松田 訓典
印度學佛教學研究
62
(3),
1253-1259,
2014
...されるように雑然とした印象を与えるものとなっている一方で,たとえば,第11章に見られる四十四作意等,部分的に論全体の構成と対応するような箇所が複数指摘されており,重層的な構造をもつことがうかがえる.こうした問題は,本論(偈頌部分と散文注釈部分)の著者問題や成立の過程とも深く関連しうる問題であるため,まずは多方面からの詳細な検討を踏まえることが必要となると考えられる.なお,こうした問題に関してはこれまで宇井伯壽...
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