森下 あおい, 黒川 隆夫
芸術工学会誌
54
(0),
113-120,
2010
...狭い肩幅で,体幹部の下部が広く手足の短い体形であった.さらに明治期女性を,芸妓,写真のモデル,良家の子女の3種の職業で比較すると,明確な体形差が判明した.すなわち,女性の美の理想とされた芸妓は,比較的各部位の位置が高く小顔で細身の体形であり,3種の中では現代女性に最も近い体形特徴を持っていた.一方,写真のモデルは体幹部の幅が広く大顔で,がっしりとした体形であり,良家の子女は身体の部位の位置が低く,寸胴...
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