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検索結果 7,253 件

  • 化粧品における乳化の基礎

    宇山 允人, 山下 裕司 色材協会誌 97 (4), 119-123, 2024-04-20

    ...一つ一つの製品は皮膚科学,心理学,感性工学,色彩学,薬学,界面化学,分析化学,微生物学,プロセス工学など幅広い分野の学問によって支えられている。本稿では化粧品の製剤化に必要不可欠な乳化技術に焦点を当て,乳化技術を支えている界面化学を中心に実際に市販の製品に利用されている技術についても解説する。</p>...

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  • 日本の看護における「ソーシャルスキル」の概念分析

    森 つばさ 日本看護研究学会雑誌 47 (1), 1_73-1_84, 2024-04-20

    ...方法:Rodgers & Knaflの概念分析の方法を用い,複数の学問領域やメディアよりソーシャルスキルの先行要件,属性と帰結を抽出し類似性に基づいて分析を行った。結果:57の文献より「ソーシャルスキル」の先行要件となる【動機】など4つのカテゴリ,属性として【人間関係を円滑に運ぶスキル】など6カテゴリ,【円滑な人間関係の構築】といった帰結の5カテゴリが抽出された。...

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  • 近未来的社会課題解決に向けたリーダーシップ研究の必要性

    庄司 直人 人間工学 60 (2), 83-88, 2024-04-15

    ...<p>本稿では,科学と実践の相補的実行を特徴の一つとするユニークな学問である人間工学において,社会実装や社会課題解決に向けたプロセスを,人々に大きな変化を受け入れさせ,人々のみならず組織や社会を適応させていくアダプティブ・リーダーシップのプロセスそのものとして捉えるという新たな視点を示した.社会課題解決のプロセスを丁寧に記述するリーダーシップの事例的研究が必要であることを主張した.人間工学は社会課題...

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  • 教員を対象とした哲学対話実践に関する検討

    岡村, 健太 心理・教育・福祉研究:紀要論文集 (23) 51-57, 2024-03-31

    ...そして,哲学対話はその目的を「哲学的思考の体験」とするか「学問としての哲学の体 験」とするかによって結論の出し方が異なるが,教員対象の哲学対話においては,活動を通じて教員間 の協働に有益であることを期待し,学問としての哲学の体験,つまり納得解としての結論を出す実践が 望ましいことも示唆された。...

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  • 【鼎談】民法ゼミ運営の課題 -日本福祉大学経済学部の民法ゼミを素材に-

    大北, 由恵, 川上, 生馬, 西脇, 秀一郎 日本福祉大学経済論集 (68) 1-25, 2024-03-31

    ...キャンパスプラザ京都において開催したものであり,白鷗大学法学部の川上生馬氏と愛媛大学法文学部の西脇秀一郎氏をお招きし,日本福祉大学経済学部における民法ゼミでの取り組みを素材として,法学部以外の学部における民法ゼミの運営について議論した.日本福祉大学経済学部の中では,公務員を志望している学生や広い視野を身につけたいと考える学生が法律系ゼミを希望する傾向がある.しかし,法学の基礎的な学修を経ることなく専門的な学問...

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  • 女性専用車両:保護空間におけるジェンダー構築

    小川 幸姫 ジェンダー&セクシュアリティ (19) 93-119, 2024-03-31

    ...つまり、これらの学問分野は女性専用車両における女性像のマイノリティ化の要因を説明するのには不十分である。 この論文は、公衆トイレに関するジェンダー学の研究を活用することで「女性保護」の根底にある規範的保護を説明する。女性乗客の日常を記録した投稿と女性専用車両の非協力乗車動画の分析を通してジェンダー化された空間がどのように女性像を構築しているかを考察する。...

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  • ロンドン学派音声学の三つの系譜

    長瀬 慶來 実践英語音声学 5 (0), 1-20, 2024-03-31

    ...本論文の目的は,Donald Stokes『Pasteurの4象限』(<i>Pasteur’s Quadrant</i> (1997)) の理論的枠組みを用いて,ロンドン学派の音声学研究の学問的系譜とその先進性を分析することである。...

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  • 学士課程教育における教養科目のコア・カリキュラム : その特質と課題 ([特集] 教養教育のあり方を考える)

    近田 政博, 山内 乾史 大學教育研究 32 11-30, 2024-03-31

    ...教養部時代は「〇〇学」のような学問分野別の科目名称が中心であったが、教養部廃止以後は「〇〇の成り立ち」のような主題別科目も増えつつある。主要な国立総合大学の教養科目を見ると、今日では両者が並存している状況である。また、「領域コア方式」で教養科目を編成する大学数多く存在するが、近年では初年次教育や導入教育の要素を教養科目のなかに取り入れて、「科目コア方式」を導入する事例もみられる。...

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  • 社会学的エッセイ(その8) : 様々な関係性を考察する

    片桐 新自 関西大学社会学部紀要 55 (2), 135-159, 2024-03-31

    ...社会学という学問は、現在起きている様々な現象に目を向け、それを社会との関係で分析的に考察することのできる学問である。しかし、多くの社会学者は自分の専門領域からはみ出すような言説はめったに発表することはない。業績主義の研究者の世界ではそれは当然と言えば当然の選択である。ただ、すべての社会学者がそのやり方を踏襲してしまうと、社会学の幅の広い柔軟な魅力が広く伝わらなくなってしまう。...

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  • アクションリサーチによる研究活動

    今村 慶吾, 河合 恒, 江尻 愛美, 大渕 修一 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 72-72, 2024-03-31

    ...(1) 現場の課題解決を目指す「研究活動」 (2) 研究者も現場に入り,現場の人たちも参加する「参加型の研究」 (3) 現場の人たちとともに進める「民主的な活動」 (4) 学問的な成果だけでなく「組織や社会そのものに影響を与えて変化をもたらす活動」 アクションリサーチの研究フィールドは非常に多岐に渡っており、人々が暮らすコミュニティをフィールドとし、多様なステークホルダーと協働して行う。...

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  • サービス失敗後の顧客反応の整理と今後の研究

    趙 悦紅 マーケティングジャーナル 43 (4), 64-72, 2024-03-29

    ...特に,本論文は将来の研究に向けて3つの異なる方向性を提案し,学問的な探求を進展させ,サービス環境における顧客苦情行動の複雑さに関する理解を深めることを目指す。</p>...

    DOI Web Site 参考文献37件

  • 人間性の共有を形成すること: 価値観の収斂と異なる未来への道に向けて

    タシマ ナサニエル, クレイン キャスリーン アイヌ・先住民研究 4 201-211, 2024-03-29

    ...まず、遺骨返還が問題化するときの文化的背景と専門的知について概観したあと、現在の対立状況が子孫の共同体だけでなく科学者や学問領域にも大きな損失を与えることを示す。最後に、このような状況を変化させようという意思とそれがうみだす利点を指摘する。...

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  • 翻訳 テュービンゲン大学School of Education の事例から見る教師教育制度化のメルクマール

    トルステン ボール, ニーナ ベック, 久保田 周子, 鈴木 篤 教育基礎学研究 21 13-25, 2024-03-25

    ...ドイツにおける教師教育の主な進展 / 2 ドイツにおける教師教育の組織形態と機関 / 3 テュービンゲン・スクール・オブ・エデュケーション(TueSE)の事例 / 4 特徴 /  4.1 パラダイムに関する開放性 /  4.2 ネットワーク化と(関係者の)参加促進 /  4.3 幅広い業務 /  4.4 階層型構造に代わる納得(Überzeugung) /  4.5 イノベーション /  4.6 学問...

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  • 組合法の基礎的比較法的考察

    中山 知己 明治大学社会科学研究所紀要 62 (2), 94-104, 2024-03-25

    ...他にも論争となる諸課題があるのに、多方契約の問題はさらに解決が困難であるから、学問と実務の将来の課題であるとしてこれを避けたのではないか、と推察されている。...

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  • ドイツ語学術論文の文体的特徴 : 品詞と語彙の使用に注目して

    今道 晴彦 統計数理研究所共同研究リポート 469 83-94, 2024-03-25

    ...具体的には,品詞の調査により,実証的な学問分野ほど名詞を中心とする文体が特徴的であることが確認された。ただし,複雑な文構造を伴うものではないことも判明した。また,語彙の調査により,医学論文や経済学論文では,分析結果について言及する動詞や,数値の高低や頻度に関する形容詞などが多用され,哲学論文や言語学論文では,発話動詞,推量表現,一人称代名詞などが好んで使用されることが確認された。...

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  • 初等中等教育における現代の教育ニーズに対する学習環境研究の動向

    稲垣 忠, 池尻 良平, 江木 啓訓, 瀬戸崎 典夫, 仲谷 佳恵, 根本 淳子, 三井 一希 日本教育工学会論文誌 47 (4), 567-578, 2024-03-20

    ...<p>現代の初等中等教育では,学習環境に対する社会的ニーズ,技術環境が変化している.国内の学習環境に関する研究動向について,山内 (2020)の「空間」「人工物」「活動」「共同体」の4つの側面を手がかりにレビューを行った.まず,学習環境がどのような学問領域で研究対象とされているのかを調査した結果,日本教育工学会の論文がもっとも多く,「人工物」「活動」に着目していた.次に,日本教育工学会の論文のみを対象...

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  • 数学の問題か,理科の問題か

    渡辺 信, 青木 孝子 日本科学教育学会研究会研究報告 38 (4), 89-92, 2024-03-16

    ...数学と理科の境界線はないかもしれないが,科学教育としての学問の細分化の是非を含めて話題として理科の問題か数学の問題かを検討したい。学習は創造性育成が問われる。</p>...

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  • 佐藤誠二さん 人と学問によせて

    佐藤 博明 同志社商学 75 (5), 869-875, 2024-03-14

    定年退職される畏友・佐藤誠二さんの研究者・教育者としての優れた業績と卓抜した実績とともに、前任大学における副学長、学部長など大学行政において示した、大学人としての透徹した見識と矜持を紹介し、あわせて文武にわたる傑出した、豊かで魅力的な人となりを披露。

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  • 批判的人種理論という現代の文化戦争

    塚本 江美 同志社アメリカ研究 (60) 25-39, 2024-03-13

    ...1970年代にアメリカで生まれた学問、かつ学際的な社会運動と解釈される批判的人種理論(Critical Race Theory、以下 CRT)が 2020年の大統領選挙を前に共和党およびその支持者らによって批判、攻撃の対象となり注目を浴びた。本稿はCRTとは何かを知るための重要な視点と現代の論争の実態を整理し、CRTを巡る現代の論争が持つ意義や人種関係の現在地を探究する。...

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  • デザイン基礎学研究センター活動報告(2023 年1月~12月)

    古賀 徹, 増田 展大, 結城 円 芸術工学研究 39 41-52, 2024-03-11

    ...そのために,デザイン史,芸術史,芸術批評,デザイン批評,美学,倫理学,認識論や存在論といった人文系の学問領域を基礎として,さまざまな研究領域とのクロスオーバーを目指しています。その活動の概要と詳細はウェブサイト(www.cdfr.design.kyushu-u.ac.jp)に掲載しています。活動は以下の4つの柱を意識しています。 1....

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  • 生死をめぐる意思決定と社会福祉:「安楽死を遂げた日本人」の社会構造的理解をふまえて

    村上, 武敏 社会福祉学部論集 20 19-40, 2024-03-01

    ...今日,心理学,哲学など,いずれの学問領域においても「自由意志」の存在については否定的な見解が多く示され,いまだ不確かな存在であるといえる。意思あるいは意志を持つとされる主体は「外来要素の沈殿物」とみなされる。死に向かう意識,それと因果関係のある生活構造と社会構造に目を向けると,そこには日本の家族主義的価値の根付く社会制度があって,介護,経済,相談体制などの社会化の必要性が浮き彫りになる。...

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  • 異分野連携・融合研究の推進と高等教育 : U-goプログラムの実践と効果

    長谷川, 佐知子 新潟大学高等教育研究 11 14-19, 2024-03

    ...近年,学問分野を超えた連携・融合は,多様化・複雑化する社会課題への対応や革新的なイノベーションの創出等において,その重要性がますます高まっている.新潟大学においては,第3期(2016〜2021年度)中期目標として,「分野を超えた融合研究を創出する」ことを掲げた.本稿では,この目標達成に資するため,リサーチ・アドミニストレーター(URA)が中心となって2016年度に開始した「U-go(ユーゴー)プログラム...

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  • 看護未経験者に対する看護ケアの重要コンピテンシーの引き出し授業とその成果

    竹内,佐智恵 三重大学高等教育研究 30 103-106, 2024-03

    ...三重大学が開催した学問探究セミナーに参加した看護未経験の高校生のうち21名を対象に,「専門職未体験の高校生に実施したオンライン下での事例提示とそれに続く専門知識の提示がもたらした看護のコンピテンシーの気づきの傾向を明らかにする」を目的として解析した.事例を提示した後のホワイトボードへの書き込みの分析の結果,看護ケアの思いやりにつながる可能性のある同情や共感という感情が示された.その後の専門知識の提示...

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  • 科学史的にみた渡瀨庄三郞の自然観・科学観―1910年沖縄島などへのマングース導入との関連―

    金子 之史 哺乳類科学 64 (1), 3-63, 2024

    ...Marlattから米国での昆虫類の生物学的防除の成功例を直接聞いたこと,しかし学問を長期的視点で捉える箕作佳吉の影響は認められなかったこと.第4点:沖縄諸島へのマングース導入を考えていた渡瀨は1908年セイロン島でマングースが大変巧妙にコブラ(<i>Naja</i> sp.)を捕捉する状況を目撃した.動物学的な意味づけや論理よりもこの映像的・情感的なイメージが渡瀨には勝っていたであろうこと.第5点:...

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  • 福武直と婦人問題:家制度の強みが,社会保障については弱みになる

    杉田 菜穂 人口学研究 advpub (0), 2024

    ...その学問的な功績の一方で,福武は1965年に創設された特殊法人社会保障研究所の参与に就任して以降,厚生省や総理府などの行政関係の仕事を多数引き受けており,婦人問題についての政策論議や婦人問題に関する大規模調査にも関わるなどした。...

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  • 野外教育を応用したアスリートの育成

    中丸 信吾 Strength and Conditioning Journal Japan 31 (3), 5-11, 2024

    ...野外教育という学問分野をご存じだろうか。野外教育は、簡潔に言うと登山やキャンプといった野外活動を教材とした教育である。野外教育は子どもたちの健全育成に寄与することが明らかになっているが、野外教育のエッセンスを競技スポーツ現場に応用しようとする試みが1990年代からサッカーを中心に盛んに行なわれるようになり、近年ではJOCのプログラムにも導入されるようになってきている。...

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  • リハビリテーション学,リハビリテーション職とその養成のあるべき姿

    山田 久夫 びわこ健康科学 2 (0), 39-46, 2024

    ...をもとに養成されるべきである.学問体系の土台(礎石)に相当する「身体を知る科目」群すなわち生理学や解剖学は,研究上も教育上も極めて重要で,その上に「病気を知る科目」群,「リハビリテーション療法を学ぶ科目」群へと階層性をもって配置しなければならない.そして養成教育は,暗記型・知識習得型ではなく,体験型・理解型の教育を必要とする.医師養成システムにしても万全ではないものの,医学が学問体系を意識して目指してきた...

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  • 力強い学問的知識に基づいた地理的探究によるESDとしての地理授業

    永田 成文 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 216-, 2024

    ...</p><p> 地理ESD 授業は,力強い学問的知識として,位置や分布,場所,人間と自然環境との相互依存関係,空間的相互依存作用,地域を意識し,力強いペタゴギーとして,持続可能性から地理的な見方・考え方を働かせて,見出した課題に対して,その要因を思考し,解決に向けて判断する地理的探究により地理的価値態度を育成する。この思考・判断の過程で力強い学問的知識を深めていくことになる。...

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  • 地理教育における「知識」の接続

    ベネカー タイン 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 37-, 2024

    ...<p>GeoCapabilitiesの理念から、カリキュラム作成者である教師は、学問的知識を使って生徒を有意義に思考に関与させるという重要な任務を担っている。カリキュラムの文脈の中で、教師は学問的な知識を選択・使用し、生徒の予備知識(および日常的な知識)と関連付け、授業で応用する。これらはすべて、若者の能力に貢献することを目的としている。...

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  • 歴史教育と地理教育の小中高一貫カリキュラム研究史の比較

    守谷 富士彦 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 294-, 2024

    ...この背景には、米国から影響を受けた社会科歴史と日本の歴史学という学問との狭間にある歴史教育研究の境遇が関連していると考えられる。それは、社会科地理と地理学が「一貫」という視点で教育と学問の関係性を再度議論し、整理しながらカリキュラム構築する必要性を示唆している。</p><p>引用文献</p><p>近藤裕幸・守谷富士彦 2023. 戦後の小中高における地理教育一貫カリキュラム研究の変遷....

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  • 歯科教育に対するGPTモデルの可能性

    柳 束, 柳(佐藤) 絢子, 谷口 祐介, 松本 彩子, 根来 香奈江, 藤﨑 誠一, 加倉 加恵, 城戸 寛史 日本デジタル歯科学会誌 13 (3), 91-97, 2024

    ...モデルに歯科医師国家試験を解かせ,歯科分野の知識量を図ることで歯科教育モデルとして活用可能か検討することとした.第114~116回までの国家試験問題をGPT3.5およびGPT4に解答させ正答率を合格基準と比較した.また分野別の正答率も算出した.GPT3.5は全ての領域で合格基準に達することはできず,GPT4は必修やA領域は合格基準に達していたがB,C領域では合格基準に達していなかった.また,一般医学問題...

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  • 外見の心理学的研究は何をもたらすことができるのか

    鈴木 公啓, 川田 裕次郎, 原田 輝一, 野村 竜也, 今井 浩, 早野 雅人, 大坊 郁夫 容装心理学研究 3 (1), 21-28, 2024

    ...そして,他の学問分野や産業界からは,外見に関する心理学の研究とその知見が期待されていると考えられる。そこで,本シンポジウムでは,スポーツ科学,医学,情報工学,といった心理学の隣接分野の方々,そして,アパレル企業の方,そして一般の方にご登壇頂き,外見についての心理学の研究がどのようにそれぞれに関わりうるのか,そして,何を期待しているのかについて,話題提供をして頂いた。...

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  • 本来的生命感を活かした<霊性>の実証研究のために

    横洲 有咲, 宮田 裕光 宗教/スピリチュアリティ心理学研究 2 (1), 14-25, 2024

    ...個人に即した動的プロセスとしての<霊性>を自らの体験に引き受けることで スピリチュアリティ本来の生命感を損なわずに スピリチュアリティの実証科学的研究を幅広い学問領域で展開できるようになることが期待される。...

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  • アグスチン・コダッシの『ベネズエラ地理要説』

    細井 將右 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 164-, 2024

    ...</p><p>ほぼ同時期の我が国幕府昌平坂学問所による地図・絵付きの2倍ほどの大部の『新編相模国風土記稿』が表無し精神文化重視に対し、本書は国土と人間活動を実用的観点から、つとめて数量的総合的に捉え、政府施策の参考資料としている。</p><p>本書によると、1838年前後時点で、人口は概略95万人、うち、インディオ22万、白人26万、混血41万、奴隷5万。...

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  • 薬学会賞受賞 青木淳賢氏の業績

    新井 洋由 ファルマシア 60 (4), 348-348, 2024

    ...青木氏は、生理活性脂質の中で、新たな生理活性リゾリン脂質及びその受容体や合成酵素を次々に同定し、生理活性リゾリン脂質/リゾリン脂質メディエーターという学問分野を創生した。さらに、合成酵素の一つ(オートタキシン)が肝硬変のバイオマーカーになることを明らかにし、その測定系を検査薬として上梓することにも成功している。...

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  • アジアの研究者によるジオ・ケイパビリティズの発展

    伊藤 直之, 繆 鑫 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 68-, 2024

    ...日本では、このモデルを用いて、中等教師のコミットメントと学問的基盤の違いを明らかにするための研究が行われた。中国では、地理教師のカリキュラムメーキング図をランバート・モデルと比較し、Gaokao政策変更前に教師になった教師と、変更後に教師になった教師の違いを明らかにした。...

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  • 「学級経営(の)社会学」という構想 : 関連する諸概念のレビューを踏まえて

    髙橋 克已 教育学部紀要 57 143-151, 2023-12-24

    ...本稿は,学級経営に関する社会学的なアプローチをとる学問名称として,「学級経営(の)社会学」を提唱し,そのアウトラインを描こうとする試みである.学級経営に関する研究は100年以上前から存在するが,それをくくる名称としては,学級社会学,学級心理学,学級経営学,等数多くの名称が唱えられてきた.本稿では,それらの諸概念をレビューしつつ,課題を指摘した.その上で「社会学的アプローチ」の意味と重要性を指摘し,「...

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  • 自民党政権における派閥と役職人事

    和足, 憲明, Noriaki, Watari 創価法学 53 (2), 55-96, 2023-12-15

    ...この点で自民党政権を分析することは、社会的・学問的に重要な課題である。民党政権の分析に際しては、総理・総裁や幹事長といった政権中枢、および派閥と派閥領袖に着目する必要がある。なぜなら、自民党政権は「派閥の連合体」であり、「誰があるいはどの派閥が権力を握るのか」、「どのようにポストを配分するのか」という点を分析することが重要となるからである。しかし、これらに関する基礎データは十分に整備されていない。...

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  • 人間工学の全体像と安全との関連

    鳥居塚 崇 安全工学 62 (6), 361-366, 2023-12-15

    ...<p>本稿では人間工学について概説し安全と人間工学との関係について述べた.人間工学とはシステムにおける人間と他の要素とのインタラクションを理解するための科学的学問であり,ウェルビーイングとシステム全体のパフォーマンスとの最適化を図ることを目的とする専門分野である.また人間工学はシステムズアプローチを取り,人間と他の要素の相互作用だけでなくさまざまな要素の相互作用を包括的に捉えることを必要とする.そしてその...

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  • 大学図書館における学習支援サービスのための情報源としてのシラバス

    西浦 ミナ子 情報知識学会誌 33 (4), 423-426, 2023-12-02

    ...シラバスシステムで「図書館」でヒットした16,462件の記述内容を確認し,図書館利用,図書館資料,利用教育等のトピックでは大体2~3割程度の記述が見られるが,パスファインダーなど授業支援ツール等への言及は1割に満たないことが判明した.シラバスは現状,大学図書館の学習支援のための情報源としては不十分であるが,項目によっては大学種別・規模別,学年別,学問領域別の傾向が見られ,利用者ニーズの把握に有益な情報源...

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  • インフラ損傷をミクロで見る新学問創出

    日経コンストラクション = Nikkei construction (801) 29-, 2023-12

    組織 京都大学経営管理大学院と理化学研究所は共同で、ミクロの領域からインフラ構造物の損傷メカニズムを解明する「インフラ物性研究機構」を立ち上げた。スーパーコンピューター「富岳」や大型放射光施設「SPring-8」を駆使して学際的なインフラマネジメント…

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  • 基礎医学における実習統合化の新たな取り組み

    池田 康将, 船本 雅文 日本薬理学雑誌 158 (6), 440-443, 2023-11-01

    ...<p>日本において国際基準による医学教育の分野別認証評価制度の確立が求められている.分野別認証評価が求める基準として「カリキュラム統合化」があり,「質的向上のための水準」として,「関連する科学・学問領域および課題の水平的統合」・「基礎医学,行動科学および社会医学と臨床医学の垂直的(連続的)統合」を確実に実施すべきと定められている.基礎医学においては,講義の水平的・垂直的統合はすでに行われている一方で...

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  • 歴史的人物と市井の人々の伝記を通した歴史学の考察

    石川, 華子 拓殖大学論集. 人文・自然・人間科学研究 (50) 24-35, 2023-10-31

    ...その後,マクロヒストリー,マイクロヒストリーに分類される2種類の伝記に関し,前者はウィンストン・チャーチルの伝記,後者は彼と同時代を生きた市井の人々の伝記を用い,具体的に伝記が学問に与える影響を論証する。本稿は,伝記は過去の社会を包括的に描く媒体であり,社会の中の多くの要素のつながりを示すことができることを明らかにし,その価値は特定の学術領域の範疇を越えることにあることを示唆する。...

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  • 研究成果を社会に還元する—たばこ対策からの教訓—

    中村 正和 日本健康教育学会誌 31 (4), 226-233, 2023-10-30

    ...</p><p>健康政策の質の向上を図るためには,健康政策に関わる研究者が分野横断的に交流を図り,政策の進め方を議論するとともに,政策実現にむけて協働することが必要である.また,日本で取組が遅れているアドボカシーについては,学問的基礎の確立や方法論の開発とともに,市民運動から学術団体までを含めたさまざまな組織や団体が協働するネットワークの構築が必要である.</p>...

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  • 総合知の創出に向けた水文学の可能性

    谷口 真人 日本水文科学会誌 53 (0), 79-95, 2023-10-20

    ...これらに加えて,この総説では,自然水文学,社会水文学,人文水文学の分類だけでなく,学問,学際,超学際としての水文学についても議論した。最後に,この総説では,地球と人類のシステムに組み込まれた歴史として,総合知の創出に向けた水文学の可能性を概観した。</p>...

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  • NEWS & TOPICS

    国立研究開発法人科学技術振興機構 JSTnews 2023 (10), 14-15, 2023-10-02

    <p> 【開催予告】「ゲノム編集魚を食べる」など事前登録制で特別体験を実施 対話重視の150企画が集結、桝太一氏らが見どころ紹介</p><p> 【研究成果】「4次元X線CT」の原理検証に成功 0.5ミリ秒間隔で、不可逆現象の観察に期待</p><p> 【研究成果】ハダカデバネズミの老化耐性の一端を解明 ヒトの健康寿命を伸ばす方法のヒントに?</p>

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  • 大学教育の教育方法学 ―政策としての高大接続と教育としての高大接続―

    山本, 敏郎 現代と文化 : 日本福祉大学研究紀要 (147) 83-108, 2023-09-30

    ...政策としての高大接続のねらいは,「学力の三要素」をキーワードとして小中高大の教育を縦貫させることにある.とりわけ「学力の三要素」にもとづく教育課程の編成とカリキュラム・マネジメント,これと関連させた小中高の「観点別評価」と同じ枠組みの「3 ポリシー」がその象徴である.この縦貫は,大学が自立的かつ自律的な学問の府であることを否定し,大学を人材養成のための「学校」に変質させるものである.しかしこれらは青年期...

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  • 丸山優のイタリア経済史・ポスト大量生産体制論

    森, 良次 日本福祉大学経済論集 (67) 35-57, 2023-09-30

    ...本稿では,①丸山の学問形成期の時代的・学術的背景と資本主義発展段階論の特徴を示したうえで,②イタリア経済史研究(南部農業史,ファシズムの経済政策)の要点・到達点を確認している.③また丸山が研究領域をイタリア経済史から大量生産体制の歴史的オルタナティブをめぐる問題へと拡大していった学術的背景・動向を跡づけている....

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  • 近世の「山里」における社会変化

    町田 哲, 石川 登, 内藤 直樹 文化人類学 88 (2), 264-286, 2023-09-30

    ...<p>本稿は、東南アジア大陸部と日本を対象とした文化人類学や歴史学などの異なる学問分野による「山地社会」研究を相互参照しながら、景観・生業・政治権力の相関のなかで「山地-平地」の関係理解を目指すものである。...

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  • 普及と実装を科学する—その方法と実際—

    島津 太一 日本健康教育学会誌 31 (4), 249-257, 2023-09-30

    ...<p>エビデンスに基づく介入(evidence-based intervention, EBI)の普及と実装を科学的に進めるための学問分野を実装科学(implementation science)という.実装科学が扱うリサーチクエスチョンは,エビデンス・プラクティスギャップに対処するために答えるべき質問そのものである.具体的には,1) EBIを現場で日常のプラクティスとして実施するときの阻害・促進要因...

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  • 学問の自由」再考

    大島 佳代子 同志社法學 75 (4), 701-725, 2023-09-30

    ...最高裁は、1976年の学テ判決において、憲法23条を根拠に普通教育における教師の教授の自由を限定的に認めたが、1963年のポポロ最判は、教育ないし教授の自由は学問の自由には必ずしも含まれないと説示している。...

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  • 令和5年度春季大会 高校生による研究発表最優秀賞を受賞して

    藤野 崇允, 松田 煌生 日本水産学会誌 89 (5), 491-491, 2023-09-15

    ...研究発表に至る経緯</p><p> 私たち高校生は学校で日々学問に励み,その学習成果をテストというもので評価されている。同じ時間,内容の授業を受けているにもかかわらず,クラスによって平均点が大きく変わることがある。そこで私たちは教師の教育方法が異なるため,この学習効果の差が生じたのではないかと考えた。...

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  • ファシスト政権下のイタリア宗教史学

    江川 純一 宗教研究 97 (2), 3-26, 2023-09-08

    ...宗教史学を単独で立ち上げた彼は、この学問を定着させるために、大学講座設置と学術誌創刊を望んだ。しかし、カトリックの近代主義者達とともに始めた雑誌は教皇庁から発禁処分を受け、講座設置も容易には実現しない。そのようなペッタッツォーニに手を差し伸べたのがファシスト政権である。...

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  • 宗教民族学と総力戦体制

    鈴木 正崇 宗教研究 97 (2), 201-226, 2023-09-08

    ...<p>日本では一九二〇年代に、「宗教民族学」という独自の学問領域が成立した。宗教民族学は、未開宗教の研究を出発点に、諸民族の宗教の比較研究に展開し、植民地化の進展の過程で戦争協力に結びついた。「民族」概念は、近代化の進行と共に様々に読み変えられ、イデオロギー性を帯びて、ナショナリズムを高揚させたのである。...

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  • 大学主催インターンシップの効果の検証 : 個人要因の文系・理系を比較軸として

    酒井, 佳世, 白坂, 正太 経済社会研究 63 (1-4), 131-144, 2023-08-25

    ...本研究の目的は,大学生を対象とした大学主催インターンシップの効果を学問・就職活動の方法が異なる文系・理系学生を軸に検証することである。大学教育と職業の接続の一つとしてインターンシップが拡充されているが,職業に関連した分野を学んでいる理系学生を対象としたインターンシップと一部を除き必ずしも職業に直結しない文系学生を対象としたインターンシップの効果が異なる結果となるのではないかと考えた。...

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  • 韓国の2022年改正「情報科」教育課程について

    キム, ジャミ, ヤン, ヘジ, キム, ヨンチョン, キム, ソンヒ, キム, イェソル, イ, ウォング 情報教育シンポジウム論文集 2023 1-6, 2023-08-11

    ...情報科の場合、学問的アイデンティティの確保、時代の変化を反映した教育課程へのシフト、小学校と中学校における授業時間の拡大、高校における「教科」としての地位確保、様々な選択科目の開発といった変化が見られた。 2022 年改訂の教育課程でも情報科教育に充てられる時間は依然として不足しているが、その発展のための一歩という観点から重要である。...

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  • ○○×情報処理:編集にあたって/概要

    加藤 由花 情報処理 64 (8), 384-385, 2023-07-15

    ...情報学はさまざまな分野を結びつける学問である.現在,そのつながる先はどんどん拡大しつつある.いろいろな分野において,情報学はどのように活用されているのだろうか? ...

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  • 本居宣長「物のあはれ」説の成立と仏教の哲学的思考

    清田 政秋 宗教研究 97 (1), 1-26, 2023-06-30

    ...<p>従来本居宣長は仏教批判者とされ、また宣長自身が自らの学問への仏教の影響を語らないために、宣長研究は仏教を考慮外に置いてきた。それに対し漢学との関係は、宣長が京都で医学修行の基礎として学んだ関係からよく研究された。しかし宣長の学問は仏教と深く関連し、それを追究すれば宣長について従来とは異なる新たな知見が得られる。それは宣長にとって仏教とは何であったかの追究でもある。...

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  • 『生物体系学』(東京大学出版会,2002)で展開した体系学の構造論についての新たな解釈および若干の解説

    直海 俊一郎 昆蟲.ニューシリーズ 26 (2), 136-142, 2023-06-25

    ...される学問ととらえ,それらの分科がどのような学問であるかを論じ定義し,そしてそれらの学問の目的と仕事を明らかにした.しかし,専門用語の適切な解説なしで論を進めていったので,実際的にわかりにくいと思われる.そこで,この小文では,体系学の構造論について若干の解説を行った.第1に,分類学と狭義体系学をよりわかりやすく解説した.分類学と狭義体系学の違いとは,それぞれが構築する分類体系の質の高さの違いであり,...

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  • 弱さは悪か -家族介護における共振する「心」への考察-

    中野 ひとみ 中国学園紀要 (22) 115-121, 2023-06-16

    ...人間が起こす事象,その内奥にある「心」を切り捨てることなく,社会福祉はその真理の探究を多くの学問領域と分野横断し,新しい発展を目指す学術的な拡充が必要である。これまで以上に,統合知として,社会の課題の解決策の模索や現代社会の課題を捉えていくことが,真のインクルーシブ社会の実現に繋がる。...

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  • 關於“門”的漢日對比分析

    郝, 文文 名古屋大學/屏東大學文學交流暨論文發表會論文集 3 155-163, 2023-06-11

    ...例如都可以隱喻為具有某種學問、藝術、技術等方面的派系,或者轉喻成某一學科或領域。“門”在漢語特有的含義中体现在還可以轉喻為家族或家庭成員,家族的經濟實力和社會地位,建築物前的空地和空間,事件和醜聞等。“門”在日語特有的含義体现在被轉喻為區域單位。這些差異由語言環境、社会文化等多種因素交織影響的結果。...

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  • なぜナッジで行動を後押しできるのか?—経済学から見たナッジ—

    竹林 正樹, 後藤 励 日本健康教育学会誌 31 (2), 68-74, 2023-05-31

    ...</p><p>経済学は,人・物・金といった限られたリソースをどのように配分すると満足度を高めることができるのかを分析する学問である.伝統的経済学では,目的達成のために手立てを整えてベストを尽くす「合理的経済人」をモデルとする.行動経済学は,健康の大切さを頭でわかっていても認知バイアスの影響で望ましい行動ができないような「ヒューマン」を対象とする....

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  • 「地域アーカイブズ学」構築に向けての論点整理

    小幡 圭祐, 佐藤 琴, 堀井 洋, 小川 歩美, 大月 希望 情報知識学会誌 33 (2), 196-201, 2023-05-20

    ...<p> 筆者は,地域の景観・街並みやそこで活動する人々の思いなど,地域の「記憶」を収集し山形大学附属博物館にアーカイブする活動を開始した.記録の収集・整理・保存・提供などを行うための方法論については,「アーカイブズ学」という学問分野があるものの,日本の「アーカイブズ学」は「組織アーカイブ」が主たる対象であり,自治体・企業・個人から日々無数に発生する地域アーカイブにはその方法論が十全に適用できない.よって...

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  • 新水産基本計画と水産科学:現場と政策の乖離を埋めるために必要な研究とは

    牧野 光琢, 石川 智士, 北門 利英, 片山 知史, 三浦 秀樹, 中田 薫, 西田 宏, 板谷 和彦, 工藤 貴史, 金柱 守, 大石 太郎, 桑村 勝士, 竹村 紫苑, 鷹﨑 和義, 副島 久実, 堀 正和, 塩原 泰, 森下 丈二 日本水産学会誌 89 (3), 279-286, 2023-05-15

    ...よって本シンポジウムでは,水産に関するすべての学問分野をカバーする本学会の特徴を踏まえ,新水産基本計画の全体像を意識した俯瞰的議論を行うとともに,水産の現場と研究の乖離を埋め,実効的な水産政策を実施するために水産科学はどうあるべきか,現場と協働した水産科学の可能性という観点からの発表と議論を行った。...

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  • 研究インテグリティ

    小林 信一 研究 技術 計画 38 (1), 100-107, 2023-05-08

    ...伝統的な大学論,学問論は,もはや現実を説明できない。我々は,新たな大学論,学問論,大学と社会の関係を追究していく責任がある。</p>...

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  • 国立大学の文理融合を目指す学部における学際教育研究の解釈とその実践を探る調査

    柴田 美紀 日本教育工学会研究報告集 2023 (1), 207-214, 2023-05-05

    ...<p>昨今の複雑な社会問題に対処するため,大学にはこれまでの伝統的な学問分野を超えた学際的な教育研究活動が求められている.しかし,学際教育研究の必要性は認識されているが,その実践については十分明らかにされていない.そこで,本研究は,国立大学の文理融合を目指す学部に所属する教員が学際教育研究をどのように解釈し実践しているかを調査した.その結果,学部内でも学際性の解釈と実践には分野による相違が認められた...

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  • 特集:「整理技術・情報管理の世界」の編集にあたって

    今満 亨崇 情報の科学と技術 73 (5), 167-167, 2023-05-01

    ...</p><p>インフォプロの業務は,様々な学問的背景,研究領域を有しています。その中でも,TP&Dフォーラムが対象としてきた領域は,インフォプロの専門性を支えるコア領域の一つです。本特集が,整理技術・情報管理の重要性を再確認し,将来について考えるきっかけとなれば幸いです。</p><p>(会誌担当編集委員:今満亨崇(主査),青野正太,長谷川幸代,森口歩)</p>...

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  • 東洋文庫における特別コレクション

    牧野 元紀 情報の科学と技術 73 (4), 120-126, 2023-04-01

    ...1924年,岩崎久彌による財団法人としての創設以来,東洋文庫の蔵書は東洋学が包含する多種多様な学問領域にまたがる特別コレクションの集積である。それぞれの特別コレクションの成り立ちは創立から100年に及ぶ研究活動と密接な関係を有し,日本の東洋学・アジア研究の発展を映し出す鏡である。本稿ではモリソン文庫や岩崎文庫をはじめ各特別コレクションの紹介をした後,その整理・利用・保存修復に関して概要を述べる。...

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  • 散乱・揺らぎ場の包括的理解に向けた透視イメージング

    的場 修, 粟辻 安浩 応用物理 92 (4), 220-224, 2023-04-01

    ...<p>散乱や揺らぎは,ナノメートルスケールのミクロな生命活動から,キロメートルスケールの大気揺らぎまでさまざまなところで現れる現象であり,この理解と克服が生命科学,予防医学,情報通信工学,天文学などのさまざまな学問領域でブレークスルーをもたらす.散乱体内部や揺らぎ場の影響を除去して内部あるいはその向こう側にある情報を可視化するための新しいアプローチとして,散乱透視学の概要を紹介する.特に,散乱体内部...

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  • 歴史教育と学問の追究

    堀田, 幸義 宮城教育大学教職大学院紀要 (4) 3-13, 2023-03-31

    本稿は、歴史教育を担う教師がどうして歴史教育と歴史研究における密接不可分の関係を意識しなければならないのか、どうして歴史研究における成果を学び続ける必要があるのかについて、歴史教育と歴史研究に関する過去の議論や諸氏の論を振り返りながら改めて確認し、何をどう学び続ければ良いのかについて探ったものである。 …

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  • 自然と環境倫理 : 生態学の展開

    並松, 信久 京都産業大学日本文化研究所紀要 28 280-236, 2023-03-31

    ...そして環境倫理学という学問が生まれ、現在も議論が続き、生命を対象とする学問として、自然環境に対する倫理が大きな課題となっている。そこで現在、科学的知性と文化的知性の統合が必要となっている。...

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  • 教師の学問が創り出すイメージ : 林竹二の授業「開国」

    吉村, 敏之 宮城教育大学教職大学院紀要 (4) 15-27, 2023-03-31

    ...林竹二は、子どもの内に蔵された可能性を引き出すには、学問に根ざした授業を創る必要があることを、自らの実践によって示した。自身の歴史研究をふまえた「開国」の授業では、教材研究の深化によって教師の中に形成されたイメージが、授業の原動力となる事実を示した。さらに、子どもの感想に記された学習の道筋をもとに、問題を追求するという点で、学問も授業も同じであると主張した。...

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  • 将来世代に配慮する制度的デザインの可能性

    大西, 貴之, OONISHI, Takayuki 京都文教大学地域協働研究教育センター 地域協働研究ジャーナル 2 3-21, 2023-03-31

    ...フレヒトハイムは、世俗化・合理化の進んだ現代以降様々な危機が私たちの前に出現し、そのような危機に対処するために「未来を教える」学問として、“futurology”(未来学・未来研究)が必要であることを訴えた。現在の私たちが、未来を考え、未来を教える実践や制度とはどのようなものであるべきか、そしてどのようにして実現すべきかの問いは、様々な学問領域を横断するテーマであり続け、未来研究者O. K....

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  • 脱炭素社会の実現に向けたモデル研究の状況と展望—アジア太平洋統合評価モデルAIMを通じた考察—

    増井 利彦, 高橋 潔 環境科学会誌 36 (2), 83-93, 2023-03-31

    ...気候変動問題は世界全体,100年以上という超長期に及ぶとともに,様々な学問分野に関わる巨大な問題であり,その理解や対策の提示は容易ではない。こうした状況で,政策決定者をはじめとするステークホルダーと様々な学問分野の間に立ち,政策的な要望を受けて科学的な知見を提供するインターフェースとしての枠組みが統合評価であり,モデルというツールを用いて統合評価を定量化するツールが統合評価モデルである。...

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  • 血液・リンパの結合組織分類における一考察

    川畑 龍史 名古屋文理大学紀要 23 (0), 75-80, 2023-03-31

    ...人体の構造と機能を学ぶ学問(解剖生理学)は,医学の基礎(基礎医学)であり,医療系職種を目指す教育機関の必須科目となる.解剖生理学では,最初に人体にまつわる用語の使い方や方向を表す言い方などを学修する.そして,解剖という名称が示すように,人体の構造を細分すれば,各レベルにおける階層が観察できる.つまり,個体,器官系,器官,組織,細胞,細胞小器官などである.このうち,組織は大きく4つに分類できる.すなわち...

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  • 哲学なき現代医学教育の問題点

    杉岡 良彦 全人的医療 21 (1), 43-51, 2023-03-25

    ...<p>かつて座学中心であった医学教育が,現在では臨床能力の向上も視野に入れ,より効率的に医学を学べるように改善されている.一方で,教養教育は大幅に縮小された.医学哲学は医学の根底を哲学的に問い,より良い医学を創造するために医学の全体像や本質を明らかにしようとする.本稿では医学哲学の立場から,医学が科学論,人間観,医療倫理・医療制度という三つの座標軸に規定されつつ,実現すべき価値を目指す学問であると理解...

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  • 一つの批判的フェミニスト聖書解釈 : エリザベスシュスラー・フィオレンツァを中心に

    福嶋 裕子, Fukushima Yuko 青山学院大学ジェンダー研究センター年報 2 48-64, 2023-03-20

    今日、多様なフェミニスト聖書解釈があるが、神学者エリザベス・シュスラー・フィオレツァは、その方法論を展開すると同時に、聖書解釈という行為において新しい意味の創造が起きていることを神学的に論じている。フェミニスト神学が存在しなかった1960-70年代に、フェミニスト聖書解釈という分野を開拓していった時代状況を交えながら、一つの批判的なフェミニスト聖書解釈の概要を紹介する。

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  • 文化人類学からみるジェンダー : インドの事例から考える

    菅野 美佐子, Kanno Misako 青山学院大学ジェンダー研究センター年報 2 8-20, 2023-03-20

    文化人類学におけるジェンダー研究は、植民地時代からの西洋と非西洋(東洋)の接触のもと、西洋社会では自明のものとされてきた男女の役割や規範、ジェンダー関係あり方が、世界の様々な地域社会で異なるという「発見」に端を発している。西洋の人々と異なる「東洋」のジェンダーのあり方は、サイードが「オリエンタリズム批判」を展開するなかで指摘するように、西洋の人々の目には「野蛮」、「奇異」、「エキゾチック」、「エ…

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  • 観光研究の素材としての映画 −映画を通して日本を観光する−

    河村 悟郎, Goro Kawamura 紀要 = BULLETIN OF SHIGA BUNKYO JUNIOR COLLEGE 25 (13)-(20), 2023-03-20

    ...映画を対象とする観光研究のほとんどは映画のロケ地に関するもの(「フィルムツーリズム」や「ロケーションツーリズム」)だが、「具体の日本」や日本における「異文化」を映し出した作品を分析すると、「映画を通して日本を観光する」ことの学問的意義が浮かび上がる。それは、従来の観光研究の裾野を広げる可能性を持つものでもあり、今後様々な映画が観光研究の素材となることが期待される。...

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  • 社会が抱える問題としての地球温暖化

    吹野 卓 社会文化論集 19 21-34, 2023-03-20

    ...この「解決できない」という問題は、理系学問よりむしろ社会に関する学問が取り組むべき部分が大きいのではなかろうか。  本稿ではまず、この問題を引き起こしている経済活動の在り方が、同時に問題解決を困難にする原因にもなっていることを指摘する。また格差と温暖化についても押さえたい。  その上で、もし解決が可能であるのなら何を目指すべきなのか、それにはどのような道筋があるのかについて考察する。...

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  • 日本の家庭科における授業研究の形態,目的と構造 ─ 研究組織の特徴に焦点をあてて─

    貴志, 倫子, 一色, 玲子, 荒井, 紀子, 井元, りえ, 亀井, 佑子, 神澤, 志乃, 鈴木, 真由子, 羽根, 裕子, KISHI, Noriko, ISSHIKI, Reiko, ARAI, Noriko, IMOTO, Rie, KAMEI, Yuko, KANZAWA, Shino, SUZUKI, Mayuko, HANE, Yuko 福岡教育大学紀要. 第五分冊, 芸術・保健体育・家政科編 72 85-97, 2023-03-10

    ...第二に,家庭科における授業研究の主な目的は,学習指導要領の実現を目指すため,教科理論に基づき学問的に授業の検証を行うため,そして,子供や社会の生活課題の解決に向けた授業改善と開発のためであった。第三に,家庭科の授業研究は,全国規模から地域まで多層にわたる発 表大会や,研究成果を共有する場を有し,校種を問わず全ての家庭科担当者には複数の機会が開かれ,多様な人的資源と協働できる場があった。...

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  • ESPIIの効果的な実施のために : 他部局協力教員によるテーマ別クラス

    水野 真理子, 山岸 倫子, 木村 裕三 富山大学教養教育院紀要 (4) 100-106, 2023-03-10

    ...令和4年度に開始した教養英語新カリキュラムでは、基盤英語 I、IIによって、TOEIC受験を視野に入れた英語学習やe-learningによる自律的な学びの促進を行うことを一つの柱とする一方で、ESPIIにおいては、学生が興味関心を持つ学問内容や教員が得意とする分野の内容、ならびに二年次以降における専門科目と関連した内容を扱うクラスを、選択制の形で実施している。...

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  • 高等教育と持続可能な開発目標の展開と課題 : Higher Education and the SDGs

    アサダ, サラ リネー 共立女子大学・共立女子短期大学総合文化研究所紀要 29 53-61, 2023-03

    ...包括的な文献調査によると、国際化は、国際的、異文化的、グローバルな学習機会を通じて、学生の学問的・個人的な成長を支援することが明らかになった。また、近年の国際化の進展は、その根拠を相互理解と平和に向け、社会における重要性を再認識している。新しい類型である遠隔地における国際化やデジタル国際化は、学内と海外という伝統的な二元論を超えた様々な形態の国際化の重要性により一層強固なものとなっている。...

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  • 中国社会学発展史上の四つの時期

    蔡, 毓驄, 星, 明 社会学部論集 76 67-90, 2023-03-01

    ...訳者は,一つの学問の成立は研究者数が一定数に達した時,一定数の大学にカリキュラムが開設され,学科,学部が設置された時,学術団体が創設され,かつ機関誌が発行された時,他の学界,行政,さらに一般社会にその学問が認知され広まったばあいなどが指標になると考えている。だとすれば,まさに中国社会学の確立の過程を知ることができた。...

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  • コミュニティ・オーガナイジング : その実践と研究、そして政策への影響

    クリステンズ, ブライアン D., スピアー, ポール W., 室田, 信一, 小山, 宰 人文学報, 社会福祉学 39 81-100, 2023-03

    ...さまざまな学問領域の研究が、こうした変化の多くを記録し、評価し、伝えてきた。本稿では、このコミュニティ・オーガナイジングの進化する現場を精査し、とりわけ広範に渡るコミュニティ・オーガナイジングのプロセスと成果に関する社会科学および心理学の研究の現状に焦点を当てる。...

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  • 地域振興にかかわる卒業研究の取り組み : 環境共生および防災に関する事例

    松原 小夜子 椙山女学園大学研究論集 : 人文科学篇・社会科学篇・自然科学篇 (54) 103-119, 2023-03-01

    ...この点について,筆者は,住居学(空間にかかわ る暮らし方を探究する学問分野)の視点から研究を行ってきたが,拙著『持続可能な暮ら し×自然系ゲストハウス──脱消費,スロー,ミニマル,ローカル』において,日欧の 様々な文献を紹介しながら,持続可能な暮らしへの転換にあたっては,「スロー」(自然あ るいは生命に即した速さ),「ミニマル」(必要最小限),「ローカル」(地域的特色,地域 性)な脱消費の暮らしが重要...

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  • 大学初年次生の捉えるグローバル・スタディーズ : 自己評価に基づく学習成果の事例

    正楽 藍 大學教育研究 31 89-102, 2023-03

    ...分析の結果、彼らが捉えるグローバルな課題や問題には、学科の学問分野の異同によって多少の違いが見られるものの、全体的な傾向として文化や子ども、格差、貧困、環境と関連するものが多いことがわかった。これらの頻出語はそれぞれ、それと関連づけて認識されているほかの論点があり、たとえば、子どもは学校とつなげて捉えられたり、格差や貧困は世界や地域に関わる論点とあわせて捉えられたりする傾向にある。...

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  • 宅地崩壊と地下水

    釜井 俊孝 地下水学会誌 65 (1), 17-26, 2023-02-28

    ...そして,こうした事態を防ぐために,工学と理学,人文社会学という異なる学問を横断する未災学が必要とされている。</p>...

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  • 教科等横断的な視点から拡張する探究レベルに関する予備的考察

    松原 憲治 日本科学教育学会研究会研究報告 37 (5), 65-70, 2023-02-23

    ...でどのような探究活動を行うかを検討する際の視点として,探究の質に関する簡易的な枠組みを検討することを目的とした.特に,Banchi & Bell (2008) の探究レベルのモデルに対し,日本のカリキュラムと関連させて検討した.また,米国におけるこれまでの探究レベルに関する一連の研究を整理し,探究活動の質の議論におけるその基準と範囲を明らかにした.それらを基に,教科等横断的な視点から探究レベルの枠組みに学問領域...

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  • 大学の就職先に着目した学問の興廃分析

    塚本, 純也, 市川, 学 第85回全国大会講演論文集 2023 (1), 631-632, 2023-02-16

    ...がなくなりにくいのかを分析する.偏差値や文理区分など,各大学の学科で学べる学問を多面的に分析することで,大学の生き残り戦略の発展に資することを期待する....

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  • シラバス情報による科目間類似度を用いた授業理解度向上に関する一考察

    浮田, 善文, 齋藤, 友彦, 松嶋, 敏泰 第85回全国大会講演論文集 2023 (1), 283-284, 2023-02-16

    ...また,学問分野分類の異なる科目間での関連や,高校科目との関連も存在するため,これらの関連情報が学生の授業内容の深い理解に役立つと思われる.そこで,本研究では,筆者が所属している大学の開講科目全体と高校科目について,シラバス情報を用いることで科目間類似度を容易に導出可能であることを示す.また,学生の授業理解度向上への科目間類似度の活用に関する考察を行う....

    情報処理学会

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