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検索結果 135 件

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  • 表面電子分光法における信号の減衰は 如何に記述されるか?IV. 単位系,平均自由行程,一般化振動子強度

    田沼 繁夫 Journal of Surface Analysis 29 (2), 72-81, 2022

    実用表面電子分光法において,電子の非弾性散乱は固体中における電子輸送に関連するので,その理解は大変に重要である.そこで,すでに出版した「表面電子分光法における信号の減衰は如何に記述されるか?I, II, III」に続いて,実際的な電子の非弾性散乱の理解および計算に必要となる単位のとり方,その変換方法,非弾性散乱の平均の表現方法,さらには光学的振動子強度(双極子振動子強度)と一般化振動子強度の関係…

    DOI Web Site 参考文献13件

  • 次世代 CMOS チャネル実現に向けたグラフェン・触媒局所界面構造の光電子顕微鏡による研究

    近藤 大雄, 林 賢二郎, 山口 淳一, 佐藤 信太郎, 横山 直樹 SPring-8/SACLA利用研究成果集 9 (7), 527-529, 2021-12-27

    ...銅などの金属触媒上に CVD 合成したグラフェンのドメイン構造を 1 nm 前後の比較的長い平均自由行程を有する軟X線を用いた PEEM により観測し、光電子顕微鏡像からグラフェン層数やドメイン形状などの構造に関する情報を得たのち、各ドメインや任意の場所ごとのグラフェンと触媒金属に由来する局所領域吸収スペクトル及び電子線回折を実施した。...

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  • 長い一様断面導管の管内平均自由行程

    松田 七美男 日本表面真空学会学術講演会要旨集 2020 (0), 194-, 2020

    ...<p>導管内の分子竜領域における平均自由行程はKnudsenの式によって与えられることは良く知られている。この式は物理的な意味合いが分かりやすいものであるが,統計学的には,平均値の比として計算されており注意が必要である.本報告では,長くて一様な任意形状断面導管について自由行程の定義に基づく積分計算がKnudsenの式と一致することを示す.</p>...

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  • 分子流領域における非定常流の拡散定数

    松田 七美男 日本表面真空学会学術講演会要旨集 2019 (0), 1Ep10-, 2019

    ...<p>長い一様導管内の分子流領域における定常流は拡散現象として記述でき、その拡散定数は管内平均自由行程および平均自由行程の中心軸方向成分で表現される。この報告では,非定常状態について、拡散理論におけるグリーン関数と,時間分解した分子の位置についてのモンテカルロシミュレーションの計算結果を比較して、その適用について議論する。</p>...

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  • フォノンの閉じ込めによる超潤滑

    三浦 浩治 表面科学学術講演会要旨集 2018 (0), 358-, 2018

    ...次に、音響フォノンがフォノンの平均自由行程(MFP)より小さいMoS<sub>2</sub>アイランド内で閉じ込められ、非熱的非平衡フォノンが形成される。それが潤滑材として働き摩擦を減少させることを示す。探針により誘起された歪が解放され伝搬されたフォノンがアイランド内で閉じ込められ、これが引き続く滑り摩擦を下げるのに利用される。...

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  • 50 eVから200keVにおける電子の非弾性散乱の計算;42種類の無機化合物について。

    田沼 繁夫, 篠塚 寛志, Powell Penn, Penn Dave 表面科学学術講演会要旨集 2018 (0), 12-, 2018

    ...42種類の無機化合物における電子の非弾性平均自由行程を相対論的Pennアルゴリズを用いて50 eVから200keVの範囲で計算した。これらの物質のIMFPは拡張したBetheの式で記述することができた。さらに,我々が開発した一般式相対論的TPP-2M式と比較し,この式が十分の精度を持つことを確認した。...

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  • グラフェンのジョセフソン接合における超伝導流

    山本 倫久, V. Borzenets Ivan, 樽茶 清悟 日本物理学会誌 72 (11), 774-782, 2017-11-05

    ...</p><p>最近になり,六方晶窒化ホウ素でグラフェンを挟んで超伝導電極を試料端に取り付けることにより,接合長<i>L</i>よりも平均自由行程の方が大きな弾道領域のグラフェンジョセフソン接合がようやく実現した.我々の最近の実験では,<i>L</i>と弱結合部のコヒーレンス長ξ(浸み出した超伝導状態におけるクーパー対の空間的な広がり)の大小関係に応じて,絶対零度極限での臨界電流が,ξ<<i>L</i...

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  • 金属上グラフェンにおける二次電子コントラストの成因

    四本松 康太, 高橋 惇郎, 加藤 大樹, 本間 芳和 表面科学学術講演会要旨集 37 (0), 135-, 2017

    ...金属上グラフェンの走査電子顕微鏡像における二次電子コントラストについて報告する.その場観察を用いて作製した1-4層のグラフェンから得られる二次電子をハイパスフィルターし,層数毎の二次電子減衰率のエネルギー依存性を求めた.その結果層数によるコントラストが最大となるエネルギーの存在を発見し,電子の非弾性散乱がコントラストの成因であることを明らかにした.グラフェンによる電子の非弾性平均自由行程も求めた....

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  • スパースモデリングによる広域X線吸収微細構造の新規解析法

    赤井 一郎, 岡島 敏浩, 平井 康晴, 岡田 真人 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 1454-1454, 2017

    ...しかし、フーリエ変換は基底関数として平面波を用いた展開であり、デバイワーラー因子や光電子の平均自由行程による干渉減衰の効果が組み込まれていない。講演では、それらを組込んだスパースモデリング解析について報告する。</p>...

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  • HAXPESにおける光電子の情報深さとそれに関連する物理量

    篠塚 寛志, 吉川 英樹, Da Bo, 田沼 繁夫 表面科学学術講演会要旨集 37 (0), 10-, 2017

    ...HAXPESの応用で重要な物理量である電子の非弾性平均自由行程,平均脱出深さ,情報深さ,有効減衰長さに付いての最近の研究の概観について述べる。...

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  • 水における電子の非弾性平均自由行程。I. 運動量移送依存性

    篠塚 寛志, Da Bo, 田沼 繁夫, 吉川 英樹, Powell Cedric 表面科学学術講演会要旨集 36 (0), 97-, 2016

    ...水における電子の非弾性平均自由行程を50 eVから 30 keVの範囲で,エネルギー損失関数から計算した。特にエネルギー損失関数の運動量移送依存性について検討した。 その指標として,静的構造因子がモデルの検証に有効であると推察された。...

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  • K<sup>+</sup>中間子-原子核散乱とカイラル対称性の部分的回復

    青木 健児, 慈道 大介 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 132-132, 2016

    ...<p>Nambu-Goldstoneボソンの1つであるK^+^中間子と原子核の弾性散乱を用いてカイラル対称性の部分的回復の影響がどのように現れるか明らかにする.核媒質中におけるK^+^の平均自由行程は原子核の典型的な大きさと同程度なのでK^+^中間子と原子核の弾性散乱を考えた時,K^+^と核子ひとつひとつとが散乱すると考えられる.しかし,予想される線形密度近似が破綻する事が実験的に知られている.これを...

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  • 多孔Si薄膜の熱・電気輸送特性

    萩野 春俊, 岩田 尚, 谷村 直樹, 宮崎 康次 熱物性 28 (3), 114-120, 2015

    ...微細構造による熱・電気輸送特性への影響を調べるためMEMS技術を用いて微細孔構造を持つ薄膜Siマイクロブリッジを作製し,通電加熱により面方向の熱・電気伝導率を測定した.微細孔構造の存在により,熱・電気伝導率は減少した.特に熱伝導率は孔の配置や孔間隔に応じて異なる減少を示した.熱輸送を担うフォノンの平均自由行程は電気輸送を担う電子の平均自由行程より長いため,微細構造中においてフォノンの輸送は準弾道輸送...

    DOI Web Site 参考文献17件

  • NbドープTiO<sub>2</sub>薄膜の熱拡散率に対するNb添加効果

    田崎 ちひろ, 岡 伸人, 八木 貴志, 竹歳 尚之, 馬場 哲也, 神山 敏久, 重里 有三 熱物性 25 (3), 117-120, 2014

    ...>2</sub>およびNb:TiO<sub>2</sub>の熱拡散率は、膜中のNb含有量が増加するに従い2.1×10<sup>-6</sup>m<sup>2</sup>s<sup>-1</sup>から1.2×10<sup>-6</sup>m<sup>2</sup>s<sup>-1</sup>まで減少した.熱拡散率減少のメカニズムはTiより質量の大きいNb原子の増加によりフォノン散乱の確率が増加し、平均自由行程...

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献19件

  • 22pm1-E1 低熱伝導材料のフォノン平均自由行程の測定

    小宅 教文, 坂田 昌則, 塩見 淳一郎 マイクロ・ナノ工学シンポジウム 2014.6 (0), _22pm1-E1--_22pm1-E1-, 2014

    In this study, we have extracted the phonon mean free path of low thermal conductivity materials by time-domain thermoreflectance measurements with gold nanoislands. Firstly, 7 and 9 nm thick gold …

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  • 位相空間における磁化プラズマの2次元乱流解析(最近の研究から)

    龍野 智哉 日本物理学会誌 67 (9), 640-644, 2012-09-05

    ...宇宙空間や実験室における完全電離プラズマは希薄であり,粒子の平均自由行程が空間構造のスケール長よりも長いため,通常の流体と違って局所的な熱平衡を仮定することができない.したがって各点で粒子の速度分布関数を解くためにBoltzmann方程式のような理論的枠組みが必要となる.こうした系では乱流は位相空間で進行するため,速度空間構造の生成メカニズムを理解することが重要になる.本稿では,磁化プラズマの静電的...

    DOI Web Site 参考文献15件

  • 気液界面における非平衡蒸発・凝縮について

    矢野 猛 理論応用力学講演会 講演論文集 61 (0), 76-76, 2012

    ...この事実は、気体の流れの代表長さが平均自由行程に比べて大きくなるにつれて非平衡の効果が小さくなる固体境界の場合と著しい差異である。このような非平衡蒸発・凝縮の境界値問題に対して、分子動力学と気体分子運動論に基づいた議論を行う。...

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  • 電子の非弾性散乱データベースの現状と展望

    田沼 繁夫 表面科学学術講演会要旨集 32 (0), 64-, 2012

    ...表面電子分光における定量や情報量域の推定に重要な電子の非弾性散乱を記述する非弾性平均自由行程,阻止能,脱出深さ,有効減衰長さ等のデータベースの開発状況とその応用について解説する。...

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  • 第一原理に基づいた熱電変換材料のマルチスケール熱伝導解析

    塩見 淳一郎, エスファルジャーニ ケーワン, 陳 剛 日本伝熱シンポジウム講演論文集 2011 (0), 296-296, 2011

    ...密度汎関数法よって求めた非調和原子間力定数を用いて,フェルミの黄金則に基づいたフォノン散乱解析や分子動力学解析に展開することによって,半導体結晶のフォノン熱伝導を第一原理的に解析できるマルチスケールシミュレーション基盤を開発した.本発表では,そのフレームワークを紹介した後に,次世代型の熱電変換材料として期待されるハーフホイスラー化合物を例に,解析によって得られたフォノンごとの平均自由行程や熱伝導率への...

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  • フォノンのBoltzmann輸送方程式の非線形解法

    正尾 裕輔, 奥井 はる香, 松本 充弘 日本伝熱シンポジウム講演論文集 2011 (0), 299-299, 2011

    ...近年の電子デバイスの小型化に伴い,フォノンの平均自由行程とデバイスの特徴長さの比であるKndsen数が大きな条件化での熱伝導現象を扱う必要性が生じてきた。この条件化では,Fourier則の様な拡散的熱伝導を仮定した式では解析が行えず,支配方程式はBoltzmann方程式へ移行する.本研究では,従来線形近似を用いて解析されていたミクロ伝熱現象を線形近似せずに解く新たな手法を開発している....

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  • 第一原理に基づいた鉛テルライドのフォノン伝導解析

    志賀 拓麿, 塩見 淳一郎, Esfarjani Keivan, Chen Gang 日本伝熱シンポジウム講演論文集 2011 (0), 138-138, 2011

    ...<BR>  我々は鉛テルライドを対象とし,複合材料の設計の為に最適な粒径を探るべく,平均自由行程毎の熱伝導率への寄与を密度汎関数に基づいて,微視的かつ第一原理的に評価した.さらに性能制御の為の指標を探るべく,外部圧力・温度に対する鉛テルライドのフォノンの応答並びに熱伝導率への影響を検証した....

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  • 第1原理計算による化合物半導体の誘電関数の計算

    篠塚 寛志 表面科学学術講演会要旨集 31 (0), 116-116, 2011

    ...表面定量分析を行う上で重要な電子の非弾性平均自由行程や阻止能は一般にエネルギー損失関数から計算される。ところが、電子と固体との相互作用が強く現れる20-50 eVのエネルギー範囲では実験が困難なために光学データがほとんどの物質で欠けている。そこで第一原理計算(FEFF8.2およびWIEN2k)により35種の半導体について0.1 eVから30 keVにおける誘電関数を計算した。...

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  • FBR円滑導入のための柔軟な燃料サイクルに関する研究開発

    高野 公秀, 荒井 康夫, 星野 国義, 深澤 哲生 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2011f (0), 571-571, 2011

    ...乾式法(フッ化物)及び湿式法(酸化物)によりウランを含有した模擬リサイクル原料をそれぞれ調製して粉体熱伝導率を測定し、雰囲気及び粒子径の影響を気体分子の平均自由行程の観点から評価した。...

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  • MOCコードの加速のためのGMRESに関する検討(2)

    竹田 敏, 北田 孝典 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2011f (0), 146-146, 2011

    ...1次元MOCコードの加速のためのGMRESにおいて、有効な前処理である平均自由行程を用いた手法を2次元MOCコードに拡張し、その有効性を確認した。...

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  • 無水銀光源に関する誘電体電極を用いた高周波容量結合プラズマ特性

    椛島 一稔, 三沢 達也, 大津 康徳 照明学会 全国大会講演論文集 43 (0), 1-1, 2010

    ...これはガス圧の増加により、電子の平均自由行程が小さくなったため、ガス粒子と電子が衝突しやすくなったためであると考えられる。ArよりもNeの方が放電開始電圧が高いのは、Neの電離電圧が高いためであると考えられる。また、プラズマ密度に関してはガス圧の増加に伴い増加し、MgOとSrTiO3に関してはAlよりも高い値が得られた。...

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  • DSMC法によるフォノンダイナミクスの研究

    正尾 裕輔, 松本 充弘 日本伝熱シンポジウム講演論文集 2010 (0), 60-60, 2010

    ...特にフォノンの平均自由行程より膜厚が短くなるような薄膜系ではフーリエ則を逸脱することが知られており、この膜厚と平均自由行程の関係は流体力学のクヌッセン数に置き換えられる。...

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  • 電子の非弾性平均自由行程および阻止能における計算モデルの比較

    田沼 繁夫, 篠塚 寛志, Powell C. J., Penn D. R. 表面科学学術講演会要旨集 30 (0), 450-450, 2010

    固体元素における電子のIMFP,SPはそれらのELFから計算によって求められるが,基盤となるELFは光学定数から計算によって求めるのが一般的である.従って,相互作用のエネルギー依存性は明快であるが,運動量移行依存性は用いるモデルに依存する.そこで,計算に用いられる誘電関数モデルの影響について検討した.

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  • 真空って何?

    福谷 克之 応用物理 78 (9), 903-907, 2009-09-10

    ...<p>真空は,最先端の科学研究・技術開発から,われわれの身近なところまで,さまざまな分野で利用されている.真空を特徴づける圧力,真空を理解するうえで欠かせない分子の平均自由行程や入射頻度,さらに真空を作るために必要となる気体の流量,コンダクタンス,排気速度などの概念について解説する.</p>...

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 細孔の広径化によるメタノール合成触媒の改良

    辰巳 雅彦, 安武 聡信, 小椋 和正 化学工学論文集 35 (6), 618-622, 2009

    ...CO<sub>2</sub>は本来反応しにくい物質であり,H<sub>2</sub>と反応させメタノールを合成する反応においては,天然ガスを水蒸気改質して得られるようなCOを多く含むガスに比べ,反応が進みにくく触媒の改良が期待されている.メタノール合成反応において,触媒へのガス拡散は分子の平均自由行程に比べて細孔径が小さい場合の形態であるKnudsen拡散が支配的である.Knudsen拡散係数は細孔径...

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  • カーボンナノチューブと周囲材料の界面における熱輸送特性

    塩見 淳一郎, カールボリ フレドリック, 丸山 茂夫 日本伝熱シンポジウム講演論文集 2009 (0), 330-330, 2009

    ...単層カーボンナノチューブ(SWNT)はフォノンの高い群速度及び擬一次元構造による長い平均自由行程より高い熱伝導率が期待される.孤立架橋SWNT等の理想系の実験において,高い熱伝導率が報告される一方,複合材等の応用に向けて重要となる,SWNTと周囲材料の界面における伝熱特性に関する知見は少ない.そこで本研究では,分子動力学法を用いて,SWNT と周囲材料の界面における熱輸送特性を解析する.非定常シミュレーション...

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  • 2次元矩形容器内における固体微粒子群の離散粒子法による熱流動解析

    山口 朝彦, 金丸 邦康 日本伝熱シンポジウム講演論文集 2009 (0), 285-285, 2009

    ...本報告では、著者らが行なっている離散粒子法(DPS)による固体微粒子群の熱流動解析の一環として、前報に続き、2次元矩形容器の底から一定流速で吹き上げる空気流と0.2mmのガラスビーズ粒子による固気混相流について、粒子および流体の熱流動、粒子の平均自由行程などを求めた結果を報告する。...

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  • 固体熱伝導解析のためのDSMC法の開発

    岡野 真弥, 粟田 祐介, 松本 充弘 日本伝熱シンポジウム講演論文集 2009 (0), 228-228, 2009

    ...固体薄膜など、システムサイズがフォノンの平均自由行程と同程度以下であるような系の熱伝導解析は、通常、Boltzmann輸送方程式を緩和時間近似(線形化近似)することによって行われるが、その際には異なるモード間のフォノン衝突が無視されてしまう。我々は、フォノン-フォノン衝突を顕に考慮してBoltzmann輸送方程式を解くことを目指し、DSMC法の応用を考えた。...

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  • 電子分光用電子輸送シミュレータの現状

    永富 隆清 表面科学学術講演会要旨集 29 (0), 62-62, 2009

    ...表面分析で得られるスペクトルの定量的理解には,電子輸送に関するシミュレーションが有効である.本講演では,電子輸送シミュレータを援用した非弾性平均自由行程(IMFP)と表面励起パラメータ(SEP)の決定法と,決定したIMFP及びSEPを用いた電子スペクトルシミュレータについて紹介する.また,電子線励起X線スペクトルを計算するためのシミュレータ開発などについても併せて紹介する....

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  • 弾性散乱ピーク強度比を用いた金属元素における 200 - 5000 eVのIMFPと SEPの同時推定

    田沼 繁夫, 吉川 英樹, 後藤 敬典 表面科学学術講演会要旨集 29 (0), 64-64, 2009

    ...固体元素における反射電子強度比から標準試料を用いることなく電子の非弾性平均自由行程(IMFP)および表面励起パラメータ(SEP)を同時に決定する方法を考案した。この方法をいくつかの金属元素に適用し、 200 - 5000 eVにおけるそれらの値を決定した。得られたIMFP値は TPP-2Mによく一致した。...

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  • 分子動力学計算によるナノ多孔体シリコンの熱伝導解析

    宮崎 康次, 永井 大資, 塚本 寛 理論応用力学講演会 講演論文集 57 (0), 35-35, 2008

    ...ナノ構造における熱伝導率の低減は、フォノンの平均自由行程が人工的に抑えられるためだけでなく、周波数ギャップが生じることでフォノンの群速度が低下すること、状態密度関数の減少から熱容量が減少することによっても低下することが求められた。...

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  • マイクロ波による多孔質セラミックスの焼結

    木山 聡, 松丸 幸司, 高津 雅一, 石崎 幸三 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2008S (0), 3I04-3I04, 2008

    ...多孔体中のマイクロ波分布は、SiCを発熱体とし、衝突断面積および平均自由行程より見積もった。境界条件には、測定した表面温度を使用した。実験により、内部より焼結が進行することを確認した。また、これらの気孔率は40-50 %であった。シミュレーションからも、内部より加熱されることが予測された。計算により求めた温度分布と実験により得られた焼結体の大きさを比較した。...

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  • ホウ酸塩ガラスの低温熱伝導率

    東森 匡史, 菅原 透, 吉田 智, 松岡 純 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2008S (0), 2D22-2D22, 2008

    ...その結果、アルカリの量が増加するにつれて熱伝導率は増加し、フォノンの平均自由行程は減少することが判明した。この低下は特にNa<SUB>2</SUB>Oの量が20%と30%の間で大きかった。Na<SUB>2</SUB>Oが30%では構造単位としてdiborateが存在し、また非架橋酸素が生じはじめるため、これらの要因のどちらかがフォノンの平均自由行程を低下させたものと考えられる。...

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  • RFマグネトロンスパッタリング法によるAl2O3薄膜の作製

    北山 武志, 坂元 尚紀, 脇谷 尚樹, 篠崎 和夫, 鈴木 久男 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2008S (0), 3C07-3C07, 2008

    ...この原因として、成膜時の圧力が低くなると、スパッタリング粒子の平均自由行程が増加するとともに、スパッタリング粒子の持つ運動エネルギーが増加したことが考えられる。...

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  • ナノスケール半導体構造における準弾道電子輸送

    佐野 伸行 応用物理 76 (10), 1135-1141, 2007-10-10

    ...チャネル長が10nmを切るナノスケール半導体デバイスの研究が活発化している一方で,スケーリング則の限界の兆候もちらつき始めている.ポストスケーリングに向けたブレークスルーを目指すうえで,極微細半導体構造での電子輸送機構の解明は,ますますその重要性を増してきているといえる.本稿では,輸送方程式を基礎にした最近の検討結果を中心にして,微細デバイスでの電子輸送の物理的考察を与える.特に,デバイスサイズが電子の平均自由行程...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献27件

  • アルカリケイ酸塩ガラスの低温熱伝導率とガラス構造

    廣島 靖之, 濱本 由紀子, 吉田 智, 松岡 純 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2007S (0), 510-510, 2007

    ...フォノンの平均自由行程は格子振動(ガラス構造)と関連があるため、我々はガラスの構造単位の中距離秩序と結びつけて考察している。そこで本研究では、中距離秩序が等しいと思われる20R<SUB>2</SUB>O-80SiO<SUB>2</SUB>において測定を行ったので報告する。...

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  • ポテンシャル障壁の振動によるフェルミ加速の実験

    津島, 晴, 石原, 修, Tsushima, Akira, Ishihara, Osamu 宇宙航空研究開発機構特別資料: 2005年度宇宙関連プラズマ研究会講演集 = JAXA Special Publication: Proceedings of Space Plasma Symposium 2005 JAXA-SP-05-020 29-32, 2006-02-28

    フェルミ加速を調べるために、電子が振動するポテンシャル壁と定常なポテンシャル障壁の間を磁場に沿って往復運動する新しい実験系を考案した。この実験で、電子が共鳴的に加速するときのポテンシャル障壁の振動の周波数は、電子の往復運動の周波数に関係していることが観測できた。さらに、電子の加速エネルギーと電子がポテンシャル壁の間を往復運動する回数との関係も測定した。

    機関リポジトリ

  • 光学的に薄いガス円盤中でのダストの光泳動

    竹内 拓, クラウス オリバー 日本惑星科学会秋季講演会予稿集 2006f (0), 42-42, 2006

    ...光泳動によるダストの集積は、クヌーセン数(Kn=ガス分子の平均自由行程/ダストサイズ)>1のところで起こることがわかった。光泳動により、ダストリングが形成されると考えられるが、リングの内径はKn=1で決定づけられる。この位置はダストの物性によらず、0.03-0.3AU程度に位置する。...

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  • 絶対オージェスペクトルを用いた表面励起効果の解明

    永富 隆清, 後藤 敬典 Journal of Surface Analysis 13 (3), 212-216, 2006

    ...絶対オージェスペクトルの弾性散乱ピーク近傍(エネルギー損失量:0∼100 eV)は絶対反射電子エネルギー損失分光法(REELS: reflection electron energy loss spectroscopy)スペクトルに相当する.この絶対REELSスペクトル解析により,非弾性散乱平均自由行程(IMFP: inelastic mean free path)と表面励起パラメータ(SEP: surface...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献26件

  • DNA損傷と細胞増殖死を関係付ける新しい標的モデルの試みについて

    山口 寛 日本放射線影響学会大会講演要旨集 2006 (0), 132-132, 2006

    ...周りの水分子の厚さが決まれば、各モードの潜在的生起数が勘定でき、また各モードには特有な原子間距離が存在するので、直進する放射線の平均自由行程(電離が起こって次の電離が起こるまでの平均距離)がこれらの距離にどれだけ近いかの程度から各モードの生起確率は評価できる。このモードの潜在数と生起確率から不活性化断面積(荷電粒子飛跡が細胞核を一本通過したときに生じる障害数)を計算できる。...

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  • 光学ポテンシャルを用いた平均自由行程の計算

    篠塚 寛志, 荒井 礼子, 藤川 高志 表面科学講演大会講演要旨集 24 (0), 134-134, 2004

    ...XPSやEELSなどにおいて平均自由行程(MFP)は電子分光の表面敏感性を決定付ける重要な役割を果たす。MFPは通常電子気体の方法で計算されるが、我々はより現実に即した計算方法として光学ポテンシャルを用いて計算を行った。多体効果を考慮する光学ポテンシャルは非エルミートな複素ポテンシャルで、電子の減衰を記述することが可能である。...

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  • Hollow Cathode Arc の熱源特性とその放電メカニズムに関する研究

    正箱 信一郎, 太田 雅司, 黄地 尚義 溶接学会全国大会講演概要 2004s (0), 85-85, 2004

    ...HCAを熱源に用いて溶融実験を行い,HCA特有の放電形態とその形成条件を示す.またSpitzerの式よりHCAにおける電子の平均自由行程を求め,その結果からHCAの放電現象及び母材の溶融現象が電子の平均自由行程と密接に関係していることを明らかにする....

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  • MOCVD法によるZrO<sub>2</sub>-Y<sub>2</sub>O<sub>3</sub>-TiO<sub>2</sub>系膜の合成

    塗 溶, 木村 禎一, 後藤 孝 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2004S (0), 418-418, 2004

    ...YSZ膜の熱伝導度を低下させるためには,熱キャリアの平均自由行程および速度,密度,屈折率の低下から考えなければならない。フォノンの平均自由行程を低下するには,空孔や転位や粒界や異なる質量の原子を導入する必要がある。...

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  • 表面電子分光法における信号の減衰は如何に記述されるか? Ⅱ.誘電函数とIMFP

    田沼 繁夫 Journal of Surface Analysis 11 (2), 123-128, 2004

    ...表面電子分光法では電子および光と物質の相互作用は非常に重要であり,信号の減衰を理解するのに不可欠である.そこで,これらの相互作用を統一的に考えるために誘電関数,エネルギー損失関数等を導入し,光・電子と物質との相互作用について解説する.また,発生した電子を検出する表面分析法ではその検出深さが重要なので,この物理量の基礎となる電子の非弾性平均自由行程IMFPと誘電関数の関係についても述べる....

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  • 高熱伝導率(280W/m℃級)SiC セラミックスの熱伝導性評価と微構造

    渡利 広司, 中野 裕美, 浦部 和順, 石崎 幸三, 森 克徳 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2003S (0), 180-180, 2003

    ...次に、焼結体の熱伝導率からフォノンの平均自由行程を計算すると60K以下の温度では約5μmと一定となった。これは、60K以下の温度ではフォノンは粒界の存在により主として散乱されるため、フォノンの平均自由行程は粒子径(約6μm)と同程度になるためであると考えられる。...

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  • 低速イオン散乱分光法の低真空下での応用

    松本 英雄, 倉田 智生, 齋藤 彰, 桑原 裕司, 青野 正和 精密工学会学術講演会講演論文集 2002A (0), 358-358, 2002

    ...しかしながら,散乱イオン検出器の動作真空度、及びイオンそれ自体の平均自由行程から、10<sup>-4</sup>Pa以下の真空度では測定が困難であった。今回試作した装置は、差動排気系を導入することにより、表面近傍の真空度を10<sup>-1</sup>Paまで低下させてもスペクトルを取得することが可能なCAICISSシステムである。...

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  • 日露共同気球実験による高エネルギー 1 次宇宙線の観測

    藤井, 正美, 福田, 哲, 晴山, 慎, 橋本, 玄徳, 市村, 雅一, 上岡, 英史, 小林, 正, 倉又, 秀一, 松谷, 秀哉, 三栖, 孝行, 中村, 晃, 南條, 宏肇, 仙波, 宏士, 柴田, 徹, 塩田, 哲也, 杉本, 久彦, 渡辺, 善二郎, APANASENKO, A.V., BEREZOVSKAYA, V.A., FUJII, M., FUKUDA, T., HAREYAMA, M., HASHIMOTO, G., ICHIMURA, M., KAMIOKA, E., KOBAYASHI, T., KOPENKIN, V., KURAMATA, S., LAPSHIN, V.I., MANAGADZE, A.K., MATSUTANI, M., MISNIKOVA, N.P., MISU, T., MUKHAMEDSHIN, R.A., NAKAMURA, A., NANJO, H., NIKOLSKY, S.I., 小倉, 一洋, OGURA, K., OSHUEV, D.S., PUBLICHENKO, P.A., RAKOBOLSKAYA, I.V., ROGANOVA, T.M., SAZHINA, G.P., SEMBA, H., SHIBATA, T., SHIOTA, T., SUGIMOTO, H., SVESHNIKOVA, L.G., TARAN, V.M., WATANABE, Z., YASHIN, I.V., ZAMCHALOVA, E.A., ZATSEPIN, G.T., ZAYARNAYA, I.S. 宇宙科学研究所報告. 特集: 大気球研究報告 37 113-148, 1998-03

    ...エマルションチェンバーの総面積は0.8m^2,厚さは陽子の衝突平均自由行程にして0.385m.f.p., 鉄核の場合には2.28m.f.p.である。Fuji-#200型X線フィルム上で検出された宇宙線飛跡の総数は381ケであるが, そのうち174ケが大気中で生成されたγ線であり, 解析対象となる宇宙線1次核は207ケであった。...

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  • バリスティック系の量子輸送と量子カオス

    中村 勝弘, 川畑 史郎, 高根 美武 日本物理学会誌 53 (4), 251-258, 1998

    ...サブミクロンスケールのビリアード(量子ドットあるいは量子ビリアードともいう)のように, サイズが電子の平均自由行程より短い系をバリスティック系という. この場合, 電子は壁で弾性散乱される以外は弾道的に運動する. また古典粒子として扱った電子は, 決定論的運動法則にしたがい, しばしばカオス的振舞を示す....

    DOI Web Site 参考文献22件

  • 花崗岩内の微小間隙構造の解析

    山口 徹治, 磯部 博志, 中山 真一 原子力バックエンド研究 3 (2), 99-107, 1997

    ...間隙の大きさが拡散するイオンの大きさや平均自由行程に比べて充分大きいことや、間隙構造が均一であることは、間隙中におけるイオンの挙動にフィックの法則を適用するにあたっての前提条件である。そこで、花崗岩内の微小間隙の構造を水飽和法及び水銀圧入法で解析した。...

    DOI 被引用文献2件

  • 粘土層間架橋多孔体の構造と熱伝導率

    高濱 孝一, 岸本 隆, 横山 勝, 平尾 正三 日本化学会誌(化学と工業化学) 1995 (4), 251-256, 1995-04-10

    ...この架橋多孔体を加熱乾燥及び超臨界乾燥の二通りの方法で乾燥し,断熱性能と構造の関係について検討した.加熱乾燥した場合,静止空気以下の熱伝導率をもつ多孔体にはならなかったが,超臨界乾燥した場合,静止空気以下の熱伝導率を示す多孔体が得られた.加熱乾燥試料と超臨界乾燥試料とも空気の平均自由行程以下の細孔を持つため,空気部の熱伝導率は静止空気の熱伝導率よりも小さい.加熱乾燥試料と超臨界乾燥試の熱伝導率の差は...

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  • プラズマ中に静電位分布を発生する

    際本 泰士 日本物理学会誌 49 (1), 10-17, 1994

    ...プラズマは自由な荷電粒子によって構成された,全体としては電気的に中性のガス体である.プラズマ中ではクーロン衝突による電気抵抗が小さいため,電位差は発生しないはずである.ところが,自然界や実験室のプラズマの中では大きな電位分布が形成され,プラズマの輸送や巨視的挙動に大きく影響している.この違いは衝突の平均自由行程が系の不均一性の代表長よりも大きくなった時に現れる.プラズマ粒子の速度分布の平衡分布からの...

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  • 超伝導体/メソスコピック半導体構造の量子輸送

    高柳 英明 応用物理 63 (3), 273-276, 1994

    ...超伝導トランジスタと量子ポイントコンタクトの融合構造である,超伝導量子ポイントコンタクトでは,最大超伝導電流が量子化された単位で制御される.超伝導量子ポイントコンタクトを実現するために,超伝導体/半導体/超伝導体素子が製作され,半導体として,キャリア濃度と移動度の大きな, InAs層挿入InAlAs/InGaAs逆ヘテロ構造が使われている.この超伝導素子の,超伝導,および常伝導量子輸送特性について,平均自由行程...

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  • フォノン・イメージング

    田村 信一朗 日本物理学会誌 48 (5), 324-331, 1993

    ...高純度の結晶中を飛行する音響フォノンは低温でマクロ(~1cm)な平均自由行程をもつ.このような弾道フォノンは結晶固体のもつ異方性に起因する特異な集束現象を示す.この性質により我々は音響フォノンを直接"目で見る"ことができる.このフォノンのイメージングはフォノンの伝播や相互作用を探るための有力な手段であるばかりでなく,最近は宇宙の暗黒物質粒子やニュートリノをはじめとする高エネルギー粒子の検出にまで応用...

    DOI Web Site 参考文献17件

  • 電荷変換衝突過程と固体表面

    今西 信嗣, 大平 俊行 表面科学 12 (2), 85-91, 1991

    ...これは電荷変換断面積が非常に大きいため平均自由行程が非常に短く,表面被覆層の影響を著しく強くうけ,媒質依存性がほとんど観測されなかったことによる。したがって,固体表面を清浄に保つ技術が確立してくると,こんどは固体の極表面の原子配列等の情報を得たり,表面被覆層の有無を容易にしらべうる道具に使える可能性がでてきた。...

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  • 超微粒子の化学的製造法

    尾崎 義治 表面科学 11 (3), 160-166, 1990

    ...物質の大きさが格子振動の長波長限や, 電子やフォノンの平均自由行程の大きさと同程度になると, 物質の基本的物性である融点, 電子や熱の伝導性, 磁性や誘電性などの諸性質が通常のマクロ系と大変異なることが予想される。また, 集積回路技術に代表される超微細素子製造技術は超微粒子原料の必要性を増大している。このため, 近年超微粒子合成が注目を集めている。...

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  • 「気体の分子運動」を視覚的にとらえさせる方法の開発 : パソコンによるシミュレーションを利用して

    吉澤 純夫 物理教育 36 (4), 381-384, 1988

    ...気体の分子運動」に関するシミュレーションのうち,分子の動きをアニメーション的に見せるものは,分子数が10個程度のものが報告されているにすぎない.本砥究は,(1)分子数が300個程度の分子の動きを見せるプログラムの開発に成功したこと,(2)これを用いることにより,学習者が分子の動きに対してそのイメージを形成できたこと,(3)これを用いることにより,学習者が物理的考察(軌跡,衝突回数,平均速度,ゆらぎ,平均自由行程等...

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  • ポリペプチド表面のESCA分析

    久後 行平, 北浦 達朗, 西野 潤 高分子論文集 45 (5), 441-447, 1988

    The outer-most surface characteristic of poly (γ-benzyl L-glutamate) (PBLG) and poly (ε-N-benzyloxycarbonyl L-lysinc) (PBCL) were investigated by electron spectroscopy for chemical analysis (ESCA). …

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  • イメージ拡散法による閉空間内の音場解析 : 音源分布の平滑化法と近距離場に対する補正

    久野 和宏, 野呂 雄一, 井 研治 日本音響学会誌 44 (12), 893-899, 1988

    ...その結果、室空間、トンネル(廊下)、平行壁面間の音場は実音源からの距離と共に出力が指数関数的に減衰する連続的な音源分布を用いて算定できること、またこの減衰係数は閉空間内の平均自由行程や壁面等の平均吸音率から求められることを示した。更にまた、近距離場に対しては実音源(直達音)と虚音源(残響音)の寄与を分離し、後者のみ平滑化する方法について検討を加え、実音源の周りの音場に関する補正を導いた。...

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  • 光集積回路の微細加工技術

    浅川 潔 精密工学会誌 53 (6), 861-864, 1987

    ...<BR>これまで,少なくとも筆者らの研究では,清浄表面の実現に重点を置いたため,微細化には目をつぶって来た.しかし,今や超微細素子(例えば,量子細線のごとき,結晶内電子の平均自由行程同等サイズ素子)の提案もなされ,100Åの微細加工技術が要請されつつある.この場合,要求される加工寸法精度や,抑制すべき損傷層厚は,単原子層のオーダとなるであろう.原子層の制御が可能なエピタキシャル成長技術が生まれている...

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  • 高クヌッセン数条件下で気体潤滑されたスライダ軸受の実験的検討

    大久保 俊文, 三矢 保永 日本機械学会論文集C編 51 (462), 304-313, 1985

    ...気体潤滑におよぼす分子平均自由行程λの影響を明らかにするため,減圧ヘリウム内でスライダ軸受の実験を行い,λに起因するスリップ流れを考慮した修正レイノルズ方程式による数値解と比較した.λの影響を大きくするため小形軽加重のスライダを用い最大時のλ=0.266 μmにて最小浮上すきま0.1μmまでの実験を行った.その結果λに起因する浮上すきまの減少率65%,クヌッセン数3まで実験と計算とがよい一致を示すことを...

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  • 材料の熱的性質

    川久保 達之 応用物理 53 (4), 278-285, 1984

    ...物質の熱的性質のなかから熱伝導度,熱膨張係数,融点をとりあげ,それらの極限値を決める諸因子を具体的な物質に準拠して論じる.すなわち結晶のフォノン熱伝導度を左右するフォノンの平均自由行程と群速度,結晶の場合と著しく違う挙動を示す非結晶質の熱伝導におけるフォノン徹乱の機構,GeやSiにおいて観測される負の熱膨張係数の問題,熱膨張と融点との間に成り立つ経験則,化学結合の強さと融点との相関などである....

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  • 流体潤滑特性に及ぼすストークス粗さの影響 II  流体が固体表面でスリップする場合

    三矢 保永 日本機械学会論文集C編 49 (437), 65-73, 1983

    ...すきまが面あらさの波長と同程度のストークスあらさ領域の流体潤滑膜において、気体の分子平均自由行程の影響を考慮して摂動法によりナビエ・ストークス方程式を解き、スリップ流れの影響を明らかにした。スリップ流れの影響は非圧縮性流体ではストークあらさのほうがレイノルズあらさより大きいが、圧縮性が大きくなると逆になる。...

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  • 軟鋼の疲労過程における塑性ひずみ幅変化の解析

    越智 保雄, 道下 秀紀, 佐々木 茂美 日本機械学会論文集A編 48 (433), 1092-1101, 1982

    ...軟鋼高サイクル疲労過程の塑性ひずみ幅Δε<SUB>p</SUB>および全転位密度ρ<SUB>t</SUB>の変化挙動を,転位構造の直接観察結果に基づいた転位の動力学による解析から説明することを試みた.すなわち,二重交差すべりによる転位の増殖と同時に生ずる消滅との競い合いの結果として,疲労過程のρ<SUB>t</SUB>の変化を表した.さらに,ρ<SUB>t</SUB>と転位の平均自由行程Δlの関数として...

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  • 軽イオン原子核反応における前平衡過程

    柴田 徳思, 江尻 宏泰 日本物理学会誌 37 (7), 543-551, 1982

    ...このような前平衡相状態の研究は, 高励起核内での核子の平均自由行程, 核子間の相関, 核の集団運動など高励起核(高温度核)の性質を調べる上で重要な役割を果たすと思われる. 前平衡相での粒子放出の研究の歴史は浅くその研究手段は確立しておらず, 最近様々な相関測定法により少しずつその性質が明らかにされてきた. ここでは前平衡過程の取扱いやその特徴的な現象について最近の実験を中心に紹介する....

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  • スライダ気体軸受における分子平均自由行程の影響 II  実験的検討

    三矢 保永, 金子 礼三 日本機械学会論文集C編 46 (405), 542-549, 1980

    気体軸受におけるスリップ流れの影響を考慮した修正R<SUB>e</SUB>方程式の適用限界を検証するため,浮動ヘッドスライダを用いてスリップ流れに起因する負荷容量の減少率が30~70%の領域において実験を行い,計算結果と比較した.減少率が60%程度までは両者よい一致を示しており,この領域における修正 R<SUB>e</SUB> …

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  • 純金属研究の現状と将来

    米満 澄 日本物理学会誌 34 (9), 771-778, 1979

    ...現在の高純度金属では電子の平均自由行程がmmまたはcmの程度にまで達している. この様な長い自由行程の状態に固有な現象-非局所的な現象についても触れ, 将来の展望を述べる....

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  • 紙の多孔構造における流体の流レ

    塩沢 健男 紙パ技協誌 20 (12), 668-675, 1966

    Concerning fluid flow in porous structure of uniand multi-ply paper, equations of liquid penetration, gas permeation, etc. were obtained, using Kozeny-Carman's equation, etc. <BR>Main results, …

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  • 単一ガス系における無声放電の電流成分

    横畑 明, 津田 覚 日本化學雜誌 86 (7), 686-689, 1965

    ...<br> これらの高周波電流値およびその分布がガスの種類により大きく影響をうける理由について,物理化学的な立場から電子親和力,電子-イオンの再結合,電子の平均自由行程,イオンの移動度などを考慮して解釈を試みた。...

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  • 低透過度黒鉛の気体透過率測定とその細孔構造

    向坊 隆, 高橋 洋一 工業化学雑誌 64 (5), 835-839, 1961

    ...また,気体の平均自由行程が細孔径とほぼ同じ大きさになることに起因する<I>P</I>mと<I>K</I>との直線関係における屈曲から,細孔の有効平均径を求めうることを示し,気体の流れに対して有効な細孔構造は透過率測定の結果を用いて論ずべきことを述べた。...

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  • 気体拡散法による分離係数について

    田中 健二 日本化學雜誌 79 (6), 740-744, 1958

    ...すなわち, (1) <I>r</I> (細孔の径) <λ (平均自由行程) から<I>r</I>>λ の中間領域においては, よく知られているKnudsen流動とPoiseuille流動の1次結合-G-γ c<SUB>1</SUB>/<I>m</I><SUP>1/2</SUP> d<I>p</I>/d<I>x</I>+c<SUB>2</SUB>/η <I>p</I> d<I>p</I>/d<I>x<...

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  • 容器内の氣體に於ける平均自由行程

    齋藤 宮二 電氣學會雜誌 59 (610), 231-233, 1939

    ...幾何學的に簡單なる形状を有する容器が氣體を含む場合その内に於ける電子,イオン等の如き帶電微粒子の平均自由行程と,同一氣體が同一状態にて存在する自由空間に於けるそれ等の平均自由行程との間の關係を示したものである。...

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  • 擴散の理論に就て

    金子 清次 日本化學會誌 60 (3), 321-324, 1939

    ...<br><i>D</i>=1/6<i>NL</i><sup>2</sup><br>又上式を氣體の運動論に應用し氣體分子の平均速度〓と平均自由行程λとの間に次の關係あることを證明した.<br><i>D</i>=〓λ/3...

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