検索結果を絞り込む

本文・本体へのリンク

検索結果 146 件

  • 1 / 1

  • 京都市に豪雨をもたらす降水システムの時空間構造と環境場に関する解析

    梶川 義幸, 渡辺 悠一朗, 大石 哲, 中北 英一 土木学会論文集 80 (16), n/a-, 2024

    ...GPVを用いて,京都市に豪雨をもたらす降水システムの時空間構造及び環境場を解析した.その結果,日最大1時間降水量20mm以上と日最大10分間降水量10mm以上の2種類の閾値により得た降水システムには,その時空間構造及び環境場に明瞭な違いが見られた.前者は六甲山を起点とする線状の降水域で特徴付けられ,上空のトラフを伴う発達した低気圧下で生じていた.一方,後者は京都市周辺に限定された局所的な降水域であり,太平洋高気圧...

    DOI Web Site

  • 2016年台風10号および1981年台風12号の環境場および降雨分布の比較

    宮本 真希, 山田 朋人 土木学会論文集 79 (27), n/a-, 2023

    ...<p> 北海道における代表的な2つの豪雨災害はそれぞれ2016年台風10号および1981年台風12号の接近・通過時に発生した.本研究では当該事例を対象に気象場分析を実施したことで,両台風が低緯度帯の低圧部において発生し,太平洋高気圧の北東偏により太平洋を北上して北海道に接近した後,西側に存在する寒冷渦に向かって進行していたことを示した.どちらの事例においても山脈沿いに降雨が集中したが,北海道付近に前線...

    DOI Web Site 参考文献7件

  • 夏季晴天日の関東平野における局地風系の類型と気温分布の特徴

    瀬戸 芳一, 高橋 日出男 日本地理学会発表要旨集 2023a (0), 99-, 2023

    ...,Eでは東風が関東平野に広く卓越する分布となるが,A~Dでは,午前中には沿岸部で海岸線に直交する海風がみられ,午後になると,広域海風の発達とともに全域で南~南東寄りの風向に変化した.海風前線の内陸への侵入や南寄りの広域海風の発達はAで最も早く,B,C,Dの順に遅くなった.また,期間を10年ごとに分けて各類型の出現頻度を求めたところ,南風が卓越するA,Bは近年増加傾向にあった.A,Bでは日本の南への太平洋高気圧...

    DOI

  • チベット高気圧と北太平洋高気圧が日本の暑夏・冷夏の発生に及ぼす影響

    井上 誠, 宇賀神 惇, 木口 倫, 山下 陽介, 小峰 正史, 山川 修治 日本地理学会発表要旨集 2022s (0), 175-, 2022

    ...日本の夏季の天候は、対流圏下層から中層で発達する北太平洋高気圧とオホーツク海高気圧との関連が強いことは知られているが、それらの挙動だけでは正確な暑夏・冷夏の予測につながっていないのが現状である。西森(1999)は、上部対流圏から下部成層圏に発達するチベット高気圧と北太平洋高気圧の強化による日本への張り出しと関連した暑夏の事例を報告しており、対流圏中下層より上空の高度分布にも着目する必要がある。...

    DOI

  • 夏季晴天日の関東平野における近年の局地風系と気圧場の特徴

    瀬戸 芳一, 高橋 日出男 日本地理学会発表要旨集 2022a (0), 60-, 2022

    ...気圧場の特徴</b></p><p> 各類型における気圧配置を,JRA-55長期再解析を用いて検討したところ,A,Bでは日本の南への太平洋高気圧の張り出しが晴天弱風日の平均よりも強かった.また,午後には中部山岳域に熱的低気圧が発達し,関東南岸の気圧傾度はAで最も大きかった.平野スケールの気圧場を検討するため,内陸地点を含む関東周辺の気象官署(前橋,水戸,網代,勝浦)における09時と15時の海面気圧から...

    DOI

  • 大量アンサンブルデータを用いた北海道周辺で抽出した線状降水帯の多発年・寡少年における夏季総観場の特徴

    大屋 祐太, 宮本 真希, 山田 朋人 土木学会論文集B1(水工学) 78 (2), I_43-I_48, 2022

    ...発生数の顕著な年は,7, 8月平均の環境場と海面水温により特徴付けられることが先行研究において指摘されている.本研究では,水平5km解像度のレーダアメダス解析雨量から線状かつ停滞性を有する降雨イベントを線状降水帯と定義し,現在気候と将来予測気候の双方の数千年相当の情報量を有するd4PDFの降雨データに適用した.過去実験,2度上昇実験,4度上昇実験のそれぞれにおいて基準を満たす線状降水帯の多発年は,太平洋高気圧...

    DOI Web Site 参考文献8件

  • 梅雨期の九州地方における前線の停滞と降雨特性

    宮本 真希, 山田 朋人 水文・水資源学会研究発表会要旨集 34 (0), 202-, 2021

    ....この対策のためには,前線周辺における降雨の発生メカニズムの解明だけでなく,前線に伴う降雨特性を十分に理解することも重要である.本研究では,地上天気図を画像解析することで前線の位置を数値データ化し,九州地方において前線が停滞していた期間を調べた.過去15年間の5月から7月までにおいて前線が停滞していない期間の平均日降雨量に対して前線停滞期間の平均日降雨量は約3.9倍であった.さらに,前線停滞時には太平洋高気圧...

    DOI

  • 将来気候における北海道周辺域の台風接近数の海面水温依存性

    大屋 祐太, 星野 剛, 山田 朋人 水文・水資源学会研究発表会要旨集 34 (0), 196-, 2021

    ...<p>d4PDFの将来気候5400年分の気象データをJA平均したSLPとZ500を変数としてSOMを用いて分類した.同分類の結果,北太平洋に高気圧が卓越する気象場ではどのSSTモデルにおいても北海道周辺に台風が接近する割合が高いが,太平洋高気圧が卓越する気象場ではSSTモデルによって変動係数は高く,分類したユニット内において使用したSSTモデルによって北海道に台風が接近する割合は25%程度の差があることを...

    DOI

  • 過去70年間に関東地方に来襲した台風の経路と強さの変化

    永田 玲奈, 三上 岳彦, 平野 淳平 日本地理学会発表要旨集 2021s (0), 20-, 2021

    ...使用し,来襲時の台風の中心位置とその24時間前の中心位置の緯度・経度から台風の24時間移動ベクトルを算出した.この移動ベクトルより,台風が関東に来襲する前の24時間における台風の移動距離と移動方向を知ることができる.その結果,関東付近に来襲する台風は2000年以前は西〜南西方向から関東地方に近づくケースが多いが,以降は南南西〜南南東方向からやってくる台風が多くなることがわかった.2000年以降には北太平洋高気圧...

    DOI

  • 夏季の太平洋高気圧条件下における高濃度PM<sub>2.5</sub>に対する火山の寄与解析

    山村 由貴, 新谷 俊二, 力 寿雄, 中川 修平, 王 哲, 鵜野 伊津志 大気環境学会誌 55 (4), 169-180, 2020-07-10

    ...以上から、本研究によって、夏季の太平洋高気圧条件下では、桜島火山から噴出したSO<sub>2</sub>および生成したSO<sub>4</sub><sup>2</sup>-が九州西方海上を経由して日本海上を輸送され、広域にわたる高濃度PM<sub>2.5</sub>事例を引き起こしたことが新たに明らかになった。</p>...

    DOI 医中誌

  • 2018年7月に日本で発生した高温現象時への太平洋・日本パターンの影響と夏季アジアモンスーンの季節進行の関係性

    神澤 望, 高橋 洋 日本地理学会発表要旨集 2020s (0), 208-, 2020

    ...まるという特徴を持ったテレコネクションである.日本の夏の気候に影響を与えることが知られており,2018年の7月中旬から下旬にかけて日本の広範囲で発生した高温現象に関してもPJパターンが部分的に寄与が指摘されている.そこで本研究は,2018年の日本ので発生した高温現象について, PJパターンをsub-seasonal(約15日)なタイムスケールで着目しながら調べた.高温現象発生時,日本上空では平年より太平洋高気圧...

    DOI

  • 1982年7月に観測された梅雨前線帯の大規模およびメソα規模の様相

    二宮 洸三 天気 67 (3), 149-162, 2020

    ...</p><p> チベット高原東縁から北西太平洋に延びる雲ゾーンは亜熱帯ジェットの南縁と太平洋高気圧の北縁に位置していた.雲ゾーンは降水ゾーンとほぼ一致していた.雲ゾーンは~35°Nの傾圧ゾーン内に存在し,大陸近傍の雲ゾーンは大きな降水量・比湿・比湿傾度と湿潤不安定成層によって特徴づけられる.北西太平洋では比湿は小さく成層は安定である.雲ゾーンの北側(35~55°N)の下層の傾圧性は大陸上で小さく北西太平洋上...

    DOI Web Site

  • 何が2018年夏の韓国の猛暑をもたらしたか?

    Ha Kyung-Ja, Yeo Ji-Hye, Seo Ye-Won, Chung Eui-Seok, Moon Ja-Yeon, Feng Xuelei, Lee Yang-Won, Ho Chang-Hoi 気象集誌. 第2輯 98 (1), 153-167, 2020

    ...熱中症や過度の蒸発散による農業被害の軽減のためには、北太平洋高気圧の位置および継続期間の予測が必要であろう。</p>...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献3件 参考文献44件

  • 1600〜1910年の朝鮮半島における風水害記録の残存状況およびその分析

    小林 雄河 日本地理学会発表要旨集 2020s (0), 308-, 2020

    ...朝鮮半島は九州北部や中国の東部沿海地区に上陸または接近した台風が通過するルート上にあり、太平洋高気圧などの活動により、台風経路の東西方向の振れ具合や台風そのものの数も影響を受ける。</p><p> 本研究では主に李氏朝鮮の『朝鮮王朝実録』(収録期間:1392〜1928年)・『承政院日記』(1623〜1910年)と国立国会図書館所蔵の『対馬宗家文書 倭館館守日記』(1687〜1870年)を用いた。...

    DOI

  • CMIP5マルチモデル将来予測実験における夏季東アジアの気圧配置および南風モンスーンの分析

    尾瀬 智昭, 高谷 祐平, 前田 修平, 仲江川 敏之 気象集誌. 第2輯 98 (5), 927-944, 2020

    ...SWIの大きなモデル依存性は第3モードによって作り出されるが、これは東アジア北部の弱い太平洋高気圧を表し、北半球インド洋上および太平洋上での鉛直流の抑制が特徴である。第4モードはオホーツク海高気圧を表している。第5モードは、東アジア南部における地表面気圧の東西コントラストを表し、北半球の海面水温と関係している。...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献5件 参考文献25件

  • 日本周辺の歴史時代の気候変動とその影響

    田上 善夫 日本地理学会発表要旨集 2020a (0), 167-, 2020

    ...それらから北太平洋高気圧などの変動が示されるが、寒暖の・乾湿の変動とはやや相異することもある。</p><p></p><p> また日本周辺でも気候変動は災害発生などと深い関係がある。地域的差異、歴史的変容などにかかわるため、気候変動のもつ意味は大きい。とくに13世紀頃の中世温暖期から小氷期への移行期、19世紀頃の小氷期以降の温暖化期には太平洋高気圧の盛衰など循環系との関係がみられる。...

    DOI

  • 太平洋高気圧の変動が日本の夏の天候に与える影響

    永田 玲奈, 三上 岳彦, 平野 淳平 日本地理学会発表要旨集 2020a (0), 55-, 2020

    ...<p>北太平洋高気圧の変動により,日本の夏季には猛暑や今年7月に発生した「令和2年7月豪雨」のような大雨が引き起こされる.本研究では,日本の夏季気温や降水量に影響を与える北太平洋高気圧西縁の東西及び南北変動を示す指数を1901〜2000年の期間で定義し,その長期変動と日本の気温・降水量との関係について明らかにした.この結果,北太平洋高気圧は20世紀に南西方向にシフトしており,20世紀後半にその傾向が...

    DOI

  • 20kmメッシュ大規模アンサンブル実験を用いた北東日本における極端低温日の将来変化予測

    川添 祥, 藤田 実季子, 杉本 志織, 岡田 靖子, 渡辺 真吾 気象集誌. 第2輯 98 (6), 1305-1319, 2020

    ...ECD発生頻度の将来変化として、東日本周辺にみられる強い低気圧とやや強いオホーツク海高気圧が同時発生しているパターンでは増加傾向を、非常に強いオホーツク海高気圧または太平洋高気圧の西への張り出しが卓越するパターンでは減少傾向を示すことが示唆された。ECD強度の将来変化を明らかにするために、下層大気の温度移流についても調べた。...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献44件

  • 夏季におけるロスビー波の砕波と太平洋・日本パターンの持続メカニズム

    竹村 和人, 向川 均 気象集誌. 第2輯 98 (6), 1183-1206, 2020

    ...一方、北西太平洋亜熱帯域より太平洋高気圧の周縁に沿って流入する水蒸気は、日本~その東海上における水蒸気フラックスの収束偏差を強化し、非断熱過程に伴う上昇流偏差をもたらすことがわかった。相関解析より、これらの断熱及び非断熱過程と上昇流偏差との関連性は、ほぼ同程度と見積もられた。...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献40件

  • 東九州の降水量から推定した20世紀における台風経路の変化

    永田 玲奈, 三上 岳彦 日本地理学会発表要旨集 2019s (0), 17-, 2019

    ...東九州の日降水量データを使用して,1901~2000年における日本の台風経路の変化について明らかにした.宮崎・大分の8月の日降水量データから東九州に地形性レインバンドをもたらす台風を定義したところ,1951年以降にこのような台風の数が減少していた.これは1951年以降に見られる北太平洋高気圧の南西へのシフトが原因であると考えられる.また,東九州と日本の51地点の気象官署の降水量との関係から,1951...

    DOI

  • アジア大陸の気候システムと東アジアの降水窒素濃度

    早瀬 吉雄 農業農村工学会誌 87 (2), 105-110,a1, 2019

    ...夏季は,ヒマラヤ大山塊が育成するインド洋からの南西季節風および北太平洋高気圧による南東季節風が日本や東南アジアに吹く。インド洋・太平洋上には,汚染物質の発生源はないので,夏季の降水窒素濃度は,冬季よりも低い。小笠原やヤンゴン,熱帯雨林気候の島クチンは特に低い。</p>...

    DOI

  • 37年ぶりの大渇水

    松山 洋 地学雑誌 127 (1), 1-19, 2018

    <p> From May 2016 to April 2017, Chichi-jima in the Ogasawara (Bonin) Islands suffered a severe drought. After an absence of 37 years from 1980, the ratio of effective water storage at four dams …

    DOI Web Site Web Site 被引用文献6件 参考文献13件

  • 1897~2016年の夏季における北太平洋高気圧の分布と日本の気温・降水量との関係

    藤宮 健太郎, 赤坂 郁美 日本地理学会発表要旨集 2018s (0), 000208-, 2018

    ...はじめに<br>北太平洋高気圧(North Pacific High :NPH)の変位は、台風の進路や前線の位置を決定し、日本における夏季の気温や降水量を変動させる要因となっている。永田・三上(2012)では夏季(6~8月平均)のNPHの西縁部を定義し、日本の夏季の気温との関係を示している。...

    DOI

  • 太平洋十年規模振動(PDO)と総観気候系との関係

    宮本 大輔, 山川 修治, 井上 誠 日本地理学会発表要旨集 2017s (0), 100057-, 2017

    ...正卓越年ではアリューシャン低気圧の出現時期が早まる傾向にあるが, 負卓越年では遅い傾向で北太平洋高気圧の勢力が残る傾向がみられる。南半球中高緯度帯においては, 負卓越年のときに南太平洋高気圧が強まる傾向にある。オーストラリア, 南米, アフリカ南部でもPDOとの関係性が認められる。SPCZはPDOと負の相関関係があると認められた。...

    DOI

  • 日降水量データを用いた日本における台風経路の復元(1901~2000年)

    永田 玲奈, 三上 岳彦 日本地理学会発表要旨集 2017s (0), 100006-, 2017

    ...日本の日降水量データを使用して,1901~2000年における日本の台風経路について復元を行った.宮崎・大分の8月の日降水量データから東九州に地形性レインバンドをもたらす台風を定義したところ,1951年以降にこのような台風の数が減少しており,これは1951年以降に見られる北太平洋高気圧の南西へのシフトが原因であると考えられる.日本の51地点の気象官署の8月の月降水量と東九州に降水をもたらす台風数との相関係数...

    DOI

  • メソβとマクロスケールから捉えた気候変動による梅雨期集中豪雨の将来変化予測

    小坂田 ゆかり, 中北 英一 水文・水資源学会研究発表会要旨集 30 (0), 10-, 2017

    ...近年,2014年8月の広島豪雨など梅雨前線に伴う集中豪雨が多発しており,地球温暖化による梅雨豪雨の将来変化予測研究が精力的に行われている.梅雨前線は太平洋高気圧などマクロスケールの現象に大きく影響を受けて形成されるが,集中豪雨自体はメソβスケールで生じている.そのため,地球温暖化による梅雨豪雨の将来変化についても,マクロだけでなくメソβを含めたマルチスケールから梅雨豪雨を捉えることが重要となる....

    DOI

  • 2016年8月豪雨事例を含む過去56年間に北海道周辺を通過・上陸した台風の統計的解析

    北野 慈和, 山本 太郎, 小林 彩佳, 山田 朋人 土木学会論文集B1(水工学) 73 (4), I_1231-I_1236, 2017

    ...北日本周辺に発生し河川の氾濫や土砂災害が頻発した.これらの台風は,太平洋沖を東方へそれずに北進し,北海道及びその周辺に到達するという経路をたどった.本研究では,1961-2016年の過去56年間に北海道に接近した台風を,北海道接近時に日本海,日本列島,太平洋を通過するもので分類した.これら3つの経路のうち北海道接近時に太平洋を通過する台風が2011年以降の6年間に頻発した.同経路は,平年よりも北日本近海に太平洋高気圧...

    DOI Web Site 被引用文献3件 参考文献1件

  • 小氷期における強風災害の変動と夏季の気候状態について

    田上 善夫 日本地理学会発表要旨集 2017a (0), 100185-, 2017

    ...上記の変動が,夏季の太平洋高気圧の盛衰の影響である場合,その低下期には夏季に太平洋高気圧が衰退ないしは東偏していたとみられる。またこれら低下期は,元和,寛永,元禄,元文,天明,天保年間であり,江戸時代の主要な飢饉の発生年代に対応している。さらにこの元禄年間と天保年間は,17世紀末と19世紀初めの太陽活動低下期に対応しており,地球規模での気候変動と密接にかかわるとみられる。...

    DOI

  • 小麦収量を変動させる気象要素は十勝とオホーツクで異なる

    下田, 星児, 濱嵜, 孝弘, 廣田, 知良, 菅野, 洋光, 西尾, 善太 北農 83 (2), 158-162, 2016-04

    ...太平洋高気圧の影響を受ける高温年は,十勝地域で顕著な収量の低下が見られるが,オホーツク地域は高温年でも日照時間が長くなる年が多く,多収になる場合がある。日照時間4.5時間以下の場合に,高温に伴う収量の低下が顕著になる。収量予測や栽培技術の開発に繋がる成果である。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 小氷期における東アジアの気候災害とその出現の変動について

    田上 善夫 日本地理学会発表要旨集 2016a (0), 100081-, 2016

    ...すなわち中日間で出現の相反するが,夏季の太平洋高気圧とのかかわりから,1840年頃には太平洋高気圧が衰退していたのに対し,1860年頃には太平洋高気圧が発達していたことが考えられる。<br><br>Ⅳ おわりに<br><br>  日本では台風のような熱帯低気圧に伴う強風は,平安時代より「野分」とよばれたが,中国では「颶風」が代表的で,とくに中南部の沿岸部を中心にしており,北部では異なる。...

    DOI

  • 関東地方の領域気候の年々変動における黒潮域の海面水温の影響

    高橋 洋, 足立 幸穂, 佐藤 友徳 日本地理学会発表要旨集 2016a (0), 100123-, 2016

    ...関東地方の高温現象は、太平洋高気圧の張り出しが、主要な要因であると考えられる。一方で、黒潮の蛇行などによる海面水温(SST)の変化など、海からの影響も考えられるが、その影響はほとんど評価されていない。これまでの中緯度の研究では、SSTは大気から海洋の影響が大きく、海洋から大気への影響は限定的であるとされていた。...

    DOI

  • JEPX便り 今夏、需要に低迷の兆し

    日経エネルギーnext = Nikkei energy next : 電力改革が拓く新ビジネス / 日経テクノロジーオンライン 編 (7) 2-, 2015-08

    ...太平洋高気圧の張り出しが弱く、チベット高気圧の勢力も弱いことから、梅雨前線の北上が遅れて九州南部に停滞した。...

    PDF Web Site

  • 20世紀の夏季東アジアにおける地上気圧の変動

    永田 玲奈 日本地理学会発表要旨集 2015s (0), 100005-, 2015

    ...本研究では,1901~2000年における東アジア地上気圧の長期変動について主成分分析を用いて明らかにした.第1主成分の因子負荷量は10º-25ºNの西部太平洋に負の中心が見られ,これは北太平洋高気圧の変動を示していると考えられる.主成分スコアは1950年以降に負となる年が多く見られ,NPSHが1950年以降に南西にシフトするとしている永田・三上(2012)と一致する.また,東部熱帯太平洋と熱帯インド...

    DOI

  • 回転翼航空機を利用した富山県上空の過酸化水素濃度の測定

    渡辺 幸一, 矢地 千奈津, 西部 美雪, 道上 芹奈, 江田 奈希紗 日本地球化学会年会要旨集 62 (0), 252-, 2015

    ...また、太平洋高気圧圏内となる通常の夏期よりも、2013年8月のように大陸からの越境汚染の影響を受けていた夏期に過酸化物が非常に高濃度であった。また、夏期は二酸化硫黄濃度よりも過酸化水素が高い状態であったが、寒候期では二酸化硫黄に対して過酸化水素が不足する状態であった。...

    DOI

  • 内モンゴルにおける夏季降水量の年々変動とその地域特性

    赤坂 郁美, 王 露莎, 高橋 日出男 日本地理学会発表要旨集 2014s (0), 100270-, 2014

    ...また太平洋高気圧西縁部が中国南部に向けて張り出していた。つまり,対流圏下層の低気圧性循環の位置と太平洋高気圧西縁部の中国南部への張り出しの強さにより,中国南部から内モンゴルにかけての水蒸気輸送量とその経路が異なり,C1およびC2地域の夏季降水量が変動すると考えられる(図1)。...

    DOI

  • 北陸地方における大気環境中の二酸化硫黄及び硫酸塩粒子の動態

    松原 弘樹, 金 聖鈞, 山崎 暢浩, 塩田 典子, 岩本 洋子, 山田 怜奈, 沢野 未佳, 松木 篤, 渡辺 幸一 日本地球化学会年会要旨集 61 (0), 268-, 2014

    ...通常の夏季であれば、太平洋高気圧の影響で、大陸からの気塊が輸送されることは少ないが、2013年8月は、太平洋高気圧が例年に比べ西側に位置していたため、西からの気塊が輸送されやすかったものと考えられる。...

    DOI

  • 梅雨明け時に起こる熱帯対流活動と大規模循環場の変化

    瀧本 家康 季刊地理学 65 (1), 17-35, 2013

    ...P, W, N型の梅雨明け時の高度場の変化を調査した結果,梅雨明けには① 熱帯からの定常ロスビー波および偏西風ジェット上の定常ロスビー波の伝播による高気圧の強化(P型),② 偏西風ジェット上の定常ロスビー波の伝播による高気圧の強化(N型),③ 太平洋高気圧の東への後退(W型),という3つの機構があることが明らかとなった。...

    DOI Web Site 参考文献35件

  • 準備委員長挨拶

    長澤 弘 バイオフィリア リハビリテーション学会研究大会予稿集 2013.4 (0), 894-, 2013

    ...<p> 梅雨明け宣言が出された途端,太平洋高気圧の力をいやでも思い知らされている此の頃である.この暑い夏の盛りではあるが,第6回バイオフィリア リハビリテーション研究大会を開催するに至った.7年前に有志により発足した小さな研究会が,会員の努力により学際的な内容を多く含む会へと発展し続けていることは素晴らしいことであり,同時に研究成果を国民へ還元すべくさまざまな領域を含めた研究が進行中である.今回の研究大会...

    DOI

  • MRI-AGCM3.2Hを用いた8月の日本における極端高温時の気圧配置の将来変化

    坂井 大作, 高橋 洋, 松本 淳, 水田 亮 日本地理学会発表要旨集 2013s (0), 274-, 2013

    ...はじめに 太平洋高気圧は日本の極端高温を引き起こす要因であることが多い。しかし、日々の極端気温においては太平洋高気圧が強い気圧配置だとは限らない。日単位の極端高温をもたらす気圧配置のパターンが複数存在するということである。その温暖化に伴う変化に関しての研究はほとんど研究されていない。 本研究では温暖化に伴う、8月の日本における極端高温発生時の気圧配置のパターンと、その頻度の将来変化を解析した。...

    DOI

  • 地域気候シミュレーション結果から得られた夏季降水量の将来変化と地形との関係

    常松 展充, 大楽 浩司, 平野 淳平 水文・水資源学会研究発表会要旨集 26 (0), 198-, 2013

    ...山地の西~南側で夏季の降水量及び大雨発生頻度が顕著に増加することの主な原因は、特に北緯35度以南の領域において、南北の気圧傾度が増大することにより、低緯度地域から北太平洋高気圧の縁を回って日本列島へ流れ込む暖かく湿った南西気流が強化され、その結果、山地の風上側(西側~南側)で地形性降雨が強まることにあるものと考察される。...

    DOI

  • 1901~2000年における北太平洋高気圧西縁部の長期変動と日本の夏季気温との関係

    永田 玲奈, 三上 岳彦 地理学評論 Series A 85 (5), 508-516, 2012

    ...本研究では,1901~2000年の100年において北太平洋高気圧西縁部の東西・南北変動を示す指数を定義し,その長期変動について明らかにするとともに,日本の17地点における夏季気温変動との関係について解析を行った.その結果,北太平洋高気圧の西縁部は過去100年に南西方向にシフトしていることがわかった.また100年を前半50年と後半50年に分けて比較したところ,前半50年と比べて後半50年には,高気圧西縁部...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献3件 参考文献13件

  • 2005年8月8日に京都市で観測された強雨と琵琶湖の風系との関係

    東, 邦昭, 馬場, 賢治 京都産業大学論集. 自然科学系列 40 61-69, 2011-03

    ...2005年8月8日に京都地方気象台で1600JSTまでの1時間に31.5mmの強雨が観測された.一方,京都地方気象台周辺の気象庁アメダス観測点(花背峠・長岡京・京田辺)ではこの時間に降水は観測されておらず,非常に局地的な強雨であった.この日は京都地方気象台では0700~1400 JSTまでは日照時間が毎時0.9~1.0時間あり晴天で,地上天気図から近畿地方周辺に目立った低気圧や前線は存在せず太平洋高気圧...

    機関リポジトリ HANDLE Web Site

  • 太平洋高気圧の長期変動と日本の夏季降水量との関係

    永田 玲奈, 三上 岳彦 日本地理学会発表要旨集 2011s (0), 213-213, 2011

    ...本研究では,長期間のデータが存在する地上気圧データを用いて北太平洋高気圧の東西・南北変動を示す指数(NPSHI-Z・NPSHI-Mとする)を作成し,その変動と日本の降水量との関係について解析を行った.その結果,北太平洋高気圧は近年南西に変位しており,その傾向は1950年頃を境に強くなっていることがわかった.そこで,NPSHI-Z及びNPSHI-Mと日本の降水量との相関係数を1901-1950年(pre50...

    DOI

  • 夏季日中の都心湾岸部・熱画像

    地学雑誌 120 (2), Cover02_1-Cover02_2, 2011

     The summer of 2010 was characterized by extremely high temperatures with 13 days having maximum temperatures above 35°C and 56 days having minimum temperatures above 25°C, especially in August …

    DOI

  • 名古屋市茶屋新田における水田と市街地の気候環境の比較

    松本 太, 堀越 哲美 日本地理学会発表要旨集 2011s (0), 129-129, 2011

    ...両日とも太平洋高気圧に覆われ、典型的な晴天日であった。観測地域は北側が市街地、南側が水田域、その中間が土地区画改良地区(以下改良区)となっている。観測方法は定点観測と車による移動観測を行った。定点観測は市街地(地点5)と水田(地点24)の2地点で行った。移動観測は27地点で行い、4台の車を用いて1時間以内で観測を終了できるようにした。...

    DOI

  • ドップラーソーダで観測された東京都心風下側における夏季晴天日の海風鉛直構造

    高橋 日出男, 大和 広明, 紺野 祥平, 井手永 孝文, 瀬戸 芳一, 清水 昭吾 日本地理学会発表要旨集 2011s (0), 127-127, 2011

    ...<BR> <B><U>◆観測結果と考察</U></B>:観測両日とも太平洋高気圧のリッジが日本のすぐ南(30N付近)に位置しており,700hPa付近までは一般風として南~南西風が期待された.常監局の風データによると,都区部東部において,両日とも10時頃より東京湾岸から南東~南南東風が北側へ拡大し,その後に都区部西部で南~南南西風が強まった.12時には埼玉県南部(都県境付近)まで,15時には埼玉県中北部...

    DOI

  • 常時監視データによる国内のSPM濃度の長期および年々変動の解析

    大久保 さゆり, 高橋 日出男 大気環境学会誌 45 (2), 96-106, 2010

    ...<BR>また,SPM濃度には,多くの地域で同位相の年々変動がみられることを明らかにした.高濃度年/低濃度年について気象場のコンポジット解析を行なったところ,冬季の高濃度年/低濃度年には弱い/強い北西の風系が卓越すること,および,夏季の高濃度年には太平洋高気圧の日本付近への張り出しが,低濃度年には冷夏型または南東気流型の気象場が,それぞれ卓越していたことを示した....

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献19件

  • 黄土高原の降水地域特性とその要因

    大和田 春樹 日本地理学会発表要旨集 2010f (0), 55-55, 2010

    ...黄土高原に水蒸気をもたらす気流系は,降雨季の前半と後半で大きく異なり,6・7月にはベンガル湾からの南西風の一部,8月には北太平洋高気圧の西縁部の南東風によって水蒸気がもたらされる(大和田ほか,2004)。また,黄土高原付近は5~9月を通じて傾圧帯に位置しているが,そこに供給される水蒸気量の増大によって,7月から8月を中心とする降雨季が現れる(大和田ほか,2004)。...

    DOI

  • IPCC-AR4マルチモデルにおけるアジア・西部北太平洋域の夏季モンスーン季節進行の再現性比較

    井上 知栄, 植田 宏昭 日本地理学会発表要旨集 2009f (0), 1-1, 2009

    ...夏季(6~8月)平均場における観測とモデルの比較解析の結果,多くのモデルはアジアモンスーンの降水や風の場の広域的特徴を再現しているが,東アジアから西部北太平洋にかけての領域において,下層風や,北太平洋高気圧の位置や強さの再現性については,モデル間のばらつきが大きい.また,西部北太平洋における下層西風が観測より強い(弱い)モデルは,日本付近における太平洋高気圧の張り出しが観測より北偏(南偏)する傾向が...

    DOI

  • 北陸における局地的昇温の季節的差異について

    田上 善夫 日本地理学会発表要旨集 2009f (0), 135-135, 2009

    ...春季とは異なり熱帯低気圧に伴い、かつ南方から太平洋高気圧が張り出して地上部の気温が高く、著しい高温となった一方、平野部の水田地帯が湛水状態であり、地域的には昇温を抑制した影響により、局地的な大きな地域差がもたらされたと考えられる。<BR>...

    DOI

  • 日本における小氷期後半の暖候季の気候変動

    平野 淳平 日本地理学会発表要旨集 2009s (0), 190-190, 2009

    ...この結果は、1810年代前半の盛夏季に太平洋高気圧の張り出しが弱まったことを示している。<BR>  一方、欧米で冷夏となった1816年前後には7・8月とも「全域晴天型」出現頻度の顕著な低下は見られなかった。したがって、日本の場合は、欧米とは異なり、1815年のタンボラ火山噴火の夏の気候に対する影響は少なかったものと推定される。...

    DOI

  • 衛星画像を用いた台北の都市発展と都市ヒートアイランドとの関係分析(第2報)

    白 迎玖, 近藤 昭彦, 荘 振義 日本地理学会発表要旨集 2009s (0), 129-129, 2009

    ...<BR> <BR> <B>2.研究対象地域と研究方法<B><BR>  台北盆地はN25°付近の東アジア大陸と太平洋の間に位置し(台北市中心位置:E121°33’20”N25°05’14”)、モンゴル高気圧と温暖湿潤な太平洋高気圧の影響を受けた亜熱帯気候が特徴である。台北の年平均気温21-22℃で、年降雨量は2,000mm以上である。...

    DOI

  • 日本付近の20年間における夏~秋期の前線出現頻度と気象場との関係

    田中 誠二, 加藤 央之, 山川 修治 日本地理学会発表要旨集 2009s (0), 132-132, 2009

    ...ここでは,一例として9月の前線出現回数における第3主成分と同月地上気圧における第1主成分との関係性について述べる.9月における前線の出現回数の第3主成分結果を図1,前線出現総回数の分布図を図2に,また地上気圧の第1主成分結果を図3,平均地上気圧分布を図4に示した.このときの前線出現のパターン(図1)は9月のピーク頻度帯が日本の東海上で増加するパターンで,気圧の第一主成分と正の相関があることから,北太平洋高気圧...

    DOI

  • 極東域における冬季低気圧経路と大気循環場との関係

    吉川 茂幸, 高橋 日出男 日本地理学会発表要旨集 2009s (0), 133-133, 2009

    ...冬季低気圧経路と大気循環場との関係<BR>  主成分スコア±1以上の特徴月の大気循環場コンポジット図を作成した.その結果,東欧と中央アジアとの間の500hPa面高度偏差の差異が,東側の温度傾度帯や,ジェットの挙動に影響を与え,極東域でのLL・JSLとPCLの発現差を決めていることが考えられた(Fig. 2).また,極東付近では,EOF2±月の比較から,PCLの発現数にはSHの強弱による擾乱抑制の程度や,北太平洋高気圧...

    DOI

  • 「気象予測データを利用した農作物被害軽減情報サービス」の開設

    菅野, 洋光 農業および園芸 = Agriculture and horticulture 83 (2), 241-249, 2008-02

    ...また、やませは平年でも15〜30日程度は吹走して、主に東北地方太平洋側に低温をもたらすが、夏の太平洋高気圧の勢力が十分に強ければ、盛夏期にはほとんど吹かず、東北地方も関東地方並みに暑くなる。ところが、太平洋高気圧が弱く、梅雨前線を十分に北まで押し上げられない夏もある。そのような場合、オホーツク海高気圧の勢力が強く、やませが10日以上も吹き続ける。...

    日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献1件

  • 衛星画像を用いた台北の都市発展と都市ヒートアイランドとの関係分析(第1報)

    白 迎玖, 近藤 昭彦 日本地理学会発表要旨集 2008s (0), 231-231, 2008

    ...<BR> <BR> <B>2.研究対象地域と研究方法</B><BR>  台北盆地はN25°付近の東アジア大陸と太平洋の間に位置し(台北市中心位置:E121°33’20”N25°05’14”)、モンゴル高気圧と温暖湿潤な太平洋高気圧の影響を受けた亜熱帯気候が特徴である。台北の年平均気温21-22℃で、年降雨量は2,000mm以上である。...

    DOI

  • 東北日本における定量的な気候復元と晩氷期の気候変動の特徴

    吉田 明弘 日本地理学会発表要旨集 2008s (0), 189-189, 2008

    ...Bølling/Allrød-Younger Dryas-Borealと同様の変動パターンがみられ,東北日本南部の気候変動の開始時期は北部のそれに比べ約2000~3000年早いことがわかった.そこで,南西日本や東アジア,シベリアなどの地域における晩氷期の再寒冷化(Younger DryasまたはACRに対応)について比較した.その結果,シベリア大陸高気圧(寒帯)が支配的な地域では約13000~12000年前,太平洋高気圧...

    DOI

  • 関東平野内陸部における高温の発現過程について

    大貫 礼史 日本地理学会発表要旨集 2008f (0), 40-40, 2008

    ..._I_ はじめに 日本列島,とりわけ関東平野の内陸部では,1990年代半ばから盛夏期に著しい高温が頻繁に観測されるようになった.その要因として,高温をもたらしやすい総観場の状況になることが多くなり,太平洋高気圧から吹き出す南西風が関東山地越えのフェーンとなることと,東京都心周辺の排熱によって暖められた海風が内陸部まで到達することの2つが考えられている.しかし,これらには矛盾点もあり,まだ正確に要因は...

    DOI

  • 関東平野北部猛暑の際の日最高気温起時の地理的分布

    細矢 明日佳, 渡来 靖, 中川 清隆 日本地理学会発表要旨集 2008f (0), 41-41, 2008

    ...その成因に関しては北太平洋高気圧の張り出し、フェーン現象、海風限界外、海風による首都圏中心部からの熱移流等々諸説があるが、明確な結論はまだ得られていない。関東平野に猛暑をもたらす天気系の一つに、北西山越え気流が指摘されている。...

    DOI

  • 都市域における局地豪雨の事例解析

    大和田 道雄, 深谷 真美 日本地理学会発表要旨集 2006s (0), 112-112, 2006

    ..._II_ 豪雨時の気圧配置 集中豪雨が発生した時の気圧場は(図2),北太平洋高気圧が西日本に張り出す典型的な夏型であるが,日本列島上には東西に延びる秋雨前線が停滞している。したがって,北太平洋高気圧からの南よりの風が秋雨前線に暖湿流を送り込む状況にあるが,九州の南の海上には台風が北上していて2000年9月の東海豪雨時と似た気圧配置だった。...

    DOI

  • 名古屋市における熱帯夜の分布について

    大和田 道雄, 中川 由雅, 岩田 充弘 日本地理学会発表要旨集 2006s (0), 118-118, 2006

    ...観測当日は,樺太付近から朝鮮半島にかけて前線が停滞しているものの,東日本から西日本にかけて広く北太平洋高気圧に覆われた南高北低型の気圧配置であった。_III_ 結 果名古屋市の過去45年間の熱帯夜日数を調べた結果(図1),平均出現日数は11.8日で東京(19.7日)や大阪(29.6日)に比較して少ないものの,増加傾向にあることが明らかとなった。...

    DOI 参考文献4件

  • 夏季晴天時東京都心における対流雲発生時の下層風系

    小林 文明, 菅原 広史, 小川 由佳, 神田 学, 田村 幸雄, 日比 一喜, 宮下 康一, 本條 毅, 足立 アホロ, 三上 岳彦, 石井 康一郎 風工学シンポジウム論文集 19 (0), 43-48, 2006

    ...当日太平洋高気圧に覆われ,快晴で一般風は弱く,3 m/s 程度の海風が東京湾から進入した。この海風前線は3 km/h 程度で進入したが内陸10 km程度で停滞した。東京北部に12時ごろ地表面加熱に対応して熱的低気圧が形成され,明瞭な風のシアーラインが形成された。熱的低気圧に伴う風のシアーライン上で積乱雲(ファーストエコー)の発生が認められた。...

    DOI

  • 三浦半島-世田谷に延びる積雲列「横横雲」

    中村 洋介, 中村 和郎 日本地理学会発表要旨集 2006s (0), 128-128, 2006

    ...4.おわりに 甲斐ほか(1995)や糸賀ほか(1998)では、「環八雲」は太平洋高気圧か移動性高気圧に覆われる南風成分の日に出現し、海風の収束とヒートアイランドによる上昇気流が成因であると報告している。...

    DOI 参考文献4件

  • 中部日本域における夏季対流性降雨の降雨日数と時間降水量の経年変化

    山本 奈美 日本地理学会発表要旨集 2006s (0), 115-115, 2006

    ...解析対象日は、9JSTの地上天気図において北太平洋高気圧が日本列島を支配する日(計540日)を選択した。解析対象日の時間降水量の積算値を図1に示す。地点ごとに各年の降雨日数、平均日最大時間降水量及び平均時間降水量を求め、これら3つの要素について、地点ごとに正規化した値に3年単純移動平均を行った。経年変化の有意性については、t-検定を用いた検定を行い、危険率5%以下を有意とした。3....

    DOI

  • 夏型気圧配置の変容と名古屋の異常高温

    大和田 道雄, 畔柳 洋子, 石川 由紀, 中川 由雅, 梅田 佳子 日本地理学会発表要旨集 2006s (0), 106-106, 2006

    ...名古屋が位置する伊勢湾岸地域は,北太平洋高気圧の西への張り出し方によって暑さが決定されやすい。特に,南高北低型時には,高気圧から吹き出す南西よりの気圧傾度風が鈴鹿山脈を越えて濃尾平野にフェーン現象をもたらし,異常高温を引き起こす。しかし,Climate shift以降は南高北低型の出現日数が増加傾向にあることから,今後暑さによる名古屋の都市環境の悪化が懸念される(大和田,2006)。...

    DOI

  • 北部北太平洋における化学成分から見た海霧とエアロゾルの相互関係

    吉田 健太郎, 成田 祥, Frank Griessbaum, 植松 光夫 日本地球化学会年会要旨集 52 (0), 115-115, 2005

    ...夏季、北部北太平洋では亜熱帯域に位置する太平洋高気圧からの吹き出しにより、移流霧が発生する。<BR>この海霧の霧粒は、エアロゾルから成長し互いの衝突や吸着を通して形成され、海表面に沈着していく。この過程を明らかにするためには、海霧の化学成分や粒径分布を明らかにする必要がある。...

    DOI

  • 北太平洋北西部において夏期に発生する霧域の分布

    河合 隆繁 日本地理学会発表要旨集 2005s (0), 249-249, 2005

    ...がある昼間の時間帯に発生していた霧は11事例あった.これら11事例について,画像をもとに霧域の分布を推定した.図2は,2004年8月9日01:01UTCのNOAA画像をもとに推定した霧域の分布である.霧域は,北海道および千島列島(クリル諸島)南部では島列に沿って分布しており,霧域の分布は島の地形の影響を大きく受けていると考えられる.また,同日UTC00時の天気図によれば,サハリン中部に低気圧があり,北太平洋高気圧...

    DOI

  • 大都市における夏季の異常高温出現傾向について

    大和田 道雄, 秋山 祐佳里, 畔柳 洋子, 中川 由雅, 石川 由紀, 櫻井 麻理 日本地理学会発表要旨集 2005s (0), 216-216, 2005

    ...夏型気圧配置は,北太平洋高気圧の張り出し方によって出現頻度が最も多い南高北低型と東高西低型,全面高気圧型,およびオホーツク海高気圧型に分類した。...

    DOI

  • 局地豪雨時における南アジア高気圧北東シフト傾向のメソαスケール解析

    石川 由紀, 大和田 道雄 日本地理学会発表要旨集 2005s (0), 133-133, 2005

    ...特に,夏季においては,北太平洋高気圧の張り出し方に大きな影響を与える(大和田,2001)。さらに,石川・大和田(2004)では,南アジア高気圧が日本列島を中心とする東アジアで北東方向へシフトしている状態の場合に,日本列島で局地的な豪雨が発生する場合も多いことがわかった。...

    DOI

  • 最 近 の 豪 雨 災 害 多 発 の 背 景

    山川 修治 日本地理学会発表要旨集 2005s (0), 16-16, 2005

    ...その成因として,1)北太平洋高気圧の梅雨季における早い北偏と,2)同高気圧の盛夏季における南への後退があげられる。2)の原因としては,3)オホーツク海高気圧の出現頻度が高い年の発現,4)寒冷渦の出現頻度増加(8月)が挙げられる。3)関連で5年周期変動も指摘されている(Kanno, 2004)。...

    DOI

  • 温帯低気圧異常発達の気圧場解析

    大和田 道雄, 中川 由雅, 櫻井 麻理 日本地理学会発表要旨集 2005s (0), 192-192, 2005

    ...これは,北太平洋高気圧が例年に無く勢力が強かったため,亜熱帯ジェット気流が北上して日本海にトラフを形成し,日本付近でリッジとなって寒帯前線ジェット気流と接したため,北側の低気圧からの極寒気の流入と南側の低気圧による暖湿流による低気圧性擾乱が強まったことが考えられる。...

    DOI

  • 名古屋市のヒートアイランドにおよぼす風の影響

    大和田 道雄 日本地理学会発表要旨集 2005s (0), 99-99, 2005

    ...伊勢湾に面する名古屋市は,夏季の北太平洋高気圧に覆われた気圧配置型において,伊勢湾からの南よりの海風の進入が著しく,また,南高北低時には南西の風が鈴鹿山脈を越えるフェーン現象によって異常高温が現れる地域である(図1)。...

    DOI 参考文献1件

  • 中国黄土高原における多雨季前期の降水メカニズム

    大和田 春樹 日本地理学会発表要旨集 2005s (0), 48-48, 2005

    ...黄土高原における西側の降水は,偏西風の蛇行に伴う低気圧性の渦が日本の北側で大気上層から下層にかけて現れ,その南側に形成された北太平洋高気圧の外縁部から派生した南東風によって降雨域に水蒸気を輸送される.一方,東側の降水は北部と南部で特徴が異なり,北東部は低気圧性の渦が北太平洋高気圧の北側への張り出しを制限し,西に張り出した北太平洋高気圧とベンガル湾からの南西風が降雨域に水蒸気を輸送して雨が降る.また,...

    DOI

  • 1998年10月15日に京都市で発生した局地的豪雨の事例解析

    東, 邦昭, 藤井, 健 京都産業大学論集. 自然科学系列 33 86-103, 2004-03

    ...139.5mmの大雨を観測した.しかし,この3時間において,京都市周辺のアメダス観測所の園部町では0.0mm,長岡京市では3.0mmであり,この大雨は京都市域に限られた局地的な現象であった.このときの850hPa面(高度約1.5km)の天気図によると,台湾付近に存在する台風9810号から北東方向に延びる湿舌が九州地方や四国地方にまで達していた.一方では,700hPa面(高度約2.6km)において,太平洋高気圧...

    機関リポジトリ HANDLE Web Site

  • 東アジアにおける秋季の豪雨発生に関わる帯状流のトラフと亜熱帯高圧帯

    石川 由紀, 大和田 道雄 日本地理学会発表要旨集 2004s (0), 78-78, 2004

    ...また,豪雨の発生には,200hPa面の北太平洋上に形成される亜熱帯高圧帯の存在と,それによって形成される帯状流リッジ部分にみられる大気中層から下層の北太平洋高気圧の張り出し,また,300_から_500hPa面の大気中層に寒帯前線ジェット気流の南への張り出しがあることが重要であると推測される。...

    DOI

  • 中国黄土高原の多雨時における降水の地域的特徴と気流系の関係について

    大和田 春樹 日本地理学会発表要旨集 2004f (0), 29-29, 2004

    ...また,半乾燥地域に降水をもたらす為には水蒸気の外部からの供給が不可欠であるが,黄土高原の水蒸気収支は,7月にはタクラマカン砂漠に似ているが,流入・流出が共にタクラマカン砂漠よりも強く,且つ水蒸気の多くは南から流入して,収束が1年の中で最も大きくなる(Yatagai,2003).黄土高原に水蒸気をもたらす気流系は,降雨季の前半と後半で大きく異なり,6・7月にはベンガル湾からの南西風の一部,8月には北太平洋高気圧...

    DOI

  • 有明海とその周辺地域における近年の気候変動の傾向

    田中 健路, 滝川 清, 成松 明 海岸工学論文集 50 1171-1175, 2003

    ...本研究では, 近年顕在化している有明海の環境変異における重大な要因の一つとして考えられる, 有明海を中心とした領域の気候変動に関して, 地域気象観測 (アメダス) データ・NCEP客観解析データなどを用いて解析を行った.環境悪化に伴う被害が深刻だった2000年は, 有明海ならびに東シナ海において, 夏季モンスーンの発達が平年より弱く太平洋高気圧の勢力下にあり, 日射量が平年よりも10%以上高かったこと...

    DOI

  • 夏季モンスーン期における台風活動が循環場の季節推移に与える影響

    高橋 信人 日本地理学会発表要旨集 2003f (0), 159-159, 2003

    ...また、各期間の第1、第2主成分のスコアの上位5年における、直後の期間から直前の期間の海面水温の平年偏差を差し引いた合成図をみると、いずれも、台風存在数が高い領域では海面水温が下降し、その北側(太平洋高気圧内)では上昇しており、直前の期間にみられた海面水温の南北勾配を解消する方向に作用していることがわかった(図3,4)。...

    DOI

  • 三宅島火山性ガスのリアルタイム広域拡散予測と解析

    古野 朗子, 永井 晴康, 梅山 信昭, 茅野 政道 大気環境学会誌 37 (1), 23-34, 2002

    The active volcano Oyama on Miyake Island has been emitting a huge amount of volcanic gases since the first eruption in July 2000. High concentrations of SO<SUB>2</SUB> gas originating from Oyama …

    DOI Web Site 被引用文献6件 参考文献13件

  • 黄土高原に降水をもたらす大気場の事例的解析

    大和田 春樹 日本地理学会発表要旨集 2002a (0), 101-101, 2002

    ...大和田(2001)は, 黄土高原における夏季の降水の要因を平均場から考察し, インドモンスーンによる下層の南西風と, 上層からの北太平洋高気圧の縁辺部から吹き降りる南西風, さらに黄土高原北側に形成される低気圧から噴き出す下層からの北西風による三次元的な収束帯が大陸の乾燥大気との間に局地的な不連続線を形成し, その上空には偏西風が蛇行して極の寒気が南下しやすく, 積乱雲が発生しやすい条件が揃っていると...

    DOI

  • 2000年9月11‐12日の東海地方の豪雨に対する対流不安定と前線強化に伴う循環の役割

    北畠 尚子 気象研究所研究報告 53 (3), 91-108, 2002

    ...日本付近ではまず、南海上の台風と日本の北の低気圧と太平洋高気圧により、合流の変形によるfrontogenesisが生じた。そこへ40N付近を中層の擾乱が東進して傾圧帯へ接近し、北陸地方のジオポテンシャル高度低下とシアー変形によるfrontogenesisの増大に寄与した。シアーfrontogenesisの位置とタイミングは東海地方の豪雨の最盛期とよく一致していた。...

    DOI 被引用文献2件 参考文献11件

  • OLRの赤道対称成分による熱帯における対流活動の年変化

    松本 淳, 村上 多喜雄 気象集誌. 第2輯 78 (5), 543-561, 2000

    ...1月には赤道に向かって張り出してきた北太平洋高気圧の南縁で北よりの風の収束がもっとも強くなり、EWPの最盛期を迎える。冬季のEWPは赤道上における波数1と2の東西循環のエネルギー源となる。地上における低圧部の位相は、季節とともにインド洋-西太平洋にまたがって時計回りに移動する。...

    DOI NDLデジタルコレクション Web Site ほか1件 被引用文献2件 参考文献46件

  • 八ヶ岳連峰稲子岳の凹地内における暖候期の冷気湖形成

    飯島 慈裕, 篠田 雅人 Geographical Review of Japa,. Ser. A, Chirigaku Hyoron 71 (8), 559-572, 1998

    ...「植生の逆転」現象が見られる八ヶ岳連峰稲子岳の凹地内で1995年暖候期に行った気温観測結果から,凹地内で形成される冷気湖の季節性,形成状態についての知見が得られた.冷気湖形成を山頂と凹地底の気温差から定義したところ,冷気湖は観測期間132日に78日形成されていた.冷気湖は,夏季は太平洋高気圧下で形成され(夏型),9月以降は移動性高気圧下で形成されていた(秋型).夏型の冷気湖は逆転時間が短く,弱い冷気湖...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献20件

  • 夏のアジアモンスーン循環と熱源の季節変化

    尾瀬 智昭 気象集誌. 第2輯 76 (6), 1045-1063, 1998

    ...上層のチベット高気圧および下層の太平洋高気圧が日本付近へ広がることもまた、西太平洋の熱源のみの季節変化で再現される。<br>(5) 6月の帯状平均場と8月の熱源を用いたモデル実験が、気候学的な8月の実験結果と比べられる。気候学的な季節変化から遅れた帯状平均場が、中緯度および亜熱帯域の弱いモンスーン循環および関連する降水偏差と関連していることが暗示される。...

    DOI NDLデジタルコレクション Web Site ほか1件 被引用文献14件 参考文献43件

  • 梅雨と東南アジア・西太平洋モンスーン

    川村 隆一, 村上 多喜雄 気象集誌. 第2輯 76 (4), 619-639, 1998

    ...7月下旬の梅雨明け頃は、大陸の熱的低気圧は地表面冷却により衰退し始めるが、Lモード太平洋高気圧は依然として北へ発達し、8月初めに最盛期を迎える。海陸間の東西温度勾配の弱化に伴い、日本付近のLモード下層トラフが消失し、一方では西太平洋モンスーン(WNPM)トラフが発達する。また、梅雨オンセットと同様に梅雨明け時にもSモード擾乱の発達がみられる。...

    DOI NDLデジタルコレクション Web Site ほか1件 被引用文献28件 参考文献47件

  • アジア大陸と西部北太平洋における夏のモンスーン

    村上 多喜雄, 松本 淳 気象集誌. 第2輯 72 (5), 719-745, 1994

    ...主要な下降域は中部北太平洋にあり、そこでは太平洋高気圧の発散域の上層に、熱帯上部対流圏トラフの収束域が位置している。すなわち、29℃を超える世界でもっとも高い海水温域にあるWNPMの中心地域(北緯10-20度、東経130-150度)では、活発な対流活動が生じ、東経110度付近の南シナ海と、西経140度付近の中部北太平洋との間に、顕著な東西循環が起こっている。...

    DOI NDLデジタルコレクション Web Site ほか1件 被引用文献92件 参考文献21件

  • 岡山ダウンバースト1991年6月27日

    大野 久雄, 鈴木 修, 韮澤 浩, 吉崎 正憲, 長谷川 直之, 田中 芳男, 村松 良夫, 小倉 義光 気象集誌. 第2輯 72 (2), 197-222, 1994

    ...また、ダウンバースト発生の潜在的危険性が太平洋高気圧の北辺にあるとの指摘がなされた。...

    DOI Web Site 被引用文献4件 参考文献16件

  • 1979年梅雨期東アジアの雲分布

    二宮 洸三 気象集誌. 第2輯 67 (4), 639-658, 1989

    ...日本付近では雲ゾーンは太平洋高気圧北西-北縁に形成され、MCS-CON、弱い対流不安定とかなり強い傾圧性によって特徴づけられる。北西太平洋の雲ゾーンは、対流安定層、強い傾圧性と層状雲によって特徴づけられる。<br>8.7月下旬、梅雨リッジ•トラフは弱まり、太平洋高気圧は北上する。梅雨前線雲ゾーンは北上しつつ雲量を減じ、MCS-CON ゾーンはほとんど消失する。...

    DOI Web Site 被引用文献18件 参考文献22件

  • 赤道域30-60日振動と荒川•Shubert積雲対流モデル

    時岡 達志, 山崎 孝治, 鬼頭 昭雄, 尾瀬 智昭 気象集誌. 第2輯 66 (6), 883-901, 1988

    ...この過程は赤道域30-60日振動を維持する上で重要であるのみならず,夏の北太平洋高気圧の再現にとっても重要であることが分った。<br>α=0(元来の AS モデル)の場合,赤道域には30~60日振動は現れず,東西波数1の中立ケルビン波に近い東進する準10日振動が存在する。この波による東西下層収束域(LLCL)には湿った空気が集中しない。...

    DOI Web Site 被引用文献29件 参考文献33件

  • 1979年梅雨期東アジアの大規模場の特徴

    二宮 洸三, 村木 彦麿 気象集誌. 第2輯 64 (3), 409-429, 1986

    ...<br>太平洋高気圧と梅雨前線の北上は梅雨期の基本的季節変化である。これに重なって~40 日周期の準周期的変動がみられる。ITCZの雲量極大期に梅雨前線が北上し,その雲量•雨量も増加する。特に6月下旬のインドモンスーン降雨の極大期には南シナ海 ITCZの雲量が増加し,梅雨前線活動も増加した。...

    DOI Web Site 被引用文献51件 参考文献23件

  • 海洋性極気団からの北東風による東北地方の冷夏

    二宮 洸三, 水野 量 気象集誌. 第2輯 63 (5), 845-857, 1985

    ...<br>日平均気温の第1成分の時間変動係数は~10日の準周期的変動を示し,その変動は太平洋高気圧•オホーツク海高気圧の消長と対応している。<br>日本の冷夏が海洋性極気団から西方への寒気流出と云う大規模な流れによって発現するにもかかわらず著しい負気温偏差が東北地方太平洋岸に局地的に発現することは興味ある事実であり,これについて Part.2 でさらに調べる。...

    DOI Web Site 被引用文献28件 参考文献8件

  • 夏期北半球の顕著な亜熱帯前線としての梅雨前線の特徴

    二宮 洸三 気象集誌. 第2輯 62 (6), 880-894, 1984

    ...<br>水蒸気流束の収束,対流不安定生成,frontogenesisなどの過程は南西に伸びる太平洋高気圧の西~北西縁辺にあたる熱帯海洋性気団内の南西~西南西風系に関連しておきており,熱帯海域におよぶ南西に伸びた太平洋高気圧の存在が日本附近の活発な梅雨前線の生成維持にかかわっている。...

    DOI Web Site 被引用文献76件 参考文献19件

  • 停滞したリッジ西縁の亜熱帯レインバンド

    二宮 洸三, 長谷川 隆司, 巽 保夫 気象集誌. 第2輯 61 (4), 606-618, 1983

    ...1981年7月25&sim;27日,太平洋高気圧から北に伸びた停滞性リッジの西縁に亜熱帯レインバンドが停滞し九州に雷雨をもたらした。九州近傍に低気圧•前線は解析されず,停滞性リッジ西縁の対流活動の一例として注目した。静止衛星画像により,このレインバンドは熱帯太平洋気団北縁の長大な雲ゾーンの一部分であり,雲ゾーンの消長は太平洋高気圧の変動と関連することが知られた。...

    DOI Web Site 参考文献11件

  • 大気中の小イオン濃度と気象要素との関連(B. 生活科学)

    三村, 泰一郎 京都府立大学学術報告. 理学・生活科学 29 15-19, 1978-11-30

    ...又, 昼間小イオン濃度が非常に低い日は風向が南寄りの日に多く, 気圧配置は, 温帯低気圧が近づいた日, 前線が近づき或いは停滞している日, および太平洋高気圧におおわれた日(あるいは夏型気圧配置の日)が約半数を占めていることがわかった。その他, 日平均風速, 日平均気温に関しても若干差異が認められた。...

    機関リポジトリ Web Site Web Site

  • 北半球における水蒸気量とその輸送成分の年々変化

    Wu Mao-Fou 気象集誌. 第2輯 56 (6), 584-594, 1978

    ...東西輸送成分は比較的変動が少いが,緯度圏平均した南北輸送成分は,南向き流れの最大値が2倍くらい,北向き輸送の最大値が18%くらい変動すること;(3)ほとんど例外なく,年平均の東西および南北輸送成分地図における正および負の極大中心の位置は3緯経度より大きく変位しないが,中心の値の大きさは5ケ年の期間に大幅にかわること;(4)水蒸気量とその輸送量の変動度は,チベット高原,ロッキー山地,モンスーン活動および北太平洋高気圧...

    DOI Web Site 参考文献7件

  • 日本に南方から飛来する蝶類

    福田,晴夫 日本鱗翅学会特別報告 29-72, 1971-08-31

    ...(a)北太平洋高気圧がやや南偏して日本の南方洋上に張りだし,日本がその北縁におおわれてオホーツク海高気圧との間に前線を形成,その前線上を温帯低気圧が東進する場合.強い南または南西の気流が生ずる.(b)北太平洋高気圧の西縁を熱低または台風が北上する時.その右側に強い南よりの風が吹きこむ....

    NDLデジタルコレクション 被引用文献1件

  • 亜熱帯高気圧の形態

    根山 芳晴 気象集誌. 第2輯 46 (6), 431-441, 1968

    ...500mb面での北西太平洋高気圧の強弱は極低気圧の強弱に対応しているが,100mb面での極低気圧に対しては南部アジア高気圧の強弱は対応していない。さらに30°Nに沿う垂直断面図上でみると、南部アジア高気圧の強弱は北西太平洋高気圧の強弱に対応していない。これらの事実から地上の北西太平洋高気圧は南部アジア上の高気圧に連らなつた垂直軸を持つているとは考え難い。...

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献4件

  • 梅雨期の豪雨の水平収斂場について

    Ozawa T. Papers in Meteorology and Geophysics 14 (1), 13-33, 1963

    Late in June,1961, a severe rainfall occurred in various places in Japan. The numerous data for the various meteorological elements for 12 levels of the troposphere during the heavy rain are …

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件

  • 1 / 1
ページトップへ