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検索結果 39 件

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  • 厥陰病の病型分類

    郷治 光廣 日本東洋医学雑誌 73 (2), 126-136, 2022

    ...すなわち厥陰病は,熱症状と寒症状が交代して出現する(寒熱錯雑),または上半身が熱症状で下半身が寒症状になる(上熱下寒),または寒だけの症状になる,などのさまざまな症状を呈することから,その病態についてよく分かっていなかったのであろう。本稿では,とりあえずそれらの症状を基に,厥陰病をいくつかの病型に分類してみた。そして,傷寒論の条文と処方から,それらの病型の解説を試みた。</p>...

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  • 不登校の孫と易疲労の祖母に柴胡加竜骨牡蛎湯が奏効した症例

    沢井 かおり, 吉野 鉄大, 大岸 美和子, 渡辺 賢治 日本東洋医学雑誌 72 (3), 235-238, 2021

    ...やや実証,寒熱中間証,気逆,気滞,血虚と診断して柴胡加竜骨牡蛎湯を処方したところ,次第に登校できるようになり,集中力がついて成績もよくなった。</p><p>症例2(祖母)は73歳女性,主訴は易疲労である。虚実中間証,寒熱中間証,気滞,気虚と診断して柴胡加竜骨牡蛎湯を処方したところ,体調がよくなり元気になった。</p><p>不登校の孫と易疲労の祖母に対して,柴胡加竜骨牡蛎湯がいずれも奏効した。...

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  • 生薬・天然物と臨床をつなぐ漢方薬

    川添 和義 ファルマシア 57 (2), 114-118, 2021

    漢方薬は生薬・天然物を臨床現場とつなぐ大きな存在であるにもかかわらず,薬剤師が臨床現場で生薬を意識することはほとんどない。しかし,漢方薬の本質を知るためには生薬の漢方薬における働き(薬能)を意識することが重要であり,その本質を知ることで,適正な服薬指導や漢方利用が可能となる。今後,さらに広がると考えられる漢方利用に対し,生薬の働きを深く知ることが今後の薬剤師にも求められる。

    DOI 医中誌

  • 10年間続いた不明熱に柴葛解肌湯が奏効した1例

    村井 政史, 堀 雄, 森 康明, 古明地 克英, 政氏 伸夫, 八重樫 稔, 今井 純生, 大塚 吉則, 本間 行彦 日本東洋医学雑誌 71 (1), 24-29, 2020

    ...発熱時の無汗は太陽病実証の特徴で,夕方から夜中にかけての発熱は往来寒熱で少陽病の特徴ととらえ,柴葛解肌湯で太陽病と少陽病の両病位に対応しようと考えた。柴葛解肌湯を服用すると多量に発汗し,その翌日から体温は36℃台で経過した。実際の臨床では複数の病位にわたった特徴を呈することがしばしばあり病態の把握に迷うことが少なくないが,合病や併病の考え方を踏まえて方剤を選択すると治療に役立つと思われた。</p>...

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  • 呉茱萸アルカロイド“エボジアミン”のTRPV1を介した生理活性

    小林 義典 日本薬理学雑誌 146 (3), 135-139, 2015

    ...呉茱萸は,ゴシュユ<i>Euodia ruticarpa</i>(ミカン科)の未成熟果実で,本草的分類における性味は「辛熱」,冷え性や冷えに伴う痛みや吐き気に適用する漢方処方用薬である.一方,transient receptor potential vanilloid type 1(TRPV1)は熱や酸,辛味物質に対する侵害受容器である.漢方は体性感覚を重視し,表裏,寒熱,虚実,陰陽などによる八綱弁証...

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  • <b>発熱と易疲労感に対して半夏瀉心湯が有効であった一例</b>

    沢井 かおり, 渡辺 賢治 日本東洋医学雑誌 66 (4), 311-315, 2015

    ...漢方医学的診断はやや虚証,寒熱錯雑証,気滞・瘀血で,軟便・下痢傾向という消化器症状と心下痞鞕に注目して半夏瀉心湯を投与したところ,1ヵ月で発熱は37°C前後に低下し,身体が楽になって就業不能の日が減った。5ヵ月後には体温が36°C台となり,易疲労感は消失した。半夏瀉心湯は,消化器症状があり心下痞鞕を呈する症例の様々な症状に有効である可能性が示唆された。...

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  • <b>補中益気湯で著明に軽快した多発関節痛の一例 </b>

    沢井 かおり, 渡辺 賢治 日本東洋医学雑誌 64 (5), 278-281, 2013

    ...虚実・寒熱の偏りが乏しく,気虚・気滞と診断し,易疲労を重視して補中益気湯を処方したところ,3週後には関節のこわばりや痛みがほとんどなくなった。<br>関節リウマチを含む多発関節痛が補中益気湯で軽快した報告はごく少ない。本症例では,慢性疲労症候群に準じた病態に対して,補中益気湯が補気剤として奏効した可能性が示唆された。...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献3件

  • 漢方薬の基礎知識

    村松 慎一 臨床神経学 53 (11), 934-937, 2013

    ...漢方薬は,草根木皮などの生薬を数種類,組み合わせて構成される.重篤な副作用として偽アルドステロン症,間質性肺炎,腸間膜静脈硬化症などが知られているが一般的に安全性は高い.詳細な作用機序が未解明なため,現代でも処方の選択は古典に記載された臨床医の経験則によることが多い.実用性に乏しい古代の理論に執着する必要はないが,陰陽・虚実・寒熱・表裏というそれぞれが対をなす病態分類や,気・血・水,五臓六腑,六病位...

    DOI PubMed 医中誌 参考文献1件

  • 急性期における漢方治療

    三潴 忠道 日本東洋医学雑誌 62 (2), 172-195, 2011

    ...また陰陽の一面である寒熱の有無とその程度の判断が大切である。その他,特に急性熱性疾患においては,臨床経過に伴う六病位など証の変化,併病や合病などの判断も必要である。また即効性があるので,試服による治療的な証の診断が有効である。診断には脈診が有用であり,腹診では特異的な抵抗や圧痛とともに,腹部の温度にも注意を要する。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献4件

  • 太陽病期の寒熱および陰証陽証の定義に関する一考察

    伊藤 隆 日本東洋医学雑誌 59 (3), 511-514, 2008

    ...日本東洋医学会が作成した最初のテキストである入門漢方医学に記述された寒熱,陰陽に関する指摘に対して議論した。<br>1)太陽病期の薬は温薬であり,適応となる病態は表熱ではなく表寒ではないかと指摘された。発汗という治病原則においては,悪寒は寒の病態を反映する症状ではなく,生体が体温上昇に赴く一過程と考えられ,太陽病期の病態としては熱が主と考えられている。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献8件

  • 随証漢方療法で生児を獲得した卵巣機能不全不妊症100例の漢方医学的ならびに西洋医学的解析

    假野 隆司, 土方 康世, 清水 正彦, 河田 佳代子, 日笠 久美, 後山 尚久 日本東洋医学雑誌 59 (1), 35-45, 2008

    ...両群の特徴,虚実・陰陽・表裏・寒熱(八綱)・気血水に関する診断結果をカテゴリー別に比較した。2)さらに漢方単独群46例と西洋薬併用群54例に分けて,両群の特徴を比較した。結果:1)漢方妊娠群においてカテゴリー別に多く認められた漢方医学的特徴は虚51例,少陽(半表半裏)69例,上熱下寒52例,気逆47例,お血71例,水毒67例であった。...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献4件 参考文献41件

  • 中国伝統医学の診断支援システムの構築

    和辻 直, 篠原 昭二, 有田 清三郎 バイオメディカル・ファジィ・システム学会誌 5 (1), 23-30, 2003

    ...舌診断支援システムを検証するために,寒熱の判断における診察者の臨床的な舌診の判断,四診の判断と,舌診断支援システムの判定結果を比較した。その結果,支援システムの判定は舌診の判断結果の8割に一致したが,四診の判断結果とは約4割であり,一致率が低かった。四診の判断結果との一致率が低かったことは,四つの診察法を全て含めた診断支援システムの開発が必要となることが判った。...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献10件

  • 春季花粉症の病態像  有効漢方方剤に基づく検討

    三浦 於菟, 興津 寛, 武島 英人, 土屋 喬, 斎藤 輝夫, 白石 佳正, 渡辺 裕 日本東洋医学雑誌 52 (2), 191-205, 2001

    This paper reports the results of clinical research on spring pollen disease based upon the Oriental medical diagnoses. Sixty-nine patients (twenty-four males and forty-five females) who were …

    DOI 医中誌 被引用文献4件 参考文献20件

  • ファジィシステムを応用した舌診における寒熱の評価(一般講演)

    和辻 直, 篠原 昭二, 北出 利勝, 有田 清三郎 バイオメディカル・ファジィ・システム学会大会講演論文集 13 (0), 98-102, 2000

    We produced a tongue diagnosis supporting system by applying the syndrome determination process on a discriminating system based on the fuzzy theory. In this study, the results of the tongue …

    DOI 被引用文献1件

  • 小柴胡湯の来歴

    布目 慎勇, 小松 靖弘 日本東洋医学雑誌 48 (3), 301-318, 1997

    Sho-saiko-to, a prescription composed of seven crude drugs, is one of the most popular Kampo formulas in clinical use. Recently, the side effects of Sho-saiko-to have become an issue. To gain …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献61件

  • 漢方治療を試みた心因性発熱の一例

    岡 佳恵, 岡 孝和 日本東洋医学雑誌 41 (2), 87-89, 1990

    ...<br>熱型は往来寒熱の状態ではなかったが, 症状や胸脇苦満などの理学的所見より小柴胡湯を投与したところ解熱傾向がみられ, 小柴胡湯が本症例に有効であったと考えられた。<br>また, 患者の自覚症状は, たびたび変化したが, 受容的態度で患者の訴えを受けとめ「証をとる」ことを通して, 適切な漢方治療を試み, 常に積極的に治療関係を保てたことも, 治療的に有意義であったと考えられた。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 「漢方とハリ」の虚実に関する試み

    田中 衛 日本良導絡自律神経雑誌 29 (9), 225-228, 1984

    ...又,舌質診により,寒熱,燥湿も判定し,良導絡測定の操作のみにて,短時間に針灸の取穴と同時に,漢方薬の処方を選ぶことが出来るという試みを行い,発表した。...

    DOI 医中誌

  • アレルギー性鼻炎に対する人参湯の治験

    岩田 潤二郎, 中川 良隆, 青木 光秋 日本東洋医学雑誌 34 (3), 189-191, 1983

    ...今回は脾胃に問題があるアレルギー性鼻炎の患者に, その脾胃の陰陽, 虚実, 寒熱, 燥湿等を考慮し, 人参湯を投与して著効を示したので, 漢方病理的な考察を含め報告し, また現在行なわれている, いわゆる漢方の病名治療に一石を投じることを本文の本質的な特徴としたい。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 陰陽虚実の意義

    山田 光胤 日本東洋医学雑誌 33 (3), 105-109, 1982

    ...それらによると, 虚実は体気の欠損, 充満の別であり, 陰陽は寒熱という病情の別であると集約される。また, 体気とは, 現代語におきかえれば, 体力と考えられる。これらの解釈が, 果して妥当かどうかを, 実際臨床の場面に当てはめてみた。<BR>症例を皮膚疾患患者にとり, 以上の解釈にもとずく治療原則を応用したところ, 複雑, 難治の患者が好転した。...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献3件

  • 漢薬「夏枯草」の生薬学的研究

    難波, 恒雄, 久保, 道徳, 御影, 雅幸 生薬学雑誌 = The Japanese journal of pharmacognosy 30 (2), 171-182, 1976-12-20

    ...治寒熱瘰癧. 鼠瘻頭瘡. 破徴. 散嬰結気. 脚腫濕痺. 軽身」と記載された漢薬で, 漢方で古くから瘰癧, 化膿性皮膚疾患, 足の浮腫, リウマチ, 眼病4'5)などの治療薬として用いられており, またわが国では古くから民間的にも淋疾6)や打撲症7)に用いられてきた....

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  • Se-S結晶の物理化学的性質

    中川 敏男 日本化学会誌(化学と工業化学) 1973 (10), 1822-1826, 1973-10-10

    ...さらに160℃で寒熱処理したSe-Sは硫黄量にかかわらずセレン構造をとることがわかった。...

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  • 腸管運動ニ就テノ實驗的研究

    益澤 博 Okayama Igakkai Zasshi (Journal of Okayama Medical Association) 52 (2), 248-257, 1940

    Der Verfasser beobachtete den Veränderungsverlauf der Darmkontur bei der Applikation des Eisbeutels von verschiedener Temperatur auf die Bauchwand. Dabei mass er die Intraperitonealtemperatur …

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