岸岡 健太, 伊藤 幸男
林業経済研究
60
(1),
34-44,
2014
岩手県の北上山地では,多くの牧野組合により肉牛の日本短角種が放牧されてきた。近年では,自然牧野の多面的機能も注目されるが,面積の減少が進む。本研究の課題は,牧野の管理主体である牧野組合の経営展開と牧野管理の変遷を明らかにし,持続可能な牧野管理の研究に資することである。対象とした岩手県岩泉町大川地域の2つの牧野組合では1960〜1980年代の草地開発により,牧野を従来の広大な自然牧野から集約的な牧…
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