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検索結果 40 件

  • 1 / 1

  • 肉用鶏に発生した消化管重複囊胞の13例

    阿部 増美, 茂木 洋子, 渡辺 一雅, 清宮 幸男 日本獣医師会雑誌 77 (3), e43-e50, 2024

    <p>消化管重複囊胞に罹患した44~49日齢の肉用鶏13例を病理学的に検索した.長径28~70 mmの楕円球状囊胞が7例の十二指腸上行部遠位,3例の腺胃並びに各1例の食道,空腸及び腸間膜に密着していた.各囊胞は単房性及び非交通性であり,内腔に淡明粘液を満たしていた.組織学的に,全囊胞壁は腸粘膜上皮に類似する内張り上皮,固有層,3層の平滑筋及び被膜により構成され,囊胞と消化管はそれぞれ固有の平滑筋…

    DOI Web Site 参考文献24件

  • 肉用出荷鶏に散発した関節へのアミロイド沈着を伴う全身性アミロイド症

    茂木 洋子, 阿部 増美, 前田 学, 倉持 好, 森田 靖, 清宮 幸男 日本獣医師会雑誌 76 (9), e231-e236, 2023

    <p>約50日齢の肉用出荷鶏9例が全身性アミロイド症に罹患した.剖検により,7例の発育が遅延し,全例の肝臓が顕著に腫大及び褪色して硬結感を有し,ときにワックス様光沢を示した.6例の脾臓が軽度または中程度に腫大し,2例の割面に小白色斑がみられた.1例の両側大腿脛骨関節の関節軟骨及び滑膜に黄橙色物質が沈着していた.組織学的に,コンゴレッド染色で陽性及び偏光下で緑色複屈折を示すアミロイドの沈着が,全例…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献18件

  • 肉用鶏に発生した腺胃重複囊胞の5例

    阿部 増美, 茂木 洋子, 前田 学, 渡邊 一生, 菊池 普貴子, 清宮 幸男 日本獣医師会雑誌 75 (7), e145-e149, 2022

    <p>腺胃重複囊胞に罹患した46~67日齢の肉用鶏5例を病理学的に検索した.剖検により,単一の囊胞が全例の腺胃に密着していた.囊胞は直径35~72mm,単房性及び非交通性であり,内腔に粘液を満たしていた.組織学的に,囊胞壁は内張り上皮,固有層,3層の平滑筋及び被膜により構成され,2例の固有層の深層に複合管状腺が散在した.内張り上皮は単層の円柱または立方上皮より成り,しばしば絨毛状突起を形成してい…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献17件

  • 肉用出荷鶏の食道重複囊胞

    阿部 増美, 菊地 薫, 菊池 普貴子, 清宮 幸男 日本獣医師会雑誌 74 (12), 826-830, 2021-12-20

    <p>食道重複囊胞に罹患した46日齢の肉用出荷鶏の1例を病理学的に検索した.長径4cmの楕円球の囊胞が,腺胃と連結する食道下部に密着して同領域を圧迫していた.囊胞は単房性で,内腔に化膿性滲出物を混じた粘液を満たしていた.組織学的に,囊胞壁は被覆上皮,粘液腺を含む上皮下結合組織,2層の平滑筋及び線維性被膜により構成され,被覆上皮は重層扁平上皮であった.得られた成績から囊胞は食道あるいは嗉囊に類似す…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献14件

  • 肉用出荷鶏の脾臓に発生した腸原性囊胞の11例

    阿部 増美, 菊池 普貴子, 清宮 幸男 日本獣医師会雑誌 74 (10), 657-661, 2021-10-20

    <p>腸原性囊胞に罹患した47~65日齢の肉用出荷鶏11例を病理学的に検索した.全囊胞が単房性で脾臓に密着していた.9例が単一,他2例が各2囊胞を有していた.囊胞は長径が15~68mmで,内腔に淡明粘液を満たしていた.組織学的に,囊胞壁は被覆上皮,上皮下結合組織,平滑筋及び線維性被膜の4層により構成され,被覆上皮は単層の立方または円柱上皮より成り,しばしば絨毛状突起を形成していた.同突起を被う円…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献11件

  • 1農場の肉用出荷鶏に散発したアスペルギルス症の30例

    菊地 薫, 安保 潤, 三浦 潔, 清宮 幸男 日本獣医師会雑誌 74 (1), 67-71, 2021-01-20

    <p>1農場由来の60~65日齢の肉用出荷鶏約108万羽中55羽をアスペルギルス症と診断し,罹患鶏30羽を病理学的に検索した.病巣分布により23例が肺型,6例が皮膚型及び1例が全身型に分類された.肉眼的に,肺型では硬度を増した淡黄色結節が13例の肺及び全例の気囊に形成され,腹気囊が頻繁に罹患していた.同結節は皮膚型の翼及び大腿の両羽域と同周辺に好発し,全身型の肺,気囊,肝臓,腎臓及び心臓に存在し…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献8件

  • 特殊飼料給与鶏飼育農場におけるカンピロバクター汚染状況と衛生管理の関連性

    吉田 昭一, 知念 邦彦, 小林 己子緒, 大池 裕治 日本獣医師会雑誌 71 (12), 719-722, 2018-12-20

    <p>これまでの調査により,カンピロバクター汚染率及び定着菌数の低い特殊飼料給与鶏(B鶏)の存在を確認した.そこで,B鶏生産農場におけるカンピロバクター汚染状況を調査したところ,34農場中6農場が陽性であった.農場を衛生管理別に3区分したそれぞれの汚染率は,「良」6%(1/17農場),「普通」18%(2/11農場)及び「劣る」50%(3/6農場)であった.前回の調査成績を含めて分析したところ,「…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献6件

  • 猫消化管硬化性肥満細胞腫の1例

    藤井, 知世, 佐々木, 淳, 御領, 政信 岩手県獣医師会会報 40 (2), 43-45, 2014-10-01

    10歳, 避妊雌, アメリカンショートヘアーの猫が毎日嘔吐しているとの主訴でホームドクターを受診した. 触診では腹部に腫瘤が確認され, 試験開腹を行ったところ, 腸間膜や小腸壁において白色硬結腫瘤が多発性に認められ, 小腸壁が不整に肥厚している部位もみられた. 病理組織学的に, 腸間膜部腫瘤や肥厚した小腸の粘膜下組織では, 膠原線維の網目状増生や好酸球浸潤を伴う円形細胞の増殖が認められ, …

    機関リポジトリ

  • 頚曲がり鶏群における神経系病変の病理学的検索

    辻, まりこ, 江幡, 麻代, 佐々木, 淳, 倉持, 好, 御領, 政信 岩手県獣医師会会報 39 (1), 20-24, 2013-04-01

    孵化直後から頚の背後方屈曲(頚曲がり)を一過性に示す鶏群における脊髄灰白質背角領域の縮小化に着目し, この病変が頚曲がりに共通して認められるものか, あるいはこの個体特有のものなのかを, 5代目雛を用いて評価した. 実験鶏として, 発症鶏由来, 未発症鶏由来およびP2系1日齢雛の各5羽3群を設定し, それぞれ臨床症状の観察と剖検を行い, 脊髄5カ所(第二~三頚髄, 第七~八頚髄, 頚膨大部, …

    機関リポジトリ

  • エロモナス属菌が分離されたブロイラー鶏の大腿部蜂窩織炎

    相川, 拓人, 倉持, 好, 佐々木, 淳, 川崎, 武志, 御領, 政信 岩手県獣医師会会報 37 (2), 69-76, 2011-04-01

    食鳥検査では著変がなく, 食鳥解体時に大腿部内側皮下にゼリー状病変が認められた2羽のブロイラー鶏において, その病態を明らかにするために細菌学的, 病理組織学的検索を行った.病変部より細菌分離を試みた結果, Aeromonas spp. (A菌) が純培養された. 組織学的検索では毛細血管新生, 皮下結合織増生, 水腫, マクロファージの浸潤を伴う重度の蜂窩織炎がみられ, …

    機関リポジトリ

  • カニクイザルの肝臓ペルオキシゾームに対するdi(2-ethylhexyl)phthalateの影響

    佐竹, 茂, 御領, 政信, 岡田, 幸助 岩手県獣医師会会報 36 (3), 87-97, 2010-07-01

    カニクイザルがペルオキシゾーム増殖誘導剤に対してどのような反応を示すかについての基礎的な背景データを得る目的で投与試験を行った.雄3匹,雌4匹のカニクイザルにdi(2-ethylhexyl)phthalate(DEHP)の1,000mg/kg/dayを28日間経口投与, 対照として,雌雄各3匹にコーンオイルを同様に投与した.電子顕微鏡検査では投与開始前に肝臓生検を実施し,投与前と投与後について動…

    機関リポジトリ

  • 血管肉腫により心タンポナーデを呈した犬の1例

    小林, 沙織, 荻野, 朋子, 神志那, 弘明, 御領, 政信, 安田, 準, 佐藤, れえ子 岩手県獣医師会会報 36 (3), 98-103, 2010-07-01

    心タンポナーデを起こした9歳の犬に対し,精査したところ、右心耳および脾臓尾側部に腫瘤病変が認められた.病変部位および凝固しない血様心膜液の性状から血管肉腫が強く疑われた.心臓に対する支持療法のみで102日間生存したが,その際,救急措置として血様心膜液の自家血輸血が有効であった.剖検後,病理組織学的に右心房由来と考えられる多発性転移を伴う血管肉腫と診断された.

    機関リポジトリ

  • 幼若ラットを用いた中期イニシエーション活性検索法に関する実験病理学的研究

    浅岡, 由次, 酒井, 洋樹, 平田, 暁大, 佐々木, 淳, 御領, 政信, 柳井, 徳磨, 岡田, 幸助 岩手県獣医師会会報 36 (2), 43-55, 2010-04-01

    in vivo中期イニシエーション活性検索法は肝臓の前がん病変を指標として,非肝発がん物質を含めた遺伝毒性発がん物質の発がん性(イニシエーション活性)を短期間に検出できる試験系である.過去の報告から,本試験系では被験物質投与期間に肝臓における高い肝細胞増殖活性と十分な代謝酵素活性が必要であることが知られているため,従来法では被験物質投与期間に肝細胞増殖活性の誘導を目的とした肝部分切除等の細胞増殖…

    機関リポジトリ

  • 慢性足根関節炎を示した黒毛和種子牛の1治療例

    大野, 千明, 山岸, 則夫, 佐藤, 繁 岩手県獣医師会会報 35 (4), 139-142, 2009-10-01

    3カ月齢時に右足根関節部の腫脹を示し, 5カ月齢時には右後肢は負重困難で顕著な跛行(支柱跛)を呈し,右足根関節部は尾側から診ると反対側の2倍程度に腫大・硬結を示した黒毛和種雌子牛に対し関節切開術を試みた.術後2カ月以内に術創・跛行ともに治癒し,良好な成績が得られた.

    機関リポジトリ

  • 鶏の幼雛における実験的緑膿菌感染症

    關, 茉莉絵, 御領, 政信, 佐々木, 淳, 岡田, 幸助 岩手県獣医師会会報 35 (3), 88-91, 2009-01-01

    野外採卵鶏の眼鏡下洞が腫脹し,化膿性肉芽腫が認められた成鶏より緑膿菌が分離され,幼雛に対する病原性を病理学的に検索した.10^9接種群では接種日齢にかかわらず接種後3日以内にほぼ全例が死亡したが,10^8接種群では接種日齢が高いほど死亡数が減少した.10^9接種群では接種12時間後で沈うつ,頭部下垂を示し,接種4日後の一部のひなでは遊泳運動,ふらつきなどの神経症状,片側眼瞼の閉鎖が認められた.肉…

    機関リポジトリ

  • SPF鶏におけるブロイラー盲腸由来およびヒト食中毒事例由来Campylobacter jejuniの実験的感染

    佐々木, 淳, 御領, 政信, 岡田, 幸助 岩手県獣医師会会報 34 (4), 133-138, 2008-10-01

    野外例のブロイラー盲腸由来および岩手県内で発生したヒト食中毒事例由来Campylobacter jejuni (C. jejuni) をSPF鶏に接種し, 特異的な病変形成の有無および盲腸内における菌の動態について病理学的および細菌学的に検索した. 両菌株の初生ヒナ接種群では, 特異的な臨床症状および病変の形成は認められなかった. 2週齢時および15週齢時接種群でも病変の形成は認められず, …

    機関リポジトリ

  • ブロイラー淘汰鶏における脊椎椎体腫瘍

    松野, 純子, 御領, 政信, 佐々木, 淳, 岡田, 幸助 岩手県獣医師会会報 34 (4), 133-138, 2008-01-01

    3カ所のブロイラー農場において出荷前に自主淘汰された鶏119例について病理学的および細菌学的に検索し,椎体膿癌の詳細について検討した.臨床的にはほとんどが削痩・発育不良,脚弱を示していた.肉眼的にはいずれの農場でも脊椎症が最も多く(81/119),椎体膿瘍はA群15/40,B群3/26,C群16/53で,そのうち椎体以外にも細菌感染が観察された症例は6/34(17.6%)であった.椎体膿瘍は第六…

    機関リポジトリ 被引用文献2件

  • 犬のリンパ腫20例における組織形態学的および免疫組織化学的検索

    牛尾, 祥彦, 御領, 政信, 佐々木, 淳, 谷, 健二, 佐藤, れえ子, 百田, 豊, 岡田, 幸助 岩手県獣医師会解放 34 (2), 34-48, 2008-01-01

    犬のリンパ腫20例についてパラフィン切片の免疫組織化学染色における抗原賦活化緩衝液pHと固定条件について検討し,発症部位,腫瘍細胞の形態学的特徴と免疫表現型との関連性について検索した.染色性は抗原賦活化緩衝液がpH8.0のとき最適となり,固定条件による差はみられなかった.腫癌細胞はび漫性大細胞型6例,び漫性混合型9例,濾胞性混合型4例の形態を示し,その他としてホジキン様リンパ腫が1例であった.免…

    機関リポジトリ

  • 鉄結合性糖タンパク質ウシラクトフェリンの抗炎症作用とそのメカニズム

    小林, 沙織 岩手県獣医師会会報 33 (1), 4-10, 2007-01-01

    ラクトフェリンは鉄結合性糖タンパク質で,乳汁や唾液,涙液,鼻汁などの外分泌液中や成熟好中球の二次顆粒に存在し,局所の非特異的免疫に深く関与している.牛乳成分であるウシラクトフェリンの局所投与がネコの難治性口内炎に治療効果があることが明らかとなり,補助療法として臨床応用されている.本研究では,ウシラクトフェリンによる治療効果の機序を探るため,好中球およびリンパ球機能への影響を検討した.その結果,ウ…

    機関リポジトリ 被引用文献1件

  • 鳥インフルエンザ発生国:タイとベトナムの現状

    岡田, 幸助 岩手県獣医師会会報 32 (4), 153-156, 2006-01-01

    アジア諸国においては鳥インフルエンザ(AI)の大規模発生および人感染死問題が報道されているが,それらには興味本意での不安をあおるものが多い.日本養鶏協会から,鶏病専門家によるアジア諸国の鶏の衛生状況と本病の発生問題についての科学的分析,および国内の養鶏生 産者への情報提供が殆どなされていないので,タイ・ベトナムにおけるAIの現地調査と関係情報収集を行ってほしいと依頼があった.まさか自分が行くとは…

    機関リポジトリ

  • 岩手県において保護・剖検されたニホンカモシカ36例の病理学的観察

    荒木, 千尋, 倉持, 好, 辻本, 恒徳, 御領, 政信, 岡田, 幸助 岩手県獣医師会会報 32 (2), 45-50, 2006-01-01

    1999年4月から2004年4月に岩手県で保護され,死亡または衰弱したニホンカモシカ36例について剖検,22例については病理組織学的に検索した.雄が22例,雌が14例であり,年齢は5歳以下が12例,6~15歳が17例,16歳以上4例,不明が3例であった.死因としては事故死が17例,事故死以外が19例であった.事故死は交通事故によるものが12例と大半を占め,転落によるものが2例,3例は水死していた…

    機関リポジトリ 被引用文献2件

  • 猫の癌性胸膜炎・胸水症を示した腎癌

    中山, 史子, 御領, 政信, 佐藤, 淳, 佐藤, れえ子, 岡田, 幸助 岩手県獣医師会会報 31 (2), 39-42, 2005-01-01

    臨床的に胸水症および腎腫大が認められた13歳,雑種,避妊雌猫について病理学的に検索した.肉眼的には右側腎臓に白色腫瘍が認められ,高度胸水貯留と壁側胸膜における瀰漫性転移腫瘍巣を形成し,癌性胸膜炎を併発していた.組織学的には腫瘍細胞は管状ないし小胞巣状に増殖しており腎癌と診断された.

    機関リポジトリ

  • 地方病性牛白血病リンパ腫細胞における腫瘍壊死因子受容体の発現に関する研究

    池田, 学, 御領, 政信, 岡田, 幸助 岩手県獣医師会会報 31 (4), 133-141, 2005-01-01

    リンパ増殖性腫瘍疾患およびレトロウイルス疾患の病態進行に腫瘍壊死因子(TNF-α)が重要な役割を演ずることが報告されている.そこで我々は29例の地方病性牛白血病(EBL)牛を用いて,腫瘍細胞での腫瘍壊死因子受容体(TNF-RⅠ,RⅡ)の発現パターンを免疫組織化学的に検索した.腫瘍組織は病理組織学的にDiffuse mixed type(10例),Diffuse large …

    機関リポジトリ

  • ブロイラー種鶏におけるトリ白血病ウイルスJ亜群感染による骨髄球腫症

    前嶋, 孝典, 御領, 政信, 高見, 成昭, 川崎, 武志, 佐々木, 淳, 岡田, 幸助 岩手県獣医師会会報 28 (2), 57-61, 2002-04-01

    ブロイラー種鶏3農場から収集された242~454日齢の死亡鶏18例の内臓諸臓器が病理組織学的に検索された.肉眼的には,ほぼ全例において肝臓および脾臓は高度に腫大し,白色からやや黄色の微小斑あるいは最大直径1.5cmに至る結節が多発性に認められた.その他,腎臓,卵巣,肺,心臓,消化管および骨格筋において様々な程度に白色結節が認められた.組織学的には,肝臓および牌臓を中心として後骨髄球様,骨髄球様お…

    機関リポジトリ

  • 好酸球増多症を伴う突発性の失神発作がみられた黒毛和種の1例

    佐々木, 淳, 御領, 政信, 沼宮内, 茂, 深谷, 敦子, 岡田, 啓司, 岡田, 幸助 岩手県獣医師会会報 26 (4), 125-129, 2000-01-01

    好酸球増多症を伴う間欠的な失神発作のみられた黒毛和種牛1例を病理組織学的に検索した.肉眼的には,心臓,肝臓,腎臓,膀胱,子宮などの全身臓器において小血管の肥圧・明瞭化が多発性に認められた.組織学的には,主に小・細動脈の内膜から中膜における紡錘形細胞の同心円状増殖および膠原線維の増生が認められ,それらの紡錘細胞はα-SMA抗体に対し陽性反応を示した.エラスチカワンギーソン染色では,内弾性板の断裂・…

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  • ブロイラーの深胸筋症例

    鈴木 重男, 鎌田 正旦, 栗城 光雄, 石母田 四郎, 大島 寛一 日本獣医師会雑誌 47 (8), 606-608, 1994

    10例の52~58日齢ブロイラー鶏にみられた深胸筋病変を検索した. 緑色化変性, 時に萎縮性変化が両側性に深胸筋にのみみられ, 病理組織学的には硝子様ないし円盤状の筋線維の乏血性変化と補空性多核再生筋線維の増生が基本的病変であり, 増殖結合組織におけるリンパ球の囲管性浸潤を伴う静脈周囲炎が注目された.

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  • ブロイラーにみられた奇形腫の1例

    斎藤 茂, 佐藤 永, 大島 寛一 日本獣医師会雑誌 47 (9), 703-706, 1994

    食鳥検査に供された約4万羽中1例のチャンキー系雄の腹腔内に鶏卵大の孤在性腫瘍が認められ, 病理学的に3胚葉細胞から構成される奇形腫と診断された. 外胚葉組織として, 大部分を占める中枢神経組織の中に末梢神経線維束, 眼毛様体細胞の集合巣, 分化した皮膚および羽包組織が不規則に散在し, 内胚葉組織として, 有繊毛の気管様組織杯細胞を含む腸管様組織などがみられた. …

    DOI

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