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検索結果 197 件

  • 1 / 1

  • 外観がアコヤ真珠と類似した小型有核淡水真珠の出現

    山本 亮, 佐藤 昌弘 宝石学会(日本)講演会要旨 45 (0), 22-22, 2023

    ...</p><p>この真珠の大きな特徴の一つとして、アコヤ真珠など生殖巣内に核とピースを入れて生産する海水産真珠と異なり、大部分が外套膜にピースのみを移植することで生産されることが挙げられる。そのため、淡水真珠の多くは核を内部に持たない“無核真珠”が流通している。</p><p>その後、養殖技術の発展に伴い、生殖巣で養殖された有核淡水真珠が市場に多く流通するようになった。...

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  • 真珠層内に分泌された異質層の影響

    矢﨑 純子 宝石学会(日本)講演会要旨 43 (0), 67-67, 2021

    ...</p><p>真珠層を分泌する部位の外套膜は、貝殻が損傷し再生する際に有機物、稜柱層を分泌して損傷を修復し、その後真珠層を分泌するようになることが明らかにされている※2。また、養殖時、真珠袋の一時的な変質により稜柱層が分泌されると言われている。...

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  • 北海道にストランディングしたコマッコウの胃内容物

    松田 純佳, 松石 隆 日本セトロジー研究 31 (0), 5-9, 2021

    ...29.4 mmのツクシユウレイイカであり,最も大型の餌生物が外套膜長420.2 mmのキタノスカシイカGaliteuthis phylluraであった.以上より,コマッコウは北海道沿岸において主に中深層性の頭足類を利用していることが明らかになった....

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  • 海水からホタテガイ体内へのトリチウム移行に関する実験

    石川 義朗, 今井 祥子, 谷 亨, 多胡 靖宏, 高久 雄一 日本地球化学会年会要旨集 68 (0), 190-, 2021

    ...ばく露実験の結果、ホタテガイの成貝では、貝柱、外套膜、エラ、中腸腺及び生殖巣について、稚貝では貝柱、外套膜、及び内臓(エラ、中腸腺、生殖巣)について非交換型有機結合型重水素の移行速度を得た。</p>...

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  • クエン酸ナトリウムを利用したスルメイカ<i>Todarodes pacificus</i>外套膜筋の乾燥中の褐変抑制

    山下 捷平, 海藤 としき, 粕川 将, 髙橋 希元, 岡﨑 惠美子, 耿 ショウテイ, 大迫 一史 日本水産学会誌 85 (6), 591-598, 2019-11-15

    <p> 飽和クエン酸ナトリウム(クエン酸Na)水溶液への浸漬によるスルメイカ切り身の乾燥中の褐変の抑制を検討した。飽和クエン酸Na水溶液への浸漬によって,スルメイカ乾燥中の褐変が抑制され,また,メイラード反応が抑制されていた。さらに,タンパク質分子量分布と遊離アミノ酸分析の結果から,ミオシン重鎖の分解および遊離アミノ酸の生成が抑制されたことが示唆された。以上より,飽和クエン酸Na水溶液に浸漬する…

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  • 精密飼育実験個体を用いた二枚貝の炭酸凝集同位体比の温度・pH影響の評価

    西田 梢, 石村 豊穂, 林 正裕, 鈴木 淳, 野尻 幸宏, Stefano M. Bernasconi 日本地球化学会年会要旨集 66 (0), 86-, 2019

    ...また、酸性化実験個体では、海水のpHとΔ<sub>47</sub>に有意な相関関係がみられず、外套膜外液のpH変化が海水の変化に比べ緩やかであったことが予想される。よって、本種は周辺海水のpH変化の影響を受けにくい、炭酸凝集温度計として有効な種と期待される。</p>...

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  • アカガイの鰓組織

    山元, 憲一, 荒木, 晶, 半田, 岳志 水産大学校研究報告 = The journal of the Shimonoseki University of Fisheries 66 (3), 141-172, 2018-03

    ...鰓葉背側屈曲部の外鰓外葉合着縁および内鰓内葉合着縁は外套膜や内臓塊と接着しない。鰓葉腹側屈曲部は常鰓糸が屈曲した構造を示し,食物溝を形成しない。鰓葉間連結膜が鰓葉腹側屈曲部から鰓葉の長さの10~20%まで,全ての相対する常鰓糸の間に認められる。内鰓外葉と外鰓内葉の常鰓糸に,鰓糸拡張が認められる。鰓糸拡張は入鰓静脈から延びる鰓葉間連結血管様血管と常鰓糸血管の間に展開している。...

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  • DNA 法を用いた宇和島産アコヤ真珠の種同定

    猿渡 和子, 鈴木 道生, Chunhui Zhou, Promlikit Kessrapong, Nicholas Sturman 宝石学会誌 33 (1-4), 57-57, 2018

    ...養殖貝と供与貝の外套膜からの16S rRNA の抽出方法としてはフェノールクロロホルム法を、真珠試料 5.27-9.33 ミリグラムには Meyer et al. (2013)の方法を用いた。結果:養殖貝・供与貝の外套膜16S rRNA は、どちらも <i>P. fucata</i> 種と 100%一致した。...

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  • ゴールド系シロチョウ真珠に及ぼす稜柱層の影響

    大巻 裕一, 矢﨑 純子, 小松 博 宝石学会(日本)講演会要旨 40 (0), 25-25, 2018

    ...</p><p>ゴールドリップ系シロチョウガイの養殖では、外套膜片(ピース)を切り取る際、ゴールドのより濃い外側を切るため、混在層あるいは稜柱層を分泌する箇所を含んでしまう可能性がある。外套膜片切り取り部位と生成真珠の相関については、今後も研究が必要であるが、品質の良い真珠を得るためにピース切り取りには細心の注意が必要であろう。</p>...

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  • 貝殻に出来るブリスター類の観察について

    渥美 郁男 宝石学会誌 33 (1-4), 58-58, 2018

    ...それは貝が自身の貝殻を作る器官として外套膜を持っていることに起因する。外套膜は天然や養殖に関わらず真珠層分泌により様々な形態のブリスター(瘤)を作る場合がある。それらは「真珠の定義および命名法に関する規定」(注1)や「真珠スタンダード」(注2)などで天然ブリスター真珠・天然ブリスターや養殖ブリスター真珠・養殖ブリスターに分類定義されている。...

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  • かき類の元素分析及び軽元素安定同位体比分析による原産地判別法の検討

    小岩, 智宏, 伊澤, 淳修, 後藤, 祐之介 農林水産消費安全技術センター食品関係等調査研究報告 (41) 15-21, 2017-12

    ...218試料(国産128試料、韓国産74試料、中国産16試料)を収集し、貝柱、胃、えら及び外套膜の4部位について、乾燥・粉砕し、23元素(Li、Al、Ti、Cr、Mn、Co、Ni、Cu、Zn、Rb、Sr、Y、Mo、Ag、Cd、Ba、Pb、P、Na、Mg、Ca、K及びFe)の濃度測定、炭素及び窒素安定同位体比の測定を行い、得られたデータの統計解析を実施した。...

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  • ホタテガイの鰓組織

    山元, 憲一, 荒木, 晶, 半田, 岳志 水産大学校研究報告 = The journal of the Shimonoseki University of Fisheries 65 (3), 167-184, 2017-03

    ...鰓葉背側屈曲部では,内側は基底溝となっているが,外側は外套膜や内臓塊と接着しない。鰓葉背側屈曲部の内部は各鰓糸の血管が連絡した構造となっている。主鰓糸の鰓腔側に展開する主鰓糸背面呼吸膜は,主鰓糸血管と鰓葉間連結血管が連結している。唇は上唇に2つと下唇に3つの瘤状の唇葉で覆われている。唇葉は枝分かれした唇小葉で構成されている。...

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  • トビイカ頭脚部、外套膜、ヒレおよび肝臓の一般成分と異味

    竹内, 萌, 秋田, 佳林, 松原, 久 青森県産業技術センター食品総合研究所研究報告 = Report of Aomori Prefectural Industrial Technology Research Center Food Research Institute (7-8) 14-18, 2017-02

    1. トビイカの部位別の一般成分は、水分は頭脚部が約80%で最も多く、肝臓が約58%で最も少なかった。粗タンパク、粗脂肪は肝臓が最も多く、他部位では差が見られなかった。サイズによる一般成分の差はみられなかった。2. トビイカのpHは肝臓が5.8~5.9、他の部位が6.1~6.5であり、どの部位においても小の方が高かった。3. …

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  • 貝殻に出来るブリスター類の観察について

    渥美 郁男 宝石学会(日本)講演会要旨 39 (0), 23-23, 2017

    ...それは貝が自身の貝殻を作る器官として外套膜を持っていることに起因する。外套膜は天然や養殖に関わらず真珠層分泌により様々な形態のブリスター(瘤)を作る場合がある。それらは「真珠の定義および命名法に関する規定」(注1)や「真珠スタンダード」(注2)などで天然ブリスター真珠・天然ブリスターや養殖ブリスター真珠・養殖ブリスターに分類定義されている。...

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  • アコヤガイ真珠の干渉色および結晶厚におよぼすピース貝の影響について

    藤村 卓也, 古丸 明 日本水産学会誌 83 (6), 971-980, 2017

    ...選抜育種で作出した貝殻真珠層の結晶厚が平均300 nmと平均360 nmの2系統の移植片採取貝(ピース貝)から得た外套膜片を真珠核と共に別のアコヤガイに移植した。得られた真珠の結晶厚はピース貝の貝殻結晶厚と正の相関を示した。ピース貝の貝殻結晶厚は,真珠の結晶厚と干渉色を決定する重要な要素であることを証明し,貝の成長とともに薄く変化していくことも示した。</p>...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献7件

  • 結晶層厚の異なるピース貝家系が真珠の結晶層厚および品質に与える影響

    小田原 和史, 尾﨑 良太郎, 高木 基裕 日本水産学会誌 83 (6), 981-995, 2017

    ...<p> ピース貝貝殻真珠層の結晶層一層の厚さ(結晶層厚)が真珠の結晶層厚および品質に与える影響を調べるため,同一のアコヤガイ母貝に2つの真珠核を挿入する際に,結晶層厚の異なる2家系のピース貝から採取した外套膜小片を各々の真珠核に用いて真珠を生産し,その結晶層厚と品質を調査した。真珠生産した2地点×2試験区の4試験区全てにおいて,結晶層厚の厚いピース貝家系を用いた区で真珠の結晶層厚は有意に厚かった。...

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  • 外套膜の異なる部位から採取したピースを移植して得られたアコヤガイ真珠の特性

    劉 瀟, 佐藤 友, 古丸 明, 渥美 貴史, 淡路 雅彦, 山本 貴志, 樋口 恵太, 岩橋 徳典, 永井 清仁 水産増殖 65 (1), 61-71, 2017

    ...異なる部位から採取した外套膜片(ピース)を用いて挿核試験を行い,得られた真珠の黄色度,巻き,真珠層1層の厚さ等の比較を行った。外套縁膜部(MP部)の色線を挟む部位(Y)をピースとした区では,閉殻筋近傍の外套中心部周辺(Z)をピースとした区より真珠の黄色度は高かった。真珠の巻きは Y で最も厚く,Z では薄かった。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献1件

  • ベッコウマメアゲマキの擬態の 可能性について

    大塚 攻, 長谷川 和範, 木村 妙子, 三宅 裕志, 近藤 裕介, 飯田 健, Honorio Pagliwan, Ephrime Metillo Venus (Journal of the Malacological Society of Japan) 75 (1-4), 93-98, 2017

    ...<p>ウロコガイ科二枚貝ベッコウマメアゲマキ<i>Scintilla philippinensis</i> Deshayes, 1856の生体がフィリピン・パラワン島で採集されたが,外套膜とその膜上の突起,足を用いてウミウシ類及びカニ類に擬態と考えられる行動が観察された。ウミウシ類型の場合,外套膜を変形させて形態を似せる。カニ類型の場合には形態的類似性だけでなく足も用いて行動も真似る。...

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  • DNA 法を用いた宇和島産アコヤ真珠の種同定

    猿渡 和子, 鈴木 道生, Chunhui Zhou, Promlikit Kessrapong, Nicholas Sturman 宝石学会(日本)講演会要旨 39 (0), 22-22, 2017

    ...養殖貝と供与貝の外套膜からの16S rRNA の抽出方法としてはフェノールクロロホルム法を、真珠試料 5.27-9.33 ミリグラムには Meyer et al. (2013)の方法を用いた。結果:養殖貝・供与貝の外套膜16S rRNA は、どちらも <i>P. fucata</i> 種と 100%一致した。...

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  • 5°Cで保蔵した生鮮ホタテガイの官能評価と臭気成分分析

    成田 正直, 古田 智絵, 宮崎 亜希子, 佐藤 暁之, 清水 茂雅, 蛯谷 幸司, 佐々木 茂文 日本食品科学工学会誌 64 (2), 66-73, 2017

    ...<p>ホタテガイの軟体部を貝柱,小柱,生殖腺,鰓,中腸腺,外套膜の6部位に分離した.これらを5°Cで2日間保蔵し経時的に臭気の強さ,不快感の有無について官能評価を行った.また,GC-MSによる臭気成分の分析,VB-N,TBA-RS,低温細菌数の測定を行った.その結果,いずれの部位も水揚げ直後から臭気が認識されることがわかった.また,臭気が強まるにつれて不快感が強くなっており,保蔵中に不快臭物質が増加...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献2件

  • ベラムに特異的に反応するモノクローナル抗体を用いたアコヤガイ初期稚貝の同定法

    佐藤, 利幸, 浜口, 昌巳 福岡県水産海洋技術センター研究報告 = Bulletin of Fukuoka Fisheries and Marine Technology Research Center (26) 25-28, 2016-03

    ...しかしながら,アコヤガイのベラムに特異的に反応するモノクローナル抗体を使用することで,浮遊幼生のみならず初期稚貝の外套膜や足糸組織が明瞭に蛍光抗体反応を示し,当抗体が使用できることが明らかとなった。蛍光抗体反応を示す初期稚貝の観察から,アコヤガイは初期稚貝に変態する際に,ベラムの一部を外套膜や足糸等の他組織に分化して成長するものと示唆された。...

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  • ホタテガイ廃棄物の酵素剤処理による食用資源の生成

    小原 寿幸, 高橋 桃子 廃棄物資源循環学会論文誌 27 (0), 196-201, 2016

    ...本研究では,現在水産廃棄物として扱われているホタテガイの外套膜から,酵素剤処理の手法を用いて,アミノ酸に富んだ食用資源を生成することを最終的な目的とする。タンパク質量の分析から,本研究で原料とする外套膜はタンパク質性の資源として十分利用可能と考えられた。また,有害重金属の分析結果から,外套膜には有害重金属はほとんど含まれておらず,安全性に問題ないことが確認できた。...

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  • 日本のアコヤケシから学ぶこと及びその呼称の変遷についての報告

    渥美 郁男 宝石学会(日本)講演会要旨 36 (0), 13-, 2014

    ...アコヤガイに天然真珠が多く出来ることが知られていた.それらの真珠の中で,芥子粒を思わせるほど小さいものを「ケシ」と呼んでいる.これらの「ケシ」は古の時代には当然,天然真珠であった.また古来の文献からその外観や採取した部位から既に「ケシ」と分類されていた.およそ100年前の日本でアコヤ貝による商業的な真珠養殖が成功した.そこでは養殖を行っている貝から養殖真珠とは別に人為的な関与を受けている,いないに関わらず外套膜...

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  • 〈Original Papers〉Gene cloning and characterization of pearl oyster Pinctada fucata α-tubulin

    Miyashital, Tomoyuki, Takami, Akiko, Sugimoto, Yui, Sakai, Ayumi, Takagi, Ryosuke Memoirs of the Faculty of Biology-Oriented Science and Technology of Kinki University 31 1-8, 2013-03-01

    ...RT-PCR法でmRNAの発現部位を解析した結果、外套膜緑、貝柱、鰓および肝臓で発現が観察されたが、足と外套縁膜では発現していなかった。これら二つの組織ではファミリーの他のアルファチューブリン遺伝子が発現していると考えられる。...

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  • ムラサキインコの鰓構造

    山元, 憲一, 半田, 岳志 水産大学校研究報告 = The journal of the Shimonoseki University of Fisheries 61 (3), 143-155, 2013-02

    ...出水口は外套膜縁内葉で縁取られた一重の楕円形に開口していた。鰓は鰓葉間連結膜で内葉と外葉を連結させたHomorhabdic filibranch構造を示した。常鰓糸は,鰓糸連結盤で固着されていた。唇弁は,鰓葉と接着せずにその外側に翼状に分かれて伸びていた。...

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  • 新潟県産エチゴウミコチョウ属の追加1新種

    濱谷 巌 Venus (Journal of the Malacological Society of Japan) 71 (3-4), 209-211, 2013

    ...外套膜右後方の遊離縁の延長上の外套楯突起は長く体の正中線上にある。内臓嚢後端の内臓嚢突起は外套楯突起より短い。尾は小さく尖る。歯式は19× 3・1・0・1・3。すべての歯は弧状。第1側歯の内側に数個の不規則な形状の鋸歯がある。第2~第4側歯は鋸歯を欠き外側に向かって小さくなる。フォルマリン固定の標本は淡い汚黄白色に退色し,肉質感がある。...

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  • 北海道に漂着したコマッコウ Kogia breviceps の胃内容物

    松田 純佳, 松石 隆, 田島 木綿子, 佐々木 基樹 霊長類研究 Supplement 29 (0), 176-, 2013

    ...胃内容物は,頭足類に関しては顎板,魚類に関しては耳石を用いて可能な限り下位の分類群まで種同定を行った.主要餌生物を特定するため,餌生物の個体数組成(N%)を求め,頭足類の外套膜長を嘴刃長より推定した. ...

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  • 特別講演 高品質真珠の生産を支えるアコヤガイの育種・養殖技術の開発

    青木 秀夫 宝石学会(日本)講演会要旨 34 (0), 2-, 2012

    ...これらのうち、真珠に含まれる黄色色素の量によって決まる実体色(黄色より白色の真珠が高価)は、アコヤガイの挿核施術に用いる外套膜片給与体(ピース貝)の遺伝的な性質が関与し、黄色い貝殻真珠層のピース貝を用いると黄色い真珠ができることが明らかになっている。また、巻きについては母貝の真珠層形成能力に影響され、この性質も遺伝することが示されている。...

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  • 二枚貝(オキシジミ)の部位別金属元素組成

    伊藤 由喜, 山本 鋼志, 林 誠司 日本地球化学会年会要旨集 59 (0), 325-, 2012

    ...その結果,部位によって濃集する元素に大きな違いが見られ,えら,外套膜と中腸腺が各元素とも比較的高濃度を,水管や閉殻筋,足でが低濃度を示す傾向が見られた。季節間の金属元素濃度の変動を捕らえるためには部位別に分析を行うことが必要であり,経年変化を見るためには軟体部全体での分析が薦められる。このように,対象とする重金属元素ならびに目的とする期間に合わせて分析部位を変える必要がある事がわかった。...

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  • 超音波画像解析によるカキ異物検出法の開発

    橋本, 顕彦, 渡邊, 弥生, 塩野, 忠彦, 青山, 康司 広島県立総合技術研究所食品工業技術センター研究報告 = Bulletin of Hiroshima Prefectural Technology Research Institute Food Technology Research Center (26) 29-32, 2011-03

    ...プローブをカキの外套膜縁辺側方向から唇弁側方向へ移動しながら断層撮影を行った.カキむき身は比較的強い反射像が得られるが,貝柱部分は表面のみ反射強度が強いことが判明した. また,カキ内部には強い輝点が複数観察されたが,この輝点の由来については不明であった. (2)カキ殻異物があるカキむき身の超音波断層画像について画像処理を行った....

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  • 新たにわが国の頭足類相に加えられるヒカリダンゴイカ亜科の3新種

    窪寺 恒己, 奥谷 喬司 Venus (Journal of the Malacological Society of Japan) 69 (3-4), 145-161, 2011

    ...2)外套膜腹縁は浅く凹む。3)外套側縁に銀色の帯が走り,それは外套後端でU字型に癒合する。4)鰭には色素胞を欠き,後縁は外套膜後端のレベルを超えない。5)腕間膜が深い。6)触腕側部に半月膜がある。しかし,<i>S. leucoptera</i>は本来,西大西洋,ビスケイ湾,地中海から知られ,やや不確実な記録がナミビア沖,プリンス・エドワード群島及びケルゲレン諸島などのインド洋がある。...

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  • 一般講演(14):アコヤ貝の閉殻筋(貝柱)に宿る輝層真珠(Hinge pearl or Muscle pearl)の観察

    渥美 郁男, 矢崎 純子 宝石学会(日本)講演会要旨 33 (0), 15-15, 2011

    ...またアコヤ天然真珠が当たり前の万葉時代の文献中にも真珠の光沢や出来る場所で「外套膜内に出来るものはハネダマ、ミミダマ、ハラダマ」また白っぽく真珠層光沢を持たない真珠は「貝柱(閉殻筋内)から出来たものはザラダマ、シンダマ」と分けて呼ばれていたことが判った。しかし現在では明確に輝層真珠とはどのような真珠であるのかあまり知られていない。...

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  • 二枚貝の特定部位を用いた沿岸域汚染指標の確立に向けて

    伊藤 由喜, 山本 鋼志, 林 誠司 日本地球化学会年会要旨集 57 (0), 129-129, 2010

    ...本研究では「二枚貝の特定部位を用いた沿岸域汚染指標の確立」を行っている.対象海域に広く分布する貝種を対象とし,二枚貝の部位ごとの重金属元素定量を通して各金属元素の汚染指標に適した部位を決定することで,高感度な汚染指標として二枚貝を利用することを目指した.採取した二枚貝は,目視にて識別可能な部位ごと(水管,外套膜,貝柱,足,中腸腺など)に解剖の後,定量した....

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  • スルメイカの性成熟に伴う外套筋の酸性プロテアーゼ活性の上昇と筋肉萎縮

    四方 崇文 日本水産学会誌 75 (5), 852-854, 2009

    ...スルメイカの性成熟に伴う外套筋の酸性プロテアーゼ活性,外套膜の厚み等の変化を調べた。雌雄とも成熟に伴って,酸性プロテアーゼ活性は上昇し,活性の高い個体ほど外套膜は萎縮して薄く,外套筋のタンパク質含量も少ない傾向にあり,タンパク質分解が外套膜の萎縮の要因であると考えられた。成熟に伴う変化を雌雄で比較した場合,外套膜の萎縮は雌で顕著であり,肝臓の萎縮は雄で顕著であった。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 参考文献16件

  • 生鮮スルメイカ保管中に起こる性状変化に関する研究(4) : 肉質劣化の抑制方法の検討

    吉岡, 武也, 木下, 康宣 北海道立工業技術センター研究報告 (10) 11-17, 2008-12

    ...生鮮スルメイカの鮮度を保つ方法として、致死条件、保管温度、保管時のガス環境などの影響を、外套膜筋肉のATP含量、透明度、硬さ(テクスチャー)を指標として検討した。その結果、致死条件としては苦悶死よりも断頭や神経切断のような即殺が、保管温度としては0、5、10℃の中では5℃が最も保管後の品質が優れていた。また、イカ肉を純酸素で密封して保管することによりATP、透明度、硬さの変化が抑制された。...

    日本農学文献記事索引

  • 生鮮スルメイカ保管中に起こる性状変化に関する研究(3)

    木下 康宣, 吉岡 武也, 今野 久仁彦 北海道立工業技術センター研究報告 (10) 6-10, 2008-12

    ...生鮮イカの体色変化のメカニズムに関する知見を得る目的で、外套膜のATP含量が発色に及ぼす影響を検討した。表皮の赤黒さを示す発色率は、5℃の空気中および窒素包装中で外套膜を保管した場合、何れの条件でも時間経過に伴って増加した。しかし、発色率が最大値に達する時間は、空気保管時24時間だったのに対して、窒素包装して保管した場合6時間と早かった。...

    日本農学文献記事索引

  • 生鮮スルメイカ保管中に起こる性状変化に関する研究(4)

    吉岡 武也, 木下 康宣 北海道立工業技術センター研究報告 (10) 11-17, 2008-12

    ...生鮮スルメイカの鮮度を保つ方法として、致死条件、保管温度、保管時のガス環境などの影響を、外套膜筋肉のATP含量、透明度、硬さ(テクスチャー)を指標として検討した。その結果、致死条件としては苦悶死よりも断頭や神経切断のような即殺が、保管温度としては0、5、10℃の中では5℃が最も保管後の品質が優れていた。また、イカ肉を純酸素で密封して保管することによりATP、透明度、硬さの変化が抑制された。...

    日本農学文献記事索引 被引用文献1件

  • 日本産ウミウサギガイ科貝類の1新種クロマルケボリの記載

    淤見 慶宏 Venus (Journal of the Malacological Society of Japan) 67 (1-2), 85-88, 2008

    ...また,外套膜や足部が黄色地に黒斑が散る彩色となり,触角が黒色で先端が白色になるなど軟体部からも区別される。歯舌形態も異なり,中歯は歯先数が少なく,中心の大歯尖を対称にして左右均一に小歯尖が形成される点,内・外縁歯の先端が指状に膨らむ点で異なる。...

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  • 西太平洋から発見されたスズガイ亜科の1新種

    芳賀 拓真, 加瀬 友喜 Venus (Journal of the Malacological Society of Japan) 67 (1-2), 27-40, 2008

    ...後閉殻筋の付着部位に突出した棚状構造(buttress)を欠くことから <i>Pholadopsis </i>トゲスズガイ亜属に分類され,1)小さい殻サイズ(附属板を含め殻幅 14 mm 以下)と,2)微小な棘が密生した球形の殻,3)後方に向かって急激かつ深く落ち込む右殻の殻体前区,4)5 ~ 12本のかぎつめ状の棘を備えた水管板(siphonoplax),そして 5)局所的な赤色の色素をもつ水管基部の外套膜襟...

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  • 真空調理スルメイカ筋肉の軟化機構

    沖谷 明紘, 大根田 弥生, 久保 友人, 石井 剛志, 鈴木 理世子, 粟田 隆之, 砂田 泰志, 山下 幸恵, 右田 光史郎, 松石 昌典, 畑江 敬子 日本食品科学工学会誌 55 (4), 170-176, 2008

    ...(1) スルメイカ外套膜を真空調理したとき,官能による測定では煮えたものの食感をもつ,軟らかい煮イカが得られる加熱時間は,50℃と55℃では4~5時間,60℃では1~4時間であった.この加熱時間で皮(表皮の第3層と第4層の膜で構成)が消失したので筋肉内コラーゲンも可溶化したと推察された....

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  • イカ乾製品の褐変を促進するスルメイカ水溶性成分

    大村 裕治, 渡辺 真由, 木宮 隆, 山下 由美子, 岡崎 恵美子, 山澤 正勝, 渡部 終五 日本水産学会誌 74 (1), 66-74, 2008

    ...80℃ で 20 分間煮熟して凍結乾燥後,粉砕したスルメイカ外套膜筋肉から水溶性成分を除去した標品では,35℃ 貯蔵中の褐変はほとんど認められなかったが,クロロホルム-メタノール混液(1:1)で脂溶性成分を除去した標品は著しく褐変した。過塩素酸処理した水溶性成分が単独で強く褐変したことから,原因物質は水溶性低分子成分と推定された。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献1件 参考文献22件

  • パプアニューギニアのマヌス海盆の熱水噴出孔周辺に生息するシンカイヒバリガイ属の1新種

    橋本 惇, 古田 真紀子 Venus (Journal of the Malacological Society of Japan) 66 (1-2), 57-68, 2007-07-31

    ...外套膜の背側は薄いが,腹縁は厚く強い。外套内襞(inner mantle fold)は閉殻筋前縁から後縁までの腹側に沿って分離し,その中央部から後縁が襞状。櫛鰓は厚いが殻長の約70%の長さでやや小さめ。唇弁は非常に小さい。足は小さく平らで,殻長50mm以上の個体の足長/殻長比は0.22から0.30,殻長50mm未満の個体は0.30から0.38。前牽引筋は細長く,収足筋はやや太い。...

    DOI Web Site 参考文献12件

  • スルメの戻し操作におけるアルカリ浸漬条件がスルメの軟化におよぼす影響

    久木野 睦子 日本調理科学会大会研究発表要旨集 19 (0), 167-167, 2007

    ...市販の戻しスルメは外套膜が透明感のある外観で、光顕観察によるとその筋組織構造はこれまでの研究で観察した戻しスルメとは異なる像を示した。現地で入手した戻し用アルカリ剤をその使用法に従って調製したところ、文献等でみられたアルカリ剤よりさらにアルカリ度が高かった。この戻し液を用いて戻し処理を行うと、アルカリ液中での浸漬時間が長いものでは現地で販売されていたものと同様な状態に戻った。...

    DOI

  • クロチョウガイ貝殻に見られる分泌色素の変遷についての考察

    吹田 眞輝江, 小松 博 宝石学会(日本)講演会要旨 29 (0), 14-14, 2007

    ...ピース貝の外套膜外面上皮細胞の分泌機能特性は、移植後の真珠袋に並び変わった後も維持されることは、1969年和田浩爾氏によりアコヤガイの黄色色素分泌で実証されている。<BR> 本研究は3種の色素(緑褐色、黄褐色、赤褐色)を持つクロチョウガイの場合、その分泌機能の遺伝的特性がどのように維持されるのかを検討した。...

    DOI

  • 軟体動物系統発生における多板類の重要性(<特集号>第2回国際ヒザラガイシンポジウム)

    サルビニ-プラウエン L. v. Venus (Journal of the Malacological Society of Japan) 65 (1-2), 1-17, 2006-05-31

    ...多板綱は無板類との間に次のような共有形質をもつ:キチン質のクチタラ層と,小棘や鱗片など石灰質の構造物(スクレライト)を生成する外套膜,側神経の直腸上連合,囲心腔背部が陥人してできる心臓(心室),繊毛の構造,おそらく腹側の縦走筋など。他方,多板綱は介穀類との間に次のような共有形質をもつ:中腸が長軸方向に3区分されること,すなわち食道,中腸腺が付属した胃,多少なりとも旋回する細い腸が区分されること。...

    DOI Web Site 参考文献67件

  • 外骨格 : 軟体動物の進化を辿る(<特集号>第2回国際ヒザラガイシンポジウム)

    シェルテマ A. H., シャンダー C. Venus (Journal of the Malacological Society of Japan) 65 (1-2), 19-26, 2006-05-31

    ...(4)骨針が消失し,外套膜の縁に殻皮が発達する。殻は外套膜縁の殻皮に付着するようになる。殻は,細胞の内部で形成される円柱状のアラゴナイトによって形成される(オウムガイ,おそらくネオピリナ)。(5)空隙のある殻皮の中層で結晶化が起こるようになる(イシガイ類,イガイ類)。(6)外套膜外液から殻皮上に直接結晶化が起こる。(4)〜(6)の課程では,骨針が消失し,殻は背側を覆う外套膜の外側に形成される。...

    DOI Web Site 参考文献30件

  • ホタテガイ凍結粉砕肉のゲル化特性

    角, 勇悦, 能登谷, 典之, 小泉, 正機, 柳谷, 智, 金田一, 拓志 青森県ふるさと食品研究センター研究報告 = Report of Aomori Prefectural Local Food Research Center (3) 1-3, 2006-03

    ...1.ホタテガイのウロ取りむき身を凍結粉砕することにより、繊維組織の堅い外套膜までも均一で滑らかなペースト化が可能となった。2.春季及び秋季原料から調整した凍結粉砕肉のゲル強度は、凹み、破断強度共に秋季原料の物性値が高かった。3.加熱ゲルの離水を抑えるには、馬鈴薯澱粉を用いた場合春季原料で5%、秋季原料で3%、貝柱では1%の添加量が適当であった。...

    日本農学文献記事索引

  • ホタテガイを用いた水産発酵調味料(魚醢)の開発

    白川, 慎一, 雫石, 志乃舞, 成田, 清一 青森県ふるさと食品研究センター研究報告 = Report of Aomori Prefectural Local Food Research Center (3) 21-28, 2006-03

    ...ホタテガイ生殖巣及び外套膜と麹の種類を組み合わせ、発酵調味料を試作した。同一条件で製造した大豆みそを対照として比較すると共に、経時的な成分変化及びACE阻害活性について調べたところ、以下の結果を得た。1.麹種の違いでは、醤油麹を用いた区分が遊離アミノ酸量及び官能検査において良好な結果が得られた。...

    日本農学文献記事索引

  • サンゴノフトヒモ(溝腹綱)によるイソギンチャクの捕食

    佐々木 猛智, 齋藤 寛 Venus (Journal of the Malacological Society of Japan) 64 (3-4), 191-194, 2005-12-31

    ...サンゴノフトヒモ属は外套膜のクチクラ層が薄いがその下にsubepidermal matrix又はground substanceと呼ばれる厚い層をもっている。この組織の性質については知られていないが,今回の観察から,イソギンチャクの触手や槍糸などの刺胞に対する防御機能があることが考えられる。...

    DOI Web Site 参考文献12件

  • 副次産物に含まれる健康食品, 医薬, 医療, 美容用品関連素材

    高橋, 是太郎 2005

    ...イカの皮およびミール,秋サケの生殖巣,ホタテガイ外套膜,キヒトデの内臓などの未利用・低利用成分について,高付加価値利用方途として,細胞分化誘導補助剤,脳卒中予防剤,マクロファージ活性化剤,人工皮膚,変異原性物質の捕捉フィルタ一,抗菌性フィルム,化粧品材料,細胞培養基質など,非常に多様な形態を候補としてあげることができる。...

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  • 殺し方と輸送方法が異なる貯蔵イカ筋肉のATP消失と筋肉透明度の低下

    久木野 睦子, 久木野 憲司 一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集 57 (0), 24-24, 2005

    ...殺し方と輸送方法の異なる4つの試料イカの外套膜を取り出して5℃の冷蔵庫にて保存し、経時的に外套膜の透明度とATP関連物質の量を調べた。ATP関連物質はHPLC法にて測定した。透明度の測定は、黒十字を描いたシャーカステン上に外套膜を置き、外套膜を透かして見えた黒十字をデジタル撮影(617万画素)して黒濃度を画像解析ソフトにて分析した。...

    DOI

  • スルメイカ肉の破断特性に及ぼす測定時の品温と変形速度の影響

    山本 晋玄, 白板 孝朗, 中村 靖人, 山日 達道, 神山 かおる 日本食品科学工学会誌 52 (12), 560-565, 2005

    ...高齢者に噛み切りやすいイカ加工食品を開発するために, 外套膜の体軸方向と体軸直交方向の2方向の試験片を引張試験と剪断試験により, スルメイカの破断特性を調べた. イカ肉は表皮第4層と内臓側皮組織, 2種類の筋繊維の層状構造により, 破断特性には, 高度に異方性, 部位差があることが, 引張試験及び剪断試験より明らかになった....

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献25件

  • 海底に沈下した鯨骨に大量付着するヒラノマクラ

    奥谷 喬司, 藤原 義弘, 藤倉 克則, 三宅 裕志, 河戸 勝 Venus (Journal of the Malacological Society of Japan) 63 (1-2), 61-64, 2004-06-30

    ...本種の外套膜後端は筒状に丸まり,極めて長い"入水管"を形成し,また完全な管状になった出水管を持つほか,足もよく発達して活発に動き回るというイガイ科としては極めて特異な機能形態を持つことが判った。長い水管のため,本種が群生しているとあたかも鯨骨が細いマカロニで被われているようにさえ見える。ヒラノマクラの生体の観察は今回初めてと思われるので,速報する。...

    DOI Web Site 被引用文献4件 参考文献17件

  • 群馬県産マメシジミの1種Pisidium conventus aff. akkesiense

    家山 博史, 高橋 茂 Venus (Journal of the Malacological Society of Japan) 62 (3-4), 111-116, 2004-01-31

    ...また,入水開口はないがpresiphonal sutureがあること,内鰓には極めて小さい上昇葉があり,育児嚢は内鰓の下部にできることからP. conventusの特徴と合致したが,腎臓側葉の位置,外套膜放射状筋の筋束痕について異なっていた。...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献12件

  • アコヤガイ赤変病原因体の存在部位

    中易 千早, 青木 秀夫, 中西 麻希, 山下 浩史, 岡内 正典, 大迫 典久, 熊谷 明 魚病研究 39 (4), 203-208, 2004

    Mass mortalities caused by akoya oyster disease have been occurring in cultured Japanese pearl oyster Pinctada fucata martensii in western Japan. Although the involvement of some causative agents …

    DOI Web Site 被引用文献5件 参考文献8件

  • 輸送方法が異なる貯蔵イカの筋組織構造と破断特性

    久木野 睦子, 久木野 憲司 一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集 55 (0), 74-74, 2003

    ...外套膜をポリエチレンフィルムに包んで5℃に保存し、6・12・24時間後の生イカと加熱イカ(沸騰水中 20 分)を測定に供した。測定は ATP 量の測定、破断特性の測定、透過型電子顕微鏡による筋組織構造の観察とした。...

    DOI

  • 陸棲巻貝の同胞種コハクオナジマイマイとオナジマイマイの房総半島における地理的分布

    関 啓一, 井上 真一, 浅見 崇比呂 Venus (Journal of the Malacological Society of Japan) 61 (1-2), 41-48, 2002-06-30

    ...本2種は, 殻や生殖器の形態が非常によく似ているが, 殻を通して透けてみえる外套膜表面の色が著しく異なる。調査した房総半島の南部一帯では, コハクオナジマイマイがオナジマイマイよりも多くの地点に分布することがあきらかとなった。コハクオナジマイマイがみつかった30地点のうち, オナジマイマイが同所的に生息していたのは6地点のみであった。...

    DOI Web Site 参考文献16件

  • 数種イカ外套膜コラーゲンの架橋と加熱による変性

    安藤 真美, 三好 正満 一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集 54 (0), 120-120, 2002

    イカ筋肉のコラーゲンについて, 電子顕微鏡によりその繊維構造を観察するとともに, 各種イカの未加熱の筋肉よりコラーゲンを抽出し, 加熱により溶解するコラーゲンと溶解しないコラーゲンについて比較を行い, 溶解性の違いの原因について考察した。組織観察の結果より, 筋肉中のいたるところにコラーゲン繊維の集合体が存在しており, …

    DOI

  • 愛媛県宇和海における軟体部の赤変化を伴うアコヤガイの大量へい死

    森実 庸男, 滝本 真一, 西川 智, 松山 紀彦, 蝶野 一徳, 植村 作治郎, 藤田 慶之, 山下 浩史, 川上 秀昌, 小泉 喜嗣, 内村 祐之, 市川 衞 魚病研究 36 (4), 207-216, 2001

    Since 1996, mass mortalities of cultured Japanese pearl oyster Pinctada fucata martensii have been occurring in the western Japan including the Uwa-Sea, Ehime Prefecture. Mortalities were …

    DOI Web Site 被引用文献17件 参考文献12件

  • 大量死を伴う異常アコヤガイの血球像の変化

    前野 幸男, 伊東 尚史, 釜石 隆, 森実 庸男, 中島 員洋 魚病研究 36 (4), 225-230, 2001

    In diseased Japanese pearl oyster Pinctada fucata martensii collected from Ehime, Japan from April to July 1998 where mass mortalities of cultured pearl oyster had occurred since 1996, …

    DOI Web Site 被引用文献3件 参考文献4件

  • アサリにみられた Perkinsus 属の寄生体

    前野 幸男, 良永 知義, 中島 員洋 魚病研究 34 (3), 127-131, 1999

    In April 1998, unidentified parasites were found in Manila clam Tapes philippinarumin an inner bay of the western part of Japan. Ray's fluid thioglycollate medium (RFTM) culture of tissues from …

    DOI Web Site 被引用文献3件 参考文献19件

  • 本州中部南方沖から採集されたダイオウイカ属の一種の幼稚仔について

    土屋 光太郎, 森 賢 貝類学雑誌 57 (3), 225-230, 1998

    ...外套膜は細長く, 後端に亜三角形の短い鰭を有し, 頭部は大きく, 太短い腕と弱い触腕を備える。既存の報告としてはタスマン海近海で採集された外套背長10 mmの稚仔と東部太平洋および大西洋から採集された50 mm前後の幼体2個体の報告があるが, タスマン海の標本についてはその同定が疑問視される。...

    DOI Web Site 参考文献11件

  • ドブシジミの殻体管状構造に存在する軟体部の微細構造

    伊左治 鎮司 貝類学雑誌 56 (3), 241-248, 1997

    ...管の内部は外套膜外面上皮を構成する細胞から伸びる突起によって満たされている。突起の先端部は殻皮に達しており, 外表面を微絨毛で覆われ, 軸の内部には多数のミトコンドリアや粗面小砲体, 微小管が存在する。...

    DOI Web Site 参考文献26件

  • タコの生殖における代替戦略

    土屋 光太郎, 宇津 孝 貝類学雑誌 56 (2), 177-181, 1997

    ...小型の個体は, 交接行動を行うに際し, 体表突起状の白斑及び頭部外套膜状の白線状の斑紋を大型雄に比べ不顕著にし, 雌に近い体色パターンをとった。これは, 生殖行動における不利な雄の代替戦略のひとつであるスニーカーメールSneaker maleに該当する行動と考えられる。...

    DOI Web Site 参考文献9件

  • 日本からの海産等脚日の1新種Aegakomai(コップムシ亜目:グソクムシ科)

    Bruce Niel L. Crustacean Research 25 (0), 129-136, 1996

    ...千葉県銚子沖からとられたヤリイカの外套膜に付着していた雄1個体に基づき,新種Aegakomaiを詳しい図をつけて記載した.同属他種との比較を行ったところ,本種は板状に拡がった第1触角の第1,第2節,扇平で幅広い第2触角の第5節,短く截形で末端縁に鋸歯のある腹尾節,同様の鋸歯がある尾肢,さらに第3歩脚にだけある非常に大きな棘などの特徴により他の種類から区別されることが分かった....

    DOI Web Site Web Site 参考文献20件

  • ウコンハネガイ Ctenoides ales (Finley, 1927) の発光

    奥谷 喬司 貝類学雑誌 53 (1), 57-59, 1994

    ...発光は外套膜縁に沿って走る青白く光る筋が素早く明滅するものである。左右の外套膜縁の閃光状の発光はかならずしも同調しないので, しばしば交叉して稲妻のように見えることもある。...

    DOI Web Site

  • イチレツダコの棒状軟骨の形態学的観察

    守安 実己郎, ベンハリマ K. 貝類学雑誌 52 (2), 149-154, 1993

    ...地中海北西岸(フランス)から得られた、イチレツダコ(Eledone cirrhosa)の棒状軟骨についての形態および、外套膜長との関係について調べた。棒状軟骨は、半透明の"く"の字状の軟骨で、外套の漏斗筋と外套膜とのつけ根に位置する。...

    DOI Web Site

  • サルボウガイの殻体にとりこまれた砂粒

    柴田 松太郎 貝類学雑誌 48 (3), 195-197, 1989

    ...そして, その生長は腹縁において行われるが, その際にもし砂粒のような異物が, 殻体(外層)内表面と外套膜の間に挟まれると, 一旦交叉板構造の形成が中断され, Fig.1の場合は, 多少粗粒で円いアラレ石の結晶が砂粒の周りをとり囲み, Fig.2の場合は, 砂粒の下方に放射状の構造が現われ, Fig.3の場合は, 砂粒の周り或いは下方に, アラレ石の微結晶が取り巻きき, その後に再び交叉板構造を形成...

    DOI Web Site

  • 筋萎縮を伴うアワビ稚貝の病理組織学的所見

    中津川 俊雄, 畑井 喜司雄, 窪田 三朗 魚病研究 23 (3), 203-204, 1988

    ...各稚貝に共通して見られた所見は外套膜と上足の萎縮および貝殻辺縁部の融解・崩壊・欠損などであった。本疾病による斃死率は49.1%に達したが, 水温が25℃を越えるに伴い終息した。飼料が斃死原因とは考えられなかった。病理組織学的に検討した結果, 本病の原因は神経幹と足側神経横連鎖に生じた腫瘍によるものと判断された。しかし, その成因ならびに病態の詳細に関しては不明であり, 今後検討する必要がある。...

    DOI 被引用文献14件

  • サザエとバテイラにおける真珠層成長表面の電子顕微鏡による研究

    中原 晧 貝類学雑誌 38 (3), 205-211, 1979

    ...表面に近い部位(外套膜上皮に接する部位)ではsheetの間隔が深部に比べて小さく, 構造が不規則となり, 最表層では未だsheet状の構造を示さない密度の高い層が存在する。結晶の形成開始は, このような表層の, 狭い間隔で配列したsheetの間で行われる。成長途上の結晶は, 形成開始直後のものを含めて, 常に電子密度の高い薄膜状構造(envelope)によって被覆されている。...

    DOI Web Site

  • アサリから得た繊毛虫の1新種,Ancistrum edajimanum n. sp.について

    大石 忠義 動物分類学会誌 14 (0), 1-4, 1978

    ...広島県江田島湾のアサリの鰓および外套膜より発見された繊毛虫の1新種Ancistrum edajimanumを報告する。体は長卵形で扁平,やや左に紆曲する。体長43〜78μ,体幅13〜34μ。体表面は等長の繊毛(5〜9μ)でおおわれているが,囲口部の両縁および細胞口には長繊毛(15〜20μ)が生じ,一様に後方に向かう。繊毛列は体の長軸に沿って走り,背面における数は腹痛に比べ多い。...

    DOI Web Site

  • 回転式解体装置によるホタテ貝柱の分離効果

    元広 輝重, 伊勢谷 善助, 小田 亀三 日本食品工業学会誌 25 (3), 134-137, 1978

    A new machine made experimentally was used for the study to determine the effective separation of adductor muscle from gonads, mantle, visceral sac, gill and digestive tracts of scallops after …

    DOI

  • カルシウム塩添加海水で飼育した稚アワビの殻体変化について

    坂井 英世 水産増殖 22 (3-4), 105-109, 1975

    ...これは外套膜上皮細胞が塩化カルシウムを同化して, 炭酸カルシウムの分泌を促進し, 殻縁部を成長肥大したものと思われる。<BR>(3) 塩化カルシウム添加により飼育した貝は, 無添加貝に比較して, アラゴナイトの結晶板の表面を著しく粗くして真珠光沢を失ない, さらに結晶板周囲の境い目が, ところどころ深い穴と溝を形成した。...

    DOI 日本農学文献記事索引

  • 日本近海産の珍らしいイカ類について II : アブライカ(新種)について

    奥谷 喬司, 上村 清幸 貝類学雑誌 32 (2), 39-_47-2_, 1973

    ...同属には4既知種(N. sloani (GRAY)=属模式, ニュージランド&acd;フィジイ;N. gouldi (MCCOY)タスマニア&acd;オーストラリア;N. hawaiiensis (BERRY)ハワイ;N.philippinensis Vossフィリッピン&acd;南シナ海)があるが, 本新種は, それらとは(1)外套膜表面に一種のモザイク様又は小鱗様の彫刻がある, (2)外套膜が太短...

    DOI Web Site

  • 日本近海産の珍らしいイカ類について I : 太平洋域から新記録の Joubiniteuthis portieri

    奥谷 喬司, 久保田 正 貝類学雑誌 31 (1), 35-40, 1972

    ...本種は1科1属1種で, その特徴は : (1) 外套膜後方に糸状に長く延長する"尾"部があること, (2) 漏斗軟骨器は単純な楕円状, 外套軟骨器は同じく単純な瘤状, (3) 腕が第IV腕を除いては細く長く基部から尖端に向って極めて微小な吸盤列が2列から4, 6列に変化すること, (4) 触腕が長くむち状で, 掌部が狭く長く8&acd;12列の吸盤が密に配列すること, などである。...

    DOI Web Site

  • ひめがいの食品化学的研究

    田代 豊雄, 松井 知波, 清水 悦子, 長野 智加恵 日本食品工業学会誌 17 (12), 556-560, 1970

    Bakagai (Mactra sulcataria REEVE), which is the raw material for Himegai, was kept in cold storage (5°C) or stocked in the state of freezing (-20°C), and then the products made of raw materials, …

    DOI Web Site 医中誌

  • カキの神経系の顕微鏡学的研究

    菅原 義雄 Archivum histologicum japonicum 24 (3), 257-272, 1964

    The visceral ganglion in oysters is shown as an oval unpaired stout ganglion in cross sections, and it comprises the outer cortex containing many nerve cells and the inner medulla filled with the …

    DOI Web Site Web Site ほか2件

  • 魚貝類の石灰化に関する研究-II

    小林 新二郎 日本水産学会誌 30 (11), 893-907, 1964

    1. A study was made, by means of paper electrophoresis, of the relationship between the distribution of proteins, acid mucopolysaccharides and PAS-positive materials in extrapallial fluid, and the …

    DOI Web Site

  • アコヤガイ養殖真珠に関する研究-I

    小竹 子之助, 河村 光保 日本水産学会誌 23 (7-8), 363-365, 1957

    In the present study, the natures of the culture pearls with <i>Pinctada martensii</i>, operated by the different types of mantle-piece, were investigated experimentally. The types of mantle-piece …

    DOI Web Site

  • ムラサキイガイの放卵放精

    岩田 清二 日本水産学会誌 17 (6), 157-160, 1951

    It has been reported that the discharge of sexual products of scallop or abalone were artificially induced by simultaneous increase of temperature and alkalinity. In my experiments it was successful …

    DOI Web Site

  • ムラサキイガイの放卵放精

    岩田 清二 日本水産学会誌 17 (1), 15-18, 1951

    It has not been ever obtained artificially the mature and fertilizable eggs by any predecessors from the ovary of <i>Mytilus edulis</i>. It was successful in obtaining the numerous fertilizable eggs …

    DOI Web Site

  • 158. 石狩油田産<I>Calyptogena</I>屬化石に就て

    大立目 謙一郎 日本古生物学會報告・紀事 1942 (25), 197-199_1, 1942

    <I>Calyptogena</I>, DALL, 1891. Type species: <I>C. pacifica</I> DALL, 1891.<BR>The superficial feature of <I>Calyptogena</I> reminds me of some species of the Veneridae, however, considering form …

    DOI

  • 笠形有肺類の 1 種ヒラカラマツガヒ Siphonaria atra QUOY et GAIMARD の運動に就て

    阿部 襄 ヴヰナス 5 (4), 206-213, 1935

    ...ヒラカラマツガヒは一定の家(home or scar)を有し, 歸家習性を示す.この際歸路は, 往路と殆ど同路を通るか, 或は外套膜縁が往路を離れぬ距離以内に於て別道を通る.5. 攝食匍匐の距離及び方向は日により違ふが, 距離は凡そ殼長の5.5-14.5倍位である.6. 9, 10, 11月の期間に於ては一般に家(home or scar)を變更しない....

    DOI

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