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  • 法人税が企業の海外移転に及ぼす影響に関する実証的研究

    田中 駿也, 川端 祐一郎, 藤井 聡 土木学会論文集 80 (3), n/a-, 2024

    <p> 都市地域の持続的な発展にとって,地域経済を牽引し雇用を提供する企業の立地は重要である.国内の法人税率の高さが企業の海外移転を加速するとの主張が存在するが,その妥当性に疑義を呈する学術研究も存在する.しかしこれらの研究では,事業拠点の海外への「拡大」と「移転」が区別されていない.本研究では,企業拠点の海外への「移転」に法人税率が影響を及ぼす可能性について,民間ビジネスマンへのインタビュー及…

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  • サムウェアズ・エニウェアズの価値観と道徳性の関係に関する研究

    小林 快斗, 川端 祐一郎, 藤井 聡 土木学会論文集 79 (8), n/a-, 2023

    <p> 近年,地元に根付いた生活を重んじる「サムウェアズ」と,地域や国境を越えた自由な生き方を重んじる「エニウェアズ」の間の価値観対立が先鋭化しているとする理論が,土木計画に関わる議論を含めた総合的な社会評論に活用されている.しかしこれらの価値観の定量分析は不十分であり,その規定要因や他の心理的傾向との関連性の実証的分析も行われていない.本研究ではサムウェア性/エニウェア性を計測する尺度を使用し…

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  • 新幹線整備費への財政制約による新幹線建設プロジェクトの遅延が国民経済に与える影響の研究

    岡本 航希, 川端 祐一郎, 藤井 聡 土木学会論文集 79 (10), n/a-, 2023

    <p> 近年,新幹線建設が当初計画から大きく遅延する傾向にあり,財政規律による事業費の削減はその一因である.新幹線建設の遅延は国民経済上の損失となり得るが,遅延の原因や,その経済財政的帰結について総合的分析を行った既往研究は存在しない.本研究では,新幹線建設遅延の実態を定量的に評価した上で,財政制約と新幹線建設遅延の関係に関する仮定を置き,現状の財政制約が国民経済と税収に及ぼす影響を分析した.そ…

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  • 飲食店への時短命令等の営業規制及び人流の変化がCOVID-19感染拡大に与える影響の研究

    加藤 真人, 川端 祐一郎, 藤井 聡 土木学会論文集 79 (2), n/a-, 2023

    <p> COVID-19が感染拡大する中,国による緊急事態宣言等や自治体の独自施策によって飲食店営業時間の短縮や休業の要請及び「命令」が繰り返し行われてきた.こうした要請や命令は都市活動に甚大な影響を及ぼすため都市政策上極めて重大な要素であるにもかかわらず,そうした命令を正当化するのに十分なだけの効果があったか,また緊急事態宣言等の措置についても都市全体の感染拡大防止にどの程度有効であったか十分…

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  • 高速道路網の拡充が大震災後の交通復興速度に与える影響の研究

    前川 美月, 川端 祐一郎, 藤井 聡 土木学会論文集D3(土木計画学) 78 (5), I_51-I_61, 2023

    <p>我が国は近い将来に巨大地震が発生する可能性が高く,人命や社会資本等に対する直接被害に加え,被災後の経済活動停滞により甚大な間接被害が生じる懸念もある.間接被害を最小限に抑えるためには復興の早期化が求められるが,その具体的方法と効果の研究は十分でない.本研究では,高速道路網拡充が,震災後の社会活動の復興速度に与える影響の検証を行った.東日本大震災後の道路通行実績データを用いて,震災により破断…

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  • 建設業企業間下請関係における収奪問題の深刻化傾向に関する研究

    高平 伸暁, 川端 祐一郎, 藤井 聡 土木学会論文集 79 (1), n/a-, 2023

    <p> 持続可能なインフラ開発のためには,中小企業を含めたあらゆる企業が安定的に経営できる環境が不可欠である.しかし我が国では長年,企業間下請関係における収奪問題が中小企業経営の大きな障害となっている事が指摘されておりその解決が問われてきた.本研究では,これまで行われる事が無かった定量分析で用いられる下請定義を拡張した分析と,例外的扱いとされる事が多かった建設業を対象に含めた分析を行った.その結…

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  • COVID-19対策における臨床現場の医師の意識に関する研究

    黄 宇成, 川端 祐一郎, 高野 裕久, 宮沢 孝幸, 藤井 聡 土木学会論文集 79 (6), n/a-, 2023

    <p> COVID-19の感染拡大を踏まえ,度重なる緊急事態宣言が発令されたのにも関わらず,医療体制の緊迫,そして過度な自粛による経済の後退や社交の減少などの問題が存在する.また,COVID-19の危険性やワクチンの接種に対する正しい認識は広まっておらず,医療関係者の意見より,政府の見解や社会の空気が世論に大きく影響しているのが現状である.そこで本論文は,大阪府の医師に対しアンケート調査を実施し…

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  • 日本人の積極的政治参加を忌避する心的傾向に関する研究

    遠山 航輝, 川端 祐一郎, 藤井 聡 土木学会論文集D3(土木計画学) 77 (5), I_213-I_223, 2022

    <p>近年我が国では,政治的論争はいくつかあるものの大規模な「政治運動」は起きていないことが,他の先進諸国と比べた顕著な特徴であると言える.これは「政治的無関心」の問題であるだけでなく,日本人が政治に対して抱いている「忌避感」の問題だとも言われるが,この忌避感についてはこれまで学術的な解明は不十分な状況にある.本研究ではこの忌避感を日本人が政治に対して持っている「恐怖・軽蔑感」と捉え,これに「対…

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  • 企業間下請関係における収奪問題の緩和・解消措置に関する制度的研究

    高平 伸暁, 川端 祐一郎, 藤井 聡 土木学会論文集D3(土木計画学) 78 (6), II_327-II_339, 2022

    <p> 我が国では,中小企業疲弊の源泉として企業間下請関係における「収奪問題」が長年議論されてきたが,近年,寧ろ収奪問題は深刻化しつつある.そこで本研究では,企業間取引の適正化施策に資する知見を得る事を目的として,戦後の収奪問題の学説とそれを踏まえつつ進展してきた制度的規制についての歴史的変遷をとり纏めた.その結果,収奪問題の研究には主に「中小企業論アプローチ」と「独禁法アプローチ」と呼べる二系…

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  • 計画議論適正化のためのポリティカル・コレクトネス(PC)意識の規定要因に関する研究

    加藤 真人, 川端 祐一郎, 藤井 聡 土木学会論文集D3(土木計画学) 78 (6), II_285-II_301, 2022

    <p> 土木計画や公共政策には,言論の自由が保障された条件の下で弁証法的議論が繰り返される必要があるが,これらを侵害する恐れのある社会心理現象を指す概念に「ポリティカル・コレクトネス(PC)」が挙げられる.本研究ではPCを「“原則的には必ずしも正しくはないが,時世上は正当である”と社会的に認識されている,他人に押し付けることを前提として用いられる価値規準」と定義し,その基本的特徴を把握するための…

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  • マクロ計量経済モデルMasRACによる税率と税収を考慮したインフラ投資効果予測

    川端 祐一郎, 鈴木 舜也, 藤井 聡 土木学会論文集D3(土木計画学) 77 (5), I_225-I_241, 2022

    <p>交通インフラ投資と税率変動についての一体的な将来予測を可能とし,かつより正確な税収評価が可能なモデルを構築すべく,交通インフラの整備によってもたらされる効果を総合的に評価できるモデルシステムであるMasRACを改善した.税率を外生的に操作可能とするため,消費税,法人税,所得税の基幹3税を内生化し,それらの経済・財政への波及経路を構築した.また,構築したモデルを用いて,消費税率,法人税率を外…

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  • 日本人の積極的政治参加を阻害する心理要因に関する研究

    遠山 航輝, 川端 祐一郎, 藤井 聡 土木学会論文集D3(土木計画学) 78 (6), II_574-II_591, 2022

    <p> 我が国では近年,国民の間に,投票以外の形態での積極的な政治参加を忌避する意識が存在すると言われるが,政治的な活動に対する日本人の忌避感の要因については,これまでのところ学術的解明が不十分な状況にある.本研究では,デモや署名といった投票以外の政治行動や,家族や友人との政治的会話などを含めた「積極的な政治参加」に対する忌避感の背後にある心理の構造を探るため,アンケート調査・分析を実施した.そ…

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  • COVID-19のリスクをめぐる態度の形成と適正なコミュニケーションのあり方に関する研究

    岡村 元太郎, 川端 祐一郎, 藤井 聡 土木学会論文集D3(土木計画学) 78 (6), II_634-II_650, 2022

    <p> 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大により,世界各国で健康的,経済的な被害が生じるとともに,社会的な分断も問題となった.日本でも飲食店等の営業自粛については賛否が分かれ,また「自粛警察」とも呼ばれる過剰な態度・行動を通じて社会的な軋轢が発生した.しかしこうした態度に関する心理学的研究は少なく,また特に時間的な変化を加味した分析はほとんどない.本研究では,2020年5月と…

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  • COVID-19対策検討のためのパンデミック対策効果についての基礎的研究

    上田 大貴, 川端 祐一郎, 藤井 聡 土木学会論文集D3(土木計画学) 78 (6), II_668-II_676, 2022

    <p> 2020年に発生した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大は,健康被害のみならず,感染症対策のための社会活動制限を通じて,経済にも大きな損失をもたらした.本研究では,2020年第2・第3四半期において,新型コロナウイルス感染症対策のための行動制限が各国のGDPに与えた影響を44ヵ国のデータを用いて検討し,行動制限がGDPを大きく低下させることを確認する.また,データの比較が可…

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  • 現代国土計画における地政学的要素の考慮の実態とその政策的意義に関する研究

    坂井 琳太郎, 川端 祐一郎, 藤井 聡 土木学会論文集D3(土木計画学) 78 (6), II_677-II_694, 2022

    <p> 本研究では,地政学を考慮した総合的見地に基づく国土計画の策定に資する知見を提供するため,行政資料,国会議事録,及び文献の調査により,戦後日本の国土計画及び海外の国土計画的政策における地政学的要因の考慮の実態に関する調査,及び現代国土計画における地政学の政策的意義に関する理論的検討を行った.その結果,戦後国土計画における地政学的見地の考慮は戦前と比して希薄化したこと,ドイツ・アメリカ・イギ…

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  • 『日本語教育』掲載論文の引用ネットワーク分析

    田中 祐輔, 川端 祐一郎 日本語教育 178 (0), 79-93, 2021-04-25

    <p> 日本語教育研究史についてはこれまでに複数の重要なサーベイが存在しているが,多くは研究領域の分類や取り組みの方向性に関する考察を行ったもので,定量的知見は不足している。また,研究間や研究者間での相互関係や互いの影響については明らかにされていることが極めて少ない。本研究では,日本語教育学及びその研究コミュニティの輪郭を把握するための試みの一つとして,日本語教育学会の機関誌『日本語教育』第1 …

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  • インフラ整備水準が人口の一極集中に与える影響に関する研究

    柳川 篤志, 川端 祐一郎, 藤井 聡 土木学会論文集D3(土木計画学) 75 (6), I_351-I_368, 2020

    <p><tt>現在わが国の人口は東京へ一極集中しており,世界の先進諸国と比較しても東京への集中度合いは非常に高い.人口の一極集中には地方の衰退,首都における災害等への脆弱性という弊害が存在しており,東京一極集中は是正されるべきであると考えられる.一極集中の是正へ向けてはその要因を検証していくことがまずもって必要である.国内外の既往研究においては,一極集中の要因を巡る研究がなされてきたが,定量的な…

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  • 既存高速道路のマクロ経済及び人口分布に対する整備効果に関する研究

    上田 大貴, 片岡 将, 柳川 篤志, 川端 祐一郎, 藤井 聡 土木学会論文集D3(土木計画学) 75 (6), I_523-I_535, 2020

    <p><tt>本研究では,交通インフラ網整備がもたらすマクロ経済への効果及び各地域の人口や経済力分布への影響を推計するため,既往研究で提案されているモデルシステム(</tt>MasRAC<tt>)を用いて,既に利用されている高速道路がもたらしてきた効果の評価を行った.その結果,今日までの我が国における高速道路整備は,国全体に対しては多大な豊かさをもたらしてきた一方で,整備によって人口や経済力の地…

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  • 都市娯楽活動へのアクセシビリティが主観的幸福感に及ぼす影響に関する研究

    弓場 雅斗, 川端 祐一郎, 藤井 聡 土木学会論文集D3(土木計画学) 75 (6), I_267-I_276, 2020

    <p><tt>余暇における都市娯楽活動は人々の幸福感に一定の影響を及ぼすと考えられる.活動場所への移動が必要な娯楽活動も考えられるが,交通手段の利便性が都市娯楽活動を通じて幸福感に与える影響は殆ど明らかにされていない.本研究は,余暇における都市娯楽活動に着目し,活動場所へのアクセシビリティ,活動の頻度,そして主観的幸福感の関係を分析し,検証することを目的とする.また,アクセシビリティ指標としては…

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  • 高速道路の新規整備が国民経済と国土構造にもたらす影響の計量分析

    片岡 将, 柳川 篤志, 樋野 誠一, 毛利 雄一, 田中 皓介, 川端 祐一郎, 藤井 聡 交通工学論文集 5 (2), A_275-A_284, 2019-02-01

    <p><tt>本研究では、高速道路整備がもたらすマクロ経済上の効果並びに各地域の人口や経済力の分布の変動をシミュレーションするため既往研究において提案されているモデルに改善を加えた上で、3通りのシナリオで高速道路の新規整備がもたらす効果を推計した。その結果、高速道路の新規整備が実質 </tt>GDP …

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  • 大規模震災がもたらす道路破断の予測モデルの構築に関する研究

    中尾 聡史, 小野寺 哲也, 片山 慎太朗, 東 徹, 川端 祐一郎, 藤井 聡 土木学会論文集D3(土木計画学) 75 (5), I_407-I_417, 2019

    南海トラフ地震や首都直下地震の発生が予測される中,インフラの拡張や耐震化をはじめとする国土強靭化を推進することが喫緊の課題となっている.強靭化事業の妥当性や緊急性を判断するためには,発生の予想される災害によってインフラがどの程度毀損するのか,強靭化対策によってどの程度その被害を軽減できるのかといった定量的な予測が必要となるが,そうした知見の蓄積は不十分である.本研究では,東日本大震災におけるデー…

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  • 全国新幹線整備が国土構造と国民経済にもたらす影響の計量分析

    片岡 将, 柳川 篤志, 田中 皓介, 川端 祐一郎, 藤井 聡 土木学会論文集D3(土木計画学) 75 (5), I_375-I_386, 2019

    本研究では,交通インフラ整備がもたらすマクロ経済上の効果及び各地域の人口や経済力の分布の変動をシミュレーションするため既往研究で提案されているモデル(MasRAC)を用いて,新幹線の新規整備効果を推計した.その結果,新幹線の新規整備が我が国の実質GDPの向上に寄与し,一定のマクロ経済改善効果があることが確認された.地方別の生産額及び人口の変化に着目した分析では,現状整備との比較 …

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  • 道路インフラ投資が人口の東京一極集中に与える影響に関する研究

    平田 将大, 川端 祐一郎, 藤井 聡 土木学会論文集D3(土木計画学) 75 (5), I_967-I_978, 2019

    我が国における東京圏への人口一極集中は,世界的に見ても類を見ないほどに進行している.人口の一極集中については長年にわたり是正の必要性が唱えられてきた.一極集中の是正を図るためには,一極集中が生じる要因に関する実証的知見が必要である.国際比較に基づく既往の研究から,一極集中の一要因として「インフラ整備水準の低さ」が挙げられており,また国内ではインフラ整備の東京圏への集中が一極集中を招いているとの指…

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  • 大規模震災に対する各地域の道路ネットワークレジリエンス評価

    鎌谷 崇史, 中尾 聡史, 樋野 誠一, 毛利 雄一, 片山 慎太朗, 東 徹, 川端 祐一郎, 藤井 聡 土木学会論文集D3(土木計画学) 75 (5), I_353-I_363, 2019

    我が国は巨大な自然災害のリスクが高く,近年では国土の強靭性(レジリエンス)確保が重要な政策目標とされている.そのためには,どのような災害に対してどのインフラがどの程度脆弱であるかを把握し,優先度や対策効果を定量的に明らかにする必要があるが,現在のところそのような知見は十分ではない.そこで本研究では道路ネットワークに注目し,過去の震災時に得られたプローブデータから推定された道路リンクの破断率および…

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  • 戦後の日本語教科書における掲載語彙選択の傾向とその要因に関する基礎的定量分析

    田中 祐輔, 川端 祐一郎 日本語教育 170 (0), 78-91, 2018

    <p> 日本語教科書作成の際に語彙がどのように選択されているかについて,明らかになっていることは少ない。教科書掲載語は,想定する学習者のレベルや,現実の日本語使用場面における実用性を考慮して,また既存の教科書を参考にするなどして総合的に選定されているものと考えられるが,実際にどのような選択傾向が存在しているのかについての,横断的かつ定量的な研究は行われていないのが現状である。本研究では,日本語教…

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  • 公共政策バッシングの報道の論調選択過程に関する実証的分析~豊洲市場移転問題を事例に~

    三角 耕太, 田中 皓介, 川端 祐一郎, 藤井 聡 土木学会論文集D3(土木計画学) 74 (5), I_525-I_535, 2018

    近年では「公共政策バッシング」と呼ぶべき報道がしばしば行われている.本研究では,公共事業に対するバッシング報道の一例として,豊洲市場移転問題に関する報道を取り上げる.当該事業に関する批判が高まった後,批判の根拠である「豊洲市場の危険性」が専門家により否定されたにも関わらず,批判は継続されたが,この際の論調の(部分的変更を伴う)選択過程の分析を行った.テレビの情報番組及び新聞の報道内容に関する定量…

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  • 物語型コミュニケーションの態度変容効果の生態学的妥当性に関する実証研究

    高橋 祐貴, 川端 祐一郎, 宮川 愛由, 藤井 聡 土木学会論文集D3(土木計画学) 74 (5), I_359-I_377, 2018

    現在の日本では,デフレや大規模自然災害のように公共的に取り組むべき様々な問題が生じており,それらを解決し,人々の長期的・広域的な便益を増進させるための公共政策が必要とされている.既往研究において,公共政策を計画・実施する上で不可欠となる「合意形成」のプロセスに,物語型コミュニケーションを用いた態度変容方略が有効であるとの知見が実証的に確認されつつある.ただし現在までのところ,実験用に作成された少…

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  • 「物語化」された情報の提示が公共政策に関する態度に及ぼす影響の研究

    川端 祐一郎, 高橋 祐貴, 宮川 愛由, 藤井 聡 土木学会論文集D3(土木計画学) 74 (4), 287-305, 2018

    1970年代以降,心理学等の諸分野において物語型のコミュニケーションや思考がもたらす心理的・社会的効果に関する実証研究が行われており,その知見は公共政策に関する合意形成過程への応用も可能であると考えられる.本研究では,情報の「物語化」操作の内容を具体的に示した上で,高知県黒潮町の津波対策事業に関する「物語性の強いシナリオ」と「弱いシナリオ」を用意し,両者が読み手に与える効果を比較する実験を行った…

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  • 政策相互参照と物語型情報共有が地域防災政策の充実度に及ぼす影響に関する基礎調査

    佐藤 翔紀, 高橋 祐貴, 川端 祐一郎, 宮川 愛由, 藤井 聡 土木学会論文集D3(土木計画学) 74 (5), I_513-I_524, 2018

    自然災害のリスクが高い我が国においては,中央政府と地方自治体双方の努力により「ナショナル・レジリエンス」を確保することが急務となっている.国のみならず地方自治体の取り組みが重要な役割を担っており,その実態の把握と,取り組みを改善する手段についての研究が不可欠である.本研究では,地方自治体に対するアンケートを行い,地方自治体における防災政策の現状を確認するとともに,防災に関する地方自治体間のやり取…

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  • 物語型コミュニケーションが公共政策に関する態度に与える影響の研究

    川端 祐一郎, 浅井 健司, 宮川 愛由, 藤井 聡 土木学会論文集D3(土木計画学) 72 (5), I_213-I_230, 2016

    1970年代以降,心理学及び社会科学諸分野において,物語形式の思考や物語形式をもつ情報の提示によってもたらされる心理的・社会的な効果に関する実証的研究が行われている.本研究では,公共政策に関する合意形成の促進への応用を企図して,公共政策をめぐる情報を「物語性の強いシナリオ」によって与えることの効果と,受け手の認知的傾向としての「物語志向性」がこの効果に与える影響を検証する実験を行った.実験の結果…

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  • コミュニケーション形式としての物語に関する研究の系譜と公共政策におけるその活用可能性

    川端 祐一郎, 藤井 聡 土木学会論文集D3(土木計画学) 70 (5), I_123-I_142, 2014

    物語(narrative, story)の性質は,人文科学において古くから論じられてきたが,近年,社会学・政治学・社会心理学・経営学などの社会科学諸分野においても,人間のコミュニケーション能力や認知能力の本質を理解するための手がかりとして,物語の概念が注目を集めている.しかし,公共政策の策定及び遂行の場面で,物語の性質を実践的に利用する方法が十分に明らかにされているとは必ずしも言い難い.<br>…

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