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検索結果 487 件

  • 熱傷患者における新たな予後推定指数new PBIの検討

    守永 広征, 海田 賢彦, 田中 佑也, 吉川 慧, 山口 芳裕 熱傷 50 (1), 1-5, 2024-03-15

    <p> 【背景】熱傷患者の予後推定指数として海外においてはBaux score, revised Baux score, abbreviated burn severity index (ABSI), Belgian outcome in burn injury (BOBI) などが用いられ, 本邦ではprognostic burn index (PBI) が最もよく用いられている. 近年, …

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  • チザニジン塩酸塩の過量内服により意識障害が遷延した1例

    小塙 智志, 吉川 慧, 荻野 聡之, 持田 勇希, 海田 賢彦, 山口 芳裕 日本救急医学会関東地方会雑誌 44 (4), 385-388, 2023-12-28

    <p>チザニジン塩酸塩を過量内服した報告はまれであり, 今回意識障害が遷延した症例を経験したので報告する。症例は既往歴にうつ病と腰痛症がある50代の男性。路上で倒れていたため救急搬送された。来院時, 意識レベルはGlasgow Coma Scale (以下, GCS) E1V1M1, 脈拍42/分, 血圧150/100mmHg。瞳孔径は両側1mmであったが, 発汗, …

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  • ドクターヘリと救急隊が都市部で連携して良好な転帰を得た破裂性腹部大動脈瘤の1例

    土屋 大介, 加藤 聡一郎, 清水 裕介, 田中 佑也, 西沢 良平, 吉川 慧, 落合 剛二, 持田 勇希, 宮国 泰彦, 海田 賢彦, 山口 芳裕 日本救急医学会関東地方会雑誌 44 (4), 397-400, 2023-12-28

    <p>症例は80歳代の男性。公共施設で腹部を押さえながら倒れたところを目撃され, 救急要請された。救急隊接触時, 傷病者はショック状態であり, 救命対応と判断した救急隊はランデブーポイントへ急行し東京都ドクターヘリと合流した。覚知からドクターヘリフライトスタッフと接触するまでに要した時間は34分だった。フライトスタッフが実施した超音波検査で破裂性腹部大動脈瘤が強く疑われ, …

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  • 重症熱傷患者におけるカンジダ血症のリスク因子の検討

    落合 剛二, 海田 賢彦, 相澤 陽太, 田中 佑也, 吉川 慧, 山口 芳裕 熱傷 49 (3), 129-132, 2023-09-15

    <p> 【背景】熱傷は侵襲性カンジダ症が発症するリスクが高い特異的な病態とされているが, そのリスク因子について検討した報告は多くはない.<br> 本論文では, 重症熱傷患者におけるカンジダ血症のリスク因子を明らかにすることを目的とした.<br> 【方法】2008年から14年間に当院に入院した重症熱傷 (軽症熱傷症例, 気道熱傷単独例, 来院時心肺停止例, 受傷後1週間以内の死亡例, …

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  • A群レンサ球菌により急速に進行した急性膿胸に対して胸腔鏡下膿胸腔掻爬術を施行した1例

    関口 航也, 持田 勇希, 落合 剛二, 海田 賢彦, 山口 芳裕 日本臨床救急医学会雑誌 26 (4), 557-562, 2023-08-31

    <p>とくに既往のない20歳代,女性。発熱と咳嗽を認め近医受診するも胸部X線上異常所見なく経過観察となっていたが,4日後に呼吸困難が出現し当院救命救急センターに搬送された。血液検査上炎症反応が高値であり,胸部CTにて左肺に多房性の隔壁を伴う膿胸腔と胸水貯留を認めたため急性膿胸と診断し,胸腔鏡下膿胸腔掻爬術を施行した。胸水と胸膜切除組織からA群レンサ球菌が検出され,原因菌と同定した。術後は炎症反応…

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  • 構音障害を主訴に脳卒中選定された劇症1型糖尿病の1例

    緒方 友紀, 持田 勇希, 海田 賢彦, 山口 芳裕 日本救急医学会関東地方会雑誌 44 (2), 261-264, 2023-03-31

    <p>糖尿病の既往のない60歳代男性。入院1週間前より消化器症状が出現し, さらに構音障害と異常行動が出現したため家族が救急要請した。救急隊により脳梗塞を疑われ, 当院脳卒中科へ搬送された。来院直後にショックバイタルとなり, 精査結果から糖尿病性ケトアシドーシスを伴う劇症1型糖尿病と診断し, 集中治療室に入室した。血糖コントロールを含めた全身管理により状態が改善し, …

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  • 血小板数増加により偽性高カリウム血症を認めた13%熱傷の1例

    池田 憲祐, 海田 賢彦, 田中 佑也, 吉川 慧, 加藤 聡一郎, 井上 孝隆, 山口 芳裕 熱傷 49 (1), 27-31, 2023-03-15

    <p> 血小板数の増加により偽性高カリウム (以下はK) 血症をきたすことがあるが, 熱傷患者に関する報告はない. 今回13%熱傷患者の加療中に血小板の増加により偽性高K血症を認めた症例を経験したので報告する.<br> 症例は20代, 男性. 腹部, 背部, 右上下肢に計13%のⅡ度熱傷を受傷した. 第3, 10, 17病日に手術を行い上皮化は良好であった. …

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  • 壁細胞を有する三次元人工微小血管モデルを用いたヒハツエキス,イチョウ葉エキス配合食品の血管透過性に対する評価

    桜庭 大樹, 中島 忠章, 阿部 卓哉, 二階堂 沙紀, 山口芳正, 佐野貴規, 松永行子 生産研究 75 (1), 111-114, 2023-02-01

    <p>毛細血管は組織への栄養分供給と老廃物の除去,免疫細胞の運搬など,生体の生理機能を維持する上で重要な役割を担っている.毛細血管は血管内皮細胞と周囲の壁細胞によって細胞同士が接着し安定した状態を保っているが,加齢や生活習慣の乱れ,炎症応答によって壁細胞が剝がれた場合,血管の透過性が亢進し正常な機能を維持出来なくなる.本研究では人工的に毛細血管を再現した三次元人工微小血管モデルを用いて,ヒハツエ…

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  • 不安定型骨盤骨折を併発した III b型肝損傷に急性期非手術療法を行い良好な経過をたどった1例

    根田 知明, 落合 剛二, 樽井 武彦, 稲田 成作, 土岐 真朗, 久松 理一, 山田 賢治, 山口 芳裕 日本救急医学会関東地方会雑誌 43 (3), 76-80, 2022-06-30

    <p>20代, 男性。泥酔して路上で寝ていたところを乗用車に轢かれ, 救急搬送された。来院時はショック状態であり, 大量輸液と人工呼吸管理を開始し, resuscitative endovascular balloon occlusion of the aorta (REBOA) 下に造影CTを施行した。 III b型肝損傷と不安定型骨盤骨折を認め, 肝と骨盤の出血部に動脈塞栓術を施行し, …

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  • Micrograft sprayを併用した熱傷の治療経験

    田中 佑也, 海田 賢彦, 鈴木 準, 吉川 慧, 山口 芳裕 熱傷 47 (3), 89-94, 2021-09-15

     海外においてmicrograft sprayの創傷治癒に対する有効性が報告されているが, 本邦でこれを用いて熱傷治療を行った報告はなく, 今回RIGENERA<sup>®</sup>システムによるmicrograft sprayを併用して治療した熱傷症例を経験したので報告する. <br> 症例1は62歳女性の上肢の熱傷に対して人工真皮で真皮様組織構築後3倍メッシュ, パッチ植皮に併用した. …

    DOI 医中誌

  • 広範囲熱傷患者における人工真皮の有用性

    吉川 慧, 海田 賢彦, 山口 芳裕 熱傷 47 (4), 126-131, 2021

     【はじめに】広範囲熱傷患者の治療における同種移植片の有用性には論を俟たないが, 災害時に多数の熱傷患者の発生が想定される本邦におけるその僅少在庫量を慮ると, 人工真皮を最大限に活用する広範囲熱傷患者の治療に習熟しておくことはきわめて意義の大きなことといえる. <br> 当施設においては2015年8月, 日本スキンバンクネットワークの活動停止を契機として人工真皮を積極的に活用し, …

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  • 軽微な外傷を契機に発見された好酸球性胃腸炎による小腸穿孔の1例(A case of small bowel perforation due to eosinophilic gastroenteritis identified after minor trauma)

    刑部  洸 (Takeru Osakabe), 大田原  正幸 (Masayuki Otawara), 宮国  泰彦 (Yasuhiko Miyakuni), 井上  孝隆 (Yoshitaka Inoue), 落合  剛二 (Koji Ochiai), 海田  賢彦 (Yasuhiko Kaita), 山口  芳裕 (Yoshihiro Yamaguchi) Nihon Kyukyu Igakukai Zasshi: Journal of Japanese Association for Acute Medicine 31 (12), 2433-2438, 2020-12

    <jats:title>要旨</jats:title><jats:p>好酸球性胃腸炎は消化管壁への好酸球浸潤を特徴とし, 消化器症状を呈する稀な疾患であり腸管穿孔の報告例は少ない。今回我々は,小腸穿孔による汎発性腹膜炎に対して緊急手術を行い, 術後病理検査結果より好酸球性胃腸炎と診断した症例を経験したので報告する。症例は57歳の女性。既往に関節リウマチがあり,ステロイドを内服していた。軽微な腹部…

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件

  • 糖鎖の分子動力学シミュレーション

    李 秀栄, 山口 芳樹, 杉田 有治 Trends in Glycoscience and Glycotechnology 32 (188), J93-J98, 2020-07-25

    <p>糖鎖がもつ3次元立体構造(コンフォメーション)の多様性は、それらの生物学的機能に必要不可欠である。分子動力学—MD (Molecular Dynamics)—シミュレーションは、実験で捉えることが難しい生体分子の立体構造を原子解像度で描き出す。しかしながら、糖鎖の構造は際立って複雑かつ柔軟なため、MDシミュレーションも容易でない。本稿では、効率的な構造探索法を用いた糖鎖MDシミュレーション…

    DOI DOI Web Site ほか3件 被引用文献2件 参考文献11件

  • 糖鎖立体構造解析技術の開発要素

    山口 芳樹 生化学 92 (3), 369-377, 2020-06-25

    真の生命像を俯瞰的に捉えるためには,未解明問題が多く残っている糖鎖の研究を積極的に推進することが急務である.糖鎖の生理的機能を解明するためには,生化学的手法(酵素による糖鎖の切断),分子生物学的手法(糖転移酵素のノックアウト)などさまざまな手法が考えられるが,中でも糖鎖の化学構造を決定し,その立体構造・運動性や相互作用様式を調べるアプローチは,糖鎖の機能を視覚的に理解することを促し,説得力がある…

    DOI Web Site 医中誌

  • Khatri-Rao積仮想アレー処理を用いたTomoSARによる三次元イメージング

    鈴木 健一郎, 山田 寛喜, 牛腸 正則, 有井 基文, 児島 正一郎, 佐藤 亮一, 山口 芳雄 J102-B (11), 864-872, 2019-11-01

    TomoSARはマルチベースライン観測データセットをアレー観測データとみなしDOA推定処理を適用することで三次元イメージングを実現することのできる手法である.TomoSARにおいて,角度分解能を向上させるためには最大ベースライン長を長くする必要があり,グレーティングローブの影響を防ぐためには最小ベースライン長を短くする必要がある.したがって,条件を満たすためには多くのデータセットが必要とされる.…

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  • ミリ波FMCWレーダにおける複数パルスを用いた速度折り返し推定について

    堀内 貴裕, 山田 寛喜, 山口 芳雄 J102-B (11), 873-882, 2019-11-01

    連続する短いアップチャープパルスを用いたFMCWレーダは,従来のアップダウンチャープパルスを用いたFMCWレーダに比べ,複数ターゲットの距離及び速度推定で優位な面がある.一方,観測可能なドップラ周波数がパルス繰返し周期に依存するため,高速ターゲット存在時には折り返しによる速度の誤推定が生じることがある.本論文では,この問題に対して複数パルスの位相情報を用いた折り返し回数推定に基づく速度推定補正法…

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  • 救命救急センター常駐薬剤師によるフェニトイン処方支援の効果

    田中 宏明, 西 圭史, 大野 尚仁, 山口 芳裕, 篠原 高雄 日本臨床救急医学会雑誌 22 (4), 559-566, 2019-08-31

    <p>抗てんかん薬の一つであるフェニトイン(以下,PHT)は,非線形の薬物動態を示し,有効域も狭い。今回,杏林大学医学部付属病院高度救命救急センターにおけるPHTの投与に対する薬剤師の処方支援の影響を検証するため,常駐薬剤師の処方支援前後の変化について比較検討を行った。適切な採血タイミングで血中濃度を測定していたのは支援前37例(測定例の71.2%),支援後23例(同74.2%)であった。また,…

    DOI Web Site 医中誌

  • 受賞から悪戦苦闘の11年

    山口 芳樹 Trends in Glycoscience and Glycotechnology 31 (181), SJ50-SJ52, 2019-07-25

    <p>糖質学会奨励賞の受賞後間もなく名古屋市立大学から理化学研究所に異動したため、受賞から今日に至るまでの11年は理研での研究活動そのものになります。振り返ってみると、糖鎖という研究対象にどのように取り組むべきかを考え続けてきた11年でした。あれこれ思いを巡らせただけで結局のところ糖鎖研究の分野に貢献していないのではないかと自責の念に苛まれる時もあります。それでも何か新しいことに挑戦してみようと…

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 米国健康危機管理の変化から我が国に期す改革を考える

    加藤 聡一郎, 山口 芳裕 保健医療科学 68 (3), 240-249, 2019

    <p>日本の健康危機管理領域は,その地政学的宿命から地震や台風の被害を想定した計画が優先して整備されてきた.しかし現代の健康危機管理は,より幅広い事象,ときに複合して発生する危機に対して,災害弱者を含む多種多様な対象を守ることへと拡大している.高次元の情報共有と国内外の連携に基づく高度に体系的な計画が求められるなか,近年のテロ多発や感染症流行を背景に欧米諸国では様々な改革が行われてきた.なかでも…

    DOI Web Site 医中誌

  • 糖鎖の多様性に対応するレクチンの認識システムとシグナリング

    長江 雅倫, 山口 芳樹 生化学 90 (5), 651-663, 2018-10-25

    糖鎖修飾はタンパク質の代表的な翻訳後・共翻訳修飾の一つであり,修飾タンパク質の生理機能や局在などに影響を与える.糖鎖修飾が正常に行われなくなるとさまざまな疾患の発症につながるとの報告例も増えており,糖鎖修飾の重要性があらためて認識されつつある.糖鎖の構造は生物種や細胞の種類・状態の違いによって大きく異なるのが特徴であり,多様な構造を持つ糖鎖が生物進化の過程において情報分子としての機能を獲得してき…

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  • 偏波合成開口レーダデータの散乱モデル電力分解について

    山口 芳雄, グラブ シング, 山田 寛喜 電子情報通信学会論文誌. B, 通信 J101-B (9), 638-647, 2018-09-01

    災害監視や地球環境観測に偏波合成開口レーダ(PolSAR)が大きな役割を果たしつつある.PolSARから導かれる偏波データのCoherency行列には9個の2次統計量が含まれている.その利用法の一つに散乱メカニズムに基づいた散乱電力分解がある.Coherency行列を散乱モデル行列で展開することにより,各散乱電力を求める手法である.各散乱電力に基づいたカラー画像が作成できるので,理解しやすく,多…

    DOI 機関リポジトリ HANDLE 被引用文献2件

  • TDM-MIMOレーダによる移動ターゲットのDOA推定誤差解析

    大橋 卓, 山田 寛喜, 山口 芳雄 J101-B (7), 528-538, 2018-07-01

    Multiple-Input Multiple-Output (MIMO)レーダは少ない実素子数で仮想的に受信素子数を増加できるため到来方向(Direction-of-Arrival, DOA)推定精度を改善できる.MIMOレーダを実現するには適切な受信信号分離技術が必要である.時分割多重(Time Division Multiplexing, …

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  • 墜落外傷による左心房破裂の1救命例

    宮国 泰彦, 山田 賢治, 守永 広征, 大田原 正幸, 加藤 聡一郎, 庄司 高裕, 海田 賢彦, 玉田 尚, 宮内 洋, 樽井 武彦, 稲葉 雄亮, 土屋 博司, 窪田 博, 山口 芳裕 日本外傷学会雑誌 31 (1), 36-40, 2017

    <p> 40歳代女性が建物3階から墜落して受傷し,ショック状態で当救命救急センターに搬送された.前胸部中央に打撲痕があり,FAST(focused assessment with sonography for trauma)は左胸腔内のみ陽性で,造影CT検査にて多発顔面骨骨折,縦隔気腫,左血気胸・肺挫傷,肝損傷,左恥坐骨骨折が認められた.左右の肝動脈と両側外頸動脈からの血管外漏出に対し経カテーテ…

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  • 42 巨大分子: 抗体—薬物複合体の均一合成 (口頭発表の部)

    眞鍋 史乃, 松本 加奈, 山口 芳樹, 住吉 渉, 木下 崇司, 須田 稔, 伊藤 幸成 天然有機化合物討論会講演要旨集 59 (0), 249-254, 2017

    Antibody-drug conjugates (ADCs) are used to deliver cytotoxic agents to tumor sites. These conjugates, which leak out from neovascular vessels via the enhanced permeability and retention (EPR) …

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  • イドースを母骨格とする二官能性リンカーの開発とエピガロカテキンガレートの直接修飾化によるケミカルプローブの合成

    濱上 大基, 山口 芳樹, 熊添 基文, 立花 宏文, 田中 浩士 天然有機化合物討論会講演要旨集 58 (0), Poster51-, 2016

    <p>ケミカルバイオロジーは、生体分子と特異的に結合するケミカルプローブを利用して、標的とする生体分子の生物学的な機能を解析する研究である。生体分子のイメージングまたは同定を可能にするケミカルプローブとして、蛍光色素や精製用タグなどの標識を有する生物活性分子が利用される。そのため、生物活性分子を修飾化し、効率的にケミカルプローブを合成する方法が必要とされている。そこで、本研究では、天然由来の生物…

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  • 骨盤骨折を伴わない腰動脈損傷から出血性ショックを呈した2例

    五十嵐 昂, 山田 賢治, 守永 広征, 松田 岳人, 玉田 尚, 宮内 洋, 樽井 武彦, 松田 剛明, 山口 芳裕 日本臨床救急医学会雑誌 18 (4), 595-8, 2015

    骨盤骨折を伴わない外傷性腰動脈損傷が原因で出血性ショックとなり,経動脈的塞栓術が奏功した2例を経験した。1例目は80代,女性。乗用車に下肢を踏まれ受傷し,ショック状態で搬送された。左下肢の開放骨折からの出血および腰椎骨折を認め,創外固定の装着後もショックが遷延するため血管造影を行い,右第1,2腰動脈からの出血に対し塞栓術を施行し血圧上昇を得た。2例目も80代,男性。変形性股関節症に病的臼蓋底骨折…

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  • 病院前救護での胸骨圧迫による合併症の発生に関する検討

    大森 達矢, 樽井 武彦, 守永 広征, 松田 岳人, 八木橋 厳, 山田 賢治, 松田 剛明, 山口 芳裕 日本臨床救急医学会雑誌 18 (6), 703-707, 2015

    <b>背景</b>:ガイドライン2010(以下,G2010と略す)施行以降,胸骨圧迫の重要性が強調されており,強い胸骨圧迫による合併症の増加や,治療成績に与える影響も懸念される。<b>方法</b>:平成24年に当施設に搬送された院外心停止患者のうち外傷例を除く210例を対象とし,G2010による東京消防庁救急活動基準変更の前後(105例ずつ)で,胸骨圧迫の合併症,自己心拍再開率を比較した。<b>…

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  • 重症敗血症/敗血症性ショック症例に対する免疫調節経腸栄養剤の有用性

    松田 兼一, 平澤 博之, 織田 成人, 浅井 康文, 石坂 彰敏, 遠藤 重厚, 小谷 穣治, 坂本 照夫, 志馬 伸朗, 丹正 勝久, 山口 芳裕, 横田 裕行 日本集中治療医学会雑誌 21 (2), 155-163, 2014

    エイコサペンタエン酸,γリノレン酸及び抗酸化物質を強化した免疫調節経腸栄養剤(immuno-modulating enteral diet, IMD)の日本人に対する有用性を検討した。10施設で人工呼吸管理が必要な重症敗血症/敗血症性ショック70症例を対象とし,割付封筒法にてIMD投与群と既存の経腸栄養剤投与群に分けた。これら両群で肺酸素化能及び臓器障害の変化,抗炎症作用,凝固系への影響,人工呼…

    DOI 医中誌 参考文献21件

  • シート状材料のUHF帯シールド効果評価手法に関する基礎検討

    淵 遼太, 大倉 靖之, 大塚 信也, 福島 宏樹, 吐合 一徳, 山口 芳文 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2014 (0), 424-424, 2014

    近年電気・電子機器のEMI測定において、RF帯域の電磁ノイズ増加したことにより、機器の誤動作等が問題になっている。そのため、シールド材やノイズ抑制シート等を用いてノイズの低減が図られている。これらの電磁シールド材の評価方法にはアドバンテスト法やKEC法等があるが、ともに1GHz以下の周波数帯を対象としている。 …

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  • がん性髄膜炎に伴うせん妄患者に対する作業療法

    小林 瑞保, 山口 芳文, 稲邊 惠津子, 萩原 千寿子, 加登 大介, 高谷 久史, 長谷川 久巳, 岸 一馬, 井田 雅祥 Palliative Care Research 9 (4), 505-509, 2014

    <b>【目的】</b>せん妄を合併したがん患者に対する作業療法の効果を示した報告は少ない. 今回, がん性髄膜炎に伴うせん妄患者に対する作業療法によりQOLが向上した1例を経験したので報告する.<b>【症例】</b>原発性肺がんにがん性髄膜炎を合併した60歳代女性. 食事動作への支援とともに作業歴を聴取し, 趣味を考慮した作業活動を導入した. 作業療法開始から転院までの間, …

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  • 病院前救護における熱傷面積評価と気道熱傷を疑う要因について

    石川 幸史, 山田 賢治, 樽井 武彦, 海田 賢彦, 八木橋 厳, 松田 剛明, 島崎 修次, 山口 芳裕 日本臨床救急医学会雑誌 17 (6), 782-788, 2014

    病院前救護では,熱傷患者に対し生理学的評価および熱傷程度評価を行い,重症度を判断して医療機関に搬送している。救命センター搬送例の中には軽症例が散見されるため,病院前の熱傷深度・面積評価の精度,および気道熱傷を疑う要因について検討した。平成22年1月1日から平成24年12月31日までの3年間に当院の救命センターに収容された,転院例を除く熱傷患者67例について記録調査を行った。救急隊による熱傷深度・…

    DOI Web Site 医中誌

  • 西多摩医療圏の一病院における二次救急患者の搬送実態:地理的要因から見た分析

    久保 佑美子, 岡本 博照, 小泉 健雄, 山口 芳裕, 松田 剛明, 照屋 浩司, 和田 貴子 日本臨床救急医学会雑誌 17 (4), 522-529, 2014

    二次救急医療サービスにおいて,地域特性や地理的要因等が救急搬送患者の入院にどのような影響を与えるかを検討する目的で調査・研究を行った。西多摩医療圏にある二次救急病院(T病院)の平成17年度から7年間分の救急搬送患者資料を収集し,匿名化して用いた。患者の転帰(帰宅か入院)を従属変数とし,多重ロジスティック回帰分析を行った。解析対象者11,400人中,入院の転帰となったのは3,006人(26.4%)…

    DOI Web Site 医中誌

  • βグルカンオリゴ糖の合成とその生物機能評価

    田中 浩士, 河合 徹也, 安達 禎之, 花島 慎弥, 山口 芳樹, 大野 尚仁, 高橋 孝志 天然有機化合物討論会講演要旨集 56 (0), Poster28-, 2014

    <p> 細胞表層の糖鎖は、多くの生物種において、自己と非自己を認識に利用されている。そのため、これら糖鎖が免疫発現機構や共生関係に密接に関わっている。b(1,3)グルカン(以後、βグルカン)は、b(1,3)を主鎖とし、b(1,6)モノまたは、オリゴグルコシドを側鎖に有する多糖類の総称であり、真菌であるキノコ類や病原菌の細胞壁に含まれる。これらβグルカンは、ヒトにおける病原菌に対する自然免疫系の活…

    DOI

  • 生活療法批判に関する一考察

    山口, 芳文, 鈴木, 憲雄, 作田, 浩行, 増山, 英理子, 水野, 高昌 昭和大学保健医療学雑誌 11 11-18, 2013-03

    精神科病院での生活療法についての批判が今から約40年前に展開された歴史がある。その主な批判の論点とは、治療者側の患者に対する治療の押しつけ、治療目的の不明確さ、画一的内容、人権の無視などであり、患者中心医療を目指すことが求められた。本論では、生活指導を中心とした生活療法ヘの批判と擁護の歴史を振り返り、生活療法のあり方について検討した。精神科病院は患者の主体性や個別性を排除する力を持っているため、…

    機関リポジトリ 医中誌

  • ラット肝損傷モデルを用いたキチン類スポンジ止血材の止血効果に関する研究

    山田 賢治, 徳永 尊彦, 新倉 保, 黒住 誠司, 藤岡 保範, 樽井 武彦, 後藤 英昭, 松田 剛明, 島崎 修次, 山口 芳裕 杏林医学会雑誌 44 (1), 3-11, 2013

    10週令以降のWistar系雄ラット20匹に対し,全身麻酔下に腹壁正中切開にて肝臓を露出,肝外側左葉辺縁から5mmの位置に直径3mmの貫通創を作製し肝損傷モデルとした。脱脂綿とスポンジ型に加工されたキチン類を試料として創内部に充填し,2 分,3 分,5 分経過後に除去して,30 秒毎に創内に溜まる血液を吸引しながら,止血までの時間と出血量を測定した。また非充填と脱脂綿,キチン類とコラーゲンを試料…

    DOI 医中誌

  • 救急疾患の季節および日内変動に関する調査・報告

    久保田 慎吾, 山田 賢治, 小笠原 英昭, 亀ヶ谷 利生, 塩野目 淑, 樽井 武彦, 後藤 英昭, 松田 剛明, 島崎 修次, 山口 芳裕 日本臨床救急医学会雑誌 15 (5), 668-678, 2012-10-31

    <p><b>目的</b>:疾患の季節変動や統計的な背景を明らかにし,救急業務遂行に役立てることを目的とした。<b>対象と方法</b>:平成20年1月1日から平成22年12月31日までの3年間に,当院に搬送された二次および三次救急患者を対象とした。傷病者搬送通知書の病名,重症度などを集計し検討した。<b>結果</b>:二次救急17,492名,三次救急3,941名で,総数21,433名であった。月別…

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  • 特発性横行結腸穿孔による汎発性腹膜炎の1例

    玉田 尚, 後藤 英昭, 山口 芳裕 日本腹部救急医学会雑誌 32 (1), 135-139, 2012

    症例は76歳,女性。以前より便秘気味であった。2010年10月下旬夕方頃より腹痛出現。翌日未明,排便時に下血を認めたため当院救命救急センター受診。腹部CT検査で下部消化管穿孔を疑い緊急手術となった。横行結腸の脾弯曲側腸間膜対側部に約5cm大の穿孔部があり,多量の便塊が腹腔内に漏出していた。腫瘍性病変や憩室はなく,特発性横行結腸穿孔と診断。Hartmann手術を施行した。病理所見においても穿孔部に…

    DOI 医中誌 参考文献38件

  • 作業療法臨床実習における実習指導構造 精神分析療法の知見からの提案

    山口, 芳文, 鈴木, 久義, 作田, 浩行, 奥原, 孝幸, 埜崎, 都代子, 鈴木, 憲雄 昭和大学保健医療学雑誌 8 1-9, 2011-03

    精神分析学や精神分析療法の臨床的知見から作業療法での臨床実習の指導構造を見直し、新たな要素を加えることを試みた。臨床実習指導者による実習の指導構造を外的側面と内的側面に分けて捉えた。外的側面では年齢、性別、外見など臨床実習指導者の外的状態、実習指導を行う際の位置関係、姿勢、指導頻度、指導場所、設備、備品などを含めた。内的側面では聴き方、沈黙、口のはさみ方、態度、自己理解、退行、行動化などを含めた。

    機関リポジトリ 医中誌

  • 自動体外式除細動器(AED)が使用され集中治療を受けた連続26例の予後と蘇生後脳症の評価

    米良 尚晃, 池田 隆徳, 星田 京子, 柳澤 亮爾, 宮越 睦, 三輪 陽介, 阿部 敦子, 石黒 晴久, 塚田 雄大, 柚須 悟, 吉野 秀朗, 山口 芳裕 心臓 43 (SUPPL.2), S2_92-S2_96, 2011

    近年, 自動体外式除細動器(automated external defibrillator; AED)の使用によって院外心停止患者の救命率が上昇している. 一方で, 除細動に成功した患者の心停止後症候群(post-cardiac arrest syndrome; PCAS)の問題が浮上している. 院外でAEDによる除細動が行われ, …

    DOI 医中誌

  • プロトタイプ大腸内視鏡(PCF-Y0003-I)の使用経験

    山口 芳美, 渡邉 摩也, 加藤 雅士, 佐竹 儀治 Progress of Digestive Endoscopy 78 (2), 37-39, 2011

    従来の大腸内視鏡に比べてより安全で苦痛なく挿入が可能なオリンパス社製のプロトタイプ大腸内視鏡PCF-Y0003-I(以下プロトPCF)を使用する機会を得たので報告する。プロトPCFは受動彎曲部と高伝達挿入機能を兼ね備え,すでに市販されているPCF-PQ260Iに,新たに深部挿入時の再ループ防止を意図して可変機能を搭載した試作機種である。プロトPCFを使用した53例と従来のPCF-Q260AIを使…

    DOI Web Site

  • 女性医師の人材活用についてのパイロット調査研究:第2報

    岡本 博照, 和田 貴子, 笠置 康, 松田 剛明, 山口 芳裕 日本臨床救急医学会雑誌 13 (5), 590-595, 2010-10-31

    <p>女性医師を救急医療現場に活用するのに必要な勤務条件を調査する目的で,平成18年2月~3月にかけて杏林大学同窓会の女性医師638名に対して郵送式調査を行い,救急に従事する意思を表明した女性医師41名の回答について検討・考察した。その多数が希望した勤務条件は,勤務のon-offが明確な交替制勤務(4交替または3交替),平日の日勤,週に1回以内の勤務,外来診療そして一次・二次救急患者の診療,など…

    DOI

  • 組込み機器のUI S/Wにおけるソフトウェアプロダクトライン開発

    轟木 伸俊, 戸田 保宏, 山口 芳裕 システム制御情報学会 研究発表講演会講演論文集 SCI10 (0), 39-39, 2010

    カーナビや情報家電などの組み込み機器では,機器の高機能化によ るUI(ユーザインタフェース)の複雑化・肥大化が進んでおり, これに伴いUI S/Wの規模も増大している.また,多機種化に 伴い,初品開発だけでなく,派生機種開発時の開発効率化も重要 となってきている. 我々は,再利用に適したUI設計モデルに基づいて,ソフトウェア プロダクトライン開発を実施することで,派生機種開発も含めた UI …

    DOI

  • 細胞の中の不要なタンパク質に目印をつける仕組み

    坂田 絵理, 佐藤 匡史, 山口 芳樹, 若槻 壮市, 加藤 晃一 日本結晶学会誌 52 (5), 255-261, 2010

    Ubiquitination is one of the most versatile protein modifications, which regulates a variety of cellular events. Here we report the crystal structures of an intermediate of UbcH5b ∼ ubiquitin (Ub) …

    DOI Web Site 参考文献18件

  • 女性医師の人材活用についてのパイロット調査研究:第1報

    和田 貴子, 岡本 博照, 笠置 康, 松田 剛明, 山口 芳裕, 角田 透 日本臨床救急医学会雑誌 12 (4), 405-411, 2009-08-31

    <p>諸事情で離職中の女性医師や救急医療に興味ある女性医師を,救急医療現場に活用する可能性と必要な勤務条件を調査・検討する目的で,平成18年2月~3月にかけて杏林大学同窓会の女性医師638名に対して郵送式調査を行った。160名の有効回答者のうち,すでに救急医療に従事している医師は52名(32.5%), …

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  • DOA推定のための仮想素子を用いたアレー校正手法(アンテナ・伝搬,<特集>通信技術の未来を拓く学生論文)

    内藤, 孝, 山田, 寛喜, 山口, 芳雄 電子情報通信学会論文誌. B, 通信 J92-B (1), 216-223, 2009-01

    近年,アレーアンテナを用いた高分解能到来方向推定手法であるMUSIC法などの応用が注目され,多数の分野において用いられている.しかし,実際の環境では,素子間相互結合やアレー素子の位置誤差などが生じるため,高分解能な手法の到来方向推定性能は著しく劣化する.そのため,高分解能な推定を実現するには,誤差要因の影響を取り除くための校正を施す必要がある.本論文では,仮想アレーの概念を用いた校正法を提案する…

    機関リポジトリ HANDLE Web Site 被引用文献7件 参考文献9件

  • わが国の救急医の過重労働についての検討考察

    岡本 博照, 大瀧 憲夫, 寺澤 秀一, 井 清司, 山口 芳裕, 島崎 修次 日本救急医学会雑誌 20 (4), 191-200, 2009

    社会的関心の高い問題であるわが国の救急医の過重労働を把握し,その対策を検討する目的で,国内の三次救急医療機関10施設に勤務する救急医78名(従来型救急医44名,交替制救急医34名)と対照である非救急医11名,計89名を対象に調査した勤務状況について検討した(2005年 1 月から 6 月にかけて実施)。従来型救急医は「日勤+当直+日勤」という勤務形態により平均32.8時間も拘束された長時間勤務が…

    DOI 医中誌 被引用文献4件 参考文献37件

  • 脳卒中ユニットにおける看護師を中心とした摂食機能療法

    新名 由利子, 山田 深, 岡崎 雅代, 松本 由美, 齊藤 友美, 西山 和利, 栗田 浩樹, 今福 圭子, 岡島 康友, 山口 芳裕 脳卒中 31 (1), 23-28, 2009

    【背景および目的】脳卒中ユニットにおける看護師を中心とした摂食嚥下機能療法の効果を検証する.【方法】96名の脳卒中患者(平均年齢69.9歳)に対して看護師が摂食嚥下障害のスクリーニングを行い,多職種連携のもとに摂食嚥下機能療法を施行した.誤嚥のリスクの有無によって群分けを行い,年齢,在院日数,重症度(NIHSS),および入退院時における食事形態の変化を比較した.【結果】33名(34.3%)が誤嚥…

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献36件

  • UI設計再利用に基づく組み込みUI S/Wのフロントローディング開発

    轟木 伸俊, 戸田 保宏, 山口 芳裕, 小中 裕喜 システム制御情報学会 研究発表講演会講演論文集 SCI09 (0), 405-405, 2009

    カーナビや情報家電などの組み込み機器では,機器の高機能化によるUI(ユーザインタフェース)の複雑化・肥大化が進んでいる.これに伴いUI S/Wの規模も増大するため,初期開発における品質向上だけでなく,派生機種開発時の品質確保も重要となってきている.この課題を解決するため,我々は,UI設計再利用に適した設計モデルに基づくUI設計ツールを用いて,仕様策定段階でのUI仕様の分析と最適化,開発前工程での…

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  • 鈍的腹部外傷受傷後約2週間を経て発症した中結腸動脈損傷に伴う腸間膜内出血の1例

    玉田 尚, 小泉 健雄, 山口 芳裕 日本腹部救急医学会雑誌 28 (7), 957-960, 2008

    症例は56歳男性。腹痛にて当院救急外来を訪れ待合室で待機中にショック状態となった。精査にて中結腸動脈瘤の破裂に伴う後腹膜および腸間膜内出血による出血性ショックと診断し緊急開腹手術を施行した。開腹すると中結腸動脈の壁に亀裂が存在し,同部位より腸間膜内に活動性の出血が認められたため亀裂部を縫合止血した。回復後の問診で約2週間前に腹部を打撲していたことが判明した。鈍的腹部外傷における血管損傷では,遅発…

    DOI 医中誌 参考文献5件

  • 都市型脳卒中センターにおける脳卒中重症度とADL転帰の関係

    東條 友紀子, 山田 深, 門馬 博, 前田 直, 石田 幸平, 松本 由美, 栗田 浩樹, 西山 和利, 岡島 康友, 山口 芳裕 理学療法学Supplement 2007 (0), B1137-B1137, 2008

    【はじめに】<BR> 当院は2006年5月に脳卒中センターを開設し、初期治療と平行して発症早期からのリハビリテーション(以下、リハビリ)を積極的に行う脳卒中ユニットケアの実践に取り組んでいる。診療チームにおける理学療法士の重要な役割の一つとして、患者のADLに関する予後を早い段階から見通し、介入方針を決定することが求められるが、急性期からの予後予測モデルに確立されたものはない。今回、入院時の重…

    DOI 医中誌

  • 入院後に症状が増悪したBranch Atheromatous Disease(BAD)症例の臨床経過

    門馬 博, 山田 深, 石田 幸平, 東條 友紀子, 前田 直, 松本 由美, 栗田 浩樹, 西山 和利, 岡島 康友, 山口 芳裕 理学療法学Supplement 2007 (0), B0685-B0685, 2008

    【はじめに】<BR> Branch Atheromatous Disease(BAD)は穿通枝入口部のアテローム硬化性変化による狭窄,または閉塞により,穿通枝全体に及ぶ梗塞のことを示す疾患概念である(Caplan LR, 1989).その臨床経過の特徴としては急性期治療を開始した後にでもしばしば症状の増悪がみられ,狭義のラクナ梗塞に比べ症状が重篤化,遷延することがあげられる(Stinke …

    DOI

  • 救急医療と救急医に対する医学生の意識調査:パイロット研究

    岡本 博照, 角田 透, 照屋 浩司, 山口 芳裕, 島崎 修次 日本臨床救急医学会雑誌 10 (4), 397-403, 2007-08-31

    <p>医学生が救急医になることの要因を検討する目的で,平成15年杏林大学にて救急医療や救急医に対する意識調査を行った。医学生118人の約半数は入学時の動機に救急が関係し,大多数が救急に何らかの関心を持っていた。救急医療や救急医に対するイメージの回答の多くは,社会貢献や医師教育に貢献しているというプラスイメージのものが多かった。マイナスイメージの回答は少なく,その一部は救急医の過重労働等に関係する…

    DOI 医中誌

  • 当院脳卒中センターにおけるリハビリテーション介入効果の検討

    門馬 博, 山田 深, 手塚 純一, 森 光代, 松本 由美, 下斗米 友美, 栗田 浩樹, 西山 和利, 岡島 康友, 山口 芳裕 理学療法学Supplement 2006 (0), B1287-B1287, 2007

    【はじめに】当院では本年5月に脳卒中センターを開設し,t-PAを始めとした脳卒中の急性期治療,並びに発症後早期からのリハビリテーション(以下,リハビリ)を脳卒中に特化した専門スタッフが組織的に診療を行う脳卒中ユニット体制を構築した.今回,脳卒中センターにおける治療成績,ならびに治療効率を開設の前後で比較検討した.<BR>【対象】対象は2006年3月から4月までに当院脳神経外科,神経内科に入院し,…

    DOI 医中誌

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