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検索結果 264 件

  • 当院救急外来における消化管出血に対する緊急内視鏡の現状

    松本 徹也, 須賀 弘泰, 手嶋 聖奈, 遠藤 智美, 龍崎 亮太, 小島 啓輔, 佐藤 裕那, 伊藤 俊孝, 山田 史枝, 佐藤 育美, 藤井 美香 日本救急医学会関東地方会雑誌 44 (4), 300-305, 2023-12-28

    <p>救急診療における消化管出血に対する対応では, 緊急内視鏡の適否が重要である。吐・下血症例での不応需症例の原因の多くは緊急内視鏡が実施できないことであり, これは当院においても同様である。緊急内視鏡の適応判断基準としてGlasgow Blatchford Score (GBS) 等が報告されているが, これらは来院後のHb, …

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  • ジオテキスタイル両面補強土壁の地震時挙動と破壊形式に基づいた安定計算の提案

    辻 慎一朗, 久保 哲也, 小嶋 啓介, 伊藤 雅基 ジオシンセティックス論文集 38 (0), 9-16, 2023-09-29

    両面補強土壁は橋台へのアプローチ盛土に適用される場合があるが,地震時挙動や破壊形式が明確ではなく設計方法が確立されていない.そこで,本研究ではジオテキスタイルを用いた両面補強土壁模型に対する1G場の振動台模型実験を行った.実験では,両側の補強領域に挟まれた無補強領域の幅を変化させて補強土壁の地震時挙動と破壊形式を確認した.その結果,両側の補強領域が離れている場合はそれぞれの補強土壁は独立的な挙動…

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 胃十二指腸閉塞に対する内視鏡治療

    土屋 貴愛, 祖父尼 淳, 田中 麗奈, 殿塚 亮祐, 向井 俊太郎, 永井 一正, 山本 健治郎, 松波 幸寿, 小嶋 啓之, 南 裕人, 浅野 響子, 糸井 隆夫 膵臓 38 (4), 261-270, 2023-08-31

    <p>悪性胃十二指腸閉塞(GOO)の内視鏡治療として,十二指腸ステント留置術が本邦では広く行われている.短期成績が良く,偶発症が少なく,経口摂取までの期間が短く速やかに化学療法が開始できるといった利点を有する.長期の生命予後が期待される場合は,外科的胃空腸吻合術を考慮する.一方,超音波内視鏡下胃空腸吻合術(EUS-GE)は,良悪性を問わずGOOに対する新しい低侵襲内視鏡治療法として注目されている…

    DOI Web Site 参考文献25件

  • 当院救急外来における新体制導入後の評価および問題点

    松本 徹也, 手嶋 聖奈, 遠藤 智美, 小島 啓輔, 龍崎 亮太, 伊藤 俊孝, 佐藤 裕那, 須賀 弘泰 日本救急医学会関東地方会雑誌 43 (4), 115-120, 2022-12-28

    <p>TMGあさか医療センターは, 1977年に朝霞台中央総合病院として開設され, 埼玉県朝霞地区を中心とした地域医療の一端を担っている。2018年1月, 新築移転に伴ってTMGあさか医療センターとなり, それまでの各科相乗り型からER型への救急外来の整備を行ってきた。今回, その効果, 問題点, 2020年からの新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) による影響を検討した。その結果, …

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  • 緑化土壌を対象としたバイオ炭混合による保水効果の検証

    松岡 達也, 平野 尭将, 渡部 陽介, 黒岩 洋一, 小島 啓輔, 隅倉 光博 日本緑化工学会誌 48 (1), 210-213, 2022-08-31

    <p>土壌乾燥化が懸念される人工地盤上緑化等では,保水性の観点から導入する植物種が制限されるほか,適切な潅水管理が求められる。木材等を熱分解して得られるバイオ炭は土壌保水性を向上させることが報告されており,緑化土壌への導入が期待される。一方で,バイオ炭の土壌保水効果に関する研究事例は僅少であり,適切な混合条件の解明に向けた基礎的知見の確立が望まれる。本研究では,木材を原料とするバイオ炭と赤玉土の…

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 橋台背面アプローチ部における補強土壁の地震時挙動に関する振動台実験

    辻 慎一朗, 久保 哲也, 小嶋 啓介, 伊藤 雅基 ジオシンセティックス論文集 36 (0), 61-66, 2021-10-14

    道路橋示方書では,通常の盛土構造でない構造を橋台背面アプローチ部に用いる場合には,実験等により検証して明らかにした橋台への作用等を設計で考慮する必要があると規定されているが,補強土壁が橋台に与える影響は明らかになっていない.そこで,本研究では,橋台模型の背面に通常盛土とジオテキスタイル補強土壁模型を構築し,橋軸方向と橋軸直角方向に地震動を与える振動台実験を行い,アプローチ盛土の挙動と橋台背面に作…

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  • 下水処理場における窒素由来のエネルギーポテンシャルの試算とその利用に関する考察

    小島 啓輔, 加藤 雄大, 隅倉 光博, 川本 徹 下水道協会誌 58 (708), 78-87, 2021-10-01

    <p> 新たなエネルギー源として,下水処理場に流入する窒素成分に注目した。そこで,下水道統計(平成29年(2017年)度版)をもとに,下水処理場における窒素収支を調査した結果,約48.4万t-N/年の窒素成分が流入しており,この窒素成分を資源化(アンモニア化(=約58.8万t-NH<sub>3</sub>/年))した場合には,約36.8億kWh/年のエネルギーポテンシャルが存在していることが示さ…

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  • スケールアップした炭化炉を用いた油性廃棄物の処理

    小島 啓輔, 岡村 和夫, 田崎 雅晴, SUEYOSHI Mark N., AL-MAAMARI Rashid S. Journal of the Japan Petroleum Institute 64 (3), 137-146, 2021-05-01

    <p>本報では,炭化炉の処理規模をこれまでの約100倍にスケールアップし,油性廃棄物の炭化処理を実施した。油性廃棄物中の油分濃度は,57,700~881,000 mg/kg-dryと高濃度を示すものもあったが,600 ℃での過熱水蒸気を用いた炭化処理によって99.97 %以上の油分除去率を示した。また,油性廃棄物の減量率は8.9~95.0 …

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  • 8年の経過を経て多房性からcyst in cyst構造を呈する単房性囊胞へと形態変化を認めた膵粘液性囊胞腺腫の1例

    桃﨑 志保奈, 小嶋 啓之, 祖父尼 淳, 土屋 貴愛, 石井 健太郎, 田中 麗奈, 殿塚 亮祐, 永川 裕一, 山口 浩, 糸井 隆夫 日本消化器病学会雑誌 118 (4), 340-347, 2021-04-10

    <p>症例は57歳女性.膵尾部に30mm大のぶどうの房状の多房性囊胞性病変を認め,定期的に画像検査を行ったところ,経時的に囊胞の数が増加・増大し,最終的に直径約50mmのcyst in cyst構造を呈する単房性囊胞へ形態変化した.腹腔鏡下脾合併膵尾部切除術を施行し,摘出標本では粘液性囊胞腺腫の診断となった.本症例の形態変化は非常にまれであり,その発生機序について病理学的考察をふまえて報告する.…

    DOI PubMed 医中誌

  • アトピー性皮膚炎を合併した弾性線維性仮性黄色腫の 1 例

    吉村 亜紀, 近藤 由佳理, 東 典子, 吉良 正浩, 小島 啓尚 皮膚の科学 20 (4), 293-298, 2021

    <p><b>51</b>歳,男性。数十年来アトピー性皮膚炎(<b>AD</b>)として加療されていた。視力低下を自覚し当院眼科受診,網膜色素線条を認め,弾性線維性仮性黄色腫(<b>PXE</b>)が疑われ当科紹介となった。頸部,腋窩の皮膚は粗造で <b>AD </b>様皮疹を認めるも,<b>PXE …

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  • 当院救急外来における救急対応改善の試み─新体制導入の評価および問題点

    松本 徹也, 手嶋 聖奈, 伊藤 花梨, 小島 啓輔, 遠藤 智美, 龍崎 亮太 日本救急医学会関東地方会雑誌 41 (4), 388-391, 2020-12-28

    <p>本邦の救急医療システムは集中治療型・ER (Emergency Room) 型・各科相乗り型の3種類に分けられる。各科相乗り型は本邦の病院で多く見られるシステムであるが, 各科相乗り型には問題点がいくつかあり, ER型への移行が進められているとともに救急医療体制強化を行っている施設は少なくない。当院においても現在は, 従来の看護師3名に加え救急救命士4名を増員し, …

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  • 常時微動観測に基づく勝山盆地の地下構造の推定

    小嶋 啓介, 国谷 努, 伊藤 雅基, 山本 博文, 大堀 道広, 奥山 大嗣 応用地質 61 (2), 50-58, 2020-06-10

    <p>福井県東部に位置する勝山盆地は,同県の最大河川である九頭竜川水系を起源とする段丘および扇状地が発達した盆地である.本研究では勝山盆地周辺を対象として,常時微動観測情報に基づいて地下構造推定を試みた結果を検討している.常時微動の単点3成分観測から,H/Vスペクトルを求め卓越周期を判読し,その段丘・扇状地区分ごとの分布を調べた.また方位ごとの水平/鉛直スペクトル比を検討し,H/Vスペクトルから…

    DOI Web Site Web Site 参考文献4件

  • 第2部 最近の技術の進歩

    佐波 正浩, 中村 俊博, 森河 務, 井上 学, 内田 衛, 藤波 知之, 秦 朋美, 相木 文男, 森田 顕, 小田 幸典, 松原 浩, 田代 雄彦, 姜 俊行, 宮田 麻衣, 竹林 浩史, 野村 広正, 平藤 哲司, 津田 哲哉, 安田 幸司, 幸塚 広光, 長田 実, 土屋 哲男, 笹野 順司, 伊﨑 昌伸, 滝川 浩史, 小島 啓安, 西川 博昭, 川名 淳雄, 坂本 幸弘, 竹内 貞雄, 斎藤 秀俊, 矢嶋 龍彦, 鈴木 雅人, 菊地 竜也, 近藤 敏彰, 岩崎 光伸, 阿相 英孝, 土谷 博昭, 幅崎 浩樹, 松本 歩, 八重 真治, 小崎 匠, 木口 忠広, 印部 俊雄, 遠藤 幸典, 太田 伶美, 奴間 伸茂, 鷹野 一朗, 新納 弘之, 星野 薫, 渡邊 陽一, 三阪 佳孝, 松本 克才, 関根 誠, 谷 泰弘, 清水 健一, 松島 永佳, 高橋 和裕, 林 広司, 星 芳直, 小岩 仁子, 長瀧 敬行, 日野 実 表面技術 71 (2), 96-182, 2020-02-01

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  • ジオテキスタイルを用いた新マットレス工法による液状化被害軽減対策

    横田 善弘, 辻 慎一朗, 和田 崇良, 小嶋 啓介 ジオシンセティックス論文集 35 (0), 89-94, 2020

    液状化の発生が予測される地盤上の盛土構造物を対象とし,模型地盤の重力場における加振実験を行うとと もに残留変形解析を実施した.液状化被害を効果的に軽減する工法として,ジオテキスタイルを用いたマット レス工法と大型土のうを併用した新しい形状を検証した.砕石置換によるマットレス工法を基本とし,厚さを …

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  • インバータ駆動機におけるカーボン遊離現象の基礎検討

    吉武 勇一郎, 小島 啓明, 笠井 友樹, 丸山 正一, 小島 寛樹, 早川 直樹 電気学会論文誌. A 140 (1), 40-47, 2020-01-01

    <p>“Carbonization” were detected as the precursor phenomena on the insulation burning of rotating machine, and we have studied the generation condition for higher <i>dV/dt</i> of the inverter surge. …

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献4件

  • 常時微動観測に基づく小浜平野の地盤構造の推定

    伊藤 雅基, 小嶋 啓介 日本地震工学会論文集 20 (1), 1_147-1_156, 2020

    <p>若狭湾に面し大飯原子力発電所に隣接した小浜市は,市街地ならびに主要交通機関が断層に隣接した軟弱地盤上に位置しており,地震時には甚大な被害が懸念される.本論文では,小浜平野において実施した常時微動観測に基づいて,小浜平野の地下構造の推定とその妥当性の検証を行った.地盤構造推定に際しては,アレイ観測にSPAC法を適用して算出したRayleigh波位相速度ならびに3成分観測によるH/Vスペクトル…

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 内視鏡治療を選択し奏効したHemosuccus Pancreaticusの1例

    小嶋 啓之, 大場 信之, 掛川 達矢, 吉峰 尚幸, 小山 洋平, 武田 悠希, 伊藤 謙, 西中川 秀太, 児島 辰也 日本消化器内視鏡学会雑誌 61 (5), 1131-1136, 2019

    <p>症例は82歳男性.心窩部痛と下血を主訴に来院し,腹部造影CTで膵頭部に10cm大の嚢胞性病変を認められた.内視鏡検査で,主乳頭からの出血が見られたことより,出血性膵嚢胞が主膵管と交通し,消化管出血を来たしたHemosuccus Pancreaticus(HP)と考えられた.経鼻膵管ドレナージチューブを用いた嚢胞内ドレナージを行い,止血と嚢胞の縮小が得られた.また,嚢胞部と主膵管の交通部より…

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  • 常時微動観測に基づく盛土造成地の究地盤構造の推定に関する事例研究

    伊藤 雅基, 小嶋 啓介 自然災害科学 38 (3), 389-405, 2019

    近年,盛土造成地の地震被害が顕在化している。本研究では,常時微動の直線アレイ観測と単点 3 成分観測に基づき,盛土造成地全体の地下構造を推定する方法を提案し,福井県内の 2 個所の谷埋め盛土造成地に適用した。その結果,造成地の微動卓越周期は,盛土層厚と単純な 線形関係で表すことができず,盛土層下部の S …

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  • 常時微動観測に基づく九頭竜川堤防の振動特性と地下構造の推定

    小嶋 啓介, 伊藤 雅基, 水野 智洋 日本地震工学会論文集 19 (5), 5_12-5_20, 2019

    <p>福井地震で被害を受けた九頭竜川堤防を対象とし,常時微動観測に基づいて堤防の振動特性と地下構造を推定した結果を検討している.土質情報と比較できる11地点では測線展開アレイ観測を実施し,伝達関数を求めるとともに拡張SPAC法を適用しRayleigh波位相速度を算出した.47地点の単点3成分観測ではH/Vスペクトルを算出し,堤体と基礎地盤の卓越周期を判読した.さらにH/Vスペクトルをターゲットと…

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  • 亜臨界水酸化処理を用いた窒素酸化物ガスの脱硝に関する検討

    小島 啓輔, 加藤 雄大, 隅倉 光博, 川口 正人 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 30 (0), 341-, 2019

    <p>本報では、窒素を含む有機物を亜臨界水酸化処理した際に発生するアンモニアを排ガス中に含まれるNOxの脱硝に適用可能かについて基礎検討を行った。無触媒選択還元法よりも低温度で反応させ、その際の脱硝率について評価した。その結果、窒素を含む有機物を亜臨界水酸化処理する際に排ガスを導入することで、有機物由来のアンモニアを用いて窒素酸化物を脱硝できる可能性が示された。また、従来の無触媒選択還元法の脱硝…

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  • オマーンにおける石油随伴水の性質と処理技術の開発

    田﨑 雅晴, 岡村 和夫, 小島 啓輔 地下水学会誌 60 (1), 3-13, 2018

    <p>原油とともに汲上げられる地下水である石油随伴水は,オマーンのみならず産油国共通の最大量の廃棄物であり,その殆どを莫大なエネルギーをかけ地中へ返送している。一方,中東諸国では地下水の枯渇,塩害被害等の水資源確保が大きな問題となっている。そのためこの石油随伴水を新たな水資源として利用できれば,大きな環境問題を併せて解決することができる。特に中東のように気候や労働条件が特殊な地域の場合,現地ニー…

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  • 絶縁性液体の研究開発の動向と最前線

    宮城 克徳, 小島 啓明, 彦坂 知行, 森 繁和 電気学会論文誌. A 138 (1), 12-13, 2018

    <p>The survey committee “Research on Electrical and Chemical Behavior of Insulating Liquids and Product Application Techniques” conducted research and study on practical applied technology and …

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  • 両面盛土形式の二重壁構造を持つジオテキスタイル補強土壁の耐震性評価

    辻 慎一朗, 久保 哲也, 小嶋 啓介, 伊藤 雅基 ジオシンセティックス論文集 33 (0), 105-110, 2018

    両面盛土形式の補強土壁は橋台へのアプローチ盛土等に適用される場合があるが,地震時の挙動や破壊形式は明確にはなっていない.そこで,著者らは,二重壁構造を持つジオテキスタイル補強土壁を対象として,補強領域の背面に土圧を受ける片盛土形式と両面盛土形式の補強土壁について,地震時の挙動や破壊形式を相対的に比較するための傾斜実験と振動台実験を行った.実験の結果,1)両面盛土形式の補強土壁は,片盛土形式の補強…

    DOI Web Site Web Site 参考文献3件

  • 下水汚泥からの窒素成分回収方法の比較

    小島 啓輔, 加藤 雄大, 隅倉 光博, 川口 正人 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 29 (0), 243-, 2018

    下水汚泥や畜産糞尿などの有機性廃棄物は、再生可能エネルギー源の1つとして注目されており、その中に含まれるエネルギーを回収し利用することが進められている。本報では、汚泥中に存在している未利用の窒素成分をエネルギー利用することを最終目的として、汚泥中の窒素成分回収方法(アンモニアストリッピング法、および亜臨界水酸化処理法)の比較を行った。両方法とも汚泥中の窒素成分を回収することが出来たが、低い回収率…

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  • サンドブラスト法による無機系材料の促進摩耗試験方法の検討

    長谷川 雄基, 小嶋 啓太, 佐藤 周之, 長束 勇 農業農村工学会論文集 85 (2), I_215-I_220, 2017

    本研究では, 無機系材料の耐摩耗性の評価におけるサンドブラスト法の適用性を検討した.サンドブラストの基本的性能の評価として, 研磨材の粒径の差異が試験結果に及ぼす影響と試験時間の経過に伴う研磨能力の低下の有無を検証した.加えて, サンドブラスト法におけるモルタル供試体の表面形状, 質量減少量, 摩耗深さの経時変化を評価した.結果として, 材質が同じ研磨材を使用した場合, …

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • 産油国における油性廃棄物の性状及び過熱水蒸気を用いた炭化処理と油分の回収

    小島 啓輔, 岡村 和夫, 田崎 雅晴, SUEYOSHI Mark N., AL-MAAMARI Rashid S. 土木学会論文集G(環境) 73 (3), 121-133, 2017

    産油国で問題となっている原油貯蔵タンクスラッジや油汚染土壌等の油性廃棄物を,低コストで確実に処理することができ,かつ油分を回収することができる方法として過熱水蒸気を用いた炭化処理方法を検討した.各種油性廃棄物中の油分濃度は,IR法で測定した結果59,800‐217,000 mg/kgと廃棄物種によって大きな差異がみられた.一方,炭化処理後の油分濃度は,N. D.‐65 …

    DOI Web Site 参考文献20件

  • 子宮内膜液状化検体細胞診法(LBC法)の精度向上を目的とした細胞像と画像解析の比較

    堀江 香代, 後藤 勇也, 野呂 美鈴, 吉岡 治彦, 刀稱 亀代志, 小島 啓子, 横山 良仁, 渡邉 純 医学検査 66 (2), 103-109, 2017

    <p>【目的】LBCは多くの利点があり,子宮頸部扁平上皮病変でその有用性が確立されている。しかしながら,子宮内膜LBCの有用性は十分に検討されていない。本研究では,光学顕微鏡による判定とデジタル解析を行い,子宮内膜のLBCの特性を明らかにした。【材料および方法】子宮内膜細胞診は,子宮内膜癌G1とG2をLBC法により作製した。細胞集塊を構成している細胞数,細胞集塊の重積層数について光学顕微鏡による…

    DOI 医中誌

  • 福井県勝山盆地における微動観測

    大堀 道広, 浅香 雄太, 東 宏樹, 安達 繁樹, 伊藤 雅基, 岩波 良典, 上野 太士, 浦谷 優樹, 大石 佑輔, 大場 政章, 岡本 拓夫, 金子 翔平, 北村 暢章, 北村 春基, 栗田 哲, 小嶋 啓介, 佐藤 史佳, 竜田 晃樹, 内藤 昌平, 中井 翔, 中井 俊樹, 野口 竜也, 羽田 浩二, 林田 拓己, 樋口 茂生, 古谷 元, 前田 直樹, 水野 智洋, 宮崎 真之, 森 伸一郎, 森田 真弘, 山田 浩二, 山田 雅行, 山本 英和, 吉田 昌平, 吉田 雅穂, 藤原 広行 日本地震工学会論文集 17 (4), 4_170-4_181, 2017

    <p>福井県勝山市の勝山盆地は,九頭竜川に沿って河岸段丘が非常に発達している地域である.この地域は既往の地盤資料が少なく,微動観測事例も知られていないことを踏まえ,著者らは2016年9月30日~10月2日に合同微動観測会を行い,地盤震動特性の把握を行った.観測点数は,4台の3成分地震計を用いた極小アレイ観測が25点,1台の3成分地震計を用いた単点観測が67点,計92点である.本稿では,観測の概要…

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  • 塩を利用した石油随伴水からの油分回収及び油分除去の検討

    小島 啓輔, 田崎 雅晴, 岡村 和夫, SUEYOSHI Mark N. 土木学会論文集G(環境) 73 (7), III_429-III_437, 2017

    石油随伴水の前処理として,油水分離による油分回収について検討した.エマルション状油分を含む模擬石油随伴水に塩を添加することで油水分離が促進され,油分が表層に浮上し最大96.3%の油分を回収できることを確認した.使用する塩は,Na<sup>+</sup>よりもMg<sup>2+</sup>やCa<sup>2+</sup>のような2価の陽イオンから成る塩を添加した方が少ない添加量で高い回収率を示した…

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献13件

  • UAV (Unmanned Aerial Vehicle) を用いた高層気象観測技術の開発

    佐々木, 寛介, 井上, 実, 小島, 啓美, 河見, 博文, 町田, 駿一, 渡辺, 豊, 名取, 悦朗, 福田, 信行, 平坂, 直行 京都大学防災研究所年報. B 59 (B), 395-402, 2016-06

    In recent years, adoption of drone (UAV; Unmanned Aerial Vehicle), represented by radio-controlled helicopter, has rapidly increased and is recognized in such fields as inspection of disaster areas, …

    HANDLE

  • 仮想試着システムにおける形状と色調の補正手法

    奥山, 龍也, 峯村, 侑志, 小島, 啓史, 石川, 知一, 竹島, 由里子, 柿本, 正憲 第78回全国大会講演論文集 2016 (1), 127-128, 2016-03-10

    近年、衣服のネットショッピングが普及している。しかしながら試着することができず、実際に自分に似合うかどうかを確かめることができない。確認のために画像合成による仮想試着を行い確かめる方法がある。仮想試着に関する従来の研究や商品は、特殊な装置を用いるものや照明環境の影響を考慮しないものが多く、ユーザーの負担が増加することや、着用する想定の状況下で似合うかが分からない問題がある。私たちは画像情報と少な…

    情報処理学会

  • 吸気圧力及び当量比が HCCI 機関の低温酸化反応及び燃焼に及ぼす影響

    松石 宗大, 阿部 泰英, 飯島 晃良, 庄司 秀夫, 三沢 一仁, 小島 啓, 中間 健二郎 日本エネルギー学会誌 95 (1), 139-143, 2016

    HCCI 機関の課題である高負荷運転領域の拡大手法の一つに過給が挙げられる。本研究では吸気圧力による当量比の変化がHCCI 燃焼の低温酸化反応及び主燃焼にどのような影響を与えるかについて,分光学的手法及び素反応数値計算を用いて詳細に調べた。実験及び数値解析を行った結果,主燃焼は当量比を下げると緩和する。一方低温酸化反応は吸気圧力増加による当量比の低下によって活発になることが確認された。

    DOI Web Site 参考文献1件

  • ホットスタンプ用亜鉛めっき鋼板の成形特性ならびに溶接特性

    富士本 博紀, 中田 匡浩, 内原 正人, 今井 和仁, 小嶋 啓達, 綛田 良之 自動車技術会論文集 47 (4), 979-984, 2016

    開発したホットスタンプ用合金化溶融亜鉛めっき鋼板の成形性と溶接性について検討した.開発鋼は,スケールフリー特性によりホットスタンプ用非めっき鋼板と比べて熱間の摩擦係数,耐型かじり性に優れ,良好な絞り成形性を示した.また,スポット溶接継手の強度,遅れ破壊特性に問題は認められなかった.

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  • 気管支肺胞洗浄液細胞診にて診断した肺胞蛋白症 4 例の細胞学的特徴

    小島 啓子, 刀稱 亀代志, 熊谷 直哉, 星合 桂太, 黒瀬 顕 日本臨床細胞学会雑誌 55 (4), 268-273, 2016

    <p><b>背景</b> : 肺胞蛋白症 (PAP) は肺胞腔内, 終末気管支内にサーファクタント由来物質が異常貯留をきたす比較的まれな疾患である. 今回われわれは気管支肺胞洗浄液 (BALF) 細胞診で PAP と診断しえた 4 例の BALF の性状ならびに細胞学的所見を比較検討した. </p> <p><b>症例</b> : 20~60 歳代の 4 人が CT で PAP が疑われ, …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献7件

  • ケミカル圧入法が適用された石油随伴水に対する効果的な凝集剤の検討及びオマーンにおける連続処理試験

    小島 啓輔, 田崎 雅晴, 岡村 和夫, Sueyoshi Mark, Al-Maamari Rashid S. 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2016 (0), 47-, 2016

    石油増進回収(EOR)技術の一つであるケミカル圧入法が適用された石油随伴水(PFPW)に対する凝集剤の凝集効果を検討した。EOR用増粘剤が随伴水に混入することにより、ポリ塩化アルミニウム(PAC)の凝集効果が低減すること、従来の随伴水においてPACよりも凝集効果が低い硫酸バンド(AS)が効果的に働くことが示された。これらは、単なるpHやアルカリ度の上昇によるものではなく、随伴水が含んでいる無機炭…

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  • ドローンを用いた高層気象観測技術の開発

    佐々木 寛介, 河見 博文, 町田 駿一, 小島 啓美, 井上 実, 辻本 浩史, 渡辺 豊, 名取 悦郎, 平坂 直行 水文・水資源学会研究発表会要旨集 29 (0), 20-, 2016

    近年,マルチコプターに代表されるドローン(UAV; 無人飛行体)が,災害地域における上空からの写真撮影や人が立ち入れないような橋梁部などの保守点検に活用される事例が急増している.本研究では,UAVを用いて上空の気温や風の観測を行うことを想定し,強風時の姿勢安定性の検証を実施した.また,風速とUAVの傾斜角の関係を整理し,姿勢データから風向風速を推定する手法について検討した.<br> …

    DOI

  • 作業経過撮影によるクロスステッチ刺繍製作の支援

    宮崎, 里菜, 石川, 知一, 小島, 啓史, 柿本, 正憲 第77回全国大会講演論文集 2015 (1), 81-82, 2015-03-17

    クロスステッチ刺繍製作における作業の途中経過を撮影し、作業ミス検出を自動 的に行う支援ツールを試作した。刺繍のやり直しには多大な手間がかかるため、 途中でミスがないかを頻繁に確認する必要がある。作業者自身でミスがないか調 べるには図案作品の目数をそれぞれ数える必要があり、数え間違いが生じやすく 目にも負担がかかる。手作業の場合、刺し終わった箇所の図案を塗り潰し経過を …

    情報処理学会

  • ジオテキスタイル拘束土壁の耐震性に関する振動台実験と安定解析

    辻 慎一朗, 伊藤 修二, 小嶋 啓介, 伊藤 雅基 ジオシンセティックス論文集 30 (0), 171-176, 2015

    ジオテキスタイル拘束土壁工法(以下,拘束土壁)は,ジオテキスタイルで土質材料を拘束した構造体を積層し,自立した抗土圧構造物を構築する工法である.拘束土壁はジオテキスタイルと土の摩擦抵抗に頼らない構造であるため,躯体の幅を通常のジオテキスタイル補強土壁工法に比べて小さくすることができ,掘削の難しい堅固な地山が近接する箇所に多く適用されている.これまで施工された実際の拘束土壁は地震動を受けたことによ…

    DOI Web Site Web Site 参考文献3件

  • 土質改良のための含水率およびpH調整が土壌微生物数に及ぼす影響

    田崎 雅晴, 小島 啓輔, 高柳 宏, 田中 仁志, 川端 江里 土木学会論文集G(環境) 71 (3), 73-81, 2015

    高含水状態の土壌を扱う際に,操作性向上のために土質改良剤が用いられる.しかしその土壌に対して生物浄化を行う場合,土質改良剤添加でのpH上昇による土着微生物への影響が懸念される.今回,豊洲新市場土壌汚染対策工事での生物浄化を前提とした各種土壌改良が,土壌pHや微生物数に与える影響を検討した.またpHが上昇した土壌への中和剤の添加効果や栄養剤等の添加効果も併せて検討した.その結果,土質改良によるpH…

    DOI Web Site

  • オマーンにおける水資源創出のための石油随伴水利用に関するコスト試算

    小島 啓輔, 田崎 雅晴, 岡村 和夫, Mark N. SUEYOSHI, Rashid S. Al-MAAMARI 土木学会論文集G(環境) 71 (2), 62-72, 2015

    オマーンでは,水不足の問題と同時に,石油随伴水による環境汚染に対応するための処理コストの低減が課題となっている.石油随伴水を低コストで処理し新たな水資源として利用することで,上記の問題解決への貢献を試みた.本論では,実際に石油随伴水処理水を灌漑利用することを目的とし,ランニングコストを試算した.油処理の観点からは,提案している凝集浮上法で排水利用基準を満足することが可能であり,また石油随伴水の水…

    DOI 被引用文献1件 参考文献25件

  • 大気・水環境中のPAHsの異性体比を用いた発生源の検討

    尾崎 則篤, 小島 啓輔, 金田一 智規, 福島 武彦 土木学会論文集G(環境) 71 (7), III_151-III_159, 2015

    異なる発生源と環境フィールドで5つのPAHの異性体比を用い発生源と大気から水系へのPAHsの流出の過程を検討した.異なるフィールドでそれぞれの異性体比の違いを効果量<i>d</i>により算定し,その平均値を取ることで発生源と環境フィールド,またはフィールド同士の類似性を評価した.解析により,多くのフィールドでディーゼルまたはバイオマス燃焼の寄与が大きいと評価された.広島湾底質への負荷源と経路を考…

    DOI Web Site Web Site 参考文献23件

  • 変形性膝関節症は維持透析患者の足関節上腕血圧比を低下させる

    臼井 直人, 小林 拓郎, 舞草 健太, 須藤 祐司, 上畑 昭美, 土屋 貴彦, 稲津 昭仁, 久留 秀樹, 小島 啓 理学療法学Supplement 2014 (0), 0636-, 2015

    【はじめに】維持透析(HD)患者では骨密度の低下や骨質の劣化といった骨病変に起因して骨関節疾患を発症しやすく,変形性膝関節症(KOA)についても頻度が高い事が報告されている。KOAは疼痛と歩行障害を主徴とする慢性関節疾患であり,身体活動量を低下させる。身体活動量の低下は動脈硬化の危険因子であり,近年KOA患者では心血管疾患(CVD)の発症頻度が高く,さらには死亡リスクが高い事が報告されている。一…

    DOI

  • ケミカル圧入法が適用された石油随伴水に対する効果的な凝集剤の検討およびオマーンにおける連続処理試験

    小島 啓輔, 田崎 雅晴, 岡村 和夫, Sueyoshi Mark, Al-Maamari Rashid S. Journal of the Japan Petroleum Institute 57 (6), 276-286, 2014-11-01

    石油増進回収(EOR)技術の一つであるポリマー圧入法が適用された石油随伴水(PFPW)の水質は,従来の石油随伴水(PW)とは異なることが指摘されており,様々な処理方法が検討されている。本報では,PFPWに効果的な凝集処理技術を確立することを目的とし,PFPWに対する凝集剤の凝集効果を検討した。EOR用増粘剤を用いたビーカー試験の結果,増粘剤が随伴水に混入することにより,ポリ塩化アルミニウム(PA…

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献21件

  • 分断と再統合現象を考慮したオーロラのビジュアルシミュレーション

    小島, 啓史, 竹内, 亮太, 石川, 知一, 三上, 浩司, 渡辺, 大地, 柿本, 正憲, 近藤, 邦雄 情報処理学会論文誌 55 (8), 1886-1898, 2014-08-15

    オーロラのCGアニメーションのために,オーロラ特有の複雑な運動を擬似的に再現する手法を提案する.これまで,オーロラを対象にしたビジュアルシミュレーションの研究が多く行われてきた.しかしながら,実際のオーロラのように分断したり,接続して再統合したりするような複雑な様子を再現できる研究は行われていない.本研究では,分布特性を考慮してオーロラの擬似的な分布を無数の点群で近似する.水平方向に広がる2次元…

    情報処理学会

  • ポリマー圧入攻法による石油随伴水の効果的な油分凝集処理に関する検討

    小島 啓輔, 田崎 雅晴, 岡村 和夫, Mark Sueyoshi, Rashid S. Al-Maamari 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2014f (0), 16-, 2014

    Enhanced Oil Recovery(EOR)技術の一つとして、ポリマーを注入して水圧入効果を高める方法(ポリマー圧入攻法)がある。この技術を適用された油井から生産される石油随伴水の凝集処理において、通常の油井で用いられる凝集薬剤では非常に効率が悪いことが認められた。これは随伴水中に含まれるポリマーと随伴水水質の複合的な要因により生じていると推測された。本発表ではその原因の解明と、効果的な…

    DOI

  • オマーンにおけるパイロットプラントを用いた実随伴水の連続処理について

    田崎 雅晴, 小島 啓輔, 岡村 和夫, Sueyoshi Mark, Al-Maamari Rashid S. 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2014f (0), 17-, 2014

    オマーンにおける石油随伴水の割合は原油の10倍前後と非常に高く、また地域により水質が大きく異なる。その処理に関しては実質労働者の能力や厳しい気候条件等より、操作が簡易で汎用性の高いものが求められている。我々はこのニーズに合致するシステム概念より50m<sup>3</sup>/日規模のパイロットプラントを製造した。塩分濃度や油分濃度が異なる各サイトの随伴水だけでなく、EORポリマー圧入法が適用され…

    DOI

  • 常時微動観測に基づく大野盆地のS波速度構造の推定

    小嶋 啓介 応用地質 55 (1), 28-37, 2014

    常時微動のアレイ観測および1点3成分観測に基づいて,福井県の大野盆地の新第三紀基盤岩に至るS波速度構造モデルの算出を試みた.はじめに,常時微動のアレイ観測に空間自己相関法を適用して求められたRayleigh波位相速度に基づいて,アレイ観測点直下の層厚とS波速度の推定を行った.また,1kmメッシュで実施した常時微動の1点3成分観測から<i>H</i>/<i>V</i>スペクトル比を算出し,沖積層お…

    DOI 被引用文献2件

  • 髄膜癌腫症を呈したS状結腸癌の1例

    上田 正射, 大西 直, 野中 亮児, 藤江 裕二郎, 小嶋 啓子, 門田 卓士 日本臨床外科学会雑誌 75 (12), 3317-3321, 2014

    症例は47歳,男性.他院にてS状結腸癌に対し,姑息的バイパス手術施行後,mFOLFOX6+bevacizumabを行ったのち,S状結腸切除術を行った.病期診断はStage IVであった.その後,当科紹介となり,術後補助化学療法としてmFOLFOX6を6クール施行.S状結腸切除から10カ月後,頭痛・嘔吐・頸部痛が出現し緊急入院した.髄液細胞診にて髄膜癌腫症と診断された.症状緩和目的にて全脳照射(3…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献13件

  • 地震動H/Vスペクトルによる地盤構造逆解析の適用性―福井地域の記録を用いた事例研究ー

    安井 譲, 西川 隼人, 前田 寿朗, 長 郁夫, 小嶋 啓介, 纐纈 一起, 宮島 昌克 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 70 (4), I_628-I_643, 2014

    近年,地震による地盤の揺れを拡散波動場と仮定することにより,地震動H/Vスペクトルは水平と上下の一次元の波動伝達関数の比に基盤の速度比により定まる係数を乗じて求められるとする計算式が誘導された.この計算式を用いれば,地震動H/Vスペクトルの観測値を一次元の成層地盤の伝達関数で同定することにより,S波とP波の速度構造と減衰特性を同時に逆算することが可能である.ところが,地震動H/Vスペクトルの同定…

    DOI 被引用文献1件 参考文献2件

  • 注目度を利用した自由視点ポリゴン簡略化に関する研究

    安 光明, 渡辺 大地, 柿本 正憲, 三上 浩司, 小島 啓史 画像電子学会研究会講演予稿 13.05 (0), 120-120, 2014

    ポリゴンの簡略化は、3DCGの重要な研究テーマの1つである。これまでにも様々な簡略化手法の開発が行われており、主に幾何的特徴を用いるものが多かった。本研究は、入力画像に対応する注目度の強さを表す「注目度マップ」に着目した。注目度が高い箇所を計算し分類する事で、精細感を失わず違和感なくポリゴン数を削減する手法を提案する。

    DOI

  • 特徴的な動き方を考慮したオーロラのビジュアルシミュレーション

    小島 啓史, 竹内 亮太, 渡辺 大地, 三上 浩司 芸術科学会論文誌 12 (1), 24-35, 2013-03-31

    自然景観のビジュアルシミュレーションは,3DCGの重要な研究分野の1つである.これまでに様々な自然景観を再現する手法の開発が行われており,教育,産業などの幅広い分野において活用する機会が増加している.本研究では,北極や南極付近の極地方に現れるオーロラに着目した.オーロラのビジュアルシミュレーションでは,オーロラの形,運動,色といった特徴や,その発生メカニズムを利用することで,オーロラと3DCGの…

    DOI Web Site 参考文献4件

  • サイト増幅特性を用いた地震動H/Vスペクトルの計算法に関する考察: 福井地域の地震観測記録を対象として

    安井, 譲, 西川, 隼人, 小嶋, 啓介, 前田, 寿朗, 纐纈, 一起, 宮島, 昌克 土木学会論文集A1(構造・地震工学)= JSCE Journal of Earthquake Engineering 69 (4), I_280-I_290, 2013-01-01

    著者らは,地震動H/Vスペクトルは水平と上下の一次元波動伝達関数の比に基盤面の水平と上下の入射波スペクトルの比を乗じて計算できるとの計算法を提案している.近年,地震による地盤の揺れを拡散波動場と仮定することにより,地震動H/Vスペクトルは伝達関数の比に基盤の速度比により定まる係数を乗じて求められるとする同様な計算式が誘導された.これを契機に,著者らの計算法の伝達関数に代ってサイト増幅特性を用いる…

    機関リポジトリ

  • サイト増幅特性を用いた地震動H/Vスペクトルの計算法に関する考察―福井地域の地震観測記録を対象として―

    安井 譲, 西川 隼人, 小嶋 啓介, 前田 寿朗, 纐纈 一起, 宮島 昌克 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 69 (4), I_280-I_290, 2013

    著者らは,地震動H/Vスペクトルは水平と上下の一次元波動伝達関数の比に基盤面の水平と上下の入射波スペクトルの比を乗じて計算できるとの計算法を提案している.近年,地震による地盤の揺れを拡散波動場と仮定することにより,地震動H/Vスペクトルは伝達関数の比に基盤の速度比により定まる係数を乗じて求められるとする同様な計算式が誘導された.これを契機に,著者らの計算法の伝達関数に代ってサイト増幅特性を用いる…

    DOI 参考文献3件

  • 胃内への穿破を来した感染性膵仮性囊胞の1例

    小嶋 啓之, 小黒 雅子, 大池 翼, 神野 彰, 菅野 真理子, 金野 朗, 市川 欧子, 櫻井 則男, 山田 俊夫 Progress of Digestive Endoscopy 83 (1), 212-213, 2013

    A 35-year-old man presented with high fever and abdominal pain. The patient was an alcoholic and acute pancreatitis had occurred repeatedly before this admission. Laboratory tests showed severe …

    DOI 医中誌

  • 石油随伴水のCOD測定法の評価

    田崎 雅晴, 小島 啓輔, 岡村 和夫 Journal of the Japan Petroleum Institute 56 (4), 244-248, 2013

    石油随伴水の水質を検討する際のCOD(化学的酸素要求量)分析は,海外の事例に合わせてCOD<sub>Cr</sub>法を用いることがよくある。しかし,COD<sub>Cr</sub>は塩化物イオンの影響を受けることが知られている。<br>今回,0~20 %塩分濃度での検水について3種類のCOD分析(COD<sub>Cr</sub>, COD<sub>Mn</sub>, …

    DOI Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献3件

  • 微動H/V探査に基づく福井平野の3次元地盤構造の推定

    安井 譲, 小嶋 啓介, 野口 竜也, 香川 敬生, 目代 智滝, 清水 健博, 前田 聖拡, 堀川 晋壱, Yasui Yuzuru, Kojima Keisuke, Noguchi Tatsuya, Kagawa Takao, Mokudai Satoru, Shimizu Takehiro, Maeda Kiyohiro, Horikawa Shin-ichi 福井工業大学研究紀要 (42) 210-220, 2012-08-01

    Three-dimensional soil structure in Fukui Plain was estimated from microtremor observations at 1 km mesh points. Depth of alluvial, diluvial, tertiary layers and seismic bedrock were evaluated from …

    DOI 機関リポジトリ Web Site

  • 住宅地道路排水由来の重金属および窒素の汚濁負荷に対する路面堆積物および大気降下物の寄与

    小島 啓輔, 佐野 翔一, 古米 弘明 水環境学会誌 35 (8), 119-126, 2012

    住宅地の道路排水中の重金属および窒素について形態別に調査を行った。住宅地における道路排水中のNi,Cu,Pb濃度は,幹線道路や高速道路における既報値と比較して低い値を示す傾向があり,交通量の大小が影響していると推測された。一方,ZnとNO<SUB>3</SUB>-Nについては,既報の範囲内にあり,交通量以外の因子がZn,NO<SUB>3</SUB>-Nに影響を及ぼしている可能性が推察された。道路…

    DOI Web Site 参考文献12件

  • 常時微動アレイ観測に基づく福井平野のS波速度構造の推定

    小嶋 啓介, 本 耕大 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 68 (1), 98-109, 2012

    常時微動のアレイ観測による位相速度に基づいて,福井平野周辺の第三紀基盤岩までのS波速度構造モデルの算出を試みた.はじめに,アレイ観測にSPAC法を適用して求められたRayleigh波位相速度をターゲットとする逆解析により,アレイ観測地点のS波速度構造を求めた.次いで,アレイ観測地点の最適S波速度構造をサンプルとした空間補間を行い,福井平野の約500mメッシュのS波速度構造モデルを求めた.さらに,…

    DOI 被引用文献3件 参考文献4件

  • 捺印細胞診にて推定しえた EB ウイルス陽性 T 細胞性膿胸関連リンパ腫の 1 例

    刀稱 亀代志, 小島 啓子, 吉岡 治彦, 鷲谷 清忠, 渡辺 純, 鎌田 義正, 鬼島 宏, 黒瀬 顕 日本臨床細胞学会雑誌 51 (2), 125-131, 2012

    <b>背景</b> : 膿胸関連リンパ腫は, 肺結核性慢性膿胸や肺結核治療としての人工気胸術後の慢性膿胸壁に発生する悪性リンパ腫である. 大部分は B 細胞性であり T 細胞性はまれである. 今回われわれは胸壁腫瘤捺印細胞診にて推定しえた EB ウイルス陽性 T 細胞性膿胸関連リンパ腫の 1 例を経験したので報告する.<br><b>症例</b> : 86 歳, 男性. 27 …

    DOI 医中誌 参考文献8件

  • ヒラタクワガタ(Dorcus titanus pilifer)幼虫発育による飼育材中の窒素・炭素量の変化

    藏之内 利和, 望月 淳, 鈴木 一隆, 小島 啓史, 五箇 公一 昆蟲.ニューシリーズ 14 (4), 276-280, 2011-10-05

    ヒラタクワガタ(Dorcus titanus pilifer)幼虫を朽ち木破砕物で羽化まで飼育し,窒素量と炭素量の変化をN/Cアナライザを用いて調査した.幼虫飼育により全窒素量は8.3%増加した.このことから,ヒラタクワガタ幼虫を飼育することにより空中窒素固定が誘起されていることが推察された.一方,全炭素量は幼虫飼育の有無にかかわらず30%以上減少した.

    DOI Web Site 被引用文献1件

  • 鯖江盆地の微動アレイ観測

    安井 譲, 野口 竜也, 小嶋 啓介, 香川 敬生, 白﨑 貴也, 橋本 勇一, 中谷 英史, 堀川 晋壱, Yasui Yuzuru, Noguchi Tatsuya, Kojima Keisuke, Kagawa Takao, Shirasaki Takaya, Hashimoto Yuichi, Eiji Eiji Nakaya, Shinichi Horikawa 福井工業大学研究紀要 (41) 208-214, 2011-08-02

    In order to clarify a ground structure of the section where Sabae Fault was crossed, a microtremor array observation was done at five points in the traverse line in east and west in Sabae Basin. A …

    DOI 機関リポジトリ Web Site

  • L-Closureを用いた真に末尾再帰的なSchemeインタプリタ

    八杉, 昌宏, 小島, 啓史, 小宮, 常康, 平石, 拓, 馬谷, 誠二, 湯淺, 太一 情報処理学会論文誌プログラミング(PRO) 3 (5), 1-17, 2010-12-10

    Scheme処理系は真に末尾再帰的であることが要求されており,アクティブな末尾呼び出しの数に制限がない場合もサポートしなくてはならない.Clingerは真の末尾再帰の形式的定義の1つを空間効率の点から与えており,その定義に従えば,末尾呼び出しの最適化(末尾呼び出しをトランポリンなどによりジャンプに置き換えて実装する方法)だけでなく,BakerのCPS(継続渡しスタイル)変換を用いたC言語における…

    情報処理学会 Web Site

  • ダイヤモンド砥粒の固着工具における切れ刃の3次元計測-第1報:工具計測システムの開発-

    石田 智樹, 坂口 彰浩, 川下 智幸, 志久 修, 松尾 修二, 山崎 龍平, 小島 啓史, 中田 雅也, 福本 洋平 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2010 (0), 471-472, 2010

    近年、加工の精度や効率を向上させるため、砥粒が整列固着された工具の研究が盛んに行われている。そこで、砥粒が整列固着された新しい工具を解析・評価するため、その表面形状を3次元計測できるシステムを新たに製作した。開発したシステムは、工具を取り付けるステージ(XY軸方向)とマイクロスコープを取り付けるステージ(Z軸方向)のそれぞれを1[μm]の精度で制御可能である。したがって、工具作業面の任意の場所や…

    DOI

  • ダイヤモンド砥粒の3次元形状計測システムの開発

    山崎 龍平, 坂口 彰浩, 川下 智幸, 志久 修, 松尾 修二, 石田 智樹, 小島 啓史, 中田 雅也, 福本 洋平 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2010 (0), 470-471, 2010

    研削加工では、砥粒の分布状態や形状が加工物の表面形状に大きな影響を与える。特に、砥粒が整列固着された工具は、砥粒が電着により1層固着されているため、砥粒の形状や性質が加工精度を大きく左右する。そこで、整列固着する前のダイヤモンド砥粒の形状を3次元計測し、さらに評価・解析するシステムを開発した。本システムでは、砥粒を乗せたガラス板を上下からマイクロスコープを用いて形状を計測する。本システムの有効性…

    DOI

  • ダイヤモンド砥粒の固着工具における切れ刃の3次元計測-第2報:画像処理による切れ刃の解析-

    福本 洋平, 志久 修, 坂口 彰浩, 川下 智幸, 松尾 修二, 山崎 龍平, 小島 啓史, 中田 雅也, 石田 智樹 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2010 (0), 472-473, 2010

    研削加工では、砥粒の分布・形状によって加工物表面の品質や加工精度に大きな影響が生じる。しかし現状として砥粒の計測は人の手で行われており、時間と手間がかかっている。そこで工具の表面画像から、砥粒の評価・解析を自動的に行う画像処理手法を新たに考案した。本手法では、LoG(Laplacian of Gaussian)フィルタを用いて、砥粒を塊状物体として抽出する。抽出された領域に見られる形状やエッジ強…

    DOI

  • 鋼板のスポット溶接継手の十字引張強度に及ぼすAlの影響

    富士本 博紀, 小嶋 啓達, 濱田 昌彦, 福井 清之 溶接学会全国大会講演概要 2010f (0), 44-44, 2010

    鋼板のスポット溶接継手の十字引張強度(CTS)に及ぼすAlの影響を基礎的に調査した。Alは、所定の量まではCTSへの影響は認められなかったが、多量に添加すると、CTSが低下した。このときナゲットがマルテンサイト主体の組織から粗大なフェライトを含んだ組織に変化することが確認された。

    DOI

  • 高齢者胆嚢穿孔の1例

    小島 啓, 三松 謙司, 川崎 篤史, 吹野 信忠, 久保井 洋一, 加納 久雄, 大井田 尚継 日大医学雑誌 68 (2), 138-140, 2009

    症例は 85 歳,男性.便秘,腹痛,嘔吐を主訴に受診した.初診時身体所見では,下腹部に強い腹膜刺激症状を認めた.腹部 CT 検査所見では肝臓周囲,ダグラス窩にまで及ぶ腹水が認められた.大腸穿孔による汎発性腹膜炎を疑い,緊急手術を施行した.術中所見では,胆汁性腹水を多量に認め,胆嚢底部に約 2mm …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献17件

  • レーザープラズマカソードを用いた放射線化学分析システムに関する研究

    小島 啓幸, 辻井 良介, 前川 陽, 山崎 淳, 上坂 充, 室屋 裕佐, 勝村 庸介, 細貝 知直, ジドコフ アレクセイ 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2008s (0), 127-127, 2008

    レーザープラズマカソードによって生成される極短バンチ電子ビームを用いた、超高時間分解能放射線化学分析システムの研究を行っている。今回は、真空チャンバー内にセルを設置することで、Kinetic法による測定を実現する。本発表では、その結果と、並行して進めているビームの高品質化の取り組みについて報告する。

    DOI

  • 鯖江断層トレンチ調査 : 経緯

    岡本, 拓夫, 橋本, たづの, 山本, 博文, 小嶋, 啓介, 井上, 哲夫 福井工業高等専門学校 研究紀要 自然科学・工学 41 105-112, 2007-11-22

    The Sabae Fault exists at the central part of Sabae City, Fukui Prefecture, Japan. The size of this fault is 8km long from south to north, more than 10m gap with reverse type (Active Faults in …

    機関リポジトリ Web Site

  • 福井土木事務所地点のH/Vスペクトルの特性について

    安井 譲, 植本 安彦, 野口 竜也, 小嶋 啓介, 前田 寿朗, Yasui Yuzuru, Uemoto Yasuhiko, Noguchi Tatsuya, Kojima Keisuke, Maeda Toshiro 福井工業大学研究紀要. 第一部 (37) 181-188, 2007-05-31

    Because the Fukui Doboku Jimusho site is the only one point where PS logging test was done up to the depth that reaches on the tertiary layer in Fukui plain, it has been often used as a reference …

    DOI 機関リポジトリ Web Site

  • 低粘度シリコーン液入変圧器開発に関する基礎検討

    山岸 明, 小島 啓明, 師岡 寿至, 須川 修身, 三瓶 宏幸, 宮城 克徳 電気学会論文誌B(電力・エネルギー部門誌) 126 (2), 265-271, 2006

    Silicone Liquid is less-flammable and has less environmental pollution compared with mineral oil. Applicability of 20cSt Silicone Liquid to transformers was investigated from the viewpoint of …

    DOI Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献7件

  • 大気および水環境中のPAHsの発生と拡散

    尾崎 則篤, 棚池 誠, 小島 啓輔, 金田一 智規, 福島 武彦 環境工学研究論文集 42 1-8, 2005

    The atmospheric concentration, dry and wet deposition, sediment concentration of polycyclic aromatic hydrocarbons (PAHs) were measured in Hiroshima bay area. The concentration patterns were …

    DOI

  • 常時微動観測に基づく福井平野の第四紀層構造の推定

    小嶋 啓介, 山中 浩明 土木学会論文集 2004 (752), 217-225, 2004-01-21

    本研究では, 常時微動観測に基づいて, 福井平野の沖積層および洪積層厚さを推定し, 既存情報との比較, 検証を行っている. 福井平野周辺を覆う1分間隔のグリッドごとに, 地表の3成分常時微動測定を行い, フーリエおよびH/Vスペクトルから, 観測点ごとの卓越周期ならびにH/V倍率を特定した. 平野部における常時微動は, 沖積層最下面に起因する短周期側の卓越周期と, …

    DOI Web Site Web Site 被引用文献3件 参考文献28件

  • クワガタムシ商品化がもたらす生態リスク

    五箇 公一, 小島 啓史, 岡部 貴美子 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ51 (0), 747-747, 2004

    近年、我が国ではクワガタムシをペット昆虫として飼育することがブームとなっており、クワガタムシの商取引は一大産業へと急成長を遂げた。特に、1999年11月の輸入規制緩和以降、大量の外国産クワガタムシが商品目的で輸入されるようになり、2002年6月時点での輸入許可種は505種類にものぼり、これまでに輸入された個体数は恐らく200万匹を越えると考えられている。輸入当初は一般の飼育者のみならず、多くの昆…

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  • 常時微動の基盤入力動に基づくS波速度構造の推定

    辻森 卓実, 小嶋 啓介 地盤工学研究発表会 発表講演集 JGS39 (0), 2023-2024, 2004

    機動性に富んだ常時微動観測は,広領域を高密度に計測することが可能であり,観測情報に基づく動的地盤構造推定の信頼性を向上させることが求められている.ここでは,常時微動を表面波ではなく,基盤からのS波の重複反射によるものと仮定する.さらに,地盤構造が明らかな地点と,隣接する構造が不明な地点で常時微動を観測し,両者の直下の基盤地震動は同じであると仮定して,S波速度およびQ値を順次推定する,本方法を,福…

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  • 常時微動観測と地盤統計手法に基づく福井平野の地盤構造の推定

    小嶋 啓介, 鈴木 大輔 地盤工学研究発表会 発表講演集 JGS39 (0), 2035-2036, 2004

    地震被害予測を行う際に,地域の3次元的な地盤構造を明らかにすることは最重要課題の一つである.地盤構造評価には,弾性波探査法やPS検層を用いるべきであるが,コストなどの面から,広い領域を高密度で実施することは容易でない.本研究では,福井平野全体の約200地点で,3成分常時微動観測を実施し,そのH/Vスペクトルから,卓越周期を求め,S波速度を仮定して,堆積層厚の分布を推定した.ついで,各観測点の推定…

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  • 観測地震動に基づく福井平野の地下構造の推定

    小嶋 啓介, 山中 浩明 応用地質 44 (2), 94-103, 2003

    The underground structures can be one of the most important factors to elucidate the damage distribution. In this study, the authors propose an inversion procedure of underground structure based on …

    DOI Web Site 被引用文献3件 参考文献19件

  • 常時微動アレイ観測に基づく福井平野の地盤構造の推定

    辻森 卓実, 小嶋 啓介 地盤工学研究発表会 発表講演集 JGS38 (0), 2095-2096, 2003

    従来より強震観測を継続している福井平野内の複数の地点で,常時微動のアレイ観測を実施するとともに,SPAC法を適用して位相速度特性を求めた.アレイ観測から求めれた分散曲線と,地盤構造を仮定した理論分散曲線を比較し,両者の誤差を最小にするように,遺伝的アルゴリズムを利用して,地盤各層のせん断波速度および層厚の最適化を行った.求められた地盤構造と,ボーリング,重力異常,弾性波探査などの既存資料,ならび…

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  • 基盤入力動に基づく福井平野の地盤構造の推定

    小嶋 啓介, 青柳 友丈 地盤工学研究発表会 発表講演集 JGS38 (0), 2109-2110, 2003

    強震観測データに基づいて,地盤のせん断波速度,層厚,減衰定数などを推定しようとする場合,鉛直1次元地盤構造の推定に限定しても,複数の地震計が異なる深さに設置されていることが望ましい.しかしながら実際に利用できる地震計は,気象庁の計測震度計やK-net観測網のように表層の3成分計が圧倒的に多い.ここでは,基盤入力動が観測された点と,表層震動のみが記録され地盤構造を推定しようとする点を一組とし,両者…

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  • 強震観測に基づく福井平野の動的構造の検討

    小嶋 啓介, 中山 浩明 地震工学研究発表会講演論文集 26 277-280, 2001

    地震被害予測の精度を向上させるためには, 対象地域の動的構造を正確に評価することが不可避である. 本研究では, 福井大学グラウンド鉛直アレイならびに福井平野の東西軸上に地震観測点を展開し, 蓄積された多数の強震記録によって地域の地震応答特性を検討する. ついで, 従来から提案している, 観測地震動および対応する計算応答のフーリエスペクトルの誤差を最小化することによって, …

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  • 微動アレイ観測による福井平野のS波速度構造の推定

    山中 浩明, 栗田 勝実, 瀬尾 和大, 小嶋 啓介, 佐藤 浩章, 宮腰 研, 赤澤 隆士 地震 第2輯 53 (1), 37-43, 2000

    During the 1948 Fukui earthquake, heavy damage was experienced in and around the Fukui City. Most of the heavily damaged areas concentrated in the Fukui plain covered with sediments. This suggests …

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  • 上部構造物の耐震性を考慮した地盤改良の最適化に関する検討

    小嶋 啓介, 丸尾 晋一 地震工学研究発表会講演論文集 25 313-316, 1999

    通常の地盤改良では, 支持力および剛性の確保が評価の中心であり, 液状化対策などを除いて耐震性がクローズアップされることは少ない.本研究では, 地盤改良に伴う振動性状の変化を, 上部構造物への入力地震動を低減させる方向で利用し, 耐震工学的見地から最適な地盤改良の評価・設計方法を検討する.はじめに, せん断土槽による加振実験により, 改良層により, …

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