中村 周作, 藤井 俊治郎, 本多 信一, 新部 正人, 寺澤 倫孝, 肥後 祐司, 庭瀬 敬右, 佐藤 庸平 日本表面真空学会学術講演会要旨集 2021 (0), 3P14-, 2021

    ...<p>本研究では中性子照射高配向性熱分解グラファイトの変態メカニズムの詳細を理解するため、その場X線回折法を用いて、加圧及び減圧下での昇温に伴うのその構造変化について、グラファイトのc面に着目し調査した。グラファイトG(002)ピークに対して形状解析を行った結果、中性子照射試料では室温から約600℃までは2成分、それよりも高温では1成分、未照射試料では1成分でフィッティングできることが分かった。...

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  • フラーレンナノアーキテクトニクス:ゼロ次元からの多彩な自己組織化構造

    有賀 克彦, SHRESTHA Lok Kumar Oleoscience 21 (6), 221-225, 2021

    ...場合によっては,その集合過程は時間や刺激によって制御されうり,細胞や生物個体に見られるような分化や変態という生物ならではの過程を,炭素物質で模倣できることをも示した。また,逆に,フラーレン集合体を用いての生物の制御も可能で,幹細胞の増殖・分化制御をフラーレン集合構造を担持した表面で行うことも可能であった。</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献13件

  • 新低変態温度溶接材料と全姿勢伸長ビード補修法による溶接接手の高疲労寿命化

    馮中元, 麻寧緒, 平岡 和雄, 村川 英一, 岡田 公一, 木村 俊介, 松崎 拓也, 加納 覚, 志賀 千晃, 矢島 浩 溶接学会全国大会講演概要 2021s (0), 92-93, 2021

    本研究では、100%CO2シェールドガスで全姿勢溶接用の高性能LTT-B溶接材料を開発し、船内で伸長ビード補修溶接法の実用化を目標とする。第1報の本報告において、新LTT-B溶接材料の設計条件を明示し、化学成分を決定すると共に、全姿勢溶接性を検証する。

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  • 6%Ni 炭素鋼の摩擦攪拌接合における攪拌部の残留オーステナイト量に及ぼす炭素量およびオーステナイト粒径の影響

    三浦 拓也, 藤井 英俊, 潮田 浩作 溶接学会全国大会講演概要 2021f (0), 50-51, 2021

    ...FSW攪拌部のマルテンサイト変態を伴う組織形成過程を明らかにするため、炭素量を変化させた6%Ni炭素鋼を作製し、異なる接合条件で摩擦攪拌接合を施すことで旧オーステナイト粒径を変化させ、攪拌部の残留オーステナイト量に与える炭素量および旧オーステナイト粒径の影響を評価した。その結果、炭素量が多いほど、あるいはオーステナイト粒径が小さいほど残留オーステナイト量が増加することが明らかとなった。...

    DOI

  • 水槽中層に給餌皿を設置する,ウナギ仔魚飼育における新たな給餌手法

    増田, 賢嗣, 田丸, 修, 高橋, 英樹, 高橋, 勇樹, 米山, 和良, 岸, 真二朗, 大村, 智宏, 山野, 恵祐, 鴨志田, 正晃, 谷田部, 誉史, 島, 康洋, 有元, 操 水産技術 = Journal of fisheries technology 13 (1), 27-33, 2020-12

    ...この方式を用いて,ニホンウナギ仔魚を40日齢から成長・変態させて稚魚を得ることに成功した。この成果によって,ニホンウナギ仔魚の飼育において水槽本体の形状と独立に給餌場の形状を検討することが可能となった。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 潮岬周辺海域におけるキビナゴの生活史

    白藤 徳夫, 渡邊 良朗, 武田 保幸, 千村 昌之, 鬼塚 年弘, 河村 知彦 日本水産学会誌 86 (5), 386-394, 2020-09-15

    ...耳石日輪解析から,ふ化後約1か月で変態(体長21 mm)を終え,約3か月で成熟体長(60 mm)に,5-11か月後に最大体長(90-100 mm)に達し,寿命は1年未満と推測された。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献11件

  • 口腔内のフッ化物による歯列矯正用Ni-Ti超弾性合金線の材質劣化とその対策

    横山 賢一 日本歯科理工学会誌 39 (2), 168-174, 2020-05-25

    ...影響の観点から,これまでの我々の研究成果を整理して紹介する.本合金は,酸性フッ化ナトリウム水溶液中において短時間で多量の水素を吸収して脆化する.中性フッ化ナトリウム水溶液中では,水素吸収速度は遅く,水素脆化する前に活性経路割れによる破断が起こる.また,フッ化物の濃度や溶液のpHなどの環境因子や,合金中の水素の存在状態やマルテンサイトなどの材料因子によって,脆化は影響を受ける.脆化は,マルテンサイト変態...

    DOI Web Site

  • Rietveld texture解析を用いた鉄鋼ミクロ組織評価における等方性温度因子の影響

    平野 孝史, 小貫 祐介, 星川 晃範, 富田 俊郎, 佐藤 成男 X線分析の進歩 51 (0), 147-156, 2020-03-31

    <p>鉄鋼材料の高温下におけるミクロ組織観察には,中性子回折を用いたRietveld texture解析が有効である.Rietveld texture解析では回折強度をもとに相分率や集合組織を解析することができる.ただし,回折強度は原子の熱振動をパラメータとする等方性温度因子(<i>B<sub>iso</sub></i>)により変動し,<i>B<sub>iso</sub></i>の解析精度が相分…

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  • 人新世論《知域》編

    持田 昇一 開発工学 39 (2), 143-146, 2020-03-30

    <p>There is “Anthropocene” as the word which indicates the phase on which the mankind has the important influence which puts global environment and expresses a geology like new epoch. How should an …

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  • 金属AMにおける相変態を用いた応力解放技術に関する研究

    新家 一朗, 網岡 宏至, 松村 克也, 廣田 敦司, 谷口 圭一, 佐野 定男, 岡﨑 秀二, 宮下 泰行, 松本 格, 安藤 甫, 吉田 勇太, 高野 昌宏 精密工学会誌 86 (2), 177-184, 2020-02-05

    <p>For the manufacture of plastic molds and die casting molds, metal optical modeling of the PBF system capable of creating a cooling pipe inside is effective, and effects of shortening of the …

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 二相ステンレス鋼溶接金属部のσ相析出挙動に及ぼすα/γ相変態の影響

    小椋 智, 池 和薫, 山下 正太郎, 才田 一幸, 韋富高, 王昆 溶接学会全国大会講演概要 2020s (0), 128-129, 2020

    ...二相ステンレス鋼はフェライト,オーステナイトの混合組織から構成され,優れた機械的特性を有するステンレス鋼である.しかしながら,溶接時の温度履歴に応じたα/γ相変態現象に起因した相比バランスの変化,同じくσ相の析出など,溶接部には未だ多くの問題を有している.本報では,スーパー二相ステンレス鋼に対してα/γ相変態現象とσ相析出の関係を調べた結果について報告する....

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  • 溶接金属の粒内変態組織に及ぼすセメンタイトの影響

    松尾 孟, 加茂 孝浩, 大丸 成一 溶接学会全国大会講演概要 2020f (0), 64-65, 2020

    ...溶接金属では、粒内変態の活用によりブロックを微細化することで、靭性を確保している。Zener-Hillertの式を用いて、ブロックサイズを計算したものの、計算値は実測値より約20倍も大きかった。これは、変態に伴うセメンタイトの析出が考慮されていないからだと推定される。そこで、Zener-Hillertの式におけるC拡散係数を見直した。その結果、ブロックサイズの予測精度が向上した。...

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