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検索結果 282 件

  • 夫婦間の対話を促進するための実践の試み

    北村 篤司, 北村 つかさ 質的心理学研究 23 (Special), S32-S38, 2024

    ...当事者研究やオープンダイアローグの枠組みを参照し,夫婦間の問題について,共に研究する実践を4 組の夫婦と実施した。夫婦研究のやりとりでは,研究参加者と研究者の双方の夫婦から,共通例や対照例として相互的に体験が提示された。共通例や対照例が提示されることで,問題の意味づけや語りのバリエーションが増え,会話が対話的に展開していくことが見出された。...

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  • 障がい当事者による被災地復興の取り組み : 宮城県石巻市「A 事業所」の事例

    山尾, 貴則 社会学・社会福祉学研究 第2号 1-10, 2023-03-31

    ...「A 事業所」は「浦河べてるの家」が生み出した当事者研究やミーティングを実践する集まりとしてスタートし、現在水産加工品を仕入れて販売する事業を展開しているが、複数の会社と取引していることを活かし、異なる会社の商品を組み合わせて販売するという工夫をしている。 新型コロナ禍の現在、売上が激減するという課題が浮上しているが、「A 事業所」では新たな販路の開拓や新たな商品の開発を検討している。...

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  • 科学教育における教育と研究の狭間

    吉田 実久 日本科学教育学会研究会研究報告 37 (5), 61-64, 2023-02-23

    ...への変革に対し,現象学の可能性を論じた.現象学とは,現象を認識することから本質を捉えることが出来ると考え,体験した当事者の声をそのまま聴くことを重要視する.科学教育と現象学の研究はすでに蓄積があるが,科学教育研究者自身の位置づけについての議論は十分ではない.先行研究から,1) 科学教育の現象学,2) 科学教育における現象学,3) 現象学と科学教育の統合という種類があることが示されている.本稿では,当事者研究...

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  • 聴覚障害当事者における「困りごと」の認知をめぐる聾学校の自立活動の授業実践

    西垣 正展 質的心理学研究 22 (1), 225-243, 2023

    ...そこでは,「問題と思われている出来事に当事者自身が向き合う態度や視点をもつ」という当事者研究の視点を援用した。本研究は,その授業実践において,困りごとの認知経験が生徒にどのような態度や行動の変容を促すものになったのかをエピソード記述を用いて質的に分析し,本授業実践の教育的意義を考察した。...

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  • 説明・解釈から調整・共生へ

    山本 登志哉, 渡辺 忠温, 大内 雅登 質的心理学研究 22 (1), 62-82, 2023

    ...そのズレの調整のために,非ASD者とは異なる「ASD 当事者の視点」に注目することの重要性を指摘し,関連する理論・実践として,村上靖彦による「自閉症の現象学」や熊谷晋一郎や綾屋紗月らによる「当事者研究」を参照した。...

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  • 当事者研究の研究方法の検討

    吉岡 由喜子 太成学院大学紀要 25 (0), 67-75, 2023

    ...結果,当事者研究,オートエスノグラフィー,現象学的分析法,エピソード記録と接面,修正版グランデッド・セオリー・アプローチ(M-GTA),複線径路・等至性アプローチ(TEA),二重ABCXモデルの手法を研究に用いることができる可能性が明らかになった。...

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  • 若手の中学校理科教師/科学教育研究者のオートエスノグラフィー

    荒谷 航平 日本科学教育学会研究会研究報告 37 (4), 117-122, 2022-12-18

    <p>本研究の目的は,若手の中学校理科教師/科学教育研究者である筆者が,筆者自身の理科教師としての演技的振る舞いである〈ふり〉について物語ることである.本稿では,筆者の理科教師としての〈ふり〉の中から,「勿体ぶる」,「子どもぶる」,そして「アドリブる」の3つを取り上げて物語り,その後に,それらの〈ふり〉について,「教師-子ども」の権力関係や隠れたカリキュラムの観点から考察する.</p>

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  • 聞こえにくさを抱えて研究する

    勝谷 紀子 学術の動向 27 (10), 10_15-10_18, 2022-10-01

    ...障害がある研究者としての体験の経過を分析して「障害のある研究者」当事者研究を試みた。最後に、まとめとして「障害のある研究者」当事者研究をふまえて、当事者の立場から「三つの場」の提案をおこなった。</p>...

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 科目「特別活動論」の反省的実践—授業改善サイクル確立への礎—

    小方, 直幸, 金綱, 知征, 豊島, 修 香川大学教育実践総合研究 44 49-59, 2022-03-31

    ...本研究は、「特別活動論」の実践を当事者研究として客観的に振り返り、大学の授業実践として質的な改善のサイクルを確立することを目的としている。先行する授業実践事例の中での本稿の位置づけを明確にしつつ、可能な限りバイアスを排除した方法や解釈を試みることで、大学の授業研究一般としても成立する考察を試みた。...

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  • 障害のある人の「障害」の語りの生起過程及び変化に関する検討

    田中 佑典 臨床心理発達相談室紀要 5 49-69, 2022-03-18

    障害当事者が自身の障害を語ろうとするときには何をいかに語ればよいのか、語り手と聞き手の相互作用という観点から「障害」の語りを実験的に検討し、考察した。先行研究では、当事者性の不確かな人が自分を語るときには、何をいかに語ればよいか、という知見が不在であった。そこで本稿では、自身が納得できるような「障害」の語りとはどのような場で何をいかに語ることか、そこでは「障害」はどのように語られていくのかを検討…

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  • 「北海道大学キャンパスガイドマップ」のアイヌ語併記作業について : 翻訳と脱植民地化に関する議論をめぐって

    佐藤 知己, 北原 モコットゥナシ, イヤス シリヤ アイヌ・先住民研究 2 75-101, 2022-03-01

    本稿は北海道大学が作成・配布する「北大キャンパスマップ」に掲載される学内諸施設の名称をアイヌ語訳する作業の過程および訳案と、作業過程での議論をまとめて記録し、今後に残すものである。既存の語彙にない表現の翻訳としては、ウポポイ(民族共生象徴空間)で行われて来た展示・表示のアイヌ語化と通じるところがある。ただし、ウポポイでは日本語表現もアイヌ民族を主体とする表現を検討する余地があったが、本作業は和人…

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  • 特集1:デジタルテクノロジーとジェンダー、セクシュアリティ、親密性

    砂川 秀樹 国際ジェンダー学会誌 20 (0), 43-51, 2022

    位置情報を利用したゲイ/バイセクシュアル男性向け出会いアプリ(ゲイアプリ)は,世界中のゲイ/バイセクシュアル男性など男性同士の出会いを求める人たちのネットワークについて語る上で欠かせない存在となっている。しかし,日本における研究は非常に少なく,使用当事者の声はあまり聞かれていない。そこで,日本のゲイがどのようにゲイアプリを経験しているか,記述回答を中心とした57名のアンケート結果と筆者自身の自己…

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  • 音声日本語社会を生きるろう者家族の生きづらさ

    中井 好男, 丸田 健太郎 質的心理学研究 21 (1), 91-109, 2022

    ...本研究は,ろうの両親を持つ聴者(CODA: Children of Deaf Adults)とろうの姉弟を持つ聴者(SODA: Siblings of Deaf Adults/Children)である筆者らが自ら経験した生きづらさについて分析する当事者研究である。CODA と SODA は,音声日本語使用者であることから,マイノリティの要素が隠れた見えないマイノリティとされる。...

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  • バリアフリー計画学の到達点と新たな射程

    石塚 裕子 土木学会論文集D3(土木計画学) 78 (6), II_315-II_326, 2022

    ...<p> 本研究は土木計画学における障害者や高齢者に配慮した社会基盤整備に関する研究(バリアフリー計画学と示す)の約半世紀の到達点ならびに新たな射程(課題)を明示することを目的とする.(1)既往研究のレビュー,(2)障害当事者運動との関係,(3)法的枠組みからみた課題,そして当事者研究を補助線に(4)ダイバーシティとインクルージョンの4つの側面から課題を抽出した.その結果,バリアフリー計画学は,社会基盤整備...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献8件

  • 私はコーダとして日本手話を継承すべきだったのか

    中井 好男 言語文化教育研究 19 (0), 52-73, 2021-12-24

    ...<p>本研究は,ろうの両親を持つ聴者(コーダ:Children of Deaf Adults)である筆者が,中国出身のコーダとの対話を通して,自身の経験の内省と異なる社会での経験の比較を行うことによって,日本手話の継承に関する問題について考察する当事者研究である。分析方法として,当事者同士の対話的自己エスノグラフィを用い,継承語という視点から日本手話を捉え,その課題の外在化を目指した。...

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  • 自己トラッキングからみえる未来

    美馬 達哉 保健医療社会学論集 32 (1), 23-33, 2021-07-31

    ...また、自己トラッキングは、社会学の分野で、還元主義、生物医学化、健康主義、社会問題の個人化として批判される傾向があるが、本稿では、個人化した自己知識(N-of-1)を生み出すユーザーの集団的実践の重要性とそれが日本の当事者研究と類似していることを指摘した。</p>...

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  • 当事者活動の力学

    熊谷 晋一郎 発達障害研究 43 (1), 5-13, 2021-05-31

    ...自分たちを無力化する社会環境を変革することで力を取り戻すことを望んだ障害者運動や, 嗜癖行動に対する無力さを認め背景にある自分の癖や傷つきを語り合うことが回復につながること をみいだした依存症自助グループは,当事者参画のもとで研究を推進する共同創造の嚆矢である が,そのどちらからも周縁化された当事者たちは当事者研究を実践し始めた.等身大の自己を探求 しつつ,その知見を周囲に公開することで社会変革を引...

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  • 中山間地における家族介護者の日常生活と行動

    木下 礼子 日本地理学会発表要旨集 2021s (0), 143-, 2021

    ...一方で当事者研究では「語られなかったこと」は無く詳細なデータが得られるが、そこで得られた知見が普遍性を持つかは保証がない。したがって本研究では①発表者自身の経験を調査、②Uターンした家族介護者にインタビュー調査を行う計画である。本報告では①のみに基づく。...

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  • 心理学における当事者性を明示した研究の可能性

    町田 奈緒士, 綾屋 紗月, 今尾 真弓, 熊谷 晋一郎, 大倉 得史 日本心理学会大会発表論文集 84 (0), SS-042-SS-042, 2020-09-08

    ...こうした中,近年興隆目覚ましい当事者研究を筆頭に,自らの当事者性を調査者が論文中で明示する研究が衆目を集めている。自らの当事者性を記すことは,研究テーマを探究していく上でどのような意味を持つのだろうか。また,それに伴われる危険性とはどのようなものであるのか。本シンポジウムでは,そうした当事者性を明示した研究をめぐる可能性と課題点について議論していきたい。</p>...

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  • 当事者研究の新たな歴史を紡ぐ

    綾屋 紗月 科学技術社会論研究 18 (0), 74-86, 2020-04-30

    ...<p> 筆者は2011 年以降,自閉スペクトラム症をもつ仲間と共に当事者研究会を継続する中で,当事者研究の具体的な進め方だけでなく,歴史や理念を明示化する必要性に迫られた.筆者は文献資料やインタビューを通じて当事者研究誕生の歴史的経緯を調べた.その結果,周縁化された当事者のニーズから,難病患者・障害者運動と,依存症自助グループという2 つの当事者活動が合流して,当事者研究が誕生したことを示した.さらに...

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  • ハーフとひきこもりの部分的つながり

    藤谷 悠 言語文化教育研究 17 (0), 339-359, 2019-12-31

    <p>東浩紀の『ゲンロン0―観光客の哲学』(2017)によると,現代の世界は,ナショナリズムとグローバリズムなど,様々な局面で二項対立的な「二層構造」になっているという。本研究は,国際性という文脈のみに単線化された結果,「二層構造」を生み出す要因となっている複言語・複文化の物語を,「本来の姿」へと回帰させることを目指している。単線化した複言語・複文化の物語の例として,「移動する子ども」研究を批判…

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  • 弱さを力に変えるコミュニケーション

    中川 篤, 柳瀬 陽介, 樫葉 みつ子 言語文化教育研究 17 (0), 110-125, 2019-12-31

    ...再考の結果,当事者研究のコミュニケーションは,特定の関係性を文化として定着させた上でのコミュニケーションであり,その関係性の文化においてコミュニケーションは弱さを力に変えることができることがわかった。</p>...

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  • 精神医療の社会学的記述にむけて

    河村 裕樹 現代社会学理論研究 13 (0), 83-95, 2019

    ...第三に近年精神医療の臨床において大きな影響を与える当事者研究である。当事者研究は半精神医学と呼びうる考えで、知の布置連関の転換をもたらす可能性を有する。本稿では、ラベリング論や社会構築主義とは異なる理解可能性をもたらす視座として、エスノメソドロジーのアイデアを提示することで、知の新たな布置連関を記述する、一つのあり方を示す。...

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  • 「してもの会」におけるRespectful Racial Dialogue の実践

    朴 希沙 質的心理学研究 18 (1), 7-25, 2019

    ...本研究の目的は,在日コリアン(以下,在日)の悩みに当事者研究を用いてアプローチするグループ「それが一 人のためだとしても」において在日及び日本人参加者に生じた体験のプロセス,そしてその体験を促した場の特 徴を,修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ(M–GTA)を用いて分析し,在日に対する心理社会的支 援に示唆を与える実践知をつくりだすことにある。まず分析の結果,以下の3 点が明らかとなった。...

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  • 地域の自然とともに生きる社会づくりの当事者研究――都市近郊における里山ガバナンスの平成史――

    松村 正治 環境社会学研究 24 (0), 38-57, 2018-12-05

    <p>本稿は,地域の自然とともに自由に生きられる社会に向けて筆者が積み重ねてきた研究と実践を,個人史に沿って記述したものである。その中心は,みずからが住む都市近郊の里山を適切に保全・活用できる環境ガバナンスの構築に向けて考え,行動してきた平成期の道筋である。</p><p>環境の時代・市民の時代ともいえる1990年代,市民参加による里山保全活動が全国的に拡大し,当時は新しいコモンズ再生の動きとして…

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  • ミクロ・ポリティクスとしての当事者研究

    浦野  茂 フォーラム現代社会学 17 (0), 202-215, 2018

    ...</p><p>本稿はこうした視点のもとに、ある精神障害者を対象とした当事者研究会における相互行為を検討する。そこでは、感情的なトラブルの経験について、その経験そのものに対してではなく、それを記述・説明する仕方そのものが主題化され、その方法の転換が成し遂げられる。当初、家族における道徳的問題として記述されていたトラブルは、この結果、身体を原因したそれへと、本人自身によって書き換えられていく。...

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  • 研究会の感想

    永山, 亜樹 臨床哲学のメチエ 22 33-39, 2017

    ...「第40回臨床哲学研究会当事者研究と哲学対話」...

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  • 自閉スペクトラム症の社会モデル的な支援に向けた情報保障のデザイン

    熊谷 晋一郎 保健医療科学 66 (5), 532-544, 2017

    ...</p><p>方法:2008年以降,自閉スペクトラム症の診断を持つ綾屋とともに,本人固有のインペアメントを探究する当事者研究を継続的に行ってきた.研究では,綾屋の主観的経験の中に立ち現れる,通状況的なパターンの抽出と,1回性のエピソードの物語的統合の 2 つに取り組み,後者に関しては2011年以降,綾屋と類似した経験をもつ当事者との研究を継続して行った.また,2012年以降は,当事者研究で提案された...

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  • 障害科学ゼミナール「ともにいきる」の実践報告 第2報: 年刊プログラム構成の検討

    早貸, 千代子, 菱山, 玲子, 吉田, 哲也 筑波大学附属駒場論集 55 139-157, 2016-03

    ...今回は、さらに障害科学分野の大学教員による障害の本質的な捉え方及びバリアフリー・当事者研究等の講義を加え、教育・交流・研究・社会の視点からアプローチを試みた。全8回中7回を終え、ゼミ生の活動の様子や感想から、障害(者)の捉え方を改め、障害理解を社会に広めようとする姿が見られた。ここでゼミの有効性の検証を行い、今後のゼミの課題・展開について考えていきたい。...

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  • 医療専門職による実践教育研究

    川上 ちひろ 保健医療社会学論集 27 (1), 28-38, 2016

    ...「多職種連携医療教育」での映像教材作成は、医療教育者のいわば、“当事者研究”の場であるといえる。「多職種連携医療教育」で医療教育者が連携する姿を見せることは、学生(後輩)へのよきロールモデルとなるだろう。</p>...

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  • 医療コミュニケーションの変容

    野口 裕二 保健医療社会学論集 27 (1), 3-11, 2016

    ...この領域で注目される4つの試み、「病いの語り」、「ナラティヴ・アプローチ」、「当事者研究」、「オープン・ダイアローグ」を検討した結果、いずれの試みも「平等化」と「民主化」を推進するものであることが確認された。...

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  • 当事者研究の社会的秩序について

    浦野 茂 保健医療社会学論集 27 (1), 18-27, 2016

    ...<p>本稿の目的は、北海道浦河郡の「べてるの家」で始まり、近年急速に普及している当事者研究について、これを相互行為の組織方法という観点から検討することである。最初に、精神障害や発達障害にともなう困難の経験をその障害をもつ人びと自身が共同で研究するという営為に含まれている課題について明らかにする。...

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  • アンチスティグマ活動-当事者の声を発信する意義-

    森本 幸子, 伊藤 智之, 川村 有紀, 菅原 里江, 坂本 真士 予防精神医学 1 (1), 92-101, 2016

    当事者から声を発信する活動が多く行われるようになってきている。当事者やその家族が体験を話すことによって、スティグマが解消されることが報告されているが、当事者が自分の体験を話すことは当事者自身あるいは聴衆にどのような影響を与えるのだろうか。 本シンポジウムでは、当事者から声を発信することがどのようにスティグマを解消するのか、その意義や残された課題について整理し、議論したい。

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  • 我々はもっと想いを記述すべきである — 認知症や発達障害などの自己表現から診断・ケアへ —

    四方, 朱子, 宮部, 真衣, 木下, 彩栄, 荒牧, 英治 第77回全国大会講演論文集 2015 (1), 21-22, 2015-03-17

    ...は言語を書き残したものが力を持ってきた.その反面,日本などでは〈秘すれば花〉といったように自己表現をひかえることを美徳とする文化が存在したりもする.秘すること自体の美徳を一概に否定するものではないが,一方で,この美徳の影に隠され続けた「声」があるのではないだろうか.昨今本邦においては,このような声に注目し,北海道「べてるの家」が提唱する〈当事者〉という概念を用いた,当事者の声を抽出する研究,所謂,当事者研究...

    情報処理学会

  • 脳血管障害患者と理学療法士の認識の齟齬

    大島 埴生 理学療法学Supplement 2014 (0), 1892-, 2015

    ...【はじめに】近年,当事者研究や質的研究の成果により,障害を持つとはいかなるものかという当事者の視点が医療の世界にも浸透しつつある。このような当事者の視点は,われわれ医療者とは異なる独自の視点を持っていることが示されている。しかし,そのような研究の多くは,医療全体を俯瞰したものが多く,理学療法の現場を対象とした研究はほとんど行われていない。...

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  • 重症心身障害児(者)を支える理学療法士の専門性向上

    金子 断行 日本重症心身障害学会誌 40 (1), 41-47, 2015

    ...このセミナーには、早期乳児医療の魁であり新しい側彎装具を開発された大阪発達総合療育センターの梶浦一郎先生、「リハビリの夜」の著者で当事者研究をなされている東京大学の熊谷晋一郎先生、重症者の生命倫理を説かれた東北大学の田中総一郎先生、小林提樹先生の理念のもとチームワーク医療を実践なされている島田療育センターの小沢浩先生など錚々たる講師を招聘し、多くの学びを得てきた。...

    DOI 医中誌

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