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検索結果 810 件

  • 中国・四国地方における卵巣癌に対する分子標的治療薬の使用状況およびコンパニオン検査が与えるHBOC診療への影響の調査

    田中 圭紀, 齋藤 渉, 下屋 浩一郎, 日比野 佑美, 松岡 敬典, 新垣 亮輔, 依光 正枝, 末岡 幸太郎, 青江 尚志, 平林 啓, 氏原 悠介, 古宇 家正, 前川 正彦, 山本 寄人, 白山 裕子, 中村 紘子, 早田 裕, 伊藤 裕徳, 春間 朋子, 藤田 志保, 石川 雅子, 奈良井 曜子, 小松 宏彰, 大石 徹郎, 卜部 理恵, 嶋村 勝典, 野中 道子, 田中 教文, 清水 美幸, 本郷 淳司 日本婦人科腫瘍学会雑誌 42 (1), 6-15, 2024-01-25

    <p>概要:本研究は卵巣癌において使用可能な分子標的治療薬の中国・四国地方での使用状況を調査し,共有することを目的とした.</p><p>初発・再発卵巣癌患者で2021年1月1日から2021年12月31日の期間に分子標的治療薬を用いた症例を対象として後方視的に検討した.</p><p>相同組換え修復欠損(Homologous Recombination …

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  • ムカデ咬症後に発症したKounis症候群の 1 例

    野﨑 哲, 稲葉 基高 日本病院総合診療医学会雑誌 19 (6), 409-413, 2023-11-30

    症例は70代男性。来院3年前, 右冠動脈病変, 左前下行枝病変に対し経皮的冠動脈ステント留置を施行された。ムカデ咬症後, 全身の紅斑と掻痒及び呼吸困難感を自覚し救急搬送された。ムカデ咬症によるアナフィラキシーと診断された。アドレナリン投与後も呼吸困難感持続し, モニター心電図上 II 誘導でST上昇認めた。12誘導心電図で II,III,aVf …

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  • 眼窩下神経由来を疑う眼窩内神経鞘腫の1例

    小原 慎一, 安積 昌吾, 駒越 翔, 永廣 楓, 宮森 和詞 日本形成外科学会会誌 43 (8), 447-451, 2023-08-20

    <p> Neurinomas are benign tumors that can emerge systemically from Schwann cells, but rarely arise in the orbit, accounting for only 2.1% to 6.8% of intraorbital tumors. Herein, we report a case of …

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  • 特集 救急対応ドリル-外来から在宅までの60問! 問題:Q1〜Q60

    大國 皓平, 樋口 真司, 山中 克郎, 宗像 慧太, 柴田 恵多, 佐藤 萌子, 西村 勝治, 神野 定男, 湊 しおり, 高橋 平安彦, 原田 芳巳, 伊藤 涼, 友田 義崇, 粟屋 幸一, 堀井 聡, 藤原 英晃, 本多 寛之, 大西 秀樹, 藤原 靖士, 北川 正史, 田 直子, 山田 万里央, 北野 夕佳, 西山 充, 百武 美沙, 鈴木 康平, 田邊 克幸, 原田 亮, 矢野 裕之, 金城 光代, 本村 悠馬, 福岡 秀規, 土肥 栄祐, 石岡 みさき, 田中 厚, 植田 育也, 安達 彩織, 融 衆太, 内原 俊記, 木野村 賢, 長谷川 功, 山野井 友昭, 那須 淳一郎 総合診療 33 (4), 408-428, 2023-04-15

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  • 特集 救急対応ドリル-外来から在宅までの60問! 解答:A1〜A60

    大國 皓平, 樋口 真司, 山中 克郎, 宗像 慧太, 柴田 恵多, 佐藤 萌子, 西村 勝治, 神野 定男, 湊 しおり, 高橋 平安彦, 原田 芳巳, 伊藤 涼, 友田 義崇, 粟屋 幸一, 堀井 聡, 藤原 英晃, 本多 寛之, 大西 秀樹, 藤原 靖士, 北川 正史, 田 直子, 山田 万里央, 北野 夕佳, 西山 充, 百武 美沙, 鈴木 康平, 田邊 克幸, 原田 亮, 矢野 裕之, 金城 光代, 本村 悠馬, 福岡 秀規, 土肥 栄祐, 石岡 みさき, 田中 厚, 植田 育也, 安達 彩織, 融 衆太, 内原 俊記, 木野村 賢, 長谷川 功, 山野井 友昭, 那須 淳一郎 総合診療 33 (4), 430-463, 2023-04-15

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  • Readout-segmented EPIの体動時における再収集機能の検討

    吉村 祐樹, 杉本 昂平, 宮原 可名恵 日本放射線技術学会雑誌 79 (6), 537-543, 2023

    <p>Readout-segmented echo planar imagingには体動があった場合に再収集を行う機能を有しており,ファントムを動かして撮像を行うことで再収集機能の特性を明らかにした.連続的な体動における体動回数,体動角度,体動時間帯,断続的な体動における体動時間帯と体動回数を変化させたときの再収集機能OffおよびOnの画像と体動のない画像でピクセルごとの信号強度をSpearma…

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献12件

  • 膵管癒合不全に合併した膵管内乳頭粘液性腫瘍に対して尾側膵亜全摘を行った1例

    三宅 英輝, 藤 智和, 仁熊 健文, 児島 亨, 熊野 健二郎, 梶岡 裕紀, 片山 哲也, 櫻井 湧哉, 成田 周平, 岡 凌也, 能勢 聡一郎 日本消化器外科学会雑誌 55 (12), 758-764, 2022-12-01

    <p>症例は74歳の女性で,膵炎の診断で前医入院加療された際に膵管内乳頭粘液性腫瘍(intraductal papillary mucinous neoplasm;以下,IPMNと略記)を指摘され当院紹介となった.ERCPを含む画像精査にて膵管癒合不全を認め,Santorini管はびまん性の拡張を認めた.拡張膵管内に明らかな壁在結節は指摘されず,膵液細胞診はClass …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献21件

  • COVID-19を契機に発見された右下葉肺癌に対してCOVID-19治癒後に肺葉切除術を施行した1例

    奥谷 大介, 片岡 正文 日本呼吸器外科学会雑誌 36 (7), 833-837, 2022-11-15

    <p>75歳,男性.間質性肺炎の既往あり.会合に出席後SARS-CoV-2陽性と判明したが無症状であった.発症7日目に呼吸困難を自覚した.CTでは,肺癌が疑われる4.1 cmの腫瘍が右下葉に認められた.また両側肺野にびまん性スリガラス陰影や左右底区に優位な網状影が認められた.COVID-19の重症度は中等症IIと評価され入院加療した.入院17日目に退院となった.</p><p>経過観察のため発症7…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献13件

  • メトホルミンの過量服薬により乳酸アシドーシスと急性腎不全を呈した2型糖尿病の1例

    渡邉 聡子, 勅使川原 早苗, 國方 友里亜, 三嶋 麻揮, 田原 稔久, 今井 佑輔, 金藤 光博, 田村 友和, 桃木 律也, 小武 和正, 利根 淳仁, 中塔 辰明 糖尿病 65 (4), 188-194, 2022-04-30

    <p>メトホルミンの過量服薬を契機に乳酸アシドーシス,急性腎不全を呈した2型糖尿病の1例を経験したので報告する.症例は50歳代男性.入院2週間前より気分の落ち込み,食欲不振を認めていた.入院2日前の採血で血清Cre 1.50 mg/dL,血糖247 mg/dL,血液ガス分析では異常を認めず,入院前日の採血ではCre 1.42 mg/dLであった.入院前日の夜にメトホルミンを推定4000 …

    DOI 医中誌

  • 外傷性横隔膜損傷に対して胸腔鏡下横隔膜修復術を施行した1例

    奥谷 大介, 片岡 正文 日本呼吸器外科学会雑誌 36 (2), 163-166, 2022-03-15

    <p>下位肋骨骨折の骨片にて横隔膜が損傷された症例では損傷部からの出血は少量だが止血が得られにくいことがある.今回われわれは下位肋骨骨折の骨片が原因となった外傷性横隔膜損傷の1例を経験した.症例は73歳,女性.椅子の上で作業中,転落し左側胸部を打撲した.CTにて左第8,9,10肋骨の骨折,左血胸が認められた.特に第10肋骨の鋭利な骨片は胸腔内へ突出していた.ドレーン留置後12時間における胸腔ドレ…

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  • 病院健康フェアでの肝炎ウイルス検査受検勧奨方法による効果検証

    矢鍋 之照, 池田 房雄, 藤岡 真一, 遠藤 裕美, 平田 晶代, 赤木 紀代子, 権代 好美, 有岡 明美, 鋼 雅美, 木村 泰治, 川上 万里, 大澤 俊哉 肝臓 63 (1), 9-15, 2022-01-01

    <p>当院病院健康フェア(フェア)で肝炎ウイルス検査受検勧奨イベントを企画した.2018年は参加者に肝炎啓発リーフレットを配布し検査勧奨と案内を行った.後日希望者15人が外来受診した(参加者の0.8%).2019年は当日受検し結果説明も聞けるよう工夫したところ希望者が70人に増えた(参加者の7%,P<0.0001).受検者は2018年11人(0.6%)に対し2019年は40人(4%)で有意に増加…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献4件

  • 下部消化管内視鏡検査時に発症した左横隔膜ヘルニア嵌頓の1例

    岡 凌也, 大谷 剛, 坂本 美咲, 竹原 裕子, 奥谷 大介, 片岡 正文 日本臨床外科学会雑誌 83 (5), 854-859, 2022

    <p>症例は74歳,男性.5年前に交通外傷による右肋骨骨折,右血気胸の既往があった.今回,貧血と腫瘍マーカー上昇の精査のため下部消化管内視鏡検査を施行したところ,左胸腹部痛が出現した.CTにて左横隔膜ヘルニアと脱出した結腸の嵌頓を認めたため,緊急手術を行った.開腹で手術を開始し腸管を還納したが,術野展開の困難さから胸腔鏡補助下に横隔膜縫縮によるヘルニア修復を行った.横隔膜ヘルニアは外傷による横隔…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献21件

  • 小学4年生を対象とした静的ストレッチングの取り組みによる効果検証

    津島 愛子, 三村 由香里, 棟方 百熊 日本健康相談活動学会誌 16 (2), 34-44, 2021-12-25

    <p>本研究の目的は、小学4年生を対象に安全で簡単な静的ストレッチングを実施し、その効果を長座体前屈や運動器検診の結果を用いて検証し、学校において実行可能で効果的な静的ストレッチングの実施方法を明らかにすることである。岡山県公立小学校6校に在籍する小学4年生645人を対象とした。静的ストレッチングを月1回実施群81人、週1回実施群102人、週3回実施群109人、非実施群353人の4つの群で調査し…

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  • 長期生存を得た肝転移乳房外 Paget 病の 1 例

    内藤 聖子, 神野 泰輔, 山﨑 修, 森実 真, 野村 隼人, 河田 真理子, 吉富 惠美, 荒川 謙三 西日本皮膚科 83 (5), 431-435, 2021-10-01

    <p>70 歳,女性。初診の2 年前より外陰部に紅斑を自覚し,徐々に拡大した。前医初診時, 大陰唇から肛門部にかけて広範囲に紅色局面があり,びらんと結節を認めた。皮膚生検で乳房外 Paget 病と診断され,腫瘍切除術+皮弁形成術を施行した。切除標本では Paget 細胞が表皮内および真皮内に胞巣をなして増殖していた。病期Ⅱで切除断端が陽性であったため術後に放射線療法と weekly …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献28件

  • 術後病理検査で虫垂原発神経内分泌分化を伴う腺癌と診断された1例

    梶岡 裕紀 日本腹部救急医学会雑誌 41 (5), 351-354, 2021-07-31

    <p>われわれは神経内分泌分化を伴う虫垂原発腺癌の1例を経験したので報告する。症例は34歳の女性で,腹痛を主訴に近医を受診し,虫垂炎疑いで当院を紹介受診した。CT検査で周囲脂肪織濃度の上昇を伴う虫垂腫大を認め,急性虫垂炎の診断となり,同日緊急で腹腔鏡下虫垂切除を施行した。肉眼的には切除標本上で虫垂腫瘍の存在を認識できなかったが,病理検査で神経内分泌分化を伴う腺癌と診断された。虫垂切除1ヵ月後にD…

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  • 膵頭十二指腸切除術後の消化管吻合部潰瘍発症例の検討―外来診療における注意点について―

    陶守 貫人, 児島 亨, 三村 哲重 日本消化器病学会雑誌 118 (1), 61-69, 2021-01-10

    <p>2003年から2017年に膵頭十二指腸切除術を行った438例を対象とし,膵頭十二指腸切除術後の消化管吻合部潰瘍発症のリスク因子と対策を検討した.吻合部潰瘍発症を29例で認め,そのリスク因子を術式,術後耐糖能障害,H2受容体拮抗薬,プロトンポンプ阻害薬(PPI)の内服の有無を独立変数として選択し,多変量解析を行った結果,PPIの内服のみが有意差を認めた(P<0.001,オッズ比:0.15).…

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  • 学校の定期健康診断でスクリーニングされる児童生徒の運動器疾患と保健調査票の妥当性の検証

    津島 愛子, 三村 由香里, 林 正典 日本整形外科スポーツ医学会雑誌 41 (1), 12-19, 2021

    <p>本研究の目的は,学校の定期健康診断でスクリーニングされる児童生徒の運動器疾患を明らかにしたうえで,その運動器疾患と日本学校保健会が作成している保健調査票の妥当性を感度・特異度を用いて検証することである.対象は,小・中学校および高校に在籍する児童生徒1,214人である.学校定期健康診断を契機に発見された運動器疾患は42人(3.5%)であった.そのうち脊柱側弯症26人(61.9%),次いで下肢…

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  • 腹膜透析を受けている高齢者の主介護者の介護負担感と関連要因

    桐明 あゆみ, 下山 節子, 森山 智文, 深水 圭, 三橋 睦子, 西津 規, 大脇 浩香, 木庭 薫, 菅原 園子, 小山 由香里, 今村 朋子, 加藤 ひろみ, 今井 早良, 河原田 康貴 日本透析医学会雑誌 54 (6), 271-281, 2021

    <p>【目的】腹膜透析を受ける高齢者を介護する主介護者の介護負担感に関連する要因を明らかにする.【方法】九州,中国,関東地方の6病院を共同研究施設とし,152名の腹膜透析を受ける高齢者の主介護者を対象に,自記式質問紙調査を実施した.有効回答が得られた96名を対象に,主介護者と被介護者の属性,介護状況を説明変数,介護負担感を目的変数とした数量化Ⅰ類を用いた分析を行った.【結果】介護による夜間の覚醒…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献10件

  • 経気管支生検後に膿胸を発症した肺癌の2例

    奥谷 大介, 片岡 正文, 清水 大 日本呼吸器外科学会雑誌 34 (6), 582-587, 2020-09-15

    <p>診断的気管支鏡検査後の合併症である肺膿瘍が穿破して膿胸に至る症例は稀である.我々は肺癌に対する経気管支生検後,肺膿瘍から膿胸へ進展した症例を2例経験した.1例目は68歳男性.左舌区中枢に存在する47×34 mmの腫瘤とPET-CTにて有意に集積する大動脈傍リンパ節の腫大を認める扁平上皮癌c-Stage …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献4件

  • EPI シーケンスにおける腹部呼吸抑制の有用性

    吉村 祐樹, 鈴木 大介, 宮原 可名恵 日本放射線技術学会雑誌 76 (4), 385-393, 2020

    <p>The upper abdomen was imaged with diffusion weighted images for free breathing and respiratory suppression using single shot-echo planar imaging (SS-EPI) and readout segmented-EPI (RS-EPI). We …

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献16件

  • 小学5年生に対する10ヵ月の静的ストレッチングプログラムがOsgood-Schlatter病の罹患率に与える影響

    津島 愛子, 三村 由香里, 林 正典 日本整形外科スポーツ医学会雑誌 40 (1), 98-104, 2020

    <p>本研究は,小学5年生に対する10ヵ月の静的ストレッチングがOsgood-Schlatter病(OSD)の罹患率に与える影響について調査することを目的とした.OSDの既往がない小学生5年生を対象とし,静的ストレッチングプログラム実施群(SS群)92名,ストレッチングプロブラム非実施群(CON群)79名とした.SS群は,10ヵ月間,週5回,静的ストレッチングを実施した.ストレッチング取組後,O…

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  • 限局型自己免疫性膵炎の1例

    安梅 努, 塚本 久美子, 岡本 梓, 三宅 愛子, 泉 英恵, 松下 健一, 小玉 亜梨奈, 今井 一美, 山上 祐貴, 藤井 雅邦, 藤岡 真一 超音波検査技術抄録集 45 (0), S119-S119, 2020

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  • Peutz-Jeghers症候群の14例における悪性腫瘍の合併に関する検討

    岩室 雅也, 豊川 達也, 森藤 由記, 松枝 和宏, 堀 伸一郎, 吉岡 正雄, 田中 健大, 川野 誠司, 岡田 裕之 日本消化器病学会雑誌 116 (12), 1015-1021, 2019-12-10

    <p>計6施設より14症例(男性7例,女性7例)のPeutz-Jeghers(PJ)症候群症例の情報を収集し,悪性腫瘍の合併率およびその特徴を解析した.平均観察期間は10.1年(0~34年)であり,1例は原発不明癌で死亡したが,残りの13例は生存中であった.悪性腫瘍の合併は6例(42.9%)で認めた.内訳は子宮頸癌3例,乳癌1例,十二指腸癌1例,横行結腸癌1例,原発不明癌1例であり,1例は子宮頸…

    DOI PubMed 医中誌

  • 高齢者のカート歩行と認知機能の関係

    上村 亜矢, 中村 光, 原田 一生 Japanese Journal of Health Promotion and Physical Therapy 9 (3), 127-131, 2019-10-15

    <p>[目的]高齢者のカート歩行と認知機能の関係を検討した。[方法]対象は地域在住高齢者28名(男12,女16,平均77.1歳)。3種の認知機能検査成績および歩行データを収集した。後者については,5m歩行とTimedUpandGoTest(TUG)を設定し,それぞれで通常歩行,カート歩行,カート歩行に連続減算課題を付したカート付加課題歩行を実施し,歩行時間とTUG …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献8件

  • 退形成膵管癌術後10年目の異時性膵管癌に対して残膵全摘出術を施行した1例

    大倉 友博, 仁熊 健文, 児島 亨, 渡辺 信之, 能勢 聡一郎, 三村 哲重 日本消化器外科学会雑誌 52 (10), 582-589, 2019-10-01

    <p>症例は86歳の女性で,76歳の時に膵頭部癌の術前診断で亜全胃温存膵頭十二指腸切除術を施行した.術後病理組織学的検査にて,紡錘細胞型退形成膵管癌と診断した.術後補助化学療法を施行後,再発を認めず経過観察としていたが,術後10年目に血清CEAの上昇を認めた.腹部造影CTにて残膵断端に腫瘤性病変と残膵膵管の拡張を認め,超音波内視鏡下穿刺吸引生検によりadenocarcinomaの診断を得たため,…

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献20件

  • 腹腔内出血をきたした食道癌多発肝転移の1例

    光井 恵麻, 片岡 正文, 稲葉 基高 日本腹部救急医学会雑誌 39 (6), 1117-1119, 2019-09-30

    <p>72歳男性。食道癌術後経過観察中,術後3年目に急速に出現,増大した多発肝腫瘍から腹腔内出血をきたした。緊急経カテーテル的肝動脈塞栓術(以下,動脈塞栓術)で止血したのち,食道癌多発肝転移と診断し化学療法を導入し効果が認められ,外来通院が可能となった。しかし化学療法導入5ヵ月後に肝転移が急速に増大し肝不全のため死亡した。腹腔内出血を契機に発症し動脈塞栓術と化学療法が有効であった食道癌多発肝転移…

    DOI 医中誌

  • 岡山県におけるICT(information and communication technology)を用いた救急医療情報システム導入の現状と課題

    池上 徹則, 則安 俊昭, 福岡 敏雄, 中尾 篤典, 荻野 隆光, 實金 健, 森本 直樹, 桐山 英樹, 藤原 俊文, 氏家 良人 日本臨床救急医学会雑誌 22 (3), 499-506, 2019-06-30

    <p>岡山県の消防は政令指定都市から過疎地域までさまざまな背景をもった14の消防機関から成り立っている。県は2016(平成28)年10月にICTを用いた新たな救急搬送システムを導入し,開始から3カ月後の12月に医療機関と消防機関に対して利用状況のアンケートを実施した。その結果,応需情報共有機能や搬送実績共有機能など有用と考えて導入された機能が,消防にも医療機関でも十分に活用されているとはいえず運…

    DOI Web Site 医中誌

  • インスリンポンプ療法からSAP療法への治療変更効果に関する後ろ向き観察研究

    山口 哲志, 利根 淳仁, 勅使川原 早苗, 渡邊 真由, 片山 晶博, 宮本 聡, 江口 潤, 中司 敦子, 樋口 千草, 小川 大輔, 四方 賢一, 和田 淳 糖尿病 62 (5), 315-321, 2019-05-30

    <p>本研究はSAP導入後の効果を検討するため,CSIIからSAPに変更後1年以上経過した1型糖尿病22症例を解析した後ろ向き観察研究である.HbA1cはSAP前と比較して6ヵ月(6M)では不変,12Mで有意に低下した(各々7.6±0.7 %,7.4±0.9 %,7.1±0.9 %).6Mの時点でHbA1c 0.1 %以上低下した群を6M低下群,変化なし又は0.1 …

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  • 異時性に肺転移を認めた前立腺間質性腫瘍の1例

    奥谷 大介, 片岡 正文 日本呼吸器外科学会雑誌 33 (1), 7-11, 2019-01-15

    <p>前立腺間質性腫瘍は前立腺に固有な間質から発生する腫瘍であり,2004年のWHO分類にてStromal tumor of uncertain malignant potential(STUMP)とStromal sarcoma(SS)に分類される.STUMPは組織学的に核分裂像,壊死,間質の異常増殖を認めない点でSSと鑑別される.STUMPは良好な経過をたどることが多いのに対しSSの3年生存…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献6件

  • 高齢透析患者の抱える問題点と今後の展望

    丸山 啓輔, 平松 信 日本下肢救済・足病学会誌 11 (1), 10-16, 2019

    わが国の透析患者は高齢化の傾向が続いている.高齢者は加齢による種々の機能低下や複数の合併症を有することが多く,さらにはサルコペニア・フレイル・認知症などの問題もあり介護と支援が必要となることが多い.高齢者の透析医療においては,透析療法の導入が患者にとって医学的利益があるかを熟慮し,血液透析(HD)と腹膜透析(PD)の選択では,それぞれの利点と欠点を十分に検討するとともに,quality of …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献25件

  • 人工呼吸器管理となったARDSに対する早期からの腹臥位管理が著効した一症例

    遠藤 彬浩, 佐野 晋作, 額田 勝久, 奥谷 珠美 理学療法学Supplement 46S1 (0), A-40_2-A-40_2, 2019

    <p>【背景】</p><p> 近年,重症の急性肺炎の管理として注目されている方法に腹臥位療法がある. 2014年のLeeらの報告によると腹臥位療法は10時間/日以上の腹臥位時間を確保できたプロトコルのみ有効と報告している.長時間の腹臥位管理を行うためにはマンパワーと安全管理に配慮が必要だが,特別な機材を必要としない方法である.今回,統合失調症が既往にあり,急性呼吸窮迫症候群(ARDS)にて挿管人…

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  • 遷延化する疼痛の解釈に超音波検査が有用であった上腕骨後方脱臼骨折の1症例

    額田 勝久 理学療法学Supplement 46S1 (0), H2-169_2-H2-169_2, 2019

    <p>【症例紹介】</p><p>バイクで滑って転倒し受傷した60歳代の女性.受傷当日,当院受診し左肩関節後方脱臼,上腕骨大結節骨折の診断を受ける(Neerの分類:groupⅣ大結節骨折2-part).受傷後5日目:観血的整復固定術施行(Delto-pectoral approach,CCS固定).術後4日目:術後理学療法開始,(禁忌)肩関節90°以上の挙上,内旋,水平内転.術後5週目:禁忌解除…

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  • 足関節内果開放骨折術後に対し軟部組織損傷を考慮しながら可動域改善を図った1例

    丸木 裕貴 理学療法学Supplement 46S1 (0), H2-223_2-H2-223_2, 2019

    <p>【症例紹介】</p><p> Lauge-Hansen分類(以下:L-H分類)PER型stageⅣはROM制限に限らず,足関節脱臼骨折の中でも最も機能予後が悪いとされている.本症例は60歳代女性,入院前ADLは杖歩行自立レベル.舞台から転落して受傷,左足関節脱臼骨折(L-H分類 PER型 stageⅣ)と診断され,1週間の創外固定を行った.POD:7には観血的整復内固定術を行った.POD:2…

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  • 更年期障害に対して駆瘀血剤に抑肝散加陳皮半夏を併用し有効だった10症例

    中村 祐子, 奥田 博之, 後藤 由佳, 勅使川原 早苗 日本東洋医学雑誌 70 (4), 344-354, 2019

    <p>更年期障害の治療において,更年期女性を「証」に基づき個別的総合評価を行い,治療薬を選択する漢方治療は有用である。中でもホルモン補充療法(hormon replacement therapy 以下HRT)禁忌,または HRT を希望しない場合はその有用性が高いと考える。今回我々は漢方的指標を用いて証を判断し駆瘀血剤に抑肝散加陳皮半夏を併用し有効だった症例を経験したので報告する。</p>

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献2件

  • 子どもメディカルラリーによる小学生への応急手当実習導入の試み

    伊藤 裕介, 佐藤 秀峰, 澤野 宏隆, 林 靖之, 稲葉 基高, 須田 高之, 明石 浩嗣, 藤原 雅宏, 大和田 均, 大西 光雄 日本臨床救急医学会雑誌 21 (6), 709-714, 2018-12-31

    <p>院外心停止患者に対する一般市民の応急手当の実施は非常に重要であるが,その教育の導入年齢については各国で異なる。われわれは小学生に応急手当の講習を行い,その教育効果を評価し,実習導入の適正年齢を検討した。方法は,子どもメディカルラリーに参加した小学5・6年生102名のうち37名の応急手当の質を評価した。子どもの体重の中央値は34(30〜39)kg …

    DOI Web Site 医中誌

  • 3回目の肝切除術の周術期血糖管理に人工膵臓(STG-55)を用いて良好な経過を得た1型糖尿病の1例

    渡辺 恭子, 前田 英紀, 庄島 蘇音, 武田 昌也, 中塔 辰明, 伏見 卓郎, 児島 亨, 仁熊 健文, 赤在 義浩, 三村 哲重 糖尿病 61 (9), 593-599, 2018-09-30

    <p>周術期血糖コントロールは術後の感染予防や合併症予防のために重要であるが,高血糖や厳格な血糖管理による低血糖にて治療に難渋することが多い.今回,緩徐進行1型糖尿病患者(SPIDDM)の大腸がん術後の3回目の肝転移の手術に,人工膵臓(AP:STG-55:日機装)を用い良好なコントロールを得た.インスリン使用量(手術開始から24時間)は従来のスライディングスケール法で1回目38単位,2回目18単…

    DOI 医中誌

  • 副腎皮質腺腫破裂による腹腔内出血に対し緊急Interventional Radiology (IVR)止血後,腹腔鏡下切除を施行した1例

    本郷 貴識, 稲葉 基高, 安井 光太郎 日本腹部救急医学会雑誌 38 (5), 853-856, 2018-07-31

    <p>症例は79歳女性。左側腹部痛を主訴に近医を受診,単純CT検査の結果,腹腔内出血を疑われて当院に転院した。来院時のバイタルサインは安定しており,造影CT検査では左副腎腫瘍の破裂所見と血管外漏出像を認めた。副腎腫瘍出血の診断で緊急Interventional Radiology(以下,IVR)を施行,左中副腎動脈と上副腎動脈の責任血管にゼラチンスポンジを用い止血した。術後経過は良好で術後第8病…

    DOI 医中誌 被引用文献1件

  • 乳腺化生癌の2例

    元木 崇之, 岩本 高行, 大森 昌子, 松岡 順治 岡山医学会雑誌 130 (1), 19-23, 2018-04-02

    We treated two patients with a rare metaplastic carcinoma of the breast. Patient 1:A 32-year-old woman presented with a rapidly growing mass( 7cm) in her right breast. We diagnosed cT3N0M0 Stage IIB …

    DOI 機関リポジトリ Web Site ほか2件 参考文献8件

  • 鼠径部に二次性膿瘍を形成したStreptococcus constellatusによる子宮留膿腫の1例

    伏見 卓郎, 稲葉 基高, 野崎 哲, 丸山 昌伸, 高畑 隆臣 日本腹部救急医学会雑誌 38 (3), 559-561, 2018-03-31

    <p>症例は88歳女性。右鼠径部腫瘤と発熱を主訴に近医を受診し,右鼠径ヘルニア嵌頓の疑いで当院紹介となった。来院時初見で右鼠径部には発赤・疼痛を伴う手拳大の膨隆を認めた。腹部に圧痛は認めなかった。造影CTで子宮内腔の膿瘍と右鼠径部膿瘍に連続する後腹膜の瘻孔を認め,子宮留膿腫が後腹膜に穿孔し二次性に鼠径部膿瘍を形成したものと診断した。鼠径部膿瘍は救急外来でエコー下ドレナージを施行した。子宮口は閉鎖…

    DOI 医中誌

  • 尺骨近位部骨折に対するアナトミカルロッキングプレート固定法の臨床成績

    森谷 史朗, 今谷 潤也, 近藤 秀則 日本肘関節学会雑誌 25 (2), 123-127, 2018

    <p> アナトミカルロッキングプレート(ALP)固定法を行った尺骨近位部骨折(PUF)の20例(男性11例,女性9例,平均年齢55歳)の臨床成績を調査し,その有用性と注意点を検討した.肘頭・骨幹端部粉砕骨折,肘頭脱臼骨折,Monteggia脱臼骨折などの不安定型のPUFに対して,症例に応じて計7機種のALPが使用され,良好な臨床成績が得られていた.鉤状突起骨折合併例においては,ALPによる肘頭骨…

    DOI 医中誌

  • 肺癌術前患者に対する外来からの多職種サポートの効果

    片岡 正文, 奧谷 大介, 奥谷 珠美, 小泉 匡司, 平松 登志枝, 茅原 路代, 仁熊 健文, 川井 治之, 渡辺 一彦, 馬場 三和 肺癌 58 (1), 8-13, 2018

    <p><b>目的.</b>肺癌術前患者に対する外来からの多職種サポートの効果を検討した.<b>方法.</b>当院では2013年より術前リハビリテーション外来での呼吸訓練指導を開始した.2014年より麻酔科,栄養科,薬剤科の介入,歯科紹介,看護外来を行う術前サポート外来を開始した.介入を行わなかった症例,リハビリテーションのみ介入を行った症例,術前多職種サポートを行った症例の3群を比較検討した.<…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献1件

  • 10年間の病悩期間の末に穿孔をきたした非特異性多発性小腸潰瘍症の1例

    西山 岳芳, 高畑 隆臣, 赤在 義浩, 丸山 昌伸, 木村 臣一, 三村 哲重 日本臨床外科学会雑誌 79 (1), 106-112, 2018

    症例は37歳,男性.17年前に貧血,低蛋白血症を指摘された.10年前より腹痛を自覚しており,徐々に増悪していた.平成27年6月,かつてない腹痛を自覚して救急要請.腹部CT検査にてfree airを認め,当科で緊急手術を施行.開腹すると,上部回腸が70cmにわたり狭窄と拡張を繰り返し,最も拡張した腸管壁の一部が菲薄化して穿孔していた.多発狭窄部位を含めた小腸部分切除を施行した.切除標本所見では,境…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献2件

  • 急性A型肝炎後に発症したGuillain-Barré症候群の1症例:発症病態の検討

    齊藤 明子, 齊藤 峰輝, 下江 豊, 吉本 武史, 川上 万里, 岡本 宏明, 吉川 恵輔, 楠 進, 栗山 勝 臨床神経学 58 (9), 574-577, 2018

    <p>症例は44歳女性.2014年にA型肝炎(hepatitis A; HA)を発症し,上行性の運動障害,両側末梢性顔面神経麻痺,球症状が出現し,Guillain-Barré症候群(GBS)と診断した.特異的ガングリオシド,硫化グルクロン酸含有パラグロボシドおよびスルファチドに対する抗体は認めなかった.GBS発症と関連する可能性のあるウイルス変異の有無の検討のため,保存血清からHAウイルスRNA…

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献7件

  • 腹腔鏡下に切除した肛門外脱出S状結腸癌の1例

    伏見 卓郎, 新田 泰樹, 武田 正 日本外科系連合学会誌 43 (4), 654-658, 2018

    <p>症例は65歳女性.肛門からの腸管脱出を主訴に救急外来を受診.約10cmの腸管脱出を認め,先端に3cm大の1型腫瘍を認めた.外来にて用手的に肛門内に還納したのち,腹部CT検査でS状結腸癌の腸重積を認め,内視鏡的に整復した.整復後は腫瘍からの出血は認めなかった.リンパ節転移や遠隔転移はなかった.手術は待機的に腹腔鏡下S状結腸切除,D3郭清を行った.腫瘍は病理組織学的には漿膜下層まで浸潤する高分…

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献2件

  • 術前に留置したVATS用マーカーを指標に部分切除した小腸angioectasiaの1例

    庄司 良平, 児島 亨, 仁熊 健文, 升田 智也, 片岡 正文, 三村 哲重 日本臨床外科学会雑誌 79 (3), 523-527, 2018

    症例は71歳,男性.既往に胆嚢十二指腸瘻に対する開腹手術歴があった.術後9年目頃から繰り返す下血,貧血の進行を主訴に入退院を繰り返していた.それまで各種検査を施行していたが,明らかな出血源は不明のままであった.しかし,今回の入院時に撮影した腹部造影CT検査では上腸間膜静脈の閉塞と,小腸,上行結腸辺縁静脈の拡張,側副血行路の発達を認め,また活動性出血時に撮影した腹部造影CT検査で臍近傍の小腸壁の一…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献3件

  • P2-46 潰瘍性大腸炎に合併した胃病変に対しインフリキシマブ投与が有効であった1例

    吉岡 正雄 日本臨床免疫学会会誌 40 (4), 320b-320b, 2017

    <p>  症例は,男.19歳時当院において潰瘍性大腸炎と診断したが,その際には消化管への著しい好酸球浸潤は認めなかった.サラゾスルファピリジン,ステロイド全身投与で加療したが全大腸型で持続しステロイド依存状態であった.32歳時に胃部不快感が出現し,末梢血では好酸球増多(3,838/μL)を認めた.FISH法による解析では,FIP1L1-FDGFRA染色体転座は認めなかった.上部消化管内視鏡検査を…

    DOI Web Site 医中誌

  • 周術期合併症からみた肝細胞癌根治術における慢性腎臓病の影響

    山田 元彦, 稲葉 基高, 三村 哲重 日本臨床外科学会雑誌 78 (5), 916-920, 2017

    目的:近年,慢性腎臓病(chronic kidney disease,以下CKD)は周術期合併症の危険因子として注目されている.肝細胞癌根治術の経過にCKDが及ぼす影響を検討した.<BR>方法:2011年から2015年に施行した肝切除術240例を対象とした.推定糸球体濾過量(eGFR)60mL/min/1.73m<SUP>2</SUP>未満をCKD群(63人)として患者背景,手術関連因子,周術期…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献9件

  • 超高齢者における栄養療法+低負荷運動療法の後方視的予備的検討

    石川 達也, 犬飼 道雄, 森元 真理江, 田中 真紀, 藤田 久美子, 西山 武, 西山 剛史, 梶谷 伸顕 日本静脈経腸栄養学会雑誌 32 (3), 1203-1206, 2017

    <p>【目的】高負荷運動療法施行が困難である超高齢者のサルコペニアに対して、栄養療法+低負荷運動療法を行い、プロトコールの安全性と身体に与える影響について検討した。【対象及び方法】栄養状態良好でサルコペニアと診断された76名のうち、高負荷運動療法施行が困難と判断し、栄養療法+低負荷運動療法を実施した23名を後方視的に検討した。週3回3か月間栄養療法+低負荷運動療法を行い、栄養状態や身体能力の評価…

    DOI Web Site 医中誌

  • 胃病変を呈した血管内リンパ腫の1例

    澤原 大明, 岩室 雅也, 伊藤 守, 能勢 聡一郎, 西村 守, 岡田 裕之 日本消化器病学会雑誌 114 (8), 1446-1453, 2017

    <p>症例は70歳代男性.持続する37℃台の発熱を主訴に外来を受診した.上部消化管内視鏡検査では表面に潰瘍をともなう胃粘膜下腫瘍が認められ,腹部CTでは骨盤・腹腔内に多発するリンパ節腫脹が認められた.頸部リンパ節生検と胃粘膜下腫瘍生検の結果はいずれも血管内リンパ腫の所見であった.血管内リンパ腫が胃病変を呈することはまれであるが,消化管病変をともなう症例では内視鏡下の生検が診断に有用である可能性が…

    DOI PubMed 医中誌

  • 肘頭脱臼骨折の損傷形態と臨床成績の検討

    森谷 史朗, 今谷 潤也, 近藤 秀則, 前田 和茂 日本肘関節学会雑誌 24 (2), 202-205, 2017

    <p> 肘頭脱臼骨折(olecranon fracture-dislocation; 以下OFD)の14例(男性2例,女性12例,平均年齢57歳 [22~82歳])の損傷形態と臨床成績を調査した.脱臼の方向として前方または後方の大きく2つの形態が存在した.さらに各々の中に,腕尺関節のみならず近位橈尺関節の構成要素までもが破綻したタイプが存在し,その有無により計4つの損傷形態が存在した.OFDの治…

    DOI 医中誌

  • 彎曲型喉頭鏡が安全な摘除に有用であった下咽頭魚骨異物の1例

    亀髙 大介, 石山 修平, 塩出 純二, 吉岡 正雄, 那須 淳一郎, 藤原 明子, 伊藤 守, 藤井 雅邦, 齊藤 俊介, 金藤 光博 日本消化器内視鏡学会雑誌 59 (12), 2707-2711, 2017

    <p>異物誤飲は臨床的によく経験される緊急性の高い疾患である.中下咽頭領域であれば耳鼻科的処置での対応が可能であるが,下咽頭から頸部食道の異物は耳鼻科や外科,消化器内視鏡医の連携が必要な領域である.今回,下咽頭輪状後部に刺入した魚骨異物を経験した.78歳女性.夕食時にブリを食べた後から咽頭痛が出現,輪状軟骨近傍に4cm長の魚骨が頸部CTで確認された.彎曲型喉頭鏡を使用し咽頭展開したところ,刺入部…

    DOI 医中誌

  • 初回手術後9年目に両側多発肺転移を切除した原発性肺腺癌の1例

    片岡 正文, 小林 照貴, 奥谷 大介, 伏見 卓郎, 武田 正, 大原 利憲 日本呼吸器外科学会雑誌 31 (4), 477-481, 2017

    <p>症例は49歳,女性.原発性肺癌にて右肺上葉切除(高分化型腺癌,腺房型,pT1N0M0)を行い経過観察中,3年6ヵ月後のCTにて左下葉に小結節が出現した.9年後には増大し両側下葉に新たに4個の結節が出現した.他に転移病巣を認めなかったため切除の方針とし,胸腔鏡補助下に右下葉1個,左下葉4個の結節の部分切除を行った.組織学的に5病変とも再発転移病巣と診断された.術後療法は行わず経過観察中で3年…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献6件

  • 腹膜透析の歴史と将来への展望

    平松 信 日本透析医学会雑誌 50 (11), 677-683, 2017

    <p>わが国において連続携行式腹膜灌流 (CAPD) は1980年より導入され, 1984年健康保険適用となり本格的普及が始まったが, その後の頻回の診療報酬の改定にもかかわらず, 腹膜透析 (PD) の普及率は3%未満と低迷している. 2002年高齢者腹膜透析研究会が設立され, 高齢者に対するPD療法への認識が高まった. 2009年版日本透析医学会 「腹膜透析ガイドライン」 が作成され, …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献9件

  • IgG4陽性形質細胞の集簇を認めた鼻腔底Reactive lymphoid hyperplasia症例

    金井 健吾, 岡野 光博, 折田 頼尚, 野山 和廉, 檜垣 貴哉, 春名 威範, 假谷 伸, 小山 貴久, 大道 亮太郎, 佐藤 康晴, 安藤 翠, 平田 裕二, 西﨑 和則 日本鼻科学会会誌 56 (4), 619-624, 2017

    <p>Reactive lymphoid hyperplasia(RLH)は,組織学的に胚中心を伴うリンパ濾胞の反応性過形成を示し,個々のリンパ球の異型が少なくpolyclonalな増殖を認めるものと定義される。今回我々は,IgG4陽性形質細胞の集簇を認めた鼻腔底RLHの一例を経験した。症例は69歳女性。主訴は左鼻腔腫瘤,右難聴。右難聴で近医受診した際に,左鼻腔底前方に隆起性病変を認めた。唾液腺…

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献17件

  • 穿孔性腹膜炎をきたした多発性小腸原発びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫の1例

    升田 智也, 稲葉 基高 日本腹部救急医学会雑誌 37 (6), 885-889, 2017

    <p>小腸悪性リンパ腫は特異的な臨床症状を欠くため診断が遅れることも多く予後不良であるとされる。今回,われわれは小腸穿孔による汎発性腹膜炎をきたした同時多発性小腸原発びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫(diffuse large B-cell lymphoma:以下,DLBCL)の1例を経験した。DLBCLは原発性小腸悪性リンパ腫の中でもっとも多い組織型であるが臨床研究が少なく,急時の治療方針につ…

    DOI 医中誌 被引用文献1件

  • 原発性胆汁性胆管炎にgenotype3b型E型急性肝炎を合併した1例

    稲垣 克哲, 髙木 慎太郎, 本田 洋士, 井上 基樹, 森 奈美, 川上 広育, 川上 由育, 川上 万里, 岡本 宏明, 辻 恵二, 柘植 雅貴, 茶山 一彰 肝臓 58 (3), 183-190, 2017

    <p>症例は68歳,男性.発症1年前に腹腔鏡下肝生検にて原発性胆汁性胆管炎(PBC)と診断,以後ウルソデオキシコール酸(UDCA)600 mg,ベザフィブラート200 mg内服により経過観察していた.経過中,発熱と全身倦怠感が出現.黄疸と肝酵素上昇も認めたため,PBCの進展が疑われ当科紹介入院した.海外渡航歴,明らかな生肉の摂取歴は無かった.入院時の血液検査にて肝障害と異型リンパ球を認め,ウイル…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献2件 参考文献13件

  • 大腸癌の肺門・縦隔転移リンパ節を切除した11例

    武田 正, 片岡 正文, 河本 洋伸, 丸山 昌伸, 新田 泰樹, 赤在 義浩 日本臨床外科学会雑誌 78 (6), 1201-1206, 2017

    大腸癌の肺門・縦隔リンパ節転移は予後が極めて不良とされ,手術の治療効果は明らかでは無い.今回,2001年1月から2014年12月までに当院にて大腸癌手術を行い,その後,肺門縦隔リンパ節転移に対して外科的切除を行った11例を対象とし,臨床経過,予後について検討した.大腸癌初発時の平均年齢は62歳,StageはI/II/III/IVが1例/2例/5例/3例であり,二期的手術を含め全てR0手術となった…

    DOI Web Site Web Site ほか1件

  • 胆管内乳頭状腫瘍由来肝内胆管癌の1例

    大倉 友博, 仁熊 健文, 児島 亨, 渡辺 信之, 三村 哲重 日本臨床外科学会雑誌 78 (12), 2729-2735, 2017

    症例は77歳,女性.血液検査で胆道系酵素の上昇と腹部超音波検査で肝腫瘤性病変を指摘.腹部造影CTにて,肝外側区から尾状葉にかけて造影効果を伴う充実成分と嚢胞の集簇部分の二つの成分からなる5cmの腫瘤性病変を認めた.胆管内乳頭状腫瘍(IPNB)由来肝内胆管癌と診断し,拡大肝左葉,尾状葉切除術を施行した.組織学的には充実組織は粘液産生を伴う中分化型腺癌で,嚢胞部分はIPNBであった.免疫染色によりど…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献6件

  • 術前CT診断し腹腔鏡下手術を行った特発性大網捻転症の1例

    武田 正, 片岡 正文, 宇野 太 日本外科系連合学会誌 42 (6), 1027-1031, 2017

    <p>術前CTにて診断し腹腔鏡下手術を行った特発性大網捻転症の1例を経験した.自験例は66歳男性.持続する心窩部~右下腹部痛を主訴に来院した.血液検査では軽度の白血球上昇とCRPの上昇,および間接優位のビリルビン上昇を認めた.CTでは臍右上に実質臓器や腸管に比べlow densityであるが,腸間膜よりはややhigh …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献3件

  • 妊娠出産を契機に判明した膵粘液囊胞性腫瘍の1例

    武田 正, 宇野 太, 児島 亨 日本外科系連合学会誌 42 (6), 998-1005, 2017

    <p>症例は31歳女性.第2子正常分娩後に左上腹部腫瘤を自覚するようになり,精査の結果17cm大の膵粘液囊胞性腫瘍(Mucinous cystic neoplasm:以下MCN)と診断された.脾摘を伴う膵体尾部切除を施行し,病理所見は腺腫であった.術後2年経過し,再発は認めない.過去報告例を含め検討した結果,妊娠出産を契機として判明したMCNでは通常のMCNと比較して腫瘍径が大きく,悪性例も多く…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献20件

  • 当院における胆石性膵炎の検討

    藤井 雅邦 胆道 30 (5), 821-827, 2016

    <p>胆石性膵炎に対する内視鏡治療の有用性と適応を明らかにするために,当院で内視鏡治療を行った胆石性膵炎28例の背景因子と治療成績を解析した.内視鏡治療時に11例で乳頭部に結石が嵌頓しており,このうち6例にprecutを行い,嵌頓結石を除去した.非嵌頓例においても1例で胆管挿管困難であったためprecutを行った.総胆管結石/胆泥を認めた23例のうち1回の内視鏡処置で完全除去できたのは12例,2…

    DOI 医中誌

  • 救命救急センターにおける90歳以上の超高齢者に対する集中治療の意義

    稲葉 基高, 澤野 宏隆, 林 靖之, 甲斐 達朗 日本集中治療医学会雑誌 23 (5), 561-566, 2016

    【目的】我が国の高齢化は急速に進行しており,救命救急センターに搬送される超高齢者も増加している。ADL(activities of daily living)不良や認知症も多く,ICUでの治療の適応を迷う場合もある。今回,集中治療を要した超高齢者の転帰と予後因子について検討した。【方法】2009年1月~2011年12月に救命救急センターICUに入院した90歳以上の非外傷性疾患の患者66人を対象に…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献4件

  • フェンタニルクエン酸塩経皮吸収型製剤が奏効した難治性慢性腰痛の1例

    眞鍋 博明, 遠藤 佐緒里, 門田 奈実, 赤木 洋介, 馬場 三和, 小林 洋二 日本ペインクリニック学会誌 23 (4), 542-545, 2016

    フェンタニルクエン酸塩経皮吸収型製剤(フェントス<sup>®</sup>テープ)が難治性慢性腰痛に対して奏効した症例を経験したので報告する.症例は44歳,女性.数年来の腰痛(NRSで9)でNSAIDsおよび物理療法などでは症状の改善が得られず当科外来を受診した.下肢症状は認めず,腰椎CT,MRIではL3/4椎間板の変性を認め,椎間板ブロックが著効したことから椎間板由来の腰痛と診断した.プレガバリ…

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  • 胆石イレウスを契機に発見された多臓器浸潤胆嚢癌の1例

    山田 元彦, 仁熊 健文, 児島 亨, 稲葉 基高, 宮本 耕吉, 三村 哲重 日本臨床外科学会雑誌 77 (11), 2764-2769, 2016

    胆石イレウスを契機に診断された多臓器浸潤胆嚢癌の1切除例を報告する.症例は69歳の女性.嘔気と腹痛で外来を受診し,胆石イレウスおよび胆嚢癌による胆嚢胃瘻が疑われた.第2病日に手術を行い,嵌頓した結石を除去,小腸を縫合閉鎖した.再入院にて門脈塞栓術を施行して残肝機能の改善を図り,初回入院から約2カ月半後に肝拡大右葉切除,膵頭十二指腸切除,横行結腸部分切除を施行した.最終診断は胆嚢癌T4aN0M0 …

    DOI Web Site Web Site 参考文献6件

  • 悪性腫瘍による胃十二指腸狭窄に対する内視鏡的ステント留置術の検討:胃空腸吻合術との比較を通して

    松本 俊彦, 日野 佳織, 寺澤 裕之, 中舎 晃男, 上杉 和寛, 西出 憲史, 梶原 猛史, 浅木 彰則, 仁科 智裕, 那須 淳一郎, 堀 伸一郎, 灘野 成人, 石井 浩 Palliative Care Research 11 (2), 166-173, 2016

    【目的】悪性胃十二指腸狭窄に対する胃十二指腸ステント留置術と胃空腸吻合術の成績を比較する.【方法】悪性胃十二指腸狭窄に対し当院でステント留置術を行った25例(S群)と胃空腸吻合術を行った15例(O群)について後方視的に検討した.【結果】臨床的成功率はS群対O群:84%対93%,水分摂取までの期間は0日対2日,経口摂取までの期間は1日対3日,処置後在院日数は9日対23日と全てS群で有意に短かった.…

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献3件 参考文献16件

  • 肺癌に合併したサルコイド反応によるリンパ節腫大の3例

    伏見 卓郎, 宮本 耕吉, 川井 治之, 能勢 聡一郎, 片岡 正文 日本呼吸器外科学会雑誌 30 (5), 633-638, 2016

    悪性腫瘍にサルコイド反応によるリンパ節腫大を認めることがあり,転移・再発との鑑別を要する.肺癌に合併したサルコイド反応の3例について報告する.症例1は65歳男性.右下葉S9のすりガラス陰影と縦隔リンパ節腫大を認め,右下葉切除術施行.症例2は68歳女性.右上葉S3のすりガラス陰影と縦隔リンパ節腫大を認め,右上葉切除術施行.症例1・2ともに高分化腺癌(T1aN0M0)で縦隔リンパ節に類上皮肉芽腫を認…

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献3件 参考文献10件

  • 上縦隔リンパ節転移を切除した肝外胆管癌の1例

    石川 亘, 片岡 正文, 仁熊 健文, 三村 太亮, 安井 和也, 児島 亨 日本臨床外科学会雑誌 77 (11), 2760-2763, 2016

    症例は76歳,男性.2007年7月に肝外胆管癌の診断で肝拡大左葉切除,肝尾状葉切除,胆管切除,門脈合併切除を施行し,病理診断は胆管細胞癌,T3N0M0,Stage IIIであった.術後補助化学療法としてgemcitabineを投与した.13カ月後に胸骨後部下部前縦隔リンパ節転移に対し摘出術を施行した.術後TS-1 …

    DOI Web Site Web Site 参考文献2件

  • メトトレキサート関連リンパ増殖性疾患を併存した乳癌の1例

    工藤 由里絵, 西山 宜孝, 武田 正, 光井 恵麻 日本臨床外科学会雑誌 77 (11), 2667-2672, 2016

    メトトレキサート(methotrexate:MTX)は関節リウマチ患者に対する治療で重要であるが,リンパ増殖性疾患を合併することがありMTX関連リンパ増殖性疾患(MTX-related lymphoproliferative disorders:MTX-LPD)と呼ばれている.今回われわれはMTX-LPDに乳癌が合併した1例を経験した.症例は69歳の女性.関節リウマチで4年間MTXを内服しており…

    DOI Web Site Web Site 参考文献11件

  • 鼻出血症例の再出血リスクの検討

    藤 さやか, 平井 美紗都, 茂原 暁子, 中井 貴世子, 折田 頼尚 日本耳鼻咽喉科学会会報 119 (8), 1117-1126, 2016

    <p> 2006年から2013年までに鼻出血を主訴とし当科で加療した1,096件 (923人) を対象とした. 男性628件 (57.3%), 女性468件 (42.7%) で, 平均年齢は58.3歳 (1~98歳) であった. 出血部位はキーゼルバッハ567件 (51.7%), 出血なし288件 (26.3%), 出血点不明93件 (8.5%) と続いた. 初診時に行った止血法は, …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献3件 参考文献7件

  • <b>我が国における治験審査委員会(IRB)の状況調査</b>

    成本 由佳, 西原 茂樹, 斎藤 まど香, 上田 久美子, 黒田 智, 東影 明人, 青江(本郷) 佐佳恵, 川上 恭弘, 北村 佳久, 千堂 年昭 臨床薬理 47 (3), 105-113, 2016

    In Japan, more than 1000 institutional review boards (IRBs) were registered with the Pharmaceuticals and Medical Devices Agency (PMDA) as of April 2012. To improve efficiency, the Ministry of …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件

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