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検索結果 399 件

  • 下咽頭表在癌術後の頸部後発転移症例の検討

    阪上 智史, 藤澤 琢郎, 八木 正夫, 鈴木 健介, 清水 皆貴, 中村 尚広, 野田 百合, 岩井 大 口腔・咽頭科 37 (1), 30-36, 2024

    当科では下咽頭癌のうちTis~一部のT3病変に対して経口的内視鏡下咽頭腫瘍切除術(endoscopic laryngopharyngeal surgery:ELPS)を施行しているが,2016年~2021年の間に下咽頭癌に対してELPSを施行した症例は38例であった.5年間再発や転移を認めず治癒した症例は3/38例であった.一方で2/38例で頸部後発転移が見られた.治癒した3例と転移を認めた2例…

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  • エタン,プロパンおよびイソブタンの脱水素により析出した大量の炭素に覆われたアルミナ担持酸化ニッケルの触媒再生

    杉山 茂, 幸泉 旭彦, 岩城 昂尚, 岩井 大輝, 霜田 直宏, 加藤 裕樹, 二宮 航 Journal of the Japan Petroleum Institute 66 (6), 223-230, 2023-11-01

    <p>アルミナ担持酸化ニッケル触媒によるエタン,プロパン,およびイソブタンの脱水素化では,通塔時間に伴う炭素析出の形成とともに,触媒活性の向上が観察されることが報告されている。この改善挙動はカーボンナノチューブ状析出物上に高分散状態で形成される金属ニッケルに起因されるが,さらに通塔時間を長くすると,カーボンナノチューブ状析出物が通常の炭素析出物によって覆われ,活性が低下する。本稿では,活性が低下…

    DOI 機関リポジトリ Web Site ほか1件 参考文献11件

  • 頸部外切開にて切除した極めてまれな胸椎原発脊索腫の1例

    蔦 健吾, 鈴木 健介, 阪上 智史, 八木 正夫, 野田 百合, 岩井 大 日本気管食道科学会会報 74 (4), 313-318, 2023-08-10

    <p>脊索腫は胎生期における脊索の遺残組織に由来するまれな悪性腫瘍であり,頭蓋・脊椎に沿ってあらゆる部位に発生する。頭蓋底と仙骨部に多く,胸椎原発の報告例は非常に少ない。今回,われわれは頸部外切開にて切除した極めてまれな胸椎原発脊索腫の1例を経験したので,術中所見,術後治療や合併症などについて文献的考察を加えて報告する。症例は50歳代女性,1カ月前から右頸部腫瘤を自覚し,当科を紹介され受診した。…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献8件

  • 柔らかい食品上への情報埋め込みシステムの開発

    松田, 綾美, Parinya, Punpongsanon, 岩井, 大輔, 佐藤, 宏介 第85回全国大会講演論文集 2023 (1), 137-138, 2023-02-16

    食品の変形・遮蔽特性を考慮した埋め込み用マーカーとカメラベースの情報読み取りシステムを提案する.具体的には,食品表面にレーザーを用いてドットマーカーを埋め込み,調理を行う.調理後の食品を皿に盛りつけた際に撮影した画像に対し,画像処理を施して食品上の情報を読み取るシステムを構築した.食品への情報埋め込みに取り組む過程で,情報埋め込みに適した食品ファブリケーション方法の知見を得た.さらに,調理過程時…

    情報処理学会

  • 口腔カンジダ症で受診し HIV 感染症が診断された 2 例

    友田 篤志, 八木 正夫, 阪上 智史, 村田 英之, 岩井 大 耳鼻と臨床 69 (1), 48-52, 2023-01-20

    <p>HIV 感染症は数年から 10 年程度の無症候期があるが、細胞性免疫低下に伴って発症するものとして口腔カンジダ症がある。今回、非偽膜性カンジダ症から HIV 感染症が判明した 2 例を経験した。症例 1 は 69 歳、男性。口腔所見で舌の発赤と舌乳頭の委縮を認め培養結果からも口腔真菌症と診断された。問診でタイへの頻回の渡航歴があり、HIV 抗体検査陽性であった。症例 2 は 44 …

    DOI 医中誌

  • CO<sub>2</sub>レーザーを用いたアレルギー性鼻炎に対する下鼻甲介粘膜レーザー焼灼術

    尹 泰貴, 朝子 幹也, 岩井 大 日本レーザー医学会誌 43 (4), 221-225, 2023-01-15

    <p>アレルギー性鼻炎は,本邦では有病率が50%に迫る疾患であり,大きな社会問題となっている.治療法としては,抗アレルギー剤を主とした薬物療法が第一選択として挙げられるが,治療効果が不十分な症例に対しては手術加療が選択される.その中でも,CO<sub>2</sub>レーザーを使用した下鼻甲介粘膜レーザー焼灼術は低侵襲であり,患者への負担も少ないことから選択されやすい手術方法である.今回,下鼻甲介…

    DOI Web Site 参考文献11件

  • 医療大規模データ(DPC)の応用

    阪上 智史, 日高 浩史, 八木 正夫, 岩井 大 口腔・咽頭科 36 (1), 21-26, 2023

    近年,様々な業界で大規模データを利活用した取り組みが行われるようになってきている.このデータによる検討は,これまで確認が難しかった医療行為や知識の正確性の検証を可能とし,さらなる新知見を得る可能性がある. <br>こうした中で,これまで降下性縦隔炎を含めた深頸部膿瘍は,症例数が限られ単施設では十分な検討が困難であった.これに対し我々は医療の領域において利用可能な大規模データであるDiagnosi…

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  • 嚥下障害診療における耳鼻咽喉科医と言語聴覚士の連携

    宮田 恵里, 兵頭 政光, 岩井 大 口腔・咽頭科 36 (1), 10-14, 2023

    超高齢社会を迎えた我が国では医療や介護の現場において嚥下障害への介入は不可欠である.嚥下障害の診療では様々な職種がチームとしてケアに当たる必要があり,多職種での介入を円滑に進めるためにはスタッフ間の情報共有などが必要となる.現在,嚥下機能評価では嚥下内視鏡検査が広く使用されているが,検査の際は機能評価や誤嚥の有無を評価するにとどまらず,リハビリテーションの手がかりを得ることが重要である.また,嚥…

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  • 構音障害を認めた小児の多言語話者症例

    宮田 恵里, 苅安 誠, 岩井 大 音声言語医学 64 (1), 18-23, 2023

    <p>本邦の多言語話者は増加傾向にあり,言語聴覚士(以下,ST)が対応する機会も増加している.今回,英語と日本語を使用する小児の構音障害の評価と指導を行ったので報告する.症例は3歳11ヵ月の男児で構音以外に問題は認めなかった.耳鼻咽喉科医による診察後に,STによる日本語の構音検査とGoldman-Fristoe …

    DOI Web Site 参考文献11件

  • 広範な内部壊死を伴う顎下腺多形腺腫例

    福井 研太, 八木 正夫, 藤澤 琢郎, 杉田 侑己, 阪上 智史, 清水 皆貴, 岩井 大 耳鼻咽喉科臨床 116 (3), 255-260, 2023

    <p>Pleomorphic adenoma is the most common benign tumor of the salivary glands, accounting for about 60% of all salivary gland tumors. Patients with pleomorphic adenoma usually present with a …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献9件

  • 頸部に発生した脱分化型脂肪肉腫の1例

    古梅 純規, 鈴木 健介, 八木 正夫, 藤澤 琢郎, 阪上 智史, 清水 皆貴, 野田 百合, 岩井 大 頭頸部外科 33 (1), 91-96, 2023

    脂肪肉腫は軟部組織に発生する悪性腫瘍の11.5%を占め,最も頻度の高いもののひとつであるが,頭頸部領域における発生は稀である。脱分化型脂肪肉腫は脂肪肉腫の組織亜型のひとつであり,脂肪細胞に富む高分化領域と紡錘形細胞に富む脱分化領域とが混在した腫瘍である。今回,頸部に発生した稀な脱分化型脂肪肉腫を経験したので報告する。症例は79歳男性。右頸部腫瘤を主訴に前医を受診し,生検で紡錘形細胞腫瘍が疑われた…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献25件

  • 大阪市内の市中病院でのCOVID-19流行前と流行下における扁桃周囲膿瘍患者の受診動向

    宇都宮 敏生, 田村 祐紀, 阪上 智史, 鈴木 健介, 八木 正夫, 岩井 大 日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会誌 3 (4), 149-154, 2023

    <p>扁桃周囲膿瘍は,発症初期は軽微な症状であっても数日から1週間程度で激烈な症状が出現する,耳鼻咽喉科医による治療介入が必要な疾患である。我々は,2020年3月から始まったCOVID-19の流行に伴い,扁桃周囲膿瘍患者が医療機関への受診を控えることにより適切な時期に適切な治療を受けられなかった可能性があると考えた。今回我々は当院でのCOVID-19流行前と流行下で扁桃周囲膿瘍患者の受診状況,重…

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  • Oxi-Inflamm-Agingから考える聴覚老化予防の検討

    三谷 彰俊, 岩井 大 Otology Japan 33 (3), 137-146, 2023

    <p>超高齢社会である本邦において,加齢性機能障害のない健康長寿の維持は大きな関心事である.加齢性機能障害の一つとして加齢性難聴があるが,難聴の進行予防法はいまだ確立されていない.こうしたなかで最近,老化システムに免疫老化が関与することが明らかになってきた.免疫系は加齢に伴い機能不全に陥るシステムの1つであり,免疫担当細胞の機能低下により本来,炎症反応によって処理されるべき酸化化合物,炎症性化合…

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  • 耳下腺手術における顔面神経温存手技の検討

    岩井 大, 鈴木 健介, 藤澤 琢郎, 阪上 智史, 友田 篤志, 田村 祐紀, 八木 正夫 口腔・咽頭科 36 (1), 2-9, 2023

    耳下腺手術における術後顔面神経麻痺の予防に向け,耳下腺腫瘍の2症例を用いて手術手技の検討を行った.手術では外視鏡による拡大画面で術野を観察しつつ,顔面神経機能を間欠的・持続的神経モニタリングシステムで計測しながら行った.その結果,神経分枝を周囲の結合識から露出してからの,神経に対する直接的な操作や,腫瘍を動かすこと(ガーゼでの血液除去操作など)による神経への間接的な外力が神経傷害に結びつくことが…

    DOI 医中誌

  • 頭頸部領域に発生した紡錘細胞癌の6例

    林 慶和, 鈴木 健介, 阪上 智史, 八木 正夫, 藤澤 琢郎, 清水 皆貴, 野田 百合, 岩井 大 口腔・咽頭科 36 (2), 172-177, 2023

    紡錘細胞癌は扁平上皮癌成分と紡錘形細胞の肉腫様増殖が混在する悪性腫瘍であり,扁平上皮癌の一亜型に分類される.紡錘細胞癌は頭頸部扁平上皮癌の0.4~4%とされており,口腔または喉頭に好発する.今回,我々は頭頸部領域に発生した紡錘細胞癌の6例を経験したので文献的考察を加えて報告する.年齢は59歳から86歳,性別は男性3例,女性3例であった.原発部位は舌が3例,上顎1例,下顎が2例であった.6例全例で…

    DOI 医中誌

  • 神経線維腫症1型に発症した頸部交感神経由来の悪性末梢神経鞘腫瘍の1例

    山本 高也, 鈴木 健介, 森田 瑞樹, 川崎 博人, 阪上 智史, 八木 正夫, 野田 百合, 岩井 大 頭頸部外科 33 (2), 243-248, 2023

    神経線維腫症1型(NF-1)は常染色体優性の遺伝性疾患であり,約3-5%に悪性末梢神経鞘腫瘍(MPNST)を発症する。今回,われわれはNF-1に合併したMPNSTの1例を経験したので報告する。症例は26歳男性。右頸部腫脹を主訴に当科を受診し,カフェ・オ・レ斑と家族歴からNF-1に伴う神経線維腫を疑ったが,急速な増大と疼痛を認め摘出術を行った。永久病理でMPNSTと診断され,また神経断端に腫瘍が近…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献11件

  • 口蓋扁桃摘出術後の出血リスク予測におけるAPTTの有用性

    田村 祐紀, 宇都宮 敏生, 鈴木 健介, 三谷 彰俊, 岩井 大 口腔・咽頭科 36 (2), 205-212, 2023

    口蓋扁桃摘出術は一般的な手術だが,一定の確率で術後出血をきたす.口蓋扁桃摘出術を施行した243例を対象に,術後出血のリスク因子として年齢,性別,扁摘に至った原因疾患,術前APTT,術者の耳鼻咽喉科経験年数,手術時間,術中出血量を検討した.術後出血は54例(22.2%)に認め,全身麻酔下の止血を要したものは7例(2.9%)であった.ロジスティック回帰分析の結果では男性,習慣性扁桃炎,術前APTT延…

    DOI 医中誌

  • 深層強化学習を利用した報酬関数による集団制御

    岩井, 大河, 三宅, 陽一郎 ゲームプログラミングワークショップ2022論文集 2022 209-216, 2022-11-04

    本研究では,深層強化学習を利用したカスタマイズ可能な集団制御を行う.ここで,カスタマイズ可能とは,開発者がパラメータを変化させることで集団制御のあり方を自由にデザインできることを意味する.これは産業におけるゲームAI 開発において必須の条件である.本手法では,報酬関数によって,エージェントの行動に条件を付与することで,集団制御をカスタマイズできるようにする.そして,メタAI …

    情報処理学会

  • 薬用のつる性木本植物カギカズラの25系統の成長、収量及びアルカロイド含量

    谷口 亨, 岩島 誠, 中村 賢一, 小長谷 賢一, 井城 泰一, 今野 敏彦, 山口 秀太郎, 岩井 大岳 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 626-, 2022-05-30

    <p> カギカズラ(<i>Uncaria</i> <i>rhynchophylla</i>)は房総半島以西から九州の比較的温暖な環境に自生するつる性の木本植物であり、本種の葉腋に発生するカギ付きの小枝が生薬チョウトウコウとして用いられる。チョウトウコウは主な薬用成分をアルカロイドとし、ストレス、不眠症、高血圧症の随伴症状、認知症の周辺症状などの改善を目的とする漢方薬に配合され、近年10 …

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  • サーモクロミック材と情報コードをRGB-Cストライプ構造化した表面色制御

    堀, 悠太郎, パリンヤ, プンポンサノン, 岩井, 大輔, 佐藤, 宏介 第84回全国大会講演論文集 2022 (1), 143-144, 2022-02-17

    本研究では,立体物表面にクロミック素材をストライプ状に形成し,その隣にM系列ストライプを配置することで,物体上に配置された所望のクロミックインクを検出し,活性化・非活性化する手法を提案する.M系列の部分数列が1周期内で一意に定まるという特性を用いることで,立体物表面を撮影した画像から立体物上でのクロミック素材の位置を推定できる.これにより,立体物表面に形成されたクロミック素材を正確に活性化・非活…

    情報処理学会

  • 「一般化塗りつぶし問題」におけるマルチエージェント強化学習

    岩井, 大河, 三宅, 陽一郎 第84回全国大会講演論文集 2022 (1), 405-406, 2022-02-17

    本研究では「一般化塗りつぶし問題」にボトムアップ型のマルチエージェントとトップダウン型指揮官モデルを実装し、合計10Mステップ分の学習をさせ、様々な観点から比較をした。この問題は複数のエージェントで平面全体を塗りつぶすゲームであり、お掃除ロボなど複数のロボットを協調させるアルゴリズムの探究にも利用できる。各エージェントには平面の座標を観測値として渡し、全体を塗り終わると各エージェントに報酬が与え…

    情報処理学会

  • 3Dプリント食品内部への情報埋め込み

    宮武, 大和, Punpongsanon, Parinya, 岩井, 大輔, 佐藤, 宏介 第84回全国大会講演論文集 2022 (1), 189-190, 2022-02-17

    近年、食品自体に情報を埋め込むことにより、食品の情報記録や食品を用いた拡張現実を行う手法が提案されている。従来の手法では、食品の表面への印刷や形状の変調により、情報の埋め込みを実現していた。しかし、これらの手法では埋め込む情報に合わせて食品の外観を変化させる必要があるという課題がある。そこで本研究では、食品を3D食品プリンタで造形し、食品の内部構造を制御することにより、食品内部に情報を埋め込む手…

    情報処理学会

  • 急速増大した鼻中隔を基部にもつ神経鞘腫例

    黒田 一慶, 濱田 聡子, 阪本 大樹, 嶋村 晃宏, 下野 真紗美, 朝子 幹也, 岩井 大 耳鼻咽喉科臨床 115 (4), 269-275, 2022

    <p>Schwannomas are rarely seen in the nose and paranasal sinuses, and very rarely originate from the nasal septum. Moreover, a rapidly growing schwannoma suggests a possible malignant change, as …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献13件

  • 「一般化塗りつぶし問題」における強化学習

    岩井 大河, 三宅 陽一郎 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2022 (0), 2O5GS503-2O5GS503, 2022

    <p>本研究では「一般化塗りつぶし問題」にボトムアップ型のマルチエージェント・コミュニケーション・モデル(以下MACモデル)とトップダウン型指揮官AI-エージェントモデル(以下CAIAモデル)に適用した。本問題は複数のエージェントにグリッド状マップ全体を塗りつぶさせるゲームであり、清掃ロボット、地雷除去、ドローン制御など複数のロボットを協調させるアルゴリズムの探究に利用可能である本実験は障害物の…

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  • デザインの民主化ツールの検討に向けた創造フレームワークと創造ツールの位置付けに関する研究

    岩井 大志 日本デザイン学会研究発表大会概要集 69 (0), 150-, 2022

    <p>創造性を高める方法についての研究は、社会学、心理学、建築学、情報学などの領域で長く議論されてきた。しかし、近年の創造性に関する方法論を統一的に議論している例はほとんどない。本研究では、パラメトリックデザインと機械学習を非専門家の創造性を高めるための道具として位置付け、創造のフレームワークにおけるプロセスと比較する。パラメトリックデザインと機械学習はそれぞれ、設計者による解空間の定義やプロセ…

    DOI

  • 都道府県別出生率の比較および背景要因の推定

    中山 研一朗, 島田 久弥, 浦東 聡介, 岩井 大河, 吉川 厚 日本地理学会発表要旨集 2022s (0), 120-, 2022

    <p>1. はじめに</p><p> 日本における合計特殊出生率(以下TFR)は、南西の地域ほど高く、北東の地域ほど低いことが知られている 。佐々井(2007) は、日本全国を9つのブロックに区分して、夫婦の出生力と、その原因と考えられる項目を比較・分析した。一方、国立社会保障・人口問題研究所による出生動向基本調査(2015)では、男女が結婚を決める理由と、夫婦が子どもを持つに至る理由について幾つ…

    DOI 機関リポジトリ

  • 下顎縁枝法の手術手技と適応

    鈴木 健介, 八木 正夫, 藤澤 琢郎, 阪上 智史, 清水 皆貴, 岩井 大 口腔・咽頭科 35 (2), 118-122, 2022

    下顎縁枝法は耳下腺腫瘍に対する一術式であり,顔面神経下顎縁枝を同定・温存し,腫瘍を摘出する方法である.下顎縁枝法は審美面において優れ,手術時間が短い,出血量が少ない,下顎縁枝領域以外に顔面神経麻痺が発生しない等,多くの利点がある.我々は下顎縁枝法の適応を判断する一つの基準として,耳下腺下極に存在する良性腫瘍のうち腫瘍の上端が乳様突起先端よりも下方にあるものは良い適応と考えている.本法を施行する上…

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  • レンバチニブ併用放射線療法による新たな甲状腺癌治療の可能性

    鈴木 健介, 岩井 大, 宇都宮 啓太, 河野 由美子, 小林 良樹, 尹 泰貴, 三谷 彰俊, 福井 研太, 酒井 遥, 谷川 昇, 神田 晃 関西医科大学雑誌 73 (0), 1-5, 2022

    <p>分化型甲状腺癌は一般に予後良好であるが,進行癌ではしばしば局所再発や遠隔転移をきたし予後不良である.切除不能の進行分化型甲状腺癌の治療としては放射性ヨウ素(<sup>131</sup>I)内用療法,およびチロシンキナーゼ阻害剤が主であるが,前者は<sup>131</sup>I治療抵抗例が多く,後者は有害事象の発生率が高いことが問題となる.そこで我々は分化型甲状腺癌細胞とxenograftモ…

    DOI Web Site 参考文献31件

  • 深頸部膿瘍における在院期間延長因子の検討

    黒田 一慶, 八木 正夫, 日高 浩史, 宇都宮 敏生, 阪上 智史, 鈴木 健介, 藤澤 琢郎, 濱田 聡子, 岩井 大 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報 124 (10), 1385-1391, 2021-10-20

    <p> 深頸部感染症は抗菌薬の発達に伴い減少傾向にあるものの, 適切な対応を行わないと致死的な状況に陥る疾患である. 今回, 関西医科大学附属病院において頸部外切開, もしくはそれに準ずる穿刺排膿を施行した深頸部膿瘍60例を対象に, 在院期間を重症度の指標として用い, 在院期間を延長させた因子について検討した. その結果, 単変量ロジスティック回帰分析では, 気管切開術の施行の有無, 排膿時の …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献13件

  • 頸部良性腫瘤の診断と悪性腫瘍との鑑別

    岩井 大, 八木 正夫, 藤澤 琢郎, 鈴木 健介, 阪上 智史, 清水 皆貴 日本耳鼻咽喉科学会会報 124 (5), 733-741, 2021-05-20

    <p> 頸部腫瘤13例 (良性9例, 悪性4例) を提示し, 診断とともに鑑別点について述べた. このうち6例は甲状腺に関連する疾患 (甲状腺癌の充実性・嚢胞性転移各1例, 異所性甲状腺2例, 慢性甲状腺炎1例, 慢性甲状腺炎からの悪性リンパ腫1例) であり, 加えて, 1例 (迷走神経鞘腫) は当初に甲状腺癌と考えられていた. このように, 甲状腺疾患は形を変えて腫瘤として現れるので, …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献5件

  • 圧縮センシングに基づいたガス分布マッピング

    稲垣 理也, 松倉 悠, 岩井 大輔, 佐藤 宏介 電気学会論文誌E(センサ・マイクロマシン部門誌) 141 (4), 113-114, 2021-04-01

    <p>We propose a tomography method to reconstruct gas distribution based on compressed sensing in Fourier domain for a laser scanning gas sensor, e.g. methane gas. 3D reconstructed results measured …

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 吸入ステロイド経鼻呼出療法が鼻腔内常在細菌叢に及ぼす影響についての検討

    河内 理咲, 小林 良樹, 神田 晃, 村田 英之, 朝子 幹也, 岩井 大 日本耳鼻咽喉科学会会報 124 (1), 30-34, 2021-01-20

    <p> 好酸球性副鼻腔炎 (eosinophilic chronic rhinosinusitis: ECRS) は高率に気管支喘息を合併するため上気道から下気道まで包括的に治療する必要がある. われわれの施設では呼吸器アレルギー専門医と耳鼻咽喉科アレルギー専門医が同時に診察を行う気道アレルギー外来を設立し, 喘息合併 ECRS 症例に対し吸入ステロイド (inhaled …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献10件

  • 頸部石灰化上皮腫の3例

    杉田 侑己, 八木 正夫, 清水 皆貴, 岩井 大 耳鼻咽喉科臨床 114 (10), 777-783, 2021

    <p>Calcifying epithelioma (CE), also called pilomatricoma, is a benign tumor arising from the hair matrix cells and usually occurs in children and young adults. Approximately 10% of all CEs occur in …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献20件

  • 空間光位相変調器を用いた投影画素の再配置による画素密度補正

    寺井 晴香, 岩井 大輔, 佐藤 宏介 映像情報メディア学会誌 75 (6), 820-823, 2021

    <p>非平面へのプロジェクタ投影時に生じる投影面上の画素密度不均一問題に対し,空間光位相変調器を用いて光の波面を制御し,投影面上に画素を再配置することで画素密度を補正する手法を提案する.実験により,画素密度不均一の改善が確認できた.</p>

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 好酸球性副鼻腔炎における活性化好酸球の役割

    尹 泰貴, 神田 晃, 小林 良樹, Bui Van Dan, 鈴木 健介, 三谷 彰敏, 朝子 幹也, 岩井 大 関西医科大学雑誌 72 (0), 17-21, 2021

    <p>好酸球性副鼻腔炎(Eosinophilic chronic rhinosinusitis: ECRS)は,高頻度に喘息を合併する難治性の慢性副鼻腔炎であり,上下気道にわたる好酸球性気道炎症である.炎症局所に浸潤している組織好酸球は,活性化し病態形成に重要な役割を果たしている.好酸球の活性化マーカーとしてCD69分子が知られているが,CD69分子の機能的役割は,十分に解明されていない.そのた…

    DOI Web Site 参考文献16件

  • 抗原特異的IgE抗体陽性率と食物アレルギーの実態

    東山 由佳, 朝子 幹也, 宇都宮 敏生, 下野 真紗美, 桑原 敏彰, 井原 遥, 杉田 侑己, 森田 瑞樹, 河内 理咲, 濱田 聡子, 岩井 大 日本鼻科学会会誌 60 (4), 485-494, 2021

    <p>はじめに:本邦ではアレルギー疾患が増加しており,近年では成人型食物アレルギーの有病率も増加傾向である。中でも花粉と果物が持つ共通コンポーネントによる口腔アレルギー症候群(花粉-食物アレルギー症候群,pollen-food allergy syndrome, PFAS)は食物アレルギーの特殊型で,多くは症状が口腔咽喉頭に限局しており,看過されてしまうことが少なくない。中にはアナフィラキシー症…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献15件

  • 5層のmultilayer閉鎖による経鼻的頭蓋底再建を行った髄膜脳瘤例

    森田 瑞樹, 朝子 幹也, 下野 真紗美, 東山 由佳, 岩井 大 日本鼻科学会会誌 60 (4), 478-484, 2021

    <p>頭蓋底に発生する髄膜脳瘤の頻度は35,000~40,000人に1例で髄膜脳瘤の1~10%と報告されており極めて稀な先天奇形であり,発見が遅れやすい。耳鼻咽喉科領域に出現することは稀で,鼻腔腫瘍と診断され手術を施行され,髄液瘻を招くこともあるので留意が必要である。治療は,従来は開頭手術がよく行われていたが,近年では内視鏡下で切除及び再建が行われる症例も増えている。今回我々は中国で勤務中に意識…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献18件

  • 若年上咽頭癌に対する放射線治療後の二次癌(誘発癌)が疑われた耳下腺癌例

    嶋村 晃宏, 阪上 智史, 八木 正夫, 藤澤 琢郎, 清水 皆貴, 鈴木 健介, 岩井 大 口腔・咽頭科 34 (1), 79-85, 2021

    若年で上咽頭癌を発症し,放射線化学療法を施行15年後に放射線照射域に耳下腺癌を発症した症例を報告する.13歳時に初回の放射線化学療法を施行され,再発に対して放射線化学療法を繰り返し施行された.28歳時に画像検査で左耳下腺腫瘤を認め,細胞診で悪性を疑う所見を得た.左耳下腺拡大全摘術と左頸部郭清術を行い,病理組織学的診断は唾液腺導管癌であった.術後全身転移にて,約1年で不幸な転帰をとった.放射線誘発…

    DOI 医中誌

  • 好酸球性副鼻腔炎における黄色ブドウ球菌エンテロトキシンの感作に関する検討

    東山 由佳, 朝子 幹也, 宇都宮 敏生, 下野 真紗美, 井原 遥, 森田 瑞樹, 岩井 大 日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会誌 1 (1), 49-54, 2021

    <p>はじめに:好酸球性副鼻腔炎は難治性・易再発性が問題となる疾患であり,近年その外的病原因子として黄色ブドウ球菌や真菌の関与が報告されている。黄色ブドウ球菌はスーパー抗原活性を有する外毒素であるエンテロトキシンを産生することが知られており,これはステロイド抵抗性にも関与するとされ,好酸球性副鼻腔炎のエンドタイプにおいても最も典型的な要素として関与が挙げられている。近年Type2炎症においてこの…

    DOI 医中誌

  • 鼻科基礎ハンズオンセミナーの取り組み(第7報)

    意元 義政, 尹 泰貴, 熊井 琢美, 河野 通久, 林 隆介, 小山 佳祐, 木戸口 正典, 神田 晃, 岩井 大, 藤枝 重治, 清水 猛史, 原渕 保明 日本鼻科学会会誌 60 (4), 566-570, 2021

    <p>日本鼻科学会では,鼻科学会会員を対象とした『鼻科基礎ハンズオンセミナー』を2014年より開催している。鼻科基礎ハンズオンセミナーは,研究技術の向上や研究に対するモチベーションの向上,そして各施設間の研究を通じた横断的連携を図る目的で企画された。本セミナーは,基礎研究を行っている全国の各施設の医師より構成されている。今回で7回目となる本セミナーを第59回日本鼻科学会総会・学術講演会(東京)に…

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 鼻副鼻腔に発生した神経鞘腫の2例

    下野 真紗美, 朝子 幹也, 宇都宮 敏生, 濱田 聡子, 岩井 大 日本鼻科学会会誌 60 (4), 553-558, 2021

    <p>神経鞘腫はSchwann細胞由来の良性腫瘍で,頭頸部領域では聴神経に発生することが多く,鼻副鼻腔原発は1%と非常に稀である。発生部位は,鼻副鼻腔の中では鼻中隔,篩骨洞に多く,由来神経を同定することが困難である場合が多いとされる。根治治療は手術による完全摘出が必要となるが,鼻副鼻腔原発の神経鞘腫例は術後に再発を認めることは少なく,神経脱落症状もほぼ起こらないとされる。近年では内視鏡アプローチ…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献8件

  • キーワードを考慮したBERT2BERTによる広告文生成

    黒木 開, 川上 孝介, 岩井 大志, 石塚 湖太, 中田 和秀 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2021 (0), 2D3OS7a02-2D3OS7a02, 2021

    <p>リスティング広告における広告文の品質向上は、消費者をランディングページ(LP)へ誘導し、購買へと繋げるために大変重要である。 品質向上手法には一般的に知られた手法がいくつかあり、例えば検索キーワードを広告文内に含めることで、クリック率など各種指標が改善することが知られている。そこで本論文ではより優れた広告文を生成するために、特定のキーワードを高確率で含む文生成手法を提案する。ベースとなる自…

    DOI

  • 生活環境にもとづいた補聴器装用指導の重要性

    片岡 大輔, 日高 浩史, 福井 英人, 小西 将矢, 土井 直, 鈴鹿 有子, 岩井 大 AUDIOLOGY JAPAN 63 (4), 250-255, 2020-08-30

    <p>要旨: 社会的交流が乏しい環境下では, 認知症の発症リスクの上昇が示唆されている。そのため, 難聴高齢者の生活環境における社会的交流状況を把握する必要がある。我々は装用時の生活環境音圧を入力音圧として表示できるデータログ搭載補聴器を活用し, 装用指導を行っている。そこで, この入力音圧の分布に着目し, 当科補聴器外来で入力音圧を記録できた27例を対象に難聴高齢者の生活環境と, …

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 耳下腺部腫瘍手術における顔面神経本幹同定・処理の基本と骨削開による応用

    岩井 大, 鈴木 健介, 藤澤 琢郎, 日高 浩史, 八木 正夫 日本耳鼻咽喉科学会会報 123 (5), 350-355, 2020-05-20

    <p> 耳下腺部には, 耳下腺の浅・深葉腫瘍のほか, 顔面神経から発生する神経鞘腫などが発生するが, その術前診断率はいまだ高いとは言えない. また, 一般的な術後顔面神経麻痺率は約20%とされ高い発生率を示す. したがって, この領域の手術では, 顔面神経の同定・処理を含めた基本的な手術手技の習得と, 術中の臨機応変な手技の展開が望まれる. さらに, …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献11件

  • 好酸球性副鼻腔炎における包括的気道炎症制御―Airway Medicineについて―

    朝子 幹也, 小林 良樹, 髙田 真紗美, 井原 遥, 森田 瑞樹, 東山 由佳, 髙田 洋平, 尹 泰貴, 河内 理咲, 桑原 敏彰, 阪本 大樹, 濱田 聡子, 神田 晃, 岩井 大 耳鼻咽喉科臨床 113 (3), 135-144, 2020

    <p>Eosinophilic chronic rhinosinusitis (ECRS) is a known subtype of chronic rhinosinusitis, characterized by the presence of nasal polyps with eosinophilic infiltration. It is a refractory disease …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献2件

  • 鼻科基礎研究ハンズオンセミナーの取り組み(第6報)

    細矢 慶, 尹 泰貴, 鈴木 正宣, 山田 高也, 日笠 幸一郎, 臼倉 典宏, 本間 あや, 鈴木 健介, 岩井 大, 神田 晃, 川内 秀之, 大久保 公裕 日本鼻科学会会誌 59 (2), 172-178, 2020

    <p>日本鼻科学会では,2014年より学会主導による『鼻科基礎研究ハンズオンセミナー』を開催している。これは,耳鼻咽喉科臨床医の基礎研究に対するモチベーションや研究技術の向上,ひいては各大学間の研究を通じた横断的連携を図る目的で企画された。今回で6回目となる本セミナーを第58回日本鼻科学会総会・学術講演会(東京)において企画した。今回は,①マウスの取り扱い・疾患マウスモデルの作製法,②バイオイン…

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 雑音下聴取困難スクリーニング検査の開発

    芦谷 道子, 土井 直, 原島 恒夫, 小渕 千絵, 岩井 大 AUDIOLOGY JAPAN 62 (6), 615-621, 2019-12-28

    <p>要旨: 純音聴力は正常であるが, 日常生活において聴き取りに困難が生じる聴覚情報処理障害 (APD) によって, 小児は学習面や対人関係面に二次的問題を生じることが多く, 早期発見が求められている。しかし我が国ではその定義や評価法, 支援法が定まっていない。本研究では APD の一症状である雑音下聴取に注目し, 早期発見に寄与する「雑音下聴取困難スクリーニング検査 (LINDS) …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献1件

  • IEEE VR 2019 報告

    清川 清, 安藤 英由樹, 伊藤 雄一, 天野 敏之, 河合 紀彦, 池田 聖, 橋本 渉, 大西 克彦, 山本 豪志朗, Photchara Ratsamee (Ei), 北村 喜文, 岩井 大輔, 大槻 麻衣, 鳴海 拓志, 森 尚平, 井村 誠孝, 柳田 康幸, Jason Orlosky, 伊藤 勇太, 野嶋 琢也, 杉本 麻樹, 古川 正紘, 高嶋 和毅, 吉田 ひさよ, 今村 伊知郎, 林 大悟, 木村 勇斗 日本バーチャルリアリティ学会誌 24 (3), 18-27, 2019-09-30

    DOI

  • 地理情報システム(GIS)を用いた電気自動車(EV)の充電時間と待ち時間に着目した走行支援システムの構築

    岩井 大輝, 塩田 淳, 三谷 康範 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2019 (0), 26-27, 2019-09-19

    <p>近年、環境・エネルギー問題への対策として、走行中に二酸化炭素を排出しないEVが急激に増加している。しかし、EVには航続可能距離が内燃車に比べて短い、充電に時間がかかるなどの課題がある。また、EVは回生ブレーキにより電力を回収できる特徴を有する。以上の点から、我々は標高差、充電スポットの情報等を有するGISを利用して、走行に必要な消費電力量推定式を導出し、EVの消費電力量を管理して走行を支援…

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  • 耳下腺手術

    司会:吉原 俊雄, 演者:岩井 大, 志賀 清人 日本耳鼻咽喉科学会会報 122 (4), 529-530, 2019-04-20

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  • プロジェクションマッピングの基盤技術

    岩井 大輔 電気学会誌 139 (1), 34-37, 2019-01-01

    <p>1.はじめに</p><p>プレゼン用スクリーンではなく,我々の身の回りのさまざまな面へと映像を投射するプロジェクションマッピングは,特にエンタテインメント・広告分野での利用が急拡大し,実際に街中で目にする機会も増えてきた。毎年,入学直後の大学生(理系)に対し,技術キーワードの浸透度合</p>

    DOI Web Site Web Site 参考文献25件

  • 鼻科基礎研究ハンズオンセミナー(第4報)基礎研究も裾野を広げる

    五十嵐 賢, 尹 泰貴, 白崎 英明, 安田 剛, 岩上 裕之, 小林 良樹, 澤田 俊輔, 岩井 大, 中村 銀士, 中山 岳, 松岡 伴和, 神田 晃, 藤枝 重治, 川内 秀之, 増山 敬祐 日本鼻科学会会誌 58 (1), 70-81, 2019

    <p>日本鼻科学会では,2014年より学会主導による『鼻科基礎ハンズオンセミナー』を開催している。これは,耳鼻咽喉科臨床医の基礎研究に対するモチベーションや研究技術の向上,ひいては各大学間の研究を通じた横断的連携を図る目的で企画された。幸いなことに本セミナーへの期待度は非常に高く,セミナー後のアンケート調査ではこれまで継続を希望する意見が多数であった。今回で4回目となる本セミナーを第56回日本鼻…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献6件

  • 鼻科基礎研究ハンズオンセミナーの取り組み(第5報)

    熊井 琢美, 尹 泰貴, 青井 典明, 前田 陽平, 林 隆介, 長門 利純, 鈴木 健介, 澤田 俊輔, 武田 和也, 津田 武, 岩井 大, 神田 晃, 猪原 秀典, 川内 秀之, 原渕 保明 日本鼻科学会会誌 58 (2), 152-158, 2019

    <p>日本鼻科学会では,2014年より学会主導による『鼻科基礎ハンズオンセミナー』を開催している。これは,耳鼻咽喉科臨床医の基礎研究に対するモチベーションや研究技術の向上,ひいては各大学間の研究を通じた横断的連携を図る目的で企画された。幸いなことに本セミナーへの期待度は非常に高く,セミナー後のアンケート調査ではこれまで継続を希望する意見が多数であった。今回で5回目となる本セミナーを第57回日本鼻…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献1件

  • 開頭術後に難治性耳漏を来たした1例

    福井 英人, 馬場 奨, 井原 遥, 小西 将矢, 朝子 幹也, 岩井 大 Otology Japan 29 (3), 234-238, 2019

    <p>頭部外傷後の開頭術後に難治性耳漏が生じた症例を経験した.初診時の左外耳道内は肉芽および耳垢で充満しており膿性耳漏を認めた.側頭骨CTでは左上鼓室後方から天蓋にかけて骨欠損を認め,頭蓋内へ軟部陰影が連続しており,手術加療を行なった.術中,乳突蜂巣内に大量の骨蝋を認め,CTで骨欠損を認めた部位には粘膜が形成されていた.骨蝋が感染源と考え,十分に除去し,手術を終了した.術後,耳漏は停止し,天蓋の…

    DOI 医中誌

  • 気管食道廔処置後に,類白血病反応を呈した椎前間隙膿瘍の1例

    宮本 真, 井原 遥, 岩井 大 日本気管食道科学会会報 69 (3), 204-209, 2018-06-10

    <p>われわれは,類白血病反応を呈した稀な椎前間隙膿瘍の1症例を経験したので報告する。症例は78歳の男性で,呼吸苦と気管食道廔の部分からの出血と排膿であった。CTでは椎前間隙の部分にair像を認め,採血データは白血球数が51,800/μl,芽球0.5%,骨髄球2.5%,後骨髄球2.5%を含んでいて,CRP 9.736 mg/dlであった。外科的切除術と多剤の抗生剤(SBT/ABPC, …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献3件

  • 全身免疫機能改変による進行性蝸牛障害の予防と治療

    岩井 大 耳鼻咽喉科展望 61 (1), 12-23, 2018-02-15

    <p> 慢性進行性難聴の要因のひとつとして遺伝因子が挙げられるが, 自己免疫性疾患やⅡ型糖尿病, 心血管障害, 慢性炎症 (白血球数や CRP の持続上昇) の症例でも難聴が進行することが知られている。 したがって, 難聴対策として全身疾患に目を向けることも重要である。 筆者は, マウスを用いた基礎実験レベルであるが, 全身免疫機構と内耳免疫機構との交通性や, …

    DOI 医中誌

  • 3つの骨性指標による顔面神経同定法と耳下腺腫瘍手術の工夫

    岩井 大, 八木 正夫, 藤澤 琢郎, 鈴木 健介 口腔・咽頭科 31 (1), 91-96, 2018

    耳下腺(部)腫瘍(瘤)は多くの種類があり,時に術前診断が困難である.耳下腺腫瘍手術の合併症は多岐にわたり頻度も高い.そこで今回,我々が行っている耳下腺腫瘍における術前診断法や手術手技の工夫について述べた.顔面神経本幹の同定においては,3つの骨性指標(鼓室骨,乳様突起,茎状突起)を重視しており,手術所見とともに,頭蓋骨標本の所見を用い,顔面神経と骨性指標との解剖学的位置関係を検討した.

    DOI 医中誌

  • OSAS 患者における病勢マーカーとしての鼻腔 NO

    河内 理咲, 小林 良樹, 大岡 久司, 神田 晃, 朝子 幹也, 岩井 大, 安場 広高 口腔・咽頭科 30 (2), 221-225, 2017

    <p> 近年, 呼気中一酸化窒素 (FENO) が喘息などの気道炎症性疾患において臨床応用されている. FENO は, 主に炎症やストレスによって気道上皮, 特に副鼻腔で産生される NO を反映しているため, 鼻腔の NO 濃度にも影響する. 鼻腔の閉塞や気流の変化が関与する閉塞性睡眠時無呼吸症候群 (OSAS) においても, FENO, 特に鼻腔 NO がその病態を反映することが推測される. …

    DOI 医中誌

  • HSP70遺伝子導入による内耳有毛細胞変性抑制とHSP70発現部位の検討

    髙田 洋平, 髙田 智子, 岩井 大, 友田 幸一, Raphael Yehoash 関西医科大学雑誌 68 (0), 1-7, 2017

    <p>主な感音難聴の原因としては内耳における有毛細胞の細胞死によって,しばしば引き起こされる.また,有毛細胞は自己再生しないことも報告されている.HSPsは全ての細胞においてタンパク質のフォールディングを制御する分子シャペロンとしての機能を持つ.HSPsとは,細胞が熱・音響外傷・耳毒性薬剤などの条件下にさらされた際に,発現が上昇して細胞を保護するタンパク質の一群であり,その中でもHSP70は,熱…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献20件

  • 歯根膿瘍の処置中に発症した顔面・頸部皮下気腫,縦隔気腫の1症例

    井原 遥, 宮本 真, 熊澤 博文, 岩井 大 日本気管食道科学会会報 68 (6), 388-395, 2017

    <p>日常診療の中で気管切開術後やガス産生菌感染症などで,頸部皮下気腫や縦隔気腫を認めることはある。しかし,その原因の一つに歯科治療があることはほとんど知られていない。今回,われわれは歯科治療後に顔面・頸部皮下気腫および縦隔気腫をきたした症例を経験したので報告する。</p><p>症例は21歳,男性。主訴は右眼瞼および頬部の腫脹。近医歯科にて右上顎小臼歯,歯根部膿瘍の治療後に,右眼瞼および頬部を中…

    DOI Web Site Web Site ほか1件

  • 耳下腺腫瘤に対する診断的アプローチ

    岩井 大, 八木 正夫, 鈴木 健介, 藤澤 琢郎, 村田 英之, 小西 将矢, 福井 英人, 阪上 智史, 髙田 洋平, 池田 耕士 耳鼻咽喉科臨床 110 (8), 495-500, 2017

    <p>Various non-epithelial masses such as like Kimura’s disease with eosinophilia, MALToma with Sjogren syndrome and schwannoma from the facial nerve, as well as epithelial masses, have been …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献4件

  • 手へのテクスチャ重畳投影による触質感変調の検討

    青木 芽衣, 渡邊 淳司, 岩井 大輔, 佐藤 宏介 映像情報メディア学会誌 71 (3), J118-J120, 2017

    本研究では,身体投影により手の見えを変調したときの,知覚する触質感への影響を調査する.触質感評価実験では,白色光と7種類のテクスチャ画像を被験者の手へ投影し,その状態で3種類の素材をなぞらせ,8項目の触質感を心理評価させた.実験結果より,手の見えの変調で接触対象の触質感を変調できることが示唆された.

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 再発転移頭頸部扁平上皮癌に対するセツキシマブ併用化学療法後の治療効果および予後因子の検討

    鈴木 健介, 阪上 智史, 藤澤 琢郎, 八木 正夫, 清水 皆貴, 林 謙治, 中村 聡明, 澤田 俊輔, 岩井 大 頭頸部癌 43 (4), 493-498, 2017

    2013年1月から2017年1月にFirst lineとしてセツキシマブ併用化学療法を施行した再発・転移頭頸部扁平上皮癌39例を対象とし,治療効果および予後因子につき検討した。年齢は23歳から89歳(中央値68歳),男性32例,女性7例であった。First lineとしてセツキシマブと併用した化学療法の内容はFC(5-FU+カルボプラチン)が32例,パクリタキセル5例,その他2例であった。全生存…

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献19件

  • ステレオ投影による視覚的変形で知覚される実物体表面質感の調査

    奥谷 凪, 佐藤 宏介, 岩井 大輔 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2017 (0), 2L3OS09b4-2L3OS09b4, 2017

    <p>プロジェクションマッピングにより,実物体を視覚的に形状操作するステレオ投影技術は,製品のデザインを効率良く行うことが期待できる.一方,プロジェクタの空間解像度およびダイナミックレンジには限界があり,細かな表面質感の高品位な再現は困難である.我々は、投影対象の表面質感をそのまま利用するアプローチを提案し、本研究では、視覚的形状変形後も保持されるように知覚される表面質感の条件を調査した.</p>

    DOI

  • 耳下腺腫瘍切除術における顔面神経下顎縁枝の同定と温存

    岩井 大, 福井 英人, 宇都宮 敏生, 八木 正夫, 藤沢 琢郎, 鈴木 健介, 小西 将矢, 友田 幸一 口腔・咽頭科 29 (1), 51-55, 2016

    耳下腺腫瘍切除術の主要な合併症のひとつとして術後顔面神経麻痺がある. これを予防するためには顔面神経の適切な処理が重要であり, 今回, 顔面神経下顎縁枝の同定法と温存法について検討した. この神経は下顎角の尾側縁から約 5mm 頭側を走行するのが一般的であるが, 解剖学的に多様な走行を示し, かつ, 顔面神経刺激装置の効果も限定的である. したがって, …

    DOI 医中誌

  • 気管切開術を要した深頸部膿瘍症例の検討

    宇都宮 敏生, 八木 正夫, 岩井 大, 阪上 智史, 鈴木 健介, 宮本 真, 藤澤 琢郎, 友田 幸一 頭頸部外科 26 (1), 13-17, 2016

    深頸部膿瘍は耳鼻咽喉科領域の中でも重篤な感染症である。重症化すると気道狭窄をきたし,状態によっては気管切開術による気道確保が必要となる。しかしながら,気管切開術は様々な弊害をきたすためできれば避けたい手術である。今回われわれは2006年4月から2014年3月までに当院で頸部外切開による排膿術が行われた深頸部膿瘍の27例を対象として,気管切開術が必要となる指標についての検討を行った。その結果,喉頭…

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献3件 参考文献7件

  • 鼻科内視鏡手術 立位か座位か

    髙田 真紗美, 朝子 幹也, 馬場 一泰, 横山 彩佳, 村田 英之, 濱田 聡子, 岩井 大, 友田 幸一 耳鼻咽喉科展望 59 (6), 332-336, 2016

    <p> The number of surgeon who performs ESS in sitting position is increasing in recently. ESS has been changing to be complex and difficult surgical procedure. The ESS surgeon can use bilateral foot …

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  • DIEGO<sup>®</sup> ELITE の有用性

    黒田 一慶, 朝子 幹也, 髙田 真紗美, 河内 理咲, 髙田 洋平, 濱田 聡子, 岩井 大, 友田 幸一 耳鼻咽喉科展望 59 (6), 338-340, 2016

    <p>DIEGO<sup>®</sup> ELITE, is a newcomer for microdebrider provided from Olympus Co.. DIEGO<sup>®</sup> ELITE is featuring declog, gun grip, and coagulator functions. Declog is easy to remove stack …

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  • 大耳介神経耳垂枝温存手技を利用した耳下腺手術

    岩井 大, 小西 将矢, 宇都宮 敏生, 安藤 奈央美, 八木 正夫, 友田 幸一 口腔・咽頭科 28 (2), 231-235, 2015

    耳下腺手術における大耳介神経 (GAN) 同定法と耳垂枝 (LB) 温存手技を考案したのでこれを詳述した. 耳下腺良性腫瘍76例にこの手技を行い, GAN 同定率と LB 温存率はいずれも97.4%であった. 今回の手技では, 神経温存と皮弁剥離, 耳下腺被膜剥離・温存が同時に行えるため, 耳下腺被膜を当初から同定する手技や, 耳下腺被膜を一旦露出したのち改めて GAN …

    DOI 医中誌

  • 甲状腺分化癌高リスク群における甲状腺全摘術後の外来I-131内用療法の経験

    岩井 大, 宇都宮 啓太, 小西 将矢, 安藤 奈央美, 宇都宮 敏生, 藤澤 琢郎, 馬場 奨, 友田 幸一 頭頸部外科 24 (2), 235-241, 2014

    甲状腺全摘後の甲状腺分化癌高リスク症例に対するI-131の外来内用療法が認可され,われわれの施設でも本法の適応と考えられた22例中19例で実施できた。当初,東日本大震災の福島原発放射能汚染事故に関連し,本法に躊躇される例があった。甲状腺ホルモン休薬法に比しrhTSH(Recombinant human thyroid stimulation …

    DOI 医中誌 参考文献5件

  • 甲状腺手術に前頸部脂肪組織切除術が併用された高度肥満症例

    岩井 大, 小西 将矢, 安藤 奈央美, 馬場 奨, 友田 幸一 日本内分泌・甲状腺外科学会雑誌 31 (3), 228-231, 2014

    高度肥満(BMI 52)の甲状腺癌手術症例を経験した。術後出血の診断や,出血に対する気管切開術の容易化のため,甲状腺手術の際に前頸部脂肪組織切除術を併用した。今後の高度肥満症例の増加が考えられるが,肥満症例でも積極的に甲状腺手術が行えるよう,前頸部脂肪組織切除術併用などの手術法の工夫が必要と思われる。

    DOI Web Site 医中誌

  • 頸部に進展した胸腺囊腫の1例

    安藤 奈央美, 岩井 大, 小西 将矢, 馬場 奨, 岡崎 はるか, 河内 理咲, 友田 幸一 頭頸部外科 24 (2), 231-234, 2014

    胸腺囊腫の多くは胎生期胸腺組織の遺残に由来する先天性疾患と考えられ,頸部に見られるものはまれである。われわれは今回,71歳女性の腺腫様甲状腺腫に合併した胸腺囊腫の1例を経験した。CT・MRIでは左上縦隔から頸部に至る囊胞様腫瘤を認めた。手術では頸部からのアプローチで,この腫瘤を切除した。胸腺囊腫は一般に臨床症状に乏しいが,時に気道閉塞症状を示し,また癌化することが報告されている。したがって早期の…

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献2件

  • 分散最適化にもとづく協調型映像投影システムの設計

    塚本 潤, 岩井 大輔, 加嶋 健司 自動制御連合講演会講演論文集 57 (0), 2093-2094, 2014

    本発表では,複数台のプロジェクタとカメラからなる投影システムにおいて,動的な環境でも協調的に機能するアルゴリズムを構築し,実験によりその有効性を検証する.

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  • 特集 第18回大会

    遠藤 雅伸, 河﨑 善一郎, 竹村 治雄, 清川 清, 柳田 康幸, 遠藤 恵一, 岩井 大輔, 金谷 一朗, 浦西 友樹, 黒田 嘉宏, 間下 以大, 安室 喜弘, 中尾 恵, 井村 誠孝, 石井 裕剛, 飯塚 博幸, 中島 康祐, 羽鹿 諒, 櫻井 翔, 横井 茂樹 日本バーチャルリアリティ学会誌 18 (4), 6-40, 2013-12-31

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