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検索結果 93 件

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  • 奄美琉球世界自然遺産登録地域における住民のペット飼養のアンケート調査 ―島嶼生物多様性保全ネットワーク―

    山田 文雄, 塩野﨑 和美, 石井 信夫, 久野 優子, 鳥飼 久裕, 美延 睦美, 長嶺 隆 自然保護助成基金助成成果報告書 32 (0), 143-148, 2023-10-31

    <p>世界自然遺産に2021年7月に登録された「奄美大島,徳之島,沖縄島北部及び西表島」において新たな外来種問題の発生予防を目的に,ペット飼養実態把握や意識変容を明らかにするために,本地域の住民(44,354世帯)を対象にオンラインアンケート調査を2022年6~8月の2ヶ月間実施した.回答数は408件で,有効回答数は378件(回答率0.85%)であった.有効回答のうち,ペット飼育世帯(57.7%…

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  • 九州大学農学部動物学教室におけるネズミ被害対策研究の取り組みの歴史

    山田 文雄 哺乳類科学 61 (1), 55-68, 2021

    <p>九州大学農学部動物学教室の教授であった内田照章先生の追悼記念として,本稿では特にネズミ研究に注目して,今から100年前に創設された同教室と,73年前から開始されたネズミ被害対策研究の取り組みを述べ,わが国のネズミ被害や対策の歴史との関係を述べた.ネズミ被害の多かった太平洋戦争後の1950–1980年代において,同教室は四国,九州,奄美群島,沖縄諸島および海外の南洋諸島におけるネズミ対策研究…

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  • トクノシマトゲネズミ(<i>Tokudaia tokunoshimensis</i>)の生息記録と2005年~2016年の分布

    城ヶ原 貴通, 中家 雅隆, 池村 茂, 越本 知大, 坂本 信介, 橋本 琢磨, 三谷 匡, 黒岩 麻里, 山田 文雄 哺乳類科学 60 (1), 105-116, 2020

    <p>トゲネズミ属(<i>Tokudaia</i>)は琉球列島にのみ分布する固有属であり,トクノシマトゲネズミ(<i>Tokudaia tokunoshimensis</i>)は徳之島にのみ分布する固有種で,絶滅が危惧されている.本種の分布・生息状況についてはまとまった記録が蓄積されておらず,保全策を検討する上で分布・生息状況を明らかにする必要がある.本研究ではトクノシマトゲネズミの保全に向けた…

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  • 島嶼における外来ネコ問題対策のための支援と普及啓発の活動 ―外来ネコ問題研究会―

    石井 信夫, 山田 文雄, 諸坂 佐利, 長嶺 隆, 伊藤 圭子 自然保護助成基金助成成果報告書 29 (0), 295-299, 2020

    <p>ペット動物の外来イエネコ<i>Felis catus</i>は,わが国でも特に島嶼において,捕食などにより希少野生動物の存続を脅かしており,対策への広範な理解と支援協力が求められている.そこで,ネコ対策が急務である世界自然遺産候補地の奄美大島と徳之島,および東京において議員や行政担当者らとの勉強会や意見交換会を行い,また,東京において2回のシンポジウムを開催した.そのほか,外来ネコ問題に関…

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  • 島嶼生態系保全を目的としたイエネコ管理のための条例に対する住民の意識

    塩野﨑 和美, 山田 文雄, 柴田 昌三 森林野生動物研究会誌 43 (0), 1-11, 2018-03-30

    <p>野外にいるイエネコによる在来希少種の被害が深刻化している奄美大島では,イエネコ管理のために適正な飼養を求める条例が2011年に全5市町村で施行された.ネコ飼育者と非飼育者のネコ問題に対する意識の違いを把握することは,条例の効果的な運用上重要であるため,奄美市に住む無作為に選ばれた20歳以上の男女1,000人と動物病院を訪れるネコ飼育者を対象としたアンケートによる意識調査を2013~14年に…

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  • ブックス

    森林科学 81 (0), 55-57, 2017

    ...<p>造林学 第四版</p><p>丹下健・小池孝良 編、朝倉書店、2016年8月、192ページ、3,672円(税込)、</p><p>ISBN 978-4-254-47051-2</p><BR><p>ウサギ学―隠れることと逃げることの生物学</p><p>山田文雄 著、東京大学出版会、2017年2月、275ページ、4,860円(税込み)</p><p>ISBN 978-4-13060-199-3</p><...

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  • 東日本大震災被災地,6年後のニホンザル管理を考える

    日本霊長類学会霊長類保全・福祉委員会, 第33回日本霊長類学会大会実行委員会 霊長類研究 Supplement 33 (0), 14-14, 2017

    ...からのコメント</p><p>・大沼学(日本野生動物医学会)</p><p>・奥田 圭(「野生生物と社会」学会)</p><p>・山田文雄(日本哺乳類学会)</p><p>・福本 学(日本放射線影響学会)</p><p>6.総合討論</p><br><p>責任者:半谷吾郎,川本芳(霊長類保全・福祉委員会),大井徹(第33回大会実行委員長)</p><p>連絡先:toruoi@ishikawa-pu.ac.jp</...

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  • 琉球列島の中琉球における新たな二つの国立公園の誕生と世界自然遺産候補地としての課題

    山田 文雄 哺乳類科学 57 (2), 183-194, 2017

    <p>琉球列島のうちの「中琉球」とよばれる地域に,2016年に「やんばる国立公園」が誕生し,2017年に「奄美群島国立公園」が新たに誕生した.これらの国立公園指定の意義は,現在,日本政府が登録申請中の「奄美大島,徳之島,沖縄島北部及び西表島世界自然遺産推薦地」の保護区としての保護担保措置のためである.中琉球の生物相は特異的で,ユーラシア大陸から古い時期(後期中新世-更新世初期,1,163万年前–…

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  • 絶滅危惧種オキナワトゲネズミ<i>Tokudaia muenninki</i>の分布の変遷

    安田 雅俊, 関 伸一, 亘 悠哉, 齋藤 和彦, 山田 文雄, 小高 信彦 哺乳類科学 57 (2), 227-234, 2017

    <p>現在沖縄島北部に局所的に分布する絶滅危惧種オキナワトゲネズミ<i>Tokudaia muenninki</i>(齧歯目ネズミ科)を対象として,過去の生息記録等を収集し,分布の変遷を検討した.本種は,有史以前には沖縄島の全域と伊江島に分布した可能性がある.1939年の発見時には,少なくとも現在の名護市北部から国頭村にいたる沖縄島北部に広く分布した.外来の食肉類の糞中にオキナワトゲネズミの体組…

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  • 環境省後援外来種シンポジウムとラウンドテーブルを開催して

    山田 文雄, 池田 透, 戸田 光彦, 橋本 琢磨, 五箇 公一, 曽宮 和夫 哺乳類科学 56 (2), 251-257, 2016

    <p>「第5回国際野生動物管理学術会議(IWMC2015)」において,環境省後援による侵略的外来生物管理に関するシンポジウムとラウンドテーブルを2015年7月28日に開催した.2015年は,「生物多様性条約第10回締約国会議COP10」(愛知)で採択された侵略的外来種に関する「愛知目標9」の達成年(2020年)の中間年に当たる.本シンポジウムにおいては,国際的観点から,「外来種の侵入のパターンと…

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  • 森林総合研究所が収集したツキノワグマ <i>Ursus thibetanus</i> の頭骨標本リスト

    大井 徹, 岡 輝樹, 大西 尚樹, 石橋 靖幸, 高橋 裕史, 島田 卓哉, 鈴木 祥悟, 山田 文雄, 小泉 透 森林総合研究所研究報告 14 (3), 159-192, 2015

    森林総合研究所では、1985年度から2013年度に西日本 (中国、近畿、北陸) と東日本 (東北) で捕獲されたツキノワグマ<i>Ursus thibetanus</i> の頭部を1495個体分収集した。その内、696個体分の西日本産頭骨標本を関西支所に、559 個体分の東日本産頭骨を東北支所に保存している。京都産の240個体分は京都大学総合博物館に寄贈した。これらは、主に森林総合研究所の研究者…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • 福島原発事故の小型哺乳類における放射性セシウム濃度の経年変化

    山田 文雄, 友澤 森彦, 中下 留美子, 島田 卓哉, 川田 伸一郎, 菊地 文一, 小泉 透 日本森林学会大会発表データベース 125 (0), 400-, 2014

    【目的】福島第一原発事故(2011年3月)による放射性物質の影響を解明するために,地表土中性のアカネズミなど小型哺乳類を対象に放射性物質の変化を検討する.【方法】原発から30kmの福島県川内村調査地(高線量地,空間線量は平均3.6μSv/hr)と70kmの茨城県北茨城市調査地(低線量地,空間線量0.2μSv/hr)で2011年と2012年捕獲したアカネズミなどの骨格筋(骨格も含め)のセシウム濃度…

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  • 奄美大島のマングース対策に導入された探索犬の評価

    三谷 奈保, 諸澤 崇裕, 山下 亮, 喜岡 正吏, 後藤 義仁, 橋本 琢磨, 北浦 賢次, 山田 文雄, 阿部 愼太郎, 石川 拓哉 野生生物と社会 2 (1), 11-22, 2014

    The density of invasive alien mongooses on Amami-oshima Island has recently been controlled to a low level by trapping. Aiming for eradication, three dogs were specially trained to detect the …

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  • 絶滅危惧種アマミトゲネズミ<i>Tokudaia osimensis</i>の実験室環境における長期飼育

    篠原 明男, 山田 文雄, 樫村 敦, 阿部 愼太郎, 坂本 信介, 森田 哲夫, 越本 知大 哺乳類科学 53 (2), 335-344, 2013

    アマミトゲネズミ(<i>Tokudaia osimensis</i>)は奄美大島に生息し,性染色体がXO/XO型(2n=25)という特異的な生物学的特性を持っているが,絶滅に瀕している.そこで本研究ではアマミトゲネズミの保全および将来的な実験動物化を目的として,その長期飼育を試みた.鹿児島県奄美大島で捕獲されたアマミトゲネズミ7個体(雌6個体,雄1個体)を,一般的な実験動物と同様の飼育環境(環境…

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  • 千葉県の外来種アカゲザル問題を考える

    白井 啓, 川本 芳, 濱田 穣, 大澤 浩司, 東岡 礼治, 丸橋 珠樹, 丸山 康司, 常田 邦彦, 大井 徹, 山田 文雄, 浅田 正彦 霊長類研究 Supplement 29 (0), 28-, 2013

    ...環境省自然環境局野生生物課外来生物対策室)<br>  6.管理の目標設定とロードマップ 丸橋珠樹(武蔵大学)<br>  7.総合討論<br>  コメンテータ:社会倫理の点から 丸山康司(名古屋大学) これまでの外来種対策から 常田邦彦(自然環境研究センター) 和歌山のタイワンザル管理から 白井 啓(野生動物保護管理事務所)<br>  企画責任者:<br>  大井 徹(森林総合研究所・東京大学大学院農学生命科学研究科)<br> 山田文雄...

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  • 放射能影響を受ける野生哺乳類のモニタリングと管理問題

    山田 文雄, 大井 徹, 竹ノ下 祐二, 河村 正二 霊長類研究 Supplement 29 (0), 55-, 2013

    ...<br><br><b>5.総合討論「今後の対応と研究について」</b><br>  山田文雄・大井 徹(森林総合研究所),竹ノ下祐二(中部学院大学),河村正二(東京大学)<br><br>企画責任者 山田文雄(森林総合研究所)・大井 徹(森林総合研究所・東京大学大学院農学生命科学研究科)・仲谷 淳(中央農業総合研究センター)・竹ノ下祐二(中部学院大学)・河村正二(東京大学)...

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  • 福島第一原発事故後のアカネズミ尿中 8-OHdG濃度について

    友澤 森彦, 坂本 信介, 佐藤 淳, 山田 文雄, 小泉 透 霊長類研究 Supplement 29 (0), 89-, 2013

     福島第一原発事故によって放出された放射性物質の野生動物への影響は住民および国際社会の大きな関心事であるが,その遺伝的な影響や生理状態に及ぼす影響,またそれらのモニタリングの手法などについての情報は少ない.放射線被曝によって遺伝的な影響が生じる経路の一つとして細胞内の他の物質に放射線があたって生じた活性酸素が二次的に …

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  • 福島原発事故1年目と2年目の小型哺乳類における放射性セシウム濃度の変化

    山田 文雄, 友澤 森彦, 中下 留美子, 島田 卓哉, 川田 伸一郎, 菊池 文一, 小泉 透 霊長類研究 Supplement 29 (0), 90-, 2013

     福島第一原発事故(2011年 3月)による放射性物質の生態系での動態や野生動物の影響を把握するため,地表や土壌中を生活空間とし短寿命のアカネズミなど小型哺乳類を対象に,1)原発から30kmの福島県川内村の国有林(高線量地,空間線量は平均 3.6 μSv/hr,2011年 10月測定)と,2)70kmの茨城県北茨城市の国有林(低線量地,空間線量 0.2 μSv/hr,2011年 …

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  • オキナワトゲネズミ祖先 Y染色体およびneo-Xとneo-Yの進化過程

    村田 知慧, 黒木 陽子, 井本 逸勢, 山田 文雄, 城ヶ原 貴通, 中田 勝士, 黒岩 麻里 霊長類研究 Supplement 29 (0), 99-, 2013

     真獣類の Xと Y染色体はもともと一対の相同な常染色体であったが,現在ではごく小さな相同領域(偽常染色体領域:PAR)においてのみ組換えを起こす.PARは性染色体に常染色体領域(neo-X,neo-Y)が付加されることで拡大するが,その後に Y染色体 PARが欠失することで縮小する過程を経て進化したと考えられている.われわれはこれまでに,トゲネズミ属の共通祖先から分岐後のオキナワトゲネズミにお…

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  • 森林性ネズミ類における放射性セシウムの事故当年の蓄積実態

    山田 文雄, 友澤 森彦, 中下 留美子, 小泉 透, 島田 卓哉 日本森林学会大会発表データベース 124 (0), 397-, 2013

    福島第一原子力発電所事故(2011年3月)により放出された放射性物質は森林の落葉層や土壌表層に蓄積され,生態系での動態や野生動物の影響把握が求められる.地表や土壌中を生活空間とし,短寿命のアカネズミを対象に事故発生の7-9ヶ月後の放射性物質の蓄積の実態調査を行なった.調査地は1)原子力発電所から30kmの福島県川内村の国有林(川内調査地とよぶ,空間線量は平均3.6μSv/hr,10月下旬調査)と…

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  • 福島原発事故後の放射能影響を受ける野生哺乳類のモニタリングと管理問題に対する提言

    山田 文雄, 竹ノ下 祐二, 仲谷 淳, 河村 正二, 大井 徹, 大槻 晃太, 今野 文治, 羽山 伸一, 堀野 眞一 哺乳類科学 53 (2), 373-386, 2013

    東日本大震災が起きて約2年半が経過し,福島原発事故で放出された放射性物質による野生動物への蓄積と影響についての調査研究が取り組まれつつあるが,全体的な実態や野生動物の管理について,人間活動の制限もあり不十分な点が多い.このため本稿では,野生哺乳類のモニタリングや管理問題について,特にニホンザル<i>Macaca …

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  • 小集団化と遺伝的多様性を消失したオキナワトゲネズミ -希少種トゲネズミ 3種の生息調査と遺伝的多様性分析から

    木戸 文香, 城ヶ原 貴通, 黒岩 麻里, 越本 知大, 望月 春佳, 中家 雅隆, 村田 知慧, 三谷 匡, 山田 文雄 霊長類研究 Supplement 29 (0), 232-, 2013

     トゲネズミ属<i>Tokudaia</i>は沖縄島,徳之島及び奄美大島のみに生息する我が国の固有属で,島ごとに独立種を形成し,国指定天然記念物と環境省 RDB絶滅危惧Ⅰ類に指定されている.しかし,その生息状況把握を含め,具体的保全策は図られていないのが現状である.そこで,本属 3種の生息状況と遺伝的多様性について検討した.本属 …

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  • 環境省の行政事業レビューへの研究者の対応―効果的・効率的外来哺乳類対策の構築に向けて―

    山田 文雄, 石井 信夫, 池田 透, 常田 邦彦, 深澤 圭太, 橋本 琢磨, 諸澤 崇裕, 阿部 愼太郎, 石川 拓哉, 阿部 豪, 村上 興正 哺乳類科学 52 (2), 265-287, 2012

    政府の府省が進める各種事業の透明化と無駄遣いの防止をねらいとする「行政事業レビュー」において,2012年度に環境省の「特定外来生物防除等推進事業」が「抜本的改善」という厳しい評価を受けた.この事業レビューでは,おもにフイリマングース<i>Herpestes auropunctatus</i>(特定外来生物法ではジャワマングース<i>H. …

    DOI Web Site 参考文献42件

  • 京都府で有害捕獲されたツキノワグマの性・年齢構成の特徴

    大井 徹, 大西 尚樹, 山田 文雄, 北原 英治 哺乳類科学 48 (1), 17-24, 2008

    京都府のツキノワグマは,由良川(福知山市より下流部)の東側に分布する丹波個体群と西側に分布する丹後個体群に分かれるが,丹波個体群では,丹後個体群より若齢のオスがより多く有害捕獲される傾向が認められた.その原因を明らかにするために捕獲方法,捕獲理由,捕獲月,捕獲場所の景観,メスの分布と捕獲されたオスの年齢の関係を検討した.捕獲地点の分布を検討したところ,性成熟したオスは,交尾期になると,性成熟した…

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献23件

  • 奄美大島の森林におけるイヌの食性 : 特に希少種に対する捕食について

    亘 悠哉, 永井 弓子, 山田 文雄, 迫田 拓, 倉石 武, 阿部 愼太郎, 里村 兆美 保全生態学研究 12 (1), 28-35, 2007

    2000年5月から2006年11月までの間に、奄美大島の森林で採集した135個のイヌの糞の内容物分析を行った。出現頻度では、アマミノクロウサギが45.2%、アマミトゲネズミが23.7%、ケナガネズミが20.0%と高い値を示し、これらの種がイヌの影響を最も受けやすい種であると考えられた。これらの種は特別天然記念物および天然記念物に指定されており、イヌ対策の重要性はきわめて高いといえる。奄美大島では…

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献17件

  • 奄美大島におけるマングースを頂点としたシンク食物網

    亘 悠哉, 前園 泰徳, 阿部 愼太郎, 石田 健, 山田 文雄, 宮下 直 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ52 (0), 794-794, 2005

    奄美大島の森林は,アマミノクロウサギやルリカケスなどをはじめ多くの固有種が生息する貴重な生態系である.しかしながら,1990年代初期ごろから外来捕食者マングースが森林地域に侵入し始め,多くの在来脊椎動物が減少しているといわれている.一方で,演者は一部の昆虫がマングース定着域で増加している可能性を過去に示した(2002年度哺乳類学会).マングースの影響評価はこれまで主として食性分析によりなされてき…

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  • マングース侵入後のアマミノクロウサギの分布減少

    山田 文雄, 杉村 乾, 阿部 慎太郎 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ52 (0), 130-130, 2005

    マングースが奄美大島(名瀬市)に導入されたのは1979年頃であるが,アマミノクロウサギ(以下,クロウサギという)の主要な生息地の森林に侵入したのは1990年代初期前後と考えられる.マングース侵入後のクロウサギの分布変化やマングース駆除(2000年以降)の効果に関して自動カメラ法と糞粒法で検討した.自動カメラ法(2001-2004年調査)でみると,クロウサギの撮影頻度はマングースの侵入時期の古い高…

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  • 希少猛禽類生息地における餌動物としてのノウサギ分布と哺乳類相

    山田 文雄, 安藤 元一 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ52 (0), 393-393, 2005

    近年,希少猛禽類の減少が問題とされ,その原因として餌動物の生息減少が指摘されている.ノウサギは中間的な体サイズ(体重2-4kg)と数の多さのために,ワシ,タカなどの猛禽類や肉食獣の餌となり,生態系の中で重要な役割を担っている.希少猛禽類のクマタカ生息地の群馬県利根村の約2,000haの森林を対象に,糞粒法によるノウサギ生息数と森林環境との関係を検討し,あわせて,ライトセンサス法及び自動カメラ法に…

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  • 奄美大島における森林環境の変化と鳥獣類の生息数の変動傾向について

    杉村 乾, 山田 文雄 日本林学会大会発表データベース 115 (0), E45-E45, 2004

    奄美大島では90年代初頭まで続いた大規模な森林伐採がほぼ終息した後,外来種であるマングースの分布拡大が顕著となった。そこで,1985年から2003年にかけて行われた鳥類とアマミノクロウサギなどの生息調査の結果を森林環境の変化と比較対照した。その結果,調査対象の21種のうち15種が減少傾向にあることが確認された。また,生息数変化の地域的差について解析したところ,ルリカケス,アカヒゲ,ズアカアオバト…

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  • 群集動態を考慮した生態系管理の課題と展望:奄美大島における外来種問題の事例

    石田 健, 宮下 直, 山田 文雄 保全生態学研究 8 (2), 159-168, 2003

    外来種の駆除が課題となっている生息地の生態系管理の問題点を紹介し今後の課題を議論した. 複数の外来種が生息している場合に, 一方の種だけを駆除すると, 他の外来種が増加して在来の生物群集に新たな影響を与えることが知られ始めており, その事例とモデルを紹介した. 外来種のジャワマングース(Herpesj jabanicus)の駆除事業が実施されている南西諸島の奄美大島では, …

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  • ニホンツキノワグマ(<i>Selenarctos thibetanus japonicus</i>)の繁殖指標としての卵巣と子宮の形態学的観察

    片山 敦司, 坪田 敏男, 山田 文雄, 喜多 功, 千葉 敏郎 日本野生動物医学会誌 1 (1), 26-32, 1996

    1991年3月から1993年8月までの間に, 岐阜県および京都府で捕殺された雌ニホンツキノワグマ(<i>Selenarctos thibetanus japonicus</i>)19頭の生殖器の肉眼的および組織学的観察により, 性成熟年齢, 排卵数, 着床数, 一腹産子数および繁殖歴などを推定した。卵巣の重量および大きさは加齢に伴って増加の傾向を示した。その傾向は未成熟個体で顕著であり, …

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  • ノウサギによる広葉樹苗木への食害に対する防止例

    山田 文雄, 井鷺 裕司 野兎研究会誌 16 (0), 21-26, 1989

    ヒノキ25年生人工林の群状伐採跡地(14×14mの6カ所,7×7mの18カ所)に,5種の広葉樹苗木(樹高約1m,根元直径約1cm)を植栽したところ,ノウサギLepus brachyurusによる食害が発生したので,ポリネットと筒状金網柵("cylinder" type protector)による食害防止法を試みた。ポリネットによる防止効果は一部では認められたが,全体的には良好でなかった。一方,筒…

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  • 広葉樹苗木に対するノウサギLepus brachyurusの食害

    山田 文雄, 井鷺 裕司 野兎研究会誌 15 (0), 9-17, 1988

    ヒノキ25年生人工林の伐採跡地(20×30m)に,5種の広葉樹苗木(標高約1m,根元直径約1cm)を植栽したところ,ノウサギLepus brachyurusによる食害が発生した。食害はほとんど主軸や個枝に対する非採食切断型であった。食害の発生季節は5-10月(1986年)の期間であった。この試験地に侵入したノウサギはその糞量から判断して若干数と思われた。ノウサギは,この試験地に隣接する二次林(ウ…

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  • 枝打ちヒノキの落枝に対するノウサギの採食行動

    山田 文雄, 柴田 叡弌 野兎研究会誌 15 (0), 1-7, 1988

    枝打ち作業が終了した直後の8年生ヒノキ造林地において,地上に落下したヒノキ枝の主に樹皮部分をノウサギが剥皮採食した。枝打ちは1987年11月13日と同19日に実施されたが,この剥皮行動は11月13日に枝打ちされた枝に対してだけ認められた。ノウサギの出現数は糞量から推定して少数と思われた。剥皮された枝は,枝打ちで落下した枝の約7%の割合で出現した。1本当たりの剥皮数は2.2ヶ所で,その大きさは長さ…

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  • 人工照明による植物栽培について

    高田 実, 庄田 新一, 十徳 周一, 山田 文雄, 志賀 英夫 照明学会誌 41 (9), 412-420, 1957

    Effects of the light of the fluorescent lamps on cultured plants and their storage were investigated by the writers through a series of experiments.<BR>Used as a supplementary light in the early …

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